JP6943027B2 - 竪型ローラミル - Google Patents

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Description

本発明は、竪型ローラミルに関するものである。
従来、微粉炭やセメントなどの被粉砕物を所望の粒子径に粉砕し、分級する装置として、竪型ローラミルが知られている。この竪型ローラミルは、粉砕部で被粉砕物を粉砕し、この粉砕物を気流に乗せて上昇させ、上昇した粉砕物を粉砕部の上方に設けられた分級機で分級するものである。このような竪型ローラミルにあっては、気流に混在させる粒子(粉砕物)を粒子径によって分類するための分級性能が重要となる。
竪型ローラミルに用いられる分級機として、垂直方向の軸を中心に回転する翼列を利用した回転分級機がある。この回転分級機における粒子を分級する原理は、粒子にガス流れが当たることによって作用する流体抗力と回転分級羽根の回転に伴って生じる旋回挙動によって作用する遠心力との差し引きによって粒子が回転分級羽根を通過できるかどうかで分級が行われる遠心分離と、粒子が回転分級羽根の表面に衝突してはじき出される衝突分級があると言われている。
従来技術では、回転分級機の形状やガス流れの流入方向を制御する等の工夫をすることによって分級性能を高めている。例えば、下記特許文献1では、回転分級機の周りにガイドコーンと称される逆円錐状の構造物でミル内部を区分し、ミル内部の外周を吹き上がる上昇流とミル中央部付近を下降する循環流れを形成している。これにより、ミル内部の外周を吹き上がる気流を偏向させて、粒子を回転分級羽根に向かう方向に流し、また、分級した粒子(粗粒子)をガイドコーンの内側を通って落下させ、再粉砕を行う。
特開2009−189909号公報
しかしながら、従来技術には、次のような問題がある。
従来技術では、分級した粒子を粉砕テーブル中央に戻すために逆円錐状のガイドコーンを設けており、その外側に上昇流を流し、その内側に下降流を形成している。この構成においては、ガイドコーンの外側の流路面積が上方に向かって小さくなっていくため、上昇流によって搬送される粒子を加速させることができる。しかしながら、ガイドコーンの上端から先は広い空間に連通しており、急激に流路が大きくなるため、粒子の流速が不均一になり易い。粒子の流速が不均一になると、例えば、流速の低い微粒子が回転分級機を通過できなかったり、逆に流速の高い粗粒子が回転分級機を通過してしまうことがあり、結果として分級性能が低下する、という問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、分級性能を向上させることができる竪型ローラミルの提供を目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、円筒状のハウジングと、前記ハウジングの中心部に被粉砕物を供給するシュートと、前記シュートの下方に設けられて前記被粉砕物を粉砕する粉砕部と、前記粉砕部の上方に設けられた排出管と、前記粉砕部で粉砕された粉砕物を前記排出管に輸送する気流を形成する輸送機構と、を有する竪型ローラミルであって、前記粉砕部と前記排出管との間に、筒状の整流部材が配置され、前記整流部材は、下方に向かって縮径する逆円錐部と、前記逆円錐部の上端から上方に向かって延在する円筒部と、を有する、という構成を採用する。
また、本発明においては、前記整流部材と前記排出管との間に、回転分級機が配置されており、前記整流部材の上端は、前記回転分級機の回転分級羽根の下端以下の高さに配置されている、という構成を採用する。
また、本発明においては、前記整流部材の内側に堆積した前記粉砕物の堆積物を前記粉砕部に落下させる堆積物落下装置を有する、という構成を採用する。
また、本発明においては、前記堆積物落下装置は、前記整流部材の下端開口から前記粉砕部に向かう下降流を形成する気体供給手段を有する、という構成を採用する。
また、本発明においては、前記堆積物落下装置は、前記整流部材の下端開口から前記堆積物を機械的に落下させる機械搬送手段を有する、という構成を採用する。
また、本発明においては、前記堆積物落下装置は、前記整流部材の下端開口を開閉する開閉手段を有する、という構成を採用する。
本発明によれば、竪型ローラミルの分級性能を向上させることができる。
本発明の第一実施形態における竪型ローラミル1の概略構成図である。 本発明の第二実施形態における竪型ローラミル1Aの概略構成図である。 本発明の第二実施形態の別形態における竪型ローラミル1Bの概略構成図である。 本発明の第二実施形態の別形態における竪型ローラミル1Cの概略構成図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第一実施形態)
図1は、本発明の第一実施形態における竪型ローラミル1の概略構成図である。
本実施形態の竪型ローラミル1は、被粉砕物としての塊炭(原炭)を粉砕し、所望の粒径の微粉炭(粉砕物)を分級し、気流に乗せて排出するものである。図に示す符号Cは、被粉砕物、粉砕物を示し、符号Fは気流を示す。
図1に示すように、竪型ローラミル1は、円筒状のハウジング2と、ハウジング2の中心部に被粉砕物を供給するシュート3と、シュート3の下方に設けられて被粉砕物を粉砕する粉砕部4と、粉砕部4の上方に設けられた排出管9と、粉砕部4で粉砕された粉砕物を排出管9に輸送する気流を形成する輸送機構6と、後述する整流部材20と、を備えて構成されたものである。
ハウジング2は、鉛直方向に沿って立てられた円筒状のもので、その上端開口を覆う蓋体7を有する。蓋体7には、その中心部に円筒状のシュート3が挿通されている。このシュート3は、鉛直方向に沿って配置されたもので、その上端開口が蓋体7の外側に配置され、下端開口がハウジング2の内部の回転分級機5の下方に配置されたものである。シュート3には、図示しない原炭供給装置が接続されており、これによって所定量の塊炭(被粉砕物)が、ハウジング2の内部に供給されるようになっている。
また、蓋体7には、その裏面側に回転分級機5が取り付けられている。回転分級機5は、蓋体7の中心部に設けられた回転ロータに多数枚の回転分級羽根8を周方向に等間隔で配置したもので、駆動装置によって回転ロータを回転させることにより、回転分級羽根8を所定の回転速度で回転させるものである。この回転分級機5の下方には、逆円錐状のガイド部10がシュート3に固定されている。
粉砕部4は、ハウジング2の底部に設けられた回転テーブル11と、この回転テーブル11上を転動する複数の粉砕ローラ12と、を備えて構成されたものである。
回転テーブル11は、水平面上にて比較的低速で回転するよう構成されたものである。
粉砕ローラ12は、ローラ加圧装置によって回転テーブル11に圧接させられ、その状態で回転テーブル11が回転することにより、回転テーブル11上を転動するものである。
このような構成のもとに粉砕部4は、シュート3から回転テーブル11の中心部に供給された被粉砕物を、回転テーブル11の遠心力によってその外周側に移動させ、回転テーブル11の上面と粉砕ローラ12との間に噛み込み、圧縮力と剪断力とによって粉砕するようになっている。
輸送機構6は、ハウジング2の底部側面に設けられた空気導入部13と、この空気導入部13の導入口13aから外部の空気を導入させる空気導入手段とを備えたもので、空気導入手段によって空気を回転テーブル11の外縁部に案内し、その後、ハウジング2の内部を上昇させて排出管9に流入させるようにしたものである。このような構成のもとに、輸送機構6は、ハウジング2の底部側、すなわち回転テーブル11側から、ハウジング2の上部側、すなわち排出管9側に向かう気流を生じさせ、この気流に乗せて(同伴させて)、粉砕物を排出管9側に輸送するようになっている。
上記構成の竪型ローラミル1は、粉砕部4と排出管9との間に、整流部材20を有している。整流部材20は、上端開口21と下端開口22とを有する筒状の構造物である。整流部材20の内周面20aは、ガイド部10と隙間をあけて対向し、整流部材20の外周面20bは、ハウジング2の内壁2aと隙間をあけて対向している。整流部材20は、ハウジング2や回転分級機5と中心を同じくする、同心状に配置されている。この整流部材20は、ハウジング2の内壁2aやガイド部10から延びる図示しない複数のサポートにより支えられている。
整流部材20は、下方に向かって縮径する逆円錐部30と、逆円錐部30の上端31から上方に向かって延在する円筒部40と、を有する。逆円錐部30の下端、すなわち整流部材20の下端24は、シュート3の下端開口以下の高さに配置されている。整流部材20の下端24は、整流部材20の下端開口22を形成している。整流部材20の下端開口22は、シュート3の下端開口よりも大きく形成されている。逆円錐部30は、整流部材20の全高の約2/3を占め、その上端31はガイド部10の中腹部の高さに位置している。
円筒部40は、逆円錐部30の上端31から上端31と同一の径で上方に向かって延在している。円筒部40の上端、すなわち整流部材20の上端23は、回転分級機5の回転分級羽根8の下端8a以下(本実施形態では略同一)の高さに配置されている。整流部材20の上端23は、整流部材20の上端開口21を形成している。整流部材20の上端開口21は、逆円錐状のガイド部10の上端の外径よりも大きく、且つ、回転分級羽根8の下端8aにおける回転分級機5の外径よりも大きく形成されている。円筒部40は、整流部材20の全高の約1/3を占めている。
このような構成の竪型ローラミル1によって塊炭(原炭)を粉砕し、所望の粒径の微粉炭を分級し排出管9から排出するには、従来と同様にしてシュート3から塊炭(原炭)をハウジング2の内部に供給し、粉砕部4を駆動させるとともに、輸送機構6、回転分級機5をそれぞれ駆動させる(図1参照)。すると、塊炭は粉砕部4において粉砕され、粗粉炭や微粉炭となる。
ここで、本実施形態では、粒径が例えば100μm程度以下の微粉炭はこれを輸送する気流とともに回転分級機5内に流入させ、これより大きい粗粉炭は回転分級羽根8の遠心力によって外側に押しやるように、回転分級羽根8の回転速度等が設定されている。これは、粗粉炭は、例えば微粉炭焚ボイラの燃料として用いた場合に、燃焼に寄与しない未燃部分が残ってしまい、エネルギー効率を低下させてしまうからである。
粉砕部4において形成された粗粉炭や微粉炭は、輸送機構6によって生じさせられた気流に乗せられ、粉砕部4の回転テーブル11上からハウジング2の上部側に運ばれる。気流は、回転テーブル11の外縁部を通過する際に、旋回成分が付与され、その遠心力によってハウジング2の内壁2aに沿って流れるようになり、これによって内壁2a近傍を上昇するようになる。
この上昇流は、整流部材20の外側に導かれる。整流部材20は、下方に向かって縮径する逆円錐部30を有しているため、上昇流を効率よく整流部材20の外側に導くことができる。逆円錐部30においては、整流部材20の外周面20bとハウジング2の内壁2aとの間に形成される流路面積が上方に向かって小さくなっていくため、上昇流を加速させることができる。このように、粉砕物を搬送する上昇流を加速させることで、粉砕物のハウジング2からの排出を促進させることができる。
整流部材20は、逆円錐部30の上端31から上方に向かって延在する円筒部40を有する。円筒部40においては、整流部材20の外周面20bとハウジング2の内壁2aとの間に形成される流路面積が一定であるため、加速した上昇流の流速を整えることができる。すなわち、上昇流に含まれる粉砕物は、流路面積が上方に向かって小さくなる逆円錐部30の外側において加速された後、流路面積が一定の円筒部40の外側を流れることで、流速が略一定になる。
整流部材20の上端23を通過した粉砕物は、ハウジング2の上部に配設された回転分級機5に到達し、所定値以下の粒径まで粉砕された粉砕物が気流とともに回転分級機5を通過して排出される。そして、回転分級機5を通過できない粒径の大きな粉砕物(粗粒子)は、回転分級羽根8に衝突するなどして整流部材20の上端開口21から整流部材20の内側に落下する。
ここで、整流部材20の上端23を通過した粉砕物は、円筒部40の外側において流速が整えられ、流速があまりばらつくことなく回転分級機5に到達するため、例えば、粉砕物の粗粒子の流速が突発的に大きくなって回転分級機5を誤って通過してしまうなどの確率を低減することができる。このように、本実施形態によれば、整流部材20の円筒部40による上昇流の加速後の整流作用によって、竪型ローラミル1の分級性能を向上させることができる。
また、整流部材20は、ハウジング2の内部において循環する気流の上昇流と下降流を、整流部材20の外側と内側で隔てている。これにより、回転分級羽根8を通過しない粗粒子は、整流部材20の内側を下降するため、整流部材20の外側の上昇流と分断される。このため、分級された粗粒子が、上昇流によって押し戻されて回転分級機5に何度もアプローチする間に、誤って回転分級羽根8を通過してしまう確率を低減することができる。また、分級された粗粒子は、上昇流とは隔絶した整流部材20の内側を落下するため、粉砕部4へのスムーズな戻りが可能になる。
このように、上述の本実施形態によれば、円筒状のハウジング2と、ハウジング2の中心部に被粉砕物を供給するシュート3と、シュート3の下方に設けられて被粉砕物を粉砕する粉砕部4と、粉砕部4の上方に設けられた排出管9と、粉砕部4で粉砕された粉砕物を排出管9に輸送する気流を形成する輸送機構6と、を有する竪型ローラミル1であって、粉砕部4と排出管9との間に、筒状の整流部材20が配置され、整流部材20は、下方に向かって縮径する逆円錐部30と、逆円錐部30の上端31から上方に向かって延在する円筒部40と、を有する、という構成を採用することによって、竪型ローラミル1の分級性能を向上させることができる。
また、本実施形態では、整流部材20と排出管9との間に、回転分級機5が配置されており、整流部材20の上端23は、回転分級機5の回転分級羽根8の下端8a以下の高さに配置されている。この構成によれば、整流部材20の上端23を通過した粉砕物が、回転分級機5に到達するまでの距離が長くなるため、粉砕物の流速を意図的に落とすことができる。粉砕物の流速を落とすと、その流速に対応して回転分級羽根8の回転速度を落とすことが可能となるため、竪型ローラミル1のランニングコストを低減することができる。
(第二実施形態)
次に、本発明の第二実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図2は、本発明の第二実施形態における竪型ローラミル1Aの概略構成図である。
第二実施形態の竪型ローラミル1Aは、被粉砕物としてのペレット状に固めた木質系バイオマスを粉砕し、気流に乗せて排出するものである。図に示す符号Pは、ペレット(被粉砕物)を示す。石炭と比較して、木質系バイオマスは繊維質のため、細かくなりにくい特徴があるが、1mm程度の粒径で数十μmの石炭(微粉炭)と同程度の燃焼性を示すことが分かっており、細かく粉砕せずに、粗い状態でミルから排出させることが好ましい。
この木質バイオマスは、上述した逆円錐部30と円筒部40とを有する整流部材20によって加速及び整流して分級することが好ましいが、繊維質であること、密度が軽いことから、整流部材20の内側に堆積し易い、という問題がある。このため、第二実施形態の竪型ローラミル1Aは、整流部材20の内側に堆積した粉砕物の堆積物を粉砕部4に落下させる堆積物落下装置50を有している。
図2に示す堆積物落下装置50は、整流部材20の下端開口22から粉砕部4に向かう下降流F1を形成する気体供給手段50Aを有する。
気体供給手段50Aは、下降流F1を形成するノズル51と、ノズル51に気体を供給する気体供給源52と、ノズル51と気体供給源52とを接続する接続流路53と、を有する。ノズル51は、ガイド部10の下端に複数取り付けられている。これら複数のノズル51は、シュート3の下端開口を囲うように等間隔で配置されている。ノズル51の先端は、整流部材20の下端開口22と対向している。これらのノズル51からは、高圧の空気が噴射される。なお、ノズル51から噴射される気体は空気に限らず、例えば窒素ガスなどであってもよい。
気体供給源52は、ノズル51に空気を供給するブロアやファンなどから構成されている。気体供給源52は、ハウジング2の外側に配置され、接続流路53を介して複数のノズル51と接続されている。接続流路53は、整流部材20を支える図示しないサポートの内部を通りガイド部10の下端まで配設されている。なお、ガイド部10の内部に空洞部が有る場合、その空洞部に気体供給源52を設置すれば、気体供給源52とノズル51とを短い距離で接続できる。また、ノズル51には、輸送機構6の空気導入手段から流量調整弁などを介して空気を供給してもよい。
このような第二実施形態によれば、気体供給手段50Aによって、整流部材20の下端開口22から粉砕部4に向かう下降流F1が形成される。下降流F1は、整流部材20の下端開口22からの上昇流の侵入を抑制し、整流部材20の内側に堆積した堆積物を粉砕部4に落下させる。これによって、整流部材20の内側に粉砕物が堆積することなく、木質バイオマスを粉砕する竪型ローラミル1Aの安定運転が可能となる。
なお、このような第二実施形態では、図3及び図4に示すような形態を採用し得る。なお、以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図3は、本発明の第二実施形態の別形態における竪型ローラミル1Bの概略構成図である。
図3に示す竪型ローラミル1Bは、堆積物落下装置50として、整流部材20の下端開口22から整流部材20の内側の堆積物を機械的に落下させる機械搬送手段50Bを有する。
この機械搬送手段50Bは、整流部材20の下端開口22に設けられたロータリーバルブである。機械搬送手段50Bは、整流部材20の内側に堆積する堆積物を強制的に粉砕部4に搬送する。なお、機械搬送手段50Bの上方には、シュート3の下端開口が配置されており被粉砕物が投入されてくるため、ロータリーバルブは常に回転し、投入された被粉砕物と分級された堆積物とを同時に粉砕部4に落下させるようにすることが好ましい。なお、機械搬送手段50Bとしては、ロータリーバルブの代わりに、スクリューフィーダなどの搬送装置を設置してもよい。
図4は、本発明の第二実施形態の別形態における竪型ローラミル1Cの概略構成図である。
図4に示す竪型ローラミル1Cは、堆積物落下装置50として、整流部材20の下端開口22を開閉する開閉手段50Cを有する。
開閉手段50Cは、整流部材20の下端開口22を開閉する複数の開閉扉54を有する。開閉扉54は、整流部材20の下端24にヒンジ機構55を介して連結され、シュート3の外周面との間に形成される円環状の下端開口22を開閉するようになっている。また、開閉扉54は、バネ機構56と接続され、整流部材20の内側に堆積した堆積物の重量が設定値以上となったときに開き、その後自動で閉まるようになっている。
このような開閉手段50Cによれば、通常時は整流部材20の下端開口22を閉じ、整流部材20の内側に堆積物がある程度堆積したとき、整流部材20の下端開口22を開くことができる。整流部材20の下端開口22が開かれると、一定以上の重量の堆積物が一度に落下するため、上昇流の影響を多少受けたとしても、粉砕部4に問題なく堆積物を落下させることができる。
なお、開閉手段50Cとしては、バネ機構56の代わりに、モーターなどの駆動機構を設置し、一定時間毎に開閉扉54の開閉を行うようにしてもよい。また、ロードセルなどで整流部材20の内側に堆積した堆積物の重量を検出し、その検出した重量が設定した閾値を超えたときに開閉扉54を開くように当該駆動機構を制御する制御装置を設けてもよい。
以上、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、第一実施形態の竪型ローラミルにおいて木質バイオマスを粉砕してよいし、第二実施形態のローラミルにおいて石炭を粉砕する構成であってもよい。また、粉砕物は、石炭や木質バイオマスに限られない。
1 竪型ローラミル
2 ハウジング
3 シュート
4 粉砕部
5 回転分級機
6 輸送機構
8 回転分級羽根
8a 下端
9 排出管
20 整流部材
21 上端開口
22 下端開口
23 上端
30 逆円錐部
40 円筒部
50 堆積物落下装置
50A 気体供給手段
50B 機械搬送手段
50C 開閉手段

Claims (2)

  1. 円筒状のハウジングと、前記ハウジングの中心部に被粉砕物を供給するシュートと、前記シュートの下方に設けられて前記被粉砕物を粉砕する粉砕部と、前記粉砕部の上方に設けられた排出管と、前記粉砕部で粉砕された粉砕物を前記排出管に輸送する気流を形成する輸送機構と、を有する竪型ローラミルであって、
    前記粉砕部と前記排出管との間に配置される筒状の整流部材の内側に堆積した前記粉砕物の堆積物を前記粉砕部に落下させる堆積物落下装置を有し、
    前記整流部材は、
    下方に向かって縮径する逆円錐部と、
    前記逆円錐部の上端から上方に向かって延在する円筒部とからなり、
    前記堆積物落下装置は、前記整流部材の下端開口から前記粉砕部に向かう下降流を形成する気体供給手段を有し、
    前記気体供給手段は、先端が前記整流部材の下端開口と対向し、当該下端開口に向けて空気を噴射する複数のノズルを有することを特徴とする竪型ローラミル。
  2. 前記整流部材と前記排出管との間に、回転分級機が配置されており、
    前記整流部材の上端は、前記回転分級機の回転分級羽根の下端以下の高さに配置されている、ことを特徴とする請求項1に記載の竪型ローラミル。
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