以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.第1の実施形態〕
〔1-1.情報処理の一例〕
まず、図1を用いて、第1の実施形態に係る情報処理の一例について説明する。図1は、第1の実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。図1に示す情報処理装置100は、(1)電子マネーによる決済サービスと(2)投資資産の運用サービスの2種類のサービスを提供するサーバ装置である。図1の例では、情報処理システム1は、端末装置10と、オークションサーバ20と、投資用口座管理サーバ30と、情報処理装置100とを有する。
端末装置10と、オークションサーバ20と、投資用口座管理サーバ30と、情報処理装置100は、図示しない所定の通信網を介して、有線または無線により通信可能に接続される。なお、図1に示す情報処理システム1には、複数台の端末装置10と、複数台のオークションサーバ20と、複数台の投資用口座管理サーバ30と、複数台の情報処理装置100とが含まれてもよい。
端末装置10は、ユーザU1によって利用される情報処理装置である。端末装置10は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。図1に示す例においては、端末装置10がスマートフォンである場合を示す。
また、端末装置10は、ブラウザやアプリケーションにより、情報処理装置100によって配信された電子マネーによる決済サービスを提供するためのコンテンツを表示画面に表示する。また、端末装置10は、情報処理装置100によって配信された投資資産の運用サービスを提供するためのコンテンツを表示画面に表示する。また、端末装置10は、オークションサーバ20によって配信されたオークションサービスを提供するためのコンテンツを表示画面に表示する。
オークションサーバ20は、オークションサービスを提供するサーバ装置である。例えば、オークションサーバ20は、店舗(実店舗、仮想店舗いずれでもよい)や個人から商品の出品を受け付けるとともに、受け付けた商品に対して入札が行われた場合に、オークション処理を実行する。図1に示す例では、オークションサーバ20は、オークションサービスのユーザU1によって出品された商品が落札された場合に、オークションの売上金を受け取るサービスを提供するためのコンテンツを出品者であるユーザU1の端末装置10に配信する。
投資用口座管理サーバ30は、信託銀行又は証券会社に開設された投資用口座に預けられた投資資産を管理するサーバ装置である。信託銀行又は証券会社は、投資資産の運用会社の運用指図に従って、投資用口座に預けられた投資資産による投資を実行する。具体的には、信託銀行又は証券会社は、投資資産の運用会社の運用指図に従って、株式、債券、不動産等の売買を行う。なお、投資用口座とは、投資等による資産運用をするための口座である。具体的には、投資用口座は、証券口座やFX(外国為替証拠金取引)口座を意味する。図1に示す例では、投資用口座管理サーバ30は、情報処理装置100を管理する投資資産の運用会社の運用指図に従って、信託銀行又は証券会社に開設されたユーザU1の投資用口座に預けられた投資資産を管理する。
情報処理装置100は、電子マネーによる決済(電子マネー決済)サービスを提供するサーバ装置である。情報処理装置100は、ユーザが保有する電子マネーやポイント等の企業通貨のデータが蓄積された電子マネー口座を管理する。図1に示す例では、情報処理装置100が、ユーザU1に対して、オークションの売上金を電子マネーで受け取ってユーザU1の投資用口座に資金移動するという受取方法を提案する例を示す。そして、情報処理装置100が、ユーザU1がオークションの売上金を電子マネーで受け取った場合に、オークションの売上金に相当する金額をユーザU1の投資用口座に入金する例を示す。
また、情報処理装置100は、投資資産の運用サービスを提供するサーバ装置である。図1に示す例では、情報処理装置100は、投資信託の運用会社によって管理される。投資信託は、株式、債券、不動産等の複数の投資の対象のなかから、投資信託の運用会社によって選定されて組み合わされた金融商品である。投資信託の運用会社は、ユーザU1を含む複数の投資家から投資資金を集める。そして、投資信託の運用会社は、投資資金の投資先や投資方法を指定して、信託銀行又は証券会社に対して投資を実行するよう投資資金の運用指図を行う。そして、情報処理装置100は、ユーザU1を含む複数の投資家に投資資金の運用状況を配信する。
なお、投資資産の運用サービスを利用する前提として、ユーザU1は投資用口座を開設している必要がある。図1では、ユーザU1は投資用口座を開設済みである例を示す。また、投資資産の運用会社は、投資信託の買付前に、投資家の投資判断に必要な重要事項が記載された目論見書を投資家に交付する義務がある(金融商品取引法15条2項)。図1では、情報処理装置100を管理する投資資産の運用会社は、ユーザU1に対して目論見書を交付済みである例を示す。
以下、図1を用いて、情報処理の一例を説明する。図1に示す例では、オークションサーバ20は、オークションの出品者であるユーザU1によって出品された商品が落札された場合に、オークションの売上金受取サービスを提供するためのコンテンツをユーザU1の端末装置10に配信する(ステップS11)。
端末装置10は、オークションの売上金受取サービスを提供するためのコンテンツをオークションサーバ20から受信すると、オークションの売上金の受取方法に対応する選択ボタンを画面に表示する。続いて、端末装置10は、オークションの売上金を電子マネーで受け取って投資用口座に資金移動する受取方法がユーザU1によって選択されると、オークションの売上金を電子マネーで受け取って投資用口座に資金移動させる要求を情報処理装置100に送信する(ステップS12)。
続いて、情報処理装置100は、オークションの売上金を電子マネーで受け取って投資用口座に資金移動させる要求を端末装置10から受け付けると、ユーザU1に対して目論見書を交付済みであるか否かを判定する(ステップS13)。ここでは、上述したようにユーザU1に対して目論見書を交付済みであるものとする。
続いて、情報処理装置100は、ユーザU1に対して目論見書を交付済みであると判定すると、オークションの売上金に相当する電子マネーをユーザU1の電子マネー口座に加える(ステップS14)。つまり、情報処理装置100は、オークションの売上金が10,000円である場合には、オークション売上金として10,000円に相当する電子マネーをユーザU1の電子マネー口座の預入金額に付加する。
続いて、情報処理装置100は、オークションの売上金に相当する電子マネーをユーザU1の電子マネー口座に加えた場合に、オークションの売上金に相当する電子マネーをユーザU1が取得したか否かを判定する(ステップS15)。すなわち、情報処理装置100は、ユーザU1の電子マネー口座の残高が元々50,000円である場合には、ユーザU1の電子マネー口座の残高が50,000円から60,000円に増えたか否かを判定する。
続いて、情報処理装置100は、オークションの売上金に相当する電子マネーをユーザU1が取得したと判定した場合は、投資用口座への資金移動条件を満たすと判定する。そして、情報処理装置100は、投資用口座への資金移動条件を満たすので、ユーザU1の投資用口座に移動する資金として、オークションの売上金に相当する電子マネーをユーザU1の電子マネー口座から引く(ステップS16)。
続いて、情報処理装置100は、オークションの売上金をユーザU1の投資用口座に入金する(ステップS17)。
投資用口座管理サーバ30は、ユーザU1の投資用口座にオークションの売上金が入金された場合、情報処理装置100を管理する投資資産の運用会社の運用指図に従って、ユーザU1の投資用口座に預けられた投資資産の投資の対象である投資信託の買付取引を行う(ステップS18)。
上述したように、情報処理装置100は、オークションサービスのユーザU1が保有する電子マネーに関する情報を取得する。そして、情報処理装置100は、ユーザU1の電子マネーに関する情報が所定の条件である通貨条件を満たす場合に、ユーザU1の電子マネー口座からオークションの売上金に相当する電子マネーを引いて、オークションの売上金をユーザU1の投資用口座に入金する入金処理を行う。これにより、情報処理装置100は、ユーザU1がオークションサービスで取得した売上金をユーザU1の投資用口座に資金移動することができる。したがって、情報処理装置100は、ユーザU1の投資を促すことができる。
なお、図1では、情報処理装置100が、ユーザU1が保有する保有通貨として、企業通貨であるユーザU1の電子マネーから所定の金額を引いて、所定の金額をユーザU1の投資用口座に入金する例を示したが、ユーザU1の預金通貨から所定の金額を引いて、所定の金額をユーザU1の投資用口座に入金してもよい。ユーザU1が保有する保有通貨として、企業通貨の代わりに預金通貨を用いる場合は、図1でユーザU1の電子マネー口座をユーザU1の預金口座と読み替えればよい。なお、以下に示す他の実施形態および全ての変形例について、ユーザU1の電子マネー口座をユーザU1の預金口座と読み替えることにより、ユーザU1が保有する保有通貨として、企業通貨の代わりに預金通貨を用いることができる。
なお、図1では、情報処理装置100を管理する投資資産の運用会社がユーザU1に対して目論見書を交付済みである例を示したが、ユーザU1に対して目論見書を交付していなくてもよい。すなわち、ステップS13において、情報処理装置100は、ユーザU1に対して目論見書を交付していないと判定した場合は、ユーザU1に対して目論見書を交付する。
具体的には、情報処理装置100は、ユーザU1に対して目論見書を交付していないと判定した場合は、目論見書を電子書面で交付し閲覧させる電子交付サービスによってユーザU1に対して目論見書を交付する。例えば、情報処理装置100は、目論見書の電子交付サービスを提供するためのコンテンツを端末装置10に配信する。そして、情報処理装置100は、目論見書の電子交付サービスを提供するためのコンテンツに「目論見書の電子交付を承諾したうえで電子書面によって目論見書を閲覧する」というボタン(以下、目論見書の電子交付承諾ボタンと呼ぶ。)を表示して、ユーザU1によって目論見書の電子交付承諾ボタンが選択されると目論見書を閲覧するためのコンテンツに誘導する。
続いて、情報処理装置100は、ユーザU1によって目論見書の電子交付承諾ボタンが選択された場合に、端末装置10から目論見書の電子交付承諾ボタンが選択されたという通知を受信する。続いて、情報処理装置100は、ユーザU1に目論見書が交付され閲覧されたことを確認した場合は、投資用口座への資金移動条件を満たすと判定する。続いて、情報処理装置100は、投資用口座への資金移動条件を満たすと判定した場合は、オークションの売上金をユーザU1の投資用口座に入金する入金処理を行う。なお、情報処理装置100は、ユーザU1が希望する場合には、郵送によって目論見書を交付してもよい。
〔1-2.情報処理装置の構成〕
次に、図2を用いて、実施形態に係る情報処理装置100の構成について説明する。図2は、実施形態に係る情報処理装置100の構成例を示す図である。図2に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、情報処理装置100は、情報処理装置100の管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(通信部110)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、例えば、端末装置10、オークションサーバ20、投資用口座管理サーバ30との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、図2に示すように、電子マネー口座情報記憶部121と、投資用口座情報記憶部122とを有する。
(電子マネー口座情報記憶部121)
電子マネー口座情報記憶部121は、ユーザU1の電子マネー口座に預けられた電子マネーやポイントに関する各種の情報を記憶する。図3に、実施形態に係る電子マネー口座情報記憶部121の一例を示す。図3に示す例では、電子マネー口座情報記憶部121は、「日時」、「電子マネー預入金額」、「電子マネー出金額」、「電子マネー残高」、「取引内容」といった項目を有する。
「日時」は、ユーザU1の電子マネー口座に電子マネーの入出金が行われた日時を示す。なお、所定のサービスにより、ユーザU1にポイントが付与された場合は、ポイントが付与された日時を示す。
「電子マネー預入金額」は、ユーザU1の電子マネー口座に預け入れられた電子マネーの預入金額を示す。なお、所定のサービスにより、ユーザU1にポイントが付与された場合は、付与されたポイントに相当する金額を示す。図3の3レコード目に示す例では、日時「2017年11月1日」にユーザU1の電子マネー口座に「10,000」(円)に相当する電子マネーが預け入れられたことを示す。
「電子マネー出金額」は、ユーザU1の電子マネー口座から出金された電子マネーの出金額を示す。なお、ユーザU1が付与されたポイントを使用する場合は、ユーザU1が使用したポイントに相当する金額を示す。図3の4レコード目に示す例では、日時「2017年11月1日」にユーザU1の電子マネー口座から「10,000」(円)に相当する電子マネーが出金されたことを示す。
「電子マネー残高」は、ユーザU1の電子マネー口座に残っている電子マネーの残高を示す。なお、所定のサービスにより、ユーザU1にポイントが付与された場合は、ポイントに相当する残高を示す。図3の4レコード目に示す例では、日時「2017年11月1日」にユーザU1の電子マネー口座に残っている電子マネーの残高が「50,000」(円)であることを示す。
「取引内容」は、ユーザU1の電子マネー口座で電子マネーの入出金が行われた際の取引内容を示す。図3の3レコード目に示す例では、取引内容「オークションの売上金」は、オークションの売上金として、売上金に相当する金額である「10,000」(円)に相当する電子マネーがユーザU1の電子マネー口座に入金されたことを示す。図3の4レコード目に示す例では、取引内容「投資用口座へ資金移動」は、投資用口座へ移動する資金として、売上金に相当する金額である「10,000」(円)に相当する電子マネーがユーザU1の電子マネー口座から出金されたことを示す。そして、電子マネー口座から出金された金額である「10,000」(円)がユーザU1の投資用口座に入金されたことを示す。
(投資用口座情報記憶部122)
投資用口座情報記憶部122は、ユーザU1の投資用口座に預けられた投資資産に関する各種の情報を記憶する。図4に、実施形態に係る投資用口座情報記憶部122の一例を示す。図4に示す例では、投資用口座情報記憶部122は、「日時」、「預入金額」、「出金額」、「投資資産残高」といった項目を有する。「日時」は、ユーザU1の投資用口座に投資資金の入出金が行われた日時を示す。
「預入金額」は、ユーザU1の投資用口座に預け入れられた投資資金の預入金額を示す。図4の3レコード目に示す例では、日時「2017年11月1日」にユーザU1の投資用口座に「10,000」(円)が預け入れられたことを示す。
「出金額」は、ユーザU1の投資用口座から出金された投資資金の出金額を示す。図4の4レコード目に示す例では、日時「2017年11月20日」にユーザU1の投資用口座から「20,000」(円)が出金されたことを示す。
「投資資産残高」は、ユーザU1の投資用口座に預けられた投資資産の残高である。投資資産の残高は、投資信託の一口あたりの値段である基準価額に連動して変動する。図4の4レコード目に示す例では、日時「2017年11月20日」にユーザU1の投資用口座に預けられた投資資産の残高が「90,000」(円)であることを示す。なお、基準価額は、信託銀行又は証券会社によって、投資信託が組み入れている株式や債券などの時価評価に基づいて、一日に一つの価額として算出される。また、投資信託の売買取引は、基準価額を単位として行われる。
(制御部130)
図2の説明に戻って、制御部130は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(生成プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図2に示すように、制御部130は、取得部131と、判定部132と、入金部133と、投資サービス提供部134とを有し、以下に説明する情報処理の作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図2に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
(取得部131)
取得部131は、ユーザが保有する企業通貨又は預金通貨である保有通貨に関する情報を取得する。例えば、取得部131は、保有通貨に関する情報として、ユーザが保有する企業通貨である電子マネー又はポイントに関する情報を取得する。取得部131は、保有通貨に関する情報を取得すると、取得した保有通貨に関する情報を電子マネー口座情報記憶部121に格納する。ここで、企業通貨とは、企業によってユーザに付与された通貨である電子マネーやポイントを指す。また、預金通貨とは、ユーザの銀行口座に預けられた預金を指す。
具体的には、取得部131は、判定部132がユーザU1に対して目論見書を交付済みであると判定すると、電子マネー口座情報記憶部121を参照して、ユーザU1が保有する電子マネー口座の情報を取得する。あるいは、取得部131は、ユーザU1の電子マネー口座を管理する外部の装置からユーザU1が保有する電子マネーに関する情報を取得してもよい。
(判定部132)
判定部132は、投資用口座への資金移動条件を満たすか否かを判定する。具体的には、判定部132は、取得部131によって取得された保有通貨に関する情報が所定の条件である通貨条件を満たす場合に、投資用口座への資金移動条件を満たすと判定する。例えば、判定部132は、電子マネー口座から投資用口座に資金移動させる要求を端末装置10から受け付けると、電子マネー口座情報記憶部121を参照して、取得部131によって取得された保有通貨に関する情報が通貨条件を満たすか否かを判定する。続いて、判定部132は、保有通貨に関する情報が通貨条件を満たすと判定した場合に、投資用口座への資金移動条件を満たすと判定する。
例えば、判定部132は、オークションの売上金を電子マネーで受け取って投資用口座に資金移動させる要求を端末装置10から受け付けると、ユーザU1に対して目論見書を交付済みであるか否かを判定する。
続いて、判定部132は、ユーザU1に対して目論見書を交付済みであると判定すると、取得部131によって取得されたユーザU1の電子マネー口座の情報に基づいて、オークションの売上金に相当する電子マネーをユーザU1の電子マネー口座に加える。
続いて、判定部132は、オークションの売上金に相当する電子マネーをユーザU1の電子マネー口座に加えた場合に、電子マネー口座情報記憶部121を参照して、電子マネーに関する情報が通貨条件として、オークションの売上金に相当する電子マネーをユーザU1が取得したか否かを判定する。
続いて、判定部132は、オークションの売上金に相当する電子マネーをユーザU1が取得したと判定した場合は、電子マネーに関する情報が通貨条件を満たすと判定する。そして、判定部132は、電子マネーに関する情報が通貨条件を満たすので、投資用口座への資金移動条件を満たすと判定する。
なお、判定部132は、ユーザU1に対して目論見書を交付していないと判定した場合は、目論見書を電子書面で交付し閲覧させる電子交付サービスによってユーザU1に対して目論見書を交付する。あるいは、判定部132は、ユーザU1が希望する場合には、郵送によって目論見書を交付してもよい。
例えば、判定部132は、目論見書の電子交付サービスを提供するためのコンテンツを端末装置10に配信する。そして、判定部132は、目論見書の電子交付サービスを提供するためのコンテンツに目論見書の電子交付承諾ボタンを表示して、ユーザU1によって目論見書の電子交付承諾ボタンが選択されると目論見書を閲覧するためのコンテンツに誘導する。
続いて、判定部132は、ユーザU1によって目論見書の電子交付承諾ボタンが選択された場合に、端末装置10から目論見書の電子交付承諾ボタンが選択されたという通知を受信する。そして、判定部132は、ユーザU1に目論見書が交付され閲覧されたことを確認した場合は、投資用口座への資金移動条件を満たすと判定する。
(入金部133)
入金部133は、所定の金額をユーザU1の投資用口座に入金する入金処理を行う。入金部133は、判定部132によって投資用口座への資金移動条件を満たすと判定された場合に、取得部131によって取得された保有通貨に関する情報に基づいて、保有通貨から所定の金額を引いて、所定の金額をユーザU1の投資用口座に入金する入金処理を行う。
具体的には、入金部133は、ユーザが所定のサービスによって保有通貨を取得する場合に、所定の金額をユーザの投資用口座に入金する入金処理を行う。例えば、入金部133は、判定部132によって投資用口座への資金移動条件を満たすと判定された場合に、ユーザU1の投資用口座に移動する資金として、オークションの売上金に相当する電子マネーをユーザU1の電子マネー口座から引く。
続いて、入金部133は、オークションの売上金をユーザU1の投資用口座に入金する入金処理を行う。
(投資サービス提供部134)
投資サービス提供部134は、ユーザU1の投資用口座に預けられた投資資産の運用サービスを提供する。具体的には、情報処理装置100を管理する投資信託の運用会社は、ユーザU1を含む複数の投資家から投資資産を集める。そして、投資信託の運用会社は、投資資産の投資先や投資方法を指定して、信託銀行又は証券会社に対して投資を実行するよう投資資産の運用指図を行う。そして、投資サービス提供部134は、ユーザU1を含む複数の投資家に投資資産の運用状況を配信する。
〔1-3.情報処理のフロー〕
次に、図5を用いて、実施形態に係る情報処理の手順について説明する。図5は、実施形態に係る情報処理手順を示すフローチャートである。
図5に示すように、情報処理装置100は、投資用口座への資金移動条件を満たすか否かを判定する(ステップS101)。情報処理装置100は、投資用口座に資金移動する条件を満たさない場合(ステップS101;No)、投資用口座に資金移動する条件を満たすまで待機する。
情報処理装置100は、投資用口座への資金移動条件を満たす場合(ステップS101;Yes)、ユーザの電子マネー口座から所定の金額を引く(ステップS102)。
続いて、情報処理装置100は、投資用口座に所定の金額を入金する(ステップS103)。
〔1-4.変形例〕
上述した実施形態に係る情報処理システム1は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、情報処理システム1の他の実施形態について説明する。なお、実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
〔1-4-1.電子マネーによる支払いを行う場合に投資用口座に入金する〕
図1では、情報処理装置100は、ユーザU1が電子マネーを取得した場合にユーザU1が取得した電子マネーに相当する金額を投資用口座に入金する例を示したが、ユーザU1が電子マネーによる支払いを行う場合に所定の金額を投資用口座に入金してもよい。すなわち、入金部133は、ユーザが保有通貨によって所定のサービスの支払いを行う場合に、所定の金額をユーザの投資用口座に入金する入金処理を行う。また、入金部133は、保有通貨から、所定のサービスの支払い金額に対して所定の割合を占める金額と所定のサービスの支払い金額とを引いて、所定の割合を占める金額をユーザの投資用口座に入金する。
この点について、図6を用いて説明する。図6は、変形例に係る情報処理の一例を示す図である。ショッピングサーバ20Aは、複数の店舗から複数の商品の出品を受け付けて、インターネットを通じて商品を販売するショッピングサービスを提供するサーバ装置である。図6に示す例では、ショッピングサーバ20Aは、ショッピングサービスでユーザU1によって商品が注文される場合に、商品代金の支払いサービスを提供するためのコンテンツをユーザU1の端末装置10に配信する(ステップS21)。
端末装置10は、商品代金の支払いサービスを提供するためのコンテンツをショッピングサーバ20Aから受信すると、商品代金の支払いサービスを提供するためのコンテンツに商品代金の支払い方法に対応する選択ボタンを画面に表示する。続いて、端末装置10は、商品代金を電子マネー払いで支払って、かつ、商品代金の所定の割合を占める金額を投資用口座に資金移動させる支払い方法がユーザU1によって選択されると、商品代金の所定の割合を占める金額を投資用口座に資金移動させる要求を情報処理装置100に送信する(ステップS22)。
続いて、判定部132は、商品代金の所定の割合を占める金額を投資用口座に資金移動させる要求を端末装置10から受け付けると、ユーザU1に対して目論見書を交付済みであるか否かを判定する(ステップS23)。ここでは、ユーザU1に対して目論見書を交付済みであるものとする。
続いて、判定部132は、ユーザU1に対して目論見書を交付済みであると判定すると、商品代金に相当する電子マネーをユーザU1の電子マネー口座から引く(ステップS24)。つまり、判定部132は、商品代金が70,000円である場合には、商品代金として70,000円に相当する電子マネーをユーザU1の電子マネー出金額としてユーザU1の電子マネー残高から引く。
続いて、判定部132は、商品代金に相当する電子マネーをユーザU1の電子マネー口座から引いた場合に、電子マネー口座情報記憶部121を参照して、電子マネーに関する情報が通貨条件として、商品代金に相当する電子マネーを出金したか否かを判定する(ステップS25)。すなわち、判定部132は、ユーザU1の電子マネー口座の残高が元々200,000円である場合には、ユーザU1の電子マネー口座の残高が200,000円から130,000円に減ったか否かを判定する。
続いて、判定部132は、商品代金に相当する電子マネーを出金したと判定した場合は、電子マネーに関する情報が通貨条件を満たすと判定する。そして、判定部132は、電子マネーに関する情報が通貨条件を満たすので、投資用口座への資金移動条件を満たすと判定する。そして、入金部133は、判定部132によって投資用口座への資金移動条件を満たすと判定された場合に、ユーザU1の投資用口座に移動する資金として、商品代金の所定の割合を占める金額に相当する電子マネーをユーザU1の電子マネー口座から引く(ステップS26)。すなわち、入金部133は、所定の割合が10%である場合には、ユーザU1の投資用口座に移動する資金として、商品代金の70,000円のうち10%を占める金額である7,000円に相当する電子マネーをユーザU1の電子マネー口座から引く。
続いて、入金部133は、商品代金の所定の割合を占める金額をユーザU1の投資用口座に入金する(ステップS27)。
投資用口座管理サーバ30は、ユーザU1の投資用口座に商品代金の所定の割合を占める金額が入金された場合、情報処理装置100を管理する投資資産の運用会社の運用指図に従って、ユーザU1の投資用口座に預けられた投資資産の投資の対象である投資信託の買付取引を行う(ステップS28)。
このように、情報処理装置100は、ユーザU1が日常の買い物をするついでにユーザU1の投資用口座に資金移動することができる。すなわち、情報処理装置100は、ユーザU1がわざわざ投資をするために投資用口座に入金をするという手間を省くことができる。したがって、情報処理装置100は、ユーザU1の投資を促すことができる。なお、図6では、情報処理装置100を管理する投資資産の運用会社がユーザU1に対して目論見書を交付済みである例を示したが、ユーザU1に対して目論見書を交付していなくてもよい。すなわち、ステップS23において、判定部132は、ユーザU1に対して目論見書を交付していないと判定した場合は、図1の説明で述べたように、目論見書を電子交付サービス等によってユーザU1に交付する。
〔1-4-2.数日後に失効するポイントを保有している場合に投資用口座に入金する〕
図1では、情報処理装置100は、ユーザU1が電子マネーを取得した場合にユーザU1が取得した電子マネーに相当する金額を投資用口座に入金する例を示したが、ユーザU1が数日後に失効するポイントを保有している場合に失効するポイントに相当する金額を投資用口座に入金してもよい。すなわち、入金部133は、保有通貨であるポイントの有効期限の所定期間前である場合に、ポイントのうち所定の金額に対応するポイントを減らして、所定の金額をユーザの投資用口座に入金する。
この点について、図7を用いて説明する。図7は、変形例に係る情報処理の一例を示す図である。判定部132は、電子マネー口座情報記憶部121を参照して、ポイントに関する情報が通貨条件として、ユーザU1が数日後に失効するポイントを保有しているか否かを判定する(ステップS31)。
続いて、判定部132は、ユーザU1が数日後に失効するポイントを保有していると判定した場合に、ポイントに関する情報が通貨条件を満たすと判定する。そして、判定部132は、ポイントに関する情報が通貨条件を満たすので、ユーザU1に対して目論見書を交付済みであるか否かを判定する(ステップS32)。ここでは、ユーザU1に対して目論見書を交付済みであるものとする。
続いて、投資サービス提供部134は、判定部132によってユーザU1に対して目論見書を交付済みであると判定されると、数日後に失効するポイントに相当する金額を投資用口座に資金移動させるよう促す通知を投資資金サービスに表示される情報として端末装置10に配信する(ステップS33)。
端末装置10は、情報処理装置100から通知を受信すると、数日後に失効するポイントに相当する金額を投資用口座に資金移動させるよう促す通知を画面に表示するとともに、数日後に失効するポイントに相当する金額を投資用口座に資金移動させる誘導ボタンを画面に表示する。具体的には、端末装置10は、ユーザU1が3日後に失効するポイントを3000ポイント保有している場合に、「3日後に失効するポイントが3000Pあります。ポイントを投資に回しませんか?」といった通知を画面に表示するとともに、数日後に失効するポイントに相当する金額を投資用口座に資金移動させる誘導ボタンを画面に表示する。
続いて、端末装置10は、数日後に失効するポイントに相当する金額を投資用口座に資金移動させる誘導ボタンがユーザU1によって選択されると、数日後に失効するポイントに相当する金額を投資用口座に資金移動させる要求を情報処理装置100に送信する(ステップS34)。
判定部132は、数日後に失効するポイントに相当する金額を投資用口座に資金移動させる要求を端末装置10から受け付けた場合は、投資用口座への資金移動条件を満たすと判定する。そして、入金部133は、判定部132によって投資用口座への資金移動条件を満たすと判定された場合に、ユーザU1の投資用口座に移動する資金として、数日後に失効するポイントに相当する金額に相当する電子マネーを引く(ステップS35)。
続いて、入金部133は、数日後に失効するポイントに相当する金額をユーザU1の投資用口座に入金する(ステップS36)。
投資用口座管理サーバ30は、ユーザU1の投資用口座に数日後に失効するポイントに相当する金額が入金された場合、情報処理装置100を管理する投資資産の運用会社の運用指図に従って、ユーザU1の投資用口座に預けられた投資資産の投資の対象である投資信託の買付取引を行う(ステップS37)。
このように、情報処理装置100は、ポイントが失効する前に、失効しそうなポイントに相当する金額をユーザU1の投資用口座に資金移動することができる。これにより、情報処理装置100は、ユーザU1が手持ちの現金を減らすことなく、むしろ手持ちのポイントを有効活用できるというお得感をユーザU1に感じさせることができる。したがって、情報処理装置100は、ユーザU1の投資を促すことができる。なお、図7では、情報処理装置100を管理する投資資産の運用会社がユーザU1に対して目論見書を交付済みである例を示したが、ユーザU1に対して目論見書を交付していなくてもよい。すなわち、ステップS32において、判定部132は、ユーザU1に対して目論見書を交付していないと判定した場合は、図1の説明で述べたように、目論見書を電子交付サービス等によってユーザU1に交付する。
〔1-4-3.不使用の電子マネーを保有している場合に投資用口座に入金する〕
図1では、情報処理装置100は、ユーザU1が電子マネーを取得した場合にユーザU1が取得した電子マネーに相当する金額を投資用口座に入金する例を示したが、ユーザU1が所定期間に所定の金額を超える残高がある場合に所定の金額を投資用口座に入金してもよい。
この点について、図8を用いて説明する。図8は、変形例に係る情報処理の一例を示す図である。判定部132は、電子マネー口座情報記憶部121を参照して、電子マネーに関する情報が通貨条件として、ユーザU1が所定期間に所定の金額を超える電子マネーを保有しているか否かを判定する(ステップS41)。以下、適宜、ユーザU1が所定期間に所定の金額を超えて保有している電子マネーを「不使用の電子マネー」と呼ぶ。
判定部132は、ユーザU1が不使用の電子マネーを保有していると判定した場合に、電子マネーに関する情報が通貨条件を満たすと判定する。そして、判定部132は、電子マネーに関する情報が通貨条件を満たすので、ユーザU1に対して目論見書を交付済みであるか否かを判定する(ステップS42)。ここでは、ユーザU1に対して目論見書を交付済みであるものとする。
続いて、投資サービス提供部134は、判定部132によってユーザU1に対して目論見書を交付済みであると判定されると、不使用の電子マネーに相当する金額を投資用口座に資金移動させるよう促す通知を投資資金サービスに表示される情報として端末装置10に配信する(ステップS43)。
端末装置10は、情報処理装置100から通知を受信すると、不使用の電子マネーに相当する金額を投資用口座に資金移動させるよう促す通知を画面に表示するとともに、不使用の電子マネーに相当する金額を投資用口座に資金移動させる誘導ボタンを画面に表示する。具体的には、端末装置10は、ユーザU1が半年間不使用の3,000円分の電子マネーを保有している場合に、「半年間不使用の電子マネーがあります。不使用の電子マネーを投資に回しませんか?」といった通知と不使用の電子マネー金額を画面に表示するとともに、不使用の電子マネーに相当する金額を投資用口座に資金移動させる誘導ボタンを画面に表示する。
続いて、端末装置10は、不使用の電子マネーに相当する金額を投資用口座に資金移動させる誘導ボタンがユーザU1によって選択されると、不使用の電子マネーに相当する金額を投資用口座に資金移動させる要求を情報処理装置100に送信する(ステップS44)。
入金部133は、保有通貨のうち所定期間に所定の金額を超える残高がある場合に、所定の金額をユーザの投資用口座に入金する入金処理を行う。具体的には、判定部132は、不使用の電子マネーに相当する金額を投資用口座に資金移動させる要求を端末装置10から受け付けた場合は、投資用口座への資金移動条件を満たすと判定する。そして、入金部133は、判定部132によって投資用口座への資金移動条件を満たすと判定された場合に、ユーザU1の投資用口座に移動する資金として、不使用の電子マネーをユーザU1の電子マネー口座から引く(ステップS45)。
続いて、入金部133は、不使用の電子マネーに相当する金額をユーザU1の投資用口座に入金する(ステップS46)。
投資用口座管理サーバ30は、ユーザU1の投資用口座に不使用の電子マネーに相当する金額が入金された場合、情報処理装置100を管理する投資資産の運用会社の運用指図に従って、ユーザU1の投資用口座に預けられた投資資産の投資の対象である投資信託の買付取引を行う(ステップS47)。
このように、情報処理装置100は、所定期間に所定の金額を超える残高がある場合に、ユーザU1の保有通貨をユーザU1の投資用口座に資金移動することができる。すなわち、情報処理装置100は、ユーザU1が手持ちの現金を減らすことなく、むしろ使わずに放置している電子マネーを有効活用できるというお得感を感じさせることができる。したがって、情報処理装置100は、ユーザU1の投資を促すことができる。なお、図8では、情報処理装置100を管理する投資資産の運用会社がユーザU1に対して目論見書を交付済みである例を示したが、ユーザU1に対して目論見書を交付していなくてもよい。すなわち、ステップS42において、判定部132は、ユーザU1に対して目論見書を交付していないと判定した場合は、図1の説明で述べたように、目論見書を電子交付サービス等によってユーザU1に交付する。
〔2.第2の実施形態〕
〔2-1.情報処理の一例〕
次に、第2の実施形態について説明する。上述してきた第1の実施形態では、情報処理装置100は、ユーザU1によって設定されたものではない資金移動条件を満たすか否かを判定する情報処理の一例を説明した。第2の実施形態では、情報処理装置200が、ユーザU1によって設定された資金移動条件を満たすか否かを判定する情報処理の例を示す。なお、第2の実施形態では、第1の実施形態と同様の構成について同一の符号を付して説明を省略する。
図9は、第2の実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。図9に示す例において、情報処理システム2は、端末装置10と、投資用口座管理サーバ30と、情報処理装置200とを有する。
端末装置10と、投資用口座管理サーバ30と、情報処理装置200は、図示しない所定の通信網を介して、有線または無線により通信可能に接続される。なお、図9に示す情報処理システム2には、複数台の端末装置10と、複数台の投資用口座管理サーバ30と、複数台の情報処理装置200とが含まれてもよい。
第2の実施形態に係る端末装置10は、第1の実施形態に係る端末装置10と同様の構成であるため、説明を省略する。
第2の実施形態に係る投資用口座管理サーバ30は、第1の実施形態に係る投資用口座管理サーバ30と同様の構成であるため、説明を省略する。
第2の実施形態に係る情報処理装置200は、第1の実施形態に係る情報処理装置100と同様に(1)電子マネーによる決済サービスと(2)投資資産の運用サービスの2種類のサービスを提供するサーバ装置である。図9に示す情報処理装置200は、ユーザU1によって設定された投資用口座への資金移動条件を満たすか否かを判定する。そして、情報処理装置200は、資金移動条件を満たすと判定した場合には、ユーザU1によって設定された金額をユーザU1の投資用口座に入金する。すなわち、入金部133は、ユーザが所定の条件であるユーザ条件を満たす場合に、所定の金額をユーザの投資用口座に入金する入金処理を行う。あるいは、入金部133は、ユーザが所定の条件であるユーザ条件を満たさなかった場合に、所定の金額をユーザの投資用口座に入金する入金処理を行ってもよい。図9に示す例では、入金部133は、ユーザ条件として、ユーザが所定の位置情報を満たすか否かに基づいて、所定の金額をユーザの投資用口座に入金する入金処理を行う。
図9に示す例では、判定部232は、ユーザU1に対して目論見書を交付済みであるか否かを判定する(ステップS51)。ここでは、ユーザU1に対して目論見書を交付済みであるものとする。
続いて、判定部232は、ユーザU1に対して目論見書を交付済みであると判定すると、投資用口座への資金移動条件設定サービスを提供するためのコンテンツを投資資金サービスに表示される情報として端末装置10に配信する(ステップS52)。
端末装置10は、情報処理装置200から投資用口座への資金移動条件設定サービスを提供するためのコンテンツを受信すると、投資用口座への資金移動条件に対応する選択ボタンを画面に表示する。また、端末装置10は、投資用口座への資金移動条件に対応する選択ボタンの他に、資金移動条件を満たす場合に移動する金額を入力するフィールドや、資金移動条件を設定する期間の開始日や終了日を入力するフィールドを画面に表示してもよい。また、端末装置10は、資金移動条件が位置情報に関係する場合には、位置情報を入力するフィールドを画面に表示してもよい。なお、端末装置10は、資金移動条件を満たす場合に移動する金額を入力するフィールドの代わりに、資金移動条件を満たさなかった場合に移動する金額を入力するフィールドを画面に表示してもよい。
続いて、端末装置10は、所定の資金移動条件がユーザU1によって選択されると、所定の条件であるユーザ条件を満たす場合に所定の金額を投資用口座に資金移動する要求を情報処理装置200に送信する(ステップS53)。あるいは、端末装置10は、所定の条件であるユーザ条件を満たさなかった場合に所定の金額を投資用口座に資金移動する要求を情報処理装置200に送信してもよい。図9に示す例では、端末装置10は、2017年11月1日~2018年10月31日の期間、ユーザU1がユーザU1の勤務先に出社すると、ユーザU1の電子マネー口座からユーザU1の投資用口座に500円を資金移動するという要求を情報処理装置200に送信する。
判定部232は、ユーザ条件を満たす場合に所定の金額を投資用口座に資金移動する要求を受け付けると、資金移動条件記憶部223に資金移動条件に関する情報を格納する。続いて、判定部232は、資金移動条件記憶部223を参照して、ユーザ条件を満たすか否かを判定する(ステップS54)。
図9に示す例では、判定部232は、ユーザ条件として、ユーザU1がユーザU1の勤務先に出社したか否かを判定する。例えば、判定部232は、GPS(Global Positioning System)機能等を用いて、毎日所定の時間にユーザU1の位置情報を端末装置10から取得するものとする。そして、判定部232は、資金移動条件記憶部223を参照して、取得したユーザU1の位置情報がユーザU1によって入力された勤務先住所と一致する場合に、ユーザU1がユーザU1の勤務先に出社したと判定する。
そして、判定部232は、ユーザU1がユーザU1の勤務先に出社したと判定した場合に、ユーザU1がユーザ条件を満たすと判定する。そして、判定部232は、ユーザU1がユーザ条件を満たすので、投資用口座への資金移動条件を満たすと判定する。そして、入金部133は、判定部232によって投資用口座への資金移動条件を満たすと判定された場合に、ユーザU1の投資用口座に移動する資金として、所定の金額をユーザU1の電子マネー口座から引く(ステップS55)。図9に示す例では、入金部133は、ユーザU1の投資用口座に移動する資金として、500円をユーザU1の電子マネー口座から引く。
続いて、入金部133は、所定の金額をユーザU1の投資用口座に入金する(ステップS56)。図9に示す例では、入金部133は、500円をユーザU1の投資用口座に入金する。
投資用口座管理サーバ30は、ユーザU1の投資用口座に所定の金額が入金された場合、情報処理装置200を管理する投資資産の運用会社の運用指図に従って、ユーザU1の投資用口座に預けられた投資資産の投資の対象である投資信託の買付取引を行う(ステップS57)。
なお、図9では、入金部133が、ユーザ条件として、ユーザU1が所定の位置情報を満たすか否かに基づいて、所定の金額をユーザの投資用口座に入金する入金処理を行う例を示したが、他のユーザ条件を満たすか否かに基づいて、所定の金額をユーザの投資用口座に入金する入金処理を行ってもよい。
具体的には、入金部133は、ユーザ条件として、ユーザU1が所定の健康情報を満たすか否かに基づいて、所定の金額をユーザの投資用口座に入金する入金処理を行ってもよい。例えば、入金部133は、ユーザU1が自身の目標体重を達成したか否かに基づいて、所定の金額をユーザの証券口座に入金する入金処理を行ってもよい。すなわち、判定部232は、ユーザU1が設定した目標体重をユーザU1が達成したと判定した場合に、ユーザU1がユーザ条件を満たすと判定する。そして、判定部232は、ユーザU1がユーザ条件を満たすので、投資用口座への資金移動条件を満たすと判定する。そして、入金部133は、判定部232によって投資用口座への資金移動条件を満たすと判定された場合に、所定の金額をユーザの投資用口座に入金する入金処理を行う。
また、入金部133は、ユーザ条件として、ユーザU1が所定の資産状況を満たすか否かに基づいて、所定の金額をユーザの投資用口座に入金する入金処理を行ってもよい。例えば、入金部133は、ユーザU1が自身の目標資産額を達成したか否かに基づいて、所定の金額をユーザの投資用口座に入金する入金処理を行ってもよい。すなわち、判定部232は、ユーザU1が設定した目標資産額をユーザU1が達成したと判定した場合に、ユーザU1がユーザ条件を満たすと判定する。そして、判定部232は、ユーザU1がユーザ条件を満たすので、投資用口座への資金移動条件を満たすと判定する。そして、入金部133は、判定部232によって投資用口座への資金移動条件を満たすと判定された場合に、所定の金額をユーザの投資用口座に入金する入金処理を行う。
なお、図9では、情報処理装置200を管理する投資資産の運用会社がユーザU1に対して目論見書を交付済みである例を示したが、ユーザU1に対して目論見書を交付していなくてもよい。すなわち、ステップS51において、判定部232は、ユーザU1に対して目論見書を交付していないと判定した場合は、図1の説明で述べたように、目論見書を電子交付サービス等によってユーザU1に交付する。
〔2-2.情報処理装置の構成〕
次に、図10を用いて、第2の実施形態に係る情報処理装置200の構成について説明する。図10は、第2の実施形態に係る情報処理装置200の構成例を示す図である。図10に示すように、情報処理装置200は、通信部110と、記憶部220と、制御部230とを有する。
記憶部220は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部220は、図10に示すように、電子マネー口座情報記憶部121と、投資用口座情報記憶部122と、資金移動条件記憶部223とを有する。
(資金移動条件記憶部223)
第2の実施形態に係る資金移動条件記憶部223は、ユーザU1の投資用口座に資金を移動する条件に関する各種の情報を記憶する。図11に、第2の実施形態に係る資金移動条件記憶部223の一例を示す。図11に示す例では、資金移動条件記憶部223は、「条件」、「金額(円)」、「開始日」、「終了日」、「勤務先住所」といった項目を有する。
「条件」は、ユーザU1の電子マネー口座からユーザU1の投資用口座に資金移動する条件を示す。図11の1レコード目に示す例では、条件「出社する」は、ユーザU1がユーザU1の勤務先に出社するという条件を示す。具体的には、ユーザU1の位置情報がユーザU1の勤務先住所と一致するという条件を示す。
「金額(円)」は、資金移動条件を満たす場合に、ユーザU1の電子マネー口座からユーザU1の投資用口座に資金移動する金額を示す。
「開始日」は、資金移動条件を満たす場合に、ユーザU1の電子マネー口座からユーザU1の投資用口座に資金移動する期間の開始日を示す。
「終了日」は、資金移動条件を満たす場合に、ユーザU1の電子マネー口座からユーザU1の投資用口座に資金移動する期間の終了日を示す。「勤務先住所」は、ユーザU1の勤務先住所を示す。
制御部230は、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、情報処理装置200内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(生成プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部230は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図10に示すように、制御部230は、取得部131と、判定部232と、入金部133と、投資サービス提供部134とを有し、以下に説明する情報処理の作用を実現または実行する。なお、制御部230の内部構成は、図10に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
(判定部232)
判定部232は、投資用口座への資金移動条件を満たすか否かを判定する。具体的には、判定部232は、資金移動条件記憶部223を参照して、投資用口座への資金移動条件を満たすか否かを判定する。例えば、判定部232は、所定の条件を満たす場合に所定の金額を投資用口座に資金移動する要求を受け付けると、資金移動条件記憶部223に資金移動条件に関する情報を格納する。続いて、判定部232は、資金移動条件記憶部223を参照して、所定の条件を満たすか否かを判定する。
例えば、判定部232は、資金移動条件記憶部223を参照して、ユーザU1の位置情報が勤務先住所と一致するか否かを判定する。そして、判定部232は、ユーザU1の位置情報が勤務先住所と一致する場合に、ユーザU1がユーザU1の勤務先に出社したと判定する。そして、判定部232は、ユーザU1がユーザU1の勤務先に出社したと判定した場合に、投資用口座への資金移動条件を満たすと判定する。
あるいは、判定部232は、所定の条件を満たさなかった場合に所定の金額を投資用口座に資金移動する要求を受け付けた場合に、資金移動条件記憶部223に資金移動条件に関する情報を格納してもよい。続いて、判定部232は、資金移動条件記憶部223を参照して、所定の条件を満たすか否かを判定してもよい。
例えば、判定部232は、資金移動条件記憶部223を参照して、ユーザU1の位置情報が勤務先住所と一致するか否かを判定する。そして、判定部232は、ユーザU1の位置情報が勤務先住所と一致しない場合に、ユーザU1がユーザU1の勤務先に出社していないと判定する。そして、判定部232は、ユーザU1がユーザU1の勤務先に出社していないと判定した場合に、投資用口座への資金移動条件を満たすと判定する。
〔3.第3の実施形態〕
〔3-1.情報処理の一例〕
次に、第3の実施形態について説明する。上述してきた第1の実施形態又は第2の実施形態では、情報処理装置100又は200は、ユーザU1の電子マネー口座からユーザU1の投資用口座に資金移動する情報処理の一例を説明した。第3の実施形態では、情報処理装置300が、ユーザU1の投資用口座からユーザU1の電子マネー口座に資金移動する情報処理の例を示す。なお、第3の実施形態では、第1の実施形態又は第2の実施形態と同様の構成について同一の符号を付して説明を省略する。
図12は、第3の実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。図12に示す例において、情報処理システム3は、端末装置10と、ショッピングサーバ20Aと、投資用口座管理サーバ30と、情報処理装置300とを有する。
端末装置10と、ショッピングサーバ20Aと、投資用口座管理サーバ30と、情報処理装置300は、図示しない所定の通信網を介して、有線または無線により通信可能に接続される。なお、図12に示す情報処理システム3には、複数台の端末装置10と、複数台のショッピングサーバ20Aと、複数台の投資用口座管理サーバ30と、複数台の情報処理装置300とが含まれてもよい。
第3の実施形態に係る端末装置10は、第1の実施形態又は第2の実施形態に係る端末装置10と同様の構成であるため、説明を省略する。
第3の実施形態に係る投資用口座管理サーバ30は、第1の実施形態又は第2の実施形態に係る投資用口座管理サーバ30と同様の構成であるため、説明を省略する。
第3の実施形態に係る情報処理装置300は、第1の実施形態又は第2の実施形態に係る情報処理装置100又は200と同様に(1)電子マネーによる決済サービスと(2)投資資産の運用サービスの2種類のサービスを提供するサーバ装置である。図12に示す情報処理装置300は、所定のサービスの支払い予定があるか否かを判定する。そして、情報処理装置300は、所定のサービスの支払い予定があると判定した場合には、ユーザU1の投資用口座から所定の金額を出金する。そして、情報処理装置300は、所定のサービスの支払いを行う。
図12に示す例では、商品代金の支払い方法としてユーザU1が電子マネー決済を選択した場合を示す。そして、ショッピングサーバ20Aは、決済金額に対してユーザU1の電子マネー残高が不足している場合に、電子マネー残高の不足分の支払いサービスを提供するためのコンテンツをユーザU1の端末装置10に配信する(ステップS61)。図12では、ユーザU1が70,000円の掃除機を購入する例を示す。そして、ユーザU1の電子マネー残高が50,000円であり、決済金額が70,000円であるのに対して、ユーザU1の電子マネー残高が20,000円不足している場合を示す。
端末装置10は、電子マネー残高の不足分の支払いサービスを提供するためのコンテンツをショッピングサーバ20Aから受信すると、電子マネー残高の不足分の支払い方法に対応する選択ボタンを画面に表示する。続いて、端末装置10は、電子マネー残高の不足分を投資用口座から支払う方法がユーザU1によって選択されると、電子マネー残高の不足分を投資用口座から支払う要求を情報処理装置300に送信する(ステップS62)。
判定部132は、電子マネー残高の不足分を投資用口座から支払う要求を受け付けると、投資用口座残高が電子マネー残高の不足分を上回るか否かを判定する(ステップS63)。判定部132は、ユーザU1の投資用口座の残高を参照して、投資用口座残高が110,000円であるので、電子マネー残高の不足分である20,000円を上回ると判定する。
続いて、決済部335は、投資用口座残高が電子マネー残高の不足分を上回ると判定部132が判定した場合、電子マネー残高の不足分に相当する投資信託の売却指図を信託銀行又は証券会社に対して行う(ステップS64)。信託銀行又は証券会社は、情報処理装置300の売却指図に従って、ユーザU1の投資用口座に預けられた投資資産の投資の対象である投資信託の売却取引を行う。信託銀行又は証券会社は、売買取引が完了すると、投資信託の売却代金として20,000円をユーザU1の投資用口座に入金する。
続いて、決済部335は、入金を確認すると、電子マネー残高の不足分に相当する金額をユーザU1の投資用口座から出金する(ステップS65)。
なお、一般的に、投資用口座から直接現金を出金することはできない。なぜならば、投資用口座に預けられた投資資産は、投資信託等の金融商品に投資されている。したがって、投資用口座から現金を出金するには、投資の対象である金融商品を売却して、売却代金を得る必要がある。そして、金融商品の売却取引の成立日(約定日)から売却代金を受け取る日(受渡日)までは、数日程度を要するのが一般的である。
そこで、決済部335は、ユーザU1の投資用口座から所定の金額を出金する場合には、投資信託の売却代金を立て替えてもよい。すなわち、決済部335は、ユーザU1の投資用口座に預けられた投資資産の投資の対象である金融商品の売却代金を立て替えることにより、所定のサービスの支払いを行う。具体的には、決済部335は、ユーザU1の投資用口座から所定の金額を出金する場合、売却代金を受け取ったか否かに関わらず、ユーザU1の電子マネー口座に所定の金額に相当する電子マネーを加える。そして、決済部335は、電子マネー決済によって、商品代金の支払いを行う。決済部335は、後日、投資信託の売却代金をユーザU1の投資用口座から出金することにより、立て替えた投資信託の売却代金を回収する。これにより、決済部335は、ユーザU1の投資用口座から所定の金額を即時出金することができる。
図12の説明に戻る。決済部335は、電子マネー残高の不足分に相当する金額を投資用口座から出金した場合に、ユーザU1の投資用口座から出金した金額に相当する電子マネーをユーザU1の電子マネー口座に加える(ステップS66)。すなわち、決済部335は、投資用口座から出金した金額である20,000円に相当する電子マネーをユーザU1の電子マネー口座に加える。
続いて、決済部335は、投資用口座から出金した金額に相当する電子マネーをユーザU1の電子マネー口座に加えると、商品の支払い代金に相当する電子マネーをユーザU1の電子マネー口座から引く(ステップS67)。すなわち、決済部335は、商品の支払い代金である70,000円に相当する電子マネーをユーザU1の電子マネー口座から引く。
続いて、決済部335は、商品の支払い代金に相当する電子マネーをユーザU1の電子マネー口座から引いた場合に、決済結果をユーザU1に通知する(ステップS68)。
〔3-2.情報処理装置の構成〕
次に、図13を用いて、第3の実施形態に係る情報処理装置300の構成について説明する。図13は、第3の実施形態に係る情報処理装置300の構成例を示す図である。図13に示すように、情報処理装置300は、通信部110と、記憶部120と、制御部330とを有する。
制御部330は、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、情報処理装置300内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(生成プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部330は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図13に示すように、制御部330は、取得部131と、判定部132と、入金部133と、投資サービス提供部134と、決済部335とを有し、以下に説明する情報処理の作用を実現または実行する。なお、制御部330の内部構成は、図13に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
(決済部335)
決済部335は、所定のサービスの支払いを行う。具体的には、決済部335は、保有通貨が所定のサービスの決済金額を下回る場合には、保有通貨と所定のサービスの決済金額との差額を投資用口座に預けられた投資資産によって支払いを行う。
例えば、決済部335は、投資用口座残高が電子マネー残高の不足分を上回ると判定部132が判定した場合、電子マネー残高の不足分に相当する投資信託の売却指図を信託銀行又は証券会社に対して行う。信託銀行又は証券会社は、決済部335の売却指図に従って、ユーザU1の投資用口座に預けられた投資資産の投資の対象である投資信託の売却取引を行う。信託銀行又は証券会社は、売買取引が完了すると、投資信託の売却代金をユーザU1の投資用口座に入金する。
決済部335は、入金を確認すると、電子マネー残高の不足分に相当する金額をユーザU1の投資用口座から出金する。決済部335は、電子マネー残高の不足分に相当する金額を投資用口座から出金した場合に、ユーザU1の投資用口座から出金した金額に相当する電子マネーをユーザU1の電子マネー口座に加える。そして、決済部335は、投資用口座から出金した金額に相当する電子マネーをユーザU1の電子マネー口座に加えると、商品の支払い代金に相当する電子マネーをユーザU1の電子マネー口座から引く。このようにして、決済部335は、所定のサービスの支払いを行う。
〔3-3.変形例〕
上述した実施形態に係る情報処理システム3は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、情報処理システム3の他の実施形態について説明する。なお、実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
図12では、情報処理装置300が、ユーザU1の電子マネー残高の不足分に相当する金額をユーザU1の投資用口座から出金して、商品代金を支払う例を説明した。図14では、情報処理装置300が、投資による利益額が所定の閾値以上である場合に所定の金額を投資用口座から出金して、投資による利益額で購入可能な商品の代金を支払う例について説明する。
図14は、変形例に係る情報処理の一例を示す図である。図14では、端末装置10は、ユーザU1の操作に従って、ショッピングサーバ20Aによって配信されたお気に入りリストの設定画面に入力されたユーザU1のお気に入りリストの情報をショッピングサーバ20Aに送信する(ステップS71)。ショッピングサーバ20Aは、ユーザU1が気に入った商品を登録したリストであるお気に入りリストの情報として、4つの商品について、商品名、価格、決済方法等の情報を取得する。
例えば、ショッピングサーバ20Aは、ユーザU1のお気に入りリストの情報として、4つの商品の商品名である「掃除機」、「ワイヤレスイヤホン」、「水槽」、「ヨガマット」という情報を取得する。例えば、ショッピングサーバ20Aは、ユーザU1のお気に入りリストの情報として、4つの商品の価格である「70,000」(円)、「2,000」(円)、「1,000」(円)、「7,000」(円)という情報を取得する。
また、図14には図示されていないが、ショッピングサーバ20Aは、ユーザU1のお気に入りリストの商品の決済方法として「電子マネー決済」が選択されたという情報を取得する。さらに、ショッピングサーバ20Aは、ユーザU1のお気に入りリストの商品の決済方法として、ユーザU1の投資用口座に預けられた投資資産による利益額で購入可能な商品がある場合には、投資資金による利益額によってお気に入りリストの商品の支払いを行うことがユーザU1によって承諾されているという情報を取得する。
ショッピングサーバ20Aは、ユーザU1のお気に入りリストの情報を取得した場合、ユーザU1のお気に入りリストの情報を情報処理装置300に送信する。取得部131は、ユーザU1のお気に入りリストの情報をショッピングサーバ20Aから取得する(ステップS72)。
続いて、判定部132は、取得部131によって取得されたお気に入りリストの情報に基づいて、投資による利益額が所定の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS73)。例えば、判定部132は、ユーザU1の投資用口座に預けられた投資資産による利益額が、ユーザU1のお気に入りリストに含まれる4つの商品のうち最も価格が低い商品である水槽の価格1,000円以上であるか否かを判定する。すなわち、判定部132は、ユーザU1の投資用口座に預けられた投資資産による利益額で購入可能な商品があるか否かを判定する。
取得部131は、例えば1時間に一度などの所定の周期で、ユーザU1の投資用口座の投資資産残高のデータを投資用口座管理サーバ30から取得しているものとする。ここで、ユーザU1が2017年11月17日に投資用口座を開設したとする。すると、例えば、取得部131は、ユーザU1の投資用口座の投資資産残高のデータとして、2017年11月17日~2017年11月20日の投資資産残高である「97,000」(円)、「98,000」(円)、「100,000」(円)、「103,000」(円)を取得する。
そして、判定部132は、取得部131によって取得された投資資産残高に基づいて、ユーザU1の投資用口座に預けられた投資資産残高は、お気に入りリストを取得した2017年11月20日の時点でユーザU1が投資用口座を開設した3日前と比べて6,000円増えていると算出する。そして、判定部132は、ユーザU1の投資用口座に預けられた投資資産による利益額は、6,000円であると算出する。したがって、判定部132は、ユーザU1の投資用口座に預けられた投資資産による利益額が、お気に入りリストに含まれる4つの商品のうち最も価格が低い商品である水槽の価格1,000円以上であると判定する。
続いて、判定部132は、投資による利益額が所定の閾値以上であると判定した場合、ユーザU1のお気に入りリストの中から投資による利益額で購入可能な商品を選択する(ステップS74)。例えば、判定部132は、投資による利益額である6,000円以内で購入可能な商品として、2,000円のワイヤレスイヤホンと1,000円の水槽の2つの商品を選択する。
続いて、判定部132は、投資による利益額で購入可能な商品である2,000円のワイヤレスイヤホンと1,000円の水槽の購入を促す通知を端末装置10に配信する(ステップS75)。
端末装置10は、ユーザU1による商品の決済要求を情報処理装置300に送信する(ステップS76)。
決済部335は、決済要求を受け付けた場合、信託銀行又は証券会社に対してユーザU1の投資用口座に預けられた投資資産の投資の対象である投資信託の売却指図を行う(ステップS77)。決済部335は、信託銀行又は証券会社に対して、ユーザU1のお気に入りリストの中から購入可能な商品として選択したワイヤレスイヤホン(2,000円)と水槽(1,000円)の支払い代金の合計である3,000円分の投資信託の売却指図を行う。信託銀行又は証券会社は、決済部335の売却指図に従って、ユーザU1の投資用口座に預けられた投資資産の投資の対象である投資信託の売却取引を行う。信託銀行又は証券会社は、売買取引が完了すると、投資信託の売却代金として3,000円をユーザU1の投資用口座に入金する。
続いて、決済部335は、入金を確認すると、ユーザU1の投資用口座から所定の金額を出金する(ステップS78)。決済部335は、投資信託の売却代金として3,000円をユーザU1の投資用口座から出金する。
なお、決済部335は、ユーザU1の投資用口座から所定の金額を出金する場合には、投資信託の売却代金を立て替えてもよい。すなわち、決済部335は、ユーザU1の投資用口座から所定の金額を出金する場合、売却代金を受け取ったか否かに関わらず、ユーザU1の電子マネー口座に所定の金額に相当する電子マネーを加える。そして、決済部335は、電子マネー決済によって、ユーザU1のお気に入りリストの商品代金の支払いを行う。決済部335は、後日、投資信託の売却代金をユーザU1の投資用口座から出金することにより、立て替えた投資信託の売却代金を回収する。
決済部335は、所定の金額に相当する電子マネーをユーザU1の電子マネー口座に加える(ステップS79)。すなわち、決済部335は、投資信託の売却代金として3,000円に相当する電子マネーをユーザU1の電子マネー口座の預入金額に付加する。つまり、決済部335は、ユーザU1の電子マネー口座の残高が元々10,000円である場合には、ユーザU1の電子マネー口座の残高を10,000円から13,000円に増やす。
続いて、決済部335は、お気に入りリストの中から選択した購入可能な商品の支払い代金に相当する電子マネーをユーザU1の電子マネー口座から引く(ステップS710)。決済部335は、定期購入リストの商品の支払い代金として、ワイヤレスイヤホンと水槽の支払い代金として、それぞれの商品の価格である2,000(円)、1,000(円)の合計3,000(円)に相当する電子マネーをユーザU1の電子マネー口座から引く。
続いて、決済部335は、決済結果をユーザU1に通知する(ステップS711)。具体的には、決済部335は、投資による利益額によってお気に入りリストの商品の支払いを行った場合に、ユーザU1の電子マネー口座の入出金の日時、入出金の金額、取引内容といった情報を決済結果としてユーザU1に通知する。
〔4.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置100又は200又は300は、取得部131と、入金部133とを備える。取得部131は、ユーザが保有する企業通貨又は預金通貨である保有通貨に関する情報を取得する。例えば、取得部131は、保有通貨に関する情報として、ユーザが保有する企業通貨である電子マネー又はポイントに関する情報を取得する。また、入金部133は、取得部131によって取得された保有通貨に関する情報が所定の条件である通貨条件を満たす場合に、保有通貨から所定の金額を引いて、所定の金額をユーザの投資用口座に入金する入金処理を行う。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100又は200又は300は、ユーザが保有する保有通貨をユーザの投資用口座に資金移動することができる。したがって、実施形態に係る情報処理装置100又は200又は300は、ユーザの投資を促すことができる。
また、入金部133は、通貨条件を満たす場合として、ユーザが所定のサービスによって保有通貨を取得する場合に、所定の金額をユーザの投資用口座に入金する入金処理を行う。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100又は200又は300は、所定のサービスのユーザが所定のサービスによって取得した保有通貨をユーザの投資用口座に資金移動することができる。したがって、実施形態に係る情報処理装置100又は200又は300は、ユーザの投資を促すことができる。
また、入金部133は、通貨条件を満たす場合として、保有通貨であるポイントの有効期限の所定期間前である場合に、ポイントのうち所定の金額に対応するポイントを減らして、所定の金額をユーザの投資用口座に入金する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100又は200又は300は、ポイントが失効する前に、失効しそうなポイントに相当する金額をユーザの投資用口座に資金移動することができる。すなわち、情報処理装置100又は200又は300は、ユーザが手持ちの現金を減らすことなく、むしろ手持ちのポイントを有効活用できるというお得感をユーザに感じさせることができる。したがって、実施形態に係る情報処理装置100又は200又は300は、ユーザの投資を促すことができる。
また、入金部133は、通貨条件を満たす場合として、保有通貨のうち所定期間に所定の金額を超える残高がある場合に、所定の金額をユーザの投資用口座に入金する入金処理を行う。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100又は200又は300は、所定期間に所定の金額を超える残高がある場合に、不使用のまま放置されたユーザの保有通貨をユーザの投資用口座に資金移動することができる。すなわち、情報処理装置100又は200又は300は、ユーザが手持ちの現金を減らすことなく、むしろ使わずに放置している電子マネーを有効活用できるというお得感をユーザに感じさせることができる。したがって、実施形態に係る情報処理装置100又は200又は300は、ユーザの投資を促すことができる。
また、入金部133は、通貨条件を満たす場合として、ユーザが保有通貨によって所定のサービスの支払いを行う場合に、所定の金額をユーザの投資用口座に入金する入金処理を行う。また、入金部133は、保有通貨から、所定のサービスの支払い金額に対して所定の割合を占める金額と所定のサービスの支払い金額とを引いて、所定の割合を占める金額をユーザの投資用口座に入金する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100又は200又は300は、ユーザが保有通貨によって所定のサービスの支払いを行う際に、所定のサービスの支払い金額に対して所定の割合を占める金額に相当する保有通貨をユーザの投資用口座に資金移動することができる。すなわち、情報処理装置100又は200又は300は、ユーザが日常の買い物をするついでにユーザの投資用口座に資金移動することができる。すなわち、情報処理装置100又は200又は300は、ユーザがわざわざ投資をするために投資用口座に入金をするという手間を省くことができる。したがって、実施形態に係る情報処理装置100又は200又は300は、ユーザの投資を促すことができる。
また、入金部133は、ユーザが所定の条件であるユーザ条件を満たす場合に、所定の金額をユーザの投資用口座に入金する入金処理を行う。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100又は200又は300は、ユーザが所定の条件を満たす報酬として、所定の金額をユーザの投資用口座に資金移動することができる。すなわち、実施形態に係る情報処理装置100又は200又は300は、ユーザに投資を促す動機付けを与えることができる。したがって、実施形態に係る情報処理装置100又は200又は300は、ユーザの投資を促すことができる。
また、入金部133は、ユーザが所定の条件であるユーザ条件を満たさなかった場合に、所定の金額をユーザの投資用口座に入金する入金処理を行う。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100又は200又は300は、ユーザが所定の条件を満たさなかった罰として、所定の金額をユーザの投資用口座に資金移動することができる。すなわち、実施形態に係る情報処理装置100又は200又は300は、ユーザに投資を促す動機付けを与えることができる。
また、入金部133は、ユーザ条件として、ユーザが所定の位置情報を満たすか否かに基づいて、所定の金額をユーザの投資用口座に入金する入金処理を行う。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100又は200又は300は、例えば、毎日出社した場合に自分への報酬として、ユーザに投資を促す動機付けを与えることができる。したがって、実施形態に係る情報処理装置100又は200又は300は、ユーザの投資を促すことができる。
また、入金部133は、ユーザ条件として、ユーザが所定の健康情報を満たすか否かに基づいて、所定の金額をユーザの投資用口座に入金する入金処理を行う。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100又は200又は300は、例えば、ユーザが目標体重を達成した場合の報酬として、ユーザに投資を促す動機付けを与えることができる。したがって、実施形態に係る情報処理装置100又は200又は300は、ユーザの投資を促すことができる。
また、入金部133は、ユーザ条件として、ユーザが所定の資産状況を満たすか否かに基づいて、所定の金額をユーザの投資用口座に入金する入金処理を行う。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100又は200又は300は、例えば、ユーザの保有通貨の残高が所定の金額を上回った場合の報酬として、ユーザに投資を促す動機付けを与えることができる。したがって、実施形態に係る情報処理装置100又は200又は300は、ユーザの投資を促すことができる。
実施形態に係る情報処理装置100又は200又は300は、投資サービス提供部134をさらに備える。投資サービス提供部134は、投資用口座に預けられた投資資産の運用サービスを提供する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100又は200又は300は、投資家であるユーザに決済サービスと投資資産の運用サービスとを一体のサービスとして提供することができる。
また、投資サービス提供部134は、保有通貨から所定の金額を引いて、所定の金額をユーザの投資用口座に入金するよう促す通知をユーザに配信する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100又は200又は300は、例えば、失効しそうなポイントや所定期間以上不使用な電子マネーといった保有通貨を投資に回すようユーザに促すことができる。したがって、実施形態に係る情報処理装置100又は200又は300は、ユーザの投資を促すことができる。
第3の実施形態に係る情報処理装置300は、決済部335をさらに備える。決済部335は、所定のサービスの支払いを行う。
これにより、第3の実施形態に係る情報処理装置300は、投資家であるユーザに決済サービスと投資資産の運用サービスとを一体のサービスとして提供することができる。
また、決済部335は、保有通貨が所定のサービスの決済金額を下回る場合には、保有通貨と所定のサービスの決済金額との差額を投資用口座に預けられた投資資産によって支払いを行う。
これにより、第3の実施形態に係る情報処理装置300は、投資家であるユーザに所定のサービスと投資資産の運用サービスとの両方のサービスの利用を促すことができる。
また、決済部335は、投資用口座に預けられた投資資産の投資の対象である金融商品の売却代金を立て替えることにより、所定のサービスの支払いを行う。
これにより、第3の実施形態に係る情報処理装置300は、投資家であるユーザが今すぐに所定のサービスの決済をしたいと思った時に、所定のサービスの支払いを行うことができる。したがって、情報処理装置300は、投資家であるユーザに所定のサービスと投資資産の運用サービスとの両方のサービスの利用を促すことができる。
〔5.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る情報処理装置100又は200又は300は、例えば図15に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図15は、情報処理装置100又は200又は300の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を備える。
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、所定の通信網を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを所定の通信網を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る情報処理装置100又は200又は300として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムまたはデータ(例えば、商品コンテンツモデル)を実行することにより、制御部130の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
〔6.その他〕
また、上記実施形態及び変形例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、入金部は、入金手段や入金回路に読み替えることができる。