JP6946635B2 - 情報処理システム、情報処理装置及びプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理システム、情報処理装置及びプログラムに関する。
近年、デジタルサイネージ(Digital Signage)技術の利用が進んでいる。例えば従来の紙媒体の看板広告をデジタルサイネージに係る表示装置に置き換えることで、広告の自動配信、動画による広告宣伝等が可能となる。
特許文献1では、商品の小売等を行う店舗に設置される陳列棚であって、プロジェクタ装置から投影される画像を映すスクリーンを備えた陳列棚が開示されている。特許文献1に係る陳列棚は、例えば商品を載置する載置台の前端から垂下延出した透過型スクリーンを有し、陳列棚後方から当該スクリーンに向けて画像が投影される。これにより、スクリーンには陳列商品の価格等を示す画像が表示される。
特許第4913514号公報
しかし、特許文献1では、店舗の端末装置において手動で作成された画像を陳列棚のスクリーンに投影するのみで、デジタルサイネージ技術のように、自動的な画像の表示変更を行っていない。従って、特許文献1に係る発明は一定の画像を表示するのみで、来店者に対して利便性の高い情報を提示するに至っていない。
本発明は斯かる事情によりなされたものであって、その目的とするところは、店舗の陳列棚に陳列された商品について、来店者にとって利便性の高い情報を提示することができる情報処理システム等を提供することにある。
本発明に係る情報処理システムは、店舗に設置された陳列棚の棚板の前端部に沿ってレール状に延設された表示面を備え、該陳列棚に陳列された複数の商品夫々の陳列位置に応じて、前記表示面を複数の表示領域に分割して前記商品夫々のコンテンツを表示する第1表示部と、前記陳列棚の前記棚板以外の箇所に設けられ、前記第1表示部よりも表示面の面積が大きい第2表示部と、複数の前記商品を相互に関連付けて、該商品夫々に応じた前記コンテンツと、前記商品夫々の陳列位置とを記憶する記憶部と、前記商品に付した電子タグと通信を行う前記陳列棚に設けられた通信装置であって、来店者が前記商品を把持する把持動作を、前記商品に付した電子タグを読み取れなくなったか否かを判別することで検出する動作検出部と、該動作検出部が検出した検出結果に基づき、把持された前記商品を特定する特定部と、該記憶部を参照して、前記特定部が特定した前記商品に関する前記コンテンツを前記第2表示部に、該商品に関連付けられた関連商品の前記コンテンツを前記第1表示部に夫々配信し、前記商品の前記コンテンツを前記第2表示部に、前記関連商品の前記コンテンツを前記第1表示部の前記表示面の全面に夫々表示させる配信部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る情報処理システムは、前記第1表示部は、前記棚板に内蔵されており、前記表示面に前記コンテンツを投影する投影機を備えることを特徴とする。
本発明に係る情報処理システムは、前記配信部は、前記関連商品の陳列位置を前記第1表示部に配信することを特徴とする。
本発明に係る情報処理システムは、前記記憶部は、前記商品及び関連商品に共通する共通コンテンツを記憶しており、前記配信部は、前記共通コンテンツを配信することを特徴とする。
本発明に係る情報処理システムは、前記陳列棚に設置されており、端末装置と近距離通信を行う近距離通信部を備え、前記配信部は、前記近距離通信部を介して前記端末装置に前記共通コンテンツを配信することを特徴とする。
本発明に係る情報処理システムは、前記商品の会計処理結果を示す会計情報を取得する取得部と、該取得部が取得した前記会計情報に基づき、前記商品及び関連商品が同時に購買された購買数を集計する集計部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る情報処理装置は、店舗に設置された陳列棚に陳列されている複数の商品を相互に関連付けて、該商品夫々に応じたコンテンツと、前記商品夫々の陳列位置とを記憶する記憶部と、前記記憶部を参照して、前記商品に付した電子タグと通信を行う前記陳列棚に設けられた通信装置であって、来店者が前記商品を把持する把持動作を、前記商品に付した電子タグを読み取れなくなったか否かを判別することで検出する動作検出部が検出した検出結果に基づき、来店者が把持した商品として特定された前記商品に関連付けられた関連商品の前記コンテンツを前記陳列棚の棚板の前端部に沿ってレール状に延設された表示面を備え、該陳列棚に陳列された前記商品夫々の陳列位置に応じて、前記表示面を複数の表示領域に分割して前記商品夫々のコンテンツを表示する第1表示装置に配信しかつ、把持された前記商品に関する前記コンテンツを、前記陳列棚の前記棚板以外の箇所に設けられ、前記第1表示装置よりも表示面の面積が大きい第2表示装置に配し、前記関連商品の前記コンテンツを前記第1表示装置の前記表示面の全面に、前記商品の前記コンテンツを前記第2表示装置に夫々表示させる配信部とを備えることを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、店舗に設置された陳列棚に陳列されている複数の商品を相互に関連付けて、該商品夫々に応じたコンテンツと、前記商品夫々の陳列位置とを記憶部に記憶し、前記記憶部を参照して、前記商品に付した電子タグと通信を行う前記陳列棚に設けられた通信装置であって、来店者が前記商品を把持する把持動作を、前記商品に付した電子タグを読み取れなくなったか否かを判別することで検出する動作検出部が検出した検出結果に基づき、来店者が把持した商品として特定された前記商品に関連付けられた関連商品の前記コンテンツを前記陳列棚の棚板の前端部に沿ってレール状に延設された表示面を備え、該陳列棚に陳列された前記商品夫々の陳列位置に応じて、前記表示面を複数の表示領域に分割して前記商品夫々のコンテンツを表示する第1表示装置に出力しかつ、把持された前記商品に関する前記コンテンツを、前記陳列棚の前記棚板以外の箇所に設けられ、前記第1表示装置よりも表示面の面積が大きい第2表示装置に出し、前記関連商品の前記コンテンツを前記第1表示装置の前記表示面の全面に、前記商品の前記コンテンツを前記第2表示装置に夫々表示させる処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、店舗の陳列棚に陳列された商品について、来店者にとって利便性の高い情報を提示することができる。
情報処理システムの構成例を示す模式図である。 棚板の内部構造を示す説明図である。 サーバの構成例を示すブロック図である。 サイネージの構成例を示すブロック図である。 商品DBのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 サイネージにおける画面例の一例を示す説明図である。 関連商品のコンテンツ表示処理を説明するための説明図である。 サイネージにおける表示画面の他の例を示す説明図である。 情報処理システムが実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る陳列棚の外観を示す説明図である。 実施の形態2に係る棚板サイネージ及び棚上サイネージの構成例を示すブロック図である。 実施の形態2に係る商品DBのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 実施の形態2に係るコンテンツ表示処理を説明するための説明図である。 実施の形態2に係る情報処理システムが実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態3に係るサイネージの構成例を示すブロック図である。 実施の形態3に係る商品DBのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 実施の形態3に係るコンテンツ表示処理を説明するための説明図である。 実施の形態3に係る情報処理システムが実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態4に係る情報処理システムの構成例を示す模式図である。 実施の形態4に係るサーバの構成例を示すブロック図である。 実施の形態4に係る購買DBのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 実施の形態4に係る広告結果画面の一例を示す説明図である。 実施の形態4に係るコンテンツ表示処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態4に係る集計処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 上述した形態のサーバの動作を示す機能ブロック図である。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は、情報処理システムの構成例を示す模式図である。本実施の形態では、店舗の商品売り場に設置された陳列棚に設けられた表示装置に、当該陳列棚に陳列された商品に関するコンテンツだけでなく、当該商品に関連する関連商品のコンテンツを併せて表示する情報処理システムを一例として説明を行う。情報処理システムは、情報処理装置1、表示装置2、2、2…を含む。情報処理装置1及び表示装置2、2、2…は、インターネット等のネットワークNを介して通信を行う。
情報処理装置1は、種々の情報を記憶すると共に、ネットワークNを介して情報の送受信を行う情報処理装置である。情報処理装置1は、例えばサーバコンピュータ、パーソナルコンピュータ等である。本実施の形態において情報処理装置1はサーバコンピュータであるものとし、サーバ1と読み替える。サーバ1は、表示装置2に表示する表示コンテンツを記憶している。
表示装置2は、サーバ1と通信を行って、商品の価格、広告等に係るコンテンツ画像を表示する表示装置であり、例えばデジタルサイネージ装置である。以下では表示装置2をサイネージ2と読み替える。サイネージ2は、商品を提供する小売店舗において、当該店舗に設置された商品の陳列棚に設けられている。例えば店舗には複数の陳列棚が設置されており、サイネージ2は、各陳列棚の棚板に設けられている。例えばサイネージ2は、陳列棚が有する複数の棚板に夫々内蔵されたプロジェクタ装置であり、各棚板の前端部に設けられた表示面27に画像を投影する。すなわちサイネージ2は、いわゆるプライスレールに相当する位置にスクリーンを有し、当該スクリーンに画像を表示する。なお、サイネージ2はプロジェクタ装置の他に、液晶ディスプレイ等であってもよい。例えばサイネージ2は、紙製の値札に代わって、陳列商品の商品名、価格等を示す値札画像を表示する。本実施の形態においてサイネージ2は、商品名、価格等を表示するだけでなく、サーバ1から表示コンテンツの配信を受けて、表示面27に広告画像を表示する。
図2は、棚板の内部構造を示す説明図である。ここで、来店者に対し陳列棚が面する方向を正面方向とし、反対側を背面方向とする。また、陳列棚の設置面から天井に向かう方向を上方向とし、反対側を下方向とする。図2では、陳列棚の内部を、上側から見た場合を模式的に図示している。上述の如く、サイネージ2は陳列棚の棚板内部に設けられている。
サイネージ2は、画像を投影する投影機20と、該投影機20から投影された画像を表示する表示面27とを有する。投影機20はプロジェクタ本体であり、棚板内部において背面側に設けられている。投影機20の投射レンズは、棚板の横方向においてほぼ中央に位置し、正面側に向かって画像を投影する。具体的には、投射レンズは横方向に沿ってのこぎり状の断面を有するリニアフレネルレンズであり、光源からの出射光を横方向に沿って拡散する。これにより、図2に示すように、投影機20は正面に向かって放射状に画像を投影する。
表示面27は、投影機20から投影された画像を表示するためのスクリーンである。表示面27は棚板前端部に沿ってレール状に設けられている。具体的には、表示面27は正面視において横方向に細長い矩形状であり、上下方向に係る棚板の厚みとほぼ同一の上下幅を有し(図1参照)、棚板の横幅とほぼ同一の横幅を持って延在する。これにより、表示面27は棚板前端部の全面に形成されている。投影機20から放射状に出射した画像光は、表示面27の背面全体に入射する。表示面27は、LAF(Louver Array Film)の正面に拡散板が積層された構成を有する。表示面27に入射した画像光は、LAFによって視野角が調整され、正面方向と平行になるように出射する。これにより、投影機20から投影された画像が表示面27上に表示される。
図3は、サーバ1の構成例を示すブロック図である。サーバ1は、制御部11、記憶部12、通信部13、大容量記憶装置14を含む。
制御部11はCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)等の演算処理装置を含み、サーバ1に係る種々の情報処理、制御処理等を行う。記憶部12はRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等のメモリ素子を含み、制御部11が処理を実行するために必要なプログラムP又はデータ等を記憶している。また、記憶部12は、制御部11が演算処理を実行するために必要なデータ等を一時的に記憶する。通信部13は通信に関する処理を行うための処理回路等を含み、ネットワークNを介してサイネージ2等と情報の送受信を行う。
大容量記憶装置14は、例えばハードディスク等を含む大容量の記憶装置である。大容量記憶装置14は、商品DB141等を記憶している。商品DB141は、陳列棚に陳列された商品に関して、サイネージ2に表示する表示コンテンツを記憶している。なお、本実施の形態において記憶部12及び大容量記憶装置14は一体の記憶装置として構成されていてもよい。また、大容量記憶装置14は複数の記憶装置により構成されていてもよい。また、大容量記憶装置14はサーバ1に接続された外部記憶装置であってもよい。
また、本実施の形態においてサーバ1は上記の構成に限られず、例えば操作入力を受け付ける入力部、サーバ1に係る情報を表示する表示部、可搬型記憶媒体に記憶された情報を読み取る読取部等を含んでもよい。
図4は、サイネージ2の構成例を示すブロック図である。サイネージ2は、制御部21、記憶部22、通信部23、投影部24、入力部25、表示面27を含む。
制御部21はCPU、MPU等の演算処理装置を含み、記憶部22に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、サイネージ2に係る種々の情報処理、制御処理等を行う。記憶部22はRAM、ROM等のメモリ素子を含み、制御部21が処理を実行するために必要なプログラム又はデータ等を記憶している。また、記憶部22は、制御部21が演算処理を実行するために必要なデータ等を一時的に記憶する。通信部23はアンテナ及び通信処理回路等を含み、ネットワークNを介してサーバ1等と情報の送受信を行う。投影部24は、上述の投射レンズ、光源、画像処理回路等を備え、表示面27に画像を投影する。
入力部25は、外部装置から情報の入力を受け付けるためのインターフェイスである。入力部25は、例えば赤外線センサ26に接続されている。赤外線センサ26は陳列棚の所定箇所に設置されており、陳列棚へのユーザの接近を検出する。
なお、本実施の形態においてサイネージ2は上記の構成に限られず、例えば音声の出力を行うためのスピーカ等を含んでもよい。
図5は、商品DB141のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。商品DB141は、グループID列、商品ID列、商品名列、陳列位置列、コンテンツ列を含む。グループID列は、相互に関連する複数の商品からなるグループを識別するためのグループIDを記憶している。商品ID列は、グループIDと対応付けて、各商品を識別するための商品IDを記憶している。商品名列は、商品IDと対応付けて、商品名を記憶している。陳列位置列は、商品IDと対応付けて、各商品の陳列位置を記憶している。たとえば陳列位置は、店舗に設置された複数の陳列棚のうち、各商品が陳列されている陳列棚の番号、当該陳列棚において当該商品が陳列されている棚板の段数、当該棚板上において当該商品が陳列されている列番号により表される。なお、列番号は、棚板において横方向に各商品が陳列されている順序を示す。コンテンツ列は、商品IDと対応付けて、当該商品についてサイネージ2に表示するコンテンツを記憶している。例えばコンテンツは、商品の価格、広告などである。
図6は、サイネージ2における画面例の一例を示す説明図である。以下の説明では、情報処理システムが実行する処理の概要について説明する。なお、以下の説明では便宜上、サーバ1の処理主体は制御部11であるものとし、サイネージ2の処理主体は制御部21であるものとする。
サイネージ2の制御部21は、サーバ1から商品の商品名、価格等を含む画像データを取得して表示面27に投影することで、陳列棚に陳列されている商品の値札を電子的に表示する。この場合に制御部21は、商品の陳列位置に応じて、値札を表示する表示位置を変更する。具体的に制御部21は、商品の陳列位置に応じて表示面27を複数の表示領域に分割し、各表示領域において各商品の値札を表示する。
例えばサーバ1の制御部11は、商品DB141を参照し、表示面27を複数の表示領域に分割して各商品の値札を表示するための分割画像を生成する。具体的に制御部11は、各商品の陳列位置に係る情報を商品DB141から読み出す。上述の如く、陳列位置は例えば陳列棚の棚番号、棚板の段数、各棚板における商品の列番号などで表される。制御部11は、読み出した陳列位置に係る情報を参照し、棚番号及び段数が同一の商品、すなわち同一の棚板に陳列されている商品を特定する。さらに制御部11は、列番号によって商品の陳列順序を特定する。そして制御部11は、特定した陳列順序に従い、各商品の商品名、価格等を含む値札画像を合成した画像を生成する。すなわち制御部11は、分割表示を行うための分割画像を生成する。なお、サーバ1は予め、陳列棚における各商品の陳列幅(横方向の列幅)の入力値を記憶しており、当該入力値に従って、各商品の値札を表示する各表示領域の横幅を決定する。これにより、制御部11は表示領域を適切な幅で分割することができる。制御部11は、生成した分割画像のデータをサイネージ2に配信する。
サイネージ2の制御部21は、サーバ1から分割画像に係るデータを受信する。制御部21は投影部24を駆動し、表示面27に当該分割画像を投影する。これにより、図6に示すように、表示面27には商品の陳列位置に応じて複数の表示領域に分割された値札画像が表示される。なお、図6では、各表示領域の境界に破線を付して図示してある。以上の処理により、制御部21は商品の陳列位置に応じて適切な表示位置に値札画像を表示することができる。
図7は、関連商品のコンテンツ表示処理を説明するための説明図である。サイネージ2は、上記の値札表示処理を行うだけでなく、陳列商品に関するその他のコンテンツの表示も行う。例えばサイネージ2は、陳列商品の広告を表示する。
具体的にサイネージ2の制御部21は、陳列商品の広告コンテンツ、及び商品DB141において当該陳列商品と関連付けられた関連商品の広告コンテンツを表示面27に表示する。
例えば制御部21は、赤外線センサ26による検出結果に基づき、陳列棚への来店者の接近を検出したか否かを判定する。来店者の接近を検出した場合、制御部21は、値札表示から広告表示に処理を切り替える。この場合、制御部21は広告コンテンツの配信をサーバ1に要求する。当該要求信号は、例えば自装置に係る位置、すなわち商品の陳列位置に係る情報を含む。
サイネージ2から要求信号を受信した場合、サーバ1の制御部11は、広告コンテンツをサイネージ2に配信する。具体的に制御部11は、上記の陳列商品の広告コンテンツと、関連商品の広告コンテンツとを配信する。例えば制御部11は、要求信号に含まれる陳列位置の情報を参照し、要求があったサイネージ2に係る陳列棚に陳列されている商品を商品DB141から特定する。さらに制御部11は、商品DB141を参照し、特定した陳列商品と関連付けられた関連商品を特定する。制御部11は、特定した陳列商品及び関連商品に係る広告コンテンツを商品DB141から抽出し、表示用の画像データを生成する。当該画像データは、例えば陳列商品の広告と、関連商品の広告とを交互に再生する動画などである。なお、制御部11は動画ではなく静止画に係る連続画像を生成してもよい。
なお、制御部11は値札表示処理と同様に、各陳列商品の陳列位置に応じて表示領域を分割した広告画像を生成してもよい。この場合において、例えば制御部11は、陳列商品の広告と関連商品の広告とを各表示領域に分割表示する画像を生成することで、陳列商品及び関連商品について、同時並行的に広告を表示する合成画像を生成してもよい。
制御部11は、生成した画像データをサイネージ2に配信する。これにより、サイネージ2の制御部21は広告コンテンツを表示面27に表示する。具体的に制御部21は、図7A〜Cに示すように、陳列商品の広告と、当該陳列商品に関連する関連商品の広告とを繰り返し表示する。すなわち制御部21は、陳列棚に陳列されている商品の広告をまず表示し(図7A参照)、続いて当該商品に関連する商品の広告を表示する(図7B、C参照)。全ての商品について広告を表示した場合、制御部21は陳列商品の広告に戻って表示を行う。例えば制御部21は、赤外線センサ26による検出結果を参照し、来店者が陳列棚から遠ざかる(離脱する)まで広告表示を行う。以上より、サイネージ2において陳列商品の広告を行うことができるだけでなく、当該商品に関連する関連商品についても広告を行うことができ、来店者にとっては利便性が向上すると共に、店舗側にとっては効率の良い販売促進を行うことができる。
図8は、サイネージ2における表示画面の他の例を示す説明図である。図8では、商品の広告コンテンツではなく、関連商品の陳列位置が表示面27に表示されている様子を図示している。図8に示すように、サイネージ2の制御部21は、関連商品の広告だけでなく、店舗内の関連商品の陳列位置を表示する。この場合、サーバ1の制御部11は商品DB141に記憶されている関連商品の陳列位置を参照し、関連商品の陳列位置を示すマップ画像等を生成する。当該マップ画像の配信を受けて、サイネージ2の制御部21は、表示面27にマップ画像を表示する。このように、サイネージ2が表示するコンテンツは商品の値札及び広告に限定されず、関連商品の陳列位置を示すコンテンツなどであってもよい。
図9は、情報処理システムが実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。図9に基づいて、情報処理システムが実行する処理内容について説明する。
サーバ1の制御部11は、陳列棚に陳列された各商品の商品名、価格、陳列位置等に係る情報を商品DB141から読み出す(ステップS11)。制御部11は、読み出した陳列位置に応じて、表示面27を複数の表示領域に分割して各商品の値札を表示するための分割画像を生成し、画像データをサイネージ2に配信する(ステップS12)。具体的に制御部11は、商品DB141に記憶されている各商品の陳列棚番号、棚板段数、列番号を参照し、同一の陳列棚における同一の棚板において、各列に陳列されている商品の値札を、列番号に従って並列的に表示する分割画像を生成する。制御部11は、生成した分割画像のデータをサイネージ2に配信する。
サイネージ2の制御部21は、サーバ1から分割画像に係るデータを受信する(ステップS13)。制御部21は投影部24を駆動し、各商品の陳列位置に応じて、表示面27を複数の表示領域に分割して各商品の値札画像を表示する(ステップS14)。すなわち制御部21は、サーバ1が生成した分割画像を表示面27に投影する。
制御部21は、赤外センサ26から取得した検出結果に基づき、陳列棚への来店者の接近を検出したか否かを判定する(ステップS15)。接近を検出していないと判定した場合(S15:NO)、制御部21は処理を待機する。接近を検出したと判定した場合(S15:YES)、制御部21は、陳列棚に陳列されている商品に関する広告コンテンツの配信をサーバ1に要求する(ステップS16)。例えば制御部21は、商品の陳列位置(棚番号、棚板番号、列番号等)を含む要求信号を生成し、サーバ1に送信する。
サーバ1の制御部11は、要求信号を受信する(ステップS17)。制御部11は要求信号を読み出し、要求があったサイネージ2に係る陳列棚に陳列されている商品、及び当該商品に関連する関連商品の広告コンテンツを商品DB141から抽出する(ステップS18)。例えば制御部11は、要求信号に含まれる商品の陳列位置を参照し、配信すべき広告コンテンツに係る商品を商品DB141から特定する。さらに制御部11は、商品DB141において当該商品と関連付けられた関連商品を特定する。制御部11は、特定した各商品の広告コンテンツを商品DB141から抽出する。
制御部11は、各広告コンテンツ等に係る画像データを生成し、サイネージ2に配信する(ステップS19)。例えば制御部11は、上記で特定した陳列商品及び関連商品の各広告を連続再生する動画を生成し、サイネージ2に配信する。なお、例えば制御部11は、各商品の広告コンテンツを表示面27において分割表示する合成画像を生成してもよい。また、制御部11は広告動画だけでなく、関連商品の陳列位置を示すマップ画像を生成し、サイネージ2に配信する。
サイネージ2の制御部21は、広告コンテンツ等に係る画像データをサーバ1から受信する(ステップS20)。制御部21は、陳列棚に陳列されている商品の広告コンテンツと、該商品に関連する関連商品の広告コンテンツとを表示する(ステップS21)。すなわち制御部21は、ステップS20で受信した画像データに基づき、関連商品を含む広告コンテンツを表示面27に投影する。例えば制御部21は、陳列商品の広告と、関連商品のコンテンツとを交互に表示する。なお、制御部21は、関連商品の陳列位置を示すマップ画像を表示してもよい。また、制御部21は、表示面27を複数の表示領域に分割し、各表示領域において陳列商品及び関連商品の各広告を表示してもよい。
制御部21は、関連商品の陳列位置を表示面27に表示する(ステップS22)。例えば制御部21は、図8に示したように、関連商品の陳列位置をマップ上に示すマップ画像を表示する。制御部21は、赤外線センサ26から取得した検出結果に基づき、陳列棚付近からの来店者の離脱を検出したか否かを判定する(ステップS23)。離脱を検出していないと判定した場合(S23:NO)、制御部21は処理をステップS21に戻す。離脱を検出したと判定した場合(S23:YES)、制御部21は一連の処理を終了する。
なお、上記でサイネージ2はプロジェクタ装置であるものとしたが、例えば液晶ディスプレイ等に係るディスプレイ装置であってもよい。
また、上記でサイネージ2は、来店者の接近を検出した場合、広告表示を開始することとしたが、本実施の形態はこれに限定されるものではない。例えばサイネージ2は、棚板に設けられた機械的なボタンへの操作入力に応じて表示を切り替えるようにしてもよい。また、例えばサイネージ2をタッチパネル機能付きのディスプレイ装置とし、タッチ画面への操作入力に応じて表示を切り替えるようにしてもよい。
以上より、本実施の形態1によれば、陳列商品だけでなく関連商品に係るコンテンツを陳列棚に設置されたサイネージ2に表示することで、来店者にとって利便性の高い情報提示を行うことができる。
また、本実施の形態1によれば、プライスレールに代わってサイネージ2の表示面27を設けることで、来店者にとって分かり易い情報提示を行うことができる。
また、本実施の形態1によれば、棚板前端部に沿って設けられた表示面27を、各商品の陳列位置に応じて複数の表示領域に分割することで、各商品に応じた適切な情報提示を行うことができる。
また、本実施の形態1によれば、サイネージ2に関連商品の陳列位置を表示することで、来店者の利便性をさらに向上させることができる。
(実施の形態2)
本実施の形態では、来店者が商品を把持する把持動作を検出することで、より適切なコンテンツ表示を行う形態について述べる。なお、実施の形態1と重複する内容については、同一の符号を付して説明を省略する。
図10は、実施の形態2に係る陳列棚の外観を示す説明図である。本実施の形態に係る陳列棚は、例えば衣服に係る商品棚である。当該陳列棚は正面が開口した箱型の筐体を有し、筐体内部にハンガーパイプが設けられている。当該ハンガーパイプにハンガー(不図示)が掛けられることにより、各商品(不図示)はハンガーに吊り下げられて陳列される。なお、図10で符号281により示す近距離通信装置281については後述する。
本実施の形態に係る陳列棚には、2種類のサイネージ2、2が設けられている。一のサイネージ2は、陳列棚の天板に内蔵されたプロジェクタ型のデジタルサイネージ装置である。当該サイネージ2は、実施の形態1と同じく内部に投影機20が設けられ、天板前端部に沿ってレール状に表示面27が設けられている。なお、以下の説明では便宜上、当該サイネージ2を棚板サイネージ2aという。
他のサイネージ2は、筐体背面の上端縁から上方向に延在する形で設けられている。より詳しくは、当該サイネージ2は正面に位置する来店者に見やすいように、上方向に行くほど正面側に垂れる形で屈曲した形状を有する。当該サイネージ2は棚板サイネージ2aと異なり、例えば液晶ディスプレイにより構成されている。なお、以下の説明では便宜上、陳列棚の上方向に延在する当該サイネージ2を棚上サイネージ2bという。図10に示すように、棚上サイネージ2bは、棚板サイネージ2aの表示面27と比較して大画面の表示部29を有し、棚板サイネージ2aでは表示できない大画面表示を行う。
図11は、実施の形態2に係る棚板サイネージ2a及び棚上サイネージ2bの構成例を示すブロック図である。なお、実施の形態1に係るサイネージ2と重複する内容については、同一の符号を付して説明を省略する。
棚板サイネージ2aの入力部25は、実施の形態1に係るサイネージ2とは異なり、近距離通信装置281に接続されている。近距離通信装置281は、RFID(Radio Frequency Identifier)に係る近距離無線通信によって、後述する電子タグ(RFタグ)6と通信を行うための通信装置である。例えば電子タグ6は、各商品を吊り下げるハンガーに付属しており、各商品の商品IDを記憶している。近距離通信装置281は、各ハンガーの電子タグ6と通信を行って商品IDを読み取り、入力部25に通知する。
棚上サイネージ2bは、投影部24に代えて表示部29を有する。表示部29は、液晶ディスプレイに係る表示パネル、画像処理回路等を含み、制御部21からの指令を受けて画像表示を行う。
図12は、実施の形態2に係る商品DB141のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。本実施の形態に係る商品DB141のコンテンツ列には、陳列商品の価格、広告に係るコンテンツの他に、陳列商品の詳細を示す詳細コンテンツが記憶されている。詳細コンテンツは、例えば商品の製造元、販売元、サイズ、在庫数等のように、価格以外の詳細を示す情報であるが、これに限定されるものではない。本実施の形態に係る情報処理システムは、細長形状の棚板サイネージ2aに表示できない上記の詳細コンテンツを、大画面の棚上サイネージ2bに表示する。
図13は、実施の形態2に係るコンテンツ表示処理を説明するための説明図である。本実施の形態に係る棚板サイネージ2a、棚上サイネージ2bは、来店者によって商品が手に取られた場合、手に取られた商品に応じたコンテンツ表示を行う。
まず、来店者がまだ商品を手に取っていない場合を考える。この場合、棚板サイネージ2a、棚上サイネージ2bは夫々、所定のコンテンツを表示する。例えば棚板サイネージ2aは陳列商品の価格等を示す値札を、棚上サイネージ2bは陳列商品の広告を表示する。
次に、図13に示すように、来店者が商品を手に取った場合を考える。この場合、棚板サイネージ2aの制御部21は、近距離通信装置281による検出結果に基づき、把持された陳列商品を特定する。例えば制御部21は、近距離通信装置281による電子タグ6の読取内容を参照し、読み取れなくなった電子タグ6を判別する。制御部21は、当該電子タグ6に記憶されている商品IDを判別することで、把持された陳列商品を特定する。
把持動作を検出した場合、制御部21は、棚板サイネージ2a及び棚上サイネージ2bへのコンテンツ配信をサーバ1に要求する。例えば制御部21は、上記で特定された商品IDを含む要求信号を生成し、サーバ1に送信する。
要求信号を受信した場合、サーバ1の制御部11は、要求信号に含まれる商品IDにより把持された陳列商品を特定する。そして制御部11は、当該陳列商品に応じて、棚板サイネージ2a、棚上サイネージ2bに夫々コンテンツを配信する。
例えば制御部11は、実施の形態1と同様に、陳列商品に関連する関連商品の広告を棚板サイネージ2aに配信する。これにより、棚板サイネージ2aは実施の形態1と同様に、関連商品の広告を表示する。
一方、制御部11は、大画面の棚上サイネージ2bに対しては、把持された陳列商品の詳細を示す詳細コンテンツを配信する。これにより、棚上サイネージ2bは把持された陳列商品の詳細についてコンテンツ表示を行う。上述の如く、サーバ1は各サイネージ2の特徴に適したコンテンツ画像を配信することで、適切なコンテンツ表示を可能とする。
図14は、実施の形態2に係る情報処理システムが実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。
サーバ1の制御部11は、棚板サイネージ2a、棚上サイネージ2bに夫々、コンテンツを配信する(ステップS201)。例えば制御部11は、棚板サイネージ2aに対しては陳列商品の値札に関する画像データを配信し、棚上サイネージ2bに対しては陳列商品の広告に関する画像データを配信する。棚上サイネージ2bは、サーバ1から配信された広告画像を表示部29に表示する(ステップS202)。また、棚板サイネージ2aは、サーバから配信された値札画像を表示面27に表示する(ステップS203)。
棚板サイネージ2aの制御部21は、近距離通信装置281による検出結果に基づき、商品を把持する把持動作を検出したか否かを判定する(ステップS204)。把持動作を検出していないと判定した場合(S204:NO)、制御部21は処理を待機する。把持動作を検出したと判定した場合(S204:YES)、制御部21は近距離通信装置281による検出結果を参照し、把持された商品の商品IDを特定する(ステップS205)。制御部21は、コンテンツの配信をサーバ1に要求する(ステップS206)。例えば制御部21は、ステップS205で特定した商品IDを含む要求信号を生成し、サーバ1に送信する。
要求信号を受信した場合、サーバ1の制御部11は商品IDに基づき、把持された商品に関連する関連商品に係る広告コンテンツと、把持された商品に関する詳細な情報を示す詳細コンテンツを商品DB141から抽出する(ステップS207)。例えば制御部11は、要求信号に含まれる商品IDが示す商品と同一のグループIDが付与された関連商品の商品IDを特定し、当該関連商品の広告コンテンツを読み出す。また、制御部11は、要求信号に含まれる商品IDと対応付けて記憶されている陳列商品の詳細コンテンツを商品DB141から読み出す。制御部11は、ステップS207で抽出した各コンテンツを棚板サイネージ2a、棚上サイネージ2bに夫々配信する(ステップS208)。例えば制御部11は、関連商品の広告コンテンツを棚板サイネージ2aに、把持された陳列商品に係る詳細コンテンツを棚上サイネージ2bに配信する。
詳細コンテンツを受信した場合、棚上サイネージ2bは、当該コンテンツに係る陳列商品の詳細画像を表示する(ステップS209)。広告コンテンツを受信した場合、棚板サイネージ2aは、当該コンテンツに係る関連商品の広告画像を表示する(ステップS210)。棚板サイネージ2a及び棚上サイネージ2bは、一連の処理を終了する。
なお、上記では近距離通信装置281が電子タグ6を読み取ることにより把持動作の検出を行ったが、本実施の形態はこれに限定されるものではない。例えば実施の形態1に係るサイネージ2において来店者による把持動作を検出する場合、赤外線センサ26を各商品の陳列位置について設けておき、赤外線センサ26による検出結果に基づいて把持動作を検出してもよい。また、例えば棚板に加わる荷重の変化を検出する重量センサを陳列棚に設けておき、重量センサによる検出結果に基づいて把持動作を検出してもよい。
以上より、本実施の形態2によれば、商品を把持する把持動作を検出することで、来店者が興味を示している商品が判別され、より適切なコンテンツ表示が可能となる。
また、本実施の形態2によれば、棚板サイネージ2aよりも大画面の棚上サイネージ2bを利用することで、例えば商品の詳細を表示するなど、陳列棚におけるコンテンツ表示の自由度が増す。
(実施の形態3)
本実施の形態では、複数の商品に共通する共通情報を来店者に提示する形態について説明する。
図15は、実施の形態3に係るサイネージ2の構成例を示すブロック図である。本実施の形態に係るサイネージ2の入力部25は、近距離通信装置282に接続されている。近距離通信装置282は、実施の形態2に係る近距離通信装置281と同様に電子媒体と近距離無線通信を行う装置である。一方で、本実施の形態に係る近距離通信装置282は読取専用ではなく、例えばNFC(Near Field Communication)に係る通信規格により端末装置と通信を行う。例えば近距離通信装置282は陳列棚の棚板に設けられ、来店者が所持する端末装置と無線通信を行う。
図16は、実施の形態3に係る商品DB141のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。本実施の形態3に係る商品DB141は、共通コンテンツ列を含む。共通コンテンツ列は、グループIDと対応付けて、当該グループに属する各商品に共通するコンテンツを記憶している。例えば共通コンテンツは、商品が食品である場合、各食品を用いた料理のレシピ情報である。このように、共通コンテンツ列には、互いに関連付けられた複数の商品の用途等のように、陳列商品及び関連商品に共通するコンテンツが記憶されている。
図17は、実施の形態3に係るコンテンツ表示処理を説明するための説明図である。上記のように、陳列商品が食品である場合を考える。この場合、サーバ1は陳列商品及び関連商品の広告コンテンツの他に、料理のレシピに係る共通コンテンツをサイネージ2に配信する。サイネージ2の制御部21は、図17に示すように、配信された共通コンテンツを表示面27に表示する。これにより、来店者は単に広告を閲覧するだけでなく、陳列商品及び関連商品の用途等について有益な情報提供を受けることができる。
また、制御部21は共通コンテンツを表示面27に表示するだけでなく、当該共通コンテンツを来店者の端末装置に配信する。例えば図17に示すように、近距離通信装置282が陳列棚の棚板正面の側部に設けられている。来店者は共通コンテンツの配信を受ける場合、スマートフォン等の端末3を近距離通信装置282に接近させる。近距離通信装置282から所定距離内に端末3が位置する場合、サイネージ2の制御部21は、近距離通信装置282を介して端末3に共通コンテンツを配信する。これにより、来店者は共通コンテンツを閲覧できるだけでなく、自らの端末3にダウンロードすることもできる。
図18は、実施の形態3に係る情報処理システムが実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。陳列商品及び関連商品の広告コンテンツを商品DB141から抽出した後(ステップS18)、サーバ1の制御部11は、以下の処理を実行する。
制御部11は、陳列商品及び関連商品に共通する共通コンテンツを商品DB141から抽出する(ステップS301)。共通コンテンツは、陳列商品及び関連商品について共通する商品の用途等に係る情報であり、例えば商品が食品である場合、料理のレシピに係る情報である。制御部11は、ステップS18に係る陳列商品及び関連商品のグループIDに基づき、共通コンテンツを読み出す。制御部11は、ステップS18で抽出した広告コンテンツ、及びステップS301で抽出した共通コンテンツに係る画像データをサイネージ2に配信する(ステップS302)。
陳列商品及び関連商品の広告コンテンツを表示面27に表示した後(ステップS21)、サイネージ2の制御部21は、陳列商品及び関連商品に共通する共通コンテンツを表示する(ステップS303)。制御部21は、近距離通信装置282により、所定距離内に端末3を検出したか否かを判定する(ステップS304)。例えば制御部21は、近距離通信装置282において無線通信が成功したか否かを判定する。端末3を検出していないと判定した場合(S304:NO)、制御部21は処理をステップS23に移行する。
端末3を検出したと判定した場合(S304:YES)、制御部21は、サーバ1から受信した共通コンテンツに係るデータを端末3に配信する(ステップS305)。これにより、端末3には共通コンテンツがダウンロードされる。制御部21は、処理をステップS23に移行する。
なお、上記でサイネージ2は、棚板前端部に設けられたレール状の表示面27に共通コンテンツを表示することとしたが、本実施の形態はこれに限定されるものではない。例えば陳列棚に、実施の形態2のように大画面のサイネージ2(棚上サイネージ2b)が設けられる場合、当該サイネージ2において料理レシピ等を表示することで、大画面で共通コンテンツをユーザに提示してもよい。
以上より、本実施の形態3によれば、サイネージ2は商品個々のコンテンツを表示するだけでなく、複数の商品において共通するコンテンツをユーザに提示することで、購買活動に係るユーザの利便性がさらに向上する。
また、本実施の形態3によれば、共通コンテンツを端末3に配信することで、より利便性の高い情報提示が可能となる。
(実施の形態4)
本実施の形態では、陳列商品及び関連商品の広告をサイネージ2で表示することによる宣伝効果についてデータ収集を行う形態について述べる。
図19は、実施の形態4に係る情報処理システムの構成例を示す模式図である。本実施の形態に係る情報処理システムは、店舗端末4、会計装置5を含む。会計装置5はいわゆるレジスターであり、店舗の所定箇所に設置され、従業員の操作によって会計処理を行う。店舗端末4は、例えば店舗の経理、事務等に係る情報管理を行うパーソナルコンピュータである。店舗端末4は、例えばLAN(Local Area Network)により会計装置5に接続されており、会計処理の処理結果を示す会計情報を取得する。さらに店舗端末4は、ネットワークNを介してサーバ1に接続されている。
図20は、実施の形態4に係るサーバ1の構成例を示すブロック図である。本実施の形態に係るサーバ1の大容量記憶装置14は、購買DB142を記憶している。購買DB142は、広告の配信数、及び商品の購買数を集計した集計結果を記憶している。
図21は、実施の形態4に係る購買DB142のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。購買DB142は、グループID列、日付列、配信数列、購買数列を含む。グループID列は、相互に関連する複数の商品からなるグループを識別するためのグループIDを記憶している。日付列は、グループIDと対応付けて、店舗の営業日を記憶している。配信数列は、グループID及び日付と対応付けて、当該日付において、当該グループに属する商品の広告コンテンツをサイネージ2に配信した配信数を記憶している。すなわち配信数列には、サイネージ2において陳列商品及び関連商品の広告が表示された回数を記憶している。購買数列は、グループID及び日付と対応付けて、当該日付において、当該グループに属する複数の商品全てについて同時に会計処理が行われた数を記憶している。つまり購買数列には、商品が購入された場合に、当該商品に関連する関連商品も含めて購入された数を記憶している。
本実施の形態に係るサーバ1の制御部11は、サイネージ2に陳列商品及び関連商品の広告を表示したことによる広告宣伝効果を測定するためのデータ収集を行う。例えば制御部11は、サイネージ2への広告の配信数、及び会計装置5における商品の購買数について、以下の集計処理を行う。
制御部11は、サイネージ2に対して陳列商品及び関連商品の広告コンテンツに係る画像データを配信した場合、当該配信数を集計する。例えば制御部11は、商品DB141を参照し、配信した広告コンテンツに係る陳列商品及び関連商品のグループIDを特定する。また、制御部11は、所定のタイマから配信時の日付を取得する。制御部11は、当該日付、グループIDと対応付けて記憶されている購買DB142の配信数に1だけ加算する。制御部11は広告の配信毎に配信数をインクリメントすることで、配信を行った営業日における広告配信数の集計を行う。
また、制御部11は、陳列商品と、当該商品に関連する関連商品とが同時に購入された数を集計する。つまり制御部11は、サイネージ2における陳列商品及び関連商品の広告表示により、陳列商品及び関連商品のセット販売が成功した数を集計する。例えば店舗端末4は、店舗の営業時間において、会計装置5から継続的に会計情報を取得する。会計情報は例えば、購入された商品の商品名、商品ID、会計時刻、会計処理を行った会計装置5の識別番号等を含む。店舗端末4は、営業時間内において会計情報を継続的に取得して一時的に記憶し、営業時間終了後、サーバ1に記憶内容を出力する。
サーバ1の制御部11は、店舗端末4から出力された会計処理に係る情報を参照し、陳列商品及び関連商品が同時購入された購買数を集計する。例えば制御部11は、会計情報に含まれる商品IDを参照して、当該商品IDが示す商品と関連付けられた関連商品の商品ID、並びに当該商品及び関連商品のグループIDを特定する。制御部11は、各IDに基づき、同一の会計時刻において、同一の会計装置5により同一グループの各商品が購入されたか否かを判別する。つまり制御部11は、商品が購入された場合に、当該商品と同時に関連商品も購入されたか否かを判別する。制御部11は、判別結果に応じて、上記のグループIDと購買DB142において対応付けられた購買数をインクリメントする。これにより、制御部11はセット販売が成功した数を集計し、サイネージ2における広告宣伝の効果に関してデータ収集を行う。
図22は、実施の形態4に係る広告結果画面の一例を示す説明図である。制御部11はデータ収集の完了後、購買DB142に記憶したデータに基づき、図22に示す広告結果画面を生成する。広告結果画面は、例えば収集したデータに係る年月、陳列商品及び関連商品のグループID、商品名、サイネージ2への広告配信数、陳列商品及び関連商品の購買数、購買額等を含む。さらに広告結果画面には、広告の配信数及び商品の購買数を日付に応じて示す時系列のグラフを含む。制御部11は、購買DB142に記憶されているグループID、日付、配信数、購買数等に基づいて上記の各種情報を判別し、広告結果画面を生成する。例えば制御部11は、生成した広告結果画面を店舗端末4に出力する。これにより、店舗担当者はサイネージ2による広告宣伝効果についてレポートを受けることができる。
図23は、実施の形態4に係るコンテンツ表示処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。陳列商品及び関連商品の広告コンテンツをサイネージ2に配信した後(ステップS19)、サーバ1の制御部11は、以下の処理を実行する。
制御部11は、広告コンテンツを配信した陳列商品及び関連商品について、広告コンテンツの配信数を集計する(ステップS401)。例えば制御部11は、陳列商品又は関連商品の商品IDに基づき、商品DB141において当該商品IDと対応付けられている陳列商品及び関連商品のグループIDを特定する。また、制御部11は、所定のタイマから配信時の日付を取得する。制御部11は、当該日付、グループIDに対応付けて、配信数を1だけ加算して購買DB142に記憶する。制御部11は、一連処理を終了する。
図24は、実施の形態4に係る集計処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。図24に基づき、情報処理システムが実行する集計処理の処理内容について説明する。
店舗端末4は、会計装置5における商品の会計処理結果を示す会計情報を取得する(ステップS421)。会計情報は例えば、購入された商品の商品名、商品ID、会計時刻、会計処理を行った会計装置5の識別番号等を含む。店舗端末4は、会計情報を一時的に記憶する(ステップS422)。店舗端末4は、店舗の営業終了時刻になったか否かを判定する(ステップS423)。終了時刻になっていないと判定した場合(S423:NO)、店舗端末4は処理をステップS421に戻す。終了時刻になったと判定した場合(S423:YES)、店舗端末4は、一時的に記憶した会計情報をサーバ1に出力する(ステップS424)。
サーバ1の制御部11は、店舗端末4から会計情報を取得する(ステップS425)。制御部11は、取得した会計情報に基づき、相互に関連付けられた複数の商品が同時に購買された購買数を集計する(ステップS426)。例えば制御部11は、商品DB141を参照し、ステップS425で受信した会計情報に含まれる商品IDに基づき、当該商品IDと関連付けられた関連商品の商品ID、並びに陳列商品及び関連商品のグループIDを特定する。そして制御部11は、会計情報を参照し、同一の会計時刻において、同一の会計装置5により同一グループの各商品が購入されたか否かを判別する。つまり制御部11は、商品が購入された場合に、当該商品と同時に関連商品も購入されたか否かを判別する。関連商品も含めて購入された場合、制御部11は、当該商品及び関連商品に係るグループIDと対応付けて、当該グループの購買数に1を加算して購買DB142に記憶する。制御部11は、会計装置5において行われた全ての会計情報について上記の処理を行い、陳列商品及び関連商品に係るグループの購買数を集計する。なお、制御部11は単に購買数を集計するだけでなく、各会計処理が行われた会計時刻等を併せて記憶することで、詳細な購買履歴を記録してもよい。
制御部11は、購買DB142を参照し、広告コンテンツの配信数、並びに陳列商品及び関連商品の購買数に基づき、サイネージ2での広告宣伝結果を店舗端末4に出力する(ステップS427)。例えば制御部11は、図22に示したように、広告配信数、商品購買数、購買額等を示す広告結果画面を生成して店舗端末4に出力する。店舗端末4は、サーバ1から広告結果を取得する(ステップS428)。店舗端末4は、取得した広告結果を表示する(ステップS429)。すなわち店舗端末4は、ステップS427でサーバ1が生成した広告結果画面を表示する。店舗端末4は、一連の処理を終了する。
以上より、本実施の形態4によれば、サイネージ2における関連商品の広告の宣伝効果について、データ収集を行うことができる。
(実施の形態5)
図25は、上述した形態のサーバ1の動作を示す機能ブロック図である。制御部11がプログラムPを実行することにより、サーバ1は以下のように動作する。記憶部231は、店舗に設置された陳列棚に陳列されている複数の商品を相互に関連付けて、該商品夫々に応じたコンテンツを記憶する。配信部232は、前記記憶部231を参照して、前記商品に関する前記コンテンツと、該商品に関連付けられた関連商品の前記コンテンツとを、前記陳列棚に設けられた表示装置に配信する。
本実施の形態5は以上の如きであり、その他は実施の形態1から4と同様であるので、対応する部分には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 サーバ(情報処理装置)
11 制御部
12 記憶部
P プログラム
13 通信部
14 大容量記憶装置
141 商品DB
142 購買DB
2 サイネージ(表示装置)
20 投影機
21 制御部
22 記憶部
23 通信部
24 投影部
25 入力部
26 赤外線センサ
27 表示面
281、282 近距離通信装置
29 表示部
3 端末(端末装置)
4 店舗端末
5 会計装置
6 電子タグ

Claims (11)

  1. 店舗に設置された陳列棚の棚板の前端部に沿ってレール状に延設された表示面を備え、該陳列棚に陳列された複数の商品夫々の陳列位置に応じて、前記表示面を複数の表示領域に分割して前記商品夫々のコンテンツを表示する第1表示部と、
    前記陳列棚の前記棚板以外の箇所に設けられ、前記第1表示部よりも表示面の面積が大きい第2表示部と、
    複数の前記商品を相互に関連付けて、該商品夫々に応じた前記コンテンツと、前記商品夫々の陳列位置とを記憶する記憶部と、
    前記商品に付した電子タグと通信を行う前記陳列棚に設けられた通信装置であって、来店者が前記商品を把持する把持動作を、前記商品に付した電子タグを読み取れなくなったか否かを判別することで検出する動作検出部と、
    該動作検出部が検出した検出結果に基づき、把持された前記商品を特定する特定部と、
    該記憶部を参照して、前記特定部が特定した前記商品に関する前記コンテンツを前記第2表示部に、該商品に関連付けられた関連商品の前記コンテンツを前記第1表示部に夫々配信し、前記商品の前記コンテンツを前記第2表示部に、前記関連商品の前記コンテンツを前記第1表示部の前記表示面の全面に夫々表示させる配信部と
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記第1表示部は、前記棚板に内蔵されており、前記表示面に前記コンテンツを投影する投影機を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記配信部は、前記関連商品の陳列位置を前記第1表示部に配信する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記記憶部は、前記商品及び関連商品に共通する共通コンテンツを記憶しており、
    前記配信部は、前記共通コンテンツを配信する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  5. 前記陳列棚に設置されており、端末装置と近距離通信を行う近距離通信部を備え、
    前記配信部は、前記近距離通信部を介して前記端末装置に前記共通コンテンツを配信する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理システム。
  6. 前記商品の会計処理結果を示す会計情報を取得する取得部と、
    該取得部が取得した前記会計情報に基づき、前記商品及び関連商品が同時に購買された購買数を集計する集計部と
    を備えることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  7. 店舗に設置された陳列棚に陳列されている複数の商品を相互に関連付けて、該商品夫々に応じたコンテンツと、前記商品夫々の陳列位置とを記憶する記憶部と、
    前記記憶部を参照して、前記商品に付した電子タグと通信を行う前記陳列棚に設けられた通信装置であって、来店者が前記商品を把持する把持動作を、前記商品に付した電子タグを読み取れなくなったか否かを判別することで検出する動作検出部が検出した検出結果に基づき、来店者が把持した商品として特定された前記商品に関連付けられた関連商品の前記コンテンツを前記陳列棚の棚板の前端部に沿ってレール状に延設された表示面を備え、該陳列棚に陳列された前記商品夫々の陳列位置に応じて、前記表示面を複数の表示領域に分割して前記商品夫々のコンテンツを表示する第1表示装置に配信しかつ、把持された前記商品に関する前記コンテンツを、前記陳列棚の前記棚板以外の箇所に設けられ、前記第1表示装置よりも表示面の面積が大きい第2表示装置に配し、前記関連商品の前記コンテンツを前記第1表示装置の前記表示面の全面に、前記商品の前記コンテンツを前記第2表示装置に夫々表示させる配信部と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  8. 店舗に設置された陳列棚に陳列されている複数の商品を相互に関連付けて、該商品夫々に応じたコンテンツと、前記商品夫々の陳列位置とを記憶部に記憶し、
    前記記憶部を参照して、前記商品に付した電子タグと通信を行う前記陳列棚に設けられた通信装置であって、来店者が前記商品を把持する把持動作を、前記商品に付した電子タグを読み取れなくなったか否かを判別することで検出する動作検出部が検出した検出結果に基づき、来店者が把持した商品として特定された前記商品に関連付けられた関連商品の前記コンテンツを前記陳列棚の棚板の前端部に沿ってレール状に延設された表示面を備え、該陳列棚に陳列された前記商品夫々の陳列位置に応じて、前記表示面を複数の表示領域に分割して前記商品夫々のコンテンツを表示する第1表示装置に出力しかつ、把持された前記商品に関する前記コンテンツを、前記陳列棚の前記棚板以外の箇所に設けられ、前記第1表示装置よりも表示面の面積が大きい第2表示装置に出し、前記関連商品の前記コンテンツを前記第1表示装置の前記表示面の全面に、前記商品の前記コンテンツを前記第2表示装置に夫々表示させる
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  9. 店舗に設置された陳列棚の棚板の前端部に沿ってレール状に延設された表示面を備え、該陳列棚に陳列された複数の商品夫々の陳列位置に応じて、前記表示面を複数の表示領域に分割して前記商品夫々のコンテンツを表示する第1表示部と、
    前記陳列棚の前記棚板以外の箇所に設けられ、前記第1表示部よりも表示面の面積が大きい第2表示部と、
    複数の前記商品を相互に関連付けて、該商品夫々に応じた前記コンテンツと、前記商品夫々の陳列位置と、前記商品及び該商品に関連付けられた関連商品に共通する共通コンテンツとを記憶する記憶部と、
    該記憶部を参照して、前記商品に関する前記コンテンツを前記第2表示部に、該商品及び関連商品に共通する前記共通コンテンツを前記第1表示部に夫々配信し、前記商品の前記コンテンツを前記第2表示部に、前記共通コンテンツを前記第1表示部の前記表示面の全面に表示させる配信部と
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  10. 店舗に設置された陳列棚に陳列されている複数の商品を相互に関連付けて、該商品夫々に応じたコンテンツと、前記商品夫々の陳列位置と、前記商品及び該商品に関連付けられた関連商品に共通する共通コンテンツとを記憶する記憶部と、
    前記記憶部を参照して、前記関連商品の前記コンテンツを、前記陳列棚の棚板の前端部に沿ってレール状に延設された表示面を備え、該陳列棚に陳列された複数の商品夫々の陳列位置に応じて、前記表示面を複数の表示領域に分割して前記商品夫々のコンテンツを表示する第1表示装置に配信し、かつ、前記商品に関する前記コンテンツを、前記陳列棚の前記棚板以外の箇所に設けられ、前記第1表示装置よりも表示面の面積が大きい第2表示装置に配信し、前記関連商品の前記コンテンツを前記第1表示装置の前記表示面の全面に、前記商品の前記コンテンツを前記第2表示装置に夫々表示させる配信部と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  11. 店舗に設置された陳列棚に陳列されている複数の商品を相互に関連付けて、該商品夫々に応じたコンテンツと、前記商品夫々の陳列位置と、前記商品及び該商品に関連付けられた関連商品に共通する共通コンテンツとを記憶部に記憶し、
    前記記憶部を参照して、前記関連商品の前記コンテンツを、前記陳列棚の棚板の前端部に沿ってレール状に延設された表示面を備え、該陳列棚に陳列された複数の商品夫々の陳列位置に応じて、前記表示面を複数の表示領域に分割して前記商品夫々のコンテンツを表示する第1表示装置に出力し、かつ、前記商品に関する前記コンテンツを、前記陳列棚の前記棚板以外の箇所に設けられ、前記第1表示装置よりも表示面の面積が大きい第2表示装置に出力し、前記関連商品の前記コンテンツを前記第1表示装置の前記表示面の全面に、前記商品の前記コンテンツを前記第2表示装置に夫々表示させる
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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