JP6171784B2 - 画像形成装置の定着ユニットロック機構 - Google Patents

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Description

本発明は、有効な状態のロック機構を解除することなく容易に装着部に定着ユニットを装着してロックできる画像形成装置の定着ユニットロック機構に関する。
従来、トナーを用いて電子写真方式でトナー像を像担持体上に形成し、このトナー像を用紙に転写し、この転写トナー像を定着器で用紙に定着して画像を形成する画像形成装置が知られている。
このような画像形成装置は、例えば、ベルトユニット、画像形成ユニット、定着ユニット等の複数の内部装置を着脱自在に備えている。これらの内部装置の保守作業時には、内部装置を装置本体の装着部から脱抜して取り外し、修理または新品と交換して装着部に再装着する。
通常、内部装置の相互の位置関係は極めて重要であるので、装着部に装着された内部装置はロック機構によって位置固定されるようになっている。内部装置を装着部から取り出す際には、確実にロックを解除してから取り出さないと、重量のある例えば定着ユニットなどでは、引っ掛かり等の内部装置との異状な係合部を形成して内部装置を破損するおそれがある。
そのような不具合が生じないように、定着ユニットの交換作業をユーザ自身で容易に行うことができる画像形成装置が提案されている。この提案では、圧縮バネにより付勢されているロック部材が定着ユニットの係止用突起に係合し,係合部は位置決めピンに押し付けられてレールに位置決めされる。
定着ユニットを装着部から取り出す際は、位置決めピンを支点として定着ユニットを回動させると係止用突起とロック部材との係合が解除され、係合部が回動して定着ユニットがレールから離脱可能な位置に配置される。(例えば、特許文献1参照。)
上記の場合、定着ユニットを装着部に再装着してロックする際は、上記の取り出しの手順を逆に行えばよい。このように、内部装置の着脱は、決められた手順に沿って行うようになっている。
特開2007−034009号公報
しかしながら、特許文献1に記載のロック機構は、極めて複雑な構成の組み合わせからなる機構であり、ユーザ自身で容易に行うことができるとしているが、ユーザ自身がそれほど容易に操作できる構成ではない。
図5(a)は、より簡単な定着ユニットのロック機構として実用化されている構成を模式的に示す平面図であり、同図(b)は装着時の手順を誤った場合の不具合を示す図である。
図5(a)は、装置本体101、その前扉102、右開閉部材103、装置本体101の装着部に装着された定着ユニット104、右開閉部材103に設けられたロック部材105、このロック部材105に係合する定着ユニット104の係合溝106を示している。
図5に示す構成では、前扉102を手前(図では下方になる)に開いて、定着ユニット104を装置本体101の前後方向(図では上下方向)に着脱する構成になっている。定着ユニット104に用紙ジャム等が発生した場合、そのまま手前に引き出したのではジャム用紙が周辺部材に絡んで、何かと不都合である。
したがって、先ず、右開閉部材103を右方に開いて、ジャム用紙等を取り除いたあと、前扉102を開いて、定着ユニット104を装置本体101の手前に引き出すようになっている。そして、この手順を確実にするために、右開閉部材103を開かないうちは、前扉102だけを開いても定着ユニット104を取り出せないように、右開閉部材103と定着ユニット104の間にロック機構が設けられている。
この場合も、定着ユニット104を装置本体101の装着部に装着するときは、上記の手順を逆に行う。すなわち、先ず右開閉部材103と前扉102が共に開いている状態で、定着ユニット104を装着部に装着し、右開閉部材103を閉じてロック機構を働かせたのち、前扉102を閉めるという手順となる。
これを誤って、図5(b)に示すように、右開閉部材103が閉じている状態で、定着ユニット104を装着部に装着しようとすると、定着ユニット104の挿入方向先端が右開閉部材103のロック部材105との衝突107を引き起こすという不具合が生じる。
実際には、用紙ジャム時や定着ユニット104の新旧交換の際に定着ユニット104を装着部から取り出すときは、前扉102と右開閉部材103を順不同で開けて定着ユニット104を取り出すことができる。
しかし、定着ユニット104を装着部に装着するときは、必ず手順1として前扉102と右開閉部材103の2つの扉が開いている状態とし、手順2として定着ユニット104を装着し、手順3として右開閉部材103を閉じ、手順4として前扉102を閉める、という手順を間違えずに行わねばならないので操作性が悪いという問題がある。
本発明は、有効な状態のロック機構を解除することなく容易に装着部に定着ユニットを装着してロックできる画像形成装置の定着ユニットロック機構を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の画像形成装置の定着ユニットロック機構は、装置の側面を開閉する開閉部と、前記側面に並行する方向への抜脱を前記開閉部により禁止される定着ユニットと、を有し、前記定着ユニットは、前記開閉部に対向する面にロック溝を有し、前記開閉部は、閉成時には前記ロック溝に嵌入し開成時には前記ロック溝から外れるロック爪と、前記ロック爪を保持し該ロック爪と共に該ロック爪の回動方向に回動するヒンジ軸と、前記ヒンジ軸に固定して設けられており、前記ヒンジ軸の所定方向への回転に伴って所定位置まで回転したときに所定のロック部に当接することで前記ヒンジ軸の前記所定方向への回転をロックする回動ロック部材と、前記ヒンジ軸に設けられ前記回動ロック部材によりロックされる方向へ回転するよう前記ヒンジ軸を付勢する付勢部材と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、有効な状態のロック機構を解除することなく容易に装着部に定着ユニットを装着してロックできる画像形成装置の定着ユニットロック機構を提供することができる。
本発明の実施例1に係る定着ユニットロック機構を備えたフルカラーの画像形成装置(プリンタ、装置本体)の内部構成を説明する断面図である。 (a)は実施例1に係るプリンタの外観斜視図、(b)はその両面印刷用搬送ユニットと一体な右側面開閉部を開く図である。 (a),(b),(c)は実施例1に係る定着ユニットロック機構の構成とその動作状態を説明する図である。 (a)は実施例2に係る定着ユニットにおける熱ベルトと用紙分離部材とベルト片寄り検知センサとの配置構成を左方1/2のみ示す図、(b)は(a)に丸で囲んだ部分の拡大図、(c),(d)は(a),(b)と同様の構成で熱ベルトに左方への片寄りが生じたときの状態を示す図である。 (a)は従来のより簡単な定着ユニットのロック機構として実用化されている構成を模式的に示す平面図、(b)は装着時の手順を誤った場合の不具合を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明では、印字と印刷は同義に用いられる。
[実施例1]
図1は、実施例1に係る定着ユニットロック機構を備えたフルカラーの画像形成装置(以下、単にプリンタ、又は装置本体という)の内部構成を説明する断面図である。
図1に示すプリンタ1は、電子写真式で二次転写方式のタンデム型のカラー画像形成装置であり、画像形成部2、中間転写ベルトユニット3、給紙部4、及び両面印刷用搬送ユニット5で構成されている。
上記画像形成部2は、同図の右から左へ4個の画像形成ユニット6(6M、6Y、6C、6K)を多段式に並設した構成からなる。
上記4個の画像形成ユニット6のうち上流側(図の右側)の3個の画像形成ユニット6M、6C及び6Yは、それぞれ減法混色の三原色であるマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)の色トナーによるモノカラー画像を形成し、画像形成ユニット6Kは、主として文字や画像の暗黒部分等に用いられるブラック(K)トナーによるモノクロ画像を形成する。
上記の各画像形成ユニット6は、トナー容器(トナーカートリッジ)に収納されたトナーの色を除き全て同じ構成である。したがって、以下ブラック(K)用の画像形成ユニット6Kを例にしてその構成を説明する。
画像形成ユニット6は、最下部に感光体ドラム7を備えている。この感光体ドラム7は、その周面が例えば有機光導電性材料で構成されている。この感光体ドラム7の周面近傍を取り巻いて、クリーナ8、帯電ローラ9、光書込ヘッド11、及び現像器12の現像ローラ13が配置されている。
現像器12は、上部のトナー容器に同図にはM、C、Y、Kで示すようにマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)のいずれかのトナーを収容し、中間部には下部へのトナー補給機構を備えている。
また、現像器12の下部には側面開口部に上述した現像ローラ13を備え、内部には、特には図示していないが、トナー撹拌部材、現像ローラ13にトナーを供給するトナー供給ローラ、現像ローラ13上のトナー層を一定の層厚に規制するドクターブレード等を備えている。
中間転写ベルトユニット3は、本体装置のほぼ中央で図の左右のほぼ端から端まで扁平なループ状になって延在する無端状の転写ベルト14と、この転写ベルト14を掛け渡されて転写ベルト14を図の反時計回り方向に循環移動させる駆動ローラ15と従動ローラ16を備えている。
上記の転写ベルト14は、トナー像を直接ベルト面に転写(一次転写)されて、そのトナー像を更に用紙に転写(二次転写)すべく用紙への転写位置まで搬送するので、ここではユニット全体を中間転写ベルトユニットといっている。
この中間転写ベルトユニット3は、上記扁平なループ状の転写ベルト14のループ内にベルト位置制御機構17を備えている。ベルト位置制御機構17は、転写ベルト14を介して感光体ドラム7の下部周面に押圧する導電性発泡スポンジから成る一次転写ローラ18を備えている。
ベルト位置制御機構17は、マゼンタ(M)、シアン(C)及びイエロー(Y)の3個の画像形成ユニット6M、6C及び6Yに対応する3個の一次転写ローラ18を支持軸を中心に同一周期で回転移動させる。
そして、ベルト位置制御機構17は、ブラック(K)の画像形成ユニット6Kに対応する1個の一次転写ローラ18を上記3個の一次転写ローラ18とは個別に回転移動させて転写ベルト14を感光体ドラム7から離接させる。
すなわち、ベルト位置制御機構17は、中間転写ベルトユニット3の転写ベルト14の位置を、フルカラーモード(4個全部の一次転写ローラ18が転写ベルト14に当接)、モノクロモード(画像形成ユニット6Kに対応する一次転写ローラ18のみが転写ベルト14に当接)、及び全非転写モード(4個全部の一次転写ローラ18が転写ベルト14から離れる)に切換える。
上記の中間転写ベルトユニット3には、上面部のベルト移動方向最上流側の画像形成ユニット6Mの更に上流側に、ベルトクリーナユニットが配置され、下面部のほぼ全面に沿い付けるように平らで薄型の廃トナー回収容器19が着脱自在に配置されている。
給紙部4は、上下2段に配置された2個の給紙カセット21を備え、2個の給紙カセット21の給紙口(図の右方)近傍には、それぞれ用紙取出ローラ22、給送ローラ23、捌きローラ24、待機搬送ローラ対25が配置されている。
待機搬送ローラ対25の用紙搬送方向(図の鉛直上方向)には、転写ベルト14を介して従動ローラ16に圧接する二次転写ローラ26が配設されて、用紙への二次転写部を形成している。
この二次転写部の下流(図では上方)側にはベルト式熱定着ユニット27が配置されて、ベルト式熱定着ユニット27の更に下流側には、定着後の用紙をベルト式熱定着ユニット27から搬出し、更に装置上面に形成されている排紙トレー28に排紙する排紙ローラ対29が配設されている。
両面印刷用搬送ユニット5は、外面(図の右方外側面)がプリンタ1の内部を側面から外部に開放又は遮蔽する右側面カバーとしての開閉部材を兼ねている。
そして、この両面印刷用搬送ユニット5は、上記ベルト式熱定着ユニット27と排紙ローラ対29との中間部の搬送路から図の右横方向に分岐した返送開始路32a、それから下方に曲がる返送中間路32b、更に上記とは反対の左横方向に曲がって最終的に返送用紙を反転させる返送終端路32cを備えている。
上記返送終端路32cの出口は、給紙部4の下方の給紙カセット21に対応する待機搬送ローラ対25への搬送路に連絡している。また、本例において中間転写ベルトユニット3の上面部には、クリーニング部33が配置されている。
クリーニング部33は、転写ベルト14の上面に当接して廃トナーを擦り取って除去して、図示を省略したベルトクリーナユニットの一時貯留部に溜め込み、その溜め込まれた廃トナーを搬送スクリューにより落下筒内を上部まで搬送し、落下筒を介して廃トナー回収容器19に送り込んでいる。
図2(a)は、上記のプリンタ1の外観斜視図であり、同図(b)は両面印刷用搬送ユニット5と一体な右側面開閉部を開く図である。尚、図2(a),(b)には図1と同一の構成部分には図1と同一の番号を付与して示している。
図2(a)に示すように、プリンタ1には、前方に前扉35が備えられ、右側面には開閉カバーとして両面印刷用搬送ユニット5と一体な右側面開閉部36が備えられている。右側面開閉部36には上部に取っ手37が付いている。
図2(b)に示すように、右側面開閉部36の取っ手37に人の手38を掛けて右側面開閉部36を矢印aで示すように下方に開放して装置本体1の側面開口39から定着ユニット27及び用紙搬送路を露出させることができる。
なお、このプリンタ1において、内部装置としての図1に示した画像形成ユニット6、中間転写ベルトユニット3、定着ユニット27等は、全て前扉35を前方(紙面奥行き方向手前側)に開いて、前扉35方向に入れ替え操作するように構成されている。
ただし、定着ユニット27の場合は、用紙ジャム等が発生した場合、そのまま前扉35の前方に引き出したのではジャム用紙が周辺部材に絡んで何かと不都合が生じることは前述した。
したがって、先ず、右側面開閉部36を開放して装置本体1の側面開口39から定着ユニット27及び用紙搬送路を露出させ、ジャム用紙等を取り除いてから、前扉35を開いて、定着ユニット27を装置本体1の手前に引き出すことになる。
そして、前述した不都合が生じないよう上記の手順を確実にするために、右側面開閉部36が開放されないうちは、前扉35だけを開いても定着ユニット27を取り出すことが出来ないように、右側面開閉部36と定着ユニット27との間にロック機構を設けることが必然となる。
図3(a),(b),(c)は、実施例1に係る定着ユニットロック機構の構成とその動作状態を説明する図である。最初に図3(c)の図において定着ユニットロック機構の構成を説明する。なお、図3(c)には上に動作状態を示すための全体図を示し、下に構成拡大図を破線丸cで囲んで示している。
図3(c)に示すように、定着ユニットロック機構40として、先ず、定着ユニット27が図3(c)のように装着部に装着されたとき右側面開閉部36の内面36aに対向する定着ユニット27の右面27aに、ロック溝41が形成されている。
そして、他方の右側面開閉部36には、閉成時においてロック溝41に嵌入するロック爪42が設けられている。ロック爪42は、右側面開閉部36が右に開成したとき、右側面開閉部36と共に右に移動してロック溝41から外れるようになっている。
このロック爪42は、ロック爪42と共にロック爪42の回動方向に回転するヒンジ軸43に保持されている。ロック爪42には、ヒンジ軸43に保持される根元から爪先端部方向に延びる背面に傾斜部42aを形成されている。
上記のヒンジ軸43には、回動ロック部材44が固定して設けられている。回動ロック部材44は、ロック部45に当接することによって、ヒンジ軸43の図3(c)において矢印bで示す反時計回り方向への回転を所定位置で停止させる。
つまり、回動ロック部材44は、ロック爪42がロック溝41に嵌入した位置で、ヒンジ軸43の回転すなわちロック爪42の回動を停止させてロックする。
また、ヒンジ軸43には、ねじりバネ46の一端が固定されている。ねじりバネ46の他端は右側面開閉部36のフレームに固定されている。ねじりバネ46は、回動ロック部材44により回転がロックされる方向へ回転するようヒンジ軸43を常に付勢している。
上記の構成において、装着部に定着ユニット27が無く、右側面開閉部36が閉成された状態で、図3(a)に示すように、定着ユニット27が取っ手47により装着部に挿入されたとする。
このとき、定着ユニット27の挿入方向先端部は、ロック爪42の傾斜部42aに摺接して、ロック爪42を右方へ押し付け、ヒンジ軸43に加わるねじりバネ46の付勢力に抗して、ヒンジ軸43と一体なロック爪42を定着ユニット27の挿入奥方向へ回動させる。
図3(b)に矢印dで示すように、定着ユニット27の装着部への更なる挿入に対して、ロック爪42の傾斜部42aとの摺接面となる定着ユニット27の右面27aが、ロック爪42を定着ユニット27の装着部への挿入を阻止しない位置まで回動させる。
定着ユニット27の装着部へ充分押し込まれて装着部への装着が完了すると、図3(c)に示すように、ロック爪42は、ねじりバネ46の付勢力により定着ユニット27のロック溝41に嵌入する。このとき作業者は、クリック感と共に軽微な音を感じ取ることができる。
また、これと同時に、ロック爪42は、回動ロック部材44によりヒンジ軸43が回転をロックされる位置までヒンジ軸43と共に回動してロック溝41のロック部41aとの係合位置に停止する。
このように、ロック爪42の先端がロック溝41のロック部41aに当接することにより、定着ユニット27が装着部から跋脱方向(側面に並行する方向)へ跋脱されることが、右側面開閉部36によって禁止される。
このように、本実施例によれば、定着ユニットを装置本体の前方向から着脱する形式の定着ユニットに対して、装着時において、定着ユニットの挿入と、ロック機構を有する右側面開閉部の開閉の順序を気にすることなく装着処理を行うことができる。
また、定着ユニットの装着部への挿入時に、ロック爪が逃げるので、ロック機構の部材間の衝突による部材の変形や破損を生じるおそれが無くなる。また、装着完了とともに軽微な音と共にクリック感が発生するので、作業者は装着完了を容易に確認することができる。
[実施例2]
ここで、図1に示した定着ユニット27は、ベルト式熱定着装置からなる定着ユニットである。特には図示しないが、熱源を内蔵した発熱ローラの熱を熱ベルトによって、定着ローラと加圧ローラからなる用紙挟持部に伝達して、用紙に転写されているトナー画像を熱と圧力によって紙面に定着させる。
なお、熱ベルトの用紙挟持部下流側には、トナー像を定着された用紙が、正しく搬出されずに、熱ベルトに密着して熱ベルト側に巻き込まれるのを防止するために、板状の用紙分離部材が設けられている。用紙分離部材の先端は、熱ベルトに近接するように配置されている。
ところで、一般にベルトというものは、掛け渡されているローラに対して、ベルト走行方向に直交する幅方向の左右いずれかに片寄りやすい傾向がある。ベルトに片寄りがあるとベルトの正しい機能が発揮できない。定着の場合であれば熱ベルトに片寄りがあるとトナー像の定着にムラが生じる。
従って、ベルトの片寄りを常に監視して、片寄りがあれば、その片寄りを直ちに検知して、検知した片寄りを修正しなければならなし。検知された片寄りを修正する方法は種々の方法が確立されている。
しかし、従来、片寄りを検知する方法には、検知装置に複雑なものが多かったり、高価な部材を必要とするもの多いなどで、組み立て工数の簡易化と、製品コストの削減などの点で、改良の余地が多分に残されていた。本例では簡易な構成でベルト片寄りを検知する装置を提供する。
図4(a)は、実施例2に係る定着ユニットにおける熱ベルトと用紙分離部材とベルト片寄り検知センサとの配置構成を左方1/2のみ示す図であり、同図(b)は同図(a)に丸で囲んだ部分の拡大図である。なお、同図(a),(b)は熱ベルトに片寄りがないときの状態を示している。図4(c)(d)は、図4(a),(b)と同様の構成を示しているが、熱ベルトに左方への片寄りが生じたときの状態を示している。
図4(a)に示すように、ローラ軸48に軸支されて回転する定着ローラ49には熱ベルト51が発熱ローラとの間に掛け渡されている。なお、発熱ローラは紙面奥行方向の向こう側に配置されているので同図では陰になって見えない。
また、熱ベルト51を介して定着ローラ49に圧接している加圧ローラは、紙面奥行方向の手前側に配置されているので、同図では図外となって見えない。図4(a)に示すように、熱ベルト51に近接して、支持軸52に軸支された用紙分離部材53が配置されている。
用紙分離部材53の両端には、下方に向いて突設された突起部54が形成されている。支持軸52は左右に摺動可能に不図示の軸受けに支持されている。支持軸52の端部を上下から挟むように光透過型の光学センサ55が配置されている。
図4(b)に矢印bで示すように、熱ベルト51が左方に片寄ると、図4(d)に示すように熱ベルト53の横縁部51aが、用紙分離部材53の左端の突起部54を、矢印fで示すように左方に押し付ける。
すると、図4(c)に示すように、用紙分離部材53を支持する支持軸52も左方に移動して、その先端が光学センサ55の光路を、いままでよりも大きく遮蔽する。これにより光学センサ55の出力が光路を遮蔽された分だけ変化するので、用紙分離部材53の左方への移動量、すなわち熱ベルト51の片寄り量が判明する。
熱ベルト51の片寄り量が判明すれば、その片寄りは従来より行われているいずれかの方法により容易に修正できる。なお、図4(a)〜(d)では、構成の左方1/2のみを示しているが、右方の構成及び動作も左方に中央対称で準じている。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明は特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
装置の側面を開閉する開閉部と、該開閉部に近接する前記装置の装着部から前記側面に並行する方向への跋脱を前記開閉部により禁止される定着ユニットと、を有する画像形成装置における定着ユニットロック機構において、
前記定着ユニットは、前記装着部において前記開閉部に対向する面にロック溝を有し、
前記開閉部は、
閉成時において前記ロック溝に嵌入し開成時に前記ロック溝から外れるロック爪と、
該ロック爪を保持し該ロック爪と共に該ロック爪の回動方向に回転するヒンジ軸と、
該ヒンジ軸に固定して設けられ該ヒンジ軸の回動を所定の位置でロックする回動ロック部材と、
前記ヒンジ軸に設けられ前記回動ロック部材によりロックされる方向へ回転するよう前記ヒンジ軸を常に付勢する付勢部材と、
を有することを特徴とする画像形成装置の定着ユニットロック機構。
[付記2]
前記ロック爪は、前記ヒンジ軸に保持される根元から爪先端部方向に延びる背面に傾斜部を形成され、
前記装着部に前記定着ユニットが無く、前記開閉部が閉成された状態で、前記定着ユニットが前記装着部に挿入されたとき、
前記定着ユニットの挿入方向先端部は、前記ロック爪の前記傾斜部に摺接し、前記付勢部材の付勢力に抗して前記ロック爪を挿入奥方向へ回動させ、
前記定着ユニットの前記装着部への更なる挿入に応じて、前記定着ユニットの摺接面は、前記ロック爪を前記定着ユニットの前記装着部への挿入を阻止しない位置に回動させ、
前記定着ユニットの前記装着部への装着完了と共に、前記ロック爪は、前記付勢部材の付勢力により前記ロック溝に嵌入し、前記回動ロック部材により回動をロックされる位置まで前記ヒンジ軸が回転して前記ロック爪が前記ロック溝のロック部に係合する、
ことを特徴とする付記1記載の画像読取装置の定着ユニットロック機構。
本発明は、有効な状態のロック機構を解除することなく容易に装着部に定着ユニットを装着してロックできる画像形成装置の定着ユニットロック機構に利用することができる。
1 プリンタ
2 画像形成部
3 中間転写ベルトユニット
4 給紙部
5 両面印刷用搬送ユニット(開閉部)
6(6M、6C、6Y、6K) 画像形成ユニット
7(7m、7c、7y、7k) 感光体ドラム
7−1 感光体ドラムの回転中心
8 クリーナ
9 帯電ローラ
11 光書込ヘッド
12 現像器
13 現像ローラ
14 転写ベルト
15 駆動ローラ
16 従動ローラ
17 ベルト位置制御機構
18 一次転写ローラ
19 廃トナー回収容器
21 給紙カセット
22 用紙取出ローラ
23 給送ローラ
24 捌きローラ
25 待機搬送ローラ対
26 二次転写ローラ
27 定着ユニット
27a 右面
28 排紙トレー
29 排紙ローラ対
32a 返送開始路
32b 返送中間路
32c 返送終端路
33 クリーニング部
35 前扉
36 右側面開閉部
36a 内面
37 取っ手
38 人の手
39 側面開口
40 定着ユニットロック機構
41 ロック溝
41a ロック部
42 ロック爪
42a 傾斜部
43 ヒンジ軸
44 回動ロック部材
45 ロック部
46 ねじりバネ
47 取っ手
48 ローラ軸
49 定着ローラ
51 熱ベルト
51a 横縁部
52 支持軸
53 用紙分離部材
54 突起部
55 光学センサ

Claims (2)

  1. 装置の側面を開閉する開閉部と、
    前記側面に並行する方向への抜脱を前記開閉部により禁止される定着ユニットと、を有し、
    前記定着ユニットは、前記開閉部に対向する面にロック溝を有し、
    前記開閉部は、
    閉成時には前記ロック溝に嵌入し開成時には前記ロック溝から外れるロック爪と、
    前記ロック爪を保持し該ロック爪と共に該ロック爪の回動方向に回動するヒンジ軸と、
    前記ヒンジ軸に固定して設けられており、前記ヒンジ軸の所定方向への回転に伴って所定位置まで回転したときに所定のロック部に当接することで前記ヒンジ軸の前記所定方向への回転をロックする回動ロック部材と、
    前記ヒンジ軸に設けられ前記回動ロック部材によりロックされる方向へ回転するよう前記ヒンジ軸を付勢する付勢部材と、
    を有することを特徴とする画像形成装置の定着ユニットロック機構。
  2. 前記ロック爪は、前記ヒンジ軸に保持される根元から爪先端部方向に延びる背面に傾斜部を形成され、
    前記定着ユニットが抜かれていて、前記開閉部が閉成された状態に対して、前記定着ユニットが挿入される際に、
    前記定着ユニットの挿入方向先端部は、前記ロック爪の前記傾斜部に摺接し、前記付勢部材の付勢力に抗して前記ロック爪を挿入奥方向へ回動させ、
    前記定着ユニットの更なる挿入に応じて、前記定着ユニットの摺接面は、前記ロック爪を前記定着ユニットの挿入を阻止しない位置に回動させ、
    前記定着ユニットの装着完了と共に、前記ロック爪は、前記付勢部材の付勢力により前記ロック溝に嵌入し、前記回動ロック部材により回動をロックされる位置まで前記ヒンジ軸が回転して前記ロック爪が前記ロック溝のロック部に係合する、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置の定着ユニットロック機構。
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