JP6949660B2 - 表示システム - Google Patents

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Description

本発明は、表示システムに関する。
従来、建物内で火災発生時に避難を誘導する避難誘導システムが提案されていた(例えば、特許文献1参照)。
この避難誘導システムにおいては、火災が発生していない場合に、建物の避難口の方向を予め定められた通りに固定して表示装置に表示し、火災が発生した場合に、発生した火災に応じた最適な避難口の方向及び当該避難口までの距離を表示装置に表示していた。
特開2013−242689号公報
しかしながら、特許文献1の技術においては、例えば、防災に関する避難の情報を表示装置にて表示するのみであったので、建物内の対象者に提供できる情報の種類に限りがあった。このために、防災性を維持した状態で、建物内の対象者にあらゆる情報を提供する観点において改善の余地があった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、防災性を維持した状態で、対象者にあらゆる情報を提供することが可能な表示システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の表示システムは、監視領域の内部の対象者に視認させる画像を表示する表示面を備える表示手段であって、前記監視領域の内部に設けられている複数の前記表示手段と、監視領域の異常の発生を異常の発生位置とともに検出する防災設備と、前記防災設備が異常を検出していない場合は、防災とは関係ない第1画像を前記表示面に表示させ、前記防災設備が異常を検出した場合は、防災に関連する第2画像を前記表示面の少なくとも一部において前記第1画像の代わりに表示させる表示制御手段と、を備える表示システムであって、前記表示制御手段は、前記異常の発生位置周辺の表示装置に、異常発生位置を含む監視領域の一部を拡大するとともに異常発生位置を特定する画像を表示させるとともに、前記異常の発生位置周辺の表示装置でない表示装置に、監視領域の全体の画像であって異常発生位置及び避難に関して特定する画像を表示させる。
また、請求項2に記載の表示システムは、請求項1に記載の表示システムにおいて、前記異常の発生位置周辺の表示装置に内部の対象者が行うべき事項を表示させるとともに、前記異常の発生位置周辺の表示装置でない表示装置に内部の対象者が行うべき事項を表示させない。
また、請求項3に記載の表示システムは、請求項2に記載の表示システムにおいて、前記異常の発生位置周辺の表示装置及び前記異常の発生位置周辺の表示装置でない表示装置ともに防災設備の操作手順を示す画像を表示させる。
本実施の形態に係る防災システムの設置例の図である。 防災システムのブロック図である。 設備情報を例示した図である。 表示制御処理のフローチャートである。 宣伝広告画像を例示した図である。 第1防災画像を例示した図である。 第2防災画像を例示した図である。 火災が発生した場合の監視領域を示す図である。
以下に、本発明に係る表示システムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
〔実施の形態の基本的概念〕
まずは、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、表示システムに関するものである。
表示システムは、表示手段に画像を表示させるシステムであり、当該表示システムの少なくとも一部は、例えば、画像を表示させる専用システム、防災設備の装置に対して画像を表示させる機能を実装することにより実現されるシステム、あるいは、防災設備の装置以外の汎用的に用いられる装置(一例としては、センター装置、パーソナルコンピュータ、携帯端末等)に対して画像を表示させる機能を実装することにより実現されるシステム等を含む概念である。また、表示システムは、例えば、表示手段、及び表示制御手段を備える。
ここで、「表示手段」とは、監視領域の内部の対象者に視認させる画像を表示する表示面を備える手段であって、監視領域の内部に設けられている手段であり、例えば、任意の情報を表示するものであり、例えば、平面ディスプレイやプロジェクタ等によって画像又は文字等を表示する表示装置等を含む概念である。
また、「防災設備」とは、防災のために用いられる設備であって、監視領域の防災のために用いられる設備であり、例えば、感知器、受信機、発信機、消火器、消火栓、防災用の電話機、及びスプリンクラー等を含む概念である。「監視領域」とは、防災設備による防災の対象となっている領域であり、具体的には、一定の広がりを持った空間であり、例えば、建築物のフロア(例えば、1階部分、2階部分等)、建築物の部屋(例えば、1階の部屋A、1階の部屋B、2階の部屋C等)、廊下、階段等を含む概念である。
また、「感知器」とは、監視領域の異常を検出(判定)する機器であって、受信機との間で監視領域の防災に関する通信を行う機器であり、具体的には、監視領域の煙やガス等の検出対象を検出することにより、火災、又はガス漏れ等の異常を検出する機器であり、例えば、煙感知器、熱感知器、火災感知器及びガス感知器等を含む概念である。なお、「監視領域の異常」とは、監視領域の状態が通常の状態とは異なっていることであり、例えば、火災発生、ガス漏れ発生等を含む概念である。また、「受信機」とは、監視領域の異常を警報する機器であり、具体的には、火災、又はガス漏れ等の異常を警報する機器であって、感知器が異常を検出した場合に警報音又は警報画像を出力したり、移報信号を出力したりする機器であり、例えば、感知器と接続されている機器であり、R型受信機又はP型受信機等含む概念である。
また、「表示制御手段」とは、所定の状態になるまでは、第1画像を表示面に表示させ、所定の状態になった場合に、監視領域の防災設備を用いて行う防災に関連する第2画像を表示面の少なくとも一部において第1画像の代わりに表示させる手段である。
なお、「所定の状態」とは、予め定められた状態(場合)であって、任意の状態であり、例えば、監視領域の異常を検出した場合(つまり、監視領域で異常が発生した場合)、任意の手法でユーザを認証した場合、所定の時間(例えば、1日における午後6時00分等)になった場合等を含む概念である。なお、監視領域の異常を検出する具体的な手法は任意であるが、例えば、感知器からの発報信号に基づいて検出することができる。なお、「発報信号」とは、感知器が監視領域の異常を検出した場合に、当該異常の検出を報知するために感知器が出力する信号である。
「第1画像」とは、少なくとも、所定の状態になるまでに表示される画像であり、具体的には、第2画像とは異なる画像であり、例えば、第2画像とは異なる種類の画像であり、一例としては、宣伝広告、天気予報、監視領域に関する情報(例えば、監視領域の施設を案内する案内情報等)等を含む任意の情報を表示する画像を含む概念である。なお、「監視領域の施設を案内する案内情報」とは、施設を案内する情報であり、例えば、施設の種別(例えば、衣料品店、レストラン等)、施設の場所、及び施設にて売られている物等を特定する情報を含む概念である。「第2画像」とは、少なくとも、所定の状態になった場合に表示される画像であり、具体的には、防災に関連する画像であり、例えば、監視領域の防災設備の操作手順を示す画像、監視領域の防災設備を遠隔操作するための画像、監視領域で異常が発生した場合に監視領域の内部の対象者が行うべき事項を示す画像、防災設備の装置に表示されている画像、異常を特定する画像(例えば、異常の発生又は発生位置を特定する画像等)、及び避難に関して特定する画像(例えば、避難路、避難口、避難方向等を特定する画像)等を含む概念である。なお、「対象者」とは、監視領域の内部にいる者であり、例えば、人や動物(例えば、犬や猫等)等を含む概念である。
そして、以下に示す実施の形態では、「監視領域」が「建築物の1階部分」であり、「所定の状態」が「監視領域の異常を検出した場合(つまり、監視領域で異常が発生した場合)」であり、「監視領域の異常」が「火災」であり、「第1画像」が「宣伝広告の情報を表示する画像」(以下、宣伝広告画像)であり、「第2画像」が、「監視領域の防災設備を遠隔操作するための画像」、「監視領域で異常が発生した場合に監視領域の内部の対象者が行うべき事項を示す画像」、「異常を特定する画像」、及び「避難に関して特定する画像」(以下、これらを、防災画像)であり、表示システムが「センター装置」及び「表示装置」によって実現されている場合について説明する。
[実施の形態の具体的内容]
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
(構成)
まず、本実施の形態に係る防災システムの構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る防災システムの設置例の図であり、図2は、防災システムのブロック図である。
なお、図1は、建物(建築物)の1階部分を天井側から見た図である。また、図2の表示装置1、及び感知器2は、図1の表示装置111〜117、及び感知器211〜217を総称したものであり、以下では、表示装置111〜117、及び感知器211〜217各々について区別して説明する場合を除いて、総称を用いて説明する。
図2の防災システム100は、表示システムであり、例えば、表示装置1、感知器2、センター装置3、及び受信機4を備える。
(構成−表示装置)
表示装置1は、監視領域の内部の複数の位置に設けられて複数の表示手段であり、例えば、図1の表示装置111〜117等である。図2の表示装置1は、例えば、通信部11、操作部12、表示部13、記録部14、及び制御部15を備える。
(構成−表示装置−通信部)
通信部11は、ネットワークを介して外部装置(例えば、センター装置3及び受信機4等)との間で通信するための通信手段である。この通信部11の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の通信回路等を用いて構成することができる。
(構成−表示装置−操作部)
操作部12は、ユーザから各種操作入力を受け付ける操作手段である。この操作部12の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、ユーザの指等で押圧されることにより、当該ユーザから各種操作入力を受け付けるタッチパッドとして構成されており、一例としては、抵抗膜方式や静電容量方式等による操作位置検出手段を備えた公知のものを用いることができる。
(構成−表示装置−表示部)
表示部13は、制御部15の制御に基づいて情報を表示する表示面である。この表示部13の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の液晶ディスプレイや有機ELディスプレイの如きフラットパネルディスプレイ(つまり、平面ディスプレイ)等を用いて構成することができる。なお、上記の操作部12としてのタッチパッドと表示部13としてのディスプレイとをタッチパネルとして一体形成しているものとして、以下説明する。
(構成−表示装置−記録部)
記録部14は、表示装置1の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、例えば、外部記録装置としてのハードディスク(図示省略)を用いて構成されている。ただし、ハードディスクに代えてあるいはハードディスクと共に、磁気ディスクの如き磁気的記録媒体、又はDVDやブルーレイディスクの如き光学的記録媒体を含む、その他の任意の記録媒体を用いることができる(他の装置の記録部も同様とする)。
また、この記録部14には、例えば、表示装置1を一意に識別するための情報である表示装置識別情報(以下、識別情報を「ID」と称する)(図面では、表示装置IDと図示)が記録されている。なお、ここでは、例えば、図1の表示装置111〜117の記録部14には各々、表示装置IDとしてID111〜ID117が格納されていることとする。
(構成−表示装置−制御部)
制御部15は、表示装置1を制御する制御手段であり、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである(他の装置の制御部も同様とする)。特に、実施の形態に係る制御プログラムは、任意の記録媒体又はネットワークを介して表示装置1にインストールされることで、制御部15の各部を実質的に構成する。なお、この制御部15の各部により行われる処理については、後述する。
(構成−感知器)
感知器2は、監視領域の複数の位置に設けられている複数の感知器211〜217であって、監視領域の異常(具体的には、火災)を相互に独立して判定する複数の感知器211〜217である。この感知器2は、センター装置3及び受信機4等とネットワークを介して通信するものであり、公知の感知器と同様のものを用いることができるので、詳細の説明は省略する。なお、図1の感知器211〜217各々の不図示の記録部には、感知器211〜217を一意に識別するための感知器IDとしてID211〜ID217が格納されていることとする。
(構成−センター装置)
センター装置3は、例えば、防災システム100を管理する管理センター等に設けられており、一例としては、通信部31、記録部32、及び制御部33を備える。
(構成−センター装置−通信部)
通信部31は、ネットワークを介して外部装置(例えば、表示装置1、感知器2、及び受信機4等)との間で通信するための通信手段である。この通信部31の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、表示装置1の通信部11と同様にして構成することができる。
(構成−センター装置−記録部)
記録部32は、センター装置3の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、例えば、設備情報データベース(以下、データベースを「DB」と称する)321、及び地図情報DB322を備える。
設備情報DB321は、設備情報を格納する設備情報格納手段である。「設備情報」とは、防災システム100の各装置を特定する情報である。図3は、設備情報を例示した図である。図3に示すように、設備情報は、項目「設備特定情報」、項目「設備種別情報」、及び項目「設置場所情報」と、各項目に対応する情報とを、相互に関連付けて構成されている。ここで、項目「設備特定情報」に対応する情報は、設備を特定する情報である(図3では、表示装置IDである「ID111」等、感知器IDである「ID211」等、受信機4を一意に識別する受信機IDである「ID4」)。また、項目「設備種別情報」に対応する情報は、設備の種別を特定する設備種別情報である(図3では、「感知器」等)。また、項目「設置場所情報」に対応する情報は、各設備の設置場所を特定する設置場所情報である(図3では、「南廊下西側」等)。そして、このような設備情報の格納手法は任意であるが、例えば、管理者が、センター装置3の不図示の入力手段、又は通信部31を介してセンター装置3に入力することにより格納される。
地図情報DB322は、地図情報を格納する地図情報格納手段である。「地図情報」とは、防災システム100の防災の対象である監視領域の地図を特定する情報であり、例えば、図1の建物の地図を特定する情報(例えば、壁、不図示の柱の位置、廊下等の任意の要素の位置又は寸法等を特定する情報)である。そして、このような地図情報の格納手法は任意であるが、例えば、設備情報と同様にして、管理者が、センター装置3の不図示の入力手段、又は通信部31を介してセンター装置3に入力することにより格納される。
(構成−センター装置−制御部)
制御部33は、センター装置3を制御する制御手段である。この制御部33は、機能概念的に、発生位置特定部331、及び表示制御部332を備える。発生位置特定部331は、監視領域で異常が発生した場合に、当該異常の発生位置を特定する発生位置特定手段である。表示制御部332は、所定の状態になるまでは、第1画像として宣伝広告画像を表示装置1の表示部13に表示させ、所定の状態になった場合に、防災に関連する第2画像として防災画像を表示装置1の表示部13の少なくとも一部において第1画像である宣伝広告画像の代わりに表示させる表示制御手段であり、例えば、監視領域で異常である火災が発生した場合に所定の状態になったものとして、複数の表示装置1に表示される第2画像である防災画像を、複数の当該表示装置1が設けられている位置と、発生位置特定部331が特定した発生位置とに基づいて生成し、生成した第2画像である防災画像を表示させる表示制御手段である。なお、この制御部33の各部により行われる処理については、後述する。
(処理)
次に、このように構成される防災システム100によって実行される表示制御処理について説明する。図4は、表示制御処理のフローチャートである(以下の各処理の説明ではステップを「S」と略記する)。表示制御処理は、概略的には、センター装置3によって実行される処理であり、具体的には、表示装置1に表示されている画像を切り替える処理である。この表示制御処理を実行するタイミングは任意であるが、例えば、防災システム100の各装置の電源をオンした後に実行を開始し、繰り返し実行するものとし、実行が開始されたところから説明する。図5は、宣伝広告画像を例示した図であり、図6は、第1防災画像を例示した図であり、図7は、第2防災画像を例示した図であり、図8は、火災が発生した場合の監視領域を示す図である。
なお、「第1防災画像」とは、前述の防災画像であり、例えば、複数の表示装置1のうちの、異常である火災が発生した発生位置の周辺の表示装置1に表示させる画像であり、例えば、図6の防災設備画像G11、行動指針画像G12、及び監視領域拡大画像G13を含む画像である。なお、「防災設備画像」G11とは、例えば、防災設備に表示される画像に対応する情報が少なくとも一部に含まれている画像であって、監視領域の防災設備を遠隔操作するための画像、監視領域で異常が発生した場合に監視領域の内部の対象者が行うべき事項を示す画像、及び異常を特定する画像に対応する画像である。また、「行動指針画像」G12とは、監視領域で異常が発生した場合に監視領域の内部の対象者が行うべき事項を示す画像に対応する画像である。また、「監視領域拡大画像」G13とは、監視領域の一部を拡大した画像であって、異常を特定する画像である。また、「第2防災画像」とは、前述の防災画像であり、例えば、複数の表示装置1のうちの、前述の第1防災画像を表示する表示装置1以外の表示装置1に表示させる画像であり、例えば、図7の防災設備画像G21、及び監視領域全体画像G22を含む画像である。なお、「監視領域全体画像」G22とは、監視領域の全体の画像であって、異常を特定する画像、及び避難に関して特定する画像に対応する画像である。ここでは、例えば、第1防災画像を、火災の発生位置の周辺の表示装置1として当該発生位置に対する距離が最も近い表示装置1に表示し、また、第2防災画像を、当該距離が最も近い表示装置1以外に表示する場合について説明する。また、例えば、図8に示すように南廊下の東側寄りの位置の火源F1にて出火して火災が発生した場合を例示して説明する。
図4のSA1において表示制御部332は、表示装置1の動作モードを第1モードに切り替えて、宣伝広告画像を表示させる。ここで、「動作モード」とは、表示装置1を動作させるモードであり、具体的には、表示装置1が動作する形式であり、例えば、第1モードと第2モードとを含む概念である。「第1モード」とは、表示装置1の動作モードであり、具体的には、第2モードに対して択一的に切り替えられる動作モードであり、例えば、所定の状態になるまでの動作モードであり、一例としては、宣伝広告画像を表示し、且つ、操作部12が無効になっているモードである。「操作部12が無効になっている」とは、タッチパッドである操作部12を操作したとしても入力を受け付けない状態である。また、「第2モード」とは、表示装置1の動作モードであり、具体的には、第1モードに対して択一的に切り替えられる動作モードであり、例えば、所定の状態になった場合の動作モードであり、一例としては、防災画像を表示し、且つ、操作部12が有効になっているモードである。「操作部12が有効になっている」とは、タッチパッドである操作部12を操作した場合に入力を受け付ける状態である。
このSA1について具体的には任意であるが、表示制御部332は、例えば、図5の宣伝広告画像を含む複数の宣伝広告画像が記録部32に格納されていることとし、適宜の通信により、この記録されている複数の宣伝広告画像を表示装置1に送信した上で、表示装置1を第1モードに切り替えて、表示装置1の表示部13に表示させる。この場合、各表示装置1は、自己を第1モードに切り替えて、また、前述の複数の宣伝広告画像を受信して自己の記録部14に格納し、この格納している複数の宣伝広告画像を、所定時間毎に切り替えて1つずつ自己の表示部13に表示することになる。ここでは、例えば、図5の宣伝広告画像等が表示装置111〜117の表示部13に順次表示されることになる。
図4のSA2において制御部33は、火災が発生したか否かを判定する。具体的には任意であるが、例えば、感知器2が、公知の手法で火災を検出した場合に、自己の感知器IDを含む発報信号をセンター装置3に送信することとし、制御部33は、通信部31を監視してこの発報信号を受信したか否かに基づいて、火災が発生したか否かを判定する。なお、この発報信号については、受信機4にも送信されることになるが、この発報信号を受信した受信機4側の処理については、従来と同様であるので、詳細の説明を省略する。そして、発報信号を受信しなかった場合、火災を検出せずに、火災が発生していないものと判定し(SA2のNO)、火災が発生したものと判定するまで、繰り返しSA2を実行する。また、発報信号を受信した場合、火災を検出し、火災が発生したものと判定し(SA2のYES)、SA3に移行する。ここでは、例えば、図8において、感知器212が火源F1からの煙により火災を検出(判定)し、自己の感知器IDである「ID212」を含む発報信号を生成してセンター装置3に送信することになるが、この場合、制御部33は、火災を検出し、火災が発生したものと判定する。
図4のSA3において発生位置特定部331は、火災の発生位置を特定する。具体的には任意であるが、例えば、SA2で受信した発報信号の感知器IDを取得し、図3の設備情報を参照して、この取得した感知器IDに対応する設置場所情報を特定し、特定した設置場所情報に対応する位置を火災の発生位置として特定する。ここでは、例えば、SA2で受信した発報信号の感知器IDとして「ID212」を取得し、図3の設備情報を参照して、この取得した「ID212」に対応する設置場所情報として「南廊下東側」を特定し、「南廊下東側」を火災の発生位置として特定する。なお、この場合、発報信号を受信した受信機4は、従来と同様にして、自己の不図示の表示手段(例えば、ディスプレイ)に、「火災発生 〇〇階 〇〇地区 南廊下東側」等の情報を表示し、また、自己の不図示の音響手段(例えば、スピカー)にて「感知器が火災を検出しました」等の警報を繰り返し音声出力する。
図4のSA4において表示制御部332は、防災画像を生成する。具体的には任意であるが、例えば、各種テキスト又は画像情報(以下、表示情報)が記録部32に記録されていることとして、これらの記録されている情報、SA3にて発生位置特定部331が特定した火災の発生位置、及び表示装置1が設けられている位置に基づいて、第1防災画像及び第2防災画像を生成する。
まず、第1防災画像について詳細には、例えば、図6に示すように、防災設備画像G11、行動指針画像G12、及び監視領域拡大画像G13を生成するが、まず、防災設備画像G11については、SA3で特定した火災の発生位置を取得し、取得した発生位置に基づく情報を含む画像を生成することにより、当該画像及び記録されている表示情報に基づいて、防災設備画像G11を生成する。ここでは、例えば、取得した火災の発生位置に基づく情報として「南廊下東側」を含む防災設備画像G11を生成する。また、行動指針画像G12については、記録されている表示情報に基づいて、図6の行動指針画像G12を生成する。また、監視領域拡大画像G13については、SA2で受信した発報信号の感知器ID、及び図3の設備情報に基づいて、地図情報DB322の地図情報にて火災を検出した感知器2を特定し、当該地図情報における火災を検出した感知器2の周囲の拡大図の画像を生成し、また、当該火災を検出した感知器2に対応する位置に火災を検出したことを示す炎の画像を付し、また、表示装置1の現在位置(つまり、火災の発生位置に最も近い表示装置1)に対応する位置に現在位置画像を付し、監視領域拡大画像G13を生成する。ここでは、例えば、表示装置112の監視領域拡大画像G13として、図6の監視領域拡大画像G13を生成する。このようにして、第1防災画像を生成する。
また、第2防災画像について詳細には、例えば、図7に示すように、防災設備画像G21、及び監視領域全体画像G22を生成するが、まず、防災設備画像G21については、図6の防災設備画像G11と同様にして生成する。また、監視領域全体画像G22については、地図情報DB322の地図情報における全体の画像を生成し、また、監視領域拡大画像G13の場合と同様にして、火災を検出したことを示す炎の画像を付し、また、表示装置1の現在位置(つまり、火災の発生位置に最も近い表示装置1以外の表示装置1の1つ)に対応する位置に現在位置画像を付し、また、現在位置画像に対応する位置から避難口への避難路を特定する避難路特定矢印画像を付し、監視領域全体画像G22を生成する。なお、この監視領域全体画像G22については、現在位置画像及び避難路特定矢印画像が表示装置1毎に異なっているので、各表示装置1(火災の発生位置に最も近い表示装置1以外の表示装置1各々)について生成する。ここでは、例えば、表示装置113の監視領域全体画像G22として、図7の監視領域全体画像G22を生成する。このようにして、火災の発生位置に最も近い表示装置1以外の表示装置1各々に対応する複数の第2防災画像を生成する。
図4のSA5において表示制御部332は、表示装置1の動作モードを第2モードに切り替えて、防災画像を表示させる。具体的任意であるが、例えば、まず、SA3で特定した火災の発生位置を取得し、図2の設備情報、及び図1の地図情報DB322の地図情報を参照して、取得した火災の発生位置に最も近い表示装置1を特定し、適宜の通信により、この特定した火災の発生位置に最も近い表示装置1に、SA4で生成した第1防災画像を送信した上で、当該表示装置1を第2モードに切り替えて、表示装置1の表示部13に表示させ、また、最も近い表示装置1以外の表示装置1に、SA4で生成した各表示装置1に対応する第2防災画像を送信した上で、当該表示装置1を第2モードに切り替えて、表示装置1の表示部13に表示させる。この場合、各表示装置1は、自己を第2モードに切り替えて、また、センター装置3から送信されたが防災画像を自己の表示部13に表示することになる。そして、この場合、タッチパネルとして構成されているタッチパッドである操作部12における、図6及び図7の防災設備画像G11、G21の「はい」に対応する部分又は「いいえ」に対応する部分を押下操作した場合、操作入力を受け付けて、センター装置3を介して受信機4に電気信号が送信されて、受信機4を表示装置1側で制御(つまり、遠隔操作)することが可能となる。ここでは、例えば、「はい」に対応する部分が押下操作された場合、受信機4は、表示装置1からの電気信号を受信して、押下操作された表示装置1を前述の電気信号から特定し、特定した表示装置1を自己の表示手段に表示した上で、公知の手法(例えば、音声放送設備による館内非常放送や、自己の表示手段における非常情報の表示等)で火災発生のフロアにて火災警報を行う。また、例えば、「いいえ」に対応する部分が押下操作された場合、受信機4は、表示装置1からの電気信号を受信して、押下操作された表示装置1を前述の電気信号から特定し、特定した表示装置1を自己の表示手段し、当該表示手段では火災が発見されていない旨を表示することとする。なお、「いいえ」に対応する部分が押下操作された場合に、受信機4が、自己の音響手段(例えば、スピカー)にて繰り返し出力されている「感知器が火災を検出しました」等の警報を停止するように構成してもよい。そして、この「はい」及び「いいえ」の画像が受信機4の遠隔操作を行うための画像に相当する。
ここでは、例えば、まず、SA3で特定した火災の発生位置として「南廊下東側」を取得し、図2の設備情報、及び図1の地図情報DB322の地図情報を参照して、取得した火災の発生位置に最も近い表示装置1として表示装置112を特定し、適宜の通信により表示装置112に、SA4で生成した図6の第1防災画像を送信した上で、当該表示装置112を第2モードに切り替えて、表示装置112の表示部13に表示させ、また、表示装置113に図7の第2防災画像を送信し、また、表示装置111、114〜117に、SA4で生成した図7と同様な第2防災画像(ただし、監視領域全体画像G22については、各表示装置1に対応しているもの)を送信した上で、当該表示装置111、113〜117を第2モードに切り替えて、表示装置111、113〜117の表示部13に表示させる。
この場合、図8の火源F1周辺の対象者P1は、例えば、当該火源F1周辺の表示装置112の図6の第1防災画像を視認することにより、自己が行うべき事項を認識することができ、火災に関する防災の初動を迅速且つ適格に行うことが可能となる。特に、火災を見つけた場合には、「はい」に対応する部分が押下操作することにより、受信機4側に火災を見つけたことを知らせることが可能となる。また、火源F1から離れている対象者P2は、表示装置113の図7の第2防災画像を視認することにより、火源F1の場所を認識して迅速に避難等することが可能となる。
図4のSA6において制御部33は、復旧したか否かを判定する。具体的には、任意であるが、例えば、消防隊が消火して受信機4に対する所定操作を行った場合に、当該受信機4が復旧信号をセンター装置3に送信することとし、制御部33は、通信部31を監視してこの復旧信号を受信したか否かに基づいて、復旧したか否かを判定する。そして、復旧信号を受信しなかった場合、復旧していないものと判定し(SA6のNO)、復旧したものと判定するまで、繰り返しSA6を実行する。また、復旧信号を受信した場合、復旧したものと判定し(SA6のYES)、SA7に移行する。ここでは、例えば、図8において、火源F1の消防隊による初期消火が成功した後に、受信機4に対する所定操作を行って当該受信機4が復旧信号を送信した場合、復旧したものと判定する。
図4のSA7において表示制御部332は、表示装置1の動作モードを第1モードに切り替えて、宣伝広告画像を表示させる。具体的には任意であるが、例えば、SA1と同様な処理を行って、第1モードに切り替えて、宣伝広告画像を表示させる。これにて、表示制御処理を終了する。なお、この表示制御処理は、前述したように、繰り返し実行されることになるが、繰り返し実行時のSA1において、表示装置1の動作モードが第1モードに切り替えられており、表示装置1の表示部13に宣伝広告画像が既に表示されている場合には、当該SA1の実行を省略してもよい。
(実施の形態の効果)
このように本実施の形態によれば、火災を検出するまで(所定の状態になるまで)は、宣伝広告画像を表示させ、火災を検出した(所定の状態になった)場合に、防災に関連する防災画像を表示させることにより、例えば、火災を検出した場合に防災画像にて防災性を向上させることができ、また、火災を検出するまでは防災に関連する情報以外の情報を宣伝広告画像にて表示することができるので、防災性を維持した状態で、対象者にあらゆる情報を提供することが可能となる。また、例えば、火災を検出するまでに宣伝広告等のユーザの注意を引き付ける画像を宣伝広告画像として表示させることにより、火災を検出
するまでの間に表示装置1の位置をユーザに意識させることができるので、火災を検出した場合に表示させる防災画像をユーザに確実に視認させることができ、防災性を向上させることが可能となる。
また、受信機4を遠隔操作するための画像を防災画像として表示させた場合に受信機4を遠隔操作可能となることにより、例えば、受信機4から離れた場所にて受信機4を操作することができるので、受信機4を迅速に操作することができるので、防災性を一層向上させることが可能となる。
また、監視領域で火災が発生した場合に監視領域の内部の対象者が行うべき事項を示す画像を防災画像として表示させることにより、例えば、火災が発生した場合に対象者が混乱してしまうことを防止することができるので、防災性を更に一層向上させることが可能となる。
また、防災画像を、複数の表示装置1が設けられている位置と、火災の発生位置とに基づいて生成し、生成した防災画像を表示させることにより、例えば、表示装置1の位置と火災の発生位置とを考慮して防災画像を生成することができるので、防災画像を適切に生成することができ、防災性を更に一層向上させることが可能となる。
〔実施の形態に対する変形例〕
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の詳細に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏したりすることがある。
(分散や統合について)
また、上述した構成は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、任意の単位で機能的または物理的に分散又は統合して構成できる。また、本出願における「装置」とは、単一の装置によって構成されたものに限定されず、複数の装置によって構成されたものを含む。例えば、センター装置3を、相互に通信可能に構成された複数の装置に分散して構成し、これら複数の装置の一部に制御部33の各部の一部を設けると共に、これら複数の装置の他の一部に制御部33の各部の他の一部を設けてもよい。また、センター装置3に記録されている情報の少なくとも一部、あるいは、制御部33の各部の少なくとも一部を防災システム100の各表示装置1に設けてもよい。また、表示装置1を複数ではなく、1つのみ設けてもよい。
(防災画像について(その1))
また、上記実施の形態の図4のSA5において、不図示の発信機を遠隔操作するための画像を、表示装置1に表示させて、当該画像により発信機を遠隔操作できるように構成してもよい。また、受信機4の表示画面を切り替える等の任意の操作を行うための画像を、表示装置1に表示させて、当該画像により受信機4を任意に遠隔操作できるように構成してもよい。
(防災画像について(その2))
また、上記実施の形態の図4のSA5において、火災の発生位置に最も近い表示装置1については、監視領域拡大画像G13に加えて監視領域全体画像G22を表示させてもよい。表示態様は任意であり、当該2つの画像を相互に隣に並べて表示させてもよいし、一定時間間隔で交互に繰り返し表示してもよい。また、同様に、火災の発生位置に最も近い表示装置1以外の表示装置1については、監視領域全体画像G22に加えて監視領域拡大画像G13を表示させてもよい。また、火災の発生位置に最も近い表示装置1のみではなく、2番目又は3番目に近い表示装置1についても、第1防災画像を表示させ、これら以外については、第2防災画像を表示させてもよい。
(防災画像について(その3))
また、上記実施の形態において、監視領域の防災設備の操作手順を示す画像を、防災画像として生成して表示させてもよい。例えば、センター装置3が、感知器、受信機、発信機、消火器、消火栓、防災用の電話機、及びスプリンクラー等の任意の防災設備の操作手順の情報を記録部32に格納しておき、この格納されている情報に基づいて防災設備の操作手順を示す画像を生成して表示させてもよい。詳細には、図3の設備情報において、発信機、消火器、消火栓、防災用の電話機、及びスプリンクラーの設置場所情報も格納した上で、当該設備情報を参照して、各防災設備に周辺の表示装置1を特定した上で、特定した表示装置1に対して自己の周辺の防災設備の操作手順を示す画像を表示させてもよい。例えば、感知器の警報音停止の操作手順を示す画像、受信機の火災断定の手順を示す画像、発信機において火災スイッチを押下することを示す画像、消火器の使い方を示す画像、消火栓の使い方を示す画像、防災用の電話機の使い方を示す画像、及びスプリンクラーの止め方を示す画像等を防災画像として表示させてもよい。このように構成した場合、監視領域の防災設備の操作手順を示す画像を第2画像として表示させることにより、例えば、防災設備をユーザに迅速且つ確実に操作させることができるので、防災性を一層向上させることが可能となる。
(防災画像について(その4))
また、上記実施の形態の図4のSA5の防災画像の表示態様を任意に変更してもよい。例えば、実施の形態にて説明したように、宣伝広告画像全部の代わりに防災画像を表示してもよい(つまり、宣伝広告画像を消して防災画像を表示してもよい)が、宣伝広告画像の一部の代わりに防災画像を表示してもよい(つまり、宣伝広告画像の一部(例えば、右下の一部等)を消して、当該消した一部に防災画像を表示してもよい)。
(防災画像について(その5))
また、上記実施の形態の図4のSA5において、防災画像を表示するタイミングを各表示装置1において相互に変えてもよい。例えば、感知器2が最初に火災を検出した場合には、当該火災を検出した感知器2に最も近い表示装置1にて任意の防災画像を表示させ、この後、公知の断定操作を行ったり又は公知の蓄積時間が経過したりして、火災断定が行われた場合に、他の表示装置1(未だ防災画像を表示していない表示装置1)において任意の防災画像を表示させてもよい。
(防災画像について(その6))
また、上記実施の形態の図4のSA4及びSA5において生成及び表示する図6及び図7の防災設備画像G11、G21については、受信機4が自己の表示手段に表示している画像を取得して、取得した画像を表示装置1側で表示してもよい。
(復旧画像について)
また、上記実施の形態の図4のSA6にて復旧したものと判定しが場合(SA6のYES)、復旧したことを示す画像を表示装置1にて表示した後に、SA7に移行してもよい。
(撮像部について)
また、上記実施の形態では、表示装置1に撮像部(例えば、監視領域を撮像するカメラの如き撮像手段)を設けて、撮像部の撮像結果に基づいて火災を判定したり、当該撮影部の撮像結果と発報信号との組み合わせにより火災を判定したりしてもよい。
(所定の状態について)
また、上記実施の形態では、「所定の状態」が「監視領域の異常を検出した場合(つまり、監視領域で異常が発生した場合)」である例を説明したが、「所定の状態」は、前述したように、任意の手法でユーザを認証した場合、であってもよい。
例えば、「所定の状態」が「任意の手法でユーザを認証した場合」である例については、任意の手法で情報を入力し、入力した情報に基づいて公知の手法にてユーザ認証を行って、認証が行われた場合にのみ、表示装置1の動作モードを第1モードから第2モードに切り替えて、防災画像を表示させてもよい。なお、情報入力については、表示装置1の第1モードでの操作部12の機能を一部有効にした上で、当該操作部12を介してセンター装置3側に入力してもよいし、あるいは、前述の「(撮像部について)」で説明した撮像部を介して画像情報をセンター装置3に入力してもよい。特に、画像情報を入力する場合については、ユーザの顔の画像を入力して顔認識により認証を行ってもよい。
(その他の機能について)
また、例えば、各表示装置1が、自己の周辺の対象者が保持している携帯端末(例えば、スマートフォン等)に近距離無線通信等の技術を用いて、宣伝広告画像又は防災画像に送信して、当該携帯端末上で当該画像を表示するように構成してもよい。このように構成した場合、対象者は、障害物等で表示装置1を視認し難い場合であっても、自己の携帯端末にて画像を視認することが可能となる。
また、例えば、実施の形態又は変形例に記載した各画像中の情報を音声出力してもよい。また、対象者が各表示装置1を視認した場合に、各表示装置1にて当該対象者について画像認識を行って、当該対象者の国籍を推定し、推定した国籍に対応する言語にて情報を出力してもよいし、あるいは、当該推定した国籍に対応する言語の情報を対象者の携帯端末に送信して表示してもよい。
また、例えば、火災発生を判定したことをトリガとして、表示装置1側と受信機4側との間でテレビ会話を行えるようにしてもよい。
(特徴について)
また、上記実施の形態の特徴及び変形例の特徴を任意に組合わせてもよい。
(付記)
付記1の表示システムは、監視領域の内部の対象者に視認させる画像を表示する表示面を備える表示手段であって、前記監視領域の内部に設けられている前記表示手段と、所定の状態になるまでは、第1画像を前記表示面に表示させ、前記所定の状態になった場合に、防災に関連する第2画像を前記表示面の少なくとも一部において前記第1画像の代わりに表示させる表示制御手段と、を備える。
付記2の表示システムは、付記1に記載の表示システムにおいて、前記表示制御手段は、前記監視領域の防災設備の操作手順を示す画像を前記第2画像として表示させる。
付記3の表示システムは、付記1又は2に記載の表示システムにおいて、前記表示制御手段は、前記監視領域の防災設備を遠隔操作するための画像を前記第2画像として表示させ、前記監視領域の防災設備を遠隔操作するための画像を前記第2画像として表示させた場合に、当該表示手段を介して前記監視領域の防災設備を遠隔操作可能となる。
付記4の表示システムは、付記1から3の何れか一項に記載の表示システムにおいて、前記表示制御手段は、前記監視領域で異常が発生した場合に前記所定の状態になったものとして、前記監視領域で異常が発生した場合に前記監視領域の内部の対象者が行うべき事項を示す画像を前記第2画像として表示させる。
付記5の表示システムは、付記1から4の何れか一項に記載の表示システムにおいて、前記表示手段は、前記監視領域の内部の複数の位置に設けられており、前記表示システムは、前記監視領域で異常が発生した場合に、当該異常の発生位置を特定する発生位置特定手段、を備え、前記表示制御手段は、前記監視領域で異常が発生した場合に前記所定の状態になったものとして、複数の前記表示手段に表示される前記第2画像を、複数の当該表示手段が設けられている位置と、前記発生位置特定手段が特定した前記発生位置とに基づいて生成し、生成した前記第2画像を表示させる。
(付記の効果)
付記1に記載の表示システムによれば、所定の状態になるまでは、第1画像を表示させ、所定の状態になった場合に、防災に関連する第2画像を表示させることにより、例えば、所定の状態になった場合に第2画像にて防災性を向上させることができ、また、所定の状態になるまでは防災に関連する情報以外の情報を第1画像にて表示することができるので、防災性を維持した状態で、対象者にあらゆる情報を提供することが可能となる。また、例えば、所定の状態になるまでに宣伝広告等のユーザの注意を引き付ける画像を第1画像として表示させることにより、所定の状態になるまでの間に表示手段の位置をユーザに意識させることができるので、所定の状態になった場合に表示させる第2画像をユーザに確実に視認させることができ、防災性を向上させることが可能となる。
付記2に記載の表示システムによれば、監視領域の防災設備の操作手順を示す画像を第2画像として表示させることにより、例えば、防災設備をユーザに迅速且つ確実に操作させることができるので、防災性を一層向上させることが可能となる。
付記3に記載の表示システムによれば、防災設備を遠隔操作するための画像を第2画像として表示させた場合に防災設備を遠隔操作可能となることにより、例えば、防災設備から離れた場所にて防災設備を操作することができるので、防災設備を迅速に操作することができるので、防災性を一層向上させることが可能となる。
付記4に記載の表示システムによれば、監視領域で異常が発生した場合に監視領域の内部の対象者が行うべき事項を示す画像を第2画像として表示させることにより、例えば、異常が発生した場合に対象者が混乱してしまうことを防止することができるので、防災性を更に一層向上させることが可能となる。
付記5に記載の表示システムによれば、第2画像を、複数の表示手段が設けられている位置と、異常の発生位置とに基づいて生成し、生成した第2画像を表示させることにより、例えば、表示手段の位置と異常の発生位置とを考慮して第2画像を生成することができるので、第2画像を適切に生成することができ、防災性を更に一層向上させることが可能となる。
1 表示装置
2 感知器
3 センター装置
4 受信機
11 通信部
12 操作部
13 表示部
14 記録部
15 制御部
31 通信部
32 記録部
33 制御部
100 防災システム
111 表示装置
112 表示装置
113 表示装置
114 表示装置
115 表示装置
116 表示装置
117 表示装置
211 感知器
212 感知器
213 感知器
214 感知器
215 感知器
216 感知器
217 感知器
321 設備情報DB
322 地図情報DB
331 発生位置特定部
332 表示制御部
F1 火源
G11 防災設備画像
G12 行動指針画像
G13 監視領域拡大画像
G21 防災設備画像
G22 監視領域全体画像
P1 対象者
P2 対象者

Claims (3)

  1. 監視領域の内部の対象者に視認させる画像を表示する表示面を備える表示手段であって、前記監視領域の内部に設けられている複数の前記表示手段と、
    監視領域の異常の発生を異常の発生位置とともに検出する防災設備と、
    前記防災設備が異常を検出していない場合は、防災とは関係ない第1画像を前記表示面に表示させ、
    前記防災設備が異常を検出した場合は、防災に関連する第2画像を前記表示面の少なくとも一部において前記第1画像の代わりに表示させる表示制御手段と、
    を備える表示システムであって、
    前記表示制御手段は、
    前記異常の発生位置周辺の表示装置に、異常発生位置を含む監視領域の一部を拡大するとともに異常発生位置を特定する画像を表示させるとともに、
    前記異常の発生位置周辺の表示装置でない表示装置に、監視領域の全体の画像であって異常発生位置及び避難に関して特定する画像を表示させる、
    表示システム。
  2. 前記異常の発生位置周辺の表示装置に内部の対象者が行うべき事項を表示させるとともに、
    前記異常の発生位置周辺の表示装置でない表示装置に内部の対象者が行うべき事項を表示させない、
    請求項1に記載の表示システム。
  3. 前記異常の発生位置周辺の表示装置及び前記異常の発生位置周辺の表示装置でない表示装置ともに
    防災設備の操作手順を示す画像を表示させる、
    請求項2に記載の表示システム。
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