JP6959741B2 - 取付金具 - Google Patents

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Description

本発明は、取付金具、特に、山部及び谷部が連続する断面波形の折板屋根における、山部及び谷部の連続する方向と交差する方向に延在するハゼ部に取り付けられる取付金具に関する。
例えば、工場やカーポート等の鉄筋建造物の屋根には、いわゆる折板屋根と称される屋根構造が採用されることがある。この折板屋根の構造の概略を、図7に基づいて説明する。
図示のように、折板屋根1は、山部1A及び谷部1Bが連続する端面波形が、山部1A及び谷部1Bの連続する方向と交差する方向に延在する板状であって、複数の屋根部材1xが組み合わせられることによって形成される。
これら屋根部材1xの一方側の端縁には、上方に突出して湾曲する被取付部1aが形成され、屋根部材1xの他方側の端縁には、被取付部1aに組み合わせられる端面袋状の取付部1bが形成されている。
取付部1bが被取付部1aに組み合わせられることによって、上方に突出するハゼ部2が形成された折板屋根1が構成される。
ところで、このような折板屋根1が屋根構造として採用された鉄筋建造物の屋根に構造物、例えば空調装置の室外機を載置するような場合は、ハゼ部2に取り付けられる取付金具を介して折板屋根1に井桁状にレールが設置され、このレールの上に構造物が載置される。
特許文献1には、折板屋根1に構造物が載置される場合にハゼ部2に取り付けられる取付金具が開示されている。この取付金具を、取付金具の概略を説明する図8に基づいて説明する。
図示のように、取付金具100は、第1挟持部材101−1、第2挟持部材101−2、これら第1挟持部材101−1と第2挟持部材101−2とを連結するボルト110及びナット111を主要構成として備える。
第1挟持部材101−1は、ハゼ部2の一方側に当接される当接部102aが形成された断面略コ字状の押圧部102、押圧部102から起立する連結部103、連結部103から折曲するレール取付部104を有する断面略S字状に形成される。
第2挟持部材101−2は、第1挟持部材101−1と同様の構成を有することから、第1挟持部材101−1と同様の構成に同一の符号を付することで、その説明を省略する。
これら第1挟持部材101−1、第2挟持部材101−2を、その連結部103において互いに重ね合わせてボルト110及びナット111によって仮止めし、このボルト110及びナット111を回動中心として第1挟持部材101−1、第2挟持部材101−2を互いに回動させて偏位させながら、互いの当接部102aにおいてハゼ部2を挟持する。
この状態で、ボルト110及びナット111を締結すると、互いの当接部102aがハゼ部2に当接して、取付金具100が折板屋根1に取り付けられて、レール120が取付金具100のレール取付部104に設置される。
特開2016−188471
しかし、特許文献1の取付金具100は、第1挟持部材101−1、第2挟持部材101−2を互いに回動させながら、互いの当接部102aにおいてハゼ部2を挟持することから、山部1A及び谷部1Bの連続する方向と交差する方向に延在するハゼ部2の任意の位置において取付金具100を仮に取り付けた後、取付金具100を実際の取付位置までハゼ部2の上を移動させて位置決めする必要がある。
したがって、ハゼ部2における取付位置への取付作業が煩雑となることが懸念される。特に、取付金具100のハゼ部2への取付作業は高所での取付作業となることから、取付作業の際に高度な安全性が要求されることも懸念される。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、折板屋根のハゼ部に簡易に取り付けることができ、取付作業を容易にすることが可能な取付金具を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するための本発明による取付金具は、山部及び谷部が連続する断面波形の折板屋根における前記山部及び前記谷部の連続する方向と交差する方向に延在して上方に突出するハゼ部の一方側に当接する第1当接部を有する第1挟持部材、該第1挟持部材の前記第1当接部と対向して前記折板屋根の前記ハゼ部の他方側に当接する第2当接部を有して第1挟持部材と協働して前記折板屋根の前記ハゼ部を挟持する第2挟持部材、及び前記第1挟持部材の前記第1当接部と前記第2挟持部材の前記第2当接部とによって前記ハゼ部を挟持した状態で前記第1挟持部材と前記第2挟持部材とを互いに固定する締結部材を備えた取付金具において、前記第2挟持部材は、該第2挟持部材の前記第2当接部が前記第1挟持部材の前記第1当接部に対して接離可能に回動するように前記第1挟持部材に係合され、前記締結部材は、頭部及び軸部を有するボルト及び該ボルトに締結されるナットを有し、前記第2挟持部材が前記第1挟持部材に係合された状態で前記第1挟持部に形成された第1貫通孔と前記第2挟持部に形成された第2貫通孔とを介して前記ボルトが該ボルトの前記軸部から前記第1挟持部材及び前記第2挟持部材に挿通され、前記ボルトの前記頭部が前記第1挟持部材に係止されて前記ボルトと前記ナットとの相対的な回転が規制されることを特徴とする。
この構成によれば、ボルトの頭部が第1挟持部材に係止されていることから、ナットをボルトに締め付ける際に、ボルトとナットとが相対的に回転することが規制される。
したがって、ボルトとナットとが相対的に回転することがないことから、ナットをボルトに締め付ける際にボルトの頭部を押さえる必要がなく、ナットをボルトの締結方向に移動させるのみで、ナットをボルトの軸部に締め付けることができる。その結果、取付金具をハゼ部に取り付ける際の取付作業が容易となり、高所における取付金具のハゼ部への取付作業の際の安全性が確保される。
本発明による取付金具は、前記ボルトが、前記頭部が平面視で六角形状に形成された六角ボルトであって、前記第1挟持部材は、前記ボルトの前記頭部が該第1挟持部材に位置決めされた際に前記ボルトの前記頭部の一辺に接合する第1接合部と、該第1接合部が前記ボルトの前記頭部の一辺に接合する際に前記ボルトの前記頭部の他辺に接合する第2接合部と、を備え、前記第1接合部が前記ボルトの前記頭部の一辺に接合するとともに前記第2接合部が前記ボルトの前記他辺に接合することによって前記ボルトが前記第1挟持部材に係止されることを特徴とする。
この構成によれば、ボルトが、その頭部が平面視で六角形状に形成された六角ボルトである場合において、ボルトの頭部の一辺に接合する第1接合部及びボルトの他辺に接合する第2接合部を第1挟持部材に形成するという簡易な構成によって、ボルトが第1挟持部材に係止される。
本発明による取付金具は、前記ボルトが挿通された前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とが互いに偏位している際に、前記ボルトが挿通された状態で前記第1挟持部材に対する前記第2挟持部材の回動に追従して前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とが正対する位置に位置決めされるように前記ボルトをガイドするガイド溝が前記第2挟持部材に形成されたことを特徴とする。
この構成によれば、第1挟持部材に対して第2挟持部材を回動させると、第2挟持部材30の回動に追従して、ボルトがガイド溝にガイドされて、第1貫通孔と第2貫通孔とが互いに正対する位置に位置決めされる。
これにより、第1挟持部材と第2挟持部材との偏位が是正される。したがって、取付金具をハゼ部に取り付ける際の位置決めを容易に行うことができることから、取付金具の取付作業の効率が向上する。
本発明による取付金具は、前記第2挟持部材が、前記第1挟持部材に係合された状態で前記ボルトの上方において前記第1挟持部材に向かって突出する先端縁を有する板状の突出部を備え、前記ガイド溝は、前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とが正対する位置に位置決めされている際の前記ボルトの前記突出部における投影位置に切り欠かれて形成され、前記突出部の前記先端縁から当該ガイド溝の中心線に向かって傾斜する第1辺、該第1辺から前記突出部の内方に向かって折曲して延在する第2辺、該第2辺から前記中心線と交差する方向に折曲して延在する第3辺、該第3辺から前記先端縁に向かって折曲して延在する第4辺、及び該第4辺と連続して前記中心線から離反する方向に折曲して傾斜する第5辺、を有することを特徴とする。
この構成によれば、第1挟持部材に向かって突出する突出部を第2挟持部材に形成し、この突出部にガイド溝を形成するという簡易な構成によって、取付金具をハゼ部に取り付ける際の位置決めの容易性を確保することができる。
この発明によると、取付金具をハゼ部に取り付ける際の取付作業が容易となる。その結果、高所における取付金具のハゼ部への取付作業の際の安全性が確保される。
本発明の実施の形態に係る取付金具の概略を説明する正面図である。 同じく、本実施の形態に係る取付金具の概略を説明する斜視図である。 同じく、本実施の形態に係るガイド溝の概略を説明する図である。 同じく、本実施の形態に係る取付金具の作動状態の概略を説明する図である。 同じく、本実施の形態に係る取付金具が折板屋根のハゼ部に取り付けられた状態の概略を説明する正面図である。 同じく、本実施の形態に係る取付金具の第1挟持部材と第2挟持部材とが互いに偏位している場合に、偏位が是正される状態の概略を説明する概念図である。 折板屋根の構造の概略を説明する図である。 従来の取付金具の概略を説明する図である。
次に、本発明の実施の形態について、図1〜図6に基づいて説明する。
図1は、本実施の形態に係る取付金具10の概略を説明する正面図であり、図2は、取付金具10の分解斜視図である。
図示のように、取付金具10は、第1挟持部材20、第2挟持部材30、及び第1挟持部材20と第2挟持部材30とを互いに固定する締結部材であるボルト40並びにナット41を主要構成として備える。
第1挟持部材20は、本実施の形態では、第1挟持部本体21、第1挟持部本体21と連続する連結部22、及びこの連結部22と連続する取付部23を有するアルミニウム製であって、プレス加工によって成形される。
第1挟持部本体21は、図6で示した折板屋根1のハゼ部2の一方側に当接する当接面21Aaが設定された第1当接部21A、第1当接部21Aから連続する断面略C字状に湾曲した湾曲部21Bを有する。
この湾曲部21Bは、具体的には、第1当接部21Aから連続する底部21Ba、底部21Baから立設する側部21Bb、側部21Bbから内方に折曲して傾斜する傾斜部21Bc、及び傾斜部21Bcから更に内方に折曲して形成された上部21Bdを有する。この上部21Bdの外側面に、第1接合部Xが設定される。
連結部22は、第1挟持部本体21の湾曲部21Bの上部21Bdから上方に折曲して延在する第1連結部22A、第1連結部22Aと連続して第1連結部22Aと交差する方向に延在する第2連結部22B、及び第2連結部22Bから上方に折曲して延在する第3連結部22Cを有する端面鉤型に形成される。この第2連結部22Bの外側面に、第2接合部Yが設定される。
一方、第1連結部22Aには、本実施の形態では、ボルト40が挿通される第1貫通孔22Aaが穿孔される。この第1貫通孔22Aaの下方における第1連結部22Aの内側面には、第2挟持部材30に向かって突出するボルトガイド部22Abが形成される。
取付部23は、連結部22の第3連結部22Cと連続して第3連結部22Cと交差する方向に延在して上側面23a及び下側面23bを有する平板状の取付部本体23A、取付部本体23Aの上側面23aから下側面23bに亘って貫通する貫通孔23Aa、取付部本体23Aの貫通孔23Aaの周囲において下側面23bから突出する一対の規制部23B、23Bを有する。
更に取付部23は、取付部本体23Aの下側面23bから下方に突出する端面鉤型の被係合部23Cが形成される。
取付部23の取付部本体23Aに穿孔された貫通孔23Aaには、本実施の形態では、取付ボルト24が挿通される。この取付ボルト24は、平面視で六角形状の頭部24A及び軸部24Bを有し、軸部24Bから貫通孔23Aaに取付ボルト24が挿通されると、貫通孔23Aaの周囲において取付部本体23Aの下側面23bから突出する一対の規制部23B、23Bの間に頭部24が嵌合して、取付ボルト24が取付部本体23Aに係止される。
一方、取付部本体23Aから突出した取付ボルト24の軸部24Bには、複数のワッシャ25が嵌装され、各ワッシャ25が嵌装された状態でナット26が取付ボルト24の軸部24Bに装着される。
第2挟持部材30は、本実施の形態では、第2挟持部本体31及び第2挟持部本体31と連続する連結部32を有するアルミニウム製であって、プレス加工によって成形される。
第2挟持部本体31は、図6で示した折板屋根1のハゼ部2の他方側に当接する当接面31Aaが設定された第2当接部31A、第2当接部31Aから連続する断面略逆C字状に湾曲した湾曲部31Bを有する。
この湾曲部31Bは、具体的には、第2当接部31Aから連続する底部31Ba、底部31Baから立設する側部31Bb、側部31Bbから内方に折曲して傾斜する傾斜部31Bcを有する。
連結部32は、第2挟持部本体31の湾曲部31Bの傾斜部31Bcから上方に折曲して延在する連結部本体32A、及び連結部本体32Aから連続する端面鉤型の係合部32Bが形成される。
一方、連結部本体32Aには、本実施の形態では、ボルト40が挿通される上下方向に長孔の第2貫通孔32Aaが穿孔される。この第2貫通孔32Aaの上方における連結部本体32Aの内側面には、第1挟持部材20に向かって突出する先端縁33aを有する突出部33が形成されている。
この突出部33には、本実施の形態では、ボルト40をガイドするガイド溝34が形成されている。
上記構成の第1挟持部材20及び第2挟持部材30は、第1挟持部材20の取付部23の被係合部23Cに、第2挟持部材30の連結部本体32Aから連続して形成された係合部32Bが係合される。
ボルト40は、本実施の形態では、六角形状に形成された頭部40a及び軸部40bを有する汎用品が採用され、第1挟持部材20に形成された第1貫通孔22Aaと第2挟持部材30に形成された第2貫通孔32Aaとを介してボルト40が軸部40bから第1挟持部材20及び第2挟持部材30に挿通される。
このとき、ボルト40の六角形状の頭部40aは、その一辺が第1挟持部材20の第1挟持部本体21の湾曲部21Bに設定された第1接合部Xに接合し、かつ他辺が第1挟持部材20の連結部22の第2連結部22Bに設定された第2接合部Yに接合して、ボルト40の頭部40aが第1挟持部材20に係止される。
ナット41は、ワッシャ42、43を介してボルト40に締め付けられるものであって、本実施の形態では汎用品が採用される。
図3は、ガイド溝34の概略を説明する図である。図示のように、ガイド溝34は、第1貫通孔22Aaと第2貫通孔32Aaとが正対する位置となるように第1挟持部材20と第2挟持部材30とが位置決めされている際のボルト40の突出部33における投影位置において、切り欠かれて形成されている。
このガイド溝34は、突出部33の先端縁33aから中心線Cに向かって傾斜する第1辺34a、第1辺34aから突出部33の内方に向かって折曲して延在する第2辺34b、第2辺34bから中心線Cと交差する方向に折曲して延在する第3辺34c、第3辺34cから先端縁33aに向かって折曲して延在する第4辺34d、及び第4辺34dと連続して中心線Cから離反する方向に折曲して傾斜する第5辺34eを有し、第1辺34a及び第5辺34eが互いに離反して先端縁33a側が拡開して形成される。
上記構成の第2挟持部材30の係合部32Bを、第1挟持部材20の被係合部23Cに係合せしめ、第1貫通孔22Aa及び第2貫通孔32Aaを介してボルト40をその軸部40bから第1挟持部材20及び第2挟持部材30に挿通せしめて、ボルト40の軸部40bにワッシャ42、43を介装してナット41を仮止めしておく。
これにより、図4で示すように、第1挟持部材20の被係合部23Cと第2挟持部材30の係合部32Bとを回動中心として、第2挟持部材30の第2当接部31Aが、第1挟持部材20の第1当接部21Aに対して接離可能に回動する。
この取付金具10を、折板屋根1のハゼ部2に取り付ける場合は、まず、取付金具10を、第1挟持部材20の第1挟持部材本体21の底部21Ba、及び第2挟持部材30の第2挟持部材本体31の底部31Baにおいて、折板屋根1の山部1Aの頂部に載置する。
その後、第1挟持部材20の第1当接部21Aの当接面21Aaをハゼ部2の一方側に当接させ、その状態で、第2挟持部材30の第2当接部31Aの当接面31Aaを第1挟持部材20の第1当接部21Aの当接面21Aaに近接させるように回動させて、第2挟持部材30の第2当接部31Aの当接面31Aaをハゼ部2の他方側に当接させる。
この状態において、ボルト40の軸部40bに仮止めされたナット41を締結方向に移動させて、第2挟持部材30の連結部32を座面としてナット41を締め付ける。
このとき、ボルト40の頭部40aは第1挟持部材20に係止されていることから、ナット41をボルト40に締め付ける際に、ボルト40とナット41とが相対的に回転することが規制される。
したがって、ボルト40とナット41とが相対的に回転することがないことから、ボルト40の頭部40aを押さえる必要がなく、ナット41をボルト40の締結方向に移動させるのみで、ナット41をボルト40の軸部40bに締め付けることができる。その結果、取付金具10をハゼ部2に取り付ける際の取付作業が容易となり、高所における取付金具10のハゼ部2への取付作業の際の安全性が確保される。
図5は、取付金具10が折板屋根1のハゼ部2に取り付けられた状態の概略を説明する正面図である。図示のように、取付金具10は、第1挟持部材20の第1当接部21Aと第2挟持部材30の第2当接部31Aとによってハゼ部2を挟持することによってハゼ部2に取り付けられる。
取付金具10がハゼ部2に取り付けられた状態で、レール120が取付部23に取り付けられる。具体的には、レール120に穿孔された図示しない挿通孔に、取付部23に設けられた取付ボルト24が挿通され、複数のワッシャ25及びナット26が取付ボルト24の軸部24Bに挿通されて締結されることによって、レール120が取付部23に取り付けられる。
このとき、取付ボルト24は、取付部本体23Aに係止されていることから、ナット26を取付ボルト24に締め付ける際に、取付ボルト24とナット26とが相対的に回転することが規制される。
したがって、取付ボルト24とナット26とが相対的に回転することがないことから、取付ボルト24の頭部24Aを押さえる必要がなく、ナット26を取付ボルト24の締結方向に移動させるのみで、ナット26を取付ボルト24の軸部24Bに締め付けることができる。その結果、レール120を取付金具10に取り付ける際の取付作業が容易となる。
ところで、図6(a)で示すように、取付金具10を取り付ける際に、第1挟持部材20と第2挟持部材30とが折板屋根1のハゼ部2の延在する方向において互いに偏位することに起因して、ボルト40が挿通された第1貫通孔22Aaと第2貫通孔32Aaとが互いに偏位することがある。
このとき、第2挟持部材30の第2当接部31Aを第1挟持部材20の第1当接部21Aから離間させるように回動させると、第2挟持部材30の回動に追従して、ボルト40の軸部40bがガイド溝34の第1辺34aあるいは第5辺34e(本実施の形態では第5辺34e)にガイドされて、第1貫通孔22Aaと第2貫通孔32Aaとが互いに正対する位置に位置決めされるように規制される。
すなわち、本実施の形態では、第1挟持部材20が矢線Aで示す方向に移動し、第2挟持部材30が矢線Bで示す方向に移動する。これにより、図6(b)で示すように、ボルト40の軸部40bを介して第1貫通孔22Aaと第2貫通孔32Aaとが互いに正対する位置に位置決めされ、第1挟持部材20と第2挟持部材30との偏位が是正される。
したがって、取付金具10をハゼ部2に取り付ける際の位置決めを容易に行うことができることから、取付金具10の取付作業の効率が向上する。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることはなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。上記実施の形態では、第2挟持部材30の第2当接部31Aが第1挟持部材20の第1当接部21Aに対して回動するように形成されている場合を例として説明したが、第1挟持部材30の第1当接部21Aが第2挟持部材30の第2当接部31Aに対して回動するように形成されていてもよい。
1 折板屋根
2 ハゼ部
10 取付金具
20 第1挟持部材
21 第1挟持部本体
21A 第1当接部
21B 湾曲部
22 連結部
22Aa 第1貫通孔
23 取付部
30 第2挟持部材
31 第2挟持部本体
31A 第2当接部
31B 湾曲部
32 連結部
32Aa 第2貫通孔
40 ボルト
40a 頭部
40b 軸部
41 ナット
120 レール
X 第1接合部
Y 第2接合部

Claims (3)

  1. 山部及び谷部が連続する断面波形の折板屋根における前記山部及び前記谷部の連続する方向と交差する方向に延在して上方に突出するハゼ部の一方側に当接する第1当接部を有する第1挟持部材、該第1挟持部材の前記第1当接部と対向して前記折板屋根の前記ハゼ部の他方側に当接する第2当接部を有して第1挟持部材と協働して前記折板屋根の前記ハゼ部を挟持する第2挟持部材、及び前記第1挟持部材の前記第1当接部と前記第2挟持部材の前記第2当接部とによって前記ハゼ部を挟持した状態で前記第1挟持部材と前記第2挟持部材とを互いに固定する締結部材を備えた取付金具において、
    前記第2挟持部材は、該第2挟持部材の前記第2当接部が前記第1挟持部材の前記第1当接部に対して接離可能に回動するように前記第1挟持部材に係合され、
    前記締結部材は、頭部及び軸部を有するボルト及び該ボルトに締結されるナットを有し、前記第2挟持部材が前記第1挟持部材に係合された状態で前記第1挟持部に形成された第1貫通孔と前記第2挟持部に形成された第2貫通孔とを介して前記ボルトが該ボルトの前記軸部から前記第1挟持部材及び前記第2挟持部材に挿通され、
    前記ボルトの前記頭部が前記第1挟持部材に係止されて前記ボルトと前記ナットとの相対的な回転が規制され
    前記ボルトが挿通された前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とが互いに偏位している際に、前記ボルトが挿通された状態で前記第1挟持部材に対する前記第2挟持部材の回動に追従して前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とが正対する位置に位置決めされるように前記ボルトをガイドするガイド溝が前記第2挟持部材に形成されたことを特徴とする取付金具。
  2. 前記ボルトは、
    前記頭部が平面視で六角形状に形成された六角ボルトであって、
    前記第1挟持部材は、
    前記ボルトの前記頭部が該第1挟持部材に位置決めされた際に前記ボルトの前記頭部の一辺に接合する第1接合部と、
    該第1接合部が前記ボルトの前記頭部の一辺に接合する際に前記ボルトの前記頭部の他辺に接合する第2接合部と、を備え、
    前記第1接合部が前記ボルトの前記頭部の一辺に接合するとともに前記第2接合部が前記ボルトの前記他辺に接合することによって前記ボルトが前記第1挟持部材に係止されることを特徴とする請求項1に記載の取付金具。
  3. 前記第2挟持部材は、
    前記第1挟持部材に係合された状態で前記ボルトの上方において前記第1挟持部材に向かって突出する先端縁を有する板状の突出部を備え、
    前記ガイド溝は、
    前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とが正対する位置に位置決めされている際の前記ボルトの前記突出部における投影位置に切り欠かれて形成され、前記突出部の前記先端縁から当該ガイド溝の中心線に向かって傾斜する第1辺、該第1辺から前記突出部の内方に向かって折曲して延在する第2辺、該第2辺から前記中心線と交差する方向に折曲して延在する第3辺、該第3辺から前記先端縁に向かって折曲して延在する第4辺、及び該第4辺と連続して前記中心線から離反する方向に折曲して傾斜する第5辺、
    を有することを特徴とする請求項1または2に記載の取付金具。
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