JP6946779B2 - 画像読取装置、画像読取システム、及び画像読取プログラム - Google Patents

画像読取装置、画像読取システム、及び画像読取プログラム Download PDF

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本発明は、画像読取装置、画像読取システム、及び画像読取プログラムに関する。
従来、特許文献1に記載の通り、所定の設定(例えば、自動読取設定)がなされているか否かを判断し、自動読取設定がなされている場合、原稿が原稿トレイにセットされたことを原稿センサによって検出し、スタートキーが押されることなく、原稿の読み取りを開始する画像形成装置が知られている。
特開2000−349979号公報
特許文献1に示すような自動読取設定を有する画像形成装置において、重要な原稿である特定原稿を原稿トレイにセットすると自動的に特定原稿を搬送し、特定原稿の画像を読み取り、読取画像をサーバへ送信して、重要な原稿である特定原稿の画像を管理する使い方が考えられる。
例えば、携帯電話会社では、画像形成装置において、重要な原稿である契約書の画像を読み取り、読取画像を送信先である自社サーバへ送信している。契約書の読取画像を自社サーバへ送信する業務は主要業務であるため、上記画像形成装置の通常の設定は自動読取設定となっている。
しかしながら、従業員は、業者から受け取った名刺の読取画像を自己のPCへ送信させるために、上記画像形成装置の原稿トレイに名刺をセットすると、上記画像形成装置は自動読取設定が設定されているため、自動的に名刺の画像を読み取り、読取画像が自社サーバへ送信されてしまう問題が発生する。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、原稿トレイに支持された原稿を自動的に搬送して読み取る装置において、特定原稿以外の原稿の読取画像がユーザの意図しない画像送信先へ送信されることを防止可能な画像読取装置、画像読取システム、及び画像読取プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明態様では、画像読取装置は、原稿を支持する原稿トレイと、前記原稿トレイに支持される原稿の有無を検出する原稿有無センサと、前記原稿トレイに支持される原稿を搬送する搬送部と、前記搬送部によって搬送される原稿の画像を読み取る読取部と、特定原稿の画像送信先に対応する送信先情報を記憶する記憶部と、前記搬送部、前記読取部、および原稿の画像データの送信を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記原稿有無センサによって原稿が検出された場合、当該原稿を前記搬送部に搬送させ、前記読取部に当該原稿の画像を読み取らせる自動読取処理と、前記読取部によって読み取られるべき対象原稿が前記特定原稿であるか否かを判断する判断処理と、前記判断処理の結果、前記対象原稿が前記特定原稿であると判断した場合、前記読取部によって読み取られた対象原稿の画像データを、前記特定原稿の画像送信先に対応する送信先情報に従って前記特定原稿の画像送信先へ送信する特定送信処理と、前記判断処理の結果、前記対象原稿が前記特定原稿でないと判断した場合、前記特定原稿の画像送信先へ送信する処理を実行しない送信制御処理と、を実行する。
本発明態様によれば、原稿トレイに支持された原稿を自動的に搬送して読み取る画像読取装置において、制御部が送信制御処理を実行することにより、特定原稿以外の原稿の読取画像がユーザの意図しない画像送信先へ送信されることを防止可能である。
請求項2に記載の具体的態様では、画像読取装置は、ユーザにより操作可能な操作部と、表示部と、を備え、前記記憶部は、画像送信先を示す表示情報および前記表示情報で示される画像送信先に対応する送信先情報を記憶し、前記送信制御処理は、前記判断処理の結果、前記対象原稿が前記特定原稿でないと判断した場合、前記記憶部に記憶された表示情報に従って前記画像送信先を示す候補画面を前記表示部に表示させる候補表示処理と、前記操作部の操作に従って、前記候補画面に示される画像送信先から前記対象原稿の画像送信先を決定する送信先決定処理と、前記読取部によって読み取られた対象原稿の画像データを、前記決定された対象原稿の画像送信先に対応する送信先情報に従って前記対象原稿の画像送信先へ送信する送信処理と、を含む。
制御部が候補表示処理を実行することにより、画像送信先を示す候補画面を表示部に表示させるユーザの操作が必要無くなり、画像送信先を示す候補画面を表示部に表示しない場合に比べて、ユーザは、対象原稿の画像送信先を決定する操作を容易に行うことができる。
請求項3に記載の具体的態様では、制御部は、第1通信網で通信する第1外部制御装置および前記第1通信網より通信範囲が限定される第2通信網で通信する第2外部制御装置と通信し、前記記憶部は、前記第1外部制御装置および前記第2外部制御装置を含む複数の画像送信先を示す複数の表示情報および前記複数の表示情報で示される複数の画像送信先にそれぞれ対応する複数の送信先情報を記憶し、前記候補表示処理は、前記判断処理の結果、前記対象原稿が前記特定原稿ではないと判断した場合、前記記憶部に記憶された表示情報に従って前記第1外部制御装置および前記第2外部制御装置を含む複数の画像送信先を示す候補画面を前記表示部に表示させ、前記送信先決定処理は、前記操作部の操作に従って、前記候補画面に示される複数の画像送信先のうちから前記対象原稿の画像送信先を決定する。
制御部が、候補表示処理を実行することで、ユーザは、第2通信網で通信する第2外部制御装置を、対象原稿の画像送信先として決定するための操作を行うことができ、第2外部制御装置をユーザの所望の画像データを管理するために利用することができる。
請求項4に記載の具体的態様では、画像読取装置は、決定送信先情報記憶部を備え、前記制御部は、前記送信先決定処理によって決定された対象原稿の画像送信先に対応する送信先情報を前記決定送信先情報記憶部に記憶させる送信先記憶処理を実行し、前記送信処理は、前記決定送信先情報記憶部に記憶された送信先情報に従って、前記読取部によって読み取られた対象原稿の画像データを、前記決定された対象原稿の画像送信先へ送信し、前記制御部は、前記送信処理の終了から一定時間経過後、前記決定送信先情報記憶部に記憶された送信先情報を消去する記憶消去処理と、前記自動読取処理と、前記判断処理と、前記特定送信処理と、前記送信制御処理と、を実行し、前記送信処理の終了から一定時間経過前に、前記原稿有無センサによって原稿が検出された場合、前記自動読取処理と、前記判断処理と、を実行し、前記判断処理の結果、前記検出された原稿が前記特定原稿でないと判断した場合、前記候補表示処理および前記送信先決定処理を実行することなく、前記送信先情報に従って、前記読取部によって読み取られた原稿の画像データを、前記決定された対象原稿の画像送信先へ送信する再送信処理を実行する。
制御部が、再送信処理を実行することで、特定原稿ではないと判断する毎に候補画面を表示部に表示する場合に比べて、候補画面を表示する表示処理が必要無くなるとともに、対象原稿の画像送信先を決定するためのユーザの操作が必要無くなる。
請求項5に記載の発明態様では、画像読取システムは、原稿の画像を読み取るスキャナ装置と、当該スキャナ装置と通信可能な外部制御装置と、を備える画像読取システムであって、前記スキャナ装置は、原稿を支持する原稿トレイと、前記原稿トレイに支持される原稿の有無を検出する原稿有無センサと、前記原稿トレイに支持される原稿を搬送する搬送部と、前記搬送部によって搬送される原稿の画像を読み取る読取部と、読取操作部と、読取表示部と、前記外部制御装置を含む複数の画像送信先をそれぞれ示す複数の表示情報を記憶する表示情報記億部と、前記複数の画像送信先にそれぞれ対応する複数の送信先情報を記憶する送信先情報記憶部と、特定送信先情報記憶部と、前記搬送部、前記読取部、および原稿の画像データの送信を制御する読取制御部であって、前記外部制御装置と通信する読取制御部と、を備え、前記外部制御装置は、外部操作部と、外部表示部と、外部制御部と、を備え、前記外部制御部は、前記スキャナ装置の表示情報記憶部に記憶された複数の表示情報に従って、前記複数の画像送信先を示す候補画面を前記外部表示部に表示させる外部表示処理と、前記外部操作部の操作に従って、前記候補画面に示される複数の画像送信先のうちから特定原稿の画像送信先を決定する特定原稿決定処理と、前記読取部によって原稿の画像を自動的に読み取る自動読取モードを前記スキャナ装置に設定する設定処理と、を実行し、前記読取制御部は、前記外部制御装置によって前記設定処理が実行された場合、前記外部制御装置によって決定された特定原稿の画像送信先に対応する特定送信先情報を前記特定送信先情報記憶部に記憶させる特定送信先記憶処理と、前記読取部によって読み取られるべき対象原稿が前記特定原稿であるか否かを判断する判断処理と、前記原稿有無センサによって原稿が検出された場合、当該原稿を前記搬送部に搬送させ、前記読取部に当該原稿の画像を読み取らせる自動読取処理と、前記判断処理の結果、前記対象原稿が前記特定原稿であると判断した場合、前記特定送信先情報記憶部に記憶された特定送信先情報に従って、前記読取部によって読み取られた対象原稿の画像データを前記決定された特定原稿の画像送信先へ送信する特定送信処理と、前記判断処理の結果、前記対象原稿が前記特定原稿でないと判断した場合、前記表示情報記憶部に記憶された複数の表示情報に従って、前記複数の画像送信先を示す候補画面を前記読取表示部に表示させる候補表示処理と、前記読取操作部の操作に従って、前記候補画面に示される複数の画像送信先のうちから前記対象原稿の画像送信先を決定する送信先決定処理と、前記読取部によって読み取られた対象原稿の画像データを前記決定された対象原稿の画像送信先に対応する送信先情報に従って前記対象原稿の画像送信先へ送信する送信処理と、を実行する。
原稿トレイに支持された原稿を自動的に搬送して読み取る画像読取システムにおいて、読取制御部が、候補表示処理、送信先決定処理、および送信処理を実行することにより、特定原稿以外の原稿の読取画像がユーザの意図しない画像送信先へ送信されることを防止可能である。
請求項6に記載の具体的態様では、画像読取装置は、前記原稿トレイに支持された原稿の原稿幅を検出するための原稿幅センサを備え、前記記憶部は、前記特定原稿の原稿サイズである特定原稿サイズを記憶し、前記判断処理は、前記原稿幅センサによって検出された原稿幅に従って決定された決定原稿サイズと、前記特定原稿サイズとが、一致する場合に前記対象原稿が前記特定原稿であると判断し、前記決定原稿サイズと、前記特定原稿サイズとが、一致しない場合に前記対象原稿が前記特定原稿でないと判断し、前記制御部は、前記判断処理の結果、前記対象原稿が前記特定原稿であると判断した場合、前記特定原稿サイズを前記読取部の読取範囲として前記自動読取処理を実行するとともに、前記特定送信処理を実行し、前記判断処理の結果、前記対象原稿が前記特定原稿でないと判断した場合、前記候補表示処理と、前記送信先決定処理と、前記候補表示処理の実行後、前記搬送部に前記対象原稿を搬送させ、前記読取部に前記対象原稿の画像を読み取らせる読取処理と、前記送信処理と、を実行する。
制御部は、判断処理の結果、対象原稿が特定原稿でないと判断した場合、候補表示処理の実行後、読取処理を実行することで、読取処理の実行後、判断処理および候補表示処理を実行する場合に比べて、制御部は候補画面を表示部に早期に表示させることができ、ユーザは早期に対象原稿が特定原稿ではないと気付くことができる。
請求項7に記載の具体的態様では、画像読取装置は、前記自動読取処理によって読み取られた対象原稿の画像データから、前記対象原稿を識別する対象原稿識別情報を取得する画像処理部を備え、前記記憶部は、前記特定原稿を識別するための特定原稿識別情報を記憶し、前記判断処理は、前記画像処理部によって取得された対象原稿識別情報と、前記特定原稿識別情報とが、一致する場合に前記対象原稿が前記特定原稿であると判断し、前記対象原稿識別情報と、前記特定原稿識別情報とが、一致しない場合に前記対象原稿が前記特定原稿でないと判断する。
制御部は、判断処理を実行することで、原稿を識別する対象識別情報に従って判断処理を実行しない場合に比べて、特定原稿を識別する精度を向上させることが可能である。
請求項8に記載の発明態様では、画像読取プログラムは、原稿を支持する原稿トレイと、前記原稿トレイに支持される原稿の有無を検出する原稿有無センサと、前記原稿トレイに支持される原稿を搬送する搬送部と、前記搬送部によって搬送される原稿の画像を読み取る読取部と、特定原稿の画像送信先に対応する送信先情報を記憶する記憶部と、を備え、前記搬送部、前記読取部、および原稿の画像データの送信を制御するスキャナ装置のコンピュータが、実行する画像読取プログラムであって、前記原稿有無センサによって原稿が検出された場合、当該原稿を前記搬送部に搬送させ、前記読取部に当該原稿の画像を読み取らせる自動読取処理と、前記読取部によって読み取られるべき対象原稿が前記特定原稿であるか否かを判断する判断処理と、前記判断処理の結果、前記対象原稿が前記特定原稿であると判断した場合、前記読取部によって読み取られた対象原稿の画像データを、前記特定原稿の画像送信先に対応する送信先情報に従って前記特定原稿の画像送信先へ送信する特定送信処理と、前記判断処理の結果、前記対象原稿が前記特定原稿でないと判断した場合、前記特定原稿の画像送信先へ送信する処理を実行しない送信制御処理と、をコンピュータに実行させる。
原稿トレイに支持された原稿を自動的に搬送して読み取るスキャナ装置において、スキャナ装置が送信制御処理を実行することにより、特定原稿以外の原稿の読取画像がユーザの意図しない画像送信先へ送信されることを防止可能である。
本発明によれば、原稿トレイに支持された原稿を自動的に搬送して読み取る装置において、特定原稿以外の原稿の読取画像がユーザの意図しない画像送信先へ送信されることを防止可能な画像読取装置、画像読取システム、及び画像読取プログラムを提供することができる。
第1実施形態の画像読取システム200におけるスキャナ装置1の内部構成を右方から見た側面図である。 第1実施形態におけるスキャナ装置1の原稿トレイ2および搬送経路20を上方から見た平面図である。 第1実施形態の画像読取システム200の電気的構成を概略的に示すブロック図である。 第1実施形態におけるスキャナ装置1の原稿サイズ検知処理で用いられるテーブルを示す図である。 第1実施形態におけるスキャナ装置1と接続されたPC100の第2表示部106に表示される自動読取設定の登録画面を示す図である。 第1実施形態におけるスキャナ装置1の第1RAM92に記憶される画像送信先等のテーブルを示す図である。 第1実施形態におけるスキャナ装置1の第1RAM92に記憶される表示画像等のテーブルを示す図である。 第1実施形態におけるスキャナ装置1の第1表示部6に表示される画面を示す図である。 第1実施形態におけるスキャナ装置1のメイン処理を示すフローチャートである。 第1実施形態におけるスキャナ装置1の自動原稿搬送読取処理を示すフローチャートである。 第1実施形態におけるスキャナ装置1の原稿搬送読取処理を示すフローチャートである。 第2実施形態の画像読取システム200におけるスキャナ装置1と接続されたPC100の第2表示部106に表示される自動読取設定の登録画面を示す図である。 第2実施形態におけるスキャナ装置1の第1RAM92に記憶される画像送信先等のテーブルを示す図である。 第2実施形態におけるスキャナ装置1の自動原稿搬送読取処理を示すフローチャートである。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態の画像読取システム200におけるスキャナ装置1について図面を参照して説明する。図1、および図2において、前後方向、左右方向および上下方向は矢印により表示される。図2に示す各方向は、全て図1に示す各方向に対応させて表示する。
<スキャナ装置1の機械的構成>
図1において、スキャナ装置1は、原稿トレイ2と、本体部3と、排紙トレイ4とを備える。第1操作部5、および第1表示部6が、本体部3の上面に配置される。第1操作部5は、電源スイッチ、十字キー、および確定キーを含み、ユーザからの操作指示等を受け付ける。例えば、第1操作部5は、読取動作の開始を指示する開始ボタンなどを含む。第1表示部6は、LCDを含み、スキャナ装置1の状況を表示する。
搬送経路20が、本体部3の内部に形成される。原稿トレイ2の原稿載置面2aに載置された原稿GSは、搬送経路20に沿って搬送方向FDに搬送され、排紙トレイ4に排出される。給紙ローラ21と、分離パッド22と、一対の第1搬送ローラ23と、読取部24と、プラテンガラス25と、一対の第2搬送ローラ26とが、搬送経路20に沿って配置される。
給紙ローラ21は、分離パッド22と協働して、原稿載置面2aに載置された複数枚の原稿GSを、1枚ずつ給送する。第1搬送ローラ23、および第2搬送ローラ26は、モータ72(図3参照)により駆動される。プラテンガラス25は、光透過性を有し、搬送経路20の下側において搬送経路20に沿って配置される。第1搬送ローラ23、および第2搬送ローラ26は、給紙ローラ21から給送された原稿GSがプラテンガラス25の上を通過するように原稿GSを搬送する。本実施形態では、原稿GSの読み取り面が原稿載置面2aに向くように原稿GSが原稿トレイ2に載置される。
読取部24は、搬送経路20の下側に配置され、プラテンガラス25を通過する原稿GSの読み取り面の画像を図2に示す読取位置D3で読み取る。読取部24は、CIS(Contact Image Sensor)で構成される。CISは、イメージセンサ、光源、およびロッドレンズアレイで構成される。イメージセンサ、光源、およびロッドレンズアレイの図示は省略する。イメージセンサは、複数の受光素子が搬送方向FDと直交する主走査方向MDに配列されたリニアイメージセンサである。光源から出射された光が原稿GSの読み取り面などにより反射されたときに、ロッドレンズアレイは、反射光をイメージセンサに結像する。これにより、原稿GSの画像が主走査方向MDに1ライン分読み取られる。
一対の原稿ガイド30は、図2に示すように、原稿載置面2a上に配置される。一対の原稿ガイド30は、ユーザからの手動操作によって原稿載置面2a上の中心線L0を基準に左右対称に連動して主走査方向MDに沿って移動可能となるように構成されている。ユーザは、原稿GSを位置合わせするとき、一対の原稿ガイド30同士の主走査方向MDの間隔が原稿GSの主走査方向MDの幅とほぼ等しくなるように、一対の原稿ガイド30を主走査方向MDに沿って移動させる。ユーザは、一対の原稿ガイド30の間に原稿GSを載置することにより、原稿GSの主走査方向MDの中心を中心線L0上に位置合わせ(中央合わせ)することができる。
原稿載置検知センサ27は、原稿載置面2a上の検出位置D1上において、中心線L0近傍に配置される。原稿載置検知センサ27は、原稿載置面2a上に原稿GSが一対の原稿ガイド30によって中央合わせされて載置されたときにオンするように構成されている。原稿載置検知センサ27は、原稿載置面2a上に原稿GSが載置されていないときにオフする。
第1原稿幅検知センサ28aおよび第2原稿幅検知センサ28bは、原稿載置検知センサ27と同じ検出位置D1上に配置される。第1原稿幅検知センサ28aおよび第2原稿幅検知センサ28bは、原稿GSが一対の原稿ガイド30によって中央合わせされて原稿載置面2a上に載置されたときに、原稿GSをそれぞれA4サイズ、B5サイズ、および名刺サイズの原稿と区別できる位置に配置される。具体的には、図2に示すように、第1原稿幅検知センサ28aおよび第2原稿幅検知センサ28bは、定型サイズであるA4サイズ(約210mm×297mm)の短辺の幅(約210mm)、B5サイズ(約182mm×257mm)の短辺の幅(約182mm)、および名刺サイズ(約55mm×91mm)の短辺の幅(約55mm)、を区別できる位置に配置される。第1原稿幅検知センサ28aおよび第2原稿幅検知センサ28bが、中央合わせされた原稿GSの原稿サイズ毎で、オン、またはオフの状態となることにより、原稿GSの原稿サイズ検知が可能となる。詳細は後述する。
原稿搬送検知センサ29は、搬送経路20において第1搬送ローラ23と読取位置D3との間の検出位置D2上において、主走査方向MDの中央近傍に配置される。原稿搬送検知センサ29は、原稿GSが搬送経路20上の検出位置D2を通過する場合にオンし、原稿GSが検出位置D2を通過していない場合にオフする。つまり、原稿搬送検知センサ29は、検出位置D2を通過する原稿GSを検出する。
<スキャナ装置1の電気的構成>
本実施形態の画像読取システム200は、スキャナ装置1とPC100とで構成されている。
スキャナ装置1の電気的構成について図3を参照して説明する。図3において、スキャナ装置1は、第1CPU90、ROM91、第1RAM92、EEPROM(登録商標)93、読取部24、画像処理部94、および駆動部7を主な構成要素として備える。これらの構成要素は、バス9を介して、第1操作部5、第1表示部6、原稿載置検知センサ27、第1原稿幅検知センサ28a、第2原稿幅検知センサ28b、原稿搬送検知センサ29、および第1通信部15に接続される。
ROM91は、後述するメイン処理、自動原稿搬送読取処理、自動原稿搬送読取処理のサブルーチン処理など、スキャナ装置1の各種動作を実行するためのプログラムを記憶する。第1CPU90は、ROM91から読み出されたプログラムに従って、各部の制御を行う。第1RAM92は、第1CPU90の制御処理により生成された算出結果、および読取部24によって読み取られた画像データを一時的に記憶する。EEPROM93は、読み書き可能な不揮発性メモリであり、第1CPU90の制御処理により生成された各種のデータ、および後述する自動読取設定のデータを記憶する。画像処理部94は、画像処理用の専用ICであるASICから構成され、デジタルデータに各種の画像処理を施す。画像処理は、例えば、シェーディング補正などの各種の補正処理である。
ROM91は、図4に示すように、第1原稿幅検知センサ28aおよび第2原稿幅検知センサ28bのオンまたはオフの状態と定形サイズとが対応付けられたテーブルを記憶する。第1CPU90は、第1原稿幅検知センサ28aおよび第2原稿幅検知センサ28bのオンまたはオフの状態と、ROM91に記憶された図4に示すテーブルとに従って、原稿GSの原稿サイズを決定する。図2に示すように、ユーザがA4サイズの原稿GSを原稿載置面2aに中央合わせで載置すると、第1原稿幅検知センサ28aはオンし、第2原稿幅検知センサ28bはオンする。第1原稿幅検知センサ28aおよび第2原稿幅検知センサ28bがオンの状態は、図4に示すテーブルにおいて、A4サイズと対応付けられている。第1CPU90は、原稿GSの原稿サイズを、A4サイズと決定する。ユーザが、図2に示すように、B5サイズの原稿GSまたは名刺サイズの原稿GSを原稿載置面2aに中央合わせで載置する場合も同様である。B5サイズの原稿GSでは、第1原稿幅検知センサ28aはオフし、第2原稿幅検知センサ28bはオンする。第1原稿幅検知センサ28aがオフの状態、かつ、第2原稿幅検知センサ28bがオンの状態は、図4に示すテーブルにおいて、B5サイズと対応付けられている。第1CPU90は、原稿GSの原稿サイズを、B5サイズと決定する。名刺サイズの原稿GSでは、第1原稿幅検知センサ28aおよび第2原稿幅検知センサ28bはオフする。第1原稿幅検知センサ28aおよび第2原稿幅検知センサ28bがオフの状態は、図4に示すテーブルにおいて、名刺サイズと対応付けられている。第1CPU90は、原稿GSの原稿サイズを、名刺サイズと決定する。
駆動部7は、図3に示すように、駆動制御部70、ドライバ71、およびモータ72を含んで構成される。駆動制御部70は、第1CPU90から送信される駆動指令に従ってPWMによってドライバ71へパルス制御信号および回転方向の制御信号を送信してモータ72を回転させるためのハードウェアである。第1CPU90が駆動制御部70に送信する駆動指令は、回転量、回転方向、および回転速度の指令である。駆動制御部70は、回転量の駆動指令に対応した送信パルス数、および回転速度の駆動指令に対応した送信パルス周波数のパルス制御信号をドライバ71へ送信する。駆動制御部70は、回転方向の駆動指令に対応した回転方向の制御信号を上記パルス制御信号と合わせてドライバ71へ送信する。ドライバ71は、駆動制御部70から入力されるパルス制御信号および回転方向の制御信号に従って、モータ72の各相の巻線に流す電流のタイミングおよび各相の巻線に流す電流の順序を制御可能となるように構成されたハードウェアである。駆動制御部70が、第1CPU90からの駆動指令に対応する送信パルス周波数および送信パルス数のパルス制御信号をドライバ71へ送信することで、モータ72の回転速度および回転数が制御される。駆動制御部70が、第1CPU90からの駆動指令に対応するモータ72の回転方向の制御信号をドライバ71へ送信することで、モータ72の回転方向が制御される。モータ72は、本実施形態では、ステッピングモータである。
カウンタ95は、駆動制御部70が1パルスのパルス制御信号をドライバ71へ送信する度に送信パルス数を1だけ増加させる。第1CPU90が、駆動指令の送信を開始すると、カウンタ95を初期化し、カウンタ95は、駆動制御部70の送信パルス数のカウントを開始する。第1CPU90が、駆動指令の送信を終了すると、カウンタ95は、駆動制御部70の送信パルス数のカウントを終了する。
モータ72は、駆動部7の駆動制御部70が1パルスのパルス制御信号をドライバ71へ送信する毎に、所定の回転角度分だけ回転する。モータ72が所定の回転角度分だけ回転すると、給紙ローラ21、第1搬送ローラ23、および第2搬送ローラ26が所定の回転角度分だけ回転し、搬送経路20において原稿GSが所定距離だけ搬送される。モータ72の回転量は、駆動制御部70が送信するパルス数によって決まる。駆動制御部70の送信パルス数と、駆動部7によって搬送方向FDに搬送される原稿GSの搬送量との関係は、予め決められている。駆動制御部70の送信パルス数から搬送方向FDに搬送される原稿GSの搬送量を算出するためのデータがROM91に記憶されている。
第1通信部15は、PC(パーソナルコンピュータ)100との間で、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)等の通信網で通信を行うとともにサーバ等の外部装置との間でインターネットやWAN(ワールド・エリア・ネットワーク)等の通信網で通信を行うための回路等を備える。なお、第1通信部15は、外部装置との間で直接通信を行うためのインターフェース(例えばUSBインターフェース)で構成されてもよい。また、第1通信部15は、PC100との間で無線通信を行う回路等を備えてもよい。
<第1サーバ300および第2サーバ400の電気的構成>
本実施形態においては、第1サーバ(Server1)300、第2サーバ(Server2)400が設けられている。両サーバは、大容量の記憶容量を備えるサーバである。本実施形態では、第1サーバ300および第2サーバ400は、インターネットやWAN等の広い範囲の通信網である広域通信網600で通信する。スキャナ装置1は、第1通信部15によって、第1サーバ300および第2サーバ400と通信する。
<PC100の電気的構成>
本実施形態においてはPC100が設けられている。PC100は、図3に示すように、第2CPU101、HDD102、第2RAM103、第2通信部104、第2操作部105、および第2表示部106を構成の一部として備える。これらの構成要素は、バス110を介して接続される。
第2CPU101は、HDD102に記憶された制御プログラムに従って、PC100の各部の制御を行う。HDD102は、オペレーティングシステム、アプリケーションソフト、およびスキャン管理プログラム等の各種プログラムを記憶する。
第2RAM103は、各種制御プログラムが読み出されたときに記憶される作業領域、第2CPU101の制御処理によって算出された算出結果、および複合機1から送信された画像データを一時的に記憶する記憶領域として利用される。
第2通信部104は、スキャナ装置1との間で、LAN等の通信網で通信を行うための回路等を備える。本実施形態では、スキャナ装置1およびPC100は、第1通信部15および第2通信部104によって、LAN等の限定された範囲の通信網である狭域通信網500内で通信する。 第2操作部105は、例えば、キーボード等であり、ユーザからの操作指示等を受け付ける。
第2表示部106は、例えば、LCD等であり、PC100の状況を表示する。
<第1実施形態の動作>
本実施形態におけるスキャナ装置1は、第1操作部5から読取開始指示を受け付けることなく、契約書(A4サイズ)の搬送を開始して、契約書の画像を読み取る自動読取モードで使われる。自動読取モードで読み取られた契約書の読取画像は、自動読取設定の送信先名称41(Server1)に従って、契約書の画像送信先(第1サーバ300)へ送信される。自動読取設定がなされている場合に、ユーザが、契約書以外の名刺(名刺サイズ)の読取画像を自動読取設定の送信先名称41に対応する画像送信先(第1サーバ300)とは異なる画像送信先(PC100)へ送信する場合を例に挙げて説明する。
スキャナ装置1は、原稿GSの読み取り前に実行されるメイン処理と、原稿GSを読み取る自動原稿搬送読取処理とを主に実行する。図9に示すメイン処理中のS1〜S7の処理、図10に示す自動原稿搬送読取処理中のS100〜S119の処理、および図11に示すサブルーチン処理は、第1CPU90が実行する処理である。
(事前登録処理)
本実施形態において、メイン処理が実行される前に、スキャナ装置1およびPC100は、事前登録処理を実行する。事前登録処理において、図6(A)に示す画像送信先設定および自動読取設定に関するデータがPC100からスキャナ装置1へ送信される。事前登録処理において、スキャナ装置1は、上記データを受信し、受信したデータをEEPROM93に記憶する。
具体的には、PC100とスキャナ装置1とが接続された状態で、第2操作部105によって、PC100においてインターネットエクスプローラ等のブラウザのアプリケーションソフトが起動される。起動されたブラウザで、第2操作部105によって、スキャナ装置1のIPアドレスおよびログインパスワードが入力されると、図5に示す自動読取設定の登録画面が第2表示部106に表示される。自動読取設定(自動Scan設定)の登録画面では、図5に示すように、自動読取設定の各設定項目である送信種別、送信先名称、解像度(300dpi等)、ファイル形式(PDF等)、および読取範囲である原稿サイズ(A4等)の設定内容が、それぞれ選択可能である。図5に示す自動読取設定の登録画面で選択可能な送信先名称は、自動読取設定の登録画面上のScanToNW設定タブが選択されて表示される設定画面(図示は省略)で設定可能である。設定画面上で、図6(A)に示す画像送信先設定の送信種別、送信先名称、および送信先アドレスが設定される。図5に示す自動読取設定の登録画面上で図示しない確定キーが押下されると、上記画像送信先設定および図5に示す自動読取設定に関するデータがPC100からスキャナ装置1へ送信される。スキャナ装置1は、受信したデータをEEPROM93に記憶する。本実施形態においては、上述した事前登録処理によって、図6(A)に示す画像送信先設定および自動読取設定に関するデータが、EEPROM93に記憶されているものとする。
(メイン処理)
図9に示すメイン処理は、スキャナ装置1に電源が投入された後、開始される。第1CPU90は、第1通信部15によって、自動読取モードでの実行開始を示すデータを、PC100から受信したか否かを判断する(S1)。PC100から受信しなかったと判断した場合(S1:NO)、第1CPU90は、S1の判断処理を繰り返す。PC100から受信したと判断した場合(S1:YES)、第1CPU90は、EEPROM93に記憶された図6(A)に示す画像送信先設定および自動読取設定に関するデータを第1RAM92に記憶する(S2)。第1CPU90は、図8(A)に示すように、第1RAM92に記憶された自動読取設定の記憶内容を示す自動読取設定の待機画面を第1表示部6に表示する(S3)。具体的には、PC100で起動したブラウザ上で、図5に示す自動読取設定の登録画面における自動Scanの設定内容ONが選択され、図示しない確定キーが押下されるとする。上記確定キーが押下されると、自動Scanの設定内容ONを示すデータが、自動読取モードでの実行開始を示すデータとして、PC100から第1通信部15によってスキャナ装置1へ送信される。第1CPU90は、自動読取モードでの実行開始を示すデータを受信したと判断する(S1:YES)。第1CPU90は、S2の処理を実行することにより、第1RAM92に記憶される図6(A)に示す画像送信先設定および自動読取設定に関するデータのうち、送信先名称41(Server1)を示すデータは、第1RAM92の第1記憶領域51に記憶される。図6(A)に示す画像送信先設定の送信先アドレス40(Server1 IPアドレス、Server2 IPアドレス、PC IPアドレス)を示すデータが第1RAM92の第2記憶領域50に記憶される。図6(A)に示す自動読取設定の原稿サイズ42(A4)を示すデータが第1RAM92の第3記憶領域52に記憶される。図8(A)に示す自動読取設定の待機画面上に、第1RAM92に記憶された図6(A)に示す自動読取設定の送信先名称41(Server1)、ファイル形式(PDF Multi Page)、読取解像度(300dpi)、および原稿サイズ42(A4)を示すデータに対応する記憶内容が表示される。上記待機画面では、第1操作部5からの操作入力によって第1CPU90が検出する検出位置情報に対して、第1CPU90が実行する処理が対応付けられていない。すなわち、待機画面において第1操作部5からの操作入力があったとしても、第1CPU90は何ら特別の処理を実行しない。
第1CPU90は、原稿載置検知センサ27によって、原稿GSが原稿載置面2a上に検出されたか否かを判断する(S4)。原稿GSが原稿載置面2a上に検出されなかったと判断した場合(S4:NO)、第1CPU90は、PC100から図6(A)に示す画像送信先設定および自動読取設定に関するデータを新たに受信したか否かを判断する(S6)。上記データを受信したと判断された場合(S6:YES)、第1CPU90は、EEPROM93および第1RAM92に記憶された上記データを、新たに受信した画像送信先設定および自動読取設定に関するデータに更新し(S7)、S3以降の処理を繰り返す。PC100から受信した画像送信先設定および自動読取設定に関するデータは、前述の事前登録処理と同様の方法でPC100からスキャナ装置1へ送信される。上記データを受信しなかったと判断された場合(S6:NO)、第1CPU90は、S4以降の処理を繰り返す。原稿GSが原稿載置面2a上に検出されたと判断した場合(S4:YES)、第1CPU90は、後述する自動原稿搬送読取処理(S5)を実行し、S3以降の処理を繰り返す。
(自動原稿搬送読取処理)
自動原稿搬送読取処理について図10を参照して説明する。第1CPU90は、第1原稿幅検知センサ28aおよび第2原稿幅検知センサ28bによって原稿GSの有無を検出し、原稿サイズを検知する(S100)。第1CPU90は、検知原稿サイズと、第1RAM92の第3記憶領域52に記憶された自動読取設定の原稿サイズ42とが一致するか否かを判断する(S101)。一致しないと判断した場合(S101:NO)、第1CPU90は、図6(B)に示すように、一時読取設定の項目である送信種別、送信先名称、解像度、ファイル形式、および原稿サイズ(読取範囲)を示すデータの初期データをそれぞれ第1RAM92に記憶する(S104)。第1CPU90は、第1表示部6に図8(B)に示す一時読取設定の送信種別設定画面を表示する(S105)。
具体的には、図2に示すように、原稿載置面2aに名刺が載置され、かつ、自動読取設定の原稿サイズ42がA4サイズである場合を例に挙げて説明する。原稿載置面2aに名刺が載置されると、前述の通り、第1原稿幅検知センサ28aおよび第2原稿幅検知センサ28bはオフとなる。第1CPU90は、ROM91に記憶された図4に示すテーブルに従って、原稿載置面2aに載置された原稿GSの原稿サイズを名刺サイズとして検知する(S100)。第1CPU90は、検知原稿サイズである名刺サイズと、図6(A)に示す第1RAM92の第3記憶領域52に記憶された自動読取設定の原稿サイズ42であるA4サイズとが一致しないと判断する(S101:NO)。第1CPU90は、第1RAM92に記憶された図6(A)に示す自動読取設定の各記憶項目の記憶内容を示すデータと同じデータを一時読取設定の初期データとして第1RAM92に記憶する(S104)。第1CPU90は、ROM91に記憶された図7(A)に示す表示情報である画像1〜画像3にそれぞれ対応する表示位置(X1,Y1)〜(X3,Y1)に従って、図7(A)に示す画像1〜画像3を、図8(B)に示すように、送信種別設定画面の左上角を原点として送信種別設定画面にそれぞれ表示させる(S105)。
第1CPU90は、第1操作部5において押下されたキーおよびボタンの位置情報を検出したか否かを判断する(S106)。位置情報を検出しなかったと判断した場合(S106:NO)、第1CPU90は、S106の判断処理を繰り返す。位置情報を検出したと判断した場合(S106:YES)、第1CPU90は、図7(A)に示す送信種別設定画面における検出位置情報1〜3のうちの検出された位置情報に対応する処理1〜3のうちの処理を実行することで、第1表示部6に送信先候補画面60を表示する(S107)。
具体的には、第1CPU90は、S107の処理において、下記(1)〜(3)に示す処理を実行する。第1CPU90は、図7(A)に示すテーブルにおける検出位置情報3を検出した場合を例に挙げて説明する。
(1)第1CPU90は、検出された位置情報に従って、図7(A)に示すテーブルにおける検出位置情報3を検出し、処理3を実行する。
(2)第1CPU90は、処理3の実行により、図6(A)に示すRAM92の第7記憶領域53に記憶された画像送信先設定の送信種別Scan To Networkに対応する画像送信先設定の送信先名称43およびROM91に記憶されたプログラムに従って、上記送信先名称43であるServer1、Server2、およびPCを示す画像4〜6の表示情報46を図7(B)に示す第1RAM92の第6記憶領域56にそれぞれ記憶する。
具体的には、上記送信先名称43のうちのServer1を示す画像4について説明する。第1CPU90は、第1表示部6に表示する図8(C)に示す送信先候補画面のうち、ROM91に記憶されたプログラムに従って、背景画像64aの表示情報を生成し、上記送信先名称43のうちのServer1を示すデータに対応する文字画像64bの表示情報を生成して、背景画像64aおよび文字情報64bを合わせた画像4(Server1画像64)の表示情報を第1RAM92の第6記憶領域56に記憶する。第1CPU90は、上記と同様に、上記送信先名称43のうちのServer1およびPCを示す画像5(Server2画像65)および画像6(PC画像62a)の表示情報を第1RAM92の第6記憶領域56に記憶する。第1CPU90は、図7(B)に示す送信先候補画面60における画像4〜6の表示情報46にそれぞれ対応する表示位置、検出位置情報、および処理をROM91のプログラムに従って生成し、第1RAM92に記憶する。図6(A)に示す画像送信先設定の送信先名称であるServer1、Server2、およびPCを示すデータは、図6(A)に示す送信先アドレスであるServer1 IPアドレス、Server2 IPアドレス、およびPC IPアドレスにそれぞれ対応する。第1CPU90は、ROM91に記憶されたプログラムに従って、図7(B)に示す画像7、画像7に対応する表示位置、検出位置情報7、および処理7を生成し、図7(B)に示すテーブルとして第1RAM92に記憶する。
(3)第1CPU90は、図7(B)に示す表示情報である画像4〜画像7に対応する表示位置(X4,Y2)、(X4,Y3)、(X4,Y4)、および(X5,Y4)に従って、送信先候補画面60を第1表示部6に表示する。送信先候補画面60は、図8(C)に示すように、画像4(Server1画像64)、画像5(Server2画像65)、画像6(PC画像62a)、および画像7(OK画像63)を上記表示位置にそれぞれ表示する。
第1CPU90は、第1操作部5において押下されたキーおよびボタンの位置情報を検出したか否かを判断する(S108)。位置情報を検出しなかったと判断した場合(S108:NO)、第1CPU90は、S108の判断処理を繰り返す。位置情報を検出したと判断した場合(S108:YES)、第1CPU90は、検出された位置情報が、一時読取設定の設定確定指示に対応する位置情報であるか否かを判断する(S109)。上記設定確定指示に対応する位置情報ではないと判断した場合(S109:NO)、第1CPU90は、検出した位置情報および図7(B)に示すテーブルに従って、画像4〜画像7に対応する4つの表示画像の各表示画像に対応する処理を実行し、第1表示部6に表示する画面表示を変更する(S118)。画面表示の変更後、第1CPU90は、S108以降の処理を繰り返す。上記設定確定指示に対応する位置情報であると判断した場合(S109:YES)、第1CPU90は、原稿GSの画像送信先を決定する(S110)。第1CPU90は、決定した画像送信先を示す送信先名称を一時読取設定の送信先名称47として第1RAM92の第5記憶領域57に記憶する(S111)。
具体的には、一時読取設定の送信先名称47に対応する画像送信先としてPC100を設定する場合を例に挙げて説明する。第1表示部6に図8(C)に示す送信先候補画面60が表示されている場合に、第1操作部5によって十字キーの下キーの2回押下の操作入力がされると、PC画像62aが選択される。第1CPU90は、上記送信先候補画面60における第1操作部5からの上記操作入力によって、図7(B)に示す画像6(PC画像)に対応する検出位置情報6を検出したと判断し(S108:YES)、第1CPU90は、一時読取設定の設定確定指示に対応する位置情報を検出しなかったと判断する(S109:NO)。第1CPU90は、図7(B)に示す処理6の実行によって、灰色の背景色の画像6(PC画像62a)を表示する図8(C)に示す送信先候補画面60を、図8(D)に示す青色の背景色の画像6(PC画像62b)を表示する送信先候補画面61に変更して表示する(S118)。第1表示部6に図8(D)に示す送信先候補画面61が表示されている場合に、第1操作部5によって十字キーの右キーの押下および確定キーの押下の操作入力がされると、図8(D)に示すOK画像63が選択され、設定確定指示が入力される。第1CPU90は、上記送信先候補画面61における第1操作部5からの上記操作入力によって、図7(B)に示す画像7(OK画像)に対応する検出位置情報7を検出したと判断し(S108:YES)、第1CPU90は、一時読取設定の設定確定指示に対応する位置情報を検出したと判断する(S109:YES)。第1CPU90は、図7(B)に示す処理7の実行によって、上記青色の背景色に変更されたPC画像62bに対応する画像送信先であるPC100を名刺の画像送信先として決定する(S110)。第1CPU90は、決定した名刺の画像送信先であるPC100を示すデータを一時読取設定の送信先名称47として第1RAM92の第5記憶領域57に記憶する(S111)。S111の処理によって、第1RAM92に記憶された一時読取設定に関するデータは、図6(B)に示すテーブルとなる。
第1CPU90は、第1表示部6に図8(E)に示す一時読取設定の設定状態画面を表示する(S112)。具体的には、第1CPU90は、ROM91に記憶された図7(C)の設定状態画面における表示情報、表示位置、検出位置情報、および処理を示すデータを、それぞれ第1RAM92に記憶された図7(B)に示すテーブルに追加して図7(C)に示すテーブルとして第1RAM92に記憶する。第1CPU90は、図7(C)に示すテーブルにおける画像8および画像9に対応する表示位置(X6,Y5)および(X7,Y5)に従って、図8(E)に示すように、画像8(Options画像66)および画像9(Start画像67)を表示した設定状態画面を第1表示部6に表示する。第1CPU90は、第1RAM92に記憶された図6(B)に示す一時読取設定の各記憶項目の記憶内容を示すデータに従って、図8(E)に示すように、上記設定状態画面上に上記各記憶項目の記憶内容を示す画像をそれぞれ表示する。
第1CPU90は、第1操作部5において押下されたキーおよびボタンの位置情報を読取開始指示に対応する位置情報として検出したか否かを判断する(S113)。読取開始指示に対応する位置情報として検出しなかったと判断した場合(S113:NO)、第1CPU90は、検出された位置情報が設定変更指示に対応する位置情報であるか否かを判断する(S119)。検出された位置情報が設定変更指示に対応する位置情報ではないと判断した場合(S119:NO)、第1CPU90は、S113の処理を繰り返す。検出された位置情報が設定変更指示に対応する位置情報であると判断した場合(S119:YES)、第1CPU90は、S109以降の処理を繰り返す。
具体的には、第1表示部6に図8(E)に示す上記設定状態画面が表示された後、一時読取設定の原稿サイズをA4サイズから名刺サイズ(Business Card)へ変更する場合を例に挙げて説明する。第1表示部6に図8(E)に示す上記設定状態画面が表示されている場合に、第1操作部5によって確定キーの押下の操作入力がされると、上記設定状態画面のOptions画像66が選択される。第1CPU90は、第1操作部5からの上記操作入力によって、図7(C)に示す画像8(Options画像)に対応する検出位置情報8を検出し、検出した検出位置情報8は、読取開始指示に対応する位置情報ではないと判断する(S113:NO)。第1CPU90は、検出した位置情報8が設定変更指示に対応する位置情報であると判断し(S119:YES)、設定確定指示に対応する位置情報ではないと判断する(S109:NO)。第1CPU90は、図7(C)に示す処理8の実行によって、図8(E)に示す一時読取設定の設定状態画面から図8(F)に示す画面へ第1表示部6の表示を変更する(S118)。第1表示部6に図8(F)に示す画面が表示されている場合に、第1操作部5によって確定キーの押下、および十字キーの下キーの2回押下の操作入力がなされると、図8(G)に示す画面のBusiness Card画像68が選択される。第1CPU90が、第1表示部6に表示する画面を、図8(F)から図8(G)に示す画面へ変更するまでに実行する処理は、前述の図8(B)から図8(C)を経由して図8(D)へ変更するまでの処理と同様に、S108、S109、およびS118の処理である。第1表示部6に表示する画面が図8(F)から図8(G)へ変更されるまでに、第1CPU90が実行する処理についての説明は省略する。第1表示部6に図8(G)に示す画面が表示されている場合に、第1操作部5によって十字キーの右キーの押下および確定キーの押下の操作入力がされると、OK画像63が選択され、設定確定指示が入力される。第1CPU90は、図8(D)に示す画面においてOK画像63に対応する検出位置情報7を検出した場合と同様に、第1操作部5からの上記操作入力によって、図8(G)に示す画面におけるOK画像63に対応する位置情報を検出したと判断する(S108:YES)。第1CPU90は、一時読取設定の設定確定指示に対応する位置情報を検出したと判断する(S109:YES)。第1CPU90は、図8(D)に示す画面においてOK画像63に対応する処理7を実行した場合と同様に、図8(G)に示す画面におけるOK画像63に対応する処理を実行する。第1CPU90は、図8(G)に示す画面におけるOK画像63に対応する処理の実行によって、図8(G)に示す青色の背景色に変更されたBusiness Card画像68に対応する原稿サイズの設定内容であるBusiness Card(名刺サイズ)を示すデータを一時読取設定の原稿サイズを示すデータとして第1RAM92に記憶する(S111)。S111の処理によって、一時読取設定を示すデータとしては、第1RAM92に記憶された図6(B)に示すテーブルが、図6(C)の一時読取設定を示すテーブルに更新される。
第1CPU90は、読取開始指示に対応する位置情報として検出されたと判断した場合(S113:YES)、第1RAM92に記憶された一時読取設定の解像度および原稿サイズ(読取範囲)で後述する原稿搬送読取処理(S114)を実行する。具体的には、第1表示部6に図8(H)に示す画面が表示されている場合に、第1操作部5によって十字キーの右キーの2回押下、および確定キーの押下の操作入力がなされると、図8(H)に示す画面のStart画像67が選択される。第1CPU90は、第1操作部5からの上記操作入力によって、図7(C)に示す画像9(Options画像)に対応する位置情報9を検出し、処理9の実行により、読取開始指示に対応する位置情報であると判断し、後述するS114の処理を実行する。
第1CPU90は、後述する原稿搬送読取処理(S114)によって第1RAM92に記憶された名刺の読取画像データを、第1通信部15によって、一時読取設定の送信先名称47に従って、名刺の画像送信先へ送信する(S115)。第1CPU90は、第1通信部15によって、読取画像の画像送信先から送信終了を示す信号を受信したか否かを判断する(S116)。読取画像の画像送信先から送信終了を示す信号を受信しなかったと判断した場合(S116:NO)、第1CPU90は、S116の判断処理を繰り返す。読取画像の画像送信先から送信終了を示す信号を受信したと判断した場合(S116:YES)、第1CPU90は、第1RAM92に記憶された一時読取設定の各記憶項目の記憶内容を示す全てのデータを消去する(S117)。
具体的には、後述する原稿搬送読取処理で第1RAM92に記憶された名刺の読取画像データを、S110の処理で決定した名刺の画像送信先であるPC100へ送信する場合を例に挙げて説明する。第1CPU90は、S115の処理において、下記(1)〜(3)に示す処理を実行する。
(1)第1CPU90は、第1RAM92に記憶された図6(C)に示す一時読取設定の送信先名称47であるPCを示すデータを第1RAM92の第5記憶領域57から読み出す。
(2)第1CPU90は、読み出した一時読取設定の送信先名称47であるPCに対応する送信先アドレスであるPCのIPアドレス(PC100のIPアドレス)を示すデータを第1RAM92の第2記憶領域50から読み出す。
(3)第1CPU90は、第1通信部15によって、第1RAM92に記憶された名刺の読取画像データを、PCのIPアドレスに対応する名刺の画像送信先(PC100)へ送信する。
PC100から送信終了を示す信号を受信したと判断した場合(S116:YES)、第1CPU90は、第1RAM92に記憶された図6(C)に示すテーブルのうち、一時読取設定の各記憶項目の記憶内容を示す全てのデータを消去する(S117)。S117の処理により、第1RAM92に記憶された図6(C)に示すテーブルは、図6(A)に示すテーブルに更新される。
第1CPU90は、検知原稿サイズと、第1RAM92に記憶された自動読取設定の原稿サイズ42とが一致すると判断した場合(S101:YES)、第1RAM92に記憶された自動読取設定の解像度および原稿サイズ42(読取範囲)で後述する原稿搬送読取処理(S102)を実行する。
具体的には、後述する原稿搬送読取処理で読み取られた読取画像を自動読取設定の送信先名称41に対応する画像送信先であるServer1へ送信する場合を例に挙げて説明する。第1CPU90は、S103の処理において、下記(1)〜(3)に示す処理を実行する。
(1)第1CPU90は、第1RAM92に記憶された図6(A)に示す自動読取設定の送信先名称41であるServer1を示すデータを第1RAM92の第1記憶領域51から読み出す。
(2)第1CPU90は、読み出した自動読取設定の送信先名称41であるServer1に対応する送信先アドレスであるServer1アドレスを示すデータを第1RAM92の第2記憶領域50から読み出す。
(3)第1CPU90は、第1通信部15によって、第1RAM92に記憶された契約書の読取画像データを、Server1アドレス(Server1のIPアドレス)に対応する契約書の画像送信先(Server1)へ送信する(S103)。
(原稿搬送読取処理)
原稿搬送読取処理について図11を参照して説明する。第1CPU90は、駆動制御部70に駆動指令の送信を開始し、駆動部7によって原稿載置面2aに載置された原稿GSの搬送を開始する(S200)。第1CPU90が駆動制御部70に送信する駆動指令には、第1RAM92に記憶された自動読取設定または一時読取設定における解像度に対応する回転速度の指令が含まれる。第1CPU90は、原稿搬送検知センサ29がオンであるか否かを判断する(S201)。原稿搬送検知センサ29がオンではないと判断した場合(S201:NO)、第1CPU90はS201の判断処理を繰り返す。原稿搬送検知センサ29がオンであると判断した場合(S201:YES)、第1CPU90は、カウンタ95によって、原稿GSの先端が図2に示す検出位置D2から読取位置D3へ搬送されるまでの搬送量に対応する送信パルス数をカウントした後、読取部24によって画像の読取を開始する(S202)。第1CPU90は、読取部24によって1ライン毎に読み取られた画像データのうち、第1RAM92に記憶された自動読取設定または一時読取設定における原稿サイズの短辺幅に相当する主走査方向MDの幅分の画像データを第1RAM92に記憶する。第1CPU90は、カウンタ95によって、原稿GSの先端が図2に示す読取位置D3から搬送方向FDに原稿サイズ長の分だけ搬送されるまでの搬送量に対応する送信パルス数をカウントしたか否かを判断する(S203)。上記原稿サイズ長は、第1RAM92に記憶された自動読取設定または一時読取設定における原稿サイズの長辺の幅である。上記送信パルス数をカウントしなかったと判断した場合(S203:NO)、第1CPU90は、S203の判断処理を繰り返す。上記送信パルス数をカウントしたと判断した場合(S203:YES)、第1CPU90は、読取部24による画像の読取を終了する(S204)。
第1CPU90は、読取部24によって読み取られた画像を出力ファイル形式に対応する画像データとして第1RAM92に記憶する(S205)。第1CPU90は、原稿搬送検知センサ29がオフであるか否かを判断する(S206)。原稿搬送検知センサ29がオフではないと判断した場合(S206:NO)、第1CPU90は、S206の判断処理を繰り返す。原稿搬送検知センサ29がオフであると判断した場合(S206:YES)、第1CPU90は、原稿載置検知センサ27がオンであるか否かを判断する(S207)。原稿載置検知センサ27がオンであると判断した場合(S207:YES)、第1CPU90は、S201以降の処理を繰り返す。原稿載置検知センサ27がオンではないと判断した場合(S207:NO)、第1CPU90は、駆動制御部70への駆動指令の送信を終了し、駆動部7による搬送動作を終了する(S208)。
具体的には、図6(C)に示す一時読取設定で名刺の画像を読み取り、名刺の読取画像データを、一時読取設定の出力ファイル形式に対応する画像データで第1RAM92に記憶する場合を例に挙げて説明する。第1CPU90は、駆動制御部70に図6(C)に示す一時読取設定における解像度である300dpiに対応する回転速度の指令を含む駆動指令の送信を開始し、原稿載置面2aに載置された名刺の搬送を開始する(S200)。第1CPU90は、読取部24による名刺の画像の読取を開始する(S202)。図6(C)に示す一時読取設定における原稿サイズであるBusiness Card(名刺サイズ)(約55mm×91mm)の短辺の幅は、約55mmである。第1CPU90は、読取部24によって解像度300dpiで1ライン毎に読み取られた画像データのうち、名刺サイズの短辺幅55mmに相当する主走査方向MDの650画素分の画像データを第1RAM92に記憶する。第1CPU90は、カウンタ95によって、名刺の先端が図2に示す読取位置D3から搬送方向FDに図6(C)に示す一時読取設定における原稿サイズの長辺の幅の分だけ搬送されるまでの搬送量に対応する送信パルス数をカウントしたか否かを判断する(S203)。図6(C)に示す一時読取設定における原稿サイズであるBusiness Card(名刺サイズ)(約55mm×91mm)の長辺の幅は、約91mmである。第1CPU90は、S203の処理において、カウンタ95によって、駆動部7によって搬送される名刺の先端が図2に示す読取位置D3から搬送方向FDに名刺サイズの長辺の幅(約91mm)の分だけ搬送されるまでの搬送量に対応する送信パルス数をカウントしたか否かで判断する。第1CPU90は、上記送信パルス数をカウントしたと判断し(S203:YES)、読取部24による画像の読取を終了する(S204)。第1CPU90は、読取部24によって読み取られた名刺の画像データを図6(C)に示す一時読取設定における出力ファイル形式であるPDF Multi Pageに対応する画像データとして第1RAM92に記憶する(S205)。第1CPU90は、S205の処理において、下記(1)〜(3)の処理を実行し、名刺1枚分の読取画像を、出力ファイル形式の1頁分の画像データとして第1RAM92に記憶する。
(1)第1CPU90は、PDFのヘッダを示すデータを第1RAM92に記憶する。
(2)第1CPU90は、上記PDFのヘッダを示すデータに続けて読取部24によって読み取られた名刺1頁分の画像データを第1RAM92に記憶する。
(3)第1CPU90は、上記名刺1頁分の画像データに続けて、PDFのへッダを示すデータを第1RAM92に記憶する。
第1CPU90は、原稿搬送検知センサ29がオフであると判断し(S206:YES)、原稿載置検知センサ27がオンではないと判断する(S207:NO)。第1CPU90は、駆動制御部70への駆動指令の送信を終了し、駆動部7による搬送動作を終了する(S208)。
[作用効果]
本第1実施形態におけるスキャナ装置1は、原稿を支持する原稿トレイ2と、原稿トレイ2に支持される原稿の有無を検出する原稿載置検知センサ27と、原稿トレイ2に支持される原稿を搬送する搬送部7と、搬送部7によって搬送される原稿の画像を読み取る読取部24と、契約書等の特定原稿の画像送信先に対応する送信先情報を記憶する第1RAM92と、搬送部7、読取部24、および原稿の画像データの送信を制御する第1CPU90と、を備えている。第1CPU90は、S101の処理によって、検知原稿サイズと、第1RAM92の第3記憶領域52に記憶された自動読取設定の原稿サイズ42とが一致しないと判断した場合(S101:NO)、S107〜S109、およびS118の処理において、広域通信網600で通信する第1サーバ300および広域通信網600より通信範囲が限定される狭域通信網500で通信するPC100を含む送信先を示す送信先候補画面60を第1表示部6に表示する。第1CPU90は、S111の処理によって、画像送信先を決定し、S115の処理によって、契約書等の特定原稿以外の名刺等の原稿の読取画像データを、決定された画像送信先へ送信する。これにより、ユーザは、特定原稿以外の原稿の読取画像データを、スキャナ装置1から移動が容易である距離範囲に配置される身近なPC100へ送信可能となり、特定原稿以外の原稿の読取画像データを管理し易くなる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態におけるスキャナ装置1について、図面を参照して説明する。本第2実施形態におけるスキャナ装置1は、契約書の画像と、原稿GSの読取画像とが類似しているか否かを判断する。類似していないと判断した場合、本第2実施形態におけるスキャナ装置1は、自動読取設定の画像送信先とは異なる送信先へ設定するため、送信種別設定画面を表示する。本第2実施形態における第1CPU90は、図3に示す画像処理部94によって、原稿GSの読取画像と、特定原稿の画像とが一致しているか否かを判断する画像判断処理を実行する。画像判断処理については、特開2009−17525号公報に記載された方法で、原稿GSの読取画像の特徴量を算出し、読取画像の特徴量と契約書の画像の特徴量とに従って、読取画像と契約書画像とが一致しているか否かを判断する。本第2実施形態は、本第1実施形態と同様に、自動読取設定がなされている場合に、ユーザが、契約書以外の名刺の読取画像を自動読取設定の画像送信先とは異なる送信先(PC100)へ送信する場合を例に挙げて説明する。以下の説明では、本第1実施形態と同一の内容については重複した記載を省略する。
(事前登録処理)
本第2実施形態における自動読取設定の登録画面では、図12に示すように、自動読取設定の各設定項目である送信種別、送信先名称、解像度(300dpi等)、画像出力ファイル形式(PDF等)に加えて、原稿種類(特定原稿1等)の設定内容が、それぞれ選択可能である。原稿種類の設定内容は、本第2実施形態におけるスキャナ装置1の第1RAM92に記憶された特定原稿の画像毎に特定原稿の選択が可能である。具体的に説明すると、本第2実施形態におけるスキャナ装置1は、メイン処理を実行する前に、実行される事前登録処理において、読取部24によって特定原稿として登録対象の原稿の画像を読み取る。画像処理部94によって、特開2009−17525号公報に記載された方法で、上記登録対象の原稿画像の特徴量を算出し、特定原稿1画像の特徴量として第1RAM92に記憶する。スキャナ装置1は、画像処理部94によって、複数の原稿の各原稿を特定原稿として、その各原稿の特徴量をそれぞれ算出し、第1RAM92に記憶する。原稿が3種類の場合には、上記特定原稿1に続いて、特定原稿2画像の特徴量および特定原稿3画像の特徴量が第1RAM92にそれぞれ記憶される。本第2実施形態では、図13(A)に示すように、特定原稿画像の特徴量45が、第4記憶領域55に記憶される。特定原稿画像の特徴量45には、契約書の読取画像および契約書以外の読取画像の特徴量がある。本第2実施形態では、契約書の読取画像の特徴量が、特定原稿1画像の特徴量として第1RAM92の第4記憶領域55に記憶される。契約書以外の原稿を特定原稿2および特定原稿3として、特定原稿2画像および特定原稿3画像の特徴量が、同様に、それぞれ第1RAM92の第4記憶領域55に記憶される。図12に示す自動読取設定の登録画面における原稿種類の設定内容は、第1RAM92に記憶された特定原稿1〜特定原稿3の特徴量に対応する特定原稿1〜特定原稿3が選択可能である。自動読取設定の登録画面で図示しない確定キーが押下されると、画像送信先および自動読取設定の設定内容を示すデータがPC100からスキャナ装置1へ送信される。スキャナ装置1は、受信したデータをEEPROM93に記憶する。本第2実施形態におけるスキャナ装置1は、事前登録処理によって、図13(A)に示す画像送信先および自動読取設定の設定内容を示すデータが、EEPROM93に記憶され、特定原稿画像の設定内容を示すデータが、第1RAM92に記憶されているものとする。
(自動原稿搬送読取処理)
本第2実施形態における自動原稿搬送読取処理について図14を参照して説明する。スキャナ装置1における第1CPU90は、一時読取設定フラグをオフとして第1RAM92に記憶する(S300)。第1CPU90は、原稿搬送読取処理の実行後(S102)、画像処理部94によって、読取画像と特定原稿画像とが一致しているか否かを判断する画像判断処理を実行する(S301)。具体的には、第1CPU90は、画像処理部94によって、名刺の読取画像の特徴量を算出する。第1CPU90は、特開2009−17525号公報に記載された方法で、名刺の読取画像の特徴量と、第1RAM92の第4記憶領域55に記憶された特定原稿1画像(契約書画像)の特徴量とに従って、名刺の読取画像と特定原稿画像とが一致しているか否かを判断する。読取画像と特定原稿画像とが一致すると判断した場合(S301:YES)、第1CPU90は、前述のS103の処理を実行する。読取画像と特定原稿画像とが一致しないと判断した場合(S301:NO)、第1CPU90は、第1RAM92に記憶された一時読取設定フラグがオフか否かを判断する(S302)。一時読取設定フラグがオフであると判断した場合(S302:YES)、第1CPU90は、一時読取設定の設定項目である送信種別、送信先名称、解像度、およびファイル形式のそれぞれの設定内容を示すデータの初期データを第1RAM92に記憶する(S303)。具体的には、第1CPU90は、前述のS1の処理により第1RAM92に記憶された図13(A)に示す自動読取設定の各記憶項目のうち、送信種別、送信先名称、解像度、およびファイル形式の記憶内容を示すデータを一時読取設定の各記憶項目の初期データとして第1RAM92に記憶する。
第1CPU90は、前述と同様に、S105以降の処理を実行する。第1CPU90は、前述のS111の処理において、一時読取設定の設定確定指示に対応する一時読取設定を示すデータを第1RAM92に記憶した後、名刺の読取画像データを一時読取設定の送信先名称47に対応する画像送信先へ送信するS115の処理を実行する。具体的には、第1CPU90は、前述と同様に、S105〜S111の処理により、一時読取設定に関するデータとして図13(B)に示すテーブルが第1RAM92に記憶される。第1CPU90は、前述のS113、S114、およびS119の処理を実行することなく、S115の処理を実行する。第1CPU90は、前述のS115における(1)の処理において、第1RAM92に記憶された図13(B)に示す一時読取設定の送信先名称47であるPCを示すデータを第1RAM92の第5記憶領域57から読み出す。第1CPU90は、前述のS115の処理における(2)以降の処理を実行する。
第1CPU90は、前述のS115の処理の実行後、S116の判断処理において、読取画像の画像送信先から送信終了を示す信号を受信したと判断した場合(S116:YES)、図3に図示しないタイマによって、送信終了を示す信号の受信からROM91に記憶された一定時間が経過したか否かを判断する(S304)。一定時間経過したと判断した場合(S304:YES)、第1CPU90は前述のS117の処理を実行する。一定時間経過していないと判断した場合(S304:NO)、第1CPU90は、原稿載置検知センサ27によって、後続の原稿GSが原稿載置面2a上に検出されたか否かを判断する(S306)。後続の原稿GSが原稿載置面2a上に検出されなかったと判断した場合(S306:NO)、第1CPU90は、S304の判断処理を繰り返す。後続の原稿GSが原稿載置面2a上に検出されたと判断した場合(S306:YES)、第1CPU90は、第1RAM92に記憶された一時読取設定フラグをオフからオンに変更し、変更された一時読取設定フラグを第1RAM92に記憶することで更新する(S307)。第1CPU90は、S307の処理実行後、S102以降の処理を実行する。第1CPU90は、一時読取設定フラグがオフではないと判断した場合(S302:NO)、第1RAM92に記憶された一時読取設定フラグをオンからオフに変更し、変更された一時読取設定フラグを第1RAM92に記憶することで更新する(S305)。第1CPU90は、S305の処理実行後、前述のS115以降の処理を実行する。第1CPU90は、S115の処理において、第1RAM92に記憶された後続の原稿GSの読取画像データを、第1通信部15によって、一時読取設定の送信先名称47に従って、後続の原稿GSの画像送信先へ送信する。
[作用効果]
本第2実施形態におけるスキャナ装置1は、原稿を支持する原稿トレイ2と、原稿トレイ2に支持される原稿の有無を検出する原稿載置検知センサ27と、原稿トレイ2に支持される原稿を搬送する搬送部7と、搬送部7によって搬送される原稿の画像を読み取る読取部24と、設定されるべき設定項目を示す画面を表示する第1表示部6と、画像処理部94と、搬送部7および読取部24を制御する第1CPU90と、を備える。第1CPU90は、S102およびS301の処理を実行する。これにより、第1CPU90が、S301の処理を実行しない場合に比べて、特定原稿である契約書を識別する精度を向上することが可能である。
スキャナ装置1は、第1RAM92の第5記憶領域57を備え、第1CPU90は、S110、S111、S115、S117、S300〜S302、およびS304〜S307の処理を実行する。これにより、第1CPU90は、S301の処理によって、特定原稿である契約書ではないと判断する毎に、S107の処理によって、候補画面を第1表示部6に表示する場合に比べて、S115、S300〜S302、およびS304〜S307の実行により、候補画面を表示するS107の処理を実行する必要が無くなる。ユーザは、原稿の画像送信先を決定するための第1操作部5の操作が必要無くなる。ユーザの操作性向上を実現可能である。
[実施形態と発明との対応関係]
スキャナ装置1、または画像読取システム200が、本発明の画像読取装置の一例である。第1CPU90、または第2CPU101が、本発明の制御部の一例である。原稿載置検知センサ27が、本発明の原稿有無センサの一例である。駆動部7、給紙ローラ21、第1搬送ローラ23、および第2搬送ローラ26が、本発明の搬送部の一例である。自動読取設定の送信先名称41が、本発明の特定送信先情報の一例である。第1RAM92、第2RAM103、またはHDD102が、本発明の記憶部の一例である。S102が、本発明の自動読取処理の一例である。S101、またはS301が、本発明の判断処理の一例である。S103が、本発明の特定送信処理の一例である。S104〜S119は、本発明の送信制御処理の一例である。第1操作部5、または第2操作部105が、本発明の操作部の一例である。第1表示部6、または第2表示部106が、本発明の表示部の一例である。画像4〜6の表示情報46が、本発明の表示情報の一例である。画像送信先設定の送信先名称43が、本発明の送信先情報の一例である。S107が、本発明の候補表示処理の一例である。送信先候補画面60が、本発明の候補画面の一例である。S110が、本発明の送信先決定処理の一例である。S115が、本発明の送信処理の一例である。第1サーバ300が、本発明の第1外部制御装置の一例である。PC100が、本発明の第2外部制御装置の一例である。広域通信網600が、本発明の第1通信網の一例である。狭域通信網500が、本発明の第2通信網の一例である。
S117が、本発明の記憶消去処理の一例である。図14に示すS115、S300〜S302、およびS304〜S307が、本発明の再送信処理の一例である。PC100が、本発明の画像読取システムの外部制御装置の一例である。第1操作部5が、本発明の読取操作部の一例である。第1表示部6が、本発明の読取表示部の一例である。第6記憶領域56が、本発明の表示情報記憶部の一例である。第5記憶領域57が、本発明の決定送信先情報記憶部の一例である。第7記憶領域53が、本発明の送信先情報記憶部の一例である。第1記憶領域51が、本発明の特定送信先情報記憶部の一例である。第1CPU90が、本発明の読取制御部の一例である。第2操作部105が、本発明の外部操作部の一例である。第2表示部106が、本発明の外部表示部の一例である。第2CPU101が、本発明の外部制御部の一例である。S2が、本発明の特定送信先記憶処理の一例である。第1原稿幅検知センサ28aおよび第2原稿幅検知センサ28bが、本発明の原稿幅センサの一例である。自動読取設定の原稿サイズ42が、本発明の特定原稿サイズの一例である。特定原稿画像の特徴量45が、本発明の特定原稿識別情報の一例である。
[他の実施形態]
本発明は上記記述および図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば、次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本実施形態では、図9に示すメイン処理、図10および図14に示す自動原稿搬送読取処理、および図11に示すサブルーチン処理の全てが第1CPU90によって実行される構成であるが、この構成に限定されない。S2およびS4の処理、S100〜S119の処理、S300〜S307の処理が第2CPU101により実行される構成であってもよい。PC100における第2RAM103またはHDD102が第1記憶領域51、第2記憶領域50、第3記憶領域52、第4記憶領域55、第5記憶領域57、第6記憶領域56、および第7記憶領域53を備える構成であってもよい。S107の処理において、送信先候補画面60は、第2表示部106に表示させる構成であってもよい。S108、S109、およびS113の処理において、第2操作部105によって押下されたキーの位置情報の検出、第2操作部105によって押下されたキーによる設定確定指示に対応する位置情報の検出、および第2操作部105によって押下されたキーによる読取開始指示に対応する位置情報の検出であってもよい。S118の処理において、第2表示部106に表示させる画面を変更する構成であってもよい。
(2)本実施形態では、第1CPU90は、検知原稿サイズと設定原稿サイズとが一致しない場合(S101:NO)、S104以降の処理を実行するとしたが、この構成に限定されない。第1CPU90は、検知原稿サイズと設定原稿サイズとが一致しない場合(S101:NO)、S104〜S119の処理を実行することなく、メイン処理を終了してもよい。
(3)本実施形態では、第1CPU90は、S111の処理において、S110の処理によって決定された画像送信先を示すデータを、一時読取設定の送信先名称47として第1RAM92の第5記憶領域57に記憶する構成としたが、これに限らない。第1CPU90は、S111の処理において、S110の処理によって決定された画像送信先に対応する画像送信先の送信先アドレスを、第1RAM92の第2記憶領域50から読み出し、読み出した送信先アドレスを一時読取設定の送信先アドレスとして第1RAM92の第5記憶領域57に記憶する構成であってもよい。第1CPU90は、S115の処理において、第1通信部15によって、第1RAM92に記憶された読取画像データを、第1RAM92の第5記憶領域57に記憶された一時読取設定の送信先アドレスに対応する画像送信先へ送信する構成であってもよい。
(4)本実施形態では、第1CPU90は、S2の処理において、自動読取設定に関するデータのうち、の送信先名称41を示すデータを第1RAM92の第1記憶領域51に記憶する構成としたが、これに限らない。第1CPU90は、S2の処理において、送信先名称41に対応する画像送信先の送信先アドレスを、第1RAM92の第2記憶領域50から読み出し、読み出した送信先アドレスを自動読取設定の送信先アドレスとして第1RAM92の第1記憶領域51に記憶する構成であってもよい。第1CPU90は、S103の処理において、第1通信部15によって、第1RAM92に記憶された読取画像データを、第1RAM92の第1記憶領域51に記憶された自動読取設定の送信先アドレスに対応する画像送信先へ送信する構成であってもよい。
(5)本実施形態では、第1CPU90は、S2の処理において、画像送信先を示すデータとして、複数のIPアドレスを第1RAM92の第2記憶領域50に記憶する構成としたが、これに限らない。第1CPU90は、S2の処理において、画像送信先を示すデータとして、1つのIPアドレスを第1RAM92の第2記憶領域50に記憶する構成であってもよい。この場合、第1CPU90は、S107の処理において、第1RAM92の第2記憶領域50に記憶された1つのIPアドレスに対応する画像送信先を対象候補として示す送信先候補画面を第1表示部6に表示する構成であってもよい。
(6)本実施形態では、第1CPU90は、S2の処理を実行する構成としたが、これに限らない。第1CPU90は、事前登録処理において、PC100から送信された画像送信先設定および自動読取設定を示すデータをEEPROM93に記憶するとともに、第1RAM92に記憶する構成であってもよい。第1CPU90は、事前登録処理において、自動読取設定の送信先名称41、画像4〜6の表示情報46、自動読取設定の送信先アドレス40、および特定原稿サイズ42を、それぞれ第1RAM92の第1記憶領域51、第6記憶領域56、第2記憶領域50、および第3記憶領域52に記憶する構成であってもよい。
(7)本実施形態では、第1CPU90は、S301の処理において、読取画像の特徴量と特定原稿の特徴量とが一致しているか否かを判断する処理を実行するが、これに限らない。特定原稿識別情報は、特定原稿画像の特徴量45に限らず、特定原稿画像の一部の画像データまたは特定原稿内のバーコードの画像データ等の特定原稿を識別するための画像データであってもよい。特定原稿識別情報は、画像データに限らず、特定原稿の原稿サイズを示すデータであってもよい。この場合、第1CPU90は、S205の処理において、読取画像における主走査方向MDの画素数から主走査方向MDの幅を算出し、算出した主走査方向MDの幅に従って、原稿GSの原稿サイズを決定して第1RAM92に記憶する。第1CPU90は、S301の処理において、決定した原稿サイズと、第1RAM92に記憶された自動読取設定の原稿サイズとが一致するか否かを判断する構成であってもよい。第1CPU90は、上記S205の処理において、ROM91に記憶された原稿幅と原稿の定形サイズとが対応付けられたテーブルと、上記算出した主走査方向MDの幅とに従って、原稿サイズを決定する構成であってもよい。
(8)本第2実施形態では、第1CPU90は、S300、S302、およびS304〜S307の処理を実行する構成としたが、本第1実施形態で実行する構成であってもよい。具体的には、第1実施形態において、第1CPU90は、S100の処理の実行前に、S300の処理を実行し、S100、およびS101の処理を実行する構成であってもよい。第1CPU90は、S101の処理において、検知原稿サイズと、第1RAM92の第3記憶領域52に記憶された自動読取設定の原稿サイズ42とが一致しないと判断した場合(S101:NO)、S302の処理を実行する構成であってもよい。第1CPU90は、S302の処理において、一時読取設定フラグがオフであると判断した場合(S302:YES)、S104以降の処理を実行する構成であってもよい。第1CPU90は、S302の処理において、一時読取設定フラグがオフでないと判断した場合(S302:NO)、S305の処理を実行し、S111以降の処理を実行する構成であってもよい。第1CPU90は、S116の処理の実行後、S304の処理を実行する構成であってもよい。第1CPU90は、S304の処理において、一定時間経過したと判断した場合(S304:YES)、S117の処理を実行する構成であってもよい。第1CPU90は、S304の処理において、一定時間経過しなかったと判断した場合(S304:NO)、S306の処理を実行する構成であってもよい。第1CPU90は、S306の処理において、後続の原稿GSが原稿載置面2a上に検出されなかったと判断した場合(S306:NO)、S304の判断処理を繰り返す構成であってもよい。第1CPU90は、S306の処理において、後続の原稿GSが原稿載置面2a上に検出されたと判断した場合(S306:YES)、S307、S300、およびS100へ移行して処理を実行する構成であってもよい。ユーザが、複数の特定原稿以外の原稿である名刺の読取画像を同じ一時読取設定の画像送信先へ送信する場合、名刺の読取画像を一時読取設定の画像送信先へ送信する毎に、ユーザが操作部6によって一時読取設定の画像送信先を設定する手間が無くなる。ユーザの操作性向上を実現可能である。
(9)本実施形態では、第1CPU90は、S110、S111、およびS112の処理の実行後、S113の処理において、読取開始指示に対応する位置情報として検出されたと判断した場合(S113:YES)、S114の処理を実行する構成としたが、これに限らない。第1CPU90は、S111の処理の実行後、S112、S113、およびS119の処理を実行することなく、S114の処理を実行する構成であってもよい。
(10)本実施形態では、第1CPU90は、S115の処理の実行後、S116の処理を実行する構成としたが、これに限らない。第1CPU90は、S115の処理の実行後、S116の処理を実行することなく、S304以降の処理を実行する構成であってもよい。
(11)本実施形態では、第1原稿幅検知センサ28aおよび第2原稿幅検知センサ28bを原稿幅センサとする構成としたが、これに限らない。一対の原稿ガイド30のうち、一方の原稿ガイド30と、他方の原稿ガイド30との間の主走査方向MDの幅であるガイド幅を検出するガイドセンサで原稿幅センサを構成してもよい。この場合、第1CPU90は、S100の処理において、上記ガイド幅に従って、原稿GSの原稿サイズを決定して第1RAM92に記憶する。第1CPU90は、S101の処理において、決定した原稿サイズと、第1RAM92に記憶された自動読取設定の原稿サイズとが一致するか否かを判断する構成であってもよい。第1CPU90は、上記S100の処理において、ROM91に記憶された原稿幅と定形サイズとが対応付けられたテーブルと、上記ガイド幅とに従って、原稿サイズを決定する構成であってもよい。
(12)本実施形態では、第1操作部5を操作ボタン等および第1表示部6をLCDで構成したが、これに限らない。第1表示部6上に第1操作部5を設けたタッチパネルの構成であってもよい。
2…原稿トレイ、27…原稿載置検知センサ、7…駆動部、21…給紙ローラ、
23…第1搬送ローラ、26…第2搬送ローラ、24…読取部
90…第1CPU、92…第1RAM、1…スキャナ装置

Claims (7)

  1. 原稿を支持する原稿トレイと、
    前記原稿トレイに支持される原稿の有無を検出する原稿有無センサと、
    前記原稿トレイに支持される原稿を搬送する搬送部と、
    前記搬送部によって搬送される原稿の画像を読み取る読取部と、
    特定原稿の画像送信先に対応する特定送信先情報、前記画像送信先を示す表示情報および前記表示情報で示される画像送信先に対応する送信先情報を記憶する記憶部と、
    前記搬送部、前記読取部、および原稿の画像データの送信を制御する制御部と、
    ユーザにより操作可能な操作部と、
    表示部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記原稿有無センサによって原稿が検出された場合、当該原稿を前記搬送部に搬送させ、前記読取部に当該原稿の画像を読み取らせる自動読取処理と、
    前記読取部によって読み取られるべき対象原稿が前記特定原稿であるか否かを判断する判断処理と、
    前記判断処理の結果、前記対象原稿が前記特定原稿であると判断した場合、前記読取部によって読み取られた対象原稿の画像データを、前記特定送信先情報に従って前記特定原稿の画像送信先へ送信する特定送信処理と、
    前記判断処理の結果、前記対象原稿が前記特定原稿でないと判断した場合、前記特定原稿の画像送信先へ送信する処理を実行しない送信制御処理と、
    を実行し、
    前記送信制御処理は、
    前記判断処理の結果、前記対象原稿が前記特定原稿でないと判断した場合、前記記憶部に記憶された表示情報に従って前記画像送信先を示す候補画面を前記表示部に表示させる候補表示処理と、
    前記操作部の操作に従って、前記候補画面に示される画像送信先から前記対象原稿の画像送信先を決定する送信先決定処理と、
    前記読取部によって読み取られた対象原稿の画像データを、前記決定された対象原稿の画像送信先に対応する送信先情報に従って前記対象原稿の画像送信先へ送信する送信処理と、を含む、画像読取装置。
  2. 請求項に記載の画像読取装置において、
    前記制御部は、
    第1通信網で通信する第1外部制御装置および前記第1通信網より通信範囲が限定される第2通信網で通信する第2外部制御装置と通信し、
    前記記憶部は、
    前記第1外部制御装置および前記第2外部制御装置を含む複数の画像送信先を示す複数の表示情報および前記複数の表示情報で示される複数の画像送信先にそれぞれ対応する複数の送信先情報を記憶し、
    前記候補表示処理は、
    前記判断処理の結果、前記対象原稿が前記特定原稿ではないと判断した場合、前記記憶部に記憶された表示情報に従って前記第1外部制御装置および前記第2外部制御装置を含む複数の画像送信先を示す候補画面を前記表示部に表示させ、
    前記送信先決定処理は、
    前記操作部の操作に従って、前記候補画面に示される複数の画像送信先のうちから前記対象原稿の画像送信先を決定する、画像読取装置。
  3. 請求項に記載の画像読取装置において、
    決定送信先情報記憶部を備え、
    前記制御部は、
    前記送信先決定処理によって決定された対象原稿の画像送信先に対応する送信先情報を前記決定送信先情報記憶部に記憶させる送信先記憶処理を実行し、
    前記送信処理は、
    前記決定送信先情報記憶部に記憶された送信先情報に従って、前記読取部によって読み取られた対象原稿の画像データを、前記決定された対象原稿の画像送信先へ送信し、
    前記制御部は、
    前記送信処理の終了から一定時間経過後、前記決定送信先情報記憶部に記憶された送信先情報を消去する記憶消去処理と、前記自動読取処理と、前記判断処理と、前記特定送信処理と、前記送信制御処理と、を実行し、
    前記送信処理の終了から一定時間経過前に、前記原稿有無センサによって原稿が検出された場合、前記自動読取処理と、前記判断処理と、を実行し、前記判断処理の結果、前記検出された原稿が前記特定原稿でないと判断した場合、前記候補表示処理および前記送信先決定処理を実行することなく、前記送信先情報に従って、前記読取部によって読み取られた原稿の画像データを、前記決定された対象原稿の画像送信先へ送信する再送信処理を実行する、画像読取装置。
  4. 原稿の画像を読み取るスキャナ装置と、当該スキャナ装置と通信可能な外部制御装置と、を備える画像読取システムであって、
    前記スキャナ装置は、
    原稿を支持する原稿トレイと、
    前記原稿トレイに支持される原稿の有無を検出する原稿有無センサと、
    前記原稿トレイに支持される原稿を搬送する搬送部と、
    前記搬送部によって搬送される原稿の画像を読み取る読取部と、
    読取操作部と、
    読取表示部と、
    前記外部制御装置を含む複数の画像送信先をそれぞれ示す複数の表示情報を記憶する表示情報記億部と、
    前記複数の画像送信先にそれぞれ対応する複数の送信先情報を記憶する送信先情報記憶部と、
    特定送信先情報記憶部と、
    前記搬送部、前記読取部、および原稿の画像データの送信を制御する読取制御部であって、前記外部制御装置と通信する読取制御部と、を備え、
    前記外部制御装置は、
    外部操作部と、
    外部表示部と、
    外部制御部と、を備え、
    前記外部制御部は、
    前記スキャナ装置の表示情報記憶部に記憶された複数の表示情報に従って、前記複数の画像送信先を示す候補画面を前記外部表示部に表示させる外部表示処理と、
    前記外部操作部の操作に従って、前記候補画面に示される複数の画像送信先のうちから特定原稿の画像送信先を決定する特定原稿決定処理と、
    前記読取部によって原稿の画像を自動的に読み取る自動読取モードを前記スキャナ装置に設定する設定処理と、
    を実行し、
    前記読取制御部は、
    前記外部制御装置によって前記設定処理が実行された場合、前記外部制御装置によって決定された特定原稿の画像送信先に対応する特定送信先情報を前記特定送信先情報記憶部に記憶させる特定送信先記憶処理と、
    前記読取部によって読み取られるべき対象原稿が前記特定原稿であるか否かを判断する判断処理と、
    前記原稿有無センサによって原稿が検出された場合、当該原稿を前記搬送部に搬送させ、前記読取部に当該原稿の画像を読み取らせる自動読取処理と、
    前記判断処理の結果、前記対象原稿が前記特定原稿であると判断した場合、前記特定送信先情報記憶部に記憶された特定送信先情報に従って、前記読取部によって読み取られた対象原稿の画像データを前記決定された特定原稿の画像送信先へ送信する特定送信処理と、
    前記判断処理の結果、前記対象原稿が前記特定原稿でないと判断した場合、前記表示情報記憶部に記憶された複数の表示情報に従って、前記複数の画像送信先を示す候補画面を前記読取表示部に表示させる候補表示処理と、
    前記読取操作部の操作に従って、前記候補画面に示される複数の画像送信先のうちから前記対象原稿の画像送信先を決定する送信先決定処理と、
    前記読取部によって読み取られた対象原稿の画像データを前記決定された対象原稿の画像送信先に対応する送信先情報に従って前記対象原稿の画像送信先へ送信する送信処理と、を実行する画像読取システム。
  5. 請求項に記載の画像読取装置において、
    前記原稿トレイに支持された原稿の原稿幅を検出するための原稿幅センサを備え、
    前記記憶部は、
    前記特定原稿の原稿サイズである特定原稿サイズを記憶し、
    前記判断処理は、
    前記原稿幅センサによって検出された原稿幅に従って決定された決定原稿サイズと、前記特定原稿サイズとが、一致する場合に前記対象原稿が前記特定原稿であると判断し、前記決定原稿サイズと、前記特定原稿サイズとが、一致しない場合に前記対象原稿が前記特定原稿でないと判断し、
    前記制御部は、
    前記判断処理の結果、前記対象原稿が前記特定原稿であると判断した場合、前記特定原稿サイズを前記読取部の読取範囲として前記自動読取処理を実行するとともに、前記特定送信処理を実行し、
    前記判断処理の結果、前記対象原稿が前記特定原稿でないと判断した場合、前記候補表示処理と、前記送信先決定処理と、前記候補表示処理の実行後、前記搬送部に前記対象原稿を搬送させ、前記読取部に前記対象原稿の画像を読み取らせる読取処理と、前記送信処理と、を実行する、画像読取装置。
  6. 請求項に記載の画像読取装置において、
    前記自動読取処理によって読み取られた対象原稿の画像データから、前記対象原稿を識別する対象原稿識別情報を取得する画像処理部を備え、
    前記記憶部は、
    前記特定原稿を識別するための特定原稿識別情報を記憶し、
    前記判断処理は、前記画像処理部によって取得された対象原稿識別情報と、前記特定原稿識別情報とが、一致する場合に前記対象原稿が前記特定原稿であると判断し、前記対象原稿識別情報と、前記特定原稿識別情報とが、一致しない場合に前記対象原稿が前記特定原稿でないと判断する、画像読取装置。
  7. 原稿を支持する原稿トレイと、前記原稿トレイに支持される原稿の有無を検出する原稿有無センサと、前記原稿トレイに支持される原稿を搬送する搬送部と、前記搬送部によって搬送される原稿の画像を読み取る読取部と、特定原稿の画像送信先に対応する特定送信先情報、前記画像送信先を示す表示情報および前記表示情報で示される画像送信先に対応する送信先情報を記憶する記憶部と、ユーザにより操作可能な操作部と、表示部とを備え、前記搬送部、前記読取部、および原稿の画像データの送信を制御するスキャナ装置のコンピュータが、実行する画像読取プログラムであって、
    前記原稿有無センサによって原稿が検出された場合、当該原稿を前記搬送部に搬送させ、前記読取部に当該原稿の画像を読み取らせる自動読取処理と、
    前記読取部によって読み取られるべき対象原稿が前記特定原稿であるか否かを判断する判断処理と、
    前記判断処理の結果、前記対象原稿が前記特定原稿であると判断した場合、前記読取部によって読み取られた対象原稿の画像データを、前記特定送信先情報に従って前記特定原稿の画像送信先へ送信する特定送信処理と、
    前記判断処理の結果、前記対象原稿が前記特定原稿でないと判断した場合、前記特定原稿の画像送信先へ送信する処理を実行しない送信制御処理と、をコンピュータに実行させ、
    前記送信制御処理は、
    前記判断処理の結果、前記対象原稿が前記特定原稿でないと判断した場合、前記記憶部に記憶された表示情報に従って前記画像送信先を示す候補画面を前記表示部に表示させる候補表示処理と、
    前記操作部の操作に従って、前記候補画面に示される画像送信先から前記対象原稿の画像送信先を決定する送信先決定処理と、
    前記読取部によって読み取られた対象原稿の画像データを、前記決定された対象原稿の画像送信先に対応する送信先情報に従って前記対象原稿の画像送信先へ送信する送信処理と、を含む、画像読取プログラム。
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