JP6958426B2 - カーテン塗工装置及びカーテン塗工方法 - Google Patents

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Description

本発明は、カーテン塗工装置及びカーテン塗工方法に関する。
紙、フィルム等のシート状基材の表面に塗膜を形成する手段の一つとしてカーテン塗工方式がある。カーテン塗工方式において用いられるカーテン塗工装置には、例えば特許文献1に記載されているようにガイドによってシートを折り曲げると共に、樋を設けてカーテンの両端部分の塗液を回収する機構が設けられているタイプのものがある。このような機構はシートの両端に未塗工部分を設けるために導入されている。
未塗工部分は、後の工程においてスリッターで除去されるが、一般に、スリット後に未塗工領域が残らないように未塗工部分の幅のバラツキを考慮し、狙いの未塗工部分の幅よりも大きめの幅を設定してスリットされる。
しかしながら、生産効率向上の観点から、除去する領域を出来るだけ少なくし、塗工部分を少しでも多く活用したいという要求があった。
本発明の発明者等は、上述のような機構を有するカーテン塗工装置において、折り曲げられたシートの端部が樋の下方を通過するときにバタつきを生じ、このバタつきに起因して未塗工領域の幅にバラツキが生じてしまうという問題を発見した。そして、未塗工領域の幅のバラツキを低減することで、後工程での未塗工部の切り落とし量を最小化し、基材ロスを低減させることができるとの知見を得た。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、基材(シート)のバタつきを抑制し、基材幅方向端部の未塗工幅を均一に保つことが可能なカーテン塗工装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明のカーテン塗工装置は、塗液のカーテン状膜を生成し流下させるカーテン塗工部材と、前記カーテン状膜が塗布される基材を搬送する搬送手段と、前記カーテン状膜の幅方向内側から外側に向かって下方に傾斜した受部を有し、前記基材よりも上方に離れて設けられ、流下してきた前記カーテン状膜の端部を前記受部で受けて分離する分離部材と、前記分離部材の受部よりも前記カーテン状膜の幅方向内側に配置され、前記基材の搬送時に前記基材を上側平面部で支持する基材支持部材と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、基材のバタつきを抑制し、基材幅方向端部の未塗工幅を均一に保つことが可能なカーテン塗工装置を得ることができるという効果を奏する。また、本発明によれば、本発明のカーテン塗工装置を用いることによって、未塗工部分の切り落とし工程における切り落とし量を低減し、より多くの塗工領域を活用でき、生産性を向上させることができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係るカーテン塗工装置の一形態の概略図である。 図2は、スライド型のカーテン塗工部材の側方断面概略図である。 図3は、塗工幅規制部材の概略図である。 図4は、分離部材の概略斜視図である。 図5は、基材支持部材の拡大概略図である。 図6は、塗布液流下部材の拡大部分概略図である。 図7は、分離部材と基材支持部材の位置関係を示す模式図である。 図8は、塗工幅規制部材を有するカーテン塗工装置の部分概略平面図である。 図9は、塗工幅規制部材を有するカーテン塗工装置の変形例を示す部分概略平面図である。 図10は、分離部材と基材支持部材の位置関係の変形例を示す模式図である。 図11は、カーテン塗工装置の側面を示す概略側面図である。 図12は、カーテン状膜が基材上に到達する部位(到達線)の端部と、到達線の延長上の基材幅方向最端部との間の距離を示す図である。
図1は、実施形態に係るカーテン塗工装置100の一形態の概略図である。図1(a)はカーテン塗工装置100の概略斜視図、図1(b)は同正面図である。図1(b)において、第1搬送ローラ15、第2搬送ローラ17などの図示を省略している。なお、本発明のカーテン塗工装置100は、図1に記載したものに限定されるものではなく、本発明の実施者が本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更しても構わない。
カーテン塗工装置100は、カーテン塗工部材13と、カーテン塗工部材13下方に配置され被塗工部材である基材21を搬送する第1搬送ローラ15、第1搬送ローラ15よりも搬送方向の下流側に配置され基材21を下方へ搬送する第2搬送ローラ17を有する。ここで、第一のローラである第1搬送ローラ15と第二のローラである第2搬送ローラ17は、カーテン状膜が塗布される基材21の搬送手段である。
また、カーテン塗工装置100は、第1搬送ローラ15と第2搬送ローラ17の間で基材21上にカーテン状膜25を落下させて塗膜23を形成するカーテン塗工部材13、カーテン状膜25の塗工幅を規制する塗工幅規制部材27を有する。
このようなカーテン塗工装置100において、例えば図1に示されるように、接続アーム29、この接続アーム29をガイドして塗工幅規制部材27を基材21の幅方向に移動させるガイド部材31を設けることによって塗工幅を所望の幅に変更することができる。但し、塗工幅を固定し、変更する必要がない場合は、ガイド部材31は必ずしも設けなくても構わない。
カーテン塗工部材13は塗布液(塗液)103(図2参照)をカーテン状に吐出する吐出口26を有し、例えばスライド型のカーテン塗工部材やスロット型のカーテン塗工部材がある。本発明においてはいずれの型のカーテン塗工部材を用いても構わない。
また、カーテン塗工装置100はエッジガイド51を有し、これによって、カーテン状に液膜を保持することができる。
図2に、スライド型カーテン塗工部材の一形態を示す。図2は、カーテン塗工部材13の側方断面概略図である。
カーテン塗工部材13は、スライドダイ101、スライドダイ内に収容された塗布液103、塗布液103を吐出するためのスリット状の吐出口26を有する。吐出口26より吐出された塗布液103はスライドダイ本体110上を伝い、カーテン状膜25となって基材21上に流下し、塗膜23が基材21上に形成される。
図1に示すカーテン塗工装置100は、スライド型のカーテン塗工部材を備えたオーバーボード方式のカーテン塗工装置である。カーテン塗工部材13の吐出口26から吐出されたカーテン状膜25は塗工幅規制部材27によって所望の幅に規制された後、搬送されてきた基材21上に塗布される。塗工幅規制部材27による塗工幅の調整は、吐出されたカーテン状膜25のうち、基材21の塗工に用いない端部膜を分離部材によって分離することによって行われる。分離された端部膜を構成していた塗布液103は塗工幅規制部材27の下方に設けられた液受け部材43(図8参照)にて回収される。
なお、塗工幅規制部材27は、基材21の幅方向両端に設置されてもよいし、片側のみでも構わない。図1の左側においては塗工幅規制部材27などの図示を省略している。
次に、ガイド部材の詳細について説明する。基材21の幅方向に延在するガイド部材31の一端は、カーテン塗工装置100の筐体に支持されている。ガイド部材31は、基材搬送方向に延在する接続アーム29の一端が挿入されるガイド溝31aを有する。接続アーム29の他端は塗工幅規制部材27に固定されている。そのため、塗工幅規制部材27及び接続アーム29は一体として、基材21の幅方向に延在するガイド部材31に沿ってガイドされ、塗工幅規制部材27の移動によってカーテン状膜25の幅を変更できる。但し、ガイド部材の構成はこれに限定されるものではないし、また、塗工幅を変更する必要がない場合等は、必ずしも設けなくてもよい。
以下では、塗工幅規制部材27の一形態について説明する。なお、本発明の塗工幅規制部材27は、図3に記載したものに限定されるものではなく、本発明の実施者が本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更しても構わない。
図3は塗工幅規制部材の概略図、図4は分離部材の概略斜視図である。図3(a)は第1搬送ローラ15側から基材搬送方向に見た塗工幅規制部材27の斜視図、図3(b)は同正面図、図3(c)は第2搬送ローラ17側から基材搬送方向と逆方向に見た塗工幅規制部材27の斜視図、図3(d)は図3(b)と同様の図であるが、紙面垂直方向手前から奥側へ搬送される基材21を示している。
図3に示すように、塗工幅規制部材27は、分離部材33、基材支持部材35、を有し、カーテン状膜25の幅方向に移動可能である。これらの部材は、一体化されている必要はない。しかしながら、例えば、ボルト等の留め具を用いてこれらの部材相互間の位置関係を固定することにより(つまり一体化させることにより)、塗工幅の変更を簡便に行えるようになる。
<分離部材>
図1に示すように、分離部材33は、カーテン塗工部材13で生成・流下されたカーテン状膜25のうち、基材21の塗布に用いない部分を基材21の塗布に用いる部分から分離することが出来る。そして、図4に示すように、分離部材33は、塗布液103を受容する受部33cと、該受部33cを囲むように設けられ、カーテン状膜25を分離するための分離壁33a、分離された塗布液103を下流側へガイドするための側壁33b、下流先端部33dを有する。
側壁33b間の距離に一致する分離部材33の幅hには特に制限がなく、目的に応じて適宜選択することができる。分離部材33の長さlについても特に制限がなく、目的に応じて適宜選択することができる。
分離部材33の分離壁33aの厚さについて特に限定はないが、0.1mm〜2mmの平面状であることが好ましい。厚さが0.1mm〜2mmの範囲であることによって、分離壁の強度を保持しつつ、分離壁33a上に流下してきた塗布液103と分離壁33aとの接触により生じ得る流束の乱れを防ぐことができ、塗膜端部の厚みのバラツキを低減することができる。
また、分離壁33aの面方向と、カーテン塗工部材13から流下してきたカーテン状膜25の面方向とが直交するように、分離壁33aは受部33cに固定されていることが好ましい。これによって、分離壁33a上に流下してきた塗布液103と分離壁33aとの接触面積を最小限にすることができる。更に、塗工時に、分離壁33aの面方向が基材の搬送方向と平行となるようにカーテン塗工装置100に分離部材33が配置されることが好ましい。これにより、カーテン状膜25が搬送方向に揺らいだ場合でも塗膜端部がジグザグすることなく、直線性に優れた形状とすることが出来る。
分離壁33aの高さは好ましくは1mm〜50mmの範囲であるが、これに限られない。分離壁33aの高さが1mm未満であると、一度分離部材33の受部33cに流下した塗布液103が塗布側にオーバーフローしやすい。また、分離壁33aの高さが50mmより大きいと、分離壁33aの塗布側側面に接しながら流下するカーテン状膜25の流下速度が遅くなり、基材21上に形成される塗膜23の端部が厚くなりやすく、塗膜23の平坦性が低下する。
側壁33bの高さには特に制限はなく、目的に応じて適宜選択可能である。
分離部材33から流れてくる塗布液103及び塗布液流下部材39上に落下する塗布液103は塗布液流下部材39を伝って流下する。
<基材支持部材>
図5は基材支持部材の拡大概略図である。図5(a)は基材支持部材35の斜視概略図、図5(b)は図5(a)のA矢視図、図5(c)は図5(a)のB矢視図である。図5(a)および図5(b)において点線の矢印は基材の搬送方向を表す。
図5(a)に示すように、基材支持部材35は、走行する基材21の面方向と平行な上側平面部35aを上面として有する部材である。基材支持部材35は、カーテン状膜25がカーテン塗工部材13から落下する位置において、塗布液103が塗布される基材21の裏面を支持しつつ適度な張りを持たせることによって、搬送中の基材21のバタつきを抑制している。
このような機能を保持するために、基材21の幅方向における基材支持部材35の長さLは、好ましくは30mm〜300mmの範囲であるが、これに限られない。この範囲の長さLにより、図1に示すように筐体によって片持ちされる塗工幅規制部材27の基材支持部材35側の剛性を保ちつつ、基材支持部材35の上側平面部35aにより支持される基材21のバタつきを抑制することができる。基材支持部材35の長さLが30mm未満であると、上側平面部35aによる基材21の支持が不十分となり、基材21のバタつきを十分抑制できなくなる可能性がある。また、長さLが300mmより大きいと基材支持部材35自体の撓みが生じやすくなる。
図5(b)に示すように、基材21の幅方向と平行に延び基材搬送方向の上流側に位置しているエッジ35bは丸みを有する形状であることが好ましい。このような形状とすることで、搬送中の基材21がエッジ35bから受けるストレスを低減することができ、基材21の断裂を防ぐことができる。
一方、図5(c)に示すように、基材搬送方向と平行に延び分離部材33と対向しているエッジ35cは角張っていることが望ましい。エッジ35cと分離部材33の間の狭小領域は基材21が搬送される箇所であり(図7)、角張ったエッジ35cによりこの狭小領域を小さくすることで、異物等が狭小領域に挟まる恐れを低減することができる。
図3(d)では、基材支持部材35は、ボルトによって塗布液流下部材39の上部に固定されているが、例えば接着剤等、ボルト以外の他の手段によって固定されていても構わない。
なお、図3(e)に示すように、塗工幅規制部材27は、曲げ部材37(37a)を備えていてもよい。図3(e)に示す曲げ部材37(37a)は、基材21に当接する面が曲率を有する形状に形成されている。また、曲げ部材37(37a)は、基材21の端部を下側に向けて鈍角に折り曲げるよう、基材21の表面に対して鋭角に交差するように取り付けられている。基材21は、曲げ部材37(37a)と接することで基材21の端部が図3(e)に図示されているように下方に撓む。基材21は、撓んだ状態を保ったまま曲げ部材37(37a)よりも搬送方向下流に設けられている分離部材33と基材支持部材35の間を通過して行く。
なお、曲げ部材37(37a)は、基材21を曲げるための端部が曲率を有している限り、本願図面で開示した形態のものだけでなく、特許文献1(特開2002−86040号公報)に記載のガイドのような形態のものを用いても構わない。
また、図3(f)に示すように、塗工幅規制部材27は、曲げ部材37(37b)を備えていてもよい。図3(f)に示す曲げ部材37(37b)は、棒状部材であって、基材21側に傾けて取り付けられている。また、曲げ部材37(37b)は、基材21の端部を下側に向けて鈍角に折り曲げるよう、基材21の表面に対して鋭角に交差するように取り付けられている。基材21は、曲げ部材37(37b)と接することで基材21の端部が図3(f)に図示されているように下方に撓む。基材21は、撓んだ状態を保ったまま曲げ部材37(37b)よりも搬送方向下流に設けられている分離部材33と基材支持部材35の間を通過して行く。
<塗布液流下部材>
図6は、塗布液流下部材の拡大部分概略図である。図6(a)は塗布液流下部材の概略斜視図、図6(b)は図6(a)のA矢視図、図6(c)は塗布液流下部材の別の実施形態である。
塗布液流下部材39は、分離部材33によって分離された塗液が伝うように分離部材33に連結されている。カーテン状膜25が落下する塗布液流下部材39の上面39aは好ましくは、曲率を有する形状であって、図6(b)で表されるように凸状に湾曲しており、その鉛直方向中心線に対して対称形状である。但し、上面39aはこの形状に制限されるものではなく例えば図6(c)で表されるように断面形状が三角形状となるような形状であってもよい。しかし、このような対称形状によって、落下するカーテン状膜25を中心線に対して両側へ滑らか且つ均等に流下させることができ、それゆえ分離部材33によって分離されたカーテン状膜25を回収液中に気泡が発生することを抑制した状態で回収することができる。
塗布液流下部材39は、図1に示されるように、分離部材33から分離された分離液が塗布液流下部材39の上面39a上に流下するように分離部材33の下方に配される。
次に、各部材の配置について、図面を参照して説明する。
分離部材33の分離壁33aは、その面方向が基材21の搬送方向と平行となるように配置される。図3(c)に示すように、分離部材33は、分離部材33よりも基材21の幅方向端部側に位置する基材支持部材35のエッジ35cの上方からカーテン状膜25の外方向に向かって下方に傾斜している。
図7は分離部材33と基材支持部材35の位置関係を示す模式図である。
図7(a)の実施形態では、分離部材33は、基材支持部材35の上側平面部35aに対して傾斜角度θを成して配される。傾斜角度θについて特に限定は無いが、傾斜角度θは30°〜60°の範囲にあることが好ましい。傾斜角度θが30°未満であると、分離部材33の勾配が緩く、分離部材33上を塗布液103が流下しにくくなってしまう。図7(b)の例では、傾斜角度θは60°よりも大きい。傾斜角度θが60°より大きいと、分離部材33の分離壁33aと基材21との距離が長くなり、分離部材33によって分離されたカーテン状膜25が分離後、上側平面部35a上に到達するまでの距離jが長くなる。また、傾斜角度θが30°〜60°の範囲である場合でも、上側平面部35aと分離部材33の受部33cの下側エッジとの距離jは3mm未満となるように基材支持部材35と分離部材33が配置されていることが好ましい。
分離壁33aと上側平面部35aとの距離jと、傾斜角度θとが上述のような条件を満たすように基材支持部材35と分離部材33とを配置することによって、カーテン状膜25のエッジ部の縮流による塗布膜端部における局所的な厚膜化を防ぐことが出来る。
図3(d)、図7(a)を参照して、分離部材33の受部33cと基材支持部材35のエッジ35cとの距離について説明する。受部33cと基材支持部材35の上端部であるエッジ35cとの最短距離iについて特に限定はないが、基材21の厚さに0.1mm〜20mmを加えた長さであると好ましい。最短距離iが0.1mm未満であると、基材21と部材との間に異物が挟まって基材断裂の恐れがある。
図8は、塗工幅規制部材27を有するカーテン塗工装置100の部分概略平面図である。
図8においては、カーテン塗工部材13、カーテン状膜25などの図示を省略している。塗工幅規制部材27の基材支持部材35は、基材21の下方であって基材21の端部よりも内側に配されている。また、基材支持部材35の上側平面部35aは、矢印方向(基材搬送方向)に走行する基材21の面と平行となるように配されている。また、基材支持部材35のエッジ35bは、基材搬送方向と直交するように配されている。
基材21は第1搬送ローラ15と第2搬送ローラ17によって張力が掛かった状態で搬送される。基材支持部材35の上側平面部35aは、基材支持部材35が設置されていない状態で第1搬送ローラ15と第2搬送ローラ17との間で張ったときの基材21の高さ位置よりも0mm〜10mm高い位置に在ることが好ましい。このようにすることによって、基材21に更に張力を付加することができ、基材21の端部が搬送時にバタつくことを抑制できる。
塗工幅規制部材27の分離部材33は、上方から見たときに、分離部材33の上端と基材支持部材35の内端とが重なるように配されている。基材21の端部のうち、分離部材33の下方を通過した領域は塗布液103が塗工されず、未塗工部45となる。
基材支持部材35、分離部材33及び塗布液流下部材39は、上方から見たときに、基材幅方向に直線状に並んで配置されている。
塗布液流下部材39の下方には、流下した塗布液を受ける液受け部材43が設けられていても構わない。液受け部材43を設ける場合、流下してきた塗布液103の取りこぼしが生じないように、液受け部材43の幅は塗布液流下部材39の幅よりも大きいことが好ましい。液受け部材43によって回収された回収液は、適宜、塗布液103として再利用して構わない。
ここで、図9は塗工幅規制部材27を有するカーテン塗工装置100の変形例を示す部分概略平面図、図10は分離部材33と基材支持部材35の位置関係の変形例を示す模式図である。分離部材33と基材支持部材35は、図9に示すように、上方からみて重ならない位置に配置されてもよい。図10に示すように、重ならない位置に配置する場合、基材支持部材35のエッジ35cと分離壁33aとの距離xは、2〜10mmの範囲であることが好ましく、3〜6mmの範囲であることがより好ましい。また、上側平面部35aと受部33cの上側先端との距離yは、1〜5mmの範囲であることが好ましい。このような配置関係の場合、分離部材33の先端で塗布液のカスが成長しても、折れ曲がった基材21が塗布液のカスと接触することになる。これにより、塗布液のカスが成長しなくなるので、未塗工幅のばらつきを低減することができる。
次に、図1,8を用いて本発明の実施形態に係るカーテン塗工方法について説明する。
図1に示すように、カーテン塗工部材13からカーテン状膜25が流下される。吐出されたカーテン状膜25の一部は塗工幅規制部材27に備えられた分離部材33によって分離された後、回収される(第一のカーテン状膜:分離部材33の分離壁33aよりも右側)。一方、カーテン状膜25のうち、分離部材33によって回収されずカーテン状のまま流下していった部分(第二のカーテン状膜:分離部材33の分離壁33aよりも左側)は、搬送されてきた基材21上に流下し、これによって基材21上に塗膜23が形成される。
基材21は、図8に示されるように、第1搬送ローラ15及び第2搬送ローラ17によって、矢印で示される基材搬送方向(第1搬送ローラ15から第2搬送ローラ17に向かって)に搬送される。基材21は、該幅方向両端部が基材支持部材35のエッジ35cと分離部材33との間(図7)を通る状態で基材搬送方向下流側へと搬送される。
基材21は、塗工幅規制部材27に備えられた基材支持部材35に接して張力を掛けられながら分離部材33の下方を通って下流へ搬送される。基材21のうち、分離部材33の下を通った領域は塗膜23が形成されていない未塗工部45となる。
基材21の幅方向中央部分には、支持ローラなどの基材を支持する支持部材は特に設けられていなくてもよい。
塗膜23が形成された基材21は、第2搬送ローラ17によって更に下流に搬送された後、装置下流側に配置された乾燥部により乾燥される。
図11は、カーテン塗工装置100の側面を示す概略側面図である。図11では、図1に示したものと同じ部材については図示を省略している。図示のように、基材21は、第1搬送ローラ15及び第2搬送ローラ17によって搬送され、カーテン状膜25がカーテン塗工部材13から落下する位置において塗布液103を塗布される。
分離部材33、基材支持部材35、曲げ部材37(37a,37b)及び塗布液流下部材39の材質は、目的に応じて適宜選択することができる。例えば、ステンレススチール、アルミニウム、鉄等の金属、又はこれらに硬質クロムメッキを施したもの、ポリテトラフルオロエチレン(テフロン(登録商標))、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂、ABS樹脂、FRP、ナイロン等の樹脂、などが挙げられる。
図12は、カーテン状膜25が基材21上に到達する部位(到達線)の端部Aと、到達線の延長上の基材幅方向最端部Bとの間の距離dを示す図である。上述のような本発明のカーテン塗工装置100を用いることにより、基材21の幅方向端部が搬送中にバタつくことを抑制できる。その結果、カーテン状膜25が基材21上に到達する部位(到達線)の端部A(図12)と、到達線の延長上の基材幅方向最端部Bとの間の距離dを一定に保てるようになる。距離dが一定になると、未塗工部45の幅のバラツキがなくなるため、後工程での未塗工部45を切り落とす際に未塗工部45の幅のバラツキを考慮したマージンを最小とすることが出来る。つまり、塗工領域の利用率が非常に向上する。
以下、本発明の実施例について説明する。
[実施例1]
本発明のカーテン塗工装置100を用いて基材21上に塗膜23を形成した後、塗膜端部の未塗工部45の幅のバラツキについて評価した。
塗工条件は以下の通りである。
1)基材 :坪量60gの紙
2)基材速度 :450 m/分
3)液付着量目安 :wet 30 g/m
4)基材幅 :1000 mm
5)塗工幅 :990 mm(基材両端各5 mmの未塗工部が形成さ
れるよう、塗工幅規制部材を設置)
6)塗布液 :ポリビニルアルコール水溶液(20 wt%)
7)塗布液粘度 :1000 mPa・s(B型粘度計での測定値)
8)分離部材 :有り
9)基材支持部材 :有り
10)曲げ部材 :有り
[幅バラツキ評価方法]
塗工後基材の基材走行方向の基材長さ1m分の領域において、基材最端部と塗工部最端部との距離dの最大値dmaxと最小値dminを調べ、差分Δd(= dmax−dmin)を算出した。Δdの算出は、それぞれ重複しない30箇所の領域について行った。次に、得られた30個のΔdの平均値Δdaveを算出した。
Δdaveの評価基準は以下の通りとした。
A:基材端部と塗布端部間の距離のバラツキが非常に少ない(Δdave≦1.5mm)
B:基材端部と塗布端部間の距離のバラツキが少ない(1.5mm<Δdave≦2.5mm)
C:基材端部と塗布端部間の距離のバラツキが多い(2.5mm<Δdave≦3.5mm)
D:基材端部と塗布端部間の距離のバラツキが非常に多い(3.5mm<Δdave)
[実施例2]
実施例1における塗工条件6〜9を下記のように変更し、本発明のカーテン塗工装置100を用いて基材21上に塗膜23を形成した後、塗膜端部の未塗工部45の幅のバラツキについて評価した。なお、条件1〜5については実施例1と同様である。
6)塗布液 :粘着剤
7)塗布液粘度 :2000 mPa・s(B型粘度計での測定値)
8)分離部材 :有り
9)基材支持部材 :有り
10)曲げ部材 :有り
[実施例3]
本発明のカーテン塗工装置100を用いて基材21上に塗膜23を形成した後、塗膜端部の未塗工部45の幅のバラツキについて評価した。
塗工条件は以下の通りである。
1)基材 :坪量60gの紙
2)基材速度 :450 m/分
3)液付着量目安 :wet 30 g/m
4)基材幅 :1000 mm
5)塗工幅 :990 mm(基材両端各5 mmの未塗工部が形成さ
れるよう、塗工幅規制部材を設置)
6)塗布液 :ポリビニルアルコール水溶液(20 wt%)
7)塗布液粘度 :1000 mPa・s(B型粘度計での測定値)
8)分離部材 :有り
9)基材支持部材 :有り
10)曲げ部材 :無し
[比較例1]
実施例1における塗工条件6〜9を下記のように変更し、本発明が適用されていない従来のカーテン塗工装置を用いて基材上に塗膜を形成した後、塗膜端部の未塗工部の幅のバラツキについて評価した。なお、条件1〜5については実施例1と同様である。
6)塗布液 :ポリビニルアルコール水溶液(20 wt%)
7)塗布液粘度 :1000 mPa・s(B型粘度計での測定値)
8)分離部材 :無し
9)基材支持部材 :無し
10)曲げ部材 :有り
[比較例2]
実施例1における塗工条件6〜9を下記のように変更し、本発明が適用されていない従来のカーテン塗工装置を用いて基材上に塗膜を形成した後、塗膜端部の未塗工部の幅のバラツキについて評価した。なお、条件1〜5については実施例1と同様である。
6)塗布液 :粘着剤
7)塗布液粘度 :2000 mPa・s(B型粘度計での測定値)
8)分離部材 :無し
9)基材支持部材 :無し
10)曲げ部材 :有り
[比較例3]
実施例1における塗工条件6〜9を下記のように変更し、本発明が適用されていない従来のカーテン塗工装置を用いて基材上に塗膜を形成した後、塗膜端部の未塗工部の幅のバラツキについて評価した。なお、条件1〜5については実施例1と同様である。
6)塗布液 :ポリビニルアルコール水溶液(20 wt%)
7)塗布液粘度 :1000 mPa・s (B型粘度計での測定値)
8)分離部材 :有り
9)基材支持部材 :無し
10)曲げ部材 :有り
[比較例4]
実施例1における塗工条件6〜9を下記のように変更し、本発明が適用されていない従来のカーテン塗工装置を用いて基材上に塗膜を形成した後、塗膜端部の未塗工部の幅のバラツキについて評価した。なお、条件1〜5については実施例1と同様である。
6)塗布液 :粘着剤
7)塗布液粘度 :2000 mPa・s (B型粘度計での測定値)
8)分離部材 :有り
9)基材支持部材 :無し
10)曲げ部材 :有り
[実施例4]
本実施例では本発明のカーテン塗工装置100を用いた感熱記録粘着シートの製造方法について説明する。
剥離紙の上に、本発明のカーテン塗工装置100を用いて塗布液103を塗布し、粘着層を形成した。次に、粘着層が形成された剥離紙と感熱記録層が形成されたシートとを、シートの感熱記録層が形成されていない側と粘着層とが接するように貼り合わせ、感熱記録粘着シートを作製した。
感熱記録粘着シートの剥離層には剥離層の幅方向の両端部に凡そ5mmの粘着剤未塗工領域が形成されるように塗工幅規制部材27の配置を調整した。粘着剤塗工領域と未塗工領域の境界(即ち、粘着剤塗工領域の端部)のΔdaveを算出したところ、1.14mmだった。これによって、感熱記録粘着シートにおける未塗工領域のトリミング幅を最小5.57mmとすることができ、より多くの塗工領域を感熱記録粘着シートの製造に活用することができた。
[比較例5]
基材支持部材を有しない従来型のカーテン塗工装置を用いた以外は実施例4と同様にして感熱記録粘着シートを作製した。該感熱記録粘着シートにおけるΔdaveは5.72mmであり、その為、未塗工領域のトリミング幅を最小でも7.86mmとしなければならず、切り落とさなければならない塗工領域が多かった。
次に実施例1,2,3及び比較例1〜4の結果を表1にまとめる。
Figure 0006958426
本発明の態様は、例えば、以下のとおりである。
<態様1>
塗液のカーテン状膜を生成し流下させるカーテン塗工部材と、
前記カーテン状膜が塗布される基材を搬送する搬送手段と、
前記カーテン状膜の幅方向内側から外側に向かって下方に傾斜した受部を有し、前記基材よりも上方で流下してきた前記カーテン状膜の端部を前記受部で受けて分離する分離部材と、
前記分離部材の受部よりも前記カーテン状膜の幅方向内側に、前記基材の搬送時に前記基材を上側平面部で支持する基材支持部材と、
を有することを特徴とするカーテン塗工装置。
<態様2>
前記カーテン状膜が前記基材に到達する部位および前記分離部材よりも基材搬送方向上流に設けられ、前記基材の端部を曲げる曲げ部材を備える、ことを特徴とする態様1に記載のカーテン塗工装置。
<態様3>
前記基材支持部材の上端部と前記受部との最短距離が、前記基材の厚さに0.1mm〜20mmを加算した数値範囲であることを特徴とする態様1又は2に記載のカーテン塗工装置。
<態様4>
前記受部は前記上側平面部に対し30°〜60°の角度で傾斜していることを特徴とする態様1〜3のいずれか一項に記載のカーテン塗工装置。
<態様5>
前記上側平面部と前記受部の下側エッジとの距離が3mm以下であることを特徴とする態様1〜4のいずれか一項に記載のカーテン塗工装置。
<態様6>
前記搬送手段は第一のローラと第二のローラとを有し、
前記基材支持部材が設けられていないときに前記第一のローラと前記第二のローラとの間に前記基材が張られたときの前記基材の位置よりも、0mm〜10mm高い位置に前記上側平面部が位置していることを特徴とする態様1〜5のいずれか一項に記載のカーテン塗工装置。
<態様7>
前記分離部材によって分離された塗液が伝うように前記分離部材に連結された塗布液流下部材を有し、前記分離された塗液が伝う前記塗布液流下部材の面が曲率を有する形状であることを特徴とする態様1〜6のいずれか一項に記載のカーテン塗工装置。
<態様8>
前記曲げ部材と前記分離部材と前記基材支持部材とが、前記カーテン状膜の幅方向に移動可能であることを特徴とする態様2〜7のいずれか一項に記載のカーテン塗工装置。
<態様9>
カーテン塗工部材によって第一のカーテン状膜を生成し流下させる工程と、
前記流下させた前記第一のカーテン状膜の端部を前記第一のカーテン状膜の流路上に設けられた分離部材の受部で受けて分離する工程と、
前記分離されずにカーテン状のまま流下する第二のカーテン状膜が流下する位置を通るように基材を搬送する工程と、
を有し、
前記基材は前記第二のカーテン状膜の流下位置よりも搬送方向上流に設けられた前記分離部材の受部よりも前記第一のカーテン状膜の幅方向内側に、基材支持部材によって張力を掛けられながら前記基材支持部材上を通過する、
ことを特徴とするカーテン塗工方法。
13 カーテン塗工部材
21 基材
26 吐出口
33 分離部材
35 基材支持部材
35c エッジ
37,37a,37b 曲げ部材
100 カーテン塗工装置
特開2002−86040号公報

Claims (9)

  1. 塗液のカーテン状膜を生成し流下させるカーテン塗工部材と、
    前記カーテン状膜が塗布される基材を搬送する搬送手段と、
    前記カーテン状膜の幅方向内側から外側に向かって下方に傾斜した受部を有し、前記基材よりも上方に離れて設けられ、流下してきた前記カーテン状膜の端部を前記受部で受けて分離する分離部材と、
    前記分離部材の受部よりも前記カーテン状膜の幅方向内側に配置され、前記基材の搬送時に前記基材を上側平面部で支持する基材支持部材と、
    を有することを特徴とするカーテン塗工装置。
  2. 前記カーテン状膜が前記基材に到達する部位および前記分離部材よりも基材搬送方向上流に設けられ、前記基材の端部を曲げる曲げ部材を備える、ことを特徴とする請求項1に記載のカーテン塗工装置。
  3. 前記基材支持部材の上端部と前記受部との最短距離が、前記基材の厚さに0.1mm〜20mmを加算した数値範囲であることを特徴とする請求項1又は2に記載のカーテン塗工装置。
  4. 前記受部は前記上側平面部に対し30°〜60°の角度で傾斜していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のカーテン塗工装置。
  5. 前記上側平面部と前記受部の下側エッジとの距離が3mm以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のカーテン塗工装置。
  6. 前記搬送手段は第一のローラと第二のローラとを有し、
    前記基材支持部材が設けられていないときに前記第一のローラと前記第二のローラとの間に前記基材が張られたときの前記基材の位置よりも、0mm〜10mm高い位置に前記上側平面部が位置していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のカーテン塗工装置。
  7. 前記分離部材によって分離された塗液が伝うように前記分離部材に連結された塗布液流下部材を有し、前記分離された塗液が伝う前記塗布液流下部材の面が曲率を有する形状であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のカーテン塗工装置。
  8. 前記曲げ部材と前記分離部材と前記基材支持部材とが、前記カーテン状膜の幅方向に移動可能であることを特徴とする請求項に記載のカーテン塗工装置。
  9. カーテン塗工部材によって第一のカーテン状膜を生成し流下させる工程と、
    前記流下させた前記第一のカーテン状膜の端部を前記第一のカーテン状膜の流路上であって基材よりも上方に離れて設けられた分離部材の受部で受けて分離する工程と、
    前記分離されずにカーテン状のまま流下する第二のカーテン状膜が流下する位置を通るように基材を搬送する工程と、
    を有し、
    前記基材は前記第二のカーテン状膜の流下位置よりも搬送方向上流に設けられた前記分離部材の受部よりも前記第一のカーテン状膜の幅方向内側に配置された基材支持部材によって張力を掛けられながら前記基材支持部材上を通過する、
    ことを特徴とするカーテン塗工方法。
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