JP6937715B2 - 食器洗い機 - Google Patents

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Description

本発明は、洗浄機本体内に洗浄槽が収納された食器洗い機に関する。
従来から、食器洗い機は、開口部を有する洗浄機本体と、洗浄機本体内に収納された洗浄槽と、洗浄機本体と洗浄槽との間に設けられたレールとを備える。洗浄槽には取っ手が設けられており、利用者が取っ手を引くと洗浄槽がレールに沿って移動し、洗浄機本体から引き出される。このような食器洗い機において、食器等が収容された洗浄槽を移動させるのは利用者の負担になっていた。
そこで、モータを有する開装置を洗浄槽と洗浄機本体との間に設置し、モータの回転により洗浄槽を押し出す技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の食器洗い機において、利用者により扉のオープンスイッチが押されると、洗浄槽が洗浄機本体内から自動的に引き出される。一方、洗浄槽が洗浄機本体内に収納される際には利用者が手動で洗浄槽を押し込む。
特許第4986801号公報
特許文献1のように洗浄槽が手動で押し込まれるとき、洗浄槽には食器等の洗浄対象物が収容されているため、洗浄槽内の食器等の重量がかかる。この場合、利用者の負荷が大きくなるため、利用者の負荷の軽減が望まれている。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、洗浄槽を洗浄機本体内に戻す際の利用者の負荷を軽減することができる食器洗い機を提供することを目的とする。
本発明に係る食器洗い機は、開口部を有する洗浄機本体と、前記洗浄機本体内に前記開口部から出し入れ自在に収納された洗浄槽と、前記洗浄槽を前記洗浄機本体から出させる前進動作と、前記洗浄槽を前記洗浄機本体内に収納させる後進動作とを行う開閉装置と、前記後進動作を開始させる開始信号を出力する後進開始スイッチと、前記後進開始スイッチから前記開始信号を受信すると前記後進動作を開始するよう前記開閉装置を制御する制御装置と、前記洗浄槽と前記洗浄機本体との間の異物の挟み込みを検知する挟み込み検知装置と、を備え、前記制御装置は、前記後進動作の開始から設定時間まで第1の動力で前記後進動作が行われ、前記設定時間が経過した後には、前記第1の動力より大きい第2の動力で前記後進動作が行われるよう前記開閉装置を制御し、前記第1の動力から前記第2の動力へ切り替える前のみ、前記挟み込み検知装置の検知を有効にし、前記挟み込み検知装置により挟み込みが検知された場合に、前記前進動作を行うよう前記開閉装置を制御する
本発明の食器洗い機によれば、開始信号を受信した場合、後進動作を行うよう開閉装置が制御されることにより、開始信号により後進動作を開始させ、自動で洗浄槽を洗浄機本体内に収納させることができ、利用者の負荷を軽減することができる。
本発明の実施の形態1に係る食器洗い機の構造を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態1に係る洗浄槽の正面図である。 本発明の実施の形態1に係る開閉装置の構造を示す概略図である。 本発明の実施の形態1に係る開閉装置の後方部の構造を示す部分拡大図である。 本発明の実施の形態1に係る食器洗い機の電気回路構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1の開閉装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1の開閉装置の扉が押された場合の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2の食器洗い機のタイミングチャートである。 本発明の実施の形態3の制御装置が行う挟み込み防止制御を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4の制御装置が行う挟み込み防止制御を示すフローチャートである。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る食器洗い機の構造を示す縦断面図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る洗浄槽の正面図である。食器洗い機100は、例えばキッチンに設置され、食器等の洗浄等を行うものである。図中の矢印X方向は食器洗い機100の幅方向を表し、矢印Y方向は食器洗い機100の奥行き方向を表し、矢印Z方向は食器洗い機100の高さ方向を表している。
図1に示されるように、食器洗い機100は、洗浄機本体1と、洗浄槽2と、内蓋3と、制御装置4と、開閉装置7とを備える。洗浄機本体1は、前方に開口部1aを有し、箱状に形成されている。洗浄槽2は、洗浄機本体1内に、開口部1aから奥行き方向(矢印Y方向)に出し入れ自在に収納されている。洗浄槽2は、上方が開口した箱状のものであり、内部には食器22が載置される食器かご21が収容されている。洗浄槽2の開口を介して食器かご21へ食器22等が出し入れされる。洗浄槽2の前面には、洗浄機本体1の開口部1aを塞ぐ扉23が取り付けられている。扉23の内部には制御装置4が配置されている。
図2に示されるように、扉23の上部には操作パネル24が設けられている。操作パネル24には、利用者の操作を受け付ける操作部25と、運転状態及び動作状態等を利用者に対して報知する報知部26と、洗浄槽2の内部に連通した排気口27とが設けられている。例えば食器22を乾燥させる際、排気口27を介して洗浄槽2内の空気が食器洗い機100の外へ排出される。
操作部25は、スタート/一時停止スイッチ25aと、開閉スイッチ25bと、電源スイッチとを有している。スタート/一時停止スイッチ25aは、洗浄及び乾燥等の運転を開始するときに押されるとともに、運転途中で運転を停止させるときに押下される。開閉スイッチ25bは、扉23を開くときに使用される。また開閉スイッチ25bは、開いた扉23を閉じるときにも使用される。電源スイッチは、制御装置4へ給電するあるいは給電を停止するときに押される。操作部25の各スイッチ及び報知部26は、制御装置4に電気的に接続されている。なお、操作部25の各スイッチは、押しボタンスイッチで構成する代わりに静電気を検知するタッチスイッチ等で形成してもよい。報知部26は、例えばランプ等から成り、洗浄槽2が移動する際に点灯し利用者に移動を知らせる。
図1に示されるように、洗浄槽2の両側面の下部には、奥行き方向(矢印Y方向)に延びるレール28がそれぞれ設けられている。洗浄機本体1のレール28と対向する位置には、図示しないガイドレールが設けられている。利用者又は開閉装置7により洗浄槽2に奥行き方向(矢印Y方向)の力がかかると、レール28がガイドレールをスライドし、洗浄機本体1に対して洗浄槽2が移動する。
また食器洗い機100は、洗浄機本体1内に収納された洗浄槽2を保持するラッチ装置61と、扉23が開放されているか否かを検知する扉開放検知装置62とを備えている。洗浄槽2が洗浄機本体1内に完全に収納されると、ラッチ装置61は、洗浄槽2を洗浄機本体1へ付勢し、洗浄槽2の前面に設けられた扉23を閉じた状態に保持する。
扉開放検知装置62は、例えば、磁石62aとリードスイッチ62bを有する。磁石62aは洗浄機本体1の底面に配置され、リードスイッチ62bは、洗浄槽2の底板2aであって扉23が閉じているときに磁石62aと対向する位置に配置される。扉23が閉じると、磁石62aとリードスイッチ62bとが一定距離以内に位置してリードスイッチ62bがOFF状態になる。扉23が開き、磁石62aとリードスイッチ62bとが一定距離よりも離れると、リードスイッチ62bがON状態になる。扉開放検知装置62は、制御装置4に電気的に接続されている。
内蓋3は、洗浄槽2の上面であって洗浄機本体1の内部に設けられ、洗浄機本体1に固定されている。内蓋3は、洗浄槽2が洗浄機本体1内に完全に収納されているとき、洗浄槽2の上方の開口を閉塞する。
また食器洗い機100は、食器22等の洗浄及び乾燥を行うための各種部品を備えている。具体的には、食器洗い機100は、給水弁51と、洗浄ポンプ52と、洗浄ノズル53と、水量検出装置54、第1のヒータ55と、温度検出装置56と、排水ポンプ57と、送風機58と、第2のヒータ59とを備えている。
給水弁51は、洗浄槽2の後部と洗浄機本体1との間に設けられ、洗浄槽2への水道水の供給を制御する。洗浄ポンプ52は洗浄槽2に設けられており、下部2bに貯留された洗浄水を洗浄ノズル53に圧送する。洗浄ノズル53は、洗浄槽2内の食器かご21の下方に設けられ、洗浄ポンプ52から供給された洗浄水を噴射する。水量検出装置54は、例えば水位センサ等から成り、洗浄槽2の下部2bに予め設定された量の洗浄水が給水されたかを検知する。第1のヒータ55は洗浄槽2内に設けられ、貯留された洗浄水を加熱する。温度検出装置56は、洗浄水の温度を検出する。排水ポンプ57は、洗浄槽2に設けられており、洗浄槽2内の洗浄水を食器洗い機100の外へ排出する。
送風機58は、洗浄槽2内へ外気を供給するものであって、洗浄槽2内の高温多湿の空気を、排気口27を介して食器洗い機100の外へ排出させる。第2のヒータ59は、送風機58と洗浄槽2を連通する風路に設けられ、洗浄槽2へ供給される外気を加熱する。上述した各種部品は、制御装置4に電気的に接続されている。
図3は、本発明の実施の形態1に係る開閉装置の構造を示す概略図である。図4は、本発明の実施の形態1に係る開閉装置の後方部の構造を示す部分拡大図である。図3及び図4に基づき、開閉装置7の構成について説明する。
開閉装置7は、ガイドレールに沿って洗浄槽2を移動させて扉23を開閉させるものである。具体的には、開閉装置7は、洗浄槽2を洗浄機本体1から出させる前進動作と、洗浄槽2を洗浄機本体1内に収納させる後進動作とを行う。
開閉装置7は、本体部80及びシャフト90を有している。本体部80は、筐体81と、モータ82と、モータ82の軸82aに固定されたピニオンギア83と、ピニオンギア83とシャフト90との間に設けられた駆動ギア84と、開検知スイッチ85と、閉検知スイッチ86とを備えている。
本体部80の筐体81は、洗浄槽2の底板2aに取り付けられており、筐体81の上面には奥行き方向(矢印Y方向)に延びるシャフト溝81aが形成されている。シャフト溝81aは筐体81の背面まで延びており、背面開口81bを介してシャフト溝81aにシャフト90が挿入されている。さらにシャフト溝81aの内側面には、背面開口81bから設定距離の位置に、側壁溝81cが形成されている。
シャフト90は、後方端90aが洗浄機本体1の背面と対向するように配置されている。シャフト90の後方端90aと前方端90bとの間の中央領域には、幅方向(矢印X方向)に貫通した貫通孔90cが形成されている。
モータ82は、筐体81のシャフト溝81aより左側の位置に設置されている。モータ82は、通電により、軸82aが矢印A1方向又は矢印A2方向に回転する。回転の方向は、電流が流れる方向により決まる。ここで、モータ82に印加されるモータ駆動電圧Vmは、制御装置4により制御される。モータ駆動電圧Vmは、例えば、洗浄槽2と、洗浄槽2に収容される食器22と、洗浄槽2に設けられた洗浄ポンプ52等とを移動させることができる動力を出力する電圧値に予め設定されている。
ピニオンギア83は、モータ82の軸82aとともに回転し、モータ82の動力を駆動ギア84に伝える。駆動ギア84は、ピニオンギア83を介して伝わるモータ82の動力により、シャフト90をシャフト溝81aに沿って移動させる。
駆動ギア84は、凹凸が形成された第1領域84aと、半径方向の外側へ延びる2つのフック84bを有する第2領域84cと、表面が滑らか形成され、第1領域84aと第2領域84cとを接続する第3領域84dとを有している。第3領域84dの外径は、第1領域84aの外径より大きく形成されている。駆動ギア84は、第1領域84aの凹凸がピニオンギア83と噛み合うように筐体81に設置されており、ピニオンギア83が回転すると矢印B1方向又は矢印B2方向に回転する。第2領域84cの2つのフック84bはシャフト90の貫通孔90cに挿入されており、駆動ギア84が回転すると、フック84bが貫通孔90cの内壁を押してシャフト90を動かす。
開検知スイッチ85及び閉検知スイッチ86は、駆動ギア84の外縁部より外側に配置されている。開検知スイッチ85は、駆動ギア84の後方側に配置されており、閉検知スイッチ86は、駆動ギア84の前方側に配置されている。開検知スイッチ85及び閉検知スイッチ86は、それぞれリミットスイッチ等から成り、駆動ギア84の回転位置を検出することにより、扉23が予め設定された開位置又は閉位置にあるか否かを検知する。開検知スイッチ85及び閉検知スイッチ86はそれぞれ、制御装置4に電気的に接続されている。
開検知スイッチ85は、駆動ギア84の外縁部に向かって延びるレバー85aを備える。開検知スイッチ85は、レバー85aの先端に駆動ギア84の後方側の第2領域84cが位置するときにはレバー85aが押されてON状態になり、レバー85aの先端に第1領域84aが位置するときにはレバー85aが開放されてOFF状態になる。
閉検知スイッチ86は、駆動ギア84の外縁部に向かって延びるレバー86aを備える。閉検知スイッチ86は、レバー86aの先端に駆動ギア84の前方側の第2領域84cが位置するときにはレバー86aが押されてON状態になり、レバー86aの先端に第1領域84aが位置するときにはレバー86aが開放されてOFF状態になる。
図1及び図3に基づき、開閉装置7の前進動作について説明する。モータ82に通電され、モータ82の軸82aが矢印A1方向に回転すると、軸82aに固定されたピニオンギア83も矢印A1方向に回転する。ピニオンギア83が回転すると、第1領域84aを介して駆動ギア84が矢印B1方向に回転する。このとき、第2領域84cのフック84bは後方へ移動し、貫通孔90cの後方側の内壁を押してシャフト90が背面開口81bから出る。これにより、開閉装置7の奥行き方向(矢印Y方向)の長さが伸び、シャフト90の後方端90aを支点に、本体部80の取り付けられた洗浄槽2が開口部1aから押し出され、扉23が開く。モータ82が駆動し続け、設定された開位置まで扉23が開くと、開検知スイッチ85がON状態になり、モータ82の通電が停止されて前進動作が終了する。
次に、開閉装置7の後進動作について説明する。モータ82に通電され、モータ82の軸82aが矢印A2方向に回転すると、軸82aに固定されたピニオンギア83も矢印A2方向に回転する。ピニオンギア83が回転すると、第1領域84aを介して駆動ギア84が矢印B2方向に回転する。このとき、第2領域84cのフック84bは前方へ移動し、貫通孔90cの前方側の内壁を押してシャフト90が背面開口81bから本体部80内に入る。これにより、開閉装置7の奥行き方向(矢印Y方向)の長さが縮み、本体部80の取り付けられた洗浄槽2が開口部1aから引き込まれる。モータ82が駆動し続け、設定された閉位置まで洗浄槽2が移動し扉23が閉じると、閉検知スイッチ86がON状態になり、モータ82の通電が停止されて後進動作が終了する。
さらに食器洗い機100は、過電流検知スイッチ63(図5参照)と、押し込み検知装置65とを備える。過電流検知スイッチ63は、例えば制御装置4に設けられ、モータ82に予め設定された設定値以上の過電流が流れた場合に検知する。押し込み検知装置65は、例えば開閉装置7に設けられ、外力(例えば、図4の矢印Fで示される)により洗浄槽2が押し込まれた場合に検知する。
図3及び図4に基づき、押し込み検知装置65の構造について説明する。押し込み検知装置65は、押し込み検知スイッチ66と、押し込み部材67とを有している。押し込み検知スイッチ66は、リミットスイッチ等から成り、本体部80の筐体81の上面に設置されている。押し込み検知スイッチ66はレバー66aを有しており、レバー66aは側壁溝81c内へ延びている。押し込み部材67は側壁溝81c内に配置されており、一端67aがシャフト溝81a内に突き出すように付勢され、他端67bは押し込み検知スイッチ66のレバー66aに当接している。押し込み部材67の一端67aが押されると、他端67bの位置が側壁溝81c内を左側へ移動し、押し込み検知スイッチ66のレバー66aが押される。レバー66aが押されると、押し込み検知スイッチ66はON状態になる。押し込み検知スイッチ66は、制御装置4に電気的に接続されている。
ここで、洗浄槽2は、最も前方に引き出された位置から奥行き方向(矢印Y方向)の予め設定された切替位置まではガイドレールに沿って自由に動き、切替位置より後方では開閉装置7により駆動されるよう開閉装置7と連結されている。このような駆動の切り替えは、開閉装置7と押し込み検知装置65とにより実現される。
シャフト90は、前方端90bがシャフト溝81aの背面開口81bから設定長Lまでの遊び領域Rfにあるときには自由に移動することができ、設定長Lより奥の駆動領域Rmに挿入されるとフック84bが貫通孔90cに通り、モータ82により駆動される。上述した押し込み部材67の一端67aは、設定長Lの位置に配置されている。
洗浄槽2が最も前方に出た状態で利用者等により扉23が押されると、洗浄槽2が後方へ移動し、シャフト90がシャフト溝81aに沿って押し込まれる。そして、設定長L以上にシャフト90が挿入されると、シャフト90の前方端90bにより押し込み部材67の一端67aが押され、押し込み部材67が移動して押し込み検知スイッチ66がON状態になる。
図5は、本発明の実施の形態1に係る食器洗い機の電気回路構成を示すブロック図である。制御装置4は、例えば、マイクロコンピュータ41と複数の駆動回路とにより形成される。具体的には、制御装置4は、第1のヒータ55及び第2のヒータ59を駆動するヒータ駆動回路42と、報知部26を駆動する報知部駆動回路43とを有する。また制御装置4は、給水弁51と、洗浄ポンプ52と、排水ポンプ57と、送風機58とをそれぞれ駆動する給水弁駆動回路44と、洗浄ポンプ駆動回路45と、排水ポンプ駆動回路46と、送風機駆動回路47とを有している。また制御装置4は、開閉装置7のモータ82を駆動する開閉装置駆動回路48を有する。
マイクロコンピュータ41には、操作部25と、水量検出装置54と、温度検出装置56と、扉開放検知装置62と、過電流検知スイッチ63と、押し込み検知装置65と、開検知スイッチ85と、閉検知スイッチ86とから信号が入力される。またマイクロコンピュータ41は、第1のヒータ55、第2のヒータ59、給水弁51、洗浄ポンプ52、排水ポンプ57、送風機58及びモータ82等のそれぞれの制御信号を、対応する駆動回路に出力する。またマイクロコンピュータ41は、報知部駆動回路43を介して報知部26に報知信号を出力する。
マイクロコンピュータ41は、予め設定されているプログラムに従って、洗浄及び乾燥等の運転を制御する。マイクロコンピュータ41は、運転途中にスタート/一時停止スイッチ25aから信号を受信したときには、運転を一時停止させる。またマイクロコンピュータ41は、運転を実施していないときにスタート/一時停止スイッチ25aから信号を受信したときには、運転を開始する。
洗浄運転を行う際、マイクロコンピュータ41は、給水弁51を開くよう制御して洗浄槽2内に洗浄水を給水し、設定量の洗浄水が給水された旨の信号を水量検出装置54から受信した場合に、給水弁51を閉じるよう制御する。マイクロコンピュータ41は、温度検出装置56からの信号に応じて洗浄水が設定温度になるように第1のヒータ55の通電を制御する。マイクロコンピュータ41は、第1のヒータ55により温められた洗浄水を洗浄ノズル53に圧送するように洗浄ポンプ52を制御する。マイクロコンピュータ41は、排水ポンプ57に通電するように制御し、洗浄ノズル53から噴射されて汚れた洗浄水を排水させる。また、乾燥運転を行う際、マイクロコンピュータ41は送風機58及び第2のヒータ59に通電するように制御する。
またマイクロコンピュータ41は、操作部25の開閉スイッチ25bから信号を受信した場合に、前進動作を行うよう開閉装置7を制御する。具体的には、マイクロコンピュータ41はモータ82を正転させる制御信号を出力し、開閉装置駆動回路48が制御信号に応じて電流を切り替えることで、モータ82を矢印A1方向(図3参照)に回転させる。またマイクロコンピュータ41は、開閉スイッチ25bから信号を受信したときに、利用者に対して扉23が開くことを報知するよう報知部26を制御する。マイクロコンピュータ41は、前進動作を行うよう開閉装置7を制御しているときに、開検知スイッチ85の信号を受信すると、前進動作を停止するよう開閉装置7を制御する。
またマイクロコンピュータ41は、後進開始信号を受信した場合に、後進動作を開始するよう開閉装置7を制御する。具体的には、マイクロコンピュータ41はモータ82を逆転させる制御信号を出力し、開閉装置駆動回路48が制御信号に応じて電流を切り替えることで、モータ82を矢印A2方向(図3参照)に回転させる。マイクロコンピュータ41は、後進動作を行うよう開閉装置7を制御しているときに、閉検知スイッチ86の信号を受信すると、後進動作を停止するよう開閉装置7を制御する。
ここで、後進開始信号とは、後進動作を開始するトリガとなる信号である。例えば、扉23が開いている場合には、開閉スイッチ25bからの信号が後進開始信号として使用される。以下、後進開始信号を出力するスイッチを、後進開始スイッチという。なお、後進開始スイッチはどのようなものでもよく、利用者が扉23を閉じたいタイミングで信号を出力できるもので構成されるとよい。この場合、洗浄槽2が洗浄機本体1内に引き込まれる際に、意図せず利用者の手等が挟まれるのを回避でき、安全性が確保できる。
図6は、本発明の実施の形態1の開閉装置の動作を示すフローチャートである。図1〜図6に基づき、扉23が開位置に停止している状態で、利用者により開閉スイッチ25bが押されたときの食器洗い機100の動作について説明する。
開閉スイッチ25bから制御装置4へ後進開始信号が送信される。制御装置4は後進開始信号を受信すると(ステップST10)、モータ82へ通電するよう制御し、開閉装置7に後進動作を開始させる(ステップST11)。開閉装置7が後進動作を行っているとき、洗浄槽2はモータ82の駆動により開口部1aから洗浄機本体1内へ引き込まれる(ステップST12)。制御装置4は、開閉装置7の閉検知スイッチ86がON状態になったか否かを判定する(ステップST13)。制御装置4は、開閉装置7の閉検知スイッチ86がOFF状態の場合には(ステップST13;NO)、ステップST13の判定を繰り返す。一方、洗浄槽2が予め設定された閉位置まで引き込まれ、開閉装置7の閉検知スイッチ86がON状態になると(ステップST13;YES)、閉検知スイッチ86から制御装置4に信号が送信される。制御装置4は、閉検知スイッチ86から信号を受信すると、モータ82への通電を停止するよう制御し、開閉装置7に後進動作を停止させる(ステップST14)。これにより、洗浄槽2は洗浄機本体1内に完全に収納されて扉23が閉じ、ラッチ装置61によって閉成保持される。
図7は、本発明の実施の形態1の開閉装置の扉が押された場合の動作を示すフローチャートである。利用者により扉23が押されると、洗浄槽2がガイドレールに沿って開口部1aから押し込まれる(ステップST20)。このとき、開閉装置7のシャフト90は、本体部80のシャフト溝81aに沿って遊び領域Rfを移動する。制御装置4は、後進開始信号を受信したか否かを判定する(ステップST21)。利用者により扉23が一定距離以上に押し込まれ、シャフト90の前方端90bが駆動領域Rmまで挿入されると、押し込み検知スイッチ66がON状態になり、後進開始信号が制御装置4へ送信される。
制御装置4は、押し込み検知スイッチ66から後進開始信号を受信すると(ステップST21;YES)、モータ82へ通電するよう制御し、開閉装置7に後進動作を開始させる(ステップST22)。一方、押し込み検知スイッチ66から後進開始信号が受信されない場合には(ステップST21;NO)、制御装置4は一定時間ごとにステップST21の判定を繰り返す。後進動作を開始してから後進動作を停止するまでの処理(ステップST22〜ステップST25)は、図6のステップST11〜ステップST14の処理と同じであるため、説明を省略する。
以上のように、実施の形態1において、食器洗い機100は、前進動作と後進動作とを行う開閉装置7と、後進開始スイッチ(開閉スイッチ25b)と、開閉装置7を制御する制御装置4とを備える。そして制御装置4は、後進開始スイッチから開始信号を受信すると、後進動作を開始するよう開閉装置7を制御する。これにより、信号の入力に起因して、洗浄槽2の引込みを自動的に行なうことができるので、扉23を閉じるときの利用者の負荷を軽減することができる。
また、後進開始スイッチ(押し込み検知スイッチ66)は、洗浄槽2が洗浄機本体1内に押し込まれたときに、開閉装置7により押されて開始信号を送信する。これにより、利用者が扉23を閉じたいときに、開閉装置7のモータ82が入って引き込みのアシストをしてくれるので、意図せず扉23が閉じられることがなく、安全性を確保できる。また、簡単な操作で制御装置4に開始指令を伝えることができ、操作性がよい。
ところで、従来の開装置は、シャフトに形成されたラックと駆動ギアとが噛み合うように形成されており、手動で洗浄槽2を動かそうとした場合、例えばモータの負荷がかかって動きにくく、手動で扉を開くものに比べて操作性が悪化する場合があった。一方、本発明の実施の形態の食器洗い機の開閉装置7は、洗浄槽2を出し入れ方向に自由に動かす遊び領域Rfと、洗浄槽2を出し入れ方向に移動させる駆動領域Rmとを有するように、洗浄槽2に連結されている。これにより、駆動領域Rmではモータ82の動力によって洗浄槽2を引き込むことができ、自由に動く遊び領域Rfでは手動で動かす際にモータ82の負荷がかかるのを回避できる。したがって、負荷の軽減と操作性とが両立できる。
なお、開閉スイッチ25bからの信号により後進動作を開始する場合と、押し込み検知スイッチ66からの信号により後進動作を開始する場合とについて説明したが、どちらのスイッチを後進検知スイッチとして用いてもよい。
実施の形態2.
図8は、本発明の実施の形態2の食器洗い機のタイミングチャートである。実施の形態2において、後進動作の途中でモータ82の動力が切り替えられる点が、実施の形態1の場合とは異なる。
制御装置4は、後進動作を行うよう開閉装置7を制御しているとき、後進動作開始からの経過時間t[sec]に応じてモータ駆動電圧Vmを切り替える。図1〜5及び図8に基づき、開閉装置7により後進動作が行われるときのモータ駆動電圧Vmの変化について説明する。
時刻t0より前に、洗浄槽2は開口部1aから出ており、モータ82は駆動していない状態である。時刻t0に後進開始スイッチがON状態になり、制御装置4に後進開始信号が入力されると、開閉装置7の後進動作が開始される。このとき、洗浄槽2は開口部1aから引き込まれ、モータ82には予め設定された第1電圧(例えば、15[V])が印加される。
後進動作を開始して設定時間t1が経過すると、制御装置4はモータ駆動電圧Vmを、第1電圧より大きい第2電圧(例えば、24[V])に切り替える。その後、後進動作を開始してから時間t2が経過し、洗浄槽2が閉位置まで戻ると、閉検知スイッチ86がON状態になる。閉検知スイッチ86から制御装置4に信号が入力され、開閉装置7の後進動作が停止される。開閉装置7の後進動作が停止されると、モータ82への通電は停止され、モータ駆動電圧Vmは0[V]になる。洗浄槽2は洗浄機本体1内に完全に収納されて扉23が閉じ、ラッチ装置61により扉23が閉成保持される。
以上のように、実施の形態2の食器洗い機100において、制御装置4は、後進動作の開始から設定時間t1まで第1の動力で後進動作が行われ、設定時間t1が経過した後には、第1の動力より大きい第2の動力で後進動作が行われるよう開閉装置7を制御する。これにより、後進動作開始直後における手等の挟み込みを減らしつつ、設定時間t1後には洗浄槽2を強く引き込んで洗浄槽2の移動を円滑にし、扉23が閉しまる位置に確実に戻すことができる。
実施の形態3.
図9は、本発明の実施の形態3の制御装置が行う挟み込み防止制御を示すフローチャートである。実施の形態3において、異物の挟み込みを検知し、挟み込みが検知された場合に前進動作を行う点が、実施の形態2の場合とは異なる。
上述したように、モータ82に過電流が流れると、過電流検知スイッチ63からマイクロコンピュータ41に信号が送信される。異物が挟み込まれた状態でモータ82が駆動し続けると、モータ82にかかる負荷が増大し、過電流が流れる。そのため、ここでは、過電流検知スイッチ63からの信号に基づき異物の挟み込み検知が行われる場合について説明する。
マイクロコンピュータ41は、後進動作を行うよう開閉装置7を制御しているときに挟み込み検知を有効する。具体的には、マイクロコンピュータ41は、過電流検知スイッチ63(挟み込み検知装置に相当)から信号を受信した場合に、洗浄槽2と洗浄機本体1との間に異物が挟み込まれたと判断する。マイクロコンピュータ41は、異物が挟み込まれたと判断した場合に、前進動作に切り替えるよう開閉装置7を制御する。
図1〜5及び図9に基づき、挟み込み防止制御について説明する。図9は、モータ駆動電圧Vmを切り替える前のみ挟み込み検知を有効にする場合の制御フローを例示する。ここで、モータ駆動電圧Vmは後進動作の開始から設定時間t1(例えば、200[msec])経過後に切り替えられるものとする。
扉23が開き、モータ82が停止しているとき、制御装置4は、後進開始信号を受信したか否かを判定する(ステップST30)。制御装置4は、後進開始信号を受信すると(ステップST30;YES)、モータ82を正転させ、開閉装置7に後進動作を開始させる(ステップST31)。一方、後進開始信号を受信しない場合には(ステップST30;NO)、制御装置4は一定時間ごとにステップST30の判定を繰り返す。
制御装置4は、後進動作を開始してからの経過時間tが設定時間t1以上であるか否かを判定する(ステップST32)。後進動作の開始から設定時間t1が経過していない場合(ステップST32;NO)、制御装置4は挟み込み検知を行う(ステップST33)。制御装置4は、過電流検知スイッチ63からの信号により異物が挟み込まれていることを検知した場合には(ステップST33;YES)、前進動作に移行するよう開閉装置7を制御する(ステップST34)。このとき制御装置4はモータ82を逆転させる。
その後、制御装置4は、開閉装置7の開検知スイッチ85がON状態になったか否かを判定し(ステップST35)、開検知スイッチ85がOFF状態の場合には(ステップST35;NO)、ステップST35の判定を繰り返す。一方、洗浄槽2が予め設定された開位置まで押し出されると、開検知スイッチ85がON状態になり(ステップST35;YES)、制御装置4に信号を送信する。制御装置4は、開検知スイッチ85から信号を受信すると、モータ82への通電を停止するよう制御し、開閉装置7に前進動作を停止させる(ステップST36)。これにより、扉23が開き、洗浄槽2と洗浄機本体1との間に挟み込まれた異物が排出される。特に、後進動作の開始直後には洗浄槽2が動き始めることにより挟み込みが生じ易いが、このような構成により、洗浄槽2の引込みを自動化した場合でも安全性が確保できる。
異物の挟み込みが検知されない場合には(ステップST33;NO)、制御装置4は、経過時間tが設定時間t1以上であるか否かを再び判定する(ステップST32)。そして制御装置4は、設定時間t1が経過していないときには挟み込み検知を行い(ステップST33)、挟み込みが検知されない場合には設定時間t1が経過するまでステップST32〜ステップST33を繰り返す。このとき、挟み込みが検知された場合にはステップST34〜ステップST36の処理をして終了する。
一方、後進動作を開始してから設定時間t1以上が経過すると(ステップST32;YES)、制御装置4は、モータ駆動電圧Vmを15[V]から24[V]に切り替えて後進動作を続行する(ステップST37)。これにより、設定時間t1が経過する前より大きい力で、洗浄槽2が開口部1aから洗浄機本体1内へ引き込まれる(ステップST38)。その後、制御装置4は、開閉装置7の閉検知スイッチ86がON状態になったか否かを判定する(ステップST39)。制御装置4は、閉検知スイッチ86がOFF状態の場合には(ステップST39;NO)、ステップST39の判定を繰り返す。洗浄槽2が予め設定された閉位置まで引き込まれると、閉検知スイッチ86がON状態になり(ステップST39;YES)、制御装置4に信号を送信する。制御装置4は、閉検知スイッチ86から信号を受信すると、モータ82への通電を停止するよう制御し、開閉装置7に後進動作を停止させる(ステップST40)。これにより、洗浄槽2は洗浄機本体1内に完全に収納されて扉23が閉じ、ラッチ装置61によって閉成保持される。
以上のように、実施の形態3の食器洗い機100は、挟み込み検知装置(例えば、過電流検知スイッチ63及びマイクロコンピュータ41)を備え、制御装置4は、挟み込み検知装置により挟み込みが検知された場合に、前進動作を行うように開閉装置7を制御する。これにより、手等が挟み込まれた場合でも検知されて扉23が開くので、強く挟み込まれるのを回避し、安全性を向上させることができる。
実施の形態4.
図10は、本発明の実施の形態4の制御装置が行う挟み込み防止制御を示すフローチャートである。実施の形態4において、予め設定された時間範囲のみ、異物の挟み込み検知が有効にされる点が、実施の形態3の場合とは異なる。
図1〜5及び図10に基づき、実施の形態4の挟み込み防止制御について説明する。図10は、後進動作の開始から予め設定された検知時間(例えば、経過時間tが0〜100[msec]の間)のみ挟み込み検知を有効にする場合の制御フローを例示する。ここで、検知時間は、洗浄槽2と洗浄機本体1との間に隙間があり、手等が挟まり易い期間であればどのように設定されてもよい。モータ駆動電圧Vmは後進動作の開始から第1の設定時間t1(例えば、200[msec])経過後に切り替えられるものとする。
後進動作が開始されるまでのステップST50〜ステップST51は図9のステップST30〜ステップST31と同じであるため、説明を省略する。制御装置4は、後進動作を開始してからの経過時間tが第2の設定時間t11(例えば、100[msec])以内であるか否かを判定する(ステップST52)。後進動作の開始から第2の設定時間t11以内である場合(ステップST52;YES)、制御装置4は挟み込み検知を行う(ステップST53)。
制御装置4は、異物が挟み込まれていることを検知した場合には(ステップST53;YES)、前進動作に移行するよう開閉装置7を制御する(ステップST54)。前進動作のステップST54〜ステップST56は図9のステップST34〜ステップST36と同じであるため、説明を省略する。
一方、異物の挟み込みが検知されない場合には(ステップST53;NO)、制御装置4は、経過時間tが第2の設定時間t11以内であるか否かを再び判定する(ステップST52)。そして制御装置4は、経過時間tが第2の設定時間t11以内であるときには挟み込み検知を行い(ステップST53)、挟み込みが検知されない場合には第2の設定時間t11が経過するまでステップST52〜ステップST53を繰り返す。このとき、挟み込みが検知された場合にはステップST54〜ステップST56の処理をして終了する。
後進動作を開始してから第2の設定時間t11が過ぎると(ステップST52;NO)、制御装置4は、経過時間tが第1の設定時間t1以内であるか否かを判定する(ステップST57)。経過時間tが第1の設定時間t1以内である場合には(ステップST57;YES)第1の設定時間t1が過ぎるまで、制御装置4は、挟み込み検知を無効とし、開閉装置7に後進動作を続行させる。その後、第1の設定時間t1が過ぎると(ステップST57;NO)、制御装置4は、モータ駆動電圧Vmを15[V]から24[V]に切り替えて後進動作を続行する(ステップST58)。後進動作のステップST58〜ステップST61は図9のステップST37〜ステップST40と同じであるため、説明を省略する。
以上のように、実施の形態4の食器洗い機100において、制御装置4は、後進動作の開始から予め設定された検知時間まで(例えば、0〜100[msec]の間)、挟み込み検知装置の検知を有効にする。これにより、挟み込みが生じ易いときには挟み込み検知を行って安全性を確保しつつ、挟み込みが生じる可能性が低くなると検知を無効にして制御の無駄を省くことができる。
なお、本発明の実施の形態は上記実施の形態に限定されず、種々の変更を行うことができる。例えば、押し込み検知装置65が開閉装置7に設けられる場合について説明したが、開閉装置7の外側に設けられてもよい。
1 洗浄機本体、1a 開口部、2 洗浄槽、2a 底板、2b 下部、3 内蓋、4 制御装置、7 開閉装置、21 食器かご、22 食器、23 扉、24 操作パネル、25 操作部、25a スタート/一時停止スイッチ、25b 開閉スイッチ、26 報知部、27 排気口、28 レール、41 マイクロコンピュータ、42 ヒータ駆動回路、43 報知部駆動回路、44 給水弁駆動回路、45 洗浄ポンプ駆動回路、46 排水ポンプ駆動回路、47 送風機駆動回路、48 開閉装置駆動回路、51 給水弁、52 洗浄ポンプ、53 洗浄ノズル、54 水量検出装置、55 第1のヒータ、56 温度検出装置、57 排水ポンプ、58 送風機、59 第2のヒータ、61 ラッチ装置、62 扉開放検知装置、62a 磁石、62b リードスイッチ、63 過電流検知スイッチ(挟み込み検知装置)、65 押し込み検知装置、66 押し込み検知スイッチ、66a レバー、67 押し込み部材、67a 一端、67b 他端、80 本体部、81 筐体、81a シャフト溝、81b 背面開口、81c 側壁溝、82 モータ、82a 軸、83 ピニオンギア、84 駆動ギア、84a 第1領域、84b フック、84c 第2領域、84d 第3領域、85 開検知スイッチ、85a レバー、86 閉検知スイッチ、86a レバー、90 シャフト、90a 後方端、90b 前方端、90c 貫通孔、100 食器洗い機、L 設定長、Rf 遊び領域、Rm 駆動領域、Vm モータ駆動電圧、t 経過時間、t1 設定時間(第1の設定時間)、t11 第2の設定時間。

Claims (3)

  1. 開口部を有する洗浄機本体と、
    前記洗浄機本体内に前記開口部から出し入れ自在に収納された洗浄槽と、
    前記洗浄槽を前記洗浄機本体から出させる前進動作と、前記洗浄槽を前記洗浄機本体内に収納させる後進動作とを行う開閉装置と、
    前記後進動作を開始させる開始信号を出力する後進開始スイッチと、
    前記後進開始スイッチから前記開始信号を受信すると前記後進動作を開始するよう前記開閉装置を制御する制御装置と
    前記洗浄槽と前記洗浄機本体との間の異物の挟み込みを検知する挟み込み検知装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記後進動作の開始から設定時間まで第1の動力で前記後進動作が行われ、前記設定時間が経過した後には、前記第1の動力より大きい第2の動力で前記後進動作が行われるよう前記開閉装置を制御し、
    前記第1の動力から前記第2の動力へ切り替える前のみ、前記挟み込み検知装置の検知を有効にし、
    前記挟み込み検知装置により挟み込みが検知された場合に、前記前進動作を行うよう前記開閉装置を制御する
    食器洗い機。
  2. 前記後進開始スイッチは、前記洗浄槽が前記洗浄機本体内に押し込まれたときに、前記開閉装置により押されて前記開始信号を送信する
    請求項1記載の食器洗い機。
  3. 前記開閉装置は、前記洗浄槽を出し入れ方向に自由に動かす遊び領域と、前記洗浄槽を出し入れ方向に移動させる駆動領域とを有するように、前記洗浄槽に連結されている
    請求項1又は2に記載の食器洗い機。
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