JP6936895B1 - ローラ搬送型加熱炉 - Google Patents

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Abstract

【課題】マッフルを炉体内に容易に設置することができるローラ搬送型加熱炉を提供する。【解決手段】ローラ搬送型加熱炉10は、炉体内空間42において被加熱物を収容する搬送ケース16および搬送ローラ12を覆うとともに、炉体14外において側壁14aから突き出す搬送ローラ12の両端部をそれぞれ覆うように一体的に形成された金属製のマッフル24を備え、炉体14は、下部炉体46および上部炉体48に分割され、上部炉体48は、マッフル24の一部を介して下部炉体46の上に載置されている。これにより、炉体14よりも幅寸法が大きいマッフル24を容易に炉体14内に設置できる。また、搬送ローラ12の下側においてもマッフル24により覆われているので、耐火レンガやセラミックファイバーなどの断熱材が炉体14内の加熱室50aに露出することがなく、被加熱物の熱処理に要求される低露点の加熱雰囲気が得られる。【選択図】図3

Description

本発明は、低露点で被加熱物の熱処理を行なうことができるローラ搬送型加熱炉に関するものである。
トンネル状の炉室を有する炉体と、その炉体の側壁に形成された複数個の貫通穴を通して互いに平行な状態でその炉体の長手方向に配設された複数本の搬送ローラとを備え、それら複数本の搬送ローラを回転駆動することにより、複数本の搬送ローラ上の被加熱物に熱処理を施す加熱炉が知られている。この加熱炉は、所謂ローラハースキルンと称されるものであり、たとえば特許文献1に記載されている。
ところで、たとえば全固体電池に用いる固体電解質のような被加熱物を脱水させるための熱処理が低露点の雰囲気で行なうことが要請される場合がある。しかし、特許文献1に記載の加熱炉では、炉内が出入り口を通して外部に連通していて、炉内を低露点の雰囲気とすることが困難であり、低露点の雰囲気で被加熱物に熱処理を施すことが困難であった。
これに対して、炉体の出入り口に開閉シャッタを設置して、炉内を大気から遮断することが考えられる。たとえば、特許文献2に記載の加熱炉がそれである。このような加熱炉によれば、露点をある程度低くすることができるが、被加熱物の熱処理に要求される充分な低露点の雰囲気が得られないという問題があった。
これに関し、搬送ローラ上の搬送面よりも上側を金属板で覆うマッフル(隔壁)を用い、搬送ローラ上の被加熱物を低露点の雰囲気で加熱処理することが考えられる。このような加熱炉では、ある程度の低露点の雰囲気で加熱処理することができるかもしれないが、搬送ローラの下側において、耐火レンガやセラミックファイバーなどの断熱材が炉内に露出していて、断熱材に含まれる水分を除去することが困難であるため、被加熱物の熱処理に要求される充分に低い露点たとえば−30℃以下の低露点の雰囲気が充分に得られない。このため、さらに搬送ローラ上の搬送面よりも下側も金属板で覆い、搬送ローラ上の被加熱物を低露点の雰囲気で加熱処理することが考えられる。
特開2014−074566号公報 特開2007−187398号公報
しかしながら、上記のような、搬送ローラ上の被加熱物を搬送ローラの上下から覆うようにマッフルを一体的に構成すると、炉外へ突き出す搬送ローラの両端部を覆う必要が生じて、マッフルはその一部が炉外へ突き出して炉体よりも大きい幅寸法を有する形状となるので、マッフルを炉体内に設置することが困難であった。
本発明は以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、マッフルを炉体内に容易に設置することができるローラ搬送型加熱炉を提供することにある。
本発明者は、上記の課題を解決するために種々の検討を重ねた結果、炉体を上下に分割して、炉体を下部炉体および上部炉体から構成し、下部炉体の上にマッフルを挟んで上部炉体を載置すると、容易にマッフルを炉体内に設置するができることを見いだした。本発明はその知見に基づいて為されたものである。
すなわち、本発明の要旨とするところは、(a)被加熱物を収容する炉体内空間が形成された炉体と、前記炉体の側壁を通して互いに平行な状態で前記炉体の長手方向に隙間を隔てて配設された複数本の搬送ローラと、前記炉体の側壁から突き出す前記搬送ローラの両端部を回転可能にそれぞれ支持するローラ支持装置とを備え、前記搬送ローラを回転駆動することにより、前記搬送ローラ上の前記被加熱物を前記炉体内の加熱位置と前記炉体外の非加熱位置との間で搬送して前記被加熱物に熱処理を施すローラ搬送型加熱炉であって、(b)前記被加熱物を通過させる開口を有し、前記炉体内空間において前記被加熱物を収容する搬送ケースおよび前記搬送ケースを搬送するための前記搬送ローラを覆うとともに、前記炉体外において前記炉体の側壁から突き出す前記搬送ローラの両端部をそれぞれ覆うように一体的に形成された金属製のマッフルを備え、(c)前記炉体は、下部炉体および上部炉体に分割され、(d)前記上部炉体は、前記マッフルを介して前記下部炉体の上に載置されており、(e)前記マッフル内では、−30℃以下の露点を有する不活性ガスの雰囲気で前記被加熱物に熱処理が行なわれ、(f)前記マッフルは、前記炉体内において前記被加熱物および前記搬送ローラの中央部を収容する主ケースと、前記炉体外において前記搬送ローラの両端部をそれぞれ収容する一対の副ケースと、前記炉体の側壁を通る前記複数本の搬送ローラの一部を収容し、前記主ケースと前記副ケースとを連結する連結ケースとを、一体的に備え、(g)前記ローラ支持装置は、前記副ケースに封止断熱シートを介して締結された支持部材、および、前記副ケース内において前記搬送ローラの端部に嵌合して前記搬送ローラの端部を支持する先端部とベアリングを介して前記支持部材に回転可能に支持された基端部とを有し、前記搬送ローラと同心に配置された複数本の支持軸を、含むことにある。
本発明のローラ搬送型加熱炉によれば、前記被加熱物を通過させる開口を有し、前記炉体内空間において前記被加熱物を収容する搬送ケースおよび前記搬送ケースを搬送するための前記搬送ローラを覆うとともに、前記炉体外において前記炉体の側壁から突き出す前記搬送ローラの両端部をそれぞれ覆うように一体的に形成された金属製のマッフルを備え、前記炉体は、下部炉体および上部炉体に分割され、前記上部炉体は、前記マッフルを介して前記下部炉体の上に載置されている。これにより、炉体よりも幅寸法が大きいマッフルが容易に炉体内に設置される。また、前記搬送ローラの両端部までマッフルに覆われていて、前記マッフル内では、−30℃以下の露点を有する不活性ガスの雰囲気で前記被加熱物に熱処理が行なわれるので、被加熱物の熱処理に要求される低露点の加熱雰囲気が得られる。さらに、搬送ローラを支持する支持軸をベアリングを介して回転可能に支持する支持部材は、前記副ケースに対して封止断熱シートを介して締結されているので、支持部材と副ケースとの間の密封が高められて低露点の加熱雰囲気が得られるとともに、ベアリングの温度上昇が抑制されて耐久性が高められる。
ここで、好適には、前記下部炉体は底壁と前記底壁の側端から立ち上がる下部側壁とを有するものであり、前記上部炉体は上壁と前記上壁の側端から立ち下がる上部側壁とを有するものであり、前記上部炉体の前記上部側壁は前記連結ケースを介して前記下部炉体の前記下部側壁の上に載置されている。これにより、主ケースと炉体の外において搬送ローラの両端部をそれぞれ収容する一対の副ケースと炉体の側壁を通る搬送ローラの一部を収容する連結ケースとを一体に備えるマッフルを、炉体内に容易に設置することができる。また、搬送ローラの両端部までマッフルに覆われているので、被加熱物の熱処理に要求される低露点の加熱雰囲気が得られる。
また、好適には、前記連結ケースは、前記搬送ローラを通すための空間を隔てて互いに平行に配置された下板および上板と、前記下板および前記上板の間において前記搬送ローラの間に配置されて前記上板を支持する複数の支持板とを含む。これにより、連結ケースは、下部炉体と上部炉体とに挟まれた状態で上部炉体の荷重を支えることができるので、上部炉体を支える支持フレームなどの支持構造を別途設ける場合に比較してローラ搬送型加熱炉が小型となる。
また、好適には、前記支持部材には、前記ベアリングを嵌め入れるとともに前記支持軸の基端部を収容する貫通穴が形成され、前記貫通穴のうちの前記ベアリングよりも前記炉体側の内周面と前記支持軸の外周面との間には、環状のシールリングが介在させられている。これにより、シールリングによって、副ケースすなわちマッフル内の空間が大気から遮蔽されるので、被加熱物の熱処理に要求される低露点の加熱雰囲気が得られる。
また、好適には、前記支持軸の基端部は、前記炉体から離れる方向へ前記支持部材に形成された前記貫通穴から突き出していてスプロケットが装着されており、前記スプロケットを介して前記支持軸が回転駆動される。これにより、搬送ローラを支持し且つ駆動するための支持軸が、炉体から離れた位置において駆動されるので、耐久性が得られる。
また、好適には、前記主ケースは、前記搬送ローラにより前記被加熱物の搬送方向において長手状を成し、前記副ケースおよび前記連結ケースも前記被加熱物の搬送方向において長手状を成している。これにより、搬送ローラの全体が一挙に収容され、マッフルの構造が単純化される利点がある。
本発明の一実施例のローラ搬送型加熱炉を示す側面図である。 図1のローラ搬送型加熱炉を示す平面図である。 図2のIII−III視断面を示す図である。 図3のローラ搬送型加熱炉におけるローラ支持装置を拡大して示す断面図である。 図1のローラ搬送型加熱炉に備えられるマッフルを、マッフルの副ケースの側壁を切り欠いて示す側面図である。
以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の実施例において図は発明に関連する要部を説明するものであり、寸法及び形状等は必ずしも正確に描かれていない。
図1は、本発明の一実施例のローラ搬送型加熱炉10(以下、加熱炉10という)の側面を示している。図2は加熱炉10を上面から視た平面図である。図1及び図2において、加熱炉10は、低露点たとえば−30℃以下、好適には−76℃以下、さらに好適には−100℃以下の露点を有する不活性ガスたとえば窒素ガスの雰囲気においてたとえば80℃〜100℃程度に加熱することにより、加熱炉10の長手方向に配列された複数本の搬送ローラ12によって炉体14内のマッフル24内に搬送された、搬送ケース(容器)16内に充填されている被加熱物たとえば固体電解質の脱水処理を行なうものである。加熱炉10は、複数本の搬送ローラ12の搬送方向において長手状を成している。
加熱炉10は、フレーム18によって支持されており、低露点雰囲気において搬送ケース16内に粉体状の被加熱物を充填したり、熱処理(脱水)後の被加熱物を搬送ケース16から取り出して袋に密閉したりする作業のために気密とされ且つ窒素ガスが供給されて低露点とされた作業室22が、搬送ケース16を通過させるためにマッフル24に形成された開口20を気密に閉じることが可能な遮蔽シャッタ26を介して加熱炉10の一端に気密に接続されている。作業室22は、たとえば、作業用のグローブが気密に取り付けられた壁を備え、作業者はそのグローブを用いて上記の作業を行なうように構成されている。
加熱炉10は、搬送ローラ12による搬送方向すなわち図1及び図2の左右方向に長手状を成し、炉体14と金属製たとえばステンレススチールのような耐熱金属製の気密なマッフル24とを備えている。マッフル24は、炉体14によって長手方向の一部すなわち図1及び図2の左側半分が覆われている。
炉体14の上面には、マッフル24と炉体14との間の空間からの排気を行なう排気管28、マッフル24内からの排気を行なう排気管30、マッフル24と炉体14との間の温度を検出する熱電対を装入する温度検出管31、マッフル24内の温度を検出する熱電対を装入する温度検出管32、及び、マッフル24内のガスを分析するためにマッフル24内において幅方向に離隔した3箇所からそれぞれガスを吸引するガス吸引管34、36、38が設けられている。
図3は加熱炉10の横断面を示し、図4は加熱炉10の横断面のうちの要部である、搬送ローラ12の両端部12bをそれぞれ支持するローラ支持装置44周りを拡大して示している。また、図5はマッフル24の側面を、副ケース52の側壁52bを切り欠いて示した図である。
図3に示すように、炉体14は、たとえばセラミックファイバーなどの断熱材から構成されており、炉体14内には、被加熱物が充填された搬送ケース16を収容するマッフル24と、炉幅方向に長手状の上側ヒータ40及び下側ヒータ41とを、収容する炉体内空間42が形成されている。
搬送ローラ12は、たとえばステンレススチールなどの耐熱金属製の金属管或いはセラミック製の管であり、炉体14の側壁14aを通して互いに平行な状態で炉体14の長手方向に所定の間隔で水平に配設されている。搬送ローラ12の両端部12bは、炉体14の側壁14aから突き出しており、マッフル24の外側に固定されたローラ支持装置44によりマッフル24内において支持されている。
炉体14は、底壁46a及び底壁46aの側端縁から立ち上がる一対の下部側壁46bを有する断面U字(コの字)状の下部炉体46と、上壁48a及び上壁48aの側端縁から立ち下がる上部側壁48bを有する断面U字(コの字)状の上部炉体48とから構成されている。上部炉体48の上部側壁48bはマッフル24の連結ケース54を介して下部炉体46の下部側壁46bの上に載置されている。下部炉体46とマッフル24の副ケース52とは、図1に示すフレーム18によって支持されている。
図3に示すように、マッフル24は、長手状の主ケース50と一対の長手状の副ケース52と連結ケース54とを一体的に備えている。長手状の主ケース50は、炉体14の内側において被加熱物が充填された搬送ケース16及び搬送ローラ12の中央部12aを収容する。一対の長手状の副ケース52は、炉体14の外において搬送ローラ12の両端部12bをそれぞれ収容する。連結ケース54は、炉体14の側壁14a内、すなわち下部側壁46b及び上部側壁48bの間を通る複数本の搬送ローラ12の一部を収容し、主ケース50と副ケース52とを気密に連結する。
また、図1に示すように、マッフル24はさらに遮蔽シャッタ26と断熱シャッタ56とを一体的に備えている。遮蔽シャッタ26は、主ケース50の作業室22側である一端側に形成された開口20を気密に閉じることを可能とする。断熱シャッタ56は、主ケース50の作業室22側である一端側に設けられて、主ケース50内の空間のうちの炉体14に囲まれた加熱室51aと主ケース50内の空間のうちの炉体14から外れた予備室51bとに分割し、加熱室51aを熱的に遮断する。
遮蔽シャッタ26は、主ケース50の作業室22側に形成された開口20を開閉する開閉板26aと、開閉板26aを上下方向に案内する上下ガイド26bと、開閉板26aを開位置と閉位置とに選択的に位置させる上下アクチュエータ26cとを、備えている。断熱シャッタ56は、加熱室51aを開閉する断熱板56aと、断熱板56aを上下方向に案内する上下ガイド56bと、断熱板56aを開位置と閉位置とに選択的に位置させる上下アクチュエータ56cとを、備えている。
図5に示すように、連結ケース54は、複数本の搬送ローラ12を通すための空間を上下方向に隔てて互いに平行に且つ水平に配置された下板54a及び上板54bと、下板54a及び上板54bの間において搬送ローラ12の間にそれぞれ配置された上下方向に設けられた複数枚の支持板54cとから構成されている。それら複数枚の支持板54cは、図3及び図4に示すように連結ケース54の上板54bに加えられる上部炉体48の荷重を支持する支持壁として機能している。
図4に示すように、ローラ支持装置44は、副ケース52の側壁52bに対して封止断熱シート58を介して一体的に締結された支持部材60と、搬送ローラ12とそれぞれ同心に配置された複数本の支持軸64とを、備えている。
支持軸64は、副ケース52内において搬送ローラの12の端部12bに嵌め入れられて搬送ローラ12の端部12bを支持する先端部64aと、一対のベアリング62を介して支持部材60に回転可能に支持された基端部64bとを有している。この支持軸64の先端部64aに固定されたバネ受66と搬送ローラ12の端面との間には、コイルスプリング68が与圧状態で介在させられている。
支持部材60には、一対のベアリング62を嵌め着けられるとともに支持軸64の基端部64bを収容する貫通穴60aが形成されており、貫通穴60aのうちの一対のベアリング62よりも炉体14側の内周面60bと支持軸64の外周面64cとの間には、環状のシールリング70が介在させられている。
上述の封止断熱シート58は、副ケース52から支持部材60への熱伝導を抑制するために熱伝導率が大幅に低いものであり、好適には、たとえば鱗片状黒鉛を黒鉛層間に生成した黒鉛層間化合物または酸化黒鉛を急速加熱処理により膨張させた膨張黒鉛をロール成形によってシート状に成形した復元性の高い膨張黒鉛シート、或いはその膨張黒鉛とメッシュ型メタルシートまたは樹脂との複合材から、構成される。また、上記環状のシールリング70は、マッフル24の気密性を高めるためのものであり、好適には、シリコンゴム或いは四フッ化エチレンゴム等の耐熱ゴムから構成される。
搬送ローラ12の端部12bと支持軸64の先端部64aとを収容する副ケース52の上壁52aには、メンテナンス用の穴72が形成されており、その穴72は、上壁52aに封止断熱シート74を介して締結された蓋板76により気密に閉じられている。封止断熱シート74は、熱伝導を抑制するための熱伝導率が大幅に低いものであり、たとえば封止断熱シート58と同様の材料により構成されている。
複数の支持軸64の基端部64bは、炉体14から離れる方向へ支持部材60に形成された貫通穴60aからそれぞれ突き出している。その支持軸64の基端部64bのうちの貫通穴60aから突き出した部分にはスプロケット78が装着されている。図1に示すように、スプロケット78と駆動装置80の出力軸に固定されたスプロケット82との間には、駆動チェーン84が巻き架けられており、駆動装置80により各支持軸64が回転駆動されるようになっている。
以上のように構成されたマッフル24には、図2に示すように、外向きに突き出し且つ搬送方向に平行に連なる長手方向補強リブ86と、長手方向に直交する方向に連なる幅方向補強リブ88とが設けられ、マッフル24の剛性が高められている。
図3に示すように、マッフル24の主ケース50には、下部炉体46の底壁46aを貫通する窒素ガス供給管90が接続されているとともに、主ケース50と連通する副ケース52にも窒素ガス供給管92が接続される。また、主ケース50には、上部炉体48の上壁48aを貫通する排気管30が接続されている。これにより、図示しない窒素供給源から供給される低露点の窒素ガスがマッフル24内に充満された状態で、被加熱物の加熱が行なわれるようになっている。
下部炉体46の底壁46a及び上部炉体48の上壁48aには、炉体内空間42におけるマッフル24の外側の温度を検出する上部温度センサ96及び下部温度センサ98が設けられているとともに、上部炉体48の上壁48aには、マッフル24の内側の温度を検出するマッフル内温度センサ100が設けられている。
炉体14の炉体内空間42に収容され、マッフル24の上側及び下側に位置している上側ヒータ40及び下側ヒータ41は、図3に示すように、両端の端子102をそれぞれ炉体14外へ突き出した状態で、炉体14の上部側壁48b及び下部側壁46bによりそれぞれ支持されている。それら上側ヒータ40の両端の端子102及び下側ヒータ41の両端の端子102は、上部側壁48b及び下部側壁46bに固定された端子カバー104にそれぞれ覆われている。
図1に戻り、以上のように構成された加熱炉10では、当初は、遮蔽シャッタ26及び断熱シャッタ56が閉じられている。この状態で、図示しない窒素供給源から供給される低露点の窒素ガスがマッフル24内に充満させられ、且つ図3に示す上側ヒータ40及び下側ヒータ41によりマッフル24内が所定の加熱温度に維持される。
次いで、作業室22内において未処理の被加熱物が充填された搬送ケース16が開かれた遮蔽シャッタ26を通してマッフル24内の予備室51bすなわち非加熱位置へ送られ、遮蔽シャッタ26が閉じられる。
所定の時間後に断熱シャッタ56が開かれて搬送ケース16がマッフル24内の加熱室51aすなわち加熱位置へ送られ、次いで、断熱シャッタ56が閉じられた状態で所定の時間、低露点の窒素雰囲気下で加熱されることで、被加熱物の脱水処理が行なわれる。加熱室51a内において脱水処理が完了すると、断熱シャッタ56が開かれて搬送ケース16は予備室51bへ移動させられる。
次に、断熱シャッタ56が閉じられるとともに遮蔽シャッタ26が開かれて搬送ケース16が作業室22内へ送られる。作業室22内では、搬送ケース16内の脱水処理後の被加熱物がシール袋に充填され、保存される。
上述のように、本実施例の加熱炉10(ローラ搬送型加熱炉)によれば、被加熱物を収容する炉体内空間42が形成された炉体14と、炉体14の側壁14aを通して互いに平行な状態で炉体14の長手方向に隙間を隔てて配設された複数本の搬送ローラ12と、炉体14の側壁14aから突き出す搬送ローラ12の両端部12bを回転可能にそれぞれ支持するローラ支持装置44とを備え、搬送ローラ12を回転駆動することにより、搬送ローラ12上の被加熱物を炉体14内の加熱室(加熱位置)51aと炉体14外の予備室(非加熱位置)51bとの間で搬送して被加熱物に熱処理を施す加熱炉(ローラ搬送型加熱炉)10であって、被加熱物が充填された搬送ケース16を通過させる開口20を有し、炉体内空間42において被加熱物を収容する搬送ケース16及び搬送ケース16を搬送するための搬送ローラ12を覆うとともに、炉体14外において側壁14aから突き出す搬送ローラ12の両端部12bをそれぞれ覆うように一体的に形成された金属製のマッフル24を備え、炉体14は、下部炉体46及び上部炉体48に分割され、上部炉体48は、マッフル24の一部を介して下部炉体46の上に載置されている。これにより、炉体14よりも幅寸法が大きいマッフル24の主要部が容易に炉体14内に設置される。また、搬送ローラ12の下側においてもマッフル24により覆われているので、耐火レンガやセラミックファイバーなどの断熱材が炉体内の加熱室50aに露出することがなく、被加熱物の熱処理に要求される低露点の加熱雰囲気が得られる。
また、本実施例の加熱炉10によれば、金属製のマッフル24は、炉体14内において搬送ケース16に充填された被加熱物及び搬送ローラ12の中央部12aを収容する主ケース50と、炉体14外において搬送ローラ12の両端部12bをそれぞれ収容する一対の副ケース52と、炉体14の側壁14aを通る複数本の搬送ローラ12の一部を収容し、主ケース50と副ケース52とを連結する連結ケース54とを、一体的に備えるものであり、下部炉体46は底壁46a及び底壁46aの側端から立ち上がる下部側壁46bを有するものであり、上部炉体48は上壁48a及び上壁48aの側端から立ち下がる上部側壁48bを有するものであり、上部炉体48の上部側壁48bは連結ケース54を介して下部炉体46の下部側壁46bの上に載置されている。これにより、炉体14よりも幅寸法が大きいマッフル24の主要部が容易に炉体14内に設置される。また、搬送ローラ12の両端部12bまでマッフル24に覆われているので、被加熱物の熱処理に要求される低露点の加熱雰囲気が得られる。
また、本実施例の加熱炉10によれば、連結ケース54は、搬送ローラ12を通すための空間を隔てて互いに平行に配置された下板54a及び上板54bと、下板54a及び上板54bの間において搬送ローラ12の間に配置されて上板54bを支持する複数の支持板54cとを含む。これにより、連結ケース54は、下部炉体46と上部炉体48とに挟まれた状態で上部炉体48の荷重を支えることができるので、上部炉体48を支える支持フレームなどの支持構造を別途設ける場合に比較して加熱炉10が小型となる。
また、本実施例の加熱炉10によれば、ローラ支持装置44は、副ケース52に封止断熱シート58を介して締結された支持部材60、及び、副ケース52内において搬送ローラ12の端部12bに嵌合して搬送ローラ12の端部12bを支持する先端部64aとベアリング62を介して支持部材60に回転可能に支持された基端部64bとを有し、搬送ローラ12と同心に配置された複数本の支持軸64とを、含む。これにより、搬送ローラ12を支持する支持軸64をベアリング62を介して回転可能に支持する支持部材60は、副ケース52に対して封止断熱シート58を介して締結されているので、支持部材60と副ケース52との間の密封が高められて低露点の加熱雰囲気が得られる。また、ベアリング62の温度上昇が抑制されてローラ支持装置44の耐久性が高められる。
また、本実施例の加熱炉10によれば、支持部材60には、ベアリング62を嵌め入れるとともに支持軸64の基端部64bを収容する貫通穴60aが形成され、貫通穴60aのうちのベアリング62よりも炉体14側の内周面60bと支持軸64の外周面64cとの間には、環状のシールリング70が介在させられている。このため、シールリング70によって、副ケース52すなわちマッフル24内の空間が大気から遮蔽されるので、被加熱物の熱処理に要求される低露点の加熱雰囲気が得られる。
また、本実施例の加熱炉10によれば、支持軸64の基端部64bは、炉体14から離れる方向へ支持部材60に形成された貫通穴60aから突き出していてスプロケット78が装着されており、スプロケット78を介して支持軸64が回転駆動される。これにより、搬送ローラ12を支持し且つ駆動するための支持軸64が、炉体14から離れた位置において駆動されるので、ローラを駆動する装置の耐久性が得られる。
また、本実施例の加熱炉10によれば、主ケース50は、搬送ローラ12による被加熱物の搬送方向において長手状を成し、副ケース52及び連結ケース54も被加熱物の搬送方向において長手状を成している。これにより、搬送ローラ12の全体が一挙に収容され、マッフル24の構造が単純化される利点がある。
以上、本発明を図面を参照して詳細に説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。
たとえば、前述の実施例の加熱炉10は、バッチ式であったが、連続式の加熱炉であってもよい。この連続式の加熱炉の場合には、マッフル24に備えられた主ケース50における作業室22の反対側である他端側にも遮蔽シャッタ26及び断熱シャッタ56が設けられればよい。
また、前述の実施例のマッフル24は、長手方向の一部が炉体14によって覆われていたが、マッフル24の長手方向の全部が炉体14によって覆われていてもよい。
また、前述の実施例において、露点の低い窒素ガスがマッフル24内に供給されていたが、他の種類の気体が供給されていてもよい。要するに、脱水等のために低露点の加熱処理が可能であればよい。
また、前述の実施例のマッフル24では、副ケース52及び連結ケース54は主ケース50の長手方向において一体に構成されていたが、その長手方向において分割されていてもよい。
なお、上述したのはあくまでも本発明の一実施例であり、本発明はその主旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得るものである。
10:加熱炉(ローラ搬送型加熱炉)
12:搬送ローラ
12a:中央部
12b:端部
14:炉体
14a:炉体の側壁
16:搬送ケース
20:開口
24:マッフル
26:遮蔽シャッタ
42:炉体内空間
44:ローラ支持装置
46:下部炉体
46a:底壁
46b:下部側壁
48:上部炉体
48a:上壁
48b:上部側壁
50:主ケース
51a:加熱室(加熱位置)
51b:予備室(非加熱位置)
52:副ケース
54:連結ケース
54a:下板
54b:上板
54c:支持板
58:封止断熱シート
60:支持部材
60a:貫通穴
62:ベアリング
64:支持軸
64a:先端部
64b:基端部
70:シールリング
78:スプロケット

Claims (6)

  1. 被加熱物を収容する炉体内空間が形成された炉体と、前記炉体の側壁を通して互いに平行な状態で前記炉体の長手方向に隙間を隔てて配設された複数本の搬送ローラと、前記炉体の側壁から突き出す前記搬送ローラの両端部を回転可能にそれぞれ支持するローラ支持装置とを備え、前記搬送ローラを回転駆動することにより、前記搬送ローラ上の前記被加熱物を前記炉体内の加熱位置と前記炉体外の非加熱位置との間で搬送して前記被加熱物に熱処理を施すローラ搬送型加熱炉であって、
    前記被加熱物を通過させる開口を有し、前記炉体内空間において前記被加熱物を収容する搬送ケースおよび前記搬送ケースを搬送するための前記搬送ローラを覆うとともに、前記炉体外において前記炉体の側壁から突き出す前記搬送ローラの両端部をそれぞれ覆うように一体的に形成された金属製のマッフルを備え、
    前記炉体は、下部炉体および上部炉体に分割され、
    前記上部炉体は、前記マッフルを介して前記下部炉体の上に載置されており、
    前記マッフル内では、−30℃以下の露点を有する不活性ガスの雰囲気で前記被加熱物に熱処理が行なわれ、
    前記マッフルは、前記炉体内において前記被加熱物および前記搬送ローラの中央部を収容する主ケースと、前記炉体外において前記搬送ローラの両端部をそれぞれ収容する一対の副ケースと、前記炉体の側壁を通る前記複数本の搬送ローラの一部を収容し、前記主ケースと前記副ケースとを連結する連結ケースとを、一体的に備え、
    前記ローラ支持装置は、前記副ケースに封止断熱シートを介して締結された支持部材、および、前記副ケース内において前記搬送ローラの端部に嵌合して前記搬送ローラの端部を支持する先端部とベアリングを介して前記支持部材に回転可能に支持された基端部とを有し、前記搬送ローラと同心に配置された複数本の支持軸を、含む
    ことを特徴とするローラ搬送型加熱炉。
  2. 前記下部炉体は底壁と前記底壁の側端から立ち上がる下部側壁とを有するものであり、前記上部炉体は上壁と前記上壁の側端から立ち下がる上部側壁とを有するものであり、前記上部炉体の前記上部側壁は前記連結ケースを介して前記下部炉体の前記下部側壁の上に載置されている
    ことを特徴とする請求項1のローラ搬送型加熱炉。
  3. 前記連結ケースは、前記搬送ローラを通すための空間を隔てて互いに平行に配置された下板および上板と、前記下板および前記上板の間において前記搬送ローラの間に配置されて前記上板を支持する複数の支持板とを含む
    ことを特徴とする請求項2のローラ搬送型加熱炉。
  4. 前記支持部材には、前記ベアリングを嵌め入れるとともに前記支持軸の基端部を収容する貫通穴が形成され、
    前記貫通穴のうちの前記ベアリングよりも前記炉体側の内周面と前記支持軸の外周面との間には、環状のシールリングが介在させられている
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1のローラ搬送型加熱炉。
  5. 前記支持軸の基端部は、前記炉体から離れる方向へ前記支持部材に形成された前記貫通穴から突き出していてスプロケットが装着されており、前記スプロケットを介して前記支持軸が回転駆動される
    ことを特徴とする請求項のローラ搬送型加熱炉。
  6. 前記主ケースは、前記搬送ローラにより前記被加熱物の搬送方向において長手状を成し、前記副ケースおよび前記連結ケースも前記被加熱物の搬送方向において長手状を成している
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1のローラ搬送型加熱炉。
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