JP6949609B2 - 制御装置、制御方法、および制御プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、店舗等に設置される冷凍ショーケースや冷蔵ショーケースなどの冷却庫において、複数の蒸発器を用いて交互に冷却を行う制御を行うための制御装置、制御方法、および制御プログラムに関する。
従来より、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの店舗では、商品を冷凍もしくは冷蔵した状態で陳列するための冷凍ショーケースや冷蔵ショーケースなどのショーケースが用いられている。
このようなショーケース30は、図9に示すように、商品を陳列するための陳列棚32と、陳列棚32に冷気を吹き出す吹出口34と、陳列棚32の空気を吸い込んでショーケース30内を循環させるファン38を有する吸込口36とを有している。
また、ショーケース30では、一般的な冷凍サイクルが用いられており、冷媒が流れる配管12と、冷凍機の凝縮器で凝縮され、配管12を流れてくる高圧の液冷媒を、低温・低圧の気液混合状態にして蒸発器内に噴射する機械式膨張弁13と、冷媒を液体から気体へと状態変化させることで循環する空気の熱を吸収して冷却する蒸発器16と、を備えている。
なお、このようなショーケースは、店舗に設置される場合には、図示しないが、蒸発器16から出たガス冷媒を圧縮して高温・高圧のガス冷媒とする圧縮機と、圧縮機から吐出された高温・高圧のガス冷媒から熱を放出して液冷媒とする凝縮器と、を備えた冷凍機が屋外に設置され、複数のショーケースが1台の冷凍機に接続された状態で使用されていることが多い。ただし、1台の冷凍機にショーケースを1台だけ接続して使用される場合もある。
冷凍機が屋外などに別に設置されるショーケースは、別置形ショーケースと呼ばれている。一方、圧縮機や凝縮器といった冷凍機部分が一体になっているショーケースもあり、そのようなショーケースは冷凍機内蔵形ショーケースもしくは内蔵形ショーケースと呼ばれている。
ショーケース30などの冷却庫は、制御手段として温度調節器22を有しており、温度調節器22によってショーケースが備える照明26、ファン38、除霜ヒータ24、防露ヒータ、膨張弁(温調弁)などを制御している。
また、ショーケース30の温度調節器22には、図10に示すように、庫内温度を設定するための設定手段62や、設定情報などを表示するための表示手段60などが設けられている。このような設定手段62及び表示手段60を用いて、使用者は庫内温度の設定をすることができる。
さらに、温度調節器22は、該ショーケース30a以外の他のショーケース30b…30nや保管庫等と共に通信で集中監視盤67につなげることで、スケジュール動作や警報の監視、温度データ記録等を一括して管理する事ができる。
また集中監視盤67は事務所のパーソナルコンピュータ68や事業所のネットワーク69に接続することで外部から管理状態を確認できる。なお、ネットワークとしてモデム90a,90bを利用しインターネット91を利用することで遠隔地のパーソナルコンピュータ92から状態を確認することもできる。
このようなショーケース30の膨張弁として、感温筒と配管内部の圧力とで自動的に過熱度を調節する機械式膨張弁13を用いる場合は、機械式膨張弁13の手前(冷凍機側)に給液用電磁弁14を設けて、それを温度調節器22でサーモオン、サーモオフを切り替え、庫内温度を調節する(機械式膨張弁方式)。
機械式膨張弁方式の場合、温度調節器22に記憶された庫内温度設定値に基づき、給液用電磁弁14に対して駆動信号を印加し、給液用電磁弁14の開閉を切り換えている。なお、本明細書では、給液用電磁弁14は、駆動信号を印加した状態(通電状態)で弁開(サーモオン)し、駆動信号を印加していない状態(非通電状態)で弁閉(サーモオフ)するものとして説明するが、通電状態で弁閉し、非通電状態で弁開する給液用電磁弁もある。
具体的には、図11に示すように、ショーケース30の庫内温度が庫内温度設定値に達するまで、温度調節器22は給液用電磁弁14の電磁コイルに駆動信号を印加(通電)して給液用電磁弁14を開く。これにより、冷媒が蒸発器16に導入され、ショーケース30の庫内温度は低下する。
ショーケース30の庫内温度が庫内温度設定値に達したら、給液用電磁弁14の電磁コイルへの通電を止めて給液用電磁弁14を閉じる。これにより、冷媒が蒸発器16に導入されなくなるため、ショーケース30の庫内温度は徐々に上昇する。
そして、ショーケース30の庫内温度が庫内温度設定値+ディファレンシャルに達したら、給液用電磁弁14の電磁コイルに駆動信号を印加して給液用電磁弁14を開く。これにより、冷媒が蒸発器16に導入されるようになるため、ショーケース30の庫内温度は徐々に低下することになる。
このように、機械式膨張弁方式では、温度調節器22は、ショーケース30の庫内温度に基づいて、給液用電磁弁14を開閉するための駆動信号を、給液用電磁弁14の駆動コイルに印加するように構成されている。
なお、ここでは、ショーケース30の庫内温度が庫内温度設定値に達した場合に駆動信号の印加を止め、庫内温度設定値+ディファレンシャルに達した場合に駆動信号を印加する場合について説明したが、逆に、ショーケース30の庫内温度が庫内温度設定値−ディファレンシャルに達した場合に駆動信号の印加を止め、庫内温度設定値に達した場合に駆動信号を印加する場合もある。
また、図12に示すように、制御手段として、温調弁の弁開度を制御する弁開度制御出力手段や弁開度制御を行うためのマイクロコンピュータなどを備えた電子膨張弁用の制御装置23を用い、膨張弁として電子膨張弁15を用いて、制御装置23で電子膨張弁15の弁開度を制御するように構成されているものがある(電子膨張弁方式)。
電子膨張弁15を用いた構成とした場合も、電子膨張弁15の手前(冷凍機側)に給液用電磁弁を設けて、給液用電磁弁を制御装置23でサーモオン、サーモオフを切り替え、オンオフ制御で庫内温度の温調を行いながら、制御装置23でサーモオン中の電子膨張弁15の弁開度を、過熱度制御や庫内温度一定制御などにより調節するものもあるが、電子膨張弁15に、弁閉機能を有する電子膨張弁15を用いる場合には、給液用電磁弁の役割を電子膨張弁15に行わせて、給液用電磁弁を省略する事が多い。
このように電子膨張弁15を用いる場合には、制御装置23から電子膨張弁15に対して、弁開度を制御するための制御信号が印加される。
なお、電子膨張弁の代わりに高耐久電磁弁を用いることもできる。この場合、デューティー比によって高耐久電磁弁の開閉を制御することで、冷媒の流量を制御し、電子膨張弁15と同様に利用することができる。この場合、制御装置23から高耐久電磁弁に対して、開閉を制御するパルス信号が印加され、弁開と弁閉のデューティー比により冷媒の流量を制御することができる。
このように、高耐久電磁弁はデューティー比により冷媒の流量を制御することができることから、高耐久電磁弁についても電子膨張弁の一種とし、このデューティー比を高耐久電磁弁における弁開度とする。
制御装置23は、蒸発器16における過熱度を検出するための過熱度検出手段として、蒸発器の入口側における冷媒の温度を検出する入口配管温度センサ18と、蒸発器の出口側における冷媒の温度を検出する出口配管温度センサ20とを備えるとともに、庫内温度を検出するための庫内温度検出手段として、吹出口34の温度を検出する吹出口温度センサ40と、吸込口36の温度を検出する吸込口温度センサ42とを備えている。
なお、制御装置23は、吹出口温度センサ40によって検出された吹出口温度と、吸込口温度センサ42によって検出された吸込口温度の両方を用いて、それらの中間の温度を庫内温度として扱うように構成してもよいし、或いは、どちらか一方の温度センサのみを用いて、その温度センサで検出した温度にオフセットを加えた値を庫内温度として扱うように構成することもできる。
さらには、どちらか一方の温度センサのみを用いて、吹出口温度センサで検出した温度を庫内温度としたり、吸込口温度センサで検出した温度を庫内温度としたりすることもできる。このような、どちらか一方の温度センサのみを用いて庫内温度を得る場合においては、吹出口温度センサと吸込口温度センサの両方を備える必要はなく、使用する側の温度センサのみを備えていればよい。
なお、符号24は、蒸発器16に発生する霜を除去するための除霜ヒータであり、蒸発器16に霜が発生した場合には、この除霜ヒータ24の電源を入れることによって、霜が溶かされ除霜(デフロスト)される。
このように構成されたショーケース30´では、制御装置23によって電子膨張弁15の弁開度を調節して冷媒の流量を変化させることによって冷却能力を制御し、ショーケース30´の庫内温度の調節を行っている。
ところで、上述のショーケース30,30´においては、蒸発器16を一つしか備えていないため、蒸発器16が除霜を行っている間には、冷媒の流れを止めることになる。このため、除霜中は冷却を行うことができなくなり、ショーケース30,30´の庫内温度が上昇してしまう。
そこで、このような問題を解決するショーケースとして、二つの蒸発器16を備え、片方の蒸発器16が冷却を行っている間、もう片方の蒸発器16に除霜を行わせ、蒸発器16が交互に除霜される方式(ノンデフロスト方式)を採用したものも知られている(たとえば、特許文献1参照)。
実開平1−123181号公報
しかしながら、ノンデフロスト方式のショーケースにおいては、片方の蒸発器に冷却異常が生じた際に、応急運転を行う手段がないために冷却不良を引き起こし、食品の温度や鮮度を維持することができなくなるという問題があった。
たとえば、このような、ノンデフロスト方式のショーケースにおいて、気液混合状態の冷媒を蒸発器に噴射する手段として高耐久電磁弁を用いたものが存在する。高耐久電磁弁を駆動するための制御装置には、ソリッドステートリレー(以下、SSRという。)などの半導体リレーが使用されている。
ここで、SSRには、ヒューズが設けられており、SSRに過電流が流れた場合にはヒューズが溶断することでSSRの焼損が防止される。ヒューズが溶断した場合には、その後、高耐久電磁弁をオンにすることができなくなり、冷却不良が引き起こされるため、食品の温度・鮮度を維持することが困難になる。
この問題を解決するために、庫内温度が上昇した場合には、上昇した時点で温度異常の警報を通知したり、ヒューズが溶断した時点で温度異常の警報を通知したりするなどして、商材のロスを防止する仕組みが設けられている。
しかしながら、警報を通知してから商材の移動作業などがスムーズに行われなかった場合には、結局商材をロスすることになる可能性があり、商材ロスのリスクを完全に払拭することはできない。
この点、警報を通知する温度が商材の鮮度を失う温度よりも低くなるように設定するなど、速やかに警報を通知することでリスクを軽減することも考えられるが、警報を通知する温度を低くしすぎると温度異常が発生していない場合にも警報が通知される可能性があるため、信頼性上好ましくない。
ヒューズが溶断した時点で警報を通知することは時間的には最適な手段になるが、ヒューズが溶断した後の庫内温度の上昇は何ら抑制されないため、やはり警報通知後に商材の移動作業がスムーズに行われなかった場合のリスクを避けることはできない。
本発明は、このような現状に鑑み、冷凍ショーケースや冷蔵ショーケースに温度異常が発生した場合においても、的確に商材ロスのリスクを低減することができる制御装置、制御方法、および制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明の制御装置は
複数の蒸発器が設けられたショーケースに配置される制御装置であって、前記ショーケースにおいて冷却が正常になされているか否かを判定する判定部と、前記判定部によって、冷却が正常になされていないと判定された場合に、何れの前記蒸発器において、異常が生じたのかを特定する特定部と、前記特定部によって異常が生じたと特定されていない正常な前記蒸発器に冷却を行うように指示する指示部と、前記指示部により正常な前記蒸発器に切り替えて冷却を行うように指示されてから所定のタイミングで、正常な前記蒸発器による冷気を前記ショーケースに導入することを実行する実行部とを備えることを特徴とする
また、本発明の制御装置は、
前記蒸発器内に冷媒を供給する温調弁と、前記温調弁の動作判定を行う動作判定部とを備え、前記判定部は、前記動作判定部による前記温調弁の動作判定結果に基づいて冷却が正常になされているか否かを判定することを特徴とする
また、本発明の制御装置は、
前記温調弁は、デューティー比に基づいて開閉制御を行うことにより冷媒流量を制御する高耐久電磁弁あることを特徴とする
また、前記温調弁は、機械式膨張弁とその上流側に位置する給液電磁弁であることを特徴とする。
また、本発明の制御装置は、
前記温調弁に電力を供給する供給用部品を含む出力回路と、前記供給用部品に過電流が流れた場合に前記供給用部品への電力の供給を制限して前記供給用部品を保護する保護部品と、前記保護部品が機能したことを検出する検出回路とを備え、前記判定部は、前記検出回路により、前記保護部品が機能したことが検出された時に、冷却が正常になされていないと判定することを特徴とする
また、本発明の制御装置は、
前記指示部は、前記特定部が何れかの前記蒸発器に異常が生じたと特定した直後に正常な前記蒸発器に切り替えて冷却を行うように指示することを特徴とする
また、本発明の制御装置は、
陳列棚に冷気を吹き出す吹出口と、前記吹出口に導入する冷気の通路を変更するダンパーとを備え、前記実行部は、異常が生じた前記蒸発器からの冷気が前記吹出口に流れないようにし、正常な前記蒸発器からの冷気が前記吹出口に流れるように前記ダンパーを操作することを特徴とする
また、本発明の制御装置は、
前記ショーケース内の温度を計測する温度センサを備え、前記判定部は、前記温度センサによる計測結果に基づいて冷却が正常になされているか否かを判定することを特徴とする
また、本発明の制御方法は、
複数の蒸発器が設けられたショーケースの制御方法であって、前記ショーケースにおいて冷却が正常になされているか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップによって、冷却が正常になされていないと判定された場合に、何れの前記蒸発器において、異常が生じたのかを特定する特定ステップと、前記特定ステップによって異常が生じたと特定されていない正常な前記蒸発器に冷却を行うように指示する指示ステップと、前記指示ステップにより正常な前記蒸発器に切り替えて冷却を行うように指示されてから所定のタイミングで、正常な前記蒸発器による冷気を前記ショーケースに導入することを実行する実行ステップとを備えることを特徴とする制御方法。
また、本発明の制御方法は、
前記蒸発器内に冷媒を供給する温調弁と、前記温調弁の動作判定を行う動作判定部とを備え、前記判定ステップにおいて、前記動作判定部による前記温調弁の動作判定結果に基づいて冷却が正常になされているか否かを判定することを特徴とする
また、本発明の制御方法は、
前記温調弁は、デューティー比に基づいて開閉制御を行うことにより冷媒流量を制御する高耐久電磁弁あることを特徴とする
また、前記温調弁は、機械式膨張弁とその上流側に位置する給液電磁弁であることを特徴とする。
また、本発明の制御方法は、
前記温調弁に電力を供給する供給用部品を含む出力回路と、前記供給用部品に過電流が流れた場合に前記供給用部品への電力の供給を制限して前記供給用部品を保護する保護部品と、前記保護部品が機能したことを検出する検出回路とを備え、前記判定ステップにおいて、前記検出回路により、前記保護部品が機能したことが検出された時に、冷却が正常になされていないと判定することを特徴とする
また、本発明の制御方法は、
前記指示ステップにおいて、前記特定ステップが何れかの前記蒸発器に異常が生じたと特定した直後に正常な前記蒸発器に切り替えて冷却を行うように指示することを特徴とする
また、本発明の制御方法は、
陳列棚に冷気を吹き出す吹出口と、前記吹出口に導入する冷気の通路を変更するダンパーとを備え、前記実行ステップにおいて、異常が生じた前記蒸発器からの冷気が前記吹出口に流れないようにし、正常な前記蒸発器からの冷気が前記吹出口に流れるように前記ダンパーを操作することを特徴とする
また、本発明の制御方法は、
前記ショーケース内の温度を計測する温度センサを備え、前記判定ステップにおいて、前記温度センサによる計測結果に基づいて冷却が正常になされているか否かを判定することを特徴とする
また、本発明の制御プログラムは、
複数の蒸発器が設けられたショーケースを制御するコンピュータを含む制御装置に、前記ショーケースにおいて冷却が正常になされているか否かを判定する判定機能と、前記判定機能によって、冷却が正常になされていないと判定された場合に、何れの前記蒸発器において、異常が生じたのかを特定する特定機能と、前記特定機能によって異常が生じたと特定されていない正常な前記蒸発器に冷却を行うように指示する指示機能と、前記指示機能により正常な前記蒸発器に切り替えて冷却を行うように指示されてから所定のタイミングで、正常な前記蒸発器による冷気を前記ショーケースに導入することを実行する実行機能を実現させる
本発明の制御装置、制御方法、および制御プログラムによれば、冷凍ショーケースや冷蔵ショーケースに温度異常が発生した場合においても、的確に商材ロスのリスクを低減することができる。
実施の形態に係る制御装置を備えたショーケースの構造を説明するための概略構成図である。 実施の形態に係る制御装置の構成を説明するための概略構成図である。 実施の形態に係る制御装置に接続された出力回路の構成を説明するための概略構成図である。 実施の形態に係る制御装置において、一方の蒸発器に異常が発生し、他方の蒸発器でショーケースの延命冷却を行う場合のフローチャートである。 他の実施の形態に係る制御装置を備えたショーケースの構造を説明するための概略構成図である。 他の実施の形態に係る制御装置に接続された出力回路の構成を説明するための概略構成図である。 図3に示す出力回路において、ダイオードを使用して検出回路を共通化した構成を示す概略構成図である。 図7に示す出力回路において、無電圧出力で膨張弁用の電源を共用にした構成を示す概略構成図である。 従来の制御手段を備えたショーケースの構造を説明するための概略構成図である。 従来の制御装置を備えるショーケースのシステム構成を説明するためのシステム構成図である。 機械式膨張弁方式のショーケースにおける給液用電磁弁に対する信号の遷移と、ショーケースの庫内温度を示すグラフである。 従来の別の制御手段を備えたショーケースの構造を説明するための概略構成図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態に係るショーケースについて説明する。なお、本実施の形態におけるショーケース2の構成は、基本的には図12を用いて説明した従来のショーケース30´をノンデフロスト方式にしたものであるため、同一の構成部材には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
図1は、実施の形態に係る制御装置を備えたショーケース2の構造を説明するための概略構成図である。図1に示すように、ショーケース2本体の冷気循環ダクト内には、陳列棚32側(以下、フロント側という。)に配置される蒸発器16f、およびショーケース2の背面側(以下、リア側という。)に配置される蒸発器16rの二つの蒸発器16が配置されている。なお、以下の説明において、同じ部品等にフロント側とリア側が存在する場合には、符号にそれぞれf、rを付して説明するが、同じ部品等についてフロント側とリア側の区別をせずにその部品等を総称する場合には、符号にf、rを付さずに説明する。
一対のフロント側の蒸発器16f、リア側の蒸発器16rは、その間に設けられた区画板4により区分され、区画板4の端部にはダンパー7が取り付けられている。このダンパー7の傾斜方向を切り替えて冷媒の通路を変更することにより、交互に冷却と除霜を繰り返すことができる。
なお、図1においては、ダンパー7が区画板4の下端部に配置されている場合を例に示しているが、ダンパー7は、区画板4の上端部に配置されていてもよく、区画板4の上下両端部に配置されていてもよい。
また、入口配管温度センサ18についても、フロント側の蒸発器16f側に配置される入口配管温度センサ18f、リア側の蒸発器16r側に配置される入口配管温度センサ18rが設けられている。
図2は、本実施の形態に係る制御装置の構成を説明するための概略構成図である。制御装置5は、図2に示すように、PID制御の演算処理などを行ったり各部を統括的に制御するマイクロコンピュータ50と、動作電力を受電するための電源入力端子52と、各温度センサ18,20,40,42から温度信号を入力するための温度センサ入力端子46を含む温度測定入力手段と、膨張弁17を制御する膨張弁制御信号を出力するための膨張弁制御信号出力端子48を含む膨張弁制御信号出力手段と、ファン38、除霜ヒータ24、照明26、ダンパー7の傾斜方向を切り替える切替部7aなどに制御信号を出力するための制御出力端子56とを備えている。
なお、本実施の形態においては、膨張弁17として、高耐久電磁弁が用いられる場合を例に説明するが、制御装置5から出力される膨張弁制御信号により冷媒の流量を制御することが可能な弁であれば、高耐久電磁弁以外の電子膨張弁を用いてもよい。
図3は、本実施の形態のマイクロコンピュータ50に接続された出力回路の構成を説明するための概略構成図である。出力回路8は、ショーケース2において冷却が正常になされているか否かを判定するのに必要な回路である。図3に示すように、マイクロコンピュータ50には、同様の構成を有する二つの出力回路8である、フロント側の出力回路8fとリア側の出力回路8rが接続されている。
各出力回路8には、それぞれ、膨張弁17に通電がなされていることを検出する検出回路71、膨張弁17を駆動するための電力を供給する半導体リレーであるSSR73(供給用部品)、SSR73に過電流が流れた場合に溶断してSSR73を保護するヒューズ75(保護部品)、およびSSR73に膨張弁17の駆動信号を印加する駆動回路76が設けられている。
なお、供給用部品は、必ずしもSSR73に限定されず、保護部品は、必ずしもヒューズ75に限定されない。たとえば、供給用部品としてトランジスタ増幅回路やメカニカルリレー等を採用してもよく、保護部品として、ポリスイッチやブレーカー等を採用してもよい。
駆動回路76は、SSR73に対して間欠的に駆動信号を印加し、膨張弁17の開閉の切り換えを行う。ここで、ヒューズ75が溶断していない場合には、検出回路71によって膨張弁17に通電がなされていることが検出され、検出回路71からの応答信号がマイクロコンピュータ50に所定の時間間隔で定期的に出力され、マイクロコンピュータ50はそれを入力する。
なお、マイクロコンピュータ50は、応答信号を入力すると、駆動回路76から駆動信号を送出させてSSR73を駆動させる。この繰り返しにより、膨張弁17が継続的に制御されてショーケース2の冷却が行われる。
一方、ヒューズ75が溶断し、SSR73を保護するための保護機能が機能した場合には、検出回路71からの応答信号がマイクロコンピュータ50に出力されなくなる。この場合、マイクロコンピュータ50は、正常に膨張弁17が駆動していないと判定する。すなわち、マイクロコンピュータ50は、検出回路71からの応答信号が入力できているか否かに基づいて膨張弁17の動作判定を行う。
次に、図4に示すフローチャートを参照しながら、一方の蒸発器16に冷却異常が発生し、もう一方の蒸発器16でショーケース2の延命冷却を行う場合について説明する。以下では、冷却を行っていたフロント側の蒸発器16fが故障した場合において、除霜を行っていたリア側の蒸発器16rを用いて延命冷却を行う場合を例に説明する。なお、当初ダンパー7は、リア側の通路80rを封鎖し、フロント側の通路80fは開放されている。
まず、マイクロコンピュータ50は、ショーケース2において、正常に冷却がなされているか否かの判定を行う(ステップS1)。判定は、フロント側の出力回路8f中の検出回路71f、またはリア側の出力回路8r中の検出回路71rの何れかから応答信号が入力できているか否かに基づいて行う。
ショーケース2において、正常に冷却がなされている場合、すなわち、何れかの検出回路71から応答信号が入力できている場合(ステップS1:Yes)、マイクロコンピュータ50は、そのままステップS1の判定を継続する。一方、ショーケース2において、正常に冷却がなされていない場合、すなわち、何れの駆動回路76からも検出信号が入力できていない場合(ステップS1:No)、マイクロコンピュータ50は、膨張弁17に動作不良が生じたと判定し(ステップS2)、動作不良を生じた膨張弁17が何れの膨張弁17なのかを特定する(ステップS3)。具体的には、フロント側の蒸発器16で冷却を行っているときに応答信号が入力できなくなったのであれば、冷却異常が生じたのはフロント側の膨張弁17fであると特定し(ステップS3f)、リア側の蒸発器16rで冷却を行っているときに応答信号が入力できなくなったのであれば、冷却異常が生じたのはリア側の膨張弁17rであると特定する(ステップS3r)。
なお、本実施の形態においては、フロント側の蒸発器16fに冷却異常が生じた場合を例に説明を行う。ここで、マイクロコンピュータ50が、フロント側の蒸発器16fに冷却異常が生じたと特定した場合(ステップS3f)、マイクロコンピュータ50は、冷却異常が生じていない正常な蒸発器16、すなわち、リア側の蒸発器16rで冷却を行うように、直ちに蒸発器16の切り替えを行う(ステップS4)。
具体的には、マイクロコンピュータ50は、駆動回路76fに対して駆動信号の送出を停止させるように指示する。これにより、フロント側の出力回路8fにおいて、SSR73fから膨張弁17fに電力が供給されなくなる。また、マイクロコンピュータ50は、駆動回路76rに対して、駆動信号を送出するように指示する。これにより、リア側の出力回路8rのSSR73rから膨張弁17rに電力が供給され、リア側の膨張弁17rが弁開して、リア側の蒸発器16rに冷媒が導入される。また、マイクロコンピュータ50は、リア側の除霜ヒータ24rの電源をオフにする。
ここで、ダンパー7は、リア側の通路80rを封鎖しているため、この状態でリア側の蒸発器16rによる冷却を行うことにより、リア側の通路80rが十分に冷却される。一方、フロント側の通路80fは開放されたままなので、フロント側の蒸発器16fによる冷却が停止されてもそのままフロント側の通路80fからの冷気が導入され続ける。このように、準備的にリア側の通路80rを冷却する期間を予冷期間という。
次に、マイクロコンピュータ50は、蒸発器16の切り替えを行ってから所定の時間が経過したか否かを判定する(ステップS5)。蒸発器16の切り替えを行ってから所定の時間が経過していない場合(ステップS5:No)、マイクロコンピュータ50は、ステップS5の判定を繰り返す。この間、ダンパー7の傾斜方向は切り替えられておらず、フロント側の通路80fから吹出口34に冷気が導入され続ける。
一方、蒸発器16の切り替えを行ってから所定の時間が経過した場合(ステップS5:Yes)、マイクロコンピュータ50は、切替部7aを介してダンパー7の傾斜方向を切り替える(ステップS6)。これにより、冷気の通路80がフロント側の通路80fからリア側の通路80rに変更され、リア側の蒸発器16rから排出された冷気が、リア側の通路80rを介して吹出口34に導入される。すなわち、予冷期間が終了し、リア側の蒸発器16rを用いた延命冷却が開始される。
なお、仮に予冷期間を設けず、蒸発器16の切り替えを行ってすぐにダンパー7の傾斜方向を切り替えた場合、除霜から冷却に切り替わったばかりの蒸発器16rから排出された空気がリア側の通路80rを介して吹出口34に導入される。この場合、蒸発器16rから排出された空気はまだ冷却されていないため、しばらくの冷却されていない空気が吹出口34から吹き出されることになる。
この実施の形態の制御装置5を有するショーケース2によれば、一方の蒸発器16が故障した場合においても、他方の蒸発器16を駆動させることにより、故障したショーケース2の応急処置が完了するまでの間、冷却を中断することなく冷却を行うことができる。したがって、冷凍ショーケースや冷蔵ショーケースに温度異常が発生した場合においても、的確に商材ロスのリスクを低減することができる。
また、予冷期間を設け、蒸発器16の切り替えを行ってから所定の時間が経過した後にダンパーを切り替えるため、ダンパー7によって封鎖されたリア側の通路80rが十分冷却された後に、吹出口34に冷却された冷気を導入することができる。これにより、冷却が中断されることなく延命冷却を行うことができる。
なお、上述の実施の形態においては、膨張弁17として高耐久電磁弁を用いた場合を例に説明したが、高耐久電磁弁に代えて機械式膨張弁を用いてもよい。この場合、図5に示すショーケース2´のように、機械式膨張弁13の上流側に給液用電磁弁14を設ける必要がある。
機械式膨張弁方式を採用したショーケース2´の場合、図6に示すように、出力回路8において、検出回路71は、膨張弁17に代えて給液用電磁弁14(温調弁)の通電状態を検出する。
また、上述の実施の形態においては、図3、6に示すように、フロント側の出力回路8fとリア側の出力回路8rが明確に分離されている場合を例に説明したが、出力回路8は、必ずしもフロント側の出力回路8fとリア側の出力回路8rが分離されていなくてもよい。
たとえば、図7に示すように、ダイオード77を使用して検出回路71を共通化した構成にしてもよい。この場合、マイクロコンピュータ50は、検出回路71から応答信号が入力できなくなった場合に膨張弁17に動作不良が生じたと判定する。そして、どちらのSSR73が駆動しているときに応答信号が入力できないのかを検知することにより、動作不良を生じた膨張弁17がフロント側、リア側の何れの膨張弁17なのかを特定する。
また、図7に示す出力回路8´は、基板から膨張弁17の電源電圧を供給する有電圧出力としたケースであるが、図8に示すように、無電圧出力で膨張弁17用の電源を共用にしてもよい。
また、上述の実施の形態においては、冷却を行っている側の蒸発器16に冷却異常が生じた場合を例に説明しているが、冷却を行っていない側の蒸発器16に冷却異常が生じた場合について判断してもよい。
また、上述の実施の形態において、検出回路71に代えて、温度情報を用いることにより、ショーケース2,2´において、正常に冷却がなされているか否かの判定を行うようにしてもよい。たとえば、マイクロコンピュータ50は、予め冷却異常であると判断し得る温度を判定基準温度として設定しておく。
まず、マイクロコンピュータ50は、吹出口温度センサ40から温度情報を取得する。そして、吹出口温度センサ40から得られる温度が判定基準温度を超えた場合に、ショーケース2,2´において正常に冷却がなされていないと判定する。そして、次に、何れの蒸発器16において冷却異常が生じたのかを特定する。
ここで、ショーケース2,2´が、フロント側の蒸発器16fで冷却を行い、リア側の蒸発器16rで除霜を行っていた場合、マイクロコンピュータ50は、フロント側の蒸発器16fに冷却異常が生じたと特定する。異常が生じた蒸発器16を特定した後の処理については、図4のフローチャートを用いて説明したステップS4以降と同様であるので説明を省略する。
これにより、たとえば、フロント側のヒューズ75fは溶断していないが、フロント側の蒸発器16fに冷却異常が生じた場合においても、冷却を中断することなく延命冷却を行うことができる。
なお、温度情報は、吹出口温度センサ40の他、入口配管温度センサ18、出口配管温度センサ20、吸込口温度センサ42などから取得してもよい。
また、上述の実施の形態においては、ショーケース2,2´のフロント側とリア側にそれぞれ一つずつ、合計二つの蒸発器16が配置されている場合を例に説明しているが、蒸発器16は複数備えられていれば必ずしも二つに限定されない。
また、上述の実施の形態においては、ショーケース2,2´に組み込まれたプログラムを用いて図4のフローチャートを用いて説明した処理を行っているが、該プログラムはフレキシブルディスク、CD−ROM、DVD等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されていてもよい。即ち、コンピュータ読み取り可能な記録媒体から読み取り、コンピュータに組み込むことによって、図4のフローチャートを用いて説明した処理を行うことができるようにコンピュータを機能させるようにしてもよい。
また、図10に示す図を用いて説明したように、通信接続された集中監視盤でショーケース2,2´の管理を行うようにしてもよい。また、ショーケース2の制御装置5、およびショーケース2´の制御装置6(図5参照)のマイクロコンピュータのソフトウェアをネットワーク経由で書換えられるようにしてもよい。
2,2´ ショーケース
4 区画板
5,6 制御装置
7 ダンパー
7a 切替部
8 出力回路
12 配管
13 機械式膨張弁
14 給液用電磁弁
15 電子膨張弁
16 蒸発器
17 膨張弁(温調弁)
18 入口配管温度センサ
20 出口配管温度センサ
22 温度調節器
23 制御装置
24 除霜ヒータ
26 照明
30,30´ ショーケース
32 陳列棚
34 吹出口
36 吸込口
38 ファン
40 吹出口温度センサ
42 吸込口温度センサ
46 温度センサ入力端子
48 膨張弁制御信号出力端子
50 マイクロコンピュータ(判定部)
52 電源入力端子
56 制御出力端子
60 表示手段
62 設定手段
67 集中監視盤
68 パーソナルコンピュータ
69 ネットワーク
71 検出回路
73 SSR(供給用部品)
75 ヒューズ(保護部品)
76 駆動回路
77 ダイオード
80 通路
90a,90b モデム
91 インターネット
92 パーソナルコンピュータ

Claims (17)

  1. 複数の蒸発器が設けられたショーケースに配置される制御装置であって、
    前記ショーケースにおいて冷却が正常になされているか否かを判定する判定部と、
    前記判定部によって、冷却が正常になされていないと判定された場合に、何れの前記蒸発器において、異常が生じたのかを特定する特定部と、
    前記特定部によって異常が生じたと特定されていない正常な前記蒸発器に冷却を行うように指示する指示部と、
    前記指示部により正常な前記蒸発器に切り替えて冷却を行うように指示されてから所定のタイミングで、正常な前記蒸発器による冷気を前記ショーケースに導入することを実行する実行部とを備えることを特徴とする制御装置。
  2. 前記蒸発器内に冷媒を供給する温調弁と、
    前記温調弁の動作判定を行う動作判定部とを備え、
    前記判定部は、前記動作判定部による前記温調弁の動作判定結果に基づいて冷却が正常になされているか否かを判定することを特徴とする請求項1記載の制御装置。
  3. 前記温調弁は、デューティー比に基づいて開閉制御を行うことにより冷媒流量を制御する高耐久電磁弁あることを特徴とする請求項2記載の制御装置。
  4. 前記温調弁は、機械式膨張弁とその上流側に位置する給液電磁弁であることを特徴とする請求項2記載の制御装置。
  5. 前記温調弁に電力を供給する供給用部品を含む出力回路と、
    前記供給用部品に過電流が流れた場合に前記供給用部品への電力の供給を制限して前記供給用部品を保護する保護部品と、
    前記保護部品が機能したことを検出する検出回路と
    を備え、
    前記判定部は、前記検出回路により、前記保護部品が機能したことが検出された時に、冷却が正常になされていないと判定することを特徴とする請求項3または4記載の制御装置。
  6. 前記指示部は、前記特定部が何れかの前記蒸発器に異常が生じたと特定した直後に正常な前記蒸発器に切り替えて冷却を行うように指示することを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の制御装置。
  7. 陳列棚に冷気を吹き出す吹出口と、
    前記吹出口に導入する冷気の通路を変更するダンパーとを備え、
    前記実行部は、異常が生じた前記蒸発器からの冷気が前記吹出口に流れないようにし、正常な前記蒸発器からの冷気が前記吹出口に流れるように前記ダンパーを操作することを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の制御装置。
  8. 前記ショーケース内の温度を計測する温度センサを備え、
    前記判定部は、前記温度センサによる計測結果に基づいて冷却が正常になされているか否かを判定することを特徴とする請求項1記載の制御装置。
  9. 複数の蒸発器が設けられたショーケースの制御方法であって、
    前記ショーケースにおいて冷却が正常になされているか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップによって、冷却が正常になされていないと判定された場合に、何れの前記蒸発器において、異常が生じたのかを特定する特定ステップと、
    前記特定ステップによって異常が生じたと特定されていない正常な前記蒸発器に冷却を行うように指示する指示ステップと、
    前記指示ステップにより正常な前記蒸発器に切り替えて冷却を行うように指示されてから所定のタイミングで、正常な前記蒸発器による冷気を前記ショーケースに導入することを実行する実行ステップとを備えることを特徴とする制御方法。
  10. 前記蒸発器内に冷媒を供給する温調弁と、
    前記温調弁の動作判定を行う動作判定部とを備え、
    前記判定ステップにおいて、前記動作判定部による前記温調弁の動作判定結果に基づいて冷却が正常になされているか否かを判定することを特徴とする請求項記載の制御方法。
  11. 前記温調弁は、デューティー比に基づいて開閉制御を行うことにより冷媒流量を制御する高耐久電磁弁あることを特徴とする請求項10記載の制御方法。
  12. 前記温調弁は、機械式膨張弁とその上流側に位置する給液電磁弁であることを特徴とする請求項10記載の制御方法。
  13. 前記温調弁に電力を供給する供給用部品を含む出力回路と、
    前記供給用部品に過電流が流れた場合に前記供給用部品への電力の供給を制限して前記供給用部品を保護する保護部品と、
    前記保護部品が機能したことを検出する検出回路と
    を備え、
    前記判定ステップにおいて、前記検出回路により、前記保護部品が機能したことが検出された時に、冷却が正常になされていないと判定することを特徴とする請求項11または12記載の制御方法。
  14. 前記指示ステップにおいて、前記特定ステップが何れかの前記蒸発器に異常が生じたと特定した直後に正常な前記蒸発器に切り替えて冷却を行うように指示することを特徴とする請求項9〜13の何れか一項に記載の制御方法。
  15. 陳列棚に冷気を吹き出す吹出口と、
    前記吹出口に導入する冷気の通路を変更するダンパーとを備え、
    前記実行ステップにおいて、異常が生じた前記蒸発器からの冷気が前記吹出口に流れないようにし、正常な前記蒸発器からの冷気が前記吹出口に流れるように前記ダンパーを操作することを特徴とする請求項9〜14の何れか一項に記載の制御方法。
  16. 前記ショーケース内の温度を計測する温度センサを備え、
    前記判定ステップにおいて、前記温度センサによる計測結果に基づいて冷却が正常になされているか否かを判定することを特徴とする請求項記載の制御方法。
  17. 複数の蒸発器が設けられたショーケースを制御するコンピュータを含む制御装置に、
    前記ショーケースにおいて冷却が正常になされているか否かを判定する判定機能と、
    前記判定機能によって、冷却が正常になされていないと判定された場合に、何れの前記蒸発器において、異常が生じたのかを特定する特定機能と、
    前記特定機能によって異常が生じたと特定されていない正常な前記蒸発器に冷却を行うように指示する指示機能と、
    前記指示機能により正常な前記蒸発器に切り替えて冷却を行うように指示されてから所定のタイミングで、正常な前記蒸発器による冷気を前記ショーケースに導入することを実行する実行機能を実現させるための制御プログラム。
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