JP6960653B2 - スライダ装置およびその製造方法 - Google Patents

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本技術は、スライダ装置およびその製造方法に関し、特に、天然石を用いたスライダ装置において、ガイド部の表面強度を向上させることができるようにしたスライダ装置およびその製造方法に関する。
プリント基板、半導体デバイス、液晶デバイス等の製造に使用される露光装置、検査装置等では、例えばXY方向の2次元にステージを移動させるスライダ装置が用いられる(例えば、特許文献1参照)。スライダ装置のスライダやガイドレールには、鋳鉄を主とする金属や、セラミック、天然石などが用いられている。
スライダやガイドレールの部材として金属を用いた場合には、平面度や真直度の要求精度に対して金属部材の反りが大きいという問題があった。また、スライダやガイドレールの部材としてセラミックを用いた場合には、コストが高くなってしまう。一方、グラナイト等の天然石は、セラミック同様に熱膨張が低く、制振性もよい上、材料自体のコストもセラミックに比べて非常に安価であり、切削性も良好である。また、大型化への対応も容易である。
特開2009−210295号公報
しかしながら、天然石は、セラミックに比べ、剛性及び表面固さが低く、石材の表面が削れた場合、細かい砂状の粒が発生する問題がある。
本技術は、このような状況に鑑みてなされたものであり、天然石を用いたスライダ装置において、ガイド部の表面強度を向上させることができるようにするものである。
本技術の一側面のスライダ装置は、所定の軸方向へ移動するスライダと前記スライダを案内するガイドとを備え、前記スライダと前記ガイドは天然石で構成され、前記ガイドのガイド面の表面と、前記ガイド面に対向する前記スライダのスライダ面に、セラミック層が形成され、前記スライダ面のセラミック層には、エアの噴出孔を中心に所定の平面パターンの溝が形成されている
本技術の一側面のスライダ装置の製造方法は、所定の軸方向へ移動するスライダと前記スライダを案内するガイドとを備え、前記スライダと前記ガイドが天然石で構成されるスライダ装置の、前記ガイドのガイド面と、前記ガイド面に対向する前記スライダのスライダ面に、粗面化処理を施してセラミック層を溶射し、溶射されたセラミック層を所定の平面度及び真直度となるように研磨するとともに、前記スライダ面のセラミック層に、エアの噴出孔を中心に所定の平面パターンの溝を形成する
本技術の一側面においては、所定の軸方向へ移動するスライダと前記スライダを案内するガイドとが設けられ、前記スライダと前記ガイドは天然石で構成され、前記ガイドのガイド面と、前記ガイド面に対向する前記スライダのスライダ面に、セラミック層が形成され、前記スライダ面のセラミック層に、エアの噴出孔を中心に所定の平面パターンの溝が形成される
スライダ装置は、独立した装置であっても良いし、1つの装置を構成している一部であっても良い。
本技術の一側面によれば、天然石を用いたスライダ装置において、ガイド部の表面強度を向上させることができる。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本技術を適用したスライダ装置の概略構成例を示す斜視図である。 Y軸ガイド及びY軸スライダの圧縮エアの噴出部を説明するための断面図である。 Y軸ガイド及びY軸スライダに形成されているセラミックス層を説明するための断面図である。 図3におけるエアパッド中央部の底面の平面図である。 エアパッド中央部にセラミック層を形成する工程について説明する図である。 一軸スライダと一軸ガイドのその他の構造を示す断面図である。
以下、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態という)について説明する。
<スライダ装置の概略構成例>
図1は、本技術を適用したスライダ装置の概略構成例を示す斜視図である。
図1のスライダ装置1は、X軸方向及びY軸方向の2軸方向にステージを所定の位置に移動させる装置であり、プリント基板、半導体デバイス、液晶デバイス等の製造に使用される露光装置、検査装置等に用いられる。
図1のスライダ装置1においては、X軸及びY軸のスライダやガイドレールが載置される土台部11の上面に、Y軸ガイド12とY軸スライダ13が設けられている。Y軸ガイド12は、土台部11の上面と接して固定され、Y軸スライダ13は、Y軸ガイド12の所定の部分を囲むように構成されている。Y軸スライダ13は、Y軸ガイド12とY軸スライダ13との間隙に噴出される圧縮エアによって、Y軸ガイド12に対して上下左右に所定の間隙を保ちながら、Y軸方向に移動する。Y軸ガイド12は、Y軸スライダ13のY軸方向の移動を案内する。
Y軸スライダ13の上面には、X軸ガイド14とX軸スライダ15が設けられている。X軸ガイド14は、Y軸スライダ13の上面と接して固定され、X軸スライダ15は、X軸ガイド14の所定の部分を囲むように構成されている。X軸スライダ15は、X軸ガイド14とX軸スライダ15との間隙に噴出される圧縮エアによって、X軸ガイド14に対して上下左右に所定の間隙を保ちながら、X軸方向に移動する。X軸ガイド14は、X軸スライダ15のX軸方向の移動を案内する。
X軸スライダ15の上面には、製造対象物であるワークを載置するためのワーク台21が、X軸スライダ15の上面と接して固定されている。
土台部11、Y軸ガイド12、Y軸スライダ13、X軸ガイド14、X軸スライダ15、及びワーク台21の材料には、いずれも、グラナイト(斑レイ岩)等の天然石が用いられている。
<圧縮エアの噴出部を説明する断面図>
図2は、Y軸ガイド12及びY軸スライダ13の圧縮エアの噴出部を説明するための断面図である。なお、図2の断面図は、構造の説明を容易にするため、縦方向及び横方向の縮尺が適宜変更されている。後述する図3乃至図5についても同様である。
Y軸ガイド12は、ガイドベース部31、ガイド右側部32Rおよびガイド左側部32L、並びに、ガイド右上部33Rおよびガイド左上部33Lが一体に接続されて構成されている。
より具体的には、ガイド右側部32Rおよびガイド左側部32Lが、ボルト等の固定治具によってガイドベース部31と接続され、ガイド右上部33Rが、ボルト等の固定治具によってガイド右側部32Rと接続され、ガイド左上部33Lが、ボルト等の固定治具によってガイド左側部32Lと接続されている。ガイドベース部31は、ボルト等の固定治具により、土台部11(図1)に固定されている。
Y軸スライダ13は、エアパッド中央部41、エアパッド右側部42R及びエアパッド左側部42L、並びに、エアパッド右底部43R及びエアパッド左底部43Lが一体に接続されて構成されている。
より具体的には、エアパッド右側部42R及びエアパッド左側部42Lが、ボルト等の固定治具によってエアパッド中央部41と接続され、エアパッド右底部43Rが、ボルト等の固定治具によってエアパッド右側部42Rと接続され、エアパッド左底部43Lが、ボルト等の固定治具によってエアパッド左側部42Lと接続されている。
なお、以下において、エアパッド右側部42R及びエアパッド左側部42Lを特に区別する必要がない場合には、エアパッド側部42と称し、エアパッド右底部43R及びエアパッド左底部43Lを特に区別する必要がない場合には、エアパッド底部43と称する。
エアパッド中央部41には、エアパッド中央部41内を、移動方向であるY軸方向に貫通する貫通溝(または貫通孔)51が、ガイド右上部33R及びガイド左上部33Lのそれぞれに対向する領域の所定の位置に形成されている。また、貫通溝51の所定のY方向位置に、噴出孔52が、ガイド右上部33Rまたはガイド左上部33L側の表面(図中、下面)まで開口されて形成されている。エアパッド中央部41の所定の側面から流入された圧縮エアは、貫通溝51を通って噴出孔52から、ガイド右上部33Rまたはガイド左上部33Lの上面に噴出される。噴出孔52の直径は、例えば、200μm程度とされる。
同様に、エアパッド右側部42R及びエアパッド左側部42Lにも、それぞれ、ガイド右上部33R及びガイド左上部33Lの側面に圧縮エアが噴出されるように、貫通溝53及び噴出孔54が形成されている。
同様に、エアパッド右底部43R及びエアパッド左底部43Lにも、それぞれ、ガイド右上部33R及びガイド左上部33Lの底面に圧縮エアが噴出されるように、貫通溝55及び噴出孔56が形成されている。
エアパッド右側部42R及びエアパッド左側部42Lそれぞれの上面、側面、及び底面に、圧縮エアが噴出された状態において、Y軸ガイド12とY軸スライダ13の対向する面の各間隙に形成されるギャップWは、例えば、10μm程度とされる。Y軸スライダ13は、Y軸ガイド12と一定のギャップを保ったまま、リニアモータ(不図示)等の駆動部によって、Y軸方向に移動される。
<セラミックス層を説明する断面図>
図3は、Y軸ガイド12及びY軸スライダ13に形成されているセラミックス層を説明するための断面図である。図3において、図2と対応する部分については同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
Y軸ガイド12のガイド右上部33Rおよびガイド左上部33Lの、Y軸スライダ13の所定の面と向き合う面の表面には、セラミック層61が形成されている。
同様に、Y軸スライダ13のエアパッド中央部41、エアパッド側部42、及び、エアパッド底部43それぞれの、Y軸ガイド12のガイド右上部33Rまたはガイド左上部33Lの所定の面と向き合う面の表面には、セラミック層62が形成されている。
セラミック層61及び62は、アルミナ(Al2O3)、ジルコニア(ZrO2)等のセラミックが溶射されて形成された層であり、セラミック層61及び62の膜厚は、例えば、150乃至300μm、平面度及び真直度は、2乃至5μm程度に調整されている。
<エアパッド中央部の底面の平面図>
図4は、エアパッド中央部41がガイド右上部33Rおよびガイド左上部33Lと向き合う面であって、図3におけるエアパッド中央部41の底面の平面図である。なお、図4においては、ガイド右上部33Rおよびガイド左上部33Lの配置が一点鎖線で示されている。
エアパッド中央部41の底面では、ガイド右上部33Rおよびガイド左上部33Lと向き合う領域に、セラミック層62が所定の膜厚で形成されている。ただし、エアパッド中央部41の底面に所定数設けられた噴出孔52を中心にして、溝71が所定の平面パターンで形成されており、その溝71の領域では、セラミック層62が所定の深さで掘り込まれている。換言すれば、エアパッド中央部41底面のセラミック層62の一部が、噴出孔52を中心とする所定の平面パターンで除去されることにより、溝71が形成されている。
図4の例では、溝71は、噴出孔52を基準に2x2の配列で4つの矩形パターンが対称に配置された平面パターンで形成されているが、溝71のパターンは、この例に限定されない。ただし、圧縮エアの吹き出しを対称にするため、噴出孔52を基準に対称なパターンであることが望ましい。
また、図4の例では、ガイド右上部33Rおよびガイド左上部33Lのそれぞれについて、2個の噴出孔52を配置した例を示したが、噴出孔52の個数も、Y軸スライダ13のストローク(移動方向の長さ)や積載重量等に応じて任意に設計することができる。
<セラミック層の形成工程>
図5を参照して、エアパッド中央部41の底面にセラミック層62を形成する工程について説明する。
初めに、図5のAに示されるように、セラミック層62が形成される面であるエアパッド中央部41の底面の表面が、平面度及び真直度が5μm程度となるように研磨(ラップ)される。
次に、図5のBに示されるように、石材とセラミックとの密着度を上げるため、研磨されたエアパッド中央部41の面を粗く加工する粗面化処理が施される。粗面化処理には、例えば、ブラスト加工、レーザ加工等を用いることができる。
次に、図5のCに示されるように、粗面化処理が施されたエアパッド中央部41の底面に、セラミック層62が溶射される。この時点でのセラミック層62の膜厚は、例えば、500μm程度である。
次に、図5のDに示されるように、エアパッド中央部41の底面に溶射されたセラミック層62が、平面度及び真直度が2乃至5μm程度で、膜厚が150乃至300μm程度となるように研磨(ラップ)される。
最後に、図5のEに示されるように、エアパッド中央部41の底面に形成された1以上の噴出孔52の位置を基準として所定の領域のセラミック層62の上面を数十μm程度の深さで切削加工することにより、所定の平面パターンの溝71が形成される。噴出孔52の真上の領域については、噴出孔52が開口するまで、セラミック層62が切削される。
なお、貫通溝51及び噴出孔52の加工は、セラミック層62及び溝71の形成前に行ってもよいし、形成後に行ってもよい。
以上のようにして、エアパッド中央部41の底面に、セラミック層62と溝71を形成することができる。エアパッド側部42及びエアパッド底部43それぞれの、セラミック層62と溝71についても同様に形成することができる。
さらに、Y軸ガイド12のガイド右上部33Rおよびガイド左上部33Lのセラミック層61の形成も同様の方法で形成することができる。ただし、Y軸ガイド12の表面には、溝71は形成されない。
このように、Y軸ガイド12を構成するガイド右上部33Rおよびガイド左上部33LのY軸スライダ13の移動をガイドする面であるガイド面と、そのガイド面と対向するY軸スライダ13の面であるスライダ面に、セラミック層61及び62が形成されることにより、ガイド面とスライダ面の表面の強度を向上させることができる。
また、ガイド面とスライダ面にセラミック層61及び62が形成されることにより、面粗さがより細かくなることで、カジリ時の摩耗を軽減することができ、表面がより平滑化されることで、空気の膜が安定し、エア浮上の姿勢が安定化する。エア浮上時の姿勢が安定化することにより、位置決め精度及び運動性能が向上する。
図2乃至図5を参照して、Y軸ガイド12及びY軸スライダ13の構造について説明したが、X軸ガイド14及びX軸スライダ15の構造も同様である。
本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
例えば、上述した実施の形態では、ガイド面とスライダ面の両面に、セラミック層(61及び62)を形成するようにしたが、ガイド面とスライダ面のいずれか一方の面のみにセラミック層を形成する構造としてもよい。この場合においても、ガイド面とスライダ面の両面にセラミック層を形成しない場合と比べて、上述した効果を奏することができる。
上述した実施の形態では、スライダ装置1は、X軸方向及びY軸方向の2軸方向にステージを移動させる装置としたが、X軸、Y軸、または、Z軸のいずれか1軸方向のみにステージ移動可能な装置であってもよいし、Z軸も含めた3軸方向にステージ移動可能な装置とすることもできる。移動可能な軸の軸ガイド及び軸スライダに、本技術を適用し、天然石のガイド及びスライダのガイド面とスライダ面の少なくとも一方にセラミック層を形成した構造とすることができる。
上述したY軸ガイド12及びY軸スライダ13では、Y軸ガイド12が、L字を上下に反転した逆L字形状が両外側に張り出した断面形状を有し、Y軸スライダ13が、Y軸ガイド12の張り出し部を略コの字状に囲う断面形状を有していた。
また、上述した実施の形態では、Y軸ガイド12及びY軸スライダ13の構造と、X軸ガイド14及びX軸スライダ15の構造は、同一の構造とされていた。
しかしながら、X軸のガイド及びスライダの構造(形状)と、Y軸のガイド及びスライダの構造(形状)は、異なる構造(形状)とすることができ、また、X軸、Y軸、または、Z軸の各軸の一軸ガイド及び一軸スライダの形状は、上述したY軸ガイド12及びY軸スライダ13の形状に限らず、一軸スライダの所望の移動方向への移動をガイドする構造であれば、任意の形状を採用することができる。
例えば、一軸ガイド及び一軸スライダの構造として、図6に示すような構造(形状)が可能である。
<その他の構造例>
図6は、紙面に垂直な方向の軸(例えば、スライダ装置におけるY軸)に移動可能な一軸スライダ101と、それをガイドする一軸ガイド102の構造を示す断面図である。
一軸スライダ101は、エアパッド中央部121、エアパッド右側部122R及びエアパッド左側部122L、並びに、エアパッド右底部123R及びエアパッド左底部123Lが一体に接続されて構成されている。
なお、以下において、エアパッド右側部122R及びエアパッド左側部122Lを特に区別する必要がない場合には、エアパッド側部122と称し、エアパッド右底部123R及びエアパッド左底部123Lを特に区別する必要がない場合には、エアパッド底部123と称する。
一軸ガイド102は、ガイドレール部131およびレール支持部132が一体に接続されて構成されている。
一軸ガイド102は、略T字の断面形状を有し、一軸スライダ101は、略T字の左右の張り出し部を略コの字状に囲う断面形状を有する。
一軸スライダ101のエアパッド中央部121には、上述したY軸スライダ13の貫通溝51及び噴出孔52と同様に、移動方向に貫通する貫通溝151が形成され、移動方向の所定の位置に噴出孔152が形成されている。同様に、エアパッド右側部122R及びエアパッド左側部122Lにおいても貫通溝153及び噴出孔154が形成されており、エアパッド右底部123R及びエアパッド左底部123Lにおいても、貫通溝155及び噴出孔156が形成されている。
また、エアパッド中央部121、エアパッド側部122、及び、エアパッド底部123それぞれの、ガイドレール部131の所定の面と向き合う面の表面には、セラミック層162が形成されている。
ガイドレール部131の、一軸スライダ101のセラミック層162の形成面と向き合う面の表面には、セラミック層161が形成されている。
以上のような構造を有する一軸スライダ101と一軸ガイド102においても、ガイド面とスライダ面にセラミック層161及び162が形成されていることにより、ガイド面とスライダ面の表面の強度を向上させることができる。また、面粗さがより細かくなることで、カジリ時の摩耗を軽減することができ、表面がより平滑化されることで、空気の膜が安定し、エア浮上の姿勢が安定化する。エア浮上時の姿勢が安定化することにより、位置決め精度及び運動性能が向上する。
1 スライダ装置
12 Y軸ガイド
13 Y軸スライダ
14 X軸ガイド
15 X軸スライダ
51 貫通溝
52 噴出孔
53 貫通溝
54 噴出孔
55 貫通溝
56 噴出孔
61,62 セラミック層
71 溝
161,162 セラミック層

Claims (2)

  1. 所定の軸方向へ移動するスライダと前記スライダを案内するガイドとを備え、
    前記スライダと前記ガイドは天然石で構成され、前記ガイドのガイド面の表面と、前記ガイド面に対向する前記スライダのスライダ面に、セラミック層が形成され
    前記スライダ面のセラミック層には、エアの噴出孔を中心に所定の平面パターンの溝が形成されている
    スライダ装置。
  2. 所定の軸方向へ移動するスライダと前記スライダを案内するガイドとを備え、前記スライダと前記ガイドが天然石で構成されるスライダ装置の、
    前記ガイドのガイド面と、前記ガイド面に対向する前記スライダのスライダ面に、粗面化処理を施してセラミック層を溶射し、
    溶射されたセラミック層を所定の平面度及び真直度となるように研磨するとともに、前記スライダ面のセラミック層に、エアの噴出孔を中心に所定の平面パターンの溝を形成する
    スライダ装置の製造方法。
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