JP6949368B2 - A/d変換器およびこれを用いたセンサ装置 - Google Patents
A/d変換器およびこれを用いたセンサ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6949368B2 JP6949368B2 JP2017218559A JP2017218559A JP6949368B2 JP 6949368 B2 JP6949368 B2 JP 6949368B2 JP 2017218559 A JP2017218559 A JP 2017218559A JP 2017218559 A JP2017218559 A JP 2017218559A JP 6949368 B2 JP6949368 B2 JP 6949368B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- converter
- conversion
- signal
- type
- voltage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Analogue/Digital Conversion (AREA)
- Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
Description
図22に従来のセンサー装置100を示す。センサー装置100は、自然界の信号(被センス信号)を検知してこれを電気信号に変換する単位センサー111が、行と列からなる行列状に配置されたセンサー領域110を有する。単位センサー111は行選択線112と列選択線113に接続されている。垂直(行)操作回路130は行選択線112の一つに所定電圧を供給することによってセンサー領域110の行を選択する。列選択線113はA/D変換部120に接続されている。A/D変換部120は複数のA/D変換器が列状に配置されて構成されたA/D変換器列122を含む。さらに、任意的に減算増幅回路121が列選択線113とA/D変換器列122との間に挿入されてもよい。A/D水平(列)操作回路150はA/D変換器列122の各列出力を順次選択してデータ出力端子151に転送して出力する。タイミング制御回路140は図示しないクロック供給回路からクロック入力端子141に供給されるクロック信号に同期して、垂直(行)操作回路130と水平(列)操作回路150をそれぞれ制御するパルス信号を生成する。
センサーには読出し回路160が必要である。図23に汎用的なセンサー読出し回路160を示す。センサーからの信号は電圧源もしくは電流源で表される。例えば圧力などによる抵抗の変化を用いた抵抗型圧力センサーは、圧力変化を抵抗体に電流を流すことにより抵抗に生じる電圧の変化として検知できる。また圧力などによる容量の変化を用いた抵抗型圧力センサーは、圧力変化を容量による電荷量の変化として検知でき、電荷の変化は一定の容量を用いることで、電圧の変化として検知できる。
読み出し回路160の出力はA/D変換部120においてアナログ信号からデジタル信号に変換される。図24にセンサー装置の代表としてCMOSイメージセンサーによく用いられるスロープ型A/D変換器170を、図25に入力信号と参照電圧との関係をそれぞれ示す。
fclk=2N/TFS (1)
で表される。フレーム数をNF、 垂直画素数をNVとし、リセット読出しと信号読出しを行い、それぞれの周期の1/2をA/D変換に用いることができると仮定すると、
TFS=1/(4NFNV) (2)
であるので、
fclk=2N+2NFNV (3)
である。フレーム数を100フレーム、垂直画素数を2000とし、使用できるクロック周波数を最高2GHz程度とすると、分解能は11ビット程度である。ダイナミックレンジ換算で68dB程度である。
図1に本発明の一実施形態にかかるセンサー装置10を示す。センサー装置10は自然界の信号11を受けるセンサー12、逐次比較型A/D変換器20、ΔΣ型A/D変換器30とから構成される。逐次比較型A/D変換器20は、比較器21、内部D/A変換器22及び制御ロジック回路23とから構成される。
図2に逐次比較型A/D変換器20の変換ステップごとの、センサー出力である入力電圧VINと内部参照電圧VINTREF1〜VINTREF4の様子を示す。一例として逐次比較型A/D変換器20の分解能を4ビットとしている。また入力電圧をフルスケール電圧VFSに対して11.5/16とする。
逐次比較型A/D変換が終了後、センサー12から出力された入力電圧VINと内部D/A変換器で発生させた下位A/D変換用の内部参照電圧VINTREFDLの双方をΔΣ型A/D変換器30に入力する。この例ではセンサー12から出力された入力電圧VINはフルスケール電圧VFSの11.5/16、内部D/A変換器22で発生させた内部参照電圧VINTREF4(VINTREFDL)は11/16であるので差電圧は0.5/16である。ΔΣ型A/D変換器30は逐次比較型A/D変換器20の1LSBに相当する変換範囲もしくは1LSB程度のオーバーラップを付加した変換範囲でΔΣ型A/D変換を行い下位A/D変換値DLを得る。図2において32は内部D/A変換器22で発生させた内部参照電圧VINTREFDL、33は逐次比較型A/D変換器の1LSBの電圧範囲を、31はΔΣA/D変換器の変換範囲をそれぞれ示している。
図3は本発明の一実施形態に係るA/D変換の変換ステップの動作説明図である。はじめにNビットの逐次変換を行い、続いてM回の連続したΔΣA/D変換を行う。
このようなA/D変換を行うことにより高いダイナミックレンジと高速なA/D変換を同時に実現できる。得られるダイナミックレンジDRは次式で表される。
DR=(3π/2)(2N−1)2(2L+1)(M/π)2L+1 (4)
ここで、Lは積分器の次数である。Mはオーバーサンプリング数である。
λ=1/M1/2 (5)
例えば、M=20ではλ=0.22 M=30ではλ=0.18 となり、同一のダイナミックレンジを得るために必要な容量を1/4〜1/5に縮小することができる。
本発明の実施形態におけるセンサー装置10においては図5に示すように信号転送回路のオフセット電圧や電圧ドリフトを抑制するために基準信号を送ってから信号を含む電圧を送りその差分をとって真の信号電圧とする相関二重サンプリング技術を用いることができる。通常はアナログ減算器で行われ、0dB〜20dB程度の利得が可変な増幅器を用いることがあるが、本発明のA/D変換器はダイナミックレンジが高いため、タイミングT1で基準となる信号VRST(n)をA/D変換し、次にタイミングT2で信号を含む電圧Vo(n)をA/D変換して、それぞれの変換値の差分を取って真の信号電圧の変換値Vs(n)を得ることができる。
例としてCMOSイメージセンサーを取り上げる。CMOSイメージセンサーの構成は図22に示したセンサー装置の構成と同じであり、A/D変換器列122を構成する個々のA/D変換器が図1の逐次比較型A/D変換器20及びΔΣ型A/D変換器30に相当する。また、単位センサーは図22に示したセンサー装置の構成と同じであり、これが図1のセンサー12に相当する。汎用的なセンサー読出し回路にかかる前述の説明は本実施形態においても妥当する。
子数nに対して
ns=n1/2 (6)
の関係がある。
図7に本発明の一実施形態にかかる積分器40を示す。この積分器40はΔΣ型A/D変換器30に含まれるものである。積分器40は3つの容量C1、C2及びC3と、4つのスイッチS1、S2、S3及びS4と1つの増幅器41とから構成される。容量C1は主として入力信号Vinを保持する容量である。容量C2は主として前回の出力電圧Voutを保持する容量である。容量C3は前回の出力電圧VoutをA倍に増幅した電圧を保持する容量である。
Q1=C1Vin (7−1)
Q2=C2Vout[n−1] (7−2)
Q3=A・C3Vout[n−1] (7−3)
続いて、フェーズ2(Phase 2)においてはスイッチS2及びスイッチS4が閉じられ、スイッチS1及びスイッチS3は開かれている。このとき3つの容量は全て並列に接続されてその電圧がVout(n)になる。Vout(n)は以下の式(8)のとおり表される。
Vout[n]=(Q1+Q2+Q3)/(C1+C2+C3)
=(C1Vin+(C2+A・C3)Vout[n−1])/(C1+C2+C3) (8)
ここで、以下の式(9−1)及び(9−2)のとおり定数を定める。
C1=(A−1)・C3 (9−1)
K=C1/(C1+C2+C3) (9−2)
すると、Vout(n)は以下の式(10)のとおり表される。
Vout[n]=Vout[n−1]+KVin (10)
つまり、図7の回路で積分動作が実現される。例えば、単位容量Cuを用いて以下の式(11−1)〜(11−4)で規定される値に設定したとする。
C1=2Cu (11−1)
C2=Cu (11−2)
C3=Cu (11−3)
A=3 (11−4)
と設定すれば、Vout(n)は以下の式(12)のとおり表される。
Vout[n]=Vout[n−1]+(1/2)Vin (12)
以上のとおり、本発明では、負帰還回路を用いなくても積分器を構成できる。従来の積分器の問題点であった、不安定性や低速動作の課題を克服し、安定で高速な積分器を実現することができる。
図7の積分器40において、増幅器を定常電流の流れないダイナミック型増幅器とすることで大きな利点を得ることができる。ダイナミック型増幅器の消費エネルギEdは主として負荷容量CLの充放電電流で決まる。したがって、消費電力はクロック周波数に比例し、高速な動作ではある程度の電力を消費するが、クロック周波数を下げると、それに伴い、比例して消費電力が減少するという理想的な電力特性が得られる。このため従来の積分器のように、クロック周波数を変えるごとにバイアス電流を制御する必要が生じない。また、定常電流が流れないため、極めて低消費電力で動作する積分回路を実現することができる。
ID1=ID0+gm(ΔVin/2) (13−1)
ID2=ID0−gm(ΔVin/2) (13−2)
したがって、出力電圧Vout+、Vout-は以下の式(14−1)及び(14−2)で示される。
Vout+=VDD−ID2t/CL (14−1)
Vout-=VDD−ID1t/CL (14−2)
ΔVout=Vout+−Vout-として、差動利得Gdを求めると、以下の式(15)で示される。
Gd=ΔVout/ΔVin=gm(t/CL) (15)
ここで、出力のコモン電圧VCをVC=(Vout++Vout-)/2と定義すると、これは以下の式(16)で示される。
VC=VDD−ID0t/CL (16)
出力のコモン電圧VCの電源電圧からの変化を−ΔVCとするとΔVCは以下の式(17)で示される。
ΔVC=ID0t/CL (17)
この式(17)を式(15)に代入すると、式(18)のとおりとなる。
Gd=gm(ΔVC/ID0)
=(2ID0/Veff)・(ΔVC/ID0)
=2ΔVC/Veff (18)
ここで、Veffは実効ゲート電圧(VGS−VT)である。
したがって、差動利得Gdは同相電圧を検知して、設定電圧VCTになった時にN型トランジスタM6、M7を遮断することで実現できる。遮断後の出力電圧は保持されることは言うまでもないことである。この、N型トランジスタM6、M7の遮断は、コモン電圧検出・制御回路によって制御する。
Ed=2CLVDD(VDD−VCT) (19)
Ed=2CLVDDΔVC=CLVDDGdVeff (20)
消費電力Pdはクロック周波数をfCLKとすると、以下の式(21)で表される。
Pd=fCLKEd=fCLKCLVDDGdVeff (21)
したがって、消費電力はクロック周波数に比例し、高速な動作ではある程度の電力を消費するが、クロック周波数を下げるとそれに伴い比例して消費電力が減少するという理想的な電力特性が得られる。このため従来の積分器のように、クロック周波数を変えるごとにバイアス電流を制御する必要が生じない。また、定常電流が流れないため、極めて低消費電力で動作する積分回路を実現することができる。間欠動作も容易に実現できることは言うまでない。
図12に本発明の一実施形態にかかるΔΣ型変換器60を示す。これは、第1積分器61、第2積分器62及び量子化器63から構成される。個々の積分器61〜63は、図7に示した積分器40を用いており、その積分器に含まれる増幅器41は図10に示したダイナミック型増幅器50である。第1積分器61には入力電圧Vinが入力される。第2積分器62の出力が入力される量子化器63には第1積分器、第2積分器の出力を加算した値が入力される。このように、いわゆる、フィードフォワードパスを設けているのは、位相補償のためである。
本発明の一実施形態にかかるダイナミック型増幅器50を用いた積分器40で構成されたΔΣ型変換器60を、逐次比較型A/D変換器(SAR ADC)と組み合わせると、前述したとおり、より高速でかつ低消費電力なA/D変換器を実現できる。逐次比較型A/D変換器70は、容量とダイナミック型比較器を用いる。
図14は相関二重サンプリングをA/D変換器だけでなく、アナログ回路技術とA/D変換器を組み合わせて行う複合構造のA/D変換器を示している。A/D変換器80は、差動増幅器81を用いる。差動増幅器81は、一対の入力信号端の差動入力電圧を増幅した差動電圧を一対の出力信号端間に発生させる。
本発明のA/D変換器は、逐次比較型A/D変換器とΔΣ型A/D変換器とから構成され、逐次比較型A/D変換器の変換結果を上位変換結果として、ΔΣ型A/D変換器の変換結果を下位変換結果として、これらを結合してA/D変換出力を得る。この構成によって、低ノイズかつ低電力なA/D変換器、およびこれを用いたセンサー装置が実現できる。
Vs=Gen (22)
Vn_sh=Gen1/2 (23)
で表される。
Ed=K/Vn_ad 2 (24)
の関係があることが知られている。ここでKは比例係数である。前述したとおり、A/D変換器のノイズVn_adはショットノイズVn_shのη(<1)倍よりも小さい電圧であることが望ましい。ここで、Vn_ad=ηVn_shとおくと、
Vn_ad=η(GeVs)1/2 (25)
であるので、
Ed=K/(ηGeVs) (26)
が得られる。A/D変換器の変換エネルギーEdは信号レベルVsに反比例する。つまり、信号電圧が低いほど大きな変換エネルギーを必要とする。
以上、本実施形態においては、逐次比較型A/D変換器とΔΣ型A/D変換器の使用切り替えをV1で、ΔΣ型A/D変換器のオーバーサンプリング比率をV2〜V4の3閾値で切り替える例を示した。しかし、閾値は3つである必要はなく、1つまたは2つ、さらには、4以上であってもよい。また、V2〜V4で(c)量子化電圧や(d)変換エネルギー(使用する容量素子の容量の大小)を切り替えてもよい。例えば、信号電圧Vsが低い領域では量子化電圧を小さくし消費電力は犠牲にしつつも精度を高めるが、信号電圧Vsが高い領域では量子化電圧を大きくして精度を低めにして消費電力を小さくすることが可能である。また、信号電圧Vsが低い領域では積分器等の回路を構成する容量素子に大きなものを用い、信号電圧Vsが高い領域では積分器等の回路を構成する容量素子に小さなものを用いることも可能である。この場合、信号電圧Vsが低い領域では消費電力は大きくなるが精度を高めることが可能になる。
以上の説明においては信号電圧Vsに応じてΔΣ型A/D変換器オーバーサンプリング率や量子化電圧を制御すると説明した。信号電圧Vsは信号を含む電圧Voからリセット信号VRSTを引くことで得られる。しかしながらリセット信号VRSTは信号を含む電圧Voよりも前のタイミングである。リセット信号VRSTのA/D変換の分解能が低すぎると、信号を含む電圧VoのA/D変換の分解能を信号電圧Vsに応じて十分に高くしても、得られた信号のノイズレベルを十分に下げることができない。
12:センサー
13:上位変換値端子
14:下位変換値端子
20:逐次比較型A/D変換器
21:比較器
22:内部D/A変換器
23:制御ロジック回路
30:ΔΣ型A/D変換器
Claims (21)
- 入力電圧が供給され、内部参照電圧を出力する内部D/A変換器を有する逐次比較型A/D変換器と、
前記入力電圧と前記内部D/A変換器が発生する内部参照電圧との差電圧が供給されるΔΣ型A/D変換器と、
前記逐次比較型A/D変換器の変換結果を用いて、前記ΔΣ型A/D変換器の(a)動作有無及び(b)パラメータを制御するΔΣ型A/D変換制御機構と、から構成され、
前記逐次比較型A/D変換器の変換結果を上位変換結果として、前記ΔΣ型A/D変換器の変換結果を下位変換結果として、これらを結合してA/D変換出力を得ることを特徴とするA/D変換器。 - 請求項1記載のA/D変換器において、前記ΔΣ型A/D変換器のオーバーサンプリング比率を可変に制御する手段を有することを特徴とするA/D変換器。
- 請求項1記載のA/D変換器において、前記ΔΣ型A/D変換器は2次のΔΣ型A/D変調器であることを特徴とするA/D変換器。
- 請求項1記載のA/D変換器において、前記ΔΣ型A/D変換器は内部D/A変換器を有し、前記ΔΣ型A/D変換器のA/D変換範囲は前記逐次比較型A/D変換器の1LSB以上、かつ2LSB以下であることを特徴とするA/D変換器。
- 請求項1記載のA/D変換器において、1つのA/D変換値を得るために複数回の標本化とA/D変換を行うことを特徴とするA/D変換器。
- 請求項5記載のA/D変換器において、最初のA/D変換は逐次比較型A/D変換器で行い、以降のA/D変換は標本化された入力信号と前記逐次比較型A/D変換器の最初の変換値により内部D/A変換器が発生する内部参照電圧との差電圧を複数回、前記ΔΣ型A/D変換器に供給してA/D変換を行うことを特徴とするA/D変換器。
- 請求項1記載のA/D変換器において前記ΔΣ型A/D変換器は
第1の容量と、
第2の容量と、
第3の容量と、
増幅器と、
第1のフェーズでは、前記第1の容量に入力信号が標本化されるとともに、前記第2の容量に残留している電圧が前記増幅器で利得倍だけ増幅されて前記第3の容量に現れるよう制御し、第2のフェーズでは前記第1の容量、前記第2の容量及び前記第3の容量が並列に接続されることによって発生した電圧を出力とするよう制御し、前記第1のフェーズと前記第2のフェーズを繰り返すように制御する制御回路と、
を具備する積分器を有することを特徴とするA/D変換器。 - 請求項7に記載のA/D変換器において、前記増幅器は、定常電流が流れないダイナミック型増幅器である積分器であることを特徴とするA/D変換器。
- 請求項8に記載A/D変換器において、前記増幅器は、出力負荷容量対と、出力負荷容量対を所定電圧にプリチャージするプリチャージ回路と、前記出力負荷容量対を入力信号対に応じて所定期間放電又は充電することによって前記出力負荷容量対に出力電圧が現れるよう構成した積分器を用いたことを特徴とするA/D変換器。
- 請求項1記載のA/D変換器において、前記パラメータは(a)オーバーサンプリング比率、(b)量子化電圧又は(c)変換エネルギーのいずれかを含むことを特徴とするA/D変換器。
- 請求項1記載のA/D変換器において、前記ΔΣ型A/D変換器の(a)動作有無及び(b)パラメータの制御を切り替える閾値は、A/D変換器のノイズVn_adがショットノイズVn_shよりも小さい電圧となるよう設定されることを特徴とするA/D変換器。
- 請求項1記載のA/D変換器において、前記ΔΣ型A/D変換器の(a)動作有無及び(b)パラメータの制御を切り替える閾値は、A/D変換器のノイズVn_adがショットノイズVn_shの1/2よりも小さい電圧となるよう設定されることを特徴とするA/D変換器。
- 請求項1記載のA/D変換器において、前記ΔΣ型A/D変換器の(a)動作有無及び(b)パラメータの制御を切り替える閾値に対応する値を記憶する設定データ記憶領域を有することを特徴とするA/D変換器。
- 請求項1記載のA/D変換器において、基準信号と信号源からの信号を交互に変換し、基準信号のA/D変換値と逐次比較型A/D変換器による信号源からの信号のA/D変換値の2つのA/D変換値の差分値を用いて前記ΔΣ型A/D変換器の(a)動作有無及び(b)パラメータの制御をすることを特徴とするA/D変換器。
- 請求項1記載のA/D変換器において、基準信号のA/D変換を逐次比較型A/D変換器を用いて行い、これにひき続き、1つ前のタイミングの基準信号と信号源からの信号の差分値を用いて前記ΔΣ型A/D変換器の(a)動作有無及び(b)パラメータの制御をすることを特徴とするA/D変換器。
- 請求項1記載のA/D変換器において、基準信号と信号源からの信号を交互に変換し、基準信号の逐次比較型によるA/D変換においては過去の基準信号の変換値を用いて内部D/A変換を制御し、過去の変換値の近傍に対応する内部参照電圧を発生させて逐次的にA/D変換を行うことを特徴とするA/D変換器。
- 請求項1記載のA/D変換器において、基準信号と信号源からの信号を交互に変換し、信号源からの信号の逐次比較型によるA/D変換においては過去の信号源からの信号変換値を用いて内部D/A変換を制御し、過去の信号源からの信号の変換値の近傍に対応する内部参照電圧を発生させてから逐次的にA/D変換を行うことを特徴とするA/D変換器。
- 請求項17記載のA/D変換器において、過去の信号源からの信号変換値を用いて内部D/A変換を行うための制御は、過去の信号源からの信号変換値が基準値よりも小さい場合には過去の変換値の近傍に対応する内部参照電圧を発生させることを特徴とするA/D変換器。
- 自然界の信号を検知して電気信号に変換するセンサーと、
前記電気信号を入力信号とする請求項1乃至請求項18のいずれか1に記載のA/D変換器と、
を具備することを特徴とするセンサー装置。 - 請求項19記載のセンサー装置において、前記センサーは複数の単位センサーから構成され、この単位センサーを選択する操作回路を具備することを特徴とするセンサー装置。
- 請求項20記載のセンサー装置において、前記センサーは前記自然界の信号を検知する信号源と基準信号を供給する基準信号源と、これらを保持容量に転送するトランジスタとを有し、
前記自然界の信号にかかる電圧のA/D変換結果と、前期信号源の基準信号にかかる電圧のA/D変換結果との差分をA/D変換出力とすることを特徴とするセンサー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US15/831,977 US10326957B2 (en) | 2016-12-05 | 2017-12-05 | A/D converter and sensor device using the same |
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016235813 | 2016-12-05 | ||
JP2016235813 | 2016-12-05 | ||
JP2017050483 | 2017-03-15 | ||
JP2017050483 | 2017-03-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018152839A JP2018152839A (ja) | 2018-09-27 |
JP6949368B2 true JP6949368B2 (ja) | 2021-10-13 |
Family
ID=63681962
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017218559A Active JP6949368B2 (ja) | 2016-12-05 | 2017-11-13 | A/d変換器およびこれを用いたセンサ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6949368B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11664815B2 (en) | 2019-03-28 | 2023-05-30 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Digital filter, A/D converter, sensor processing circuit, and sensor system |
US11916563B2 (en) | 2019-03-28 | 2024-02-27 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Analog-to-digital converter, sensor processing circuit, and sensor system |
JP7417906B2 (ja) * | 2019-03-28 | 2024-01-19 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | Adコンバータ、センサ処理回路、及びセンサシステム |
WO2022064787A1 (ja) * | 2020-09-28 | 2022-03-31 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | Ad変換器、及びそれを備えるセンサシステム |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002076891A (ja) * | 2000-08-25 | 2002-03-15 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | プリプロセッサ、オーバーサンプリングa/d変換方法及び受信装置 |
JP2004289759A (ja) * | 2003-03-25 | 2004-10-14 | Rohm Co Ltd | A/d変換器 |
JP2006108893A (ja) * | 2004-10-01 | 2006-04-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 逐次比較型ad変換方法および逐次比較型ad変換装置 |
JP2007201899A (ja) * | 2006-01-27 | 2007-08-09 | Renesas Technology Corp | 半導体集積回路装置 |
US7944386B2 (en) * | 2008-10-21 | 2011-05-17 | Analog Devices, Inc. | Apparatus for and method of performing an analog to digital conversion |
JP2011035701A (ja) * | 2009-08-03 | 2011-02-17 | Curious Corp | イメージセンサ用a/d変換装置 |
JP2011114540A (ja) * | 2009-11-26 | 2011-06-09 | Yokogawa Electric Corp | Δσad変換器 |
EP2355358A1 (en) * | 2010-02-04 | 2011-08-10 | Nxp B.V. | An ADC, a temperature sensor, a non-contact transponder, and a method of converting analog signals to digital signals |
JP2013038661A (ja) * | 2011-08-09 | 2013-02-21 | Sharp Corp | A/d変換器、固体撮像装置および電子情報機器 |
US9374545B2 (en) * | 2013-09-13 | 2016-06-21 | BAE Systems Imaging Solutions Inc. | Amplifier adapted for CMOS imaging sensors |
CN106209104A (zh) * | 2015-05-27 | 2016-12-07 | 松下知识产权经营株式会社 | 模数转换器 |
US9654132B2 (en) * | 2015-07-08 | 2017-05-16 | Marvell World Trade Ltd. | Hybrid charge-sharing charge-redistribution DAC for successive approximation analog-to-digital converters |
-
2017
- 2017-11-13 JP JP2017218559A patent/JP6949368B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018152839A (ja) | 2018-09-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10326957B2 (en) | A/D converter and sensor device using the same | |
JP6949368B2 (ja) | A/d変換器およびこれを用いたセンサ装置 | |
US5710563A (en) | Pipeline analog to digital converter architecture with reduced mismatch error | |
US6967611B2 (en) | Optimized reference voltage generation using switched capacitor scaling for data converters | |
US8704694B2 (en) | A/D converter | |
US6784824B1 (en) | Analog-to-digital converter which is substantially independent of capacitor mismatch | |
JP3507800B2 (ja) | アナログ−デジタル変換器及びこれを用いたイメージセンサ | |
US8659462B2 (en) | Successive approximation register analog-to-digital converter and analog-to-digital conversion method using the same | |
JP6035419B2 (ja) | 高速画像センサのための二段のアナログデジタル変換器 | |
US10128866B2 (en) | Fast current mode sigma-delta analog-to-digital converter | |
US20170251158A1 (en) | Solid-state image sensing device | |
US8223058B2 (en) | Switched-capacitor circuit having a capacitor array circuit, and analog-to-digital converter using said switched-capacitor circuit | |
US9553124B2 (en) | CMOS image sensor with sigma-delta type analog-to-digital conversion | |
KR20070091575A (ko) | 고체 촬상 장치, 그 구동 방법, 및 카메라 | |
US10804920B2 (en) | A/D converter | |
JP4684028B2 (ja) | パイプラインa/d変換器 | |
EP1398880A2 (en) | Analog-digital conversion circuit | |
CN114402531A (zh) | 图像传感器中的快速多重采样 | |
US20230134892A1 (en) | Analogue to digital converter for image sensor readout | |
JP5071212B2 (ja) | アナログ−デジタル変換器及びこれを用いたイメージセンサ | |
CN106130559A (zh) | 一种高精度列级模数转换器及其模数转换方法 | |
Xie et al. | A CMOS image sensor with a 10 MHz column readout speed using digitally calibrated pipelined ADCs | |
US8077070B2 (en) | Charge-domain pipelined charge-redistribution analog-to-digital converter | |
CN112398472B (zh) | 一种用于图像传感器的误差量化10位单斜adc | |
WO2015182361A1 (ja) | 増幅回路及びイメージセンサ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200722 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210423 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210510 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210705 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210907 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210914 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6949368 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |