JPH05288439A - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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Publication number
JPH05288439A
JPH05288439A JP12786792A JP12786792A JPH05288439A JP H05288439 A JPH05288439 A JP H05288439A JP 12786792 A JP12786792 A JP 12786792A JP 12786792 A JP12786792 A JP 12786792A JP H05288439 A JPH05288439 A JP H05288439A
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JP
Japan
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refrigerant
gas
input amount
solenoid valve
valve
Prior art date
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Application number
JP12786792A
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English (en)
Inventor
Haruhiko Murakami
晴彦 村上
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷媒ガスの大気中への放出を削減すると共
に、冷媒充填時のメンテナンスの時間を削減すること。 【構成】 冷媒循環経路にガス充填用のポート56を有
する弁55を設ける。このポート56に充填用のボンベ
62を電磁弁61を介して接続する。入力量検出手段4
8により検出した入力量Iが圧縮能力に応じた基準入
力量I以上となるまで上記電磁弁61を開制御する制
御手段60を設ける。ガス欠が生じた場合には、冷媒循
環経路に設けた弁55のガス充填用のポート56に充填
用のボンベ62を電磁弁61を介して接続する。制御手
段60により電磁弁61を開制御してボンベ62からポ
ート56を介して冷媒循環経路に冷媒ガスを充填する。
そして入力量検出手段48により検出した入力量I
圧縮能力に応じた基準入力量I以上となるまで上記電
磁弁61を開制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は循環冷媒量のガス欠状
態を判別する機能を備えた冷凍装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の冷凍装置としては、例えば特開
昭63−32272号公報が挙げられる。図6はこの従
来例の4台の室内ユニットを備えたマルチ型式の空気調
和機の冷媒回路図を示し、1台の室外ユニットXに4台
の室内ユニットA〜Dが接続されている。
【0003】室外ユニットXは圧縮機1を有し、この圧
縮機1はインバータ2によって能力制御され、その吐出
配管3と吸込配管4とは四路切換弁5に接続されてい
る。この四路切換弁5には、第1ガス管6と第2ガス管
7とが接続され、第2ガス管7には室外ファン9を付設
した室外熱交換器8が接続されている。室外熱交換器8
には、第I液管10、受液器11、第2液管12が順次
接続されており、第1液管10には第I電動膨張弁13
が介設してある。第2液管12はヘッダー14に接続さ
れ、このヘッダー14からは複数の、図の場合には4本
の液側支管15が分岐しており、各液側支管15にはそ
れぞれ第2電動膨張弁16が介設されている。
【0004】一方、上記第1ガス管6からも上記に対応
して4本のガス側支管17が分岐しており、上記各支管
15、17の間に、利用側熱交換器となる室内熱交換器
18が接続されている。なお各室内熱交換器18には室
内ファン19が付設され、両者18、19によって室内
ユニットA〜Dが構成されている。また上記受液器11
と圧縮機1の吸込配管4との間は配管20によって接続
され、この配管20にはキャピラリーチューブ21が介
設されている。なお図6において、22はガス閉鎖弁、
23は液閉鎖弁、24、25はマフラー、26はアキュ
ームレータをそれぞれ示している。
【0005】上記空気調和機においては、図中実線矢印
で示すように、圧縮機1から吐出された冷媒を凝縮器と
なる室外熱交換器8から蒸発器となる室内熱交換器18
へと回流させることによって冷房運転を行う。これとは
逆に、図中の破線矢印に示すように、圧縮機1から吐出
された冷媒を凝縮器となる室内熱交換器18から蒸発器
となる室内熱交換器8へと回流させることによって暖房
運転が行われる。
【0006】そして上記冷媒回路においては、上記キャ
ピラリーチューブ21の出口側の位置に取着された第1
温度センサー31により、低圧ガス冷媒の圧力相当飽和
温度T1を検出する。また圧縮機1の吐出配管4には第
2温度センサー32が、各液側支管15には第3温度セ
ンサー33が、さらに各ガス側支管17には第4温度セ
ンサー34が、また圧縮機1の吐出配管3には第5温度
センサー30がそれぞれ取着されている。
【0007】図7は上記空気調和機の制御系のブロック
図を示し、室外ユニットXは室外制御装置35を、また
各室内ユニットA〜Dは室内制御装置36をそれぞれ有
している。室内制御装置36には、運転スイッチ37と
室内サーモ38とがそれぞれ接続されている。一方、室
外制御装置35は、上記運転指令のある室内ユニットA
〜Dの合計負荷容量値ΣSを把握する負荷容量把握部3
9と、運転指令のある室内ユニットA〜DのΔT信号を
積算したΣΔTを求める温度差検出部40と、上記ΣS
とΣΔTとに基づいて運転周波数指令信号を発する周波
数制御部41と、この指令信号を受けて圧縮機1の駆動
モータ1aが接続されているインバータ2を制御するイ
ンバータ制御部43とを有している。
【0008】また室外制御装置35は、上記第1〜第4
温度センサー31〜34の検出温度に基づいて第1及び
第2電動膨張弁13、16の開度を制御する弁制御部4
2を有している。さらに室外制御装置35は、後述する
ように流通冷媒量のガス欠状態を判断する機能を有する
流通冷媒状態判別部46と、吐出管温度監視部47と、
判定部50とを有している。
【0009】この室外制御装置35においては、上記の
ように運転指令のある室内ユニットA〜Dの合計負荷容
量値ΣSが把握され、これと室内サーモ38による室温
と設定温度との差に対応した信号ΣΔTとに基づいて周
波数制御部41により圧縮機1の周波数が制御される。
すなわち上記合計負荷容量値ΣSと信号ΣΔTとに対応
した初期設定周波数を記憶しておき、運転開始時、運転
部屋数増加時には上記初期設定周波数での運転を行うと
共に、所定時間経過後は、ΣΔTに基づいてP制御、P
ID制御等によって周波数を変更していくのである。
【0010】また上記弁制御部42においては、冷房運
転時には、第1電動膨張弁13を全開に維持すると共
に、各第2電動膨張弁16の開度制御を行い、各室内熱
交換器18内で蒸発するガス冷媒の過熱度が略一定にな
るように制御する。一方、暖房運転時には、室外熱交換
器8内で蒸発する冷媒の過熱度を第1電動膨張弁13に
てPID制御し、さらに各第2電動膨張弁16において
は、運転中の各室内熱交換器18の出口での凝縮冷媒温
度を互いに等しくするような制御を行う。
【0011】上記のような各電動膨張弁13、16の開
度制御信号は、また異常湿り運転又は異常乾き運転を判
定する流通冷媒状態判別部46にも入力されている。そ
して例えば暖房時に第1電動膨張弁13の開度がその設
定上限値以上の状態が20分以上継続した場合、一方、
冷房時には運転室における各第2電動膨張弁16の開度
が、同様に設定上限値以上の状態が20分以上継続した
場合には、これをガス欠状態を判定して上記流通冷媒状
態判別部46より周波数制御部41に異常信号が入力さ
れ、周波数制御部41より圧縮機1を停止する信号が出
力される。
【0012】さらに圧縮機1の吐出配管3に取着されて
いる第5温度センサー30の検出信号は、吐出管温度監
視部47に入力されており、検出温度が例えば120℃
を超える場合には、吐出管温度監視部47より異常信号
が出力され、この異常信号により周波数制御部41から
周波数強制低下指令信号、あるいはこの処理によっても
異常信号が解除されない場合には、圧縮機1停止信号が
出力される。
【0013】上記の流通冷媒状態判別部46によって、
液管10、12中の流通冷媒が液状になり、したがって
配管20を通して圧力相当飽和温度の検出が可能な範囲
での低度のガス欠状態の判別が可能である。
【0014】また圧縮機1内を流通する冷媒によって、
圧縮機1の温度と吐出配管3に取着されている第5温度
センサー30とで検出される温度とが、略比例関係を有
する範囲での中度のガス欠状態は、吐出管温度監視部4
7によって自動検出が可能である。
【0015】しかしながらさらに過大なガス欠状態、す
なわち液管10、12中の流通冷媒状態が液状でなくな
り、したがって圧力相当飽和温度の検出ができず、また
圧縮機1内部の発生熱量を奪ってこれを吐出配管3へと
伝達して、両者の温度相関性を維持し得る流通冷媒量以
下となったようなガス欠状態においては、流通冷媒状態
判別部46、吐出管温度監視部47においては、これを
判別することができなくなる。
【0016】そこでこの空気調和機においては、上記過
大ガス欠状態においても、これを自動的に検出するため
に、インバータ2への圧縮機駆動用電源ラインにその供
給電流値Iを検出するために設けたカレントトランス
(入力量検出手段)48の検出値を、A/D変換器49
を介してデジタル信号に変換し、この信号によりガス欠
状態を判定する判定部(判定手段)50と、この判定部
50の出力を受けて異常信号を周波数制御部41に入力
する異常信号出力部51と、圧縮機1の圧縮能力に応じ
た基準電流値を予め記憶させた記憶部(記憶手段)52
とを設け、図8のフローチャートに示す制御を行ってい
る。
【0017】まず運転開始後、後述するようにインバー
タ2への入力電流値Iが設定値以下の状態の継続時間
を計数するタイマTをリセットし(ステップS51)、
以下のガス欠判定ステップを実行する。すなわちステッ
プS52において入力電流値Iを検出し、次にこのと
きの周波数制御部41からインバータ制御部43へ出力
される指令周波数を読み取る(ステップS53)。
【0018】そしてステップS54において、記憶部4
4より上記指令周波数に対する基準入力電流値を読み出
す。上記記憶部44には、図9に示すグラフに基づい
て、周波数と下限電流値Iとの関係データがデータテ
ーブルとして入力されている。図9において、横軸は圧
縮機駆動周波数であり、縦軸はインバータ入力電流値で
ある。
【0019】図9で、斜線部は正常運転時の変動範囲を
見込んだ正常動作範囲であり、その中心基準線は0.1
F+0.6(A)(Fは周波数)として設けられてい
る。図示するように、周波数が大きくなるほど圧縮能力
は大となり、したがって入力電流も大となる。
【0020】ここでガス欠が生じている場合には圧縮機
1での圧縮仕事が低下し、したがって消費電力、すなわ
ち定電圧駆動時には入力電流値Iが上記正常時より小
さくなることとなり、そこで正常動作範囲より低電流側
にガス欠の判定ラインIを設けている。この判定ライ
ンIは、55Hzを下限判定周波数としており、55
Hz以上で判定をしている。これは低周波数時には正常
動作範囲に上記判定ラインIが近接し、誤判定を生ず
るおそれがあるからである。
【0021】一方、周波数が大となるほど圧縮機1の全
消費電力中に、流通冷媒の圧縮に要する仕事量の割合が
増加し、入力電流値の差異によるガス欠判定が明確に行
えるようになっている。そして圧縮機1は利用側熱交換
器側からの要求負荷に見合った周波数制御がなされるこ
とから、低周波数を初期値として運転が開始されたとし
ても、ガス欠時には利用側熱交換器側の要求が満足され
ず、したがって周波数を増加させる方向で周波数制御が
なされることとなる。
【0022】このことから誤判定を生じ易い低周波側で
の判定ラインIをカットしても、ガス欠時には必然的
に制御周波数が増加していくものであるので、図示のよ
うな判定範囲の設定により、誤判定を生ずることのない
確実な判定が可能となる。
【0023】上記のような判定ラインIに基づいて、
図8におけるステップS54においては、ステップS5
3で検出されるそのときの指令周波数に対応した基準電
流値が記憶部52から読み出される。そしてそのときの
インバータ2への入力電流値Iと上記判定ラインI
とを比較し(ステップS55)、入力電流値Iが判定
ラインIを超えていれば正常と判断してステップS5
1に戻り、上記の監視ステップS52〜S55を継続す
る。
【0024】そしてステップS55で入力電流値I
判定ラインI以下であれば、ステップS66に進み、
上記タイマTの計時カウントと開始する。このタイマT
は上記ガス欠相当の低電流入力状態が一定時間T継続
するか否かを判別するために設けられており、例えば運
転部屋数追加時等の過渡的な状態変化による一時的なガ
ス欠と判断することを防止するために設けられているも
のである。
【0025】なお上記一定時間Tは、完全ガス欠時の
圧縮機1のコイル焼損に至る時間をもとに24分の値が
設定してある。したがってステップS57において、タ
イマTのカウント値がTを超えるまではステップS5
2に戻り、改めてステップS52〜S55の入力電流値
と判定ラインIの状態判別が繰り返される。
【0026】そしてステップS57でタイマTの計時値
がTを超えた場合には、ステップS58に進み、異常
信号出力部51から異常信号が周波数制御部41に出力
され、この信号により圧縮機1は停止される。なお上記
低電流入力状態の継続判定ステップ中において、入力電
流値Iが判定ラインIを超えた場合には、入力電流
値Iの低下が前述した一時的な過渡現象と判断してス
テップS55よりステップS51に移行し、それまでの
タイマTの計時値をリセットして、改めてガス欠の監視
ステップを実行していくことになる。
【0027】このように圧縮機1の周波数制御運転と共
に、図8に示したようなインバータ2への入力電流値の
監視を並行して行うことで、ガス欠状態を判定すること
ができ、このため圧縮機1のコイル焼損等のトラブルの
発生を未然に防止できるものである。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】ところがかかる従来例
においては、ガス欠を検知し、異常信号を出力すること
ができるものの、ガス欠を検知したとき、どれだけ冷媒
を充填してよいかわからないため、冷凍装置内の残存冷
媒を全て放出し、真空引き後、冷媒を再充填していた。
したがって冷媒ガスを大気中へ放出することになり、ま
た冷媒ガス充填時のメンテナンスに時間がかかるという
間題があった。
【0029】この発明は上記従来の欠点を解決するため
になされたものであって、その目的は、冷媒ガスの大気
中への放出を削減すると共に、冷媒充填時のメンテナン
スの時間を削減することが可能な冷凍装置を提供するこ
とにある。
【0030】
【課題を解決するための手段】そこでこの発明の冷凍装
置は、利用側熱交換器18側の要求負荷に応じた圧縮能
力で能力制御される圧縮機1と、この圧縮機1への入力
量を検出する入力量検出手段48と、圧縮能力に応じた
基準入力量Iを予め記憶する記憶手段52と、上記入
力量検出手段48により検出した入力量Iが圧縮能力
に応じた基準入力量I以下である状態が所定時間継続
したときに循環冷媒量をガス欠と判定する判定手段50
とを備えた冷凍装置において、冷媒が循環する経路にガ
ス充填用のポート56を有する弁55を設け、このポー
ト56に充填用のボンベ62を電磁弁61を介して接続
し、ポート56よりボンベ62からの冷媒を充填すると
きに、上記入力量検出手段48により検出した入力量I
が圧縮能力に応じた基準入力量I以上となるまで上
記電磁弁61を開制御する制御手段60を設けたことを
特徴としている。
【0031】
【作用】図1に示すように、ガス欠が生じた場合には、
冷媒循環経路に設けた弁55のガス充填用のポート56
に充填用のボンベ62を電磁弁61を介して接続し、制
御手段60により電磁弁61を開制御してボンベ62か
らポート56を介して冷媒循環経路に冷媒ガスを充填す
る。そして上記入力量検出手段48により検出した入力
量Iが圧縮能力に応じた基準入力量I以上となるま
で上記電磁弁61を開制御することで、冷媒ガスを適正
かつ自動的に充填できる。そのため冷媒ガスを大気中に
放出しなくてすむと共に、ガス欠時、冷媒ガスの放出及
び真空引きをする時間の削減ができて、冷媒ガス充填に
おけるメンテナンスの時間を削減することができる。ま
たガス欠時以外において追加充填が必要な場合にも、自
動で適正に追加充填を行うことが可能となる。
【0032】
【実施例】次にこの発明の冷凍装置機の具体的な実施例
について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお冷媒
系統や制御の全体の構成は従来例と同じなので要旨の部
分について詳述する。図1はクレームに対応した機能ブ
ロック図を示し、図2はガス欠時における冷媒ガスを充
填する場合の冷媒系統図、図3は要部ブロック図をそれ
ぞれ示している。
【0033】図2に示すように、冷媒循環経路の途中に
は弁55が介設されており、この弁55にはガス充填用
のポート56が設けてある。このポート56にはサービ
スマンが持っているサービス用治具57が着脱自在に装
着可能となっている。この治具57の管65の一端が上
記ポート56に接続されるようになっており、管65の
他端には冷媒ガスが充填されたボンベ62が接続してあ
る。そして管65にはボンベ62から電磁弁61、逆止
弁63、キャピラリーチューブ64が介設されている。
【0034】図3はガス欠時の冷媒ガス充填の場合に関
する要部ブロック図を示し、冷媒ガスの充填を開始する
ための冷媒充填スイッチ71と、外部となる上記電磁弁
61を開閉制御するための制御リレー72と、上記電磁
弁61制御用のコネクタ73と、異常作業(冷媒ガス充
填作業)の終了時に表示用の信号を出力する出力部74
とが設けられている。また上記コネクタ73には電磁弁
61のコイル61aが接続されるようになっている。
【0035】図4はインバータ周波数と圧縮機入力電流
値との関係を示し、図9と同様に判定ラインI以下の
場合はガス欠領域を示し、ラインIより上方を正常動
作領域としている。そしてガス欠時に冷媒ガスを充填し
ながら、上記適正入力電流Iと入力電流値Iとを比
較して、I≧Iの場合には、冷媒ガスが充填されて
正常動作領域となったと判断して、冷媒ガスの充填を停
止するものである。
【0036】次にこの冷媒ガスの充填動作についてフロ
ーチャートを示した図5を参照しながら説明する。に
示すステップS1〜ステップS5は従来例で示したガス
欠判断フローを示している。そしては修理フローを示
し、上記ステップS5で運転を停止した場合には、ステ
ップS6に示すように利用者が修理を依頼することにな
る。
【0037】そしてステップS7でサービスマンが出動
し、ガス漏れ箇所を修理し(ステップS8)、サービス
用の治具57を冷媒循環経路に接続する。すなわち図2
に示すように、治具57を弁55のポート56に接続
し、ボンベ62を電磁弁61を介して冷媒循環経路に接
続する(ステップS9)。
【0038】次に電磁弁61のコイル61aをコネクタ
73に接続し(ステップS10)、ステップS11で冷
媒充填スイッチ71をオンにする。このステップS11
〜S20がのガス自動充填のフローを示している。冷
媒充填スイッチ71がオンされると冷凍機の運転が開始
され(ステップS12)、ステップS13に進む。
【0039】ステップS13では、電磁弁61のコイル
61aが接続されているか否かを電気的にチェックし、
コイル61aが接続されていれば、制御リレー72をオ
ンして電磁弁61を開制御する。この電磁弁61をオン
すると、図2に示すように、ボンベ62より冷媒ガスが
電磁弁61、逆止弁63、キャピラリーチューブ64を
経て、弁55の充填用ポート56より冷凍装置内に充填
される。
【0040】そしてステップS14に示すようにT
間経過後にステップS15へ進み、ステップS15で電
源供給部から圧縮機1への入力電流値Iを検出する。
なお上記逆止弁63は逆流防止用で、キャピラリーチュ
ーブ64は充填速度調整用であり、電磁弁61のオン時
に上記の時間Tを考慮して決められる。
【0041】そして図4に示すように、予め設定した適
正入力電流Iを記憶部52から読み出し、ステップS
17でこの入力電流値Iと適正入力電流Iとを比較
判断する。適正入力電流I>入力電流値Iの場合は
ステップS18へ進み、制御リレー72のオン動作を維
持しつつ、つまり電磁弁61を開制御のまま冷媒ガスを
充填しつつ、ステップS14へ戻る。このようにして入
力電流値I<適正入力電流Iの間は、電磁弁61を
秒間オンする。
【0042】冷凍機内に冷媒ガスが充填され始めると、
圧縮機1の入力電流値Iは徐々に増加し、ついには入
力電流値I≧適正入力電流Iとなる。そこでステッ
プS17で入力電流値I≧適正入力電流Iとなれば
ステップS19へ進み、制御リレー72をオフし、電磁
弁61を閉制御する。そしてステップS20で判定部5
0から出力部74に作業終了信号を出力して、その旨を
表示する。なお上記の制御動作は判定部(制御手段6
0)50により行われる。
【0043】次にの修理フローに進む。すなわちステ
ップS21に示すように、冷媒ガスの充填完了を確認
し、サービス用の治具57を取外して(ステップS2
2)、修理が完了することになる。
【0044】このように冷媒ガスの自動充填を行うこと
で、埋め込み配管、長配管、マルチ機の多室接続時等配
管延長量が明らかでないときの追加充填が適正に行われ
る。
【0045】
【発明の効果】以上のようにこの発明の冷凍装置は、利
用側熱交換器側の要求負荷に応じた圧縮能力で能力制御
される圧縮機と、この圧縮機への入力量を検出する入力
量検出手段と、圧縮能力に応じた基準入力量を予め記憶
する記憶手段と、上記入力量検出手段により検出した入
力量が圧縮能力に応じた基準入力量以下である状態が所
定時間継続したときに循環冷媒量をガス欠と判定する判
定手段とを備えた冷凍装置において、冷媒が循環する経
路にガス充填用のポートを有する弁を設け、このポート
に充填用のボンベを電磁弁を介して接続し、ポートより
ボンベからの冷媒を充填するときに、上記入力量検出手
段により検出した入力量が圧縮能力に応じた基準入力量
以上となるまで上記電磁弁を開制御する制御手段を設け
たものであるから、ガス欠が生じた場合には、冷媒循環
経路に設けた弁のガス充填用のポートに充填用のボンベ
を電磁弁を介して接続し、制御手段により電磁弁を開制
御してボンベからポートを介して冷媒循環経路に冷媒ガ
スを充填し、上記入力量検出手段により検出した入力量
が圧縮能力に応じた基準入力量以上となるまで上記電磁
弁を開制御することで、冷媒ガスを適正かつ自動的に充
填できるものであり、そのため冷媒ガスを大気中に放出
しなくてすむと共に、ガス欠時、冷媒ガスの放出及び真
空引きをする時間の削減ができて、冷媒ガス充填におけ
るメンテナンスの時間を削減することができるものであ
り、またガス欠時以外において追加充填が必要な場合、
埋め込み配管、長配管、マルチ機の多室接続時等配管延
長量が明らかでないときも追加充填が自動でかつ適正に
行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の機能ブロック図である。
【図2】同上の冷媒ガスの充填時の冷媒回路図である。
【図3】同上の要部ブロック図である。
【図4】同上のインバータ周波数と圧縮機入力電流との
関係を示す図である。
【図5】同上の冷媒ガスを自動充填する場合のフローチ
ャート図である。
【図6】従来例の冷媒回路図である。
【図7】同上の運転制御系のブロック図である。
【図8】同上のガス欠判定のフローチャート図である。
【図9】同上のインバータ周波数と入力電流との関係を
示す図である。
【符号の説明】
1 圧縮機 18 室内熱交換器(利用側熱交換器) 48 カレントトランス(入力量検出手段) 50 判定部(判定手段) 52 記憶部(記憶手段) 55 弁 56 ポート 60 制御手段 61 電磁弁 62 ボンベ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用側熱交換器(18)側の要求負荷に
    応じた圧縮能力で能力制御される圧縮機(1)と、この
    圧縮機(1)への入力量を検出する入力量検出手段(4
    8)と、圧縮能力に応じた基準入力量(I)を予め記
    憶する記憶手段(52)と、上記入力量検出手段(4
    8)により検出した入力量(I)が圧縮能力に応じた
    基準入力量(I)以下である状態が所定時間継続した
    ときに循環冷媒量をガス欠と判定する判定手段(50)
    とを備えた冷凍装置において、冷媒が循環する経路にガ
    ス充填用のポート(56)を有する弁(55)を設け、
    このポート(56)に充填用のボンベ(62)を電磁弁
    (61)を介して接続し、ポート(56)よりボンベ
    (62)からの冷媒を充填するときに、上記入力量検出
    手段(48)により検出した入力量(I)が圧縮能力
    に応じた基準入力量(I)以上となるまで上記電磁弁
    (61)を開制御する制御手段(60)を設けたことを
    特徴とする冷凍装置。
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