JP6954147B2 - ハイブリッド車両 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関と2つのモータ・ジェネレータとを備えたハイブリッド車両に関する。
ハイブリッド車両では、電気自動車モード時において動力伝達系で生じる振動を第2モータ・ジェネレータにて抑制する制振制御が行われている。この振動は駆動軸のトルク変動によって発生し、そのトルク変動は第2モータ・ジェネレータの回転数変動として現れる。従来の制振制御では、第2モータ・ジェネレータの回転数変動を検出して補正トルクを演算し、その補正トルクにて第2モータ・ジェネレータの指令トルクをフィードバック補正することにより振動を抑制している。
なお、特許文献1には、こうした制振制御の実行の可否を、第2モータ・ジェネレータの回生トルクを油圧ブレーキの制動力にすり替える回生協調すり替え制御の実行中か否かによって切り替えるハイブリッド車両が記載されている。
特開2014−50130号公報
内燃機関がトーショナルダンパを介して動力分割機構に連結されているハイブリッド車両の場合、電気自動車モード時には第2モータ・ジェネレータのトルクの一部が動力分割機構を経てトーショナルダンパに伝達されてトーショナルダンパが捩れる。その捩れによって内燃機関が連結された動力分割機構の回転要素が振動する場合がある。従来の制振制御は、第2モータ・ジェネレータの回転数変動をフィードバックするがトーショナルダンパの捩れの影響が考慮されていなかった。また、車両の後退発進時には第2モータ・ジェネレータの要求トルクが大きくなる場合が多いため、第2モータ・ジェネレータの要求トルクに対して補正トルクを上乗せする余裕がないと、トーショナルダンパの捩れを要因とした振動を第2モータ・ジェネレータの指令トルクの補正で抑制し又は解消できないおそれがある。
そこで、本発明は、車両の後退発進時にトーショナルダンパの捩れを要因として発生する振動を適切に抑制し又は解消できるハイブリッド車両を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るハイブリッド車両は、内燃機関と、第1モータ・ジェネレータと、駆動輪へ動力を伝達するための出力部と、トーショナルダンパと、互いに差動回転可能な3つの回転要素を含み、前記3つの回転要素のいずれか一つに前記トーショナルダンパを介して前記内燃機関が連結され、前記3つの回転要素の他の一つに前記第1モータ・ジェネレータが連結され、かつ前記3つの回転要素の残りの一つに前記出力部が連結された動力分割機構と、前記出力部に対して動力伝達可能に設けられた第2モータ・ジェネレータと、前記内燃機関の燃焼を停止した状態で前記第2モータ・ジェネレータを駆動して後退発進させることが可能な制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記後退発進時において、前記第2モータ・ジェネレータの駆動により発生する前記トーショナルダンパの捩れに応じた反発力に基づいて前記第1モータ・ジェネレータから出力させるべきモータトルクを決定し、当該モータトルクが出力されるように第1モータ・ジェネレータを制御するものである。
本発明の一形態に係るハイブリッド車両の全体構成を模式的に示した図。 図1の動力分割機構の共線図。 制御ルーチンの一例を示したフローチャート。 制御実施時における第2モータ・ジェネレータの回転数の時間変化を示した図。 制御不実施の比較例における第2モータ・ジェネレータの回転数の時間変化を示した図。
図1に示すように、ハイブリッド車両(以下、車両という。)1は、内燃機関2と、2つのモータ・ジェネレータ3、4とを備えている。内燃機関2及び第1モータ・ジェネレータ3は遊星歯車機構として構成された動力分割機構5に連結されている。内燃機関2の動力は動力分割機構5によって分割され、分割された動力の一方が第1モータ・ジェネレータ3による発電に利用され、残りの動力は動力分割機構5から出力される。第1モータ・ジェネレータ3は発電機として機能することが多いが、内燃機関2を始動する際のモータリング等に利用される場合は電動機として機能する。動力分割機構5と駆動輪7との間の動力伝達経路には第2モータ・ジェネレータ4が設けられている。第2モータ・ジェネレータ4は、内燃機関2だけでは不足する動力の補助、電気自動車モードの実施、及び車両減速時に発電する回生制御の実施等に利用される。
内燃機関2は、例えば直列4気筒の火花点火型の内燃機関として構成されている。第1及び第2モータ・ジェネレータ3、4は三相交流型のモータ・ジェネレータとして構成されている。第1モータ・ジェネレータ3には第1インバータ11Aが、第2モータ・ジェネレータ4には第2インバータ11Bがそれぞれ電気的に接続されている。各インバータ11A、11Bは各モータ・ジェネレータ3、4の電源として設けられたHVバッテリ12に対して電気的に接続されている。
動力分割機構5はシングルピニオン型の遊星歯車機構として構成されている。動力分割機構5は、外歯歯車のサンギアSと、サンギアSと同軸に配置された内歯歯車のリングギアRと、ピニオンPを自転及び公転可能に保持するプラネットキャリアCとを有している。ピニオンPはサンギアS及びリングギアRのそれぞれに噛み合っている。サンギアS、リングギアR及びプラネットキャリアCは互いに差動回転可能である。
本形態では、動力分割機構5のプラネットキャリアCに対して内燃機関2が出力軸2a、トーショナルダンパ13及び入力軸14を介して連結され、サンギアSに対して第1モータ・ジェネレータ3が連結され、リングギアRに対してドライブ軸17がギア列15を介して連結される。したがって、動力分割機構5のキャリアC、サンギアS、及びリングギアRが上記態様に係る3つの回転要素の一例に相当し、キャリアCが3つの回転要素のいずれか一つの回転要素の一例に、サンギアSが3つの回転要素の他の一つの回転要素に、リングギアRが残りの一つの回転要素の一例にそれぞれ相当し、ドライブ軸17が上記態様に係る出力部の一例に相当する。
ギア列15は、動力分割機構5のリングギアRと一体回転するように設けられた出力ギア15aと、ドライブ軸17に設けられていて出力ギア15aと噛み合う出力ドリブンギア15bとを含む。第2モータ・ジェネレータ4の動力はモータドライブ軸18を介してドライブ軸17に伝達される。モータドライブ軸18には出力ドリブンギア15bと噛み合うモータギア19が設けられている。ドライブ軸17の動力はドライブギア20及びディファレンシャル機構21を介して駆動輪7に伝達される。
車両1の各部の制御はコンピュータとして構成された電子制御装置(ECU)30にて制御される。ECU30は上記態様に係る制御装置の一例に相当する。ECU30は内燃機関2及び各モータ・ジェネレータ3、4等に対して各種の制御を行う。ECU30には車両1の各種の情報が入力される。例えば、ECU30には、第1モータ・ジェネレータ3の回転角度に応じた信号を出力する第1レゾルバ31の出力信号と、第2モータ・ジェネレータ4の回転角度に応じた信号を出力する第2レゾルバ32の出力信号と、アクセルペダル34の踏み込み量に対応する信号を出力するアクセル開度センサ33の出力信号と、車両1の車速に応じた信号を出力する車速センサ35の出力信号と、内燃機関2のクランク角に対応する信号を出力するクランク角センサ36の出力信号とがそれぞれ入力される。
ECU30は、アクセル開度センサ33の出力信号と車速センサ35の出力信号とを参照して運転者が要求する要求パワーを計算し、その要求パワーに対するシステム効率が最適となるように各種のモードを切り替えながら車両1を制御する。例えば、内燃機関2の熱効率が低下する運転領域では内燃機関2の燃焼を停止して第2モータ・ジェネレータ4を駆動する電気自動車モードが実施される。また、内燃機関2だけではトルクが不足する場合は、内燃機関2とともに第2モータ・ジェネレータ4を走行用駆動源とするハイブリッドモードが実施される。
電気自動車モード時には、第2モータ・ジェネレータ4の動力が、モータギア19、出力ドリブンギア15b、ドライブギア20及びディファレンシャル機構21を介して駆動輪7に伝達されて、車両1は走行可能となる。その一方で、第2モータ・ジェネレータ4の動力の一部は、モータギア19及びギア列15を介して動力分割機構5に伝達される。そして、動力分割機構5に伝達された動力は、サンギアSを経て第1モータ・ジェネレータ4に伝達されるとともに、キャリアC、入力軸14及びトーショナルダンパ13を経て内燃機関2の出力軸2aに伝達される。これにより、第1モータ・ジェネレータ4が回転するとともに、燃焼停止した内燃機関2の出力軸2aが回転する。
電気自動車モードでの車両1の後退発進時には、低回転高トルクの条件であるため第2モータ・ジェネレータ4のト動力を伝達する動力伝達経路で振動が発生する場合がある。その振動が発生すると、車両1に要求された指令トルクに対して実際に駆動輪7に伝達される平均トルクが低下して、それだけ車速の立ち上がりが悪くなる。この振動は種々の要因で発生するが、第2モータ・ジェネレータ4の動力によって生じたトーショナルダンパ13の捩れに応じた反発力がその要因の一つであることが分っている。図2の共線図に示したように、トーショナルダンパ13の捩れにより生じた反発力Tdmpが入力軸14のトルク変動を発生させる。そして、その反発力Tdmpは動力分割機構5のリングギアRに伝達され、リングギアR及び第2モータ・ジェネレータ4が連結されたドライブ軸17のトルク変動を発生させる。これらのトルク変動が上記振動を発生させる。本形態では、図2に示したように、上記の反発力Tdmpを打ち消すためのモータトルクTgを第1モータ・ジェネレータ4から出力させることによりトーショナルダンパ13の捩れを要因とした振動を抑制し又は解消する。
例えば、図3に示した制御ルーチンをECU30が実行することにより、上記制御を実現できる。図3の制御ルーチンのプログラムはECU30に保持されており、電気自動車モードの実施時に読み出されて実行される。
ステップS1において、ECU30は制御実行条件の成否を判定する。本形態では制御実行条件として、例えば、車両1の後退発進時であり、かつ第2モータ・ジェネレータ4に対する要求トルクが所定値を超えた高トルク状態であることが設定されている。なお、後退発進時は車両1が動き出した時から運転者が要求する車速に到達するまでの過渡的期間を含み、例えば車両1が動き出した時から4〜5秒の時間が後退発進時として想定されている。高トルク状態には第2モータ・ジェネレータ4の出力限度に相当する最大トルク状態が含まれる。高トルク状態を決定する所定値は、第2モータ・ジェネレータ4のモータトルクを補正する従来の制振制御によってトーショナルダンパ13の捩れを要因とした振動を抑制可能な程度に余裕があるか否かを基準として決定される。したがって、余裕がある場合は、例えば第2モータ・ジェネレータ4による従来の制振制御にて振動を抑制できる。
ECU30は、車速センサ35の信号を参照するとともに不図示のシフトポジションセンサの信号を参照して車両1の後退発進時か否かを判定する。また、ECU30はアクセル開度センサ33の信号に基づいて第2モータ・ジェネレータ4に対する要求トルクを計算し、要求トルクが所定値を超えた高トルク状態か否かを判定する。制御実行条件が成立している場合はステップS2に進み、そうでない場合は以後の処理をスキップして今回のルーチンを終了する。
ステップS2において、ECU30は入力軸14の角速度を、第1モータ・ジェネレータ3の回転数及び第2モータ・ジェネレータ4の回転数に基づいて推定する。第1モータ・ジェネレータ3の回転数は第1レゾルバ31の信号に基づいて、第2モータ・ジェネレータ4の回転数は第2レゾルバ32の信号に基づいてそれぞれ取得される。そして、ECU30は、例えば、以下の式1に基づいて入力軸14の角速度Nipを計算する。
Nip=ρ/(1+ρ)・Ng+1(1+ρ)・i・Nm ……1
ここで、Ng:第1モータ・ジェネレータ3の回転数、Nm:第2モータ・ジェネレータ4の回転数、ρ:サンギアSの歯数/リングギアRの歯数、i:第2モータ・ジェネレータ4から出力ギア15aに至る変速比である。
ステップS3において、ECU30はトーショナルダンパ13の捩れ量を、入力軸14の角速度及び内燃機関2の出力軸2aの角速度に基づいて推定する。出力軸2aの角速度はクランク角センサ36の信号に基づいて取得される。そして、ECU30は、例えば、以下の式2に基づいてトーショナルダンパ13の捩れ量Wdmpを計算する。
Wdmp=(Nip−Ncrnk)/60/(2π)・Ts ……2
ここで、Ncrnk:出力軸2aの角速度、Ts:制御周期である。
ステップS4において、ECU30はトーショナルダンパ13の反発力をその捩れ量に基づいて推定する。ECU30は、例えば、以下の式3に基づいてトーショナルダンパ13の反発力Tdmpを計算する。
Tdmp=Wdmp・Kdmp ……3
ここで、Kdmp:トーショナルダンパ13の弾性係数である。
ステップS5において、ECU30は第1モータ・ジェネレータ3の慣性力を、単位時間あたりの第1モータ・ジェネレータ3の回転数の変化量に基づいて推定する。ECU30は、例えば、以下の式4に基づいて第1モータ・ジェネレータ3の慣性力Tginerを計算する。
Tginer=(ΔNg/Ts)・Ig ……4
ここで、Ig:第1モータ・ジェネレータ3の慣性係数、ΔNg:単位時間あたりの第1モータ・ジェネレータ3の回転数の変化量である。
ステップS6において、ECU30はステップS4で取得したトーショナルダンパ13の反発力及びステップS5で取得した第1モータ・ジェネレータ3の慣性力に基づいて第1モータ・ジェネレータ3が出力すべきモータトルクを決定する。ECU30は、例えば、以下の式5に基づいてモータトルクTgを計算する。
Tg=ρ/(1+ρ)・Tdmp−Tginer ……5
ステップS7において、ECU30はステップS6で決定したモータトルクが出力されるように第1モータ・ジェネレータ3を制御する。そして、処理をステップS1に戻す。
(本形態の効果)
本形態によれば、図3のステップS6で決定されたモータトルクTgを第1モータ・ジェネレータ3から出力させることにより、図2に示したようにトーショナルダンパ13の反発力Tdmpが打ち消される。これにより、トーショナルダンパ13の捩れを要因とした振動を抑制し又は解消することができる。図4A及び図4Bから明らかなように、比較例において第2モータ・ジェネレータ4の回転数変動が顕著であったものが、本形態の制御を実施することにより第2モータ・ジェネレータ4の回転数変動が抑えられていて、本形態の制御によってトーショナルダンパ13の捩れを要因とした振動が抑制されていることが理解できる。なお、図4A及び図4Bにおいては、車両前方が下向きに傾斜する坂路にて車両1を後退発進させたため、車両1は発進当初車両前方側にずり下がっている。したがって、後退発進当初の時刻0〜1.5秒程度の範囲で第2モータ・ジェネレータ4の回転数が正の値となっている。
また、本形態の制御は、図3のステップS1において、制御実行条件を成立させる要件である高トルク状態で実施され、高トルク状態よりも第2モータ・ジェネレータ4に対する要求トルクが小さい場合には第1モータ・ジェネレータ3による制振制御が実施されない。このため、第2モータ・ジェネレータ4による制振制御で振動を抑制できる場合、例えば、従来の制振制御を実行することで振動を抑制できる。したがって、第2モータ・ジェネレータ4に対する要求トルクの大小に拘らず第1モータ・ジェネレータ3による制振制御を行う場合と比べて第1モータ・ジェネレータ4の電力消費を低減できる。
(変形例)
上記形態は、上記式1〜5に基づいて第1モータ・ジェネレータ3から出力させるべきモータトルクを決定しているが一例である。例えば、実機試験やシミュレーションによって車両1の後退発進時における運転条件(第1モータ・ジェネレータ3及び第2モータ・ジェネレータ4の各回転数)に対応して第1モータ・ジェネレータ3に出力させるべきモータトルクを特定したマップ等のデータベースを作成してECU30に記憶させておき、ECU30が現在の車両1の運転状態に対応するモータトルクを、当該データベースを検索することによって決定する形態に変更できる。
上記形態は、第2モータ・ジェネレータ3に対する要求トルクが所定値よりも高い高トルク状態であることを制御実行条件に含めているが、例えば、要求トルクの大小に拘らず後退発進時に第1モータ・ジェネレータ3による制振制御を実施する形態に変更できる。
上記形態又は上記変形例は、トーショナルダンパ13の捩れに応じた反発力が打ち消されるように第1モータ・ジェネレータ3から出力させるべきモータトルクを決定するが一例である。例えば、トーショナルダンパ13の捩れに応じた反発力が完全に打ち消されることはないが、少なくとも当該反発力が低減されるように、当該反発力に基づいて第1モータ・ジェネレータ3から出力させるべきモータトルクを決定する形態に変更することもできる。これにより、トーショナルダンパ13の捩れを要因とした振動を抑制できる。上記形態又はこれらの変形例によって、上記反発力を第1モータ・ジェネレータのモータトルクにより打ち消す又は低減することによって上記振動が抑制されてもよいし、解消されてもよい。
上述した実施の形態及び変形例のそれぞれから導き出される本発明の態様を以下に記載する。
本発明の一態様に係るハイブリッド車両は、内燃機関(2)と、第1モータ・ジェネレータ(3)と、駆動輪(7)へ動力を伝達するための出力部(17)と、トーショナルダンパ(13)と、互いに差動回転可能な3つの回転要素(S、C、R)を含み、前記3つの回転要素のいずれか一つ(C)に前記トーショナルダンパを介して前記内燃機関が連結され、前記3つの回転要素の他の一つ(S)に前記第1モータ・ジェネレータが連結され、かつ前記3つの回転要素の残りの一つ(R)に前記出力部が連結された動力分割機構(5)と、前記出力部に対して動力伝達可能に設けられた第2モータ・ジェネレータ(4)と、前記内燃機関の燃焼を停止した状態で前記第2モータ・ジェネレータを駆動して後退発進させることが可能な制御装置(30)と、を備え、前記制御装置は、前記後退発進時において、前記第2モータ・ジェネレータの駆動により発生する前記トーショナルダンパの捩れに応じた反発力に基づいて前記第1モータ・ジェネレータから出力させるべきモータトルクを決定し、当該モータトルクが出力されるように前記第1モータ・ジェネレータを制御するものである。なお、上記形態に係る参照符号を括弧書きにて付記したが、上記各形態に限定する趣旨ではない。
この態様のハイブリッド車両によれば、後退発進時においてトーショナルダンパの捩れに応じた反発力に基づいて第1モータ・ジェネレータから出力させるべきモータトルクが決定され、そのモータトルクが第1モータ・ジェネレータから出力される。第1モータ・ジェネレータから出力させるべきモータトルクがトーショナルダンパの捩れに応じた反発力に基づいて決定されるものであるから、トーショナルダンパの捩れを要因とした振動を抑制し又は解消することができる。
1 ハイブリッド車両
2 内燃機関
3 第1モータ・ジェネレータ
4 第2モータ・ジェネレータ
5 動力分割機構
13 トーショナルダンパ
17 ドライブ軸(出力部)
30 ECU(制御装置)
C プラネットキャリア
R リングギア
S サンギア

Claims (1)

  1. 内燃機関と、
    第1モータ・ジェネレータと、
    駆動輪へ動力を伝達するための出力部と、
    トーショナルダンパと、
    互いに差動回転可能な3つの回転要素を含み、前記3つの回転要素のいずれか一つに前記トーショナルダンパを介して前記内燃機関が連結され、前記3つの回転要素の他の一つに前記第1モータ・ジェネレータが連結され、かつ前記3つの回転要素の残りの一つに前記出力部が連結された動力分割機構と、
    前記出力部に対して動力伝達可能に設けられた第2モータ・ジェネレータと、
    前記内燃機関の燃焼を停止した状態で前記第2モータ・ジェネレータを駆動して後退発進させることが可能な制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記後退発進時において、前記第2モータ・ジェネレータの駆動により発生する前記トーショナルダンパの捩れに応じた反発力に基づいて前記第1モータ・ジェネレータから出力させるべきモータトルクを決定し、当該モータトルクが出力されるように第1モータ・ジェネレータを制御するハイブリッド車両。
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