JP6951683B2 - 引きロープ取付用器具 - Google Patents

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Description

本発明は、伐採対象の樹木を切り倒すにあたり、伐採対象の樹木に引きロープを取り付けて、樹木を引きロープで引っ張って樹木が倒れる方向の調整を補助するための器具に関する。
送電線の維持や保守を図るために送電線の下方等、送電線に近接する位置にある樹木を伐採する場合があるが、樹木を切り倒す方向によっては作業員に不測の危害を与えるおそれがある。このため、例えば、特許文献1の図12等に示されるように、伐採対象の樹木を切り倒すにあたり、伐採対象の樹木に引きロープを取り付けて、樹木を引きロープで引っ張って樹木が倒れる方向の調整を補助するようにしている。
そして、樹木の上方に引きロープを取り付けるための引きロープ取付用器具として、例えば特許文献1、2や特許文献3に示されるように、樹木の下方から遠隔操作が可能なように、持ち手部分から先端までの軸方向寸法の大きな操作棒を用いる引きロープ取付用器具が開発されている。
特許文献1に示される引きロープ取付用器具は、先端が相互に遠近可能な2つの湾曲状の可動アーム部材を有し、2つの可動アーム部材の先端が閉じたときに可動アーム部材の内周面で樹木の幹の全周を囲むことが可能である。これらの可動アーム部材には、引きロープが仮固定されており、可動アーム部材の先端が閉じたときに引きロープの先端同士が連結され、その後、所定の力を加えることで引きロープが円環状の状態で可動アーム部材から外れるようになっている。これにより、2つの可動アーム部材で樹木の幹を囲んだ後、所定の力を加える動作等をすることで、円環状になった引きロープが樹木の幹を囲んで取り付けられた状態となる。
特許文献2に示される引きロープ取付用器具は、円弧状の本体の両先端側に円弧状の可動アーム部材がそれぞれ取り付けられている。これらの可動アーム部材の先端が閉じたときに双方の可動アーム部材の内周面で樹木の幹の全周を囲むことが可能である。可動アーム部材に引きロープが仮固定され、可動アーム部材の各先端の連結具は、それぞれ引きロープが装着されている。可動アーム部材の先端が閉じて、連結具同士が連結された後は、連結具を可動アーム部材から外すことで、円環状の引きロープが形成されるようになっている。これにより、2つの可動アーム部材で樹木の幹を囲んだ後、連結具を可動アーム部材から外すことで、円環状になった引きロープが樹木の幹を囲んで取り付けられた状態となる。
特許文献3に示される引きロープ取付用器具は、操作棒の上端側に設けられた、例えばU字状の引きロープガイドと、操作棒の上端側に設けられたフックと、先端に先端金具が設けられたロープとを有しており、簡易な構造で軽量なものとなっている。そして、この引きロープ取付用器具を用いた引きロープ取付方法として、特許文献3では、ロープガイドにロープの先端側を不動の状態にて装着した後、操作棒を持ち上げ、ロープガイドを樹木の幹の周囲に掛け回し、次に、ロープガイドをロープから外し、ロープの先端金具にフックを掛けて、ロープを作業者の手元まで引き下げ、更に、このロープの一端側にワイヤーロープを接続し、ロープの他端側を引いてワイヤーロープを樹木に掛け、ループを作って係止することが示されている。
特開平9−28214号公報 特開2009−30号公報 特開2006−238807号公報
もっとも、特許文献1や特許文献2に示されるようなアーム部材で樹木の全周を囲むタイプの引きロープ取付用器具は、構造が複雑であるため重量を有し、更に、相対的に重い引きロープが最初に引きロープ取付用器具を樹木の上方に持ち上げるときから当該引きロープ取付用器具に装着されるので、操作棒の軸方向寸法が長いと、操作棒が曲がってしまうという不具合が生ずる。
この点、特許文献3に示される引きロープ取付用器具は、前記のように、構造を簡易にして軽量化が図られており、更に、ロープガイドに装着されるロープも樹木を引っ張るための引きロープとなるワイヤーロープではなく、ワイヤーロープの牽引用のものなので、相対的に軽量のロープを採用することが可能である。
しかしながら、特許文献3に示される引きロープ取付用器具のロープが装着されるロープガイドは、伐採対象の樹木の側周面と対峙するように配置するために、例えばU字状等の弧状の形態に常になっている。このため、特許文献3に示される引きロープ取付用器具を樹木の上方に持ち上げるときに、横方向に広がったロープガイドが樹木の枝等に引き掛りやすいという不都合を有する。尚、特許文献1、2の引きロープ取付用器具も、2つの弧状のアーム部材を有するので、引きロープ取付用器具を樹木の上方に持ち上げるときに、横方向に広がったアーム部材が樹木の枝等に引き掛りやすいという不都合を有する。
また、特許文献3に示される引きロープ取付用器具は、前述したように横方向に広がる弧状のロープガイドを常態的に有するので、軸方向寸法の長い操作棒の先端に装着して持ち上る際には、重心が取れていないことから、軽量でも操作棒が曲がるおそれがある。
そこで、本発明は、軽量化を図ると共に上下に変位させるときに重心が取れた状態として装着した操作棒の曲がりを防止し、上下に変位させるときに樹木の枝等の障害物に引き掛からないようにすることが可能な引きロープ取付用器具を提供することを主たる課題としている。
上記課題を達成するために、本発明に係る引きロープ取付用器具は、操作棒と連接する基部と、前記基部の前記操作棒に連接する側とは反対側に位置し、基部側アーム構成部材、及びこの基部側アーム構成部材に連結機構を介して先端が前記基部とは反対側に向いた状態から前記基部側に向けて回転した後、前記基部とは反対側に向けて戻るように回転することが可能に連結されると共に前記先端に第1の接続部材を有する先端側アーム構成部材を有するアーム部材と、前記アーム部材の長手方向の外側に沿って、このアーム部材に引き掛けられつつ基部側部位から先端部位まで渡った後、この先端部位から引き出され、前記第1の接続部材に接続可能な第2の接続部材を先端に有する糸状部材とを備え、前記糸状部材を前記基部側に変位させることにより、前記先端側アーム構成部材に、この先端側アーム構成部材の先端が前記基部側に向けて回転するための回転力が与えられると共に、前記先端側アーム構成部材が所望の位置で停止するように回転規制手段で前記先端側アーム構成部材の回転が規制され、前記先端側アーム構成部材が前記回転規制手段で規制される位置まで回転し、前記糸状部材が前記先端側アーム構成部材の先端部位から引き出された状態で、前記糸状部材の第2の接続部材が前記アーム部材の先端の第1の接続部材と接続されることにより、前記糸状部材と前記アーム部材とで囲み部分が形成されることを特徴としている(請求項1)。基部は、操作棒と直接又は間接的に連接する。糸状部材は、引きロープよりも細くて軽量である。第1の接続部材、第2の接続部材は、例えば永久磁石であるが、それぞれ永久磁石の代わりに、例えば第1の接続部材を引き掛け部材、第2の接続部材を被引き掛け部材で構成して、引き掛け部材を被引き掛け部材に引き掛けるようにしても良い。アーム部材の先端側アーム構成部材が回転規制手段で回転が規制されて停止する位置とは、例えば、先端側アーム構成部材と基部側アーム構成部材との間の角度が直角若しくは直角に近い角度となる位置が挙げられる。
これにより、この発明に係る引きロープ取付用器具は、作業員が持つ操作棒の先端に配置して、まずはアーム部材の先端側アーム構成部材を基部とは反対側、すなわち上方に向いた位置にして、伐採対象の樹木の上方に持ち上げ、所望の高さにまで達したら、糸状部材を基部側に引っ張って、先端側アーム構成部材を基部側に回転させ、先端が所望の位置、例えば基部側アーム構成部材に対し直角又は直角に近い角度で側方に張り出した状態にする。次に、側方に張り出した状態の先端側アーム構成部材を先端部位が伐採対象の樹木の枝の上方を跨いだ位置にし、かかる位置の先端側アーム構成部材の先端部位から引き出された糸状部材が枝よりも下方に向けて垂下した状態とする。更に、糸状部材を引き出しつつ、先端側アーム構成部材の先端部位を伐採対象の樹木の幹の周囲に沿って略1周、回すかたちで引きロープ取付用器具を動かした後、先端側アーム構成部材の先端の第1の接続部材を糸状部材の先端の第2の接続部材と接続させる。これにより、糸状部材とアーム部材とで伐採対象の樹木の幹の周囲を囲む引き掛け用の囲み部分が形成される。更にまた、糸状部材を引き出しつつ引きロープ取付用器具を引き下げて、第1の接続部材と第2の接続部材とが接続した部位を所望の場所、例えば地上まで下す。このとき、糸状部材に対する引きロープ取付用器具の基部に向けた引っ張りが解除され、糸状部材は囲み部分にて伐採対象の樹木の幹に引き掛かった状態にあるため、アーム部材の先端側アーム構成部材に上方に向けての引っ張りが生ずるので、先端側アーム構成部材は上方を向く方向に回転する。そして、第1の接続部材から第2の接続部材を外して、糸状部材の先端に引きロープを取り付けて、糸状部材を引きロープが持ち上がる方向に引っ張る。しかるに、引きロープが伐採対象の樹木の幹の周囲に略U字状に引き掛かった状態とすることができる。
本発明に係る引きロープ取付用器具において、前記糸状部材の前記アーム部材への引き掛けは、前記基部側アーム構成部材及び前記先端側アーム構成部材に設けたガイド部に通すことで行われていると共に、前記基部側アーム構成部材の最も前記連結機構側のガイド部と前記先端側アーム構成部材の最も前記連結機構側のガイド部との間で前記糸状部材が張った状態となることで、前記先端側アーム構成部材に、前記基部側に向けた回転力が与えられることを特徴としている(請求項2)。ガイド部は、例えば糸状部材が挿通する挿入孔が形成されたリングを有するものである。これにより、アーム部材の先端側アーム構成部材に対する前記基部側に向けた回転力の付与は、糸状部材をアーム部材の基台側に引っ張って、基部側アーム構成部材の最も連結機構側のガイド部と先端側アーム構成部材の最も前記連結機構側のガイド部との間で糸状部材が張った状態とする動作だけで行うことが可能である。
本発明に係る引きロープ取付用器具は、前記線状部材の前記先端側アーム構成部材の先端部位から引き出された部位に、前記第2の接続部材を視認するための視認用部材が配置されていることを特徴としている(請求項3)。これにより、伐採対象の樹木の枝から垂下した糸状部材の先端にある第2の接続部材に、アーム部材の先端側アーム構成部材の先端にある第1の接続部材への接続作業を、作業員が地上など樹木の下方から遠隔操作的に行う場合に、視認用部材が第2の接続部材の位置を示す目印となるので、作業の効率化を図ることができる。
本発明に係る引きロープ取付用器具は、前記基部の前記操作棒に連接する側とは反対側にて前記基部と連結した棒状の柱状部を更に備え、この柱状部は、前記基部側アーム構成部材が並行な状態で固定され、前記先端側アーム構成部材の回転規制手段として、一方端部が前記先端側アーム構成部材と連結して弛緩により前記先端側アーム構成部材の回転を規制する支持用糸状部材の他方端部が連結され、前記柱状部と前記先端側アーム構成部材とは、並行な状態で、前記先端側アーム構成部材が有する永久磁石の第3の接続部材と前記柱状部が有する永久磁石の第4の接続部材とが接続可能となっていると共に、前記アーム部材の第1の接続部材及び前記糸状部材の第2の接続部材は永久磁石であり、前記糸状部材の第2の接続部材は、前記先端側アーム構成部材の先端部位から所望の長さにて引き出された状態で、前記接続状態にある前記アーム部材の第3の接続部材又は前記柱状部の第4の接続部材と接続可能となっていることを特徴としている(請求項4)。永久磁石の第3の接続部材、永久磁石の第4の接続部材は、先端側アーム構成部材や柱状部に埋設されたり、外周面に配置されたりする。
これにより、アーム部材の先端側アーム構成部材を柱状部と並行な状態、すなわち上方に向いた状態にするときに、アーム部材の先端側アーム構成部材と柱状部とが第3の接続部材及び第4の接続部材で接続された状態にあり、更に糸状部材の先端の第2の接続部材も第3の接続部材又は第4の接続部材に接続されて、糸状部材の先端も固定されているので、引きロープ取付用器具を伐採対象の樹木の上方に持ち上げるときに、伐採対象の樹木の枝等に引き掛かることが防止される。そして、これら第2の接続部材、第3の接続部材、第4の接続部材の接続は、糸状部材を基部側に引っ張る動作で解除することができる。
以上述べたように、本発明に係る引きロープ取付用器具によれば、操作棒の先端に装着して引きロープ取付用器具を持ち上げるときには、アーム部材の先端側アーム構成部材が基部や柱状部に沿って上方を向いた状態とすることができる。また、糸状部材が樹木に引き掛かった状態で引きロープ取付用器具を下すときにも、樹木に引き掛かった糸状部材で上方に引っ張られることで、アーム部材の先端側アーム構成部材を再度上方に向いた状態とすることができる。これにより、引きロープ取付用器具を持ち上げたり、下したりするときに、アーム部材が樹木の枝等に不用意に引き掛かるのを防止することが可能となる。
また、引きロープ取付用器具を持ち上げるときに、この引きロープ取付用器具には引きロープが装着されておらず、引きロープよりも軽量の糸状部材が装着されているので、引きロープ取付用器具の軽量化を図ることが可能である。そして、引きロープ取付用器具を持ち上げるときや下すときに、アーム部材の先端側アーム構成部材を柱状部に並行な状態に集約することができる。このため、操作棒の軸方向寸法が長くても、重心が取れているので、引きロープ取付用器具を持ち上げるときや下すときに、引きロープ取付用器具を先端に装着した操作棒が曲がるのを防止することができ、作業の効率化を図ることが可能である。
この発明の引きロープ取付用器具の構成を示すと共にアーム部材が柱状部材と接続した状態を説明した概略図である。 この発明の引きロープ取付用器具の構成を示すと共にアーム部材と柱状部材との接続が解除された状態を説明した概略図である。 この発明の引きロープ取付用器具の上側部分を示すと共にアーム部材が側方に張り出すように回転した状態を説明した概略図である。 (a)はアーム部材が側方に張り出すように回転した状態を示す引きロープ取付用器具の上側部分の斜視図であり、(b)はアーム部材の基部側アーム構成部材と先端側アーム構成部材とを連結する連結機構を示した拡大図である。 (a)から(c)はこの発明の引きロープ取付用器具を用いて糸状部材を伐採対象の樹木の枝よりも上側部位に引き掛けて、糸状部材の先端を地上側まで引き下げる作業工程を示した工程図である。 (a)から(c)は、地上側まで引き下げた糸状部材の取付具に引きロープを取り付ける作業工程を示した工程図である。 この発明の引きロープ取付用器具の変形例として糸状部材の先端の接触部材が当て板を有する構成の拡大図である。 (a)から(c)は、糸状部材の先端の接続部材の当て板にアーム部材の先端の接続部材の磁石積層体を当てて、糸状部材の接続部材の磁石積層体とアーム部材の先端の接続部材の磁石積層体とを接続させる作業工程を示した工程図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
図1から図6において、本発明に係る引きロープ取付用器具1の一例が示されている。この引きロープ取付用器具1は、例えば伐採対象の樹木を切り倒す際に、伐採対象の樹木の幹に引きロープRを取り付けて、樹木を引きロープRで引っ張って樹木が倒れる方向の調整を補助するためのものであり、操作棒P(図4、図5にその先端側部分が示されている。)の先端に装着されて用いられる。引きロープRの一部は、図6(b)、図6(c)に示されている。
引きロープ取付用器具1は、この実施例では、図1及び図2に示されるように、操作棒Pと連接する基部2と、基部2の操作棒Pに連接する側とは反対側に端に配置された柱状部3と、基部側アーム構成部材71と先端側アーム構成部材72とを有し、基部2の操作棒Pに連接する側とは反対側(柱状部3と同じ側)に配置されたアーム部材7と、アーム部材7に装着された糸状部材12とを備えている。
基部2及び柱状部3は、おのおの直線の棒状をなし、同一軸線上となるように連接されている。柱状部3は、アーム部材7の基部側アーム構成部材71を固定するための台座、アーム部材7の先端側アーム構成部材72の回転を規制し、回転後の状態を支持するための支持用糸状部材4の一端が取り付けられ、先端側アーム構成部材72と接続して先端側アーム構成部材72が上方を向いた状態を保持する支柱となるものである。柱状部3は、この柱状部3の先端側において、この実施例では埋設するかたちで永久磁石からなる接続部材31を有している。支持用糸状部材4の一方端部は、この実施例では、接続部材31よりも基部2側で柱状部3の側面の先端側アーム構成部材72側と接続されている。支持用糸状4の一方端部の先端は、この実施例では、柱状部3を貫通して先端側アーム構成部材72とは反対側で固定されている。
もっとも、下記の連結機構8により、アーム部材7の先端側アーム構成部材72が、特に支持がなくても上方を向いた状態(自立状態)とすることができ、連結機構8が、先端側アーム構成部材72の回転を所望の位置にて停止する回転規制手段を備える場合には、図示しないが、引きロープ取付用器具1は、これまで説明してきた、柱状部3、支持用糸状部材4、接続部材31を有さない構成としてもよい。
アーム部材7は、この実施例では、柱状部3の側面に固定された直線の棒状の基部側アーム構成部材71と、この基部側アーム構成部材71の先端にヒンジ等の連結機構8を介して連結された直線の棒状の先端側アーム構成部材72とを有する。
基部側アーム構成部材71の軸方向の寸法は、柱状部3の軸方向の寸法より短く、基部側アーム構成部材71の先端側アーム構成部材72側端は、柱状部3の先端まで達しておらす、この実施例では柱状部3の軸方向の約中間部位か中間部位よりも基部2側に位置している。先端側アーム構成部材72は、基部側アーム構成部材71とは反対側となる先端側に接続部材9が固定されており、接続部材9は、この実施例では、複数の板状の磁石を先端側アーム構成部材72の軸方向に積層した磁石積層体91で構成されている。また、先端側アーム構成部材72は、図1から図3に示されるように、連結機構8を回転中心として、柱状部3に並行な状態(先端が上方を向いた方向)から、先端が柱状部3の軸方向に沿って、当該柱状部3から離れる方向に回転し、柱状部3に並行な状態に戻る回転も可能なように回転自在となっている。
先端側アーム構成部材72は、先端が上方を向いた状態(先端側アーム構成部材72が柱状部3と並列となった状態)で、柱状部3の接続部材31と、これら先端側アーム構成部材72、柱状部3の径方向に並ぶ位置に、接続部材31と接続可能な永久磁石からなる接続部材721が配置されている。接続部材721も、この実施例では先端側アーム構成部材72に埋設されるかたちで設けられている。支持用糸状部材4の他方端部は、接続部材721よりも基部2側で先端側アーム構成部材72の側面の柱状部3側と接続されている。この実施例では、支持用糸状部材4の他方端部の先端は先端側アーム構成部材72を貫通して柱状部3とは反対側で固定されている。支持用糸状部材4の先端側アーム構成部材72への接続位置は、支持用糸状部材4が張った状態で、柱状部3と先端側アーム構成部材72との間の角度が直角又は直角に近い角度になる状態、すなわち、先端側アーム構成部材72が基部側アーム構成部材71の上方から、柱状部3より引きロープ取付用器具1の側方外側に向けて張り出した状態(横方向に延出した状態)になるように設定されている。ただし、引きロープ取付用器具1の本発明としての機能を損なわない限り、先端側アーム構成部材72の先端が斜め上方を向いたり、斜め下方を向いたりする状態となることは許容される。なお、上記したように、先端側アーム構成部材72への支持用糸状部材4の他方端部の接続や接続部材721の埋設は、連結機構8によっては不要とすることも可能である。この場合には、アーム部材7の基部側アーム構成部材71を、柱状部3の代わりに、基部2に対し同軸線上となるように配置することも可能である。
連結機構8は、この実施例では、ヒンジの一例として、図4(b)において、基部側アーム構成部材71と接続された環状部81と、先端側アーム構成部材72と接続された環状部82と、これらの環状部81、82内を挿通する軸部83とで成る概略構成が示されている。連結機構8は、図示しないが、ストッパーやギア機構等の回転規制手段を備えることで、先端側アーム構成部材72が基部側アーム構成部材71の上方に起立した状態や、先端側アーム構成部材72が基部側アーム構成部材71に対し直角となる方向に突出した状態を維持可能としても良い。
引きロープ取付用器具1は、アーム部材7の先端側アーム構成部材72を曲げるための曲げ手段として、引きロープRよりも細くて軽量の糸状部材12と、複数(この実施形態では3つ)のガイド部19とを有する。
ガイド部19は、糸状部材12を通す挿入孔を備えたリングを主な構成部分とし、少なくともアーム部材7の基部側アーム構成部材71に1つ、先端側アーム構成部材72に2つ設けられている。各ガイド部19は、柱状部3とは反対側、すなわち先端側アーム構成部材72を連結機構8にて曲げたときに、アーム部材7の内周側となる部位に配置されている。更に、この実施例では、基部側アーム構成部材71に設けられたガイド部19の連結機構8からの距離が、先端側アーム構成部材72に設けられた2つのガイド部19のうち最も連結機構8に近いガイド部19から連結機構8までの距離よりも短く設定されている。先端側アーム構成部材72に設けられた2つのガイド部19の他方は、先端側アーム構成部材72の先端部位であって接続部材9よりも連結機構8側に位置している。
糸状部材12は、先端にアーム部材7の先端側アーム構成部材72の先端の接続部材9、並びに先端側アーム構成部材72の中程に配置された接続部材721と接続可能な、永久磁石からなる接続部材13を有する。接続部材13は、この実施例では、柱状の基部131と、この基部131の軸方向の両側に配置された、複数の板状の磁石を基部131の軸方向に積層させて成る磁石積層体132、132とで構成されている。いずれの磁石積層体132、132の積層方向外側の磁石も、接続部材9の積層方向外側の磁石や接続部材721の接続部材31とは反対側と接続可能なように磁極が調整されている。糸状部材12の先端は、接続部材13の基部131の例えば軸方向の中央部に接続されている。なお、磁石積層体132、132は、接続部材9の積層方向外側の磁石と接続可能であれば、接続部材31の接続部材721とは反対側と接続可能としても良い。
そして、この先端に接続部材13が装着された糸状部材12は、アーム部材7に設けられた全てのガイド部19のリング内を通った後、最終的には引き出し・巻き取り部材20に達し、所望の長さにて引き出し・巻き取り部材20に巻き付けられた状態にある。
これにより、図1に示される引きロープ取付用器具1の状態において、糸状部材12を引っ張ることにより、例えば接続部材13、或はこの接続部材13よりも引き出し・巻き取り部材20側に位置する部材(視認用部材14、引きロープ取付具15、ストッパー16)が先端側アーム構成部材72の先端側のガイド部19に当たったり、糸状部材12のうち先端側アーム構成部材72の先端側のガイド部19から先端側に引き出された部位について、接続部材13、視認用部材14の重力により下方に向けた力が働いたりすることで、糸状部材12の先端側アーム構成部材72の先端側のガイド部19よりも基部2側、ひいては、基部側アーム構成部材71のガイド部19と先端側アーム構成部材72の最も連結機構8側のガイド部19との間で、糸状部材12は張った状態となって、先端側アーム構成部材72に基部2側に向けた回転力が与えられる。糸状部材12は、最終的には、図3や図4(a)に示されるように、ガイド部19、19間を斜め状態に結ぶかたちで張った状態となる。その一方で、先端側アーム構成部材72は、柱状部3と支持用糸状部材4により連結されているので、先端側アーム構成部材72の基部側アーム構成部材71に対する角度が直角か直角に近い角度になったときに、支持用糸状部材4が張った状態となり、先端側アーム構成部材72のそれ以上の回転が規制される。
更に、糸状部材12は、この実施例では、接続部材13よりも引き出し・巻き取り部材20側となる部位において、視認用部材14、引きロープRを取り付けるための引きロープ取付具15、ストッパー16が設けられている。
視認用部材14は、伐採対象の樹木の枝から垂下した糸状部材12の先端の接続部材13にアーム部材7の先端側アーム構成部材72の先端に設けた接続部材9を接続させるときに、作業員が樹木の下方から見上げても、接続部材13の場所を視認することを容易にするためのものである。視認用部材14は、この実施例では赤色系統の色彩を有する球体となっており、糸状部材12が引き出し・巻き取り部材20側から接続部材13側にかけて視認用部材14の中心を通るように貫通している。そして、糸状部材12は、接続部材13側においてこの糸状部材12を結ぶ等してストッパーが設けられて、両者が上下に並んで位置しても上方の視認用部材14が下方の接続部材13に当たらず、所望の間隔が開くようになっている。
ストッパー16は、先端側アーム構成部材72の先端部位にあるガイド部19から垂下する糸状部材12の寸法が必要以上に長くなるのを規制するためのもので、この実施例では、糸状部材12に取り付けられた球体をなしており、この球体の直径はガイド部19のリングの内径よりも大きくなっている。これにより、先端側アーム構成部材72が上方を向いた状態から側方に張り出した状態に回転するときに、視認用部材14が相対的に大きく重いために視認用部材14が跳ね上がり、これに伴って、糸状部材12も連動して跳ね上がってしまい、不用意に糸状部材12の接続部材13が先端側アーム構成部材72の接続部材9に接続するのを防止することができる。なお、視認用部材14の大きさや重さを、先端側アーム構成部材72が側方に向けて倒れるように回転するときに跳ね上がりが生じない大きさや重さに設定した場合には、ストッパー16をなくすことが可能である。
引きロープ取付具15は、この実施例では、図6に示されるように、2つのリング151と、このリング151、151を連結する連結部152とで構成されており、ストッパー16と接続部材13との間の部位において、2つのリング151、151の双方に糸状部材12を挿通させることで、糸状部材12に装着されている。
そして、糸状部材12に引きロープSを取り付ける場合には、まず、引きロープ取付具15のリング151、151間にある糸状部材12の部分を、図6(a)の矢印に示されるように、略U字状の撓みを形成するように引っ張って、引きロープ取付具15と糸状部材12とで囲まれた空間を形成・拡大させる。次に、図6(b)に示されるように、引きロープ取付具15と糸状部材12とで囲まれた空間に、引きロープSを挿通させる。更に、引きロープ取付具15のリング151、151よりも外側にある糸状部材12の部分を、図6(c)の矢印に示されるように、外側に向けて引っ張って、引きロープ取付具15と糸状部材12とで囲まれた空間を縮小させる。これにより、引きロープRは、引きロープ取付具15と糸状部材12とで拘束された状態となるので、引きロープRは糸状部材12に取り付けられる。
以上に示されるような構成の引きロープ取付用器具1とすることで、下記する工程により引きロープRを伐採対象の樹木の幹に引き掛けることが可能となる。
まず、図1に示されるように、操作棒Pに基部2を直接または間接的に連結した後、アーム部材7の先端側アーム構成部材72を上方に向けた状態として柱状部3に並行な状態にして、接続部材31、721にて柱状部3と先端側アーム構成部材72とを接続し、更に、糸状部材12を引き出して、糸状部材の接続部材13を先端側アーム構成部材72の接続部材72に接続させる。これにより、先端側アーム構成部材72と柱状部3とが集約された状態が仮固定され、更に、糸状部材12の先端部位も先端側アーム構成部材72に仮固定される。
次に、操作棒Pを持って、伐採対象の樹木の幹に対し所望の高さまで、この状態の引きロープ取付用器具1を持ち上げた後、糸状部材12を巻き取る等して、糸状部材12を引きロープ取付用器具1の基部2側(地上側)に引っ張る。これにより、まずは、図2に示されるように、糸状部材12が上方に変位して、糸状部材12の接続部材13と先端側アーム構成部材72の接続部材721との接続が解除される。次に、先端側アーム構成部材72に対し、基部2側への回転力が与えられると同時にその回転は支持用糸状部材4が張った状態となることで規制されて、図3及び図4に示されるように、先端側アーム構成部材72の接続部材721と柱状部3の接続部材31との接続も解除され、先端側アーム構成部材72は、柱状部3から側方に向けて延出した状態になる。すなわち、先端側アーム構成部材72は、基部側アーム構成部材71に対し直角か直角に近い角度で曲がった状態となる。このとき、ストッパー16により、先端側アーム構成部材72の最も先端側のガイド部19から垂下した糸状部材12の寸法が制約されるので、先端側アーム構成部材72が回転しても、視認用部材14ひいては接続部材13が跳ね上がって、この段階で接続部材9と接続してしまうことが防止される。
そして、本工程として、図5(a)に示されるように、このような柱状部3から側方に張り出した状態の先端側アーム構成部材72を、その先端部位が伐採対象の樹木の枝の上方を跨いだ位置にし、かかる位置にて、先端側アーム構成部材72の先端部位から引き出された糸状部材12の先端、すなわち接続部材13が伐採対象の樹木の枝よりも下方に向けて垂下した状態とする。
次に、図5(b)に示されるように、糸状部材12を引き出しつつ、先端側アーム構成部材72の先端部位を伐採対象の樹木の幹の周囲に沿って、図上では樹木の幹の向こう側に変位した後、樹木の幹の手前側に戻るように、略1周、回すかたちで引きロープ取付用器具1を動かした後に、先端側アーム構成部材71の先端の第1の接続部材9を糸状部材12の先端の接続部材13と接続させる。このとき、視認用部材14が接続部材13の位置を視認するための目印として機能する。そして、接続部材9を接続部材13と接続させることにより、糸状部材12とアーム部材7とで伐採対象の樹木の幹の周囲を囲む樹木引き掛け用の囲み部分が形成される。
更に、図5(c)に示されるように、糸状部材を引き出しつつ引きロープ取付用器具1を引き下げて、接続部材13と接続部材9とが接続した部位を所望の場所、例えば地上まで下す。このとき、糸状部材12に対する引きロープ取付用器具1の基部2に向けた引っ張りが解除され、糸状部材12は囲み部分にて伐採対象の樹木の幹に引き掛かった状態にあるため、先端側アーム構成部材72に上方に向けての糸状部材12による引っ張りが生ずるので、図5(c)では示されていないが、先端側アーム構成部材72は連結機構8を回転中心として上方を向く方向に回転することができる。
最後に、接続部材9から接続部材13を外して、糸状部材12の先端部位にある引きロープ取付具15に前述した図6に示される工程にて引きロープRを取り付けて、糸状部材12を引きロープRが持ち上がる方向に引っ張る。しかるに、引きロープRが伐採対象の樹木の幹の周囲に略U字状に引き掛かった状態とすることができる。
糸状部材12の先端に取り付ける接続部材13は、図1や図2に示される構成に限定されず、一例であり、図7及び図8に示されるような他例の接続部材13を用いても良い。以下、この他例の接続部材13について、図7及び図8を用いて説明する。ただし、先の実施例で説明したのと同様の構成については、同一の符号を付して、その説明を省略ないし簡略化する。
接続部材13は、糸状部材12に取り付けられた当て板133と、磁石積層体132とで構成されている。当て板133は、例えば薄肉の菱形の板状部材であり、磁石が吸着される鉄等の金属により形成されている。この実施例では、当て板133の頂部側に設けられた通孔に糸状部材12が締結され、当て板133の底部側に磁石積層体132が一体的に設けられている。このような接続部材13の構成とすることにより、図8(a)及び図8(b)に示されるように、先端側アーム構成部材72の接続部材9の磁石積層体91の軸方向(磁石積層方向)の先端面を当て板133に当てることにより、磁石積層体91の軸方向の先端面は、当て板133に吸着しつつ、重力により当て板133の下方にずり落ちてゆき、最終的には磁石積層体132の軸方向(磁石積層方向)の先端面に吸着する。これにより、接続部材9を接続部材13に接続させるときに、磁石積層体132よりも相対的に面積の広い当て板133に当てれば良いので、接続部材9と接続部材13との接続作業の簡便化、確実化を図ることができる。
最後に、接続部材9、接続部材13について、相互に接続させるために永久磁石を用いるとして説明してきたが必ずしもこれに限定されない。例えば、図示しないが、接続部材13は、例えば孔や差し込みスリットを有する被引き掛け部材とし、接続部材9は、例えば被引き掛け部材の孔や差し込みスリットに差し込んで引き掛けるかぎ爪状の突起部を有する引き掛け部材としても良い。
1 引きロープ取付用器具
2 基部
3 柱状部
31 接続部材(第4の接続部材)
4 支持用糸状部材
7 アーム部材
71 基部側アーム構成部材
72 先端側アーム構成部材
721 接続部材(第3の接続部材)
8 連結機構
9 接続部材(第1の接続部材)
12 糸状部材
13 接続部材(第2の接続部材)
14 視認用部材
19 ガイド部
20 引き出し・巻き取り部材
P 操作棒
R 引きロープ

Claims (4)

  1. 操作棒と連接する基部と、
    前記基部の前記操作棒に連接する側とは反対側に位置し、基部側アーム構成部材、及びこの基部側アーム構成部材に連結機構を介して先端が前記基部とは反対側に向いた状態から前記基部側に向けて回転した後、前記基部とは反対側に向けて戻るように回転することが可能に連結されると共に前記先端に第1の接続部材を有する先端側アーム構成部材を有するアーム部材と、
    前記アーム部材の長手方向の外側に沿って、このアーム部材に引き掛けられつつ基部側部位から先端部位まで渡った後、この先端部位から引き出され、前記第1の接続部材に接続可能な第2の接続部材を先端に有する糸状部材とを備え、
    前記糸状部材を前記基部側に変位させることにより、前記先端側アーム構成部材に、この先端側アーム構成部材の先端が前記基部側に向けて回転するための回転力が与えられると共に、前記先端側アーム構成部材が所望の位置で停止するように回転規制手段で前記先端側アーム構成部材の回転が規制され、
    前記先端側アーム構成部材が前記回転規制手段で規制される位置まで回転し、前記糸状部材が前記先端側アーム構成部材の先端部位から引き出された状態で、前記糸状部材の第2の接続部材が前記アーム部材の先端の第1の接続部材と接続されることにより、前記糸状部材と前記アーム部材とで囲み部分が形成されることを特徴とする引きロープ取付用器具。
  2. 前記糸状部材の前記アーム部材への引き掛けは、前記基部側アーム構成部材及び前記先端側アーム構成部材に設けたガイド部に通すことで行われていると共に、前記基部側アーム構成部材の最も前記連結機構側のガイド部と前記先端側アーム構成部材の最も前記連結機構側のガイド部との間で前記糸状部材が張った状態となることで、前記先端側アーム構成部材に、前記基部側に向けた回転力が与えられることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の引きロープ取付用器具。
  3. 前記線状部材の前記先端側アーム構成部材の先端部位から引き出された部位に、前記第2の接続部材を視認するための視認用部材が配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の引きロープ取付用器具。
  4. 前記基部の前記操作棒に連接する側とは反対側にて前記基部と連結した棒状の柱状部を更に備え、
    この柱状部は、前記基部側アーム構成部材が並行な状態で固定され、前記先端側アーム構成部材の回転規制手段として、一方端部が前記先端側アーム構成部材と連結して弛緩により前記先端側アーム構成部材の回転を規制する支持用糸状部材の他方端部が連結され、
    前記柱状部と前記先端側アーム構成部材とは、並行な状態で、前記先端側アーム構成部材が有する永久磁石の第3の接続部材と前記柱状部が有する永久磁石の第4の接続部材とが接続可能となっていると共に、
    前記アーム部材の第1の接続部材及び前記糸状部材の第2の接続部材は永久磁石であり、前記糸状部材の第2の接続部材は、前記先端側アーム構成部材の先端部位から所望の長さにて引き出された状態で、前記接続状態にある前記アーム部材の第3の接続部材又は前記柱状部の第4の接続部材と接続可能となっていることを特徴とする請求項1に記載の引きロープ取付用器具。
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