JP6929758B2 - 避難誘導システム - Google Patents

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Description

本発明は、避難誘導システムに関する。
従来、建物内で火災発生時に避難を誘導する避難誘導システムが提案されていた(例えば、特許文献1参照)。
この避難誘導システムにおいては、火災発生時に、建物内の複数の表示装置各々に対して、火災の発生場所から遠のく方向となる避難口の方向と当該避難口までの距離とを表示することにより、建物内の避難対象者の避難を誘導していた。
特開2013−242689号公報
しかしながら、特許文献1の技術においては、例えば、火災の発生場所から遠のく方向となる避難口の方向を表示しているので、建物に避難口が複数設けられている場合においても、他の避難口の方向の危険性の度合いが低いにも関わらず、1つの避難口のみの方向が表示装置に表示され、当該1つの避難口で避難対象者が混み合ってしまう可能性があった。このために、適切に避難を行わせる観点において改善の余地があった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、適切に避難を行わせることが可能な避難誘導システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の避難誘導システムは、監視領域の内部の対象者に視認させる画像を表示する表示面を備える複数の表示手段であって、前記監視領域の内部の複数の位置に設けられている前記複数の表示手段を用いて前記監視領域内の対象者の避難誘導を行う避難誘導システムであり、前記監視領域の内部の複数位置の各々における前記対象者の人数を特定する内部人数特定手段と、前記監視領域の異常を相互に独立して判定する前記複数の感知器により前記監視領域の異常の発生位置と共に異常を検出する検出手段と、前記検出手段が前記監視領域の異常を検出するまでは、第1画像を前記表示面に表示させ、前記検出手段が前記監視領域の異常を検出した場合に、前記内部人数特定手段が特定した前記対象者の人数に基づいて前記監視領域から前記対象者を避難誘導する第2画像を生成し、生成した当該第2画像を前記表示面の少なくとも一部において前記第1画像の代わりに表示させる表示制御手段と、を備え、前記第2画像は、前記複数の位置の各々における前記対象者の人数及び前記異常の発生位置に基づいて生成される避難方向を示す画像と、前記複数位置の各々における前記対象者の人数の合計に応じて変更されるメッセージと、を含む
請求項1に記載の避難誘導システムによれば、対象者の人数に基づいて、監視領域から対象者を避難誘導する第2画像を生成することにより、例えば、出入口への混雑を避けるように第2画像を生成することができるので、適切に避難を行わせることが可能となる。また、監視領域の異常を検出するまでは、第1画像を表示させ、監視領域の異常を検出した場合に、第2画像を第1画像の代わりに表示させることにより、例えば、監視領域の異常を検出するまでにおいても、表示手段を有効利用することが可能となる。
また、対象者が避難するべき方向である避難方向を含む画像を第2画像として生成することにより、例えば、対象者に対して避難方向を認識させることができるので、一層適切に避難を行わせることが可能となる。
本実施の形態に係る防災システムの設置例の図である。 防災システムのブロック図である。 設備情報を例示した図である。 監視情報を例示した図である。 表示制御処理のフローチャートである。 宣伝広告画像を例示した図である。 避難誘導画像を例示した図である。 火災が発生した場合の監視領域を示す図である。 変形例の避難誘導画像を例示した図である。
以下に、本発明に係る避難誘導システムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
〔実施の形態の基本的概念〕
まずは、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、避難誘導システムに関するものである。
避難誘導システムは、表示手段を用いて避難誘導を行うシステムであり、例えば、避難誘導を行う専用システム、防災装置に対して避難誘導を行う機能を実装することにより実現されるシステム、あるいは、防災装置以外の汎用的に用いられる装置(一例としては、センター装置、パーソナルコンピュータ、携帯端末等)に対して避難誘導を行う機能を実装することにより実現されるシステム等を含む概念である。また、避難誘導システムは、例えば、画像取得手段、内部人数特定手段、検出手段、及び表示制御手段を備える。
ここで、「表示手段」とは、監視領域の内部の対象者に視認させる画像を表示する表示面を備える複数の手段であって、監視領域の内部の複数の位置に設けられている複数の手段であり、例えば、任意の情報を表示するものであり、例えば、平面ディスプレイやプロジェクタ等によって画像又は文字等を表示する表示装置等を含む概念である。
また、「防災装置」とは、監視領域の防災のために用いられる装置であり、例えば、感知器、及び受信機等を含む概念である。「監視領域」とは、避難誘導システムによる避難誘導の対象となっている領域であり、具体的には、一定の広がりを持った空間であり、例えば、建築物のフロア(例えば、1階部分、2階部分等)、建築物の部屋(例えば、1階の部屋A、1階の部屋B、2階の部屋C等)、廊下、階段等を含む概念である。
また、「感知器」とは、監視領域の異常を検出(判定)する機器であって、受信機との間で監視領域の防災に関する通信を行う機器であり、具体的には、監視領域の煙やガス等の検出対象を検出することにより、火災、又はガス漏れ等の異常を検出する機器であり、例えば、煙感知器、熱感知器、火災感知器及びガス感知器等を含む概念である。なお、「監視領域の異常」とは、監視領域の状態が通常の状態とは異なっていることであり、例えば、火災発生、ガス漏れ発生等を含む概念である。また、「受信機」とは、監視領域の異常を警報する機器であり、具体的には、火災、又はガス漏れ等の異常を警報する機器であって、感知器が異常を検出した場合に警報音又は警報画像を出力したり、移報信号を出力したりする機器であり、例えば、感知器と接続されている機器であり、R型受信機又はP型受信機等含む概念である。
また、「画像取得手段」とは、監視領域の内部画像を取得する手段であり、また、「内部人数特定手段」とは、画像取得手段が取得した内部画像に基づいて、監視領域の内部の対象者の人数を特定する手段であり、また、「検出手段」とは、監視領域の異常を検出する手段であり、また、検出手段が監視領域の異常を検出するまでは、第1画像を表示面に表示させ、検出手段が監視領域の異常を検出した場合に、内部人数特定手段が特定した対象者の人数に基づいて監視領域から対象者を避難誘導する第2画像を生成し、生成した当該第2画像を表示面の少なくとも一部において第1画像の代わりに表示させる手段である。なお、検出手段が監視領域の異常を検出する具体的な手法は任意であるが、例えば、感知器からの発報信号に基づいて検出したり、当該発報信号と取得手段が取得した内部画像に基づいて検出したり、あるいは、発報信号と内部画像のうちの内部画像のみに基づいて検出したりすることができる。なお、「発報信号」とは、感知器が監視領域の異常を検出した場合に、当該異常の検出を報知するために感知器が出力する信号である。
なお、「対象者」とは、監視領域内にいる者であって、例えば、人又は人以外の動物(一例としては、犬や猫等)等を含む概念である。「内部画像」とは、監視領域の内部の画像である。
「第1画像」とは、少なくとも、検出手段が監視領域の異常を検出するまでに表示される画像であり、具体的には、第2画像とは異なる画像であり、例えば、第2画像とは異なる種類の画像であり、一例としては、宣伝広告、天気予報、監視領域に関する情報(例えば、監視領域の施設を案内する案内情報等)等を含む任意の情報を表示する画像を含む概念である。なお、「監視領域の施設を案内する案内情報」とは、施設を案内する情報であり、例えば、施設の種別(例えば、衣料品店、レストラン等)、施設の場所、及び施設にて売られている物等を特定する情報を含む概念である。「第2画像」とは、少なくとも、検出手段が監視領域の異常を検出した場合に表示される画像であり、具体的には、監視領域から対象者を避難誘導する画像であり、例えば、誘導するテキスト、誘導する標識、又は誘導する図面(例えば、出入口までの経路を示す地図等を含む任意の図面)等の画像を含む概念である。
そして、以下に示す実施の形態では、「監視領域」が「建築物の1階部分」であり、「監視領域の異常」が「火災」であり、「検出手段」が、発報信号に基づいて火災である異常を検出し、「第1画像」が「宣伝広告の情報を表示する画像」、「天気予報を表示する画像」、又は「監視領域に関する情報を表示する画像」(以下、宣伝広告画像)であり、「第2画像」が「出入口までの経路を示す地図等を含む任意の図面の画像」(以下、避難誘導画像)であり、避難誘導システムが「センター装置」によって実現されている場合について説明する。
[実施の形態の具体的内容]
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
(構成)
まず、本実施の形態に係る防災システムの構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る防災システムの設置例の図であり、図2は、防災システムのブロック図である。
なお、図1は、建物(建築物)の1階部分を天井側から見た図である。また、図2の表示装置1、及び感知器2は、図1の表示装置111〜117、及び感知器211〜217を総称したものであり、以下では、表示装置111〜117、及び感知器211〜217各々について区別して説明する場合を除いて、総称を用いて説明する。
図2の防災システム100は、避難誘導システムを含むシステムであり、例えば、表示装置1、感知器2、及びセンター装置3を備える。
(構成−表示装置)
表示装置1は、監視領域の内部の複数の位置に設けられて複数の表示手段であり、例えば、図1の表示装置111〜117等である。図2の表示装置1は、例えば、通信部11、撮像部12、表示部13、記録部14、及び制御部15を備える。
(構成−表示装置−通信部)
通信部11は、ネットワークを介して外部装置(例えば、センター装置3等)との間で通信するための通信手段である。この通信部11の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の通信回路等を用いて構成することができる。
(構成−表示装置−撮像部)
撮像部12は、自己が設けられている建物内を撮像する撮像手段である。この撮像部12の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知のイメージセンサ等を備えるカメラを用いて構成することができる。
(構成−表示装置−表示部)
表示部13は、制御部15の制御に基づいて情報を表示する表示面である。この表示部13の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の液晶ディスプレイや有機ELディスプレイの如きフラットパネルディスプレイ(つまり、平面ディスプレイ)等を用いて構成することができる。
(構成−表示装置−記録部)
記録部14は、表示装置1の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、例えば、外部記録装置としてのハードディスク(図示省略)を用いて構成されている。ただし、ハードディスクに代えてあるいはハードディスクと共に、磁気ディスクの如き磁気的記録媒体、又はDVDやブルーレイディスクの如き光学的記録媒体を含む、その他の任意の記録媒体を用いることができる(他の装置の記録部も同様とする)。
また、この記録部14には、例えば、表示装置1を一意に識別するための情報である表示装置識別情報(以下、識別情報を「ID」と称する)(図面では、表示装置IDと図示)が記録されている。なお、ここでは、例えば、図1の表示装置111〜117の記録部14には各々、表示装置IDとしてID111〜ID117が格納されていることとする。
(構成−表示装置−制御部)
制御部15は、表示装置1を制御する制御手段であり、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである(他の装置の制御部も同様とする)。特に、実施の形態に係る制御プログラムは、任意の記録媒体又はネットワークを介して表示装置1にインストールされることで、制御部15の各部を実質的に構成する。なお、この制御部15の各部により行われる処理については、後述する。
(構成−感知器)
感知器2は、監視領域の複数の位置に設けられている複数の感知器211〜217であって、監視領域の異常(具体的には、火災)を相互に独立して判定する複数の感知器211〜217である。この感知器2は、センター装置3とネットワークを介して通信するものであり、公知の感知器と同様のものを用いることができるので、詳細の説明は省略する。なお、図1の感知器211〜217各々の不図示の記録部には、感知器211〜217を一意に識別するための感知器IDとしてID211〜ID217が格納されていることとする。
(構成−センター装置)
センター装置3は、避難誘導システムであり、例えば、防災システム100を管理する管理センター等に設けられており、一例としては、通信部31、記録部32、及び制御部33を備える。
(構成−センター装置−通信部)
通信部31は、ネットワークを介して外部装置(例えば、表示装置1、及び感知器2等)との間で通信するための通信手段である。この通信部31の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、表示装置1の通信部11と同様にして構成することができる。
(構成−センター装置−記録部)
記録部32は、センター装置3の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、例えば、設備情報データベース(以下、データベースを「DB」と称する)321、監視情報DB322、画像情報DB323、及び地図情報DB324を備える。
設備情報DB321は、設備情報を格納する設備情報格納手段であり、特に、位置関係情報格納手段である。「設備情報」とは、防災システム100に関連する設備を特定する情報であり、例えば、防災システム100の各装置(具体的には、表示装置1及び感知器2)、及び監視領域の設備(具体的には、図1に示す建物の出入口411、412)等を特定する情報であり、特に、複数の感知器2と複数の表示装置1との相互間の位置関係を特定する位置関係情報である。図3は、設備情報を例示した図である。図3に示すように、設備情報は、項目「設備特定情報」、項目「設備種別情報」、及び項目「設置場所情報」と、各項目に対応する情報とを、相互に関連付けて構成されている。ここで、項目「設備特定情報」に対応する情報は、設備を特定する設備特定情報である(図3では、表示装置IDである「ID111」等、感知器IDである「ID211」等、出入口411、412を各々一意に識別する出入口IDである「ID411」、「ID412」)。また、項目「設備種別情報」に対応する情報は、設備の種別を特定する設備種別情報である(図3では、「感知器」等)。また、項目「設置場所情報」に対応する情報は、各設備の設置場所を特定する設置場所情報である(図3では、「南廊下西側」等)。そして、このような設備情報の格納手法は任意であるが、例えば、管理者が、センター装置3の不図示の入力手段、又は通信部31を介してセンター装置3に入力することにより格納される。
監視情報DB322は、監視情報を格納する監視情報格納手段である。「監視情報」とは、監視領域を監視する情報である。図4は、監視情報を例示した図である。図4に示すように、監視情報は、項目「表示装置ID」、項目「撮像時間情報」、項目「撮像画像情報」、及び項目「人数情報」と、各項目に対応する情報とを、相互に関連付けて構成されている。項目「表示装置ID」に対応する情報は、表示装置IDである(図4では、「ID111」等)。また、項目「撮像時間情報」に対応する情報は、各表示装置が画像を撮像した時間を特定する撮像時間情報である(図4では、8月30日18時00分45秒を特定する「0830180045」)。また、項目「撮像画像情報」に対応する情報は、表示装置1が撮像した画像を特定する撮像画像情報である(例えば、ファイル名であり、「File111_1」等)。また、表示装置1が撮像した画像から推定された表示装置1の周辺の対象者の人数である(図4では、5人を特定する「5」等)。
なお、「表示装置1の周辺」とは、表示装置1のまわりの領域であり、例えば、表示装置1の撮像部12で撮像し得る監視領域内の範囲である。そして、この範囲は、撮像部12のカメラの向き又は画角等によって定められるが、ここでは、例えば、図1の表示装置111〜117にて監視領域を全て撮像できるように設定されており、具体的には、少なくとも表示装置111〜117各々が設けられている廊下を撮像できるように設定されていることとする。つまり、例えば、表示装置111〜117は、少なくとも図3の自己に対応する設置場所情報の廊下(例えば、表示装置111にて南廊下西側等)を撮像できるように設定されていることとする。そして、このような監視情報の格納手法は任意であるが、例えば、表示制御処理を実行することにより格納される。
画像情報DB323は、画像情報を格納する画像情報格納手段である。「画像情報」とは、表示装置1が撮像した画像である。そして、このような画像情報の格納手法は任意であるが、例えば、監視情報と同様に、表示制御処理を実行することにより格納される。
地図情報DB324は、地図情報を格納する地図情報格納手段である。「地図情報」とは、センター装置3による避難誘導の対象となっている監視領域の地図を特定する情報であり、例えば、図1の建物の地図を特定する情報(例えば、壁、不図示の柱の位置、廊下等の任意の要素の位置又は寸法等を特定する情報)である。そして、このような地図情報の格納手法は任意であるが、例えば、設備情報と同様にして、管理者が、センター装置3の不図示の入力手段、又は通信部31を介してセンター装置3に入力することにより格納される。
(構成−センター装置−制御部)
制御部33は、センター装置3を制御する制御手段である。この制御部33は、機能概念的に、画像取得部331、内部人数特定部332、検出部333、及び表示制御部334を備える。画像取得部331は、監視領域の内部画像を取得する画像取得手段である。内部人数特定部332は、画像取得部331が取得した内部画像に基づいて、監視領域の内部の対象者の人数を特定する内部人数特定手段である。検出部333とは、監視領域の異常を検出する検出手段である。表示制御部334は、検出部333が監視領域の異常を検出するまでは、第1画像である宣伝広告画像を表示装置1の表示部13に表示させ、検出部333が監視領域の異常を検出した場合に、内部人数特定部332が特定した対象者の人数に基づいて監視領域から対象者を避難誘導する第2画像である避難誘導画像を生成し、生成した当該避難誘導画像を表示装置1の表示部13の少なくとも一部において宣伝広告画像の代わりに表示させる表示制御手段である。なお、この制御部33の各部により行われる処理については、後述する。
(処理)
次に、このように構成される防災システム100によって実行される表示制御処理について説明する。図5は、表示制御処理のフローチャートである(以下の各処理の説明ではステップを「SA」と略記する)。表示制御処理は、概略的には、センター装置3によって実行される処理であり、具体的には、表示装置1に表示されている画像を切り替える処理である。この表示制御処理を実行するタイミングは任意であるが、例えば、防災システム100の各装置の電源をオンした後に実行を開始し、繰り返し実行するものとし、実行が開始されたところから説明する。図6は、宣伝広告画像を例示した図であり、図7は、避難誘導画像を例示した図であり、図8は、火災が発生した場合の監視領域を示す図である。ここでは、例えば、図8に示すように南廊下の東側寄りの位置の火源F1にて出火して火災が発生した場合を例示して説明する。
図5のSA1において表示制御部334は、宣伝広告画像を表示させる。具体的には任意であるが、例えば、図6の宣伝広告画像を含む複数の宣伝広告画像が記録部32に格納されていることとし、この記録されている複数の宣伝広告画像を、表示装置1に送信することにより表示装置1の表示部13に表示させる。この場合、各表示装置1は、前述の複数の宣伝広告画像を受信して自己の記録部14に格納し、この格納している複数の宣伝広告画像を、所定時間毎に切り替えて1つずつ自己の表示部13に表示することになる。ここでは、例えば、図6の宣伝広告画像等が表示装置111〜117の表示部13に順次表示されることになる。
図5のSA2において検出部333は、火災が発生したか否かを判定する。具体的には任意であるが、例えば、感知器2が、公知の手法で火災を検出した場合に、自己の感知器IDを含む発報信号をセンター装置3に送信することとし、検出部333は、通信部31を監視してこの発報信号を受信したか否かに基づいて、火災が発生したか否かを判定する。そして、発報信号を受信しなかった場合、火災を検出せずに、火災が発生していないものと判定し(SA2のNO)、火災が発生したものと判定するまで、繰り返しSA2を実行する。また、発報信号を受信した場合、火災を検出し、火災が発生したものと判定し(SA2のYES)、SA3に移行する。ここでは、例えば、図8において、感知器212が火源F1からの煙により火災を検出(判定)し、自己の感知器IDである「ID212」を含む発報信号を生成してセンター装置3に送信することになるが、この場合、検出部333は、火災を検出し、火災が発生したものと判定する。
図5のSA3において画像取得部331は、監視領域の画像(内部画像)を取得する。具体的には任意であるが、例えば、まず、画像を撮像して送信することを要求する画像要求信号を生成して、表示装置1に送信する。これに対して、表示装置1は、画像要求信号を受信した場合、撮像部12にて監視領域を撮像し、また、撮像した日時を自己の不図示の計時部(例えば、タイマー回路等)にて特定し、また、自己の表示装置IDを取得した上で、撮像した監視領域の画像、特定した日時、及び取得した表示装置IDを含む画像応答信号を生成して、センター装置3に送信する。次に、画像取得部331は、この表示装置1からの画像応答信号を受信し、受信した当該画像応答信号に含まれている監視領域の画像、日時、及び表示装置IDを取得し、図4の表示装置IDに取得した表示装置IDを格納し、画撮像時間情報に取得した日時に対応する情報を格納し、図2の画像情報DB323に取得した監視領域の画像を一意に識別可能なファイル名を付した上で格納し、付したファイル名を図4の撮像画像情報に格納する。
ここでは、例えば、画像要求信号を送信した後、一例としては、表示装置111は、当該画像要求信号を受信し、撮像部12にて監視領域を撮像し、また、撮像した日時として「8月30日18時00分45秒」を特定し、また、自己の表示装置IDとして「ID111」を取得した上で、撮像した監視領域の画像、「8月30日18時00分45秒」、及び「ID111」を含む画像応答信号を生成して、センター装置3に送信する。次に、画像取得部331は、この表示装置111からの画像応答信号を受信し、受信した当該画像応答信号に含まれている監視領域の画像、「8月30日18時00分45秒」、及び「ID111」を取得し、図4の表示装置IDに「ID111」を格納し、撮像時間情報に「0830180045」を格納し、図2の画像情報DB323に取得した監視領域の画像を一意に識別可能なファイル名として「File111_1」を付した上で格納し、付したファイル名である「File111_1」を図4の撮像画像情報に格納する。上述の処理を表示装置112〜117についてもほぼ同時に行うことにより、画像を取得した上で図4の監視情報を格納する。
図5のSA4において内部人数特定部332は、人数を特定する。具体的には任意であるが、例えば、SA3にて画像取得部331が取得した監視領域の画像に基づいて、監視領域の内部の対象者の人数を特定する。ここでの特定手法は任意であるが、例えば、図4の撮像画像情報が特定する各画像について、任意の画像認識を行って画像中の対象者の人数を計数した上で、表示装置1各々の周辺の対象者の人数を特定し、特定した人数に対応する情報を図4の人数情報に格納する。ここでは、例えば、図4の「撮像画像情報」=「File111_1」が特定する画像を画像情報DB323から取得し、取得した画像について、任意の画像認識を行って画像中の対象者の人数を計数した上で、表示装置111の周辺の対象者の人数として「5人」を特定し、特定した「5人」に対応する「5」を図4の人数情報に格納する。上述の処理を表示装置112〜117についてもほぼ同時に行うことにより、表示装置112〜117の周辺の対象者の人数を特定した上で図4の人数情報を格納する。
図5のSA5において表示制御部334は、火災が発生した位置である火災発生位置を特定する。具体的には任意であるが、例えば、SA3にて画像取得部331が取得した監視領域の画像の中で、火災発生を示す火源が写り込んでいる画像を特定し、図4の監視情報を参照して、特定した画像に対応する表示装置IDを特定し、図3の設備情報を参照して、特定した表示装置IDに対応する設置場所情報を特定した上で、この特定した設置場所情報と前述の特定した画像の表示に基づいて、火災発生位置を特定する。ここでは、例えば、SA3にて画像取得部331が取得した監視領域の画像の中で、表示装置112が撮像した画像に火源F1が写り込んでいる場合、当該画像を特定し、図4の監視情報を参照して、特定した画像に対応する表示装置IDとして「ID112」を特定し、図3の設備情報を参照して、特定した「ID112」に対応する設置場所情報として「南廊下東側」を特定した上で、この特定した「南廊下東側」と前述の特定した画像の表示に基づいて、火災発生位置として図8の火源F1の位置を特定する。
図5のSA6において表示制御部334は、避難誘導画像を生成する。具体的には任意であるが、例えば、まず、SA4で特定した対象者の人数、及びSA5で特定した火災発生位置を取得し、取得した情報に基づいて、表示装置1に対応する位置での対象者が避難するべき方向である避難方向を決定する。避難方向を決定の決定手法は任意であるが、例えば、火源から遠ざかること、スムーズに避難すること(つまり、出入口での混雑を避けること)ができること等を考慮して決定することとする、例えば、図4の人数情報(つまり、SA4で特定した対象者の人数)に着目して、表示装置1各々の周辺の対象者の人数を把握し、また、SA5で特定した火災発生位置に着目して、火災発生位置を把握した上で、表示装置1各々に対応する位置での避難方法を決定する。ここでは、例えば、表示装置111、113に対応する位置では、特に、火源F1から遠ざかることに意図して、避難方向として「西側」、「北側」を決定し、表示装置112、115に対応する位置でも、特に、火源F1から遠ざかることに意図して、避難方向として「東側」、「北側」を決定する。また、表示装置116に対応する位置では、特に、図4の「表示装置ID」=「ID111」、「ID113」に対応する「人数情報」=「5」、「20」と、人数情報による監視領域全体の人数とに基づいて、出入口411側(つまり、西側)は出入り412側(つまり、「東側」)よりも混み合う可能性が高いことを推定して、避難方向として空いている可能性が高い「東側」を決定する。また、表示装置117に対応する位置でも、同様にして、避難方向として空いている可能性が高い「東側」を決定する。また、表示装置114に対応する位置では、まずは、火源F1から遠ざかることに意図して、避難方向として「北側」を決定し、更に、北側の北廊下で分岐することになるが、分岐での避難方向として空いている可能性が高い「東側」も決定する。
次に、表示制御部334は、避難経路を生成するが、避難経路の生成方法は任意であり、例えば出入口及び避難経路の合流点における人数の合計値を算出し、偏りが出ないように避難経路を作成するようにしても良い。避難経路の選択肢の少ない避難口に近い箇所から避難経路を形成し、避難経路が形成されている時点で合流地点の人数が少ない経路を通るように避難経路を形成する。また、特定の避難弱者がいる場所は避難経路の作成を優先するようにしても良い。また、避難誘導口や通路が広い等、より誘導したい方向がある場合当該方向にある合流地点の最大人数を規定し、最大人数を超えない範囲で優先的に避難経路を形成するようにしても良い。そして、具体的には、表示制御部334は、前述の決定した避難方向に基づいて矢印で示す避難経路を生成した上で、地図情報DB324の地図情報を取得し、取得した地図情報が特定する地図上に、生成した避難経路を記載し、前述の把握した火災発生位置に火源のイメージ画像を表示することにより避難誘導画像を生成する。ここでは、例えば、図7の避難誘導画像(対象者が避難するべき方向である避難方向(矢印の方向)、及び避難経路(矢印自体)を示す画像)を生成する。
図5のSA7において表示制御部334は、避難誘導画像を表示させる。具体的には任意であるが、例えば、表示装置1に対してSA6で生成した避難誘導画像を送信して表示させる。この場合、例えば、SA1で表示した図6の宣伝広告画像等の代わりに、図7の避難誘導画像が表示装置111〜117の表示部13に表示されることになる。この場合、監視領域の対象者は、この表示された避難誘導画像を視認することにより、安全且つ迅速に避難することが可能となる。
図5のSA8において表示制御部334は、復旧したか否かを判定する。具体的には、任意であるが、例えば、消防隊が消火して不図示の受信機に対する所定操作を行った場合に、当該受信機が復旧信号をセンター装置3に送信することとし、表示制御部334は、通信部31を監視してこの復旧信号を受信したか否かに基づいて、復旧したか否かを判定する。そして、復旧信号を受信しなかった場合、復旧していないものと判定し(SA8のNO)、復旧したものと判定するまで、繰り返しSA8を実行する。また、復旧信号を受信した場合、復旧したものと判定し(SA8のYES)、SA9に移行する。ここでは、例えば、図8において、火源F1の初期消火が成功した後に、不図示の受信機に対する所定操作を行って当該受信機が復旧信号を送信した場合、復旧したものと判定する。
図5のSA9において表示制御部334は、宣伝広告画像を表示させる。具体的には任意であるが、例えば、SA1と同様な処理を行って、宣伝広告画像を表示させる。これにて、表示制御処理を終了する。なお、この表示制御処理は、前述したように、繰り返し実行されることになるが、繰り返し実行時のSA1において、表示装置1の表示部13に宣伝広告画像が既に表示されている場合には、当該SA1の実行を省略してもよい。
(実施の形態の効果)
このように本実施の形態によれば、対象者の人数に基づいて、監視領域から対象者を避難誘導する避難誘導画像を生成することにより、例えば、出入口411、412への混雑を避けるように避難誘導画像を生成することができるので、適切に避難を行わせることが可能となる。また、監視領域の火災を検出するまでは、宣伝広告画像を表示させ、監視領域の異常を検出した場合に、避難誘導画像を宣伝広告画像の代わりに表示させることにより、例えば、監視領域の火災を検出するまでにおいても、表示装置1を有効利用することが可能となる。
また、対象者が避難するべき方向である避難方向を示す画像を避難誘導画像として生成することにより、例えば、対象者に対して避難方向を認識させることができるので、一層適切に避難を行わせることが可能となる。
また、監視領域の画像に基づいて対象者の人数を特定することにより、例えば、対象者に対して人数を特定するための何等かの負荷(例えば、短距離無線を行うタグ等を保持すること、携帯端末(例えば、スマートフォン等)を保持すること等)を担わせることなく人数を特定することができるので、対象者への負荷なしに対象者の人数を特定することが可能となる。
〔実施の形態に対する変形例〕
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の詳細に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏したりすることがある。
(分散や統合について)
また、上述した構成は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、任意の単位で機能的または物理的に分散又は統合して構成できる。また、本出願における「装置」とは、単一の装置によって構成されたものに限定されず、複数の装置によって構成されたものを含む。例えば、センター装置3を、相互に通信可能に構成された複数の装置に分散して構成し、これら複数の装置の一部に制御部33の各部の一部を設けると共に、これら複数の装置の他の一部に制御部33の各部の他の一部を設けてもよい。また、センター装置3に記録されている情報の少なくとも一部、あるいは、制御部33の各部の少なくとも一部を防災システム100の各表示装置に設けてもよい。また、表示装置1の撮像部12を表示装置1から分離した別体の装置として設けてもよい。
(内部人数の特定について)
内部人数の特定は画像に基づき行うことが、対象者の動作(つまり、負荷)を増やさないために好適であるが、他の手法によって行っても良い。例えば、エリア毎に入退室管理を行うフロアの場合には入退室情報を元に内部人数を特定するようにしても良い。また、短距離無線を行うタグ等を入口等で対象者に渡し、タグからの無線信号を受信する受信機を各場所に設けて場所ごとの人数をカウントするようにしても良い。また、対象者が保持している携帯端末(例えば、スマートフォン等)に近距離無線通信等の技術を用いて、通信を行い携帯端末からの返信によって人数をカウントするようにしても良い。その他、適宜の方法を取ってよい。
(火災の判定について)
また、上記実施の形態では、図5のSA2において、検出部333は、発報信号によって火災を判定したが、発報信号及び画像によって火災を判定してもよいし、あるいは、画像のみによって火災を判定してもよい。
発報信号及び画像によって判定する場合について具体的には、発報信号を受信し、且つ、当該発報信号を送信した感知器2の周辺の画像から火源等を確認した場合に火災が発生したものと判定してもよい。この場合、検出部333は、適宜の通信を行って、発報信号中の感知器ID、及び図3の設備情報に基づいて、複数の感知器2のうちの監視領域の火災を検出(判定)した少なくとも1つの感知器2の位置に最も近い表示装置1を複数の表示装置1にて特定し、特定した当該表示装置1が備える撮像部12が撮像した内部画像に基づいて、監視領域の火災を検出してもよい。ここでは、例えば、感知器212からの発報信号を受信した場合、発報信号中の「ID212」、及び図3の設備情報に基づいて、複数の感知器2のうちの監視領域の火災を検出(判定)した少なくとも1つの感知器212の位置に最も近い表示装置112を複数の表示装置1にて特定し、特定した当該表示装置112が備える撮像部12が撮像した内部画像に基づいて、監視領域の火災を検出してもよい。このように構成した場合、火災を判定した少なくとも1つの感知器2である感知器212の位置に最も近い表示装置1である表示装置112を特定し、特定した当該表示装置112が備える撮像部12が撮像した内部画像に基づいて、監視領域の火災を検出することにより、例えば、感知器2による判定結果に加えて内部画像を用いて監視領域の火災を検出することができるので、監視領域の火災の検出精度を向上させることが可能となる。
また、画像のみによって火災を判定する場合については具体的には、所定時間間隔(例えば、2秒〜5秒等)で、センター装置3が表示装置1で撮像された画像を取得し、取得した画像を用いて火災を判定してもよい。
また、火災を判定した少なくとも1つの感知器2である感知器212の位置に最も近い表示装置1である表示装置112が備える撮像部12が撮像した内部画像について、火災の判定までは行わず、センター装置3(他の表示手段)の不図示の表示面(例えば、任意のディスプレイ等)及び又は他の表示装置1の表示部13に当該内部画像を表示させ防災要員に認知させるようにしても良い。このように構成した場合、例えば、防災要員が容易に内部画像を確認することができるため、内部画像が実火災かどうかを防災要員が判定することにより早い段階で警報動作が可能となる。また、防災要員は内部画像を確認し火災と判断した場合、センター装置の操作または表示装置1の操作によって火災を断定するようにしても良い。
(避難誘導画像について(その1))
また、上記実施の形態では、図5のSA6において、図7の避難経路の避難誘導画像を生成する場合について説明したが、避難誘導をスムーズに行える限りにおいて、任意の画像を避難誘導画像として生成してもよい。例えば、図7の避難誘導画像に対して、当該画像を表示する表示装置1の場所を図3の設備情報から特定し、当該特定した場所の画像(例えば、丸印と「現在位置はここです」等のメッセージ)を付してもよい。ここでは、例えば、表示装置111に表示させる避難誘導画像については、図7の避難誘導画像中に表示装置111の場所の画像を付してもよい。また、例えば、図7の避難誘導画像ではなく、SA6で説明した避難方向を示す画像(例えば、矢印画像)当該画像を表示する表示装置1毎に生成して、この生成した画像を避難誘導画像として表示させてもよい。ここでは、例えば、表示装置111については、避難方向として「西側」を決定したので、表示装置111には、当該表示装置111を視認した対象者に対して西側を指し示す矢印画像を避難誘導画像として表示させてもよい。
図9は、変形例の避難誘導画像を例示した図である。そして、例えば、図9のように火災表示(例えば、図9の「火災発生」の文字)、避難方向を指し示す矢印画像、及び図7の避難誘導画面のような全体地図を併せて表示するようにしても良い。また、全体地図は上記のように表示装置111の場所の画像を表示し、避難経路は表示装置111の場所からのもののみを表示するようにしても良い。また、各画像は当該表示装置111に対して対象者が操作することで表示画面が拡大縮小、切り替え等が可能であっても良い。
(避難誘導画像について(その2))
また、上記実施形態では、図4の人数情報が示す各表示装置1の周辺の人数に基づいて避難誘導画像を生成する場合について説明したが、避難誘導をスムーズに行える限りにおいて、任意の画像を避難誘導画像として生成してもよい。例えば、図4の人数情報の合計(つまり、監視領域全体の対象者の人数)に基づいて避難誘導画像を生成してもよい。具体的には、例えば、人数が多い場合、出入口が混雑してしまい転倒等により二次災害が発生する恐れがあること等に着目して、対象者の人数が所定人数(例えば、100人〜120人等)未満の場合は、「至急避難して下さい」というメッセージを図7の避難誘導画像に付し、一方、対象者の人数が所定人数(例えば、100人〜120人等)以上の場合は、「落ち着いて避難して下さい」というメッセージを図7の避難誘導画像に付してもよい。
(避難誘導画像について(その3))
また、例えば、建物が5階建て等の複数階のフロアを有するものである場合、各階の対象者の階毎の合計人数に基づいて、各階毎の避難誘導画像を生成してもよい。あるいは、この場合、各階毎に順次避難させるために、避難誘導画像を順次表示させてもよい。また、例えば、建物が病院である場合、病状に基づいて避難困難者の人数を格納しておき、病院中の表示装置に避難困難者の人数や当該避難困難者の場所を表示してもよい。このように構成した場合、避難困難者の避難を適切に支援することが可能となる。
(避難誘導画像について(その4))
また、上記実施の形態の図5のSA7の避難誘導画像の表示態様を任意に変更してもよい。例えば、実施の形態にて説明したように、宣伝広告画像全部の代わりに避難誘導画像を表示してもよい(つまり、宣伝広告画像を消して避難誘導画像を表示してもよい)が、宣伝広告画像の一部の代わりに避難誘導画像を表示してもよい(つまり、宣伝広告画像の一部(例えば、右下の一部等)を消して、当該消した一部に避難誘導画像を表示してもよい)。
(アナログ値について)
また、上記実施の形態の、図5のSA6にて、感知器2各々のアナログ値(例えば、煙の濃度)をセンター装置3側が感知器2から取得できるように構成した上で、この感知器2各々のアナログ値に基づいて、火災が拡がっている方向を特定し、この方向を考慮して、避難方向を決定したり、避難経路を生成したりしてもよい。
(避難人数特定部、未完了人数特定部、及び出力部について)
また、センター装置3の制御部33に避難人数特定部、未完了人数特定部、及び出力部を設けてもよい。「避難人数特定部」とは、監視領域から避難した対象者の人数を特定する避難人数特定手段であり、また、「未完了人数特定部」とは、避難人数特定手段が特定した人数と、内部人数特定手段が特定した人数とに基づいて、対象領域の内部にて未だ避難が完了していない対象者の人数を特定する未完了人数特定手段であり、また、「出力部」とは、未完了人数特定手段が特定した人数を出力する出力手段である。これら各部の具体的な実装方法は任意であるが、例えば、以下の処理を行うように実装してもよい。
まず、図5のSA7にて避難誘導画像を表示した後に、避難人数特定部が、適宜の通信を行って、表示装置116、117の撮像部12にて出入口411、412の周辺を撮像して、当該撮像した画像を取得、この取得した画像から避難した対象者の人数を特定する。次に、未完了人数特定部が、この避難人数特定部が特定した人数と、SA4にて内部人数特定部332が特定した人数の合計(例えば、図4の人数情報の合計)とに基づいて、当該合計から避難人数特定部が特定した人数を差し引くことにより、対象領域の内部にて未だ避難が完了していない対象者の人数を特定する。次に、出力部が、未完了人数特定手段が特定した人数を、任意の手段で出力する。ここでの出力については、センター装置3の不図示の表示ディスプレイに表示出力したり、不図示のスピーカにて音声出力したり、あるいは、消防隊員に対して通信部31を介して通信出力したりしてもよい。このように構成した場合、対象領域の内部にて未だ避難が完了していない対象者の人数を出力することにより、例えば、避難を支援する者(例えば、消防隊員等)に避難が完了していない対象者の人数を認識させることができるので、避難の支援を適切に行わせることができ、対象者の安全性を確保することが可能となる。
(その他の機能について)
また、例えば、各表示装置1が、自己の周辺の対象者が保持している携帯端末(例えば、スマートフォン等)に近距離無線通信等の技術を用いて、宣伝広告画像又は避難誘導画像に送信して、当該携帯端末上で当該画像を表示するように構成してもよい。このように構成した場合、対象者は、障害物等で表示装置1を視認し難い場合であっても、自己の携帯端末を視認することができるので、適切に避難することが可能となる。
また、例えば、実施の形態又は変形例に記載した各画像中の情報を音声出力してもよい。また、対象者が各表示装置1を視認した場合に、各表示装置1にて当該対象者について画像認識を行って、当該対象者の国籍を推定し、推定した国籍に対応する言語にて情報を出力してもよいし、あるいは、当該推定した国籍に対応する言語の情報を対象者の携帯端末に送信して表示してもよい。
また、例えば、火災発生を判定したことをトリガとして、表示装置1側と不図示の受信機側との間でテレビ会話を行えるようにしてもよい。
(特徴について)
また、上記実施の形態の特徴及び変形例の特徴を任意に組合わせてもよい。
(付記)
付記1の避難誘導システムは、監視領域の内部の対象者に視認させる画像を表示する表示面を備える複数の表示手段であって、前記監視領域の内部の複数の位置に設けられている前記複数の表示手段を用いて前記監視領域内の対象者の避難誘導を行う避難誘導システムであり、前記監視領域の内部の前記対象者の人数を特定する内部人数特定手段と、前記監視領域の異常を検出する検出手段と、前記検出手段が前記監視領域の異常を検出するまでは、第1画像を前記表示面に表示させ、前記検出手段が前記監視領域の異常を検出した場合に、前記内部人数特定手段が特定した前記対象者の人数に基づいて前記監視領域から前記対象者を避難誘導する第2画像を生成し、生成した当該第2画像を前記表示面の少なくとも一部において前記第1画像の代わりに表示させる表示制御手段と、を備える。
付記2の避難誘導システムは、付記1に記載の避難誘導システムにおいて、前記表示制御手段は、前記対象者が避難するべき方向である避難方向を示す画像を前記第2画像として生成する。
付記3の避難誘導システムは、付記1又は2に記載の避難誘導システムにおいて、前記監視領域の内部画像を取得する画像取得手段を備え、前記内部人数特定手段は前記画像取得手段が取得した前記内部画像に基づいて、前記監視領域の内部の前記対象者の人数を特定する。
付記4の避難誘導システムは、付記3に記載の避難誘導システムにおいて、前記監視領域には、当該監視領域の複数の位置に設けられている複数の感知器であって、前記監視領域の異常を相互に独立して判定する前記複数の感知器が設けられており、前記複数の表示手段は各々、前記内部画像を撮像する撮像手段を備えており、前記画像取得手段は、前記撮像手段が撮像した前記内部画像を取得し、前記避難誘導システムは、前記複数の感知器と前記複数の表示手段との相互間の位置関係を特定する位置関係情報を格納する位置関係情報格納手段、を備え、前記検出手段は、前記位置関係情報格納手段が格納している前記位置関係情報に基づいて、前記複数の感知器のうちの前記監視領域の異常を判定した少なくとも1つの感知器の位置に最も近い表示手段を前記複数の表示手段にて特定し、特定した当該表示手段が備える前記撮像手段が撮像した前記内部画像に基づいて、前記監視領域の異常を検出する。
付記5の避難誘導システムは、付記3に記載の避難誘導システムにおいて、前記監視領域には、当該監視領域の複数の位置に設けられている複数の感知器であって、前記監視領域の異常を相互に独立して判定する前記複数の感知器が設けられており、前記複数の表示手段は各々、前記内部画像を撮像する撮像手段を備えており、前記画像取得手段は、前記撮像手段が撮像した前記内部画像を取得し、前記避難誘導システムは、前記複数の感知器と前記複数の表示手段との相互間の位置関係を特定する位置関係情報を格納する位置関係情報格納手段、を備え、前記検出手段は、前記位置関係情報格納手段が格納している前記位置関係情報に基づいて、前記複数の感知器のうちの前記監視領域の異常を判定した少なくとも1つの感知器の位置に最も近い表示手段を前記複数の表示手段にて特定し、特定した当該表示手段が備える前記撮像手段が撮像した前記内部画像を、センター装置の表示面及び又は前記表示手段の前記表示面の少なくとも一部に表示する。
付記6の避難誘導システムは、付記1から5の何れか一項に記載の避難誘導システムにおいて、前記監視領域から避難した前記対象者の人数を特定する避難人数特定手段と、前記避難人数特定手段が特定した人数と、前記内部人数特定手段が特定した人数とに基づいて、対象領域の内部にて未だ避難が完了していない前記対象者の人数を特定する未完了人数特定手段と、前記未完了人数特定手段が特定した人数を出力する出力手段と、を備える。
(付記の効果)
付記1に記載の避難誘導システムによれば、対象者の人数に基づいて、監視領域から対象者を避難誘導する第2画像を生成することにより、例えば、出入口への混雑を避けるように第2画像を生成することができるので、適切に避難を行わせることが可能となる。また、監視領域の異常を検出するまでは、第1画像を表示させ、監視領域の異常を検出した場合に、第2画像を第1画像の代わりに表示させることにより、例えば、監視領域の異常を検出するまでにおいても、表示手段を有効利用することが可能となる。
付記2に記載の避難誘導システムによれば、対象者が避難するべき方向である避難方向を示す画像を第2画像として生成することにより、例えば、対象者に対して避難方向を認識させることができるので、一層適切に避難を行わせることが可能となる。
付記3に記載の避難誘導システムによれば、監視領域の画像に基づいて対象者の人数を特定することにより、例えば、対象者に対して人数を特定するための何等かの負荷(例えば、短距離無線を行うタグ等を保持すること、携帯端末(例えば、スマートフォン等)を保持すること等)を担わせることなく人数を特定することができるので、対象者への負荷なしに対象者の人数を特定することが可能となる。
付記4に記載の避難誘導システムによれば、異常を判定した少なくとも1つの感知器の位置に最も近い表示手段を特定し、特定した当該表示手段が備える撮像手段が撮像した内部画像に基づいて、監視領域の異常を検出することにより、例えば、感知器による判定結果に加えて内部画像を用いて監視領域の異常を検出することができるので、監視領域の異常の検出精度を向上させることが可能となる。
付記5に記載の避難誘導システムによれば、異常を判定した少なくとも1つの感知器の位置に最も近い表示手段を特定し、特定した当該表示手段が備える撮像手段が撮像した内部画像を他の表示手段(例えば、センター装置等)に表示することにより、例えば、防災要員が容易に内部画像を確認することができるため、内部画像が実火災かどうかを防災要員が判定することにより早い段階で警報動作が可能となる。
付記6に記載の避難誘導システムによれば、対象領域の内部にて未だ避難が完了していない対象者の人数を出力することにより、例えば、避難を支援する者(例えば、消防隊員等)に避難が完了していない対象者の人数を認識させることができるので、避難の支援を適切に行わせることができ、対象者の安全性を確保することが可能となる。
1 表示装置
2 感知器
3 センター装置
11 通信部
12 撮像部
13 表示部
14 記録部
15 制御部
31 通信部
32 記録部
33 制御部
100 防災システム
111 表示装置
112 表示装置
113 表示装置
114 表示装置
115 表示装置
116 表示装置
117 表示装置
211 感知器
212 感知器
213 感知器
214 感知器
215 感知器
216 感知器
217 感知器
321 設備情報DB
322 監視情報DB
323 画像情報DB
324 地図情報DB
331 画像取得部
332 内部人数特定部
333 検出部
334 表示制御部
411 出入口
412 出入口
F1 火源

Claims (1)

  1. 監視領域の内部の対象者に視認させる画像を表示する表示面を備える複数の表示手段であって、前記監視領域の内部の複数の位置に設けられている前記複数の表示手段を用いて前記監視領域内の対象者の避難誘導を行う避難誘導システムであり、
    前記監視領域の内部の複数位置の各々における前記対象者の人数を特定する内部人数特定手段と、
    前記監視領域の異常を相互に独立して判定する前記複数の感知器により前記監視領域の異常の発生位置と共に異常を検出する検出手段と、
    前記検出手段が前記監視領域の異常を検出するまでは、第1画像を前記表示面に表示させ、前記検出手段が前記監視領域の異常を検出した場合に、前記内部人数特定手段が特定した前記対象者の人数に基づいて前記監視領域から前記対象者を避難誘導する第2画像を生成し、生成した当該第2画像を前記表示面の少なくとも一部において前記第1画像の代わりに表示させる表示制御手段と、を備え、
    前記第2画像は、
    前記複数の位置の各々における前記対象者の人数及び前記異常の発生位置に基づいて生成される避難方向を示す画像と、
    前記複数位置の各々における前記対象者の人数の合計に応じて変更されるメッセージと、を含む、
    避難誘導システム。
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