JPS59100375A - 冷凍機のポンプダウン異常保護装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 に関するものである。

運転中の冷凍機を停止する場合に，直ちに圧縮機を停止
させたときには圧縮機に液冷媒が流入し，弁割れなどの
支障をきたすことがある。

通常この対策としては，液冷媒ラインに電磁弁を設け，
この弁を閉にして蒸発器を経由して圧縮機へ液冷媒が流
入するのを防止する方法が採られる。

これを一般にポンプダウンと呼んでいる。また。

ポンプダウンが終了したかどうかを検知するために低圧
圧力開閉器が設けられていて，これが作動した後，圧縮
機を停止させるようにしている。これをポンプダウン停
止という。

ところが下記のような場合には．正常なポンプダウン停
止が不可能となり冷凍機としては致命的な状態に陥る。

ｆｉｌ　　液冷媒ライン電磁弁が異常の場合弁開閉部に
異物が噛み込んだ場合や電磁弁自体の不良（機構部の不
具合，電磁フィルの異常）、さらには電磁弁への接続配
線の異常。

電磁弁開閉用リレーの不良などの場合には。

ポンプダウンが効かず、冷凍機は冷却運転を継続しっ放
しとなり、冷凍・冷蔵庫のように品物を冷却する用途の
ものにあっては、冷却し過ぎとなり１品物を凍結させる
などの不具合を生ずる。

（２）低圧圧力開閉器が異常の場合 低圧圧力開閉器の作動が不良の場合や開閉器までの配線
系に異常がある場合には、液冷媒ライン電磁弁が正常で
あればポンプダウンは正常に行なわれるが圧縮機は停止
できないため、真空引き状態に陥り、圧縮機を焼損させ
たり、著しく寿命を短かぐするなどの弊害を生ずる。

ところが、従来の冷凍機では、上述のようなポンプダウ
ン停止の異常に関しては保護装置は設けられていない。

本発明は上記Ｌ　′に点に鑑み提案されたものでその目
的とするところは、上述のような致命的な状態より、冷
凍機を保護する装置を具現化することにある。

本発明は、液冷媒ラインに電磁弁を設けると共に、圧縮
機への吸入配管に低圧圧力検出装置を設け、冷却運転を
停止または中断する場合には必らず上記電磁弁を閉にし
て冷媒をポンプダウンし、これを低圧圧力の復帰により
確認した後、圧縮機への通電を切るようにした冷凍機に
おいて、ｌ記電磁弁が閉１〜ない異常及び低圧圧力検出
装置が設定の圧力に達しても作動しない異常を、電磁弁
閉指令後所定の時間経過して低圧圧力検出装置が作動し
ない現象により把握し。

この場合冷凍機を緊急停止きせる制御装置を備えたこと
を特徴とする冷凍機のポンプダウン異常保護装置を要旨
とするもので、上記により。

液冷媒ラインの電磁弁系統及び低圧圧力検知装置系統に
異常があっても、冷凍機の運転を確実に停止できるため
、冷凍機及び被冷却物を保護することができる。

以下４本発明を一実施例に基いて説明する。

第１図は系統図を示すもので１は圧縮機、２は凝縮器、
３は液冷媒の流れを開閉するために設けた電磁弁（以下
液ライン電磁弁上いうＱ。

４は温度式膨張弁、５は蒸発器、６は凝縮器用送風機、
７は蒸発器用送風機、８は低圧圧力開閉器、９は蒸発器
の吸込側空気温度を検出する素子、］０は冷凍機全体を
制御する制御装置、　１１は運転、停止や温度設定の操
作を行なうための操作部である。

いま、操作部１１で、温度設定や運転指令など所定の操
作が行なわれると、制御装置１０の指令により圧縮機１
．凝縮器用送風機６．蒸発器用送風Ｉ！Ｉ７が通電され
、冷凍機は、冷却効果を発揮し始める。

即ち、圧縮機１から吐出された高温高圧の冷媒は凝縮機
２に入り、ここで凝縮液化する。次に冷媒は液ライン電
磁弁３を経て１温度式膨張弁４で減圧されて膨張し蒸発
器５に入って蒸発気化する。この時、蒸発器用送風機７
により。

空気が循環され、蒸発器５で熱交換が行なわれて、冷却
効果が発揮される。蒸発器５で熱交換された後、冷媒は
圧ｍ機ｌに吸入される。

こうして冷却運転が継続し温度検出素子９で検出される
蒸発器５の吸込側空気の温度が操作部１１で設定された
温度に到達すると、制御装置１０は液ライン電磁弁３を
閉にするように作用しつづいて低圧圧力開閉８８が作動
して正常にポンプダウンが終了したことを検知すると圧
縮機１、凝縮器用送風機６を停止させる。こねは正常な
ポンプダウン停止である。

このとき前記したように液ライン電磁弁３または低圧圧
力開閉器８に異常があって、液ライン電磁弁３を閉に指
令した後、低圧圧力開閉器８が作動しない場合には、被
冷却物を冷却し過き゛たり、圧縮機を焼損または劣化さ
せるなど冷凍機としては致命的な状態に陥る。

第２図は、このような致命的な状態から冷凍機を保護す
るだめの制御装置１０の制御フローを示すもので、上述
のように、冷却効果が設定値に到達し運転を一時停止す
る条件が成立すると制御装置ｕ１０は液ライン電磁弁３
を閉に指令した後、タイマにより計時を開始する。

このとき、所定の時間（２〜３分）経過しても低圧圧力
開閉器８が作動しない場合には、異常と見做し、圧縮機
１．凝縮器用送風機６．への通電を止めて冷凍機の機能
を緊急停止させ。

異常の警報２表示を行なう。

なお停止の条件としては、上記のほか、操作部１１から
人手により停止させる場合やここでは記述を省略してい
るが高圧異常、油圧異常などにより冷凍機を停止させる
場合も含まれる。

従って、ｈ記によると下記のいずれの異常状態において
も、冷凍機を致命的状態に至らしめることなく保護する
ことができる。

ｆｉｌ液ライン電磁弁系統の異常の場合この場合、冷凍
機が冷却運転りつ放しとなる不具合を短時間に防止する
ため、被冷却物の冷し過ぎによる凍結等の弊害を除去で
きる。

（２）低圧圧力開閉器系統の異常の場合この場合、停止
条件にもかかわらず圧縮機への通電を切ることができず
Ｉ“真空引き状態に陥り、圧縮機を焼損させたり劣化さ
せる弊害から冷凍機を保護することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す系統図、第２図は制御
装置による制御フローを示す図である。 １、圧縮機、２：凝縮器、３゛液ライン電磁弁、４．膨
張弁、５：蒸発器、６：凝縮器用送風機、７：蒸発器用
送風機、８．低圧圧力開閉器１９．温度検出素子、１０
　　制御装置、１１：操作部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 液冷媒ラインに電磁弁を設けると共に圧縮機への吸入配
   管に低圧圧力検出装置を設け、冷却運転を停止または中
   断する場合には必らず上記電磁弁を閉にして冷媒をポン
   プダウンし、これを低圧圧力の復帰により確認した後、
   ゛圧縮機への通電を切るようにした冷凍機において、」
   −記電磁弁が閉しない異常及び低圧圧力検出装置が設定
   の圧力に達しても作動しない異常を、電磁弁閉指令後所
   定の時間経過して低圧圧力検出装置が作動しない現象に
   より把握し、冷凍機を緊急停止させる制御装置を備えた
   こ七を特徴とする冷凍機のポンプダウン異常保護装置。