JP6890915B1 - 猫用装着具 - Google Patents

猫用装着具 Download PDF

Info

Publication number
JP6890915B1
JP6890915B1 JP2021007348A JP2021007348A JP6890915B1 JP 6890915 B1 JP6890915 B1 JP 6890915B1 JP 2021007348 A JP2021007348 A JP 2021007348A JP 2021007348 A JP2021007348 A JP 2021007348A JP 6890915 B1 JP6890915 B1 JP 6890915B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cat
opening
bag member
drawstring
face
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021007348A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022111727A (ja
Inventor
洋子 ▲高▼橋
洋子 ▲高▼橋
Original Assignee
洋子 ▲高▼橋
洋子 ▲高▼橋
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 洋子 ▲高▼橋, 洋子 ▲高▼橋 filed Critical 洋子 ▲高▼橋
Priority to JP2021007348A priority Critical patent/JP6890915B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6890915B1 publication Critical patent/JP6890915B1/ja
Publication of JP2022111727A publication Critical patent/JP2022111727A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)

Abstract

【課題】猫への装着を適切に維持し、猫の脱走を抑制する。【解決手段】猫用装着具100は、猫CATに透過視界を与えるメッシュ構造の生地により構成され、前記猫CATの顔FC及び頭HDを覆うように前記顔CATの前方側から後頭部側へと被せられる袋部材10と、前記袋部材10のうち前記猫CATの背中側となる一端部11に接続され、前記猫CATの胴体部BDに保持される衣服部21と、ハーネス22のリング22bに連結されたリード30と、を備え、前記袋部材10は、前記猫CATの口側となる他端部12に備えられた開口12aと、前記開口12aを所望の開度に調節可能な絞り紐12bと、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、少なくとも猫の顔及び頭を覆うことが可能に構成された部材を備えた猫用装着具に関する。
従来、愛猫の動物病院への通院・引越し等、猫を連れた移動において、猫の脱走を抑制する等の観点で、猫の顔及び頭を覆うことが可能に構成された部材を備えた猫用装着具が、知られている(例えば、特許文献1参照)。この従来技術の猫用装着具では、メッシュ生地等からなる目鼻覆部と、目鼻覆部に設けられた帯状部材とが備えられている。装着時においては、目鼻覆部を猫の顔にあてがい、帯状部材を猫の後頭部にて係止することで、猫の顔及び頭を覆うよう装着がなされる。猫の目が目鼻覆部にて覆われることにより、猫の視野がある程度遮られ、猫を落ち着かせることができる。これは、猫が狭いところを好む傾向があることに基づく。
特開2015−80472号公報(図4等)
上記従来技術の猫用装着具では、装着ができれば、猫を落ち着かせることができ、猫の脱走を抑制できることが期待される。しかしながら、上述の帯状部材の係止は、マジックテープ(登録商標)により達成される。マジックテープ(登録商標)は一般的に剥がれ易く、一旦マジックテープ(登録商標)が一部でも剥がれると、更に剥がそうと猫が暴れるおそれがある。更に、装着された場合、猫用装着具が、猫の顔及び頭を常時覆うことになる。たとえば、飲食、検査などに応じて、猫の顔及び頭を露出させる必要がある場合には、猫用装着具の全体を脱着せざるを得ない。このため、脱走のリスクが生じる。以上より、猫への装着を適切に維持することができる猫用装着具が、要望されている。
本発明の目的は、猫への装着を適切に維持することができ、猫の脱走を抑制できる猫用装着具を提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明は、猫に透過視界を与えるメッシュ構造の生地により構成され、前記猫の顔及び頭を覆うように前記顔の前方側から後頭部側へと被せられる袋部材と、前記袋部材のうち前記猫の背中側となる一端部に接続され、前記猫の胴体部に保持される保持部材と、前記保持部材に連結されたリードと、を備え、前記袋部材は、前記猫の口側となる他端部に備えられた第1開口と、前記第1開口を所望の開度に調節可能な第1絞り紐と、を有することを特徴とする。
本願発明の猫用装着具においては、袋部材と、保持部と、リードとが、設けられる。袋部材が、猫の顔及び頭を覆うように、顔の前方側から後頭部側へと被せられる。この袋部材は、猫に透過視界を与えるメッシュ構造の生地により、構成されている。このため、猫の視野がある程度遮られ、猫を落ち着かせることができる。
また、保持部材は、袋部材に接続され、猫の胴体部に保持される。この接続部は、袋部材のうちの、猫の背中側となる一端部である。すなわち、袋部材は、猫の顔の前方側から後頭部側へと被せられ、かつ、保持部材との接続部を介して保持される。このため、たとえば、上述のようにマジックテープ(登録商標)等を用い猫の後頭部にて係止する構成にて、猫がマジックテープ(登録商標)を剥がそうとして暴れるという事象を、抑制することができる。加えて、リードは、保持部材と連結されており、別途、車両のシートベルト等と接続することができる。このため、装着することで、散歩や車両での移動を安全にすることができる。
更に、袋部材は、第1開口と、第1絞り紐と、を有する。第1開口は、袋部材の猫の口側となる他端部に備えられ、第1絞り紐により、所望の開度に調整可能となっている。このため、たとえば、猫の顔及び頭(の一部)を露出させる必要がある場合には、袋部材を着用したままで、開度調整される第1開口を介して、露出を達成することができる。従って、猫用装着具の全体を脱着する必要がなく、脱走のリスクを抑制することができる。
以上の構成により、本願発明によれば、猫への装着を適切に維持することができ、猫の脱走を抑制できる。
本発明によれば、猫への装着を適切に維持することができ、猫の脱走を抑制できる。
本発明の一実施形態による猫用装着具を猫が装着した状態を表す、略正面から見た斜視図である。 図1に示す猫用装着具を猫が装着した状態を表す、腹面側からみた斜視図である。 図1に示す猫用装着具の表側の外観構造を表す斜視図である。 図1に示す猫用装着具の裏側の外観構造を表す斜視図である。 袋部材の絞り紐における第1状態を説明する説明図である。 袋部材の絞り紐における第2状態を説明する説明図である。 図1に示す猫用装着具のハーネスに対し、接続可能なリードの全体外観構造図である。 本発明の他の実施形態による猫用装着具を猫が装着した状態を表す、略正面から見た斜視図である。 図8に示す猫用装着具の袋部材を猫が装着した状態を表す、略正面から見た斜視図である。 本発明の他の実施形態による猫用装着具の表側の外観構造を表す斜視図である。
以下、本発明の一実施形態を図面を参照して説明する。
図1及び図2に、本発明の一実施形態による猫用装着具100を猫CATが装着した状態を示す。なお、以下の説明において、上下方向、前後方向、左右方向は、図1及び図2に示すように、猫CATから見た上下方向、前後方向、左右方向に相当しており、図1、図2の各図中に適宜される矢印の方向に対応している。
猫用装着具100は、袋部材10と、保持部材20と、リード30と、を備えている。袋部材10は、猫CATに透過視界を与えるメッシュ構造の生地により構成されている。袋部材10は、猫CATの顔FC及び頭HDを覆うように、顔FCの前方側から後頭部側へと、被せられるようになっている。
保持部材20は、袋部材10のうち猫CATの背中側となる一端部11に対し、着脱可能に接続されるようになっている。保持部材20は、衣服部21と、ハーネス22と、を備えている。保持部材20の衣服部21は、猫CATの左・右の前足FFをそれぞれ挿通させる、左・右一対の挿通穴23を有している。ハーネス22は、その端部が衣服部21に連結されており、バックル22aと、リング22bと、を備えている。挿通穴23に前足FFをそれぞれ挿通させて、背中側にてバックル22aが留められることで、保持部材20は、猫CATの胴体部BDに保持される。リング22bは、保持部材20が胴体部BDに保持された状態において、背中側に位置するようになっており、リード30と接続可能に構成されている。
図3に示すように、保持部材20の衣服部21は、猫CATの胴体部BDの周囲に追従するよう、布で構成されている。衣服部21は、左右対称の略六角形状に構成されている。衣服部21においては、略六角形状の各辺に対応するように、前端24、後端25、身幅方向における両側端26、及び、両側端26と前端24とそれぞれ隣り合う端部27が、規定される。
挿通孔23は、楕円形に切り抜かれて形成され、猫CATの前足FF付け根に対応する位置に、左右対称となるよう配設されている。挿通孔23の配設位置は、たとえば、前端24および後端25の中間に位置してもよい。ハーネス22は、2本の紐で構成されており、その両端部22cが、それぞれ衣服部21に接続されている。両端部22cの接続位置は、前端24および挿通孔23の間と、挿通孔23および後端25の間とに、それぞれ位置している。更に、ハーネス22は、2本の紐の中間部に、バックル22aおよびリング22bをそれぞれ備えている。
両側端26の一方には、マジックテープ(登録商標)26aが備えられている。装着時においては、衣服部21が、猫CATの胴体部BDを囲うように巻かれ、マジックテープ(登録商標)26a、26b(後述する図4における、裏側のマジックテープ(登録商標)26b)が、猫CATの背中側にて接着する。更に、ハーネス22のバックル22aも、猫CATの背中側にて留められる。このようにして、保持部材20を、胴体部BDにしっかりと保持することができる。
なお、前端24および後端25には、それぞれ対応する辺に沿って、光を反射する反射材24a、25aを取付けてもよい。また、前端24に、鈴24bを取り付けてもよい。更に、衣服部21は、略中央にて、猫CATの名前や飼主連絡先等の識別情報を記載したタグ21aを、添付できるよう構成されてもよい。
図4に示すように、保持部材20の衣服部21を構成する布地には、通気性を向上させるために、メッシュ素材が用いられる。前端24には、対応する辺に沿って、ファスナー24cが配設されている。端部27には、それぞれボタン27aが備えられている。ファスナー24cおよびボタン27aは、袋部材10の一端部11に対し、着脱可能に構成されている。すなわち、保持部材20の衣服部21は、ファスナー24cおよびボタン27aを介して、袋部材10の一端部11と、着脱可能に接続されるようになっている。なお、適宜のボタンのみによって保持部材20と袋部材10とを着脱可能に構成してもよい。
両側端26の他方には、マジックテープ(登録商標)26bが備えられている。マジックテープ(登録商標)26bは、上述の表側におけるマジックテープ(登録商標)26aと、接着可能となっている。
袋部材10は、筒状に構成されており、猫CATの背中側となる一端部11の開口11aと、猫CATの口側となる他端部12の開口12a(第1開口に相当)と、を備えている。一端部11の開口端には、ファスナー11bと、2つのボタン係合部11cとが、設けられている。ファスナー11bは、開口11aの半円周に沿って配設されており、ボタン係合部11cは、残りの半円周上に配設されている。これらのファスナー11bおよびボタン係合部11cは、衣服部21のファスナー24cおよびボタン27aと、それぞれ着脱可能に係合されるようになっている。
他端部12の開口端には、絞り紐12b(第1絞り紐に相当)が設けられている。絞り紐12bは、開口端を折り返して形成される連通孔12c内に配設されている。絞り紐12bの長さは、開口12aの円周長よりも長く構成されており、絞り紐12bの両端を含む部分が、連通孔12cから外部に露出している。この露出部分には、クランプ12b1が、取り付けられている。クランプ12b1にて留める位置を調整することで、絞り紐12bの絞り度合が調節されて、開口12aの開度が調節される。このように構成された絞り紐12bは、開口12aを所望の開度に調節可能となっている。また、絞り紐12bは、開口12aの開度に応じて、種々の状態をとることができる。
絞り紐12bの開口12aが略閉鎖されて、袋部材10により猫CATの顔FC及び頭HDが包含される状態(この状態を、「第1状態」と称呼する。)を図5に示す。図示のように第1状態は、絞り紐12bの露出部分が最長となるようクランプ12b1を留めて、絞り度合を最大とすることで達成される。このとき、開口12aが略閉鎖されるため、猫の視野がある程度遮られ、猫を落ち着かせることができる。
絞り紐12bの開口12aが開かれて、猫CATの顔FC又は頭HDのうち、所望の部位を袋部材10の外に露出させるとともに、それ以外の部位を袋部材10の中に残存させる状態(この状態を、「第2状態」と称呼する。)を図6に示す。図示のように第2状態は、第1状態に比して、絞り紐12bの露出部分が短くなるようクランプ12b1を留めて、絞り度合を緩めることで達成される。
袋部材10の外に露出させる部位としては、顔FC又は頭HDの範囲であれば任意だが、下記に説明する部位を露出させると好適である。第2状態として、たとえば、図6中の(a)、(b)に示すように、猫CATの右目RE又は左目LEを露出させてもよい。若しくは、図6中の(c)に示すように、猫CATの耳ERを露出させてもよい。若しくは、図6中の(d)に示すように、猫CATの口MSを露出させてもよい。これにより、右目RE又は左目LEへの点眼や、耳ER、口MS(歯)のそれぞれの検査、また、歯磨き・飲食の際に、全体を取り外す必要がなくなり、これらを安全に実行することができる。
上述のように、絞り紐12bは、上記第1状態と、上記第2状態と、を実現可能に構成されている。また、上記第1、第2状態とは別の状態として、絞り紐12bは、開口12aの開度を全開とし、猫CATの顔FC及び頭HDを、袋部材10の外に露出させる状態も実現することができる。この場合、袋部材10は、猫CATの背中側に向かって丸めることで、収納される。従って、猫CATの顔FC又は頭HDを覆う必要がない場合にも、対応が可能となる。
ところで、上述のように構成された袋部材10および保持部材20は、それぞれ相互に切り離せるようになっている。このため、袋部材10に代わる別部材を、保持部材20に取付けてもよい。
また、保持部材20のハーネス22にはリング22bが備えられており、装着時には、リング22bが猫CATの背中側に位置する。このリング22bには、たとえば、図7に示すリード30を接続することができる。このリード30は、リング22bと接続可能な接続部30aを一端に備えている。他端には、サイズ調整可能な環状部30bが備えられている。この環状部30bを把持して、猫CATを散歩させることができる。また、環状部30bに、車両のシートベルトを通すこともできる。
<実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態の猫用装着具100においては、袋部材10と、保持部20と、リード30とが、設けられる。袋部材10が、猫CATの顔FC及び頭HDを覆うように、顔の前方側から後頭部側へと被せられる。この袋部材10は、猫CATに透過視界を与えるメッシュ構造の生地により、構成されている。このため、猫CATの視野がある程度遮られ、猫CATを落ち着かせることができる。加え、通気性・視界もある程度担保され、災害時や引越し時等の長時間での装着であっても、暴れることを抑制しながら、トイレ、歩行等を可能とすることができる。更に、普段の世話の際での装着により、暴れることを抑制しながら、爪切り等を可能とすることができる。
また、保持部材20は、袋部材10に接続され、猫CATの胴体部BDに保持される。この接続部は、袋部材10のうちの、猫CATの背中側となる一端部11である。すなわち、袋部材10は、猫CATの顔FCの前方側から後頭部側へと被せられ、かつ、保持部材20との接続部を介して保持される。このため、本実施形態に代えて、たとえば、マジックテープ(登録商標)等を用い猫の後頭部にて係止する構成にて、猫がマジックテープ(登録商標)を剥がそうとして暴れるという事象を、抑制することができる。加えて、リード30は、保持部材20と連結されており、別途、車両のシートベルト等と接続することができる。このため、装着することで、散歩や車両での移動を安全にすることができる。
更に、袋部材10は、開口12aと、絞り紐12bと、を有する。開口12aは、袋部材10の猫CATの口側となる他端部12に備えられ、絞り紐12bにより、所望の開度に調整可能となっている。このため、たとえば、猫CATの顔FC及び頭HDを露出させる必要がある場合には、袋部材10を着用したままで、開度調整される開口12aを介して、露出を達成することができる。従って、全体を脱着する必要がなく、脱走のリスクを抑制することができる。
以上の構成により、本実施形態によれば、猫への装着を適切に維持することができ、猫の脱走を抑制できる。
また、本実施形態では特に、保持部材20の衣服部21が、左・右一対の挿通穴23を有している。挿通穴23は、猫CATの左・右の前足FFをそれぞれ挿通させるようになっている。このため、保持部材20および胴体部BDのずれが抑制されて、保持部材20を、しっかりと保持することができる。また、保持部材20が、袋部材10の一端部11に対し脱着可能に構成されている。具体的には、一端部11におけるファスナー11bおよびボタン係合部11cが、衣服部21のファスナー24cおよびボタン27aと、それぞれ着脱可能に係合されるようになっている。このため、袋部材10を取外し、たとえば、ファスナー24cおよびボタン27aを利用して、適宜の別部材を簡単に取付けることができる。このように、必要に応じて、袋部材10を、袋部材10に代わる別部材に、簡単に付け代えることができる。
また、本実施形態では特に、絞り紐12bが、上記第1状態(図5を参照)と、上記第2状態(図6を参照)と、を実現可能に構成されている。第1状態が実現されることで、開口12aが略閉鎖されるため、猫の視野がある程度遮られ、猫を落ち着かせることができる。一方、第2状態が実現されることで、全体を取り外す必要がなく、脱走のリスクを抑制しつつ、顔FC又は頭HDのうち所望の部位のみを袋部材10の外に露出させることができる。所望の部位としては、たとえば、目RE、左目LE、耳ER、口MS等があげられる。従って、右目RE又は左目LEへの点眼や、耳ER、口MS(歯)のそれぞれの検査、また、歯磨き・飲食の際に、全体を取り外す必要がなくなる。このため、脱走のリスクを抑制しつつ、これらを安全に実行することができる。
<変形例>
本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変更が可能である。変形例において、上記実施形態と同一・等価である部位については、図1及び図3に記載の番号と同番号を付して説明を省略する。上記実施形態においては、袋部材10に絞り紐12bが備えられ、開口12aを所望の開度に調節可能となっている。これに加え、図8に示すように、袋部材10に絞り紐11d(第2絞り紐に相当)が、更に備えられると好適である。絞り紐11dは、猫CATの背中側となる一端部11の開口11a(第2開口に相当)において、絞り紐12bの配設と同様、その開口端を折り返して形成される連通孔内に配設されている。絞り紐11dの長さは、開口11aの円周長よりも長く構成されており、絞り紐11dの両端を含む部分が、連通孔から外部に露出している。この露出部分には、クランプ11d1が、取り付けられている。クランプ11d1にて留める位置を調整することで、絞り紐11dの絞り度合が調節されて、開口11aの開度が調節される。このように構成された絞り紐11dは、開口11aを所望の開度に調節可能となっている。
これによれば、例えば、図9に示すように、袋部材10のみを猫CATに装着させ、絞り紐11dにより開口11aの開度を調節できる。従って、開口11aが猫CATの首周辺にてフィットするため、袋部材10のみを適切に装着させることができる。猫CATは、顔FCを覆うのみでも大人しくなる性質をもつ。このため、保持部材20の装着なしで実施可能な作業(例えば、爪切りやシャンプー等)を実施する場合には、袋部材10の装着のみで足りることになる。従って、本構成により、保持部材20の装着の手間なく、上述の作業を容易に実施することができる。また、袋部材10および保持部材20の両方を猫CATに装着させる場合において、図9に示すように袋部材10のみを先に装着させ、次いで保持部材20を装着させて図8に示す状態とすることができる。このため、猫用装着具100の装着する工程においても、猫CATを大人しくさせることができ、脱走のリスクを抑制することができる。
また、上記実施形態においては、図3に示す構成を備えた猫用装着具100が用いられているが、これに代えて、他の実施形態として、例えば図10に示す構成のものが用いられてもよい。他の実施形態の保持部材20では、図3Aに示すように、左右一対の各挿入孔23から、身幅方向における各両側端26に向けて、切れ込み28がそれぞれ入っている。切れ込み28を境にして、両側端26を含む第1保持部26c、および、端部27を含む第2保持部27bが、それぞれ区画される。第1保持部26cは、保持部20を平置きした状態において、第2保持部27bの上に一部が重なるように構成される。第1保持部26cには、第2保持部材27bと結合可能なボタン26c1が備えられており、ボタン26c1により、それぞれが重なった状態を維持することができる。ボタン26c1および両側端26の間には、ベルト26c2の一端が結合されている。ベルト26c2の他端には、バックル22aと、リング22bとが、備えられている。この構成においては、図3に示したハーネス22は、備えられていない。他の実施形態は、以上説明した点のみ、上記実施形態と異なる。
この保持部材20を猫CATに装着する場合、先ず、第1保持部26c、および、第2保持部材27bが結合されていない状態で、各切れ込み28を介して、左右の前足FFを各挿入孔23まで導く。次いで、第2保持部材27bの上に、第1保持部26cを重ね合わせ、ボタン26c1により、それぞれを結合する。そして、第2保持部材27bと一体的に、第1保持部26cの各両側端26を、猫CATの背中側に回し、バックル22aを連結する。この構成によっても、保持部材20および胴体部BDのずれが抑制されて、保持部材20を、しっかりと保持することができる。
なお、以上の説明において、外観上の寸法や大きさが「同一」「等しい」「異なる」等の記載がある場合は、当該記載は厳密な意味ではない。すなわち、それら「同一」「等しい」「異なる」とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に同一」「実質的に等しい」「実質的に異なる」という意味である。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
100 猫用装着具
10 袋部材
11 一端部
11a 開口
11d 絞り紐
12 他端部
12a 開口
12b 絞り紐
20 保持部材
23 挿通穴
30 リード
BD 胴体部
CAT 猫
ER 耳
FC 顔
FF 前足
HD 頭
LE 左目
MS 口
RE 右目

Claims (5)

  1. 猫に透過視界を与えるメッシュ構造の生地により構成され、前記猫の顔及び頭を覆うように前記顔の前方側から後頭部側へと被せられる袋部材と、
    前記袋部材のうち前記猫の背中側となる一端部に接続され、前記猫の胴体部に保持される保持部材と、
    前記保持部材に連結されたリードと、
    を備え、
    前記袋部材は、
    前記猫の口側となる他端部に備えられた第1開口と、
    前記第1開口を所望の開度に調節可能な第1絞り紐と、
    を有することを特徴とする猫用装着具。
  2. 請求項1記載の猫用装着具において、
    前記袋部材は、
    前記第1開口と反対側になる前記一端部に備えられた第2開口と、
    前記第2開口を所望の開度に調節可能な第2絞り紐と、
    を有することを特徴とする猫用装着具。
  3. 請求項1又は請求項2記載の猫用装着具において、
    前記保持部材は、
    前記猫の左・右の前足をそれぞれ挿通させる左・右一対の挿通穴を有し、
    前記袋部材の前記一端部に対し着脱可能に接続されていることを特徴とする猫用装着具。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の猫用装着具において、
    前記第1絞り紐は、
    前記第1開口が略閉鎖されて前記袋部材により前記猫の顔及び頭が包含される第1状態と、
    前記第1開口が開かれて前記猫の顔又は頭のうち所望の部位を前記袋部材の外に露出させるとともにそれ以外の部位を前記袋部材の中に残存させる第2状態と、
    を実現可能に構成されていることを特徴とする猫用装着具。
  5. 請求項4記載の猫用装着具において、
    前記第1絞り紐は、前記第2状態として、
    前記猫の右目又は左目を露出させるか、若しくは、
    前記猫の耳を露出させるか、若しくは、
    前記猫の口を露出させる、
    ことを実現可能に構成されていることを特徴とする猫用装着具。
JP2021007348A 2021-01-20 2021-01-20 猫用装着具 Active JP6890915B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021007348A JP6890915B1 (ja) 2021-01-20 2021-01-20 猫用装着具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021007348A JP6890915B1 (ja) 2021-01-20 2021-01-20 猫用装着具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6890915B1 true JP6890915B1 (ja) 2021-06-18
JP2022111727A JP2022111727A (ja) 2022-08-01

Family

ID=76429638

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021007348A Active JP6890915B1 (ja) 2021-01-20 2021-01-20 猫用装着具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6890915B1 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4796567A (en) * 1987-06-26 1989-01-10 Allan Nancy J Protective bag for handling pots
JPH05293127A (ja) * 1991-10-03 1993-11-09 Judith G Lippincott 獣医用拘束カラー
US7523720B1 (en) * 2002-09-12 2009-04-28 Lynda Lecy Pet hood
JP5186640B1 (ja) * 2012-07-23 2013-04-17 昭宏 鈴木 エリザベスカラー

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4796567A (en) * 1987-06-26 1989-01-10 Allan Nancy J Protective bag for handling pots
JPH05293127A (ja) * 1991-10-03 1993-11-09 Judith G Lippincott 獣医用拘束カラー
US7523720B1 (en) * 2002-09-12 2009-04-28 Lynda Lecy Pet hood
JP5186640B1 (ja) * 2012-07-23 2013-04-17 昭宏 鈴木 エリザベスカラー

Also Published As

Publication number Publication date
JP2022111727A (ja) 2022-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20210345694A1 (en) Apparel with Integrated Reusable Health Protective Face Mask and Methods for Wearing Same
US20210345702A1 (en) Apparel with Integrated Reusable Health Protective Face Mask and Methods for Wearing Same
JP5615119B2 (ja) マスク
US11484733B2 (en) Pendent face mask
WO2004018046A1 (ja) マスク及びその製造方法
US20230292858A1 (en) Face mask with tension adjusters and integral head strap
JP3228351U (ja) マスク
KR102255648B1 (ko) 귀걸이끈에 의한 귀등 통증을 보호하는 보조구
CA3186627A1 (en) High quality mask
KR20110003053U (ko) 마스크
JP2014237907A (ja) 防塵フード
JP2001161843A (ja) マスク
JP6890915B1 (ja) 猫用装着具
KR101343880B1 (ko) 마스크
JP3100614U (ja) マスク
US20220256950A1 (en) Eyewear facemask
JP4472806B2 (ja) 釣り用フード
JP3227739U (ja) マスク
JP2014018624A (ja) フェイスカバー付ネックピロー
JP3173305U (ja) 日除け用マスク
KR100973995B1 (ko) 마스크용 후두부 커버
KR20100003970U (ko) 끈 조절이 용이한 안면 가리개
JP2020193394A (ja) 保護衣料
JP3148007U (ja) マスクカバー
KR200381634Y1 (ko) 굴곡 밀착구조를 갖는 마스크

Legal Events

Date Code Title Description
A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20210120

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20210317

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210507

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6890915

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250