JP6952775B2 - センサマグネット、モータ、及び空気調和機 - Google Patents

センサマグネット、モータ、及び空気調和機 Download PDF

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Description

本発明は、センサマグネット、モータ、及び空気調和機に関する。
一般に、モータにおいて、ロータの回転位置を検出するための磁気センサと、位置検出用マグネット(センサマグネットともいう)とが用いられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−52159号公報
従来の位置検出用マグネットでは、N極部分の形状とS極部分との形状が互いに同一であるため、外乱などの影響によってロータの回転位置の検出誤差が大きくなることがある。ロータの回転位置の検出誤差が大きい場合、モータ制御を精度良く行うことができず、モータ効率が低下するという問題がある。
本発明の目的は、磁気センサにおける検出誤差を低減し、モータ制御の精度を改善することである。
本発明のセンサマグネットは、ロータの回転位置を検出する磁気センサを備えたモータと共に用いられる。前記センサマグネットは、第1の極性の磁極を含む第1の磁極部と、第2の極性の磁極を含む第2の磁極部とを有する。前記磁気センサに向かう方向における前記第1の磁極部の厚みは、前記磁気センサに向かう方向における前記第2の磁極部の厚みよりも厚く、前記第1の磁極部及び前記第2の磁極部の周方向における長さは互いに同じであり、前記センサマグネットのうち前記第1の磁極部が、前記磁気センサに向かう方向において最も厚い
本発明によれば、磁気センサにおける検出誤差を低減し、モータ制御の精度を改善することができる。
本発明の実施の形態1に係るモータの構造を概略的に示す部分断面図である。 モータの構造を概略的に示す正面図である。 図2に示される線C3−C3に沿った断面図である。 互いに異なる出力特性を持つ2つの磁気センサにそれぞれ流入される磁界強度Hと磁気センサ出力値Voutとの関係を示す図である。 センサマグネットの構造を概略的に示す斜視図である。 比較例に係るセンサマグネットをモータにおいて用いた場合の磁気センサに流入する磁束量の変化を示す図である。 本実施の形態に係るセンサマグネットをモータにおいて用いた場合の磁気センサに流入する磁束量の変化を示す図である。 磁気センサによって検出される誤検出角度[deg]とT2/T1との関係を示す図である。 ロータが回転している間のセンサマグネットからの磁束密度の変化を示す図である。 メインマグネット部の最大半径R1と磁気センサの設置半径R2との比R2/R1と、漏れ磁束のN極成分とS極成分との差分D[T]との関係を示す図である。 変形例1に係るセンサマグネットの構造を概略的に示す斜視図である。 変形例2に係るセンサマグネットの構造を概略的に示す斜視図である。 変形例3に係るセンサマグネットの構造を概略的に示す平面図である。 本発明の実施の形態2に係る空気調和機の構成を概略的に示す図である。 空気調和機の室外機内の主要な構成要素を概略的に示す図である。
実施の形態1.
本発明の実施の形態1に係るモータ1について説明する。
各図に示されるxyz直交座標系において、z軸方向(z軸)は、モータ1のシャフト23の軸線A1(すなわち、ロータ2の回転軸)と平行な方向(以下「軸方向」という。)を示し、x軸方向(x軸)は、z軸方向(z軸)に直交する方向を示し、y軸方向は、z軸方向及びx軸方向の両方に直交する方向を示す。
図1は、本発明の実施の形態1に係るモータ1の構造を概略的に示す部分断面図である。
図2は、モータ1の構造を概略的に示す正面図である。
図3は、図2に示される線C3−C3に沿った断面図である。図3に示される矢印D1は、ロータ2、メインマグネット部20、及びセンサマグネット8の各々の外周に沿った方向(以下「周方向」という)を示す。図3に示される磁気センサ5は、xy平面上における磁気センサ5の位置を示す。
モータ1は、ロータ2と、ステータ3と、回路基板4と、ロータ2の回転位置を検出する磁気センサ5と、ブラケット6と、ベアリング7a及び7bと、センサマグネット8(位置検出用マグネットともいう)とを有する。モータ1は、例えば、永久磁石同期モータである。
回路基板4は、軸方向におけるステータ3の一端側に備えられている。回路基板4には、制御回路及び磁気センサ5などの電子部品が取り付けられている。磁気センサ5は、センサマグネット8の回転位置を検出することにより、ロータ2の回転位置を検出する。
ロータ2は、センサマグネット8と、メインマグネット部20と、シャフト23とを有する。メインマグネット部20は、ロータコア21と、ロータコア21に固定された少なくとも1つの永久磁石22とを有する。ロータ2の回転軸は、軸線A1と一致する。ロータ2は、例えば、永久磁石埋め込み型である。
メインマグネット部20は、コンシクエントポール型である。すなわち、本実施の形態では、ロータ2は、コンシクエントポール型ロータである。
センサマグネット8は、磁気センサ5に面するように、ロータ2(具体的には、メインマグネット部20)に固定されている。本実施の形態では、センサマグネット8は、環状に形成されている。センサマグネット8は、円盤状に形成されていてもよい。
本実施の形態で用いられるコンシクエントポール型のロータ2では、周方向において互いに隣接する永久磁石22(例えば、ステータ3に対してN極として機能する磁極)間の領域が、他方の磁極(例えば、ステータ3に対してS極として機能する疑似磁極)を疑似的に形成する。
ロータ2は、エアギャップを介してステータ3の内側に備えられている。ステータ3の負荷側(モータ1の負荷側)の開口部にはブラケット6が圧入されている。ベアリング7aには、シャフト23が挿入されており、ベアリング7aはステータ3の負荷側において固定されている。同様に、ベアリング7bには、シャフト23が挿入されており、ベアリング7bはステータ3の反負荷側において固定されている。ロータ2は、ベアリング7a及び7bによって回転可能に支持されている。
ロータ2(ロータコア21)の径方向(以下、単に「径方向」ともいう)におけるシャフト23の中央部は、径方向における樹脂部24の内側に形成されている。シャフト23は、例えば、Ni(ニッケル)又はCr(クロム)などを含む材料で形成されている。
ロータコア21の構造について説明する。
ロータコア21は、少なくとも1つの磁石挿入孔21aと、シャフト23が挿入される貫通孔であるシャフト挿入孔21bとを有する。本実施の形態では、ロータコア21は、複数の磁石挿入孔21aを有し、各磁石挿入孔21aには、少なくとも1つの永久磁石22が挿入されている。
ロータコア21は、磁石挿入孔21aとロータ2の外側表面(外縁)との間に形成された薄板(例えば、電磁鋼板)の一部であるブリッジ部を有してもよい。このブリッジ部は、漏れ磁束の発生を抑制する。
ただし、モータ1は、SPM(Surface Permanent Magnet)モータでもよい。この場合、ロータコア21には、磁石挿入孔21aが形成されておらず、ロータコア21の径方向における外側表面に永久磁石22が取り付けられる。さらに、モータ1は、リアクタンスモータ又は誘導モータでもよい。
図1に示されるように、メインマグネット部20の軸方向における両端には、永久磁石22を軸方向において固定するための端板25が取り付けられていてもよい。永久磁石22を軸方向において固定するため、端板25の代わりに、軸方向における磁石挿入孔21aの両側に樹脂を充填してもよい。この場合、この樹脂が軸方向におけるロータコア21の両側を覆うように形成されていてもよい。
ロータコア21とシャフト23とは、コーキング又はPBTなどの熱可塑性樹脂で一体化される。
複数の磁石挿入孔21aは、周方向に等間隔で形成されている。永久磁石22は、例えば、Nd(ネオジム)又はSm(サマリウム)を主成分とする希土類磁石である。永久磁石22は、鉄を主成分とするフェライト磁石でもよい。磁石挿入孔21a内の永久磁石22は、径方向に磁化されており、これによりメインマグネット部20からの磁束は、ステータ3に流入する。
図2に示されるように、ロータコア21は、例えば、磁性体である複数の薄板211を軸方向に積層することにより形成されている。薄板211は、例えば、電磁鋼板である。この場合、各薄板211は、例えば、0.2mmから0.5mmの厚みを持つ。ロータコア21は、軟磁性材料と樹脂とを混ぜて構成された樹脂鉄心でもよい。
図1に示されるように、ステータ3は、ステータコア31と、コイル32と、インシュレータ33とを有する。ステータ3は環状に形成されている。
ステータコア31は、磁性体である複数の薄板を軸方向に積層することにより形成されている。例えば、鉄を主成分とする電磁鋼板を軸方向に積層することにより形成されている。ステータコア31は、例えば、環状に形成されたヨーク部と、ヨーク部から径方向内側に向けて突出する複数のティース部とを有する。電磁鋼板の厚さは、例えば、0.2mmから0.5mmである。ステータコア31は、環状に形成されている。
コイル32は、例えば、インシュレータ33を介してステータコア31のティース部に巻線(例えば、マグネットワイヤ)を巻回することにより形成されている。コイル32は、インシュレータ33によって絶縁されている。巻線は、銅又はアルミニウムを主成分として構成されている。
インシュレータ33は、ポリブチレンテレフタレート(PolyButyleneTerephthalate:PBT)、ポリフェニレンサルファイド(PolyPhenylene Sulfide:PPS)、液晶ポリマー(Liquid Crystal Polymer:LCP)、及びポリエチレンテレフタレート(PolyEthylene Terephthalate:PET)などの絶縁性樹脂で形成されている。例えば、インシュレータ33は、ステータコア31と一体的に成形される。ただし、ステータコア31とは別にインシュレータ33が成形されてもよい。この場合、インシュレータ33が成形された後に、インシュレータ33がステータコア31に嵌められる。
本実施の形態では、ステータコア31、コイル32、及びインシュレータ33は、PBT及びPPSなどの熱可塑性樹脂(モールド樹脂ともいう)によって覆われている。ステータコア31、コイル32、及びインシュレータ33は、円筒状シェルによって固定されてもよい。この場合、円筒状シェルは、例えば、鉄が主成分であり、焼き嵌めによって、ステータ3をロータ2と共に覆うことができる。
磁気センサ5は、センサマグネット8の回転位置を検出することにより、ロータ2の回転位置を検出する。磁気センサ5には、例えば、ホールIC、MR(磁気抵抗)素子、GMR(巨大磁気抵抗)素子、又は磁気インピーダンス素子などが用いられる。磁気センサ5は、センサマグネット8から発生する磁束が通る位置(検出位置)に固定されている。モータ制御回路は、磁気センサ5による検出結果(例えば、センサマグネット8のN極とS極との間の境界である磁極変更点)を用いてステータ3のコイルに流れる電流を制御することにより、ロータ2の回転を制御する。
磁気センサ5は、磁気センサ5に流入される磁界(磁界強度)の変化に基づいて、センサマグネット8及びメインマグネット部20の磁極の位置(位相)を検出する。具体的には、磁気センサ5は、センサマグネット8のN極からの磁束及びS極に向かう磁束を検出することにより、センサマグネット8の周方向(回転方向)において磁界の向きが変わるタイミング(具体的には、センサマグネット8の磁極変更点)を判別する。センサマグネット8は、後述するように、周方向にN極及びS極が交互に配列されているので、磁気センサ5が、センサマグネット8の磁極変更点を周期的に検出することにより、回転方向における各磁極の位置(ロータ2の回転角及び位相)が把握可能である。
図4は、互いに異なる出力特性を持つ2つの磁気センサ(第1及び第2の磁気センサ)にそれぞれ流入される磁界強度H(ホールIC入力磁界)と磁気センサ出力値Vout(ホールIC出力)との関係を示す図である。図4に示されるグラフの横軸は、第1及び第2の磁気センサに流入される磁界強度H(入力磁界)[N/Wb](N極とS極との間の磁界強度)を示し、縦軸は、磁気センサの出力信号(具体的には、電圧)Vout[V]を示す。
図4に示されるように、第1及び第2の磁気センサは、例えば、信号V[V]又は信号V[V]の二値(信号)を出力する。一例として、第1の磁気センサの出力特性について説明する。例えば、第1の磁気センサがセンサマグネット8のN極側からS極側に向けて磁界(磁界強度)を検出する場合、第1の磁気センサがセンサマグネット8からN極側の磁界を検出すると、信号V[V]を出力する。第1の磁気センサに流入される磁界が変化して、第1の磁気センサがセンサマグネット8からS極側の磁界(磁界強度H)を検出すると、信号V[V]を出力する。同様に、第1の磁気センサがセンサマグネット8のS極側からN極側に向けて磁界(磁界強度)を検出する場合、第1の磁気センサがセンサマグネット8からS極側の磁界を検出すると、信号V[V]を出力する。第1の磁気センサに流入される磁界が変化して、第1の磁気センサがセンサマグネット8からN極側の磁界(磁界強度H)を検出すると、信号V[V]を出力する。
他の例として、第2の磁気センサの出力特性について説明する。例えば、第2の磁気センサがセンサマグネット8のN極側からS極側に向けて磁界(磁界強度)を検出する場合、第2の磁気センサがセンサマグネット8からN極側の磁界を検出すると、信号V[V]を出力する。第2の磁気センサに流入される磁界が変化して、第2の磁気センサがセンサマグネット8からS極側の磁界(磁界強度H´)を検出すると、信号V[V]を出力する。同様に、第2の磁気センサがセンサマグネット8のS極側からN極側に向けて磁界(磁界強度)を検出する場合、第2の磁気センサがセンサマグネット8からS極側の磁界を検出すると、信号V[V]を出力する。第2の磁気センサに流入される磁界が変化して、第2の磁気センサがセンサマグネット8からN極側の磁界(磁界強度H´)を検出すると、信号V[V]を出力する。
したがって、図4に示されるように、磁気センサの出力信号は、磁気センサに流入する磁界の向きが切り替わったタイミング(磁極変更点)において瞬時に切り替わらない場合がある。さらに、磁気センサの固体によって、出力特性(例えば、H´とHとの差)が異なる場合があるため、使用する磁気センサ5によっては、モータ制御の誤差による、モータ効率の低下又はモータ回転時の騒音を引き起こす場合がある。
次に、センサマグネット8の構造について詳細に説明する。
図5は、センサマグネット8の構造を概略的に示す斜視図である。図5に示される「N」はN極を示し、「S」はS極を示す。
センサマグネット8は、ロータ2の回転位置を検出する磁気センサ5を有するモータ1と共に用いられる。センサマグネット8は、磁気センサ5に面するように、軸方向におけるロータ2(具体的には、メインマグネット部20)の一端側に固定されている。
センサマグネット8は、第1の極性の磁極を含む第1の磁極部81と、第2の極性の磁極を含む第2の磁極部82とを有する。本実施の形態では、第1の極性の磁極はN極であり、第2の極性の磁極はS極である。ただし、第1の極性の磁極がS極でもよく、この場合、第2の極性の磁極はN極である。第1の磁極部81及び第2の磁極部82は周方向において交互に配列されている。第1の磁極部81及び第2の磁極部82の周方向における長さは互いに同じである。
センサマグネット8は、磁束(本実施の形態では、第1の磁極部81からの磁束)が磁気センサ5に流入するように、軸方向に磁化されている。これにより、磁気センサ5を、センサマグネット8と面するように、軸方向におけるステータ3の一端側に取り付けることができる。
センサマグネット8の極数は、メインマグネット部20の極数と同一である。センサマグネット8は、センサマグネット8の極性がメインマグネット部20の極性と周方向において一致するように位置決めされている。
磁気センサ5に向かう方向における第1の磁極部81の厚みT1は、磁気センサ5に向かう方向における第2の磁極部82の厚みT2よりも厚い。すなわち、センサマグネット8は、T2/T1<1を満たす。言い換えると、軸線A1(すなわち、ロータ2の回転軸)と平行な方向における第1の磁極部81の厚みT1は、軸線A1と平行な方向における第2の磁極部82の厚みT2よりも厚い。この場合、センサマグネット8は、T2/T1≦0.7を満たすことが望ましい。
上述のように、センサマグネット8は、T2/T1<1を満たすので、第1の磁極部81から磁気センサ5までの最短距離は、第2の磁極部82から磁気センサ5までの最短距離よりも短い。センサマグネット8からの磁束量は、磁極部の厚み応じて増加又は減少する。さらに、磁気センサ5に流入する磁束量は、磁極部から磁気センサ5までの距離の2乗に比例する。したがって、磁極部の厚みT1及びT2を変化させることにより、センサマグネット8からの磁束量を調整することができる。さらに、磁極部から磁気センサ5までの最短距離を調整することにより、磁気センサ5に流入する磁束量を調整することができる。
本実施の形態では、センサマグネット8は、永久磁石、具体的には、ボンド磁石で形成されている。すなわち、第1の磁極部81及び第2の磁極部82は、永久磁石、具体的には、ボンド磁石である。これにより、複雑な形状を持つセンサマグネット8を製造することが容易になる。例えば、上述のようなT2/T1<1を満たすセンサマグネットの製造が容易になる。
図6は、センサマグネット8の代わりに比較例に係るセンサマグネットをモータ1において用いた場合の磁気センサ5に流入する磁束量(すなわち、磁気センサ5によって検出される磁束量)の変化を示す図である。
比較例に係るセンサマグネットは、T1=T2を満たす形状を持つ。比較例に係るセンサマグネットのN極から磁気センサ5までの最短距離及びS極から磁気センサ5までの最短距離は互いに同一である。
図6に示されるf1は、磁気センサ5に流入する磁束量を示し、f2は、磁気センサ5に流入する磁束のうちのセンサマグネットからの磁束量(すなわち、外乱を除いた磁束量)を示し、f3は、磁気センサ5に流入する外乱を示す。外乱は、例えば、メインマグネット部20からの磁束及びステータ3からの磁束などのセンサマグネットからの磁束以外の磁束である。図6に示されるP1は、磁気センサ5が検出する磁極変更点(S極からN極へ切り替わる位置)を示す。図6に示されるP2は、磁気センサ5が検出する磁極変更点(N極からS極へ切り替わる位置)を示す。
図6に示されるa1は、磁極変更点P2から磁極変更点P1までの回転角度を示し、a2は、磁極変更点P1から磁極変更点P2までの回転角度を示す。具体的には、a1で示される区間は、センサマグネットのS極側が磁気センサ5を通過する区間であり、a2で示される区間は、センサマグネットのN極側が磁気センサ5を通過する区間である。この場合、磁気センサ5は、磁極変更点P1及びP2で磁極変更点を検出し、区間a1でS極側を検出し、区間a2でN極側を検出する。
比較例では、図6に示されるように、a1がa2よりも大きい。すなわち、比較例に係るセンサマグネットでは、S極側が検出される区間が長く、N極側が検出される区間が短い。したがって、比較例では、検出誤差が生じている。この場合、モータ制御の誤差による、モータ効率の低下又はモータ回転中の騒音を引き起こす場合がある。
図7は、本実施の形態に係るセンサマグネット8をモータ1において用いた場合の磁気センサ5に流入する磁束量(すなわち、磁気センサ5によって検出される磁束量)の変化を示す図である。
図7に示されるf1は、磁気センサ5に流入する磁束量を示し、f2は、磁気センサ5に流入する磁束のうちのセンサマグネット8からの磁束量(すなわち、外乱を除いた磁束量)を示し、f3は、磁気センサ5に流入する外乱を示す。外乱は、例えば、メインマグネット部20からの磁束及びステータ3からの磁束などのセンサマグネット8からの磁束以外の磁束である。図7に示されるP1は、磁気センサ5が検出する磁極変更点(S極からN極へ切り替わる位置)を示す。図7に示されるP2は、磁気センサ5が検出する磁極変更点(N極からS極へ切り替わる位置)を示す。
本実施の形態では、図7に示されるように、a1がa2にほぼ等しい。すなわち、本実施の形態に係るセンサマグネット8では、S極側が検出される区間と、N極側が検出される区間とが互いにほぼ等しく、磁極変更点P1及びP2が互いにほぼ等しい間隔で検出される。したがって、本実施の形態では、比較例に比べて、検出誤差が低減されている。
本実施の形態に係るセンサマグネット8は、T1>T2を満たす。これにより、第1の磁極部81側の磁束量(本実施の形態では、N極からの磁束量)が、第2の磁極部82(本実施の形態では、S極からの磁束量)側の磁束量よりも増える。したがって、磁気センサ5に第1の磁極部81からの磁束が流入しやすくなり、比較例に比べて区間a2の回転角度が大きくなる。これに対し、比較例に比べて区間a1の回転角度が小さくなる。その結果、比較例に比べて、磁気センサ5に対するN極側の磁束量及びS極側の磁束量のバランスが改善され、磁気センサ5における検出誤差を低減することができる。これにより、モータ制御の精度を改善することができる。
図8は、磁気センサ5によって検出される誤検出角度[deg]とT2/T1との関係を示す図である。誤検出角度とは、センサマグネット8における実際の磁極変更点と、磁気センサ5によって磁極変更点として検出される回転角度[deg](すなわち、図6及び図7に示される磁極変更点P1及びP2に相当)との差である。
図8に示されるように、T2/T1が小さくなるほど、誤検出角度を低減することができ、センサマグネット8がT2/T1<1を満たすとき、誤検出角度を、モータ制御に支障が少ない許容誤差である15[deg]以下に抑えることができる。
さらに、センサマグネット8がT2/T1≦0.7を満たすとき、誤検出角度を10[deg]以下に抑えることができ、より正確なモータ制御が可能となる。その結果、モータ効率をより高めることができる。
さらに、図8に示されるように、T2/T1が小さくなるほど、誤検出角度を低減することができるので、磁気センサ5の特性又は外乱の影響などに応じて、T2/T1を調整することにより、磁気センサ5によって検出される磁極変更点P1及びP2の位置を望ましい位置に調整することができる。
第1の磁極部81及び第2の磁極部82はボンド磁石である。これにより、複雑な形状を持つセンサマグネット8を製造することが容易になる。例えば、第1の磁極部81及び第2の磁極部82が焼結磁石である場合、T2/T1を満たすセンサマグネット8の製造が難しい。第1の磁極部81と第2の磁極部82とを別々に製造し、これらを互いに接着すると、誤検出角度が大きくなる場合がある。これに対し、本実施の形態では、第1の磁極部81及び第2の磁極部82はボンド磁石であるので、第1の磁極部81及び第2の磁極部82を容易に一体的に形成することができ、互いに異なる厚みを持つ磁極部を形成することが容易になる。
図9は、ロータ2が回転している間のセンサマグネット8からの磁束密度の変化を示す図である。図9に示される+側の磁束密度はN極成分を示し、−側の磁束密度はS極成分を示す。
本実施の形態では、ロータ2は、コンシクエントポール型ロータである。この場合、メインマグネット部20から磁気センサ5へ向かう外乱としての漏れ磁束は、一方の磁極(本実施の形態では、N極)から生じる。したがって、図9に示されるように、磁束のN極成分とS極成分との間でアンバランスが生じる。本実施の形態では、上述のように、T2/T1を調整することにより、磁気センサ5によって検出される磁極変更点P1及びP2の位置を望ましい位置に調整することができるので、このアンバランスを解消することができる。すなわち、このアンバランスが解消されるように、T2/T1を調整することにより、誤検出角度を低減することができ、モータ制御が改善される。その結果、モータ効率を高めることができる。
図10は、メインマグネット部20の最大半径R1(図3)と磁気センサ5の設置半径R2(図3)との比R2/R1と、メインマグネット部20からの漏れ磁束のN極成分とS極成分との差分D[T](D=N極成分−S極成分)との関係を示す図である。最大半径R1は、永久磁石22が配置された磁極部を通る半径である(図3)。設置半径R2とは、軸線A1から磁気センサ5までの距離である(図3)。
図10に示されるように、R2/R1が0.95以下であるとき、S極成分が増加する。すなわち、メインマグネット部20からの磁束のN極成分とS極成分との間でアンバランスが生じる。したがって、R2/R1が0.95以下であるとき、T2/T1<1を満たす構造を持つセンサマグネット8を用いることにより、磁束のアンバランスを解消することができる。一方、R2/R1が0.95よりも大きいとき、N極成分が増加する。この場合、T1/T2<1を満たす構造を持つセンサマグネット8を用いれば磁束のアンバランスを解消することができる。
変形例1.
図11は、変形例1に係るセンサマグネット8aの構造を概略的に示す斜視図である。
センサマグネット8aは、第1の極性の磁極を含む第1の磁極部81aと、第2の極性の磁極を含む第2の磁極部82aとを有する。第1の磁極部81aは、実施の形態1に係るセンサマグネット8の第1の磁極部81に相当し、第2の磁極部82aは、実施の形態1に係るセンサマグネット8の第2の磁極部82に相当する。変形例1に係るセンサマグネット8aでは、第1の磁極部81aの構造が実施の形態1に係るセンサマグネット8の第1の磁極部81の構造と異なり、センサマグネット8aにおけるその他の構造は、センサマグネット8と同じである。
図11に示される破線は、第1の磁極部81aと第2の磁極部82aとの間の境界を示す。
第1の磁極部81aは、永久磁石である第1の部分811と、軟磁性材料である第2の部分812とを有する。第2の部分812は、第1の部分811の表面(磁気センサ5に面する表面)に備えられている。
変形例1に係るセンサマグネット8aは、実施の形態1に係るセンサマグネット8と同じ効果を有する。
さらに、永久磁石である第1の部分811の表面に軟磁性材料である第2の部分812を取り付けることにより、パーミアンス係数を大きくすることができる。これにより、第1の磁極部81aからの磁束量が第2の磁極部82aからの磁束量よりも増加する。すなわち、第2の部分812を用いることにより、磁気センサ5の特性又は外乱の影響などに応じて、磁気センサ5によって検出される磁極変更点P1及びP2の位置を望ましい位置に調整することができる。
変形例2.
図12は、変形例2に係るセンサマグネット8bの構造を概略的に示す斜視図である。
センサマグネット8bは、第1の極性の磁極を含む第1の磁極部81bと、第2の極性の磁極を含む第2の磁極部82bとを有する。第1の磁極部81bは、実施の形態1に係るセンサマグネット8の第1の磁極部81に相当し、第2の磁極部82bは、実施の形態1に係るセンサマグネット8の第2の磁極部82に相当する。変形例2に係るセンサマグネット8bでは、第1の磁極部81bの構造が実施の形態1に係るセンサマグネット8の第1の磁極部81の構造と異なり、センサマグネット8bにおけるその他の構造は、センサマグネット8と同じである。
第1の磁極部81bは、磁気センサ5に面する表面に形成された窪み813を有する。窪み813は、第2の磁極部82bの表面に形成されていてもよい。窪み813は、センサマグネット8bの強度を維持できる位置に形成されていればよく、磁気センサ5に面する位置以外の位置に形成されていてもよい。
窪み813は、例えば、磁極中心(本実施の形態では、N極の中心)に形成される。磁気センサ5は、磁極変更点を検出するので、窪み813が磁極中心に形成されていても、磁気センサ5の検出結果に支障がない。窪み813は、貫通孔でもよい。
変形例2に係るセンサマグネット8bは、実施の形態1に係るセンサマグネット8と同じ効果を有する。
さらに、第1の磁極部81bの表面に窪み813を形成することにより、センサマグネット8bの材料(すなわち、永久磁石の材料)を削減することができる。これにより、センサマグネット8bのコストを削減することができ、センサマグネット8bの軽量化を実現することができる。
変形例3.
図13は、変形例3に係るセンサマグネット8cの構造を概略的に示す平面図である。
センサマグネット8cは、第1の極性の磁極を含む第1の磁極部81cと、第2の極性の磁極を含む第2の磁極部82cとを有する。第1の磁極部81cは、実施の形態1に係るセンサマグネット8の第1の磁極部81に相当し、第2の磁極部82cは、実施の形態1に係るセンサマグネット8の第2の磁極部82に相当する。実施の形態1に係るセンサマグネット8は軸方向に磁化されているのに対し、変形例3に係るセンサマグネット8cは径方向に磁化されている。センサマグネット8cにおけるその他の構造は、センサマグネット8と同じである。
変形例3に係るセンサマグネット8cでは、第1の磁極部81cの厚みT1及び第2の磁極部82cの厚みT2は径方向における厚みである。この場合においても、センサマグネット8cは、T2/T1<1を満たす。さらに、実施の形態1で説明したように、センサマグネット8cは、T2/T1≦0.7を満たすことが望ましい。
変形例3に係るセンサマグネット8cは、実施の形態1に係るセンサマグネット8と同じ効果を有する。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2に係る空気調和機10について説明する。
図14は、本発明の実施の形態2に係る空気調和機10の構成を概略的に示す図である。
図15は、空気調和機10の室外機13内の主要な構成要素を概略的に示す図である。
実施の形態2に係る空気調和機10は、室内機11と、冷媒配管12と、冷媒配管12によって室内機11と接続された室外機13とを備える。
室内機11は、モータ11aと、送風機11b(室内機用送風機ともいう)とを有する。室外機13は、モータ13aと、送風機(室外機用送風機ともいう)としてのファン13bと、圧縮機13cと、熱交換器(図示しない)とを有する。圧縮機13cは、モータ13d(例えば、実施の形態1のモータ1)と、モータ13dによって駆動される圧縮機構13e(例えば、冷媒回路)と、モータ13d及び圧縮機構13eを収容するハウジング13fとを有する。
実施の形態2に係る空気調和機10において、室内機11及び室外機13の少なくとも一つは、実施の形態1で説明したモータ1を有する。具体的には、送風機の駆動源として、モータ11a及び13aの少なくとも一方に、実施の形態1で説明したモータ1が適用される。さらに、圧縮機13cのモータ13dとして、実施の形態1で説明したモータ1を用いてもよい。
空気調和機10は、例えば、室内機11から冷たい空気を送風する冷房運転、又は温かい空気を送風する暖房運転等の運転を行うことができる。室内機11において、モータ11aは、送風機11bを駆動するための駆動源である。送風機11bは、調整された空気を送風することができる。
図15に示されるように、室外機13において、モータ13aは、ファン13bを駆動するための駆動源である。モータ13aは、例えば、ねじによって室外機13の筐体に固定されている。モータ13aのシャフトは、ファン13bと連結されている。モータ13aの駆動によってファン13bが回転する。
実施の形態2に係る空気調和機10によれば、モータ11a及び13aの少なくとも一方に、実施の形態1で説明したモータ1が適用されるので、実施の形態1で説明した効果と同じ効果が得られる。
さらに、実施の形態2によれば、運転効率が良い圧縮機13c及び空気調和機10を提供することができる。
実施の形態1で説明したモータ1は、空気調和機10以外に、換気扇、家電機器、又は工作機など、駆動源を有する機器に搭載できる。
以上に説明した各実施の形態における特徴及び各変形例における特徴は、互いに適宜組み合わせることができる。
1 モータ、 2 ロータ、 3 ステータ、 4 回路基板、 5 磁気センサ、 6 ブラケット、 7a,7b ベアリング、 8,8a,8b,8c センサマグネット、 10 空気調和機、 11 室内機、 11a モータ、 11b 送風機、 12 冷媒配管、 13 室外機、 13a モータ、 13b ファン、 13c 圧縮機、 13d モータ、 20 メインマグネット部、 21 ロータコア、 21a 磁石挿入孔、 21b シャフト挿入孔、 22 永久磁石、 23 シャフト、 31 ステータコア、 32 コイル、 33 インシュレータ、 81,81a,81b,81c 第1の磁極部、 82,82a,82b,82c 第2の磁極部、 211 薄板。

Claims (14)

  1. ロータの回転位置を検出する磁気センサを備えたモータと共に用いられるセンサマグネットであって、
    第1の極性の磁極を含む第1の磁極部と、
    第2の極性の磁極を含む第2の磁極部と
    を有し、
    前記磁気センサに向かう方向における前記第1の磁極部の厚みが、前記磁気センサに向かう方向における前記第2の磁極部の厚みよりも厚く、
    前記第1の磁極部及び前記第2の磁極部の周方向における長さは互いに同じであり、
    前記センサマグネットのうち前記第1の磁極部が、前記磁気センサに向かう方向において最も厚い
    センサマグネット。
  2. 前記第1の磁極部から前記磁気センサまでの最短距離は、前記第2の磁極部から前記磁気センサまでの最短距離よりも短い請求項1に記載のセンサマグネット。
  3. 前記第1の磁極部及び前記第2の磁極部はボンド磁石である請求項1又は2に記載のセンサマグネット。
  4. 前記第1の磁極部は、
    永久磁石である第1の部分と、
    前記第1の部分の表面に備えられ、軟磁性材料である第2の部分と
    を有する請求項1又は2に記載のセンサマグネット。
  5. 前記第1の磁極部は、前記磁気センサに面する表面に形成された窪みを有する請求項1から4のいずれか1項に記載のセンサマグネット。
  6. 前記第1の磁極部の前記厚みをT1とし、前記第2の磁極部の前記厚みをT2としたとき、T2/T1≦0.7を満たす請求項1から5のいずれか1項に記載のセンサマグネット。
  7. 前記第1の磁極部及び前記第2の磁極部は、径方向に磁化されている請求項1から6のいずれか1項に記載のセンサマグネット。
  8. 前記センサマグネットは軸方向に磁化されている請求項1から7のいずれか1項に記載のセンサマグネット。
  9. 前記磁気センサに向かう方向は、前記ロータの回転軸と平行な方向である請求項1から8のいずれか1項に記載のセンサマグネット。
  10. ステータと、
    前記ステータの内側に備えられたロータと、
    前記ロータの回転位置を検出する磁気センサと
    を備え、
    前記ロータは、
    メインマグネット部と、
    前記磁気センサに面するように前記メインマグネット部に固定されたセンサマグネットと
    を有し、
    前記センサマグネットは、
    第1の極性の磁極を含む第1の磁極部と、
    第2の極性の磁極を含む第2の磁極部と
    を有し、
    前記磁気センサに向かう方向における前記第1の磁極部の厚みが、前記磁気センサに向かう方向における前記第2の磁極部の厚みよりも厚く、
    前記第1の磁極部及び前記第2の磁極部の周方向における長さは互いに同じであり、
    前記センサマグネットのうち前記第1の磁極部が、前記磁気センサに向かう方向において最も厚い
    モータ。
  11. 前記メインマグネット部は、
    ロータコアと、
    前記ロータコアに固定された永久磁石と
    を有し、
    前記メインマグネット部はコンシクエントポール型である
    請求項10に記載のモータ。
  12. 前記メインマグネット部の最大半径をR1とし、前記ロータの回転軸から前記磁気センサまでの距離をR2とし、前記第1の磁極部の前記厚みをT1とし、前記第2の磁極部の前記厚みをT2としたとき、
    前記モータは、
    R2/R1≦0.95且つT2/T1<1
    を満たす
    請求項10又は11に記載のモータ。
  13. 前記メインマグネット部の最大半径をR1とし、前記ロータの回転軸から前記磁気センサまでの距離をR2とし、前記第1の磁極部の前記厚みをT1とし、前記第2の磁極部の前記厚みをT2としたとき、
    前記モータは、
    R2/R1>0.95且つT1/T2<1
    を満たす
    請求項10又は11に記載のモータ。
  14. 室内機と、
    前記室内機に接続された室外機と
    を備え、
    前記室内機及び前記室外機の少なくとも1つはモータを有し、
    前記モータは、
    ステータと、
    前記ステータの内側に備えられたロータと、
    前記ロータの回転位置を検出する磁気センサと
    を備え、
    前記ロータは、
    メインマグネット部と、
    前記磁気センサに面するように前記メインマグネット部に固定されたセンサマグネットと
    を有し、
    前記センサマグネットは、
    第1の極性の磁極を含む第1の磁極部と、
    第2の極性の磁極を含む第2の磁極部と
    を有し、
    前記磁気センサに向かう方向における前記第1の磁極部の厚みが、前記磁気センサに向かう方向における前記第2の磁極部の厚みよりも厚く、
    前記第1の磁極部及び前記第2の磁極部の周方向における長さは互いに同じであり、
    前記センサマグネットのうち前記第1の磁極部が、前記磁気センサに向かう方向において最も厚い
    空気調和機。
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