JPH0338515B2 - - Google Patents

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JPH0338515B2
JPH0338515B2 JP14321985A JP14321985A JPH0338515B2 JP H0338515 B2 JPH0338515 B2 JP H0338515B2 JP 14321985 A JP14321985 A JP 14321985A JP 14321985 A JP14321985 A JP 14321985A JP H0338515 B2 JPH0338515 B2 JP H0338515B2
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JP
Japan
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defrost
hot gas
temperature
refrigerant
defrost operation
Prior art date
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JP14321985A
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JPS625054A (ja
Inventor
Juji Fujimoto
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP14321985A priority Critical patent/JPS625054A/ja
Publication of JPS625054A publication Critical patent/JPS625054A/ja
Publication of JPH0338515B2 publication Critical patent/JPH0338515B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、冷凍装置のデフロスト運転制御装
置、詳しくはホツトガス弁とホツトガスバイパス
路とを備え、蒸発器にホツトガスを導いてデフロ
スト運転を行なうようにした冷凍装置のデフロス
ト運転制御装置に関する。
(従来の技術) 従来、圧縮機から吐出されるホツトガスを、凝
縮器を側路して蒸発器にバイパスさせるホツトガ
スバイパス路を設け、このホツトガスのバイパス
によりデフロストするようにしたものは、例えば
特開昭59−197764号公報に示されている通り知ら
れている。
この従来例は、第5図に概略的に示した通り圧
縮機Aの吐出側と凝縮器Cの入口側とを結ぶ高圧
ガス管Bに、前記凝縮器C及び膨張弁EVを側路
して、蒸発器Eの入口側に接続するホツトガスバ
イパス路Hを、ホツトガス弁HVを介して接続す
ると共に、前記凝縮器Cと蒸発器Eとの間を結ぶ
液管Dに、1対の電磁弁SV1,SV2から成り、こ
れら電磁弁SV1,SV2間の液管部分に一定量の冷
媒を閉じ込め、デフロスト運転時、この冷媒を圧
縮機Aとホツトガスバイパス路H及び蒸発器Eを
含むデフロスト回路に流出するようにした定量流
出機構を設けたものであつて、デフロスト指令に
よりデフロスト運転を行なう場合電磁弁SV1を閉
じてポンプダウン運転を行なうと共に、このポン
プダウン運転終了後、前記電磁弁SV2を閉じ、こ
れら電磁弁SV1,SV2間の液管部分dに一定量の
冷媒を計量し、然る後前記電磁弁SV1を開いて、
計量した冷媒を、前記ホツトガス弁HVの開放で
形成するデフロスト回路に流出させ、冷凍運転に
おいて循環する冷媒の全量ではなく、最適冷媒量
の循環によるデフロスト運転が行なえるようにし
たものである。
(発明が解決しようとする問題点) 第5図に示した従来例のように、ホツトガスを
バイパスしてデフロストを行なう場合、冷凍運転
において循環する冷媒の全量を循環させるのでな
く、その一部を循還させるものにおいては、全量
を循環させるものに比較して、例えばデフロスト
運転から通常運転に復帰したとき、高圧圧力が異
常に上昇するため、高圧スイツチや過電流リレー
が働いて運転が行なえなくなつたりする問題を回
避できるのであるが、反面前記ホツトガス弁HV
の漏れなどにより予め設定する適正冷媒量がデフ
ロスト運転の経過につれて減少し、例えばデフロ
スト完了タイマーを用い運転の開始後一定時間の
経過でデフロスト運転を終了するようにした場
合、不完全デフロストのまゝで冷却運転に復帰
し、冷却能力の不足を来たす問題があつたし、ま
た、デフロスト完了を検出する完了サーモなどの
センサーを用いてデフロスト運転を終了するよう
にした場合には、デフロスト完了が来ないまゝ長
時間に亘つてデフロスト運転が継続されてしまう
問題があつた。
本発明の目的は、適正冷媒量に循環でデフロス
ト運転を行なう場合で、デフロスト回路からの漏
れが大きい場合であつても、デフロストを確実に
行なえるようにする点にある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、前記した問題点を解決するために、
ホツトガス弁10と凝縮器2,3を側路するホツ
トガスバイパス路8とを備え、前記ホツトガス弁
10の開動作で、前記ホツトガスバイパス路8を
含み、冷却運転において循環する冷媒の一部を循
環させるデフロスト回路を形成し、蒸発器4にホ
ツトガスをバイパスしてデフロスト運転を行うよ
うにした冷凍装置のデフロスト運転制御装置であ
つて、前記蒸発器4の出口側冷媒の温度を感知す
る温度センサーTHと、該温度センサーTHで感
知する温度を読込み、この温度T1と、この温度
T1の読込後、一定時間置いて前記温度センサー
THから読込む温度T2とを比較し、T2≦T1のと
き、デフロスト運転から冷却運転に戻した後、デ
フロスト運転を再開させる再開信号を出力するコ
ントローラ20とを備えていたのである。
(作 用) デフロスト運転の開始指示で、前記ホツトガス
バイパス路8を開き、このバイパス路8から蒸発
器4に導かれるホツトガスによりデフロスト運転
を行なうのであるが、このデフロスト運転は、冷
却運転において循環する冷媒の全量を用いること
なく、その一部が前記バイパス路8を基にしたデ
フロスト回路を循環して行なわれるのである。
尚、デフロスト回路を循環する冷媒は、主として
デフロスト運転に先立ち計量して予め設定した一
定量を循環させるのであるが、冷媒の全量のう
ち、1部を凝縮器及び液管部分に溜め込み残りの
冷媒を循環させる場合もある。
そして、以上の如く行なうデフロスト運転にお
いて、前記蒸発器4の出口側冷媒の温度を感知す
る温度センサーTHの温度上昇がなくなつた場
合、即ち、温度が上昇せずに一定又は下降する場
合には、冷媒漏れがあつてデフロストが正常に行
なわれていないと判断してデフロスト運転の再開
を行なうのである。即ち、前記温度センサーTH
からの温度情報をもとに蒸発器が良好にデフロス
トしなくなつたことを読取つて、今行なわれてい
るデフロスト運転を中止し、新規にデフロスト運
転の再開を行なつて、デフロストが確実に行なえ
るようにしたものである。
尚、このデフロスト運転の再開は、前記ホツト
ガスバイパス路8を含むデフロスト回路を一旦冷
却運転のサイクルに戻した後、計量する場合に
は、計量した後再びデフロスト回路を形成して行
なうのである。
(実施例) 第2図に示したものはコンテナ用冷凍装置の冷
媒配管系を示すものであつて、基本的には、第5
図に示した従来例と変りはない。
即ち、第2図において1は圧縮機、2は空冷凝
縮器、3は水冷凝縮器、4は蒸発器、5は感温部
5aをもつ感温膨張弁、6はアキユウムレータで
あつて、これら各機器は、冷媒配管7によりそれ
ぞれ連結され、前記蒸発器4により庫内空気を冷
却する冷凍サイクルを形成すると共に、前記圧縮
機1の吐出側と空冷凝縮器2の入口側とを結ぶ高
圧ガス管71には、ホツトガスを前記凝縮器2,
3及び感温膨張弁5を側路して前記蒸発器4に導
くホツトガスバイパス路8を接続し、その出口側
を前記膨張弁5と蒸発器4との間の低圧液管72
に接続し、そして、このホツトガスバイパス路8
の前記高圧ガス管71への接続部位にホツトガス
弁10を介装し、更に前記凝縮器3と膨張弁5と
の間の高圧液管73には、デフロスト運転の開始
指示で閉じる電磁弁SV1を設けてポンプダウン運
転可能にする一方、この電磁弁SV1の上流側、即
ち前記凝縮器3側には、一定間隔を置いて電磁弁
SV2を介装し、これら電磁弁SV1,SV2間の液管
部分において、ポンプダウン運転により閉じ込め
る冷媒のうち一定量の冷媒を計量する如く成し、
前記電磁弁SV2を閉じた状態で前記電磁弁SV1
開くことにより一定量の冷媒をデフロスト運転を
行なうデフロスト回路、即ち、圧縮機1、ホツト
ガス弁10、ホツトガスバイパス路8、蒸発器
4、アキユウムレータ7から成るデフロスト回路
に流出する如く成したものである。
又、第2図に示したものは、前記蒸発器4にド
レンパンヒータ11を付設しており、前記ホツト
ガスバイパス路8には、その途中に三方電磁弁
SV3を介装し、ホツトガスを前記ドレンパンヒー
タ11を経て前記蒸発器4に導く場合(デフロス
ト運転時)と、直接蒸発器4に導く場合(冷蔵運
転時)とを選択できるようにしている。
また、前記膨張弁5の均圧管5bは低圧ガス管
74に接続するのであるが、この均圧管5bの途
中には、前記ホツトガスバイパス路8に接続し、
ホツトガスの一部を前記均圧管5bに導き、この
ホツトガスの圧力により前記膨張弁5の開度を強
制的に小さくするための制御通路12を設けてお
り、この制御通路12の均圧管5bへの接続部位
には均圧管5bを、前記ホツトガスバイパス路8
と、前記低圧ガス管74との一方に選択的に連通
し、他方との連通を遮断する三方電磁弁SV4を設
けている。
尚、第2図において、13はドライヤ、14は
リキツドインジケータ、15は手動閉鎖弁、16
は蒸発器4に対設する室内フアン、17は空冷凝
縮器2に付設する室外フアンである。
また、前記ホツトガス弁10は、主として電動
三方弁であつて、電圧に比例してホツトガスバイ
パス路8への弁開度を0〜100%に制御可能とし、
前記蒸発器4へのホツトガスバイパス量を制御し
て能力調整を行なうと同時にデフロスト運転時開
度100%とする比例制御弁を用いるのであつて、
このホツトガス弁10の電動部20Mは、後記す
るコントローラ20によりその弁開度をPID制御
するのである。
しかして、本発明は以上の如く構成する冷凍装
置において、前記ホツトガスバイパス路8を介し
て循環するホツトガスによりデフロストを行なう
場合、デフロストを確実に行なえるようにしたも
ので、蒸発器4出口側の低圧ガス管74に付設さ
れ、該ガス管74の温度を検出して冷媒の温度を
感知する温度センサーTHと、このセンサーTH
で感知する温度を読込み、この読込む温度T1と、
一定時間差(例えば1分間)を置いて読込む温度
T2との温度差をもとに前記蒸発器温度が上昇し
なくなつたことを読取り、冷却運転に一旦戻した
後デフロスト運転の再開を指示するコントローラ
20とを用いて構成したものである。
デフロスト運転の開始は、デフロストタイマー
2Dを用い、このデフロストタイマー2Dの接点
2D1の閉指令信号をもとに行なうのであつて、
このデフロスト運転の開始は、ポンプダウン運転
を行ない、かつ、デフロストの冷媒を計量した後
行なうのである。
即ち、第2図に示した構成において、前記電磁
弁SV1を閉じることによりポンプダウン運転が行
なえると共に、このポンプダウン運転の終了後前
記電磁弁SV2を閉じることにより前記電磁弁
SV1,SV2間の液管部分で冷媒の計量を行なえる
のであり、また、前記ホツトガス弁10のホツト
ガスバイパス路8への開度を100%とすることに
より、デフロスト回路が形成され、更に前記電磁
弁SV1を開くことにより計量した冷媒を前記デフ
ロスト回路に流出させられるのであつて、これら
の過程を経てデフロスト運転が行なえるのであ
る。
また、蒸発器出口側の低圧ガス管74の温度を
検出する温度センサーTHは、低圧ガス管74の
温度の変化を感知し、デフロストの完了を検出で
きるようにしたもので、この温度センサーTH
は、デフロストタイマー2Dの接点2D1と共に
コントローラ20の入力側に接続し、このコント
ローラ20においてデフロスト運転中前記温度セ
ンサーTHが感知するある温度T1を読込んで格納
し、更に、この格納後一定時間置いて、再度前記
温度センサーTHが感知する温度T2を読込んで格
納し、そして、このように格納したこれらの読込
み温度T1,T2の比較を行なつて、デフロスト運
転の途中において前記したデフロスト運転の再開
が行なえるようにするのである。
尚、第1図に示した実施例では、デフロスト運
転の開始と共にカウントを開始し、一定時間(主
として90分)の経過後デフロスト完了信号を出力
するデフロスト完了タイマーTMを用いており、
前記温度センサーTHで設定するデフロスト完了
温度に至らなくとも前記完了タイマーTMで設定
するセツト時間の経過を以つてデフロスト運転を
終了するようにしている。これは、デフロスト完
了温度でデフロスト運転を終了させるようにした
場合、前記低圧ガス管74の温度が上昇している
けれども、その上昇が僅かであれば、デフロスト
時間が長くなり過ぎる場合が生ずるのを防止する
ためで、前記温度が上昇している場合、前記完了
タイマーTMで設定するセツト時間でデフロスト
運転を終了してもデフロスト不充分による問題は
殆んどない。
また、前記デフロスト運転の再開信号は、前記
温度T1とT2との比較をもとにし、低圧ガス管7
4の温度が上昇しない場合、つまり、温度変化が
ないか又は下降する場合に出力するのであつて、
一旦デフロスト運転を中止して冷却運転に移行さ
せると共に、ポンプダウン運転を行ない、デフロ
スト回路に流出する冷媒の計量を行なつた後デフ
ロスト運転を行なうようにする。
このコントローラ20は運転スイツチ3−88
を介して電源が入力する電源部V、中央演算処理
回路CPU、タイマー回路(デフロストタイマー
2D、デフロスト完了タイマーTM)及び記憶回
路Mを備え、入力側Iには前記したデフロストタ
イマー2Dの接点2D1の他、蒸発器4の吸込側
に配置され、庫内からの戻り空気温度即ち吸込空
気温度を検出するリターンセンサーRSと、吹出
側に配置され吹出空気温度を検出するサプライセ
ンサーSSが接続され、また、出力側Oには前記
ホツトガス弁10の電動部20Mと前記電磁弁
SV1,SV2のソレノイドリレー20R1,20R2
前記三方電磁弁SV3,SV4のソレノイドリレー2
0R3,20R4とを接続すると共に、高圧スイツ
チ63H、低圧スイツチ63L、過電流継電器5
1c、圧縮機1の保護リレー49cと圧縮機モー
タの電磁開閉器88cとを直列に接続した圧縮機
モータの発停制御回路及び、前記室内フアン16
及び室外フアン17の各モータ88EF,88CF
とをそれぞれ接続するのである。
即ち、前記再開信号により、前記電磁弁SV1
開いたまゝ電磁弁SV2を開くと共にホツトガス弁
10を0%開度に制御し、デフロスト回路から冷
凍サイクルの回路に切換えるのであり、この状態
で例えば5秒の時間経過後、前記電磁弁SV1を閉
じてポンプダウン運転を行ない、デフロスト回路
に流出する冷媒の計量を行なつた後、前記ホツト
ガス弁HVを100%開度に制御しデフロスト回路
を形成し、そして電磁弁SV1を開いて前記デフロ
スト回路に、新たに計量した一定量の冷媒と流出
させることにより再びデフロスト運転を行なうの
である。
尚、以上の構成において、蒸発器4において冷
却する空気温度の調整は、前記コントローラ20
のセツトポイントセレクター(図示せず)に設定
する設定温度が例えば−3℃より低い冷凍運転に
おいては、吸込側のリターンセンサーRSをもと
に図示していないが圧縮機1の発停制御により行
ない、また、−3℃以上の冷蔵運転において、吹
出側のサプライセンサーSSをもとに前記ホツト
ガス弁10を0〜100%の開度に制御し、この開
度に応じた流量でホツトガスをバイパスさせるこ
とにより行なうのである。
そして、以上の如く冷凍又は冷蔵運転を行なつ
ているとき、デフロストタイマー2Dが動作して
デフロスト運転の開始指令が出るとデフロスト運
転が行なわれるのである。
次に、このデフロスト運転を第3図に示したフ
ローチヤートに従つて説明する。
前記した如くデフロスト運転の開始指令が出る
と、前記圧縮機1を駆動させた状態で前記電磁弁
SV1のソレノイドリレー20R1を消磁させて該電
磁弁SV1を閉じ、先ずポンプダウン運転が行なわ
れる。
尚、デフロスト運転開始の出力が出されたとき
前記圧縮機1が前記リターンセンサーRSをもと
に発停制御されて停止している場合には、前記セ
ンサーRSによるサーモ動作を中止し、前記圧縮
機1を駆動させるのである。
そして、このポンプダウン運転で液冷媒は、前
記凝縮器2,3及び前記電磁弁SV1に至る液管部
分に閉じ込められると共に、この閉じ込みにより
圧縮機1の吸込側における低圧圧力が低下し、こ
の低圧圧力が前記低圧スイツチ63Lの設定値よ
り低くなると、該スイツチ63Lがオフ(開)
し、前記圧縮機モータの発停制御回路が開路し、
前記圧縮機モータの電磁開閉器88cが消磁され
て圧縮機1が停止し、ポンプダウン運転が終了す
るのである。
このポンプダウン運転の終了後、前記電磁弁
SV2のソレノイドリレー20R2により、該電磁弁
SV2が閉じて、前記電磁弁SV1,SV2間でデフロ
スト冷媒が計量されると共に、前記デフロスト完
了タイマーTMがカウントを開始し、また、三方
電磁弁SV3,SV4のソレノイドリレー20R3,2
0R4が動作して、三方電磁弁SV3によりホツトガ
スバイパス路8がドレンパンヒータ11に連通
し、蒸発器4の入口側に連通する如く成し、ま
た、前記三方電磁弁SV4により前記膨張弁5の均
圧管5bが低圧ガス管74に連通する如く成す一
方、前記電磁弁SV1がソレノイドリレー20R1
動作で開き、かつ、前記ホツトガス弁10が100
%開動作で開き前記したデフロスト回路を形成す
るのである。
しかして、前記電磁弁SV2の閉動作により前記
液管部分73に閉じ込める液冷媒を前記電磁弁
SV1との間で一定量計量すると共に、前記電磁弁
SV1の開動作により、一定量の冷媒を前記デフロ
スト回路に流出させられるのである。
このとき、前記電磁弁SV1,SV2間に閉じ込め
られている一定量の液冷媒は、デフロスト回路内
の圧力に対し高低圧差があるため、前記電磁弁
SV1の開動作によりガス化して蒸発器4を含む前
記デフロスト回路に流出すると共に、この流出に
より低圧圧力が上昇し、低圧スイツチ63Lの設
定値より高くなつて低圧スイツチ63Lがオン
(閉)し、前記電磁開閉器88cがオンし、前記
圧縮機1が起動されるのである。
そして、この起動時、室内フアン16は停止さ
れると共に、前記圧縮機1の駆動により前記した
一定量の冷媒がデフロスト回路を循環し、ホツト
ガスバイパス路8から蒸発器4に流入するホツト
ガスによりデフロストが行なえるのである。
このデフロスト運転は一定量の冷媒を循環させ
て行なうものであつて、デフロスト運転を行なう
直前の冷凍又は冷蔵運転で循環する冷媒の全量を
循環させるものでないから、これら直前の運転状
態如何に拘わらず、常に最適なデフロストが可能
であるが、このデフロスト運転時、前記した一定
量の冷媒が、例えばホツトガス弁10の漏れなど
により減少し、所望のデフロスト能力が得られな
くなる場合が生ずる。
この場合デフロスト完了タイマーTMでセツト
する設定時間内では完全なデフロストが行なえな
いことになるのであるから、前記完了タイマー
TMのみによりデフロスト運転を終了するように
すれば、不完全なデフロストのまゝで冷却運転が
行なわれることになり、能力不足が生ずると共
に、温度センサーTHのみでデフロスト運転を終
了しようとすれば、デフロスト運転の終了が行な
えないことになるのである。
所が前記した実施例によると、コントローラ2
0によりデフロスト運転中、温度センサーTHで
感知する低圧ガス管74の温度が上昇しなくなつ
たことを読取つて前記デフロスト運転を中止し、
新たにデフロスト運転を再開するようにしたか
ら、デフロストが確実に行なえるのである。
即ち、デフロスト運転の開始後15分経過後、前
記コントローラ20において前記温度センサー
THで検出した温度T1を読込んで格納すると共
に、1分経過後、前記温度センサーTHで検出し
た温度T2を読込んで格納し、これら温度T1,T2
を比較するのである。そして、前記温度T2が先
に読込んだ温度T1より高い場合には、前記した
デフロスト運転を継続するのであり、低い場合又
は変化がない場合にはデフロスト異常と判断し、
前記したデフロスト運転を中止し、新たにデフロ
スト運転を再開するのである。
このデフロスト運転の再開は、前記した通り、
一旦冷却運転のサイクルに切換えるのであり、こ
の状態で例えば5秒の時間経過後、前記電磁弁
SV1を閉じてポンプダウン運転を行ない、かつ、
デフロスト回路に流出する冷媒の計量を行なつた
後、デフロスト回路を形成し、前記電磁弁SV1
開いて前記デフロスト回路に、新たに計量した一
定量の冷媒を流出させることにより行なうのであ
つて、中止した前回のデフロスト運転での冷媒量
より多い冷媒量で、つまり減少した冷媒量を補つ
た最適な冷媒量でデフロストが行なえるから、再
開されたデフロスト運転によりデフロストが確実
に行なえるのである。
また、以上の如く行なうデフロスト運転の途中
において前記デフロスト完了タイマーTMからデ
フロスト完了信号が出力するか、又は、前記温度
センサーTHからデフロスト完了信号が出力する
と、その時点でデフロスト運転を終了するのであ
る。
尚、デフロスト完了信号が出力すると、前記電
磁弁SV2のソレノイドリレー20R2がオン動作し
て開いて通常の冷凍運転又は冷蔵運転に移行する
と共に、デフロストタイマー2Dがカウントを開
始するのである。
又、冷凍運転に移行するときには、前記ホツト
ガス弁10は開度0%に制御されると共に、冷蔵
運転に移動するときには、前記ホツトガス弁10
は、コントローラ20によるPID制御で開度制御
されるのである。そして、ホツトガスバイパスに
より能力を制御する場合、前記三方電磁弁SV3
ホツトガスがドレンパンヒータ11をバイパスし
て蒸発器4の入口側に導かれるように動作させる
と共に、前記三方電磁弁SV4を、均圧管5bが制
御通路12に連通し、ホツトガスの圧力が前記膨
張弁5に作用し、その開度が強制的に小さくなる
ように動作させるのである。
以上説明した実施例は、液管73に二つの電磁
弁SV1,SV2を介装し、ポンプダウン運転を行な
うと共に、一定量の冷媒を計量してデフロスト回
路に流出するようにしたが、前記電磁弁SV1
SV2を用いた定量流出機構は必らずしも必要でな
い。
また、デフロスト運転開始の指令は本実施例で
はデフロストタイマー2Dの接点2D1で行なう
ようにしているが、その他手動デフロストスイツ
チや蒸発器空気出入口の圧力損失を検出するエア
ープレツシヤスイツチを用いてもよい。
エアープレツシヤスイツチを用いた場合には、
デフロストが不完全の場合、このエアープレツシ
ヤスイツチにより再度デフロスト開始信号が発す
る場合もあるが、エアープレツシヤスイツチの設
定圧力如何によつてその開始信号が発しない場合
もあるので、このような場合にも本発明は有効で
ある。
(発明の効果) 本発明は、前記蒸発器4の出口側冷媒の温度を
感知する温度センサーTHと、該温度センサー
THで感知する温度を読込み、この温度T1と、こ
の温度T1の読込後、一定時間置いて前記温度セ
ンサーTHから読込む温度T2とを比較し、T2
T1のとき、デフロスト運転から冷却運転に戻し
た後、デフロスト運転を再開させる再開信号を出
力するコントローラ20とを備え、このコントロ
ーラ20でデフロスト運転を制御するようにした
から、デフロスト運転を行なう直前の冷却運転で
循環する冷媒の全量を用いることなくその1部の
冷媒を用いてデフロスト運転を行えながら、その
デフロスト回路からの冷媒の漏れがあつて正常な
デフロスト運転が行なえない場合でも、デフロス
トを確実に行なえるのである。
即ち、前記温度センサーTHによつて感知する
蒸発器温度が上昇しなくなつた場合、即ち温度変
化がなくなるか、又は下降する場合、このデフロ
スト運転は能力がなく、その運転は継続してもデ
フロストが行えないのであるから、この場合には
デフロスト異常と判断してこのデフロスト運転を
中止し、一旦冷却運転に戻して後、新たにデフロ
スト運転を再開するようにしたから、前記した如
く漏れがあつても、デフロスト運転の再開により
確実に完了させることができるのである。
従つて、不完全デフロストのまゝ冷却運転に移
り冷却能力不足が生じたり、デフロスト運転に時
間が掛かり過ぎたりする問題は解決できるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す概略電気回路
図、第2図は本発明を適用する冷凍装置の一例を
示す冷媒配管系統図、第3図はフローチヤート
図、第4図はタイムチヤート図、第5図は従来例
を示す概略の冷媒配管系統図である。 4……蒸発器、8……ホツトガスバイパス路、
10……ホツトガス弁、20……コントローラ、
TH……温度センサー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ホツトガス弁10と凝縮器2,3を側路する
    ホツトガスバイパス路8とを備え、前記ホツトガ
    ス弁10の開動作で、前記ホツトガスバイパス路
    8を含み、冷却運転において循環する冷媒の一部
    を循環させるデフロスト回路を形成し、蒸発器4
    にホツトガスをバイパスしてデフロスト運転を行
    うようにした冷凍装置のデフロスト運転制御装置
    であつて、前記蒸発器4の出口側冷媒の温度を感
    知する温度センサーTHと、該温度センサーTH
    で感知する温度を読込み、この温度T1と、この
    温度T1の読込後、一定時間置いて前記温度セン
    サーTHから読込む温度T2とを比較し、T2≦T1
    のとき、デフロスト運転から冷却運転に戻した
    後、デフロスト運転を再開させる再開信号を出力
    するコントローラ20とを備えていることを特徴
    とする冷凍装置のデフロスト運転制御装置。
JP14321985A 1985-06-28 1985-06-28 冷凍装置のデフロスト運転制御装置 Granted JPS625054A (ja)

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