JP6960704B1 - コンクリート擁壁に使用する枠体、その枠体を備える残存型枠及び施工方法 - Google Patents

コンクリート擁壁に使用する枠体、その枠体を備える残存型枠及び施工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、本発明は、施工が容易であり、工期が短縮でき、簡単に曲線状の擁壁を施工できるコンクリート擁壁に使用する枠体、その枠体を備える残存型枠及び施工方法を提供する。【解決手段】 本発明の残存型枠23は内部支持構造体11を備え、内部支持構造体11は、第1枠体13と、第2枠体15と、第1枠体13と第2枠体15とを所望の間隔に固定する間隔固定手段17と、を備え、第1枠体13は残存型枠23の前面側に備え、第2枠体15は残存型枠23の背面側に備え、第1枠体13における水平方向の棒状体133aの高さと、第2枠体15における水平方向の棒状体153aの高さと、は異なり、間隔固定手段17は、第1枠体13の連結プレート5aの略中央部と、第2枠体15の連結プレート5bの略中央部と、を連結するように備える。【選択図】図25

Description

本発明は、コンクリート擁壁に使用する枠体、その枠体を備える残存型枠及び施工方法に関する。詳述すると、従来、間地ブロックを用いて擁壁を施工していた箇所にコンクリート擁壁を施工する場合や、もたれ式擁壁など背面(法面)側に傾いたコンクリート擁壁を施工する場合に用いる枠体、残存型枠、施工方法に関する。
人口斜面や自然斜面において、用地の確保や斜面の安定を目的とした擁壁としては、間知ブロックなどを使用した擁壁や、もたれ式擁壁が用いられる。これらの擁壁は、重力式擁壁よりも小さな壁体で崩壊を抑止できる上、斜面地形が変形しても適応性がありよく利用されている。
しかしながら、建設業就業者の高齢化や石工の技術を有する技能者の減少により、重量のある間知ブロックを用いた擁壁を施工できる技能を有する労働者の確保が困難であったり、工期が長くなるという問題点がある。
コンクリート製のもたれ式擁壁の施工に残存型枠を用いる施工方法として、特許文献1は、法面の高さ方向に積み上げた複数段の残存型枠の後方に、柱材を設置した上で、裏込めコンクリートを小刻みに打設することで擁壁を構築する方法が開示されているが、手間がかかり、工期が長くなるという問題点がある。
コンクリート製のもたれ式擁壁の施工方法として、特許文献2は、裏型枠の施工を不要とし、もって工期の短縮と施工安全性の向上を図ることのできるもたれ式擁壁の施工方法が開示されているが、掘削土量が多く、工事が大掛かりとなる上、地山に沿った曲線の擁壁を施工することは困難という問題点がある。
特開2014−189977号 特開2015−151753号
本発明は、施工が容易であり、工期が短縮でき、簡単に曲線状の擁壁を施工できるコンクリート擁壁に使用する枠体、その枠体を備える残存型枠及びコンクリート擁壁の施工方法を提供する。
上記課題を解決する本発明は次の内容のものである。
コンクリート擁壁の残存型枠に使用する枠体であって、
前記枠体は、複数の略直線状の棒状体と、複数の略十字型の連結プレートとを備え、
前記棒状体は、複数の貫通孔を有する板状の固定部と、前記固定部の長手方向の両端を同方向に屈曲させる脚部と、を備え、
前記棒状体の脚部は複数の透孔を備え、
前記連結プレートは、前記棒状体を水平方向に連結する第1連結部と、第1連結部に直交する方向に前記棒状体を連結する第2連結部と、を備え、
前記第1連結部及び第2連結部は複数の貫通孔を有し、
前記棒状体の固定部と前記連結プレートの第1連結部又は前記第2連結部と、は固定手段により固定されている。
前記第1連結部の貫通孔の内、少なくとも1つは、外方に膨らむ半円を両端に備え、前記半円の上端相互及び下端相互は直線で連結される形状である。
前記枠体を備える第1枠体と、
前記枠体を備える第2枠体と、
前記第1枠体と前記第2枠体とを所望の間隔に固定する間隔固定手段と、
を備える残存型枠の内部を支持する内部支持構造体であって、
前記第1枠体は、残存型枠の前面側に備え、
前記第2枠体は、残存型枠の背面側に備え、
前記第1枠体における水平方向の棒状体の高さと、前記第2枠体における水平方向の棒状体の高さと、は異なり、
前記間隔固定手段は、前記第1枠体の連結プレートの略中央部と、前記第2枠体の連結プレートの略中央部と、を連結するように備える。
前記内部支持構造体を備えるコンクリート擁壁に使用する残存型枠であって、
前記第1枠体の前面側に前面型枠板を備え、
前記第2枠体の背面側に背面型枠板を備える。
前記背面型枠板は略長方形であって、
前記背面型枠板の長手方向の両端には複数の貫通孔を備え、
前記背面型枠板の短辺部の一方が上方となり、他方が下方となるように備えられている。
前記前面型枠板は、平割材であって、
前記平割材の短辺部の一方が上方となり、他方が下方となるように備えられている。
コンクリート擁壁の施工方法は、
前記枠体を用いて内部支持構造体の一部を構成する基本ユニットを組み立てる基本ユニット組立工程と、
複数の前記基本ユニットを擁壁建設予定箇所に間隔を設けて配置する基本ユニット配置工程と、
隣り合う前記基本ユニットを連結して内部支持構造体を組み立てる内部支持構造体組立工程と、
背面型枠板を設置する背面型枠板取付工程と、
前面型枠板を設置する前面型枠板取付工程と、
前記背面型枠板と前記前面型枠板との間にコンクリートを充填するコンクリート充填工程と、を備える。
本発明の枠体は、軽量であり、前記枠体を用いた本発明の残存型枠を使用するコンクリート擁壁の施工方法は、施工が容易であり、工期が短縮でき、簡単に曲線状の擁壁も施工できる。
本発明の枠体に備えられる棒状体の一例を示す正面図である。 本発明の枠体に備えられる棒状体の一例を示す平面図である。 本発明枠体に備えられる棒状体の一例を示す左側面図である。 本発明の枠体に備えられる棒状体のA−A断面図である。 本発明の枠体に備えられる十字プレートの一例を示す正面図である。 本発明の枠体に備えられる十字プレートの一例を示す平面図である。 本発明の枠体に備えられる十字プレートのB−B断面図である。 本発明の枠体に備えられる十字プレートの一例を示す左側面図である。 本発明の枠体に備えられる十字プレートの一例を示すC−C断面図である。 本発明の枠体に備えられる直線プレートの一例を示す正面図である。 本発明の枠体に備えられる直線プレートの一例を示す平面図である。 本発明の枠体に備えられる直線プレートの一例を示す左側面図である。 本発明の枠体の一例を示す正面図である。 本発明の枠体の一例を示す背面図である。 本発明の枠体の一例を示す平面図である。 本発明の枠体の一例を示す左側面図である。 本発明の枠体のD部の部分拡大正面図である。 本発明の枠体のD部の部分拡大背面図である。 本発明の枠体のD部の部分拡大平面図である。 本発明の枠体のE−E部の部分拡大断面図である。 本発明の枠体のF部の部分拡大正面図である。 本発明の枠体のF部の部分拡大左側面図である。 本発明の残存型枠の内部支持構造体の第1枠体及び第2枠体の正面図の一例である。 本発明の枠体を用いた残存型枠の一例を示す側面図である。 本発明の残存型枠のG部の部分拡大図である。 本発明の残存型枠のG部の部分拡大断面図である。 本発明の施工方法における基本ユニット組立工程において、組み立てられた基本ユニットの一例を示す斜視図である。 本発明の施工方法における基本ユニット配置工程において、基本ユニットを曲線に配置した一例を示す斜視図である。 本発明の施工方法における内部支持構造体組立工程において、曲線に配置した基本ユニットを連結した一例を示す斜視図である。 本発明の残存型枠に使用する背面型枠板の一例を示す正面図である。 本発明の残存型枠に使用する背面型枠板の一例を示す平面図である。 本発明の施工方法における背面型枠板設置工程において、背面型枠板が一部設置された一例を示す斜視図である。 本発明の施工方法における背面型枠板設置工程において、前面型枠板として、平割材が設置されたた一例を示す斜視図である。 本発明の施工方法における内部支持構造体組立工程において、曲線に配置した基本ユニットの一例を示す平面概略図である。 本発明の施工方法における内部支持構造体組立工程において、連結プトと棒状体の固定について、通常用いる固定位置の一例を示す、第1枠体の背面図及び正面図である。 本発明の施工方法における内部支持構造体組立工程において、連結プレートと棒状体の固定について、連結プレートの間隔が狭い場合の固定位置の一例を示す、第1枠体の背面図及び正面図である。 本発明の施工方法における内部支持構造体組立工程において、連結プレートと棒状体の固定について、連結プレートの間隔が広い場合の固定位置の一例を示す、第1枠体の背面図及び正面図である。 本発明の施工方法における内部支持構造体組立工程において、連結プレートと棒状体の固定について、第2貫通孔を用いて固定位置を微妙に調整して、連結プレートの間隔を狭くする場合の固定位置の一例を示す、第1枠体の背面図及び正面図である。 本発明の施工方法における内部支持構造体組立工程において、連結プレートと棒状体の固定について、第2貫通孔を用いて固定位置を微妙に調整して、連結プレートの間隔を狭くする場合の固定位置の一例を示す、第1枠体の背面図及び正面図である。
以下、本発明の実施の形態の例について図を参照しながら説明する。尚、本発明は、以下の形態の例に限定されるものではない。
本発明のコンクリート擁壁の残存型枠に使用する枠体1は、複数の略直線状の棒状体3と、複数の略十字型の連結プレート5とを備える。前記棒状体3は、複数の貫通孔311を有する板状の固定部31と、前記固定部31の長手方向の両端を同方向に屈曲させる脚部33と、を備え、前記脚部33は複数の透孔331を備える。前記連結プレート5は、前記棒状体3と水平方向に連結する第1連結部51と、第1連結部51に直交する方向に前記棒状体3を連結する第2連結部53と、を備え、前記第1連結部51及び第2連結部53は複数の貫通孔を有する。前記棒状体3の固定部31と、前記連結プレート5の第1連結部51又は前記第2連結部53と、は固定手段7により固定されている(図13、14)。
棒状体3は、板状の固定部31と、前記固定部31の長手方向の両端を同方向に屈曲させる脚部33とを備える略U字状であることから、棒状体3と同程度の太さの鉄筋等を用いる場合に比べ、軽量となり作業の負担を軽減することができる(図1〜4)。
棒状体3は、複数の貫通孔311を有する板状の固定部31を備える。固定部31は、連結プレート5や後述する直線プレート9、背面型枠板19、前面型枠板21などを当接させて固定することができる。固定部31に設ける貫通孔311を複数にすることにより、固定手段7にて固定する位置を所望の位置にすることができる。また、施工する擁壁のサイズに合わせて棒状体3を切断したり、連結したりしても、固定手段7による固定に支障が生じない。一例として、棒状体3の固定部31における複数の貫通孔311は、1個おきにバーリング加工した貫通孔313とすることにより、ネジ等による固定を効率的にしたり、ネジのはめ込みを強固にすることができる。
棒状体3の脚部33は複数の透孔331を備える。棒状体3は、後述する通り残存型枠に用いるので、擁壁を施工する際に打設するコンクリートの内部に残存させることになる。棒状体3の形状は、略U字状であることから、棒状体3の凹部35に打設したコンクリートが充填されにくい。そのため、脚部33に複数の透孔311を備えさせることにより、固まる前のコンクリートにバイブレーター等を用いて振動を与えた際に、コンクリートが脚部33の透孔331から棒状体3の凹部35に十分に充填され、擁壁に十分な強度や耐久性を持たせることができる(図3、4、19、20)。
前記連結プレート5は、略十字型の板状体であり、第1連結部51は水平方向の棒状体3aと連結され、第2連結部53は第1連結部51に直交する棒状体3bと連結される。一例として、第1連結部51は板状とし、第2連結部の端部は、棒状体3bに嵌合する嵌合部511を備えさせる(図5〜9、17〜20)。
一対の第1連結部51はそれぞれ複数の貫通孔55を有する。一例として第1連結部51の複数の貫通孔の内、少なくとも1つの形状は、外方に膨らむ半円を両端に備え、前記半円の上端相互及び下端相互は直線で連結される形状の第2貫通孔553とする。貫通孔は、円形状の第1貫通孔511と、前記第2貫通孔553と、を備えさせてもよい。一例として、第2連結部53は、円形の第3貫通孔555を備えさせ、連結プレート5の中央部には、第4貫通孔557を備えさせる。
水平方向の棒状体3aの端部と連結プレート5の第2連結部53とを固定し、水平方向の棒状体3aと直交する棒状体3bの端部と連結プレート5の第1連結部51とを固定することにより、枠体1は形成される(図13〜16)。
第1連結部51と水平方向の棒状体3aとの固定方法は、一例として、第1連結部51を棒状体3aの固定部31に当接させた後、第1連結部51に設けた第1貫通孔551又は第2貫通孔553と、固定部31の貫通孔311又はバーリング加工した貫通孔313と、を貫通するネジ等の固定手段7を用いて固定する。第2貫通孔553は、ネジ等が左右に移動できるため、ネジ等の固定手段の位置を変えることができる。これにより、隣り合う直交する棒状体3bの間の距離を変えることが可能となり、曲線状のコンクリート擁壁の施工が容易となる(図17〜20)。
第2連結部53と直交する棒状体3bとの固定方法は、一例として、連結プレート5の第2連結部53に棒状体3bの固定部31を当接させた後、第2連結部53の第3貫通孔555と、固定部31の貫通孔311又はバーリング加工した貫通孔313と、を貫通するネジ等の固定手段7を用いて固定する。第2連結部53の端部の嵌合部531を、棒状体3bに嵌合させることにより、連結プレート5と棒状体3bとの固定が容易となる(図17〜20)。
2本の棒状体3は、一例として、直線プレート9により、長手方向に連結する。直線プレート9の形状は、棒状体3の外方から嵌合する形状とし、複数の貫通孔911を有する板状の固定部91と、前記固定部91の長手方向の両端を同方向に屈曲させる脚部93とを備える。一例として、直線プレート9の固定部91における複数の貫通孔911は、1個おきにバーリング加工した貫通孔913とすることにより、ネジ等による固定を効率的にしたり、ネジのはめ込みを強固にすることができる。直線プレートを用いた連結方法は、一例として、まず2本の棒状体3を長手方向に当接し、2本の棒状体3の当接部をまたぐように、外方から直線プレート9を嵌合させる。直線プレート9とそれぞれの棒状体3とを固定することにより、2本の棒状体3は連結される。固定方法は、直線プレート9の貫通孔911又はバーリング加工した貫通孔913と、棒状体3の貫通孔311又はバーリング加工した貫通孔313と、を貫通するネジ等の固定手段7を用いて固定する(図10〜12、21、22)。
次に、本発明の枠体1を使用する残存型枠23の内部を支持する内部支持構造体11について説明する。内部支持構造体11は、残存型枠23の骨格部分をなす構造体である。
内部支持構造体11は、枠体1を備える第1枠体13と、枠体1を備える第2枠体15と、第1枠体13と第2枠体15とを所望の間隔に固定する間隔固定手段17と、を備える。第1枠体13は残存型枠23の前面側に備え、第2枠体15は、残存型枠23の背面側に備える。第1枠体13における水平方向の棒状体133aの高さと、前第2枠体15における水平方向の棒状体153aの高さは異なる。間隔固定手段17は、第1枠体13の連結プレート5aの略中央部と、第2枠体15の連結プレート5bの略中央部と、を連結するように備える(図23〜26)。
内部支持構造体11は、前記第1枠体13の連結プレート5aと、第2枠体15の連結プレート5bと、を間隔固定手段17で固定するため、第1枠体13と第2枠体15とは、連結プレート5a、bが相互に向かい合うように(図13に示す正面が向かい合うように)配置する。そのため、内部支持構造体11の正面及び背面は枠体1の背面(図14)となる。第1枠体13の正面は枠体1の背面(図14)となり、第1枠体13の背面は枠体1の正面(図13)となる。第2枠体15の正面は枠体1の正面(図13)となり、第2枠体15の背面は枠体1の背面(図14)となる(図23)。
(第1枠体と第2枠体)
本発明の内部支持構造体11を備える残存型枠23は、従来間地ブロックを用いて擁壁を施工していた箇所にコンクリート擁壁を施工する場合や、もたれ式擁壁など背面側に傾いたコンクリート擁壁を施工する場合に用いるため、地面に対して鉛直ではなく、所望の角度で傾いている必要がある。そして、コンクリ―ト擁壁は、背面側(法面側)に傾くため、内部支持構造体11は背面側(法面側)に傾ける必要がある。
内部支持構造体11を所望の角度で、背面側(法面側)に傾けるために、第1枠体13における水平方向の棒状体133aの高さ(図23)は、第2枠体15における水平方向の棒状体153aの高さ(図23)より高く備えさせる。その結果、連結プレート5aの高さも、向かい合う連結プレート5bの高さより高くなる。そして、連結プレート5aの略中央部に設けた第4貫通孔557と、連結プレート5bの略中央部に設けた第4貫通孔557とをセパボルト等の間隔固定手段17で固定することにより、第1枠体13と第2枠体15とは一定の間隔を設けた状態で傾き、内部支持構造体11が背面側(法面側)に傾き、残存型枠23も内部支持構造体11と同じ角度で背面側(法面側)に傾けることができる(図24〜26)。
一例として、第1枠体13と第2枠体15とは、平行に向かい合うものとする。言い換えると、内部支持構造体11の側面視において第1枠体13と第2枠体15とは平行であるものとする。第1枠体13における水平方向の棒状体133a及び第2枠体15における水平方向の棒状体153aは上下方向に複数存在するので、棒状体133aと棒状体153aとの高さの違いを全て同一にすることにより、第1枠体13と第2枠体15とを、平行に向かい合わせることが容易にできる。
第1枠体13の水平方向の棒状体133aと、第2枠体15の水平方向の棒状体153aと、の高さを調整することにより、残存型枠23の傾きを所望の角度にすることができる。第1枠体13と第2枠体15の連結プレート5a、bを固定するだけで、所望の角度に傾けることができるので、残存型枠23の傾きを容易に調整できる。そして、連結プレート5は枠体の上下方向及び水平方向に複数あることから、各連結プレート5を相互に固定することにより、残存型枠23を安定した状態で傾かせることができる。棒状体3の固定部31には複数の貫通孔311及びバーリング加工した貫通孔313があるので、第1枠体13の水平方向の棒状体133aと第2枠体15の水平方向の棒状体153aとをセパボルト等の間隔固定手段17で固定するも可能である(図24〜26)。本発明の枠体1を用いることにより、内部支持構造体11を容易に、安定した状態で傾かせることができる。
第1枠体13と第2枠体15は、所望の間隔で固定することができる間隔固定手段17で固定する。間隔固定手段17は、一例としてセパボルト等を使うことにより、容易に固定でき、所望の間隔にすることも容易となる。
次に、本発明の内部支持構造体11を備える残存型枠23について説明する。残存型枠23は、第1枠体13の前面側に前面型枠板21を備え、第2枠体15の背面側に背面型枠板19を備える。残存型枠23は、基礎コンクリート28に鉄筋アンカー29を介して固定するなどする。背面型枠板19と前面型枠板21との間に、コンクリート27を充填することにより、コンクリート擁壁が完成する。一例として、前面型枠板21及び背面型枠板19に貫通孔を開けてそこに水抜きパイプ30を貫通させるだけで、水抜きパイプ30を簡単に設置することができる(図24、図33)。
背面型枠板19は、一例として、略長方形であって、長手方向の両端に複数の貫通孔191を備え、背面型枠板の短辺部193の一方が上方となり、他方が下方となるように備える。背面型枠板19と第2枠体15とは、背面型枠板19の貫通孔191と、棒状体3の固定部31の貫通孔311又はバーリング加工した貫通孔313と、を貫通するネジ等の固定手段7を用いて固定する(図24、30〜32)。
背面型枠板19は、コンクリ―ト擁壁の幅を確保するためのものである。その他、施工途中に崩れてくる法面の土砂等型枠の内部に侵入するのを防ぐこともでき、本発明の残存型枠23を使用するコンクリート擁壁は、強度が損なわれることがない。また、施工の際も、法面のわずかばかりの崩れを心配する必要はなく、施工が容易になる。そのため、背面型枠板19は、ある程度の強度を有するものが好ましく、一例として、腐食の心配のない金属板などを用いる。背面型枠板19は、軽量にすることにより施工が容易になるので、一例として、背面型枠板19の断面は凹凸を持たせ強度を持たせる(図31)。
背面型枠板19は、固定のために用いる貫通孔191を複数備えているため、一部を重ねて固定することが容易であり、内部支持構造体11が背面側に傾いていても、曲線を描いていたとしても、第2枠体15に沿うように設置することが容易となる。
(前面型枠板)
残存型枠23の前面側である第1枠体13の前面側には、前面型枠板21を備える。前面型枠板21は、一例として、平割材211を用いる。平割材211の短辺部213の一方が上方となり、他方が下方となるように備える。前面型枠板21と第1枠体13とは、棒状体3の固定部31の貫通孔311又はバーリング加工した貫通孔313を貫通するネジ等の固定手段7を用いて固定する(図24、33)。
前面型枠板21に平割材211を使用することにより、完成したコンクリート擁壁の外観はよくなり、木材の利用にもつながる。また、平割材の短辺部213を上下にして縦方向にして設置することにより、内部支持構造体11が背面側に傾いていても、曲線を描いていたとしても、平割材213の長手方向を斜めに切断するなどして、第1枠体13に沿うように設置することが容易となる(図33)。
次に本発明の枠体1、残存型枠23を用いたコンクリート擁壁用の施工方法について説明する。
本発明の枠体1及び残存型枠23を用いたコンクリート擁壁用の施工方法は、枠体1を用いて内部支持構造体11の一部を構成する基本ユニット25を組み立てる基本ユニット組立工程と、複数の前記基本ユニット25を擁壁建設予定箇所40に間隔を設けて配置する基本ユニット配置工程と、隣り合う前記基本ユニット25を連結して内部支持構造体11を組み立てる内部支持構造体組立工程と、背面型枠板19を設置する背面型枠板取付工程と、前面型枠板21を設置する前面型枠板取付工程と、前記背面型枠板19と前記前面型枠板21との間にコンクリート27を充填するコンクリート充填工程と、を備える、
基本ユニット組立工程は、枠体1を用いて内部支持構造体11の一部を構成する基本ユニット25を組み立てる工程である。基本ユニット25は、数本の棒状体3を備える第1枠体13と、数本の棒状体3を備える第2枠体15と、を間隔固定手段17で固定したものである(図27)。使用する棒状体3の本数を増やすことにより、基本ユニット25は大きくなる。使用する棒状体3の本数や、第1枠体13と第2枠体15との間隔等は、施工するコンクリート擁壁の状況に応じて調整する。
基本ユニット25の組み立ては、一例として、まず、2本の鉛直方向の棒状体3bと2本の水平方向の棒状体3aとを連結プレート5aで固定し、第1枠体13を製造する。同様に、2本の鉛直方向の棒状体3bと2本の水平方向の棒状体3bとを連結プレート5bで固定し、第2枠体15を製造する。第1枠体13の水平方向の棒状体133aと第2枠体15の水平方向の棒状体153aの位置は、施工するコンクリート擁壁に適する角度となるように位置を調整する。
第1枠体13及び第2枠体15の作り方は、一例として、まず、第1枠体13と同じ枠体をもう1つ作り、直交する棒状体153bの下端を所望の長さに切断して第2枠体15とする。棒状体3には、複数の貫通孔311とバーリング加工した貫通孔313が設けられているので、貫通孔311又はバーリング加工した貫通孔313を目印にして切断することにより、切断する寸法を測らなくても、第2枠体15を作ることができる。例えば、直交する棒状体の下から3個目の貫通孔313の上を切断するというように決めれば良いのである(図23)。
基本ユニット25の大きさを変更したい場合は、棒状体3を直線プレート9で連結することにより基本ユニット25の大きさは大きくなり、棒状体3を切断することにより基本ユニット25の大きさは小さくなる。本発明の枠体1を用いることにより、基本ユニット25の大きさは、簡単に調整できる。
次に、第1枠体13と第2枠体15は、棒状体133aと153a、133bと153bの固定部31が向かい合うように配置する。その後、第1枠体13の連結プレート5aの第4貫通孔557と第2枠体15連結プレート5bの第4貫通孔557とを、間隔固定手段17を用いて固定することにより、基本ユニット25は組み立てられる。この際、施工するコンクリート擁壁に適する天端幅となるように、間隔固定手段17の長さ等を調整する。基本ユニット組立工程は、コンクリート擁壁建設予定箇所から離れた平地などの安全な場所で行うことができる(図27)。
基本ユニット配置工程は、複数の基本ユニット25をコンクリート擁壁の建設予定箇所40に適切な間隔を設けて配置する工程である。コンクリート擁壁が曲線を描く場合は、その曲線に沿うように、適切な間隔を設けて配置する。配置した基本ユニット25は、一例として、基礎コンクリート28の上に配置し、基礎コンクリート28に配設した鉄筋アンカー29などを用いて固定する。基本ユニット25は、軽量でコンパクトであるため、人力で安全・容易に配置することができる(図28)。
内部支持構造体組立工程は、隣り合う前記基本ユニットを連結して内部支持構造体11を組み立てる工程である。基本ユニット配置工程で配置された隣り合う基本ユニット25を、棒状体3を用いて相互に連結する工程である。間隔を設けて配置した基本ユニット25の連結プレート5の第1連結部51と棒状体3とを、固定手段7を用いて固定する。隣り合う基本ユニット25の間の距離によって、棒状体3を切断したり、直線プレート9を用いて棒状体を連結するなどして棒状体3の長さを調整する。細かい調整は、固定手段7を備える箇所を第1貫通孔511又は第2貫通孔553にするなどして、隣り合う基本ユニット25の固定をする(図29)。
曲線を描くコンクリート擁壁を施工する場合、基本ユニット25を曲線に沿って配置した場合、第2枠体15の連結プレート5bの間隔(背面側)と、第1枠体13の連結プレート5aの間隔(前面側)は、僅かに異なる。例えば、前面が窪んだ曲線の場合は、第2枠体15の水平方向の棒状体153a固定される連結プレート5bの間隔X(背面側)は、第1枠体13の水平方向の棒状体133a固定される連結プレート5aの間隔Y(前面側)より、広くなる(図34)。反対に、第2枠体15の水平方向の棒状体153a固定される連結プレート5bの間隔(背面側)は、第1枠体13の水平方向の棒状体133a固定される連結プレート5aの間隔(前面側)より、狭くなる。
そして、基本ユニット25は傾いているので、上側の連結プレート5の間隔と、下側の連結プレート5の間隔は、僅かに異なる。例えば、前面が窪んだ曲線の場合は、上側の水平方向の棒状体133a上段に固定される連結プレート5a上段の間隔Yは、下側の水平方向の棒状体133a下段に固定される連結プレート5a下段の間隔Zより、広くなる(図34)。反対に、前面に膨らんだ曲線の場合は、上側の連結プレート5の間隔は、下側の連結プレート5の間隔より、狭くなる。
本発明は、隣り合う2つの連結プレート5の間隔に僅かな違いがあっても、同じ棒状体3を用いて容易に連結できる。一例として、始めに一方の第1連結部51に棒状体3の端部を固定してから、棒状体3のもう一方の端部を他方の第1連結部51に当接させる。次に、棒状体3のバーリング加工した貫通孔311と第1連結部51の貫通孔55とを固定手段7で固定するのだが、このとき、第1連結部51には、円形の第1貫通孔551と、外方に膨らむ半円を両端に備え、前記半円の上端相互及び下端相互は直線で連結される形状の第2貫通孔553とを交互に備えてあるので、第1貫通孔551又は第2貫通孔553の内のいずれかと棒状体3の貫通孔311とを重ねることができる。重なった貫通孔に、固定手段7を用いて固定することができる。更に、第2貫通孔553は、両端に向かい合う半円を備え半円の上端相互及び下端相互は直線で連結される形状をしているので、第2貫通孔553にネジ等の固定手段7を貫通させてから、固定手段7の位置を左右に動かして、固定する位置を微妙に調整することができる。
図35〜39に、第1連結部51での異なる貫通孔55による固定状態の一例を、第1枠体13の背面図及び正面図で示す。図35は、通常の良く用いる固定位置を示す。図36は、連結プレート5の間隔が狭い場合の固定位置を示し、図37は、連結プレート5の間隔が広い場合の固定位置を示す。図38は、第2貫通孔553を用いて固定位置を微妙に調整して、連結プレートの間隔を狭くする場合を示す。図39は、第2貫通孔553を用いて固定位置を微妙に調整して、連結プレートの間隔を狭くする場合を示す。このように、現場で基本ユニット25を設置した後、基本ユニット25の間の距離の僅かに違いを調整しながら棒状体3と用いて基本ユニット25を相互に連結することができるため、曲線を描くコンクリート擁壁の施工が容易となる。
背面型枠板設置工程は、背面型枠板19を設置する工程である。背面型枠板19は、第2枠体15の背面に固定する。曲線を描くコンクリート擁壁を施工する場合、基本ユニット25は傾いているので、天端側の長さと地面側の長さは異なる。そのため、背面型枠板19は、一例として、略長方形であって、長手方向の両端に複数の貫通孔191を備える形状とし、背面型枠板19の短辺部193が上下となるように備える。背面型枠板19の一部を重ねて固定することにより、天端側の長さと地面側の長さの違いに対応することができる。背面型枠板19と第2枠体15とは、背面型枠板19の貫通孔191と、棒状体3の固定部31の貫通孔311又はバーリング加工した貫通孔313と、をネジ等を貫通させる固定手段7を用いて固定するものであり、背面型枠板19の貫通孔191も棒状体3の固定部31の貫通孔311及びバーリング加工した貫通孔313も、複数あるため、背面型枠板19をどのように重ねても固定でき、施工がしやすい(図32)。
一例として、背面型枠板19を重ねて固定した場合、背面型枠板19の上端がデコボコするので、背面型枠板19の上端は、金属の薄い板などを覆うなどのカバーを備えさせ、略直線状にする。
前面型枠板設置工程は、前面型枠板21を設置する工程である。前面型枠板21は、第1枠体13の前面に固定する。前面型枠板21は、一例として、平割材211を用いる。曲線を描くコンクリート擁壁を施工する場合、基本ユニット25は傾いているので、天端側の長さと地面側の長さとは、異なる。一例として、平割材211の短辺部213が上下となるように備え、平割材211が重なる箇所は切断し、長手方向が斜めに切断された平割材215を配置することにより、天端側の長さと地面側の長さの違いに対応することが2できる。前面型枠板21と第1枠体13とは、前面型枠板21と棒状体3の固定部31の貫通孔311又はバーリング加工した貫通孔313とをネジ等を貫通させる固定手段7を用いて固定する。一例として、前面型枠板21に平割材211を用いた場合、平割材211のどの位置であっても固定でき、施工がしやすい。一例として、背面型枠板19及び前面型枠板21に貫通孔を設け水抜きパイプを設置する(図33)。
コンクリート充填工程は、背面型枠板19と前面型枠板21との間にコンクリート27を充填する工程であり、従来の方法に従って行う。本発明の施工方法に用いる型枠は残存型枠であるので、前面型枠板21及び背面型枠板19を撤去する必要はない(図24)。
1 枠体
3 棒状体
3a 水平方向の棒状体
3b 直交する棒状体
31 固定部
311 貫通孔
313 バーリング加工した貫通孔
33 脚部
331 透孔
333
35 凹部
5 連結プレート
5a 第1枠体の連結プレート
5b 第2枠体の連結プレート
51 第1連結部
53 第2連結部
531 嵌合部
55 貫通孔
551 第1貫通孔
553 第2貫通孔
555 第3貫通孔
557 第4貫通孔
7 固定手段
9 直線プレート
91 固定部
911 貫通孔
913 バーリング加工した貫通孔3
93 脚部
11 内部支持構造体
13 第1枠体
133a 第1枠体の水平方向の棒状体
133b 第1枠体の直交する棒状体
15 第2枠体
153a 第2枠体の水平方向の棒状体
153b 第2枠体の直交する棒状体
17 間隔固定手段
19 背面型枠板
191 貫通孔
193 短辺部
21 前面型枠板
211 平割材
213 短辺部
215 長手方向が斜めに切断された平割材
23 残存型枠
25 基本ユニット
27 コンクリート
28 基礎コンクリート
29 鉄筋アンカー
30 水抜きパイプ
40 擁壁建設予定箇所

Claims (7)

  1. コンクリート擁壁の残存型枠に使用する枠体であって、
    前記枠体は、複数の略直線状の棒状体と、複数の略十字型の連結プレートとを備え、
    前記棒状体は、複数の貫通孔を有する板状の固定部と、前記固定部の長手方向の両端を同方向に屈曲させる脚部と、を備え、
    前記棒状体の脚部は複数の透孔を備え、
    前記連結プレートは、前記棒状体を水平方向に連結する第1連結部と、第1連結部に直交する方向に前記棒状体を連結する第2連結部と、を備え、
    前記第1連結部及び第2連結部は複数の貫通孔を有し、
    前記棒状体の固定部と、前記連結プレートの第1連結部又は第2連結部と、は固定手段により固定されている、
    枠体。
  2. 前記第1連結部の複数の貫通孔の内、少なくとも1つは、外方に膨らむ半円を両端に備え、前記半円の上端相互及び下端相互は直線で連結される形状である、
    請求項1に記載の枠体。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の枠体を備える第1枠体と、
    請求項1又は請求項2に記載の枠体を備える第2枠体と、
    前記第1枠体と前記第2枠体とを所望の間隔に固定する間隔固定手段と、
    を備える残存型枠の内部を支持する内部支持構造体であって、
    前記第1枠体は、残存型枠の前面側に備え、
    前記第2枠体は、残存型枠の背面側に備え、
    前記第1枠体における水平方向の棒状体の高さと、前記第2枠体における水平方向の棒状体の高さと、は異なり、
    前記間隔固定手段は、前記第1枠体の連結プレートの略中央部と、前記第2枠体の連結プレートの略中央部と、を連結するように備える、
    内部支持構造体。
  4. 請求項3に記載の内部支持構造体を備えるコンクリート擁壁に使用する残存型枠であって、
    前記第1枠体の前面側に前面型枠板を備え、
    前記第2枠体の背面側に背面型枠板を備える、
    残存型枠。
  5. 前記背面型枠板は略長方形であって、
    前記背面型枠板の長手方向の両端には複数の貫通孔を備え、
    前記背面型枠板の短辺部の一方が上方となり、他方が下方となるように備えられている、
    請求項4に記載の残存型枠。
  6. 前記前面型枠板は、平割材であって、
    前記平割材の短辺部の一方が上方となり、他方が下方となるように備えられている、
    請求項4又は請求項5に記載の残存型枠。
  7. 請求項1又は2に記載の枠体を用いて内部支持構造体の一部を構成する基本ユニットを組み立てる基本ユニット組立工程と、
    複数の前記基本ユニットを擁壁建設予定箇所に間隔を設けて配置する基本ユニット配置工程と、
    隣り合う前記基本ユニットを連結して内部支持構造体を組み立てる内部支持構造体組立工程と、
    背面型枠板を設置する背面型枠板取付工程と、
    前面型枠板を設置する前面型枠板取付工程と、
    前記背面型枠板と前記前面型枠板との間にコンクリートを充填するコンクリート充填工程と、
    を備える、コンクリート擁壁の施工方法。
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