JP6944882B2 - 既設トンネルにおけるインバート構築方法 - Google Patents

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本開示は、既設トンネルにおいて新たにインバートを構築する、或いは古いインバートを更新するためのインバート構築方法に関する。
既設のトンネルにおいて、全面通行止めを回避しつつインバートを形成するための様々な方法が提案されている(例えば、特許文献1〜3)。
特許文献1に記載の発明では、路面の一方の片側部分を掘削し、この掘削部分(溝内)に、立ち上がり部を有するブロックを含む複数のブロックを配置し、これにより、立ち上がり部で路面の他方の片側部分の地盤を支保しながらインバートの半分を形成して掘削部分を埋め戻し、埋め戻し後に表面を舗装する。その後、立ち上がり部で埋め戻しの材料を支保する間に、路面の他方の片側部分を掘削し、この掘削部分に複数のブロックを配置し、これにより、インバートの残りの半分を形成して掘削部分を埋め戻し、埋め戻し後に表面を舗装する。
特許文献2に記載の発明では、トンネル内の走行車線(路面)を幅方向に3つの車線に分けて考え、一方の端の車線で一次掘削を行って一次凹所を形成し、一次凹所から中央車線の路盤中にトンネル断面中心線を横断させるように鋼管を配備し、鋼管の一端を覆工に結合するように一次凹所内にインバートを形成した後、一次凹所を埋めて路盤を形成する。その後、他方の端の車線で二次掘削を行って鋼管が露出する二次凹所を形成し、鋼管の他端を覆工に結合するようにインバートを形成した後、二次凹所を埋めて路盤を形成する。一次凹所及び二次凹所を掘削する際には、それぞれ土留め壁を形成して中央車線の縁部の崩落を防止する。
特許文献3に記載の発明では、トンネル内の路面において幅方向の一側にて一次掘削を行って第1の溝を形成し、第1の溝の側面から幅方向中央側の地盤に、地盤抜取部を形成するためのパイプを設け、第1の溝の側面から幅方向中央側の地盤に、地盤抜取部の上方の地盤を支える支持部材を設ける。その後、第1の溝内に、第1のインバート部を形成して第1の溝を埋め戻す。その後、トンネル内の路面において幅方向の他側にて二次掘削を行って第2の溝を形成し、第2の溝の側面から露出するパイプにワイヤーソーのワイヤーを通した後、ワイヤーソーを駆動して幅方向中央側の地盤を切断し、地盤抜取部を地盤から分離して第2の溝に引き出すことにより、地盤抜取空間を支持部材の下方に形成する。その後、第2の溝及び地盤抜取空間内に、地盤抜取空間を通じて第1のインバート部に接続される第2のインバート部を形成して第2の溝を埋め戻す。第1の溝及び第2の溝を掘削する際には、それぞれ親杭、横矢板、H鋼架台等からなる土留め壁を構築する。地盤抜取部を分離する際には、その上層の地盤が崩落しないように、鋼管又は構成の中空ボルトにより形成された多数の支持部材を左右の土留め壁に取り付ける。
特開2000−145390号公報 特開2010−180565号公報 特開2016−102369号公報
しかしながら、特許文献1記載の発明では、立ち上がり部を配置する前に路面の一方の片側部分を掘削する必要があるため、他方の片側部分の地盤が崩落する虞があり、通行車両の安全確保が困難である。また、他方の片側部分の地盤を崩落させずに立ち上がり部を配置できたとしても、路面の一方の片側部分の掘削と、立ち上がり部の配置とを同時に進める必要があるため、作業効率が悪い。また、特許文献2や特許文献3記載の発明においても、一次掘削及び二次掘削の度に土留め壁を設ける必要があるために作業効率が悪い上、鋼管配備作業や、パイプ配置作業、ワイヤーソー作業等を、各施工スパンの一次掘削又は二次掘削後、インバート構築前に行う必要があるため、作業効率が更に悪化する。
本発明は、このような背景に鑑み、通行車両の安全を確保でき、且つ作業効率のよい既設トンネルにおけるインバート構築方法を提供することを課題とする。
このような課題を解決するために、本発明に係る既設トンネル(1)におけるインバート(11)の構築方法のある態様は、既設トンネルの路面(2)における幅方向の一側(左側)の通行を規制するステップ(図5(A))と、前記既設トンネルの前記一側、且つトンネル中心寄りの位置にて、開削型自走式メッセルシールド機(20)を用いてU字溝(12)をトンネル軸方向に構築するステップ(図5(A)、(B))と、前記U字溝の内部にインバート(11)を構築するステップ(図5(B))と、前記既設トンネルの前記一側において前記U字溝を土留めにして底盤を掘削するステップ(図6(C))と、底盤が掘削された前記既設トンネルの前記一側、且つ前記U字溝の外側にてインバートを構築するステップ(図6(D))と、前記既設トンネルの前記一側にてインバート上に路面を復旧するステップ(図7(E))と、前記既設トンネルの路面における通行規制を前記一側から幅方向の他側(右側)に切り替えるステップ(図7(F))と、前記既設トンネルの前記他側において前記U字溝を土留めにして底盤を掘削するステップ(図8(G))と、底盤が掘削された前記既設トンネルの前記他側にてインバートを構築するステップ(図8(H))と、前記既設トンネルの前記他側にてインバート上に路面を復旧するステップ(図9(I))とを含むことを特徴とする。
この構成によれば、既設トンネルの一側の路面及び他側において底盤を掘削する際にU字溝が土留め壁として機能するため、効率よく掘削作業を行うことができる。そして、土留め壁であるU字溝の構築は、一側及び他側における底盤の掘削の進捗に関わりなく掘削に先行して行えるため、効率よく作業できる上、作業の安全確保が容易である。また、U字溝の構築は、開削型自走式メッセルシールド機を用いて行われ、メッセルによる土留めが行われながらU字溝が構築されるため、左右の地盤が崩落する虞がない。そのため、通行車両の安全も確保される。
また、上記構成において、前記U字溝(12)の底版(12a)上にコンクリートを打設することで前記U字溝の内部にインバート(11)を構築するとよい。
この構成によれば、U字溝を構築した後にインバートコンクリートを打設する作業が必要であるが、プレキャストコンクリート製の軽量なU字溝部材を並べることで簡単にU字溝を構築でき、U字溝部材を並べるために大型の揚重機を要しない。そのため、小断面の既設トンネルにおいてもU字溝の構築が容易である。
或いは、上記構成において、底版(12a)にインバート(11)が一体に形成されたプレキャストコンクリート製のU字溝部材(12A)を並べることで前記U字溝(12)の内部にインバートを構築するとよい。
この構成によれば、U字溝部材を並べた後に、U字溝内にインバートを構築する必要がない。そのため、作業効率が一層向上する。
また、上記構成において、前記U字溝(12)の内部のインバート(11)上にて排水管(13)をトンネル軸方向に敷設するステップ(図5(B))と、前記排水管を埋設するように前記U字溝の内部を埋め戻し材で埋め戻すステップ(図7(E))とを更に含むとよい。
この構成によれば、一側及び他側における底盤の掘削の進捗に関わりなく掘削に先行して排水管の敷設を行えるため、作業効率がよい。また、U字溝の内部が埋め戻し材で埋め戻されるため、U字溝の破損による路面の陥没等の心配がない。
或いは、上記構成において、前記U字溝(12)に蓋(15)を設けて前記U字溝の内部空間に排水路を形成するステップ(図10)を更に含むとよい。
この構成によれば、既設トンネル内に滲みだす地下水を排水するための排水管の敷設作業が不要になり、U字溝内の埋め戻し作業も不要になるため、作業効率が一層向上する。
また、上記構成において、前記U字溝を構築するステップ(図5(A)、(B))では、既設トンネル(1)の路面(2)下に設けられた既設排水管(9)に対して幅方向にオフセットした位置にて前記U字溝(12)を構築するとよい。
この構成によれば、既設排水管を生かしながら(既設排水管の機能を維持させながら)、U字溝を構築して、U字溝を排水路として機能させる、或いはU字溝内に排水管を敷設して排水管を排水路として機能させることができる。そのため、排水路を切り替えるために仮設排水路を設けて切り回す必要がなく、作業効率がよい。
このように本発明によれば、通行車両の安全を確保でき、且つ作業効率のよい既設トンネルのインバート構築方法を提供することができる。
第1実施形態に係るインバート構築方法を適用した既設トンネルの(A)施工前、(B)施工後の断面図 インバート構築中の既設トンネルの平面図 図2に示されるメッセルシールド機の(A)平面図、(B)側面図、(C)正面図 図3に示されるメッセルシールド機を用いたU字溝構築手順の説明図 (A)図2中のA−A断面相当、(B)図2中のB−B断面相当のインバート構築方法の施工手順の説明図 (A)図2中のC−C断面相当、(B)図2中のD−D断面相当のインバート構築方法の施工手順の説明図 (A)図2中のE−E断面相当、(B)通行規制の切り替え状態を示すインバート構築方法の施工手順の説明図 (A)右側の底盤掘削作業、(B)右側のインバート構築作業を示すインバート構築方法の施工手順の説明図 (A)右側の路面復旧作業、(B)通行規制解除状態を示すインバート構築方法の施工手順の説明図 第2実施形態に係るインバート構築方法を適用した既設トンネルの施工後を示す断面図
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
≪第1実施形態≫
まず、図1〜図9を参照して第1実施形態に係るインバート構築方法について説明する。図1は、インバート構築方法を適用した既設トンネル1の(A)施工前、(B)施工後の断面図である。図1(A)に示されるように、既設トンネル1は、少なくとも2車線の車道と路肩とを確保できる幅員を有する路面2を備えた山岳トンネルであり、吹付コンクリート3の内側にアーチ状に形成された覆工コンクリート4によって地山Gと一体に形成されている。この例では、走行車線と追い越し車線との2車線が路面2に設けられており、図1が既設トンネル1を車両進行方向の出口側から見た図であることから、右側が走行車線、左側が追い越し車線となっている。以下、既設トンネル1の幅方向(トンネル横断方向)の左右は、車両進行方向ではなく図1を基準にする。
既設トンネル1の底部では、地山Gの上に砕石からなる路盤5が積層され、路盤5の上に積層されたコンクリート舗装6によって路面2が形成されている。他の実施形態では、想像線で示されるように、下向きに突のアーチ形状の既設インバート7が形成され、覆工コンクリート4の左右の下端が既設インバート7によって連結されており、既設インバート7の上方に路盤5やコンクリート舗装6が積層されていてもよい。
路面2の左右の縁部(路肩部分)には、トンネル軸方向に延びる円形断面の路面排水溝である排水側溝8が路面2にスリットを開口させるように設けられている。路面2の左右方向の中央(道路中心)近傍の既設トンネル1のトンネル中心には、トンネル軸方向に延びる有孔管からなる既設排水管9(排水暗渠)が路盤5の下方に砕石によって囲まれるように埋設されている。路盤5の下の地山G(底盤)から湧き出る地下水や覆工コンクリート4の裏を回り込む地下水は既設排水管9に集められる。既設排水管9に集められた排水は、道路勾配のもとに低い側へ流下して既設トンネル1の外部に排出される。
左右の排水溝の外方には、路面2よりも高い位置に監査廊10が形成されている。図中右側の監査廊10は、電気ケーブルや給水管等の設備の収容空間を内部に備えており、左側の監査廊10よりも高くなっている。
一方、図1(B)は、本発明のインバート構築方法によってインバート11を構築或いは更新された施工後の既設トンネル1を示している。図1(B)に示されるように、既設トンネル1は、下向きに突のアーチ形状に形成され、覆工コンクリート4の左右の下端を連結するインバート11を備えている。また、既設トンネル1は、既設排水管9に対して左方にオフセットした位置に設けられたU字溝12と、U字溝12の内部に埋設された排水管13とを備えている。U字溝12は、プレキャストコンクリート製の複数のU字溝部材12Aを、左右の側壁12bの上端がコンクリート舗装6の下面の高さ以下となるようにトンネル軸方向に並べて形成される。本実施形態では、U字溝12は、底版12aがインバート11の下方に位置する高さ(深さ)を有しており、底版12aの上にインバート11が構築されている。他の実施形態では、U字溝12の下面がインバート11の下面に整合する高さに配置され、U字溝12の底版12aがインバート11の厚さ方向の一部をなしてもよい。インバート11の上には埋め戻し材からなる路床14が積層されており、路盤5は路床14の上に積層されている。
インバート11は、U字溝12の左右の側壁12bによって3つに分断されているが、U字溝12を介して一体の構造とされている。従ってインバート11は、下方の地山Gから受ける上向きの力(底盤の隆起による力)をアーチ形状によってトンネル横断方向の軸力に変換して覆工コンクリート4の左右の下端に伝達する。これにより、既設トンネル1の底盤の隆起や覆工コンクリート4の左右の下端が内側に反り出すことによって覆工コンクリート4にひび割れが発生することが防止される。
U字溝12内のインバート11は、現場打ちのコンクリートによってU字溝12内に構築されている。或いは、U字溝12内のインバート11は、工場や現場近くの作業ヤード等で各U字溝部材12Aに予め一体に形成されていてもよい。これらの場合は、規格品のU字溝部材12Aを用いてU字溝12を構築することができる。更に別の形態として、工場でU字溝部材12Aを製造する際に、底版12aが一体形成されたインバート11の厚さを有するように、U字溝部材12Aを、既設トンネル1に構築すべきインバート11に適合させた専用の形状に形成してもよい。
次に、既設トンネル1に対してこのようなインバート11を構築或いは更新する方法について説明する。図2は、インバート11構築中の既設トンネル1の平面図である。図2に示されるように、インバート11を構築する際には、路面2の片側(図示例では、図1(A)の左側(追い越し車線側))の通行を規制して片側の作業を行った後に、残った片側の交通を規制して残った作業を行う。工事は、高度が低い既設トンネル1の出口側(図2の右側)から、各作業を順次開始してゆき、トンネル軸方向に異なる複数の箇所にて複数の作業が同時に行われる。
最も作業の進捗が高いトンネル入口側では、左側の路面2におけるトンネル中心寄りの位置にてU字溝12を構築するU字溝構築作業が行われている。U字溝構築作業は、トンネル入口側で先行して行われる底盤の掘削作業と、そのトンネル出口側で行われるU字溝部材12Aの据付作業とに分けて行われている。U字溝構築作業は、開削型自走式メッセルシールド機(以下、単にメッセルシールド機20という。)や、土砂の掘削、積み込みを行うバックホウ32、土砂の搬出を行うダンプトラック33、U字溝部材12Aの搬送、据付を行うクレーン付きトラック34等を用いて行われる。
図3は、メッセルシールド機20の(A)平面図、(B)側面図、(C)正面図を示している。図3に示されるように、メッセルシールド機20は、中間ジャッキ21によって互いに連結されたフロント部22とテール部23とを備えている。フロント部22は、直方体形状のフロントフレーム24と、フロントフレーム24の両側面に前後方法にスライド可能に設けられた複数のフロントメッセル25と、フロントフレーム24の底面に前後方法にスライド可能に設けられたボトムメッセル26と、各メッセル(25、26)をフロントフレーム24に対して前後動させるための複数のメッセルジャッキ27とを備えている。テール部23は、直方体形状のテールフレーム28と、テールフレーム28の両側面に設けられた複数のテールメッセル29と、テールフレーム28の両側部の底面に一体に設けられたそり体30とを備えている。テールメッセル29は、フロントメッセル25の内側に重なる位置に配置され、フロントメッセル25に対してスライド可能とされている。テールフレーム28の後部は門型形状とされており、テールフレーム28は内部にU字溝部材12Aを配置可能、且つ内部にU字溝部材12Aが配置された状態で前方移動可能とされている。フロントフレーム24には、中間ジャッキ21及びメッセルジャッキ27を駆動する油圧ユニット31が搭載されている。
このような構成を有するメッセルシールド機20を用いたU字溝12の構築手順について、図4を参照して説明する。図4(A)に示されるように、メッセルジャッキ27を上から順に伸ばし、フロントメッセル25を順次上から切刃に貫入させる。フロント部22のフロントメッセル25によって土留めされている部分をバックホウ32で掘削した後、ボトムメッセル26を推進させる。その後、図4(B)に示されるように、メッセルジャッキ27を縮ませて、中間ジャッキ21を伸ばしながらフロントフレーム24を前進させる。次に、中間ジャッキ21を縮めてテールフレーム28を前進させる。このようにしてメッセルシールド機20は地山Gとの摩擦力を反力として自走する。テールフレーム28の前進によってできたU字溝部材12Aと地山Gとの隙間は砂等で埋め戻す。ジャッキストロークがU字溝部材12Aよりも短い場合は上記手順を繰り返す。そして、テールメッセル29によって土留めされているテールフレーム28内にU字溝部材12Aを据え付ける。この手順を繰り返すことにより、U字溝部材12Aが順次据え付けられ、U字溝12が構築される。
図2に戻って説明を続ける。U字溝構築作業のトンネル出口側では、既設トンネル1の左側、且つU字溝12の外側(路肩側)において底盤を掘削する左側掘削作業が行われている。左側掘削作業は、バックホウ32やダンプトラック33(図示省略)等を用いて行われる。左側掘削作業のトンネル出口側では、底盤が掘削された既設トンネル1の左側、且つU字溝12の外側にてインバート11を構築する左側インバート構築作業が行われている。左側インバート構築作業は、コンクリートを運搬する図示しないコンクリートミキサー車や、コンクリートポンプ車等を用いて行われる。
底盤の掘削作業は、インバート構築作業に先行して行われる。インバート構築作業は、現場打ちのコンクリートを打設することによって行われ、例えば5m程度のスパンごとに行われる。ところで、トンネル軸方向の掘削先行距離が長くなると、掘削部分の覆工コンクリート4に側圧によるひび割れが発生し易くなる。そのため、掘削先行距離は、インバート構築作業の1スパン分程度に留めることが好ましい。
左側インバート構築作業のトンネル出口側では、既設トンネル1の左側にて路面2を復旧する左側路面復旧作業が行われている。左側路面復旧作業は、埋め戻し材や路盤材の搬入を行うダンプトラック33や、埋め戻し材等の撒き出しを行うバックホウ32、埋め戻し材等の転圧を行うタイヤローラー35、舗装コンクリートの搬入を行う図示しないコンクリートミキサー車等を用いて行われる。路面2の復旧作業は、インバート11のコンクリート養生期間の経過後に、インバート構築作業のトンネル出口側で行われればよく、インバート構築作業に近接して行われる必要(即ち、インバート構築作業の直後に行われる必要)はない。
左側路面復旧作業は、左側の路面2の全体について、即ち、U字溝12の外側の部分だけでなく、U字溝12が構築されたトンネル中心寄りの部分についても行われる。そのため、図2には示されていないが、U字溝構築作業が行われている箇所と、左側路面復旧作業が行われている箇所との間にて、U字溝12の内部にインバート11を構築するU字溝内インバート構築作業と、U字溝12に排水管13を敷設する排水管敷設作業とが、適宜なタイミングで行われる。U字溝内インバート構築作業は、例えば、U字溝12が5m程度延伸されるごとに行うとよい。この場合、排水管敷設作業は、インバート11が5m又は10m程度延伸されるごとに行うとよい。
次に、図5〜図9を参照して、既設トンネル1のインバート構築方法の手順を説明する。図5(A)〜図9(J)の各断面図は、既設トンネル1のある断面において行われる作業状態を時系列順に示している。なお、図5(A)〜図7(E)の断面図は、図2中のA−A断面〜E−E断面のうち、アルファベットが対応する断面において行われている作業状態と一致する。即ち、図5(A)〜図7(E)は、図2中のA−A断面〜E−E断面のうちの対応する断面に相当する。
図5(A)に示されるように、既設トンネル1の路面2において左側(追い越し車線側)の通行を規制する。そして、既設トンネル1の左側におけるトンネル中心寄りの位置であって既設排水管9に対して左側にオフセットした位置にて、メッセルシールド機20を用いて土留めを行いながら、底盤を掘削する。この際、コンクリート舗装6は、掘削部分のみを撤去してもよく、路面2の左側の全部を予め撤去してもよい。
図5(B)に示されるように、底盤の掘削された部分にU字溝部材12Aをトンネル軸方向に順次据え付けてゆくことでU字溝12を構築する。続いて、U字溝12の底版12a上にコンクリートを打設してU字溝12の内部にインバート11を構築する。なお、U字溝12内にインバート11が予め一体に形成されている場合には、U字溝部材12Aを据え付けてゆくことで、U字溝12及びその内部のインバート11が同時に構築される。その後、U字溝12内部のインバート11の上に排水管13を敷設する。
図6(C)に示されるように、既設トンネル1の左側、且つU字溝12の外側(路肩側)の底盤を掘削する。この際、U字溝12が右側(走行車線側)の土留めとなる。左側のインバート11を構築するためには覆工コンクリート4の左下端面を露出させる必要があるため、左側の排水側溝8及び監査廊10は破砕、撤去する。なお、排水側溝8及び監査廊10は、図5(A)、(B)に示されるようにU字溝12の構築前に撤去されてもよい。これにより、U字溝部材12Aの据付作業スペースを拡大することができる。既設インバート7(図1(A))が存在する場合には、底盤掘削時に既設インバート7を破砕して撤去する。
図6(D)に示されるように、底盤が掘削された既設トンネル1の左側、且つU字溝12の外側にてインバート11を構築する。インバート11の構築は、U字溝12の側面から覆工コンクリート4の下端面及び内面の下端部に至るアーチ形状にコンクリートを打設することによって行われる。
図7(E)に示されるように、インバート11が構築された既設トンネル1の左側にて路面2を復旧する。具体的には、埋め戻し材を撒き出し、転圧する作業を所定の路床高さまで繰り返して路床14を構築する。その後、左側の排水側溝8及び監査廊10を構築し、埋め戻し材の上に砕石等の路盤材を所定の路盤高さまで撒き出し、転圧して路盤5を構築し、路盤5の上にコンクリート舗装6を施す。この際、排水管13を埋設するように、U字溝12の内部をも埋め戻し材や路盤材で埋め戻し、U字溝12の上にもコンクリート舗装6を施す。これにより、既設トンネル1の左側における作業が完了する。
その後、図7(F)に示されるように、通行規制を既設トンネル1の左側から右側に切り替える。即ち、路面2における左側(追い越し車線側)の通行規制を解除し、右側(走行車線側)の通行を規制する。
図8(G)に示されるように、既設トンネル1の右側の底盤を掘削する。この際、U字溝12が左側の土留めとなる。左側の施工と同様に、右側のインバート11を構築するためには覆工コンクリート4の右下端面を露出させる必要があるため、右側の排水側溝8及び監査廊10も破砕、撤去する。
図8(H)に示されるように、底盤が掘削された既設トンネル1の右側にてインバート11を構築する。インバート11の構築は、U字溝12の側面から覆工コンクリート4の下端面及び内面の下端部に至るアーチ形状にコンクリートを打設することによって行われる。
図9(I)に示されるように、インバート11が構築された既設トンネル1の右側にて路面2を復旧する。具体的には、埋め戻し材を撒き出し、転圧する作業を所定の路床高さまで繰り返して路床14を構築する。その後、右側の排水側溝8及び監査廊10を構築し、埋め戻し材の上に砕石等の路盤材を所定の路盤高さまで撒き出し、転圧して路盤5を構築し、路盤5の上にコンクリート舗装6を施す。これにより、既設トンネル1の右側における作業が完了する。
最後に、図9(J)に示されるように、既設トンネル1の右側の通行規制を解除する。これにより、既設トンネル1にインバート11が構築され、既設トンネル1が図1(B)に示された状態になる。
以下、このような既設トンネル1のインバート構築方法の作用効果を説明する。図5(A)、(B)に示されるように、メッセルシールド機20を用いてU字溝12をトンネル軸方向に構築するため、図6(C)に示される左側の底盤を掘削する際、及び図8(G)に示される右側の底盤を掘削する際に、U字溝12が土留め壁として機能するため、効率よく掘削作業を行うことができる。なお、この時にU字溝12がないと、土留め作業と並行して掘削作業を行う必要があるため、施工効率が悪い。その上、掘削作業は上記のようにインバート構築作業の施工スパンの近くで行う必要があり、複数の作業が狭い領域で行われることによって作業の安全性が低下する。これに対して本実施形態では、図2に示されるように、土留め壁であるU字溝12の構築は、左側及び右側における底盤の掘削の進捗に関わりなく掘削に先行して行えるため、効率よく作業できる上、作業の安全確保が容易である。また、図5(A)、(B)に示されるU字溝12の構築は、メッセルシールド機20を用いて行われ、テールメッセル29による土留めが行われながらU字溝12が構築されるため、左右の地盤が崩落する虞がない。そのため、通行車両の安全が確保される。
図5(B)を参照して説明したように、インバート11は、U字溝12の底版12a上にコンクリートを打設することでU字溝12の内部に構築される。そのため、プレキャストコンクリート製の軽量なU字溝部材12Aを並べることで簡単にU字溝12を構築でき、U字溝部材12Aを並べるために大型の揚重機を要しない。そのため、小断面の既設トンネル1においてもU字溝12の構築が容易である。
一方、上記のように、底版12aにインバート11が一体に形成されたプレキャストコンクリート製のU字溝部材12Aを並べることでU字溝12の内部にインバート11を構築することも可能である。この場合には、U字溝部材12Aを並べた後に、U字溝12内にインバート11を構築する必要がないため、作業効率が一層向上する。
図5(B)及び図7(E)を参照して説明したように、U字溝12の内部のインバート11上にて排水管13をトンネル軸方向に敷設し、排水管13を埋設するようにU字溝12の内部を埋め戻し材で埋め戻している。U字溝12がない場合には、掘削作業を行い、インバート11を構築した後に、インバート構築作業の後方(埋め戻し作業側)で排水管13を敷設する必要があり、排水管敷設作業と埋め戻し作業とが交錯する。これに対し、本実施形態では、左側及び右側における底盤の掘削の進捗に関わりなく掘削に先行して排水管13の敷設を行えるため、作業効率がよい。また、U字溝12の内部が埋め戻し材で埋め戻されるため、U字溝12の破損による路面2の陥没等の心配がない。
図5(A)、(B)に示されるように、U字溝12を構築する作業では、既設トンネル1の路面2下に設けられた既設排水管9に対して幅方向にオフセットした位置にてU字溝12を構築する。これにより、既設排水管9を生かしながら(既設排水管9の機能を維持させながら)、U字溝12を構築して、U字溝12を排水路として機能させる、或いはU字溝12内に排水管13を敷設して排水管13を排水路として機能させることができる。そのため、排水路を切り替えるために仮設排水路を設けて切り回す必要がなく、作業効率がよい。
≪第2実施形態≫
次に、図10を参照して第2実施形態に係るインバート構築方法について説明する。なお、第1実施形態と同一又は同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図10は、第2実施形態に係るインバート構築方法を適用した既設トンネル1の施工後を示す断面図である。本実施形態では、U字溝12に蓋15が設けられ、U字溝12の内部が空洞とされている点で上記実施形態と異なっている。U字溝12の内部には排水管13は設けられておらず、U字溝12自体が排水暗渠として機能する。そのため、U字溝部材12Aには、左右の側壁12bに複数の貫通孔が形成された透水性を有するものが用いられる。既設トンネル1に対して新しく構築されたインバート11の構成は第1実施形態と同様である。
インバート構築方法において第1実施形態と異なる点は次の通りである。即ち、既設トンネル1の左側、且つU字溝12の外側にてインバート11を構築した後(即ち、図2のB−B線の後方で)、U字溝12の上端にプレキャストコンクリート製の蓋部材15Aを取り付けて蓋15を構築する。その後、既設トンネル1の左側にて路面2を復旧する。その他の手順は第1実施形態と同様である。
このように本実施形態では、U字溝12に蓋15を設けてU字溝12の内部空間に排水路を形成するため、既設トンネル1内に滲みだす地下水を排水するための排水管13の敷設作業が不要になり、U字溝12内の埋め戻し作業も不要になる。これらにより、作業効率が一層向上する。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば、上記実施形態では、走行車線と追い越し車線とを備えた既設トンネル1を例に説明を行ったが、上下線を備えた既設トンネル1にも当然に適用可能である。また、上記実施形態では、U字溝12をそのまま残した形で路面2が復旧されているが、路面復旧の際にU字溝12の側壁12bの上端や、インバート11の上面よりも上の部分を切断、除去してもよい。U字溝内インバート構築作業や排水管敷設作業は、路面復旧作業の前に行われればよく、この他、使用する建設機械や、各部材の具体的構成や配置、数量、素材、手順など、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば適宜変更可能である。一方、上記実施形態に示した各構成要素は必ずしも全てが必須ではなく、適宜選択することができる。
1 既設トンネル
2 路面
3 吹付コンクリート
4 覆工コンクリート
5 路盤
6 コンクリート舗装
7 既設インバート
8 排水側溝
9 既設排水管
10 監査廊
11 インバート
12 U字溝
12A U字溝部材
12a 底版
12b 側壁
13 排水管
14 路床
15 蓋
15A 蓋部材
20 メッセルシールド機
G 地山

Claims (6)

  1. 既設トンネルの路面における幅方向の一側の通行を規制するステップと、
    前記通行を規制された前記既設トンネルの前記一側、且つトンネル中心寄りの位置にて、開削型自走式メッセルシールド機を用いてプレキャストコンクリート製のU字溝部材をトンネル軸方向に並べてU字溝を構築するステップと、
    前記U字溝の内部にトンネルのインバートの一部を構築するステップと、
    前記既設トンネルの前記一側において前記U字溝を土留めにして底盤を掘削するステップと、
    底盤が掘削された前記既設トンネルの前記一側、且つ前記U字溝の外側にて前記インバートの他の一部を構築するステップと、
    前記既設トンネルの前記一側にて前記インバートの前記他の一部上に路面を復旧するステップと、
    前記既設トンネルの路面における通行規制を前記一側から幅方向の他側に切り替えるステップと、
    前記既設トンネルの前記他側において前記U字溝を土留めにして底盤を掘削するステップと、
    底盤が掘削された前記既設トンネルの前記他側にて前記インバートの残部を構築するステップと、
    前記既設トンネルの前記他側にて前記インバートの前記残部上に路面を復旧するステップとを含むことを特徴とする既設トンネルにおけるインバート構築方法。
  2. 前記U字溝の底版上にコンクリートを打設することで前記U字溝の内部に前記インバートの前記一部を構築することを特徴とする請求項1に記載の既設トンネルにおけるインバート構築方法。
  3. 底版に前記インバートの前記一部が一体に形成されたプレキャストコンクリート製のU字溝部材を並べることで前記U字溝の内部に前記インバートの前記一部を構築することを特徴とする請求項1に記載の既設トンネルにおけるインバート構築方法。
  4. 前記U字溝の内部の前記インバートの前記一部上にて排水管をトンネル軸方向に敷設するステップと、
    前記排水管を埋設するように前記U字溝の内部を埋め戻し材で埋め戻すステップとを更に含むことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の既設トンネルにおけるインバート構築方法。
  5. 前記U字溝に蓋を設けて前記U字溝の内部空間に排水路を形成するステップを更に含むことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の既設トンネルにおけるインバート構築方法。
  6. 前記U字溝を構築するステップでは、既設トンネルの路面下に設けられた既設排水管に対して幅方向にオフセットした位置にて前記U字溝を構築することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の既設トンネルにおけるインバート構築方法。
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