JP2003262996A - 複写機及び複合機 - Google Patents

複写機及び複合機

Info

Publication number
JP2003262996A
JP2003262996A JP2002061496A JP2002061496A JP2003262996A JP 2003262996 A JP2003262996 A JP 2003262996A JP 2002061496 A JP2002061496 A JP 2002061496A JP 2002061496 A JP2002061496 A JP 2002061496A JP 2003262996 A JP2003262996 A JP 2003262996A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conveyance path
guide member
guide
opening
path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002061496A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Okamuro
利彦 岡室
Hideaki Yamada
英明 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic System Solutions Japan Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Communications Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Communications Co Ltd filed Critical Panasonic Communications Co Ltd
Priority to JP2002061496A priority Critical patent/JP2003262996A/ja
Publication of JP2003262996A publication Critical patent/JP2003262996A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
  • Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置内部に組込まれた片面記録用及び両面記
録用の反転機構において紙ジャムが生じた場合その除去
を容易に行うことができるものとする。 【解決手段】 転写部2を経由して記録紙Aを搬送する
上搬送路3と、この上搬送路の下方に位置し反転部を経
由して面を反転させた記録紙を上搬送路へ戻す下搬送路
5とをそれぞれを形成するガイド部材を一体に有し且つ
装置本体6に引出自在に設けられた引出部7を有するも
のとする。特に、上搬送路ガイド手段を構成し且つ装置
本体側の感光体に対向する転写部を備えた転写ユニット
を、引出部を装置本体から引出した状態で、上面が露出
すると共に上方に開動作可能に設ける。また転写ユニッ
トを、下搬送路ガイド手段を構成するガイド部材との間
の空隙内に退避可能に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、片面記録及び両面
記録の際に記録紙の表裏を反転させる反転機構における
紙ジャムの解除を容易にする複写機及び複合機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の複写機及び複合機では、
片面記録における記録紙の反転機構と、両面記録におけ
る記録紙の反転機構とを、装置の別々の個所に分離して
設けていた。ここで、片面記録の反転機構は、上面に画
像を形成した記録紙を反転させて画像面を下方に向ける
ものである。主に、ファクシミリのように、画像が記録
紙の上面に形成されると、受信順序と頁順序とが逆とな
る場合に、これを直すために用いられる。そして、一般
には、この片面記録の反転機構は、帳合機能やステイプ
ル機能を備えたフィニッシャと呼ばれる後処理機構の内
部に組込まれていた。一方、両面記録の反転機構は、一
面に画像を形成した記録紙の表裏を反転させて再度記録
部に給紙して他面に画像を形成させるものである。これ
らはそれぞれオプション品として装置本体に別途取付け
られるようユニット化されていた。一般には、この両面
記録の反転機構は、装置本体と給紙カセットとの間に取
付けられるようになっていた。このように、ユーザの必
要に応じて、必要な機能を備えた複写機又は複合機を構
成することができた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
技術では、以下のような問題があった。即ち、複合機が
一般化するに従って、片面記録の反転機構又は両面記録
の反転機構は、オプション品ではなく標準装備の機能に
なっている。また、複写機においても、複合機の影響を
受けて同様の構成を採用するようになってきた。この構
成の場合、上記各反転機構で紙ジャムが生ずると、各反
転機構は装置本体と一体となって装置本体から分離する
ことを前提として設計されていないので、通常の紙パス
での紙ジャム除去と同様に装置内部での作業となり、複
雑な構造の反転機構においては、その解除作業が極めて
煩雑になるという問題があった。
【0004】そこで、本発明は、装置内部に組込まれた
片面記録用及び両面記録用の反転機構において紙ジャム
が生じた場合その除去を容易に行うことができる複写機
及び複合機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明は、転写部を経由して記録紙を搬送する上
搬送路と、この上搬送路の下方に位置し反転部を経由し
て面を反転させた記録紙を上搬送路へ戻す下搬送路と、
上搬送路及び下搬送路をそれぞれ形成するガイド手段を
一体に有し且つ装置本体に引出自在に設けられた引出部
と、を具備したものとした。これにより、両面記録の反
転機構を装置本体の内部に収納した場合であっても、反
転機構を構成する上搬送路及び下搬送路を引出部に搭載
することにより、この引出部を装置本体から引き出すこ
とで上搬送路及び下搬送路で紙ジャムを起こした記録紙
の除去作業が容易になり、特に上搬送路及び下搬送路を
一体として引出すので、反転機構における紙ジャム解消
作業を効率的に行うことができる。なお、引出部は、モ
ータで出し入れ駆動させる構成も可能であるが、取っ手
を設けて手で出し入れする構成が簡易である。
【0006】特に前記構成に加えて、上搬送路のガイド
手段を構成し且つ上面側に上搬送路を形成するガイド部
材が、引出部を装置本体から引出した状態で、上面を露
出させると共に上方に開動作可能に引出部に設けられた
ものとした。これにより、引出部を引き出すことで、ガ
イド部材上の上搬送路でジャムを起こした記録紙を簡単
に取り除くことができ、しかもガイド部材を開くことで
形成される開放部から手を差し込むことにより下搬送路
内で紙ジャムを起こした記録紙の除去が可能になる。こ
のため、上下いずれの搬送路においても記録紙の除去を
上方からの作業で行うことが可能になることから、オペ
レータは一定の姿勢のままで作業を行えば良く、紙ジャ
ム除去作業を簡易且つ効率的なものにすることができ
る。この場合、引出部に設けられるガイド部材に対向し
て下面側に上搬送路を形成する上側のガイド部材は装置
本体に固定される。
【0007】さらに前記構成に加えて、開動作可能なガ
イド部材を所定の開き角度に制限する回動規制手段が設
けられたものとした。これにより、ガイド部材が必要以
上に開くことを避け、ガイド部材が他の部材と接触する
ことで生じる破損を防止することができる。
【0008】また前記構成に加えて、開動作可能なガイ
ド部材を所定の開位置に保持する保持手段が設けられた
ものとした。これにより、ガイド部材を開いた際にガイ
ド部材が所定の開位置に保持されるため、下搬送路にお
ける紙ジャム除去作業中に上方のガイド部材が降下して
作業の妨げとなるのを防止することができる。なお、回
動規制手段と保持手段は同一の部材で兼用することが可
能である。
【0009】さらに前記構成に加えて、保持手段により
所定の開位置に保持されたガイド部材を把持して一旦開
方向に回動させることで保持手段の解除を可能としたも
のとした。これにより、オペレータがガイド部材を手で
把持してはじめて保持手段を解除することができるた
め、ガイド部材が突然閉動作を開始して引出部の他の部
材に衝突する不都合を避けると共に、オペレータの不注
意で手が挟まることを防止して安全性を高めることがで
きる。この場合、オペレータが確実に把持可能なように
ガイド部材に把持部を設けると良い。
【0010】さらに前記構成に加えて、下搬送路のガイ
ド手段を構成し且つ下面側に下搬送路を形成するガイド
部材が、下搬送路を開放させる上向きに開動作可能に設
けられたものとした。これにより、下搬送路内でジャム
を起こした記録紙の取り出しが容易になり、紙ジャム解
消作業を効率化することができる。
【0011】さらに前記構成に加えて、開動作可能なガ
イド部材を所定の全閉位置に規制して浮き状態を防止す
る浮き防止手段が設けられたものとした。これにより、
ガイド部材が所定の全閉位置から浮き上がった浮き状態
によってガイド部材が有するガイド機能が損なわれるこ
とを防止することができる。
【0012】さらに前記構成に加えて、下搬送路ガイド
手段を構成し且つ下面側に下搬送路を形成する上側ガイ
ド体が複数のガイド部材に分割された状態で引出部に設
けられ、複数のガイド部材の一部が、下搬送路を開放さ
せる上向きに開動作可能に設けられたものとした。これ
により、ガイド部材の寸法が小さくなるため、限られた
スペース内でガイド部材を開閉させる際の移動量を大き
くとって下搬送路内の記録紙を取り出し易くすることが
でき、紙ジャム解消作業が容易になる。
【0013】さらに前記構成に加えて、上側ガイド体を
構成する複数のガイド部材が全て、その紙搬送方向の長
さが搬送可能な最小記録紙長より短くなるように形成さ
れ、隣り合わせのガイド部材の少なくとも一方が開動作
可能に設けられたものとした。これにより、1つのガイ
ド部材で記録紙が全体的に覆われることがなくなり、隣
り合わせのガイド部材の一方を動かすことで、ガイド部
材からはみ出した記録紙の端部をつかんで取り出すこと
ができる。このため、下搬送路でジャムを起こした記録
紙を確実に除去することができる。しかも可動部品数を
抑えると共に、可動部品のために紙ジャム除去の作業ス
ペースが縮小するのを避けることができる。
【0014】さらに前記構成に加えて、上側ガイド体を
構成する複数のガイド部材が、1つおきに開動作可能に
設けられたものとした。これにより、可動部品数をより
一層削減して、構造を簡素化することができる。
【0015】さらに前記構成に加えて、上搬送路のガイ
ド手段を構成し且つ上面側に上搬送路を形成する第1の
ガイド部材が、引出部を装置本体から引出した状態で、
上面を露出させると共に上方に開動作可能に引出部に設
けられ、下搬送路のガイド手段を構成し且つ下面側に下
搬送路を形成すると共に第1のガイド部材の下方に位置
する第2のガイド部材が、下搬送路を開放させる向きに
開動作可能に設けられ、第2のガイド部材の開閉動作
を、第1のガイド部材の開閉動作に連動させる連動手段
が設けられたものとした。これにより、第1のガイド部
材を開く1つの操作で、下搬送路を開放させることがで
き、効率的に紙ジャム解消作業を行うことができる。
【0016】さらに前記構成に加えて、上搬送路のガイ
ド手段または下搬送路のガイド手段を構成すると共に上
搬送路または下搬送路を開放させるために外向きに開動
作可能に設けられたガイド部材を有し、このガイド部材
が、手で直接開閉操作可能に設けられたものとした。こ
れにより、構成を簡素化することができる。外向きに開
動作可能なガイド部材は、徒に他の動作と連動化させる
と引出部の引き出し動作を阻害するなどの支障が生じ、
また引出部の外側に位置することから直接開閉操作させ
ることに格別の不便はない。
【0017】さらに前記構成に加えて、上搬送路ガイド
手段を構成し且つ装置本体側の感光体に対向する転写部
を備えた転写ユニットが、下搬送路ガイド手段を構成す
るガイド部材との間の空隙内に退避可能に設けられたも
のとした。これにより、引出部を引き出す際に転写ユニ
ットを退避させることで、感光体と転写部との間で紙ジ
ャムを起こした記録紙が引出部の引出し動作の過程で折
れたり破れたりして除去し難くなるのを確実に防止する
ことができる。
【0018】さらに前記構成に加えて、転写ユニットを
下方から支持する支持部材が、転写ユニットを所定の初
期位置に保持する起立位置と転写ユニットを退避させる
横臥位置との間で回動可能に設けられると共に、転写ユ
ニットに、支持部材を所定の支持位置に規制するストッ
パが設けられたものとした。これにより、転写ユニット
を復帰させる際に所定の初期位置に確実に位置決めさ
れ、転写ユニットを可動な構成としても、簡単な構造で
感光体と転写部との間隔の精度を確保することができ
る。
【0019】さらに前記構成に加えて、支持部材に、こ
れを横臥させた際にストッパを受け入れる窪み部が設け
られたものとした。これにより、退避位置に降下した転
写ユニットのストッパが支持部材と干渉することで、感
光体と転写部との間隔を十分に大きくとることができな
くなる不都合を避けることができる。
【0020】さらに前記構成に加えて、引出部を手で引
き出し操作するための操作部と、この操作部の回動操作
で引出部を装置本体から引出不能にロックさせる第1位
置及びロックを解除する第2位置の間を移動可能なロッ
ク部材と、を具備したものとした。これにより、引出部
を装置本体から引き出す際に、操作部を手で把持して回
動操作することでロックが解除され、引き続いて操作部
から手を離すことなく操作部を手前側に引き寄せる操作
で引出部が引き出され、ロック解除と引き出しの操作を
連続して行うことができるため、作業を手際良く行うこ
とができる。
【0021】さらに前記構成に加えて、下搬送路のガイ
ド手段を構成し且つ下面側に下搬送路を形成するガイド
部材が、下搬送路を開放させる上向きに開動作可能に引
出部に設けられると共に、ガイド部材の開閉動作を、操
作部の回動操作によるロック部材のロックと解除の動作
に連動させる連動手段が設けられたものとした。これに
より、引出部を引き出した際に既に下搬送路が開放され
た状態にあり、紙ジャム解消作業を効率的に行うことが
できる。
【0022】さらに前記構成に加えて、開動作可能なガ
イド部材が、上搬送路ガイド手段を構成し且つ上方に開
動作不能なガイド部材で上方を覆われる位置にあるもの
とした。これにより、他のガイド部材で上方を覆われた
ガイド部材を直接操作することなく開くことができるた
め、紙ジャム解消作業をより一層効率化することができ
る。
【0023】さらに前記構成に加えて、開動作可能なガ
イド部材が、下搬送路から上搬送路に向かう曲線領域に
対応して設けられたものとした。これにより、特に紙ジ
ャムが発生しやすい曲線領域でのガイド部材の開閉操作
の手間を省くことができるため、紙ジャム解消作業を大
幅に効率化することができる。
【0024】さらに前記構成に加えて、上搬送路ガイド
手段を構成し且つ装置本体側の感光体に対向する転写部
を備えた転写ユニットが、下搬送路ガイド手段を構成す
るガイド部材との間の空隙内に退避可能に引出部に設け
られると共に、転写ユニットの退避と初期位置への復帰
の動作を、操作部の回動操作によるロック部材のロック
と解除の動作に連動させる連動手段が設けられたものと
した。これにより、転写ユニットの退避動作をロック部
材のロックを解除する操作部の回動操作に連動させるこ
とで、引出部を引き出す際に転写ユニットを退避させる
ことなく引出部が引き出されることを防止し、また転写
ユニットの初期位置への復帰動作をロック部材をロック
する操作部の回動操作に連動させることで、引出部を装
置本体内に戻した際に転写ユニットを確実に初期位置へ
復帰させることができる。
【0025】特にガイド部材の開閉動作を操作部の回動
操作に連動させる構成と組み合わせると、操作部の1つ
の操作で、ロック部材、転写ユニット、ガイド部材の各
動作を一度に行わせることができ、紙ジャム解除作業に
必要な操作数を大幅に削減して、紙ジャム解除作業を効
率的に行うことができる。
【0026】さらに前記構成に加えて、連動手段が、転
写ユニットを下方から支持する支持部材であり、この支
持部材が、転写ユニットを所定の初期位置に保持する起
立位置と転写ユニットを退避させる横臥位置との間で回
動可能に操作部の回動軸に一体に設けられたものとし
た。これにより、簡単な構成で転写ユニットの移動量を
大きく確保して感光体から転写部を大きく離間させるこ
とができ、しかも支持部材を操作部の回動軸に一体に設
けることで構造を簡素化することができる。
【0027】さらに前記構成に加えて、下搬送路ガイド
手段を構成し且つ下面側に下搬送路を形成するガイド部
材が、下搬送路を開放させる上向きに開動作可能に設け
られると共に、この開動作可能なガイド部材を所定の全
閉位置に規制して浮き状態を防止する浮き防止手段が設
けられ、この浮き防止手段の動作を、操作部の回動操作
よるロック部材の動作と連動させる連動手段が設けられ
たものとした。これにより、浮き防止手段の解除をロッ
ク部材のロックを解除する操作部の回動操作に連動させ
ることで、浮き防止手段の規制状態のままでガイド部材
の開動作が行われることによる部品の破損を防止するこ
とができ、また浮き防止手段による規制の動作をロック
部材をロックする操作部の回動操作に連動させること
で、浮き防止手段の解除状態のままで装置を稼動させる
ことによる紙ジャム発生を防止することができる。
【0028】特に転写ユニットの動作を操作部の回動操
作に連動させる構成と組み合わせると、操作部の1つの
操作でロック部材、浮き防止手段、並びに転写ユニット
の各動作を一度に行うことができ、紙ジャム解消作業の
ための操作を簡易かつ効率的にすることができる。さら
に、ガイド部材の開閉動作を操作部の回動操作に連動さ
せる構成と組み合わせると、操作部の1つの操作で、ロ
ック部材、浮き防止手段、転写ユニット、並びにガイド
部材の各動作を一度に行わせることができる。
【0029】さらに前記構成に加えて、連動手段が、浮
き防止手段を一体に備えた回動軸と、操作部の回動軸と
を連動させる歯車であるものとした。これにより、操作
部と浮き防止手段との連動動作を簡易な構成で確実に行
わせることができる。
【0030】さらに前記構成に加えて、上搬送路及び前
記下搬送路のすくなくともいずれかに連続し且つ引出部
を引き出した際に装置本体側に取り残される本体側の搬
送路を覆う開閉カバーと、操作部の回動操作で動作する
ロック手段とは別に、引出部を装置本体から引出不能に
ロックすると共に開閉カバーを開くことでロックが解除
されるロック手段が設けられたものとした。これによ
り、開閉カバーを開かなければ引出部を装置本体から引
き出すことができない。このため、本体側の搬送路と引
出部内の搬送路との間にまたがって紙ジャムを起こした
記録紙を、引出部の引き出し動作に先だって行われる開
閉カバーの開操作でオペレータに認識させることがで
き、ここで記録紙を取り除くようにすれば、引出部の引
き出し動作の過程で記録紙が破断して紙ジャムの解消が
困難になる不都合を回避することができる。
【0031】さらに前記構成に加えて、開閉カバーが、
引出部の下方に設けられた給紙部から上搬送路に記録紙
を送り込む給紙用搬送路を覆うために装置本体の側面に
設けられたものとした。これにより、給紙用搬送路から
上搬送路に送り込まれる過程でジャムを起こした記録紙
を除去する作業をオペレータに促して引出部の引き出し
動作で記録紙が破断することを防止することができる。
【0032】また前記構成に加えて、開閉カバーが、上
搬送路から送り出された記録紙を反転部に送り込む反転
用搬送路を覆うために装置本体の側面に設けられたもの
とした。これにより、上搬送路から反転用搬送路に送り
込まれる過程でジャムを起こした記録紙を除去する作業
をオペレータに促して引出部の引き出し動作で記録紙が
破断することを防止することができる。
【0033】また前記構成に加えて、開閉カバーが、反
転部から下搬送路に記録紙を送り込む反転用搬送路を覆
うために装置本体の側面に設けられたものとした。これ
により、反転用搬送路から下搬送路に送り込まれる過程
でジャムを起こした記録紙を除去する作業をオペレータ
に促して引出部の引き出し動作で記録紙が破断すること
を防止することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面を参照して本発
明の構成を詳細に説明する。
【0035】図1は、本発明が適用された複写機を示す
模式図である。本装置は、感光体1と、これに対向する
転写部2を経由して記録紙Aを搬送する上搬送路3と、
この上搬送路3の下方に位置し反転部4を経由して面を
反転させた記録紙Aを上搬送路3へ戻す下搬送路5と、
上搬送路3及び下搬送路5を形成するガイド手段を一体
に有し且つ装置本体6に引出自在に設けられた引出部7
と、を具備している。本装置の上部には原稿を読み取る
原稿読取部8が配置され、下部には記録紙Aが収容され
た給紙部9が設けられている。本装置の側面には給紙ト
レー10と排紙トレー11が設けられている。
【0036】上搬送路3には、給紙用搬送路12を経て
給紙部9からの記録紙Aが送り込まれ、転写部2では、
感光体1上に形成されたトナー像が記録紙Aに転写さ
れ、つづく定着部13でトナー像が記録紙Aに定着さ
れ、その後、通常の片面記録の場合には、記録紙Aがそ
のまま排紙用搬送路14を経て排紙トレー11上に排出
される。一方、片面記録の反転の場合には、上搬送路3
を通過して片面記録された記録紙Aが反転部4に導入さ
れてここで面を反転させた上で排紙用搬送路14に導か
れて排紙トレー11上に排出される。両面記録の反転の
場合には、上搬送路3を通過して片面記録された記録紙
Aが反転部4に導入されてここで面を反転させた上で下
搬送路5を経由して上搬送路3に戻され、もう片方の面
に記録された後に排出される。また、給紙トレー10上
の記録紙は、給紙用搬送路15を経て上搬送路3に導入
される。
【0037】このように本装置によれば、両面記録の反
転機構を装置本体の内部に収納した場合であっても、反
転機構を構成する上搬送路及び下搬送路を引出部に搭載
することにより、この引出部を装置本体から引き出すこ
とで上搬送路及び下搬送路で紙ジャムを起こした記録紙
の除去作業が容易になり、特に上搬送路及び下搬送路を
一体として引出すので、反転機構における紙ジャム解消
作業を効率的に行うことができる。
【0038】図2は、図1に示した引出部の斜視図であ
る。引出部7は、装置本体側に固設されたガイドレール
21にスライド可能に支持されている。引出部7の前面
側には、これを手で引き出し操作するための操作部22
が設けられている。この操作部22の回動軸23は、フ
レーム24に対して軸方向に移動不能に且つ回動可能に
設けられている。
【0039】図3は、図2に示した操作部の回動軸を示
す斜視図である。操作部22の回動軸23には、引出部
を装置本体から引出不能にロックさせる第1位置とロッ
クを解除する第2位置との間を移動可能なロック部材3
1が設けられている。このロック部材31は、第1位置
で装置本体に固設された係止部32に係合して軸方向の
移動が規制され、これにより引出部の引き出しが阻止さ
れる。このロック部材のロックと解除の動作は、回動軸
23まわりの操作部22の回動操作で行われ、引出部の
引き出し及び格納のための軸方向の押し引き操作と連続
して行うことができる。
【0040】このように本装置によれば、引出部を装置
本体から引き出す際に、操作部を手で把持して回動操作
することでロックが解除され、引き続いて操作部から手
を離すことなく操作部を手前側に引き寄せる操作で引出
部が引き出され、ロック解除と引き出しの操作を連続し
て行うことができるため、作業を手際良く行うことがで
きる。
【0041】図4は、図1に示した引出部の断面図であ
る。引出部7には、上搬送路3のガイド手段として、上
面側に上搬送路3を形成すると共に装置本体側の感光体
1に対向する転写部2及び搬送ベルト34を一体に備え
た転写ユニット35と、同じく上面側に上搬送路3を形
成するガイド部材36と、これに対向して下面側に上搬
送路を形成するガイド部材37・38とが設けられてい
る。このうち、転写ユニット35は、引出部7を装置本
体から引出した状態で上面を露出させると共に上方に開
動作可能に設けられている。ガイド部材37は、上搬送
路3を開放させるために外向きに開動作可能に設けられ
ている。転写ユニット35及びガイド部材37はそれぞ
れ、フレーム24に固設された支軸40・41回りに回
動可能に設けられており、さらに手で直接開閉操作可能
に把持部42・43が設けられている。ガイド部材36
・38は、フレーム24に対して不動に設けられ、両者
の間に形成される搬送路の紙搬送方向の長さが搬送可能
な最小記録紙長より短くなるように形成されている。
【0042】また、引出部7には下搬送路5のガイド手
段として、下面側に下搬送路を形成する上側ガイド体5
1が複数のガイド部材52〜56に分割された状態で設
けられており、これらのガイド部材52〜56は全て、
その紙搬送方向の長さが搬送可能な最小記録紙長より短
くなるように形成され、隣り合わせのガイド部材の少な
くとも一方が開動作可能に設けられ、特にここでは1つ
おきに開動作可能に設けられている。他方、上面側に下
搬送路を形成する下側ガイド体57はフレーム24に対
して不動に設けられている。
【0043】上側ガイド体51を構成する複数のガイド
部材52〜56のうち、転写ユニット35の真下に位置
するガイド部材54は、下搬送路を開放させる上向きに
開動作可能に設けられている。また不動のガイド部材3
6で上方を覆われる位置にあるガイド部材56は、ガイ
ド部材36との間の空隙内で下搬送路を開放させる上向
きに開動作可能に設けられている。反転部寄りのガイド
部材52は、下搬送路を開放させるために外向きに開動
作可能に設けられ、手で直接開閉操作可能に把持部58
が設けられている。これらの開動作可能なガイド部材5
2・54・56はそれぞれ、フレーム24に固設された
支軸59・60・61回りに回動可能に設けられてい
る。他のガイド部材53・55は、フレーム24に対し
て不動に設けられている。
【0044】上搬送路3のガイド手段を構成する不動な
ガイド部材38と下搬送路のガイド手段を構成する不動
な下側ガイド体57との間には、給紙部からの記録紙を
上搬送路3に導く給紙用搬送路12が一部形成され、こ
の給紙用搬送路12と下搬送路5との合流部の先には、
搬送ローラ63が配置されている。また、上搬送路3の
ガイド手段を構成する可動なガイド部材37と不動なガ
イド部材38との間には、給紙トレーからの記録紙を上
搬送路3に導く給紙用搬送路15が一部形成されてい
る。この給紙用搬送路15と上搬送路3との合流部の先
には、レジストローラ64が配置されている。下搬送路
5にも搬送ローラ65・66・67が配置されている。
【0045】転写ユニット35は、下搬送路ガイド手段
を構成するガイド部材54との間の空隙内に退避可能に
設けられている。この転写ユニット35の退避と初期位
置への復帰の動作は、操作部の回動操作によるロック部
材31のロックと解除の動作に連動し、その連動手段と
して、転写ユニット35を下方から支持する支持部材7
1が、転写ユニット35を所定の初期位置に保持する起
立位置と転写ユニット35を降下退避させる横臥位置と
の間で回動可能に操作部の回動軸23に一体に設けられ
ている。転写ユニット35には、支持部材71を所定の
起立位置に規制するストッパ72が設けられている。
【0046】このように本装置によれば、引出部を引き
出すことで、ガイド部材上の上搬送路でジャムを起こし
た記録紙を簡単に取り除くことができ、しかもガイド部
材を開くことで形成される開放部から手を差し込むこと
により下搬送路内で紙ジャムを起こした記録紙の除去が
可能になる。このため、上下いずれの搬送路においても
記録紙の除去を上方からの作業で行うことが可能になる
ことから、オペレータは一定の姿勢のままで作業を行え
ば良く、紙ジャム除去作業を簡易且つ効率的なものにす
ることができる。
【0047】さらに本装置によれば、下搬送路内でジャ
ムを起こした記録紙の取り出しが容易になり、紙ジャム
解消作業を効率化することができる。しかもガイド部材
の寸法が小さくなるため、限られたスペース内でガイド
部材を開閉させる際の移動量を大きくとって下搬送路内
の記録紙を取り出し易くすることができ、紙ジャム解消
作業が容易になる。さらに1つのガイド部材で記録紙が
全体的に覆われることがなくなり、隣り合わせのガイド
部材の一方を動かすことで、ガイド部材からはみ出した
記録紙の端部をつかんで取り出すことができる。このた
め、下搬送路でジャムを起こした記録紙を確実に除去す
ることができる。しかも可動部品数を抑えると共に、可
動部品のために紙ジャム除去の作業スペースが縮小する
のを避けることができる。特に開動作可能なガイド部材
を1つおきに設けることで可動部品数をより一層削減し
て、構造を簡素化することができる。さらに外向きに開
動作可能なガイド部材を手で直接開閉操作とすること
で、構成を簡素化することができる。外向きに開動作可
能なガイド部材は、徒に他の動作と連動化させると引出
部の引き出し動作を阻害するなどの支障が生じ、また引
出部の外側に位置することから直接開閉操作させること
に格別の不便はない。
【0048】さらに本装置によれば、引出部を引き出す
際に転写ユニットを退避させることで、感光体と転写部
との間で紙ジャムを起こした記録紙が引出部の引出し動
作の過程で折れたり破れたりして除去し難くなるのを確
実に防止することができる。そして転写ユニットを復帰
させる際に所定の初期位置に確実に位置決めされ、転写
ユニットを可動な構成としても、簡単な構造で感光体と
転写部との間隔の精度を確保することができる。さらに
転写ユニットの退避動作をロック部材のロックを解除す
る操作部の回動操作に連動させることで、引出部を引き
出す際に転写ユニットを退避させることなく引出部が引
き出されることを防止し、また転写ユニットの初期位置
への復帰動作をロック部材をロックする操作部の回動操
作に連動させることで、引出部を装置本体内に戻した際
に転写ユニットを確実に初期位置へ復帰させることがで
きる。しかも簡単な構成で転写ユニットの移動量を大き
く確保して感光体から転写部を大きく離間させることが
でき、しかも支持部材を操作部の回動軸に一体に設ける
ことで構造を簡素化することができる。
【0049】図5は、図4に示した支持部材を詳しく示
す断面図である。支持部材71には、これを横臥させた
際にストッパ72を受け入れる窪み部73が設けられて
いる。この窪み部73は、支持部材71の基部における
ストッパ72に対向する位置に設けられている。
【0050】このように本装置によれば、退避位置に降
下した転写ユニットのストッパが支持部材と干渉するこ
とで、感光体と転写部との間隔を十分に大きくとること
ができなくなる不都合を避けることができる。
【0051】図6は、図1に示した引出部の断面図であ
る。転写ユニット35の真下に位置する開動作可能なガ
イド部材(第2のガイド部材)54は、前記のとおり下
搬送路を開放させる上向きに開動作可能であるが、その
開閉動作を転写ユニット(第1のガイド部材)35の開
閉動作に連動させる連動部材75で転写ユニット35と
相互に連結されている。この連動部材75は、一端が転
写ユニット35に対して回動可能に且つ長手方向にスラ
イド可能に連結され、他端がガイド部材54に対して回
動可能に連結されている。なお、連動部材75を長手方
向にスライド可能に転写ユニット35に連結すること
で、連動部材75が転写ユニット35の降下退避動作を
阻害しないようにしている。
【0052】転写ユニット35の近傍には、転写ユニッ
ト35を所定の開き角度に制限する回動規制手段と、転
写ユニットを所定の全開位置に保持する保持手段とを兼
ねたフック部材80が設けられている。転写ユニット3
5を上方に開くと、転写ユニット35側に固設されたピ
ン76が連動部材75の溝穴77の上端に達したところ
で転写ユニット35の動作に追随して連動部材75がガ
イド部材54を引き上げるように作用し、転写ユニット
35が全開位置に到達してフック部材80により保持さ
れると、連動部材75を介して転写ユニット35から吊
り下げられた状態にあるガイド部材54が所定の全開位
置に保持される。他方、フック部材80による保持を解
除して転写ユニット35を閉方向に回動させると、これ
に連動してガイド部材54も閉動作する。
【0053】このように本装置によれば、第1のガイド
部材を開く1つの操作で、下搬送路を開放させることが
でき、効率的に紙ジャム解消作業を行うことができる。
【0054】図7は、図6に示したフック部材を詳しく
示す正面図である。フック部材80は、転写ユニット3
5に固設されたピン81を係止して転写ユニット35の
回動を規制するものであり、引出部のフレームに固設さ
れた支軸82回りに回動可能に設けられて、ばね83で
転写ユニット35の支軸40側に付勢されている。フッ
ク部材80の上端側には、手で持って回動操作するため
の把持部84が設けられており、下端側には、フレーム
に固設されたガイドピン85が嵌入してフック部材80
の回動角度を制限するガイド穴86が設けられている。
【0055】初期状態から転写ユニット35を開方向に
回動させると、ピン81がフック部材80のガイド部8
8に当接した後、このガイド部88をピン81が摺動
し、その間は転写ユニット35の回動が許容されるが、
ピン81が規制部89に到達したところでこれにピン8
1が規制されて転写ユニット35の回動が阻止され、こ
れ以上転写ユニット35を開くことができない。そして
ばね付勢されたフック部材80が回動してピン81が凹
部90に嵌入し、この凹部90の内周部でピン81が規
制されることで転写ユニット35はいずれの方向にも回
動することができず、転写ユニット35が所定の全開位
置に保持される。
【0056】フック部材80により所定の全開位置に保
持された転写ユニット35を閉じるには、これを把持し
て一旦開方向に回動させることでフック部材80による
保持の解除を行うことができる。ピン81が嵌入する凹
部90の開放部の支軸側には、ピン81の抜け出しを阻
止する爪部91が設けられており、全開位置に保持され
た状態では、転写ユニット35の重量でピン81が凹部
90の支軸側の部分に押し付けられているため、ピン8
1が爪部91に規制されてフック部材80を回動させる
ことが困難であり、転写ユニット35を手で把持して僅
かに開方向に回動させると、ピン81が爪部91で規制
されることなく開放部を通って凹部90から抜け出すこ
とができ、これによりフック部材80を回動させること
が可能になり、これによりフック部材80による転写ユ
ニット35の保持が解除され、転写ユニット35を閉じ
ることができる。
【0057】このように本装置によれば、ガイド部材が
必要以上に開くことを避け、ガイド部材が他の部材と接
触することで生じる破損を防止することができる。しか
もガイド部材を開いた際にガイド部材が所定の開位置に
保持されるため、下搬送路における紙ジャム除去作業中
に上方のガイド部材が降下して作業の妨げとなるのを防
止することができる。その上オペレータがガイド部材を
手で把持してはじめて保持手段を解除することができる
ため、ガイド部材が突然閉動作を開始して引出部の他の
部材に衝突する不都合を避けると共に、オペレータの不
注意で手が挟まることを防止して安全性を高めることが
できる。
【0058】図8は、図4に示したガイド部材の浮き防
止動作の状況を示す断面図である。転写ユニットの真下
に位置する開動作可能なガイド部材54の近傍には、こ
のガイド部材54を所定の全閉位置に規制して浮き状態
を防止する浮き防止部材101が設けられている。この
浮き防止部材101は、ガイド部材54に設けた板ばね
102を押し込む突片103を有し、図示しない規制部
にガイド部材54を弾発的に圧接させて所定の全閉位置
に保持する。この浮き防止部材101の動作は、操作部
22の回動操作よるロック部材31の動作と連動し、そ
の連動手段として、浮き防止部材101の回動軸104
と操作部の回動軸23とを連動させる一対の歯車105
・106が設けられている。この一対の歯車105・1
06は、所要の動作範囲に歯を備えた扇形をなし、互い
にかみ合うことで浮き防止部材101と操作部22及び
ロック部材31とを互いに相反する向きに回動させる。
【0059】ロック部材31が引出部を装置本体内に引
出不能にロックする第1位置で、突片103が板ばね1
02を押し込んでガイド部材54を所定の全閉位置に規
制した状態にあり、引出部を装置本体から引き出すため
にロック部材31のロックを解除する向きに操作部22
を回動させると、浮き防止部材101が回動して突片1
03による規制が解除されてガイド部材54が開動作可
能な状態になり、転写ユニット35を引き上げる操作に
連動してガイド部材54を開くことができる。他方、紙
ジャム処理作業が終了し、引出部を装置本体内に戻して
引出部をロックするために操作部22を回動させると、
これに連動して浮き防止部材101が規制状態になり、
ガイド部材54の浮き状態が防止される。
【0060】このように本装置によれば、ガイド部材が
所定の全閉位置から浮き上がった浮き状態によってガイ
ド部材が有するガイド機能が損なわれることを防止する
ことができる。特に浮き防止手段の解除をロック部材の
ロックを解除する操作部の回動操作に連動させること
で、浮き防止手段の規制状態のままでガイド部材の開動
作が行われることによる部品の破損を防止することがで
き、また浮き防止手段による規制の動作をロック部材を
ロックする操作部の回動操作に連動させることで、浮き
防止手段の解除状態のままで装置を稼動させることによ
る紙ジャム発生を防止することができる。しかも操作部
と浮き防止手段との連動動作を簡易な構成で確実に行わ
せることができる。
【0061】図9は、図4に示したガイド部材の開閉動
作の状況を示す断面図である。上搬送路ガイド手段を構
成する不動のガイド部材36で上方を覆われる位置にあ
るガイド部材56は、下搬送路を開放させる上向きに開
動作可能であるが、その開閉動作は、操作部22の回動
操作によるロック部材31のロックと解除の動作と連動
し、その連動手段として、第1・第2・第3のリンク部
材111・112・113が設けられている。第1リン
ク部材111は、操作部22の回動軸23に固設され、
第2リンク部材112は、一端が第1リンク部材111
に、他端が第3リンク部材113にそれぞれ回動可能に
連結され、第3リンク部材113は、一端が第2リンク
部材112に、他端がガイド部材56にそれぞれ回動可
能に連結されると共に、フレームに固設された支軸11
4により中心部を回動可能に支持されている。
【0062】ロック部材31が引出部を装置本体内に引
出不能にロックする第1位置で、リンク部材111・1
12・113を介してガイド部材56が所定の全閉位置
に保持され、引出部を装置本体から引き出すためにロッ
ク部材31のロックを解除する向きに操作部22を回動
させると、これに連動して第1リンク部材111が第2
リンク部材112を引き寄せるように動作し、この第2
リンク部材112の変位に追随して第3リンク部材11
3が回動してガイド部材56を開方向に回動させ、ガイ
ド部材56の下面側の下搬送路が開放される。他方、紙
ジャム処理作業が終了し、引出部を装置本体内に戻して
引出部をロックするために操作部22を回動させると、
これに連動して各リンク部材111・112・113が
前記とは逆方向に変位してガイド部材56を所定の全閉
位置に復帰させる。なお、リンク部材111・112・
113は、フレームの外側に配置され、ガイド部材56
の開閉動作並びに記録紙の取り除きの支障とはならない
(図2参照)。
【0063】このように本装置によれば、引出部を引き
出した際に既に下搬送路が開放された状態にあり、紙ジ
ャム解消作業を効率的に行うことができる。しかも他の
ガイド部材で上方を覆われたガイド部材を直接操作する
ことなく開くことができるため、紙ジャム解消作業をよ
り一層効率化することができる。その上特に紙ジャムが
発生しやすい曲線領域でのガイド部材の開閉操作が省略
され、紙ジャム解消作業を大幅に効率化することができ
る。
【0064】本装置には、図1に示したように、上搬送
路3及び下搬送路5のすくなくともいずれかに連続し且
つ引出部を引き出した際に装置本体側に取り残される本
体側の搬送路を覆う開閉カバー17・18が側面に設け
られている。第1の開閉カバー17は、給紙部9からの
記録紙を上搬送路3に導く給紙用搬送路12を覆うよう
に設けられており、第2の開閉カバー18は、上搬送路
3を通過した記録紙を反転部4に導く反転用搬送路19
を覆うように設けられている。
【0065】図10は、図1に示した引出部のロック機
構を示す模式図である。本装置は、操作部の回動操作で
動作するロック部材とは別に、引出部7を装置本体から
引出不能にロックすると共に開閉カバー17・18を開
くことでロックが解除されるロックピン121・122
が設けられている。このロックピン121・122は、
ロックを解除する向きにばね123・124で付勢さ
れ、開閉カバー17・18を閉じると、開閉カバー17
・18に設けた押さえ部材125・126がロックピン
121・122を押し込んだ状態に保持し、この状態で
はロックピン121・122が装置本体6側のガイドレ
ール21の孔を通って引出部7側のフレームの孔に嵌入
し、装置本体6から引出部7を引き出すことができな
い。開閉カバー17・18を開くと、ばね123・12
4の付勢力でロックピン121・122が孔から抜け出
して引出部7のロックが解除される。これにより引出部
7を引き出す際には、両方の開閉カバー17・18を開
いてはじめて引出部7を引き出すことができる。
【0066】このように本装置によれば、開閉カバーを
開かなければ引出部を装置本体から引き出すことができ
ない。このため、本体側の搬送路と引出部内の搬送路と
の間にまたがって紙ジャムを起こした記録紙を、引出部
の引き出し動作に先だって行われる開閉カバーの開操作
でオペレータに認識させることができ、ここで記録紙を
取り除くようにすれば、引出部の引き出し動作の過程で
記録紙が破断して紙ジャムの解消が困難になる不都合を
回避することができる。特に給紙用搬送路から上搬送路
に送り込まれる過程、上搬送路から反転用搬送路に送り
込まれる過程、並びに反転用搬送路から下搬送路に送り
込まれる過程でジャムを起こした記録紙を除去する作業
をオペレータに促して引出部の引き出し動作で記録紙が
破断することを防止することができる。
【0067】なお、ここでは、原稿読取部で読み取った
画像を記録紙に記録する複写機能を有する複写機の例に
ついて説明したが、これにファクシミリ送受信部を有
し、送信原稿の読み取り並びに受信画像の記録紙への記
録を可能にしたファクシミリ機能を併有する複合機であ
っても良い。さらに、外部の情報処理装置とのインタフ
ェイスを備え、プリンタやスキャナとして機能させるこ
とができるものであっても良い。
【0068】
【発明の効果】このように本発明によれば、両面記録の
反転機構を装置本体の内部に収納した場合であっても、
反転機構を構成する上搬送路及び下搬送路を引出部に搭
載することにより、この引出部を装置本体から引き出す
ことで上搬送路及び下搬送路で紙ジャムを起こした記録
紙の除去作業が容易になり、特に上搬送路及び下搬送路
を一体として引き出すので、反転機構における紙ジャム
解消作業を効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された複写機を示す模式図
【図2】図1に示した引出部の斜視図
【図3】図2に示した操作部の回動軸を示す斜視図
【図4】図1に示した引出部の断面図
【図5】図4に示した支持部材を詳しく示す断面図
【図6】図1に示した引出部の断面図
【図7】図6に示したフック部材を詳しく示す正面図
【図8】図4に示したガイド部材の浮き防止動作の状況
を示す断面図
【図9】図4に示したガイド部材の開閉動作の状況を示
す断面図
【図10】図1に示した引出部のロック機構を示す模式
【符号の説明】 1 感光体 2 転写部 3 上搬送路 4 反転部 5 下搬送路 6 装置本体 7 引出部 12 給紙用搬送路 13 定着部 14 排紙用搬送路 15 給紙用搬送路 17・18 開閉カバー 19 反転用搬送路 22 操作部 23 回動軸 31 ロック部材 35 転写ユニット 36・37・38 ガイド部材 51 上側ガイド体 52〜56 ガイド部材 57 下側ガイド体 71 支持部材 72 ストッパ 73 窪み部 75 連動部材 80 フック部材 101 浮き防止部材 103 突片 104 回動軸 105・106 歯車 111・112・113 リンク部材 121・122 ロックピン A 記録紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/16 G03G 15/00 554 3F101 Fターム(参考) 2H028 BA06 BA09 2H071 BA04 BA05 BA14 BA16 BA19 BA22 BA23 BA27 BA29 DA09 DA23 2H072 CB06 EA16 JA04 3F049 AA04 DA12 DB05 LA02 LA05 LB03 3F100 AA02 CA12 CA15 EA03 3F101 FB04 FE02 FE08 LA02 LA05 LA07 LB03

Claims (54)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写部を経由して記録紙を搬送する上
    搬送路と、この上搬送路の下方に位置し反転部を経由し
    て面を反転させた記録紙を前記上搬送路へ戻す下搬送路
    と、前記上搬送路及び前記下搬送路をそれぞれ形成する
    ガイド手段を一体に有し且つ装置本体に引出自在に設け
    られた引出部と、を具備したことを特徴とする複写機。
  2. 【請求項2】 前記上搬送路のガイド手段を構成し且
    つ上面側に前記上搬送路を形成するガイド部材が、前記
    引出部を前記装置本体から引出した状態で、上面を露出
    させると共に上方に開動作可能に前記引出部に設けられ
    たことを特徴とする請求項1に記載の複写機。
  3. 【請求項3】 前記開動作可能なガイド部材を所定の
    開き角度に制限する回動規制手段が設けられたことを特
    徴とする請求項2に記載の複写機。
  4. 【請求項4】 前記開動作可能なガイド部材を所定の
    開位置に保持する保持手段が設けられたことを特徴とす
    る請求項2に記載の複写機。
  5. 【請求項5】 前記保持手段により所定の開位置に保
    持された前記ガイド部材を把持して一旦開方向に回動さ
    せることで前記保持手段の解除を可能にしたことを特徴
    とする請求項4に記載の複写機。
  6. 【請求項6】 前記下搬送路のガイド手段を構成し且
    つ下面側に前記下搬送路を形成するガイド部材が、前記
    下搬送路を開放させる上向きに開動作可能に設けられた
    ことを特徴とする請求項1に記載の複写機。
  7. 【請求項7】 前記開動作可能なガイド部材を所定の
    全閉位置に規制して浮き状態を防止する浮き防止手段が
    設けられたことを特徴とする請求項6に記載の複写機。
  8. 【請求項8】 前記下搬送路ガイド手段を構成し且つ
    下面側に前記下搬送路を形成する上側ガイド体が複数の
    ガイド部材に分割された状態で前記引出部に設けられ、
    前記複数のガイド部材の一部が、前記下搬送路を開放さ
    せる上向きに開動作可能に設けられたことを特徴とする
    請求項1に記載の複写機。
  9. 【請求項9】 前記上側ガイド体を構成する複数の前
    記ガイド部材が全て、その紙搬送方向の長さが搬送可能
    な最小記録紙長より短くなるように形成され、隣り合わ
    せの前記ガイド部材の少なくとも一方が開動作可能に設
    けられたことを特徴とする請求項8に記載の複写機。
  10. 【請求項10】 前記上側ガイド体を構成する複数の
    前記ガイド部材が、1つおきに開動作可能に設けられた
    ことを特徴とする請求項9に記載の複写機。
  11. 【請求項11】 前記上搬送路のガイド手段を構成し
    且つ上面側に前記上搬送路を形成する第1のガイド部材
    が、前記引出部を前記装置本体から引出した状態で、上
    面を露出させると共に上方に開動作可能に前記引出部に
    設けられ、 前記下搬送路のガイド手段を構成し且つ下面側に前記下
    搬送路を形成すると共に前記第1のガイド部材の下方に
    位置する第2のガイド部材が、前記下搬送路を開放させ
    る向きに開動作可能に設けられ、 前記第2のガイド部材の開閉動作を、前記第1のガイド
    部材の開閉動作に連動させる連動手段が設けられたこと
    を特徴とする請求項1に記載の複写機。
  12. 【請求項12】 前記上搬送路のガイド手段または前
    記下搬送路のガイド手段を構成すると共に前記上搬送路
    または前記下搬送路を開放させるために外向きに開動作
    可能に設けられたガイド部材を有し、このガイド部材
    が、手で直接開閉操作可能に設けられたことを特徴とす
    る請求項1に記載の複写機。
  13. 【請求項13】 前記上搬送路ガイド手段を構成し且
    つ装置本体側の感光体に対向する転写部を備えた転写ユ
    ニットが、前記下搬送路ガイド手段を構成するガイド部
    材との間の空隙内に退避可能に設けられたことを特徴と
    する請求項1に記載の複写機。
  14. 【請求項14】 前記転写ユニットを下方から支持す
    る支持部材が、前記転写ユニットを所定の初期位置に保
    持する起立位置と前記転写ユニットを退避させる横臥位
    置との間で回動可能に設けられると共に、 前記転写ユニットに、前記支持部材を所定の起立位置に
    規制するストッパが設けられたことを特徴とする請求項
    13に記載の複写機。
  15. 【請求項15】 前記支持部材に、これを横臥させた
    際に前記ストッパを受け入れる窪み部が設けられたこと
    を特徴とする請求項14に記載の複写機。
  16. 【請求項16】 前記引出部を手で引き出し操作する
    ための操作部と、 この操作部の回動操作で前記引出部を装置本体から引出
    不能にロックさせる第1位置及びロックを解除する第2
    位置の間を移動可能なロック部材と、を具備したことを
    特徴とする請求項1に記載の複写機。
  17. 【請求項17】 前記下搬送路のガイド手段を構成し
    且つ下面側に前記下搬送路を形成するガイド部材が、前
    記下搬送路を開放させる上向きに開動作可能に前記引出
    部に設けられ、 前記ガイド部材の開閉動作を、前記操作部の回動操作に
    よる前記ロック部材のロックと解除の動作に連動させる
    連動手段が設けられたことを特徴とする請求項16に記
    載の複写機。
  18. 【請求項18】 前記開動作可能なガイド部材が、前
    記上搬送路ガイド手段を構成し且つ上方に開動作不能な
    ガイド部材で上方を覆われる位置にあることを特徴とす
    る請求項17に記載の複写機。
  19. 【請求項19】 前記開動作可能なガイド部材が、前
    記下搬送路から前記上搬送路に向かう曲線領域に対応し
    て設けられたことを特徴とする請求項18に記載の複写
    機。
  20. 【請求項20】 前記上搬送路ガイド手段を構成し且
    つ装置本体側の感光体に対向する転写部を備えた転写ユ
    ニットが、前記下搬送路ガイド手段を構成するガイド部
    材との間の空隙内に退避可能に前記引出部に設けられ、 前記転写ユニットの退避と初期位置への復帰の動作を、
    前記操作部の回動操作による前記ロック部材のロックと
    解除の動作に連動させる連動手段が設けられたことを特
    徴とする請求項16乃至請求項19のいずれかに記載の
    複写機。
  21. 【請求項21】 前記連動手段が、前記転写ユニット
    を下方から支持する支持部材であり、この支持部材が、
    前記転写ユニットを所定の初期位置に保持する起立位置
    と前記転写ユニットを退避させる横臥位置との間で回動
    可能に前記操作部の回動軸に一体に設けられたことを特
    徴とする請求項20に記載の複写機。
  22. 【請求項22】 前記下搬送路ガイド手段を構成し且
    つ下面側に前記下搬送路を形成するガイド部材が、前記
    下搬送路を開放させる上向きに開動作可能に設けられる
    と共に、この開動作可能なガイド部材を所定の全閉位置
    に規制して浮き状態を防止する浮き防止手段が設けら
    れ、 この浮き防止手段の動作を、前記操作部の回動操作よる
    前記ロック部材の動作と連動させる連動手段が設けられ
    たことを特徴とする請求項16乃至請求項21のいずれ
    かに記載の複写機。
  23. 【請求項23】 前記連動手段が、前記浮き防止手段
    を一体に備えた回動軸と、前記操作部の回動軸とを連動
    させる歯車であることを特徴とする請求項22に記載の
    複写機。
  24. 【請求項24】 前記上搬送路及び前記下搬送路のす
    くなくともいずれかに連続し且つ前記引出部を引き出し
    た際に前記装置本体側に取り残される本体側の搬送路を
    覆う開閉カバーと、 前記操作部の回動操作で動作するロック手段とは別に、
    前記引出部を前記装置本体から引出不能にロックすると
    共に前記開閉カバーを開くことでロックが解除されるロ
    ック手段が設けられたことを特徴とする請求項16に記
    載の複写機。
  25. 【請求項25】 前記開閉カバーが、前記引出部の下
    方に設けられた給紙部から前記上搬送路に記録紙を送り
    込む給紙用搬送路を覆うために前記装置本体の側面に設
    けられたことを特徴とする請求項24に記載の複写機。
  26. 【請求項26】 前記開閉カバーが、前記上搬送路か
    ら送り出された記録紙を前記反転部に送り込む反転用搬
    送路を覆うために前記装置本体の側面に設けられたこと
    を特徴とする請求項24に記載の複写機。
  27. 【請求項27】 前記開閉カバーが、前記反転部から
    前記下搬送路に記録紙を送り込む反転用搬送路を覆うた
    めに前記装置本体の側面に設けられたことを特徴とする
    請求項24に記載の複写機。
  28. 【請求項28】 転写部を経由して記録紙を搬送する
    上搬送路と、この上搬送路の下方に位置し反転部を経由
    して面を反転させた記録紙を前記上搬送路へ戻す下搬送
    路と、前記上搬送路及び前記下搬送路をそれぞれ形成す
    るガイド手段を一体に有し且つ装置本体に引出自在に設
    けられた引出部と、を具備したことを特徴とする複合
    機。
  29. 【請求項29】 前記上搬送路のガイド手段を構成し
    且つ上面側に前記上搬送路を形成するガイド部材が、前
    記引出部を前記装置本体から引出した状態で、上面を露
    出させると共に上方に開動作可能に前記引出部に設けら
    れたことを特徴とする請求項28に記載の複合機。
  30. 【請求項30】 前記開動作可能なガイド部材を所定
    の開き角度に制限する回動規制手段が設けられたことを
    特徴とする請求項29に記載の複合機。
  31. 【請求項31】 前記開動作可能なガイド部材を所定
    の開位置に保持する保持手段が設けられたことを特徴と
    する請求項29に記載の複合機。
  32. 【請求項32】 前記保持手段により所定の開位置に
    保持された前記ガイド部材を把持して一旦開方向に回動
    させることで前記保持手段の解除を可能にしたことを特
    徴とする請求項31に記載の複合機。
  33. 【請求項33】 前記下搬送路のガイド手段を構成し
    且つ下面側に前記下搬送路を形成するガイド部材が、前
    記下搬送路を開放させる上向きに開動作可能に設けられ
    たことを特徴とする請求項28に記載の複合機。
  34. 【請求項34】 前記開動作可能なガイド部材を所定
    の全閉位置に規制して浮き状態を防止する浮き防止手段
    が設けられたことを特徴とする請求項33に記載の複合
    機。
  35. 【請求項35】 前記下搬送路ガイド手段を構成し且
    つ下面側に前記下搬送路を形成する上側ガイド体が複数
    のガイド部材に分割された状態で前記引出部に設けら
    れ、前記複数のガイド部材の一部が、前記下搬送路を開
    放させる上向きに開動作可能に設けられたことを特徴と
    する請求項28に記載の複合機。
  36. 【請求項36】 前記上側ガイド体を構成する複数の
    前記ガイド部材が全て、その紙搬送方向の長さが搬送可
    能な最小記録紙長より短くなるように形成され、隣り合
    わせの前記ガイド部材の少なくとも一方が開動作可能に
    設けられたことを特徴とする請求項35に記載の複合
    機。
  37. 【請求項37】 前記上側ガイド体を構成する複数の
    前記ガイド部材が、1つおきに開動作可能に設けられた
    ことを特徴とする請求項36に記載の複合機。
  38. 【請求項38】 前記上搬送路のガイド手段を構成し
    且つ上面側に前記上搬送路を形成する第1のガイド部材
    が、前記引出部を前記装置本体から引出した状態で、上
    面を露出させると共に上方に開動作可能に前記引出部に
    設けられ、 前記下搬送路のガイド手段を構成し且つ下面側に前記下
    搬送路を形成すると共に前記第1のガイド部材の下方に
    位置する第2のガイド部材が、前記下搬送路を開放させ
    る向きに開動作可能に設けられ、 前記第2のガイド部材の開閉動作を、前記第1のガイド
    部材の開閉動作に連動させる連動手段が設けられたこと
    を特徴とする請求項28に記載の複合機。
  39. 【請求項39】 前記上搬送路のガイド手段または前
    記下搬送路のガイド手段を構成すると共に前記上搬送路
    または前記下搬送路を開放させるために外向きに開動作
    可能に設けられたガイド部材を有し、このガイド部材
    が、手で直接開閉操作可能に設けられたことを特徴とす
    る請求項28に記載の複合機。
  40. 【請求項40】 前記上搬送路ガイド手段を構成し且
    つ装置本体側の感光体に対向する転写部を備えた転写ユ
    ニットが、前記下搬送路ガイド手段を構成するガイド部
    材との間の空隙内に退避可能に設けられたことを特徴と
    する請求項28に記載の複合機。
  41. 【請求項41】 前記転写ユニットを下方から支持す
    る支持部材が、前記転写ユニットを所定の初期位置に保
    持する起立位置と前記転写ユニットを退避させる横臥位
    置との間で回動可能に設けられると共に、 前記転写ユニットに、前記支持部材を所定の起立位置に
    規制するストッパが設けられたことを特徴とする請求項
    40に記載の複合機。
  42. 【請求項42】 前記支持部材に、これを横臥させた
    際に前記ストッパを受け入れる窪み部が設けられたこと
    を特徴とする請求項41に記載の複合機。
  43. 【請求項43】 前記引出部を手で引き出し操作する
    ための操作部と、この操作部の回動操作で前記引出部を
    装置本体から引出不能にロックさせる第1位置及びロッ
    クを解除する第2位置の間を移動可能なロック部材と、
    を具備したことを特徴とする請求項28に記載の複合
    機。
  44. 【請求項44】 前記下搬送路のガイド手段を構成し
    且つ下面側に前記下搬送路を形成するガイド部材が、前
    記下搬送路を開放させる上向きに開動作可能に前記引出
    部に設けられ、 前記ガイド部材の開閉動作を、前記操作部の回動操作に
    よる前記ロック部材のロックと解除の動作に連動させる
    連動手段が設けられたことを特徴とする請求項43に記
    載の複合機。
  45. 【請求項45】 前記開動作可能なガイド部材が、前
    記上搬送路ガイド手段を構成し且つ上方に開動作不能な
    ガイド部材で上方を覆われる位置にあることを特徴とす
    る請求項44に記載の複合機。
  46. 【請求項46】 前記開動作可能なガイド部材が、前
    記下搬送路から前記上搬送路に向かう曲線領域に対応し
    て設けられたことを特徴とする請求項45に記載の複合
    機。
  47. 【請求項47】 前記上搬送路ガイド手段を構成し且
    つ装置本体側の感光体に対向する転写部を備えた転写ユ
    ニットが、前記下搬送路ガイド手段を構成するガイド部
    材との間の空隙内に退避可能に前記引出部に設けられ、 前記転写ユニットの退避と初期位置への復帰の動作を、
    前記操作部の回動操作による前記ロック部材のロックと
    解除の動作に連動させる連動手段が設けられたことを特
    徴とする請求項43乃至請求項46のいずれかに記載の
    複合機。
  48. 【請求項48】 前記連動手段が、前記転写ユニット
    を下方から支持する支持部材であり、この支持部材が、
    前記転写ユニットを所定の初期位置に保持する起立位置
    と前記転写ユニットを退避させる横臥位置との間で回動
    可能に前記操作部の回動軸に一体に設けられたことを特
    徴とする請求項47に記載の複合機。
  49. 【請求項49】 前記下搬送路ガイド手段を構成し且
    つ下面側に前記下搬送路を形成するガイド部材が、前記
    下搬送路を開放させる上向きに開動作可能に設けられる
    と共に、この開動作可能なガイド部材を所定の全閉位置
    に規制して浮き状態を防止する浮き防止手段が設けら
    れ、 この浮き防止手段の動作を、前記操作部の回動操作よる
    前記ロック部材の動作と連動させる連動手段が設けられ
    たことを特徴とする請求項43乃至請求項48のいずれ
    かに記載の複合機。
  50. 【請求項50】 前記連動手段が、前記浮き防止手段
    を一体に備えた回動軸と、前記操作部の回動軸とを連動
    させる歯車であることを特徴とする請求項49に記載の
    複合機。
  51. 【請求項51】 前記上搬送路及び前記下搬送路のす
    くなくともいずれかに連続し且つ前記引出部を引き出し
    た際に前記装置本体側に取り残される本体側の搬送路を
    覆う開閉カバーと、 前記操作部の回動操作で動作するロック手段とは別に、
    前記引出部を前記装置本体から引出不能にロックすると
    共に前記開閉カバーを開くことでロックが解除されるロ
    ック手段が設けられたことを特徴とする請求項43に記
    載の複合機。
  52. 【請求項52】 前記開閉カバーが、前記引出部の下
    方に設けられた給紙部から前記上搬送路に記録紙を送り
    込む給紙用搬送路を覆うために前記装置本体の側面に設
    けられたことを特徴とする請求項51に記載の複合機。
  53. 【請求項53】 前記開閉カバーが、前記上搬送路か
    ら送り出された記録紙を前記反転部に送り込む反転用搬
    送路を覆うために前記装置本体の側面に設けられたこと
    を特徴とする請求項51に記載の複合機。
  54. 【請求項54】 前記開閉カバーが、前記反転部から
    前記下搬送路に記録紙を送り込む反転用搬送路を覆うた
    めに前記装置本体の側面に設けられたことを特徴とする
    請求項51に記載の複合機。
JP2002061496A 2002-03-07 2002-03-07 複写機及び複合機 Pending JP2003262996A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002061496A JP2003262996A (ja) 2002-03-07 2002-03-07 複写機及び複合機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002061496A JP2003262996A (ja) 2002-03-07 2002-03-07 複写機及び複合機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003262996A true JP2003262996A (ja) 2003-09-19

Family

ID=29195769

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002061496A Pending JP2003262996A (ja) 2002-03-07 2002-03-07 複写機及び複合機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003262996A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008044759A (ja) * 2006-08-21 2008-02-28 Kyocera Mita Corp 用紙搬送機構およびこれを備えた画像形成装置
US8306454B2 (en) 2008-12-05 2012-11-06 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus with improved accuracy in forming a gap between a developing unit and a photoreceptor drum
US9944478B2 (en) 2015-05-28 2018-04-17 Canon Kabushiki Kaisha Sheet supporting apparatus and image forming apparatus
JP7476714B2 (ja) 2020-08-05 2024-05-01 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008044759A (ja) * 2006-08-21 2008-02-28 Kyocera Mita Corp 用紙搬送機構およびこれを備えた画像形成装置
US8306454B2 (en) 2008-12-05 2012-11-06 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus with improved accuracy in forming a gap between a developing unit and a photoreceptor drum
US9944478B2 (en) 2015-05-28 2018-04-17 Canon Kabushiki Kaisha Sheet supporting apparatus and image forming apparatus
JP7476714B2 (ja) 2020-08-05 2024-05-01 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5031653B2 (ja) 画像形成装置
US7950659B2 (en) Sheet conveying device for image forming apparatus
JP5522368B2 (ja) 自動原稿搬送装置及び原稿読取装置
JP5386913B2 (ja) 画像形成装置
JP6705274B2 (ja) 抽斗装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2010102319A (ja) 電子写真画像形成装置
JP2010018431A (ja) 記録媒体搬送装置及び画像形成装置
JP2018076138A (ja) シート給送装置、給送トレイ、及び画像形成装置
JP2009139438A (ja) 画像形成装置
JP3288618B2 (ja) 用紙搬送装置
JP2003262996A (ja) 複写機及び複合機
JP4189281B2 (ja) 画像形成装置
US7486912B2 (en) Image forming apparatus with an exterior cover operable to actuate a releasing mechanism and to serve as a handle
JP2003177649A (ja) 画像形成機
JP4034744B2 (ja) 画像形成装置
JP4618818B2 (ja) 電子写真画像形成装置
US7065312B2 (en) Cabinet opening structure and image forming apparatus
JP2005141111A (ja) 画像形成装置
JPH11321048A (ja) 画像形成装置
JP7086546B2 (ja) 画像形成装置
EP1650038A1 (en) Data processing apparatus having a construction for guiding a recording medium
JP2008100816A (ja) 画像形成装置
JP4041449B2 (ja) 画像形成装置
JP2008081246A (ja) 画像形成装置
JP4223346B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071225

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080221

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081028