JP6939028B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来、定着装置を備える画像形成装置が知られている。例えば、画像形成装置は、定着枚数が所定枚数に達したときに、単位時間当たりの処理枚数を少なくして、定着装置における用紙が通過しない部分(非通紙部)が過度に昇温することを防止する(下記特許文献1参照。)。
特開平6−186875号公報
上記した特許文献1に記載の画像形成装置では、非通紙部の温度が過度に昇温していない場合であっても、定着枚数が所定枚数に達した場合には、定着の速度が遅くなる。
そこで、本開示の目的は、加熱部材を保護しつつ、単位時間当たりの処理枚数の向上を図ることができる画像形成装置を提供することにある。
本発明の画像形成装置は、ローラと、加熱部材と、温度センサと、制御部とを備える。ローラは、所定のタイミングで用紙を搬送する。加熱部材は、ローラによって搬送された用紙を加熱する。加熱部材は、用紙の搬送方向と直交する幅方向に延びる。温度センサは、幅方向における加熱部材の端部の温度に応じた信号を出力する。制御部は、ローラの動作を制御する。制御部は、画像形成装置が第1用紙に画像を形成した後に連続的に第2用紙に画像を形成する連続印刷を実行する場合に、第1モードおよび第2モードを選択的に実行可能である。制御部が第1モードを実行する場合、ローラは、第1用紙を搬送した後、第1間隔を空けて、第2用紙を搬送する。制御部が第2モードを実行する場合、ローラは、第1用紙を搬送した後、第1間隔よりも長い第2間隔を空けて、第2用紙を搬送する。
制御部は、画像形成装置が第1モードで連続印刷を開始した後、第1時間が経過し、かつ、温度センサからの信号に基づいて、加熱部材の端部の温度が第1温度よりも高くなったと判断した場合に、第2モードを実行する。
このような構成によれば、制御部は、画像形成装置が第1モードで連続印刷を開始した後、第1時間が経過している場合であっても、温度センサからの信号に基づいて、加熱部材の端部の温度が第1温度よりも低い場合、第1モードを実行し続けることができる。
そのため、加熱部材の端部の温度にかかわらず第1時間が経過した場合に第2モードを実行する場合と比べて、長い時間、第1モードを実行することができる。
その結果、加熱部材の端部の温度を低減させる必要がない場合に単位時間当たりの処理枚数を少なくすることを防止して、単位時間当たりの処理枚数の向上を図ることができる。
また、画像形成装置が第1モードで連続印刷を開始した後、第1時間が経過し、かつ、加熱部材の端部の温度が第1温度よりも高くなった場合には、第2モードを実行して、加熱部材の端部の温度を低下させることができる。
その結果、加熱部材の端部が過度に熱せられることを防止して、加熱部材を保護することができる。
本発明によれば、加熱部材を保護しつつ、単位時間当たりの処理枚数の向上を図ることができる。
図1は、本発明の画像形成装置の概略構成図である。 図2は、図1に示す画像形成装置の制御部について説明する説明図である。 図3は、第1モードおよび第2モードを説明するための説明図である。 図4は、第1実施形態における画像形成装置の制御を示すフロー図であって、小サイズの用紙に印刷する場合を示す。 図5は、図4に続き、小サイズの用紙に印刷する場合の画像形成装置の制御を示すフロー図である。 図6は、図4および図5とともに第1実施形態における画像形成装置の制御を示すフロー図であって、大サイズの用紙に印刷する場合を示す。 図7は、第2実施形態における画像形成装置の制御を示すフロー図であって、大サイズの用紙に印刷する場合を示す。 図8は、第3実施形態における画像形成装置の制御を示すフロー図であって、小サイズの用紙に印刷する場合を示す。 図9は、図8に続き、小サイズの用紙に印刷する場合の画像形成装置の制御を示すフロー図である。 図10は、図8および図9とともに第3実施形態における画像形成装置の制御を示すフロー図であって、大サイズの用紙に印刷する場合を示す。
1.画像形成装置の概略
画像形成装置1の概略について説明する。
図1に示すように、画像形成装置1は、給紙トレイ2と、ローラの一例としてのピックアップローラ3と、レジストレーションローラ4と、プロセスカートリッジ5と、レーザースキャンユニット6と、転写ローラ7と、定着器8と、排紙トレイ9とを備える。
1.1 給紙トレイ
給紙トレイ2は、用紙を収容する。詳しくは、給紙トレイ2は、画像形成装置1の特定の仕様において定められたサイズの用紙を収容する。
1.2 ピックアップローラ
ピックアップローラ3は、所定のタイミングで用紙を搬送する。詳しくは、ピックアップローラ3は、給紙トレイ2内の用紙を、後述する感光ドラム12に向かって、所定のタイミングで搬送する。ピックアップローラ3は、給紙トレイ2の上方に位置する。
1.3 レジストレーションローラ
レジストレーションローラ4は、ピックアップローラ3から感光ドラム12に向かって搬送される用紙を、一旦止めて、その後、所定のタイミングで、感光ドラム12に向かって搬送する。レジストレーションローラ4は、用紙の搬送方向において、ピックアップローラ3と感光ドラム12との間に位置する。
1.4 プロセスカートリッジ
プロセスカートリッジ5は、画像形成装置1に対して着脱可能である。プロセスカートリッジ5は、ドラムカートリッジ10と、現像カートリッジ11とを備える。
ドラムカートリッジ10は、感光ドラム12と、帯電器13とを備える。
感光ドラム12は、用紙の搬送方向と直交する幅方向に延びる。感光ドラム12は、幅方向に延びる軸線について回転可能である。感光ドラム12の表面には、トナー像が、形成される。
帯電器13は、感光ドラム12の表面を帯電させる。
現像カートリッジ11は、感光ドラム12の表面にトナーを供給する。現像カートリッジ11は、トナーを収容する。現像カートリッジ11は、現像ローラ14を備える。
現像ローラ14は、現像カートリッジ11内のトナーを感光ドラム12の表面に供給する。現像ローラ14は、感光ドラム12の回転方向において、帯電器13に対して下流側に、間隔を空けて位置する。現像ローラ14は、感光ドラム12と接触する。
1.5 レーザースキャンユニット
レーザースキャンユニット6は、感光ドラム12の表面を露光する。詳しくは、レーザースキャンユニット6は、感光ドラム12の回転方向において、帯電器13に対して下流側、かつ、現像ローラ14に対して上流側における感光ドラム12の表面を露光する。
1.6 転写ローラ
転写ローラ7は、用紙が感光ドラム12と転写ローラ7との間を通過するときに、感光ドラム12の表面のトナー像を、用紙に転写する。転写ローラ7は、感光ドラム12の回転方向において、現像ローラ14に対して下流側、かつ、帯電器13に対して上流側に位置する。転写ローラ7は、感光ドラム12と接触する。
1.7 定着器
定着器8は、用紙に転写されたトナー像を、その用紙に定着させる。定着器8は、用紙の搬送方向において、転写ローラ7に対して下流側に間隔を隔てて位置する。定着器8は、加熱部材の一例としての加熱ローラ15と、ハロゲンヒータ16と、加圧ローラ17とを備える。
加熱ローラ15は、ピックアップローラ3によって搬送された用紙を加熱する。詳しくは、加熱ローラ15は、トナー像が転写された用紙が加熱ローラ15と加圧ローラ17との間を通過するときに、その用紙を加熱する。加熱ローラ15は、幅方向に延びる。
ハロゲンヒータ16は、加熱ローラ15を加熱する。ハロゲンヒータ16は、加熱ローラ15の内部に位置する。ハロゲンヒータ16は、幅方向に延びる。
加圧ローラ17は、トナー像が転写された用紙が加熱ローラ15と加圧ローラ17との間を通過するときに、その用紙を加圧する。加圧ローラ17は、加熱ローラ15と接触する。
1.8 排紙トレイ
排紙トレイ9には、定着器8を通過した用紙が載る。排紙トレイ9は、用紙の搬送方向において、定着器8の下流側に位置する。
2.画像形成装置の詳細
以下、画像形成装置の詳細について説明する。
第1実施形態では、図2に示すように、画像形成装置1は、温度センサの一例としてのサイド温度センサ21と、制御部24とを備える。サイド温度センサ21は、幅方向における加熱ローラ15の端部15Aの温度を測定するためのセンサである。
また、制御部24は、図3に示すように、画像形成装置1が複数の用紙Pに連続的に画像を形成する連続印刷を実行する場合に、第1モード、および、第2モードを選択的に実行可能である。言い換えると、制御部24は、画像形成装置1が第1用紙P1に画像を形成した後に連続的に第2用紙P2に画像を形成する連続印刷を実行する場合に、第1モード、および、第2モードを選択的に実行可能である。第1モードが実行された場合、ピックアップローラ3は、第1用紙P1を搬送した後、第1間隔D1を空けて、第2用紙P2を搬送する。第2モードが実行された場合、ピックアップローラ3は、第1用紙P1を搬送した後、第1間隔D1よりも長い第2間隔D2を空けて、第2用紙P2を搬送する。つまり、第2モードにおける単位時間当たりの処理枚数(page per minute)は、第1モードにおける単位時間当たりの処理枚数よりも少ない。
ここで、連続印刷を実行するか否かは、制御部24によって判断される。例えば、制御部24は、複数の用紙Pに対して印刷されるデータからなる1つのジョブを印刷する場合に、1つの連続印刷として処理すると判断してもよい。また、制御部24は、複数のジョブをまとめて印刷する場合に、1つの連続印刷として処理すると判断してもよい。
また、第1間隔および第2間隔は、制御部24が1つの連続印刷として処理すると判断した印刷動作において、先行する第1用紙P1と、第1用紙P1の次に搬送される第2用紙P2との間隔である。第1間隔および第2間隔は、制御部24によって、時間的な間隔として制御されてもよい。具体的には、制御部24は、ピックアップローラ3を制御して、第1用紙P1がピックアップローラ3で給送された後、所定の時間が経過した後に、第2用紙P2をピックアップローラ3で給送してもよい。また、第1間隔および第2間隔は、制御部24によって、距離的な間隔として制御されてもよい。具体的には、制御部24は、ピックアップローラ3を制御して、第1用紙P1がピックアップローラ3で給送された後、第1用紙P1が所定の位置を通過した後に、第2用紙P2をピックアップローラ3で給送してもよい。より具体的には、制御部24は、ピックアップローラ3を制御して、第1用紙P1がピックアップローラ3で給送された後、第1用紙P1の後端が長さセンサ23を通過したことを検出してから所定の時間が経過した後に、第2用紙P2をピックアップローラ3で給送してもよい。
なお、画像形成装置1が連続印刷を実行している途中に、制御部24が印刷を中断した場合、制御部24は、印刷を再開するときに、再度、連続印刷を実行するか否か判断する。制御部24が印刷を中断する場合としては、例えば、用紙詰まりを解消する作業、用紙の補給作業、現像カートリッジなどの消耗品の交換作業などが挙げられる。ここで、印刷が中断することにより生じた間隔は、第1間隔および第2間隔のいずれにも該当しない。
そして、第1実施形態では、図4に示すように、制御部24は、画像形成装置1が第1モード(図3参照)で連続印刷を開始した後、第1時間t1が経過し、かつ、サイド温度センサ21からの信号に基づいて、端部温度Tsが第1温度T1よりも高くなったと判断した場合(S5:YES、S6:YES)に、第2モード(図3参照)を実行する(S10)。
以下、第1実施形態について詳細に説明する。
2.1 サイド温度センサ、センター温度センサおよび長さセンサ
図2に示すように、画像形成装置1は、上記したサイド温度センサ21と、センター温度センサ22と、長さセンサ23とを備える。
サイド温度センサ21は、幅方向における加熱ローラ15の端部15Aの温度に応じた信号を出力する。ここで、加熱ローラ15の端部15Aとは、幅方向において、ハロゲンヒータ16の発熱領域の内側、かつ、後述する小サイズの用紙が通過する領域A1の外側に位置する部分と定義される。サイド温度センサ21は、加熱ローラ15の表面に接触する接触タイプの温度センサであってもよく、加熱ローラ15の表面に対して所定の間隔を隔てる非接触タイプの温度センサであってもよい。好ましくは、サイド温度センサ21は、接触タイプの温度センサである。この場合、サイド温度センサ21は、用紙に接触しないように、幅方向において、領域A1の外側、かつ、小サイズの用紙が通過せず、後述する大サイズの用紙が通過する領域A2の外側に位置する。サイド温度センサ21は、制御部24に電気的に接続される。これにより、サイド温度センサ21が出力した信号は、制御部24に伝わる。
センター温度センサ22は、幅方向における加熱ローラ15の中央の温度を測定するためのセンサである。センター温度センサ22は、幅方向における加熱ローラ15の中央15Bの温度に応じた信号を出力する。ここで、加熱ローラ15の中央15Bとは、幅方向において、領域A1の内側に位置する部分と定義される。センター温度センサ22は、加熱ローラ15の表面に接触する接触タイプの温度センサであってもよく、加熱ローラ15の表面に対して所定の間隔を隔てる非接触タイプの温度センサであってもよい。好ましくは、センター温度センサ22は、非接触タイプの温度センサである。センター温度センサ22が非接触タイプの温度センサであることにより、センター温度センサ22が用紙に接触することを防止できる。センター温度センサ22は、制御部24に電気的に接続される。これにより、センター温度センサ22が出力した信号は、制御部24に伝わる。
長さセンサ23は、搬送方向における用紙の長さを測定するためのセンサである。以下、搬送方向における用紙の長さを、用紙長さLと記載する。長さセンサ23は、具体的には、用紙が領域A2を通過するときに、用紙と接触する。長さセンサ23は、用紙と接触した状態で、ON信号を出力する。また、長さセンサ23は、用紙との接触が解除された状態で、ON信号の出力を停止する。つまり、長さセンサ23は、用紙が通過するときに、用紙長さLに応じた時間、ON信号を出力する。長さセンサ23は、制御部24に電気的に接続される。これにより、長さセンサ23が出力したON信号は、制御部24に伝わる。制御部24は、ON信号が出力されている時間から、用紙長さLを判断する。
なお、画像形成装置1は、幅方向における用紙の幅を測定するためのセンサを備えない。すなわち、制御部24は、幅方向における用紙の幅を判断できない。そのため、制御部24は、用紙が領域A2を通過しているか否か、判断できない。
2.2 制御部
制御部24は、例えば、特定用途向け集積回路(ASIC)を有する制御回路基板を備える。制御部24は、メモリに格納されたプログラムに従って、画像形成装置1の動作を制御する。具体的には、制御部24は、ピックアップローラ3の動作を制御する。詳しくは、制御部24は、上記した第1モードを実行する場合には、第1間隔D1(図3参照)に相当する時間毎に、ピックアップローラ3を駆動させる。また、制御部24は、上記した第2モードを実行する場合には、第2間隔D2(図3参照)に相当する時間毎に、ピックアップローラ3を駆動させる。また、制御部24は、レジストレーションローラ4の動作を制御する。詳しくは、制御部24は、画像形成装置1が連続印刷を実行しているときに、ピックアップローラ3を駆動させた後、所定の時間が経過した後に、レジストレーションローラ4を駆動させる。なお、ピックアップローラ3を駆動させた後、レジストレーションローラ4を駆動させるまでに、長さセンサ23がON信号を出力しない場合、制御部24は、印刷を中断する。
2.3 定着器の詳細
定着器8は、1つのハロゲンヒータ16を備える。
ハロゲンヒータ16は、発熱するときに、幅方向において、温度分布を有する。具体的には、ハロゲンヒータ16は、発熱するときに、幅方向において、発熱可能な領域の端部に、温度のピークを有する。
そして、制御部24は、センター温度センサ22からの信号に基づいて、ハロゲンヒータ16の発熱を制御する。詳しくは、制御部24は、センター温度センサ22からの信号に基づいて、加熱ローラ15の中央15Bの温度が所定の目標温度よりも低ければ低いほど、ハロゲンヒータ16の単位時間当たりの出力を増大させる。また、制御部24は、センター温度センサ22からの信号に基づいて、加熱ローラ15の中央15Bの温度が所定の目標温度よりも高ければ高いほど、ハロゲンヒータ16の単位時間当たりの出力を減少させる。
目標温度は、トナーが用紙に確実に定着できるように、トナーの融点よりも60℃以上高い温度に設定されており、具体的には、170℃である。
画像形成装置1が連続印刷を実行する場合に、第1用紙P1(図3参照)と第2用紙P2(図3参照)との間隔が小さければ小さいほど、用紙と加熱ローラ15とが接触する時間が増大する。この場合、加熱ローラ15の熱が用紙に奪われ、加熱ローラ15の温度が、低下する。これにより、制御部24は、画像形成装置1が連続印刷を実行する場合に、第1用紙P1と第2用紙P2との間隔が小さければ小さいほど、ハロゲンヒータ16の単位時間当たりの出力を増大させる。
また、画像形成装置1が連続印刷を実行する場合に、第1用紙P1と第2用紙P2との間隔が大きければ大きいほど、用紙と加熱ローラ15とが接触する時間が減少する。そのため、加熱ローラ15の熱が用紙に奪われず、加熱ローラ15の温度が低下しない。そのため、制御部24は、画像形成装置1が連続印刷を実行する場合に、第1用紙P1と第2用紙P2との間隔が大きければ大きいほど、ハロゲンヒータ16の単位時間当たりの出力を減少させる。
2.4 画像形成装置の動作制御
以下、制御部24による画像形成装置1の動作制御について説明する。
制御部24は、連続印刷を実行するとき、第1モード(図3参照)を実行する。これにより、画像形成装置1は、第1モードで連続印刷を開始する。
次いで、制御部24は、図4に示すように、用紙のサイズについて、判断する(S1、S2)。
詳しくは、制御部24は、長さセンサ23(図2参照)からのON信号に基づいて、用紙長さLを取得する(S1)。
次いで、制御部24は、用紙長さLが、所定の長さL1よりも長いか判断する(S2)。制御部24は、用紙長さLが、所定の長さL1未満であると判断した場合(S2:NO)、図4および図5に示すフローチャートに従って、画像形成装置1の動作を制御する。なお、以下の説明において、用紙長さLが所定の長さL1未満である用紙を、小サイズの用紙と記載する。小サイズの用紙は、領域A1(図2参照)を通過し、領域A2(図2参照)を通過しない。また、制御部24は、用紙長さLが、所定の長さL1よりも長いと判断した場合(S2:YES)、図6に示すフローチャートに従って、画像形成装置1の動作を制御する。なお、以下の説明において、用紙長さLが所定の長さL1よりも長い用紙を、大サイズの用紙と記載する。大サイズの用紙は、領域A1および領域A2を通過する。
なお、上記したように、制御部24は、用紙の幅を判断するためのセンサを備えない。このため、画像形成装置1の製造コストの低減を図ることができる。
2.4.1 小サイズの用紙に印刷する場合
図4に示すように、制御部24は、用紙長さLが所定の長さL1未満であると判断した場合(S2:NO)、画像形成装置1が第1モードで連続印刷を開始した後、第1時間t1が経過し(S6:YES)、かつ、サイド温度センサ21からの信号に基づいて、加熱ローラ15の端部15Aの温度が第1温度T1よりも高くなったと判断した場合(S5:YES)に、第2モードを実行する(S9)。以下、加熱ローラ15の端部15Aの温度を、端部温度Tsと記載する。
詳しくは、制御部24は、用紙長さLが所定の長さL1未満であると判断した場合(S2:NO)、経過時間tのカウントを開始し(S3)、端部温度Tsを取得する(S4)。
次いで、制御部24は、端部温度Tsが第1温度T1よりも高いか判断する(S5)。
第1温度T1は、加熱ローラ15の端部15Aが過度に熱されることを防止するという観点から設定され、具体的には、190℃である。
また、制御部24は、端部温度Tsが第1温度T1よりも高くなったと判断した場合(S5:YES)、さらに、経過時間tが第1時間t1を上回ったか判断する(S6)。
第1時間t1は、安全の範囲内で単位時間当たりの処理枚数を保証するという観点から設定され、具体的には、60秒である。第1時間t1は、30面の印刷を完了できる時間に相当する。
そして、制御部24は、経過時間tが第1時間t1を上回ったと判断した場合(S6:YES)、経過時間tをリセットし(S7)、印刷を継続する場合(S8:YES)に、第2モードを実行する(S9)。
ここで、上記した制御について、具体的な用紙のサイズを例に挙げて説明する。以下の説明において、所定の長さL1は、A4判の用紙の長辺の長さである。また、領域A1(図2参照)の幅は、A5判の用紙の短辺の長さと同じである。また、領域A1と領域A2(図2参照)とを合わせた幅は、A4判の用紙の短辺の長さと同じである。
A5判の用紙が給紙トレイ2(図1参照)に収容されており、用紙の短辺が幅方向に沿っている場合、用紙は、領域A1を通過し、領域A2を通過しない。
この場合、加熱ローラ15の中央15Bの温度が用紙との接触によって低下する一方、加熱ローラ15の端部15Aの温度は、用紙と接触しないため、低下しにくい。
そして、制御部24は、加熱ローラ15の端部15Aが低下しにくいにもかかわらず、上記したように、センター温度センサ22(図2参照)からの信号に基づいて、加熱ローラ15の中央15Bの温度を目標温度に近づけるように、ハロゲンヒータ16の出力を増大させる。これにより、加熱ローラ15の端部15Aの温度は、短い時間で、第1温度T1よりも高くなる。
そして、制御部24は、端部温度Tsが第1温度T1よりも高くなったと判断し(S5:YES)、さらに、経過時間tが第1時間t1を上回ったと判断した場合(S6:YES)には、経過時間tをリセットし(S7)、印刷を継続する場合(S8:YES)に、第2モードを実行する(S9)。
一方、A5判の用紙が給紙トレイ2(図1参照)に収容されており、用紙の長辺が幅方向に沿っている場合、用紙は、領域A1および領域A2を通過する。
この場合、端部温度Tsは、加熱ローラ15の中央15Bの温度と同様に、用紙との接触によって低下する。
そのため、制御部24が上記したようにハロゲンヒータ16の出力を増大させても、端部温度Tsは、上昇しにくい。
その結果、A5判の用紙の長辺が幅方向に沿う場合には、A5判の用紙の短辺が幅方向に沿う場合と比べて、端部温度Tsが第1温度T1よりも高くなるまでの時間が、長くなる。つまり、制御部24は、A5判の用紙の長辺が幅方向に沿う場合には、A5判の用紙の短辺が幅方向に沿う場合と比べて、長い時間、第1モードを実行できる。
なお、上記した制御において、制御部24は、印刷を継続しない場合(S8:NO)、連続印刷を終了する。
また、制御部24は、端部温度Tsが第1温度T1よりも低いと判断した場合(S5:NO)、または、経過時間tが第1時間t1を下回っていると判断した場合(S6:NO)、長さセンサ23のON信号に基づいて、次の用紙の有無を判断する(S10)。
制御部24は、長さセンサ23からON信号が出力されており、次の用紙が有ると判断した場合(S10:YES)には、その用紙の用紙長さLを取得する(S1)。これにより、次の用紙が大サイズの用紙である場合(S1:YES)には、第1モードを実行している状態で、大サイズの用紙に印刷する制御(図6参照)に移ることができる。
また、制御部24は、長さセンサ23が次の用紙を検出していない場合(S10:NO)、端部温度Tsを取得する(S4)。
また、図5に示すように、制御部24は、第2モードを実行(S9)した後、サイド温度センサ21からの信号に基づいて、端部温度Tsが第3温度T3よりも低くなったと判断した場合(S12:YES)、印刷を継続する場合(S13:YES)に、第1モードを実行する(S14)。これにより、制御部24は、第2モードを実行した後に、第1モードに復帰できる。
第3温度T3は、第1温度T1よりも低い温度である。詳しくは、第3温度T3は、第1温度T1よりも、10℃以上低い温度である。具体的には、第3温度T3は、160℃である。第3温度T3が第1温度T1よりも低いことにより、第2モードに移行した後、すぐに第1モードに復帰することを防止できる。
なお、制御部24は、端部温度Tsが第3温度T3よりも高いと判断した場合(S12:NO)、端部温度Tsを取得する(S11)。また、制御部24は、印刷を継続しない場合(S13:NO)、連続印刷を終了する。また、第1モードを実行(S14)した後、端部温度Tsを取得する(S4、図4参照)。
2.4.2 大サイズの用紙に印刷する場合
図6に示すように、制御部24は、用紙長さLが所定の長さL1以上であると判断した場合(S2:YES、図4参照)、サイド温度センサ21からの信号に基づいて、端部温度Tsが第2温度T2よりも高くなったと判断した場合に(S22:YES)、第2モードを実行する(S24)。
詳しくは、制御部24は、用紙長さLが所定の長さL1以上であると判断した場合(S2:YES、図4参照)、端部温度Tsを取得する(S21)。
次いで、制御部24は、端部温度Tsが第2温度T2よりも高いか判断する(S22)。
第2温度T2は、第1温度T1と同様に、加熱ローラ15の端部15Aが過度に熱されることを防止するという観点から設定される。ここで、第2温度T2は、第1温度T1よりも高い。具体的には、第2温度T2は、210℃である。大サイズの用紙に印刷する場合、用紙は領域A2(図2参照)を通過するため、上記したように、端部温度Tsが上昇しにくい。そこで、大サイズの用紙に印刷する場合には、第2モードを実行するための端部温度Tsの条件を、小サイズの用紙に印刷する場合と比べて高くしている。言い換えると、大サイズの用紙に印刷する場合には、第1モードを維持するための端部温度Tsの条件を、小サイズの用紙に印刷する場合と比べて緩和している。これにより、制御部24は、小サイズの用紙に印刷する場合と比べて、長い時間、第1モードを実行できる。
そして、制御部24は、端部温度Tsが第2温度T2を上回ったと判断した場合(S22:YES)、印刷を継続する場合(S23:YES)に、第2モードを実行する(S24)。
なお、制御部24は、印刷を継続しない場合(S23:NO)、連続印刷を終了する。
また、制御部24は、端部温度Tsが第2温度T2よりも低いと判断した場合(S22:NO)、長さセンサ23のON信号に基づいて、次の用紙の有無を判断する(S25)。
制御部24は、長さセンサ23からON信号が出力されており、次の用紙が有ると判断した場合(S25:YES)には、その用紙の用紙長さLを取得する(S1、図4参照)。これにより、次の用紙が小サイズの用紙である場合(S1:NO)には、第1モードを実行している状態で、小サイズの用紙に印刷する制御(図4および図5参照)に移ることができる。
また、制御部24は、長さセンサ23が次の用紙を検出していない場合(S25:NO)、端部温度Tsを取得する(S21)。
また、制御部24は、第2モードを実行(S9)した後、サイド温度センサ21からの信号に基づいて、端部温度Tsが第4温度T4よりも低くなったと判断した場合(S27:YES)、印刷を継続する場合(S28:YES)に、第1モードを実行する(S29)。これにより、第1モードに復帰できる。
第4温度T4は、第2温度T2よりも低い温度である。詳しくは、第4温度T4は、第2温度T2よりも、10℃以上低い温度である。具体的には、第4温度T4は、160℃である。第4温度T4が第2温度T2よりも低いことにより、第2モードに移行した後、すぐに第1モードに復帰することを防止できる。
なお、制御部24は、端部温度Tsが第4温度T4よりも高いと判断した場合(S27:NO)、端部温度Tsを取得する(S26)。また、制御部24は、印刷を継続しない場合(S28:NO)、連続印刷を終了する。また、第1モードを実行(S29)した後、端部温度Tsを取得する(S21)。
3.作用効果
画像形成装置1によれば、図4に示すように、制御部24は、画像形成装置1が第1モード(図3参照)で連続印刷を開始した後、第1時間t1が経過している場合(図6:YES)であっても、サイド温度センサ21(図2参照)からの信号に基づいて、加熱ローラ15の端部15Aの温度(端部温度Ts)が第1温度T1よりも低い場合(S5:NO)、第1モードを実行し続けることができる。
そのため、端部温度Tsにかかわらず第1時間t1が経過した場合に第2モードを実行する場合と比べて、長い時間、第1モードを実行することができる。
その結果、端部温度Tsを低下させる必要がない場合に単位時間当たりの処理枚数を少なくすることを防止して、単位時間当たりの処理枚数の向上を図ることができる。
また、画像形成装置1が第1モードで連続印刷を開始した後、第1時間t1が経過し(S6:YES)、かつ、端部温度Tsが第1温度T1よりも高くなった場合(S5:YES)には、第2モードを実行して(S9)、端部温度Tsの低下させることができる。
その結果、加熱ローラ15の端部15Aが過度に熱せられることを防止して、加熱ローラ15を保護することができる。
4.第2実施形態
以下、図7に示すように、第2実施形態について説明する。なお、第2実施形態において、上記した第1実施形態と同様の部材および処理には、同様の符号を付し、その説明を省略する。
第2実施形態では、制御部24は、用紙のサイズの判断、および、小サイズの用紙に対する印刷において、第1実施形態と同じ制御を実行する(図4および図5参照)。
第2実施形態では、制御部24は、図7に示すように、大サイズの用紙に対する印刷において、第1実施形態の端部温度Tsが第2温度T2よりも高いか判断する処理(S22、図6参照)に代えて、端部温度Tsが第1温度T1よりも高いか判断し(S31)、その後、端部温度Tsが第1温度T1よりも高い場合(S31:YES)、所定の第2時間t2が経過したか、判断する(S33)。
すなわち、制御部24は、用紙長さLが所定の長さL1以上であると判断した場合(S2:YES、図4参照)、サイド温度センサ21からの信号に基づいて、端部温度Tsが第1温度T1に達したと判断した(S31:YES)後、所定の第2時間t2が経過したと判断した(S33:YES)場合に、第2モードを実行する(S24)。
詳しくは、制御部24は、用紙長さLが所定の長さL1以上であると判断した場合(S2:YES、図4参照)、端部温度Tsを取得する(S21)。
次いで、制御部24は、端部温度Tsが第1温度T1よりも高いか判断する(S31)。つまり、制御部24は、端部温度Tsが過度に上昇しているか否かの基準として、小サイズの用紙に印刷する場合と同じ第1温度T1を適用する。
ここで、第1実施形態でも記載したように、大サイズの用紙に印刷する場合、用紙は領域A2(図2参照)を通過するため、端部温度Tsが上昇しにくい。そのため、大サイズの用紙に印刷する場合には、第1モードを維持するための条件を、小サイズの用紙に印刷する場合と比べて緩和することが好ましい。
この点、第2実施形態では、制御部24は、端部温度Tsが第1温度T1よりも高いか判断し(S31)、端部温度Tsが第1温度T1よりも高い場合(S31:YES)、経過時間tのカウントを開始して(S32)、経過時間tが所定の第2時間t2を超えているか判断する(S33)。その後、制御部24は、経過時間tが所定の第2時間t2を超えている場合(S33:YES)、経過時間tをリセットし(S34)、印刷を継続する場合に(S23:YES)、第2モードを実行する(S24)。
第2時間t2は、大サイズの用紙に印刷する場合において、端部温度Tsが第1温度T1から第2温度T2まで上昇するときにかかる時間である。すなわち、大サイズの用紙に印刷する場合において、端部温度Tsは、第1温度T1に達した後、所定の第2時間t2が経過した場合、第2温度T2になると想定される。
これにより、制御部24は、第1実施形態と同様に、小サイズの用紙に印刷する場合と比べて、長い時間、第1モードを実行できる。
第2実施形態においても、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
5.第3実施形態
以下、図8から図10に示すように、第3実施形態について説明する。なお、第3実施形態において、上記した第1実施形態と同様の部材および処理には、同様の符号を付し、その説明を省略する。
第3実施形態では、第1実施形態における端部温度Tsの代わりに、端部温度Tsと、加熱ローラ15の中央15B(図2参照)の温度との差Dを適用する。以下の説明において、加熱ローラ15の中央15Bの温度を、中央温度Tcと記載する。端部温度Tsは、第1実施形態と同様に、第1温度センサの一例としてのサイド温度センサ21(図2参照)からの信号に基づいて測定される。中央温度Tcは、第2温度センサの一例としてのセンター温度センサ22(図2参照)からの信号に基づいて測定される。
詳しくは、図8に示すように、制御部24は、用紙長さLが所定の長さL1未満であると判断した場合(S2:NO)、画像形成装置1が第1モードで連続印刷を開始した後、第1時間t1が経過し(S6:YES)、かつ、サイド温度センサ21からの信号およびセンター温度センサ22からの信号に基づいて、端部温度Tsと中央温度Tcとの差D(S41)が第1閾値Td1よりも大きくなったと判断した場合(S42:YES)に、第2モードを実行する(S9)。
また、図9に示すように、制御部24は、サイド温度センサ21からの信号およびセンター温度センサ22からの信号に基づいて、端部温度Tsと中央温度Tcとの差D(S43)が第3閾値Td3よりも小さくなったと判断した場合(S44:YES)に、第1モードを実行する(S14)。
第3閾値Td3は、第1閾値Td1よりも小さい。第3閾値Td3は、第1閾値Td1よりも、30℃以上小さい。第3閾値Td3は、第1閾値Td1よりも小さいことにより、第2モードに移行した後、すぐに第1モードに復帰することを防止できる。
また、図10に示すように、制御部24は、用紙長さLが所定の長さL1以上であると判断した場合(S2:YES、図8参照)、サイド温度センサ21からの信号およびセンター温度センサ22からの信号に基づいて、端部温度Tsと中央温度Tcとの差D(S51)が第2閾値Td2よりも大きくなったと判断した場合(S52)に、第2モードを実行する(S24)。
第2閾値Td2は、第1閾値Td1よりも大きい。第2閾値Td2が第1閾値Td1よりも大きいことにより、制御部24は、第1実施形態と同様に、小サイズの用紙に印刷する場合と比べて、長い時間、第1モードを実行できる。
また、制御部24は、第2モードを実行した後、サイド温度センサ21からの信号およびセンター温度センサ22からの信号に基づいて、端部温度Tsと中央温度Tcとの差D(S53)が第4閾値Td4よりも小さくなったと判断した場合(S54)に、第1モードを実行する。
第4閾値Td4は、第2閾値Td2よりも小さい。第4閾値Td4は、第2閾値Td2よりも、30℃以上小さい。第4温度T4が第2温度T2よりも低いことにより、第2モードに移行した後、すぐに第1モードに復帰することを防止できる。
6.変形例
上記した第2実施形態において、第3実施形態と同様に、端部温度Tsの代わりに、端部温度Tsと中央温度Tcとの差Dを適用することもできる。すなわち、図7のS21の処理の代わりに、図8のS41を適用し、図7のS31の処理の代わりに、図8のS42の処理を適用することができる。これにより、制御部24は、用紙長さLが所定の長さL1以上であると判断した場合(S2:YES、図4参照)、サイド温度センサ21からの信号およびセンター温度センサ22からの信号に基づいて、端部温度Tsと中央温度Tcとの差D(S41、図8参照)が第1閾値Td1に達したと判断した(S42、図8参照)後、第2時間t2が経過したと判断した場合(S33、図7参照)に、第2モードを実行する(S24、図7参照)ことができる。
また、上記した各実施形態において、ローラの一例としては、レジストレーションローラ4であってもよい。
また、長さセンサ23は、レジストレーションローラ4の下流に配置されてもよい。
また、加熱部材の一例としては、加熱ベルトであってもよい。
1 画像形成装置
3 ピックアップローラ
4 レジストレーションローラ
15 加熱ローラ
15A 端部
15B 中央
21 サイド温度センサ
22 センター温度センサ
23 長さセンサ
24 制御部
D1 第1間隔
D2 第2間隔
P 用紙
P1 第1用紙
P2 第2用紙
Ts 端部温度
t1 第1時間
t2 第2時間
T1 第1温度
T2 第2温度
T3 第3温度
Tc 中央温度
D 差
Td1 第1閾値
Td2 第2閾値
Td3 第3閾値

Claims (8)

  1. 所定のタイミングで用紙を搬送するローラと、
    前記ローラによって搬送された前記用紙を加熱する加熱部材であって、前記用紙の搬送方向と直交する幅方向に延びる加熱部材と、
    前記幅方向における前記加熱部材の端部の温度に応じた信号を出力する温度センサと、
    前記搬送方向における前記用紙の長さを測定するための長さセンサと、
    前記ローラの動作を制御する制御部であって、画像形成装置が第1用紙に画像を形成した後に連続的に第2用紙に画像を形成する連続印刷を実行する場合に、前記ローラが、前記第1用紙を搬送した後、第1間隔を空けて、前記第2用紙を搬送する第1モード、および、前記ローラが、前記第1用紙を搬送した後、前記第1間隔よりも長い第2間隔を空けて、前記第2用紙を搬送する第2モードを選択的に実行可能な制御部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記搬送方向における前記用紙の長さが所定の長さ未満であると判断した場合、前記画像形成装置が前記第1モードで前記連続印刷を開始した後、第1時間が経過し、かつ、前記温度センサからの信号に基づいて、前記加熱部材の端部の温度が第1温度よりも高くなったと判断した場合に、前記第2モードを実行し、
    前記搬送方向における前記用紙の長さが所定の長さ以上であると判断した場合、前記温度センサからの信号に基づいて、前記加熱部材の端部の温度が前記第1温度よりも高い第2温度よりも高くなったと判断した場合に、前記第2モードを実行することを特徴とする、画像形成装置。
  2. 所定のタイミングで用紙を搬送するローラと、
    前記ローラによって搬送された前記用紙を加熱する加熱部材であって、前記用紙の搬送方向と直交する幅方向に延びる加熱部材と、
    前記幅方向における前記加熱部材の端部の温度に応じた信号を出力する温度センサと、
    前記搬送方向における前記用紙の長さを測定するための長さセンサと、
    前記ローラの動作を制御する制御部であって、画像形成装置が第1用紙に画像を形成した後に連続的に第2用紙に画像を形成する連続印刷を実行する場合に、前記ローラが、前記第1用紙を搬送した後、第1間隔を空けて、前記第2用紙を搬送する第1モード、および、前記ローラが、前記第1用紙を搬送した後、前記第1間隔よりも長い第2間隔を空けて、前記第2用紙を搬送する第2モードを選択的に実行可能な制御部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記搬送方向における前記用紙の長さが所定の長さ未満であると判断した場合、前記画像形成装置が前記第1モードで前記連続印刷を開始した後、第1時間が経過し、かつ、前記温度センサからの信号に基づいて、前記加熱部材の端部の温度が第1温度よりも高くなったと判断した場合に、前記第2モードを実行し、
    前記搬送方向における前記用紙の長さが所定の長さ以上であると判断した場合、前記温度センサからの信号に基づいて、前記加熱部材の端部の温度が前記第1温度に達したと判断した後、第2時間が経過したと判断した場合に、前記第2モードを実行することを特徴とする、画像形成装置。
  3. 前記幅方向における前記用紙の幅を測定するためのセンサを備えないことを特徴とする、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記温度センサからの信号に基づいて、前記加熱部材の端部の温度が前記第1温度よりも低い第3温度よりも低くなったと判断した場合に、前記第1モードを実行することを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 所定のタイミングで用紙を搬送するローラと、
    前記ローラによって搬送された前記用紙を加熱する加熱部材であって、前記用紙の搬送方向と直交する幅方向に延びる加熱部材と、
    前記幅方向における前記加熱部材の端部の温度に応じた信号を出力する第1温度センサと、
    前記幅方向における前記加熱部材の中央の温度に応じた信号を出力する第2温度センサと、
    前記搬送方向における前記用紙の長さを測定するための長さセンサと、
    前記ローラの動作を制御する制御部であって、画像形成装置が第1用紙に画像を形成した後に連続的に第2用紙に画像を形成する連続印刷を実行する場合に、前記ローラが、前記第1用紙を搬送した後、第1間隔を空けて、前記第2用紙を搬送する第1モード、および、前記ローラが、前記第1用紙を搬送した後、前記第1間隔よりも長い第2間隔を空けて、前記第2用紙を搬送する第2モードを選択的に実行可能な制御部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記搬送方向における前記用紙の長さが所定の長さ未満であると判断した場合、前記画像形成装置が前記第1モードで前記連続印刷を開始した後、第1時間が経過し、かつ、前記第1温度センサからの信号および前記第2温度センサからの信号に基づいて、前記加熱部材の端部の温度と前記加熱部材の中央の温度との差が第1閾値よりも大きくなったと判断した場合に、前記第2モードを実行し、
    前記搬送方向における前記用紙の長さが所定の長さ以上であると判断した場合、前記第1温度センサからの信号および前記第2温度センサからの信号に基づいて、前記加熱部材の端部の温度と前記加熱部材の中央の温度との差が前記第1閾値よりも大きい第2閾値よりも大きくなったと判断した場合に、前記第2モードを実行することを特徴とする、画像形成装置。
  6. 所定のタイミングで用紙を搬送するローラと、
    前記ローラによって搬送された前記用紙を加熱する加熱部材であって、前記用紙の搬送方向と直交する幅方向に延びる加熱部材と、
    前記幅方向における前記加熱部材の端部の温度に応じた信号を出力する第1温度センサと、
    前記幅方向における前記加熱部材の中央の温度に応じた信号を出力する第2温度センサと、
    前記搬送方向における前記用紙の長さを測定するための長さセンサと、
    前記ローラの動作を制御する制御部であって、画像形成装置が第1用紙に画像を形成した後に連続的に第2用紙に画像を形成する連続印刷を実行する場合に、前記ローラが、前記第1用紙を搬送した後、第1間隔を空けて、前記第2用紙を搬送する第1モード、および、前記ローラが、前記第1用紙を搬送した後、前記第1間隔よりも長い第2間隔を空けて、前記第2用紙を搬送する第2モードを選択的に実行可能な制御部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記搬送方向における前記用紙の長さが所定の長さ未満であると判断した場合、前記画像形成装置が前記第1モードで前記連続印刷を開始した後、第1時間が経過し、かつ、前記第1温度センサからの信号および前記第2温度センサからの信号に基づいて、前記加熱部材の端部の温度と前記加熱部材の中央の温度との差が第1閾値よりも大きくなったと判断した場合に、前記第2モードを実行し、
    前記搬送方向における前記用紙の長さが所定の長さ以上であると判断した場合、前記第1温度センサからの信号および前記第2温度センサからの信号に基づいて、前記加熱部材の端部の温度と前記加熱部材の中央の温度との差が前記第1閾値に達したと判断した後、第2時間が経過したと判断した場合に、前記第2モードを実行することを特徴とする、画像形成装置。
  7. 前記幅方向における前記用紙の幅を測定するためのセンサを備えないことを特徴とする、請求項5または請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、前記第1温度センサからの信号および前記第2温度センサからの信号に基づいて、前記加熱部材の端部の温度と前記加熱部材の中央の温度との差が前記第1閾値よりも小さい第3閾値よりも小さくなったと判断した場合に、前記第1モードを実行することを特徴とする、請求項5から請求項7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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