JP3132125B2 - 竪型ミル - Google Patents

竪型ミル

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JP3132125B2
JP3132125B2 JP04072872A JP7287292A JP3132125B2 JP 3132125 B2 JP3132125 B2 JP 3132125B2 JP 04072872 A JP04072872 A JP 04072872A JP 7287292 A JP7287292 A JP 7287292A JP 3132125 B2 JP3132125 B2 JP 3132125B2
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Inventor
恭典 神垣
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石川島播磨重工業株式会社
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  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
  • Crushing And Grinding (AREA)
  • Disintegrating Or Milling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、竪型ミルに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図4は一般的な竪型ミルの一例を示すも
ので、ミルケーシング1内に挿入された砕料投入シュー
ト2からの砕料3を、電動機4により減速機5を介して
回転駆動される粉砕テーブル6の上面と、図示しない圧
下装置により前記粉砕テーブル6上面に圧接されつつ粉
砕テーブル6の回転に追従して転動する粉砕ローラ7と
の間で粉砕し、該粉砕によって生じた粉体8を、前記粉
砕テーブル6を囲むよう環状に設けられた吹出しポート
9からの搬送空気10により吹き上げ、更に前記ミルケ
ーシング1内部を上下に区画する漏斗状のスリットコー
ン11の周方向複数箇所に外縁部12を隆起させて形成
した開口部13(図5参照)を通して上方に搬送し、更
に上方に導いた粉体8をミルケーシング1内上部にある
分級機14に導いて分級し、所定粒度以下の細かい粒子
のみをミルケーシング1頂部に接続した精粉送出管15
を介してバグフィルタ16に導いて捕集し、前記分級機
14により弾かれた戻り粉8’を、前記スリットコーン
11の開口部13間の傾斜面を滑落させてスリットコー
ン11下端の落とし口17から粉砕テーブル6中央部に
戻すようにしてある。
【0003】尚、図中18は吸引ファン、19は分級機
14を回転駆動する為の電動機を示す。
【0004】而して上記した如き竪型ミルによれば、図
6に示すように所定の粒子径xをピークとする粒度分布
の細かい粒子が粉砕製品として得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近で
はセメントをはじめ各種粉体製品において2つのピーク
を有する粒度分布の製品が要求されてきており、例えば
セメント材料の場合、細かい粒子は早く固まる性質を有
し、粗い粒子は強度が高まるという性質を有している
為、粒子径の細かい領域と粒子径の粗い領域とに夫々ピ
ークを有するような粒度分布の製品が望まれているが、
前記従来の竪型ミルでは、このような2つのピークを有
する粒度分布の製品を得ることができなかった。
【0006】本発明は上述の実情に鑑みてなしたもの
で、2つのピークを有する粒度分布の製品を製造し得る
竪型ミルを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、粉砕テーブル
と粉砕ローラとを有する粉砕部の上側に一次分級装置を
備えたミル本体の外部に、前記一次分級装置の一次分級
機により弾かれた戻り粉の一部を一次分級機の下側から
ダクトを介し導いて二次分級する二次分級装置を設けた
ことを特徴とする竪型ミル、及び前記ミル本体内の一次
分級機の下方位置に、ダクト入口部に導かれる戻り粉の
粒度を調整する為の粒度調節コーンを昇降可能に設け
前記ミル本体内の一次分級機の下方位置に、ダクト入口
部に導かれる戻り粉の粒度を調整する為の粒度調節コー
ンを昇降可能に設けたことを特徴とする竪型ミルに係る
ものである。
【0008】
【作用】従って本発明では、一次分級装置により分級さ
れて捕集される粉体の粒度分布のピークと、二次分級装
置により分級されて捕集される粉体の粒度分布のピーク
とを夫々異なる粒子径に設定しておき、一次分級装置及
び二次分級装置により分級されて捕集された各粉体を混
合すれば、異なる2つの粒子径を夫々ピークとする粒度
分布の製品が得られる。
【0009】更に、粒度調整コーンを昇降して一次分級
機下端と粒度調整コーンの上端との隙間の間隔を調節す
ることにより、二次分級装置により分級されて捕集され
る粉体の粒度分布のピークの設定を調整することができ
る。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明
する。
【0011】図1及び図2は本発明の一実施例を示すも
ので、図4及び図5と同一の符号を付した部分は同一物
を表わしている。
【0012】図中20は前述した図4及び図5の竪型ミ
ルと略同様に構成されたミル本体を示し、該ミル本体2
0は粉砕テーブル6と粉砕ローラ7とを備えた粉砕部2
1と、該粉砕部21の上側に設けられた一次分級装置2
2とにより構成されており、前記粉砕部21と一次分級
装置22との間には、周方向複数箇所に開口部13(図
5参照)を有し且つ下端を粉砕テーブル6中央の上方に
て開口せしめた漏斗状のスリットコーン11が、前記ミ
ル本体20内部を上下に区画するよう配設されている。
【0013】又、前記一次分級装置22は、頂部を精粉
送出管15を介してバグフィルタ16及び吸引ファン1
8に接続したミルケーシング1上側部分と、該ミルケー
シング1上側部分により包囲された一次分級機23とに
より構成されている。
【0014】更に、前記ミル本体20外部には、前記一
次分級機23下側の戻り粉8’の一部をダクト24を介
し導いて二次分級する二次分級装置25が設けられてお
り、該二次分級装置25は、下部を粗粒子戻し管26を
介してスリットコーン11下端の落とし口17に接続し
且つ頂部を精粉送出管27を介してバグフィルタ28及
び吸引ファン29に接続した二次分級ケーシング30
と、該二次分級ケーシング30により包囲された二次分
級機31と、前記した一次分級機23下側及び二次分級
機31下側の間を連通せしめるダクト24とにより構成
されている。
【0015】ここで、前記二次分級装置25は二次分級
機31により弾かれた粗粒子が重力により良好に粗粒子
戻し管26を滑落するようにスリットコーン11より上
方に設置されており、又、前記粗粒子戻し管26の出口
部には、該粗粒子戻し管26内に搬送空気10が導入さ
れないよう粗粒子の排出方向にのみ開くダンパ32が設
けられている。
【0016】又、前記一次分級装置22のバグフィルタ
16により捕集された粉体8aはフィーダ33に切出さ
れるようになっており、前記二次分級装置25のバグフ
ィルタ28により捕集された粉体8bは前記フィーダ3
3の途中に切出されて前記粉体8aに混合され、前記フ
ィーダ33の終端部から製品34として取り出されるよ
うになっている。
【0017】更に、前記ミル本体20内の一次分級機2
3の下部には、ダクト24入口部に導かれる戻り粉8’
の粒度を調整する為の粒度調節コーン35(図2参照)
が、ミルケーシング1の天板の周方向複数箇所(図示す
る例では6箇所)からサポート36により吊下げ支持さ
れており、該各サポート36を前記天板上面で固定する
ナット37の締め込み量を調整することにより前記粒度
調整コーン35を昇降し得るようにしてある。
【0018】尚、前記粒度調整コーン35には昇降時に
おけるダクト24との干渉を避ける為の切り欠き部38
が形成されている。
【0019】而して、吹出しポート9からの搬送空気1
0により粉砕テーブル6外周から吹き上げられた粉体8
は、スリットコーン11の開口部13を通過して粒度調
整コーン35とミルケーシング1との間を上昇し、一次
分級機23により分級されて所定粒度以下の細かい粒子
のみが頂部に接続した精粉送出管15を介してバグフィ
ルタ16に導かれて捕集され、前記一次分級機23を通
過できない戻り粉8’のうちの粗い粒子はミルケーシン
グ1まで弾かれて該ミルケーシング1と粒度調整コーン
35との間を滑落し、次いでスリットコーン11の開口
部13間を滑落して粉砕テーブル6中央に戻される。
【0020】又、前記戻り粉8’のうちの比較的細かい
粒子は、一次分級機23下端と粒度調整コーン35の上
端との間の隙間から一次分級機23の下側に導かれてダ
クト24に導入され、該ダクト24内を通って二次分級
装置25の二次分級機31下側に導かれて該二次分級機
31により分級され、所定粒度以下の細かい粒子のみが
頂部に接続した精粉送出管27を介してバグフィルタ2
8に導かれて捕集され、前記二次分級機31を通過でき
ない粗粒子は二次分級ケーシング30まで弾かれて粗粒
子戻し管26を滑落し粉砕テーブル6中央に戻される。
【0021】尚、一次分級装置22及び二次分級装置2
5により分級されて捕集される粉体8a,8bの粒度分
布のピークの設定を調節する為には、一次分級装置22
及び二次分級装置25に夫々接続された吸引ファン1
8,29の吸引力を調節すれば良く、特に二次分級装置
25により分級されて捕集される粉体8bの粒度分布の
ピークの設定は、粒度調整コーン35を昇降して一次分
級機23下端と粒度調整コーン35の上端との隙間の間
隔を調節することによって更に精度良く調整できる。
【0022】又、一次分級機23及び二次分級機31の
回転数を調整することによっては、各バグフィルタ1
6,18に捕集される粉体8の最大粒子径を規定するこ
とができる。
【0023】従って上記実施例によれば、一次分級装置
22により分級されて捕集される粉体8を図3にAで示
す如く所定の粒子径xをピークとする粒度分布に設定
し、且つ二次分級装置25により分級されて捕集される
粉体8を図3にBで示す如く粒子径xより大きな粒子径
yをピークとする粒度分布に設定しておき、一次分級装
置22及び二次分級装置25に接続された各バグフィル
タ16,28の粉体8をフィーダ33上で混合すれば、
粒子径x及び粒子径yを夫々ピークとする粒度分布の製
品34を得ることができる。
【0024】更に、一次分級機23により弾かれた戻り
粉8’のうちから製品34となり得る粒子径の粒子をダ
クト24で回収して二次分級するようにしているので、
従来の竪型ミルであれば分級機により粉砕テーブル6に
戻されて再粉砕されていたような粒子径の粗い領域の粒
子が速やかにミル本体20内より回収されることにな
り、粉砕部21の粉砕効率を著しく向上することができ
る。
【0025】又、粒度調整コーン35を昇降して一次分
級機23下端と粒度調整コーン35の上端との隙間の間
隔を調節することにより、二次分級装置25で分級され
て捕集される粉体8bの粒度分布のピークの設定を極め
て容易に且つ精度良く調整することができる。
【0026】尚、本発明の竪型ミルは、上述の実施例に
のみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲内において種々変更を加え得ることは勿論であ
る。
【0027】
【発明の効果】上記した本発明の竪型ミルによれば、下
記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
【0028】(I)2つのピークを有する粒度分布の製
品を製造することができる。
【0029】(II)一次分級機により弾かれた戻り粉
のうちから製品となり得る粒子径の粒子を粉砕テーブル
に戻して再粉砕することなくダクトで回収して二次分級
するようにしているので、従来の竪型ミルであれば分級
機により粉砕テーブルに戻されて再粉砕されていたよう
な粒子径の粗い領域の粒子が速やかにミル本体内より回
収されることになり、粉砕部の粉砕効率を著しく向上す
ることができる。
【0030】(III)度調整コーンを昇降して一次
分級機下端と粒度調整コーンの上端との隙間の間隔を調
節することにより、二次分級装置で分級されて捕集され
る粉体の粒度分布のピークの設定を極めて容易に且つ精
度良く調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1の粒度調整コーンの斜視図である。
【図3】本発明の一実施例における一次分級装置及び二
次分級装置により分級されて捕集される夫々の粉体の粒
度分布を示すグラフである。
【図4】従来例を示す断面図である。
【図5】図4のV−V方向の矢視図である。
【図6】従来例における分級機により分級されて捕集さ
れる粉体の粒度分布を示すグラフである。
【符号の説明】
6 粉砕テーブル 7 粉砕ローラ 8’ 戻り粉 20 ミル本体 21 粉砕部 22 一次分級装置 23 一次分級機 24 ダクト 25 二次分級装置 35 粒度調整コーン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉砕テーブルと粉砕ローラとを有する粉
    砕部の上側に一次分級装置を備えたミル本体の外部に、
    前記一次分級装置の一次分級機により弾かれた戻り粉の
    一部を一次分級機の下側からダクトを介し導いて二次分
    級する二次分級装置を設け、前記ミル本体内の一次分級
    機の下方位置に、ダクト入口部に導かれる戻り粉の粒度
    を調整する為の粒度調節コーンを昇降可能に設けたこと
    を特徴とする竪型ミル。
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JP6943027B2 (ja) * 2017-06-12 2021-09-29 株式会社Ihi 竪型ローラミル

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