JP6946700B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6946700B2
JP6946700B2 JP2017075181A JP2017075181A JP6946700B2 JP 6946700 B2 JP6946700 B2 JP 6946700B2 JP 2017075181 A JP2017075181 A JP 2017075181A JP 2017075181 A JP2017075181 A JP 2017075181A JP 6946700 B2 JP6946700 B2 JP 6946700B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
access door
door
image forming
closed state
open state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017075181A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018180089A (ja
Inventor
さとみ 内田
さとみ 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2017075181A priority Critical patent/JP6946700B2/ja
Publication of JP2018180089A publication Critical patent/JP2018180089A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6946700B2 publication Critical patent/JP6946700B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Description

この発明は、画像形成装置に関する。
従来の画像形成装置に関して、たとえば、特開2009−155954号公報には、エアロック扉の構造を簡潔にして、動作トラブルや故障の発生を極力抑えるとともに、差圧管理が破綻するような2つの扉の同時開状態を防ぐことを目的とした、エアロック扉装置が開示されている(特許文献1)。
特許文献1に開示されたエアロック扉装置は、調圧部屋の出入口通路の前後に設けられたスライド式の第1扉および第2扉と、第1扉および第2扉の間に架設された機械的インターロック部材とを備える。機械的インターロック部材の両端部は、第1扉の開放を許容するとき第2扉をロックし、第2扉の開放を許容するとき第1扉をロックする機械的インターロック機構を介して、第1扉および第2扉に機械的に連結されている。
特開2009−155954号公報
近年のIT化に伴って、画像形成装置において、用紙等の記録媒体に画像を形成する画像形成部と、サーバー機能を有したサーバー部とを一体に設けようとする思想が存在する。このような画像形成装置にあっては、画像形成部で紙粉、塵、埃、トナー等の異物が生じ易いため、これら異物がサーバー部に悪影響を与えるおそれがある。
そこでこの発明の目的は、上記の課題を解決することであり、画像形成部で生じた異物がサーバー部に悪影響を与えることを防ぐ画像形成装置を提供することである。
この発明の1つの局面に従った画像形成装置は、記録媒体に画像を形成する画像形成部と、サーバー機能を有し、画像形成部とは独立して作動可能なサーバー部と、画像形成部を格納する第1空間と、サーバー部を格納する第2空間とを形成するキャビネットとを備える。キャビネットは、画像形成部にアクセスするために開閉される第1アクセス用扉と、サーバー部にアクセスするために開閉される第2アクセス用扉とを有する。画像形成装置は、第1アクセス用扉の閉状態から開状態への動作時に、第2アクセス用扉の閉状態から開状態への動作を規制し、第2アクセス用扉の閉状態から開状態への動作時に、第1アクセス用扉の閉状態から開状態への動作を規制するように構成されるロック部をさらに備える。サーバー部は、第2空間から取り外し可能に設けられる。ロック部は、サーバー部が第2空間から取り外された場合に、第2アクセス用扉の開閉状態にかかわらず、第1アクセス用扉の閉状態から開状態への動作を規制するように構成される。
この発明の別の局面に従った画像形成装置は、記録媒体に画像を形成する画像形成部と、サーバー機能を有し、画像形成部とは独立して作動可能なサーバー部と、画像形成部を格納する第1空間と、サーバー部を格納する第2空間とを形成するキャビネットとを備える。キャビネットは、画像形成部にアクセスするために開閉される第1アクセス用扉と、サーバー部にアクセスするために開閉される第2アクセス用扉とを有する。画像形成装置は、第1アクセス用扉の閉状態から開状態への動作時に、第2アクセス用扉の閉状態から開状態への動作を規制し、第2アクセス用扉の閉状態から開状態への動作時に、第1アクセス用扉の閉状態から開状態への動作を規制するように構成されるロック部をさらに備える。キャビネットは、画像形成部の第1部位にアクセスするために開閉される第3アクセス用扉と、第1部位とは異なる画像形成部の第2部位にアクセスするために開閉される第4アクセス用扉とをさらに有する。第1アクセス用扉は、キャビネットの外側から第3アクセス用扉および第4アクセス用扉を覆うように設けられる。第3アクセス用扉および第4アクセス用扉の閉状態から開状態への動作は、第1アクセス用扉が閉状態にある時に規制され、第1アクセス用扉が開状態にある時に許容される。
この発明のさらに別の局面に従った画像形成装置は、記録媒体に画像を形成する画像形成部と、サーバー機能を有し、画像形成部とは独立して作動可能なサーバー部と、画像形成部を格納する第1空間と、サーバー部を格納する第2空間とを形成するキャビネットとを備える。キャビネットは、画像形成部にアクセスするために開閉される第1アクセス用扉と、サーバー部にアクセスするために開閉される第2アクセス用扉とを有する。画像形成装置は、第1アクセス用扉の閉状態から開状態への動作時に、第2アクセス用扉の閉状態から開状態への動作を規制し、第2アクセス用扉の閉状態から開状態への動作時に、第1アクセス用扉の閉状態から開状態への動作を規制するように構成されるロック部をさらに備える。ロック部は、第1アクセス用扉に設けられる第1中間部材と、第1中間部材に連結され、第1アクセス用扉の閉状態から開状態への動作が第1中間部材を介して伝達されることにより、第2アクセス用扉の閉状態から開状態への動作を規制するように作動する第1作動部材と、第2アクセス用扉に設けられる第2中間部材と、第2中間部材に連結され、第2アクセス用扉の閉状態から開状態への動作が第2中間部材を介して伝達されることにより、第1アクセス用扉の閉状態から開状態への動作を規制するように作動する第2作動部材とを有する。
この発明のさらに別の局面に従った画像形成装置は、記録媒体に画像を形成する画像形成部と、サーバー機能を有し、画像形成部とは独立して作動可能なサーバー部と、画像形成部を格納する第1空間と、サーバー部を格納する第2空間とを形成するキャビネットとを備える。キャビネットは、画像形成部にアクセスするために開閉される第1アクセス用扉と、サーバー部にアクセスするために開閉される第2アクセス用扉とを有する。画像形成装置は、第1アクセス用扉の閉状態から開状態への動作時に、第2アクセス用扉の閉状態から開状態への動作を規制し、第2アクセス用扉の閉状態から開状態への動作時に、第1アクセス用扉の閉状態から開状態への動作を規制するように構成されるロック部をさらに備える。第1アクセス用扉は、互いに独立して開閉動作可能な第1扉部および第2扉部を含む。ロック部は、第1扉部および第2扉部の少なくともいずれか一方の閉状態から開状態への動作時に、第2アクセス用扉の閉状態から開状態への動作を規制し、第2アクセス用扉の閉状態から開状態への動作時に、第1扉部および第2扉部の閉状態から開状態への動作を規制するように構成される。
この発明のさらに別の局面に従った画像形成装置は、記録媒体に画像を形成する画像形成部と、サーバー機能を有し、画像形成部とは独立して作動可能なサーバー部と、画像形成部を格納する第1空間と、サーバー部を格納する第2空間とを形成するキャビネットとを備える。キャビネットは、画像形成部にアクセスするために開閉される第1アクセス用扉と、サーバー部にアクセスするために開閉される第2アクセス用扉とを有する。画像形成装置は、第1アクセス用扉の閉状態から開状態への動作時に、第2アクセス用扉の閉状態から開状態への動作を規制し、第2アクセス用扉の閉状態から開状態への動作時に、第1アクセス用扉の閉状態から開状態への動作を規制するように構成されるロック部をさらに備える。
このように構成された画像形成装置によれば、第1アクセス用扉を開状態として画像形成部にアクセスする時に、第2アクセス用扉が閉状態にロックされる。また、第2アクセス用扉を開状態としてサーバー部にアクセスする時に、第1アクセス用扉が閉状態にロックされる。これにより、画像形成部で生じた異物がサーバー部に悪影響を与えることを防止できる。
また好ましくは、第2アクセス用扉は、第1アクセス用扉よりも下方に配置される。
このように構成された画像形成装置によれば、画像形成部で生じた異物がサーバー部に向かい易いため、本発明による効果がより有効に奏される。
また好ましくは、画像形成装置は、画像形成部およびサーバー部を使用する際に操作される操作パネルをさらに備える。第1アクセス用扉、第2アクセス用扉および操作パネルは、キャビネットの前側面に設けられる。
このように構成された画像形成装置によれば、キャビネットの前側面側に存在する広いスペースを用いて、画像形成部およびサーバー部にアクセスすることができる。また、画像形成部およびサーバー部にアクセスすると同時に操作パネルを操作する場合に、その作業性が良好になる。
また好ましくは、ロック部は、第2空間にサーバー部が格納されていない場合には、第2アクセス用扉の開閉状態にかかわらず、第1アクセス用扉の閉状態から開状態への動作を規制するように構成される。
このように構成された画像形成装置によれば、画像形成部で生じた異物が、第2空間から外部に取り出されたサーバー部に悪影響を与えることを防止できる。
また好ましくは、ロック部は、第1アクセス用扉および第2アクセス用扉の開閉時に操作される操作部と、操作部が操作されることによって、第1アクセス用扉の閉状態から開状態への動作を規制し、第2アクセス用扉の閉状態から開状態への動作を許容する第1状態と、第2アクセス用扉の閉状態から開状態への動作を規制し、第1アクセス用扉の閉状態から開状態への動作を許容する第2状態との間で作動する作動部材とを有する。
このように構成された画像形成装置によれば、操作部への操作に連動させて、第1アクセス用扉および第2アクセス用扉のいずれか一方を選択的に閉状態にロックすることができる。
また好ましくは、キャビネットは、画像形成部の第1部位にアクセスするために開閉される第3アクセス用扉と、第1部位とは異なる画像形成部の第2部位にアクセスするために開閉される第4アクセス用扉とをさらに有する。第1アクセス用扉は、キャビネットの外側から第3アクセス用扉および第4アクセス用扉を覆うように設けられる。第3アクセス用扉および第4アクセス用扉の閉状態から開状態への動作は、第1アクセス用扉が閉状態にある時に規制され、第1アクセス用扉が開状態にある時に許容される。
このように構成された画像形成装置によれば、第3アクセス用扉および第4アクセス用扉の閉状態へのロックを、より簡易な構成で実現することができる。
また好ましくは、第1アクセス用扉は、第1軸を中心に回動可能に設けられる。第3アクセス用扉は、第1軸に直交する第2軸を中心に回動可能に設けられる。
このように構成された画像形成装置によれば、第3アクセス用扉を、回動軸が直交する第1アクセス用扉により覆うことによって、第3アクセス用扉の閉状態をより確実に得ることができる。
また好ましくは、第1アクセス用扉は、第1アクセス用扉が閉状態とされた時に第3アクセス用扉および第4アクセス用扉に係合し、第3アクセス用扉および第4アクセス用扉を所定位置に位置決めする位置決め部材を含む。
このように構成された画像形成装置によれば、第3アクセス用扉および第4アクセス用扉を精度よく位置決めすることによって、画像形成装置の外観を良好にできる。
また好ましくは、第1アクセス用扉は、第1軸を中心に回動可能に設けられる。ロック部は、第1軸からその半径方向に離れた第1アクセス用扉の端部側に設けられる。
このように構成された画像形成装置によれば、第1アクセス用扉の回動軸からその半径方向に離れた位置にロック部を設けることによって、第1アクセス用扉をより強固に閉状態にロックすることができる。
また好ましくは、ロック部は、第1アクセス用扉に設けられる第1中間部材と、第1中間部材に連結され、第1アクセス用扉の閉状態から開状態への動作が第1中間部材を介して伝達されることにより、第2アクセス用扉の閉状態から開状態への動作を規制するように作動する第1作動部材と、第2アクセス用扉に設けられる第2中間部材と、第2中間部材に連結され、第2アクセス用扉の閉状態から開状態への動作が第2中間部材を介して伝達されることにより、第1アクセス用扉の閉状態から開状態への動作を規制するように作動する第2作動部材とを有する。
このように構成された画像形成装置によれば、アクセス用扉の開動作に連動させて、第1アクセス用扉および第2アクセス用扉のいずれか一方を選択的に閉状態にロックすることができる。
また好ましくは、第1アクセス用扉は、互いに独立して開閉動作可能な第1扉部および第2扉部を含む。ロック部は、第1扉部および第2扉部の少なくともいずれか一方の閉状態から開状態への動作時に、第2アクセス用扉の閉状態から開状態への動作を規制し、第2アクセス用扉の閉状態から開状態への動作時に、第1扉部および第2扉部の閉状態から開状態への動作を規制するように構成される。
このように構成された画像形成装置によれば、第1扉部および第2扉部の少なくともいずれか一方を開状態として画像形成部にアクセスする時に、第2アクセス用扉が閉状態にロックされる。また、第2アクセス用扉を開状態としてサーバー部にアクセスする時に、第1扉部および第2扉部が閉状態にロックされる。これにより、画像形成部で生じた異物がサーバー部に悪影響を与えることを防止できる。
また好ましくは、ロック部は、第1扉部の閉状態から開状態への動作時に、第2アクセス用扉の閉状態から開状態への動作を規制し、第2アクセス用扉の閉状態から開状態への動作時に、第1扉部の閉状態から開状態への動作を規制する第1ロック機構部と、第2扉部の閉状態から開状態への動作時に、第2アクセス用扉の閉状態から開状態への動作を規制し、第2アクセス用扉の閉状態から開状態への動作時に、第2扉部の閉状態から開状態への動作を規制する第2ロック機構部とを有する。
このように構成された画像形成装置によれば、第1扉部および第2扉部と、第2アクセス用扉とのいずれか一方を選択的に閉状態にロックする構造を、簡易な構成により実現することができる。
また好ましくは、第1扉部、第2扉部および第2アクセス用扉は、キャビネットの同一側面に設けられ、互いに平行な軸を中心に回動可能である。第1ロック機構部および第2ロック機構部は、第1扉部、第2扉部および第2アクセス用扉の回動軸の軸方向における一方端および他方端にそれぞれ設けられる。
このように構成された画像形成装置によれば、第1扉部、第2扉部および第2アクセス用扉の回動軸の軸方向における両側のスペースを有効に利用して、ロック部を設けることができる。
以上に説明したように、この発明に従えば、画像形成部で生じた異物がサーバー部に悪影響を与えることを防ぐ画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態1における画像形成装置を示す正面図である。 図1中の画像形成装置の内部構造を示す側面図である。 図1中の画像形成装置の使用態様を示す斜視図である。 図1中の画像形成装置の別の使用態様を示す斜視図である。 図1中の画像形成装置において、第2アクセス用扉の開閉前後の状態を示す斜視図である。 図1中の画像形成装置において、第2アクセス用扉の開閉前後の状態を示す斜視図である。 ロック部の構成部品(第2アクセス用扉のロック時)を示す斜視図である。 ロック部の構成部品(第1アクセス用扉のロック時)を示す斜視図である。 キャビネット内から見たロック部(第2アクセス用扉のロック時)を示す斜視図である。 キャビネット内から見たロック部(第1アクセス用扉のロック時)を示す斜視図である。 第1アクセス用扉のロック時であって、サーバー部の格納時におけるロック部を示す斜視図である。 第1アクセス用扉のロック時であって、サーバー部の格納時におけるロック部を示す断面図である。 第1アクセス用扉のロック時であって、サーバー部の非格納時におけるロック部を示す斜視図である。 第1アクセス用扉のロック時であって、サーバー部の非格納時におけるロック部を示す断面図である。 この発明の実施の形態2における画像形成装置において、第1アクセス用扉、第3アクセス用扉および第4アクセス用扉を示す正面図である。 図15中のXVI−XVI線上の矢視方向から見た第1アクセス用扉、第3アクセス用扉および第4アクセス用扉を示す断面図である。 図15中の画像形成装置の変形例を示す正面図である。 図17中のXVIII−XVIII線上の矢視方向から見た第4アクセス用扉を示す断面図である。 この発明の実施の形態3における画像形成装置(第1アクセス用扉および第2アクセス用扉のみ)を示す正面図である。 図19中のXX−XX線上の矢視方向から見た画像形成装置を示す側面図である。 図19中のXXI−XXI線上の矢視方向から見た画像形成装置を示す側面図である。
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1における画像形成装置を示す正面図である。図2は、図1中の画像形成装置の内部構造を示す側面図である。図3は、図1中の画像形成装置の使用態様を示す斜視図である。図4は、図1中の画像形成装置の別の使用態様を示す斜視図である。
図1から図4を参照して、画像形成装置100は、記録媒体としての用紙に画像を形成する画像形成部21と、サーバー機能を有し、画像形成部21とは独立して作動可能なサーバー部31とを有する。
画像形成部21は、コピー機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能およびスキャナ機能などの複数の機能を備えたMFP(Multifunctional Peripherals)である。
画像形成部21は、作像部22と、給紙カセット25(25A,25B)と、用紙搬送部(不図示)と、排紙部17と、トナーカートリッジ23と、廃トナーボックス(WTB:Waste Toner Box)24と、スキャナーユニット19と、自動原稿送り装置(ADF:Auto Document Feeder)10とを有する。
作像部22は、用紙に画像を形成する手段の総称である。作像部22は、画像形成ユニットと、中間転写ベルトとを有する。画像形成ユニットは、感光体、帯電装置、現像装置、1次転写ローラーおよびクリーニングブレード等からなり、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の色を有するトナー像を中間転写ベルトの表面に形成する。各色のトナー像は、中間転写ベルトの表面上で重ね合わされる。
給紙カセット25は、作像部22の下方に設けられている。給紙カセット25は、用紙を格納可能なように構成されている。給紙カセット25には、複数枚の用紙が格納されている。給紙カセット25Aおよび給紙カセット25Bは、上下に並んで設けられている。典型的には、給紙カセット25Aおよび給紙カセット25Bには、サイズの異なる用紙が格納されている。
なお、本実施の形態では、給紙カセット25が2段に渡って設けられる構成について説明したが、これに限られず、1段の給紙カセット25が設けられてもよいし、3段以上の給紙カセット25が設けられてもよい。
用紙搬送部(不図示)は、作像部22および給紙カセット25の側方に設けられている。用紙搬送部は、各種の回転ローラーと、2次転写ローラーと、定着装置とを有する。用紙搬送部は、給紙カセット25に格納された用紙を、中間転写ベルトと2次転写ローラーとの間の2次転写部を通じて、排紙部17に搬送する。
中間転写ベルトに転写されたカラートナー像は、中間転写ベルトと2次転写ローラーとの間の2次転写部に移動する。給紙カセット25に格納された用紙は、各種の回転ローラーによって、中間転写ベルトと2次転写ローラーとの間の2次転写部に搬送される。中間転写ベルトに担持されているカラートナー像は、2次転写部において用紙の表面に転写される。カラートナー像は、定着装置によって用紙の表面に定着される。以上の工程により画像が形成された用紙は、排紙部17に排出される。
トナーカートリッジ23は、作像部22の上方に設けられている。トナーカートリッジ23には、現像装置に補充するためのトナーが収容されている。廃トナーボックス24は、作像部22の前方に設けられている。廃トナーボックス24には、用紙への画像形成に用いられなかったトナーが収容されている。トナーカートリッジ23および廃トナーボックス24は、画像形成装置100に対して着脱可能に設けられている。
サーバー部31は、画像形成部21の下方に設けられている。サーバー部31は、データベースサーバー、Webサーバー、アプリケーションサーバー、および、FTPサーバー(ファイルサーバー)などの複数のサーバー機能を有する。サーバー部31は、ネットワークIFを有する。サーバー部31は、そのネットワークIFを介して、外部ネットワークに接続可能に構成されている。
サーバー部31は、データを画像形成部21と相互に送信および受信が可能なように構成されている。たとえば、サーバー部31に記憶された格納文書を画像形成部21に向けて送信し、その文書を画像形成部21にて用紙に画像形成したり、画像形成部21においてスキャンされたデータをサーバー部31に向けて送信し、そのデータをサーバー部31にて記憶したりできる。
画像形成装置100は、画像形成部21に電力を供給するための第1電力供給部(不図示)と、第1電力供給部とは独立して設けられ、サーバー部31に電力を供給するための第2電力供給部(不図示)とを有する。第1電力供給部および第2電力供給部は、たとえば、電源コードから構成されている。
画像形成装置100は、キャビネット41をさらに有する。キャビネット41は、画像形成装置100の外観をなす筐体である。キャビネット41は、画像形成部21を格納する第1空間42と、サーバー部31を格納する第2空間43とを形成している。
典型的な例として、画像形成装置100(キャビネット41)は、全体として略直方体形状を有する。画像形成装置100は、前側面41Aと、後側面41Bと、右側面41Cと、左側面41Dと、頂面41Eと、底面41Fとを有する。
前側面41A、後側面41B、右側面41Cおよび左側面41Dは、側方(水平方向)を向いて配置されている。前側面41Aは、通常、画像形成装置100の使用者が立つことになる画像形成装置100の正面側に配置されている。前側面41Aには、操作パネル18が設けられている。操作パネル18は、排紙部17と隣り合って設けられている。操作パネル18は、画像形成部21およびサーバー部31の操作時にユーザによって操作される。
後側面41Bは、前側面41Aの裏側であって、画像形成装置100の背面側に配置されている。右側面41Cは、画像形成装置100を正面側から見て、装置の右側に配置されている。第1空間42を区画形成する右側面41Cの位置には、用紙搬送部において用紙のジャムが発生した場合に開閉される縦搬送扉(不図示)が設けられている。左側面41Dは、画像形成装置100を正面側から見て、装置の左側に配置されている。第2空間43を区画形成する右側面41Cおよび左側面41Dの位置には、第2空間43に外気を取り込むための通気口が設けられている。
頂面41Eは、鉛直上方向を向いて配置されている。頂面41Eには、画像形成部21のスキャナーユニット19および自動原稿送り装置10が設けられている。底面41Fは、頂面41Eの裏側であって、鉛直下方向を向いて配置されている。底面41Fは、画像形成装置100を設置する設置面(フロア)と対向して配置されている。底面41Fには、複数のキャスター(車輪)46が取り付けられている。
キャビネット41は、第1アクセス用扉(MFP用扉)51と、第3アクセス用扉53と、第4アクセス用扉54(54A,54B)とを有する。
第1アクセス用扉51は、画像形成部21にアクセスするために開閉される。第3アクセス用扉53は、画像形成部21のうちの作像部22、トナーカートリッジ23および廃トナーボックス24にアクセスするために開閉される。第4アクセス用扉54は、画像形成部21のうちの給紙カセット25にアクセスするために開閉される。
第3アクセス用扉53は、前側面41Aに設けられている。第3アクセス用扉53は、その閉状態において、第1空間42を区画形成している。第3アクセス用扉53は、排紙部17および操作パネル18の下方に設けられている。第3アクセス用扉53は、第1空間42において、作像部22、トナーカートリッジ23および廃トナーボックス24に対向して設けられている。
第3アクセス用扉53は、第2軸としての中心軸113を中心に回動可能に設けられている。中心軸113は、水平方向に延びている。中心軸113は、第3アクセス用扉53の下端側(給紙カセット25に隣り合う側)に配置されている。第3アクセス用扉53は、閉状態から、中心軸113を中心に回動されることによって開状態とされ、その開状態において、作像部22のメンテナンスが行なわれたり、トナーカートリッジ23および廃トナーボックス24の交換が行われたりする。
第4アクセス用扉54は、第3アクセス用扉53が設けられた面と同じキャビネット41の面に設けられている。第4アクセス用扉54は、前側面41Aに設けられている。第4アクセス用扉54は、その閉状態において、第1空間42を区画形成している。第4アクセス用扉54は、第3アクセス用扉53と隣り合って設けられている。第4アクセス用扉54は、第3アクセス用扉53の下方に設けられている。第4アクセス用扉54は、給紙カセット25と一体に設けられている。
第4アクセス用扉54は、前後方向にスライド可能に設けられている。第4アクセス用扉54は、閉状態から、前側面41Aより手前側に引き出されることによって開状態とされ、その開状態において、給紙カセット25に用紙が補給される。
本実施の形態では、給紙カセット25Aに対応して第4アクセス用扉54Aが設けられ、給紙カセット25Bに対応して第4アクセス用扉54Bが設けられている。第4アクセス用扉54Aおよび給紙カセット25Bは、上下に並んで設けられている。
第1アクセス用扉51は、第3アクセス用扉53および第4アクセス用扉54が設けられた面と同じキャビネット41の面に設けられている。第1アクセス用扉51は、前側面41Aに設けられている。第1アクセス用扉51は、操作パネル18の下方に設けられている。第1アクセス用扉51は、鉛直方向において、操作パネル18と、後述する第2アクセス用扉52との間に設けられている。
第1アクセス用扉51は、その閉状態において、キャビネット41の外側から第3アクセス用扉53および第4アクセス用扉54を覆うように設けられている。第1アクセス用扉51は、その閉状態において、第3アクセス用扉53および第4アクセス用扉54に平面的に重ね合わされている。第1アクセス用扉51は、その閉状態において、第3アクセス用扉53を部分的に覆い、第4アクセス用扉54を部分的に覆うように設けられている。第1アクセス用扉51は、その閉状態において、第3アクセス用扉53および第4アクセス用扉54の右側部分を覆うように設けられている。
第1アクセス用扉51は、第1軸としての中心軸111を中心に回動可能に設けられている。中心軸111は、鉛直方向に延びている。中心軸111は、前側面41Aの一端側(右側面41Cに隣り合う側)に配置されている。第1アクセス用扉51は、閉状態から、中心軸111を中心に回動されることによって開状態とされ、その開状態において、第3アクセス用扉53の開動作および第4アクセス用扉54の開動作が可能となる。
第1アクセス用扉51が閉状態にある時、第3アクセス用扉53および第4アクセス用扉54は、閉状態にある。作像部22、トナーカートリッジ23および廃トナーボックス24にアクセスする場合、第1アクセス用扉51がまず開状態とされ、続いて、第3アクセス用扉53が開状態とされる。給紙カセット25にアクセスする場合、第1アクセス用扉51がまず開状態とされ、続いて、第4アクセス用扉54が開状態とされる。
中心軸113を中心に揺動可能な第3アクセス用扉53は、その閉状態において、キャビネット41の幅方向における端部にてキャビネット41の本体との間に隙間が生じることがある。本実施の形態では、その隙間が生じる第3アクセス用扉53の端部が、中心軸113に直交する中心軸111を中心に揺動可能な第1アクセス用扉51によって押されるため、第3アクセス用扉53の閉状態をより確実に得ることができる。これにより、画像形成装置100の外観を良好にできる。
キャビネット41は、第2アクセス用扉(サーバー用扉)52をさらに有する。第2アクセス用扉52は、サーバー部31にアクセスするために開閉される。
第2アクセス用扉52は、第1アクセス用扉51が設けられた面と同じキャビネット41の面に設けられている。第2アクセス用扉52は、前側面41Aに設けられている。第2アクセス用扉52は、その閉状態において、第2空間43を区画形成している。第2アクセス用扉52は、第1アクセス用扉51と隣り合って設けられている。第2アクセス用扉52は、第1アクセス用扉51の下方に設けられている。第2アクセス用扉52は、第3アクセス用扉53および第4アクセス用扉54の下方に設けられている。
第2アクセス用扉52は、中心軸112を中心に回動可能に設けられている。中心軸112は、水平方向に延びている。中心軸112は、第2アクセス用扉52の下端側(底面41Fに隣り合う側)に配置されている。第2アクセス用扉52は、閉状態から、中心軸112を中心に回動されることによって開状態とされ、その開状態において、サーバー部31のメンテナンスが行なわれる。
第2アクセス用扉52は、揺動式に限られず、第4アクセス用扉54と同様のスライド式であってもよい。
なお、図3中には、第2アクセス用扉52が開状態とされ、第1アクセス用扉51、第3アクセス用扉53および第4アクセス用扉54が閉状態とされた画像形成装置100が示されている。図4中には、第1アクセス用扉51が開状態とされ、第3アクセス用扉53、第2アクセス用扉52および第4アクセス用扉54が閉状態とされた画像形成装置100が示されている。
図5および図6は、図1中の画像形成装置において、第2アクセス用扉の開閉前後の状態を示す斜視図である。
図5および図6を参照して、画像形成装置100は、ロック部61をさらに有する。ロック部61は、第1アクセス用扉51の閉状態から開状態への動作時に、第2アクセス用扉52の閉状態から開状態への動作を規制し、第2アクセス用扉52の閉状態から開状態への動作時に、第1アクセス用扉51の閉状態から開状態への動作を規制するように構成されている。
図7は、ロック部の構成部品(第2アクセス用扉のロック時)を示す斜視図である。図8は、ロック部の構成部品(第1アクセス用扉のロック時)を示す斜視図である。図9は、キャビネット内から見たロック部(第2アクセス用扉のロック時)を示す斜視図である。図10は、キャビネット内から見たロック部(第1アクセス用扉のロック時)を示す斜視図である。
図5から図10を参照して、ロック部61の構造について具体的に説明すると、ロック部61は、操作部62と、作動部材64とを有する。
操作部62は、第1アクセス用扉51および第2アクセス用扉52の開閉時に、サービスマンまたはユーザにより操作される。作動部材64は、操作部62が操作されることによって、第1アクセス用扉51の閉状態から開状態への動作を規制し、第2アクセス用扉52の閉状態から開状態への動作を許容する第1状態(図8および図10に示す状態)と、第2アクセス用扉52の閉状態から開状態への動作を規制し、第1アクセス用扉51の閉状態から開状態への動作を許容する第2状態(図7および図9に示す状態)との間で作動する。
操作部62は、中心軸101の軸方向に沿って鍵穴63が設けられたキーシリンダーから構成されている。鍵穴63には、サービスマンまたはユーザにより管理された鍵が挿入される。鍵は、鍵穴63に挿入された状態において中心軸101を中心に回転操作される。
作動部材64は、操作部62に連結されている。作動部材64は、キャビネット41の内部に配置されている。作動部材64は、中心軸101からその半径方向に延出する板形状を有する。作動部材64は、操作部62に挿入された鍵が回転操作されることにより、鉛直上方向を向く第1状態(図8および図10に示す状態)と、水平方向を向く第2状態(図7および図9に示す状態)との間において回動する。ここで、鍵は、作動部材64が上記の第1状態および第2状態にある場合にのみ鍵穴63から抜くことが可能であり、このため、作動部材64は、必ず第1状態および第2状態のいずれか一方の状態にある。
第1アクセス用扉51には、第1挿入孔56が設けられている。第1挿入孔56は、板形状を有する作動部材64と同一平面内に配置されている。第1挿入孔56は、中心軸101からその半径方向外側に離れた位置であって、中心軸101の上方に配置されている。第2アクセス用扉52には、第2挿入孔57が設けられている。第2挿入孔57は、板形状を有する作動部材64と同一平面内に配置されている。第2挿入孔57は、中心軸101からその半径方向外側に離れた位置であって、中心軸101の側方に配置されている。
操作部62に挿入された鍵が回転操作されることにより、作動部材64が第2挿入孔57から抜けて、第1挿入孔56に挿入されると、第1アクセス用扉51の閉状態から開状態への動作が規制され、第2アクセス用扉52の閉状態から開状態への動作が許容される第1状態(図8および図10に示す状態)が得られる。また、操作部62に挿入された鍵が回転操作されることにより、作動部材64が第1挿入孔56から抜けて、第2挿入孔57に挿入されると、第2アクセス用扉52の閉状態から開状態への動作が規制され、第1アクセス用扉51の閉状態から開状態への動作が許容される第2状態(図7および図9に示す状態)が得られる。
画像形成部21では、紙粉、塵、埃、トナー等の異物が生じ易い。このような異物がサーバー部31に達すると、サーバー部31の動作不良やショートなどの故障の原因となってしまう。
これに対して、本実施の形態における画像形成装置100では、第1アクセス用扉51を開状態として画像形成部21をメンテナンスする時に、第2アクセス用扉52が閉状態にロックされている。また、第2アクセス用扉52を開状態としてサーバー部31をメンテナンスする時に、第1アクセス用扉51が閉状態にロックされているため、第3アクセス用扉53および第4アクセス用扉54もまた閉状態にロックされている。このため、画像形成部21で生じた異物がサーバー部31に達することを回避して、サーバー部31の動作不良や故障を防止することができる。
ロック部61は、第1アクセス用扉51の回動中心である中心軸111からその半径方向に離れた位置であって、第2アクセス用扉52の回動中心である中心軸112からその半径方向に離れた位置に設けられている。
このような構成によれば、第1アクセス用扉51および第2アクセス用扉52に外力が加わった場合であっても、第1アクセス用扉51および第2アクセス用扉52をより強固に閉状態に保持することができる。また、ロック部61が設けられる位置に、第1アクセス用扉51および第2アクセス用扉52を回動可能に支持する機構(シャフトやヒンジなど)が存在しないため、スペースの制約を受けることなく、より強固なロック機構を実現することができる。
また、本実施の形態では、第1アクセス用扉51を閉状態にロックすることにより、第3アクセス用扉53および第4アクセス用扉54のロック状態が得られるため、ロック部61を簡易な構成とできる。
なお、第1アクセス用扉51の内側に配置されるアクセス用扉(第3アクセス用扉53および第4アクセス用扉54)の数は、上記に限られない。たとえば、第3アクセス用扉53が、2つのアクセス用扉に分割されて、そのうちの一方が、トナーカートリッジ23にアクセスするために開閉され、そのうちの他方が、作像部22および廃トナーボックス24にアクセスするために開閉される構成としてもよい。
図11は、第1アクセス用扉のロック時であって、サーバー部の格納時におけるロック部を示す斜視図である。図12は、第1アクセス用扉のロック時であって、サーバー部の格納時におけるロック部を示す断面図である。図13は、第1アクセス用扉のロック時であって、サーバー部の非格納時におけるロック部を示す斜視図である。図14は、第1アクセス用扉のロック時であって、サーバー部の非格納時におけるロック部を示す断面図である。
なお、図11および図13中では、図9および図10中において第2挿入孔57が設けられた第2アクセス用扉52の部分が破断されている。
図11から図14を参照して、ロック部61の構造についてさらに説明を進めると、ロック部61は、第2空間43にサーバー部31が格納されていない場合には、第2アクセス用扉52の開閉状態にかかわらず、第1アクセス用扉51の閉状態から開状態への動作を規制するように構成されている。
具体的には、ロック部61は、規制部材66と、付勢部材69とをさらに有する。
規制部材66は、第1空間42と第2空間43との間を隔てる天板47に取り付けられている。規制部材66は、中心軸101の軸方向(前後方向)に沿ってスライド可能に設けられている。規制部材66は、中心軸101と、第2挿入孔57(図9および図10を参照のこと)との間に設けられている。
規制部材66は、その構成部位として、当接部68と、ストッパー部67とを有する。当接部68は、第2空間43に配置されている。当接部68は、サーバー部31と当接することによって、中心軸101の軸方向に沿った一方の側(第2アクセス用扉52から見てキャビネット41内の奥側)に付勢されている。ストッパー部67は、第1空間42に配置されている。ストッパー部67は、中心軸101の軸方向に沿って板状に設けられている。ストッパー部67は、中心軸101を中心とする半径方向外側であって、中心軸101を中心とする周方向において、第1挿入孔56および第2挿入孔57の間に設けられている。
付勢部材69は、中心軸101の軸方向に沿って延びるコイルばねから構成されている。付勢部材69は、規制部材66を中心軸101の軸方向に沿った他方の側(第2アクセス用扉52から見てキャビネット41内の手前側)に付勢するように設けられている。
図11および図12を参照して、サーバー部31が第2空間43に格納されている時、当接部68がサーバー部31により付勢されることによって、規制部材66は、付勢部材69から受ける付勢力に抗して、キャビネット41内の奥側にスライド移動する。このとき、ストッパー部67は、中心軸101の軸方向において、作動部材64からずれた位置に位置決めされる。この場合、作動部材64は、ストッパー部67と干渉することなく、第1挿入孔56に挿入される第1状態と、第2挿入孔57に挿入される第2状態との間で作動する。
図13および図14を参照して、一方、サーバー部31が第2空間43に格納されていない時、規制部材66は、付勢部材69に付勢されることによって、キャビネット41内の手前側にスライド移動する。このとき、ストッパー部67は、中心軸101の軸方向において、作動部材64と重なる位置に配置される。この場合、作動部材64は、ストッパー部67との干渉を理由に、第1挿入孔56に挿入される第1状態から、第2挿入孔57に挿入される第2状態に作動することができない。このため、第2アクセス用扉52の開閉状態にかかわらず、第1アクセス用扉51の閉状態から開状態への動作が規制される。
このような構成によれば、サービスマンがサーバー部31を第2空間43から引き抜いて機外でメンテナンスしている場合に、第1アクセス用扉51が開状態とされてサーバー部31に異物が混入することを防止できる。
以上に説明した、この発明の実施の形態1における画像形成装置100の構造についてまとめて説明すると、本実施の形態における画像形成装置100は、記録媒体としての用紙に画像を形成する画像形成部21と、サーバー機能を有し、画像形成部21とは独立して作動可能なサーバー部31と、画像形成部21を格納する第1空間42と、サーバー部31を格納する第2空間43とを形成するキャビネット41とを備える。キャビネット41は、画像形成部21にアクセスするために開閉される第1アクセス用扉51と、サーバー部31にアクセスするために開閉される第2アクセス用扉52とを有する。画像形成装置100は、第1アクセス用扉51の閉状態から開状態への動作時に、第2アクセス用扉52の閉状態から開状態への動作を規制し、第2アクセス用扉52の閉状態から開状態への動作時に、第1アクセス用扉51の閉状態から開状態への動作を規制するように構成されるロック部61をさらに備える。
このように構成された、この発明の実施の形態1における画像形成装置100によれば、画像形成部21で生じた異物がサーバー部31に悪影響を与えることを防止できる。
なお、本発明における画像形成部によって形成される画像は、カラーおよびモノクロを問わない。画像形成部は、MFPに限られず、複写機、プリンタ、ファクシミリ等であってもよい。
(実施の形態2)
図15は、この発明の実施の形態2における画像形成装置において、第1アクセス用扉、第3アクセス用扉および第4アクセス用扉を示す正面図である。図16は、図15中のXVI−XVI線上の矢視方向から見た第1アクセス用扉、第3アクセス用扉および第4アクセス用扉を示す断面図である。
本実施の形態における画像形成装置は、実施の形態1における画像形成装置100と比較して、基本的には同様の構造を有する。以下、重複する構造については、その説明を繰り返さない。
図15および図16を参照して、第1アクセス用扉51は、位置決め部材71、位置決め部材72および位置決め部材73をさらに有する。
位置決め部材71は、ピン形状を有し、第1アクセス用扉51から第3アクセス用扉53に向けて突出して設けられている。位置決め部材72は、ピン形状を有し、第1アクセス用扉51から第4アクセス用扉54Aに向けて突出して設けられている。位置決め部材73は、ピン形状を有し、第1アクセス用扉51から第4アクセス用扉54Bに向けて突出して設けられている。
第3アクセス用扉53には、ピン孔74が設けられている。第4アクセス用扉54Aには、ピン孔75が設けられている。第4アクセス用扉54Bには、ピン孔76が設けられている。ピン孔74、ピン孔75およびピン孔76は、鉛直方向に短く、水平方向に長い細長い開口形状を有する。
第1アクセス用扉51、第3アクセス用扉53および第4アクセス用扉54が閉状態とされた時に、位置決め部材71、位置決め部材72および位置決め部材73が、それぞれ、ピン孔74、ピン孔75およびピン孔76に係合される。これにより、第3アクセス用扉53、第4アクセス用扉54Aおよび第4アクセス用扉54Bが、鉛直方向における所定位置に位置決めされる。
図17は、図15中の画像形成装置の変形例を示す正面図である。図18は、図17中のXVIII−XVIII線上の矢視方向から見た第4アクセス用扉を示す断面図である。
図17および図18を参照して、本変形例では、ピン孔74、ピン孔75およびピン孔76が、鉛直方向に長く、水平方向に短い細長い開口形状を有する。
第1アクセス用扉51、第3アクセス用扉53および第4アクセス用扉54が閉状態とされた時に、位置決め部材71、位置決め部材72および位置決め部材73が、それぞれ、ピン孔74、ピン孔75およびピン孔76に係合される。これにより、第3アクセス用扉53、第4アクセス用扉54Aおよび第4アクセス用扉54Bが、水平方向における所定位置に位置決めされる。
このような構成によれば、第3アクセス用扉53、第4アクセス用扉54Aおよび第4アクセス用扉54Bの相互の位置を揃えることによって、画像形成装置の外観を良好にできる。
このように構成された、この発明の実施の形態2における画像形成装置によれば、実施の形態1に記載の効果を同様に奏することができる。
(実施の形態3)
図19は、この発明の実施の形態3における画像形成装置(第1アクセス用扉および第2アクセス用扉のみ)を示す正面図である。図20は、図19中のXX−XX線上の矢視方向から見た画像形成装置を示す側面図である。図21は、図19中のXXI−XXI線上の矢視方向から見た画像形成装置を示す側面図である。
本実施の形態における画像形成装置は、実施の形態1における画像形成装置100と比較して、基本的には同様の構造を備える。以下、重複する構造については、その説明を繰り返さない。
図19から図21を参照して、本実施の形態では、第1アクセス用扉51として、互いに独立して開閉動作可能な第1扉部51Aおよび第2扉部51Bが設けられている。実施の形態1における第3アクセス用扉53および第4アクセス用扉54(54A,54B)は、設けられていない。
第1扉部51Aおよび第2扉部51Bは、上下に並んで設けられている。第1扉部51Aおよび第2扉部51Bは、第2アクセス用扉52の上方に設けられている。第1扉部51Aおよび第2扉部51Bは、前側面41Aに設けられている。第1扉部51Aおよび第2扉部51Bは、その閉状態において、第1空間42を区画形成している。
第1扉部51Aは、中心軸121を中心に回動可能に設けられている。中心軸121は、水平方向に延びている。中心軸121は、第1扉部51Aの下端側(第2扉部51Bに隣り合う側)に配置されている。第1扉部51Aは、閉状態から、中心軸121を中心に回動されることによって開状態とされ、その開状態において、たとえば、作像部22のメンテナンスが行なわれたり、トナーカートリッジ23および廃トナーボックス24の交換が行われたりする。
第2扉部51Bは、中心軸122を中心に回動可能に設けられている。中心軸122は、中心軸121と平行に延びている。中心軸122は、水平方向に延びている。中心軸122は、第2扉部51Bの下端側(第2アクセス用扉52に隣り合う側)に配置されている。第2扉部51Bは、閉状態から、中心軸122を中心に回動されることによって開状態とされ、その開状態において、たとえば、給紙カセット25に用紙が補給される。
第2アクセス用扉52は、前側面41Aに設けられている。第2アクセス用扉52は、その閉状態において、第2空間43を区画形成している。第2アクセス用扉52は、中心軸123を中心に回動可能に設けられている。中心軸123は、中心軸121および中心軸122と平行に延びている。中心軸123は、水平方向に延びている。中心軸123は、第2アクセス用扉52の上端側(第2扉部51Bに隣り合う側)に配置されている。第2アクセス用扉52は、閉状態から、中心軸123を中心に回動されることによって開状態とされ、その開状態において、サーバー部31のメンテナンスが行なわれる。
ロック部61は、第1扉部51Aおよび第2扉部51Bの少なくともいずれか一方の閉状態から開状態への動作時に、第2アクセス用扉52の閉状態から開状態への動作を規制し、第2アクセス用扉52の閉状態から開状態への動作時に、第1扉部51Aおよび第2扉部51Bの閉状態から開状態への動作を規制するように構成されている。
ロック部61の構造について具体的に説明すると、ロック部61は、第1ロック機構部91と、第2ロック機構部81とを有する。
図19および図20中に示すように、第1ロック機構部91は、第1扉部51Aの閉状態から開状態への動作時に、第2アクセス用扉52の閉状態から開状態への動作を規制し、第2アクセス用扉52の閉状態から開状態への動作時に、第1扉部51Aの閉状態から開状態への動作を規制する。
第1ロック機構部91は、第1中間部材109と、第1作動部材97と、第2中間部材108と、第2作動部材92とを有する。
第1中間部材109は、ギアからなる。第1中間部材109は、第1扉部51Aに設けられている。第1中間部材109は、第1扉部51Aの揺動中心である中心軸121の軸上に設けられている。第1中間部材109は、第1扉部51Aの開閉動作に伴って、中心軸121を中心に回転する。
第1作動部材97は、上下方向に延びるバー形状を有する。第1作動部材97は、水平方向において第1中間部材109と対向して配置されている。第1作動部材97の、第1中間部材109と対向する面には、ギア(不図示)が設けられている。第1作動部材97は、そのギアを介して第1中間部材109に連結されている。第1作動部材97および第1中間部材109は、第1扉部51Aの開閉動作に伴う回転運動を直線運動に変換するラックアンドピニオンを構成している。
第2アクセス用扉52には、凹部52pが設けられている。凹部52pは、第2アクセス用扉52の回動中心である中心軸123からその半径方向に離れた位置に設けられている。第1作動部材97は、その構成部位として、先端部99を有する。先端部99は、鉛直方向において、凹部52pと対向して配置されている。
第1扉部51Aの閉状態から開状態への動作時に、第1作動部材97は、第1扉部51Aの開動作が伝達されることによって下降する。このとき、先端部99が凹部52pに係合することによって、第2アクセス用扉52の閉状態から開状態への動作が規制される。第1扉部51Aの開状態から閉状態への動作時に、第1作動部材97は、第1扉部51Aの閉動作が伝達されることによって上昇する。このとき、先端部99が凹部52pから離脱することによって、第2アクセス用扉52の閉状態から開状態への動作が許容される。
第2中間部材108は、ギアからなる。第2中間部材108は、第2アクセス用扉52に設けられている。第2中間部材108は、第2アクセス用扉52の揺動中心である中心軸123の軸上に設けられている。第2中間部材108は、第2アクセス用扉52の開閉動作に伴って、中心軸123を中心に回転する。
第2作動部材92は、上下方向に延びるバー形状を有する。第2作動部材92は、水平方向において第2中間部材108と対向して配置されている。第2作動部材92の、第2中間部材108と対向する面には、ギア(不図示)が設けられている。第2作動部材92は、そのギアを介して第2中間部材108に連結されている。第2作動部材92および第2中間部材108は、第2アクセス用扉52の開閉動作に伴う回転運動を直線運動に変換するラックアンドピニオンを構成している。
第1扉部51Aには、凹部51pが設けられている。凹部51pは、第1扉部51Aの回動中心である中心軸121からその半径方向に離れた位置に設けられている。第2作動部材92は、その構成部位として、先端部94を有する。先端部94は、鉛直方向において、凹部51pと対向して配置されている。
第2アクセス用扉52の閉状態から開状態への動作時に、第2作動部材92は、第2アクセス用扉52の開動作が伝達されることによって下降する。このとき、先端部94が凹部51pに係合することによって、第1扉部51Aの閉状態から開状態への動作が規制される。第2アクセス用扉52の開状態から閉状態への動作時に、第2作動部材92は、第2アクセス用扉52の閉動作が伝達されることによって上昇する。このとき、先端部94が凹部51pから離脱することによって、第1扉部51Aの閉状態から開状態への動作が許容される。
図19および図21中に示すように、第2ロック機構部81は、第2扉部51Bの閉状態から開状態への動作時に、第2アクセス用扉52の閉状態から開状態への動作を規制し、第2アクセス用扉52の閉状態から開状態への動作時に、第2扉部51Bの閉状態から開状態への動作を規制する。
第2ロック機構部81は、第1中間部材106(第1ロック機構部91における第1中間部材109に対応)と、第1作動部材87(第1ロック機構部91における第1作動部材97に対応)と、第2中間部材107(第1ロック機構部91における第2中間部材108に対応)と、第2作動部材82(第1ロック機構部91における第2作動部材92に対応)とを有する。
第2アクセス用扉52には、凹部52q(第1ロック機構部91における凹部52pに対応)が設けられている。第1作動部材87は、先端部89(第1ロック機構部91における先端部99に対応)を有する。第2扉部51Bには、凹部51q(第1ロック機構部91における凹部51pに対応)が設けられている。第2作動部材82は、先端部84(第1ロック機構部91における先端部94に対応)を有する。
第2扉部51Bの閉状態から開状態への動作時に、第1作動部材87は、第2扉部51Bの開動作が伝達されることによって下降する。このとき、先端部89が凹部52qに係合することによって、第2アクセス用扉52の閉状態から開状態への動作が規制される。第2扉部51Bの開状態から閉状態への動作時に、第1作動部材87は、第2扉部51Bの閉動作が伝達されることによって上昇する。このとき、先端部89が凹部52qから離脱することによって、第2アクセス用扉52の閉状態から開状態への動作が許容される。
第2アクセス用扉52の閉状態から開状態への動作時に、第2作動部材82は、第2アクセス用扉52の開動作が伝達されることによって下降する。このとき、先端部84が凹部51qに係合することによって、第2扉部51Bの閉状態から開状態への動作が規制される。第2アクセス用扉52の開状態から閉状態への動作時に、第2作動部材82は、第2アクセス用扉52の閉動作が伝達されることによって上昇する。このとき、先端部84が凹部51qから離脱することによって、第2扉部51Bの閉状態から開状態への動作が許容される。
第1ロック機構部91および第2ロック機構部81は、第1扉部51A、第2扉部51Bおよび第2アクセス用扉52の回動軸(中心軸121,122,123)の軸方向における一方端および他方端にそれぞれ設けられる。このような構成によれば、第1ロック機構部91および第2ロック機構部81をより広いスペースに配置することにより、信頼性の高いロック部61を構成することができる。
このように構成された、この発明の実施の形態3における画像形成装置によれば、実施の形態1に記載の効果を同様に奏することができる。
なお、以上の実施の形態では、第1アクセス用扉51および第2アクセス用扉52をキャビネット41の前側面41Aに設けた場合を説明したが、本発明は、これに限られない。たとえば、右側面41Cに設けられ、用紙搬送部において用紙のジャムが発生した場合に開閉される縦搬送扉を、本発明における第1アクセス用扉とし、右側面41Cに設けられ、第2空間43に通じる通気口を備えるパンチング板を開閉可能とすることによって、そのパンチング板を、本発明における第2アクセス用扉としてもよい。
また、以上の実施の形態では、機械的な機構により構成されるロック部61について説明したが、本発明はこれに限られない。たとえば、第1アクセス用扉および第2アクセス用扉の開閉動作を検知するための検知部と、検知部にて検知された開閉動作に基づいて、第1アクセス用扉および第2アクセス用扉のいずれか一方を選択的に閉状態にロックするように電気的に作動するロック機構部とから、本発明におけるロック部を構成してもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、サーバー部が一体に設けられた画像形成装置に適用される。
10 自動原稿送り装置、17 排紙部、18 操作パネル、19 スキャナーユニット、21 画像形成部、22 作像部、23 トナーカートリッジ、24 廃トナーボックス、25,25A,25B 給紙カセット、31 サーバー部、41 キャビネット、41A 前側面、41B 後側面、41C 右側面、41D 左側面、41E 頂面、41F 底面、42 第1空間、43 第2空間、47 天板、51 第1アクセス用扉、51A 第1扉部、51B 第2扉部、51p,51q,52p,52q 凹部、52 第2アクセス用扉、53 第3アクセス用扉、54,54A,54B 第4アクセス用扉、56 第1挿入孔、57 第2挿入孔、61 ロック部、62 操作部、63 鍵穴、64 作動部材、66 規制部材、67 ストッパー部、68 当接部、69 付勢部材、71,72,73 位置決め部材、74,75,76 ピン孔、81 第2ロック機構部、82,92 第2作動部材、84,89,94,99 先端部、87,97 第1作動部材、91 第1ロック機構部、100 画像形成装置、101,111,112,113,121,122,123 中心軸、106,109 第1中間部材、107,108 第2中間部材。

Claims (11)

  1. 記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
    サーバー機能を有し、前記画像形成部とは独立して作動可能なサーバー部と、
    前記画像形成部を格納する第1空間と、前記サーバー部を格納する第2空間とを形成するキャビネットとを備え、
    前記キャビネットは、前記画像形成部にアクセスするために開閉される第1アクセス用扉と、前記サーバー部にアクセスするために開閉される第2アクセス用扉とを有し、さらに、
    前記第1アクセス用扉の閉状態から開状態への動作時に、前記第2アクセス用扉の閉状態から開状態への動作を規制し、前記第2アクセス用扉の閉状態から開状態への動作時に、前記第1アクセス用扉の閉状態から開状態への動作を規制するように構成されるロック部を備え、
    前記サーバー部は、前記第2空間から取り外し可能に設けられ、
    前記ロック部は、前記サーバー部が前記第2空間から取り外された場合に、前記第2アクセス用扉の開閉状態にかかわらず、前記第1アクセス用扉の閉状態から開状態への動作を規制するように構成される、画像形成装置。
  2. 前記第2アクセス用扉は、前記第1アクセス用扉よりも下方に配置される、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成部および前記サーバー部を使用する際に操作される操作パネルをさらに備え、
    前記第1アクセス用扉、前記第2アクセス用扉および前記操作パネルは、前記キャビネットの前側面に設けられる、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ロック部は、
    前記第1アクセス用扉および前記第2アクセス用扉の開閉時に操作される操作部と、
    前記操作部が操作されることによって、前記第1アクセス用扉の閉状態から開状態への動作を規制し、前記第2アクセス用扉の閉状態から開状態への動作を許容する第1状態と、前記第2アクセス用扉の閉状態から開状態への動作を規制し、前記第1アクセス用扉の閉状態から開状態への動作を許容する第2状態との間で作動する作動部材とを有する、請求項1からのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
    サーバー機能を有し、前記画像形成部とは独立して作動可能なサーバー部と、
    前記画像形成部を格納する第1空間と、前記サーバー部を格納する第2空間とを形成するキャビネットとを備え、
    前記キャビネットは、前記画像形成部にアクセスするために開閉される第1アクセス用扉と、前記サーバー部にアクセスするために開閉される第2アクセス用扉とを有し、さらに、
    前記第1アクセス用扉の閉状態から開状態への動作時に、前記第2アクセス用扉の閉状態から開状態への動作を規制し、前記第2アクセス用扉の閉状態から開状態への動作時に、前記第1アクセス用扉の閉状態から開状態への動作を規制するように構成されるロック部を備え、
    前記キャビネットは、前記画像形成部の第1部位にアクセスするために開閉される第3アクセス用扉と、前記第1部位とは異なる前記画像形成部の第2部位にアクセスするために開閉される第4アクセス用扉とをさらに有し、
    前記第1アクセス用扉は、前記キャビネットの外側から前記第3アクセス用扉および前記第4アクセス用扉を覆うように設けられ、
    前記第3アクセス用扉および前記第4アクセス用扉の閉状態から開状態への動作は、前記第1アクセス用扉が閉状態にある時に規制され、前記第1アクセス用扉が開状態にある時に許容される、画像形成装置。
  6. 前記第1アクセス用扉は、第1軸を中心に回動可能に設けられ、
    前記第3アクセス用扉は、前記第1軸に直交する第2軸を中心に回動可能に設けられる、請求項に記載の画像形成装置。
  7. 前記第1アクセス用扉は、前記第1アクセス用扉が閉状態とされた時に前記第3アクセス用扉および前記第4アクセス用扉に係合し、前記第3アクセス用扉および前記第4アクセス用扉を所定位置に位置決めする位置決め部材を含む、請求項5または6に記載の画像形成装置。
  8. 記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
    サーバー機能を有し、前記画像形成部とは独立して作動可能なサーバー部と、
    前記画像形成部を格納する第1空間と、前記サーバー部を格納する第2空間とを形成するキャビネットとを備え、
    前記キャビネットは、前記画像形成部にアクセスするために開閉される第1アクセス用扉と、前記サーバー部にアクセスするために開閉される第2アクセス用扉とを有し、さらに、
    前記第1アクセス用扉の閉状態から開状態への動作時に、前記第2アクセス用扉の閉状態から開状態への動作を規制し、前記第2アクセス用扉の閉状態から開状態への動作時に、前記第1アクセス用扉の閉状態から開状態への動作を規制するように構成されるロック部を備え、
    前記ロック部は、
    前記第1アクセス用扉に設けられる第1中間部材と、
    前記第1中間部材に連結され、前記第1アクセス用扉の閉状態から開状態への動作が前記第1中間部材を介して伝達されることにより、前記第2アクセス用扉の閉状態から開状態への動作を規制するように作動する第1作動部材と、
    前記第2アクセス用扉に設けられる第2中間部材と、
    前記第2中間部材に連結され、前記第2アクセス用扉の閉状態から開状態への動作が前記第2中間部材を介して伝達されることにより、前記第1アクセス用扉の閉状態から開状態への動作を規制するように作動する第2作動部材とを有する、画像形成装置。
  9. 記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
    サーバー機能を有し、前記画像形成部とは独立して作動可能なサーバー部と、
    前記画像形成部を格納する第1空間と、前記サーバー部を格納する第2空間とを形成するキャビネットとを備え、
    前記キャビネットは、前記画像形成部にアクセスするために開閉される第1アクセス用扉と、前記サーバー部にアクセスするために開閉される第2アクセス用扉とを有し、さらに、
    前記第1アクセス用扉の閉状態から開状態への動作時に、前記第2アクセス用扉の閉状態から開状態への動作を規制し、前記第2アクセス用扉の閉状態から開状態への動作時に、前記第1アクセス用扉の閉状態から開状態への動作を規制するように構成されるロック部を備え、
    前記第1アクセス用扉は、互いに独立して開閉動作可能な第1扉部および第2扉部を含み、
    前記ロック部は、前記第1扉部および前記第2扉部の少なくともいずれか一方の閉状態から開状態への動作時に、前記第2アクセス用扉の閉状態から開状態への動作を規制し、前記第2アクセス用扉の閉状態から開状態への動作時に、前記第1扉部および前記第2扉部の閉状態から開状態への動作を規制するように構成される、画像形成装置。
  10. 前記ロック部は、
    前記第1扉部の閉状態から開状態への動作時に、前記第2アクセス用扉の閉状態から開状態への動作を規制し、前記第2アクセス用扉の閉状態から開状態への動作時に、前記第1扉部の閉状態から開状態への動作を規制する第1ロック機構部と、
    前記第2扉部の閉状態から開状態への動作時に、前記第2アクセス用扉の閉状態から開状態への動作を規制し、前記第2アクセス用扉の閉状態から開状態への動作時に、前記第2扉部の閉状態から開状態への動作を規制する第2ロック機構部とを有する、請求項に記載の画像形成装置。
  11. 前記第1扉部、前記第2扉部および前記第2アクセス用扉は、前記キャビネットの同一側面に設けられ、互いに平行な軸を中心に回動可能であり、
    前記第1ロック機構部および前記第2ロック機構部は、前記第1扉部、前記第2扉部および前記第2アクセス用扉の回動軸の軸方向における一方端および他方端にそれぞれ設けられる、請求項10に記載の画像形成装置。
JP2017075181A 2017-04-05 2017-04-05 画像形成装置 Active JP6946700B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017075181A JP6946700B2 (ja) 2017-04-05 2017-04-05 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017075181A JP6946700B2 (ja) 2017-04-05 2017-04-05 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018180089A JP2018180089A (ja) 2018-11-15
JP6946700B2 true JP6946700B2 (ja) 2021-10-06

Family

ID=64276582

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017075181A Active JP6946700B2 (ja) 2017-04-05 2017-04-05 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6946700B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7109758B1 (ja) 2021-10-22 2022-08-01 株式会社Capable 精密金型及び精密金属加工品製造管理システム

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5531952Y2 (ja) * 1976-08-18 1980-07-30
JPS57201865U (ja) * 1981-06-17 1982-12-22
JP2001060772A (ja) * 1999-08-20 2001-03-06 Hitachi Electronics Service Co Ltd 多機能サーバ収納装置
JP2001320527A (ja) * 2000-02-29 2001-11-16 Canon Inc デジタル複写機
JP2003276866A (ja) * 2002-03-22 2003-10-02 Canon Inc 画像形成装置
JP2003263091A (ja) * 2002-12-27 2003-09-19 Sharp Corp 画像形成装置
JP2006287107A (ja) * 2005-04-04 2006-10-19 Nec Electronics Corp ベーク装置
JP4760136B2 (ja) * 2005-05-26 2011-08-31 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP5002218B2 (ja) * 2006-02-20 2012-08-15 株式会社リコー 画像形成装置
JP4438796B2 (ja) * 2006-12-28 2010-03-24 村田機械株式会社 画像形成装置
JP2009069674A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び規制部材
JP2009145388A (ja) * 2007-12-11 2009-07-02 Canon Inc 画像形成装置
JP2010058302A (ja) * 2008-09-02 2010-03-18 Sharp Corp 戸開閉順序規定機構および画像形成装置
EP2558301B1 (en) * 2010-04-12 2016-10-19 ZIH Corp. Mobile printer networking and interfacing
JP2012118427A (ja) * 2010-12-03 2012-06-21 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP5690177B2 (ja) * 2011-03-15 2015-03-25 株式会社沖データ カバー開閉順序規制機構、カバー開閉順序規制方法、及び当該カバー開閉順序規制機構を用いる画像形成装置
EP2765080A4 (en) * 2011-10-05 2015-05-20 Tosho Inc MEDICINES PACKAGING DEVICE
JP2015204545A (ja) * 2014-04-15 2015-11-16 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP6237686B2 (ja) * 2015-04-06 2017-11-29 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 電子機器及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018180089A (ja) 2018-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI581980B (zh) 具有一擋門鎖固機構之碳粉匣
JP5551102B2 (ja) 画像形成装置
US8190070B2 (en) Toner cartridge and image forming apparatus including the toner cartridge
TW201339002A (zh) 具有檔門鎖固機構的碳粉匣
JP2008040377A (ja) トナーコンテナの着脱構造
EP2657789B1 (en) Toner container with shutter assembly
US9354595B2 (en) Toner container and image forming apparatus including the toner container
JP6946700B2 (ja) 画像形成装置
JP5119445B2 (ja) 画像形成装置
JP7283206B2 (ja) 画像形成装置
US10527999B2 (en) Cartridge unit and image forming apparatus having features to prevent erroneous cartridge unit locking
US10599093B1 (en) Image formation apparatus
JP5836514B2 (ja) 画像形成装置
JP5585775B2 (ja) 画像形成装置
US10564595B2 (en) Cartridge unit
JPH11321048A (ja) 画像形成装置
JP5601632B2 (ja) 画像形成装置
JP5089484B2 (ja) シート積載装置及び画像形成装置
JP2008100816A (ja) 画像形成装置
US10405442B2 (en) Cabinet with lock and information processing equipment
JP6513238B2 (ja) 画像形成装置
JP7342609B2 (ja) 画像形成装置
JP2003262996A (ja) 複写機及び複合機
JP2019133185A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200318

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210330

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210531

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210817

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210830

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6946700

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150