JP2010058302A - 戸開閉順序規定機構および画像形成装置 - Google Patents

戸開閉順序規定機構および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】装置の外観性を保ちつつ、第1の戸および第2の戸の開閉順序の調整を簡易に行うことが可能な戸開閉順序規定機構および画像形成装置を提供する。
【解決手段】ジャム解除用扉14には取っ手16が設けられるが、ドラム交換用扉18には取っ手が設けられない。スプリング44は、ドラム交換用扉18に対して第1のドアストッパ42を介して開く方向に力を加えるように構成される。第2のドアストッパ40および羽根状部材182の係合用凸部184は、第1の扉が開かれて突出片142および孔186係止状態が解除されたときに、スプリング44の付勢力に抗してドラム交換用扉18を半開き状態で係止するように構成される。第1のドアストッパ42は、ドラム交換用扉18が開かれてドラム交換用扉18との当接が解除されたときに、スプリング44の付勢力によって、ジャム解除用扉14の閉位置への移動を妨げる干渉位置まで移動する。
【選択図】図3

Description

この発明は、第1の戸が閉じた状態では第2の戸を開くことができず、かつ、第2の戸が開いた状態では第1の戸を閉じることができないように戸の開閉順序を規定するための戸開閉順序規定機構および画像形成装置に関する。
レーザプリンタ等の画像形成装置において、メンテナンス等の必要性から筐体には開閉自在の扉が設けられている。そして、筐体に複数の扉が設けられている場合においては、各扉を開く順序や閉じる順序が重要になることがあった。例えば、ジャム解除用の扉に感光体ドラムと噛み合う転写ローラ等が設けられている場合には、感光体ドラム交換用の扉を開く前に、ジャム解除用の扉を開いて転写ローラの駆動系と感光体ドラムの駆動系との噛み合いを解除しておくことが重要である。
各扉の開閉順序を規定するための従来技術の中には、フロントカバーのサイドカバー側の一端部に、フロントカバーとサイドカバーとの両方を閉成した状態において、サイドカバーの開放端となる前面側の一端の外側を覆いサイドカバーの開放動作を阻止する阻止体を一体に設けた画像形成装置が存在する。
特開平11−296048号公報
しかしながら、上述の特許文献1に係る発明では、阻止体が外部から目立つ位置に配置されるため装置の外観性が損なわれる虞がある。また、サイドカバーよりもフロントカバーを先に閉じることが物理的に可能であるため、フロントカバーを誤って先に閉じた時点では、サイドカバーから閉じるべきである点には気がつかない。このため、サイドカバーを閉じる時点でサイドカバーから閉じるべきである点に気がついた時に、再度フロントカバーを開いて最初からカバーを閉じる動作をやり直さなくてはならないという不都合がある。
この発明の目的は、装置の外観性を保ちつつ、第1の戸および第2の戸の開閉順序の調整を簡易に行うことが可能な戸開閉順序規定機構および画像形成装置を提供することである。
この発明に係る戸開閉順序規定機構は、第1の戸が閉じた状態では第2の戸を開くことができず、かつ、第2の戸が開いた状態では第1の戸を閉じることができないように戸の開閉順序を規定する。この戸開閉順序規定機構は、第1の戸、第2の戸、可動部材、付勢手段、第1の係止手段、および第2の係止手段を備える。
第1の戸は、取っ手を有しており、筐体に開閉自在に支持される。第1の戸は、第2の戸の開閉時に必ず開いているべき戸である。第1の戸の例として、感光体ドラムに当接するローラ(例:転写ローラ)を支持するように構成された、用紙搬送路を外部に開放するためのジャム解除用戸が挙げられる。第2の戸は、取っ手を有しておらず、筐体に開閉自在に支持される。第2の戸に取っ手を設けない理由は、第1の戸を開く前に第2の戸が開かれることを防止するためである。ここで、戸とは、開き戸式の物(扉)や引き出し式の物(引き出し)を含む意図である。
可動部材は、筐体に往復移動自在に支持される。往復移動の例としては、往復直線移動や往復回転移動などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。また、可動部材の例として、ドアストッパ等になり得るブロック状の部材が挙げられる。円滑に往復移動することを考慮すると、可動部材として軽量の部材が用いられることが好ましい。
付勢手段は、第2の戸に対して可動部材を介して開く方向に力を加えるように構成される。付勢手段の代表例としては、可動部材に対して所定の方向に力を加えるテンションスプリングや、可動部材が取り付けられた軸等に対して回転力を加えるコイルスプリング等の弾性部材が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
第1の係止手段は、第1の戸が閉位置にあるときに、付勢手段の付勢力に抗して第2の戸を閉位置にて係止するように構成される。第1の係止手段の例として、第1の戸に設けられた突出片と、第2の戸に設けられた羽根状部材であって突出片と係合可能な孔を有する羽根状部材との組み合わせが挙げられる。
第2の係止手段は、第1の戸が開かれて第1の係止手段による係止状態が解除されたときに、付勢手段の付勢力に抗して第2の戸を半開き状態で係止するように構成される。ここで半開き状態とは、筐体と第2の戸の隙間に指をかけることによって第2の戸を開くことが可能な程度に第2の戸が開いている状態を意味する。第2の係止手段の例として、筐体に設けられた可撓性を有するストッパ部材と、第2の戸に設けられた、ストッパ部材に係合可能な係合用凸部の組み合わせが挙げられる。
可動部材は、第2の戸が開かれて第2の戸との当接が解除されたときに、付勢手段の付勢力によって、第1の戸の閉位置への移動を妨げる干渉位置まで移動する。例えば、可動部材の移動範囲の端が、第1の戸の閉位置への移動を可動部材が妨げるような位置に設定される。
この構成においては、第1の戸を開くまでは、第2の戸に指をかけることができないため、第1の戸を開く前に第2の戸が開かれることが防止される。また、第2の戸が開いた状態では、可動部材の働きによって第1の戸を閉じることが不可能になるため、第2の戸が閉じる前に第1の戸が閉じられることが防止される。そして、戸開閉順序規定機構を筐体内部において構築することが可能であるため、装置の外観性を保ち易い。
この発明によれば、装置の外観性を保ちつつ、第1の戸および第2の戸の開閉順序の調整を簡易に行うことが可能になる。
図1(A)および図1(B)は、本発明の実施形態に係る戸開閉順序規定機構が適用されたレーザプリンタ10の概略構成を示している。レーザプリンタ10は、開閉自在に支持されたジャム解除用扉14およびドラム交換用扉18を有する筐体12を備える。ジャム解除用扉14は、ユーザが開閉動作の時に使用するための取っ手16を有する。一方で、ドラム交換用扉18は、閉じた状態においてユーザが開くことをできなくするために取っ手が設けられていない。
筐体12の内部には、図1(B)に示すように、電子写真方式の画像形成をするための各ユニットが配置される。具体的には、レーザプリンタ10は、給紙部36および排紙部38を備えており、これらの給紙部36および排紙部38の間に用紙搬送路34が形成される。用紙搬送路34を挟んで互いに当接するように感光体ドラム20および転写ローラ32が設けられる。転写ローラ32は、ジャム解除用扉14に軸支される。用紙搬送路34における感光体ドラム20および転写ローラ32の当接位置の上流には、下流に用紙を搬送するタイミングを調整するための一対のレジストローラ30が設けられる。感光体ドラム20の周囲には、クリーニングユニット24、帯電ユニット26、露光ユニット28、および現像ユニット22が設けられる。
図2は、ジャム解除用扉14およびドラム交換用扉18を開放した状態を示している。上記の構成において、用紙搬送路34において用紙ジャムが発生した場合には、ジャム解除用扉14を開くことにより、用紙搬送路34中の用紙を取り除くことが可能になる。一方で、感光体ドラム20および現像ユニット22を交換する場合には、ドラム交換用扉18を開くことにより、感光体ドラム20および現像ユニット22の脱着または装着を行うことが可能になる。ただし、転写ローラ32の駆動系と感光体ドラム20の駆動系とは互いに噛み合うように構成されているため、感光体ドラム20および現像ユニット22の脱着または装着を行う際には、必ず、ジャム解除用扉14を開くことによって転写ローラ32の駆動系と感光体ドラム20の駆動系との噛み合い状態を解除する必要がある。このため、レーザプリンタ10では、ジャム解除用扉14が閉じた状態ではドラム交換用扉18を開くことができず、かつ、ドラム交換用扉18が開いた状態ではジャム解除用扉14を閉じることができないようにするための戸開閉順序規定機構を設けている。
図3は、戸開閉順序規定機構の概略構成の一例を示す図である。同図に示すように、ドラム交換用扉18は、ジャム解除用扉14に近い側の側端部の上部に羽根状部材182を備える。羽根状部材182は、略中央部に孔186が設けられるとともに、上端部に係合用凸部184が設けられる。ジャム解除用扉14は、ドラム交換用扉18に近い側の側端部に、孔186に係合可能な突出片142が設けられる。突出片142は、ジャム解除用扉14の中央側に向いた斜面を有する。
筐体12におけるジャム解除用扉14の近傍には、ジャム解除用扉14に沿って水平方向に往復移動可能に支持された第1のドアストッパ42が設けられる。第1のドアストッパ42は、ドラム交換用扉18における羽根状部材182と圧接可能な位置に配置される。筐体12の所定位置には、第1のドアストッパ42を介してドラム交換用扉18に開く方向の力を加えるスプリング44が設けられる。さらに、筐体12における所定位置には、係合用凸部184に係合可能な第2のドアストッパ40が設けられる。第2のドアストッパ40は、係合用凸部184に係合することによってスプリング44の付勢力に抗してドラム交換用扉18を半開き位置にて係止するように構成される。第2のドアストッパ40は可撓性を有しており、半開き位置にて係止されたドラム交換用扉18に対してユーザがさらに力を加えるか、または、第2のドアストッパ40に対してユーザが上向きの力を加える等することにより、第2のドアストッパ40と係合用凸部184との係合状態が解除される。
図3は、ジャム解除用扉14およびドラム交換用扉18が両方とも閉じた状態を示している。この状態では、ジャム解除用扉14の突出片142が、ドラム交換用扉18の羽根状部材182の孔186に嵌りこんでいるため、スプリング44の付勢力に抗してドラム交換用扉18が閉位置にて固定されている。また、上述のように、ドラム交換用扉18には取っ手が設けられていないため、図3の状態にてドラム交換用扉18を開くことが不可能になっている。
図4(A)および図4(B)は、戸開閉順序規定機構におけるジャム解除用扉14を開いた状態を示している。ジャム解除用扉14を開くと、ジャム解除用扉14の突出片142とドラム交換用扉18の羽根状部材182の孔186との係合状態が解除されるため、スプリング44が第1のドアストッパ42を介してドラム交換用扉18を開く方向に付勢し、ドラム交換用扉18が開く方向に移動する。そして、ドラム交換用扉18における羽根状部材182の係合用凸部184が第2のドアストッパ40と係合することによって、ドラム交換用扉18が半開き位置にて固定される。この結果、図4(B)に示すように、ユーザは筐体12とドラム交換用扉18との隙間に指をかけることが可能になるため、ドラム交換用扉18を開くことが可能となる。
図5(A)および図5(B)は、戸開閉順序規定機構におけるジャム解除用扉14およびドラム交換用扉18の両方を開いた状態を示している。ドラム交換用扉18が開かれると、スプリング44の付勢力によって第1のドアストッパ42は可動範囲の端(本発明の干渉位置に相当)まで移動する。第1のドアストッパ42の可動範囲は、例えば、筐体12に所定長さのスライドガイドを設けることによって規定される。また、第1のドアストッパ42の可動範囲は、第1のドアストッパ42が可動範囲の端に位置する時には、第1のドアストッパ42と突出片142とが干渉することによりジャム解除用扉14が閉じることができなくなるように設定される。このため、図5(B)に示すように、ドラム交換用扉18を開いた状態では、ジャム解除用扉14を閉じることができない。
図6(A)〜図6(C)は、ジャム解除用扉14およびドラム交換用扉18を閉じる手順を示している。まず、図6(A)に示すように、ドラム交換用扉18を半開き位置まで戻し、ドラム交換用扉18における羽根状部材182の係合用凸部184と第2のドアストッパ40とを再び係合させる。このとき、第1のドアストッパ42が羽根状部材182に押されることによって干渉位置から離れる。続いて、図6(B)に示すように、ジャム解除用扉14を閉じてゆく。このとき、羽根状部材182の孔186に突出片142の先端が入り込み、羽根状部材182が突出片142に設けられた斜面に沿ってスライドする。その結果、ジャム解除用扉14の閉動作に伴ってドラム交換用扉18も閉位置の方向に引き寄せられ、図6(C)に示すように、ジャム解除用扉14の閉位置に到達することにより、ドラム交換用扉18も完全に閉じられる。
以上の実施形態では、ジャム解除用扉14およびドラム交換用扉18の回転の枢軸がジャム解除用扉14およびドラム交換用扉18の下端部近傍に水平に設けられる構成を説明したが、回転の枢軸の位置や配置方向は上述の構成には限定されない。
図7(A)および図7(B)は、戸開閉順序規定機構の他のバリエーションを備えたレーザプリンタ102の概略を示す。レーザプリンタ102は、ジャム解除用扉14およびドラム交換用扉18の回転の枢軸が側端部近傍に垂直に設けられている。このような構成であっても、図7(B)に示すように、上述の第1のドアストッパ42、第2のドアストッパ40、スプリング44、羽根状部材182および突出片142を上述と同様の手法で用いることにより、ジャム解除用扉14およびドラム交換用扉18の開閉順序を規定することが可能になる。ここでは、ジャム解除用扉14の枢軸202およびドラム交換用扉18の枢軸204を共に垂直方向に配置する構成を説明したが、ジャム解除用扉14の枢軸202またはドラム交換用扉18の枢軸204のいずれか一方のみを垂直方向に配置する場合であっても、上述の戸開閉順序規定機構を用いることが可能である。
図8(A)および図8(B)は、戸開閉順序規定機構の他のバリエーションを備えたレーザプリンタ104の概略を示す。レーザプリンタ104では、ドラム交換用扉18に代えて取っ手のない引き出し部材19を用いている点が、上述のレーザプリンタ102と相違している。
引き出し部材19を用いる場合には、図8(B)に示すように、第1のドアストッパ42に準じるものを用いることなく、スプリング44が直接的に引き出し部材19に対して開く方向に力を加えるように構成することが可能である。ここでは、引き出し部材19の側面部材および背面部材が上記第1のドアストッパ42と同等に機能する。第2のドアストッパ40は、引き出し部材19の上部に形成された係合部194と係合し、引き出し部材19をスプリング44の付勢力に抗して半開き位置にて係止するように構成される。引き出し部材19の所定の位置には、ジャム解除用扉14の突出片142に係合可能な孔196が設けられる。
図8(B)に示す構成において、引き出し部材19には取っ手がないため、ジャム解除用扉14が閉じた状態では引き出し部材19を引き出すことができない。一方で、引き出し部材19が開いた状態では、ジャム解除用扉14の突出片142が引き出し部材19の側面と干渉するため、ジャム解除用扉14を閉じることができない。
以上の実施形態では、筐体12における異なる外観面に扉が設けられている例を説明したが、筐体12における同一の外観面に第1の扉13および第2の扉17が設けられている場合にも、本発明の戸開閉順序規定機構を用いることが可能である。
図9(A)〜図9(C)は、筐体12における同一の外観面に第1の扉13および第2の扉17が設けられた装置106〜108の構成例を示している。図9(A)は、第1の扉13および第2の扉17の回転の枢軸が共に垂直方向に配置される例を示しており、図9(B)は、第1の扉13および第2の扉17の回転の枢軸が共に水平方向に配置される例を示しており、図9(C)は、第1の扉13の枢軸が垂直方向に配置され第2の扉17の回転の枢軸が水平方向に配置される例を示している。図9(A)〜図9(C)において、第1の扉13には取っ手(図示省略)が設けられており、第2の扉17には取っ手が設けられていない。
図9(A)〜図9(C)のいずれの構成を採用する場合であっても、後述する図10〜図12に示す戸開閉順序規定機構を用いることが可能である。以下、図9(A)〜図9(C)の構成を代表して、図9(A)の構成に適用される戸開閉順序規定機構を説明する。
図10(A)に示すように、戸開閉順序規定機構は、回転軸52と、この回転軸52と共に回転するように回転軸52に固定された、第1のストッパ部材56および第2のストッパ部材54とを備える。回転軸52は、コイルスプリング58に接続されている。コイルスプリング58は、枢軸206を中心に回転軸52が同図中の左手前側から見て反時計方向に回転するように、回転軸52に対して力を加えるように構成される。コイルスプリング58の付勢力によって、回転軸52の設けられた第1のストッパ部材56および第2のストッパ部材54が、第1の扉13および第2の扉17に対して、それぞれ開く方向に力を加える。
図10(B)に示すように、第2の扉17の内側には、第2のストッパ部材54と係合する係合部172が設けられる。係合部172の直下には係合部172に係合可能な可撓性を有する第3のドアストッパ402が配置される。第1の扉13および第2の扉17が共に閉位置にあるときには、第2のストッパ部材54が係合部172の穴部に引っ掛かり、第2のストッパ部材54と第2の扉17とが簡易的にロックされる。また、第1のストッパ部材56は第1の扉13に当接しその回転が規制される。
第1の扉13を開くと、図11に示すように、第1のストッパ部材56と第1の扉13との当接状態が解除され、コイルスプリング58の付勢力によって回転軸52が回転する。このとき、第3のドアストッパ402が第2の扉17の係合部172と係合することによって、コイルスプリング58の付勢力に抗して第2の扉17が半開き状態で係止される。第2の扉17が半開き状態になることにより、ユーザはその手で第2の扉17を開くことが可能になる。
ユーザが第2の扉17に力を加えることにより、第3のドアストッパ402と第2の扉17の係合部172と係合状態が解除され、図12(A)および図12(B)に示すように、第2の扉17が開かれる。第2の扉17が開かれた状態では、第1のストッパ部材56が水平状態に近づくように持ち上がって第1の扉13の方に突出するため、第1の扉13を閉じることができない。この状態において、第2の扉17を閉じることにより、第1のストッパ部材56が垂直状態に近づくように下方に回転するため、第1の扉13によって第1のストッパ部材56を押圧しつつ第1の扉13を閉じることが可能になる。
図10〜図12に示す構成において、第2の扉17には取っ手がないため、第1の扉13が閉じた状態では第2の扉17を開くことができない。一方で、第2の扉17が開いた状態では、第1の扉13によって第1のストッパ部材56を押圧しつつ第1のストッパ部材56を回転させることが困難であるため、第1の扉13を閉じることができない。
上述の実施形態では、戸開閉順序規定機構がレーザプリンタに適用される例を示したが、本発明の戸開閉順序規定機構は、電子写真方式以外の画像形成装置(インクジェットプリンタ、サーマルプリンタ等)にも適用することが可能である。また、画像形成装置以外の筐体に本発明の戸開閉順序規定機構を適用することも可能である。
上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
戸開閉順序規定機構が適用されるレーザプリンタの概略を示す図である。 ジャム解除用扉およびドラム交換用扉を開放した状態を示す図である。 戸開閉順序規定機構の概略構成の一例を示す図である。 戸開閉順序規定機構におけるジャム解除用扉を開いた状態を示す図である。 戸開閉順序規定機構におけるジャム解除用扉およびドラム交換用扉の両方を開いた状態を示す図である。 ジャム解除用扉およびドラム交換用扉を閉じる手順を示す図である。 戸開閉順序規定機構の他のバリエーションの構成例を示す図である。 戸開閉順序規定機構の他のバリエーションの構成例を示す図である。 戸開閉順序規定機構の他のバリエーションの構成例を示す図である。 戸開閉順序規定機構の他のバリエーションの構成例を示す図である。 戸開閉順序規定機構の他のバリエーションの構成例を示す図である。 戸開閉順序規定機構の他のバリエーションの構成例を示す図である。
符号の説明
10−レーザプリンタ
12−筐体
14−ジャム解除用扉
16−取っ手
18−ドラム交換用扉
20−感光体ドラム
40−第2のドアストッパ
42−第1のドアストッパ
44−スプリング

Claims (4)

  1. 第1の戸が閉じた状態では第2の戸を開くことができず、かつ、第2の戸が開いた状態では第1の戸を閉じることができないように戸の開閉順序を規定するための戸開閉順序規定機構であって、
    筐体に開閉自在に支持された、取っ手を有する第1の戸と、
    前記筐体に開閉自在に支持された、取っ手を有しない第2の戸と、
    前記筐体に往復移動自在に支持された可動部材と
    前記可動部材に当接するように配置され、前記第2の戸に対して前記可動部材を介して開く方向に力を加えるように構成された付勢手段と、
    前記第1の戸が閉位置にあるときに、前記付勢手段の付勢力に抗して前記第2の戸を閉位置にて係止するように構成された第1の係止手段と、
    前記第1の戸が開かれて前記第1の係止手段による係止状態が解除されたときに、前記付勢手段の付勢力に抗して前記第2の戸を半開き状態で係止するように構成された第2の係止手段と、
    を備え、
    前記可動部材は、前記第2の戸が開かれて前記第2の戸との当接が解除されたときに、前記付勢手段の付勢力によって、前記第1の戸の閉位置への移動を妨げる干渉位置まで移動するように構成された戸開閉順序規定機構。
  2. 前記第1の係止手段は、前記第1の戸に設けられた突出片と、前記第2の戸に設けられた羽根状部材であって前記突出片と係合可能な孔を有する羽根状部材と、を備え、
    前記干渉位置は、前記可動部材が、閉位置への移動する前記第1の戸の前記突出片と当接する位置である請求項1に記載の戸開閉順序規定機構。
  3. 前記第2の係止手段は、前記筐体に設けられた可撓性を有するストッパ部材と、前記第2の戸に設けられた、前記ストッパ部材に係合可能な係合用凸部とを備えた請求項1または2に記載の戸開閉順序規定機構。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の戸開閉順序規定機構を備えた画像形成装置であって、
    前記第1の戸は、感光体ドラムに当接するローラを支持するように構成された、用紙搬送路を外部に開放するためのジャム解除用戸であり、
    前記第2の戸は、前記感光体ドラムを交換する際に使用されるドラム交換用戸である画像形成装置。
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