JP2017198049A - 巾木製造方法 - Google Patents

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Kichinosuke Yamagata
吉之助 山形
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Abstract

【課題】硬質板材の表面が表側に向けられた巾木を製造する巾木製造方法を提供する。【解決手段】巾木製造方法は、第1及び第2硬質板材2,3のそれぞれの側面を斜めに加工する工程、及び第1及び第2硬質板材2,3のそれぞれの表面2a,3aの端部を互いに当接し、それぞれの表面2a,3aを互いに交差する方向に向けて、それぞれの側面を接着する工程を含む。これにより、第1及び第2硬質板材2,3の一方及び他方の表面をそれぞれ側面及び上面とする巾木1を得ることができる。【選択図】図2

Description

本発明は、平板状の硬質板材を用いて巾木を製造する巾木製造方法に関する。
建築物の床材として天然石が用いられることがある。係る場合、同じ天然石を細長く加工したものを巾木(幅木とも書く)として床面と接する壁面の下部に固定する(例えば、特許文献1参照)。
近年では、天然石に代えて、磁器質タイルが用いられることが多くなった。磁器質タイルは、タイル素地を例えば1250℃以上の高温で焼き上げることで成形され、天然石に良く似た模様を表面に現わす。しかし、磁器質タイルは、複数の層が重ねられた層状構造を有する。そのため、磁器質タイルを巾木として使用すると、表面を壁面と同じ方向に向けた場合、壁面から張り出す巾木の小口に層状の模様が現れることとなる。なお、磁器質タイル以外にも、陶器質、セラミック等の硬質の材を薄く表面に有するタイルが考えられるが、これらのタイルを巾木として使用する場合にも巾木の小口に層状の模様が現れることとなる。
特開平6−193247号公報
本発明は、硬質板材の表面が一側面及び上面を含む表側に向けられた巾木を製造する巾木製造方法を提供することを課題とする。
本発明の巾木製造方法は、
表面に硬質部を備える平板状の硬質板材を用いて巾木を製造する巾木製造方法であって、
第1及び第2硬質板材のうち少なくとも一方の側面を加工して、第1硬質板材の表面と加工後の側面とのなす角をθ、第2硬質板材の表面と加工後の側面とのなす角を
θ、とするとき、θ+θ=90度なるようにする斜加工工程と、
前記第1及び第2硬質板材のそれぞれの表面の端部を互いに当接し、それぞれの表面を互いに交差する方向に向けて、それぞれの側面を接着する接着工程と、
を含むことを特徴とする。
この特徴によれば、第1及び第2硬質板材のそれぞれの表面の端部を互いに当接し、それぞれの表面を互いに交差する方向に向けて、それぞれの斜めに加工された側面を接着することで、第1及び第2硬質板材の一方及び他方の表面をそれぞれ側面及び上面とする巾木を得ることができる。
本発明の巾木製造方法は、
前記斜加工工程において、θ及びθを略45度とすることを特徴とする。
この特徴によれば、当接部において、第1及び第2硬質板材が対称位置にある。後述する研磨等の工程が容易に行える。
本発明の巾木製造方法は、
前記接着工程の後、前記第1及び第2硬質板材のそれぞれの表面の前記端部を研磨する研磨工程をさらに含むことを特徴とする。
この特徴によれば、互いに当接された第1及び第2硬質板材のそれぞれの表面の端部を削ることで、巾木の角を落とし、角部における第1及び第2硬質板材の分離(いわゆる角割れ)を抑制することができる。また、端部を研磨して表面部と同等の光沢を持たせることができる。
本発明の巾木製造方法は、
前記斜加工工程の前に、前記第1及び第2硬質板材を形成するために1枚の硬質板材を切断する切断工程を含むことを特徴とする。
この特徴によれば、1枚の硬質板材から巾木を構成することができる。
本発明の巾木製造方法は、
前記第2硬質板材の幅は、前記第1硬質板材の厚さより大きく、
前記接着する工程の後、前記第2硬質板材を、前記第1硬質板材の厚さに等しい幅に加工する幅合わせ工程をさらに含むことを特徴とする。
この特徴によれば、第1及び第2硬質板材のそれぞれの側面を接着した後、第2硬質板材を第1硬質板材の厚さに等しい幅に加工することで、巾木全体の厚さにわたって第2硬質板材の表面によって覆うことができる。なお、切断工程において一方を他方の厚さに等しい幅とすることは、工事現場において使用される工具を用いて行うことが容易でない。第2硬質板材の幅を大きめに切断して接着し、接着後にその幅を合わせるほうが容易である。
本発明の巾木製造方法は、
前記硬質板材が磁器質タイルであることを特徴とする。
この特徴によれば、広く用いられるようになった磁器質タイルによって巾木を製造することができる。
本発明の巾木製造方法によれば、硬質板材の表面が表側に向けられた巾木を製造することが可能となる。
図1は、本実施形態に係る巾木の構成を示す図である。 図2は、本実施形態に係る巾木の製造方法のフローを示す図である。 図3は、第1及び第2硬質板材の構成を示す図である。 図4は、第1及び第2硬質板材の側面を仮加工した状態を示す図である。 図5は、第1及び第2硬質板材の側面を本加工した状態を示す図である。 図6は、第1及び第2硬質板材の側面を接着した状態を示す図である。 図7は、第2硬質板材を切断した状態を示す図である。 図8は、第1及び第2硬質板材の角部を削った状態を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について説明する。
図1に、本実施形態に係る巾木1(本発明の方法により製造された巾木)の構成を示す。巾木1は、図面左側面及び上面を表側として露出し、右側面及び下面を裏側としてそれぞれ壁面及び床面に固定されるものとする。巾木1は、第1及び第2硬質板材2,3から構成される。
第1硬質板材2は、表面2aを一側に向けて、巾木1の側面(図面左側面)を構成する板状の部材である。第1硬質板材2は、硬質タイルのような平板状の硬質板材から成形される。ここで、第1硬質板材2は、例えば厚み1〜2mm程度の硬質の表面層(図中、網掛けにより示す)を含む。
第1硬質板材2は、表側の左辺及び裏側の右辺を平行に、左辺及び右辺に直交する底辺、及び左辺及び右辺に交差する上辺からなる台形状の断面を有する。ここで、上辺は、左辺との交点から右辺との交点に向かって左辺に対してθの傾きで傾斜する。
第2硬質板材3は、表面3aを上側に向けて、巾木1の上面を構成する部材である。第2硬質板材3は、第1硬質板材2と同様に、硬質タイルのような平板状の硬質板材から成形される。ここで、第2硬質板材3は、例えば1〜2mm程度の硬質の表面層(図中、網掛けにより示す)を含む。
第2硬質板材3は、表側の上辺、裏側の右辺、及び下側の斜辺からなる三角形状の断面を有する。ここで、上辺と右辺とは直交し、斜辺は上辺との交点から右辺との交点に向かって上辺に対してθの傾きで傾斜する。
巾木1は、後述するように、第1及び第2硬質板材2,3のそれぞれの表面2a,3aの端部を互いに当接して、第2硬質板材3の斜辺を含む一面を第1硬質板材2の上辺を含む一面に接着することで構成される。このとき、第1及び第2硬質板材2,3のそれぞれの角部2b,3bは面一な一面を形成し、左角が落とされた五角形状の断面を構成する。それにより、第1及び第2硬質板材2,3の表面2a,3aがそれぞれ左側面及び上面を構成し、硬質板材の側面が隠され、表面のみが表側に向けられることとなる。
図2に、本実施形態に係る巾木1の製造方法のフローを示す。
ステップS1(切断工程)では、硬質板材を成形する。ここでは、一例として400×400mmのタイルを切断して、図3(A)の正面図及び図3(B)の側面図に示すように長さW、幅H、及び厚さDの板状の部材に成形する。これを第1硬質板材2とする。また、タイルを切断して、図3(C)の正面図及び図3(D)の側面図に示すように長さW、幅h、及び厚さDの板状の部材に成形する。これを第2硬質板材3とする。なお、一例として、長さWは400mm、幅Hは100mm、幅hは25mm、及び厚さDは10mmとする。ここで、第2硬質板材3の幅hは、第1硬質板材2の厚さDより大きい。
ステップS2(斜加工工程)では、第1及び第2硬質板材2,3のそれぞれの側面(ここでは、上端面)を斜めに加工する。まず、図4に示すように、第1及び第2硬質板材2,3のそれぞれの側面を、表面2a,3aを含む硬質の表面層を残して、残りの多くの軟質の部分を切断して斜めに仮加工する。
その後、第1及び第2硬質板材2,3のそれぞれの側面を、図4中の破線に沿って表面層を含めて研磨することにより、図5に示すように斜めに本加工する。研磨に当たっては、加工する角度θ,θに合わせて研磨工具を固定する。研磨工具は第1及び第2硬質板材2,3の非加工部分(図4、5における下方の部分)に挟みつけて固定される。第1硬質板材2のみならず,第2硬質板材3にも非加工部分を有することが必要である。このため、第2硬質板材3に余剰部3cを設ける。
研磨によることで硬質の表面3aを高精度で加工することができる。これにより、接着後の第1及び第2硬質板材2,3の境界面がスムーズな形状になる。外力が作用して境界面に局所的な大きな力が発生してしまうことを防止する。これが後述する角部の変形(いわゆる角割れ)の防止につながる。
ここで、第1及び第2硬質板材2,3の側面をそれぞれ角度θ,θ、合わせて略90度の角度(すなわち、θ+θ=90度)に加工する。それにより、第1及び第2硬質板材2,3の側面を接着することにより、それぞれの表面2a,3aを互いに直交する方向(それぞれ図面左側及び上側)に向けることができる。本実施形態では、θ=θ=45度とするが、これに限られるものではない。ただし、後述の研磨工程における効果に鑑み、θ、θを略45度とすることが好ましい。
ステップS3(接着工程)では、第1及び第2硬質板材2,3の側面を接着する。図6に示すように、第1及び第2硬質板材2,3のそれぞれの表面2a,3aの端部を互いに当接し、それぞれの表面2a,3aを互いに交差する方向(すなわち左側及び上側)に向けて、それぞれの側面を接着剤等を用いて接着する。それにより、第1硬質板材2の表面2aを側面及び第2硬質板材3の表面3aを上面とする断面L字状の巾木1の基材が得られる。
ステップS4(幅合わせ工程)では、第2硬質板材3の余剰部3cを切断して、第1硬質板材2の厚さに等しい幅に加工する。これにより、巾木1が直方体形状となり、巾木として使用できるものとなる。ここで、ステップS1(切断工程)において第2硬質板材3の幅hを第1硬質板材2の厚さDに等しくすればステップS4(幅合わせ工程)は不要であるが、上述のとおり斜め加工工程において余剰部3cが必要なので、ステップS1(切断工程)においては余剰部3cを設け、ステップS4(幅合わせ工程)において余剰部3cを切断することが好ましい。
ステップS5(研磨工程)では、第1及び第2硬質板材2,3のそれぞれの表面2a,3aの端部(すなわち、角部)の表面を研磨し、図7に示す破線の箇所まで削る。それにより、巾木1の角を落として、図8に示すように面一な一面をなす角部2b,3bを形成して、外力によって第1及び第2硬質板材2,3が分離してしまい角部が変形すること(いわゆる角割れ)を防止する。また、研磨によって角部2b及び3bが表面2a及び3aと同等の光沢を有する面となる。
以上詳細に説明したように、本実施形態に係る巾木製造方法は、第1及び第2硬質板材2,3の一方及び他方の表面をそれぞれ側面及び上面とする巾木1を得ることができる。
なお、ステップS4(幅合わせ工程)とステップS5(研磨工程)とは、逆順に実施してもよい。
以上、硬質板材の表面の質を限定せずに説明した。表面の質としては、磁器質、陶器質、セラミック等が考えられる。タイル素地を例えば1250℃以上の高温で焼き上げることで成形される磁器質タイルが広く用いられるようになっており、硬質板材として表面が磁器質のもの(磁気質タイルを切断して作成されるもの)を用いることが多いと考えられる。また、磁器質タイルを床に敷設することも多く、床に敷設された磁器質タイルと同一のものを切断して巾木を製造すれば、床と巾木とで統一された美観を持たせることができる。
本発明の巾木製造方法は、硬質板材の表面が一側面及び上面を含む表側に向けられた巾木を製造するのに好適である。多くの建築業者による利用が考えられる。
1 巾木
2 第1硬質板材
2a 表面
2b 角部
3 第2硬質板材
3a 表面
3b 角部
3c 余剰部

Claims (6)

  1. 表面に硬質部を備える平板状の硬質板材を用いて巾木を製造する巾木製造方法であって、
    第1及び第2硬質板材のうち少なくとも一方の側面を加工して、第1硬質板材の表面と加工後の側面とのなす角をθ、第2硬質板材の表面と加工後の側面とのなす角を
    θ、とするとき、θ+θ=90度なるようにする斜加工工程と、
    前記第1及び第2硬質板材のそれぞれの表面の端部を互いに当接し、それぞれの表面を互いに交差する方向に向けて、それぞれの側面を接着する接着工程と、
    を含むことを特徴とする、巾木製造方法。
  2. 前記斜加工工程において、θ及びθを略45度とすることを特徴とする、請求項1に記載の巾木製造方法。
  3. 前記接着工程の後、前記第1及び第2硬質板材のそれぞれの表面の前記端部を研磨する研磨工程をさらに含むことを特徴とする、請求項1又は2に記載の巾木製造方法。
  4. 前記斜加工工程の前に、前記第1及び第2硬質板材を形成するために1枚の硬質板材を切断する切断工程を含むことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の巾木製造方法。
  5. 前記第2硬質板材の幅は、前記第1硬質板材の厚さより大きく、
    前記接着する工程の後、前記第2硬質板材を、前記第1硬質板材の厚さに等しい幅に加工する幅合わせ工程をさらに含むことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の巾木製造方法。
  6. 前記硬質板材が磁器質タイルであることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の巾木製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019116735A (ja) * 2017-12-26 2019-07-18 株式会社西田 出隅材の製造方法およびその製造装置
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