JP6948232B2 - カレントミラー回路 - Google Patents

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Description

本発明は、カレントミラー回路に関する。
従来のカレントミラー回路の一例は、特許文献1に開示される。特許文献1のカレントミラー回路は、いずれもp型MOSトランジスタである第1トランジスタ、第2トランジスタを有する。第1トランジスタは、ソースが入力端に接続され、ドレインが出力端に接続される。第2トランジスタは、ゲートとソースがそれぞれ第1トランジスタのゲートとソースに接続される。
第2トランジスタは、ゲートとドレインが接続される。第2トランジスタにドレイン電流を流すと、第1トランジスタには、カレントミラー回路のミラー比倍のドレイン電流が流れる。
特開2005−165716号公報(第2図等)
ここで、特許文献1のカレントミラー回路では、リーク電流を吸収するための抵抗が設けられる。この抵抗は、一端が第1トランジスタのゲートと第2トランジスタのゲートとの接続点に接続され、他端が第1トランジスタのソースと第2トランジスタのソースとの接続点に接続される。
リーク電流は、高温のときに、第2トランジスタのドレインに接続された素子に流れる微小電流である。意図せずリーク電流が発生した場合、上記抵抗を設けないと、第2トランジスタにリーク電流が流れるので、カレントミラー回路を構成する第1トランジスタにも電流が流れてしまう。従って、リーク電流がカレントミラー回路の後段側へ伝わってしまい、誤動作の原因となる。
そこで、上記抵抗を設けることで、リーク電流を上記抵抗により吸収させ、第1トランジスタに電流が流れることを防止できる。しかしながら、第2トランジスタのドレインから意図して電流を流す場合に、流した電流の一部が上記抵抗に流れ、残りの一部が第2トランジスタに流れる。すなわち、意図した電流より減少した電流に基づき第1トランジスタに電流が流れるので、カレントミラー回路から出力される電流の精度が低下する。
そこで、第2トランジスタのドレインから流す電流を大きくすることで、上記抵抗に流れる電流の割合を小さくすることで、カレントミラー回路から出力する電流の精度を確保することが考えられる。しかしながら、その場合、回路電流量の増加につながる問題がある。
上記状況に鑑み、本発明は、リーク電流による誤動作を抑制し、出力する電流の精度を向上できるカレントミラー回路を、回路電流量の増加を行わずに実現できるものを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るカレントミラー回路は、
pチャネルMOSFETで構成される前段側の第1トランジスタと、pチャネルMOSFETで構成される後段側の第2トランジスタと、を有する第1カレントミラー部と、
nチャネルMOSFETで構成される前段側の第3トランジスタと、nチャネルMOSFETで構成される後段側の第4トランジスタと、を有する第2カレントミラー部と、
前記第4トランジスタのドレインの電位を所定電位とする第1バイアス部と、
を備え、
前記第2トランジスタのドレインは、前記第3トランジスタのドレインに接続され、
前記第1トランジスタのソース・ドレイン間に第1抵抗が接続され、
前記第4トランジスタのドレイン・ソース間に第2抵抗が接続され、
前記第1抵抗の抵抗値と前記第2抵抗の抵抗値は一致する構成としている(第1の構成)。
また、上記第1の構成において、
前記第1バイアス部は、nチャネルMOSFETで構成される第1MOSFETと、nチャネルMOSFETで構成される二つ以上の第2MOSFETと、を有し、
前記第1MOSFETのソースは、前記第4トランジスタのドレインに接続され、
それぞれの前記第2MOSFETは、ゲートとドレインとが接続され、
隣り合う前記第2MOSFETは、それぞれのソースとドレインとが接続され、
一端の前記第2MOSFETのドレインには、第1電流源の出力端と前記第1MOSFETのゲートが接続され、
他端の前記第2MOSFETのソースには、接地端が接続されることとしてもよい(第2の構成)。
また、上記第2の構成において、
pチャネルMOSFETで構成される前段側の第5トランジスタと、pチャネルMOSFETで構成される後段側の第6トランジスタと、を有する第3カレントミラー部をさらに備え、
前記第1MOSFETのドレインは、前記第5トランジスタのドレインに接続されることとしてもよい(第3の構成)。
また、上記第1〜第3のいずれかの構成において、
nチャネルMOSFETで構成される前段側の第7トランジスタと、nチャネルMOSFETで構成される後段側の第8トランジスタと、を有する第4カレントミラー部をさらに備え、
前記第8トランジスタのドレインは、前記第1トランジスタのドレインに接続され、
前記第7トランジスタのドレインには、第2電流源の出力端が接続されることとしてもよい(第4の構成)。
また、上記第1〜第3のいずれかの構成において、
pチャネルMOSFETで構成される前段側の第9トランジスタと、pチャネルMOSFETで構成される後段側の第10トランジスタと、を有する第5カレントミラー部と、
nチャネルMOSFETで構成される前段側の第11トランジスタと、nチャネルMOSFETで構成される後段側の第12トランジスタと、を有する第6カレントミラー部と、
前記第12トランジスタのドレインの電位を所定電位とする第2バイアス部と、
を備え、
前記第12トランジスタのドレインと前記第1トランジスタのドレインは、前記第2バイアス部を介して接続され、
前記第10トランジスタのドレインは、前記第11トランジスタのドレインに接続され、
前記第9トランジスタのソース・ドレイン間に第3抵抗が接続され、
前記第12トランジスタのドレイン・ソース間に第4抵抗が接続され、
前記第3抵抗の抵抗値と前記第4抵抗の抵抗値は一致することとしてもよい(第5の構成)。
また、上記第5の構成において、
前記第2バイアス部は、nチャネルMOSFETで構成される第3MOSFETと、nチャネルMOSFETで構成される二つ以上の第4MOSFETと、を有し、
前記第3MOSFETのソースは、前記第12トランジスタのドレインに接続され、
前記第3MOSFETのドレインは、前記第1トランジスタのドレインに接続され、
それぞれの前記第4MOSFETは、ゲートとドレインとが接続され、
隣り合う前記第4MOSFETは、それぞれのソースとドレインとが接続され、
一端の前記第4MOSFETのドレインには、第3電流源の出力端と前記第3MOSFETのゲートが接続され、
他端の前記第4MOSFETのソースには、接地端が接続されることとしてもよい(第6の構成)。
また、上記第4の構成において、
pチャネルMOSFETで構成される前段側の第13トランジスタと、pチャネルMOSFETで構成される後段側の第14トランジスタと、を有する第7カレントミラー部と、
nチャネルMOSFETで構成される前段側の第15トランジスタと、nチャネルMOSFETで構成される後段側の第16トランジスタと、を有する第8カレントミラー部と、
pチャネルMOSFETで構成される前段側の第17トランジスタと、pチャネルMOSFETで構成される後段側の第18トランジスタと、を有する第9カレントミラー部と、
前記第16トランジスタのドレインの電位を所定電位とする第3バイアス部と、
をさらに備え、
前記第14トランジスタのドレインは、前記第15トランジスタのドレインに接続され、
前記第16トランジスタのドレインと前記第17トランジスタのドレインは、前記第3バイアス部を介して接続され、
前記第18トランジスタのドレインは、前記第7トランジスタのドレインに接続され、
前記第13トランジスタのソース・ドレイン間に第5抵抗が接続され、
前記第16トランジスタのドレイン・ソース間に第6抵抗が接続され、
前記第5抵抗の抵抗値と前記第6抵抗の抵抗値は一致することとしてもよい(第7の構成)。
また、上記第7の構成のカレントミラー回路において、前記第5抵抗および前記第6抵抗を有さないカレントミラー回路(第8の構成)としてもよい。
また、本発明の一態様に係る過電流保護回路は、
上記いずれかの構成のカレントミラー回路を有し、前記カレントミラー回路の電流出力端から出力される電流に基づき閾値電圧を生成する閾値電圧生成部と、
電流を検出するセンス電圧と、前記閾値電圧とを比較するコンパレータと、
を備える構成としている。
また、本発明の一態様に係る半導体集積回路装置は、
パワートランジスタと、
センス電圧を生成する出力電流監視部と、
制御信号に応じて前記パワートランジスタの駆動信号を生成するゲート制御部と、
前記センス電圧を監視して過電流保護信号を生成する上記構成の過電流保護回路と、
を集積化して成り、
前記ゲート制御部は、前記過電流保護信号に応じて前記出力電流を制限する機能を備えている構成としている。
また、本発明の一態様に係る電子機器は、上記構成の半導体集積回路装置と、前記半導体集積回路装置に接続される負荷と、を有する。
本発明によれば、第1抵抗によりリーク電流を吸収できる。第1カレントミラー部に入力される電流は、第1抵抗を流れる電流により減少されるが、第2抵抗を流れる電流により減少分の電流を付加されるので、第2カレントミラー部から出力する電流は、上記入力される電流と同じ電流量に戻すことができる。従って、リーク電流による誤動作を抑制し、出力する電流の精度を向上できるカレントミラー回路を、回路電流量の増加を行わずに実現できる。
半導体集積回路装置の一構成例を示すブロック図である。 過電流保護回路の一構成例を示す回路図である。 カレントミラー回路の第1実施形態の構成を示す回路図である。 カレントミラー回路の第2実施形態の構成を示す回路図である。 カレントミラー回路の第3実施形態の構成を示す回路図である。 カレントミラー回路の第4実施形態の構成を示す回路図である。 車両の一構成例を示す外観図である。
以下に本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
<半導体集積回路装置>
図1は、半導体集積回路装置の一構成例を示すブロック図である。本実施形態の半導体集積回路装置1は、ECU[electronic control unit]2からの指示に応じて電源電圧VBBの印加端と負荷3との間を導通/遮断する車載用ハイサイドスイッチICである。当該車載用ハイサイドスイッチICは、車載IPD(インテリジェントパワーデバイス)の一種である。
なお、半導体集積回路装置1は、装置外部との電気的な接続を確立するための手段として、外部端子T1〜T4を備えている。外部端子T1は、不図示のバッテリから電源電圧VBB(例えば12V)の供給を受け付けるための電源端子(VBBピン)である。外部端子T2は、負荷3(バルブランプ、リレーコイル、ソレノイド、発光ダイオード、または、モータなど)を外部接続するための負荷接続端子ないしは出力端子(OUTピン)である。外部端子T3は、ECU2から外部制御信号Siの外部入力を受け付けるための信号入力端子(INピン)である。外部端子T4は、ECU2に状態報知信号Soを外部出力するための信号出力端子(SENSEピン)である。なお、外部端子T4と接地端との間には、外部センス抵抗4が外付けされている。
また、半導体集積回路装置1は、NMOSFET10と、出力電流監視部20と、ゲート制御部30と、制御ロジック部40と、信号入力部50と、内部電源部60と、異常保護部70と、出力電流検出部80と、信号出力部90と、を集積化して成る。
NMOSFET10は、ドレインが外部端子T1に接続されてソースが外部端子T2に接続された高耐圧(例えば42V耐圧)のパワートランジスタである。このように接続されたNMOSFET10は、電源電圧VBBの印加端から負荷3を介して接地端に至る電流経路を導通/遮断するためのスイッチ素子(ハイサイドスイッチ)として機能する。なお、NMOSFET10は、ゲート駆動信号G1がハイレベルであるときにオンし、ゲート駆動信号G1がローレベルであるときにオフする。
なお、NMOSFET10は、オン抵抗値が数十mΩとなるように設計すればよい。ただし、NMOSFET10のオン抵抗値が低いほど、外部端子T2の地絡時(=接地端ないしはこれに準ずる低電位端への出力ショート時)に過電流が流れやすくなり、異常発熱を生じやすくなる。従って、NMOSFET10のオン抵抗値を下げるほど、後述する過電流保護回路71や温度保護回路73の重要性が高くなる。
出力電流監視部20は、NMOSFET21及び21’とセンス抵抗22を含み、NMOSFET10に流れる出力電流Ioに応じたセンス電圧Vs(=センス信号に相当)を生成する。
NMOSFET21及び21’は、いずれもNMOSFET10に対して並列接続されたミラートランジスタであり、出力電流Ioに応じたセンス電流Is及びIs’を生成する。NMOSFET10とNMOSFET21及び21’とのサイズ比は、m:1(ただしm>1)である。従って、センス電流Is及びIs’は、出力電流Ioを1/mに減じた大きさとなる。なお、NMOSFET21及び21’は、NMOSFET10と同様、ゲート駆動信号G1がハイレベルであるときにオンし、ゲート駆動信号G1がローレベルであるときにオフする。
センス抵抗22(抵抗値:Rs)は、NMOSFET21のソースと外部端子T2との間に接続されており、センス電流Isに応じたセンス電圧Vs(=Is×Rs+Vo、ただし、Voは外部端子T2に現れる出力電圧)を生成する電流/電圧変換素子である。
ゲート制御部30は、ゲート制御信号S1の電流能力を高めたゲート駆動信号G1を生成してNMOSFET10及び21それぞれのゲートに出力することにより、NMOSFET10及び21のオン/オフ制御を行う。なお、ゲート制御部30は、過電流保護信号S71に応じて出力電流Ioを制限するようにNMOSFET10及び21を制御する機能を備えている。
制御ロジック部40は、内部電源電圧Vregの供給を受けてゲート制御信号S1を生成する。例えば、外部制御信号Siがハイレベル(=NMOSFET10をオンさせるときの論理レベル)であるときには、内部電源部60から内部電源電圧Vregが供給されるので、制御ロジック部40が動作状態となり、ゲート制御信号S1がハイレベル(=Vreg)となる。一方、外部制御信号Siがローレベル(=NMOSFET10をオフさせるときの論理レベル)であるときには、内部電源部60から内部電源電圧Vregが供給されないので、制御ロジック部40が非動作状態となり、ゲート制御信号S1がローレベル(=GND)となる。また、制御ロジック部40は、各種の異常保護信号(過電流保護信号S71、オープン保護信号S72、温度保護信号S73、及び、減電圧保護信号S74)を監視している。なお、制御ロジック部40は、上記した異常保護信号のうち、過電流保護信号S71、オープン保護信号S72、及び、温度保護信号S73の監視結果に応じて出力切替信号S2を生成する機能も備えている。
信号入力部50は、外部端子T3から外部制御信号Siの入力を受け付けて制御ロジック部40や内部電源部60に伝達するシュミットトリガである。なお、外部制御信号Siは、例えば、NMOSFET10をオンさせるときにハイレベルとなり、NMOSFET10をオフさせるときにローレベルとなる。
内部電源部60は、電源電圧VBBから所定の内部電源電圧Vregを生成して半導体集積回路装置1の各部に供給する。なお、内部電源部60の動作可否は、外部制御信号Siに応じて制御される。より具体的に述べると、内部電源部60は、外部制御信号Siがハイレベルであるときに動作状態となり、外部制御信号Siがローレベルであるときに非動作状態となる。
異常保護部70は、半導体集積回路装置1の各種異常を検出する回路ブロックであり、過電流保護回路71と、オープン保護回路72と、温度保護回路73と、減電圧保護回路74と、を含む。
過電流保護回路71は、センス電圧Vsの監視結果(=出力電流Ioの過電流異常が生じているか否か)に応じた過電流保護信号S71を生成する。なお、過電流保護信号S71は、例えば、異常未検出時にローレベルとなり、異常検出時にハイレベルとなる。
オープン保護回路72は、出力電圧Voの監視結果(=負荷3のオープン異常が生じているか否か)に応じたオープン保護信号S72を生成する。なお、オープン保護信号S72は、例えば、異常未検出時にローレベルとなり、異常検出時にハイレベルとなる。
温度保護回路73は、半導体集積回路装置1(特にNMOSFET10周辺)の異常発熱を検出する温度検出素子(不図示)を含み、その検出結果(=異常発熱が生じているか否か)に応じた温度保護信号S73を生成する。なお、温度保護信号S73は、例えば、異常未検出時にローレベルとなり、異常検出時にハイレベルとなる。
減電圧保護回路74は、電源電圧VBBないしは内部電源電圧Vregの監視結果(=減電圧異常が生じているか否か)に応じた減電圧保護信号S74を生成する。なお、減電圧保護信号S74は、例えば、異常未検出時にローレベルとなり、異常検出時にハイレベルとなる。
出力電流検出部80は、不図示のバイアス手段を用いてNMOSFET21’のソース電圧と出力電圧Voとを一致させることにより、出力電流Ioに応じたセンス電流Is’(=Io/m)を生成して信号出力部90に出力する。
信号出力部90は、出力選択信号S2に基づいてセンス電流Is’(=出力電流Ioの検出結果に相当)と固定電圧V90(=異常フラグに相当、本図では明示せず)の一方を外部端子T4に選択出力する。なお、センス電流Is’が選択出力された場合には、状態報知信号Soとして、センス電流Is’を外部センス抵抗4(抵抗値:R4)で電流/電圧変換した出力検出電圧V80(=Is’×R4)がECU2に伝達される。なお、出力検出電圧V80は、出力電流Ioが大きいほど高くなり、出力電流Ioが小さいほど低くなる。一方、固定電圧V90が選択出力された場合には、状態報知信号Soとして、固定電圧V90がECU2に伝達される。
<過電流保護回路>
図2は、過電流保護回路71の一構成例を示す回路図である。過電流保護回路71は、閾値電圧生成部71Aと、過電流検出部71Bと、を含む。閾値電圧生成部71Aは、電流源711と、カレントミラー回路712と、抵抗713と、を含む。一方、過電流検出部71Bは、コンパレータ714を含む。
電流源711は、定電流である電流Irefを出力する。カレントミラー回路712は、電源電圧Vmの供給を受けて動作し、電流源711から入力される電流Irefをミラーして抵抗713に出力する。なお、電源電圧Vmの個数は、後述するカレントミラー回路712の各実施形態によって異なる。抵抗713は、カレントミラー回路712の電流出力端と出力電圧Voの印加端(=外部端子T2)との間に接続されている。
従って、カレントミラー回路712の電流出力端(=抵抗713の高電位端)には、閾値電圧Vthが生成される。より具体的に述べると、閾値電圧Vth=Iref×Rref+Voとなる。但し、Rrefは、抵抗713の抵抗値である。なお、カレントミラー回路712は、電流源711の第1電源系から第2電源系(Vm−Vo系)に電流Irefを受け渡すレベルシフタとしても機能する。
コンパレータ714の電源端は、昇圧電圧VGの印加端に接続されている。コンパレータ714の基準電位端は、出力電圧Voの印加端(外部端子T2)に接続されている。コンパレータ714の非反転入力端(+)は、センス電圧Vsの印加端に接続されている。コンパレータ714の反転入力端(−)は、閾値電圧Vthの印加端に接続されている。このようにして接続されたコンパレータ714は、センス電圧Vsと閾値電圧Vthとを比較して過電流保護信号S71を生成する。過電流保護信号S71は、センス電圧Vsが閾値電圧Vthよりも低いときにローレベル(=過電流未検出時の論理レベル)となり、センス電圧Vsが閾値電圧Vthよりも高いときにハイレベル(=過電流検出時の論理レベル)となる。
<カレントミラー回路の第1実施形態>
図3は、カレントミラー回路712の第1実施形態の構成を示す回路図である。図3に示すカレントミラー回路7121は、第1カレントミラー部CM1と、第2カレントミラー部CM2と、第3カレントミラー部CM3と、第4カレントミラー部CM4と、抵抗R1,R2と、トランジスタM41〜M43と、を有する。
カレントミラー回路7121における前段側から順に構成を説明すると、第4カレントミラー部CM4は、ともにnチャネルMOSFETであるトランジスタM11,M12から構成される。トランジスタM11のドレインには、電流源711の電流出力端が接続される。トランジスタM11,M12のゲート同士は接続され、その接続点にトランジスタM11のドレインが接続される。トランジスタM11,M12のソース同士は接続され、その接続点に接地端が接続される。
カレントミラー部CM1は、ともにpチャネルMOSFETであるトランジスタM21,M22から構成される。トランジスタM21のドレインは、トランジスタM12のドレインに接続される。トランジスタM21,M22のゲート同士は接続され、その接続点にトランジスタM21のドレインが接続される。トランジスタM21,M22のソース同士は接続され、その接続点に電源電圧V1が印加される。
トランジスタM21のソース・ドレイン間には、抵抗R1が接続される。抵抗R1の作用については後述する。
カレントミラー部CM2は、ともにnチャネルMOSFETであるトランジスタM31,M32から構成される。トランジスタM31のドレインには、トランジスタM22のドレインが接続される。トランジスタM31,M32のゲート同士は接続され、その接続点にトランジスタM31のドレインが接続される。トランジスタM31,M32のソース同士は接続され、その接続点に接地端が接続される。
トランジスタM32のドレイン・ソース間には、抵抗R2が接続される。抵抗R2の作用については後述する。
カレントミラー部CM3は、ともにpチャネルMOSFETであるトランジスタM51,M52から構成される。トランジスタM51,M52のゲート同士は接続され、その接続点にトランジスタM51のドレインが接続される。トランジスタM51,M52のソース同士は接続され、その接続点に電源電圧V2が印加される。トランジスタM52のドレインは、電流出力端Tiに接続される。
トランジスタM41〜M43によりバイアス部が構成される。nチャネルMOSFETであるトランジスタM41のソースは、トランジスタM32のドレインに接続される。トランジスタM41のドレインは、トランジスタM51のドレインに接続される。トランジスタM41のゲートは、電流源700の出力端とnチャネルMOSFETであるトランジスタM42のドレインとが接続される接続点に接続される。トランジスタM42のドレインとゲートは短絡される。トランジスタM42のソースは、nチャネルMOSFETであるトランジスタM43のドレインに接続される。トランジスタM43のドレインとゲートは短絡される。トランジスタM43のソースは、接地端に接続される。トランジスタM41は、高耐圧であり、トランジスタM51,M32は、低耐圧である。
ここで、カレントミラー回路7121のスタンバイ時の動作について述べる。スタンバイ時において、電流源711による電流Irefの出力は停止する。また、電流源700による電流出力も停止し、トランジスタM41はオフとなる。
このような状態で仮にトランジスタM12にリーク電流I1が流れた場合、リーク電流I1は抵抗R1を流れ、トランジスタM21には流れない。すなわち、抵抗R1はリーク電流I1を吸収する素子として機能する。これにより、スタンバイ時にリーク電流I1がカレントミラー部CM1よりも後段側へ伝えられることを抑制できる。
また、トランジスタM41はオフであるので、スタンバイ時にトランジスタM51から抵抗R2を電流が流れることを抑制できるとともに、トランジスタM32にリーク電流が流れることを抑制できる。
次に、カレントミラー回路7121の通常動作について述べる。通常動作時において、電流源711から出力される電流Irefは、カレントミラー部CM4によりミラーされて、電流I1が出力される。ここで、抵抗R1に流れる電流が電流I2で、トランジスタM21に流れる電流を電流I3とすると、I2+I3=I1となる。すなわち、リーク電流吸収用の抵抗R1のために、電流I1は電流I2だけ減少され、残りの電流I3がカレントミラー部CM1によりミラーされて電流I4が出力される。
ここで、通常動作時において、電流源700から定電流が出力されることで、トランジスタM41はオンである。なお、トランジスタM41は、フルオンはされない。電流I4は、カレントミラー部CM2によりミラーされ、電流I5が出力される。ここで、抵抗R2を流れる電流を電流I6とすると、電流I7(=I5+I6)がトランジスタM41に流れる。
このとき、トランジスタM42,M43ともにVds=Vgs(Vds:ドレイン・ショート間電圧、Vgs:ゲート・ソース間電圧)となり、トランジスタM42,M43ともにドレイン・ソース間電圧は1Vgsである。従って、トランジスタM42のドレインでの電位は、接地端のグランド電位から1Vgs+1Vgsだけ高い2Vgsとなる。そして、トランジスタM42のドレインでの電位からトランジスタM41の1Vgsだけ下がった電位が抵抗R2の一端に印加される。従って、抵抗R2の両端間には、2Vgs−1Vgs=1Vgsが印加される。
ここで、抵抗R1の両端間には、トランジスタM21のドレイン・ショート間電圧が印加され、トランジスタM21のドレイン・ショート間電圧=1Vgsである。従って、抵抗R1,R2の両端間ともに1Vgsが印加され、抵抗R1の抵抗値と抵抗R2の抵抗値は等しいので、抵抗R1に流れる電流I2=抵抗R2に流れる電流I6となる。
I3=I5であるから、I1=I2+I3=I6+I5=I7となる。従って、抵抗R1により電流I1が電流I3に減少しても、後段側において抵抗R2により電流I6(=減少分の電流I2)が付加され、電流I1と同じ電流I7に戻される。
電流I7は、カレントミラー部CM3によりミラーされ、電流I8が電流出力端Tiから出力される。すなわち、通常動作時においてカレントミラー回路7121により、電流Irefは、減少せずに電流I8にミラーされて出力される。
このようなカレントミラー回路7121によれば、電流Irefを増加させて抵抗R1に流れる電流I2の割合を小さくすることで出力する電流の精度を向上させる必要がなくなる。すなわち、リーク電流による誤動作を抑制し、出力する電流の精度を向上できるカレントミラー回路を、回路電流量の増加を行わずに実現できる。
<カレントミラー回路の第2実施形態>
図4は、カレントミラー回路712の第2実施形態の構成を示す回路図である。図4に示すカレントミラー回路7122は、カレントミラー部CM1〜CM3と、抵抗R1,R2と、トランジスタM41〜M43に加えて、カレントミラー部CM5〜CM7と、抵抗R3,R4と、トランジスタM91〜M93と、を有する。
カレントミラー部CM1〜CM3と、抵抗R1,R2と、トランジスタM41〜M43に関する構成については、先述した第1実施形態(図3)と同様である。
また、カレントミラー部CM5からトランジスタM91までにかけての構成は、先述した第1実施形態におけるカレントミラー部CM4からトランジスタM41までにかけての構成に対応する。すなわち、カレントミラー部CM5は、カレントミラー部CM4に対応し、トランジスタM61,M62から構成される。カレントミラー部CM6は、カレントミラー部CM1に対応し、トランジスタM71,M72から構成される。カレントミラー部CM7は、カレントミラー部CM2に対応し、トランジスタM81,M82から構成される。抵抗R3は、抵抗R1に対応し、トランジスタM71のソース・ドレイン間に接続される。抵抗R4は、抵抗R2に対応し、トランジスタM82のドレイン・ソース間に接続される。トランジスタM91〜M93は、それぞれトランジスタM41〜M43に対応する。トランジスタM91〜M93によりバイアス部が構成される。トランジスタM91のドレインは、トランジスタM21のドレインに接続される。トランジスタM91は、高耐圧で、トランジスタM21,M82は、低耐圧である。
ここで、カレントミラー回路7122のスタンバイ時の動作について述べる。スタンバイ時において、電流源711は電流Irefの出力を停止する。また、電流源701,700も電流出力を停止することで、トランジスタM91,M41はオフとなる。これにより、スタンバイ時に抵抗R1,R4や抵抗R2に電流が流れることを抑制できる。
スタンバイ時において、仮にトランジスタM62にリーク電流I11が流れた場合、抵抗R3をリーク電流I11が流れる。従って、抵抗R3は、リーク電流I11を吸収する素子として機能し、カレントミラー部CM6より後段側へリーク電流が伝わることを抑制できる。
スタンバイ時において、仮にトランジスタM82にリーク電流I12が流れた場合、抵抗R1をリーク電流I12が流れる。従って、抵抗R1は、リーク電流I12を吸収する素子として機能する。
次に、カレントミラー回路7122の通常動作について述べる。通常動作時において、電流源711により電流Irefが出力される。また、電流源701,700による定電流の出力により、トランジスタM91,M41はオンとなる。なお、トランジスタM91,M41は、フルオンはされない。
カレントミラー回路7122における前段側から順に説明すると、先述した第1実施形態と同様に、電流Irefをミラーした電流I11は、抵抗R3により電流I12だけ減少して、トランジスタM71を流れる電流I13とされる。電流I13は、電流I14,I15と順にミラーされる。電流I15に抵抗R4を流れる電流I16を付加されて、トランジスタM91を流れる電流I17となる。ここで、トランジスタM91〜M93により抵抗R4の両端間は1Vgsが印加される。一方、抵抗R3の両端間にも1Vgsが印加され、抵抗R3,R4の抵抗値は等しいので、電流I12と電流I16は一致する。従って、電流I11は、抵抗R3により電流I12だけ減少されるが、後段側で電流I16(=減少分の電流I12)が付加されるので、電流I11と同じ電流I17に戻される。
さらに、電流I17は、抵抗R1により電流I18だけ減少して、トランジスタM21を流れる電流I19とされる。ここで、トランジスタM91はフルオンしないので、抵抗R1に印加される電圧が抑えられ、減少分の電流I18を抑制できる。電流I19は、電流I20,I21と順にミラーされる。電流I21に抵抗R2を流れる電流I22を付加されて、トランジスタM41を流れる電流I23となる。ここで、トランジスタM41〜M43により抵抗R2の両端間は1Vgsが印加される。一方、抵抗R1の両端間にも1Vgsが印加され、抵抗R1,R2の抵抗値は等しいので、電流I18と電流I22は一致する。従って、電流I17は、抵抗R1により電流I18だけ減少されるが、後段側で電流I22(=減少分の電流I18)が付加されるので、電流I17と同じ電流I23に戻される。電流I23をミラーした電流I24は、電流出力端Tiから出力される。
従って、カレントミラー回路7122によれば、通常動作時において、電流Irefは減少することなく電流I24にミラーされて出力されるので、出力する電流の精度を向上することができる。このとき、電流Irefを大きくする必要はないので、回路電流量の増加を抑制できる。
<カレントミラー回路の第3実施形態>
図5は、カレントミラー回路712の第3実施形態の構成を示す回路図である。図5に示すカレントミラー回路7123は、カレントミラー部CM1〜CM4と、抵抗R1,R2と、トランジスタM41〜M43からなる後段部Rと、カレントミラー部CM1’〜CM4 ’と、抵抗R1’,R2’と、トランジスタM41’〜M43 ’からなる前段部Fと、を有する。
前段部Fの構成は、先述した第1実施形態(図3)の構成において、各構成要素の符号に「’」を付加した構成となるので、詳述は省く。前段部Fにおけるカレントミラー部CM3’のトランジスタM52’のドレインが、後段部Rのカレントミラー部CM4のトランジスタM11のドレインに接続されることで、前段部Fと後段部Rとが接続される。
スタンバイ時に前段部Fにおいて、トランジスタM12’にリーク電流I1’が流れた場合、抵抗R1’によりリーク電流I1’は吸収され、リーク電流I1’はカレントミラー部CM1’より後段側へ伝わることが抑制される。スタンバイ時に後段部Rにおいて、トランジスタM12にリーク電流I1が流れた場合、抵抗R1によりリーク電流I1は吸収され、リーク電流I1はカレントミラー部CM1より後段側へ伝わることが抑制される。
また、通常動作時に前段部Fにおいて、電流I1’は、抵抗R1’により電流I2’だけ減少されるが、後段側の抵抗R2’に流れる電流I6’(=減少分の電流I2’)が付加されるので、電流I1’と同じ電流I7’に戻される。電流I7’をミラーした電流I8’は、後段部Rに入力される。
後段部Rにおいて、電流I8’は、抵抗R1により電流I2だけ減少されるが、後段側の抵抗R2に流れる電流I6(=減少分の電流I2)が付加されるので、電流I8’と同じ電流I7に戻される。電流I7をミラーした電流I8は、電流出力端Tiから出力される。
従って、カレントミラー回路7123によれば、通常動作時において、電流Irefは減少することなく電流I8にミラーされて出力されるので、出力する電流の精度を向上することができる。このとき、電流Irefを大きくする必要はないので、回路電流量の増加を抑制できる。
<カレントミラー回路の第4実施形態>
図6は、カレントミラー回路712の第4実施形態の構成を示す回路図である。図6に示すカレントミラー回路7124の構成は、先述した第3実施形態(図5)において抵抗R1’と抵抗R2’を除いた構成となる。
このような構成によれば、スタンバイ時において、トランジスタM12’にリーク電流I21が流れ、トランジスタM32’にリーク電流I22が流れ、トランジスタM12にリーク電流I23が流れた場合、リーク電流I21はカレントミラー部CM1’、CM2’によりミラーされ、リーク電流I22が付加され、カレントミラー部CM3’、CM4によりミラーされ、リーク電流I23が付加される。このように生成されたリーク電流I24は、抵抗R1により吸収される。従って、リーク電流がカレントミラー部CM1より後段側へ伝わることを抑制できる。
また、通常動作時においては、電流源711より出力された電流Irefは、カレントミラー部CM4’〜CM4により電流I1にミラーされる。電流I1は、抵抗R1により電流I2だけ減少されるが、後段側の抵抗R2に流れる電流I6(=減少分の電流I2)が付加されるので、電流I1と同じ電流I7に戻される。電流I7をミラーした電流I8は、電流出力端Tiから出力される。
従って、カレントミラー回路7124によれば、通常動作時において、電流Irefは減少することなく電流I8にミラーされて出力されるので、出力する電流の精度を向上することができる。このとき、電流Irefを大きくする必要はないので、回路電流量の増加を抑制できる。
<車両への適用>
図7は、車両の一構成例を示す外観図である。本構成例の車両Xは、バッテリ(本図では不図示)と、バッテリから電力供給を受けて動作する種々の電子機器X11〜X18とを搭載している。なお、本図における電子機器X11〜X18の搭載位置については、図示の便宜上、実際とは異なる場合がある。
電子機器X11は、エンジンに関連する制御(インジェクション制御、電子スロットル制御、アイドリング制御、酸素センサヒータ制御、及び、オートクルーズ制御など)を行うエンジンコントロールユニットである。
電子機器X12は、HID[high intensity discharged lamp]やDRL[daytime running lamp]などの点消灯制御を行うランプコントロールユニットである。
電子機器X13は、トランスミッションに関連する制御を行うトランスミッションコントロールユニットである。
電子機器X14は、車両Xの運動に関連する制御(ABS[anti-lock brake system]制御、EPS[electric power steering]制御、電子サスペンション制御など)を行うボディコントロールユニットである。
電子機器X15は、ドアロックや防犯アラームなどの駆動制御を行うセキュリティコントロールユニットである。
電子機器X16は、ワイパー、電動ドアミラー、パワーウィンドウ、ダンパー(ショックアブソーバー)、電動サンルーフ、及び、電動シートなど、標準装備品やメーカーオプション品として、工場出荷段階で車両Xに組み込まれている電子機器である。
電子機器X17は、車載A/V[audio/visual]機器、カーナビゲーションシステム、及び、ETC[electronic toll collection system]など、ユーザオプション品として任意で車両Xに装着される電子機器である。
電子機器X18は、車載ブロア、オイルポンプ、ウォーターポンプ、バッテリ冷却ファンなど、高耐圧系モータを備えた電子機器である。
なお、先に説明した半導体集積回路装置1、ECU2、及び、負荷3は、電子機器X11〜X18のいずれにも組み込むことが可能である。
<その他の変形例>
また、上記の実施形態では、車載用ハイサイドスイッチICを例に挙げて説明を行ったが、本明細書中に開示されている発明の適用対象は、これに限定されるものではなく、例えば、その他の車載用IPD(車載用ローサイドスイッチICや車載用電源ICなど)はもちろん、車載用途以外の半導体集積回路装置にも広く適用することが可能である。
また、本明細書中に開示されている種々の技術的特徴は、上記実施形態のほか、その技術的創作の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。すなわち、上記実施形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
本発明は、車載用IPDなどに利用することが可能である。
1 半導体集積回路装置
2 ECU
3 負荷
10 NMOSFET
20 出力電流監視部
21、21’ NMOSFET
22 センス抵抗
30 ゲート制御部
40 制御ロジック部
50 信号入力部
60 内部電源部
70 異常保護部
71 過電流保護回路
71A 閾値電圧生成部
71B 過電流検出部
711 電流源
712 カレントミラー回路
713 抵抗
714 コンパレータ
72 オープン保護回路
73 温度保護回路
74 減電圧保護回路
80 出力電流検出部
90 信号出力部
7121〜7124 カレントミラー回路
CM1〜CM7 カレントミラー部
700、701 電流源
Ti 電流出力端
F 前段部
R 後段部
X 車両
X11〜X18 電子機器

Claims (11)

  1. pチャネルMOSFETで構成される前段側の第1トランジスタと、pチャネルMOSFETで構成される後段側の第2トランジスタと、を有する第1カレントミラー部と、
    nチャネルMOSFETで構成される前段側の第3トランジスタと、nチャネルMOSFETで構成される後段側の第4トランジスタと、を有する第2カレントミラー部と、
    nチャネルMOSFETで構成される前段側の第5トランジスタと、nチャネルMOSFETで構成される後段側の第6トランジスタと、を有する第3カレントミラー部と、
    前記第4トランジスタのドレインの電位を所定電位とする第1バイアス部と、
    を備え、
    前記第2トランジスタのドレインは、前記第3トランジスタのドレインに接続され、
    前記第6トランジスタのドレインは、前記第1トランジスタのドレインに接続され、
    前記第1トランジスタのソース・ドレイン間に第1抵抗が接続され、
    前記第4トランジスタのドレイン・ソース間に第2抵抗が接続され、
    前記第1バイアス部による前記第2抵抗の両端間電圧は、前記第1トランジスタのドレイン・ソース間電圧と等しく、
    前記第1抵抗の抵抗値と前記第2抵抗の抵抗値は一致し、
    前記第1抵抗の抵抗値は、スタンバイ時において、前記第6トランジスタにリーク電流が流れた場合、前記リーク電流は前記第1抵抗を流れ、前記第1トランジスタには流れないような抵抗値である、カレントミラー回路。
  2. 前記第1バイアス部は、nチャネルMOSFETで構成される第1MOSFETと、nチャネルMOSFETで構成される二つ以上の第2MOSFETと、を有し、
    前記第1MOSFETのソースは、前記第4トランジスタのドレインに接続され、
    それぞれの前記第2MOSFETは、ゲートとドレインとが接続され、
    隣り合う前記第2MOSFETは、それぞれのソースとドレインとが接続され、
    一端の前記第2MOSFETのドレインには、第1電流源の出力端と前記第1MOSFETのゲートが接続され、
    他端の前記第2MOSFETのソースには、接地端が接続される、請求項1に記載のカレントミラー回路。
  3. pチャネルMOSFETで構成される前段側の第トランジスタと、pチャネルMOSFETで構成される後段側の第トランジスタと、を有する第カレントミラー部をさらに備え、
    前記第1MOSFETのドレインは、前記第トランジスタのドレインに接続される、請求項2に記載のカレントミラー回路。
  4. 前記第5トランジスタのドレインには、第2電流源の出力端が接続される、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のカレントミラー回路。
  5. pチャネルMOSFETで構成される前段側の第9トランジスタと、pチャネルMOSFETで構成される後段側の第10トランジスタと、を有する第5カレントミラー部と、
    前記第トランジスタのドレインの電位を所定電位とする第2バイアス部と、
    を備え、
    前記第トランジスタのドレインと前記第1トランジスタのドレインは、前記第2バイアス部を介して接続され、
    前記第10トランジスタのドレインは、前記第トランジスタのドレインに接続され、
    前記第9トランジスタのソース・ドレイン間に第3抵抗が接続され、
    前記第トランジスタのドレイン・ソース間に第4抵抗が接続され、
    前記第3抵抗の抵抗値と前記第4抵抗の抵抗値は一致する、請求項1から請求項3のい
    ずれか1項に記載のカレントミラー回路。
  6. 前記第2バイアス部は、nチャネルMOSFETで構成される第3MOSFETと、nチャネルMOSFETで構成される二つ以上の第4MOSFETと、を有し、
    前記第3MOSFETのソースは、前記第トランジスタのドレインに接続され、
    前記第3MOSFETのドレインは、前記第1トランジスタのドレインに接続され、
    それぞれの前記第4MOSFETは、ゲートとドレインとが接続され、
    隣り合う前記第4MOSFETは、それぞれのソースとドレインとが接続され、
    一端の前記第4MOSFETのドレインには、第3電流源の出力端と前記第3MOSFETのゲートが接続され、
    他端の前記第4MOSFETのソースには、接地端が接続される、請求項5に記載のカレントミラー回路。
  7. pチャネルMOSFETで構成される前段側の第11トランジスタと、pチャネルMOSFETで構成される後段側の第12トランジスタと、を有する第カレントミラー部と、
    nチャネルMOSFETで構成される前段側の第13トランジスタと、nチャネルMOSFETで構成される後段側の第14トランジスタと、を有する第カレントミラー部と、
    pチャネルMOSFETで構成される前段側の第15トランジスタと、pチャネルMOSFETで構成される後段側の第16トランジスタと、を有する第カレントミラー部と、
    前記第14トランジスタのドレインの電位を所定電位とする第3バイアス部と、
    をさらに備え、
    前記第12トランジスタのドレインは、前記第13トランジスタのドレインに接続され、
    前記第14トランジスタのドレインと前記第15トランジスタのドレインは、前記第3バイアス部を介して接続され、
    前記第16トランジスタのドレインは、前記第トランジスタのドレインに接続され、
    前記第11トランジスタのソース・ドレイン間に第5抵抗が接続され、
    前記第14トランジスタのドレイン・ソース間に第6抵抗が接続され、
    前記第5抵抗の抵抗値と前記第6抵抗の抵抗値は一致する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のカレントミラー回路。
  8. 請求項7に記載のカレントミラー回路において、前記第5抵抗および前記第6抵抗を有さない、カレントミラー回路。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のカレントミラー回路を有し、前記カレントミラー回路の電流出力端から出力される電流に基づき閾値電圧を生成する閾値電圧生成部と、
    電流を検出するセンス電圧と、前記閾値電圧とを比較するコンパレータと、
    を備える過電流保護回路。
  10. パワートランジスタと、
    センス電圧を生成する出力電流監視部と、
    制御信号に応じて前記パワートランジスタの駆動信号を生成するゲート制御部と、
    前記センス電圧を監視して過電流保護信号を生成する請求項9に記載の過電流保護回路と、
    を集積化して成り、
    前記ゲート制御部は、前記過電流保護信号に応じて前記出力電流を制限する機能を備え
    ている、半導体集積回路装置。
  11. 請求項10に記載の半導体集積回路装置と、
    前記半導体集積回路装置に接続される負荷と、
    を有する、電子機器。
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