JP2669198B2 - X−yステージ - Google Patents

X−yステージ

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JP2669198B2
JP2669198B2 JP17569491A JP17569491A JP2669198B2 JP 2669198 B2 JP2669198 B2 JP 2669198B2 JP 17569491 A JP17569491 A JP 17569491A JP 17569491 A JP17569491 A JP 17569491A JP 2669198 B2 JP2669198 B2 JP 2669198B2
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mounting
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guide rail
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C29/00Bearings for parts moving only linearly
    • F16C29/008Systems with a plurality of bearings, e.g. four carriages supporting a slide on two parallel rails
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C29/00Bearings for parts moving only linearly
    • F16C29/02Sliding-contact bearings

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Machine Tool Units (AREA)
  • Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はX−Yステージに係わ
り、ガイドレールに長手方向に交差する切込みを設け
、長手方向おいてガイドレールが取付け面に倣うよう
になしたX−Yステージに関する。
【0002】近年、半導体装置産業の初めとするハイテ
クノロジ(ハイテク)産業においては、ますます高精度
のX−Yステージが必要になってきている。このこと
は、ハイテク産業が極く微細なものを扱うようになって
きたため、その製造工程の各所で用いられる各種のX−
Yステージの位置決め、真直度、平面度などに高い精度
が求められているからである。
【0003】一方、こうした産業分野においては、製造
装置の稼働率や能率を向上させるために、高速化の傾向
も著しい。そこで、例えば、ある位置(点)と位置
(点)の間を激しい加減速を加えて移動させながら位置
決めを行うような場合には、共振を防ぐために負荷を軽
くしたり一定にしたりするために、高精度、高剛性が求
められるようになっている。
【0004】
【従来の技術】図6はX−Yステージの一例の外観斜視
図、図7は図6の要部の断面図である。図において、1
は固定テーブル、2はXテーブル、2aはX下取付け面、
2bはX上取付け面、2cはXモータ、2dはX駆動ねじ、3
はYテーブル、3aはY取付け面、3bは載置台、3cはYモ
ータ、3dはY駆動ねじ、4はガイドレール、4aはV溝、
5は滑動部材、6はレール取付け面である。
【0005】図6〜図7において、X−Yステージは、
固定テーブル1の上に、Xテーブル2が滑動自在に載置
され、そのXテーブル2の上にYテーブル3が滑動自在
に載置された構成になっている。
【0006】凹形形状の固定テーブル1の凹部の対向す
る内側壁および内側壁と直交する平面からなる略L字型
固定取付け面1aには、ガイドレール4が螺着されて
いる。この固定テーブル1に被さっているXテーブル2
下面は逆凸形形状になっており、その凸部の背向する
外側壁および外側壁と直交する平面からなる略L字型の
X下取付け面2aには、固定テーブル1のガイドレール
4と対向するようにガイドレール4が螺着されている。
【0007】そして、固定テーブル1とXテーブル2の
両方のガイドレール4には、対向するV溝4aによって方
形の空間が形成される。この空間に円柱体または球体か
らなる滑動部材5が挟まっており、二つのテーブル1、
2は転動する滑動部材5を介して滑動自在に支持されて
いる。そして、Xモータ2cによってX駆動ねじ2dが回動
すると固定テーブル1の上をXテーブル2がX方向に往
復移動するようになっている。
【0008】一方、Xテーブル2の上面は下面の凸部
直交するY方向に凸形形状をなし、その凸部の背向する
外側壁および外側壁と直交する平面からなる略L字型の
X上取付け面2bには、ガイドレール4が螺着されてい
る。そのXテーブル2に被さっているYテーブル3の下
面は逆凹形形状になっており、その凹部の対向する内側
壁および内側壁と直交する平面からなる略L字型のY取
付け面3aには、Xテーブル2のガイドレール4と対向
するようにガイドレール4が螺着されている。また、Y
テーブル3の上面は、被移動物体が載る載置台3bにな
っている。
【0009】そして、固定テーブル1とXテーブル2の
場合と同様、Xテーブル2とYテーブル3の両方のガイ
ドレール4には、対向するV溝4aによって方形の空間が
形成される。この空間に円柱体または球体からなる滑動
部材5が挟まっており、二つのテーブル2、3は転動す
る滑動部材5を介して滑動自在に支持されている。そし
て、Yモータ3cによってY駆動ねじ3dが回動すると、X
テーブル2の上をYテーブル3がY方向に往復移動する
ようになっている。
【0010】ところで、一般に、X−Yステージは、固
定テーブル1の上を移動するXテーブル2にしろ、その
Xテーブル2の上を移動するYテーブル3にしろ、それ
ぞれのテーブル2、3やガイドレール4、滑動部材5な
どが機械的に組み合わされた構成になっている。従っ
て、高精度な位置決めを行うためには、それぞれの部材
に対して、要求される位置決め精度を遙かに超える高い
精度をもたせることが必要である。そのなかでもテーブ
ル2、3が移動する衝となるガイドレール4の真直度は
非常に高い精度で加工することが必要である。
【0011】また、それぞれの部材の加工精度を高くす
るためには、それぞれの部材を構成する材料を剛体、つ
まり応力に対して変形しないものに近づけることが必要
である。そのために、従来のX−Yステージにおいて
は、それぞれの部材が大きくなり、しかも重くなってい
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように、X−Yス
テージの位置決め精度を高くする従来の手段は、ステー
ジを構成するそれぞれの部材の加工精度を高くし、その
ためにそれぞれの部材の肉厚を大きくして高い剛性を得
ることであった。
【0013】ところが、こうして構成された従来のX−
Yステージは、位置決め精度はそれ相応に得られるが、
高精度、高速位置決めを行うために軽くて強い高剛性の
部材によって構成したい要請からは掛け離れたものとな
っていた。また、設計や加工に対して高度な経験が必要
であり、高価なものになっていた。
【0014】因みに、図8はX−Yステージの一例の精
度の説明図で、図(A)は図7の要部の拡大断面図、
図8(B)はピッチング精度、図8(C)はヨーイング
精度を示している。
【0015】図8(A)は、固定テーブルやXテーブ
ル、Yテーブルなどの直交するレール取付け面6に図示
してないねじによってねじ止めされているガイドレール
4のV溝4aに、円柱体や球体からなる滑動部材5が衝合
している状態を示している。
【0016】いま、滑動部材5の外径公差がφD+0 -2μ
mとなるように加工する。一方、ガイドレール4の下外
壁からV溝4aに衝合した滑動部材5の上最外壁までの距
離をμ1 とすると、μ1 のばらつきは、テーブルのピッ
チング、つまり縦揺れを示し、ガイドレール4の左横外
壁からV溝4aに衝合した滑動部材5の右横最外壁までの
距離をμ2 とすると、μ2 のばらつきはテーブルのヨー
イング、つまり横揺れを示す。そして、ピッチング精
度:Δμ1 とヨーイング精度:Δμ2 が、それぞれ±0.
5 μmになるように加工する。
【0017】ところが、こうして高精度に加工したガイ
ドレール4をレール取付け面6に組み込んでねじ止め
し、ピッチングとヨーイングの精度を調べてみると、
mmずつの送りピッチに対して、ピッチング精度:Δμ
1 は、図8(B)に示すように、ヨーイング精度:Δμ
2 は、図8(C)に示すように、どちらも加工精度より
も1桁大きばらつを生じる。この例では、何れも中
央部分に大きなばらつきが現れている。
【0018】このように、特にガイドレール4は滑動部
材5が転がりながら動く案内面なので、硬くなければな
らない。そこで、例えば熱処理が必要となり、反りなど
の歪みが生じ易い。しかも、ガイドレール4の断面形状
は、V溝4aを設ける関係から方形に近い。そのために、
ガイドレール4や滑動部材5は、それなりの精度で加工
してもそれぞれのテーブルの直交するレール取付け面6
にガイドレール4を組み付けた際、レール取付け面6に
対する倣い性能が悪く、両端部が反り上がったり中央部
が膨らんだり、あるいは捩じれたりするいわゆる反りが
残ってしまう問題があった。
【0019】そこで本発明は、ガイドレールに長手方向
に交差する切込みを設けてガイドレールが取付け面に倣
うようになし、高性能な位置決めができるX−Yステー
ジを提供することを目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】上で述べた課題は、固定
テーブルと、Xテーブルと、Yテーブルと、ガイドレー
ルと、滑動部材を有し、固定テーブルは上面が凹形状を
なし、対向する内側面および内側面と略直交する平面か
らなる固定取付け面を有するものであり、Xテーブルは
固定テーブルの上に重置されるものであって下面が逆凸
形状をなし、背向する外側面および外側面と略直交する
平面からなるX下取付け面を有し、上面が下面の凸部と
直交する凸形状をなし、背向する外側面および外側面と
略直交する平面からなるX上取付け面を有するものであ
り、YテーブルはXテーブルの上に重置されるものであ
って下面が逆凹形状をなし、対向する内側面および内側
面と略直交する平面からなるY取付け面を有するもので
あり、ガイドレールは一面の長手方向に平行に刻設され
たV溝と、一面に直交する他面に穿設された複数の取付
け孔とを有するものであって、固定テーブルにおいては
固定取付け面にV溝が対向するように、Xテーブルにお
いてはX下取付け面にV溝が背向するように、かつ、X
上取付け面にV溝が背向するように、前記Yテーブルに
おいてはY取付け面にV溝が対向するように、それぞれ
取付け孔を通して取付けねじで固定されているものであ
り、ガイドレールは固定取付け面とX下取付け面、およ
びX上取付け面とY取付け面のそれぞれの対向するV溝
が円柱状または球状の滑動部材を挟持して、固定テーブ
ルとXテーブル、およびXテーブルとYテーブルのそれ
ぞれを滑動可能に支持するものであり、 ガイドレール
が、少なくともV溝が刻設される一面に直交する他面の
一方の平面に切込みを有し、切込みが平面に穿設された
長手方向と交差する溝であるように構成されたX−Yス
テージによって、 または、ガイドレールが、少なくとも
V溝が刻設される一面に直交する他面の一方の平面に切
込みを有し、切込みが平面に散在する窪みであるように
構成されたX−Yステージによって、 または、上記切込
みが、V溝が刻設される一面に直交する他面のそれぞれ
の平面に穿設されるように構成されたX−Yステージに
よって解決される。
【0021】
【作用】従来のX−Yステージにおいては、位置決め精
度をよくするために、テーブルにしてもガイドレールに
しても、肉厚を大きくして応力に対して変形しないいわ
ゆる剛体になるように加工していたのに対して、本発明
においては、ガイドレールについては剛性を落としてテ
ーブルに倣わせるようにし、さらに、大きな剛性を必要
としないことで軽量化を可能にしている。
【0022】すなわち、ガイドレールには、切込みを長
手方向と交差するように少なくとも一つ設け、長手方向
の応力がかかった場合に切込みを設けた面に対して垂直
な方向で変形する特性をもたせるようにしている。そし
て、所定の精度で加工した固定とXとYのそれぞれのテ
ーブルの取付け面にガイドレールをねじによってねじ止
めした際、ガイドレールがそれぞれの取付け面に倣うよ
うにしている。
【0023】こうすると、ガイドレール自体の剛性は落
ちるが、剛性を有するテーブルに倣うように取り付けら
れるため、ガイドレール自体の反りによる位置決め精度
の低下を防ぐことができるばかりでなく、ガイドレール
としての機能を損なわずに軽くすることができるので、
高速位置決めに対しても効果的である。
【0024】
【実施例】図1は本発明の第一の実施例の斜視図、図2
は図1の要部の拡大斜視図、図3は図1の効果を示す説
明図、図4は本発明の第二の実施例の要部の拡大斜視
図、図5は本発明の第三の実施例の要部の拡大斜視図で
ある。図において、1は固定テーブル、1aは固定取付
け面、2はXテーブル、2aはX下取付け面、2bはX
上取付け面、3はYテーブル、3aはY取付け面、4は
ガイドレール、4aはV溝、4bは切込み、4cは取付
け孔、4dは取付けねじ、5は滑動部材である。 実施例:1 図1〜図2において、ガイドレール4の上壁面には、長
手方向と交差する溝からなる切込み4bが適宜設けられ
ている。こゝでは、取付けねじ4dによってねじ止めす
る複数個の取付け孔4cの中間部に設けている。こうす
ると、ガイドレール4に対して、切込み4bを設けた面
に対して垂直方向、すなわち図では上下方向に適宜撓む
特性をもたせることができるようになる。固定テーブル
1の固定取付け面1aと、Xテーブル2のX下取付け面
2aとX上取付け面2bと、Yテーブル3のY取付け面
3aとのそれぞれは、略L字型の直交した二つの面から
なり、水平方向の面に図示してないがねじ孔が設けてあ
る。そして、ガイドレール4をそれぞれの取付け面1
a、2a、2b、3aに衝合し、取付け孔4cを通して
取付けねじ4dによってねじ止めする。
【0025】従って、所定の精度に加工された、固定テ
ーブル1の固定取付け面1aと、Xテーブル2のX下取付
け面2aとX上取付け面2bと、Yテーブル3のY取付け面
3aのそれぞれにガイドレール4をねじ止めすると、ガイ
ドレール4をそれぞれの取付け面1a、2a、2b、3aによく
倣わせることができるようになる。
【0026】こうして、従来どおり対向するガイドレー
ル4のV溝4aに円柱状ないし球状の滑動部材5を挟み込
んで、固定テーブル1の上にXテーブル2を滑動可能に
重置し、Xテーブル2の上にYテーブル3を滑動可能に
重置すれば、本発明になるX−Yステージができあが
る。
【0027】こうして構成されたX−Yステージは、ガ
イドレール4がそれぞれの取付け面1a、2a、2b、3aによ
く倣っているので、従来のようなガイドレール4が反っ
てピッチング精度やヨーイング精度などが損なわれるた
めに精度のよい位置決めができ難かった欠点を取り除く
ことができる。
【0028】この効果を図3によって説明すると、図8
(A)に示したと同様に± 0.5μmの加工精度で作った
ガイドレール4を固定テーブル1の固定取付け面1aとX
テーブル2のX下取付け面2aにねじ止めして、ピッチン
グ精度:Δμ1 とヨーイング精度:Δμ2 をそれぞれ調
べたところ、Δμ1 は図3(A)に実線で示したよう
に、Δμ2 は図3(B)に示したように、当初の加工精
度を損なわないよい効果が確認できた。因みに破線は比
較のために示したもので、図8(B)、(C)に示した
従来例である。
【0029】実施例:2 図4において、ガイドレール4の上下のそれぞれの壁面
には、長手方向と交差する溝からなる切込み4bが適宜設
けられている。こゝでは、実施例1と同様図示してない
それぞれの取付け面1a、2a、2b、3aにねじ止めする複数
個の取付け孔4cの中間部に設けている。
【0030】このような切込み4Bは、ガイドレール4
の断面形状が大きくて実施例1のような上壁面だけの切
込み4bでは十分に撓む特性が得難い場合に効果的であ
る。そして、所定の加工精度で作ったガイドレール4を
図示してないそれぞれの取付け面1a、2a、2b、3
aにねじ止めしたとき、ピッチング精度やヨーイング精
度が当初の加工精度を損なわないことが確認できた。
【0031】実施例:3 図5において、ガイドレール4の上下の壁面には、適宜
散在する窪みからなる切込み4bを設けた構成になって
いる。こうすると、ガイドレール4には切込み4bを設
けた面に対して垂直方向、すなわち図では上下方向に適
宜撓む特性をもたせることができるばかりでなく、ガイ
ドレール4の機能を損なうことなく軽量にすることがで
きる。
【0032】その結果、所定の加工精度で作ったガイド
レール4を図示してないそれぞれの取付け面1a、2a、2
b、3aにねじ止めしたとき、ピッチング精度やヨーイン
グ精度が当初の加工精度を損なわないばかりでなく、軽
ることによってそれぞれのステージの高速動作、高
速位置決めに対してもより効果的である。
【0033】こうして得られた本発明になるX−Yステ
ージを、同一加工精度の従来のX−Yステージと位置決
め精度を比較してピッチング精度やヨーイング精度など
が1桁よくなることが確認できた。また、ガイドレール
4の重量を5〜20%軽くすることによって、高速動作性
を15%以上改善できることも確認できた。
【0034】ガイドレール4のどの位置に、どんな形状
の切込み4bを何個設けるかについては、ガイドレール4
の断面形状や長さ、およびどの程度の位置決め精度が欲
しいかによって種々の変形が可能である。
【0035】
【発明の効果】位置決め精度をよくするために、テーブ
ルやガイドレールを剛体になるよう加工していた従来の
X−Yステージに対して、本発明においては、ガイドレ
ールに切込みを設けて、切込みを設けた面に対して垂直
な方向の剛性を小さくし、それぞれのテーブルの取付け
面に倣うようにしている。
【0036】そうすると、ガイドレールが反ってピッチ
ング精度やヨーイング精度が低下することを防ぐことが
できるばかりでなく、切込みを設けた分だけ軽量化でき
るので、高速位置決めに対しても効果を発揮する。
【0037】従って、加工精度に頼って高価になり、か
つ重く作られていた従来のX−Yステージの性能を、本
発明によれば簡便な手段によって桁違いに向上させるこ
とができる。その結果、ハイテク分野でますます重要性
が増しているX−Yステージの性能向上に対して、本発
明に寄与するところが大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施例の斜視図である。
【図2】 図1の要部の拡大斜視図である。
【図3】 図1の効果を示す説明図で、(A)はピッチ
ング精度、(B)はヨーイング精度である。
【図4】 本発明の第二の実施例の要部の拡大斜視図で
ある。
【図5】 本発明の第三の実施例の要部の拡大斜視図で
ある。
【図6】 X−Yステージの一例の外観斜視図である。
【図7】 図6の要部の断面図である。
【図8】 X−Yステージの一例の精度の説明図で、
(A)は図の要部の拡大断面図、(B)はピッチング
精度、(C)はヨーイング精度である。
【符号の説明】
1 固定テーブル 1a 固定取付け面 2 Xテーブル 2a X下取付け面 2b
X上取付け面 3 Yテーブル 3a Y取付け面 4 ガイドレール 4a V溝 4b
切込み4c 取付け孔 4d 取付けねじ 5 滑動部材

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定テーブル(1)と、Xテーブル
    (2)と、Yテーブル(3)と、ガイドレール(4)
    と、滑動部材(5)を有し、 前記固定テーブル(1)は、上面が凹形状をなし、対向
    する内側面および該内側面と略直交する平面からなる
    定取付け面(1a)を有するものであり、 前記Xテーブル(2)は、前記固定テーブル(1)の上
    に重置されるものであって、下面が逆凸形状をなし、背
    向する外側面および該外側面と略直交する平面からなる
    X下取付け面(2a)を有し、上面が下面の凸部と直交
    する凸形状をなし、背向する外側面および該外側面と略
    直交する平面からなるX上取付け面(2b)を有するも
    のであり、 前記Yテーブル(3)は、前記Xテーブル(2)の上に
    重置されるものであって、下面が逆凹形状をなし、対向
    する内側面および該内側面と略直交する平面からなる
    取付け面(3a)を有するものであり、 前記ガイドレール(4)は、一面の長手方向に平行に刻
    設されたV溝(4a)と、該一面に直交する他面に穿設
    された複数の取付け孔(4c)とを有するものであっ
    て、前記固定テーブル(1)においては、固定取付け面
    (1a)に該V溝(4a)が対向するように、前記Xテ
    ーブル(2)においては、X下取付け面(2a)に該V
    溝(4a)が背向するように、かつ、X上取付け面(2
    b)に該V溝(4a)が背向するように、前記Yテーブ
    ル(3)においては、Y取付け面(3a)に該V溝(4
    a)が対向するように、それぞれ該取付け孔(4c)を
    通して取付けねじ(4d)で固定されているものであ
    り、 前記ガイドレール(4)は、前記固定取付け面(1a)
    と前記X下取付け面(2a)、および前記X上取付け面
    (2b)と前記Y取付け面(3a)のそれぞれの対向す
    る該V溝(4a)が円柱状または球状の滑動部材(5)
    を挟持して、前記固定テーブル(1)とXテーブル
    (2)、およびXテーブル(2)とYテーブル(3)の
    それぞれを滑動可能に支持するものであり、 前記ガイドレール(4)は、少なくとも前記V溝(4
    a)が刻設される前記一面に直交する他面の一方の平面
    に切込み(4b)を有し、該切込み(4b)が該平面に
    穿設された長手方向と交差する溝からなることを特徴と
    するX−Yステージ。
  2. 【請求項2】 固定テーブル(1)と、Xテーブル
    (2)と、Yテーブル(3)と、ガイドレール(4)
    と、滑動部材(5)を有し、 前記固定テーブル(1)は、上面が凹形状をなし、対向
    する内側面および該内側面と略直交する平面からなる固
    定取付け面(1a)を有するものであり、 前記Xテーブル(2)は、前記固定テーブル(1)の上
    に重置されるものであって、下面が逆凸形状をなし、背
    向する外側面および該外側面と略直交する平面からなる
    X下取付け面(2a)を有し、上面が下面の凸部と直交
    する凸形状をなし、背向する外側面および該外側面と略
    直交する平面からなるX上取付け面(2b)を有するも
    のであり、 前記Yテーブル(3)は、前記Xテーブル(2)の上に
    重置されるものであって、下面が逆凹形状をなし、対向
    する内側面および該内側面と略直交する平面からなるY
    取付け面(3a)を有するものであり、 前記ガイドレール(4)は、一面の長手方向に平行に刻
    設されたV溝(4a)と、該一面に直交する他面に穿設
    された複数の取付け孔(4c)とを有するものであっ
    て、前記固定テーブル(1)においては、固定取付け面
    (1a)に該V溝(4a)が対向するように、前記Xテ
    ーブル(2)においては、X下取付け面(2a)に該V
    溝(4a)が背向するように、かつ、X上取付け面(2
    b)に該V溝(4a)が背向するように、前記Yテーブ
    ル(3)においては、Y取付け面(3a)に該V溝(4
    a)が対向するように、それぞれ該取付け孔(4c)を
    通して取付けねじ(4d)で固定されているものであ
    り、 前記ガイドレール(4)は、前記固定取付け面(1a)
    と前記X下取付け面(2a)、および前記X上取付け面
    (2b)と前記Y取付け面(3a)のそれぞれの対向す
    る該V溝(4a)が円柱状または球状の滑動部材(5)
    を挟持して、前記固定テーブル(1)とXテーブル
    (2)、およびXテーブル(2)とYテーブル(3)の
    それぞれを滑動可能に支持するものであり、 前記ガイドレール(4)は、少なくとも前記V溝(4
    a)が刻設される前記一面に直交する他面の一方の平面
    に切込み(4b)を有し、該切込み(4b)が該平面に
    散在する窪みからなる ことを特徴とするX−Yステー
    ジ。
  3. 【請求項3】 前記切込み(4b)が、前記V溝(4
    a)が刻設される前記一面に直交する他面のそれぞれの
    平面に穿設されている ことを特徴とする請求項1または
    2に記載のX−Yステージ。
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