JP6946899B2 - 画像形成方法および静電潜像現像用トナーセット - Google Patents
画像形成方法および静電潜像現像用トナーセット Download PDFInfo
- Publication number
- JP6946899B2 JP6946899B2 JP2017185461A JP2017185461A JP6946899B2 JP 6946899 B2 JP6946899 B2 JP 6946899B2 JP 2017185461 A JP2017185461 A JP 2017185461A JP 2017185461 A JP2017185461 A JP 2017185461A JP 6946899 B2 JP6946899 B2 JP 6946899B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- mass
- resin
- particles
- color
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/087—Binders for toner particles
- G03G9/08742—Binders for toner particles comprising macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- G03G9/08755—Polyesters
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/01—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for producing multicoloured copies
- G03G15/0105—Details of unit
- G03G15/0121—Details of unit for developing
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/087—Binders for toner particles
- G03G9/08702—Binders for toner particles comprising macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- G03G9/08706—Polymers of alkenyl-aromatic compounds
- G03G9/08708—Copolymers of styrene
- G03G9/08711—Copolymers of styrene with esters of acrylic or methacrylic acid
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/087—Binders for toner particles
- G03G9/08775—Natural macromolecular compounds or derivatives thereof
- G03G9/08782—Waxes
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/09—Colouring agents for toner particles
- G03G9/0902—Inorganic compounds
- G03G9/0904—Carbon black
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/09—Colouring agents for toner particles
- G03G9/0906—Organic dyes
- G03G9/091—Azo dyes
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/09—Colouring agents for toner particles
- G03G9/0906—Organic dyes
- G03G9/0918—Phthalocyanine dyes
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/097—Plasticisers; Charge controlling agents
- G03G9/09708—Inorganic compounds
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/097—Plasticisers; Charge controlling agents
- G03G9/09708—Inorganic compounds
- G03G9/09716—Inorganic compounds treated with organic compounds
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/097—Plasticisers; Charge controlling agents
- G03G9/09708—Inorganic compounds
- G03G9/09725—Silicon-oxides; Silicates
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/06—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
- G03G15/08—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/06—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
- G03G15/08—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
- G03G15/09—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer using magnetic brush
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
- Color Electrophotography (AREA)
Description
本発明に係るブラックトナーは、ビニル樹脂および主成分としてのポリエステル樹脂を含む結着樹脂と、離型剤と、外添剤と、を含む。また、本発明に係るブラックトナー以外のカラートナーは、ビニル樹脂および主成分としてのポリエステル樹脂を含む結着樹脂と、離型剤と、外添剤と、を含む。本明細書中、「ブラックトナー以外のカラートナー」とは、着色剤としてブラック系着色剤以外の着色剤を含む有色トナー(カラートナー)をいう。なお、本発明に係る「トナー」は、「トナー母体粒子」を含有する。「トナー母体粒子」は、外添剤の添加によって「トナー粒子」と称される。そして「トナー」とは、「トナー粒子」の集合体のことをいう。
本発明に係るトナー(ブラックトナーおよびブラックトナー以外のカラートナーをいう。以下同様)は、結着樹脂、離型剤および外添剤を含む。本発明に係るトナーは、結着樹脂および離型剤を含むトナー母体粒子の表面に外添剤が付着した構成を有するトナー粒子を含んでいると好ましい。ここで、ブラックトナーのトナー母体粒子は、ブラック系着色剤を、また、カラートナーのトナー母体粒子は、各色に対応した着色剤をさらに含みうる。さらに、トナー母体粒子は、その他必要に応じて、荷電制御剤などの他のトナー構成成分を含有してもよい。以下、トナー(母体)粒子を構成する各成分およびトナー(母体)粒子の形態等について説明する。
本発明に係るトナーに含まれる結着樹脂は、ビニル樹脂を含む。ビニル樹脂とは、少なくともビニル単量体を用いた重合により得られる樹脂である。ビニル樹脂として、具体的には、アクリル樹脂、スチレンアクリル共重合体樹脂(スチレンアクリル樹脂)などが挙げられる。
スチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、α−メチルスチレン、p−フェニルスチレン、p−エチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、p−tert−ブチルスチレン、p−n−ヘキシルスチレン、p−n−オクチルスチレン、p−n−ノニルスチレン、p−n−デシルスチレン、p−n−ドデシルスチレンおよびこれらの誘導体など。
(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−ブチル(n−ブチル(メタ)アクリレート)、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、(メタ)アクリル酸n−オクチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸フェニル、(メタ)アクリル酸ジエチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチルおよびこれらの誘導体など。
プロピオン酸ビニル、酢酸ビニル、ベンゾエ酸ビニルなど。
ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテルなど。
ビニルメチルケトン、ビニルエチルケトン、ビニルヘキシルケトンなど。
N−ビニルカルバゾール、N−ビニルインドール、N−ビニルピロリドンなど。
ビニルナフタレン、ビニルピリジンなどのビニル化合物類、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリルアミドなどのアクリル酸あるいはメタクリル酸誘導体など。
機器;フロンティアラボPY−2020iD/島津GC/MS QP2010
カラム;UA−5(MS/HT)0.25mmid×30m,0.25μm
データ処理 定量計算法:絶対検量線法または標準添加法。
本発明に係るトナーに含まれる結着樹脂は、ポリエステル樹脂を含む。ポリエステル樹脂は、上記ビニル樹脂と共に結着樹脂を構成する樹脂であり、トナー母体粒子に含まれる結着樹脂の主成分である。ポリエステル樹脂を主成分とすることにより、ポリエステル樹脂と離型剤との相溶性や、結着樹脂に含まれるビニル樹脂による離型剤の分散性を制御しやすくなる。なお、本明細書中、「主成分」とは、結着樹脂の全量に対する含有割合が50質量%以上である樹脂を意味する。さらに、主成分は、結着樹脂の中で最も含有割合が高い樹脂であると好ましい。ポリエステル樹脂の含有量(以下で説明するように、ポリエステル樹脂が非晶性ポリエステル樹脂および結晶性ポリエステル樹脂を含む場合には、その合計量)は、結着樹脂の全質量に対して、50〜85質量%であると好ましく、60〜80質量%であるとより好ましい。
非晶性ポリエステル樹脂は、ポリエステル樹脂であって、示差走査熱量測定(DSC)を行った時に、融点を有さず、比較的高いガラス転移温度(Tg)を有する樹脂である。このとき、ガラス転移温度(Tg)が、30〜80℃であることが好ましく、特に40〜64℃であることが好ましい。なお、ガラス転移温度(Tg)は、示差熱量分析装置(DSC)により測定することができ、具体的には、実施例に記載の方法により測定される。また、非晶性ポリエステル樹脂を構成する単量体は、結晶性ポリエステル樹脂を構成する単量体とは異なるため、たとえば、NMR等の分析によって非晶性ポリエステル樹脂と区別することができる。また、上記ガラス転移温度(Tg)は、当業者であれば、樹脂の組成によって制御することが可能である。
多価カルボン酸としては、不飽和脂肪族多価カルボン酸、芳香族多価カルボン酸、およびこれらの誘導体を用いると好ましい。非晶性の樹脂を形成することができるのであれば、飽和脂肪族多価カルボン酸を併用してもよい。
多価アルコールとしては、帯電性やトナー強度の観点から、不飽和脂肪族多価アルコール、芳香族多価アルコールおよびこれらの誘導体を用いることが好ましく、非晶性の樹脂を形成することができれば、飽和脂肪族多価アルコールを併用してもよい。
結晶性ポリエステル樹脂は、ポリエステル樹脂であって、示差走査熱量測定(DSC)において、階段状の吸熱変化ではなく、明確な吸熱ピークを有する樹脂である。明確な吸熱ピークとは、具体的には、示差走査熱量測定(DSC)において、昇温速度10℃/分で測定した際に、吸熱ピークの半値幅が15℃以内であるピークのことを意味する。
多価カルボン酸としては、飽和脂肪族多価カルボン酸、脂環式多価カルボン酸およびこれらの誘導体を用いると好ましい。
多価アルコールとしては、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−へキサンジオール、1,7−へプタンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオール、1,12−ドデカンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4−ブテンジオール等の脂肪族ジオール;グリセリン、ペンタエリスリトール、トリメチロールプロパン、ソルビトール等の3価以上の多価アルコールなどが挙げられ、また、これらの誘導体を用いてもよい。
本発明に係るトナーに含まれる結着樹脂は、結晶性樹脂をさらに含むと好ましい。結晶性樹脂をさらに含むことにより、よって、加熱定着時、これらの樹脂が相溶し、低温定着性を向上させることができる。また、帯電性の制御も容易となる。
本発明に係るブラックトナーおよびカラートナー(各トナーのトナー母体粒子)は、それぞれ、離型剤(ワックス)を含む。離型剤は熱定着時に画像表面に染み出し、光沢度を高める作用がある。また、トナー母体粒子の表面に存在する離型剤の部分には、結着樹脂の部分と比較して外添剤が埋没しやすいことから、離型剤の露出を抑制することで、連続印刷時の帯電性を向上させることができる。
機器;フロンティアラボPY−2020iD/島津GC−2010
カラム;UA−1(MS/HT)0.25mmid×15m,0.10μm
検出;FID
データ処理 定量計算法:絶対検量線法または標準添加法。
本発明に係るトナーに含まれる結着樹脂は、上記のように、ビニル樹脂および主成分としてのポリエステル樹脂を含み、さらに、任意で結晶性樹脂を含む。ここで、本発明に係るトナーにおいて、結着樹脂の全質量に対するビニル樹脂の含有量(含有割合)および離型剤の含有量(含有割合)は、上記式(1)および(2)を満たす。さらにこのとき、本発明の効果をより得られやすくするために、カラートナーにおいて、トナー母体粒子の全質量に対する結着樹脂の含有量(含有割合)は、60〜90質量%であると好ましく、70〜85質量%であるとより好ましい。また、ブラックトナーにおいて、トナー母体粒子の全質量に対する結着樹脂の含有量(含有割合)は、60〜90質量%であると好ましく、70〜85質量%であるとより好ましい。さらに、トナー母体粒子の全質量に対する結着樹脂の含有量(含有割合)は、ブラックトナーとカラートナーにおいて、同じであると特に好ましい。かような形態とすることにより、カラートナーおよびブラックトナーにおけるビニル樹脂および離型剤の含有量(含有割合)の量を相対的に制御しやすくなることから、本発明に係る効果がより得られやすくなる。
本発明に係るブラックトナーおよびカラートナー(各トナーのトナー母体粒子)は、それぞれ、各色に応じた着色剤を含む。ここで、カラートナーの一形態としては、カラートナーが、イエロートナー、マゼンタトナー、シアントナーおよびさらに他色のカラートナーを含む形態が挙げられる。さらに、カラートナーの他の形態としては、カラートナーが、イエロートナー、マゼンタトナー、およびシアントナーである形態が挙げられる。
本発明に係るブラックトナーに用いられるブラック系着色剤(顔料)としては、例えば、ファーネスブラック、チャンネルブラック、アセチレンブラック、サーマルブラック、ランプブラック等のカーボンブラック;マグネタイト、フェライト等の磁性粉;染料;非磁性酸化鉄を含む無機顔料などの公知の着色剤を任意に使用することができる。
イエロートナーに用いられるオレンジもしくはイエロー用の着色剤としては、特に制限されない。例えば、有機顔料として、C.I.ピグメントオレンジ31、C.I.ピグメントオレンジ43、C.I.ピグメントイエロー12、C.I.ピグメントイエロー13、C.I.ピグメントイエロー14、C.I.ピグメントイエロー15、C.I.ピグメントイエロー17、C.I.ピグメントイエロー74、C.I.ピグメントイエロー93、C.I.ピグメントイエロー94、C.I.ピグメントイエロー138、C.I.ピグメントイエロー155、C.I.ピグメントイエロー180、C.I.ピグメントイエロー185等が挙げられる。また、染料としては、例えば、C.I.ソルベントイエロー19、C.I.ソルベントイエロー44、C.I.ソルベントイエロー77、C.I.ソルベントイエロー79、C.I.ソルベントイエロー81、C.I.ソルベントイエロー82、C.I.ソルベントイエロー93、C.I.ソルベントイエロー98、C.I.ソルベントイエロー103、C.I.ソルベントイエロー104、C.I.ソルベントイエロー112、C.I.ソルベントイエロー162等が挙げられる。これらの着色剤は、単独で用いてもよく2種以上を併用してもよい。
マゼンタトナーに用いられるマゼンタもしくはレッド用の着色剤としては、特に制限されない。例えば、有機顔料として、C.I.ピグメントレッド2、C.I.ピグメントレッド3、C.I.ピグメントレッド5、C.I.ピグメントレッド6、C.I.ピグメントレッド7、C.I.ピグメントレッド15、C.I.ピグメントレッド16、C.I.ピグメントレッド48;1、C.I.ピグメントレッド53;1、C.I.ピグメントレッド57;1、ピグメントレッド81;4、C.I.ピグメントレッド122、C.I.ピグメントレッド123、C.I.ピグメントレッド139、C.I.ピグメントレッド144、C.I.ピグメントレッド149、C.I.ピグメントレッド150、C.I.ピグメントレッド166、C.I.ピグメントレッド177、C.I.ピグメントレッド178、ピグメントレッド184、C.I.ピグメントレッド222、C.I.ピグメントレッド238、C.I.ピグメントレッド269等が挙げられる。また、染料としては、例えば、C.I.ソルベントレッド1、ソルベントレッド11、C.I.ソルベントレッド49、C.I.ソルベントレッド52、C.I.ソルベントレッド58、C.I.ソルベントレッド68、C.I.ソルベントレッド111、C.I.ソルベントレッド122等が挙げられる。これらの着色剤は、単独で用いてもよく2種以上を併用してもよい。
シアントナーに用いられるグリーンもしくはシアン用の着色剤としては、特に制限されない。例えば、有機顔料としては、C.I.ピグメントブルー15、C.I.ピグメントブルー15:2、C.I.ピグメントブルー15:3、C.I.ピグメントブルー15:4、C.I.ピグメントブルー16、C.I.ピグメントブルー60、C.I.ピグメントブルー62、C.I.ピグメントブルー66、C.I.ピグメントブルー76、C.I.ピグメントグリーン7等が挙げられる。また、染料としては、例えば、C.I.ソルベントブルー25、C.I.ソルベントブルー36、C.I.ソルベントブルー69、C.I.ソルベントブルー70、C.I.ソルベントブルー93、C.I.ソルベントブルー95等が挙げられる。これらの着色剤は、単独で用いてもよく2種以上を併用してもよい。
各着色剤の含有量は、トナー母体粒子100質量部に対し1〜30質量部であることが好ましく、3〜20質量部であることがより好ましい。また、かような範囲であると画像の色再現性を確保できる。
また、着色剤(粒子)の大きさとしては、特に制限されないが、体積基準のメジアン径が、10〜1000nmであると好ましく、50〜500nmであるとより好ましく、80〜300nmであると特に好ましい。かような範囲であると高い色再現性を得ることができるほか、高画質に必要な小径トナーの形成に適している点で好ましい。なお、着色剤(粒子)の体積基準のメジアン径は、例えば、マイクロトラック(登録商標、以下同じ)レーザー回折式粒度分布測定装置「LA−700」(株式会社堀場製作所製)を用いて測定することができる。
本発明に係るブラックトナーおよびカラートナー(各トナーのトナー母体粒子)は、必要に応じて他の内添剤を含んでもよい。かような内添剤としては、荷電制御剤が挙げられる。荷電制御剤の例としては、例えば、サリチル酸誘導体の亜鉛やアルミニウムによる金属錯体(サリチル酸金属錯体)、カリックスアレーン化合物、有機ホウ素化合物、および含フッ素4級アンモニウム塩化合物などを挙げることができる。
本発明に係るブラックトナーおよびカラートナーは、帯電性能や流動性、またはクリーニング性を向上させる観点から、公知の無機粒子や有機粒子などの粒子、滑剤等を外添剤として含有する。当該外添剤は、トナー中、トナー母体粒子表面に付着する形態で存在する。外添剤としては種々のものを組み合わせて使用してもよい。
本発明に係るブラックトナーおよびカラートナーについて、トナー(母体)粒子は、いわゆる単層構造を有するものであってもよいし、コア−シェル構造(コア粒子の表面にシェル層を形成する樹脂を凝集、融着させた形態)を有するものであってもよい。なお、コア−シェル構造は、シェル層がコア粒子を完全に被覆した構造のものに限定されるものではなく、例えば、シェル層がコア粒子を完全に被覆せず、所々コア粒子が露出しているものも含む。
本発明に係るブラックトナーおよびカラートナーについて、トナー粒子の粒子径は特に制限されないが、体積基準のメジアン径(D50)が3〜10μmであると好ましい。体積基準のメジアン径を上記範囲とすることにより、細線の再現性や、写真画像の高画質化が達成できると共に、トナーの消費量を、大粒径トナーを用いた場合に比して削減することができる。また、トナー流動性も確保できる。ここで、トナー粒子の体積基準のメジアン径(D50)は、例えば、「コールターマルチサイザーII」(ベックマン・コールター社製)に、データ処理用のコンピュータシステムを接続した装置を用いて測定、算出することができる。電解液としては、「ISOTON(登録商標) II」(ベックマン・コールター社製)を使用できる。
本発明に係るブラックトナーおよびカラートナーについて、トナー粒子の体積基準の粒度分布における変動係数(CV値、本明細書中、単に「CV値」とも称する)は特に制限されないが、15〜25%であると好ましい。CV値は、トナー粒子の粒度分布における分散度を体積基準で表したものであり、下記式(A)で表される。CV値が小さいほど、粒度分布がシャープであることを表し、トナー粒子の大きさがそろっていることを示す。
本発明に係るブラックトナーおよびカラートナーについて、トナー粒子の平均円形度は特に制限されないが、低温定着性を向上させるという観点から、0.920〜1.000であることが好ましく、0.940〜0.995であることがより好ましい。ここで、上記平均円形度は「FPIA−3000」(Sysmex社製)を用いて測定した値である。具体的には、トナー粒子を界面活性剤水溶液に湿潤させ、超音波分散を1分間行い、分散した後、「FPIA−3000」を用い、測定条件HPF(高倍率撮像)モードにて、HPF検出数4000個の適正濃度で測定を行う。円形度は下記式で計算される;
円形度=(粒子像と同じ投影面積を持つ円の周囲長)/(粒子投影像の周囲長)
また平均円形度は、各粒子の円形度を足し合わせ、測定した全粒子数で割った算術平均値である。
本発明に係るブラックトナーおよびカラートナーについて、軟化点(Tsp)は特に制限されないが、90〜140℃であると好ましく、100〜130℃であるとより好ましい。軟化点温度を上記の範囲とすることにより、良好な低温定着性が得られる。また、形成される可視画像において、より広く安定した色再現性を得ることができる。
本発明に係るブラックトナーおよびカラートナー(静電潜像現像用トナー)の製造方法について説明する。
乳化凝集法とは、界面活性剤や分散安定剤によって分散された結着樹脂の粒子(以下、「結着樹脂粒子」ともいう)の分散液を、離型剤の粒子(以下、「離型剤粒子」ともいう)の分散液と混合し、所望の粒子径となるまで凝集させ、さらに結着樹脂粒子間の融着を行うことにより形状制御を行って、トナー母体粒子を製造する方法である。ここで、結着樹脂の粒子は、任意に着色剤、荷電制御剤などを含有していてもよい。また、上記結着樹脂粒子の分散液、離型剤粒子の分散液に対し、着色剤粒子の分散液の形態で着色剤を添加してもよい。
(a)ビニル樹脂粒子分散液、ポリエステル樹脂粒子分散液および離型剤粒子分散液、ならびに必要に応じて着色剤粒子分散液、結晶性樹脂粒子分散液を調製する工程(以下、調製工程とも称する);
(b)ビニル樹脂粒子分散液、ポリエステル樹脂粒子分散液および離型剤粒子分散液、ならびに必要に応じて着色剤粒子分散液、結晶性樹脂粒子分散液を混合して凝集・融着させる工程(以下、凝集・融着工程とも称する);
を含む。
工程(a)は、ポリエステル樹脂粒子分散液調製工程、ビニル樹脂粒子分散液調製工程および離型剤粒子分散液調製工程、ならびに必要に応じて着色剤粒子分散液調製工程を含む。
ポリエステル樹脂粒子分散液調製工程は、結着樹脂を構成するポリエステル樹脂を合成し、このポリエステル樹脂を水系媒体中に微粒子状に分散させてポリエステル樹脂粒子の分散液を調製する工程である。
ビニル樹脂粒子分散液調製工程は、結着樹脂を構成するビニル樹脂の水系分散液を調製する工程である。
離型剤粒子分散液調製工程は、離型剤を水系媒体中に微粒子状に分散させて離型剤粒子の分散液を調製する工程である。
着色剤粒子分散液調製工程は、着色剤を水系媒体中に微粒子状に分散させて着色剤粒子の分散液を調製する工程であり、任意で行われる工程である。
この凝集・融着工程は、水系媒体中で前述のポリエステル樹脂粒子、ビニル樹脂粒子および離型剤粒子、ならびに、必要に応じて着色剤粒子を凝集させ、凝集させると同時にこれら粒子を融着させる工程である。
この工程は、必要に応じて行われるものであって、当該熟成工程においては、凝集・融着工程によって得られた会合粒子を熱エネルギーにより所望の形状になるまで熟成させてトナー粒子を形成させる熟成処理が行われる。
この工程は、トナー粒子の分散液を冷却処理する工程である。冷却処理の条件としては、1〜20℃/分の冷却速度で冷却することが好ましい。冷却処理の具体的な方法としては特に限定されるものではなく、反応容器の外部より冷媒を導入して冷却する方法や、冷水を直接反応系に投入して冷却する方法などを例示することができる。
この工程は、冷却されたトナー粒子の分散液から当該トナー粒子を固液分離し、固液分離によって得られたトナーケーキ(ウェット状態にあるトナー粒子をケーキ状に凝集させた集合物)から界面活性剤や凝集剤などの付着物を除去して洗浄する工程である。
この工程は、洗浄処理されたトナーケーキを乾燥する工程であり、一般的に行われる公知のトナー粒子の製造方法における乾燥工程に従って行うことができる。
この工程は、トナー粒子に対して外添剤を添加する場合に必要に応じて行う工程である。
上記ブラックトナーおよびカラートナーは、それぞれ、磁性または非磁性の一成分現像剤として使用することもできるが、キャリアと混合して二成分現像剤として使用してもよい。トナーを二成分現像剤として使用する場合において、キャリアとしては、鉄、フェライト、マグネタイトなどの金属、それらの金属とアルミニウム、鉛などの金属との合金などの従来から公知の材料からなる磁性粒子を用いることができ、特にフェライト粒子が好ましい。また、キャリアとしては、磁性粒子の表面を樹脂などの被覆剤で被覆したコートキャリアや、バインダー樹脂中に磁性体微粉末を分散してなる分散型キャリアなど用いてもよい。
本発明の画像形成方法は、記録媒体(画像支持体)上に、上記トナー(静電潜像現像用トナー)を用いて画像形成層(トナー像)を形成することを含む。すなわち、本発明は、ブラックトナーと、前記ブラックトナー以外のカラートナーと、を含む静電潜像現像用トナーセットであって、前記ブラックトナーおよび前記カラートナーは、それぞれ、ビニル樹脂および主成分としてのポリエステル樹脂を含む結着樹脂と、離型剤と、外添剤と、を含み、前記ブラックトナーに含まれる結着樹脂の全質量に対するビニル樹脂の含有量をVk(単位:質量%)、前記カラートナーに含まれる結着樹脂の全質量に対するビニル樹脂の含有量をVc(単位:質量%)、前記ブラックトナーに含まれる結着樹脂の全質量に対する離型剤の含有量をWk(単位:質量%)、前記カラートナーに含まれる結着樹脂の全質量に対する離型剤の含有量をWc(単位:質量%)、としたとき、前記Vk、前記Vc、前記Wkおよび前記Wcが、以下の式(1)および式(2)を満たす、静電潜像現像用トナーセットもまた提供する。
熱ローラ方式の定着装置は、一般に、加熱ローラと、これに当接する加圧ローラとによるローラ対を有する。当該定着装置において、加熱ローラと加圧ローラとの間に付与された圧力によって加圧ローラが変形することにより、この変形部にいわゆる定着ニップ部が形成される。
ベルト加熱方式の定着装置は、一般に、例えばセラミックヒータよりなる加熱体と、加圧ローラと、これらの加熱体と加圧ローラとの間に耐熱性ベルトよりなる定着ベルトが挟まれてなるものであり、加熱体と加圧ローラとの間に付与された圧力によって加圧ローラが変形されることにより、この変形部にいわゆる定着ニップ部が形成されてなるものである。
記録媒体(記録材、記録紙、記録用紙等ともいう)は、一般に用いられているものでよく、例えば、画像形成装置等による公知の画像形成方法により形成したトナー像を保持するものであれば特に限定されるものではない。使用可能な画像支持体として用いられるものには、例えば、薄紙から厚紙までの普通紙、上質紙、アート紙、あるいは、コート紙等の塗工された印刷用紙、市販の和紙やはがき用紙、OHP用のプラスチックフィルム、布、いわゆる軟包装に用いられる各種樹脂材料、あるいはそれをフィルム状に成形した樹脂フィルム、ラベル等が挙げられる。
[ガラス転移温度および融点]
ビニル樹脂および非晶性ポリエステル樹脂のガラス転移温度(Tg)は、「ダイヤモンドDSC」(パーキンエルマー社製)を用いて測定した。まず、測定試料(樹脂)3.0mgをアルミニウム製パンに封入し、「ダイヤモンドDSC」のサンプルホルダーにセットした。リファレンスは空のアルミニウム製パンを使用した。そして、昇温速度10℃/分で0℃から200℃まで昇温する第1昇温過程、冷却速度10℃/分で200℃から0℃まで冷却する冷却過程、および昇温速度10℃/分で0℃から200℃まで昇温する第2昇温過程をこの順に経る測定条件(昇温・冷却条件)によってDSC曲線を得た。この測定によって得られたDSC曲線に基づいて、その第2昇温過程における第1の吸熱ピークの立ち上がり前のベースラインの延長線と、第1のピークの立ち上がり部分からピーク頂点までの間で最大傾斜を示す接線を引き、その交点をガラス転移温度(Tg)とした。
トナーの軟化点(Tsp)は、下記に示すようにフローテスターに用いて測定した。具体的には、まず、20℃、50%RHの環境下において、試料(トナー)1.1gをシャーレに入れ、平らにならし、12時間以上放置した後、成型器「SSP−10A」(株式会社島津製作所製)によって3820kg/cm2の力で30秒間加圧し、直径1cmの円柱型の成型サンプルを作製した。次いで、この成型サンプルを、24℃、50%RHの環境下において、フローテスター「CFT−500D」(株式会社島津製作所製)により、荷重196N(20kgf)、開始温度60℃、予熱時間300秒間、昇温速度6℃/分の条件で、円柱型ダイの穴(直径1mm×高さ1mm)より、直径1cmのピストンを用いて予熱終了時から押し出し、昇温法の溶融温度測定方法でオフセット値5mmの設定で測定したオフセット法温度Toffsetを、トナーの軟化点(Tsp)とした。
各樹脂のGPCによる分子量(重量平均分子量および数平均分子量)は、以下のようにして測定した。すなわち、装置「HLC−8120GPC」(東ソー株式会社製)およびカラム「TSKguardcolumn+TSKgelSuperHZ−M3連」(東ソー株式会社製)を用い、カラム温度を40℃に保持しながら、キャリア溶媒としてテトラヒドロフラン(THF)を流速0.2mL/分で流した。測定試料(樹脂)は、濃度1mg/mlになるようにテトラヒドロフランに溶解させた。当該溶液の調製は、超音波分散機を用いて、室温にて5分間処理を行うことにより行った。次いで、ポアサイズ0.2μmのメンブランフィルターで処理して試料溶液を得、この試料溶液10μLを上記のキャリア溶媒と共に装置内に注入し、屈折率検出器(RI検出器)を用いて検出した。単分散のポリスチレン標準粒子を用いて作成された検量線に基づいて、測定試料の分子量分布を算出した。上記検量線測定用のポリスチレンとしては10点用いた。
[製造例1:結晶性ポリエステル樹脂粒子分散液(DC1)の調製]
≪結晶性ポリエステル樹脂(C1)の合成≫
窒素導入管、コンデンサー、撹拌装置および温度計を備えた反応容器に、ドデカン二酸250質量部および1,9−ノナンジオール150質量部を入れ、反応容器中を乾燥窒素ガスで置換した。その後、エステル化触媒としてジブチルスズオキシド0.5質量部を加えた。窒素ガス気流下、170℃で3時間撹拌して反応させた後、温度をさらに210℃まで1時間かけて昇温した。反応容器内を3kPaまで減圧し、減圧下で13時間撹拌し、反応させて、結晶性ポリエステル樹脂(C1)を得た。
コンデンサー、温度計、水滴下装置、アンカー翼を備えたジャケット付き3リットル反応槽(東京理化器械株式会社製 BJ−30N)に、前記結晶性ポリエステル樹脂(C1)300質量部と、メチルエチルケトン(溶剤)160質量部と、イソプロピルアルコール(溶剤)100質量部とを入れ、水循環式恒温槽にて70℃に維持しながら、100rpmで撹拌混合しつつ樹脂を溶解させた。
撹拌装置、温度センサー、冷却管および窒素導入装置を取り付けた5Lの反応容器に、ドデシル硫酸ナトリウム16質量部をイオン交換水2800質量部に溶解させて得た溶液を入れ、窒素気流下230rpmの撹拌速度で撹拌しながら、内温を80℃に昇温させた。
・n−ブチルアクリレート:236質量部
・メタクリル酸:56質量部
・メタクリル酸メチル:90質量部
・n−オクチル−3−メルカプトプロピオネート:16質量部。
≪非晶性ポリエステル樹脂(A1)の合成≫
窒素導入管、コンデンサー、撹拌装置および温度計を備えた反応容器に、テレフタル酸83質量部、ドデセニルコハク酸無水物66.5質量部、およびエステル化触媒としてジブチルスズオキシド0.05質量部を加えた。
コンデンサー、温度計、水滴下装置、アンカー翼を備えたジャケット付き3リットル反応槽(東京理化器械株式会社製:BJ−30N)に、酢酸エチル160質量部とイソプロピルアルコール100質量部との混合溶剤を入れ、水循環式恒温槽にて40℃に維持した。
・炭化水素系ワックス(フィッシャートロプシュワックス、日本精蝋株式会社製、商品名:FNP0090、融解温度=90.2℃):270質量部
・アニオン性界面活性剤(第一工業製薬株式会社製、ネオゲン(登録商標)RK、有効成分量:60質量%):13.5質量部(有効成分として、離型剤に対して3.0質量%)
・イオン交換水:21.6質量部
上記成分を混合し、圧力吐出型ホモジナイザー(ゴーリン社製、ゴーリンホモジナイザ)で、内液温度120℃にて離型剤を溶解した。その後、分散圧力5MPaで120分間、続いて40MPaで360分間分散処理し、冷却して、離型剤分散液(DW1)を得た。この分散液における離型剤粒子の体積基準のメジアン径D50は225nmであった。その後、イオン交換水を加えて固形分濃度が20質量%になるように調整し、これを離型剤粒子分散液(DW1)とした。
・シアン顔料(C.I.ピグメントブルー15:3):200質量部
・アニオン性界面活性剤(第一工業製薬株式会社製、ネオゲン(登録商標)SC):33質量部(有効成分60質量%。着色剤に対して10質量%)
・イオン交換水:750質量部
ステンレス容器(上記成分を全て投入した際に液面の高さが容器の高さの1/3程度になる大きさ)に、上記イオン交換水のうち280質量部と上記アニオン性界面活性剤とを入れた。40℃に加温して充分に界面活性剤を溶解させた後、25℃に冷却し、上記顔料を全量加え、撹拌器を用いて、濡れていない顔料が無くなるまで撹拌するとともに、充分に脱泡させた。
着色剤を下記に変更したこと以外は、上記製造例5と同様にしてマゼンタ着色剤粒子分散液(Ma)を調製した;
・マゼンタ顔料(C.I.ピグメントレッド238):200質量部
得られたマゼンタ着色剤粒子分散液(Ma)について、着色剤粒子の体積基準のメジアン径は230nmであった。
着色剤を下記に変更したこと以外は、上記製造例5と同様にしてイエロー着色剤粒子分散液(Ye)を調製した;
・イエロー顔料(C.I.ピグメントイエロー74):200質量部
得られたイエロー着色剤粒子分散液(Ye)について、着色剤粒子の体積基準のメジアン径は190nmであった。
着色剤を下記に変更したこと以外は、上記製造例5と同様にしてブラック着色剤粒子分散液(Bk)を調製した;
・ブラック顔料(カーボンブラック):200質量部
得られたブラック着色剤粒子分散液(Bk)について、着色剤粒子の体積基準のメジアン径は205nmであった。
・硫酸アルミニウム粉末(浅田化学工業株式会社製:17%硫酸アルミニウム):35質量部
・イオン交換水:1965質量部
上記成分を2リットル容器へ投入し、30℃にて、沈殿物が消失するまで撹拌混合して硫酸アルミニウム水溶液を調製した。
[シアントナー(TC1)の製造]
≪凝集・融着工程および熟成工程≫
・非晶性ポリエステル樹脂粒子分散液(DA1):56質量部(固形分換算)
・結晶性ポリエステル樹脂粒子分散液(DC1):24質量部(固形分換算)
・ビニル樹脂粒子分散液(DV1):20質量部(固形分換算)
・シアン着色剤粒子分散液(Cy):7質量部(固形分換算)
・離型剤粒子分散液(DW1):15質量部(固形分換算)
・イオン交換水:300質量部
・アニオン性界面活性剤(ダウケミカル社製、Dowfax(登録商標)2A1):6.5質量部
上記成分を、温度計、pH計、撹拌器を備えた3リットルの反応容器に入れ、温度25℃にて、0.3M硝酸を加えてpHを3.0にした後、ホモジナイザー(IKAジャパン社製:ウルトラタラックス(登録商標)T50)にて5,000rpmで分散しながら、調製した硫酸アルミニウム水溶液を130質量部添加して6分間分散した。
その後、冷却水にて容器を30℃まで5分間かけて冷却した。
次いで、冷却後のスラリーを、目開き15μmのナイロンメッシュに通過させ粗大粒子を除去した。メッシュを通過したトナースラリーに、硝酸を加えてpH6.0に調整した。その後、アスピレーターで減圧濾過した。濾紙上に残ったトナーケーキを手でできるだけ細かく砕いて、温度30℃でトナー量の10倍のイオン交換水に加え、30分間撹拌混合した。その後、再度アスピレーターで減圧濾過し、濾液の電気伝導度を測定した。濾液の電気伝導度が10μS/cm以下になるまで上記操作(洗浄操作)を繰り返し、トナー母体粒子を洗浄した。
洗浄されたトナー母体粒子を湿式乾式整粒機(コーミル)で細かく砕いてから、35℃のオーブン中で36時間、真空乾燥して、トナー母体粒子を得た。
得られたトナー母体粒子100質量部に対して、疎水性シリカ(日本アエロジル株式会社製、アエロジル(登録商標)RY50)1.0質量部を加え、サンプルミルを用いて13,000rpmで30秒間、混合した。その後、目開き45μmの振動ふるいでふるい分けして、シアントナー(TC1)を得た。
各樹脂の添加量(単位:質量部)を表1に記載の値に変更したこと以外は、上記シアントナー(TC1)と同様にして、シアントナー(TC2)を調製した。
着色剤粒子分散液をマゼンタ着色剤粒子分散液(Ma)に変更し、また、各樹脂の添加量(単位:質量部)を表1に記載の値に変更したこと以外は、上記シアントナー(TC1)と同様にして、マゼンタトナー(TM1)〜(TM2)をそれぞれ調製した。
着色剤粒子分散液をイエロー着色剤粒子分散液(Ye)に変更し、また、各樹脂の添加量(単位:質量部)を表1に記載の値に変更したこと以外は、上記シアントナー(TC1)と同様にして、イエロートナー(TY1)〜(TY2)をそれぞれ調製した。
着色剤粒子分散液をブラック着色剤粒子分散液(Bk)に変更し、また、各樹脂の添加量(単位:質量部)を表1に記載の値に変更したこと以外は、上記シアントナー(TC1)と同様にして、ブラックトナー(TK1)〜(TK10)をそれぞれ調製した。
上記シアントナー(TC1)に対して、アクリル樹脂を被覆した体積平均粒子径60μmのフェライトキャリアを、トナー粒子濃度が6質量%となるように添加して混合することにより、現像剤(VC1)を得た。
用いたトナーを上記シアントナー(TC2)、マゼンタ現像剤(TM1)〜(TM2)、イエロー現像剤(TY1)〜(TY2)およびブラック現像剤(TK1)〜(TK10)に変更したこと以外は、上記シアン現像剤(VC1)と同様にして、シアン現像剤(VC2)、マゼンタ現像剤(VM1)〜(VM2)、イエロー現像剤(VY1)〜(VY2)およびブラック現像剤(VK1)〜(VK10)をそれぞれ作製した。
上記にて作製した現像剤を用いて、上記表1に示す組み合わせ(現像剤セット)について各評価を行った。
市販の複合プリンタのフルカラー複写機「bizhub PRO(登録商標)C1100」(コニカミノルタ株式会社製)において、20℃、50%RH環境下で、「POD128gグロスコート(128g/m2)」(王子製紙株式会社製)上にトナー付着量4g/m2のベタ画像を出力し、そのベタ画像の光沢度を測定した。光沢度測定はBYKガートナー社製マイクロ−グロス(75°)を用い、感光体の軸方向に3点測定し、これらの値を平均して各画像の光沢度(単位:%)を算出した。そして、ブラックトナーにより形成された画像の光沢度と、ブラックトナー以外のカラートナーにより形成された画像の光沢度との差を求め、「光沢差」を求めた。当該光沢差は5〜35%の範囲内であると合格と判断され、10〜25%の範囲であるとより好ましい。得られた結果について、以下の評価基準に従ってランク付けを行った。
◎:ブラックトナーとカラートナーとの光沢差が、10〜25%
〇:ブラックトナーとカラートナーとの光沢差が、5〜35%(ただし、上記◎に該当しない)
×:ブラックトナーとカラートナーとの光沢差が、5%未満または35%を超える。
市販の複合プリンタのフルカラー複写機「bizhub PRO(登録商標)C1100」(コニカミノルタ株式会社製)において、20℃、50%RH環境下で、A4横送りで毎分100枚の印字速度とし、印字率5%の評価用チャートを連続で10,000枚出力した。印字前の現像剤の帯電量(表2中の「初期」)と10,000枚印字後の現像剤の帯電量(表2中の「印字後」)を測定した。そして、各色について初期帯電量と印字後帯電量との差を求め、さらに、ブラックトナーの帯電量の低下幅と、ブラックトナー以外のカラートナーの帯電量の低下幅との差を求めた。その結果を表2に示す。当該低下幅の差は、小さいほど好ましく、10μC/g以下であると、合格と判断される。得られた結果について、以下の評価基準に従ってランク付けを行った。
◎:ブラックトナーの帯電量低下幅と、カラートナーの帯電量低下幅との差が、3μC/g以下
〇:ブラックトナーの帯電量低下幅と、カラートナーの帯電量低下幅との差が、3μC/gを超えて9μC/g以下
△:ブラックトナーの帯電量低下幅と、カラートナーの帯電量低下幅との差が、9μC/gを超えて10μC/g以下
×:ブラックトナーの帯電量低下幅と、カラートナーの帯電量低下幅との差が、10μC/gを超える。
32 マグネットロール、
33 バイアス電源、
34 円筒電極。
Claims (7)
- ブラックトナーと、前記ブラックトナー以外のカラートナーと、を用いた画像形成方法であって、
前記ブラックトナーおよび前記カラートナーは、それぞれ、ビニル樹脂および主成分としてのポリエステル樹脂を含む結着樹脂と、離型剤と、外添剤と、を含み、
前記ブラックトナーに含まれる結着樹脂の全質量に対するビニル樹脂の含有量をVk(単位:質量%)、前記カラートナーに含まれる結着樹脂の全質量に対するビニル樹脂の含有量をVc(単位:質量%)、前記ブラックトナーに含まれる結着樹脂の全質量に対する離型剤の含有量をWk(単位:質量%)、前記カラートナーに含まれる結着樹脂の全質量に対する離型剤の含有量をWc(単位:質量%)、としたとき、
前記Vkは、20〜50質量%であり、前記Vcは、0質量%を超えて40質量%以下であり、
前記Vk、前記Vc、前記Wkおよび前記Wcが、以下の式(1)および式(2)を満たす、画像形成方法。
- 前記ブラックトナーの軟化点が、前記カラートナーの軟化点よりも高い、請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成方法。
- 前記Wkは、3〜20質量%であり、前記Wcは、5質量%を超えて30質量%未満である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成方法。
- 前記結着樹脂は、結晶性樹脂をさらに含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成方法。
- ブラックトナーと、前記ブラックトナー以外のカラートナーと、を含む静電潜像現像用トナーセットであって、
前記ブラックトナーおよび前記カラートナーは、それぞれ、ビニル樹脂および主成分としてのポリエステル樹脂を含む結着樹脂と、離型剤と、外添剤と、を含み、
前記ブラックトナーに含まれる結着樹脂の全質量に対するビニル樹脂の含有量をVk(単位:質量%)、前記カラートナーに含まれる結着樹脂の全質量に対するビニル樹脂の含有量をVc(単位:質量%)、前記ブラックトナーに含まれる結着樹脂の全質量に対する離型剤の含有量をWk(単位:質量%)、前記カラートナーに含まれる結着樹脂の全質量に対する離型剤の含有量をWc(単位:質量%)、としたとき、
前記Vkは、20〜50質量%であり、前記Vcは、0質量%を超えて40質量%以下であり、
前記Vk、前記Vc、前記Wkおよび前記Wcが、以下の式(1)および式(2)を満たす、静電潜像現像用トナーセット。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017185461A JP6946899B2 (ja) | 2017-09-26 | 2017-09-26 | 画像形成方法および静電潜像現像用トナーセット |
US16/128,612 US10591830B2 (en) | 2017-09-26 | 2018-09-12 | Image forming method and toner set for developing electrostatic latent image |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017185461A JP6946899B2 (ja) | 2017-09-26 | 2017-09-26 | 画像形成方法および静電潜像現像用トナーセット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019061054A JP2019061054A (ja) | 2019-04-18 |
JP6946899B2 true JP6946899B2 (ja) | 2021-10-13 |
Family
ID=65808942
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017185461A Active JP6946899B2 (ja) | 2017-09-26 | 2017-09-26 | 画像形成方法および静電潜像現像用トナーセット |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US10591830B2 (ja) |
JP (1) | JP6946899B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7463828B2 (ja) | 2020-04-30 | 2024-04-09 | コニカミノルタ株式会社 | トナーセットおよび画像形成方法 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3342198B2 (ja) * | 1994-09-29 | 2002-11-05 | キヤノン株式会社 | フルカラー画像形成装置及びフルカラー画像形成方法 |
JP3368191B2 (ja) * | 1997-11-17 | 2003-01-20 | キヤノン株式会社 | フルカラー画像形成用トナーキット及びフルカラー画像形成方法 |
JP4181736B2 (ja) * | 1999-08-10 | 2008-11-19 | 株式会社リコー | 電子写真用トナー、画像形成方法及び印刷物 |
US6737210B2 (en) | 1999-08-10 | 2004-05-18 | Ricoh Company, Ltd. | Image formation method, electrophotographic toners, and printed matter |
JP3721899B2 (ja) * | 1999-09-08 | 2005-11-30 | 三菱化学株式会社 | フルカラー画像形成方法 |
JP2005099241A (ja) * | 2003-09-24 | 2005-04-14 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成方法 |
JP2006047355A (ja) * | 2004-07-30 | 2006-02-16 | Kyocera Mita Corp | フルカラー現像用トナーおよびフルカラー画像形成装置 |
JP5929007B2 (ja) * | 2011-05-09 | 2016-06-01 | 株式会社リコー | 電子写真用トナー、現像剤、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
JP6020382B2 (ja) * | 2013-08-08 | 2016-11-02 | 富士ゼロックス株式会社 | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び、画像形成方法 |
-
2017
- 2017-09-26 JP JP2017185461A patent/JP6946899B2/ja active Active
-
2018
- 2018-09-12 US US16/128,612 patent/US10591830B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20190094732A1 (en) | 2019-03-28 |
US10591830B2 (en) | 2020-03-17 |
JP2019061054A (ja) | 2019-04-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5849992B2 (ja) | 静電荷像現像用トナーおよびその製造方法 | |
JP4957275B2 (ja) | トナーの製造方法 | |
US20160313661A1 (en) | Toner for developing electrostatically charged images | |
JP2012159840A (ja) | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法、トナー供給手段、画像形成装置並びに画像形成方法 | |
KR20120095152A (ko) | 정전하상 현상용 토너, 그 제조방법, 이 토너를 채용한 토너 공급 수단 및 화상 형성 장치 | |
JP2017122873A (ja) | トナー | |
JP6784117B2 (ja) | 静電潜像現像用コアシェル型トナー、その製造方法およびこれを用いた画像形成方法 | |
JP4033098B2 (ja) | 画像形成方法 | |
JP6003717B2 (ja) | 静電荷像現像用トナーの製造方法 | |
US9703220B1 (en) | Image forming method and toner set | |
JP6763287B2 (ja) | 画像形成方法および静電潜像現像用トナーセット | |
JP6946899B2 (ja) | 画像形成方法および静電潜像現像用トナーセット | |
JP2017156541A (ja) | 静電荷像現像用トナーの製造方法 | |
JP2017156544A (ja) | 静電荷像現像用トナーの製造方法 | |
JP6668940B2 (ja) | 電子写真画像形成装置及び電子写真画像形成方法 | |
JP6512074B2 (ja) | 静電荷像現像用トナーの製造方法 | |
US10379452B2 (en) | Color image forming process and color toner set | |
JP6784121B2 (ja) | 静電潜像現像用トナー及びその製造方法 | |
JP7062919B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP2018151468A (ja) | 画像形成方法および静電潜像現像用トナーセット | |
JP6939478B2 (ja) | 画像形成方法 | |
JP2018049169A (ja) | 静電潜像現像用トナー | |
JP5962523B2 (ja) | 電子写真画像形成方法及び電子写真画像形成装置 | |
JP2020173306A (ja) | 電子写真画像形成方法及び電子写真画像形成システム | |
JP2020030371A (ja) | 画像形成システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200819 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210427 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210525 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210629 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210817 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210830 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6946899 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |