JP6945751B2 - 定着装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式を利用した画像形成装置の定着器で使用される定着装置に関する。
電子写真方式を利用した画像形成装置(例えば、複写機、プリンター)の定着器は、移動するシート上の帯電トナーをシートに対して加圧して定着させる。このため、定着器は、一対のロール(定着ロールと加圧ロール)または定着ベルトと加圧ロールを有する。定着ベルトと加圧ロールを有するタイプの定着器では、定着ベルトと加圧ロールの間のニップをシートが通過する間に、トナーがシートに定着させられる(特許文献1)。このタイプでは、定着ベルトは、定着ロールまたは定着パッドによって加圧ロールに向けて押圧され、トナーを加熱することにより溶融する。定着ベルトは、加熱装置によって再加熱され、高い温度を有する。
特開2018−136412号公報
定着器の使用において、ニップをシートが通過する間に、トナー像が過不足なく、シートに定着することが望ましい。しかし、静電気の発生により、シート上に余計なトナーが吸着されたり、逆にシートからトナーが弾き飛ばされたりすることがある。このような現象は、静電オフセットと呼ばれ、形成される画像の乱れを引き起こす。
静電オフセットを抑制する対策は、例えば特許文献1に記載されているように、試みられている。
プラスに帯電されることでシートに付着したトナーをシートに定着させる定着装置について、静電オフセットをさらに有効に抑制することが望まれている。
そこで、本発明は、静電オフセットを有効に抑制することが可能である、プラスに帯電されたトナー像をシートに定着させる定着装置を提供する。
本発明のある態様に係る定着装置は、プラスに帯電されたトナー像が形成されたシートに回転しながら接触して、前記トナー像を前記シートに定着させる、筒状の定着装置であって、金属製の筒状の基材と、前記基材の外周に被覆されたゴム層と、前記ゴム層の外周に被覆された接着層と、前記接着層の外周に被覆された樹脂製の表層とを有する。前記表層の表面が−1kVに帯電されて帯電終了時点から120秒経過後の電荷減衰量ΔVがゼロであり、前記定着装置の厚さ方向での単位面積あたりの静電容量Cが3.30pF/cm以下である。
この態様においては、定着装置の厚さ方向での単位面積あたりの静電容量Cが十分に小さいことにより、表層の表面での帯電が抑制され、静電オフセットを有効に抑制することが可能である。
本発明の他の態様に係る定着装置は、プラスに帯電されたトナー像が形成されたシートに回転しながら接触して、前記トナー像を前記シートに定着させる、筒状の定着装置であって、金属製の筒状の基材と、前記基材の外周に被覆されたゴム層と、前記ゴム層の外周に被覆された接着層と、前記接着層の外周に被覆された樹脂製の表層とを有する。前記表層の表面が−1kVに帯電されて帯電終了時点から120秒経過後の電荷減衰量ΔVがゼロより大きく、前記電荷減衰量ΔVを前記定着装置の厚さtで除算した値ΔV/tに対する、前記定着装置の厚さ方向での単位面積あたりの静電容量Cの比Ct/ΔVが3.13×10pF/Vμm以下である。
この態様においては、電荷減衰量ΔVがある程度大きく、静電容量Cがある程度小さいため、表層の表面での帯電が抑制され、静電オフセットを有効に抑制することが可能である。
本発明の実施形態に係る定着装置を備える定着器の一例を示す概略断面図である。 実施形態に係る定着装置を備える定着器の他の一例を示す概略断面図である。 実施形態に係る定着装置の一部の断面図である。 実施形態に係る定着装置を製造する工程を示す概略図である。 図4の工程の後の工程を示す概略図である。 図5の工程の後の工程を示す概略図である。 図6の工程の後の工程を示す概略図である。 図7の工程の後の工程を示す概略図である。 図8の工程の後の工程を示す概略図である。 図9の工程の後の工程を示す概略図である。 定着装置の各種のサンプルの諸元を示す表である。 定着装置の各種のサンプルの諸元を示す表である。 実施形態に係る定着装置の厚さ方向での静電容量を測定する方式を示す概略図である。 実施形態に係る定着装置の表層での電荷減衰量を測定する方式を示す概略図である。 各サンプルについての電気的特性を示すグラフである。
以下、添付の図面を参照しながら本発明に係る実施形態を説明する。図面の縮尺は必ずしも正確ではなく、一部の特徴は誇張または省略されることもある。
電子写真方式を利用した画像形成装置は、搬送される記録媒体である紙のシート上にトナーからなる画像(トナー像)を形成する。画像形成装置の詳細は図示しないが、画像形成装置は、感光体ドラムと、感光体ドラムの周囲に配置された帯電器、露光器、現像器、転写器、および定着器を有する。この実施形態においては、トナーをプラスに帯電されることにより、シートにトナーが付着しており、このシートが定着器に搬送される。
図1に示すように、定着器は、移動可能な定着ベルト(定着装置)1と回転可能な加圧ロール2を有する。定着ベルト1と加圧ロール2の間のニップをシートSが通過する間に、トナーTがシートSに定着させられる。定着ベルト1と加圧ロール2は、シートS上のトナーTを加圧する。定着ベルト1は、トナーTを加熱することにより溶融する。
加圧ロール2は、芯材3と、芯材3の外周を被覆する弾性層4と、弾性層4の外周を被覆する離型層5を有する。
芯材3は、硬質の丸棒である。芯材3の材料は、限定されないが、例えば鉄、アルミニウム等の金属または樹脂材料であってよい。芯材3は、中空であっても、中実であってもよい。
弾性層4は、芯材3の外周面に全周にわたって固着された円筒であり、スポンジから形成されている。
離型層5は、弾性層4の外周面に全周にわたって固着された薄い層であり、シートPに定着したトナーTから加圧ロール2が離れやすくする。図1は、シートPの1つの面にトナー像が形成される様子を示すが、シートPの1つの面にトナーTが定着された後に、シートPの他の面にトナーTが定着されることがあることに留意されたい。この場合、トナーTはニップにおいて加圧ロール2に接触させられる。
離型層5は、トナーTから離れやすい合成樹脂材料から形成されている。離型層5の材料は、好ましくは、フッ素樹脂である。このようなフッ素樹脂は、例えば、パーフルオロアルコキシフッ素樹脂(PFA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、またはテトラフルオロエチレン・エチレン共重合体(ETFE)である。
定着ベルト1は円筒であって、見方を変えれば、厚さが小さい円筒壁体を持つロールと考えることもできる。定着ベルト1の内部には、樹脂製の定着パッド6が配置されている。定着パッド6は、定着ベルト1を加圧ロール2に押し付けて、定着ベルト1と加圧ロール2の間のニップの幅を適切に維持する。ニップにおいて、定着ベルト1と加圧ロール2は、相互の押し付けにより、わずかに変形させられている。
定着ベルト1の近傍には、加熱装置7が配置されている。加熱装置7は、ニップで加圧ロール2に熱を奪われて冷却された定着ベルト1を再加熱する。図1の例では、加熱装置7は、公知の電磁誘導加熱装置7Aと磁場吸収部材7Bを有し、電磁誘導加熱装置7Aは定着ベルト1の外側に配置され、磁場吸収部材7Bは定着ベルト1の内側に配置されている。
但し、加熱装置のタイプは図1の例示に限定されない。例えば、図2に示すように、加熱装置として定着ベルト1の内部に配置されたハロゲンヒーター8などの発熱源が使用されてもよい。
図1および図2の例では、定着パッド6が使用されているが、定着パッド6の代わりに定着ベルト1の内部に回転可能な定着ロールが配置されてもよい。
図3に示すように、定着ベルト1は、基材11、摺動層12、プライマー層13、ゴム層14、接着層15、および表層16を有する。
基材11は金属製の円筒である。基材11の材料は、例えば、ニッケル、ステンレス鋼でもよいし、ニッケルの層とニッケルの層の間に銅の層が挟まれて、基材11が構成されていてもよい。基材11は、定着ベルト1の剛性を確保し、定着ベルト1の熱伝導性を高める。
摺動層12は、基材11の内周に被覆された一様な厚さの層である。摺動層12は、定着パッド6またはその他の定着器の部品と摺動可能に接触する。摺動層12は、摩擦係数が小さい材料、例えば、フッ素樹脂から形成されている。好ましいフッ素樹脂は、例えば、PTFE、PFA、FEP、またはETFEである。
プライマー層13は、基材11の外周に被覆された一様な厚さの層である。プライマー層13は、摺動層12とゴム層14を接着する役割を有する。プライマー層13の材料は、ゴム層14の材料に依存して異なりうる。
ゴム層14は、プライマー層13の外周に被覆された一様な厚さの層である。ゴム層14は、定着ベルト1において最も厚い層であり、ゴム層14によって、トナーTの定着に有用な適切な弾性を定着ベルト1は有する。ゴム層14は、例えばシリコーンゴムから形成されている。ゴム層14がシリコーンゴム製である場合、プライマー層13はシリコーンゴム系の接着剤から形成されることが好ましい。
接着層15は、ゴム層14の外周に被覆された一様な厚さの層である。接着層15は、ゴム層14と表層16を接着する役割を有する。接着層15は、例えばシリコーンゴム系の接着剤またはフッ素樹脂系の接着剤から形成される。
表層16は、接着層15の外周に被覆された一様な厚さの層である。表層16は、シートPに定着したトナーTから定着ベルト1が離れやすくする。表層16は、トナーTから離れやすい合成樹脂材料から形成されている。表層16の材料は、好ましくは、フッ素樹脂である。好ましいフッ素樹脂は、例えば、PFA、PTFE、FEP、またはETFEである。
但し、上記の層の間に他の層が介在していてもよい。
以下、定着ベルト1の製造方法を説明する。
まず、図4に示すように、円筒形の金属筒11Aを準備する。金属筒11Aは、完成品の定着ベルト1において基材11に相当するが、完成品の定着ベルト1の数倍の長さを有する。金属筒11Aは、例えば電鋳によって製造することができる。
次に、図4に示すように、金属筒11Aの内部にスプレイノズル20を挿入し、スプレイノズル20を移動させながら、スプレイノズル20に管21で摺動層12の材料を供給し、スプレイノズル20から摺動層12の材料を噴射させる。この後、加熱して材料を硬化させることにより、摺動層12を形成する。
次に、図5に示すように、スプレイノズル23を移動させながら、金属筒11Aの外周面にスプレイノズル23によってプライマー層13の材料13Aを噴射させる。この後、加熱して材料13Aを乾燥させることにより、プライマー層13を形成する。
次に、図6に示すように、金属筒11Aを軸線周りに回転させ、ゴム供給装置24でゴム層14の材料14Aをプライマー層13の外周面に供給しながら、先端が直線状のブレード25でゴム層14の材料14Aを平滑に(すなわち一様な厚さを持つように)均す。このようにして、プライマー層13の表面をゴム層14の材料でコートする。この後、加熱して材料14Aを硬化させることにより、ゴム層14を形成する。
次に、図7に示すように、ゴム層14の周囲に接着層15の材料15Aをコートし、金属筒11Aをリング26に挿入する。リング26を金属筒11Aの軸線方向に沿って移動させることにより、リング26の内周面で材料15Aを平滑に(すなわち一様な厚さを持つように)均す。
次に、図8に示すように、接着層15の材料15Aの周囲にチューブ16Aを配置する。すなわち金属筒11Aをチューブ16Aに挿入する。チューブ16Aは、完成品の定着ベルト1において表層16に相当するが、完成品の定着ベルト1の数倍の長さを有する。
次に、図9に示すように、チューブ16Aとともに金属筒11Aをリング27に挿入する。リング27を金属筒11Aの軸線方向に沿って移動させることにより、リング27の内周面でチューブ16Aを径方向内側に押圧し、接着層15の材料15Aとチューブ16Aの密着性を高める。図8および図9においては、チューブ16Aのみを断面として示す。この後、加熱して材料15Aを硬化させることにより、接着層15を形成すると同時に、接着層15とチューブ16Aを固定する。
このようにして図10に示す長尺の円筒1Aが得られる。そして、図10に示すように、円筒1Aを軸線方向に対して垂直な方向に切断することにより、完成品の定着ベルト1が得られる。
出願人は、定着ベルト1のいくつかの層の材料と厚さが異なるサンプルを製造し、これらのサンプルの電気的特性を測定し、さらに各サンプルが静電オフセットを有効に抑制するか否かを調査した。サンプルの諸元を図11Aおよび図11Bに示す。
各サンプルについて、基材11と摺動層12とプライマー層13は共通である。具体的には、基材11は、電鋳で製造されたニッケル製のシームレスな円筒であって、直径は40mm、厚さは40μmであった。摺動層12は、PTFEから形成され、厚さは12μmであった。
プライマー層13は、非導電性シリコーンゴム系の接着剤である東レ・ダウコーニング株式会社(日本国東京)製の「DY 39−042」から製造した。上記のように、プライマー層13の材料13Aはスプレイノズル20で金属筒11Aにコートされ、150℃で1分間、加熱して材料13Aを乾燥させることにより、プライマー層13を形成した。プライマー層13の厚さは2μmであった。
サンプル9を除く各サンプルについて、ゴム層14は、非導電性シリコーンゴムである信越化学工業株式会社(日本国東京)製の「X−34−2008−2」から製造した。サンプル9については、ゴム層14は、導電体であるカーボン粒子を含有する導電性シリコーンゴムである信越化学工業株式会社製の「X−34−2525」から製造した。上記のように、ゴム層14の材料14Aは、ブレード25で平滑化され、150℃で加熱することにより硬化された。
各サンプルにおけるゴム層14の厚さは図11Aおよび図11Bに示す通りであった。ゴム層14の厚さの相違による電気的特性の相違を調べるため、サンプル5〜7のゴム層14の厚さは、他のサンプルと顕著に異なる。定着ベルト1において、基材11以外の層は、特に導電体であると明記していない限り、基本的に誘電体から形成されている。定着ベルト1における基材11と表層16の表面の間の静電容量は、基材11と表層16の表面の間の誘電体の厚さが大きいほど、小さい。そして、静電容量が小さいほど、トナーTに近接する表層16の表面での帯電が抑制され、静電オフセットを抑制することができると出願人は考えた。
サンプル1,2,5〜8について、接着層15は、非導電性シリコーンゴム系の接着剤である信越化学工業株式会社製の「KE−1880」から製造した。サンプル3,4について、接着層15は、非導電性フッ素樹脂系の接着剤であるケマーズ社(米国デラウェア)製の「PJ−CL990」から製造した。接着層15の材料15Aはエマルションの状態であるが、サンプル3,4の硬化した接着層15は、高純度のフッ素を含有すると考えられる。サンプル9,10について、接着層15は、導電体であるカーボン粒子を含有する導電性シリコーンゴム系の接着剤である信越化学工業株式会社製の「X−34−3280」から製造した。サンプル11について、接着層15は、非導電性フッ素ゴム系の接着剤である信越化学工業株式会社製の「SIFEL2617」から製造した。各サンプルにおける接着層15の厚さは図11Aおよび図11Bに示す通りであった。
接着層15の材料がサンプルによって異なるのは、接着層15の材料の相違による電気的特性の相違を調べたためである。定着ベルト1における基材11と表層16の表面の間に、電気陰性度が高い(電子を引き付ける力が強い)フッ素が存在することにより、トナーTに近接する表層16の表面での帯電が抑制され、静電オフセットを抑制することができると出願人は考えた。フッ素の電気陰性度は、あらゆる原子の中で最大の3.98であり、これに対して、シリコーンゴムの主成分であるシリコンの電気陰性度は1.90である。
各サンプルについて、表層16は、厚さが30μmのPFA製のチューブから製造した。但し、サンプル1,2については、表層16としては、株式会社潤工社(日本国東京)製のイオン導電性PFAチューブである「低帯電PFAチューブ」を用いた。サンプル3〜9,11については、表層16としては、三井・ケマーズ フロロプロダクツ株式会社(日本国東京)製の「PFA 451HP−J」からグンゼ株式会社(日本国大阪)が製造した絶縁性PFAチューブを用いた。サンプル10については、表層16としては、グンゼ株式会社が製造した二層を有するチューブを用いた。二層を有するチューブにおいては、外側の層が15μmの厚さの絶縁性PFA(三井・ケマーズ フロロプロダクツ株式会社製の「PFA 451HP−J」)から形成され、内側の層が15μmの厚さの導電性PFAから形成されていた。サンプル10の表層16の内側の層のシート抵抗は、1×10Ω/□であった。
表層16の材料がサンプルによって異なるのは、表層16の材料の相違による電気的特性の相違を調べたためである。トナーTに近接する表層16の表面の電荷が移動しやすければ、静電オフセットを抑制することができると出願人は考えた。したがって、表層16がイオン導電性PFAチューブから製造されたサンプル1,2では、静電オフセットを抑制することができると出願人は予想した。
各サンプルの特徴を整理すると、以下の通りである。
サンプル1,2は、表層16がイオン導電性PFAチューブから製造されたことを特徴とする。サンプル1,2において、各層の材料も厚さも同じである。但し、下記の電気的特性および静電オフセットの調査の前に、サンプル2は230℃で120時間、加熱され、これにより表層16のイオン導電材が揮発し、電荷減衰の性能が低下した。230℃の温度は、定着ベルト1の使用環境を考慮して決定した。サンプル1には、このような加熱処理を行わなかった。
サンプル3,4は、接着層15の材料がフッ素樹脂系であることを特徴とする。サンプル3,4の相違は、接着層15の厚さである。
サンプル5〜7は、ゴム層14の厚さが他のサンプルと顕著に異なることを特徴とする。また、サンプル5〜7は、それぞれ異なる厚さのゴム層14を有する。
サンプル8については、静電オフセットを抑制するための改善が施されていない。
サンプル9,10は、接着層15が導電体であるカーボン粒子を含有することを特徴とする。さらにサンプル9は、ゴム層14が導電体であるカーボン粒子を含有することで、サンプル10と異なる。
サンプル11は、接着層15がフッ素ゴム系であることを特徴とする。
各サンプルについて、図12に示す方式で、定着ベルト1の厚さ方向での静電容量(pF)を測定した。静電容量は、定着ベルト1の帯電しやすさを表す指標である。この方式は、二端子測定法であり、2つの電極28,29を定着ベルト1の内周面(摺動層12の表面)と外周面(表層16の表面)にそれぞれ接触させ、LCRメータ30で静電容量を測定した。使用したLCRメータ30は、日置電機株式会社(日本国長野)製の「3522−50」であった。さらに、汎用的考察のため、測定された静電容量を電極28,29の面積(定着ベルト1への接触面積)で除算し、定着ベルト1の厚さ方向での単位面積あたりの静電容量Cを計算した。定着ベルト1の厚さ方向での単位面積あたりの静電容量C(pF/cm)を図11Aおよび図11Bに示す。
また、各サンプルについて、図13に示す方式で、表層16での電荷減衰量ΔV(kV)を測定した。この測定は、23℃、55%(相対湿度)の環境下で、定着ベルト1に帯電ロール31を接触させ、定着ベルト1を60rpmで回転させ、直流電源32から帯電ロール31を介して定着ベルト1に電荷を供給した。帯電ロール31の抵抗値は、5×10Ωであった。直流電源32は、トレック社(米国ニューヨーク)製の「610C」であった。
定着ベルト1の外周面(表層16の表面)には、表面電位計33のプローブ34を近接させ、表面電位を測定した。定着ベルト1におけるプローブ34の近接位置は、帯電ロール31が定着ベルト1に接触する位置から90度離れている。表面電位計33は、米国モンローエレクトロニクス社(米国ニューヨーク)の「Model 244A」であり、プローブは「Model 244A」に付属の標準プローブ「1017A」であった。
以上の条件の下、表面電位計33で表層16の表面電位を監視し、表層の表面が−1kVに帯電された状態を60秒間維持した。その後、帯電ロール31を定着ベルト1から離間させることにより、帯電を終了した。帯電終了から120秒経過後、表層16の表面の電荷減衰量ΔV(kV)を測定した。電荷減衰量ΔVは、定着ベルト1の帯電しにくさを表す指標である。電荷減衰量ΔVを図11Aおよび図11Bに示す。また、汎用的考察のため、電荷減衰量ΔVを定着ベルト1の厚さt(図3および図12参照)で除算した値(厚さあたりの電荷減衰量)ΔV/tを計算した。値ΔV/t(V/μm)も図11Aおよび図11Bに示す。
さらに、汎用的考察のため、値ΔV/tに対する、定着ベルト1の厚さ方向での単位面積あたりの静電容量Cの比Ct/ΔVを計算した。比Ct/ΔV(pF/Vμm)も図11Aおよび図11Bに示す(電荷減衰量ΔVがゼロであったサンプルを除く)。
また、各サンプルを画像形成装置に装着し、各サンプルの静電オフセット抑制効果を評価した。使用した画像形成装置は、京セラドキュメントソリューションズ株式会社(日本国大阪)製の「TASKalfa 5550ci」である。この評価においては、紙のシートに白ベタ画像を印刷し、白ベタ画像にカブリ(印刷されるべきでない箇所に印刷されること)の有無を判断するため、色彩色差計(chroma meter、コニカミノルタ株式会社(日本国東京)製「CR−400」)を用いて、画像内7箇所についてL*値(L* value、明度)を測定した。L*値が95.5以上であれば、カブリがないか微小であり、静電オフセット抑制効果が良好であると評価した。L*値が95.5未満であれば、カブリが無視できず、静電オフセット抑制効果が不良であると評価した。
評価結果を図11Aおよび図11Bに示す。サンプル1〜6については、静電オフセット抑制効果が良好であり、サンプル7〜11については、静電オフセット抑制効果が不良であった。
したがって、表層16がイオン導電性PFAチューブから製造されたサンプル1,2は、静電オフセットを有効に抑制することができることが分かった。また、接着層15の材料がフッ素樹脂系であるサンプル3,4も静電オフセットを有効に抑制することができることが分かった。一方、接着層15の材料がフッ素ゴム系であるサンプル11は静電オフセットを有効に抑制することができないことが分かった。接着層15の材料が非導電性シリコーンゴム系であっても、ゴム層14の厚さが800μmまたは1000μmと大きいサンプル5,6も静電オフセットを有効に抑制することができることが分かった。
図14は、各サンプルについての値ΔV/t(V/μm)と厚さ方向での単位面積あたりの静電容量C(pF/cm)の関係を示すグラフである。このグラフにおいて、円形ドットは静電オフセット抑制効果が良好であったことを示し、正方形ドットは静電オフセット抑制効果が不良であったことを示す。
図11A、図11Bおよび図14から明らかなように、電荷減衰量ΔVがゼロ(ひいては厚さあたりの電荷減衰量ΔV/tがゼロ)であるサンプル5〜9については、静電オフセット抑制効果は、単位面積あたりの静電容量Cに依存すると理解することができる。具体的には、単位面積あたりの静電容量Cが3.30pF/cm以下であるサンプル5,6は静電オフセットを有効に抑制することができ、他のサンプル7〜9はできなかった。したがって、表層16の表面が−1kVに帯電されて帯電終了時点から120秒経過後の電荷減衰量ΔVがゼロである定着ベルト1については、定着装置1の厚さ方向での単位面積あたりの静電容量Cが3.30pF/cm以下であることが好ましい。この好ましい態様では、電荷減衰量ΔVがゼロであっても、定着装置1の厚さ方向での単位面積あたりの静電容量Cが十分に小さいことにより、表層16の表面での帯電が抑制され、静電オフセットを有効に抑制することが可能である。
図11A、図11Bおよび図14から明らかなように、電荷減衰量ΔVがゼロより大きいサンプル1〜4,10,11については、単位面積あたりの静電容量Cが類似していても、静電オフセット抑制効果の相違が観察される。具体的には、サンプル1〜4は静電オフセットを有効に抑制することができたが、サンプル11はできなかった。これは、静電容量がある程度高い場合には、帯電によって静電オフセットが発生しやすい一方、電荷減衰効果が高ければ、帯電が抑制されて静電オフセットが抑制されると理解することができる。出願人は、厚さあたりの電荷減衰量ΔV/tに対する単位面積あたりの静電容量Cの比Ct/ΔVに着目し、静電オフセット抑制効果は、比Ct/ΔVに依存すると考える。したがって、表層16の表面が−1kVに帯電されて帯電終了時点から120秒経過後の電荷減衰量ΔVがゼロより大きい定着ベルト1については、電荷減衰量ΔVを定着装置1の厚さtで除算した値ΔV/tに対する、定着装置1の厚さ方向での単位面積あたりの静電容量Cの比Ct/ΔVが3.13×10pF/Vμm以下であることが好ましい。この好ましい態様では、電荷減衰量ΔVがある程度大きく、静電容量Cがある程度小さいため、表層16の表面での帯電が抑制され、静電オフセットを有効に抑制することが可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態を参照しながら本発明を図示して説明したが、当業者にとって特許請求の範囲に記載された発明の範囲から逸脱することなく、形式および詳細の変更が可能であることが理解されるであろう。このような変更、改変および修正は本発明の範囲に包含されるはずである。
例えば、摺動層12は必ずしも不可欠ではない。
1 定着ベルト(定着装置)
11 基材
12 摺動層
13 プライマー層
14 ゴム層
15 接着層
16 表層

Claims (2)

  1. プラスに帯電されたトナー像が形成されたシートに回転しながら接触して、前記トナー像を前記シートに定着させる、筒状の定着装置であって、
    金属製の筒状の基材と、
    前記基材の外周に被覆されたゴム層と、
    前記ゴム層の外周に被覆された接着層と、
    前記接着層の外周に被覆された樹脂製の表層と
    を有し、
    前記表層の表面が−1kVに帯電されて帯電終了時点から120秒経過後の電荷減衰量ΔVがゼロであり、前記定着装置の厚さ方向での単位面積あたりの静電容量Cが2.68pF/cm 以上、かつ3.30pF/cm以下であることを特徴とする
    定着装置。
  2. プラスに帯電されたトナー像が形成されたシートに回転しながら接触して、前記トナー像を前記シートに定着させる、筒状の定着装置であって、
    金属製の筒状の基材と、
    前記基材の外周に被覆されたゴム層と、
    前記ゴム層の外周に被覆された接着層と、
    前記接着層の外周に被覆された樹脂製の表層と
    を有し、
    前記表層の表面が−1kVに帯電されて帯電終了時点から120秒経過後の電荷減衰量ΔVがゼロより大きく、
    前記電荷減衰量ΔVを前記定着装置の厚さtで除算した値ΔV/tに対する、前記定着装置の厚さ方向での単位面積あたりの静電容量Cの比Ct/ΔVが5.4×10 pF/Vμm以上、かつ3.13×10pF/Vμm以下であることを特徴とする
    定着装置。
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