JP6960989B2 - 分割スパッタリングターゲット - Google Patents

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Description

開示の実施形態は、分割スパッタリングターゲットに関する。
従来、平面状に並べた複数のターゲット材を、接合材を用いて基材に接合し形成される分割スパッタリングターゲットが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2004−315931号公報
しかしながら、従来の分割スパッタリングターゲットにおいて、複数のターゲット材が間隔を空けて配置されることにより形成される分割部では、ターゲット材の側面に接合材が付着しやすい。そして、かかる接合材がターゲット材の側面に付着した場合、スパッタリング成膜の際にメタルパーティクルの原因となる場合がある。
一方で、分割部で向かい合うターゲット材の側面同士の間隔は狭く、さらに、ターゲット材の側面は基材から垂直に立ち上がっていることから、かかる側面を上方から視認することは困難である。したがって、ターゲット材の側面に対する接合材の付着状態を確認することが困難であった。さらに、ターゲット材の側面に強固に付着している接合材は容易に除去することができないことから、側面に付着している接合材に起因して、成膜時にメタルパーティクルが発生する恐れがあった。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、分割部で向かい合うターゲット材の側面に対する接合材の付着状態を容易に確認することができ、かつ分割部で向かい合うターゲット材の側面に付着している接合材を容易に除去することができる分割スパッタリングターゲットを提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る分割スパッタリングターゲットは、複数のターゲット材を基材に接合して形成される分割スパッタリングターゲットであって、前記複数のターゲット材が間隔を空けて配置されることにより形成される分割部のうち、少なくとも一部の前記分割部に配置される一対の前記ターゲット材の側面の少なくとも一部にはそれぞれ平坦面が形成され、前記分割部で向かい合う前記平坦面同士の間隔は、前記基材に最も近い部分の間隔より前記基材に最も遠い部分の間隔のほうが大きく、前記平坦面の表面粗さRaが0.3μm以下である。
実施形態の一態様によれば、分割部で向かい合うターゲット材の側面に対する接合材の付着状態を容易に確認することができ、かつ分割部で向かい合うターゲット材の側面に付着している接合材を容易に除去することができる分割スパッタリングターゲットを提供することができる。
図1は、実施形態に係る分割スパッタリングターゲットの斜視図である。 図2は、図1に示すA−A線の矢視断面図である。 図3は、実施形態の変形例1に係る分割部の断面形状を示す拡大断面図である。 図4は、実施形態の変形例2に係る分割部の断面形状を示す拡大断面図である。 図5は、実施形態の変形例3に係る分割部の断面形状を示す拡大断面図である。
[実施形態]
以下、添付図面を参照して、本願の開示する分割スパッタリングターゲットの実施形態について説明する。なお、図面における各要素の寸法の関係、各要素の比率などは、現実と異なる場合がある。また、図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。
まず、図1を参照して実施形態に係る分割スパッタリングターゲット1の概略を説明する。図1は、実施形態に係る分割スパッタリングターゲット1の斜視図である。
分割スパッタリングターゲット1は、複数のターゲット材10と、基材20と、接合材30とを有する。そして、基材20上に複数のターゲット材10が並んで配置され、かかるターゲット材10と基材20とが接合材30で接合されて、分割スパッタリングターゲット1が形成される。
複数のターゲット材10は、たとえば、それぞれ略同一寸法の平板状に形成される。ターゲット材10は、たとえば、平面視で矩形状に形成され、基材20上に所定の間隔を空けて並んで配置される。
たとえば、図1では、6枚のターゲット材10がマトリックス状に並んで配置されている。なお、複数のターゲット材10はマトリックス状に配置される必要はなく、たとえば、一列に並んで配置されてもよい。
ターゲット材10の材質は、たとえば、ITO(Indium Tin Oxide)である。一方で、ターゲット材10の材質はITOに限られず、IGZO(Indium Gallium Zinc Oxide)やAZO(Aluminum Zinc Oxide)などを用いることができる。
基材20は、所望の分割スパッタリングターゲット1の寸法に対応する形状を有する。基材20の材質は、たとえば、導電性や熱伝導性に優れる銅やリン酸銅、チタン、アルミニウム、ステンレスなどである。
接合材30は、ターゲット材10と基材20を接合する。接合材30には、たとえば、インジウムやスズなどを主成分とするはんだ材を用いることができる。たとえば、ターゲット材10にITOを用いる場合、接合材30にはインジウムを用いるとよい。
ここで、図1に示すように、分割スパッタリングターゲット1には、ターゲット材10同士が一定の間隔を空けて配置されることにより、隣接する一対のターゲット材10の間に分割部40が形成される。つづいて、かかる分割部40の詳細な構成について、図2を参照しながら説明する。
図2は、図1に示すA−A線の矢視断面図であり、分割部40およびその近傍について拡大した拡大断面図である。図2に示すように、分割部40では、隣接する一対のターゲット材10の側面11同士が向かい合っている。
ここで、実施形態では、かかる向かい合う両方の側面11の少なくとも一部に、それぞれ平坦面12が形成されている。図2では、向かい合う側面11の全体に、それぞれ平坦面12が形成されている。
そして、分割部40で向かい合う平坦面12同士の間隔は、基材20に最も近い部分の間隔Lbより、基材20に最も遠い部分の間隔Ltのほうが大きい。なお、間隔Ltは、平坦面12において基材20から最も遠い上端部12a同士の距離であり、間隔Lbは、平坦面12において基材20から最も近い下端部12b同士の距離である。換言すると、分割部40において、平坦面12同士で形成される間隙は、上方に向かって末広がり状に開いている。
これにより、上方から視認する際に、側面11(平坦面12)の視認を容易にすることができる。したがって、実施形態によれば、分割部40で向かい合うターゲット材10の側面11に対する接合材30の付着状態を容易に確認することができる。
実施形態では、さらに、平坦面12の表面粗さRaが0.3μm以下である。なお、かかる表面粗さは算術平均粗さRaであり、以下の記載も同様である。このように、平坦面12を、表面粗さRaが0.3μm以下に加工することにより、平坦面12に付着した接合材30を容易に除去することができる。
なぜなら、平坦面12の表面粗さRaを0.3μm以下にすることにより、平坦面12表面での投錨効果(アンカー効果)を低減させることができ、平坦面12に対する接合材30の付着力を低減させることができるからである。
すなわち、実施形態では、基材20に最も近い部分の間隔Lbより基材20に最も遠い部分の間隔Ltのほうを大きくするとともに、平坦面12の表面粗さRaを0.3μm以下にすることにより、分割部40で向かい合うターゲット材10の側面11に対する接合材30の付着状態を容易に確認することができ、かつ分割部40で向かい合うターゲット材10の側面11に付着している接合材30を容易に除去することができる。したがって、実施形態による分割スパッタリングターゲット1を用いれば、スパッタリング成膜を長期間安定して実施することができる。
なお、分割部40において、基材20に最も遠い部分の間隔Ltと、基材20に最も近い部分の間隔Lbとの差は、0.1mm以上であることが好ましい。これにより、平坦面12同士で形成される間隙は、上方に向かってさらに末広がり状になることから、分割部40で向かい合うターゲット材10の側面11に対する接合材30の付着状態をさらに容易に確認することができる。
なお、基材20に最も遠い部分の間隔Ltと、基材20に最も近い部分の間隔Lbとの差は、0.2mm以上であればより好ましく、0.3mm以上であればさらに好ましい。
さらに、分割部40において、基材20に最も遠い部分の間隔Ltは、0.2mm以上0.7mm以下であるとよく、0.3mm以上0.6mm以下であるとさらによい。また、基材20に最も近い部分の間隔Lbは、0.1mm以上0.5mm以下であるとよく、0.1mm以上0.3mm以下であるとさらによい。
間隔Ltおよび間隔Lbを上記の間隔に設定することにより、上方からの側面11(平坦面12)の視認性を確保するとともに、分割部40から上方に露出する接合材30の面積を低減させることができる。したがって、実施形態によれば、分割スパッタリングターゲット1をスパッタリング成膜する際に、分割部40から露出する接合材30が不純物となることを抑制することができる。
また、実施形態では、平坦面12を、表面粗さRaが0.3μm以下に加工することにより、上述のように平坦面12での投錨効果を低減させることができることから、平坦面12に接合材30が付着することを抑制することができる。
これにより、スパッタリング成膜の際に側面11(平坦面12)に付着した接合材30に起因するメタルパーティクルの発生を抑制することができる。したがって、実施形態によれば、分割スパッタリングターゲット1によるスパッタリング成膜を安定して実施することができる。
なお、平坦面12の表面粗さRaは、0.1μm以下であるとなおよく、0.001μm以上0.05μm以下であるとさらによい。このように、平坦面12の表面粗さRaをより小さくすることにより、平坦面12に接合材30が付着することをさらに抑制することができる。また、表面粗さRaを0.001μm以上に設定することにより、加工コストの上昇を抑制することができることから、分割スパッタリングターゲット1の製造コストの上昇を抑制することができる。
また、実施形態では、図2に示すように、側面11を断面視した場合、平坦面12と、基材20に接合されるターゲット材10の接合面13とのなす角度θが90°より小さいとよい。すなわち、向かい合う両方の平坦面12を、それぞれ上方から視認可能な向きに傾斜させるとよい。
これにより、平坦面12の上端部12aに形成される角部を鈍角にすることができる。したがって、実施形態によれば、上端部12aに形成される角部を割れにくくすることができることから、分割スパッタリングターゲット1の信頼性を向上させることができる。
また、平坦面12の上端部12aに形成される角部を鈍角にすることにより、スパッタリング成膜の際に、かかる角部から発生するアーキング現象を抑制することができる。なぜなら、かかるアーキング現象は、スパッタリング成膜の際、ターゲット材10の角部で電荷が集中することにより発生するが、かかる角部を鈍角にすることにより、電荷の集中を抑制することができるからである。したがって、実施形態によれば、分割スパッタリングターゲット1によるスパッタリング成膜を安定して実施することができる。
なお、向かい合う両方の平坦面12において、一方の平坦面12における角度θと、他方の平坦面12における角度θとは、同じ角度でもよいし異なる角度でもよい。
さらに、必ずしも向かい合う両方の平坦面12をどちらも傾斜させる必要はない。たとえば、図3に示すように、一方(図3における左側)の平坦面12のみを傾斜させるとともに、他方(図3における右側)の平坦面12を接合面13から略垂直に立ち上がるように形成してもよい。図3は、実施形態の変形例1に係る分割部40の断面形状を示す拡大断面図である。
図3に示すような断面形状に分割部40を構成した場合でも、平坦面12同士により形成される間隙は斜め上に向かって末広がり状に形成されていることから、実施形態と同様、側面11(平坦面12)の視認を容易にすることができる。
図4は、実施形態の変形例2に係る分割部40の断面形状を示す拡大断面図である。かかる変形例2では、平坦面12と接合面13との間の側面11に、接合面13から垂直に立ち上がる垂直面14が形成されている。すなわち、変形例2では、側面11が上側の平坦面12と下側の垂直面14とを有し、かかる平坦面12と垂直面14との間に、平坦面12の下端部12bが配置されている。
かかる変形例2でも、平坦面12の下端部12b同士の間隔Lbより上端部12a同士の間隔Ltのほうを大きくすることによって、分割部40で向かい合うターゲット材10の側面11に対する接合材30の付着状態を容易に確認することができる。
さらに、変形例2では、ターゲット材10の厚みTaに対する垂直面14の高さTpの比率を0.2以下にするとよい。これにより、平坦面12同士で形成される末広がり状の間隙の大きさを、垂直面14が視認できる程度に十分に確保することができる。
なお、変形例2において、垂直面14と接合面13とは必ずしも垂直である必要はなく、垂直面14と接合面13とのなす角度が90°±3°の範囲内であればよい。
図5は、実施形態の変形例3に係る分割部40の断面形状を示す拡大断面図である。かかる変形例3では、平坦面12とスパッタ面15との間の側面11に、面取り部16が形成されている。すなわち、変形例3では、側面11が下側の平坦面12と上側の面取り部16とを有し、かかる平坦面12と面取り部16との間に、平坦面12の上端部12aが配置されている。
かかる変形例3でも、平坦面12の下端部12b同士の間隔Lbより上端部12a同士の間隔Ltのほうを大きくすることによって、分割部40で向かい合うターゲット材10の側面11に対する接合材30の付着状態を容易に確認することができる。
さらに、変形例3では、平坦面12の上側に面取り部16を形成することにより、平坦面12の上端部12aに形成される角部をさらに鈍角にすることができる。したがって、変形例3によれば、上端部12aに形成される角部をさらに割れにくくすることができる。また、スパッタリング成膜の際に、かかる角部から発生するアーキング現象をさらに抑制することができる。
なお、変形例2に示した垂直面14と、変形例3に示した面取り部16とをどちらもターゲット材10の側面11に形成してもよい。すなわち、側面11を上から順に面取り部16、平坦面12、垂直面14となるように形成してもよい。なお、この場合、面取り部16と平坦面12との間に平坦面12の上端部12aが配置され、垂直面14と平坦面12との間に平坦面12の下端部12bが配置される。
ここまで説明した実施形態および変形例では、ターゲット材10に形成される分割部40の少なくとも一部に、上述の平坦面12を形成するとよい。これにより、かかる平坦面12を形成した分割部40において、側面11に対する接合材30の付着状態を容易に確認することができる。
また、ターゲット材10に形成される分割部40のすべてに、上述の平坦面12を形成するとさらによい。これにより、ターゲット材10の分割部40すべてにおいて、側面11に対する接合材30の付着状態を容易に確認することができ、かつ分割部40すべてにおいて、側面11に付着している接合材30を容易に除去することができる。
さらに、ターゲット材10に形成される分割部40で向かい合う平坦面12のすべてを、それぞれ上方から視認可能な向きに傾斜させるとよい。これにより、すべての平坦面12の上端部12aに形成される角部を鈍角にすることができ、ターゲット材10の分割部40すべてにおいて、上端部12aに形成される角部を割れにくくすることができることから、分割スパッタリングターゲット1の信頼性をさらに向上させることができる。
また、スパッタリング成膜の際のアーキング現象をさらに抑制することができることから、分割スパッタリングターゲット1によるスパッタリング成膜をさらに安定して実施することができる。
[実施例1]
BET(Brunauer−Emmett−Teller)法により測定された比表面積(BET比表面積)が5m/gのSnO粉末10質量%と、BET比表面積が5m/gのIn粉末90質量%とを配合し、ポット中でジルコニアボールによりボールミル混合して、原料粉末を調製した。
このポットに、原料粉末100質量%に対して0.3質量%のアクリルエマルジョンバインダーと、0.5質量%のポリカルボン酸アンモニウムと、20質量%の水とをそれぞれ加え、ボールミル混合してスラリーを調製した。次に、調製されたスラリーを、フィルターを挟んだ金属製の型に流し込み、排水して成形体を得た。
この成形体を常温からの昇温速度300℃/hで1600℃まで加熱し、12時間保持した後、降温速度50℃/hで冷却することで成形体の焼成を行い、焼成体を作製した。さらに、かかる焼成体を所定のサイズに切断した。
得られた焼成体を研削加工し、厚さ8mmのITOターゲット材10を2枚得た。両ターゲット材10の側面を切断し、θ=89.6°の傾斜を持つ側面11を設けた。次に、両ターゲット材10の側面11を三井研削砥石株式会社製の#1000の砥石で研削し、さらに株式会社ノリタケカンパニーリミテッド製ダイヤモンド研磨パッド#5000で表面粗さRaが0.02μm以下になるように研磨して、平坦面12を形成した。表面粗さRaは株式会社ミツトヨ製表面粗さ測定機を使用して測定した。
次に、得られた2枚のターゲット材10を、銅製の基材20に並べて接合し、分割スパッタリングターゲット1を得た。なお、かかる接合材30にはインジウムを用い、基材20に最も遠い部分の間隔Ltが0.2mmとなり、基材20に最も近い部分の間隔Lbが0.1mmとなるように(すなわち、Lt−Lb=0.1mm)基材20上に並べて配置した。
[実施例2〜33]
実施例1と同様な方法によりITOターゲット材10を2枚得た。両ターゲット材10の、平坦面12と接合面13との角度θ、および平坦面12の表面粗さRaが表1の数値となるように加工した。さらに、両ターゲット材10を、基材20に最も遠い部分の間隔Ltおよび基材20に最も近い部分の間隔Lb、またLt−Lbが表1の数値となるように基材20上に並べて接合し、分割スパッタリングターゲット1を得た。
[比較例1]
実施例1と同様な方法によりITOターゲット材10を2枚得た。両ターゲット材10の、平坦面12と接合面13との角度θ=90°、および平坦面12の表面粗さRaが0.02μm以下となるように加工した。さらに、両ターゲット材10を、基材20に最も遠い部分の間隔Ltが0.5mmとなり、基材20に最も近い部分の間隔Lbが0.5mmとなるように(すなわち、Lt−Lbはゼロ)基材20上に並べて接合し、分割スパッタリングターゲット1を得た。
[比較例2]
実施例1と同様な方法によりITOターゲット材10を2枚得た。両ターゲット材10の、平坦面12と接合面13との角度θが表1の数値となるように、また平坦面12の表面粗さRaが0.4μmとなるように加工した。さらに、両ターゲット材10を、基材20に最も遠い部分の間隔Ltおよび基材20に最も近い部分の間隔Lb、またLt−Lbが表1の数値となるように基材20上に並べて接合し、分割スパッタリングターゲット1を得た。
つづいて、上記にて得られた実施例1〜33および比較例1、2の分割スパッタリングターゲット1における分割部40の視認性を目視にて評価した。評価基準は次の通りである。
◎:視認性が非常によい
○:視認性がよい
△:視認性が若干悪い
×:視認性が悪い
つづいて、実施例1〜33および比較例1、2の分割スパッタリングターゲット1に対して、分割部40の側面11に付着したインジウムの除去作業を行った。かかる除去作業は、分割部40を目視にて確認しながら、インジウムが付着したと確認された箇所に対して金属製のヘラを用いて行った。
つづいて、実施例1〜33および比較例1、2の分割スパッタリングターゲット1から、2枚のターゲット材10をはぎ取って、側面11に対してインジウムがどの程度付着しているかを目視にて評価した。評価基準は次の通りである。
◎:In付着なし
○:わずかにIn付着あり
△:少量のIn付着あり
×:多量のIn付着あり
上述の実施例1〜33および比較例1、2における、ターゲット材10の厚みTaと、基材20に最も遠い部分の間隔Ltと、基材20に最も近い部分の間隔Lbと、Lt−Lbと、ターゲット1およびターゲット2における平坦面12と接合面13との角度θと、分割部40に対する視認性の評価結果と、側面11に対するインジウムの付着量の評価結果とを表1に示す。
Figure 0006960989
分割部40において間隔Lbと間隔Ltとが同じである比較例1と、分割部40において間隔Lbより間隔Ltのほうが大きい実施例1〜33との比較より、間隔Lbより間隔Ltのほうを大きくすることによって分割部40の視認性を向上させることができる。
また、平坦面12の表面粗さRaが0.3μmより大きい比較例2と、平坦面12の表面粗さRaが0.3μm以下である実施例1〜33との比較より、平坦面12の表面粗さRaを0.3μm以下にすることによって、分割部40で向かい合うターゲット材10の側面11に付着している接合材30(インジウム)を容易に除去することができる。
なお、比較例1は、平坦面12の表面粗さRaは0.3μm以下であったが、分割部40の視認性が悪いことから、側面11に付着した接合材30(インジウム)を確認することが困難であった。これにより、接合材30を容易に除去することができず、側面11に多量の接合材30が付着していた。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。たとえば、実施形態では平板状の分割スパッタリングターゲットについて記載したが、円筒状の分割スパッタリングターゲットに対して上述の実施形態の技術を適用してもよい。
以上のように、実施形態に係る分割スパッタリングターゲット1は、複数のターゲット材10を基材20に接合して形成される分割スパッタリングターゲット1であって、複数のターゲット材10が間隔を空けて配置されることにより形成される分割部40のうち、少なくとも一部の分割部40に配置される一対のターゲット材10の側面11の少なくとも一部にはそれぞれ平坦面12が形成される。そして、分割部40で向かい合う平坦面12同士の間隔は、基材20に最も近い部分の間隔Lbより基材20に最も遠い部分の間隔Ltのほうが大きく、平坦面12の表面粗さRaが0.3μm以下である。これにより、分割部40で向かい合うターゲット材10の側面11に対する接合材30の付着状態を容易に確認することができ、かつ分割部40で向かい合うターゲット材10の側面11に付着している接合材30を容易に除去することができる。
また、実施形態に係る分割スパッタリングターゲット1において、平坦面12同士で形成される基材20に最も遠い部分の間隔Ltと、平坦面12同士で形成される基材20に最も近い部分の間隔Lbとの差が0.1mm以上である。これにより、分割部40で向かい合うターゲット材10の側面11に対する接合材30の付着状態をさらに容易に確認することができる。
また、実施形態に係る分割スパッタリングターゲット1において、側面11には、平坦面12と基材20に接合される接合面13との間に、接合面13から略垂直に立ち上がる垂直面14がさらに形成され、ターゲット材10の厚みTaに対する垂直面14の高さTpの比率が0.2以下である。これにより、平坦面12同士で形成される末広がり状の間隙の大きさを、垂直面14が視認できる程度に十分に確保することができる。
また、実施形態に係る分割スパッタリングターゲット1において、平坦面12同士で形成される基材20に最も遠い部分の間隔Ltが0.2mm以上0.7mm以下であり、平坦面12同士で形成される基材20に最も近い部分の間隔Lbが0.1mm以上0.5mm以下である。これにより、分割スパッタリングターゲット1をスパッタリング成膜する際に、分割部40から露出する接合材30が不純物となることを抑制することができる。
また、実施形態に係る分割スパッタリングターゲット1において、平坦面12同士で形成される基材20に最も遠い部分の間隔Ltが0.3mm以上0.6mm以下であり、平坦面12同士で形成される基材20に最も近い部分の間隔Lbが0.1mm以上0.3mm以下である。これにより、分割スパッタリングターゲット1をスパッタリング成膜する際に、分割部40から露出する接合材30が不純物となることをさらに抑制することができる。
また、実施形態に係る分割スパッタリングターゲット1において、平坦面12の表面粗さRaが0.1μm以下である。これにより、平坦面12に接合材30が付着することをなお抑制することができる。
また、実施形態に係る分割スパッタリングターゲット1において、平坦面12の表面粗さRaが0.001μm以上0.05μm以下である。これにより、平坦面12に接合材30が付着することをさらに抑制することができる。
また、実施形態に係る分割スパッタリングターゲット1において、すべての分割部40に配置されるターゲット材10の側面11の少なくとも一部には平坦面12が形成され、すべての分割部40で向かい合う平坦面12同士の間隔は、基材20に最も近い部分の間隔Lbより基材20に最も遠い部分の間隔Ltのほうが大きく、平坦面12の表面粗さRaが0.3μm以下である。これにより、ターゲット材10の分割部40すべてにおいて、側面11に対する接合材30の付着状態を容易に確認することができ、かつターゲット材10の側面11に付着している接合材30を容易に除去することができる。
また、実施形態に係る分割スパッタリングターゲット1において、すべての分割部40に配置されるターゲット材10の側面11の少なくとも一部には平坦面12が形成され、すべての分割部40において、平坦面12同士で形成される基材20に最も遠い部分の間隔Ltと、平坦面12同士で形成される基材20に最も近い部分の間隔Lbとの差が0.1mm以上である。これにより、ターゲット材10の分割部40すべてにおいて、ターゲット材10の側面11に対する接合材30の付着状態をさらに容易に確認することができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 分割スパッタリングターゲット
10 ターゲット材
11 側面
12 平坦面
12a 上端部
12b 下端部
13 接合面
14 垂直面
15 スパッタ面
16 面取り部
20 基材
30 接合材
40 分割部
Lt、Lb 間隔
Ta 厚み
Tp 高さ

Claims (7)

  1. 複数のターゲット材を基材に接合して形成される分割スパッタリングターゲットであって、
    前記複数のターゲット材が間隔を空けて配置されることにより形成される分割部のうち、すべての前記分割部に配置される一対の前記ターゲット材の側面の少なくとも一部にはそれぞれ平坦面が形成され、
    前記分割部で向かい合う前記平坦面同士の間隔は、前記基材に最も近い部分の間隔より前記基材に最も遠い部分の間隔のほうが大きく、
    前記平坦面と前記基材に接合される接合面との角度は89.6°より小さく、
    前記平坦面の表面粗さRaが0.3μmより小さい
    分割スパッタリングターゲット。
  2. 前記平坦面同士で形成される前記基材に最も遠い部分の間隔と、前記平坦面同士で形成される前記基材に最も近い部分の間隔との差が0.1mm以上である
    請求項1に記載の分割スパッタリングターゲット。
  3. 前記側面には、前記平坦面と前記基材に接合される接合面との間に、前記接合面から90°±3°に立ち上がる垂直面がさらに形成され、
    前記ターゲット材の厚みに対する前記垂直面の高さの比率が0.2以下である
    請求項1または2に記載の分割スパッタリングターゲット。
  4. 前記平坦面同士で形成される前記基材に最も遠い部分の間隔が0.2mm以上0.7mm以下であり、
    前記平坦面同士で形成される前記基材に最も近い部分の間隔が0.1mm以上0.5mm以下である
    請求項1〜3のいずれか一つに記載の分割スパッタリングターゲット。
  5. 前記平坦面同士で形成される前記基材に最も遠い部分の間隔が0.3mm以上0.6mm以下であり、
    前記平坦面同士で形成される前記基材に最も近い部分の間隔が0.1mm以上0.3mm以下である
    請求項1〜4のいずれか一つに記載の分割スパッタリングターゲット。
  6. 前記平坦面の表面粗さRaが0.1μm以下である
    請求項1〜5のいずれか一つに記載の分割スパッタリングターゲット。
  7. 前記平坦面の表面粗さRaが0.001μm以上0.05μm以下である
    請求項1〜6のいずれか一つに記載の分割スパッタリングターゲット。
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