JP3173305U - 日除け用マスク - Google Patents

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Abstract

【課題】日焼け防止をすることができ、呼吸困難・息苦しさが発生するのを防止することができ、更には外観的な見栄えも良く優れたファッション性も発揮することができる日除け用マスクを提供する。
【解決手段】柔軟な表面布と柔軟な裏面布2とが互いに重ねて周囲縫合されることで内部空間を形成してなるマスク主体と、マスク主体の左右両端にそれぞれ掛け輪状に設けられる耳掛け部3と、前記表面布及び前記裏面布2の略中央の口相当位置に設けられた開口部41,42とを有する。また、前記表面布及び裏面布2の間にて前記開口部を覆設可能に一部固定され、少なくとも一部がメッシュ材で構成されるメッシュ布5と、前記メッシュ布5よりも裏面側にて前記開口部を覆設可能に一部固定され、略同一形状の表面材と裏面材とが重ねられて縫合構成される裏面ふた部6とを具備して構成される。
【選択図】図1

Description

当考案は、屋外、屋内及び車内において太陽照射による紫外線を遮断及び防止するための日除け用マスクに関する。
従来、車や自転車を運転時、屋外での作業や買い物での外出時など日常生活において紫外線を含む太陽照射による日焼けを阻止するためには、日焼け止め剤などを塗って対応していた。しかし、時間とともにその効果は薄れ何度も塗り直しが必要であった。塗り直しのためには常時日焼け止め剤などを持ち歩かなければならなく、加えて一定の時間ごとに塗り直すといった手間がかかるなどの問題点があった。これに関し、屋外での活動時における日焼けを防止するための日除け用マスクとして、表面側に遮光布を取り付けたものが開示される(特許文献1)。
実用新案登録第3154545号公報
しかしながら、上記従来のマスクは息苦しく、話す内容が聞き取れにくいなどの問題点があった。以上の内容を改善することを目的とするため本考案は、日焼け防止をすることができ、呼吸困難・息苦しさが発生するのを防止することができ、更には外観的な見栄えも良く優れたファッション性も発揮することができる日除け用マスクを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本考案では以下の手段を講じている。
(1)本考案の日除け用マスクは、柔軟な表面布1と柔軟な裏面布2とが互いに重ねて周囲縫合されることで内部空間を形成してなるマスク主体と、
マスク主体の左右両端にそれぞれ掛け輪状に設けられる耳掛け部と、
前記表面布1及び前記裏面布2の略中央の口相当位置に設けられた開口部と、
前記表面布1及び裏面布2の間にて前記開口部を覆設可能に一部固定され、少なくとも一部がメッシュ材で構成されるメッシュ布5と、
前記メッシュ布5よりも裏面側にて前記開口部を覆設可能に一部固定され、略同一形状の表面材と裏面材とが重ねられて縫合構成される裏面ふた部6とを具備して構成される日除け用マスクであって、
前記裏面ふた部6及び前記メッシュ布5はそれぞれ、
開口部周囲の一方から他方へ前記開口部を覆うように拡げられることで、装着時に開口部を覆った非覆状態S1を維持し得ると共に、
開口部から前記マスク主体内の内部空間内へ折り込まれ、前記表面布1及び前記裏面布2で狭設されることで、開口部を覆わない非覆状態S1を維持し得ることを特徴とする。
(2)上記記載の日除け用マスクにおいて、前記表面布1の表面材及び前記裏面ふた部6の表面材は、共に遮光性を有する同一の装飾布で構成されることが好ましい。
(3)上記いずれかに記載の日除け用マスクにおいて、前記裏面布2及び前記裏面ふた部6の裏面材は、共にタオル地布で構成されることが好ましい。
(4)上記いずれかに記載の日除け用マスクにおいて、前記表面布1と前記裏面布2との間に遮光性を有する中間布をさらに配置してなることが好ましい。
(5)上記いずれかに記載の日除け用マスクにおいて、前記表面布1の幅方向中央位置であって前記表面布1と前記裏面布2との間に、鼻梁の形状に応じて変形可能な上ノーズピース71と、鼻先の形に応じて変形可能な下ノーズピース72とを、互いに上下位置となるように配置固定してなることが好ましい。
(6)上記いずれかに記載の日除け用マスクにおいて、前記マスク下縁の左右対称位置にタック8を形成してなり、このタック8によって、前記裏面ふた部6及び前記開口部を塞いだ状態の装着時において、鼻底面側に下方への開放空間7Sを現出させ得ることが好ましい。
(7)上記いずれかに記載の日除け用マスクにおいて、前記表面布1又は前記裏面布2の左右両側にそれぞれ掛け輪9を縫着してなり、これら左右の掛け輪9にそれぞれ接続され、装着者の後頭部を亘る後ろ掛け部をさらに設け、後ろ掛け部を後頭部に巻き付けることで日除け用マスクが落ちないように保持するものであることが好ましい。
(8)上記いずれかに記載の日除け用マスクにおいて、遮光性を有し、前記表面布1または裏面布2の下方に下垂する延長布10を、裏面布2に取り外し可能に設けてなることが好ましい。
(9)上記いずれかに記載の日除け用マスクにおいて、前記マスクの前記口開口部を覆うメッシュ布が、鼻先から前記口開口部下部までを段差なくなだらかに覆うことが好ましい。
前記裏面ふた部6は、開口部の側方で裏返されて非覆状態S1となった場合、開口部はメッシュ布5を用いて覆う状態となるが、マスク装着時において息苦しさを感じず、会話の際、相手に会話の内容が開き取れにくくなるという状態は改善される。また、前記表面布1、前記裏面布2は、前記裏面ふた部6の端部近傍位置にそれぞれ固定手段が設けられ、開口部を覆う裏面ふた部6は裏面布2に固定させることによって覆設状態S2が維持されることにより開口部を覆う裏面ふた部6は、風や顔の動きによって、定位置からずれることがないので、日除けを優先した場合その優れた効果を発揮することができる。
上記手段により、時間が経っても紫外線を含む太陽照射による日焼けを阻止する効果が持続し、息苦しさを改善し、尚且つ会話が円滑に進むように工夫された日除け用マスクを提供することができた。
実施例1の日除け用マスクの構成を示す背面上方斜視図。 図1においてメッシュ布5を収容した状態を示す背面上方斜視図。 図2の状態の背面図。 実施例1の日除け用マスクの第一の使用形態を示す正面図。 実施例1の日除け用マスクの第一の使用形態を示す背面図。 実施例1の日除け用マスクの第一の使用形態を示す略底面図。 実施例1の日除け用マスクの第一の使用形態を示す側面図。 実施例1の日除け用マスクの第二の使用形態を示す背面上方斜視図。 実施例1の日除け用マスクの第二の使用形態を示す正面図。 実施例1の日除け用マスクの第二の使用形態を示す側面図。 実施例2の日除け用マスクの構成を示す正面分解図。 実施例2の日除け用マスクの延長布10取り付け状態を示す背面図。
以下に、図面を参考にしつつ本考案の好ましい実施の形態を示す。本考案の日除け用マスクは基本的に、
マスク主体の表面を構成する表面材からなる柔軟な表面布1と、
マスク主体の裏面を構成する裏面材からなり、前記表面布1に対して重ねられ周囲にて縫合されることで表面布1との間に内部空間を形成する柔軟な裏面布2と、
前記表面布1及び前記裏面布2で扶持固定されるように前記表面布1及び前記裏面布2の左右両端にそれぞれ掛け輪状に配置される耳掛部3と、
前記表面布1及び前記裏面布2の略中央であって装着時の口相当位置に設けられた通気用の開口部と、
前記開口部を覆設可能として前記表面布1又は裏面布2に一部固定され、少なくとも一部の構成材がメッシュ材からなるメッシュ布5と、
前記メッシュ布5よりも裏側位置にて開口部を覆設可能として前記表面布1又は裏面布2に一部固定される裏面ふた部6とで構成される。
前記裏面ふた部6及び前記メッシュ布5はそれぞれ、前記開口部の周囲四方(上下左右を含む)のいずれかの近傍位置にて一部固定されてなり、開口部を覆う覆設状態S2と、開口部を覆わない非覆状態S1との2状態に切り替えて各状態を維持することができる。このうち特に非覆状態S1においては、前記裏面ふた部6及び前記メッシュ布5のそれぞれが、開口部から前記内部空間内に折り込まれて、表面布1及び前記裏面布2の間に狭持固定される。
裏面ふた部6を覆設状態S2としかつ前記メッシュ布5を非覆状態S1とすることで、図4〜図7に示す第一の使用形態とすることができる。また裏面ふた部6を非覆状態S1としかつ前記メッシュ布5を覆設状態S2とすることで、図8〜図10に示す第二の使用形態とすることができる。以下、実施例として示す各図とともに説明する。
図1〜図10に示す本考案の実施例1の日除け用マスクは、開口部の正面視向かって左側近傍にて裏面ふた部6及び前記メッシュ布5がそれぞれマスク主体に部分固定され、裏面ふた部6及び前記メッシュ布5は、開口部を覆う位置で互いに重なるように配される。
(マスク主体)
互いに重ねられて周縫合された表面布1と裏面布2とによって、装着者の顔の下半部を覆うマスク主体が構成される。表面布1と裏面布2はそれぞれの周部同士が縫合されることで、マスク主体内に内部空間が形成される。
(開口部)
マスク主体の略中央であって口相当部には、開口部が構成される。この開口部は具体的には、表面布1に形成された表開口41と、裏面布2のうち表開口41と略同位置に形成された裏開口42とからなる。表開口41周縁と裏開口42周縁とは縫合されておらず、各周縁の間には、マスク主体内の内部空間に連なる一または複数の収容口が形成される。メッシュ布5、裏面ふた部6のそれぞれは、この収容口から内部空間内に折り込まれて非覆状態S1となる。
(表面布1)
表面布1は遮光性を有する布で構成される。少なくとも表側が、所定の装飾模様又は着色を施された装飾布からなり、マスク主体の表面を構成する。これにより、日焼けしやすい顔を日除けする効果を発輝することができる。表面布1はまた、遮光性に加えて紫外線遮断性を有する布とすることができる。
(延出部12)
マスク主体の左右の上縁部は、それぞれ頬骨位置から目じり部位置へ向かって緩やかに上方延出する延出部12を有する。上縁の両側部にはそれぞれ装着時に頬骨を覆う延出部12が上方へ延出形成される。この延出部12の形成により、紫外線を含む太陽照射の影響を最も受けやすい装着者の頬骨から目じり部を覆い、これら部位の日焼けを確実に防ぐことができる。
(中央上辺11)
また左右の各延出部12の間を亘って、装着時に鼻梁を覆う略山形の中央上辺11が形成される。この中央上辺11に沿って、内部空間に半剛性線材からなる上ノーズピース71が収容固定される。上ノーズピース71の半剛性線材は、鼻梁の形状に応じて変形しかつ変形状態を保持することができる。
(裏面布2)
裏面布2には汗を吸収しやすく肌触りを良くするためにタオル地を使用している。裏面布2は、表面布1と同じ外形の布を用いてなり、表面布1の開口部形成個所と重なる位置に、略コ字状の切り込みを入れて裏面ふた部6を一体的に形成してなる。そしてこの略コ字状の切り込み縁の内部が裏面開口42となる。
(耳掛部3)
耳掛部3はマスク主体の左右両側にそれぞれ設けられており、頭部又は左右それぞれの耳に掛けることで、マスクが落ちないように保持する。図1〜14の実施例では、平ゴム(板状のゴム片)からなる耳掛け輪を左右それぞれ縫着している。他に、丸型断面のゴム紐からなるものや、左右を亘って後頭部にて着ける布材からなるものとしてもよい。
(上ノーズピース71、下ノーズピース72)
前記表面布1の幅方向中央位置であって前記表面布1と前記裏面布2との間に、鼻梁の形状に応じて変形可能な上ノーズピース71と、鼻先の形に応じて変形可能な下ノーズピース72とを、互いに上下位置となるように配置固定してなる。
裏面ふた部6で開口部を覆った状態でも、上下2か所で固定したノーズピースにより鼻筋が固定されているので、鼻の穴部分の開放空間7Sが確保できている。よって呼吸がしやすくなることがわかる。
実施例では、上ノーズピース71及び下ノーズピース72の具体例として、個人個人の鼻先の形状に応じて固定できる変形可能な金属を表面布1と裏面布2の間に固定する。これにより、顔面とマスクをフィットさせることができるのでマスク自体がずれにくくなり、余分な隙間が空かないので日焼け防止につながる。また鼻の穴部分の開口部にマスクの生地が垂れ難くなるので呼吸しやすいように開口部が確保できる。
上下のノーズピースにより鼻筋を固定し、開口部を裏面ふた部6にて覆うのに伴って、開口部上部に段差が生じ、新たに鼻の穴部分に気道確保できる略三角形の下方への開放空間7Sが出現する。日焼け防止を主体として使用する場合、顔面をマスクで覆ってしまうと従来のマスク通り呼吸しづらくなるが、三角形の形状である、鼻の穴部分の開放空間7Sができることにより呼吸しづらさを同避し無理なく鼻呼吸が可能となる。
(ノーズピースの効果)
上下2か所のノーズピースにより鼻の部分が日除けマスクにフィットし、あごと鼻先を結ぶ面にメッシュ布5が配置されるので必然的に鼻先と口の間に空間が生まれる。開口部をメッシュ布5にて覆うので呼吸がしやすく会話もスムーズにできる。また、日除けマスクとロ周りに空間ができるので、装着していても感覚的に威圧感が感じられない。
(日焼け防止を重視した使用方法)
特に日焼け防止を重視した第一の使用形態においては、裏面ふた部6で開口部は塞がれているためマスク自体が鼻呼吸の妨げとなり、このままだと従来のマスク同様、呼吸しにくい状態になるので、変形可能な下ノーズピース72を鼻先の形に応じて固定することにより、マスクが鼻先に垂れてくるのを防止することができる。
(メッシュ布5)
また、前記マスクのロ開口部を覆うメッシュ布5を設けることにより、顔の大部分を覆面化することにおいて、ロ開口部が全く遮られず唇の動きばかり目立ってしまい更に露骨に見えてしまうのをカムフラージュするためメッシュ布5を用いたのが好ましく、見た目の悪さを軽減し視線をそらすことができる効果がある。
メッシュ布5は具体的には、中央に横長楕円の中央孔が形成された枠布と、枠布の中央孔を覆うメッシュ5Mとから構成される。枠布の裏面は、裏面布2で使用しているものと同様のタオル地を用いて、開口部を除く部分に縫合または接合させ開口部近傍位置に縫合される。メッシュ5Mは暗色(実施例では黒色)のプラスティックまたは化学繊維からなる。日除けを目的として使用する時は、メッシュ布5を収納部に納め、正面からマスクを見た時メッシュ布5が見えない様にすることができる。
実施例1では素面布のうち開口部と重なる領域の周囲三方を連続してカットするか、もしくは結合させた横長矩形の裏面ふた部6が、一側方で裏面布2と一体的に連結構成される。裏面ふた部6の表面には表面布1と同じ布を用いて横長矩形と同じ大きさで表面部を覆う。そうすることにより図1に示すように正面からみた場合、開口部が表面布1と同じ布で塞がれているので、ロ開口部が確認しづらく尚且つ違和感が感じられない。裏面ふた部6を外側に折り返すと、裏面布2と表面布1との間に収納部が現れる。収納部とは、図2に示すように裏面ふた部6を収納するスペースである。
前記マスク主体の表面布1と、表面布1に一部固定されたメッシュ布5又は裏面ふた部6との結合、裏面布2に用いているタオル地との結合は、糸による縫合、接着剤による接合等いずれでもよい。また、メッシュ布5は左右どちらか一方の箇所を表面布1又は裏面布2の内面に一部固定する。
(第一の使用形態)
図4〜図7は、実施例1のマスクの第一の使用形態を示す正面図である。マスク中央の開口部を裏面ふた部6で塞ぐことにより、日焼け防止の目的を重視した使用例である。
マスク表面布1の素材は、綿、ナイロン、ポリエステル等の1種または混紡の繊維からなる綿布、織布、不織布等の柔軟な素材からなり、遮光の特性を持つ布であり紫外線を含む太陽照射による日焼けを阻止する効果がある。また、表面布1は用途に応じて、各種色つき布、模様つき布等で形成することもできる。そうすることにより個人の好みに合うように日除け用マスクを選び、ファッション性を高め、従来の味気ないマスクを使用することに抵抗がある消費者に装着意欲を起こさせ、紫外線による肌トラブルを回避させる。
(収容口)
図3は、実施例1の裏面構成を説明する斜視図である。図2は、表面布1に一部固定されたメッシュ布5又は裏面布2にくっついている、もしくは一部固定された裏面ふた部6を納める収容口を見やすく開示した状態を示す。
(タック8または立体裁断)
また地面からの照り返しによる日焼けを防止するため、マスク主体の下縁には左右対称位置に一対または複数対のタック8(絞り部)が上方へ伸びて形成される。各タック8は下縁から上方に向かって絞り量を小さくしながら開口部の両側部まで形成される。このタック8によって、前記裏面ふた部6及び前記開口部を塞いだ状態の装着時において、鼻底面側に下方への略三角形の開放空間7Sが出現する。なおタック8の代わりに中央下部の幅方向長さ8Lを中央上縁の幅方向長さ11Lよりも短くして立体裁断としてもよい。
タック又は立体裁断によりマスクを顔の凹凸に沿わせ、下縁の幅が上部より狭くなる。その余分な幅を鼻のあたりに意図的に生じさせ、裏面ふた部6で開口部を塞いだ第一の使用形態において、鼻先に新たな三角形の鼻の穴部分の開放空間を出現させることができる(図6)。これにより息のしやすさを確保できると共に、開口部と日除けマスクの間に、より一層空間が生じ、呼吸がしやすい状態を保つ効果を発揮する。
裏面ふた部6で開口部は塞がれており、このままだと従来のマスク同様、鼻呼吸の妨げになる。これに対応して、個々に違う鼻の高さ、鼻先の形にも対応できるように日除け用マスクの表面布1と裏面布2の間に固定して取りつけてある。鼻梁の形状に応じて変形可能な上下合計2か所のノーズピースにて鼻周辺を固定することにより、日除けマスクを顔面の形状に沿ってより隙間を少なくしてフィットさせることができる。そうすることにより鼻先と開口部を覆っている裏面ふた部6との間に段差が生じ、新たに鼻の穴部分に開放空間7Sが出現する。そうすれば呼吸がしやすい状態となり、加えてマスク自体をずれにくくすることができる効果がある。
(第二の使用形態)
図8、図9に示す第二の使用形態では、メッシュ布5が開口部を左右に亘った覆設状態S2となっており、裏面ふた部6が収容口から裏面布2の内側に折り込まれて非覆状態S1となっている。
(メッシュ布5の仮固定)
第二の使用形態では、メッシュ布5を覆設状態S2として表面布1、裏面布2間にて狭持固定する。このとき、メッシュ布5先部と収容口近傍の裏面布2または表面布1とを、それぞれの相当位置に設けた面ファスナー、フック構造などで取り外し可能に仮固定する構造としてもよい。仮固定する構造とした場合、メッシュ布5がずれずに固定され、開口部を塞いだメッシュ布5は開口部に沿って内部空間内に広がって仮固定される。この場合、第一の使用形態と異なり、メッシュ布5の上部と鼻先にあたる開口部の上縁とが段差を生じず滑らかにつながっていることにより、開口部の中央上縁からマスク主体の中央下縁近傍までの部分が前方へ浮き上がるように変形する(図10)。これにより第二の使用形態において、鼻先とロの間の領域に、裏面布との間に裏側空間が生じる。
この第二使用形態においては、表面布1中央の開口部を暗色のメッシュ5Mで構成されたメッシュ布5で塞ぐことにより、顔の大部分を覆面化したときに、開口部内の唇の動きが露骨に見えてしまうのをカムフラージュすることができる。すなわち暗色のメッシュ5Mで開口部を覆うことで、見た目の悪さを軽減し視線をそらすことができる効果がある。また、従来のマスクは息苦しく、話す内容が聞き取りにくい等の不便さがあったが、メッシュ布5を用いることにより改善される。
なお上記日除けマスクにおいて、前記表面布1と前記裏面布2との間に遮光性を有する中間布をさらに設置してもよい(図示せず)。中間布は例えば、マスク主体の左右両側方の張り出し部に収容される2枚の頬覆い布からなるものとすることができる。各頬覆い布は、開口部の両側縁にそれぞれ形成される収容口から、マスク主体の内部空間内であって両側方向の張り出し部に収容される。
図11,12に示す実施例2の日除け用マスクは、実施例1と同様の日除け用マスクと、この日除け用マスクのマスク主体の下方へ取り外し可能に取り付けて装着者の首前方を覆う延長布10とから構成される。
延長布10は首の前面を覆うことのできる形(例えば横長-縦長長方形)からなり、表面布1又は裏面布2に取り外し可能に設けられる。(例えば、ボタンホールとボタン孔、一対のホック構造、綿ファスナー構造によって取り外し可能とする)。下縁は、中央下方に湾曲した下向き凸状、ストレートのいずれでもよい。
延長布10は前記表面布1と同じ布材の表面材を具備してなり、遮光性を有する。実施例ではマスク主体よりも大きな幅の矩形形状部分と、その上部両隅から上方へ帯状に延出する左右の帯状部分10Lとの一体形状からなり、マスク主体の表面布1、裏面布2とそれぞれ同一布材からなる表面材、裏面材が重ね縫合されてなる。帯状部分10Lの表面であって延出方向略中央部には、ボタン10Bが取り付けられ、帯状部分10Lの先部付近にはこのボタン10Bに対応したボタンホールが形成される。延長布10をマスク主体に取り付ける際は、例えば図12に示すように、左右の帯状部分10Lをそれぞれ各耳掛部3の輪内に回し込んで山折り状に折り返し、先部のボタンホールをボタン10Bで留めて左右で吊り下げる。
なお取り付け手段は上記形態に限られず、例えばマスク主体の左右の下部付近にボタンまたはボタンホールを形成し、延長布10の矩形部の上部近傍であって幅方向中央寄りの左右対応位置にボタンホールまたはボタンを形成してもよい。マスク主体の幅方向中央寄りの位置で延長布10を固定することにより、装着時に延長布がマスク主体と一体的に変形することとなり、マスク主体と延長布10との間に余分な隙間が生じるのを防ぐことができる。
ほかに面ファスナー、凹凸嵌合式のホックをそれぞれの対応位置に設けたものでもよい。必要に応じて延長布10を下垂状態で取り付けることで、より大きな日除け範囲を確保することができる。
また実施例2の日除け用マスクは、図11,12に示すように、マスク主体の左右両側にそれぞれ、耳掛部3よりも短い非弾性材からなる掛け輪9を縫着してなる。これら左右の掛け輪9にそれぞれ接続され、装着者の後頭部を亘る後ろ掛け部をさらに設けたものである。たとえば後ろ掛け部を後頭部に巻き付けることで、耳掛け部を使わなくても日除け用マスクが落ちないように保持することができる。この掛け輪9は非装着時の吊り下げ輪にもなり、それ自体が非弾性材からなるため弾性材からなる耳掛部3と分けて使用することで、耳掛け部3の弾性疲労を抑制することができる。
その他本考案は上述した実施例に限定されず、考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態変更、配設位置変更、一部構成の省略、材質変更が可能である。例えばメッシュ布5及び裏面ふた部6は四方周囲のうち上部または下部で一部固定されていてもよく、あるいは互いに四方周囲の異なる位置で固定されていてもよい。
1 表面布
11 中央上辺
12 延出部
2 裏面布
3 耳掛部
41 表開口
42 裏開口
5 メッシュ布5
5M メッシュ
6 裏面ふた部
71 上ノーズピース
72 下ノーズピース
7S 開放空間
8 タック
9 掛け輪
10 延長布

Claims (9)

  1. 柔軟な表面布と柔軟な裏面布とが互いに重ねて周囲縫合されることで内部空間を形成してなるマスク主体と、
    マスク主体の左右両端にそれぞれ掛け輪状に設けられる耳掛け部と、
    前記表面布及び前記裏面布の略中央の口相当位置に設けられた開口部と、
    前記表面布及び裏面布の間にて前記開口部を覆設可能に一部固定され、少なくとも一部がメッシュ材で構成されるメッシュ布と、
    前記メッシュ布よりも裏面側にて前記開口部を覆設可能に一部固定され、略同一形状の表面材と裏面材とが重ねられて縫合構成される裏面ふた部とを具備して構成される日除け用マスクであって、
    前記裏面ふた部及び前記メッシュ布はそれぞれ、
    開口部周囲の一方から他方へ前記開口部を覆うように拡げられることで、装着時に開口部を覆った非覆状態を維持し得ると共に、
    開口部から前記マスク主体内の内部空間内へ折り込まれ、前記表面布及び前記裏面布で狭設されることで、開口部を覆わない非覆状態を維持し得ることを特徴とする日除け用マスク。
  2. 前記表面布の表面材及び前記裏面ふた部の表面材は、共に遮光性を有する同一の装飾布で構成される請求項1に記載の日除け用マスク
  3. 前記裏面布及び前記裏面ふた部の裏面材は、共にタオル地布で構成されるタオル地布で構成される請求項1又は2に記載の日除け用マスク。
  4. 前記表面布と前記裏面布との間に遮光性を有する中間布をさらに配置してなる請求項1から3のいずれかに記載の日除け用マスク。
  5. 前記表面布の幅方向中央位置であって前記表面布と前記裏面布との間に、鼻梁の形状に応じて変形可能な上ノーズピースと、鼻先の形に応じて変形可能な下ノーズピースとを、互いに上下位置となるように配置固定してなる請求項1から4のいずれかに記載の日除け用マスク。
  6. 前記マスク下縁の左右対称位置にタックを形成することで、前記裏面ふた部及び前記開口部を塞いだ状態の装着時において、鼻底面側に下方への開放空間を現出させ得る請求項lから5のいずれかに記載の日除け用マスク。
  7. 前記マスクの左右両側にそれぞれに掛け輪を縫着し、左右の掛け輪によって後頭部を亘って巻き着ける後ろ掛け部を設け、日除け用マスクが落ちないように保持する請求項1から6のいずれかに記載の日除け用マスク。
  8. 遮光性を有し、前記表面布または裏面布の下方に下垂する延長布を、裏面布に取り外し可能に設けてなることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の日除け用マスク
  9. 前記マスクの前記口開口部を覆うメッシュ布が、鼻先から前記口開口部下部までを段差なくなだらかに覆う謂求項1から8のいずれかに記載の日除け用マスク。
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