JP6957124B1 - フェイスシールド - Google Patents

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Abstract

【課題】マスクに保持させて簡易に使用することができ、使用者の目や口に対してウイルス等が前方から侵入し難く、マスクに対してずれ難い構成を有したフェイスシールドを提供する。【解決手段】マスク本体Hの左右両端部に耳掛け用の掛け紐Kを設けてなるマスクMに保持されて使用されるフェイスシールドSであり、目保護部1及び口保護部2が設けられたシールド本体Aと、シールド本体Aの左右両側部に連設されたマスク係止部Bとを備えている。そして、マスク係止部Bは、掛け紐Kの上部及び下部が係わり合う上下の掛け紐係止部分3、4を備えたものであり、上下の掛け紐係止部分3、4が、それぞれ、第一の係止部である長孔Gと、第一の係止部である長孔Gとは異なる位置に設けられた第二の係止部であるスリット(上スリットJ、Q・下スリットP、R)とを有するものとなっている。【選択図】図2

Description

本発明は、ウイルス等から使用者の顔を保護するフェイスシールドに関する。
従来から、マスクに取り付けて使用され使用者の目を覆うことにより粉塵を防ぐようにした簡易型の眼部防止部材が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
しかしながら、粉塵を防ぐだけであれば目を保護するだけでもよいが、ウイルス等の超微粒子の侵入を防ぐためにはマスクの前面も保護されることが望ましい。
また、従来のものは、マスクにおける左右の各一箇所でのみ眼部防止部材を支持するようにしていたため、マスクに対して眼部防止部材がずれやすいという不具合を有していた。
実用新案登録第2564268号公報
本発明は、以上のような事情に着目してなされたものであり、マスクに保持させて簡易に使用することができ、使用者の目や口に対してウイルス等の超微粒子や粉塵や体液等の飛沫が前方から侵入し難い形態を有するとともにマスクに対してずれ難い構成を有したフェイスシールドを提供することにある。
すなわち、本発明は次の構成をなしている。
請求項1に記載の発明は、マスク本体の左右両端部に耳掛け用の掛け紐を設けてなるマスクに保持されて使用されるフェイスシールドであって、目保護部及び口保護部が設けられたシールド本体と、このシールド本体の左右両側部に連設されたマスク係止部とを備えたものであり、左右に配置された前記マスク係止部のそれぞれには、前記掛け紐の上部及び下部が係わり合う上下の掛け紐係止部分を備えたものであり、左右に配置された前記上下の掛け紐係止部分が、それぞれ、第一の係止部と、この第一の係止部とは異なる位置に設けられた第二の係止部とを備えているものであり、前記第一の係止部が、上下方向に延びてなり前記掛け紐が挿通される長孔であるフェイスシールドである。
また、請求項2に記載の発明は、マスク本体の左右両端部に耳掛け用の掛け紐を設けてなるマスクに保持されて使用されるフェイスシールドであって、目保護部及び口保護部が設けられたシールド本体と、このシールド本体の左右両側部に連設されたマスク係止部とを備えたものであり、左右に配置された前記マスク係止部のそれぞれには、前記掛け紐の上部及び下部が係わり合う上下の掛け紐係止部分を備えたものであり、左右に配置された前記上下の掛け紐係止部分が、それぞれ、第一の係止部と、この第一の係止部とは異なる位置に設けられた第二の係止部とを備えているものであり、前記第二の係止部が、前記マスク係止部の側端縁から切り込まれたスリットであるフェイスシールドである。
請求項に記載の発明は、前記目保護部が、使用者における目の前側を全面的に覆い得るものであり、前記口保護部が、前記マスク本体における前側を全面的に覆い得るものである請求項1又は2記載のフェイスシールドである。
請求項に記載の発明は、前記第一の係止部が、上下方向に延びてなり前記掛け紐が挿通される長孔である請求項2記載のフェイスシールドである。
請求項に記載の発明は、前記第二の係止部が、前記マスク係止部の側端縁から切り込まれたスリットである請求項1記載のフェイスシールドである。
請求項に記載の発明は、前記スリットが、少なくとも、上スリットと、この上スリットよりも下に配された下スリットであって、前記上スリット及び前記下スリットが、前記上の掛け紐係止部分における前記第二の係止部及び前記下の掛け紐係止部分における前記第二の係止部のそれぞれに設けられたものであり、前記上スリット又は前記下スリットに前記掛け紐を係止させることにより、前記マスクの使用者の顔に対する高さ位置を調整可能である請求項2又は5記載のフェイスシールドである。
請求項に記載の発明は、前記上スリットと前記下スリットが略平行に設けられたものであり、前記第一の係止部よりも外側縁側に設けられている請求項記載のフェイスシールドである。
請求項に記載の発明は、前記長孔の周縁部に、前記マスク本体の側端部が係合して位置決めされる請求項1又は4記載のフェイスシールドである。
請求項に記載の発明は、前記シールド本体及び前記マスク係止部が、可撓性を有する透明のシート材により一体に形成されたものである請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載のフェイスシールドである。
以上説明したように本発明によれば、マスクに保持させて簡易に使用することができ、使用者の目や口に対してウイルス等の超微粒子や粉塵や体液等の飛沫が前方から侵入し難い形態を有するとともにマスクに対してずれ難い構成を有したフェイスシールドを提供することができるものとなる。
本発明の一実施形態を示す展開状態の正面図。 同実施形態における使用状態の側面図。 同実施形態における使用状態の側面図。 同実施形態における使用状態の平面図。 同実施形態における使用方法の概略的な説明図。 同実施形態における使用方法の概略的な説明図。 同実施形態における一使用例を説明する部分拡大図。 本発明の他の実施形態を示す展開状態の正面図。 本発明の他の実施形態を示す展開状態の正面図。 図9における部分拡大図。
以下、本発明の一実施形態を、図1〜7を参照して説明する。
フェイスシールドSは、マスクMに保持されて使用されるものである。フェイスシールドSは、使用者の目や口に対してウイルス等の超微粒子や粉塵や体液等の飛沫が前方から侵入するのを防御する役割を担う。すなわち、フェイスシールドSは、使用者における目の前側を全面的に覆い得る目保護部1を有するとともにマスク本体Hにおける前側を全面的に覆い得る口保護部2を有してなるものである。フェイスシールドSは、正面視において右側に設けられた目印取付用の貫通孔5を除き、左右対称形状をなしている。
マスクMは、広く市販されている既知の構成のものである。マスクMは、一般的に市場に流通している既製品であり、使用者の口及び鼻を被覆し得る形状をなすマスク本体Hと、マスク本体Hの左右両端部に設けられた耳掛け用の掛け紐Kとを備えてなる。
マスク本体Hは、正面視において略横長矩形状をなしており、使用者に装着した際には、使用者の顔に沿うように適宜の形態に変形し得るものである。
掛け紐Kは、ゴム等により作られた伸縮可能なものであり、一端部がマスク本体Hにおける側端部の上部に取り付けられているとともに他端部がマスク本体Hにおける側端部の下部に取り付けられている。掛け紐Kは、マスク本体Hと協働して使用者の耳に引っ掛け可能な環状部分を形成している。
フェイスシールドSは、使用者における顔の前側を覆うシールド本体Aと、シールド本体Aの左右両側部に連設されたマスク係止部Bとを備えている。シールド本体A及びマスク係止部Bは、可撓性を有する透明の合成樹脂(PET)製シート材により一体に形成されている。フェイスシールドSは、展開状態において、A4サイズ内に収まる大きさに設定されており、既存の工場において生産し易いものとなっている。
シールド本体Aは、使用者における目の前側を全面的に覆い得る目保護部1と、目保護部1よりも下に位置し、使用者が装着したマスク本体Hにおける前側を全面的に覆い得る口保護部2とを備えたものである。シールド本体Aは、使用者の額から顎までを前側から覆い得る上下寸法をなしている。
シールド本体Aは、不使用時においては、図1、図5(a)、(b)、及び、図6(c)に示されるように略平板状に展開した展開形状(T)を採るものであり、使用時においては、図2〜4、及び、図6(d)に示されるように左右方向中間部が左右方向両端部よりも前に位置するように(平面視において前方に向かって凸をなすように)湾曲した湾曲形状(W)を採るものである。
シールド本体Aの上端縁e1は、正面視において中間部分が両側部分よりも下に位置するように凹んだ形状をなしている。一方で、シールド本体Aの下端縁e2は、正面視において中間部分が両側部分よりも下に位置するように下方に向かって凸をなすように膨らんだ形状をなしている。
マスク係止部Bは、シールド本体Aの左右両側部に一体に連続して設けられている。マスク係止部Bは、掛け紐Kの上部が係わり合う上の掛け紐係止部分3と、掛け紐Kの下部が係わり合う下の掛け紐係止部分4とを備えている。
上の掛け紐係止部分3は、第一の係止部すなわち上下方向に延びてなり掛け紐Kが挿通される長孔Gと、長孔Gとは異なる位置である外側に設けられた第二の係止部すなわちマスク係止部Bの側端縁から内方に向かって切り込まれた上スリットJ及び下スリットPとを備えている。
下の掛け紐係止部分4は、第一の係止部すなわち上下方向に延びてなり掛け紐Kが挿通される長孔Gと、長孔Gとは異なる位置である外側に設けられた第二の係止部すなわちマスク係止部Bの側端縁から内方に向かって切り込まれた上スリットQ及び下スリットRとを備えている。
長孔Gは、左右のマスク係止部Bにそれぞれ一つずつ設けられている。換言すれば、左右のマスク係止部Bに設けられた各長孔Gは、上の掛け紐係止部分3における第一の係止部と下の掛け紐係止部分4における第一の係止部を兼ねたものとなっている。長孔Gの上下寸法は、一般的なマスクMにおけるマスク本体Hの上下寸法よりも短く設定されており、長孔Gの周縁部とマスク本体Hの側端部が係合して適切に位置決めされるようになっている。
上の掛け紐係止部分3を構成する上スリットJ及び下スリットPは、掛け紐Kの上部と係合し得る部位である。上スリットJ及び下スリットPは、略平行に設けられたものであり、長孔Gよりも外側縁側に設けられている。上スリットJ及び下スリットPの左右方向の寸法は、略同じに設定されている。上スリットJ及び下スリットPは、それぞれマスク係止部Bの側端縁から内方に向かって線状に延びてなるメインスリットm1と、このメインスリットm1の延出端に形成された丸孔状の紐保持孔m2とを備えている。
下の掛け紐係止部分4を構成する上スリットQ及び下スリットRは、掛け紐Kの下部と係合し得る部位である。上スリットQ及び下スリットRは、略平行に設けられたものであり、長孔Gよりも外側縁側に設けられている。上スリットQの左右方向の寸法は、下スリットRの左右方向の寸法よりも長く設定されている。上スリットQ及び下スリットRは、それぞれマスク係止部Bの側端縁から内方に向かって線状に延びてなるメインスリットm1と、このメインスリットm1の延出端に形成された丸孔状の紐保持孔m2とを備えている。
この実施形態では、図2及び図3に示すように、上下の掛け紐係止部分3、4における上スリットJ、Q又は下スリットP、Rに対して、マスクMにおける掛け紐Kの上部及び下部を選択的に係止させることにより、シールド本体Aに対するマスクMの高さ位置を調整可能な構成をなしている。換言すれば、使用者は、上下の掛け紐係止部分3、4における上スリットJ、Q又は下スリットP、Rを利用して、自分の顔に対するシールド本体Aの高さ位置を調整することができるようになっている。
なお、長孔Gの上端は、上の掛け紐係止部分3の上スリットJよりも上に位置しており、長孔Gの下端は、下の掛け紐係止部分4の下スリットRよりも下に位置しているため、マスクMはフェイスシールドSに対して上下位置を無理なく変更し得るものとなっている。
また、フェイスシールドSは、展開状態において、左右の長孔G間の離間寸法が、一般的なマスクMにおけるマスク本体Hの左右幅寸法よりも大きく設定されている。シールド本体Aが、展開形状(T)から湾曲形状(W)に変形されると、左右のマスク係止部Bは互いに相寄る方向に接近することになる。そして、マスク本体Hの側端部と長孔Gの周縁部とが係わり合って位置決めされると、シールド本体Aの変形に伴ってマスク本体Hとシールド本体Aとが前後方向に離間し、これらの間には図4において模式的に示すように離間空間spが形成されることになる。
つまり、フェイスシールドSは、使用時において、使用者が装着するマスクMにおけるマスク本体Hとシールド本体Aとの間に離間空間spが形成され得るようになっているため、使用者に対してシールド本体Aが接近しすぎることによる圧迫感が好適に抑制されているとともにマスク本体Hを通じた使用者の呼吸によってシールド本体Aが曇り難いものとなっている。
正面視において右側のマスク係止部Bには、上の掛け紐係止部分3の上に目印取付用の貫通孔5が設けられている。
続いて、主に図5及び図6を参照しつつ、フェイスシールドSの使用方法について説明する。
まず、図5(a)に示すように、フェイスガードの上(裏面側・背面側)に使用するマスクMを配置する。
続いて、図5(b)に示すように、マスクMの掛け紐Kを長孔Gに挿入し、掛け紐Kの基端部以外の部分を、マスク係止部Bの表面側(正面側)に移動させる。
次いで、図6(c)に示すように、マスク係止部Bの表面側(正面側)に移動させたマスクMの掛け紐Kを、上スリットJ、Q又は下スリットP、Rに係わり合わせる。なお、図6(c)の例では、掛け紐Kの上部及び下部を、それぞれ上下の掛け紐係止部分3、4における上スリットJ、Qに係わり合わせている。
しかる後に、図6(d)に示すように、マスクMの掛け紐Kを使用者の耳に掛けることにより、当該マスクMに保持されたフェイスシールドSを使用し得るものとなる。
なお、フェイスシールドSがマスクMに対してより一層ずれ動かないようにするためには、図7に示すように、マスクMにおける掛け紐Kの上部及び下部を、それぞれ上スリットJ、Q及び下スリットP、Rに係わり合わせるようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態に係るフェイスシールドSは、マスク本体Hの左右両端部に耳掛け用の掛け紐Kを設けてなるマスクMに保持されて使用されるものである。そして、フェイスシールドSは、使用者における目の前側を全面的に覆い得る目保護部1を有するとともにマスク本体Hにおける前側を全面的に覆い得る口保護部2を有するものである。
このため、マスクMに保持させて簡易に使用することができ、使用者の目や口に対してウイルス等の超微粒子や粉塵や体液等の飛沫が前方から侵入し難いフェイスシールドSを提供することができるものとなる。
目保護部1及び口保護部2が設けられたシールド本体Aと、このシールド本体Aの左右両側部に連設されたマスク係止部Bとを備えたものである。そして、マスク係止部Bは、掛け紐Kの上部及び下部が係わり合う上下の掛け紐係止部分3、4を備えたものであり、上下の掛け紐係止部分3、4が、それぞれ、第一の係止部(長孔G)と、この第一の係止部(長孔G)とは異なる位置に設けられた第二の係止部(上スリットJ、Q・下スリットP、R)とを備えているものである。
このため、マスクMの掛け紐Kに対して少なくとも二箇所に係止し得ることにより、フェイスシールドSがマスクMに対して安定的に保持されるものとなる。
第一の係止部が、上下方向に延びてなり前記掛け紐Kが挿通される長孔Gであるため、フェイスシールドS全体の強度を維持しつつマスクMに対して安定的に保持され得るものとなっている。また、長孔Gは、使用者により視認され易いだけでなく掛け紐Kを挿通し易い形態をなしているため、フェイスシールドSの円滑な使用に寄与し得るものとなっている。
第二の係止部が、マスク係止部Bの側端縁から切り込まれたスリット(上スリットJ、Q・下スリットP、R)であるため、掛け紐Kを容易に装着し得るものとなっている。
スリットが、少なくとも、上スリットJ、Qと、この上スリットJ、Qよりも下に配された下スリットP、Rであり、上スリットJ、Q又は下スリットP、Rに掛け紐Kを係止させることにより、マスクMの高さ位置を調整可能な構成をなしているため、使用者の快適な使用に寄与し得るものとなっている。
上スリットJ、Qと下スリットP、Rが略平行に設けられたものであり、長孔Gよりも外側縁側に設けられている。このため、掛け紐Kを好適に装着し得るものとなっている。
長孔Gの周縁部に、マスク本体Hの側端部が係合して位置決めされるものとなっている。このため、マスクMをフェイスシールドSに対して容易に位置決めし得るものとなっている。
シールド本体A及びマスク係止部Bが、可撓性を有する透明のシート材により一体に形成されたものである。このため、簡易な構成によって所期の目的を達成し得るものとなっている。しかも、いわゆる一枚ものの合成樹脂製の透明シート材を用いているため、所定の剛性を維持しつつ軽量化を実現し易いものとなっている。
なお、本発明は、以上に詳述した実施形態に限られるものではない。
シールド本体及びマスク係止部からなるフェイスシールドの全体的な形状は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜の形状に設定し得るものである。
マスク係止部は、マスクと係り合って当該マスクに保持されるものであればよく、その具体的な形態は種々設定し得るものである。
上下の掛け紐係止部分を構成する第一、第二の係止部の具体的な態様は、上述した実施形態のものに限られるものではない。
例えば、第一の係止部は長孔に限られるのではなく、スリットであってもよい。
ここで、図8に示すフェイスシールドSは、上下の掛け紐係止部分3、4にそれぞれ設けた第一、第二の係止部を、スリットs1、s2により構成したものである。マスク係止部Bの側端縁から略水平方向に切り込まれた第一の係止部であるスリットs1の延出端t1の位置は、第一の係止部と略平行に設けられた第二の係止部であるスリットs2の延出端t2の位置よりも内側(中央部寄りの位置)に設定されている。かかる構成のものであっても、掛け紐Kの上部及び下部を、それぞれスリットs1、s2の各延出端t1、t2によって二箇所で係止し得るものとなるため、使用者が装着するマスクMに対してフェイスシールドSがずれ動き難いものとなる。
第二の係止部を構成する上下の掛け紐係止部分の上スリット及び下スリットは、種々の態様を採り得るものである。
ここで、図9及び図10に示すフェイスシールドSは、図1〜7に示された実施形態のものと比較して、マスク係止部Bの上下の掛け紐係止部分3、4における上スリットJ、Q、及び、下スリットP、Rの形態が異なっている。
上の掛け紐係止部分3を構成する上スリットJ及び下スリットPは、それぞれマスク係止部Bの側端縁から内方に向かって斜め直線状に延びてなるメインスリットm1と、メインスリットm1の延出端に連続して設けられたV字状をなす延出端スリットm2とを備えている。上スリットJ及び下スリットPは、互いに平行に設けられており、且つ、略同一形状をなしている。
メインスリットm1は、マスク係止部Bの側端縁から中央部すなわちシールド本体A側に向かって漸次下方に位置するように傾斜した姿勢をなしている。メインスリットm1の外側端部が位置しているマスク係止部Bの側端縁には、メインスリットm1に対してマスクMの掛け紐Kを導入し易くするための楔状ないし三角形状に切り欠かれた切欠部j1、p1が形成されている。
この実施形態では、メインスリットm1が内方に向かって斜め下方に延びているため、マスク係止部Bの側端縁におけるメインスリットm1の下側部分j11、p11を丸く形成するだけで、掛け紐Kをメインスリットm1に対して好適に案内させ得る所望の切欠部j1、p1を容易に形成できるようになっている。
延出端スリットm2は、上スリットJ及び下スリットPの各内方端に設けられており基材である合成樹脂製のシート材を裂け難くするものである。延出端スリットm2は、メインスリットm1の延出端から内方に向かって斜め上方に直線状に延びてなる第一の延出端スリット構成部分m21と、第一の延出端スリット構成部分m21の延出端から下方すなわち鉛直方向に直線状に延びてなる第二の延出端スリット構成部分m22とを備えている。
第二の延出端スリット構成部分m22の寸法は、第一の延出端スリット構成部分m21の寸法よりも長く設定されている。また、第二の延出端スリット構成部分m22の長さ(上下寸法)は、一般的なマスクMの掛け紐Kの直径よりも小さく設定されている。このため、延出端スリットm2は、第二の延出端スリット構成部分m22を主体として、マスクMの掛け紐Kを好適に保持し得るものとなり、マスク係止部Bに対してマスクMの掛け紐Kがずれ動き難いものとなっている。
下の掛け紐係止部分4を構成する上スリットQ及び下スリットRは、それぞれマスク係止部Bの側端縁から内方に向かって斜め直線状に延びてなるメインスリットm1と、メインスリットm1の延出端に連続して設けられたV字状をなす延出端スリットm2とを備えている。上スリットQ及び下スリットRは、互いに平行に設けられており、且つ、略同一形状をなしている。
メインスリットm1は、マスク係止部Bの側端縁から中央部すなわちシールド本体A側に向かって漸次下方に位置するように傾斜した姿勢をなしている。メインスリットm1の外側端部が位置しているマスク係止部Bの側端縁には、メインスリットm1に対してマスクMの掛け紐Kを導入し易くするための楔状ないし三角形状に切り欠かれた切欠部q1、r1が形成されている。
この実施形態では、メインスリットm1が内方に向かって斜め下方に延びているため、マスク係止部Bの側端縁におけるメインスリットm1の下側部分q11、r11を丸く形成するだけで、掛け紐Kをメインスリットm1に対して好適に案内させ得る所望の切欠部q1、r1を容易に形成できるようになっている。
延出端スリットm2は、上スリットJ及び下スリットPの各内方端に設けられており基材である合成樹脂製のシート材を裂け難くするものである。延出端スリットm2は、メインスリットm1の延出端から内方に向かって斜め上方に直線状に延びてなる第一の延出端スリット構成部分m21と、第一の延出端スリット構成部分m21の延出端から下方すなわち鉛直方向に直線状に延びてなる第二の延出端スリット構成部分m22とを備えている。
第二の延出端スリット構成部分m22の寸法は、第一の延出端スリット構成部分m21の寸法よりも長く設定されている。また、第二の延出端スリット構成部分m22の長さ(上下寸法)は、一般的なマスクMの掛け紐Kの直径よりも小さく設定されている。このため、延出端スリットm2は、第二の延出端スリット構成部分m22を主体として、マスクMの掛け紐Kを好適に保持し得るものとなり、マスク係止部Bに対してマスクMの掛け紐Kがずれ動き難いものとなっている。
上述した図9及び図10に示される実施形態のものであっても、フェイスシールドSがマスクMに対してずれ動き難いものとなるため、所期の目的を達成し得るものとなる。
上下の掛け紐係止部分に設けられた第二の係止部は、上下二つのスリットにより構成されていなくてもよい。例えば、第二の係止部は、一つのスリットにより構成されたものであってもよいし、三つ以上の複数のスリットにより構成されたものであってもよい。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
S…フェイスシールド
A…シールド本体
B…マスク係止部
M…マスク
H…マスク本体
K…掛け紐

Claims (9)

  1. マスク本体の左右両端部に耳掛け用の掛け紐を設けてなるマスクに保持されて使用されるフェイスシールドであって、
    目保護部及び口保護部が設けられたシールド本体と、このシールド本体の左右両側部に連設されたマスク係止部とを備えたものであり、
    左右に配置された前記マスク係止部のそれぞれには、前記掛け紐の上部及び下部が係わり合う上下の掛け紐係止部分を備えたものであり、
    左右に配置された前記上下の掛け紐係止部分が、それぞれ、第一の係止部と、この第一の係止部とは異なる位置に設けられた第二の係止部とを備えているものであり、
    前記第一の係止部が、上下方向に延びてなり前記掛け紐が挿通される長孔であるフェイスシールド。
  2. マスク本体の左右両端部に耳掛け用の掛け紐を設けてなるマスクに保持されて使用されるフェイスシールドであって、
    目保護部及び口保護部が設けられたシールド本体と、このシールド本体の左右両側部に連設されたマスク係止部とを備えたものであり、
    左右に配置された前記マスク係止部のそれぞれには、前記掛け紐の上部及び下部が係わり合う上下の掛け紐係止部分を備えたものであり、
    左右に配置された前記上下の掛け紐係止部分が、それぞれ、第一の係止部と、この第一の係止部とは異なる位置に設けられた第二の係止部とを備えているものであり、
    前記第二の係止部が、前記マスク係止部の側端縁から切り込まれたスリットであるフェイスシールド。
  3. 前記目保護部が、使用者における目の前側を全面的に覆い得るものであり、
    前記口保護部が、前記マスク本体における前側を全面的に覆い得るものである請求項1又は2記載のフェイスシールド。
  4. 前記第一の係止部が、上下方向に延びてなり前記掛け紐が挿通される長孔である請求項記載のフェイスシールド。
  5. 前記第二の係止部が、前記マスク係止部の側端縁から切り込まれたスリットである請求項記載のフェイスシールド。
  6. 前記スリットが、少なくとも、上スリットと、この上スリットよりも下に配された下スリットであって、
    前記上スリット及び前記下スリットが、前記上の掛け紐係止部分における前記第二の係止部及び前記下の掛け紐係止部分における前記第二の係止部のそれぞれに設けられたものであり、
    前記上スリット又は前記下スリットに前記掛け紐を係止させることにより、前記マスクの使用者の顔に対する高さ位置を調整可能である請求項2又は5記載のフェイスシールド。
  7. 前記上スリットと前記下スリットが略平行に設けられたものであり、前記第一の係止部よりも外側縁側に設けられている請求項記載のフェイスシールド。
  8. 前記長孔の周縁部に、前記マスク本体の側端部が係合して位置決めされる請求項1又は4記載のフェイスシールド。
  9. 前記シールド本体及び前記マスク係止部が、可撓性を有する透明のシート材により一体に形成されたものである請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載のフェイスシールド。
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