JP6952264B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和機に関する。
特許文献1には、クロスフローファンと、クロスフローファンからの送風を吹き出し口に向かって案内するリアガイダと、クロスフローファンを上から覆う熱交換器とを備える空気調和機が開示されている。
特開2019−168210号公報
しかしながら、クロスフローファンが故障するなどして空気調和機から取り出す必要がある場合、特許文献1の空気調和機では、そのクロスフローファンを容易に取り出すことができない。具体的には、熱交換器とリアガイダの吹き出し口側端との間の距離がクロスフローファンの直径に比べて小さいために、熱交換器とリアガイダとの間からクロスフローファンを取り出すことができない。
その対処として、空気調和機の筐体から熱交換器を完全に取り外すことが考えられる。しかし、熱交換器は、圧縮機から延びる冷媒配管と接続しているとともに、内部に冷媒を蓄えている。そのため、熱交換器を空気調和機から容易に且つ短時間で取り外すことができない。
そこで、本発明は、熱交換器とリアガイダの吹き出し口側端との間の距離がクロスフローファンの直径に比べて小さい空気調和機において、クロスフローファンの取り出しを容易にすることを課題とする。
上述の課題を解決するために、本発明の一態様によれば、
吹き出し口を備える筐体と、
前記吹き出し口の上方に配置されたクロスフローファンと、
前記クロスフローファンからの送風を前記吹き出し口に向かって案内するリアガイダと、
前記クロスフローファンを上から覆うように設けられた熱交換器と、を有し、
前記筐体が、前記クロスフローファンの回転中心線延在方向の前記熱交換器の一端を支持する第1の支持部と、前記熱交換器の他端を支持する第2の支持部とを含み、
前記第1の支持部が、
通常姿勢の前記熱交換器の一端を支持可能に、且つ、前記熱交換器の前側下端と前記リアガイダの吹き出し口側端との間の距離が前記通常姿勢での距離に比べて拡大した傾き姿勢の前記熱交換器の一端を支持可能に構成されている、空気調和機が提供される。
本発明によれば、熱交換器とリアガイドの吹き出し口側端との間の距離がクロスフローファンの直径に比べて小さい空気調和機において、クロスフローファンを容易に取り出すことができる。
本発明の一実施の形態に係る空気調和機を右側から見た概略的な断面図 空気調和機の一部の斜視図 空気調和機の一部の分解斜視図 クロスフローファンの支持を説明するための分解斜視図 図4Aと視点が異なる、クロスフローファンの支持を説明するための分解斜視図 筐体の第1の支持部が熱交換器の第1のエンドプレートを支持する前の状態を示す斜視図 筐体の第1の支持部が熱交換器の第1のエンドプレートを支持している状態を示す斜視図 第1のエンドプレートの内側面を示す斜視図 筐体の第2の支持部が熱交換器の第2のエンドプレートを支持する前の状態を示す斜視図 筐体の第2の支持部が熱交換器の第2のエンドプレートを支持している状態を示す斜視図 熱交換器が通常姿勢であるときの第1の支持部に対する第1のエンドプレートの位置を示す図 熱交換器が傾き姿勢であるときの第1の支持部に対する第1のエンドプレートの位置を示す図 熱交換器が傾き姿勢であるときの空気調和機を左側から見た概略的な断面図
本発明の一態様の空気調和機は、吹き出し口を備える筐体と、前記吹き出し口の上方に配置されたクロスフローファンと、前記クロスフローファンからの送風を前記吹き出し口に向かって案内するリアガイダと、前記クロスフローファンを上から覆うように設けられた熱交換器と、を有し、前記筐体が、前記クロスフローファンの回転中心線延在方向の前記熱交換器の一端を支持する第1の支持部と、前記熱交換器の他端を支持する第2の支持部とを含み、前記第1の支持部が、通常姿勢の前記熱交換器の一端を支持可能に、且つ、前記熱交換器の前側下端と前記リアガイダの吹き出し口側端との間の距離が前記通常姿勢での距離に比べて拡大した傾き姿勢の前記熱交換器の一端を支持可能に構成されている。
このような態様によれば、熱交換器とリアガイドの吹き出し口側端との間の距離がクロスフローファンの直径に比べて小さい空気調和機において、クロスフローファンを容易に取り出すことができる。
例えば、前記傾き姿勢の熱交換器における一端は、前記通常姿勢の熱交換器における一端に比べて、斜め上前方に位置してもよい。
例えば、前記熱交換器の他端が、前記空気調和機の前後方向に延在する揺動中心線を中心にして上下に揺動可能に、且つ、前記空気調和機の上下方向に延在する揺動中心線を中心にして前後に揺動可能に、第2の支持部に支持されてもよい。これにより、熱交換器が傾き姿勢をとりやすくなる。
例えば、前記熱交換器は、前記一端として第1のエンドプレートを備えるともに、前記他端として第2のエンドプレートを含み、前記第1のエンドプレートが、前側下端と後側下端とを含む逆V字状または逆U字状の形状を備え、前記第1の支持部の第1の載置位置に、前記第1のエンドプレートにおける前記前側下端と前記後側下端との間の部分が載置され、前記第1の載置に比べて前方に位置する前記第1の支持部の第2の載置位置に、前記第1のエンドプレートにおける前記後側下端が載置されてもよい。
例えば、前記空気調和機が、前記クロスフローファンの一端に取り付けられる軸受を有し、前記軸受が、前記通常姿勢の熱交換器における第1のエンドプレートと前記第1の支持部とに挟まれた状態で保持されてもよい。これにより、第1のエンドプレートが移動すると、クロスフローファンが取り外し可能になる。
例えば、前記筐体がドレンパンを含み、前記第1および第2の支持部が、前記ドレンパンの両端それぞれに設けられてもよい。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る空気調和機を右側から見た概略的な断面図である。
図1に示すように、本実施の形態に係る空気調和機10は、例えば室内の壁面Wに取り付けられた状態で使用される。空気調和機10は、筐体12と、その筐体12内に配置されたクロスフローファン14、リアガイダ16、および熱交換器18とを有する。
空気調和機10の筐体12には、室内空気を内部に取り込むための取り込み口12aと、取り込んだ空気を室内に吹き出すための吹き出し口12bとが設けられている。本実施の形態の場合、取り込み口12aは筐体12の上部に設けられ、吹き出し口12bは筐体12の下部に設けられている。
また、筐体12は、その筐体12の前側部分を構成するフロントカバー20と、フロントカバー20を着脱可能に支持し、壁面Wに取り付けられるベース22とを含んでいる。
クロスフローファン14は、その回転中心線Cの延在方向が空気調和機10の左右方向(図1の奥行方向)に対して平行になるように、筐体12内に設けられている。また、吹き出し口12bの上方にクロスフローファン14は配置されている。
リアガイダ16は、筐体12のベース22の一部分であって、クロスフローファン14の後方から吹き出し口12bに向かって延在するベース22の壁面である。このリアガイダ16は、クロスフローファン14からの送風を吹き出し口12bに向かって案内する役割をする。
熱交換器18は、取り込み口12aを介して筐体12内に取り込まれた空気と熱交換し、それにより空気を温めるまたは冷やすように構成されている。
また、熱交換器18は、クロスフローファン14の回転中心線Cの延在方向(空気調和機10の左右方向)視で、クロスフローファン14を上から覆うように設けられている。具体的には、本実施の形態の場合、熱交換器18は、前側下端18aと後側下端18bとを含む実質的に逆V字状または逆U字状の形状を備える。これらの下端の間にクロスフローファン14が配置される。そのような形状により、熱交換器18は、リアガイダ16と吹き出し口12bとに対向する部分を除くクロスフローファン14の部分を覆っている。なお、本実施の形態の場合、熱交換器18は、その右側端で、圧縮機(図示せず)に対して冷媒配管(図示せず)を介して接続されている。
このような空気調和機10によれば、クロスフローファン14が回転することにより、取り込み口12aを介して筐体12内に空気が取り込まれる。筐体12内に取り込まれた空気は、熱交換器18を通過して温められるまたは冷やされる。熱交換器18を通過した空気は、クロスフローファン14によって吹き出し口12bに向かって送られる。
ここからは、本発明に関連するクロスフローファン14、熱交換器18、および関連する構成要素について詳細に説明する。
図2は、本発明の一実施の形態に係る空気調和機の一部の斜視図である。また、図3は、本発明の一実施の形態に係る空気調和機の一部の分解斜視図である。
図2および図3は、空気調和機10の一部、すなわちクロスフローファン14を取り外すためにフロントカバー20などが取り外された状態の空気調和機10を示している。
図2および図3に示すように、筐体12のベース22には、クロスフローファン14を回転させるためのモータ24が設けられている。本実施の形態の場合、モータ24は、ベース22の右側部分に設けられ、クロスフローファン14の右端に着脱可能に接続する。
図4Aおよび図4Bは、クロスフローファンの支持を説明するための分解斜視図である。なお、図4Aおよび図4Bは、視点が異なる。
図4Aおよび図4Bに示すように、クロスフローファン14の右側端には、円筒状の連結部26が設けられている。この連結部26にモータ24の回転軸24aが着脱可能に挿入される。具体的には、連結部26には、この連結部26に対してモータ24の回転軸24aを固定するための固定ねじ28が設けられている。このような構成により、クロスフローファン14の右側端が、その回転中心線Cの延在方向(すなわち空気調和機10の左右方向)に着脱可能に、筐体12(すなわちベース22に設けられたモータ24)に対して取り付けられる。
一方、図4Bに示すように、クロスフローファン14の左側端には、支持ピン30が設けられている。この支持ピン30は、軸受32に回転可能に支持される。その軸受32の外周面と係合して該軸受32を支持する係合部22aが筐体12のベース22の左側部分に設けられている。具体的には、本実施の形態の場合、この係合部22aは、軸受32の外周面の一部分と係合して支持する。なお、軸受32の外周面の残りの部分の支持については後述する。
図2および図3に示すように、本実施の形態の場合、熱交換器18は、その左側端として第1のエンドプレート34を備えるとともに、右側端として第2のエンドプレート36を備える。この第1のエンドプレート34と第2のエンドプレート36とにより、これらの間で空気調和機10の左右方向に延在する複数の冷媒配管38が支持されている。なお、これらの第1および第2のエンドプレート34、36の詳細については後述する。
また、熱交換器18は、その左側端と右側端で、本実施の形態の場合には第1および第2のエンドプレート34、36を介して、ベース22に支持される。そのために、熱交換器18の左側端(第1のエンドプレート34)を支持する第1の支持部40と、熱交換器18の右側端(第2のエンドプレート36)を支持する第2の支持部42とが、筐体12に設けられている。
本実施の形態の場合、図3に示すように、熱交換器18を両端で支持するための第1の支持部40と第2の支持部42は、筐体12のベース22に一体的に取り付けられたドレンパン44に設けられている。
具体的には、ドレンパン44は、図1に示すように、熱交換器18の後側下端18bの下方に配置されている。図3に示すように、このようなドレンパン44の左側端に対して第1のエンドプレート34を支持するための第1の支持部40が設けられ、右側端に対して第2のエンドプレート36を支持するための第2の支持部42が設けられている。本実施の形態の場合、第1の支持部40、第2の支持部42、およびドレンパン44は、樹脂成型によって一部品として作製されている。なお、ドレンパン44とベース22とが、樹脂成型によって一部品として作製されてもよい。
図5Aは、筐体の第1の支持部が熱交換器の第1のエンドプレートを支持する前の状態を示す斜視図である。また、図5Bは、筐体の第1の支持部が熱交換器の第1のエンドプレートを支持している状態を示す斜視図である。
図5Aおよび図5Bに示すように、第1のエンドプレート34は、本実施の形態の場合、樹脂材料から作製された部材であって、熱交換器18の形状に対応する形状、すなわち前側下端34aと後側下端34bとを含んだ実質的に逆V字状または逆U字状の形状を備える。
このような第1のエンドプレート34を支持する第1の支持部40は、図5Aに示すように、クロスフローファン14の左側端を部分的に覆うカバー部40aの外周面に設けられた突起部40bを備える。その突起部40bの先端に第1のエンドプレート34が載置される。この突起部40bの先端と接触する第1のエンドプレート34の部分34cが、図6に示すように、第1のエンドプレート34の内側面に設けられている。
図5Bに示すように、第1のエンドプレート34が第1の支持部40に載置されて支持されることにより、熱交換器18の左側端が筐体12に支持される。
なお、第1のエンドプレート34は、ドレンパン44の第1の支持部40ではなく、ベース22に固定ねじ(図示せず)によって固定される。その固定ねじが通過する複数の通し穴34d、34eを第1のエンドプレート34は備える。また、図3に示すように、第1のエンドプレート34の通し穴34d、34eを通過した固定ねじと係合するめねじ穴22b、22cがベース22に設けられている。
上述したように、本実施の形態の場合、クロスフローファン14の支持ピン30を回転可能に支持する軸受32は、図4Aに示すように、ベース22の係合部22aに対してその外周面の一部分が係合する。軸受32の外周面の残りの部分は、図5Aに示す第1の支持部40に設けられた係合部40cと図6に示す第1のエンドプレート34に設けられた係合部34fとに対して係合する。すなわち、軸受32は、ベース22の係合部22a、第1の支持部40の係合部40c、および第1のエンドプレート34の係合部34fに挟まれた状態で保持されている。その結果、クロスフローファン14は、第1のエンドプレート34が移動して初めて、取り外し可能になる。
図7Aは、筐体の第2の支持部が熱交換器の第2のエンドプレートを支持する前の状態を示す斜視図である。また、図7Bは、筐体の第2の支持部が熱交換器の第2のエンドプレートを支持している状態を示す斜視図である。
図7Aおよび図7Bに示すように、第2のエンドプレート36は、本実施の形態の場合、金属板から作製された部材であって、熱交換器18の形状に対応する実質的に逆V字状または逆U字状の形状を備える。
このような第2のエンドプレート36を支持する第2の支持部42は、図7Aに示すように、空気調和機10の左右方向に対して直交する壁部42aの頂面であって、第2のエンドプレート36が載置される載置面42bを備える。また、第2の支持部42は、壁部42aに対して空気調和機10の左右方向に間隔をあけて対向するストッパ42cを備える。壁部42aとストッパ42cとの間に、第2のエンドプレート36の一部が配置される。これにより、第2のエンドプレート36は、空気調和機10の左右方向に所定の範囲で移動可能に第2の支持部42に載置されている。
また、第2の支持部42の壁部42aに空気調和機10の右方に向かって突出する係合爪42dが設けられている。この係合爪42dの上側部分には、右下に向かって傾斜する傾斜面が設けられている。この係合爪42dと係合し、空気調和機10の左右方向に貫通する係合穴36aが、第2のエンドプレート36に設けられている。係合爪42dと係合穴36aとが係合することにより、第2の支持部42に対する第2のエンドプレート36の上下方向の移動が制限される。なお、空気調和機10の前後方向のサイズについて、係合穴36aは係合爪42dに比べて大きい。これにより、第2のエンドプレート36は、空気調和機10の前後方向に所定の範囲で移動可能に第2の支持部42に載置されている。
このような構成によれば、第2のエンドプレート36は、不動の状態で第2の支持部42に固定されてはない。具体的には、第2のエンドプレート36は、空気調和機10の前後方向に延在する揺動中心線を中心にして上下に揺動可能に、且つ、空気調和機10の上下方向に延在する揺動中心線を中心にして前後に揺動可能に、第2の支持部42に支持されている。このような支持を採用する理由については後述する。
これまでは、筐体12、クロスフローファン14、および熱交換器18を中心に、本実施の形態に係る空気調和機10の構成を説明してきた。ここからは、クロスフローファン14の筐体12からの取り外しについて説明する。
図1に示すように、クロスフローファン14は、リアガイダ16と熱交換器18とによって囲まれている。また、熱交換器18の前側下端18aとリアガイダ16の吹き出し口12b側の端(吹き出し側端)との間の距離Dが、クロスフローファン14の回転中心線Cの延在方向(すなわち図1の奥行方向)全体にわたって、クロスフローファン14の直径φに比べて小さい。そのため、このように熱交換器18が通常姿勢である場合、クロスフローファン14を筐体12から取り出すことができない。
また、熱交換器18は、上述したように右側端で、圧縮機(図示せず)に対して冷媒配管(図示せず)を介して接続されている。さらに、熱交換器18内には、冷媒液が蓄えられている。そのため、熱交換器18を完全に筐体12から短時間で取り外すことができない。
これらを考慮して、本実施の形態の空気調和機10は、熱交換器18の右側端を実質的に移動させることなく、熱交換器18を傾いた姿勢で維持できるように構成されている。
図8Aは、熱交換器が通常姿勢であるときの第1の支持部に対する第1のエンドプレートの位置を示す図である。図8Bは、熱交換器が傾き姿勢であるときの第1の支持部に対する第1のエンドプレートの位置を示す図である。なお、図8Aは、図1、図2、および図5Bに対応する。
図8Aは、例えば空気調和機10が使用可能な状態であるときの第1のエンドプレート34の位置(通常位置)を示している。この場合、上述したように、第1のエンドプレート34は、前側下端34aと後側下端34bとの間の部分34c(図6参照)で、第1の支持部40の突起部40b上に載置されている(第1の載置位置)。また、第1のエンドプレート34の後側下端34bはドレンパン44内に位置する。このとき、熱交換器18は通常姿勢であって、図1に示すように、熱交換器18の前側下端18aとリアガイダ16の吹き出し口側端との間の距離Dが、クロスフローファン14の回転中心線Cの延在方向全体にわたって、クロスフローファン14の直径φに比べて小さい。
これに対して、図8Bは、例えば故障したクロスフローファン14を取り出すときの第1のエンドプレート34の位置(メンテナンス位置)を示している。この場合、第1のエンドプレート34の後側下端34bが、カバー部40aと突起部40bとの間に挟持された状態で載置されている(第2の載置位置)。すなわち、第2の載置位置は、第1の載置位置に比べて前方に位置する。
図8Aおよび図8Bに示すように、本実施の形態の場合、第1の支持部40において、第1のエンドプレート34の第1の載置位置と第2の載置位置は、互いに近い位置である。しかしながら、これら位置それぞれに配置される第1のエンドプレート34の部分が異なる。その結果として、本実施の形態の場合、図8Bに示すように第2の載置位置に後側下端34bを介して載置されている第1のエンドプレート34は、図8Aに示すように第1の載置位置に部分34cを介して載置されている第1のエンドプレート34に比べて、斜め上前方に位置する。したがって、熱交換器18は、右側端に対して左側端が斜め上前方に位置するような傾き姿勢をとる。
なお、熱交換器18がこのような傾き姿勢をとるとき、第2のエンドプレート36が第2の支持部42上で揺動するとともにわずかにたわむ。また、熱交換器18全体もわずかにねじれる。それにより、熱交換器18は、第2のエンドプレート36が実質的に移動することなく、傾き姿勢を維持することができる。また、第2のエンドプレート36が実質的に移動しないので、熱交換器18の右側端に接続されている冷媒配管(図示せず)を取り外すことなく、熱交換器18は傾き姿勢を維持することができる。
図9は、熱交換器が傾き姿勢であるときの空気調和機を左側から見た概略的な断面図である。
図9は、熱交換器18が傾き姿勢であるときの、第1のエンドプレート34に近い空気調和機10の断面を示している。図9に示すように、熱交換器18が傾き姿勢で維持されることにより、熱交換器18の前側下端18aとリアガイダ16の吹き出し口12b側の端(吹き出し側端)との間の距離Dが部分的にクロスフローファン14の直径φに比べて大きい。すなわち、距離Dが、熱交換器18の右側端(第2のエンドプレート36)から左側端(第1のエンドプレート34)に向かうにしたがって拡大し、クロスフローファン14の直径φに比べて大きくなる。その結果、熱交換器18の前側下端18aとリアガイダ16の吹き出し口12b側の端(吹き出し側端)との間を介してクロスフローファン14を取り出すことが可能になる。
クロスフローファン14を作業者が取り出すときの作業手順を説明する。以下の作業は、フロントカバー20などを取り外した状態で行われる。
まず、作業者は、熱交換器18の第1のエンドプレート34を筐体12のベース22から取り外す(第1のエンドプレート34の通し穴34d、34eを通過してベース22のめねじ穴22b、22cに係合する固定ねじ(図示せず)を取り外す)。
次に、作業者は、熱交換器18を掴み、図8Bに示すように第1のエンドプレート34の後側下端34bを第1の支持部40における突起部40bとカバー部40aとの間に載置する。これにより、熱交換器18は、作業者が手を放しても、傾き姿勢で維持される。また、軸受32を筐体12から取り外すことが可能になる。
続いて、作業者は、クロスフローファン14とモータ24との接続を解除する(固定ねじ28を緩める)。これにより、クロスフローファン14が取り外し可能な状態にされる。
そして、作業者は、軸受32が取り付けられた状態のクロスフローファン14の左側端を斜め下前方に移動させつつ、熱交換器18の前側下端18aとリアガイダ16の吹き出し口側端との間を通過させる。それと同時に、作業者は、クロスフローファン14を左方に移動させる。それにより、クロスフローファン14を筐体12から取り外すことができる。
このような本実施の形態によれば、熱交換器18とリアガイダ16の吹き出し口側端との間の距離Dがクロスフローファン14の直径に比べて小さい空気調和機10において、クロスフローファン14を容易に取り出すことができる。
具体的には、作業者が触れることなくまたは治具を必要とすることなく、熱交換器18を傾き姿勢で維持することができる。そのため、作業者は、傾き姿勢の熱交換器18とリアガイダ16との間を介して、両手でクロスフローファン14を筐体12から取り出すことができる。
そうでない場合、作業者の一方の手で熱交換器18を傾き姿勢で維持しつつ、他方の手でクロスフローファン14を取り出す必要がある。あるいは、治具によって熱交換器18を傾き姿勢で維持する必要がある。
以上、上述の実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されない。
例えば、上述の実施の形態の場合、クロスフローファン14を取り外すとき、図1および図9に示すように、熱交換器18の左側端は、斜め上前方に移動されて維持される。しかしながら、本発明の実施の形態はこれに限定されない。例えば、熱交換器18の左側端は、上方向のみに移動されて維持されてもよい。
また、図8Aおよび図8Bに示すように、熱交換器18の第1のエンドプレート34は、第1の支持部40における相互に近い第1および第2の載置位置(突起部40bの先端およびその突起部40bとカバー部40aとの間の位置)に、相互に大きく離れた異なる部分(部分34cおよび後側下端34b)が載置される。それにより、熱交換器18が通常姿勢と傾き姿勢の両方をとることができる。しかしながら、本発明の実施の形態は、これに限らない。例えば、熱交換器18の第1のエンドプレートは、第1の支持部における相互に大きく離れた第1および第2の載置位置に、相互に近いまたは同一部分が載置されてもよい。
すなわち、本発明は、広義には、吹き出し口を備える筐体と、前記吹き出し口の上方に配置されたクロスフローファンと、前記クロスフローファンからの送風を前記吹き出し口に向かって案内するリアガイダと、前記クロスフローファンを上から覆うように設けられた熱交換器と、を有し、前記筐体が、前記クロスフローファンの回転中心線延在方向の前記熱交換器の一端を支持する第1の支持部と、前記熱交換器の他端を支持する第2の支持部とを含み、前記第1の支持部が、通常姿勢の前記熱交換器の一端を支持可能に、且つ、前記熱交換器の前側下端と前記リアガイダの吹き出し口側端との間の距離が前記通常姿勢での距離に比べて拡大した傾き姿勢の前記熱交換器の一端を支持可能に構成されている、空気調和機である。
本発明は、熱交換器とリアガイダとによってクロスフローファンが囲まれている空気調和機に適用可能である。
14 クロスフローファン
16 リアガイダ
18 熱交換器
18a 前側下端
D 距離

Claims (5)

  1. 吹き出し口を備える筐体と、
    前記吹き出し口の上方に配置されたクロスフローファンと、
    前記クロスフローファンからの送風を前記吹き出し口に向かって案内するリアガイダと、
    前記クロスフローファンを上から覆うように設けられた熱交換器と、を有し、
    前記筐体が、前記クロスフローファンの回転中心線延在方向の前記熱交換器の一端を支持する第1の支持部と、前記熱交換器の他端を支持する第2の支持部とを含み、
    前記第1の支持部が、
    通常姿勢の前記熱交換器の一端を支持可能に、且つ、前記熱交換器の前側下端と前記リアガイダの吹き出し口側端との間の距離が前記通常姿勢での距離に比べて拡大した傾き姿勢の前記熱交換器の一端を支持可能に構成され
    前記傾き姿勢の熱交換器における一端は、前記通常姿勢の熱交換器における一端に比べて、斜め上前方に位置する、空気調和機。
  2. 前記熱交換器の他端が、前記空気調和機の前後方向に延在する揺動中心線を中心にして上下に揺動可能に、且つ、前記空気調和機の上下方向に延在する揺動中心線を中心にして前後に揺動可能に、第2の支持部に支持されている、請求項に記載の空気調和機。
  3. 前記熱交換器は、前記一端として第1のエンドプレートを備えるともに、前記他端として第2のエンドプレートを含み、
    前記第1のエンドプレートが、前側下端と後側下端とを含む逆V字状または逆U字状の形状を備え、
    前記第1の支持部の第1の載置位置に、前記第1のエンドプレートにおける前記前側下端と前記後側下端との間の部分が載置され、
    前記第1の載置位置に比べて前方に位置する前記第1の支持部の第2の載置位置に、前記第1のエンドプレートにおける前記後側下端が載置される、請求項1または2に記載の空気調和機。
  4. 前記クロスフローファンの一端に取り付けられる軸受を、有し、
    前記軸受が、前記通常姿勢の熱交換器における第1のエンドプレートと前記第1の支持部とに挟まれた状態で保持される、請求項に記載の空気調和機。
  5. 前記筐体がドレンパンを含み、
    前記第1および第2の支持部が、前記ドレンパンの両端それぞれに設けられている、請求項1からのいずれか一項に記載の空気調和機。
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