JPH10220936A - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JPH10220936A
JPH10220936A JP9026860A JP2686097A JPH10220936A JP H10220936 A JPH10220936 A JP H10220936A JP 9026860 A JP9026860 A JP 9026860A JP 2686097 A JP2686097 A JP 2686097A JP H10220936 A JPH10220936 A JP H10220936A
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JP
Japan
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temperature
compressor
time
pressure
solenoid valve
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Application number
JP9026860A
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English (en)
Inventor
Koji Rikukawa
浩司 陸川
Michinobu Sakanaka
理展 阪中
茂生 ▲高▼田
Shigeo Takada
Takeshi Sugimoto
猛 杉本
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 凝縮器と膨張弁との間の冷媒回路に設けられ
た電磁弁を閉じて、圧縮機をいわゆるポンプダウン停止
するようにした冷凍装置において、電磁弁の動作不良を
判定することができ、その判定結果に基づいて、例えば
電磁弁の異常を表示したり、圧縮機を停止させたりする
ことが可能な冷凍装置を提供すること。 【解決手段】 温度検出手段6の検出温度が目標温度以
下となった時点以降の経過時間を計時する計時手段14
と、計時手段14の計時時間が予め定められた第1の所
定時間に達しているか否かを判定する時間判定手段15
と、時間判定手段15で前記計時時間が第1の所定時間
に達していると判定された場合に圧縮機1を停止させる
第1の圧縮機停止手段9とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、例えば実公昭60−4058号
公報等に記載された、従来の一般的な冷凍装置を示す概
略構成図である。同図において、1は圧縮機、2は凝縮
器、23は電磁弁、4は膨張弁、5は蒸発器であり、こ
れらを冷媒配管で順次接続して冷凍装置の冷媒回路が構
成されている。また、6は蒸発器5が設けられる冷凍室
等の室内温度を検出する温度検出手段、7は圧縮機1の
吸入側の冷媒圧力を検出する圧力検出手段である。
【0003】図10は、図9の冷凍装置を制御するため
の制御回路図である。同図において、10は電源、6a
は前記温度検出手段6に係る接点、11は電磁開閉器、
11aは電磁開閉器11の接点、7aは前記圧力検出手
段7に係る接点であり、これらと前記電磁弁23及び圧
縮機1とを図のように接続して制御回路が構成されてい
る。
【0004】次いで、前記冷凍装置における圧縮機1の
停止までの動作を説明する。運転中に冷凍室等の室内が
充分に冷えて、温度検出手段6の検出温度が予め定めら
れた目標温度以下になると、接点6aが閉じる。する
と、接点6aと直列に接続された電磁開閉器11に通電
されて接点11aが閉じ、接点11aと直列に接続され
た電磁弁23が全閉となって、冷媒回路が凝縮器2と膨
張弁4との間で遮断される。
【0005】この状態で圧縮機1の運転が続行されるた
め、蒸発器5内部及び圧縮機1吸入側の冷媒配管内の冷
媒が凝縮器2内に押し込められて、ここに回収される。
また、これに伴って、圧縮機1吸入側の冷媒圧力は次第
に低下してゆく。そして、圧力検出手段7の検出圧力が
予め定められた所定圧力以下となった時に接点7aが開
き、接点7aと直列に接続された圧縮機1が停止する。
従来は以上のように、冷媒を凝縮器2内に回収したのち
に圧縮機1を停止させる、いわゆる「ポンプダウン停
止」を行なっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記した従
来の冷凍装置は電磁弁23の動作不良を判定する機能を
有していなかった。したがって、冷凍室等の室内温度が
目標温度以下となって電磁開閉器11の接点11aが閉
じたにも関わらず電磁弁23が正常に全閉とならなかっ
た場合、凝縮器2内の冷媒の一部が電磁弁23から漏れ
出し、圧縮機1吸入側の冷媒圧力が所定圧力以下に下が
らないため、この状態で圧縮機1の運転がいつまでも続
行されて、冷凍室等の過冷却(冷えすぎ)や冷凍装置の
二次的な機能低下を招くことになっていた。また、従来
の冷凍装置は、電磁弁23が完全に動作不良に陥る前
に、その動作不良を予告するような機能を有していなか
ったので、電磁弁23を前もってメンテナンスすること
もできなかった。
【0007】本発明は以上のような問題点を解決するた
めになされたものであって、前記電磁弁の動作不良を判
定することができ、その判定結果に基づいて、例えば電
磁弁の異常を表示したり、圧縮機を停止させたりするこ
とが可能な、信頼性の高い冷凍装置の提供を目的とする
ものである。また、この目的に加えて、前記電磁弁が完
全に動作不良に陥る前に、その動作不良を予告して、メ
ンテナンスを促すことができる冷凍装置の提供を目的と
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、圧縮機、凝縮器、電磁弁、膨張弁、及び
蒸発器を配管接続してなる冷媒回路と、蒸発器が設けら
れる冷凍室等の室内温度を検出する温度検出手段と、圧
縮機の吸入側の冷媒圧力を検出する圧力検出手段とを備
え、温度検出手段の検出温度が予め定められた目標温度
以下となった時に電磁弁を全閉とし、その後、圧力検出
手段の検出圧力が所定圧力以下となった時に圧縮機を停
止させるように構成されている冷凍装置において、温度
検出手段の検出温度が目標温度以下となった時点以降の
運転状況に基づいて電磁弁の動作不良を判定する動作不
良判定手段を設けたものである。
【0009】また、温度検出手段の検出温度が目標温度
以下となった時点以降の経過時間を計時する計時手段
と、計時手段の計時時間が予め定められた第1の所定時
間に達しているか否かを判定する時間判定手段と、時間
判定手段で前記計時時間が第1の所定時間に達している
と判定された場合に圧縮機を停止させる第1の圧縮機停
止手段とを設けたものである。
【0010】また、前記構成に加えて、第1の圧縮機停
止手段による圧縮機の停止回数が予め定められた所定回
数に達した時に電磁弁の異常表示を出力する第1の異常
出力手段を設けたものである。
【0011】また、前記構成に加えて、圧縮機が停止し
た時点における計時手段の計時時間が第1の所定時間未
満で、かつ、温度検出手段の検出温度が目標温度以下と
なってから圧縮機が停止するまでの通常の所要時間にほ
ぼ等しい第2の所定時間以上の場合に電磁弁の動作不良
予告に係る警報を発する警報手段を設けたものである。
【0012】また、目標温度よりも低い低下温度を記憶
する低下温度記憶手段と、温度検出手段の検出温度が低
下温度よりも低いか否かを判定する温度判定手段と、温
度判定手段で前記検出温度が低下温度よりも低いと判定
された場合に圧縮機を停止させる第2の圧縮機停止手段
とを設けたものである。
【0013】また、前記構成に加えて、第2の圧縮機停
止手段による圧縮機の停止回数が予め定められた所定回
数に達した時に電磁弁の異常表示を出力する第2の異常
出力手段を設けたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 発明の実施の形態1.図1は、本発明の実施の形態1に
係る冷凍装置の概略構成図である。同図において、1は
圧縮機、2は凝縮器、3は液溜め、23は電磁弁、4は
膨張弁、5は蒸発器であり、これらを冷媒配管で順次接
続して冷凍装置の冷媒回路が構成されている。また、6
は蒸発器5が設けられる冷凍室等の室内温度を検出す
る、たとえばバイメタルサーモスイッチ等を用いた温度
検出手段、7は圧縮機1の吸入側の冷媒圧力を検出する
圧力検出手段である。
【0015】また、図2は図1の冷凍装置を制御するた
めの制御回路図である。同図において、10は電源、6
aは前記温度検出手段6に係る接点、11は電磁開閉
器、11aは電磁開閉器11の接点、7aは前記圧力検
出手段7に係る接点、8は冷凍装置の運転停止スイッ
チ、9aは後述する第1の圧縮機停止手段9に係る接点
であり、これらと前記電磁弁23及び圧縮機1とを図の
ように接続して制御回路が構成されている。なお、接点
7aは圧力検出手段7の検出圧力が予め定められた所定
圧力以下となった時に開くように構成されている。
【0016】さらに、図3は図1の冷凍装置の制御ブロ
ック図である。同図において、12は冷凍室等の室内の
冷却に係る目標温度を設定する目標温度設定手段、13
は温度検出手段6の検出温度が前記目標温度よりも高い
時にはサーモONを判定し目標温度以下の時にはサーモ
OFFを判定するサーモON/OFF判定手段、14は
サーモON/OFF判定手段13がサーモOFFを判定
した時点以降の経過時間を計時する計時手段、19は第
1の所定時間を予め記憶する第1の所定時間記憶手段、
15は計時手段14の計時時間が第1の所定時間に達し
ているか否かを判定する時間判定手段、9は時間判定手
段15で計時手段14の計時時間が第1の所定時間に達
していると判定された場合に圧縮機1を停止させる第1
の圧縮機停止手段、16は第1の圧縮機停止手段9によ
る圧縮機1の停止回数を記憶する停止回数記憶手段、1
7は停止回数記憶手段16に記憶された停止回数が予め
定められた所定回数に達した時に電磁弁23の異常表示
を出力する第1の異常出力手段、24は冷凍装置への電
源投入時に停止回数記憶手段16に記憶された停止回数
をゼロにクリアするリセット手段である。
【0017】次いで、この実施形態に係る冷凍装置の制
御動作を、図4のフローチャートを参照しながら説明す
る。先ず、ステップ30では、サーモON/OFF判定
手段13がサーモON又はOFFを判定し、サーモOF
Fであれば計時手段14での計時を開始してステップ3
1へ進み、サーモONならステップ38へ進んで本制御
を終了する。ステップ31では電磁開閉器11の接点1
1aを閉じて電磁弁23を全閉にする処理を行ない、ス
テップ32へ進む。ステップ32では、圧力検出手段7
の検出圧力が所定圧力以下となり接点7aが開いて圧縮
機1が停止している否かを判定する。そして、停止して
いない場合はステップ33へ進み、停止している場合は
ステップ38へ進んで本制御を終了する。
【0018】ステップ33では時間判定手段15が、計
時手段14の計時時間が第1の所定時間記憶手段19に
記憶された第1の所定時間に達しているか否かを判定
し、達していない場合はステップ32に戻り、達してい
る場合はステップ34へ進む。ステップ34では第1の
圧縮機停止手段9が接点9aを開いて圧縮機1を停止さ
せ、ステップ35へ進む。ステップ35では、停止回数
記憶手段16に記憶されている圧縮機1の停止回数が
“1”であるか否かを判定し、“1”でない場合はステ
ップ36へ進み、“1”の場合はステップ37へ進む。
ステップ36では停止回数記憶手段16に“1”を記憶
させ、ステップ38へ進んで本制御を終了する。一方、
ステップ37では第1の異常出力手段17が電磁弁23
の異常表示を出力する。
【0019】以上のように構成された冷凍装置にあって
は、電磁弁23が正常に動作している場合には前記従来
の冷凍装置と同様に圧力検出手段7の検出圧力が所定圧
力以下となった時に圧縮機1を停止させる、いわゆるポ
ンプダウン停止が行なわれるのに加えて、電磁弁23の
動作不良に起因して、温度検出手段6の検出温度が目標
温度以下となった時点以降の経過時間が第1の所定時間
に達した場合には第1の圧縮機停止手段9が圧縮機1を
停止させるので、電磁弁23が全閉とならない状態で圧
縮機1の運転がいつまでも続行されるようなことがなく
なり、冷凍室等が過冷却となるのを防止できる。
【0020】また、第1の圧縮機停止手段9による圧縮
機1の停止回数が予め定められた所定回数(この実施形
態では2回)に達した時に第1の異常出力手段17が電
磁弁23の異常表示を出力して修理を促すので、冷凍装
置を速やかに正常状態に戻すことが可能となって、電磁
弁23が動作不良のままで長期間使用することによる冷
凍装置の二次的な機能低下を防止することができる。
【0021】なお、この実施形態では、計時手段14と
時間判定手段15とからなる構成が請求項1に記載の発
明にいう「動作不良判定手段」となっている。
【0022】発明の実施の形態2.図5は、本発明の実
施の形態2に係る冷凍装置の制御ブロック図であり、こ
の実施形態では、前記実施の形態1の構成に加えて、温
度検出手段6の検出温度が目標温度以下となってから圧
縮機1が停止するまでの通常の所要時間(すなわちポン
プダウン停止が行なわれる場合の圧縮機1の停止までの
時間)にほぼ等しい第2の所定時間を記憶する第2の所
定時間記憶手段20と、計時手段14の計時時間と第1
の所定時間及び第2の所定時間とを比較する比較手段2
1と、比較手段21の比較結果に基づいて電磁弁23の
動作不良予告に係る警報を発する警報手段22とが設け
られている。
【0023】次いで、この実施形態における制御動作に
ついて、図6のフローチャートを参照しながら説明す
る。先ずステップ50では、サーモON/OFF判定手
段13が温度検出手段6の検出温度と目標温度設定手段
12に設定された目標温度とに基づいてサーモON又は
OFFを判定し、サーモOFFであれば計時手段14で
の計時を開始してステップ51へ進み、サーモONなら
ステップ55へ進んで本制御を終了する。ステップ51
では電磁弁23を全閉にする処理を行ない、ステップ5
2へ進む。ステップ52では、圧力検出手段7の検出圧
力が所定圧力以下となり接点7aが開いて圧縮機1が停
止したことを検出し、この時点における計時手段14の
計時時間を比較手段21に設定したのち、ステップ53
へ進む。
【0024】ステップ53では比較手段21が、前記ス
テップ52で設定された計時時間と第1の所定時間記憶
手段19に記憶された第1の所定時間及び第2の所定時
間記憶手段20に記憶された第2の所定時間とを比較す
る。そして、前記計時時間が第1の所定時間未満で、か
つ、第2の所定時間以上という範囲内にあればステップ
54へ進み、前記計時時間が前記範囲の外にあればステ
ップ55へ進んで本制御を終了する。ステップ54では
警報手段22が電磁弁23の動作不良予告に係る警報を
発する。
【0025】以上のような制御を行なえば、電磁弁23
がやや動作不良気味となって、全閉に制御した電磁弁2
3からある程度の量の冷媒が漏れるようになった時点で
警報手段22が警報を発することになるので、この警報
に基づいてメンテナンスを行なうことにより、電磁弁3
が完全に動作不良に陥る前のメンテナンスが可能であ
る。
【0026】発明の実施の形態3.図7は、本発明の実
施の形態3に係る冷凍装置の制御ブロック図である。な
お、図7においては、前記実施の形態1の図3と同様又
は相当する手段については図示又は説明を省略する。ま
た、この実施形態における冷凍装置の制御回路は、第1
の圧縮機停止手段9に係る接点9aに代えて第2の圧縮
機停止手段26に係る接点が設けられている点を除いて
前記実施の形態1の図2と同様であるので、図示を省略
する。
【0027】図7において、18は目標温度設定手段1
2に設定される目標温度よりも低い低下温度を記憶する
低下温度記憶手段、25は温度検出手段6の検出温度が
前記低下温度よりも低いか否かを判定する温度判定手
段、26は温度判定手段25で温度検出手段6の検出温
度が前記低下温度よりも低いと判定された場合に圧縮機
1を停止させる第2の圧縮機停止手段、27は停止回数
記憶手段16に記憶された停止回数が予め定められた所
定回数に達した時に電磁弁23の異常表示を出力する第
2の異常出力手段である。
【0028】次いで、この実施形態における制御動作に
ついて、図8のフローチャートを参照しながら説明す
る。先ずステップ40では温度判定手段25が、温度検
出手段6の検出温度が低下温度記憶手段18に記憶され
ている低下温度よりも高いか否かを判定し、高い場合は
ステップ45へ進んで本制御を終了し、低い場合はステ
ップ41へ進む。ステップ41では第2の圧縮機停止手
段26が圧縮機1を停止させ、ステップ42へ進む。ス
テップ42では、停止回数記憶手段16に記憶されてい
る圧縮機1の停止回数が“1”であるか否かを判定し、
“1”でない場合はステップ43へ進み、“1”の場合
はステップ44へ進む。ステップ43では停止回数記憶
手段16に“1”を記憶させ、ステップ45へ進んで本
制御を終了する。一方、ステップ44では第2の異常出
力手段27が電磁弁23の異常表示を出力する。
【0029】以上のように構成された冷凍装置にあって
は、電磁弁23が正常に動作している場合には前記従来
の冷凍装置と同様に圧力検出手段7の検出圧力が所定圧
力以下となった時に圧縮機1を停止させる、いわゆるポ
ンプダウン停止が行なわれるのに加えて、電磁弁23の
動作不良に起因して、温度検出手段6の検出温度が目標
温度より低い低下温度よりもさらに低下した時点で第2
の圧縮機停止手段26が圧縮機1を停止させるので、電
磁弁23が全閉とならない状態で圧縮機1の運転がいつ
までも続行されるようなことがなくなり、冷凍室等が過
冷却となるのを防止できる。また、温度検出手段6の検
出温度が目標温度よりも低くなった後に冷凍室等の室内
温度が急激に低下した場合にも、検出温度が低下温度よ
りも低くなった時点で第2の圧縮機停止手段26が圧縮
機1を停止させるので、室内温度の低下を最小限に抑え
ることができる。
【0030】また、第2の圧縮機停止手段26による圧
縮機1の停止回数が予め定められた所定回数(この実施
形態では2回)に達した時に第2の異常出力手段27が
電磁弁23の異常表示を出力して修理を促すので、冷凍
装置を速やかに正常状態に戻すことが可能となって、電
磁弁23が動作不良のままで長期間使用することによる
冷凍装置の二次的な機能低下を防止することができる。
【0031】なお、この実施形態では、低下温度記憶手
段18と温度判定手段25とからなる構成が請求項1に
記載の発明にいう「動作不良判定手段」となっている。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る冷凍
装置では、動作不良判定手段が電磁弁の動作不良を判定
するので、この判定結果に基づいて、例えば異常を表示
したり、圧縮機を停止したりさせたりするような種々の
制御を行なうことができ、信頼性の高い冷凍装置を得る
ことが可能となる。
【0033】また、電磁弁が正常に動作している場合に
は従来と同様に圧力検出手段の検出圧力が所定圧力以下
となった時に圧縮機を停止させるのに加えて、電磁弁が
動作不良を起こして、温度検出手段の検出温度が目標温
度以下となった時点以降の経過時間が第1の所定時間に
達した場合には第1の圧縮機停止手段が圧縮機を停止さ
せるので、冷凍室等が過冷却となるのを防止できる。
【0034】また、第1の圧縮機停止手段による圧縮機
の停止回数が予め定められた所定回数に達した時に第1
の異常出力手段が電磁弁の異常表示を出力して、電磁弁
の修理を促すので、冷凍装置を速やかに正常状態に戻す
ことが可能となって、電磁弁が動作不良のままで長時間
使用することによる冷凍装置の二次的な機能低下を防止
することができる。
【0035】また、温度検出手段の検出温度が目標温度
以下となってから前記圧縮機が停止するまでの時間が第
2の所定時間以上となった場合に警報手段が電磁弁の動
作不良予告に係る警報を発するので、電磁弁が完全に動
作不良に陥る前にメンテナンスを行なうことが可能とな
る。
【0036】また、電磁弁が正常に動作している場合に
は従来と同様に圧力検出手段の検出圧力が所定圧力以下
となった時に圧縮機を停止させるのに加えて、電磁弁が
動作不良を起こして、温度検出手段の検出温度が低下温
度よりも低くなった場合には第2の圧縮機停止手段が圧
縮機を停止させるので、冷凍室等が過冷却となるのを防
止できる。また、温度検出手段の検出温度が目標温度よ
りも低くなった後に冷凍室等の室内温度が急激に低下し
た場合にも、検出温度が低下温度よりも低くなった時点
で第2の圧縮機停止手段が圧縮機を停止させるので、室
内温度の低下を最小限に抑えることができる。
【0037】また、第2の圧縮機停止手段による圧縮機
の停止回数が予め定められた所定回数に達した時に第2
の異常出力手段が電磁弁の異常表示を出力して、電磁弁
の修理を促すので、冷凍装置を速やかに正常状態に戻す
ことが可能となって、電磁弁が動作不良のままで長期間
使用することによる冷凍装置の二次的な機能低下を防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る冷凍装置の概略
構成図である。
【図2】 本発明の実施の形態1に係る冷凍装置の制御
回路図である。
【図3】 本発明の実施の形態1に係る冷凍装置の制御
ブロック図である。
【図4】 本発明の実施の形態1に係る冷凍装置の制御
フローチャートである。
【図5】 本発明の実施の形態2に係る冷凍装置の制御
ブロック図である。
【図6】 本発明の実施の形態2に係る冷凍装置の制御
フローチャートである。
【図7】 本発明の実施の形態3に係る冷凍装置の制御
ブロック図である。
【図8】 本発明の実施の形態3に係る冷凍装置の制御
フローチャートである。
【図9】 従来の冷凍装置の概略構成図である。
【図10】 従来の冷凍装置の制御回路図である。
【符号の説明】
1 圧縮機、2 凝縮器、4 膨張弁、5 蒸発器、6
温度検出手段、7圧力検出手段、9 第1の圧縮機停
止手段、14 計時手段、15 時間判定手段、17
第1の異常出力手段、18 低下温度記憶手段、22
警報手段、23 電磁弁、25 温度判定手段、26
第2の圧縮機停止手段、27 第2の異常出力手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉本 猛 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、凝縮器、電磁弁、膨張弁、及び
    蒸発器を配管接続してなる冷媒回路と、前記蒸発器が設
    けられる冷凍室等の室内温度を検出する温度検出手段
    と、前記圧縮機の吸入側の冷媒圧力を検出する圧力検出
    手段とを備え、前記温度検出手段の検出温度が予め定め
    られた目標温度以下となった時に前記電磁弁を全閉と
    し、その後、前記圧力検出手段の検出圧力が所定圧力以
    下となった時に前記圧縮機を停止させるように構成され
    ている冷凍装置において、 前記温度検出手段の検出温度が前記目標温度以下となっ
    た時点以降の運転状況に基づいて前記電磁弁の動作不良
    を判定する動作不良判定手段を設けたことを特徴とする
    冷凍装置。
  2. 【請求項2】 圧縮機、凝縮器、電磁弁、膨張弁、及び
    蒸発器を配管接続してなる冷媒回路と、前記蒸発器が設
    けられる冷凍室等の室内温度を検出する温度検出手段
    と、前記圧縮機の吸入側の冷媒圧力を検出する圧力検出
    手段とを備え、前記温度検出手段の検出温度が予め定め
    られた目標温度以下となった時に前記電磁弁を全閉と
    し、その後、前記圧力検出手段の検出圧力が所定圧力以
    下となった時に前記圧縮機を停止させるように構成され
    ている冷凍装置において、 前記温度検出手段の検出温度が前記目標温度以下となっ
    た時点以降の経過時間を計時する計時手段と、前記計時
    手段の計時時間が予め定められた第1の所定時間に達し
    ているか否かを判定する時間判定手段と、前記時間判定
    手段で前記計時時間が前記第1の所定時間に達している
    と判定された場合に前記圧縮機を停止させる第1の圧縮
    機停止手段とを設けたことを特徴とする冷凍装置。
  3. 【請求項3】 第1の圧縮機停止手段による圧縮機の停
    止回数が予め定められた所定回数に達した時に電磁弁の
    異常表示を出力する第1の異常出力手段を設けた請求項
    第2項に記載の冷凍装置。
  4. 【請求項4】 圧縮機が停止した時点における計時手段
    の計時時間が第1の所定時間未満で、かつ、温度検出手
    段の検出温度が目標温度以下となってから前記圧縮機が
    停止するまでの通常の所要時間にほぼ等しい第2の所定
    時間以上の場合に電磁弁の動作不良予告に係る警報を発
    する警報手段を設けた請求項第2項又は第3項に記載の
    冷凍装置。
  5. 【請求項5】 圧縮機、凝縮器、電磁弁、膨張弁、及び
    蒸発器を配管接続してなる冷媒回路と、前記蒸発器が設
    けられる冷凍室等の室内温度を検出する温度検出手段
    と、前記圧縮機の吸入側の冷媒圧力を検出する圧力検出
    手段とを備え、前記温度検出手段の検出温度が予め定め
    られた目標温度以下となった時に前記電磁弁を全閉と
    し、その後、前記圧力検出手段の検出圧力が所定圧力以
    下となった時に前記圧縮機を停止させるように構成され
    ている冷凍装置において、 前記目標温度よりも低い低下温度を記憶する低下温度記
    憶手段と、前記温度検出手段の検出温度が前記低下温度
    よりも低いか否かを判定する温度判定手段と、前記温度
    判定手段で前記検出温度が前記低下温度よりも低いと判
    定された場合に前記圧縮機を停止させる第2の圧縮機停
    止手段とを設けたことを特徴とする冷凍装置。
  6. 【請求項6】 第2の圧縮機停止手段による圧縮機の停
    止回数が予め定められた所定回数に達した時に電磁弁の
    異常表示を出力する第2の異常出力手段を設けた請求項
    第5項に記載の冷凍装置。
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JP2010164276A (ja) * 2009-01-19 2010-07-29 Fuji Koki Corp 冷凍冷蔵システム、その制御装置及び制御方法

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