JP6939238B2 - 給紙装置、画像読み取り装置及び画像形成装置 - Google Patents
給紙装置、画像読み取り装置及び画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6939238B2 JP6939238B2 JP2017157257A JP2017157257A JP6939238B2 JP 6939238 B2 JP6939238 B2 JP 6939238B2 JP 2017157257 A JP2017157257 A JP 2017157257A JP 2017157257 A JP2017157257 A JP 2017157257A JP 6939238 B2 JP6939238 B2 JP 6939238B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller
- sheet
- double
- transport
- image
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
トルクリミッター捌き方式では、図19に示すように、給紙ローラー1901に捌きローラー1902を圧接した重送分離ローラー対1900を用いる。捌きローラー1902は、給紙ローラー1901によって給送されるシートSに対する従動回転がトルクリミッター1903によって規制されており、シートSから受けるトルクが上限値を超えないと捌きローラー1902は回転しない。
本発明は、上述のような問題に鑑みて為されたものであって、重送分離処理とシートの汚損防止とを両立することができる給紙装置、画像読み取り装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
また、ユーザーからシート画像の結合力が低いか否かの指定を受け付ける画像指定受付手段を備え、前記画像判定手段は、結合力が低いと指定されたか否かによって前記判定を行ってもよい。
また、前記シート束に含まれるシートの厚みが所定値未満であるか否かを判定する厚み判定手段を備え、前記制御手段は、前記厚みが所定値未満であると判定された場合にはシートの重送を促し、所定値以上であると判定された場合にはシートの重送を抑制してもよい。
また、搬送方向における前記搬送ローラー対の上流側に配設され、前記搬送ローラー対がシートを繰り出す際に、前記シート束を前記シートトレイに向かって押圧する押圧ローラーを備え、前記押圧ローラーは、前記制御手段が、シートの重送を促す場合には、シートの重送を抑制する場合よりも、前記シート束への押圧力を大きくしてもよい。
また、前記補助押圧手段は、前記シートトレイのシート載置面下方から上方へ上昇して前記シート束を押圧することができ、当接するシートの搬送方向に回転可能なコロであってもよい。
本発明に係る画像形成装置もまた同様に本発明に係る給紙装置を備えることを特徴とする。
[1]第1の実施の形態
まず、本発明の第1の実施の形態について説明する。
(1−1)画像形成装置の構成
まず、本実施の形態に係る画像形成装置の構成について説明する。
原稿読み取り部110は、スキャナー部111と給紙部(ADF: Automatic Document Feeder)100とを備えている。スキャナー部111は、原稿画像を光学的に読み取って画像信号に変換する。給紙部100は、スキャナー部111の上方に設けられている。原稿読み取り部110は、給紙部100が供給する原稿をスキャナー部111が画像を読み取るシートスルー方式と、スキャナー部111の上面に原稿を載置して読み取るミラースキャン方式の両方式を選択的に実行することができる。
給紙部100は、ピックアップローラー102を矢印A方向に揺動させることによって、原稿トレイ101にセットされた原稿束にピックアップローラー102を押し当てて原稿を繰り出し、重送分離ローラー対103で原稿を1枚ずつ分離する。その後、給紙部100は、レジストローラー対104でスキュー補正をすると共にタイミングを計って、読取用ガラス112上の読取り位置に向けて原稿を送り出し、当該読取り位置で原稿画像を読み取った後、排出ローラー対105によって排出トレイ106上に原稿を排出する。
ハウジング113の内部には、第1スライダー115や第2スライダー116、集光レンズ117、ラインセンサー118等が配設されている。ラインセンサー118は、カラー原稿の読取りが可能であり、読み取るべき色成分毎にCCD(Charge Coupled Device)が基板上に直線状に配列されている。
第2スライダー116は、第1スライダー115の移動速度の半分の速度でB方向にスライド移動するように構成されているので、原稿面から集光レンズ117に到るまでの光学的距離が一定に保たれる。これにより、原稿面からの反射光が、ミラー115b、116a、116b及び集光レンズ117を経由してラインセンサー118で結像する。
ラインセンサー118は、入射された原稿からの反射光を電気信号に変換して制御部160へ出力する。
作像ユニット133Kは、感光体ドラム134Kの周囲に帯電装置135K、露光装置136K、現像装置137Kを配設したものである。帯電装置135Kは感光体ドラム134Kの外周面を一様に帯電する。露光装置136Kは、感光体ドラム134Kの外周面を露光して、静電潜像を形成する。現像装置137Kは、K色のトナーを供給して静電潜像を現像し、顕像化する。
作像ユニット133Y、133M及び133Cもまた同様にしてYMC色のトナー像を形成し、1次転写ローラー138Y、138M及び138Cが各トナー像を中間転写ベルト132上に静電転写する。この際、YMCK各色のトナー像が中間転写ベルト132上で互いに重なり合うように静電転写されることによって、カラートナー像が形成される。カラートナー像は、中間転写ベルト132の周回走行によって、2次転写ローラー131が形成する2次転写ニップ131aへ搬送される。
記録シートSの搬送経路上、重送分離ローラー対143の下流側には縦搬送ローラー対146、レジストローラー対147が配設されており、記録シートSを順次搬送するだけでなく、記録シートSのスキューを補正したり搬送タイミングを調節したりする。
また、画像形成装置1は、不図示の操作パネルを備えている。操作パネルは、制御部160の制御の下、液晶ディスプレイを用いてユーザーに対して情報提示を行ったり、タッチパネルやハードキーによってユーザーからの指示入力を受け付けたりする。制御部160は、操作パネルを含めて、画像形成装置1各部の状態を監視したり、動作を制御したりする。
(1−2)給紙部100の構成
次に、給紙部100の構成について更に詳しく説明する。
給紙モーター201mの回転駆動力は、給紙ローラー軸201sを回転駆動する。給紙ローラー軸201sにワンウェイクラッチ310が取着されており、給紙ローラー軸201sの回転力を給紙ローラー201に伝達する一方、給紙ローラー201に搬送方向のトルクが作用した場合には当該トルクに従動して給紙ローラー201を空転させる。
このような構成によって、ピックアップローラー102は給紙ローラー201と共に給紙モーター201mによって回転駆動される。また、原稿束に圧接するとトルクリミッター102の作用によって、給紙ローラー軸201sからピックアップローラー102へのトルク伝達が遮断される一方、給紙ローラー201へのトルク伝達は維持される。
原稿Dが搬送されていない状態では、発光素子202tの出射光がそのまま受光素子202rに入射する。原稿Dが1枚だけ搬送されている状態では、発光素子202tの出射光量は原稿Dで遮られたり拡散されたりして減衰するものの、ある程度の透過光が受光素子202rに入射する。原稿Dが重送され、複数枚の原稿Dが重なり合っている状態では、発光素子202tの出射光はほとんど受光素子202rに入射しない。
第2重送検知センサー203は、シート搬送方向における第1重送検知センサー202よりも下流側であって、かつレジストローラー対104よりも上流側において重送を検知する透過型センサーである。第2重送検知センサー203は、第1重送検知センサー202と同様に、原稿Dの搬送経路400を挟んで互いに対向するように配設された発光素子203tと受光素子203rからなっており、原稿Dの重送を検知することができる(図4)。
レジストローラー対104は、原稿Dの読み取りタイミングに合わせて回転駆動を開始する。これによって、原稿Dは第1読み取りローラー対204へ搬送される。第1読み取りローラー対204が原稿Dを読み取り位置120まで搬送すると、シートスルー方式によって原稿Dから画像が読み取られる。その後、原稿Dは第2読み取りローラー対205によって、排紙ローラー対105まで搬送される。排紙ローラー対105は原稿Dを排紙トレイ106上に排出する。
(1−3)制御部160の構成
次に、制御部160の構成について説明する。
「原稿画質」タブ602では、原稿画像が文字画像のみの場合、写真画像のみの場合、文字画像と写真画像との両方を含む場合及び鉛筆による書き込みがある場合のそれぞれに対応するボタンを選択するようになっており、鉛筆による書き込みがある原稿を読み込む場合には、ユーザーが鉛筆原稿ボタン603を押下すれば、後述のように鉛筆画像のオフセットを防止するための処理が実行される。
(1−4)給紙処理
次に、画像形成装置1の給紙処理について説明する。
給紙クラッチ201cを切断すると、給紙モーター201mから給紙ローラー201への回転駆動の伝達が遮断され、給紙ローラー201が回転駆動されなくなるが、レジストローラー対104が回転駆動されることによって原稿Dが搬送される。原稿Dが重送分離ローラー対103に噛み込んでいる場合には、レジストローラー対104が原稿Dを搬送するのに従って給紙ローラー201が従動回転する。なお、給紙クラッチ201cが切断されているので、原稿Dと給紙ローラー201とはスリップし難く、従って鉛筆画像の乱れやオフセットが発生し難い。
重送を検知せず(図8、S711:NO)、後続の原稿Dがない場合には(図8、S712:NO)、給紙モーター201mを停止して(図8、S750)、処理を完了する。なお、先行する原稿Dについては、レジストローラー対104、第1読み取りローラー対204、第2読み取りローラー対205及び排紙ローラー対105を回転駆動して、画像の読み取り及び排紙トレイ106上への排出を行う。
また、原稿Dの搬送を開始した後、原稿Dが重送検知位置に到達したタイミングで(図8、S706:YES)、重送を検知しなかった場合であって(図8、S707:NO)、搬送されている原稿Dが1枚だけである単送を検知した場合には(図8、S730:YES)、重送分離する必要がないので、捌きモーター200mを停止させることなく、原稿Dの搬送を継続する。
その後、原稿Dの先端がレジストローラー対104の搬送ニップに到達するタイミングを待って(図8、S731:YES)、給紙クラッチ201cを切断すると共に捌きクラッチ200cを切断する(図8、S732)。このようにすれば、レジストローラー対104に搬送されることによって原稿Dが搬送方向に引っ張られても、給紙ローラー201と捌きローラー200とが共に従動回転する。従って、原稿Dと給紙ローラー201とのスリップを抑制して、原稿画像が乱れやオフセットを防止することができる。更に、この効果を高めるためにワンウェイクラッチ310が設置されている。
また、原稿Dの搬送を開始した後、原稿Dが重送検知位置に到達予定のタイミングで(図8、S706:YES)、重送が検知されず(図8、S707:NO)、単送も検知されない場合には(図8、S730:NO)、搬送方向における重送分離ローラー対103の上流側で紙詰まりが発生していると判断されるので、ジャム処理を実行する(図8、S740)。
以上のようにすれば、従来技術においては、図9(a)に示すように、捌きローラー200の回転を停止した状態で給紙ローラー201のみを回転駆動するため、重送が促進されないので、原稿Dが単送され易く、鉛筆画像の乱れやオフセットが発生し易い。
[2]第2の実施の形態
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態に係る画像形成装置は、上記第1の実施の形態に係る画像形成装置と概ね共通の構成を備える一方、上記第1の実施の形態においては給紙時に捌きローラー200を搬送方向へ回転駆動するのに対して、本実施の形態においては捌きローラー200を搬送方向へ従動回転させる点において相違している。以下、主に相違点に着目して説明する。
(2−1)給紙部100の構成
次に、給紙部100の構成について更に詳しく説明する。
図10は、捌きローラー200並びに給紙ローラー201の駆動機構を示す図である。図10に示すように、本実施の形態においては、捌きクラッチ200cの入力ギアに捌きローラー軸従動ギア200sg´に歯合し、捌きクラッチ200cの出力ギア200cgにラック1001が歯合している。
(2−2)給紙処理
次に、画像形成装置1の給紙処理について説明する。
その後、第1重送検知センサー202を用いて重送を検知した場合には(図12、S707:YES)、上記第1の実施の形態とは異なって捌きモーター200mを停止させることなく(図7、ステップS708)、捌きクラッチ200cを接続する(図12、S1102)。捌きクラッチ200cを接続すると、トルクリミッター300が回転できなくなるが、捌きローラー200に作用するトルクがトルクリミッター300の上限値よりも小さいので、捌きローラー200は回転せず、最上位の原稿Dから下位の原稿Dが分離される。
なお、本実施の形態に係る給紙部100は捌きモーター200mを備えていないので、先行原稿Dの後端がレジストローラー対104の搬送ニップを脱した後に捌きクラッチ200cを切断する処理(図8、S714)は不要である。
[3]変形例
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明が上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例を実施することができる。
(3−1)上記実施の形態においては、給紙モーター201mの回転駆動力を利用してピックアップローラー102を揺動させ、最上位の原稿Dに押し当てる場合を例にとって説明したが、これに代えて又はこれに加えて、次のようにしてもよい。
(3−2)上記実施の形態においては、操作パネルを用いて原稿画質が鉛筆原稿であるか否かの指定をユーザーから受け付ける場合を例にとって説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、これに代えて若しくはこれに加えて次のようにしてもよい。
また、加圧コロ1502は、給紙時には不図示の付勢手段によって原稿Dに向かって矢印F方向に付勢され、破線で示すように、原稿トレイ101の原稿載置面から突出して、下方から原稿Dを上方へ向かって加圧する。最下位の原稿Dが搬送される場合には、加圧コロ1502は摩擦力によって原稿Dに従動回転する。給紙時以外の場合には、加圧コロ1502は矢印F方向に沿って下方に退避して、実線で示すように、原稿トレイ101の原稿載置面下に収容される。
(3−3)上記実施の形態においては、原稿トレイ101の原稿載置面が固定されている場合を例にとって説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、これに代えて次のようにしてもよい。
(3−4)上記実施の形態においては、原稿画質が鉛筆原稿である場合に重送が検出されるまで捌きローラーを回転させる場合を例にとって説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、これに代えて、またはこれに加えて次のようにしてもよい。
(3−5)上記実施の形態においては、給紙部100において重送を促進する場合を例にとって説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、給紙部100以外にも給紙部140に本発明を適用しても同様の効果を得ることができる。例えば、定着強度の低い印字方式でプリントされた用紙に付加情報や画像などを印刷するために、当該用紙を給紙カセットや手差しトレイに複数枚セットして1枚ずつ給紙する場合などに画像の乱れやオフセットの発生を低減することができる。
(3−6)上記実施の形態においては、重送検知センサー202、203として透過型センサーを用いる場合を例にとって説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、透過型センサー以外のセンサーを用いて重送検知を行ってもよい。
超音波センサーは、所定の強度の超音波を発生させる送信側と、超音波を受信する受信側とからなっている。受信側で検出される超音波の強度から、送信側から受信側に至る超音波の伝搬経路を通過する原稿Dの枚数が1枚以下と2枚以上との何れであるか、換言すれば、重送の発生の有無が判別される。
(3−7)上記実施の形態においては、画像形成装置1がタンデム方式のカラー複合機である場合を例にとって説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、タンデム方式以外の方式のカラー複合機であってもよいし、モノクロ複合機であってもよい。また、スキャナー装置やプリンター装置、複写装置、ファクシミリ装置といった単機能機に本発明を適用しても、同様の効果を得ることができる。
(3−8)また、上記実施の形態においては、原稿Dを捌く際に捌きローラー軸200sを固定する構成としたが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、これに代えて、原稿Dを捌く際に捌きモーター200mを逆転駆動してもよい。このようにしても、原稿Dを捌いて重送を解消することができる。
100……給紙部
101……原稿トレイ
102……ピックアップローラー
103……重送分離ローラー対
104……レジストローラー対
160……制御部
200……捌きローラー
200c…捌きクラッチ
200m…捌きモーター
201……給紙ローラー
201c…給紙クラッチ
201m…給紙モーター
202……第1重送検知センサー
203……第2重送検知センサー
300……トルクリミッター
506……操作パネル
1401…ピック圧加圧レバー
1501…カメラ
1502…加圧コロ
1601…前壁部
Claims (15)
- 第1ローラーと、前記第1ローラーに圧接された第2ローラーとからなり、シートトレイに載置されたシート束から繰り出されたシートを搬送する搬送ローラー対を有する給紙装置であって、
搬送方向における前記搬送ローラー対よりも下流側において、前記搬送ローラー対が搬送中であるシートの重送状態を検知する検知手段と、
前記第1ローラーを回転駆動する第1ローラー駆動手段と、
前記第1ローラーの駆動状態とは独立して、前記第2ローラーの回転状態を制御する制御手段と、
前記第2ローラーを回転駆動する第2ローラー駆動手段と、
前記第2ローラー駆動手段から前記第2ローラーへトルクを伝達する経路上に設けられたトルクリミッターと、を備え、
前記制御手段は、搬送開始後、前記検知手段が重送発生を検知するまで、前記第2ローラーを搬送方向に回転させて、シートの重送を促し、
前記制御手段は、給紙開始後、前記検知手段が重送発生を検知するまで、前記第2ローラーを搬送方向に回転駆動するように、前記第2ローラー駆動手段を制御し、
前記制御手段は、
前記検知手段が単送を検知した場合には、前記第2ローラー駆動手段による回転駆動を継続させ、
前記検知手段が重送発生を検知した場合には、前記第2ローラー駆動手段による回転駆動を停止させ、
前記トルクリミッターは、前記第2ローラー駆動手段による回転駆動が停止している状態で、前記第1ローラーがシートを搬送する搬送力によって、当該シートに圧接している前記第2ローラーに作用するトルクが所定値以上に達するまでは、前記第2ローラーの回転を抑制する
ことを特徴とする給紙装置。 - 第1ローラーと、前記第1ローラーに圧接された第2ローラーとからなり、シートトレイに載置されたシート束から繰り出されたシートを搬送する搬送ローラー対を有する給紙装置であって、
搬送方向における前記搬送ローラー対よりも下流側において、前記搬送ローラー対が搬送中であるシートの重送状態を検知する検知手段と、
前記第1ローラーを回転駆動する第1ローラー駆動手段と、
前記第1ローラーの駆動状態とは独立して、前記第2ローラーの回転状態を制御する制御手段と、
前記第2ローラーのローラー軸をロックするロック手段と、
前記第2ローラーと前記ローラー軸との間に介在するトルクリミッターと、を備え、
前記制御手段は、搬送開始後、前記検知手段が重送発生を検知するまで、前記第2ローラーを搬送方向に回転させて、シートの重送を促し、
前記制御手段は、搬送開始後、前記検知手段が重送発生を検知するまで、前記ローラー軸のロックを解除するように、前記ロック手段を制御し、
前記制御手段は、
前記検知手段が単送を検知した場合には、前記ローラー軸のロックを解除し、
前記検知手段が重送発生を検知した場合には、前記ローラー軸をロックし、
前記トルクリミッターは、前記ロック手段が前記ローラー軸をロックしている状態で、前記第1ローラーがシートを給送することによって、当該シートに圧接している前記第2ローラーに作用するトルクが所定値以上にならなければ、前記第2ローラーの回転を抑制する
ことを特徴とする給紙装置。 - 第1ローラーと、前記第1ローラーに圧接された第2ローラーとからなり、シートトレイに載置されたシート束から繰り出されたシートを搬送する搬送ローラー対を有する給紙装置であって、
搬送方向における前記搬送ローラー対よりも下流側において、前記搬送ローラー対が搬送中であるシートの重送状態を検知する検知手段と、
前記第1ローラーを回転駆動する第1ローラー駆動手段と、
前記第1ローラーの駆動状態とは独立して、前記第2ローラーの回転状態を制御する制御手段と、
前記検知手段が重送発生を検知すると重送シートを分離する重送分離手段と、
搬送方向における前記検知手段よりも下流側に配設された下流側ローラー対と、
前記検知手段から前記下流側ローラー対に至る搬送経路上で、シートの重送状態を検知する下流側検知手段と、
前記下流側検知手段がシートの重送を検知したら、前記搬送ローラー対並びに前記下流側ローラー対による搬送を停止させる搬送停止手段と、を備え、
前記制御手段は、搬送開始後、前記検知手段が重送発生を検知するまで、前記第2ローラーを搬送方向に回転させて、シートの重送を促す
ことを特徴とする給紙装置。 - 第1ローラーと、前記第1ローラーに圧接された第2ローラーとからなり、シートトレイに載置されたシート束から繰り出されたシートを搬送する搬送ローラー対を有する給紙装置であって、
搬送方向における前記搬送ローラー対よりも下流側において、前記搬送ローラー対が搬送中であるシートの重送状態を検知する検知手段と、
前記第1ローラーを回転駆動する第1ローラー駆動手段と、
前記第1ローラーの駆動状態とは独立して、前記第2ローラーの回転状態を制御する制御手段と、
前記検知手段が重送発生を検知すると重送シートを分離する重送分離手段と、を備え、
前記制御手段は、搬送開始後、前記検知手段が重送発生を検知するまで、前記第2ローラーを搬送方向に回転させて、シートの重送を促し、
シート及びシート画像の少なくとも一方に応じて、前記制御手段が、搬送開始後、前記検知手段が重送発生を検知するまで、前記第2ローラーを搬送方向に回転させて、シートの重送を促すのに代えて、搬送開始後、前記第2ローラーに圧接するシートによって前記第2ローラーに加わるトルクが所定値未満ならば、前記第2ローラーが搬送方向へ回転するのを禁止して、シートの重送を抑制する
ことを特徴とする給紙装置。 - シート画像がシートとの結合力が低い画像であるか否かを判定する画像判定手段を備え、
前記制御手段は、結合力が低い画像であると判定された場合にはシートの重送を促し、結合力が低いと判定されなかった場合にはシートの重送を抑制する
ことを特徴とする請求項4に記載の給紙装置。 - ユーザーからシート画像の結合力が低いか否かの指定を受け付ける画像指定受付手段を備え、
前記画像判定手段は、結合力が低いと指定されたか否かによって前記判定を行う
ことを特徴とする請求項5に記載の給紙装置。 - 前記シートとの結合力が低い画像は鉛筆画像である
ことを特徴とする請求項6に記載の給紙装置。 - 前記シート束に含まれるシートの厚みが所定値未満であるか否かを判定する厚み判定手段を備え、
前記制御手段は、前記厚みが所定値未満であると判定された場合にはシートの重送を促し、所定値以上であると判定された場合にはシートの重送を抑制する
ことを特徴とする請求項4に記載の給紙装置。 - ユーザーからシートの厚みの指定を受け付ける厚み受付手段を備え、
前記厚み判定手段は、指定された厚みが所定値未満であるか否かによって前記判定を行う
ことを特徴とする請求項8に記載の給紙装置。 - 搬送方向における前記搬送ローラー対の上流側に配設され、前記搬送ローラー対がシートを繰り出す際に、前記シート束を前記シートトレイに向かって押圧する押圧ローラーを備え、
前記押圧ローラーは、前記制御手段が、シートの重送を促す場合には、シートの重送を抑制する場合よりも、前記シート束への押圧力を大きくする
ことを特徴とする請求項4から9の何れかに記載の給紙装置。 - 前記押圧ローラーによる前記シート束への押圧力を大きくする場合に、前記シートトレイ側から前記押圧ローラーへ向かって前記シート束を押圧する補助押圧手段を備える
ことを特徴とする請求項10に記載の給紙装置。 - 前記補助押圧手段は、前記シートトレイのシート載置面下方から上方へ上昇して前記シート束を押圧することができ、当接するシートの搬送方向に回転可能なコロである
ことを特徴とする請求項11に記載の給紙装置。 - 搬送方向における前記シートトレイのシート載置面から前記搬送ローラー対に至る経路上に配設され、前記シート載置面側から前記搬送ローラー対側に向かって高くなるように傾斜しており、前記搬送ローラー対へシートを案内するガイド面と、
前記制御手段が、シートの重送を促す場合には、シートの重送を抑制する場合よりも傾斜角度が小さくなるように前記ガイド面を制御するガイド面制御手段と、を備える
ことを特徴とする請求項4から12の何れかに記載の給紙装置。 - 請求項1から13の何れかに記載の給紙装置を備える
ことを特徴とする画像読み取り装置。 - 請求項1から13の何れかに記載の給紙装置を備える
ことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017157257A JP6939238B2 (ja) | 2017-08-16 | 2017-08-16 | 給紙装置、画像読み取り装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017157257A JP6939238B2 (ja) | 2017-08-16 | 2017-08-16 | 給紙装置、画像読み取り装置及び画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019034818A JP2019034818A (ja) | 2019-03-07 |
JP6939238B2 true JP6939238B2 (ja) | 2021-09-22 |
Family
ID=65636670
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017157257A Active JP6939238B2 (ja) | 2017-08-16 | 2017-08-16 | 給紙装置、画像読み取り装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6939238B2 (ja) |
-
2017
- 2017-08-16 JP JP2017157257A patent/JP6939238B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019034818A (ja) | 2019-03-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4480355B2 (ja) | シート給送装置,画像形成装置 | |
JP6814403B2 (ja) | シート材搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置 | |
US10136001B2 (en) | Image forming apparatus, method for controlling image forming apparatus, and storage medium | |
US8913309B2 (en) | Image reading apparatus and image forming apparatus | |
JP2018133697A (ja) | 原稿読取装置及び画像形成装置 | |
JP6237684B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5524136B2 (ja) | 給紙装置及び画像形成装置 | |
JP5504140B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP6939238B2 (ja) | 給紙装置、画像読み取り装置及び画像形成装置 | |
JP2006347645A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2021011382A (ja) | シート給送装置、画像読取装置及び画像形成装置 | |
JP4619847B2 (ja) | 給紙装置及び画像形成装置 | |
JP2016179868A (ja) | 給紙装置および給紙装置の制御プログラム | |
JP7300926B2 (ja) | 画像読取装置および画像読取装置を備えた画像形成装置 | |
US20160253131A1 (en) | Image forming apparatus | |
JP2006056685A (ja) | シート供給装置及び該装置を備えた画像形成装置 | |
JP5854820B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP6897201B2 (ja) | 給紙装置、原稿読取装置、画像形成装置および後処理装置 | |
US8335024B2 (en) | Multiple feeding preventing apparatus and image forming device including the same and image forming method | |
JP4207796B2 (ja) | シート搬送装置 | |
JP2014047044A (ja) | シート搬送装置及び画像読取装置 | |
JP7404003B2 (ja) | 画像読取装置及び画像形成装置 | |
JP5787658B2 (ja) | 画像形成システム | |
US10287120B2 (en) | Document feeder and image forming device | |
JP6134939B2 (ja) | 画像形成システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200721 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210513 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210525 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210707 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210803 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210816 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6939238 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |