JP6937615B2 - タイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、タイヤ幅方向に延びる一対のサイプにより区画されたブロックを備えたタイヤに関する。
氷雪路面で使用されるタイヤでは、氷雪路面におけるタイヤの性能(氷雪上性能)に応じて、トレッドパターンが設定され、各種ブロックがトレッド部に形成される。また、従来、タイヤ幅方向に延びる複数のサイプにより、エッジ成分を増やして、氷雪上性能を確保するタイヤが知られている(特許文献1参照)。
ところが、特許文献1に記載された従来のタイヤでは、サイプにより形成されたエッジの効果をより向上させるのが難しく、氷雪上性能の確保を更に推進する観点から、改良の余地がある。また、氷雪路面で使用されるタイヤでは、氷雪上性能に加えて、耐偏摩耗性能を向上させることも求められる。これに対し、例えば、偏摩耗の発生部分の剛性を高くすることで、偏摩耗の発生が抑制されることがある。しかしながら、剛性を高くすると、氷雪上性能に影響が生じることが懸念される。
特開2016−203842号公報
本発明は、前記従来の問題に鑑みなされ、その目的は、タイヤに偏摩耗が発生するのを抑制するとともに、タイヤの氷雪上性能を確保して、耐偏摩耗性能と氷雪上性能とを両立させることである。
本発明のタイヤは、タイヤ幅方向に延びる一対の区画サイプと、一対の区画サイプのタイヤ周方向の両側に位置し、タイヤ周方向に離隔して形成された離隔ブロックと、一対の区画サイプの間に区画され、離隔ブロックの踏面よりもタイヤ半径方向の内側に位置する踏面により、離隔ブロックに対して段差を形成する段差ブロックと、離隔ブロックと段差ブロックに対して周方向溝を挟んでタイヤ幅方向に隣接し、接地時に、段差ブロックと接触せずに離隔ブロックと接触する隣接ブロックと、タイヤ周方向に延びる複数の主溝と、を備え、離隔ブロック、段差ブロック、及び、隣接ブロックは、複数の主溝のうちでタイヤ幅方向の最外側に位置する主溝のタイヤ幅方向の外側に形成されたタイヤである
本発明によれば、タイヤに偏摩耗が発生するのを抑制できるとともに、タイヤの氷雪上性能を確保でき、耐偏摩耗性能と氷雪上性能とを両立させることができる。
本実施形態のタイヤのトレッドパターンを示す平面図である。 本実施形態の第3陸部と第4陸部を示す平面図である。 本実施形態の第3陸部の一部を示す側面図である。 本実施形態の離隔ブロックと段差ブロックの接地時の状態を示す側面図である。
本発明のタイヤの一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態のタイヤは、車両用の空気入りタイヤ(例えば、トラック・バス用タイヤ、重荷重用タイヤ、乗用車用タイヤ)であり、一般的なタイヤ構成部材により、周知の構造に形成されている。即ち、タイヤは、一対のビード部と、一対のビード部のタイヤ半径方向の外側に位置する一対のサイドウォール部と、路面に接触するトレッド部と、トレッド部と一対のサイドウォール部の間に位置する一対のショルダー部を備えている。また、タイヤは、一対のビードコアと、一対のビードコアの間に配置されたカーカスと、カーカスの外周側に配置されたベルトと、所定のトレッドパターンを有するトレッドゴムを備えている。
図1は、本実施形態のタイヤ1のトレッドパターンを示す平面図であり、トレッド部2のタイヤ周方向Sの一部を模式的に示している。
図示のように、タイヤ1は、トレッド部2に形成された、複数の主溝10、11、複数の周方向溝12、複数の幅方向溝13〜15、複数のサイプ20〜26、及び、複数の陸部30、40、50、60を備えている。車両の走行時に、タイヤ1は、複数の陸部30、40、50、60で路面に接触して、路面で転動する。その際、複数の陸部30、40、50、60の踏面が路面に接触する。踏面は、陸部30、40、50、60のタイヤ半径方向の外側の面である。
複数の主溝10、11は、タイヤ周方向Sに延びる周方向主溝であり、タイヤ幅方向Hに間隔をあけて並列する。ここでは、タイヤ1は、タイヤ周方向Sに沿って連続して形成された4つの主溝(2つの第1主溝10、2つの第2主溝11)を備えている。第1主溝10は、複数の主溝10、11のうちでタイヤ幅方向Hの最内側(タイヤ赤道面3側)に位置する内側主溝であり、第2主溝11のタイヤ幅方向Hの内側に形成されている。タイヤ赤道面3は、トレッド部2のタイヤ幅方向Hの中央部に位置する。
第1主溝10は、タイヤ赤道面3のタイヤ幅方向Hの両側に位置する中央側主溝であり、タイヤ赤道面3の両側で、タイヤ赤道面3と第2主溝11の間に形成されている。第2主溝11は、複数の主溝10、11のうちでタイヤ幅方向Hの最外側(ショルダー部4側)に位置する外側主溝であり、第1主溝10のタイヤ幅方向Hの外側に形成されている。ショルダー部4は、トレッド部2のタイヤ幅方向Hの外側に位置する。タイヤ赤道面3の両側で、第2主溝11は、ショルダー部4のタイヤ幅方向Hの内側に位置し、第1主溝10とショルダー部4の間に形成されている。
複数の周方向溝12は、主溝10、11よりも細い周方向細溝(副溝)であり、タイヤ周方向Sに延びる。ここでは、タイヤ1は、タイヤ周方向Sに沿って連続して形成された2つの周方向溝12を備えている。タイヤ赤道面3の両側で、周方向溝12は、第2主溝11のタイヤ幅方向Hの外側(ショルダー部4のタイヤ幅方向Hの内側)に位置し、第2主溝11とショルダー部4の間に形成されている。
複数の幅方向溝13〜15は、タイヤ幅方向Hに延びる横溝(ラグ溝)であり、それぞれ陸部30、40、60に形成されている。幅方向溝13〜15の溝底の一部は、タイヤ半径方向の外側に隆起した隆起部(タイバー)であり、主溝10、11及び周方向溝12よりも浅く形成されている。複数のサイプ20〜26は、それぞれ陸部30、40、50、60に形成された切れ目であり、陸部30、40、50、60の踏面から陸部30、40、50、60の内部に向かって形成されている。
複数の主溝10、11と周方向溝12により、タイヤ1のトレッド部2がタイヤ幅方向Hに区画されて、複数の陸部30、40、50、60がトレッド部2に形成される。複数の陸部30、40、50、60は、タイヤ半径方向の外側に突出する凸部であり、各溝10、11、12に沿ってタイヤ周方向Sに延びる。また、陸部30、40、50、60は、タイヤ幅方向Hに間隔をあけて並列する。
陸部30、40、50、60は、リブ状に形成されたリブ状陸部、又は、タイヤ周方向Sに配列する複数のブロックを有するブロック列(断続陸部)である。ここでは、タイヤ1は、7つの陸部(1つの第1陸部30、2つの第2陸部40、2つの第3陸部50、2つの第4陸部60)を備えている。第1陸部30、第2陸部40、及び、第4陸部60は、ブロック列であり、第3陸部50は、リブ状陸部である。
第1陸部30は、2つの第1主溝10により区画された中央陸部であり、タイヤ赤道面3を含むトレッド部2の中央領域に形成されている。タイヤ赤道面3は、第1陸部30のタイヤ幅方向Hの中央部に位置する。また、第1陸部30のタイヤ幅方向Hの幅は、他の陸部40、50、60のタイヤ幅方向Hの幅よりも広く、第1陸部30は、複数の陸部30、40、50、60のうちで最も幅が広い最広陸部である。第1陸部30は、2つの第1主溝10の間に形成されて、2つの第2陸部40のタイヤ幅方向Hの内側に位置する。
第1陸部30は、複数の幅方向溝13と、複数のサイプ20〜22(分割サイプ20、21、クローズドサイプ22)と、複数のブロック31を有する。複数の幅方向溝13は、タイヤ赤道面3の両側で、タイヤ周方向Sに間隔をあけて並列する。幅方向溝13の一端部は、第1主溝10に開口し、幅方向溝13の他端部は、第1陸部30内で閉じる。タイヤ赤道面3の一方側の幅方向溝13とタイヤ赤道面3の他方側の幅方向溝13は、タイヤ周方向Sにずらして形成される。分割サイプ20、21は、タイヤ周方向Sに延びる周方向サイプであり、第1陸部30のタイヤ幅方向Hの中央部で、幅方向溝13の間に形成される。分割サイプ20、21の両端部が幅方向溝13に開口して、複数の分割サイプ20、21により、第1陸部30がタイヤ幅方向Hに分割される。
第1陸部30のブロック31は、トレッド部2の中央領域に位置する中央ブロックである。2つの第1主溝10、複数の幅方向溝13、及び、複数の分割サイプ20、21により、複数のブロック31が、2つの第1主溝10の間に区画されて、第1陸部30に形成される。タイヤ赤道面3の両側で、複数のブロック31がタイヤ周方向Sに順に配置され、幅方向溝13がブロック31の間に形成される。タイヤ赤道面3の一方側のブロック31とタイヤ赤道面3の他方側のブロック31は、タイヤ周方向Sにずらして形成される。
クローズドサイプ22は、ブロック31内で閉じるサイプであり、タイヤ幅方向Hに延びる。ここでは、ブロック31は、屈曲サイプである1つ以上のクローズドサイプ22を有する。クローズドサイプ22は、複数回屈曲しつつタイヤ幅方向Hにジグザグ状に延びる。クローズドサイプ22の両端部は、ブロック31内に位置し、ブロック31内で閉じる。クローズドサイプ22の両壁面は、屈曲形状に形成されて、ブロック31内で対向する。各ブロック31で、複数(ここでは、4つ)のクローズドサイプ22がタイヤ周方向Sに間隔をあけて並列する。
第2陸部40は、第1主溝10と第2主溝11により区画された中間陸部であり、タイヤ赤道面3とショルダー部4の間のトレッド部2の中間領域に形成されている。タイヤ赤道面3の両側で、第2陸部40は、第1主溝10と第2主溝11の間に形成されて、第1陸部30と第3陸部50の間に位置する。また、第2陸部40は、複数の幅方向溝14と、複数のサイプ(クローズドサイプ)23と、複数のブロック41を有する。複数の幅方向溝14は、第1主溝10と第2主溝11の間に形成されて、タイヤ周方向Sに間隔をあけて並列する。幅方向溝14の一端部と他端部は、それぞれ第1主溝10と第2主溝11に開口する。複数の幅方向溝14は、第2陸部40をタイヤ幅方向Hに横断して、第2陸部40をタイヤ周方向Sに分断する。
第2陸部40のブロック41は、トレッド部2の中間領域に位置する中間ブロックである。第1主溝10、第2主溝11、及び、複数の幅方向溝14により、複数のブロック41が、第1主溝10と第2主溝11の間に区画されて、第2陸部40に形成される。タイヤ赤道面3の両側で、複数のブロック41がタイヤ周方向Sに順に配置され、幅方向溝14がブロック41の間に形成される。
クローズドサイプ23は、ブロック41内で閉じるサイプであり、タイヤ幅方向Hに延びる。ここでは、ブロック41は、屈曲サイプである1つ以上のクローズドサイプ23を有する。クローズドサイプ23は、複数回屈曲しつつタイヤ幅方向Hにジグザグ状に延びる。クローズドサイプ23の両端部は、ブロック41内に位置し、ブロック41内で閉じる。クローズドサイプ23の両壁面は、屈曲形状に形成されて、ブロック41内で対向する。各ブロック41で、複数(ここでは、4つ)のクローズドサイプ23がタイヤ周方向Sに間隔をあけて並列する。
第3陸部50は、第2主溝11と周方向溝12により区画された外側陸部であり、トレッド部2のタイヤ幅方向Hの外側領域(ショルダー部4側領域)に形成されている。タイヤ赤道面3の両側で、第3陸部50は、第2主溝11と周方向溝12の間に形成されて、第2陸部40と第4陸部60の間に位置する。また、第3陸部50は、複数のサイプ24、25(区画サイプ24、クローズドサイプ25)と、複数のブロック51、52を有する。
区画サイプ24は、タイヤ幅方向Hに延びる幅方向サイプであり、第2主溝11と周方向溝12の間に形成される。区画サイプ24の一端部と他端部は、それぞれ第2主溝11と周方向溝12に開口する。複数の区画サイプ24は、第3陸部50をタイヤ幅方向Hに横断する横断サイプであり、タイヤ周方向Sに間隔をあけて並列する。複数の区画サイプ24により、第3陸部50がタイヤ周方向Sに区画される。
第3陸部50のブロック51、52は、トレッド部2の外側領域に位置する外側ブロックである。第2主溝11、周方向溝12、及び、複数の区画サイプ24により、複数のブロック51、52が、第2主溝11と周方向溝12の間に区画されて、第3陸部50に形成される。タイヤ赤道面3の両側で、複数のブロック51、52がタイヤ周方向Sに順に配置され、区画サイプ24が一方のブロック51と他方のブロック52の間に形成される。一方のブロック51と他方のブロック52は、互いに異なる形状に形成される。
クローズドサイプ25は、一方のブロック51内で閉じるサイプであり、タイヤ幅方向Hに延びる。ここでは、ブロック51は、屈曲サイプである1つ以上のクローズドサイプ25を有する。クローズドサイプ25は、複数回屈曲しつつタイヤ幅方向Hにジグザグ状に延びる。クローズドサイプ25の両端部は、ブロック51内に位置し、ブロック51内で閉じる。クローズドサイプ25の両壁面は、屈曲形状に形成されて、ブロック51内で対向する。各ブロック51で、複数(ここでは、4つ)のクローズドサイプ25がタイヤ周方向Sに間隔をあけて並列する。
第4陸部60は、周方向溝12により区画された外側陸部であり、第3陸部50とともに、トレッド部2のタイヤ幅方向Hの外側領域に形成されている。また、第4陸部60は、複数の陸部30、40、50、60のうちでタイヤ幅方向Hの最外側(ショルダー部4側)に位置する最外側陸部(ショルダー部4側陸部)である。タイヤ赤道面3の両側で、第4陸部60は、周方向溝12のタイヤ幅方向Hの外側に形成されて、第3陸部50のタイヤ幅方向Hの外側に位置する。周方向溝12は、第3陸部50と第4陸部60の間に形成される。第3陸部50と第4陸部60は、互いの間に周方向溝12を挟んで、タイヤ幅方向Hに隣接する。
第4陸部60は、複数の幅方向溝15と、複数のサイプ(クローズドサイプ)26と、複数のブロック61を有する。複数の幅方向溝15は、周方向溝12のタイヤ幅方向Hの外側に形成されて、タイヤ周方向Sに間隔をあけて並列する。幅方向溝15の一端部と他端部は、それぞれ周方向溝12とトレッド部2の外側部に開口する。複数の幅方向溝15は、第4陸部60をタイヤ幅方向Hに横断して、第4陸部60をタイヤ周方向Sに分断する。
第4陸部60のブロック61は、トレッド部2の外側領域に位置する外側ブロックである。また、ブロック61は、複数のブロック31、41、51、52、61のうちでタイヤ幅方向Hの最外側(ショルダー部4側)に位置する最外側ブロック(ショルダー部4側ブロック)である。周方向溝12、及び、複数の幅方向溝15により、複数のブロック61が、周方向溝12のタイヤ幅方向Hの外側に区画されて、第4陸部60に形成される。タイヤ赤道面3の両側で、複数のブロック61がタイヤ周方向Sに順に配置され、幅方向溝15がブロック61の間に形成される。
クローズドサイプ26は、ブロック61内で閉じるサイプであり、タイヤ周方向Sに延びる。ここでは、ブロック61は、屈曲サイプである1つ以上のクローズドサイプ26を有する。クローズドサイプ26は、複数回屈曲しつつタイヤ周方向Sにジグザグ状に延びる。クローズドサイプ26の両端部は、ブロック61内に位置し、ブロック61内で閉じる。クローズドサイプ26の両壁面は、屈曲形状に形成されて、ブロック61内で対向する。各ブロック61で、1つのクローズドサイプ26がブロック61のタイヤ幅方向Hの中央部に形成される。
図2は、本実施形態の第3陸部50と第4陸部60を示す平面図であり、図1の一部を拡大して示している。図3は、本実施形態の第3陸部50の一部を示す側面図であり、第3陸部50をタイヤ幅方向Hの一方側(内側、又は、外側)からみて模式的に示している。
図示のように、第3陸部50には、2種類のブロック51、52(離隔ブロック51、段差ブロック52)が形成され、第4陸部60には、1種類のブロック(隣接ブロック)61が形成されている。
タイヤ1は、第3陸部50に形成された一対の区画サイプ24と、互いにタイヤ周方向Sに離隔する離隔ブロック51と、離隔ブロック51に対して段差を形成する段差ブロック52と、離隔ブロック51及び段差ブロック52に隣接する隣接ブロック61と、離隔ブロック51と隣接ブロック61のそれぞれに形成されたサイプ25、26を備えている。区画サイプ24は、真っ直ぐに延びるストレートサイプであり、離隔ブロック51と段差ブロック52の間に形成される。区画サイプ24の両壁面は、平面形状に形成されて、タイヤ周方向Sにおいて対向する。
離隔ブロック51、段差ブロック52、及び、隣接ブロック61は、複数の主溝10、11のうちでタイヤ幅方向Hの最外側に位置する主溝(第2主溝11)のタイヤ幅方向Hの外側に形成される。また、隣接ブロック61は、離隔ブロック51及び段差ブロック52のタイヤ幅方向Hの外側に形成される。離隔ブロック51と隣接ブロック61は、タイヤ周方向Sにずらして形成される。周方向溝12は、離隔ブロック51と隣接ブロック61の間、及び、段差ブロック52と隣接ブロック61の間に形成される。ブロック内サイプとして、クローズドサイプ25、26のみが離隔ブロック51と隣接ブロック61に形成される。
一対の区画サイプ24は、互いに組み合わされたサイプ対(ダブルサイプ)であり、タイヤ周方向Sに間隔をあけて、第3陸部50のタイヤ周方向Sの複数箇所に形成される。各形成位置において、一対の区画サイプ24は、2つ(一対)の離隔ブロック51の間で並列に形成され、タイヤ周方向Sに近接する。2つの離隔ブロック51は、一対の区画サイプ24(ダブルサイプ)のタイヤ周方向Sの両側に位置し、互いにタイヤ周方向Sに離隔して形成される。段差ブロック52は、一対の区画サイプ24の間に区画されて、タイヤ周方向Sの両側に位置する2つの離隔ブロック51の間に形成される。
離隔ブロック51のタイヤ周方向Sの寸法(長さ)は、離隔ブロック51のタイヤ幅方向Hの寸法(幅)よりも大きい。従って、離隔ブロック51は、タイヤ幅方向Hよりもタイヤ周方向Sに長い周方向ブロックである。これに対し、段差ブロック52のタイヤ幅方向Hの寸法(長さ)は、段差ブロック52のタイヤ周方向Sの寸法(幅)よりも大きい。従って、段差ブロック52は、タイヤ周方向Sよりもタイヤ幅方向Hに長い幅方向ブロックである。また、段差ブロック52のタイヤ周方向Sの寸法(幅)は、離隔ブロック51のタイヤ周方向Sの寸法(長さ)、及び、離隔ブロック51のタイヤ幅方向Hの寸法(幅)よりも小さい。タイヤ周方向Sでみたときに、段差ブロック52は、離隔ブロック51よりも薄く形成されている。このように、段差ブロック52は、離隔ブロック51よりも小さい小ブロックであるとともに、板状に形成された板状ブロックである。
2つの離隔ブロック51と1つの段差ブロック52は、1つのブロック組みを形成する。第3陸部50(図1参照)において、離隔ブロック51と段差ブロック52は、タイヤ周方向Sに沿って交互に配置される。そのため、離隔ブロック51のそれぞれは、タイヤ周方向Sの一方側に位置する段差ブロック52及び離隔ブロック51とブロック組みを形成するとともに、タイヤ周方向Sの他方側に位置する段差ブロック52及び離隔ブロック51とブロック組みを形成する。複数のブロック組みが、離隔ブロック51を重複させた状態で、タイヤ周方向Sに沿って順に配置される。
第3陸部50内で、段差ブロック52は、一対の区画サイプ24により区画されて、一対の区画サイプ24の間にブロック状に形成される。離隔ブロック51は、タイヤ周方向Sの両側の区画サイプ24により区画されて、タイヤ周方向Sの両側の区画サイプ24の間にブロック状に形成される。また、離隔ブロック51は、2つの段差ブロック52(タイヤ周方向Sの両側の段差ブロック52)の間に形成される。ブロック組みのそれぞれで、一対の区画サイプ24と段差ブロック52は、2つの離隔ブロック51(タイヤ周方向Sの両側の離隔ブロック51)の間に形成される。離隔ブロック51と段差ブロック52は、区画サイプ24により互いに分離した状態に形成され、互いの間に区画サイプ24を挟んで対峙する。
離隔ブロック51、段差ブロック52、及び、隣接ブロック61(図2参照)は、それぞれ、タイヤ1の転動時(車両の走行時)に路面に接触する踏面53、54、62を有する。離隔ブロック51と隣接ブロック61は、互いの踏面53、62の高さを合わせて形成され、同じ高さに形成されている。段差ブロック52の踏面54の高さは、離隔ブロック51の踏面53の高さ及び隣接ブロック61の踏面62の高さよりも低く、段差ブロック52は、離隔ブロック51及び隣接ブロック61よりも低く形成されている(図3参照)。第3陸部50の複数の離隔ブロック51と第4陸部60の複数の隣接ブロック61は、それぞれの配置ピッチの半分(半ピッチ)だけタイヤ周方向Sにずらして配置される。段差ブロック52は、隣接ブロック61のタイヤ周方向Sの中央部に対して、タイヤ幅方向Hに隣接する。
タイヤ半径方向K(図3参照)の高さを比較したときに、離隔ブロック51は、段差ブロック52よりも高い高ブロックであり、段差ブロック52は、離隔ブロック51よりも低い低ブロックである。段差ブロック52の踏面54は、タイヤ周方向Sの両側の離隔ブロック51の踏面53よりもタイヤ半径方向Kの内側に位置する。段差ブロック52は、踏面54により、タイヤ周方向Sの両側の離隔ブロック51に対して段差55を形成する。段差55は、離隔ブロック51の踏面53と段差ブロック52の踏面54の間に形成された段部である。段差55は、離隔ブロック51の踏面53から段差ブロック52の踏面54に向かって低くなり、タイヤ半径方向Kの内側に向かって形成される。段差55により、踏面53、54において、2つの離隔ブロック51の間の段差ブロック52の部分が凹状に形成される。
隣接ブロック61(図2参照)は、2つの離隔ブロック51と1つの段差ブロック52に対して、周方向溝12を挟んで、タイヤ幅方向Hに隣接する。隣接ブロック61の周方向溝12側の側壁63は、2つの離隔ブロック51の周方向溝12側の側壁56、及び、段差ブロック52の周方向溝12側の側壁57と対向する。側壁56、57、63は、周方向溝12の溝底からタイヤ半径方向Kの外側に突出し、周方向溝12内に位置する。隣接ブロック61は、側壁63に形成された凹部64を有する。隣接ブロック61の凹部64は、側壁63において、段差ブロック52の側壁57、及び、一対の区画サイプ24の周方向溝12側の端部(開口部)と対向する位置に形成される。
隣接ブロック61の凹部64は、段差ブロック52の側壁57及び一対の区画サイプ24の端部に沿って形成されて、段差ブロック52の側壁57及び一対の区画サイプ24の端部と対向する。ここでは、隣接ブロック61の凹部64は、タイヤ半径方向Kに沿って形成されて、段差ブロック52の側壁57の全体及び一対の区画サイプ24の端部の全体と対向する。隣接ブロック61の凹部64は、一対の区画サイプ24の端部の位置を超えて、2つの離隔ブロック51の側壁56と対向する位置まで形成される。また、隣接ブロック61の凹部64は、側壁63において、段差ブロック52の側壁57及び一対の区画サイプ24の端部を覆う位置に形成され、段差ブロック52の側壁57及び一対の区画サイプ24の端部に対して、タイヤ幅方向H(ここでは、タイヤ幅方向Hの外側)に隣接する。
凹部64での周方向溝12の溝幅は、他の箇所での周方向溝12の溝幅よりも広く、周方向溝12は、凹部64で部分的に広くなる。隣接ブロック61の接地時に、周方向溝12は、凹部64を除く隣接ブロック61と離隔ブロック51との間で閉じるとともに、凹部64により、隣接ブロック61と段差ブロック52との間で閉じない。
具体的には、隣接ブロック61、離隔ブロック51、及び、段差ブロック52の接地時に、凹部64の位置を除いて、隣接ブロック61の側壁63と離隔ブロック51の側壁56が接触し、周方向溝12が側壁63、56の接触箇所で閉じる。凹部64の位置では、隣接ブロック61の側壁63と段差ブロック52の側壁57が接触せず、凹部64により、隣接ブロック61と段差ブロック52の間に空所が形成される。空所は、タイヤ半径方向Kに沿って延び、段差ブロック52の側壁57の全体及び一対の区画サイプ24の端部の全体にわたって形成される。
隣接ブロック61は、接地時(路面への接触時)に、段差ブロック52と接触せずに離隔ブロック51と接触する。そのため、隣接ブロック61と離隔ブロック51が接地時に互いに支え合う。隣接ブロック61により、離隔ブロック51が支えられて、離隔ブロック51の変形が抑制される。これにより、離隔ブロック51の剛性が高くなり、離隔ブロック51及び第3陸部50での偏摩耗(例えば、ヒールアンドトウ摩耗)の発生が抑制される。同時に、離隔ブロック51により、隣接ブロック61が支えられて、隣接ブロック61の変形が抑制される。これにより、隣接ブロック61の剛性が高くなり、隣接ブロック61及び第4陸部60での偏摩耗の発生が抑制される。また、段差ブロック52は、2つの離隔ブロック51の間で変形して、離隔ブロック51のエッジ効果を向上させる。
図4は、本実施形態の離隔ブロック51と段差ブロック52の接地時の状態を示す側面図であり、2つの離隔ブロック51と1つの段差ブロック52をタイヤ幅方向Hの一方側(内側、又は、外側)からみて模式的に示している。
図示のように、車両の走行時には、タイヤ1がタイヤ回転方向Rに回転して、離隔ブロック51と段差ブロック52が路面Gに接触する。これにより、離隔ブロック51の踏面53と段差ブロック52の踏面54が路面Gに押し付けられて、離隔ブロック51と段差ブロック52がそれぞれ変形する。
離隔ブロック51は、段差ブロック52のタイヤ周方向Sの両側で、段差ブロック52に向かって張り出すように変形する。段差ブロック52は、2つの離隔ブロック51の間に挟み込まれて、タイヤ半径方向Kの外側に延ばされるように変形する。その際、離隔ブロック51と段差ブロック52の間の段差55により、段差ブロック52は、延ばされた状態で路面Gに押し付けられ、タイヤ半径方向Kの内側に向かって圧縮される。これにより、段差ブロック52が2つの離隔ブロック51の間で座屈するように変形する。また、隣接ブロック61が段差ブロック52と接触しないため、段差ブロック52は、隣接ブロック61に拘束されずに、円滑に変形する。
段差ブロック52の変形に伴い、段差ブロック52が離隔ブロック51に接触して、離隔ブロック51が段差ブロック52により押される(矢印P参照)。段差ブロック52は、タイヤ回転方向Rの後方側(車両の進行方向の前方側)に位置する離隔ブロック51Aを斜め上方に押して、路面Gに押し付ける方向の力(モーメント)を離隔ブロック51Aに加える(矢印M参照)。これにより、離隔ブロック51Aのエッジ58の周辺部分が路面Gに押し付けられて、エッジ58におけるエッジ圧が高くなる。エッジ58は、タイヤ回転方向Rの前方側(車両の進行方向の後方側)に位置する離隔ブロック51Aのエッジであり、離隔ブロック51Aの踏面53の踏み込み端である。エッジ圧が高くなることで、離隔ブロック51Aのエッジ効果が向上して、タイヤ1の氷雪上性能が向上する。
以上説明したように、本実施形態のタイヤ1では、タイヤ1に偏摩耗が発生するのを抑制できるとともに、タイヤ1の氷雪上性能を確保でき、耐偏摩耗性能と氷雪上性能とを両立させることができる。また、隣接ブロック61の凹部64により、隣接ブロック61と段差ブロック52の接触を確実に防止して、段差ブロック52をより円滑に変形させることができる。タイヤ1の氷雪路面での転動時には、凹部64内の雪が雪柱せん断力を発揮することで、タイヤ1の氷雪上性能がより向上する。
周方向溝12が隣接ブロック61と離隔ブロック51との間で閉じることで、隣接ブロック61と離隔ブロック51が互いにしっかりと支え合う。その結果、隣接ブロック61の剛性と離隔ブロック51の剛性をより高くすることができる。離隔ブロック51と隣接ブロック61の全てのサイプは、クローズドサイプ25、26である。そのため、離隔ブロック51の剛性と隣接ブロック61の剛性を維持しつつ、タイヤ1のエッジ成分及び氷雪上性能を確保することができる。
隣接ブロック61のクローズドサイプ26は、タイヤ周方向Sに延びる。そのため、隣接ブロック61におけるタイヤ周方向Sのエッジ成分を増加させて、タイヤ1の耐横滑り性能を向上させることができる。タイヤ幅方向Hの力が隣接ブロック61に加えられたときに、タイヤ周方向Sのエッジが路面Gに接触することで、タイヤ1の氷雪上性能が確保される。
トレッド部2のショルダー部4側の部分では、他の部分よりも偏摩耗が発生し易い。離隔ブロック51、段差ブロック52、及び、隣接ブロック61をタイヤ幅方向Hの最外側に位置する第2主溝11のタイヤ幅方向Hの外側に形成するため、トレッド部2のタイヤ幅方向Hの外側部分の剛性を高くすることができる。これにより、トレッド部2のショルダー部4側の部分で、偏摩耗の発生を抑制することができる。
離隔ブロック51のクローズドサイプ25と隣接ブロック61のクローズドサイプ26は、屈曲サイプである。そのため、離隔ブロック51と隣接ブロック61の接地時に、クローズドサイプ25、26の両壁面がしっかりと支え合う。これにより、離隔ブロック51と隣接ブロック61の変形を抑制でき、離隔ブロック51の剛性と隣接ブロック61の剛性を維持することができる。隣接ブロック61には、タイヤ周方向Sに延びるクローズドサイプ26により、タイヤ周方向Sに延びるエッジ(周方向エッジ)が形成される。タイヤ1にサイドフォース(横力)が入った際に、隣接ブロック61の周方向エッジがサイドフォースの向きに対して垂直方向に延びるため、サイドフォースに対するエッジ効果を効果的に得ることができる。従って、タイヤ1に氷雪上性能を確保できるとともに、隣接ブロック61の剛性も高くでき、耐偏摩耗性能と氷雪上性能の両立をより確実に達成することができる。
なお、1つのクローズドサイプ25を離隔ブロック51に形成してもよく、複数のクローズドサイプ25を離隔ブロック51に形成してもよい。また、1つのクローズドサイプ26を隣接ブロック61に形成してもよく、複数のクローズドサイプ26を隣接ブロック61に形成してもよい。クローズドサイプ25、26は、各ブロック51、61内で真っ直ぐに延びるストレートサイプであってもよい。
離隔ブロック51と段差ブロック52を第4陸部60に形成し、隣接ブロック61を第3陸部50に形成してもよい。離隔ブロック51、段差ブロック52、及び、隣接ブロック61を、第3陸部50と第4陸部60以外の陸部に形成してもよい。離隔ブロック51、段差ブロック52、及び、隣接ブロック61は、互いの間に周方向溝12を挟んでタイヤ幅方向Hに隣接する陸部に形成される。隣接ブロック61を離隔ブロック51と段差ブロック52に対してタイヤ幅方向Hの一方側(例えば、内側、又は、外側)に隣接させてもよく、隣接ブロック61を離隔ブロック51と段差ブロック52に対してタイヤ幅方向Hの両側に隣接させてもよい。
離隔ブロック51と段差ブロック52を形成する陸部は、リブ状陸部であってもよく、ブロック列であってもよい。ブロック列は、タイヤ周方向Sに間隔をあけて配列する複数のブロック(配列ブロック)を有する。陸部がブロック列であるときには、離隔ブロック51と段差ブロック52は、ブロック列の配列ブロックに形成される。この場合には、離隔ブロック51と段差ブロック52は、配列ブロックの一部を構成するサブブロックであり、配列ブロック内でブロック組みを形成する。1つのブロック組みが1つの配列ブロックに形成され、或いは、複数のブロック組みが1つの配列ブロックに形成される。ブロック列の複数の配列ブロックは、それぞれ1つ以上のブロック組みを有する。
1・・・タイヤ、2・・・トレッド部、3・・・タイヤ赤道面、4・・・ショルダー部、10・・・第1主溝、11・・・第2主溝、12・・・周方向溝、13・・・幅方向溝、14・・・幅方向溝、15・・・幅方向溝、20・・・分割サイプ、21・・・分割サイプ、22・・・クローズドサイプ、23・・・クローズドサイプ、24・・・区画サイプ、25・・・クローズドサイプ、26・・・クローズドサイプ、30・・・第1陸部、31・・・ブロック、40・・・第2陸部、41・・・ブロック、50・・・第3陸部、51・・・離隔ブロック、52・・・段差ブロック、53・・・踏面、54・・・踏面、55・・・段差、56・・・側壁、57・・・側壁、58・・・エッジ、60・・・第4陸部、61・・・隣接ブロック、62・・・踏面、63・・・側壁、64・・・凹部、G・・・路面、H・・・タイヤ幅方向、K・・・タイヤ半径方向、R・・・タイヤ回転方向、S・・・タイヤ周方向。

Claims (5)

  1. タイヤ幅方向に延びる一対の区画サイプと、
    一対の区画サイプのタイヤ周方向の両側に位置し、タイヤ周方向に離隔して形成された離隔ブロックと、
    一対の区画サイプの間に区画され、離隔ブロックの踏面よりもタイヤ半径方向の内側に位置する踏面により、離隔ブロックに対して段差を形成する段差ブロックと、
    離隔ブロックと段差ブロックに対して周方向溝を挟んでタイヤ幅方向に隣接し、接地時に、段差ブロックと接触せずに離隔ブロックと接触する隣接ブロックと、
    タイヤ周方向に延びる複数の主溝と、を備え、
    離隔ブロック、段差ブロック、及び、隣接ブロックは、複数の主溝のうちでタイヤ幅方向の最外側に位置する主溝のタイヤ幅方向の外側に形成されたタイヤ。
  2. 請求項1に記載されたタイヤにおいて、
    隣接ブロックは、周方向溝側の側壁に、段差ブロックの側壁と対向する凹部を有するタイヤ。
  3. 請求項2に記載されたタイヤにおいて、
    周方向溝は、隣接ブロックの接地時に、凹部を除く隣接ブロックと離隔ブロックとの間で閉じるタイヤ。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載されたタイヤにおいて、
    離隔ブロックと隣接ブロックのそれぞれに形成されたサイプを備え、
    離隔ブロックと隣接ブロックの全てのサイプは、クローズドサイプであるタイヤ。
  5. 請求項4に記載されたタイヤにおいて、
    隣接ブロックのクローズドサイプは、タイヤ周方向に延びるタイヤ。
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