JP6950549B2 - 搬入出方法および搬入出設備 - Google Patents
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Description
図1は本発明の第1実施形態に係る搬入出設備10を橋梁100の橋軸直角方向から見た正面図であり、図2は図1のII−II線断面図である。図1および図2においては、搬入出設備10の昇降設備14によって既設の上部工部材12が上下に昇降する状態を示すために、既設の上部工部材12の上面が橋梁100の道路面110と同一の高さ位置にあるときの状態(実線で記載)、既設の上部工部材12の上面が地表面120と同一の高さ位置にあるときの状態(実線で記載)、およびそれらの状態の中間付近に既設の上部工部材12があるときの状態(破線で記載)を描いている。図2においては、穴24内の昇降装置20も実線で記載している。また、図1においては、橋梁100の地覆および高欄の記載は省略している。
図15は本発明の第2実施形態に係る搬入出設備30を橋梁100の橋軸直角方向から見た正面図であり、図16は図15のXVI−XVI線断面図である。図15および図16においては、搬入出設備30の昇降設備14によって既設の上部工部材12が上下に昇降する状態を示すために、既設の上部工部材12の上面が橋梁100の道路面110と同一の高さ位置にあるときの状態(実線で記載)、既設の上部工部材12の下端部が地表面120付近の高さ位置にあるときの状態(実線で記載)、およびそれらの状態の中間付近に既設の上部工部材12があるときの状態(破線で記載)を描いている。図16においては、穴26内の昇降装置20も実線で記載している。また、図15においては、橋梁100の地覆および高欄の記載は省略している。
図17は本発明の第3実施形態に係る搬入出設備40を橋梁100の橋軸直角方向から見た正面図であり、図18は図17のXVIII−XVIII線断面図である。図17および図18においては、搬入出設備40の昇降設備14によって新設の上部工部材42が上下に昇降する状態を示すために、新設の上部工部材42の上面が橋梁100の道路面110と同一の高さ位置にあるときの状態(実線で記載)、新設の上部工部材42の上面が地表面120と同一の高さ位置にあるときの状態(実線で記載)、およびそれらの状態の中間付近に新設の上部工部材42があるときの状態(破線で記載)を描いている。図18においては、穴46内の昇降装置20も実線で記載している。また、図17においては、橋梁100の地覆および高欄の記載は省略している。
図26は本発明の第4実施形態に係る搬入出設備50を橋梁100の橋軸直角方向から見た正面図であり、図27は図26のXXVII−XXVII線断面図である。図26および図27においては、搬入出設備50の昇降設備14によって新設の上部工部材42が上下に昇降する状態を示すために、新設の上部工部材42の上面が橋梁100の道路面110と同一の高さ位置にあるときの状態(実線で記載)、新設の上部工部材42の下端部が地表面120付近の高さ位置にあるときの状態(実線で記載)、およびそれらの状態の中間付近に新設の上部工部材42があるときの状態(破線で記載)を描いている。図27においては、穴48内の昇降装置20も実線で記載している。また、図26においては、橋梁100の地覆および高欄の記載は省略している。
以上説明したように、本発明の第1、2実施形態に係る搬入出設備10、30で用いる床材は既設の上部工部材12であり、本発明の第3、4実施形態に係る搬入出設備40、50で用いる床材は新設の上部工部材42であるが、搬入出作業を行う期間の途中で橋梁100の下り線102の交通開放を行わない場合には、搬入出設備10、30、40、50で用いる床材を、既設の上部工部材12および新設の上部工部材42以外の床材にしてもよい。ただし、この床材は、搬入出する部材や資機材等を支持するのに十分な荷重負担能力を有することが必要である。
以上説明した本発明の第1〜第4実施形態に係る搬入出設備10、30、40、50で用いる昇降設備においては、ベント16と、レール18と、昇降装置20と、を有してなる昇降設備14を用いたが、床材(既設の上部工部材12、新設の上部工部材42)を昇降させる昇降設備としては、昇降設備14以外の機構を有する昇降設備も適用可能であるので、ここで説明しておく。なお、以下の説明では、床材として既設の上部工部材12を用いた場合について説明しているが、用いることができる床材はこれに限定されるわけではなく、必要な性能を有する床材であれば用いることができる。
図28は、ワイヤークランプジャッキを用いた昇降設備60を示す正面図(橋軸直角方向から見た正面図)である。本発明に係る搬入出設備および搬入出方法において、図28に示す昇降設備60を用いてもよい。
図29は、センターホールジャッキを用いた昇降設備70を示す正面図(橋軸直角方向から見た正面図)である。本発明に係る搬入出設備および搬入出方法において、図29に示す昇降設備70を用いてもよい。
図30は、ロングストロークジャッキを用いた昇降設備80を示す正面図(橋軸直角方向から見た正面図)である。本発明に係る搬入出設備および搬入出方法において、図30に示す昇降設備80を用いてもよい。
以上説明した実施形態においては、昇降設備として昇降設備14、60、70、80を取り上げて説明したが、本発明に係る搬入出設備および搬入出方法において用いることができる昇降設備は、昇降設備14、60、70、80に限定されるわけではなく、必要な性能を有する昇降設備であれば用いることができる。
12、12A、12B…既設の上部工部材
14、60、70、80…昇降設備
16、62、72、82…ベント
18…レール
20…昇降装置
20A…クレビスジャッキ
20A1…ロッド
20B…H鋼クランプ
20C…ブラケット
20D…桁受け梁
22、24、26、44、46、48…穴
28、42、42A、42B…新設の上部工部材
32、52…段差解消スロープ
64…ワイヤークランプジャッキ
66、76…セッティングビーム
68…ワイヤーロープ
68A、78A…取り付け金具
74…センターホールジャッキ
78…テンションロッド
84…ロングストロークジャッキ
90…運搬対象物
100…橋梁
102…下り線
104…上り線
110…道路面
120…地表面
202…側道下り線
204…側道上り線
300…トラック
400…車両
500…クレーン
P1、P2、P3、P4…橋脚
Claims (8)
- 橋梁の同一径間内の所定の支間部領域の既設の上部工部材を、昇降設備で支持する支持工程と、
前記昇降設備で支持した前記既設の上部工部材を前記橋梁から切り離す切り離し工程と、
前記切り離し工程で切り離された前記既設の上部工部材の上に運搬対象物を載置する載置工程と、
前記載置工程で前記運搬対象物が載置された前記既設の上部工部材を、前記昇降設備で昇降させる昇降工程と、
前記昇降工程で昇降させた前記既設の上部工部材の上から、前記運搬対象物を運び出す運び出し工程と、
を備え、
前記載置工程または前記運び出し工程における前記既設の上部工部材の上面の高さ位置は、地表面よりも高い高さ位置であり、
前記載置工程または前記運び出し工程において、前記既設の上部工部材の上面と地表面との段差を解消する段差解消スロープを用いることを特徴とする搬入出方法。 - 前記上部工部材を、該上部工部材の上面の高さ位置が前記橋梁の道路面と略同一の高さ位置となるまで前記昇降設備で上昇させた状態にして、該上部工部材の上を車両が通行できるようにする交通開放工程をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の搬入出方法。
- 前記昇降設備は、
ベントと、
該ベントに固定されていて上下方向に延びるレールと、
該レールに沿って移動可能な昇降装置と、
を備え、前記上部工部材の橋軸方向両端部を前記昇降装置で支持することを特徴とする請求項1または2に記載の搬入出方法。 - 前記昇降設備は、
前記所定の支間部領域の前記上部工部材の橋軸方向両端部に取り付けられた複数のワイヤーロープと、
前記複数のワイヤーロープを把持しつつ、該複数のワイヤーロープを上下方向に引き上げまたは引き下げを行う複数のワイヤークランプジャッキと、
を備え、
前記複数のワイヤークランプジャッキの数は前記複数のワイヤーロープの本数と同数であり、1つの前記ワイヤークランプジャッキが1本の前記ワイヤーロープを把持しつつ、該1本のワイヤーロープを上下方向に引き上げまたは引き下げを行うことを特徴とする請求項1または2に記載の搬入出方法。 - 橋梁の同一径間内の所定の支間部領域の既設の上部工部材と、
前記既設の上部工部材を昇降させる昇降設備と、
を有してなり、
前記既設の上部工部材の上へ運搬対象物を載置することができるとともに、前記既設の上部工部材の上から前記運搬対象物を運び出すことができ、
前記昇降設備は、
ベントと、
該ベントに固定されていて上下方向に延びるレールと、
該レールに沿って移動可能な昇降装置と、
を備え、前記上部工部材の橋軸方向両端部を前記昇降装置で支持することを特徴とする搬入出設備。 - 橋梁の同一径間内の所定の支間部領域の既設の上部工部材と、
前記既設の上部工部材を昇降させる昇降設備と、
を有してなり、
前記既設の上部工部材の上へ運搬対象物を載置することができるとともに、前記既設の上部工部材の上から前記運搬対象物を運び出すことができ、
前記昇降設備は、
前記上部工部材の橋軸方向両端部に取り付けられた複数のワイヤーロープと、
前記複数のワイヤーロープを把持しつつ、該複数のワイヤーロープを上下方向に引き上げまたは引き下げを行う複数のワイヤークランプジャッキと、
を備え、
前記複数のワイヤークランプジャッキの数は前記複数のワイヤーロープの本数と同数であり、1つの前記ワイヤークランプジャッキが1本の前記ワイヤーロープを把持しつつ、該1本のワイヤーロープを上下方向に引き上げまたは引き下げを行うことを特徴とする搬入出設備。 - 前記上部工部材を、該上部工部材の上面の高さ位置が前記橋梁の道路面と略同一の高さ位置となるまで、前記昇降設備で上昇させることができることを特徴とする請求項5または6に記載の搬入出設備。
- 前記上部工部材を、該上部工部材の上面の高さ位置が地表面と略同一の高さ位置となるまで、前記昇降設備で下降させることができることを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の搬入出設備。
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