JP6956892B2 - 乗客コンベヤの移動手摺 - Google Patents

乗客コンベヤの移動手摺 Download PDF

Info

Publication number
JP6956892B2
JP6956892B2 JP2020547500A JP2020547500A JP6956892B2 JP 6956892 B2 JP6956892 B2 JP 6956892B2 JP 2020547500 A JP2020547500 A JP 2020547500A JP 2020547500 A JP2020547500 A JP 2020547500A JP 6956892 B2 JP6956892 B2 JP 6956892B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
moving handrail
core body
main body
body portion
region
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020547500A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2020059021A1 (ja
Inventor
紗海人 野末
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2020059021A1 publication Critical patent/JPWO2020059021A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6956892B2 publication Critical patent/JP6956892B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B23/00Component parts of escalators or moving walkways
    • B66B23/22Balustrades
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B23/00Component parts of escalators or moving walkways
    • B66B23/22Balustrades
    • B66B23/24Handrails

Landscapes

  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Description

この発明は、移動手摺本体の幅方向に湾曲した曲線経路を移動可能な乗客コンベヤの移動手摺に関するものである。
従来、移動手摺を幅方向へ湾曲させて移動させるために、条体の断面の両端に抗張体をそれぞれ埋設し、条体が直線状態になっているときに一方の抗張体の収縮力が他方の抗張体の収縮力よりも大きくなるようにした乗客コンベヤの移動手摺が知られている。このような従来の乗客コンベヤの移動手摺を製造するときには、一方の抗張体の伸長度を他方の抗張体の伸長度よりも大きくした状態で移動手摺が成形型によって成形される(例えば特許文献1参照)。
特開昭59−114286号公報
しかし、特許文献1に示されている従来の乗客コンベヤの移動手摺では、移動手摺の製造時に、一方及び他方の抗張体のそれぞれの伸長度を互いに異なる伸長度にする特殊な工程を行う必要がある。このため、従来の乗客コンベヤの移動手摺では、製造作業に手間がかかってしまう。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、容易に製造することができるとともに、移動手摺本体の幅方向に湾曲した曲線経路を移動することができる乗客コンベヤの移動手摺を得ることを目的とする。
この発明に係る乗客コンベヤの移動手摺は、移動手摺本体、及び移動手摺本体に設けられ、移動手摺本体の長手方向に沿って配置された芯体を備え、移動手摺本体の長手方向に直交する平面における移動手摺本体の断面には、移動手摺本体の幅方向の中心を通る中心線を境界として互いに隣り合う第1領域及び第2領域が設定されており、芯体は、第1領域に配置された第1芯体部と、第2領域に配置された第2芯体部とを有しており、第1芯体部の剛性と、第2芯体部の剛性とは、互いに異なっており、移動手摺本体の幅方向に湾曲した曲線経路を移動可能になっている。
また、この発明に係る乗客コンベヤの移動手摺は、移動手摺本体、及び移動手摺本体に設けられ、移動手摺本体の長手方向に沿って配置された芯体を備え、移動手摺本体の長手方向に直交する平面における移動手摺本体の断面には、移動手摺本体の幅方向の中心を通る中心線を境界として互いに隣り合う第1領域及び第2領域が設定されており、芯体は、第1領域に配置された第1芯体部と、第2領域に配置された第2芯体部とを有しており、第1芯体部の断面積と、第2芯体部の断面積とは、互いに異なっており、移動手摺本体の幅方向に湾曲した曲線経路を移動可能になっている。
また、この発明に係る乗客コンベヤの移動手摺は、移動手摺本体、及び移動手摺本体に設けられ、移動手摺本体の長手方向に沿って配置された芯体を備え、移動手摺本体の長手方向に直交する平面における移動手摺本体の断面には、移動手摺本体の幅方向の中心を通る中心線を境界として互いに隣り合う第1領域及び第2領域が設定されており、芯体は、第1領域及び第2領域のうち、一方を避けて他方に配置されており、移動手摺本体の幅方向に湾曲した曲線経路を移動可能になっている。
この発明に係る乗客コンベヤの移動手摺によれば、移動手摺を容易に製造することができるとともに、移動手摺本体の幅方向に湾曲した曲線経路を移動することができる。
この発明の実施の形態1によるスパイラルエスカレータを示す正面図である。 図1のスパイラルエスカレータを示す上面図である。 図2のIII−III線に沿った部分断面図である。 図3の移動手摺を示す断面図である。 この発明の実施の形態2によるスパイラルエスカレータの移動手摺を示す断面図である。 この発明の実施の形態3によるスパイラルエスカレータの移動手摺を示す断面図である。 この発明の実施の形態4によるスパイラルエスカレータの移動手摺を示す断面図である。 この発明の実施の形態5によるスパイラルエスカレータの移動手摺を示す断面図である。 この発明の実施の形態6によるスパイラルエスカレータの移動手摺を示す断面図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるスパイラルエスカレータを示す正面図である。また、図2は、図1のスパイラルエスカレータを示す上面図である。さらに、図3は、図2のIII−III線に沿った部分断面図である。図において、主枠1には、無端状に連結された複数の踏段2が支持されている。複数の踏段2は、上から見たとき、円弧状に湾曲した経路に沿って循環移動する。即ち、本実施の形態による乗客コンベヤは、上から見たときに湾曲した経路を複数の踏段2が移動する曲線形乗客コンベヤ、即ちスパイラルエスカレータである。
主枠1上には、踏段2の幅方向両側に位置する一対の欄干3が設けられている。各欄干3は、踏段2の移動経路に沿って湾曲して並べられた複数の透明な欄干パネル31を有している。各欄干3の外周部には、図3に示すように、手摺レール5がそれぞれ設けられている。各手摺レール5は、上から見たとき、踏段2の移動経路に沿って湾曲している。
各手摺レール5は、欄干3に取り付けられたレール基部51と、レール基部51の上端部からレール基部51の幅方向外側へ互いに逆向きに突出する一対の突出部52とを有している。
各欄干3には、手摺レール5を介して無端状の移動手摺4がそれぞれ設けられている。各移動手摺4には、手摺溝6が移動手摺4の長手方向に沿って設けられている。手摺溝6には、手摺レール5における一対の突出部52を含む部分が挿入されている。各移動手摺4は、手摺レール5に案内されながら各踏段2と同期して循環移動する。これにより、各移動手摺4は、上から見たときに湾曲した曲線経路を移動する。
図4は、図3の移動手摺4を示す断面図である。移動手摺4は、移動手摺本体41と、移動手摺本体41に設けられた抗張体42とを有している。
移動手摺本体41は、熱可塑性エラストマが成形型によって帆布と一体に成形された成形体である。帆布は、手摺溝6の内面に配置されている。また、移動手摺本体41の幅方向の寸法は、移動手摺本体41の厚さ方向の寸法よりも大きくなっている。これにより、移動手摺本体41の長手方向に直交する平面における移動手摺本体41の断面形状は、扁平形状になっている。
また、移動手摺本体41は、移動手摺本体41の長手方向に沿って配置された平板状の主壁部411と、主壁部411の幅方向両端部に設けられた湾曲状の一対の側壁部412とを有している。
主壁部411の幅方向は、移動手摺本体41の幅方向と一致している。一対の側壁部412は、移動手摺本体41の幅方向に手摺溝6の空間を介して対向している。手摺溝6の内面は、主壁部411及び一対の側壁部412によって形成されている。移動手摺4が移動可能な曲線経路は、移動手摺本体41の幅方向に湾曲した経路である。
一対の側壁部412のそれぞれは、移動手摺本体41の幅方向外側へ膨らむように湾曲している。これにより、移動手摺本体41の長手方向に直交する平面における移動手摺本体41の断面形状は、主壁部411及び一対の側壁部412によってC字状になっている。また、移動手摺本体41の断面形状は、左右対称の形状になっている。手摺レール5が手摺溝6に挿入されている状態では、一対の側壁部412が一対の突出部52の外周部に沿って配置される。
また、移動手摺本体41の長手方向に直交する平面における移動手摺本体41の断面には、移動手摺本体41の幅方向の中心を通る中心線を境界Pとして互いに隣り合う第1領域413及び第2領域414が設定されている。境界Pとしての中心線は、移動手摺本体41の幅方向に直交している。移動手摺4は、第2領域414よりも第1領域413が内側になるように手摺レール5に沿って湾曲される。即ち、移動手摺本体41は、第2領域414よりも第1領域413が曲線経路の湾曲の内側に位置するように曲線経路に配置される。
抗張体42は、主壁部411の内部に埋められている。また、抗張体42は、移動手摺本体41と一体に成形されている。抗張体42は、移動手摺4の長手方向における張力負荷に対抗する芯体である。抗張体42の剛性は、移動手摺本体41の剛性よりも大きくなっている。ここで、物の剛性とは、物の単位変形を起こすのに必要な力をいう。従って、物の剛性が大きくなるほど、物が変形しづらくなる。移動手摺4の強度は、抗張体42によって確保されている。この例では、抗張体42が金属で構成されている。なお、抗張体42を構成する材料は、金属に限定されない。移動手摺本体41が移動手摺本体41の幅方向に湾曲している状態では、抗張体42も移動手摺本体41と一体に湾曲する。
抗張体42は、第1領域413に配置された第1芯体部421と、第2領域414に配置された第2芯体部422とを有している。この例では、移動手摺本体41の断面において境界Pに関して対称となる位置に第1芯体部421と第2芯体部422とが配置されている。
第1芯体部421の剛性と、第2芯体部422の剛性とは、互いに異なっている。これにより、移動手摺4の剛性の大きさは、移動手摺本体41の幅方向において境界Pに関して左右非対称になっている。この例では、第1芯体部421の剛性が第2芯体部422の剛性よりも大きくなっている。
第1芯体部421は、複数の第1ワイヤ421aを有している。複数の第1ワイヤ421aは、移動手摺本体41の幅方向へ互いに間隔をあけて配置されている。この例では、複数の第1ワイヤ421aが移動手摺本体41の幅方向へ等間隔に配置されている。
第2芯体部422は、複数の第2ワイヤ422aを有している。複数の第2ワイヤ422aは、移動手摺本体41の幅方向へ互いに間隔をあけて配置されている。この例では、複数の第2ワイヤ422aが移動手摺本体41の幅方向へ等間隔に配置されている。複数の第1ワイヤ421a及び複数の第2ワイヤ422aは、移動手摺本体41の長手方向に沿って互いに平行に配置されている。また、この例では、第1ワイヤ421aの数が第2ワイヤ422aの数と同数になっている。
抗張体42では、第1ワイヤ421a及び第2ワイヤ422aのそれぞれの剛性が互いに異なっていることにより、第1芯体部421及び第2芯体部422のそれぞれの剛性が互いに異なっている。従って、この例では、第1ワイヤ421aの剛性が第2ワイヤ422aの剛性よりも大きくなっている。また、この例では、第1ワイヤ421aを構成する材料と、第2ワイヤ422aを構成する材料とが互いに異なっている。
移動手摺4は、第1芯体部421が第2芯体部422よりも内側になるように湾曲した状態で曲線経路を移動する。これにより、移動手摺4の湾曲の内側部分には圧縮力が加わり、移動手摺4の湾曲の外側部分には引張力が加わる。移動手摺4の湾曲の内側部分の剛性と、移動手摺4の湾曲の外側部分の剛性とが互いに異なっていることから、曲線経路に配置されるときの移動手摺4に加わる圧縮力及び引張力が緩和される。
このような移動手摺4では、第1領域413に配置された第1芯体部421の剛性と、第2領域414に配置された第2芯体部422の剛性とが互いに異なっている。このため、移動手摺4の幅方向において移動手摺4の剛性を非対称にすることができる。これにより、移動手摺4を幅方向に湾曲したときには、移動手摺4の剛性が移動手摺4の幅方向において対称である場合よりも、移動手摺4に部分的に加わる圧縮力及び引張力のそれぞれの大きさを緩和することができる。従って、移動手摺4の内部の応力を緩和することができ、移動手摺4における亀裂の発生、及び移動手摺4の内部破損の発生を抑制することができる。これにより、移動手摺本体41の幅方向に湾曲した曲線経路を移動手摺4が移動することができる。また、移動手摺4を製造するときに抗張体42の伸長度を調整するなどの特殊な工程を行うことなく、移動手摺4を容易に製造することができる。これにより、例えば、直線形のエスカレータに用いられる移動手摺の製造設備を流用して、スパイラルエスカレータに用いられる移動手摺4を製造することができる。
また、移動手摺4が幅方向へ曲げやすくなることから、手摺レール5に対する移動手摺4の接触圧力を低下させることができる。これにより、移動手摺4が移動するときに受ける走行抵抗を低下させることができる。また、移動手摺4及び手摺レール5を摩耗しにくくすることができ、移動手摺4及び手摺レール5のそれぞれの長寿命化を図ることができる。
また、移動手摺本体41は、第2領域414よりも第1領域413が曲線経路の湾曲の内側に位置するように配置される。また、第1領域413に配置された第1芯体部421の剛性は、第2領域414に配置された第2芯体部422の剛性よりも大きくなっている。このため、移動手摺4の湾曲の内側部分よりも移動手摺4の湾曲の外側部分で伸び縮みしやすくすることができる。これにより、移動手摺4を幅方向へ曲げやすくすることができ、曲線経路に移動手摺4を容易に配置することができる。
なお、上記の例では、第1芯体部421の剛性が第2芯体部422の剛性よりも大きくなっている。しかし、第1芯体部421の剛性を第2芯体部422の剛性よりも小さくしてもよい。このようにしても、移動手摺4の幅方向において移動手摺4の剛性を非対称にすることができ、移動手摺4を幅方向へ湾曲したときに移動手摺4に部分的に加わる圧縮力及び引張力のそれぞれの大きさを緩和することができる。
実施の形態2.
図5は、この発明の実施の形態2によるスパイラルエスカレータの移動手摺を示す断面図である。なお、図5は、実施の形態1の図4に対応する断面図である。移動手摺本体41の長手方向に直交する平面における移動手摺本体41の断面では、第1芯体部421の断面積と、第2芯体部422の断面積とが互いに異なっている。これにより、移動手摺4の剛性の大きさは、移動手摺本体41の幅方向において境界Pに関して左右非対称になっている。この例では、第1芯体部421の断面積が第2芯体部422の断面積よりも大きくなっている。また、この例では、境界Pに関して非対称となる位置に第1芯体部421と第2芯体部422とが配置されている。
第1芯体部421は、複数の第1ワイヤ421aを有している。第2芯体部422は、複数の第2ワイヤ422aを有している。第1領域413に配置された第1ワイヤ421aの数は、第2領域414に配置された第2ワイヤ422aの数よりも多くなっている。また、複数の第1ワイヤ421a同士の間隔は、複数の第2ワイヤ422a同士の間隔よりも小さくなっている。各第1ワイヤ421a及び各第2ワイヤ422aのそれぞれの断面積は、すべて同じである。また、各第1ワイヤ421a及び各第2ワイヤ422aのそれぞれを構成する材料は、すべて同じである。従って、各第1ワイヤ421a及び各第2ワイヤ422aのそれぞれの剛性は、すべて同じである。抗張体42では、第1ワイヤ421aの数が第2ワイヤ422aの数よりも多くなっていることにより、第1芯体部421の断面積が第2芯体部422の断面積よりも大きくなっている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このような移動手摺4では、第1領域413に配置された第1芯体部421の断面積と、第2領域414に配置された第2芯体部422の断面積とが互いに異なっている。このため、移動手摺4の幅方向において移動手摺4の剛性を非対称にすることができる。これにより、実施の形態1と同様に、移動手摺4を幅方向へ湾曲したときに移動手摺4に部分的に加わる圧縮力及び引張力のそれぞれの大きさを緩和することができる。従って、移動手摺本体41の幅方向に湾曲した曲線経路を移動手摺4が移動することができる。また、例えば、直線形のエスカレータに用いられる移動手摺の製造設備を流用して、移動手摺4を容易に製造することができる。
なお、上記の例では、第1芯体部421の断面積が第2芯体部422の断面積よりも大きくなっている。しかし、第1芯体部421の断面積を第2芯体部422の断面積よりも小さくしてもよい。このようにしても、移動手摺4の幅方向において移動手摺4の剛性を非対称にすることができ、移動手摺4を幅方向へ湾曲したときに移動手摺4に部分的に加わる圧縮力及び引張力のそれぞれの大きさを緩和することができる。
また、上記の例では、第1領域413に配置された第1ワイヤ421aの数が、第2領域414に配置された第2ワイヤ422aの数よりも多くなっている。しかし、第1芯体部421の断面積と、第2芯体部422の断面積とが互いに異なっていれば、第1ワイヤ421aの数が第2ワイヤ422aの数と同数であってもよい。また、第1ワイヤ421aの数が第2ワイヤ422aの数よりも少なくてもよい。
実施の形態3.
図6は、この発明の実施の形態3によるスパイラルエスカレータの移動手摺を示す断面図である。なお、図6は、実施の形態1の図4に対応する断面図である。移動手摺本体41の長手方向に直交する平面における移動手摺本体41の断面では、抗張体42が、第1領域413及び第2領域414のうち、一方を避けて他方に配置されている。即ち、抗張体42は、第1領域413及び第2領域414のいずれかにのみ配置されている。これにより、移動手摺4の剛性の大きさは、移動手摺本体41の幅方向において境界Pに関して左右非対称になっている。この例では、抗張体42が第2領域414を避けて第1領域413に配置されている。
抗張体42は、複数のワイヤ42aを有している。複数のワイヤ42aは、移動手摺本体41の幅方向へ互いに間隔をあけて配置されている。この例では、複数のワイヤ42aが等間隔に配置されている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このような移動手摺4では、抗張体42が第2領域414を避けて第1領域413に配置されている。このため、移動手摺4の幅方向において移動手摺4の剛性を非対称にすることができる。これにより、実施の形態1と同様に、移動手摺4を幅方向へ湾曲したときに移動手摺4に部分的に加わる圧縮力及び引張力のそれぞれの大きさを緩和することができる。従って、移動手摺本体41の幅方向に湾曲した曲線経路を移動手摺4が移動することができる。また、例えば、直線形のエスカレータに用いられる移動手摺の製造設備を流用して、移動手摺4を容易に製造することができる。
なお、上記の例では、抗張体42が第2領域414を避けて第1領域413に配置されている。しかし、第1領域413を避けて第2領域414に抗張体42を配置してもよい。このようにしても、移動手摺4の幅方向において移動手摺4の剛性を非対称にすることができ、移動手摺4を幅方向へ湾曲したときに移動手摺4に部分的に加わる圧縮力及び引張力のそれぞれの大きさを緩和することができる。
実施の形態4.
図7は、この発明の実施の形態4によるスパイラルエスカレータの移動手摺を示す断面図である。なお、図7は、実施の形態1の図4に対応する断面図である。第1芯体部421及び第2芯体部422のそれぞれは、板状部材である。第1芯体部421及び第2芯体部422は、移動手摺本体41の幅方向において互いに離して配置されている。移動手摺本体41の長手方向に直交する平面における移動手摺本体41の断面では、第1芯体部421の剛性と、第2芯体部422の剛性とが互いに異なっている。これにより、移動手摺4の剛性の大きさは、移動手摺本体41の幅方向において境界Pに関して左右非対称になっている。
この例では、第1芯体部421の剛性が第2芯体部422の剛性よりも大きくなっている。また、この例では、境界Pに関して対称となる位置に第1芯体部421と第2芯体部422とが配置されている。さらに、この例では、第1芯体部421を構成する材料と、第2芯体部422を構成する材料とが互いに異なっている。また、この例では、第1芯体部421の断面積が第2芯体部422の断面積と同じである。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このように、第1芯体部421及び第2芯体部422を板状部材にしても、第1芯体部421及び第2芯体部422のそれぞれの剛性を互いに異ならせることにより、移動手摺4の幅方向において移動手摺4の剛性を非対称にすることができる。これにより、実施の形態1と同様に、移動手摺4を幅方向へ湾曲したときに移動手摺4に部分的に加わる圧縮力及び引張力のそれぞれの大きさを緩和することができる。従って、移動手摺本体41の幅方向に湾曲した曲線経路を移動手摺4が移動することができる。また、例えば、直線形のエスカレータに用いられる移動手摺の製造設備を流用して、移動手摺4を容易に製造することができる。
なお、上記の例では、第1芯体部421の剛性が第2芯体部422の剛性よりも大きくなっている。しかし、第1芯体部421の剛性を第2芯体部422の剛性よりも小さくしてもよい。このようにしても、移動手摺4の幅方向において移動手摺4の剛性を非対称にすることができ、移動手摺4を幅方向へ湾曲したときに移動手摺4に部分的に加わる圧縮力及び引張力のそれぞれの大きさを緩和することができる。
また、上記の例では、第1芯体部421及び第2芯体部422が移動手摺本体41の幅方向において互いに離して配置されている。しかし、第1芯体部421及び第2芯体部422を互いに繋げてもよい。
実施の形態5.
図8は、この発明の実施の形態5によるスパイラルエスカレータの移動手摺を示す断面図である。なお、図8は、実施の形態1の図4に対応する断面図である。第1芯体部421及び第2芯体部422のそれぞれは、板状部材である。第1芯体部421及び第2芯体部422は、移動手摺本体41の幅方向に互いに隣り合って配置されている。また、第1芯体部421及び第2芯体部422は、互いに繋がっている。
移動手摺本体41の長手方向に直交する平面における移動手摺本体41の断面では、第1芯体部421の断面積と、第2芯体部422の断面積とが互いに異なっている。これにより、移動手摺4の剛性の大きさは、移動手摺本体41の幅方向において境界Pに関して左右非対称になっている。この例では、第1芯体部421の断面積が第2芯体部422の断面積よりも大きくなっている。また、この例では、第2芯体部422の厚さが第1芯体部421の厚さよりも薄くなっている。さらに、この例では、第1芯体部421及び第2芯体部422のそれぞれを構成する材料がすべて同じである。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このように、第1芯体部421及び第2芯体部422を板状部材にしても、第1芯体部421及び第2芯体部422のそれぞれの断面積を互いに異ならせることにより、移動手摺4の幅方向において移動手摺4の剛性を非対称にすることができる。これにより、実施の形態2と同様に、移動手摺4を幅方向へ湾曲したときに移動手摺4に部分的に加わる圧縮力及び引張力のそれぞれの大きさを緩和することができる。従って、移動手摺本体41の幅方向に湾曲した曲線経路を移動手摺4が移動することができる。また、例えば、直線形のエスカレータに用いられる移動手摺の製造設備を流用して、移動手摺4を容易に製造することができる。
なお、上記の例では、第1芯体部421の断面積が第2芯体部422の断面積よりも大きくなっている。しかし、第1芯体部421の断面積を第2芯体部422の断面積よりも小さくしてもよい。このようにしても、移動手摺4の幅方向において移動手摺4の剛性を非対称にすることができ、移動手摺4を幅方向へ湾曲したときに移動手摺4に部分的に加わる圧縮力及び引張力のそれぞれの大きさを緩和することができる。
また、上記の例では、第1芯体部421及び第2芯体部422が互いに繋がっている。しかし、第1芯体部421と第2芯体部422とを移動手摺本体41の幅方向へ互いに離して配置してもよい。
実施の形態6.
図9は、この発明の実施の形態6によるスパイラルエスカレータの移動手摺を示す断面図である。なお、図9は、実施の形態1の図4に対応する断面図である。抗張体42は、板状部材である。移動手摺本体41の長手方向に直交する平面における移動手摺本体41の断面では、抗張体42が、第1領域413及び第2領域414のうち、一方を避けて他方に配置されている。即ち、抗張体42は、第1領域413及び第2領域414のいずれかにのみ配置されている。これにより、移動手摺4の剛性の大きさは、移動手摺本体41の幅方向において境界Pに関して左右非対称になっている。この例では、抗張体42が第2領域414を避けて第1領域413に配置されている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このように、抗張体42を板状部材にしても、第1領域413及び第2領域414のうち、一方を避けて他方に抗張体42を配置することにより、移動手摺4の幅方向において移動手摺4の剛性を非対称にすることができる。これにより、実施の形態3と同様に、移動手摺4を幅方向へ湾曲したときに移動手摺4に部分的に加わる圧縮力及び引張力のそれぞれの大きさを緩和することができる。従って、移動手摺本体41の幅方向に湾曲した曲線経路を移動手摺4が移動することができる。また、例えば、直線形のエスカレータに用いられる移動手摺の製造設備を流用して、移動手摺4を容易に製造することができる。
なお、上記の例では、抗張体42が第2領域414を避けて第1領域413に配置されている。しかし、第1領域413を避けて第2領域414に抗張体42を配置してもよい。このようにしても、移動手摺4の幅方向において移動手摺4の剛性を非対称にすることができ、移動手摺4を幅方向へ湾曲したときに移動手摺4に部分的に加わる圧縮力及び引張力のそれぞれの大きさを緩和することができる。
また、各上記実施の形態では、移動手摺4が曲線形乗客コンベヤに適用されているが、動く歩道にこの発明を適用してもよい。
4 移動手摺、41 移動手摺本体、42 抗張体(芯体)、413 第1領域、414 第2領域、421 第1芯体部、422 第2芯体部。

Claims (3)

  1. 移動手摺本体、及び
    前記移動手摺本体に設けられ、前記移動手摺本体の長手方向に沿って配置され、前記移動手摺本体よりも大きな剛性を有して前記移動手摺本体の長手方向における張力負荷に対抗する芯体
    を備え、
    前記移動手摺本体の長手方向に直交する平面における前記移動手摺本体の断面には、前記移動手摺本体の幅方向の中心を通る中心線を境界として互いに隣り合う第1領域及び第2領域が設定されており、
    前記芯体は、前記第1領域に配置された第1芯体部と、前記第2領域に配置された第2芯体部とを有しており、
    前記第1芯体部の剛性と、前記第2芯体部の剛性とは、互いに異なっており、
    前記第1芯体部及び前記第2芯体部のうち剛性が大きい方を内側として湾曲し、前記移動手摺本体の幅方向に湾曲した曲線経路を移動可能な乗客コンベヤの移動手摺。
  2. 移動手摺本体、及び
    前記移動手摺本体に設けられ、前記移動手摺本体の長手方向に沿って配置され、前記移動手摺本体よりも大きな剛性を有して前記移動手摺本体の長手方向における張力負荷に対抗する芯体
    を備え、
    前記移動手摺本体の長手方向に直交する平面における前記移動手摺本体の断面には、前記移動手摺本体の幅方向の中心を通る中心線を境界として互いに隣り合う第1領域及び第2領域が設定されており、
    前記芯体は、前記第1領域に配置された第1芯体部と、前記第2領域に配置された第2芯体部とを有しており、
    前記第1芯体部の断面積と、前記第2芯体部の断面積とは、互いに異なっており、
    前記第1芯体部及び前記第2芯体部のうち断面積が大きい方を内側として湾曲し、前記移動手摺本体の幅方向に湾曲した曲線経路を移動可能な乗客コンベヤの移動手摺。
  3. 移動手摺本体、及び
    前記移動手摺本体に設けられ、前記移動手摺本体の長手方向に沿って配置され、前記移動手摺本体よりも大きな剛性を有して前記移動手摺本体の長手方向における張力負荷に対抗する芯体
    を備え、
    前記移動手摺本体の長手方向に直交する平面における前記移動手摺本体の断面には、前記移動手摺本体の幅方向の中心を通る中心線を境界として互いに隣り合う第1領域及び第2領域が設定されており、
    前記芯体は、前記第1領域及び前記第2領域のうち、一方を避けて他方に配置されており、
    前記第1領域及び前記第2領域のうち前記芯体が配置された方を内側として湾曲し、前記移動手摺本体の幅方向に湾曲した曲線経路を移動可能な乗客コンベヤの移動手摺。
JP2020547500A 2018-09-18 2018-09-18 乗客コンベヤの移動手摺 Active JP6956892B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2018/034474 WO2020059021A1 (ja) 2018-09-18 2018-09-18 乗客コンベヤの移動手摺

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2020059021A1 JPWO2020059021A1 (ja) 2021-01-07
JP6956892B2 true JP6956892B2 (ja) 2021-11-02

Family

ID=69886925

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020547500A Active JP6956892B2 (ja) 2018-09-18 2018-09-18 乗客コンベヤの移動手摺

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6956892B2 (ja)
WO (1) WO2020059021A1 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56169886A (en) * 1980-05-26 1981-12-26 Hitachi Cable Cord for reinforcing strip material and movable handrail using same
JPH06171881A (ja) * 1992-12-09 1994-06-21 Showa Electric Wire & Cable Co Ltd 乗客コンベア用ハンドベルト
JP2585981Y2 (ja) * 1993-08-31 1998-11-25 昭和電線電纜株式会社 移動通路用手すり
JPH08208168A (ja) * 1995-01-31 1996-08-13 Showa Electric Wire & Cable Co Ltd エスカレータ用手すり
US7278528B2 (en) * 1999-02-19 2007-10-09 Ronald H. Ball Method of and apparatus for applying a film optionally including advertising or other visible material, to the surface of a handrail for an escalator or moving walkway
TWI462864B (zh) * 2007-09-10 2014-12-01 Ehc Canada Inc 具有一般c形截面且界定內部一般t形槽之扶手
JP5020104B2 (ja) * 2008-01-09 2012-09-05 三菱電機株式会社 乗客コンベアの移動手摺、及びその製造方法
KR101632758B1 (ko) * 2008-05-21 2016-06-22 인벤티오 아게 에스컬레이터 또는 이동식 보도용 핸드레일

Also Published As

Publication number Publication date
WO2020059021A1 (ja) 2020-03-26
JPWO2020059021A1 (ja) 2021-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100532167B1 (ko) 복합 핸드레일 구조체
RU2520842C2 (ru) Поручень (варианты)
US8721949B2 (en) Modular handrail construction for a passenger conveyor handrail
US20080271974A1 (en) Passenger Conveyor Handrail and Method of Manufacture
EP2159184A1 (en) Man-conveyor moving handrail
RU2709412C1 (ru) Соединительная конструкция
JP6956892B2 (ja) 乗客コンベヤの移動手摺
JP2005225636A (ja) 乗客コンベアの移動手摺、及びその製造方法
JPWO2006087801A1 (ja) 乗客コンベア用移動手摺
KR101307866B1 (ko) 차량의 웨더 스트립, 차량의 웨더 스트립용 보강재 및 그 제조방법
JP6323133B2 (ja) 乗客コンベアの移動手摺
US9051992B2 (en) Silent chain
JP2013227148A (ja) 乗客コンベア用移動手摺
JP6584337B2 (ja) 乗客コンベアの移動手摺及びその製造方法
JP2006131366A (ja) 乗客コンベア
JP5929961B2 (ja) マンコンベアの移動手摺及び移動手摺の製造方法
KR101952239B1 (ko) 철도차량의 통로 연결용 벨로우즈
JP5814146B2 (ja) 乗客コンベア
JP7034356B1 (ja) 乗客コンベアの櫛装置
JP2009228768A (ja) 平ベルト
JP2006513114A (ja) 乗客コンベヤー用駆動ベルト
JP6338853B2 (ja) ローラ連結体及びこれを用いた転がり案内装置
WO2017022049A1 (ja) 乗客コンベヤ用移動手摺
JP5028006B2 (ja) 乗客コンベア
JPH0715674U (ja) 移動通路用手すり

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200618

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200618

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210907

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211005

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6956892

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150