JP3100614U - マスク - Google Patents

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Abstract

【課題】呼吸が楽に行え、かつ容易に低コストで製造できるマスク及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】布地で構成され、少なくとも口と鼻を覆うマスク本体1と、一対の耳掛け部2、2とを備え、
前記マスク本体1は、着用した状態で内側に呼吸用空間16を形成可能に布地を前方へ湾曲させ保持するギャザ11、11が左右両端部に設けられてなるマスクを提供する。
【選択図】図1

Description

本考案は、鼻と口を覆うマスクに関する。
この種のマスクとしては、例えば衛生マスク、防塵マスク、手術用マスクなどが知られているが、具体的には、花粉の吸引や、病原菌などの吸引又は放出を防止する目的で装着する従来の衛生マスクとしては、平面状のガーゼからなるマスク本体に耳掛け紐が付いたものが一般的である。しかし、このマスクでは、着用すると呼吸しずらいという問題があった。
そのため、最近では、マスク本体の内部にカップを入れたマスク(特許文献1)や、布地をひだ状に折って縫製した蛇腹状のマスク本体を使用時に外側へ膨らませるマスク(特許文献2)等、装着状態において鼻の下に空間を形成して呼吸が楽にできるマスクが使用されるようになってきている。
特開平9−276424号公報 特開2001−314520号公報
しかしながら、前者では、部材点数及び製造工程数が増加してコストアップとなり、また、装着した状態で話をしたりガムや食べ物を噛んだりして顎を上下に動かすと、マスクが目の方へずれ上がり易く、ずれ上がったマスクをその都度手で下へ引っ張って元の位置に戻さなければならず面倒であるという不具合もあった。後者では、製造に手間を要しかつデザインもよくなかった。また、これら従来のマスクでは、装着した際に両頬から鼻梁へ立ち上がる部分とマスクとの間に隙間が形成され、この隙間からマスク内側に花粉や微粒子や病原菌等が侵入し易く、特に俯いたときに隙間が大きくなるので、花粉などの鼻や口への浸入をマスクによって十分に遮断しているとは言えなかった。
そこで、本考案の主要な目的の一つは、呼吸が楽に行え、かつ容易に低コストで製造できるマスクを提供することにある。
また、本考案のもう一つの主要な目的の一つは、装着時に両頬から鼻梁へ立ち上がる部分とマスクとの間に隙間が形成されないマスクを提供することにある。
また、本考案のもう一つの主要な目的の一つは、装着時に顎を上下に動かしてもずれ上がり難いマスクを提供することにある。
上記のような目的を達成するために、本考案に係るマスクは、布地で構成され、少なくとも口と鼻を覆うマスク本体と、一対の耳掛け部とを備え、
前記マスク本体は、着用した状態で内側に呼吸用空間を形成可能に布地を前方へ湾曲させ保持するギャザが左右両端部に設けられてなるのである。
本考案のマスクは、マスク本体の左右両端部にギャザを設けたことにより、マスク本体の左右両端が絞られ、それによってマスク本体の中央部分が前方へ突出状に湾曲し、かつその内側に着用時の呼吸用空間の凹みが形成された構成となっている。したがって、その凹みに使用者の鼻が収まってマスク本体によって鼻が押さえ付けられず、かつ鼻の下に呼吸用空間が形成されて呼吸を楽に行うことができる。また、ギャザを緻密にすることによって使用者の両耳側の頬にマスク本体の左右両端部を隙間無くフィットさせることができ、マスク本体の左右両端部から内側への塵、埃及び微粒子等の侵入を確実に防止することができる。
本考案において、布地は、外面布地部と内面布地部とからなる二重構造に形成されているのもよい。このようにすれば、剛性部の膨らみ形状がより一層補強されると共に、外部からの花粉や病原菌の侵入及び外部への病原菌の放出をより一層防止することができる。
また、マスク本体は、その外側の湾曲した頂部が、上下方向の中間位置よりも上位に形成されていれば、マスク着用状態を横から見て、マスク本体の上部は鼻筋に沿って傾斜し、頂部が鼻頭の位置に一致し、頂部から下方にかけてはあごの方へ傾斜したマスク形状となるため、横顔のラインにマッチするデザイン性に優れたマスクとなって好ましい。
本考案において、マスク本体の内側にフィルタ挟持部が設けられれば、例えば微小な花粉や病原菌あるいは微粒子(例えばタバコの煙の微粒子、排気ガスの微粒子など)等を吸着除去し得るフィルタをフィルタ挟持部に収納、交換することができて好ましい。
また、フィルタ挟持部は、少なくともその唇に接する部分が水分をマスクの内側から外側へ移動させる材質にて構成されてなることが、マスク内側の蒸れを軽減できる上で好ましく、さらに、少なくともその唇に接する部分に抗菌性が付与されていることが、衛生上好ましい。
本考案において、マスク本体は、その内部に保持されたワイヤ、ゴム、軟質合成樹脂、形状記憶樹脂又はこれらのうちの少なくとも2つを選択してなる複合材料で構成された芯材をさらに有するものであってもよい。複合材料からなる芯材としては、例えばワイヤ線をゴム又は軟質合成樹脂にて被覆したものが挙げられる。この芯材は、マスク本体の左右方向の中央位置に、かつ上下方向の中間位置よりも上位に頂部が配置されるように略への字形に折り曲がった形状に形成され、マスク本体内に挿入される。この場合、マスク本体には、その左右方向の中央位置に、例えば上端に開口部を有する上下方向の芯材挿入用筒袋部を予め形成するか、あるいは左右端の一方に開口部を有し、鼻頭がくる位置を通る左右方向の芯材挿入用筒袋部を予め形成する。
このように芯材を備えることにより、マスク本体内に芯材を挿入するだけで布地を前方へ容易に湾曲させ、かつ型崩れせずに長時間保持することができ、それによって呼吸用空間を容易に確保できる。なお、ワイヤとして形状記憶合金を用いれば、マスク本体の膨らみ形状をさらに長期間保持できて好ましい。
また、本考案のマスクは、マスク本体の裏面側の上縁近傍でかつ左右1対で設けられ、装着時に両頬から鼻梁へ立ち上がる部分とマスク本体の少なくとも上縁部との間に形成され得る隙間を閉塞する上部閉塞部材をさらに備えてなるものであってもよい。
つまり、両頬から鼻梁へ立ち上がる部分とマスクとの間を上部閉塞部材にて閉塞することにより、マスク上縁側からの花粉や微粒子や病原菌等の侵入を防止し、より衛生的に呼吸することができるようにしている。
この上部閉塞部材としては、弾性や可塑性や可撓性を有するシート状もしくは塊(パッド)状の部材を用いることができるが、具体的に次の(1)、(2)の構成を挙げることができる。
(1)上部閉塞部材が、マスク本体の裏面側の上縁近傍に、内側に折り返し可能に取り付けられる弾性フラップからなる。この弾性フラップは、例えば1〜5mmのスポンジ、布地、これらの複合体等を構成材料に用いることができ、その左右中央寄りの内端側が、該フラップを内側に折り返したときに鼻梁又はその近傍に沿うような形状に形成される。例えば、略台形状、略矩形状、略三角形状、略楕円形状等の所望の形状に形成した2枚の弾性フラップを、その下端側をマスク本体の裏面側の上縁近傍にそれぞれ縫い付け、上端側を内側へ折り返してマスクを装着する。また、弾性フラップを内側へ折り返し、少なくともその外端部を予めマスクの内面に縫い付けたり接着等により固定してもよい。
(2)上部閉塞部材が、マスク本体の裏面側の上縁近傍で、かつ左右中央寄りに付設されるパッド材からなる。このパッド材としては、弾性パッド、あるいは外力に応じて変形可能な可塑性パッドが好ましく、さらにはマスク本体に一体的に取り付けられたもの、あるいはマスク本体に対して別体で着脱可能なものであってもよい。一体的に取り付けられたものとしては、例えば、マスク本体の所定部位にパッドを構成するポケット状のパッド保持部を左右1対又は連通して設け、その保持部の中にスポンジ体、軟質ゴム体、軟質プラスチック体等の弾性体を入れて縫い込んで弾性パッドを形成したり、流動性を維持する粉体やゲル状物又は液体を充填封入した袋体を入れ込んで縫い込んで可塑性パッドを形成したり、あるいは先に布袋に上記弾性体又は袋体を入れて縫い込んでパッド材を形成し、後でパッド材をマスク本体に縫い付ける構成が挙げられる。着脱可能なものとしては、例えば、上述のように布袋に弾性体又は袋体を入れて縫い込んで形成したパッド材とマスク本体に、面状ファスナーのフック部とループ部を縫い付けておき、フック部とループ部の掛合により上部パッド材がマスク本体に取り付けられ、フック部とループ部の離脱により上部パッド材がマスク本体から取り外される。なお、弾性フラップ又は弾性パッドに用いられる各種弾性体の弾性力は、長時間マスクをつけていてもその押圧が苦にならない程度のもので、かつ十分な閉塞性を確保できる程度のものが好ましい。また、可塑性パッドを構成する粉体としては砂、酸化チタン、ケイ酸アルミニウム等の無機粉体や粒状体等を用いることができ、ゲル状物としてはカルボキシビニルポリマー(カーボポール)、ポリアクリル酸又はその塩類等を用いることができ、液体としてはシリコーンオイル等を用いることができ、いずれも人体に無害な物質が望ましい。
また、本考案のマスクは、マスク本体の裏面側の下縁近傍に設けられ、装着時に少なくとも下唇の下部とマスク本体下縁部との間に形成され得る隙間を閉塞する下部閉塞部材をさらに備えてなるものであってもよい。
つまり、マスク装着時に下唇の下部とマスク本体下縁部との間に形成され得る隙間を下部閉塞部材にて閉塞することにより、話をしたり食べ物を噛んだりして下顎を上下に動かしても下部閉塞部材が滑り止めとなってマスク本体がずれ上がることがなく、従来のようなマスクのずれ上がりを手で直すような煩わしさがなくなる。
この下部閉塞部材としては、マスク本体の裏面側の下縁近傍に付設される下パッド材とすることができる。この下部パッド材は、下弾性パッド、あるいは外力に応じて変形可能な下可塑性パッドが好ましく、さらに上述のようにマスク本体に一体的に取り付けられたもの、あるいはマスク本体に対して別体で着脱可能なものであってもよい。なお、下弾性パッドは、上述の上部閉塞部材と同様にスポンジ体、軟質ゴム体、軟質プラスチック体等の弾性体を布袋に入れて縫い込んだ構成とすることができ、一方下可塑性パッドは、上述の上部閉塞部材と同様に流動性を維持する粉体やゲル状物又は液体を充填封入した袋体を布袋に入れ込んで縫い込んだ構成とすることができる。
本考案において、耳掛け部としては、伸縮性を有するゴム紐、あるいは紐長さ調節部材を備える耳掛け紐を用いることができる。なお、紐長さ調節部材の具体構成については、後述の実施の形態にて説明する。
また、耳掛け部が耳掛け紐からなる場合には、この耳掛け紐は、その幅の略中央部で折曲げられてマスク本体の上縁部及び下縁部を挟み込んだ状態で、縫い込みまたは接着により取り付けられるようにしてもよい。つまり、耳掛け紐をマスク本体の左右両端部内側に取り付けたマスクを装着した場合では、その耳掛け紐の取付部分の跡が頬に付き易いため、このような跡を付き難くしている。
また、本考案のマスクは、マスク本体、耳掛け部又は紐長さ調節部材の少なくともいずれかにアクセサリが設けられているのもよい。特に、耳掛け紐の長さを調節するための紐長さ調節部材を有する場合には、この紐長さ調節部材を隠す、あるいは目立たなくする目的と、マスクをデザイン的、ファッション的に改善する目的で、アクセサリが設けられる。なお、アクセサリとしては、例えば布地やプラスチック、金属等にて蝶、リボン、ハート、星、花等の各種形状に形成されたものを挙げることができ、その取り付けは縫込みや接着等により行うことができる。
また、本考案のマスクは、マスク本体の外側又は内側の何れかに、マスク本体の外面又は内面を実質的に覆う大きさで、かつ直径が0.3μm以上の大きさの空気中の微粒子を95%以上カットできるろ過能力を有するフィルタ部材がさらに設けられてなるものであってもよい。ここで、「直径が0.3μm以上の大きさの空気中の微粒子を95%以上カットできるろ過能力」とは、CDC(米国疾病対策センター)の「医療施設における結核感染防止のガイドライン(1994年)」に適合(N95に適合)したろ過能力を意味している。
このようなフィルタ部材を備えることによって、塵、埃、花粉等よりも小さな微生物、菌等(例えば結核菌、肺炎ウイルス)をフィルタ部材にて除去することができ、このような菌の空気感染の予防、拡大に有効である。
このようなフィルタ部材は、マスク本体に着脱可能に取り付けられているのが、容易に交換できる上で好ましく、マスク本体の内側に着脱可能に取り付ける場合は、上述したフィルタ挟持部にフィルタ部材を収納すればよい。また、フィルタ部材をマスク本体の外側に着脱可能に取り付ける場合には、マスク本体の外側に着脱可能に取り付けられる通気性のマスクカバーをさらに備えることにより、フィルタ部材をマスクカバーとマスク本体との間に収納することができる。なお、マスクカバーのマスク本体への着脱手段としては、ホックや面状ファスナーなどの従来公知の方法を用いることができる。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて詳説する。なお、本考案は実施の形態に限定されるものではない。
[実施の形態1]
図1は本考案の実施の形態1に係るマスクの正面図であり、図2は同実施の形態1のマスクの平面図であり、図3は同実施の形態1のマスクの背面図であり、図4は図1のA−A断面図であり、図5は同実施の形態1のマスクの使用状態を示す説明図である。
実施の形態1のマスクMは、呼吸に適した通気性を有するマスク本体1と、一対の耳掛け部2、2と、マスク本体1の左右両端部に設けられたギャザ11、11と、マスク本体1の内面側に設けられたフィルタ挟持部17とを備えている。
マスク本体1は、図4に示すように、外面布地部12と内面布地部13とから二重構造に形成されている。例えば、外面布地部12は綿布にて構成し、内面布地部13は合成繊維布にて構成するなど内外面の素材を変えてもよく、あるいは同じくしてもよい。また、本考案のマスクMにおいて、外面布地部12の色は一般的な白以外にも、青、赤、黄、緑等の原色や中間色など各種色彩を選択し、病気のイメージを消し、ファッション性を付加するようにしてもよい。
各ギャザ11は、マスク本体1の左右両端縁を細かくかつ密に絞って、ギャザ長をできるだけ短くし、着用したときに顔面との間に隙間をつくらない様に緻密に形成される。また、この様にギャザ長を短くするとマスク全体の湾曲度も増すので装着時の顔面との密着性がさらに良好となる点で好ましい。なお、着用時の顔面との密閉性を稼ぐために、ギャザ11の顔面側に弾性体を設けることもできる。
また、マスク本体1は、開いて着用した状態で内側に呼吸用空間16を形成可能なように前方へ湾曲している。つまり、マスク本体1は、横から見ると上下方向の中間位置よりも少し上位に頂部14が配置された前方突出山形状(図4、図5参照)に膨らんでいる。
このようにマスク本体1の左右中間位置に前方(外側)へ膨らむ湾曲部を形成したことにより、マスク本体1の内面側にはこれとは逆の凹み15が形成され、この凹み15にマスク本体1を装着した使用者の鼻が収まるようになっている(図5参照)。したがって、この凹み15によって、使用者の鼻の下に上記呼吸用空間16が形成され、この空間16によって使用者は鼻及び/又は口による呼吸を楽に行うことができる。なお、上記空間16によって発声もし易くなる。また、平面状の一般的なマスクを着用した場合では、鼻筋の左右側にマスク辺縁との隙間が形成され、この隙間から外気中の花粉や病原菌がマスク内側に侵入して体内に吸入するおそれがあったが、これに対し本考案のマスクMでは上記凹み15が鼻筋の左右の傾斜に沿うので隙間が形成されず、上述のようなおそれがない。また、左右のギャザ11、11が、その絞りにより膨らみ形状を保持している。
左右一対の耳掛け部2、2は平らなゴム紐からなり、その幅の略中央で折り曲げられて約半分となり、その折り曲げ部にマスク本体1の上縁部及び下縁部が挟み込まれて縫い付けられている。この場合、1本の平たい紐の両端をマスク本体20の下縁の左右中間位置で対向するように配置し、下縁を挟み込んだ状態に折り曲げて下縁に沿って縫い込み、かつ紐の長手方向中間位置をマスク本体20の上縁の左右中間位置に配置し、上縁を挟み込んだ状態に折り曲げて上縁に沿って縫い込むことにより、耳掛け部2、2の形成及び取り付けが行われる。ゴム紐をマスク本体1にこのように取り付けることによって、マスク本体1と耳掛け部2、2との接続部が嵩張らず、長時間着用したときの顔面部への押圧を極力軽減することができる。また、この耳掛け部2、2は、ゴム紐の伸縮性により使用者の顔のサイズに対応することができると共に、平らであるためマスク着用時の耳への締め付けを緩和し、長時間着用しても耳が痛くならないように配慮している。また、このように耳掛け部2、2を構成することにより、使用者の頬に耳掛け部の跡が付き難いという利点もある。
ポケット状のフィルタ挟持部17は、例えば通気性のよい網生地からなるポケット布地部4の左右端縁と下端縁を、マスク本体1の内面周縁に縫い付けることにより上方開口状に形成されている。このフィルタ挟持部17は、少なくともその唇に接する部分には、水分をマスクの内側から外側へ移動させる材質にて構成されている。具体的には、例えば、東レ(株)の商品名:フィールドセンサーが用いられる。このようなフィルタ挟持部17によれば、マスク内側の蒸れを軽減することができる。さらに、このフィルタ挟持部17の少なくとも唇に接する部分には、抗菌性が付与されている。この場合、例えば、フィルタ挟持部の意図する部分に銀メッキを施して抗菌性を付与したり、また、銀メッキコーティングした繊維やポピドンヨードを含浸させた繊維等でフィルタ挟持部を構成してこれ全体に抗菌性を付与したりできる。
このフィルタ挟持部17には、例えば微小な花粉、病原菌(例えば結核菌、肺炎ウイルス)、微粒子(例えばタバコの煙の微粒子、排気ガスの微粒子など)等を吸着除去し得るフィルタ18、好ましくは上記N95に適合するフィルタが収納される。
なお、微小な花粉や微粒子等を濾過し得る優れたフィルタとしては、例えば特許第3281480号を挙げることができる。より詳しくは、フィルタを通過する空気流の方向での断面が最大30ミクロンを有するマイクロフィラメントのストランド織物の単一層からなり、それらのストランドは最大20ミクロンの間隔を置いて配置され、かつ平滑な外面を有するフィルタである。マイクロフィラメントのストランドの素材としては、ポリエステル、ナイロン、ポリプロピレン、カーボン、ファイバーグラス、セラミック、金属ストランドが挙げられる。このフィルタでは、一般的に20ミクロンよりも大きいアレルギー性の花粉を除去することができる。このような素材は市販で入手し得る。その他、濾過材の1枚の単層シート中に、濾過される微粒子の最小径よりも小さい最大径を有する複数の穴を、レーザカット、X線リソグラフィー、化学エッチング又は微孔シートの延伸によって形成するフィルタがある。レーザカット、X線リソグラフィー又は化学エッチングによる穴開けには濾過材として不織布の使用が可能であり、微孔シートの延伸による穴開けには濾過材として微孔プラスチックシートの使用が可能である。このフィルタは、タバコの煙の微粒子や車の排気ガスの微粒子等を濾過する場合に用いられ、孔径はそれらの微粒子よりも小さい0.01ミクロン程度とされる。
また、上記とは別に、不織布に放射線グラフト重合法を利用して作製したフィルタを本考案のマスクに好適に用いることができる。例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等の繊維からなる不織布に、α線、β線、γ線、電子線、紫外線等の放射線を照射してラジカルを発生させ、これにグラフトモノマーを反応させることにより所望のグラフト重合体側鎖を導入して所望の機能を具備したフィルタを製造することができる。
具体例としては、グラフトモノマーにビニルピロリドンを選択することにより、ポリビニルピロリドンを導入した不織布が得られ、これをさらにヨウ素溶液に浸漬することによってポピドンヨードが添着された不織布となり、抗菌フィルタとして好適に用いることができる。
また、グラフトモノマーにビニルベンジルトリメチルアンモニウムクロリド(VBTAC)を選択しさらに適当なモノマーを存在させることにより、VBTACが導入された不織布が得られ、これは花粉フィルタとして好適に用いることができる。
[実施の形態2]
図7は実施の形態2に係るマスクの背面図であり、図8は図7のB−B線断面図であり、図9は同実施の形態2のマスクの平面図であり、図10は同実施の形態2のマスクの使用状態を示す説明図である。
この実施の形態2のマスクM2は、左右両側部にギャザ11が形成されて前方突出山形状に膨らんだマスク本体20と、マスク本体20に縫い付けられた一対の耳掛け部25、25と、マスク本体20の内面側に設けられたポケット布地部24とを備え、ここまでの構成は実施の形態1と同様である。さらに、実施の形態2のマスクM2は、マスク本体20の裏面側の上縁近傍で、かつ左右中央寄りに略左右対称に設けられ、装着時に両頬から鼻梁へ立ち上がる部分にフィットして、この部分とマスク本体20の上縁部との間に形成され得る隙間を閉塞する左右一対の上部閉塞部材としてのパッド材26、27が、一続きの筒袋状の布28に収納され縫い付けられている。
各パッド材26、27は、具体的にはそれぞれ外力に応じて変形可能な可塑性パッドからなり、この可塑性パッドは、本例ではスポンジの如き弾性部材から形成されているが、その他流動性を維持する粉体、ゲル状物又は液体を充填封入した袋体を布袋に入れて縫い込まれて形成されていてもよい。
このパッド材26、27を備えるマスクM2を装着することにより、両頬から鼻梁へ立ち上がる部分とマスク本体20との間の隙間が閉塞されるので外気中の花粉、病原菌、微粒子(例えばタバコの煙の微粒子、排気ガスの微粒子など)等が侵入できず、使用者はより衛生的に呼吸することができる。なお、上記パッド材26、27は上記のように縫い付ける以外に、マスク本体に接着されるものであってもよい。また、この縫い付けや接着は、各パッド材26、27の上部のみにして、各パッド材26、27のフリーな下部にポケット布地部24の上縁部を挿入する構成であってもよい。なお、各パッド材26、27は、例えば図9に示すように、略三角形の平面図を与えるような形状に形成されるものであっても良い。この場合、各パッド材はそれぞれ別体に構成されていてもよく、またこれらが一体に構成されていて、縫い付け等の取り付けにより2分割されるようなものであってもよい。
[実施の形態3]
図11は本考案の実施の形態3に係るマスクを示す背面図であり、この実施の形態3のマスクM3は、上記実施の形態2における左右一対のパッド材26、27を左右一対の弾性フラップ31、32に替えたものであり、その他の構成は実施の形態2と同様であり、同一の要素には同一の符号を付している。
各弾性フラップ31、32は、略台形状のシート状のスポンジ体から形成されてなり、下端側がマスク本体20の裏面側の上縁近傍にそれぞれ縫い付けられており、装着前の状態では弾性によって平面状に延びている。
このマスクM3では、各弾性フラップ31、32を内側へ折り曲げて装着するが、折り曲げることにより弾性フラップ31、32が上下逆の形状(底辺が短い台形)になり、弾性による膨らみと相まって、その左右中央寄りの内端側が鼻梁又はその近傍に沿い、かつ頬から鼻梁にかけて密着する。したがって、両頬から鼻梁へ立ち上がる部分とマスク本体20との間の隙間が閉塞され、外気中の花粉、病原菌、微粒子(例えばタバコの煙の微粒子、排気ガスの微粒子など)等のマスクM3の内側への侵入が防止される。
[実施の形態4]
図12は本考案の実施の形態4に係るマスクを示す背面図であり、この実施の形態4のマスクM4は、実施の形態3における各弾性フラップ31、32を内側へ折り曲げ、折り曲げて上下逆形状(底辺が短い台形)にした状態で外端部をマスク本体20の裏面に縫い付けて固定したものである。マスクM4の装着前の状態では、各弾性フラップ31、32の折り曲げられた部分の左右中央寄りの内端側は、弾性によって膨らんでいる。マスクM4を装着することにより、上述のごとく弾性フラップ31、32はその左右中央寄りの内端側が鼻梁又はその近傍に沿い、かつ頬から鼻梁にかけて密着し、それによって両頬から鼻梁へ立ち上がる部分とマスク本体20との間の隙間が閉塞される。
[実施の形態5]
図13は本考案の実施の形態5に係るマスクを示す背面図である。この実施の形態5のマスクM5は、実施の形態3と同様に、マスク本体20と、左右一対の耳掛け部25、25と、ポケット布地部24aと、左右一対のパッド材26a、27aを備えるものであるが、各パッド材26a、27aは、マスク本体20の上縁近傍に縫い付けられて、図13に示すように自由状態では内側へ折り返した状態で下部がぶらつくように垂れている。この場合、各パッド材26a、27aは、スポンジ、ゴム、軟質プラスチック等の弾性体を収納した布袋からなる。
また、この実施の形態5のマスクM5は、上記実施の形態1〜4とは異なり、下部閉塞部材としての下パッド40がマスク本体20の裏面側の下縁近傍に設けられている。
このマスクM5の下パッド40は、装着時に少なくとも下唇の下部とマスク本体20の下縁部との間に形成され得る隙間を閉塞するものであり、下唇と下顎との間の窪みラインに沿う棒状に形成されており、マスク本体20の裏面側の下縁近傍に面状ファスナーにより着脱自在に取り付けられている。具体的に下部パッド材40は、外力に応じて変形可能な下可塑性パッドであり、この下可塑性パッドは、流動性を維持する粉体、ゲル状物又は液体を充填封入した袋体を布袋に入れて縫い込んで形成されている。
このマスクM5を装着することにより、上記実施の形態2の効果に加え、話をしたり食べ物を噛んだりして下顎を上下に動かした場合に下部パッド材40が滑り止めとなり、マスク本体20がずれ上がることが抑制され、従来のようなマスクのずれ上がりを手で直すような煩わしさがなくなる。
[実施の形態6]
図14は本考案の実施の形態6に係るマスクを示す背面図である。この実施の形態6のマスクM6は、実施の形態4のように弾性フラップ31、32を有するマスク本体の裏面側の下縁近傍に下部パッド材41が設けられたものである。なお、ポケット布地部24aはその上端がマスク本体20の上縁近傍に封着され、左右の少なくともいずれか一方側にフィルタの挿入口を有している。
この実施の形態6の場合、下部パッド材41は、マスク本体20の下縁に沿って縫い付けられた細長状の布袋と、袋部内に縫い込まれたスポンジとからなり、マスク装着前の状態ではマスク本体20の下縁付近に垂れており、装着時には図14に示すごとく内側(上方)へ折り返され、下唇の下部とマスク本体20との間の隙間を閉塞する。
このマスクM6を装着することにより、上記実施の形態3又は4の効果に加え、話をしたり食べ物を噛んだりして下顎を上下に動かした場合に下部パッド材40が滑り止めとなり、マスク本体20がずれ上がることが抑制され、従来のようなマスクのずれ上がりを手で直すような煩わしさがなくなる。
[実施の形態7]
図15は本考案の実施の形態7に係るマスクを示す正面図であり、図16は図15における2点鎖線の円内の部分の拡大断面図である。
この実施の形態7のマスクM7は、マスク本体20の左右側縁に設けられた耳掛け部が平らな耳掛け紐61、61からなり、さらに各耳掛け紐61、61の長さを調節する紐長さ調節部材62、62と、左の紐長さ調節部材62に付設された蝶形のアクセサリ63とを備えたものである。
紐長さ調節部材62は、耳掛け紐61の部分(途中部)であって、マスクM7を装着した状態で耳に触れない位置に設けられ、本実施の形態8の場合、耳掛け紐61の上辺に設けられている。この紐長さ調節部材62は、マスク本体20の耳掛け紐接続部側に配置されたOリング部材64と、Oリング部材64の近傍に配置された日の字形の調節具65とからなる。耳掛け紐61の上辺部分は、Oリング部材64と接続する部分が切断されており、その切断部分のマスク本体20側の端部61aは輪を形成して接続され、もう一方の端部61bは調節具65にへの字状に通され、Oリング部材64に通されて折り返して調節具65の端部65aに輪を形成して接続されている。この紐長さ調節部材62によって、Oリング部材64と調節具65との間に耳掛け紐61の長さを変えることができる輪状部61cが形成される。つまり、調節具65をOリング部材64側へ移動させれば輪状部61cが短くなって耳賭け紐61の全長が長くなり、調節具65をOリング部材64から離れる方向へ移動させれば輪状部61cが長くなって耳賭け紐61の全長が短くなる。
また、アクセサリ63は、左右の紐長さ調節部材62の各Oリング部材64、64の表面、あるいはいずれか一方のOリング部材64の表面に接着されている。
このマスクM7によれば、装着する使用者の顔の大きさに対応して左右の耳掛け紐61、61の長さを調整することができるので、耳掛け紐が短くてマスクが装着できない、あるいは耳が痛くなるといったことや、反対に耳掛け紐が長くてマスク本体が顔にフィットせず隙間ができるといったことがなく、快適に装着することができる。また、アクセサリ63は、無機質的な長さ調節部材62を隠すことができると共に、マスクM7のファッション性を付加するワンポイントとなり、マスクの病的なイメージを和らげることができる。なお、実施の形態2〜6で説明した上閉塞部材及び/又は下閉塞部材をマスク本体M8に設けるのも好ましい。
[実施の形態8]
図17は本考案の実施の形態8のマスクを示す正面図である。このマスクM8は、紐長さ調節部材62の構成は上記実施の形態7と同様であるが取付位置が若干異なっている。
つまり、左右の耳掛け紐66、66の各上辺端部を取り付ける部位であるマスク本体20の耳掛け紐接続部(左右側縁の上端)に、各紐長さ調節部材62のOリング部材64の一部が縫い込まれている。それに伴って、アクセサリ67もマスク本体60の耳掛け紐接続部に取り付けられている。この場合、アクセサリ67はリボン形であり、耳掛け紐接続部に縫い付けられている。
[実施の形態9]
図18は本考案の実施の形態9のマスクの正面図であり、図18は同実施の形態9のマスクにおける右の耳掛け紐を示す拡大断面図である。このマスクM9は、マスク本体20の左右側縁に設けられた耳掛け紐71、71及び各耳掛け紐71、71の長さを調整する紐長さ調節部材72、72の構成が、上記実施の形態7、8とは異なっている。
マスクM9の右側について説明すると、紐長さ調節部材72は、上記実施の形態7、8で説明した調節具65が2個設けられてなり、各調節具65、65は、耳掛け紐71の上辺及び下辺のそれぞれマスク寄りに配置されている。
耳掛け紐71は、一端が上の調節具65にへの字状に通されてマスク本体20の上の耳掛け紐接続部に縫い付けられ、かつ他端が下の調節具65の端部に輪を形成して取り付けられた上紐部71aと、一端が下の調節具65にへの字状に通されてマスク本体20の下の耳掛け紐接続部に縫い付けられ、かつ他端が上の調節具65の端部に輪を形成して取り付けられた下紐部71bとからなる。そして、耳掛け紐71における上紐部71aと下紐部71bが重なる部分は、全長を変えることができる重なり部71cとされている。
なお、マスクM9の左側の耳掛け紐71及び紐長さ調節部材72の構成も、右側と同様である。
このマスクM9によれば、上の調節具65及び/又は下の調節具65をマスク本体20から離れる方向に移動させれば重なり部71cが短くなって耳賭け紐71の全長が長くなり、上の調節具65及び/又は下の調節具65をマスク本体20に近づける方向に移動させれば重なり部71cが長くなって耳賭け紐71の全長が短くなる。なお、上紐部71aと下紐部71bのそれぞれの少なくとも接触面側は、摩擦抵抗の大きい(例えば、毛羽立ちの多い)布地にて構成したり、あるいは重なり部71cにおける耳に触れない部位に筒状の絞り部材を設けることにより、装着したマスクM9の耳賭け紐71が不意に伸びないように構成してもよい。また、実施の形態2〜6で説明した上閉塞部材及び/又は下閉塞部材をマスク本体20に設けるのも好ましく、さらに実施の形態7、8で説明したアクセサリを、マスク本体20又は耳賭け紐71の少なくともいずれか一方に1個以上設けてもよい。
[実施の形態10]
図20は本考案の実施の形態10のマスクを示す断面図である。このマスクM10は、内外二重構造のマスク本体20の内側からマスク挟持部が省略されたものであって、マスク本体20の外側に通気性のマスクカバー100が着脱可能に設けられ、さらにマスクカバー100とマスク本体20との間の空間にフィルタ18が設けられたものである。このマスクカバー100のマスク本体20への着脱可能な取付構造としては、例えば、マスク本体の外面における上下左右の端部及びマスクカバーの内面の上下左右の端部に、ホックの雄部及び雌部あるいは面状ファスナーのループ部及びフック部をそれぞれ複数個設けるようにしてもよい。
このようにすれば、マスクカバー100をマスク本体20から取り外してフィルタ18の交換が容易であり、マスク本体20とマスクカバー100とを個別に洗濯することもできる。
なお、一重構造のマスク本体にマスクカバー100を着脱可能に取り付けてもよい。
[他の実施の形態]
1.上記実施の形態のマスクの二重構造のマスク本体内に、芯材を挿入して中央部分を前方へ湾曲させ保持するように構成してもよい。
2.上記実施の形態では、二重構造のマスクを例示したが、一重構造のマスクであってもよい。
3.上記実施の形態では、マスク本体の正面視形状が一般的な略矩形状の場合を例示したが、マスク本体の形状はこれに限定されず、例えば長円形、楕円形、円形、多角形(例えば略六角形)、さらに菱形、三角形等であってもよい。
4.上記実施の形態1、2では、耳掛け部がゴム紐からなる場合を例示したが、素材としては伸縮性を有さない紐でもよい。また、実施の形態1において、紐の耳掛け部の両端をネット部に縫い付けるようにすれば、ネット部の伸縮によってマスクを使用者の顔のサイズに対応させることができる。
5.上記実施の形態8、9における耳掛け紐は、上端と下端を逆にしてマスク本体に取り付けるようにしてもよい。
6.上記実施の形態1、2、3、4、5におけるポケット布地部は、実施の形態6、7と同様にしてもよい。
本考案の実施の形態1に係るマスクの正面図である。 図1のA−A断面図である。 同実施の形態1のマスクの平面図である。 同実施の形態1のマスクの背面図である。 図1のA−A断面図であって、フィルタ挟持部17にフィルタ18を挿入す る状態を表す。 は同実施の形態1のマスクの使用状態を示す説明図である。 本考案の実施の形態2に係るマスクの背面図である。 図7のB−B線断面図である。 同実施の形態2のマスクの平面図である。 同実施の形態2のマスクの使用状態を示す説明図である。 本考案の実施の形態3に係るマスクの背面図である。 本考案の実施の形態4に係るマスクの背面図である。 本考案の実施の形態5に係るマスクの背面図である。 本考案の実施の形態6に係るマスクの背面図である。 本考案の実施の形態7に係るマスクの正面図である。 図15における2点鎖線の円内の部分の拡大断面図である。 本考案の実施の形態8に係るマスクの正面図である。 本考案の実施の形態9に係るマスクの正面図である。 同実施の形態9のマスクにおける右の耳掛け紐を示す拡大断面図である。 本考案の実施の形態10に係るマスクの断面図である。
符号の説明
1、20 マスク本体
2、25、25a 耳掛け部(ゴム紐)
12 外面布地部
13 内面布地部
14 頂部
16 呼吸用空間
61、66、71 耳掛け紐(耳掛け部)
M〜M10 マスク

Claims (34)

  1. 布地で構成され、少なくとも口と鼻を覆うマスク本体と、一対の耳掛け部とを備え、
    前記マスク本体は、着用した状態で内側に呼吸用空間を形成可能に布地を前方へ湾曲させ保持するギャザが左右両端部に設けられてなることを特徴とするマスク。
  2. 布地は、外面布地部と内面布地部とからなる二重構造に形成されている請求項1に記
    載のマスク。
  3. マスク本体は、その外側の湾曲した頂部が、上下方向の中間位置よりも上位に形成されている請求項1又は2に記載のマスク。
  4. マスク本体の内側に、フィルタ挟持部が設けられている請求項1〜3の何れか1つに記載のマスク。
  5. フィルタ挟持部は、少なくともその唇に接する部分が水分をマスクの内側から外側へ移動させる材質にて構成されてなる請求項4に記載のマスク。
  6. フィルタ挟持部は、少なくともその唇に接する部分に抗菌性が付与されている請求項4又は5に記載のマスク。
  7. マスク本体は、その内部に保持されたワイヤ、ゴム、軟質合成樹脂、形状記憶樹脂又はこれらのうちの少なくとも2つを選択してなる複合材料で構成された芯材をさらに有する請求項1〜6の何れか1つに記載のマスク。
  8. マスク本体の裏面側の上縁近傍でかつ左右1対で設けられ、装着時に両頬から鼻梁へ立ち上がる部分とマスク本体の少なくとも上縁部との間に形成され得る隙間を閉塞する上部閉塞部材をさらに備えてなる請求項1〜7の何れか1つに記載のマスク。
  9. 上部閉塞部材が、マスク本体の裏面側の上縁近傍に、内側に折り曲げ可能に取り付けられる弾性フラップである請求項8に記載のマスク。
  10. 弾性フラップは、その左右中央寄りの内端側が、該フラップを内側に折り曲げたときに鼻梁又はその近傍に沿うように形成されてなる請求項9に記載のマスク。
  11. 弾性フラップは、該フラップを内側に折り曲げた状態で少なくともその外端部がマスク本体に固定されてなる請求項9又は10に記載のマスク。
  12. 上部閉塞部材が、マスク本体の裏面側の上縁近傍で、かつ左右中央寄りに付設されるパッド材である請求項8に記載のマスク。
  13. パッド材が、マスク本体に着脱可能に取り付けられている請求項12に記載のマスク。
  14. パッド材が、マスク本体の裏面側の上縁近傍に、内側に折り返し可能に取り付けられている請求項12に記載のマスク。
  15. パッド材が、弾性パッドである請求項12〜14の何れか1つに記載のマスク。
  16. 弾性パッドが、袋状物に収納されている請求項15に記載のマスク。
  17. パッド材が、外力に応じて変形可能な可塑性パッドである請求項12〜14の何れか1つに記載のマスク。
  18. 可塑性パッドが、流動性を維持する粉体、ゲル状物又は液体を充填封入した袋体からなる請求項17に記載のマスク。
  19. マスク本体の裏面側の下縁近傍に設けられ、装着時に少なくとも下唇の下部とマスク本体下縁部との間に形成され得る隙間を閉塞する下部閉塞部材をさらに備えてなる請求項1〜18の何れか1つに記載のマスク。
  20. 下部閉塞部材が、マスク本体の裏面側の下縁近傍に付設される下パッド材である請求項19に記載のマスク。
  21. 下パッド材が、マスク本体に着脱可能に取り付けられている請求項20に記載のマスク。
  22. 下パッド材が、マスク本体の裏面側の下縁近傍に、内側に折り返し可能に取り付けられている請求項20に記載のマスク。
  23. 下パッド材が、下弾性パッドである請求項20〜22の何れか1つに記載のマスク。
  24. 下弾性パッドが、袋状物に収納されている請求項23に記載のマスク。
  25. 下パッド材が、外力に応じて変形可能な下可塑性パッドである請求項20〜22の何れか1つに記載のマスク。
  26. 下可塑性パッドが、流動性を維持する粉体、ゲル状物又は液体を充填封入した袋体からなる請求項25に記載のマスク。
  27. 耳掛け部が耳掛け紐からなり、この耳掛け紐は、その幅の略中央部で折曲げられてマスク本体の上縁部及び下縁部を挟み込んだ状態で取り付けられている請求項1〜26の何れか1つに記載のマスク。
  28. 耳掛け部が、耳掛け紐の長さを調節する紐長さ調節部材をさらに備えてなる請求項27に記載のマスク。
  29. マスク本体又は耳掛け部の少なくともいずれかにアクセサリが設けられている請求項1〜28の何れか1つに記載のマスク。
  30. マスク本体、耳掛け紐又は紐長さ調節部材の少なくともいずれかにアクセサリが設けられている請求項28に記載のマスク。
  31. 紐長さ調節部材が、耳掛け紐部分又は耳掛け紐部分とマスク本体の耳掛け紐接続部に設けられている請求項28〜30の何れか1つに記載のマスク。
  32. マスク本体の外側又は内側の何れかに、マスク本体の外面又は内面を実質的に覆う大きさで、かつ直径が0.3μm以上の大きさの空気中の微粒子を95%以上カットできるろ過能力を有するフィルタ部材がさらに設けられてなる請求項1〜31の何れか1つに記載のマスク。
  33. フィルタ部材が、マスク本体に着脱可能に取り付けられている請求項32に記載のマスク。
  34. マスク本体の外側に着脱可能に取り付けられる通気性のマスクカバーをさらに備えてなる請求項1〜33の何れか1つに記載のマスク。
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