JP6942428B2 - 封緘部材付きキャップ - Google Patents
封緘部材付きキャップ Download PDFInfo
- Publication number
- JP6942428B2 JP6942428B2 JP2017253504A JP2017253504A JP6942428B2 JP 6942428 B2 JP6942428 B2 JP 6942428B2 JP 2017253504 A JP2017253504 A JP 2017253504A JP 2017253504 A JP2017253504 A JP 2017253504A JP 6942428 B2 JP6942428 B2 JP 6942428B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- sealing member
- sealing
- opening
- weakening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
Description
特許文献1に記載の瓶用栓は、側部20に、下端部から上方に向けて設けられる切込部21と、側部20の外周に沿って周回する周回部23a及びこの周回部23aから上方へ向けて形成される傾斜部23bとが交互に連続的に形成される薄肉部23と、頭部12と側部20の境界に側部20の外周に沿って周回する分離薄肉部15と、側部20の内側面に設けられて瓶Aの環状係合部A2に係止するよう係合部24と、薄肉部23が設けられる位置に対応して係合部24に設けられる間隙部25とを備えてなり、頭部12における縁部14の外形が瓶口部A1の外形より大きく形成されるようにした、と云うものである。
瓶用栓の開栓においては、摘み片22を指で摘んで周方向に引き上げると、切込部21から連続して形成される薄肉部23(周回部23a、傾斜部23b)及び分離薄肉部15が破断し、内栓10と側部20とが分離され、内栓10が露呈される。
しかし、上記瓶用栓には側壁21の内周面から内径方向へ突出し、瓶Aの環状係合部A2と係合する係合部24が設けられている。この係合部24は雄型に設けられた凹部によって成形されるため、離型時には雄型を無理抜きすることによって側壁21の内周面に係合部24を形成する必要があるが、雄型を無理抜きする際には側部20が外径方向に広がるように変形するため、分離薄肉部15に続く薄肉部23の傾斜部23bに不必要な破断が生じるという問題がある。
頭部の下面に垂下設された内筒部と、頭部の側壁の下端に周設された薄肉溝状の分離用弱化部を介して連設された筒状の封緘部とを備えて一体的に成形された合成樹脂製の封緘部材付きキャップであって、
封緘部には薄肉部からなる弱化部が螺旋状に形成され、
封緘部の内周面には周方向に沿って1つ以上に分割された係止凸部が形成されており、
弱化部の上端と分離用弱化部との間で且つ周方向に隣接する係止凸部と係止凸部との間に、少なくとも係止凸部の高さ寸法よりも大きな縦寸法を有して封緘部を板厚方向に貫通する開口部が設けられていることを特徴とする、と云うものである。
本発明の主たる手段では、封緘部を除去する弱化部の上端と分離用弱化部との間に封緘部を板厚方向に貫通する開口部を形成したことにより、成形時に雄型を無理抜きした際に不必要な破断が生じることを防止できる。
上記手段では、離型には不必要な破断を防止することができ、また開栓時には分離用弱化部の破断を容易とすることができる。
上記手段では、切欠部を介して開封片部の端部を摘み易くすることができるため、開封片部を用いた開栓作業を容易に行うことが可能となる。
上記手段では、凸部を環状に配置した場合に比較し、合成樹脂材料を減らして製造コスト(材料費)の低減を図ることができる。
図1は本発明の実施例として封緘部材付きキャップを示す正面図、図2は封緘部材付きキャップの平面図、図3は封緘部材付きキャップの底面図、図4は図3のIV−IV線に相当する封緘部材付きキャップの断面図である。また図5は封緘部材付きキャップと成形用の雄型を示す断面図、図6は瓶口部に封緘部材付きキャップを打栓する様子を示す断面図、図7は開栓時の様子を示す封緘部材付きキャップの正面図である。尚、図5及び図6は図3のV−V線に相当する断面図である。
また切欠部17は、封緘部14の下端の一部を切り欠いて形成したものであり、弱化部16の下端16aと封緘部の下端14aとの間に設けられている。開口部18は封緘部14を板厚方向に貫通形成した平面視縦長状の貫通孔で形成されており、弱化部16の上端16bと分離用弱化部15との間の位置に分離用弱化部15に対して垂直に配置され、弱化部16の上端16bと分離用弱化部15とを連結している。そして、封緘部14を弱化部16に沿って切り裂き、切欠部17から開口部18までを平面展開させたときに略台形状に形成される部分が開片部20である。
このように開口部18を貫通孔で形成すると、例えば封緘部材付きキャップ10を洗浄した際にはこの開口部18を介して水や洗浄液が出入りするようになるため、封緘部材付きキャップ10を容易に洗浄することが可能となる。
図3又は図6等に示すように、内筒部13の上部側の外周面には、封緘部材付きキャップ10を瓶口部41に装着したときに瓶口部41の上端に当接する複数の凸リブ13aが周方向に間欠的に突設されている。このように本発明の封緘部材付きキャップ10では複数の凸リブ13aを間欠的に配置することにより、環状に配置した場合に比較し、合成樹脂材料を減らして製造コスト(材料費)を低減することが可能となっている。
雄型30には、係合凸部19に対応する凹部31が形成されており、成形直後においては係合凸部19と凹部31とが係合している。離型時に雄型30を抜いた際、封緘部14が外径方向に広がるように変形したとしても、分離用弱化部15に続く開口部18は元より貫通孔で形成されているため、この開口部18が破断するということは起こり得ない。
例えば、上記実施例では瓶体40としてガラス瓶の場合を示して説明したが、瓶体40は金属製、合成樹脂製、陶磁器製などその他の材料で形成されていても良い。
11 : 頭部
12 : 側壁
12a: ローレット
13 : 内筒部
13a: 凸リブ
14 : 封緘部
14A: 封緘部の外周面
14B: 封緘部の内周面
14a: 封緘部の下端
15 : 分離用弱化部
16 : 弱化部
16a: 弱化部の下端
16b: 弱化部の上端
17 : 切欠部
18 : 開口部
18a: 開口部の上端
19 : 係止凸部
20 : 開片部
21 : 開片部の端部
30 : 雄型
31 : 凹部
40 : 瓶体
41 : 瓶口部
42 : 係合凹部
F : 打栓力
Claims (4)
- 頭部(11)の下面に垂下設された内筒部(13)と、前記頭部(11)の側壁(12)の下端に周設された薄肉溝状の分離用弱化部(15)を介して連設された筒状の封緘部(14)とを備えて一体的に成形された合成樹脂製の封緘部材付きキャップであって、
前記封緘部(14)には薄肉部からなる弱化部(16)が螺旋状に形成され、
前記封緘部(14)の内周面(14B)には周方向に沿って1つ以上に分割された係止凸部(19)が形成されており、
前記弱化部(16)の上端(16b)と前記分離用弱化部(15)との間で且つ周方向に隣接する前記係止凸部(19)と前記係止凸部(19)との間に、少なくとも前記係止凸部(19)の高さ寸法よりも大きな縦寸法を有して前記封緘部(14)を板厚方向に貫通する開口部(18)が設けられていることを特徴とする封緘部材付きキャップ。 - 開口部(18)が分離用弱化部(15)に対して垂直に配置されている請求項1に記載の封緘部材付きキャップ。
- 弱化部(16)の下端(16a)と封緘部(14)の下端(14a)との間に切欠部(17)が形成されている請求項1又は2に記載の封緘部材付きキャップ。
- 内筒部(13)の上部側の外周面に、凸リブ(13a)が周方向に沿って所定の間隔で形成されている請求項1乃至3のいずれか一項に記載の封緘部材付きキャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017253504A JP6942428B2 (ja) | 2017-12-28 | 2017-12-28 | 封緘部材付きキャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017253504A JP6942428B2 (ja) | 2017-12-28 | 2017-12-28 | 封緘部材付きキャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019119460A JP2019119460A (ja) | 2019-07-22 |
JP6942428B2 true JP6942428B2 (ja) | 2021-09-29 |
Family
ID=67306836
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017253504A Active JP6942428B2 (ja) | 2017-12-28 | 2017-12-28 | 封緘部材付きキャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6942428B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7404013B2 (ja) * | 2019-09-27 | 2023-12-25 | 株式会社吉野工業所 | 瓶口用キャップ |
JP7370675B2 (ja) * | 2019-11-29 | 2023-10-30 | 株式会社吉野工業所 | 瓶口用キャップ付き容器 |
JP7548765B2 (ja) * | 2020-09-30 | 2024-09-10 | 株式会社吉野工業所 | キャップを備えたボトル |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0948447A (ja) * | 1995-08-10 | 1997-02-18 | Toppan Printing Co Ltd | 合成樹脂製オーバーキャップ |
JP2005231635A (ja) * | 2004-02-17 | 2005-09-02 | Toppan Printing Co Ltd | 不正開封防止及び分別回収機能付キャップ |
JP4553677B2 (ja) * | 2004-10-22 | 2010-09-29 | 日本クラウンコルク株式会社 | 合成樹脂製キャップ |
JP5325549B2 (ja) * | 2007-12-21 | 2013-10-23 | 三笠産業株式会社 | 合成樹脂製の栓 |
JP5889011B2 (ja) * | 2012-01-31 | 2016-03-22 | 株式会社吉野工業所 | 封緘付きネジキャップの成形金型 |
WO2017077154A1 (es) * | 2015-11-03 | 2017-05-11 | Enotop Closures S.L. | Conjunto de tapón y caperuza de bloqueo del tapón para expedición de vinos espumosos |
JP6527103B2 (ja) * | 2016-04-25 | 2019-06-05 | きた産業株式会社 | 瓶用栓 |
-
2017
- 2017-12-28 JP JP2017253504A patent/JP6942428B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019119460A (ja) | 2019-07-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6942428B2 (ja) | 封緘部材付きキャップ | |
JP6373099B2 (ja) | 合成樹脂製容器蓋及びこれと容器との組み合わせ | |
JP6846960B2 (ja) | 合成樹脂製容器蓋 | |
JP5049823B2 (ja) | キャップ | |
JP5202189B2 (ja) | 分別廃棄性に優れた合成樹脂製打栓キャップ | |
JP4907370B2 (ja) | 分別廃棄可能な注出栓 | |
JP5027019B2 (ja) | 打栓性及び分別廃棄性に優れたプラスチックキャップ | |
JP5342047B2 (ja) | 打栓性及び分別廃棄性に優れたプラスチックキャップ | |
JP4916199B2 (ja) | 分別廃棄性に優れたキャップ | |
JP4818739B2 (ja) | 合成樹脂製キャップ | |
JP7117982B2 (ja) | 合成樹脂製キャップ | |
JP7302959B2 (ja) | 合成樹脂製容器蓋 | |
JP7123753B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
JP5973764B2 (ja) | 容器蓋 | |
JP5889011B2 (ja) | 封緘付きネジキャップの成形金型 | |
JP4095129B2 (ja) | 分別廃棄容易なヒンジキャップ | |
JP6873538B2 (ja) | 抜栓キャップ | |
JP6294723B2 (ja) | 容器と容器蓋との組み合わせ | |
JP3188139U (ja) | ボトルキャップ | |
JP7456226B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
JP7523123B2 (ja) | キャップ | |
EP4317008A1 (en) | Plastic screw cap having excellent washability | |
JP5333824B2 (ja) | 合成樹脂製プルオープン中栓とその成形用金型 | |
JP7266951B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
KR102567410B1 (ko) | 합성수지제 캡 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200731 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210610 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210630 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210820 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210907 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210907 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6942428 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |