JP6939190B2 - 暖房給湯装置 - Google Patents

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Description

本発明は、暖房給湯装置に関し、より特定的には、暖房および給湯の同時運転が可能である暖房給湯装置に関する。
給湯装置の一態様として、暖房運転および温水運転(給湯運転)の両機能を有する暖房給湯装置が公知である。特表2011−515647号公報(特許文献1)には、暖房熱媒体を暖房用と給湯用とに分配するための分配装置を配置することによって、暖房および給湯の同時運転を可能とした構成が開示されている。
特表2011−515647号公報
特許文献1では、暖房用経路と給湯用経路との間での熱媒体の分配比率を、暖房負荷および給湯負荷に応じて制御することが記載されている。具体的には、暖房負荷および給湯負荷の大小に応じて、暖房用経路への分配率と、給湯用経路への分配率とのいずれを高くするかを制御することが記載されている。
しかしながら、特許文献1では、給湯負荷および暖房負荷の大小をどのように判断するかについては具体的に記載されていない。一方で、同時運転での熱媒体の分配率を適切に制御するためには、給湯負荷および暖房負荷のバランスを定量的に判断することが重要となる。特に、給湯負荷の変化を反映して上記分配率を制御できなければ、給湯温度の安定性が低下することが懸念される。
この発明はこのような問題点を解決するためになされたものであって、本発明の目的は、共通の熱媒体の分配によって暖房および給湯の同時運転が可能である暖房給湯装置において、暖房および給湯の間での熱媒体の分配率を適切に制御することである。
本発明のある局面では、暖房給湯装置は、熱媒体を加熱する加熱機構と、暖房循環経路と、給湯用熱交換器と、給湯用経路と、分配制御機構と、入水管と、出湯管と、バイパス経路と、バイパス制御機構と、給湯口と、第1、第2および第3の温度検出器と、制御部とを備える。暖房循環経路は、加熱機構によって加熱された熱媒体を暖房端末との間で循環するように構成される。給湯用熱交換器は、熱交換のための一次側経路および二次側経路を有する。給湯用経路は、暖房循環経路から分岐されて、熱媒体が暖房端末を経由せずに給湯用熱交換器の一次側経路を通流した後再び暖房循環経路に合流するように構成される。分配制御機構は、熱機構で加熱された熱媒体の全流量に対する給湯用経路へ供給される熱媒体の流量の比率である分配率を制御する。入水管は、二次側経路の入力側と接続される。出湯管は、二次側経路の出力側と接続される。バイパス経路は、入水管に導入された低温水を二次側経路を経由せずに出湯管へ導くように構成される。バイパス制御機構は、入水管に導入された低温水の全流量に対するバイパス経路に導入される低温水の流量の比率であるバイパス比率を制御する。給湯口は、出湯管においてバイパス経路との接続点よりも下流側に接続される。第1の温度検出器は、入水管に導入された低温水の温度を検出する。第2の温度検出器は、出湯管において接続点よりも上流側に配置されて、二次側経路によって加熱された高温水の温度を検出する。第3の温度検出器は、出湯管において接続点よりも下流側に配置されて、給湯口からの出湯温度を検出する。制御部は、第1から第3の温度検出器による検出値に基づいて、出湯温度を出湯目標温度に制御するためにバイパス制御機構によるバイパス比率を調整する。さらに、制御部は、暖房および給湯の同時運転時に、バイパス比率が低いときにはバイパス比率が高いときと比較して分配率が高くなるように分配制御機構を制御する。
上記暖房給湯装置によれば、給湯の出湯温度制御によって調整されたバイパス比率によって給湯余裕度を判断し、バイパス比率が低い場合には給湯余裕度が低いと判断して分配率を上昇させることで、給湯用熱交換器への熱媒体の供給量を増やすことができる。この結果、暖房および給湯の間での熱媒体の分配率を適切に制御することによって給湯温度を安定化することができる。
好ましくは、制御部は、バイパス比率が所定の基準値である下で、第1の温度検出器によって検出された低温水の温度において出湯温度が出湯目標温度となるときの高温水の基準温度を算出するとともに、第2の温度検出器による高温水の検出温度が基準温度よりも低い場合に分配率を上昇させる。
このように構成すると、バイパス比率と連動し、かつバイパス比率よりも安定的に変化する高温水温度を用いて、給湯余裕度の大小を評価することができるので、分配制御機構を安定的に制御することができる。
さらに好ましくは、制御部は、制御周期毎に高温水の検出温度および基準温度の比較に基づいて、分配率の変化量を設定する。分配率は、変化量の積算値に従って制御され、変化量は、分配率を上昇させる量および分配率を低下させる量の両方を含む。
このように構成すると、給湯余裕度が小さいときに出湯温度を確保するために分配率を上昇させて給湯用経路への熱媒体の供給を増やすとともに、給湯余裕度が大きいときには、分配率を低下させて暖房端末への熱媒体の供給を増やすことができる。この結果、給湯負荷の減少により、バイパス比率が大きくても出湯温度を確保できる状況では、給湯用熱交換器への熱媒体の供給を過剰にすることなく、暖房端末への熱媒体の供給量を確保することができる。
さらに好ましくは、制御部は、制御周期毎に分配率の変化量を、分配率を維持する量、分配率を上昇させる量、または、分配率を低下させる量に設定する。
このように構成すると、分配率を維持する領域を設けることにより、分配制御機構を安定的に制御することができる。
また好ましくは、制御部は、バイパス比率が所定の下限値である下で、第1の温度検出器によって検出された低温水の温度において出湯温度が出湯目標温度となるときの高温水の下限温度を算出するとともに、第2の温度検出器による高温水の検出温度が下限温度よりも低い場合には、熱媒体の全量が給湯用経路に分配されるように分配率を制御する。
このように構成すると、給湯負荷の増大によりバイパス比率が低下したときには、熱媒体の全量を給湯用熱交換器へ供給することにより、給湯負荷への対応を優先した同時運転を実現することができる。
好ましくは、給湯が停止された暖房運転中において入水管に低温水の流量が生じていない期間に給湯プレヒート運転が要求されると、熱媒体の一部が給湯用経路に分配されるように分配制御機構による分配率が制御される。
このように構成すると、給湯が停止される暖房運転中においても、熱媒体の一部を給湯用熱交換器の一次側経路に通流するように分配率を制御することによって、給湯開始時における出湯温度の落ち込みを防止するための給湯プレヒート運転を実行することができる。
また好ましくは、給湯が停止された暖房運転中暖房運転中において入水管に低温水の流量が生じていない期間に凍結予防運転が要求されると、熱媒体の一部が給湯用経路に分配されるように分配制御機構による分配率が制御される。
このように構成すると、給湯がオフされる暖房運転中においても、熱媒体の一部を給湯用熱交換器の一次側経路に通流するように分配率を制御することによって、入水管および出湯管等での滞留水の凍結を防止するための凍結予防運転を実行することができる。
本発明によれば、共通の熱媒体の分配によって暖房および給湯の同時運転が可能である暖房給湯装置において、暖房および給湯の間での熱媒体の分配率を適切に制御することができる。
実施の形態1に従う暖房給湯装置の構成を説明するブロック図である。 図1に示されたコントローラによる暖房給湯装置の動作制御を説明する機能ブロック図が示される。 給湯運転および同時運転で実行される出湯温度制御の制御処理を説明するフローチャートである。 バイパス流量制御弁のステップ数およびバイパス比率の関係を説明する概念図である。 高温水温度を用いた分配率の制御の第1の例を説明する概念図である。 分配弁の開度と熱媒体の分配率との関係を示す概念図である。 高温水温度を用いた分配率の制御の第2の例を説明する概念図である。 実施の形態2に従う暖房運転中の分配弁の制御の第1の例を説明するフローチャートである。 実施の形態2に従う暖房運転中の分配弁の制御の第2の例を説明するフローチャートである。
以下に本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお以下では、図中の同一または相当部分には同一符号を付してその説明は原則的に繰返さないものとする。
[実施の形態1]
図1は、実施の形態1に従う暖房給湯装置の構成を説明するブロック図である。
図1を参照して、実施の形態1に従う暖房給湯装置100は、暖房端末300と接続される出力端101および入力端102と、水道水等の低温水が導入される入水管206と、給湯栓350等に給湯するための給湯口216とを備える。暖房給湯装置100では、出力端101および入力端102を介して、暖房端末300へ熱媒体(高温水)を循環させることによって暖房機能が実現される。さらに、入水管206に導入された低温水を、熱媒体との熱交換によって加熱することで、給湯口216からの給湯機能が実現される。
まず、暖房給湯装置100の暖房機能に関連する構成を中心に説明する。暖房給湯装置100は、さらに、燃焼バーナ120および熱交換器130が内蔵された缶体105と、排気管106と、コントローラ110と、吸い込み式ファン125と、給湯用熱交換器140と、分配弁150と、循環ポンプ160と、配管201〜205とを備える。
燃焼バーナ120は、ガスに代表される燃料の供給を受けて、当該燃料の燃焼によって熱量を発生する。燃料は、流量制御バルブ121を経由して燃焼バーナ120に供給される。燃料燃焼のための空気は、吸い込み式ファン125によって缶体105へ導入される。吸い込み式ファン125の制御に伴って流量制御バルブ121の開度が変化することによって、燃焼バーナ120へ供給されるガス流量、すなわち、燃焼バーナ120での発生熱量を制御することができる。
熱交換器130は、主に燃焼バーナ120での燃料燃焼の顕熱によって流体を加熱するための一次熱交換器131と、主に燃料燃焼による排気ガスの潜熱によって流体を加熱する二次熱交換器132とを有する。
燃焼バーナ120の燃焼によって生じる燃焼排ガスは、排気管106を経由して、暖房給湯装置100の外部に排出される。また、二次熱交換器132において、燃焼排ガス が潜熱回収のための熱交換により冷やされて凝縮することにより生じた酸性水(ドレン)は、図示しない中和器で中和処理された後で水封トラップ195に集められて、暖房給湯装置100の外部に排出される。
暖房端末300を通流した熱媒体が入力される入力端102は、配管201によって、二次熱交換器132の入力側と接続される。一次熱交換器131の出力側は、配管202と接続される。配管202は、分配弁150を経由して、配管203および204と接続される。配管203は、暖房端末300に対して熱媒体を出力するための出力端101と接続される。配管204は、給湯用熱交換器140の一次側経路141の入力側と接続される。給湯用熱交換器140の一次側経路141の出力側は、配管205によって、配管201と接続される。
分配弁150は、コントローラ110によって開度を制御される。分配弁150の開度に応じて、配管202から配管203への経路の流量と、配管202から配管204への経路の流量との比率を制御することができる。たとえば、分配弁150の開度は、図示しない弁体を開閉駆動するステッピングモータ(図示せず)のステップ数によって制御される。
出力端101および入力端102の間には、暖房端末300および図示しない暖房ポンプと接続される。当該暖房ポンプが作動することにより、暖房給湯装置100の内部では、暖房端末300との間で熱媒体を循環するための「暖房循環経路」が、出力端101および入力端102の間に形成される。暖房循環経路は、配管201、熱交換器130、配管202、分配弁150、および、配管203を含む。たとえば、熱媒体は、熱交換器130で燃焼バーナ120の発生熱量によって加熱された高温水である。すなわち、燃焼バーナ120および熱交換器130は「加熱機構」の一実施例に対応する。
熱媒体を暖房端末300に供給することにより、暖房端末300が配置された空間(室内)を暖房することができる。すなわち、暖房給湯装置100は、上述の暖房ポンプの作動によって形成された暖房循環経路を通流する熱媒体を加熱することによって、暖房機能を実現することができる。
暖房循環経路には、圧力逃がし弁190がさらに設けられる。また、図示を省略しているが、暖房循環経路には、熱媒体が減少した際に水道水等によって補給するための回路がさらに接続される。
分配弁150によって熱媒体を配管204に導入することにより、熱交換器130によって加熱された熱媒体について、暖房循環経路から分岐された「給湯用経路」を形成することができる。当該給湯用経路は、配管204、給湯用熱交換器140の一次側経路141、配管205を含む。給湯用経路を通流する熱媒体は、暖房端末300を経由せずに、給湯用熱交換器140(一次側経路141)を通流した後、配管201および205の接続点207において、暖房循環経路に合流する。
循環ポンプ160は、配管201において、上記接続点207よりも下流側(熱交換器130側)に配置される。したがって、循環ポンプ160を作動すれば、暖房ポンプの作動によって暖房循環経路が形成されていなくても、熱媒体を熱交換器130および給湯用熱交換器140に通流させるための上記給湯用経路を形成することができる。
分配弁150の開度によって、熱交換器130で加熱された熱媒体について、暖房循環経路への供給流量と、給湯用経路への供給流量との比率を制御することができる。以下では、熱交換器130から出力された熱媒体の全流量に対する、給湯用経路へ供給される流量の比率を分配率ηxとも称する。分配率ηxは、ηx=0(すなわち、熱媒体の全量暖房循環経路を通流)からηx=1.0(すなわち、熱媒体の全量が給湯用経路を通流)までの間で制御される(0≦ηx≦1.0)。分配弁150による分配率ηxは、上述したステッピングモータ(図示せず)のステップ数によって制御することができる。分配弁150は「分配制御機構」の一実施例に対応する。
次に、暖房給湯装置100の給湯機能に関連する、給湯用熱交換器140の二次側経路142と接続される構成について説明する。
暖房給湯装置100は、入水管206および出湯管210に加えて、バイパス管209と、流量調整弁170と、バイパス流量制御弁180とを備える。
給湯栓350が開栓されると、入水管206から、水道水等の水圧によって低温水が導入される。入水管206は、給湯用熱交換器140の二次側経路142の入力側と接続される。出湯管210は、給湯用熱交換器140の二次側経路142の出力側と、給湯口216との間に接続される。給湯用熱交換器140では、一次側経路141を通流する熱媒体の熱量によって、二次側経路142を通流する低温水が加熱される。この結果、二次側経路142から出湯管210へ高温水が出力される。
バイパス管209は、入水管206および出湯管210の間に、給湯用熱交換器140のバイパス経路を形成するように配設される。出湯管210には、バイパス管209との合流点214が設けられる。給湯口216は、合流点214よりも下流側で出湯管210と接続される。これにより、給湯用熱交換器140で加熱された高温水と、バイパス管209を通過した低温水とが混合された適温の湯が、給湯口216から給湯栓350等へ供給される。
バイパス流量制御弁180は、バイパス管209に配設される。バイパス流量制御弁180の開度によって、入水管206に導入された低温水の全流量に対するバイパス管209に導入される低温水の流量の比率(以下、バイパス比率ηとも称する)が制御される。バイパス比率ηは、高温水および低温水の混合比率に相当する。たとえば、バイパス流量制御弁180によるバイパス比率ηは、分配弁150と同様に、図示しない弁体を開閉駆動するステッピングモータ(図示せず)のステップ数によって制御することができる。バイパス流量制御弁180は「バイパス制御機構」の一実施例に対応する。
入水管206には、流量調整弁170を配置することができる。たとえば、給湯開始直後での加熱能力が不足する期間中において、出湯流量を絞るように流量調整弁170の開度が制御されることによって、出湯温度の低下を防止することができる。また、給湯開始直後以外でも、高流量時において、給湯設定湯温に従って出湯するために、流量調整弁170の開度制御によって出湯流量を絞ることができる。
配管201には、暖房循環経路において熱交換器130への熱媒体の入力温度Tinを検出するための温度センサ251が設けられる。配管202には、熱交換器130によって加熱された熱媒体の出力温度Thmを検出するための温度センサ252が配置される。
さらに、給湯機能に関連して、入水管206に導入される低温水温度Twを検出するための温度センサ253が設けられる。給湯用熱交換器140の二次側経路142の出力側には、高温水温度Thを検出するための温度センサ254が配置される。さらに、出湯管210の合流点214よりも下流側に、高温水および低温水の混合後の出湯温度Toを検出するための温度センサ255が配置される。温度センサ253は「第1の温度検出器」の一実施例に対応し、温度センサ254は「第2の温度検出器」の一実施例に対応し、温度センサ255は「第3の温度検出器」の一実施例に対応する。
コントローラ110は、電源回路117から電源電圧(たとえば、DC15V)の供給を受けて動作する。電源回路117は、暖房給湯装置100の外部電源(たとえば、商用AC電源)からの電力を、電源電圧に変換する。
コントローラ110は、CPU(Central Processing Unit)111と、メモリ112と、インターフェイス115と、時計部116とを有する。時計部116によって、コントローラ110は、日付および時刻を検知することが可能である。コントローラ110は、メモリ112に予め格納されたプログラムを実行することによって、暖房給湯装置100がユーザの運転指令に従って動作するように、各構成機器の動作を制御する。
このように、暖房給湯装置100では、分配弁150による熱媒体の分配率の制御により、暖房および給湯の同時運転と、暖房機能のみの暖房単独運転(以下、単に暖房運転とも称する)、および、給湯機能のみの給湯単独運転(以下、単に給湯運転とも称する)を選択的に実行することが可能である。すなわち、給湯は、給湯運転および同時運転の各々で実行され、暖房は、暖房運転および同時運転の各々で実行される。
図2には、コントローラ110による暖房給湯装置100の動作制御を説明する機能ブロック図が示される。
図2を参照して、コントローラ110は、暖房給湯装置100のリモートコントローラ(以下、単に「リモコン」とも称する)400と、通信線(たとえば、2芯通信線)によって接続される。リモコン400およびコントローラ110の間は、双方向に通信可能である。
リモコン400には、表示部410および操作部420が設けられる。操作部420を用いて、ユーザは暖房給湯装置100の運転指令を入力することができる。運転指令は、暖房給湯装置100の運転オンオフ指令、給湯運転および同時運転における給湯設定温度、および、暖房運転および同時運転における暖房能力を含む。表示部410は、液晶パネルによって構成することができる。表示部410は、暖房給湯装置100の動作状態や、設定されている運転指令の内容を示す情報を視覚的に表示することができる。あるいは、操作部420の一部または全部は、タッチパネルによって構成された表示部410の一部領域を用いて構成することも可能である。
コントローラ110には、リモコン400に入力された運転指示が伝達される。さらに、温度センサ251〜255によって検出された、熱媒体の入力温度Tinおよび出力温度Thm、ならびに、低温水温度Tw、高温水温度Thおよび、出湯温度Toが入力される。さらに、コントローラ110には、流量センサ260による流量検出値Q1が入力される。また、コントローラ110には、暖房端末300側からの信号Swaを入力することができる。たとえば、信号Swaには、暖房端末300からの暖房要求の有無を示す信号が含まれる。
コントローラ110は、リモコン400に入力された運転指示に従って暖房給湯装置100が動作するように、暖房運転、給湯運転、および、同時運転の切換え、ならびに、各運転での設定指令値(具体的には、給湯設定温度および暖房能力)に従う動作のために、暖房給湯装置100の各構成機器を制御する。具体的には、コントローラ110は、循環ポンプ160の動作および停止を制御する信号、分配弁150の開度を制御する信号、バイパス流量制御弁180の開度を制御する信号、流量調整弁170の開度を制御する信号、および、燃焼バーナ120の作動/停止および発生熱量を制御するための信号(たとえば、吸い込み式ファン125の回転速度制御信号)を出力する。これらの信号は、CPU111での制御処理結果に従って、インターフェイス115を経由して、コントローラ110から出力される。
暖房運転では、燃焼バーナ120および循環ポンプ160を作動するとともに、分配率ηx=0となるように分配弁150を制御することによって、暖房端末300との間で熱媒体を循環するための暖房循環経路が形成される。コントローラ110は、操作部420への入力によって暖房給湯装置100が運転オン状態であるときに、信号Swaによって暖房要求が入力されると、循環ポンプ160および燃焼バーナ120を作動させて、熱媒体を加熱するとともに、上述の暖房循環経路を形成する。燃焼バーナ120の発生熱量は、熱媒体の出力温度Thmが、設定された暖房能力に対応する出力温度目標と一致するように制御される。
給湯運転時には、循環ポンプ160および燃焼バーナ120を作動するとともに、分配率ηx=1.0となるように分配弁150を制御する。すなわち、熱交換器130で加熱された熱媒体の全量が給湯用経路を通流する。コントローラ110は、暖房給湯装置100が運転オン状態であり、かつ、暖房要求がないときに、給湯栓350の開栓等に応じて流量センサ260の流量検出値Q1が所定の最低流量よりも多くなると給湯運転を実行する。
給湯運転では、給湯用熱交換器140において、入水管206から二次側経路142に導入された低温水が、一次側経路141を通流する熱媒体によって加熱される。この結果、出湯管210からは、給湯用熱交換器140による加熱後の高温水(高温水温度Th)と、バイパス管209を通過した低温水(低温水温度Tw)とを混合して給湯することができる。バイパス流量制御弁180の開度調整によるバイパス比率ηの制御によって、暖房給湯装置100からの出湯温度Toは出湯目標温度Tsvに制御される。バイパス比率ηによる温度制御では、下記の式(1)が成立する。したがって、式(1)において、To=Tsvを代入することにより、高温水温度Thおよび低温水温度Twから、式(2)に従ってバイパス比率の理論値ηrを求めることができる。
To=Th・(1−η)+Tw・η …(1)
ηr=(Th−Tsv)/(Th−Tw) …(2)
コントローラ110は、暖房運転中(ηx=0)に、給湯栓350の開栓等に応じて流量センサ260による流量検出値Q1が所定の最低流量よりも多くなると、暖房および給湯の同時運転を実行する。同様に、給湯運転中(ηx=1.0)に、信号Swaによって暖房要求が入力された場合にも同時運転が実行される。
同時運転では、暖房循環経路および給湯用経路の両方に熱媒体が供給されるように、分配弁150による分配率ηxは、0<ηx<1.0に制御される。この際に、給湯負荷に対して分配率ηxが低いと、バイパス比率ηを最小としても出湯温度Toを確保できなくなる。また、暖房端末300への熱媒体の供給量が不足すると暖房機能の低下が懸念される。ただし、暖房機能および給湯機能を比較すると、熱媒体の供給不足が暖房能力の低下に至るまでには一定の時間を要する一方で、出湯温度Toの低下は、ダイレクトにユーザ利便性を低下させることが懸念される。
このため、同時運転では、給湯負荷への対応を優先した上で、すなわち、出湯温度を確保するための給湯用経路の熱媒体流量が確保される範囲内で、暖房端末300への熱媒体の供給量がなるべく多くなるように、分流率ηxを制御することが効率的である。
したがって、本実施の形態に従う暖房給湯装置100では、以下に説明するような給湯余裕後の判断に基づいて分配弁150による分配率ηxを制御する。なお、同時運転においても、出湯温度Toは、給湯運転と同様のバイパス流量制御弁180の開度調整(バイパス比率η)によって、出湯目標温度Tsvに制御される。
図3は、同時運転および給湯運転における出湯温度制御の制御処理を説明するフローチャートである。図3に示す制御処理はコントローラ110により、制御周期毎に繰返し実行される。
図3を参照して、コントローラ110は、ステップS100により、温度センサ253〜255の検出値に基づき、低温水温度Tw、高温水温度Thおよび出湯温度Toを読込む。さらに、ステップS100では、リモコン400によって入力された出湯目標温度Tsvが読み込まれる。コントローラ110は、ステップS110により、式(2)に従って、ステップS110で読込んだ低温水温度Twおよび高温水温度Thと、出湯目標温度Tsvとを用いて、バイパス比率の理論値ηrを算出する。これにより、バイパス比率ηのフィードフォワード制御を行なうことができる。
さらに、コントローラ110は、ステップS120による、フィードバック制御を組合せることが可能である。ステップS120では、出湯目標温度Tsvに対する温度偏差ΔTo(ΔTo=To−Tsv)に基づき、バイパス比率のフィードバック制御項ηfbが算出される。たとえば、温度偏差ΔToの比例制御(P制御)または比例積分制御(PI制御)等によって、フィードバック制御項ηfbを算出することができる。
コントローラ110は、ステップS130により、バイパス比率設定値ηstを算出する。たとえば、理論値ηr(フィードフォワード制御項)とフィードバック制御項ηfbとの和に従って、バイパス比率設定値ηstを算出することができる(ηst=ηr+ηfb)。コントローラ110は、ステップS140により、バイパス比率設定値ηst(S130)を、バイパス流量制御弁180の開度制御のためのステップ数xに変換する。
図4は、バイパス流量制御弁のステップ数およびバイパス比率の関係を説明する概念図である。
図4を参照して、特性線500は、バイパス流量制御弁180のステップ数xに対するバイパス比率ηのプロット点の集合を示している。本実施の形態では、ステップ数xが大きいほど、バイパス比率ηは低下するものとする。
特性線500に従って、バイパス比率ηからステップ数xを逆算する関係式またはテーブルを予め設定することにより、バイパス比率設定値ηstを実現するためのステップ数xstを求めることができる。この結果、ステップS140で算出されたステップ数xstに従ってバイパス流量制御弁180の開度を制御することにより、バイパス比率η=ηstに制御することができる。
ここで、式(1)の両辺をηで微分すると、dTo/dη=Tw−Th<0であるから、出湯温度Toを上昇するためには、バイパス比率ηを低下させる制御が行われることが理解される。また、フィードバック制御によっても、出湯温度Toが低下すると、ΔTo(ΔTo=To−Tsv)が減少するので、バイパス比率ηを低下することによって、出湯温度Toの確保が図られる。
したがって、同時運転中には、出湯温度制御によるバイパス比率ηに着目して、給湯余裕度を判断することができる。具体的には、バイパス比率ηが小さいときには、給湯余裕度が小さいため、出湯温度Toを確保するために分配率ηxを上昇させる必要があると判断することができる。一方で、バイパス比率ηが大きいときには、給湯余裕度が大きいため、分配弁150による分配率ηxを低下させる余地があると判断することができる。
したがって、最も単純には、バイパス比率ηに基づき、バイパス比率ηが小さいときに、バイパス比率ηが大きいときよりも分配率ηxが高くなるように、分配弁150を制御することができる。しかしながら、バイパス比率ηは、出湯温度Toを速やかに制御するために、比較的高速に変化する傾向にある。このため、バイパス比率ηを基準値と単純に比較する制御だと、分配率ηxも過度に増減を繰り返すことが懸念される。
一方で、バイパス比率ηが、To=Tsvを維持するように制御されている下において、式(1)を変形した式(3)が成立する。
Th=(Tsv−Tw・η)/(1−η) …(3)
式(3)において、微小時間変化におけるTsvおよびTwは定数とみなせるので、高温水温度Thは、実質的にはバイパス比率ηの関数である。式(3)の両辺をバイパス比率ηで微分すると、式(4)が得られる。
dTh/dη={−Tw・(1−η)+(Tsv−Tw・η)}/(1−η)2
=(Tsv−Tw)/(1−η)2 …(4)
Tsv>Twであるから、式(4)からdTh/dη>0となる。したがって、出湯温度制御では、バイパス比率ηに対して高温水温度Thは単調増加する関係にある。
このため、バイパス比率ηよりも安定的に変化する高温水温度Thを用いて、間接的にバイパス比率ηの大小、すなわち、給湯余裕度の大小を評価することができる。
図5には、高温水温度を用いた分配率の制御の第1の例を説明する概念図が示される。
図5を参照して、バイパス比率ηについて予め基準値η0を設定すると、式(3)において、η=η0を代入することにより、出湯目標温度Tsvおよび温度センサ253によって検出された低温水温度Twを用いて、式(5)に示すように高温水温度Thについての基準温度T0を得ることができる。
T0=(Tsv−Tw・η0)/(1−η0) …(5)
すなわち、基準温度T0は、バイパス比率ηが基準値η0である下で、現在の低温水温度Twにおいて出湯温度Toが出湯目標温度Tsvとなるときの高温水温度Thに相当する。
したがって、高温水温度Thが基準温度T0よりも高い場合には、給湯余裕度が大きいと判断して分配率ηxを現在値よりも低下させる一方で、高温水温度Thが基準温度T0よりも低い場合には、給湯余裕度が小さいと判断して分配率ηxを現在値よりも上昇させるように、分配弁150を制御することができる。
なお、式(5)では、低温水温度Twが基準温度T0に反映されており、低温水温度Twが低いと、基準温度T0が相対的に高く設定されることにより、給湯余裕度は相対的に小さく判断され易くなることが理解される。
図6は、分配弁の開度と熱媒体の分配率との関係を示す概念図である。
図6を参照して、特性線510は、分配弁150のステップ数xに対する、熱媒体の分配率ηxのプロット点の集合を示している。本実施の形態では、ステップ数xが小さいほど、分配率ηxが大きくなって給湯用経路への熱媒体の供給が増加するものとする。反対に、ステップ数xが大きいほど、分配率ηxが小さくなって暖房循環経路への熱媒体の供給が増加する。
再び図5を参照して、コントローラ110は、高温水温度Thおよび基準温度T0の比較に基づき、分配弁150のステップ数の変化量dxを設定する。さらに、分配弁150のステップ数xは、変化量dxの積算値Xsumに従って設定される。
コントローラ110は、高温水温度Thが基準温度T0よりも低いときには、ステップ数の変化量dxを負値(dx<0)に設定して、分配率ηxを現在値よりも上昇させて、給湯用経路への熱媒体の供給量を増加することができる。これにより、給湯負荷の増大により、出湯温度Toを確保するためにバイパス比率ηが小さくなると、給湯用熱交換器140を通過する熱媒体を増加することによって、給湯温度の低下を防止することができる。
反対に、高温水温度Thが基準温度T0よりも高いときには、コントローラ110は、ステップ数の変化量dxを正値(dx>0)に設定して、分配率ηxを現在値よりも低下させる、すなわち、暖房循環経路への熱媒体の供給量を増加することができる。これにより、給湯負荷の減少により、バイパス比率ηが大きくても出湯温度Toを確保できる状況では、給湯用熱交換器140への熱媒体の供給を過剰にすることなく、暖房端末300への熱媒体の供給量を確保することができる。
このようにすると、低温水温度Twおよびバイパス比率ηに対応させて、給湯余裕度の大小を高温水温度Thによって間接的に判断することで、熱媒体の分配率ηxを制御することができる。
あるいは、図7に示される第2の例のように、基準温度を複数段階設けることによって、分配率ηxをさらに安定的に制御することも可能である。
図7を参照して、バイパス比率ηについて基準値η1およびη2(η2>η1)を予め定めることにより、出湯目標温度Tsvおよび温度センサ253によって検出された低温水温度Twを用いて、基準温度T1およびT2を下記の式(6),(7)によって定めることができる。
T1=(Tsv−Tw・η1)/(1−η1) …(6)
T2=(Tsv−Tw・η2)/(1−η2) …(7)
式(4)に示したようにdTh/dη>0であるから、η2>η1に対応して、T2>T1である。
高温水温度Thが基準温度T2よりも高いときには、ステップ数の変化量dx=Xd(Xd>0)に設定されることにより、分配率ηxは現在値よりも低下される。Xdは、分配率ηxを低下するためにステップ数xを増加させるときの単位変化量であり、予め設定することができる。
一方で、高温水温度Thが基準温度T1よりも低いときには、ステップ数の変化量dx=−Xu(Xu>0)に設定されることにより、分配率ηxは現在値よりも上昇される。Xuは、分配率ηxを上昇するためにステップ数xを減少させるときの単位変化量であり、予め設定することができる。
図7の例では、T1<Th<T2の範囲内では、dx=0に維持されて、現在の分配率ηxが維持される。このように、dx=0となる範囲を設けることによって、給湯余裕度に応じて、熱媒体の分配率ηxを維持、上昇、または低下するように、変化量dxを設定することができる。特に、分配率ηx、すなわち、分配弁150の開度(ステップ数x)を維持する領域を設けることにより、分配弁150を安定的に制御することができる。
さらに、バイパス比率ηについて、給湯余裕度の限界を示す下限値ηzが設定される。基準温度T0〜T2と同様に、式(3)においてη=ηzを代入することにより、出湯目標温度Tsvおよび低温水温度Tw(温度センサ253)を用いて、下限温度Tzを得ることができる。
そして、コントローラ110は、高温水温度Thが下限温度Tzよりも低い場合には、分配率ηx=1.0となるように、積算値Xsumをクリアして(Xsum=0)、分配弁150のステップ数x=0に制御する。これにより、出湯温度Toを確保するために、熱媒体の全量を給湯用経路(給湯用熱交換器140)に供給することができる。このように、給湯負荷の増大によりバイパス比率ηが低下したときには、熱媒体の全量を給湯用熱交換器140へ供給することにより、給湯負荷への対応を優先した同時運転を実現することができる。なお、分配率ηx=1.0としても出湯温度Toが出湯目標温度Tsvよりも低い場合には、さらに、流量調整弁170によって低温水の流量を絞る制御を実行することができる。
このように、実施の形態1に従う暖房給湯装置によれば、共通の熱媒体の分配による暖房および給湯の同時運転において、出湯温度制御の状況(バイパス比率ηまたは高温水温度Th)に基づいて給湯余裕度を判断して、熱媒体の分配率を適切に制御することにより、給湯負荷に応じて給湯温度を安定的に制御できる。また、給湯負荷が低いとき(給湯余裕度が大きいとき)に、暖房端末への熱媒体の供給量を確保することができる。
[実施の形態2]
実施の形態2では、給湯が停止された暖房運転中での分配弁150の特殊な制御について説明する。
暖房給湯装置100では、給湯用熱交換器140における液体同士の熱交換によって給湯が行なわれる。このため、冬季等の低温時における給湯開始時には、出湯温度Toが出湯目標温度Tsvに達するまでに長い時間を要することが懸念される。したがって、給湯開始に備えて給湯用経路を予め昇温するための給湯プレヒート運転を設けることが好ましい。たとえば、給湯プレヒート運転は、ユーザがリモコン400を用いて入力した予約開始時刻に従って起動することができる。
図8は、実施の形態2に従う暖房運転中の分配弁の制御の第1の例を説明するフローチャートである。
図8を参照して、コントローラ110は、ステップS200により暖房運転中であるかどうかを判定し、暖房運転中であれば(S200のYES判定時)、ステップS210に処理を進める。すなわち、図8に示した制御処理は、暖房運転中に実行される一方で、暖房運転の非実行中には実行されない。
コントローラ110は、ステップS210により、流量センサ260の流量検出値Q1(すなわち、給湯経路の流量)を最小作動流量MOQと比較する。流量検出値Q1がMOQより大きいとき(S210のYES判定時)には、コントローラ110は、ステップS220に処理を進めて、暖房および給湯の同時運転に移行する。同時運転では、分配弁150の開度、すなわち、熱媒体の分配率ηxは、実施の形態1(図5〜図7)で説明したように、給湯余裕度に応じて制御される。
コントローラ110は、流量検出値Q1が最小作動流量MOQ以下であるとき(S210のNO判定時)には、ステップS230により、給湯プレヒート運転の要求中であるかどうかを判定する。たとえば、リモコン400に予め入力された給湯プレヒート運転の予約開始時刻と、時計部116によって検知される現在日時との比較により、当該予約開始時刻が到来しているときに、ステップS230はYES判定とされる。
コントローラ110は、暖房運転中に給湯プレヒート運転が要求されていないとき(S230のNO判定時)には、ステップS240により、分配率ηx=0に設定する。すなわち、分配弁150は、熱媒体の全量を暖房循環経路へ供給するように制御される。
一方で、コントローラ110は、暖房運転中、かつ、給湯プレヒート運転の要求中であるとき(S230のYES判定時)、ステップS250により、分配率ηxを予め定められた分配率α1(0<α1<1.0)に設定する。これにより、給湯が停止(Q1<MOQ)されていても、熱媒体の一部を給湯用熱交換器140の一次側経路141に通流することにより、給湯プレヒート運転を実現することができる。この結果、給湯開始時に、出湯温度Toを速やかに上昇することができる。
あるいは、暖房給湯装置100では、厳寒期に給湯が長時間実行されない場合に給湯経路が凍結することを防止するための凍結予防運転についても、同様に実行することが可能である。
図9は、実施の形態2に従う暖房運転中の分配弁の制御の第2の例を説明するフローチャートである。
図9を参照して、コントローラ110は、図8と同様のステップS200,S210により、暖房運転中に流量検出値Q1がMOQより大きいときには、暖房および給湯の同時運転を実行する(S220)。
一方で、コントローラ110は、暖房運転中に流量検出値Q1が最小作動流量MOQ以下であるとき(S210のNO判定時)には、ステップS235により、凍結予防運転の要求中であるかどうかを判定する。たとえば、暖房給湯装置100の設置個所における外気温度が所定温度以下であるときに、給湯用熱交換器140に熱媒体が最後に通流してからの経過時間を計測するタイマ値が所定値に達すると、ステップS235はYES判定とされる。
コントローラ110は、暖房運転中に凍結予防運転が要求されていないとき(S235のNO判定時)には、図8と同様のステップS240により、分配率ηx=0に設定する。これにより、分配弁150によって、熱媒体の全量が暖房循環経路へ供給される。
一方で、コントローラ110は、暖房運転中、かつ、凍結予防運転の要求中であるとき(S235のYES判定時)、ステップS255により、分配率ηxを予め定められた分配率α2(0<α2<1.0)に設定する。これにより、給湯が停止(Q1<MOQ)されていても、熱媒体の一部を給湯用熱交換器140の一次側経路141に通流することにより、二次側経路142を通じて、出湯管210、入水管206、バイパス流量制御弁180等の経路が温められるので、滞留水の凍結を防止することができる。
ステップS255では、ステップS235での判定に用いられるタイマ値がクリアされる。これにより、厳寒期に給湯が長期間停止されても、一定時間毎に凍結予防運転を実行することができる。また、当該タイマ値については、図8で説明した給湯プレヒート運転、または、通常の給湯(給湯運転または同時運転)の実行に応じてクリアすることによって、実際に給湯用熱交換器140に熱媒体が通流されていない時間長に応じて凍結予防運転を起動することが可能となる。
このように実施の形態2に従う暖房給湯装置によれば、給湯がオフされる暖房運転中においても、熱媒体の一部を給湯用熱交換器140の一次側経路141に通流するように分配弁150を制御することによって、給湯プレヒート運転および凍結予防運転を実行することができる。なお、実施の形態2に従う暖房給湯装置100では、給湯プレヒート運転(図8)および凍結予防運転(図9)の一方のみを適用することも可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 暖房給湯装置、101 出力端、102 入力端、105 缶体、106 排気管、110 コントローラ、112 メモリ、115 インターフェイス、116 時計部、117 電源回路、120 燃焼バーナ、121 流量制御バルブ、125 吸い込み式ファン、130 熱交換器、131 一次熱交換器、132 二次熱交換器、140 給湯用熱交換器、141 一次側経路、142 二次側経路、150 分配弁、160 循環ポンプ、170 流量調整弁、180 バイパス流量制御弁、190 圧力逃がし弁、195 水封トラップ、201〜205 配管、206 入水管、207 接続点、209 バイパス管、210 出湯管、214 合流点、251〜255 温度センサ、260 流量センサ、300 暖房端末、350 給湯栓、400 リモコン、410 表示部、420 操作部、500,510 特性線、Q1 流量検出値、T0〜T2 基準温度(高温水温度)、Th 高温水温度、Thm 出力温度、To 出湯温度、Tsv 出湯目標温度、Tw 低温水温度、Tz 下限温度(高温水温度)、dx 変化量、x ステップ数(分配弁) η バイパス比率、ηx 分配率(熱媒体)。

Claims (7)

  1. 熱媒体を加熱する加熱機構と、
    前記加熱機構によって加熱された前記熱媒体を暖房端末との間で循環するための暖房循環経路と、
    熱交換のための一次側経路および二次側経路を有する給湯用熱交換器と、
    前記暖房循環経路から分岐されて、前記熱媒体が前記暖房端末を経由せずに前記給湯用熱交換器の前記一次側経路を通流した後再び前記暖房循環経路に合流するように構成された給湯用経路と、
    前記加熱機構で加熱された前記熱媒体の全流量に対する前記給湯用経路へ供給される熱媒体の流量の比率である分配率を制御するための分配制御機構と、
    前記二次側経路の入力側と接続された入水管と、
    前記二次側経路の出力側と接続された出湯管と、
    前記入水管に導入された低温水を前記二次側経路を経由せずに前記出湯管へ導くバイパス経路と、
    前記入水管に導入された低温水の全流量に対する前記バイパス経路に導入される低温水の流量の比率であるバイパス比率を制御するためのバイパス制御機構と、
    前記出湯管において前記バイパス経路との接続点よりも下流側に接続された給湯口と、
    前記入水管に導入された低温水の温度を検出する第1の温度検出器と、
    前記出湯管において前記接続点よりも上流側に配置されて、前記二次側経路によって加熱された高温水の温度を検出する第2の温度検出器と、
    前記出湯管において前記接続点よりも下流側に配置されて、前記給湯口からの出湯温度を検出する第3の温度検出器と、
    前記第1から第3の温度検出器による検出値に基づいて、前記出湯温度を出湯目標温度に制御するために前記バイパス制御機構による前記バイパス比率を調整する制御部とを備え、
    前記制御部は、暖房および給湯の同時運転時に、前記バイパス比率が低いときには前記バイパス比率が高いときと比較して前記分配率が高くなるように、前記分配制御機構を制御し、
    前記制御部は、前記バイパス比率が所定の基準値である下で、前記第1の温度検出器によって検出された前記低温水の温度において前記出湯温度が前記出湯目標温度となるときの前記高温水の基準温度を算出するとともに、前記第2の温度検出器による前記高温水の検出温度が前記基準温度よりも低い場合に前記分配率を上昇させる、暖房給湯装置。
  2. 前記制御部は、制御周期毎に前記高温水の前記検出温度および前記基準温度の比較に基づいて、前記分配率の変化量を設定し、
    前記分配率は、前記変化量の積算値に従って制御され、
    前記変化量は、前記分配率を上昇させる量および前記分配率を低下させる量の両方を含む、請求項記載の暖房給湯装置。
  3. 前記制御部は、前記制御周期毎に前記分配率の前記変化量を、前記分配率を維持する量、前記分配率を上昇させる量、または、前記分配率を低下させる量に設定する、請求項記載の暖房給湯装置。
  4. 前記制御部は、前記バイパス比率が所定の下限値である下で、前記第1の温度検出器によって検出された前記低温水の温度において前記出湯温度が前記出湯目標温度となるときの前記高温水の下限温度を算出するとともに、前記第2の温度検出器による前記高温水の検出温度が前記下限温度よりも低い場合には、前記熱媒体の全量が前記給湯用経路に分配されるように前記分配率を制御する、請求項1〜のいずれか1項に記載の暖房給湯装置。
  5. 熱媒体を加熱する加熱機構と、
    前記加熱機構によって加熱された前記熱媒体を暖房端末との間で循環するための暖房循環経路と、
    熱交換のための一次側経路および二次側経路を有する給湯用熱交換器と、
    前記暖房循環経路から分岐されて、前記熱媒体が前記暖房端末を経由せずに前記給湯用熱交換器の前記一次側経路を通流した後再び前記暖房循環経路に合流するように構成された給湯用経路と、
    前記加熱機構で加熱された前記熱媒体の全流量に対する前記給湯用経路へ供給される熱媒体の流量の比率である分配率を制御するための分配制御機構と、
    前記二次側経路の入力側と接続された入水管と、
    前記二次側経路の出力側と接続された出湯管と、
    前記入水管に導入された低温水を前記二次側経路を経由せずに前記出湯管へ導くバイパス経路と、
    前記入水管に導入された低温水の全流量に対する前記バイパス経路に導入される低温水の流量の比率であるバイパス比率を制御するためのバイパス制御機構と、
    前記出湯管において前記バイパス経路との接続点よりも下流側に接続された給湯口と、
    前記入水管に導入された低温水の温度を検出する第1の温度検出器と、
    前記出湯管において前記接続点よりも上流側に配置されて、前記二次側経路によって加熱された高温水の温度を検出する第2の温度検出器と、
    前記出湯管において前記接続点よりも下流側に配置されて、前記給湯口からの出湯温度を検出する第3の温度検出器と、
    前記第1から第3の温度検出器による検出値に基づいて、前記出湯温度を出湯目標温度に制御するために前記バイパス制御機構による前記バイパス比率を調整する制御部とを備え、
    前記制御部は、暖房および給湯の同時運転時に、前記バイパス比率が低いときには前記バイパス比率が高いときと比較して前記分配率が高くなるように、前記分配制御機構を制御し、
    前記制御部は、前記バイパス比率が所定の下限値である下で、前記第1の温度検出器によって検出された前記低温水の温度において前記出湯温度が前記出湯目標温度となるときの前記高温水の下限温度を算出するとともに、前記第2の温度検出器による前記高温水の検出温度が前記下限温度よりも低い場合には、前記熱媒体の全量が前記給湯用経路に分配されるように前記分配率を制御する、暖房給湯装置。
  6. 給湯が停止された暖房運転中において前記入水管に前記低温水の流量が生じていない期間に給湯プレヒート運転が要求されると、前記熱媒体の一部が前記給湯用経路に分配されるように前記分配制御機構による分配率が制御される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の暖房給湯装置。
  7. 給湯が停止された暖房運転中において前記入水管に前記低温水の流量が生じていない期間に凍結予防運転が要求されると、前記熱媒体の一部が前記給湯用経路に分配されるように前記分配制御機構による分配率が制御される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の暖房給湯装置。
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