JP6959166B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
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Description
そこで、上記構成では、機関回転速度及び機関負荷率によって各運転領域ゾーンが設定され、当該各運転領域ゾーンでの機関運転の実行頻度が取得される。また、上記実行頻度が高いか否かを判定するための頻度判定値が、運転領域ゾーン毎に設定されている。具体的には、機関運転時にピストンにデポジットが堆積しやすい運転領域ゾーンに対する頻度判定値が、機関運転時にピストンにデポジットが堆積しにくい運転領域ゾーンに対する頻度判定値よりも小さい値に設定される。そして、上記実行頻度が頻度判定値以上であるか否かの判定が運転領域ゾーン毎に行われる。上記実行頻度が頻度判定値以上となる運転領域ゾーンが存在する場合、当該運転領域ゾーンでの機関運転の実行頻度が高く、すなわちピストンの温度が上記所定の温度範囲の値となる機会が多く、ピストンにおけるデポジットの堆積量が多い可能性があると判断できる。そのため、上記実行頻度が頻度判定値以上となる運転領域ゾーンでの機関運転が行われるときには、オイルジェットのオイル噴射が停止される。その結果、ピストンの温度低下が抑制され、ピストンの温度が上記所定の温度範囲内に入り込みにくくなる。これにより、ピストンの温度が上記所定の温度範囲内の値になる機会の増大が抑制されるため、ピストンにおけるデポジットの堆積量の増大を抑制することができる。
図1には、本実施形態の制御装置50を備える内燃機関10が図示されている。図1に示すように、内燃機関10は、複数の気筒21(図1では1つのみ図示)を有しており、各気筒21内ではピストン22が往復動するようになっている。これら各ピストン22は、コネクティングロッド23を介してクランク軸24に連結されている。気筒21内におけるピストン22よりも上方域は燃焼室25となっている。そして、各燃焼室25では、吸気通路26を介して導入された吸入空気と燃料噴射弁27から噴射された燃料とを含む混合気が燃焼される。こうした混合気の燃焼によって各燃焼室25で生じた排気は、排気通路28に排出される。なお、ピストン22のうち、燃焼室25を区画する面、すなわち図中上面のことを「頂面22a」ともいう。
制御装置50には、クランク角センサ101などの各種のセンサから信号が入力されるようになっている。クランク角センサ101は、クランク軸24の回転速度である機関回転速度NEを検出し、検出した機関回転速度NEに応じた信号を出力する。
・吸気通路26を流れる吸入空気の温度である吸入空気温Tairが基準吸入空気温Tairmapであること。
・機関冷却水の温度である冷却水温Twtrが基準冷却水温Twtrmapであること。
・内燃機関10内を循環するオイルの温度であるオイル温度Toilが基準オイル温度Toilmapであること。
図1に戻り、ゾーン頻度取得部53は、運転領域ゾーンZ1,Z2,Z3,Z4毎に、運転領域ゾーンZ1〜Z4での機関運転の実行頻度であるゾーン実行頻度Fzを取得する。
ジェット制御部55は、内燃機関10の運転領域に応じてオイルジェット38の作動を制御する。すなわち、ジェット制御部55は、基準停止条件が成立しているときにはオイルジェット38のオイル噴射を停止させる。図4にあっては、基準停止条件が成立する場合における運転領域が一点鎖線で囲まれている。基準停止条件は、機関回転速度NEが判定速度以下であること、及び、機関負荷率KLが判定負荷率以下であることの双方を含んでいる。図4に示す例では、判定速度は第3の回転速度NE3であり、判定負荷率は第2の負荷率KL2である。なお、第3の回転速度NE3は、第2の回転速度NE2よりも大きく、且つ、第4の回転速度NE4よりも小さい。
本実施形態では、機関運転が行われているときには、各運転領域Rにおける領域実行頻度Frが取得される。そして、こうした領域実行頻度Frの取得がある程度の期間行われると、各運転領域ゾーンZ1〜Z4におけるゾーン実行頻度Fzが計算される。すると、計算したゾーン実行頻度Fzが頻度判定値FzTh以上であるか否かの判定が運転領域ゾーンZ1〜Z4毎に行われる。ゾーン実行頻度Fzが頻度判定値FzTh以上となる運転領域ゾーンが存在する場合、当該運転領域ゾーンでの機関運転の実行頻度が高く、すなわちピストン温度TMPpが所定の温度範囲の値となる機会が多く、ピストン22におけるデポジットの堆積量が多い可能性があると判断できる。そのため、ゾーン実行頻度Fzが頻度判定値FzTh以上となる運転領域ゾーンでの機関運転が行われるときには、上記基準停止条件が成立しているか否かに拘わらず、オイルジェット38のオイル噴射が停止される。
上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
Claims (1)
- 気筒内のピストンに向けてオイルを噴射するオイルジェットを備える内燃機関に適用され、前記内燃機関の運転領域に応じて前記オイルジェットの作動を制御する内燃機関の制御装置において、
前記内燃機関の運転領域が複数の運転領域ゾーンに区分けされており、前記各運転領域ゾーンのうち、第1の運転領域ゾーンは、機関回転速度が第1の速度範囲内の値となり、且つ、機関負荷率が第1の負荷率範囲内の値となるゾーンであり、第2の運転領域ゾーンは、機関回転速度が第2の速度範囲内の値となり、且つ、機関負荷率が第2の負荷率範囲内の値となるゾーンであり、
前記運転領域ゾーン毎に、同運転領域ゾーンでの機関運転の実行頻度を取得するゾーン頻度取得部と、
前記ゾーン頻度取得部によって取得された前記実行頻度が頻度判定値以上であるか否かの判定を、前記運転領域ゾーン毎に行う判定部と、
前記実行頻度が前記頻度判定値以上となる前記運転領域ゾーンで機関運転が行われるときには、前記オイルジェットのオイル噴射を停止させるジェット制御部と、を備え、
前記頻度判定値は前記運転領域ゾーン毎に設定されており、機関運転時に前記ピストンにデポジットが堆積しやすい前記運転領域ゾーンに対する前記頻度判定値が、機関運転時に前記ピストンにデポジットが堆積しにくい前記運転領域ゾーンに対する前記頻度判定値よりも小さい値に設定される
ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018034398A JP6959166B2 (ja) | 2018-02-28 | 2018-02-28 | 内燃機関の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018034398A JP6959166B2 (ja) | 2018-02-28 | 2018-02-28 | 内燃機関の制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2019148246A JP2019148246A (ja) | 2019-09-05 |
JP6959166B2 true JP6959166B2 (ja) | 2021-11-02 |
Family
ID=67849259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018034398A Active JP6959166B2 (ja) | 2018-02-28 | 2018-02-28 | 内燃機関の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6959166B2 (ja) |
-
2018
- 2018-02-28 JP JP2018034398A patent/JP6959166B2/ja active Active
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Publication number | Publication date |
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JP2019148246A (ja) | 2019-09-05 |
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