JP6936334B2 - 医療用患部固定装置 - Google Patents

医療用患部固定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6936334B2
JP6936334B2 JP2019555164A JP2019555164A JP6936334B2 JP 6936334 B2 JP6936334 B2 JP 6936334B2 JP 2019555164 A JP2019555164 A JP 2019555164A JP 2019555164 A JP2019555164 A JP 2019555164A JP 6936334 B2 JP6936334 B2 JP 6936334B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elastic
band
pair
affected area
elastic fibers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019555164A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020515357A (ja
Inventor
ビョンスン ムン
ビョンスン ムン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Publication of JP2020515357A publication Critical patent/JP2020515357A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6936334B2 publication Critical patent/JP6936334B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/04Plaster of Paris bandages; Other stiffening bandages
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/04Plaster of Paris bandages; Other stiffening bandages
    • A61F13/041Accessories for stiffening bandages, e.g. cast liners, heel-pieces
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/04Plaster of Paris bandages; Other stiffening bandages
    • A61F13/041Accessories for stiffening bandages, e.g. cast liners, heel-pieces
    • A61F13/048Braces for connecting two cast parts, e.g. hinged cast braces
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F5/00Orthopaedic methods or devices for non-surgical treatment of bones or joints; Nursing devices; Anti-rape devices
    • A61F5/01Orthopaedic devices, e.g. splints, casts or braces
    • A61F5/04Devices for stretching or reducing fractured limbs; Devices for distractions; Splints
    • A61F5/05Devices for stretching or reducing fractured limbs; Devices for distractions; Splints for immobilising
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F5/00Orthopaedic methods or devices for non-surgical treatment of bones or joints; Nursing devices; Anti-rape devices
    • A61F5/01Orthopaedic devices, e.g. splints, casts or braces
    • A61F5/04Devices for stretching or reducing fractured limbs; Devices for distractions; Splints
    • A61F5/05Devices for stretching or reducing fractured limbs; Devices for distractions; Splints for immobilising
    • A61F5/058Splints

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Nursing (AREA)
  • Orthopedic Medicine & Surgery (AREA)
  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
  • Materials For Medical Uses (AREA)

Description

本発明は、医療用患部固定装置に関し、より詳細には、骨折、脱臼、捻挫などが発生した身体患部を固定するために使用されるキャスト、スプリントなどの医療用患部固定装置に関する。
一般に、医療用患部固定装置とは、骨折、脱臼、捻挫などが発生した身体部位を固定するために使用される石膏包帯やガラス繊維包帯などの医療用品を意味する。
最近では、施術の容易性とユーザー(患者)の利便性(軽量で通気性が良いため便利である)のために、様々な素材及び形態の医療用患部固定装置が開発され、使用されている。
代表的な一例として、水硬化性合成樹脂が塗布された円筒形の弾力繊維(以下、「従来技術1」という)がある。従来技術1は、通常、気密包装された状態で販売されるが、その使用方法は、次のとおりである。
まず、医師は、包装を除去した後、弾力繊維を水に浸す。次に、弾力繊維から水気を除去した後、靴下を履かせるように弾力繊維を患者の患部に着用させる。最後に、患部が正しく固定できるように、弾力繊維が固まる前に、一定の形状に弾力繊維を成形する。
従来技術1は、水硬化性合成樹脂の粘着力のために、弾力繊維を患部に容易に着用させることが容易ではない。治療が完了すると、硬化した弾力繊維を、鋸を用いて切断しなければならないが、この場合、患者が恐怖心を感じるおそれがある。さらに、切断過程で皮膚に傷が生じるおそれもある。
前述した従来技術1の問題点を補完した技術が韓国特許第10−0773862号公報の「改良型整形外科用副木」(以下、「従来技術2」という)に開示されている。
従来技術2は、整形外科用副木(医療用患部固定装置)を構成するにあたり、表面に水硬化性合成樹脂が被覆された弾力繊維の一端に伸縮バンドを長さ方向に接合手段によって互いに連結し、前記弾力繊維の他側には結合手段を連結して両端に入口部と出口部を設け、水硬化性樹脂を被覆するとき、前記伸縮バンドと結合手段は被覆されないように製作して患部に施術するようにし、治療後の副木除去の際には伸縮バンドまたは結合手段を切開して除去することができるように構成したことを特徴とする。
従来技術2の結合手段としては、伸縮バンドが使用されてもよく、マジックテープ(登録商標)(Velcro)またはスライドファスナー(Slide Fastener)が使用されてもよい。
結合手段として伸縮バンドが使用される場合、従来技術1と同様に弾力繊維を患部に着用させることは容易ではない。
結合手段としてマジックテープまたはスライドファスナーが使用される場合には、次の問題点がある。
医療用患部固定装置を製造する過程で、キャスト(副木)を、水硬化性合成樹脂が保存された溶液に浸した後、ローラーで圧着して、過度に湿らせた溶液を搾り出す工程が行われるが、マジックテープまたはスライドファスナーに水硬化性合成樹脂が付着すると、本来の機能を失うことがあるため、別途のビニールカバーなどを被せなければならない。よって、工程が複雑になる。
また、ビニールカバーでマジックテープまたはスライドファスナーを完全に密封することが難しいため、ビニールカバーを被せても、コーティング作業の際にビニールカバーの間に水硬化性合成樹脂が浸透する可能性がある。
一方、スライドファスナーは、ファスナーつまみの厚さにより、ローラーによって圧着される過程で破損するおそれが大きい。また、スライドファスナーのファスナーつまみは、ローラーの圧着を妨害して、水硬化性合成樹脂が弾力繊維に均一に染み込まないようにする。
併せて、マジックテープまたはスライドファスナーは、施術する過程で、前述したビニールカバーを別に除去しなければならず、水硬化性合成樹脂が付着しないように格別に注意を払わなければならないという不便さがある。
本発明の目的は、製造過程で破損したり機能を失ったりするおそれが低く、容易に施術することができる医療用患部固定装置を提供することにある。
本発明の目的は、所定の長さの伸縮バンドと、伸縮バンドの幅方向の両側縁にそれぞれ結合され、水硬化性合成樹脂が塗布され、身体部位を包むことができる一対の弾力繊維と、一対の弾力繊維が身体部位を包むとき、一対の弾力繊維が対向する縁に沿って所定の間隔で設置され、一対の弾力繊維を連結する平らな形状の複数の結束ユニットと、を含む医療用患部固定装置によって達成できる。
本発明の目的は、所定の長さの伸縮バンドと、伸縮バンドの幅方向の両側縁にそれぞれ結合され、水硬化性合成樹脂が塗布され、身体部位を包むことができる一対の弾力繊維と、コネクタと、一対の弾力繊維が身体部位を包むとき、一対の弾力繊維が対向する縁に沿って所定の間隔で設置され、内部にコネクタが挿入できる溝が設けられ、コネクタを介して連結される複数の結束ユニットと、を含むが、結束ユニットに挿入されたコネクタを任意に除去することができないように、コネクタの両端部にラチェット突起が設けられる、医療用患部固定装置によって達成できる。
本発明によれば、製造過程で破損したり機能を失ったりするおそれが低く、容易に施術することができるという効果がある。
第1実施形態に係る医療用患部固定装置100の斜視図である。 第1実施形態に係る結束ユニット30の作動原理を示す図である。 第1実施形態に係る結束ユニット30に連結ブロックと収容部がさらに設けられた様子を示す図である。 第2実施形態に係る医療用患部固定装置200の斜視図である。 本開示の第3実施形態に係る医療用患部固定装置300の斜視図である。 本開示の第3実施形態に係る固定バンド2の様々な変形例を示す図である。 本開示の第3実施形態に係る結束ユニット3の作動原理を示す図である。 本開示の第4実施形態に係る医療用患部固定装置400の斜視図である。 本開示の第4実施形態に係る固定バンド2fの使用方法を示す図である。
以下、様々な実施形態を、添付図面を参照して具体的に説明する。
[第1実施形態]
図1に示すように、第1実施形態に係る医療用患部固定装置100は、伸縮バンド10、弾力繊維20、及び結束ユニット30を含む。
伸縮バンド10は、ネオプレン(Neoprene)などのゴム材質からなり、所定の幅と長さを有する。医療用患部固定装置100を施術するとき、伸縮バンド10は、主に関節の外側に位置する。伸縮バンド10は、ハサミやナイフなどによって容易に切断され、治療が完了すると、これを切断して医療用患部固定装置100を容易に解体することができる。
弾力繊維20は、一対で構成され、伸縮バンド10の幅方向の両側縁にそれぞれ結合(裁縫)される。弾力繊維20の繊維組織の間には、水硬化性合成樹脂が塗布されて(染み込んで)おり、水(湿気)が加わると硬化する。一対の弾力繊維20は、関節の外側に位置する伸縮バンド10を軸として、骨折、脱臼、捻挫などが発生した身体部位を包む。
すなわち、水で湿らせた或いは水が撒かれた弾力繊維20で患部を包むと、弾力繊維20が硬化しながら患部を固定する。
なお、弾力繊維20は、ポリエステル編物、ガラス繊維編物、天然繊維、合成繊維などであってもよく、ウレタン弾力糸やゴム糸などの天然糸または合成糸が一緒に編まれたものであってもよいが、いずれの材質の場合でも、引っ張ったときに弾力的に伸びるように、網状に製織される(Weaving)ことが好ましい。
結束ユニット30は、平らな形状をし、一対の弾力繊維20が身体部位を包むとき、向かい合う縁に沿って所定の間隔で複数設置され、一対の弾力繊維20を互いに連結させる機能をする。
医療用患部固定装置100を製造する過程で、結束ユニット30が縫製された弾力繊維20を、水硬化性合成樹脂が保存された溶液に浸した後、ローラーで圧着して、過度に湿らせた溶液を搾り出す工程が行われるが、結束ユニット30が弾力繊維20と同様の厚さで平らに形成されると、ローラーにより結束ユニット30が破損する可能性が大幅に低下する。また、ローラーの動作が結束ユニット30によって妨害されないため、弾力繊維20に水硬化性合成樹脂が均一に染み込む。
結束ユニット30は、雄結束具32と雌結束具34を含み、雄結束具32と雌結束具34は、締結された後、強制的に破損しない限りは分離されない。よって、結束ユニット30が破損しているか否か判断することにより、医療用患部固定装置100の任意の解体かであるか否かを容易に把握することができる。
さらに詳細には、結束ユニット30は、所定の弾性を有する合成樹脂(プラスチックなど)材質で製作され、施術後に皮膚に触れないように、結束ユニット30は弾力繊維20の外面に結合されることが好ましい。
図2に示すように、雄結束具32は、平らな形状のボディ部32aと、ボディ部32aの一方に突設された銛(または矢印)形状の係止部32bとを備えており、雌結束具34は、平らな形状のボディ部34aと、ボディ部34aの一方に形成され、雄結束具32の係止部32bに係合される挿入部34bとを備える。
このとき、係止部32bの後尾の幅は挿入部34bの幅よりも大きい。
すなわち、雌結束具34に雄結束具32を押し込むと、係止部32bの後尾が挿入部34bに係合されて固定され、固定された結束具32、34は、係止部32bを強制的に破損しない限りは分離されない。前述した構造の結束ユニット30は、水硬化性合成樹脂が付着しても、問題なく作動する。治療が終わった後には、ニッパーなどで係止部32bを切断して結束ユニット30を容易に分離することができる。
一方、マジックテープまたはスライドファスナーとは異なり、所定の間隔で設けられる結束ユニット30は、それらの間の通気が可能である。よって、通気性を向上させるために、一対の弾力繊維20は、完全に当接しない長さとすることが好ましい。
図3を参照すると、雌結束具34のボディ部34aには、下面に係止突起34dを有する連結ブロック34cがスライド突出可能にさらに設置され、雄結束具32のボディ部32aには、連結ブロック34cに結合できる収容部32cがさらに設けられてもよい。
これにより、バスや追加のX線撮影などの理由でやむを得ず雄結束具32の係止部32bを破損(切断)して副木を解体する場合、雄結束具32と雌結束具34を再使用することができる。
[第2実施形態]
図4に示すように、第2実施形態に係る医療用患部固定装置200は、伸縮バンド10、弾力繊維20、結束ユニット30t、及びコネクタ40を含む。
結束ユニット30tの内部には、コネクタ40が挿入できる溝を有し、結束ユニット30tは、コネクタ40を介して連結される。結束ユニット30tは、出来る限り平らで薄く形成されることが好ましい。
結束ユニット30tに挿入されたコネクタ40を任意に除去することができないように、コネクタ40の両端部にはラチェット突起40cが設けられる。前述したように、やむを得ず医療患部の固定装置200を解体した後、再び着用しなければならない場合、ラチェット突起40cをハサミやナイフなどで除去してコネクタ40を結束ユニット30tから抜き取ったり再挿入したりすればよい。
コネクタ40は、弾性繊維で形成されたバンド部40aと、バンド部40aの幅方向の両側縁に結合されて結束ユニット30tに挿入される一対の柱部40bとを備えることが好ましい。
施術後、バンド部40aは、伸縮バンド10と対向するように配置される。バンド部40aと伸縮バンド10は、患部に加わる過度な圧迫感を部分的に軽減させる。治療が終わったら、バンド部40aと伸縮バンド10をナイフやハサミなどで切断して医療用患部固定装置200を容易に解体することができる。
前述した構成を有する医療用患部固定装置100、200は、結束ユニット30、30tが平らに形成され、製造過程でローラーによって破損するおそれが低い。
また、結束ユニット30、30tは、構造上、水硬化性合成樹脂が付着しても機能が大幅に低下しないので、患者に容易に施術することができるという効果がある。
さらに、結束ユニット30またはコネクタ40が破損したか否か判断することにより、キャストの任意の解体であるか否かを容易に把握することができる。
[第3実施形態]
図5に示すように、第3実施形態に係る医療用患部固定装置300は、弾力繊維1、複数の固定バンド2、及び結束ユニット3を含む。
弾力繊維1の繊維組織の間には水硬化性合成樹脂が塗布されて(染み込んで)おり、水(湿気)が加わると硬化する。弾力繊維1は、骨折、脱臼、捻挫などが発生した身体部位に重ね当てられる。
すなわち、水で湿らせた或いは水が撒かれた弾力繊維1を患部に密着させると、弾力繊維1が硬化しながら患部を固定する。
なお、弾力繊維1は、ポリエステル編物、ガラス繊維編物、天然繊維、合成繊維などであってもよく、ウレタン弾力糸やゴム糸などの天然糸または合成糸が一緒に編まれたものであってもよいが、いずれの材質の場合でも、引っ張ったときに弾力的に伸びるように、網状に製織される(Weaving)ことが好ましい。
複数の固定バンド2は、長さ調節が可能であり、後述する結束ユニット3によって弾力繊維1に結合される。負傷が発生した身体Bに弾力繊維1を重ね当てた後、固定バンド2を弾力繊維1に結合すると、容易に医療用患部固定装置300を施術することができる。また、固定バンド2が弾力繊維1に結合されておらず、別途購入されることにより、製造過程で水硬化性合成樹脂に含浸されて機能(マジックテープ機能など)を失うおそれがない。
固定バンド2は、前面にマジックテープ部が形成された第1バンド2aと、下面にマジックテープ部が形成された第2バンド2bと備え、第1バンド2aと第2バンド2bとは一つに結合される。
通常、医療用キャストの場合、患者が任意に解体することを防止する必要があるが、キャスト施術の前に一時的に着用される医療用患部固定装置の場合には、患部の状態(腫れ)を確認することができるように、任意に解体できる構造としてもよい。
一方、図6に示すように、固定バンド2は、長さの調節が可能なマジックテープであってもよく(図6(a))、バックルなどの別途の長さ調節部材22が取付けられた形態(図6(b))であってもよい。
また、固定バンド2が、弾性を有するゴム材質で形成される場合、長さは調節されなくてもよい。
結束ユニット3は、弾力繊維1と同様の厚さを有する平らな形状に形成され、患部に重ね当てられた弾力繊維1が複数の固定バンド2によって固定できるように、弾力繊維1の幅方向の一側縁と固定バンド2の一端、及び弾力繊維1の他側縁と固定バンド2の他端にそれぞれ設置される。
弾力繊維1に水硬化性合成樹脂を塗布(コーティング)する過程において、結束ユニット3が縫製された弾力繊維1を、水硬化性合成樹脂が保存された溶液に浸した後、ローラーで圧着して、過度に湿らせた溶液を搾り出す工程が行われるが、結束ユニット3が弾力繊維1と同様の厚さで平らに形成されると、ローラーにより結束ユニット3が破損する可能性が大幅に低下する。また、ローラーの動作が結束ユニット3によって妨害されないので、弾力繊維1に水硬化性合成樹脂が均一に染み込む。
図7に示すように、結束ユニット3は、雄結束具32と雌結束具34を備える。
雄結束具32は、平らな形状のボディ部32aと、ボディ部32aの一方に突設された銛(または矢印)形状の係止部32bとを備え、雌結束具34は、平らな形状のボディ部34aと、ボディ部34aの一方に設けられ、雄結束具32の係止部32bに係合される挿入部34bとを備える。
このとき、係止部32bの後尾の幅は、挿入部34bの幅よりも大きい。すなわち、雌結束具34に雄結束具32を押し込むと、係止部32bの後尾が挿入部34bに係合されて固定される。
結束ユニット3は、所定の弾性を有する合成樹脂(プラスチックなど)材質で作られ、施術後に皮膚に触れないように弾力繊維1の外面に結合されることが好ましい。
また、弾力繊維1の両側縁には雌結束具34が設置され、固定バンド2の両端には雄結束具32が設置されると、さらに容易に医療用患部固定装置300を施術することができるという効果がある。
前述した構造を持つ結束ユニット3は、水硬化性合成樹脂が付着しても、問題なく作動する。したがって、弾力繊維1に水硬化性合成樹脂を塗布(コーティング)する過程で、弾力繊維1に設置された結束具32または34に、別途のビニールカバーを被せる必要がない。また、施術の際にも結束ユニット3に合成樹脂が付着しないように特別な注意を払う必要がない。
[第4実施形態]
図8に示すように、第4実施形態に係る医療用患部固定装置400は、弾力繊維1、複数の固定バンド2f、及び結束ユニット3を含む。
弾力繊維1の幅方向の一側縁に複数の鉤具4が設置される。鉤具4は、弾力繊維1と同様の厚さで平らに形成され、後述の固定バンド2fを掛けることができるようにする。
固定バンド2fの前面にはマジックテープ部が形成される。
結束ユニット3は、固定バンド2fの一端が弾力繊維1に結束できるように、弾力繊維1の幅方向の他側縁と固定バンド2fの一端に設置される。図8及び図9に示すように、固定バンド2fの一端は結束ユニット3によって弾力繊維1に結束され、固定バンドの他端は鉤具4を包んだ後、固定バンド2fの所定の位置に結合される。前述した構成を有する医療用患部固定装置300、400は、結束ユニット3が弾力繊維1と同様の厚さで平らに形成され、弾力繊維1のローリング過程で破損するおそれが低い。
また、結束ユニット3がローリングを妨害しないので、弾力繊維1に水硬化性合成樹脂が均一に塗布(コーティング)された製品を生産することができる。
また、結束ユニット3は、構造上、水硬化性合成樹脂が付着しても、機能が大幅に低下しないので、製造の際に別途のビニールカバーを被せる必要がなく、患者に容易に施術することができる。
100 医療用患部固定装置
10 伸縮バンド
20 弾力繊維
30、30t 結束ユニット
32 雄結束具
32a ボディ部
32b 係止部
32c 収容部
34 雌結束具
34a ボディ部
34b 挿入部
34c 連結ブロック
34d 係止突起
40 コネクタ
40a バンド部
40b 柱部
40c ラチェット突起

Claims (4)

  1. 所定の長さの伸縮バンドと、
    前記伸縮バンドの幅方向の両側縁にそれぞれ結合され、水硬化性合成樹脂が塗布され、身体部位を包むことができる一対の弾力繊維と、
    前記一対の弾力繊維が身体部位を包むとき、前記一対の弾力繊維が対向する縁に沿って所定の間隔で設置され、前記一対の弾力繊維を連結する平らな形状の複数の結束ユニットとを含み、
    前記結束ユニットは、
    所定の弾性を有する材質で形成された雄結束具と雌結束具とを備え、
    前記雄結束具は、平らな形状のボディ部と、前記ボディ部の一方に突設された銛形状の係止部とを備え、
    前記雌結束具は、平らな形状のボディ部と、前記ボディ部の一方に設けられ、前記係止部に係合される挿入部とを備え、
    前記係止部の後尾の幅が前記挿入部の幅よりも大きいため、前記雄結束具と前記雌結束具は、係合された後に分離されず、
    前記雌結束具のボディ部には、さらに下面に係止突起を有する連結ブロックがスライド突出可能に設けられ、
    前記雄結束具のボディ部には、さらに前記連結ブロックに結合できる収容部が設けられることを特徴とする、医療用患部固定装置。
  2. 所定の長さの伸縮バンドと、
    前記伸縮バンドの幅方向の両側縁にそれぞれ結合され、水硬化性合成樹脂が塗布され、身体部位を包むことができる一対の弾力繊維と、
    コネクタと、
    前記一対の弾力繊維が身体部位を包むとき、前記一対の弾力繊維が対向する縁に沿って所定の間隔で設けられ、内部に前記コネクタが挿入できる溝が設けられ、前記コネクタを介して連結される複数の結束ユニットと、を含み、
    前記結束ユニットに挿入された前記コネクタを任意に除去することができないように、前記コネクタの両端部にラチェット突起が設けられることを特徴とする医療用患部固定装置。
  3. 前記コネクタは、弾性繊維で形成されたバンド部と、前記バンド部の幅方向の両側縁に設けられ、前記結束ユニットに挿入される一対の柱部とを備えることを特徴とする、請求項に記載の医療用患部固定装置。
  4. 前記結束ユニットは、皮膚に触れないように前記弾力繊維の外面に結合されることを特徴とする、請求項1に記載の医療用患部固定装置。
JP2019555164A 2017-06-16 2017-06-16 医療用患部固定装置 Active JP6936334B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/KR2017/006317 WO2018230753A1 (ko) 2017-06-16 2017-06-16 의료용 환부고정장치

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020515357A JP2020515357A (ja) 2020-05-28
JP6936334B2 true JP6936334B2 (ja) 2021-09-15

Family

ID=64659148

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019555164A Active JP6936334B2 (ja) 2017-06-16 2017-06-16 医療用患部固定装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US11576805B2 (ja)
EP (1) EP3639795A4 (ja)
JP (1) JP6936334B2 (ja)
CN (1) CN110475529B (ja)
WO (1) WO2018230753A1 (ja)

Family Cites Families (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3376616A (en) * 1966-06-06 1968-04-09 Kaczorowski John In-line buckle
SE373026B (ja) * 1974-06-12 1975-01-27 Bengtsson Sigurd W
CN1025936C (zh) * 1986-02-19 1994-09-21 株式会社尼弗科 塑料扣环
US6240923B1 (en) * 1999-11-15 2001-06-05 E. Frederick Barrick Pelvis immobilizer
US6622355B2 (en) * 2002-01-03 2003-09-23 Illinois Tool Works Inc. Mounting structure
CN2528415Y (zh) * 2002-01-11 2003-01-01 吕进兴 改良式护腕带
CN2681590Y (zh) * 2004-03-08 2005-03-02 二亿企业股份有限公司 一种可替换的弹性钩具
KR100773862B1 (ko) 2005-11-01 2007-11-08 동해메디칼 주식회사 개량형 정형외과용 부목
CN2899525Y (zh) * 2006-01-04 2007-05-16 郭进昌 安全卡扣装置
ITFI20060143A1 (it) * 2006-06-09 2007-12-10 Cressi Sub Spa Dispositivo di connessione reversibile di un astuccio portapesi a una tasca di un giubotto da subacqueo
JP5192173B2 (ja) 2007-04-26 2013-05-08 株式会社啓愛義肢材料販売所 下肢用サポーター型ギプス装具
CN201042589Y (zh) * 2007-05-10 2008-04-02 宋琇莹 扣具结构
JP4239035B2 (ja) 2007-06-26 2009-03-18 株式会社ホワシ 締着装置及びそれに用いる締着具並びに医療用装具
KR101050544B1 (ko) 2008-09-18 2011-07-19 우종택 응급 처리용 부목 압박 밴드
CN201337545Y (zh) * 2008-12-02 2009-11-04 曹本仁 一种骨折固定装置
CN201370182Y (zh) * 2009-01-09 2009-12-30 香港多耐福有限公司 扣合件
KR101230393B1 (ko) * 2011-01-25 2013-02-06 (주)힐닉스 정형외과용 부목
KR101249749B1 (ko) 2011-10-25 2013-04-05 동해메디칼 주식회사 통깁스용 절곡 부목
KR101340561B1 (ko) 2012-01-12 2013-12-11 연세대학교 산학협력단 지혈 장치
CN203042573U (zh) * 2013-01-21 2013-07-10 诸燮平 一种小腿部骨科外固定用型腔
JP6266226B2 (ja) * 2013-04-26 2018-01-24 Ykk株式会社 施錠可能バックル
CN203388986U (zh) * 2013-08-01 2014-01-15 闫英民 增强型膝关节固定带
CN104434367A (zh) * 2013-09-18 2015-03-25 哈尔滨光凯科技开发有限公司 一种手臂固定架
KR101417682B1 (ko) * 2013-11-07 2014-07-09 주식회사 메디캐스트 의료용 깁스 및 피부보호대
CN203576715U (zh) * 2013-11-12 2014-05-07 马龙广 四肢骨折透气性橡塑夹板固定器
EP2944216B1 (en) * 2014-05-13 2016-05-25 Camp S.p.A. Automatic buckle
CN204336022U (zh) * 2014-12-25 2015-05-20 泉州沥阳手袋有限公司 一种卡扣及应用该卡扣的腰包
CN205251793U (zh) * 2015-11-19 2016-05-25 宋娟 一种防压胸骨固定带
CN205729588U (zh) * 2016-05-18 2016-11-30 余清文 一种用于踝关节固定的支具
KR101866978B1 (ko) 2016-05-20 2018-06-14 문병순 의료용 캐스트
KR200486618Y1 (ko) 2016-05-26 2018-06-14 문병순 의료용 스플린트
CN206120523U (zh) * 2016-07-20 2017-04-26 诸燮平 一种骨盆外固定装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN110475529B (zh) 2021-11-23
US11576805B2 (en) 2023-02-14
WO2018230753A1 (ko) 2018-12-20
JP2020515357A (ja) 2020-05-28
US20200138617A1 (en) 2020-05-07
CN110475529A (zh) 2019-11-19
EP3639795A1 (en) 2020-04-22
EP3639795A4 (en) 2021-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4215687A (en) Body or limb encircling therapeutic device
JP4314438B2 (ja) 個別成型可能手首用添え木
US7314457B2 (en) Orthopedic cast or splint
JP2004525665A (ja) カスタムフィット式膝固定具及び膝固定方法
GB2240479A (en) Tubular cast assembly
JP2004500907A (ja) 管状編み上げ基材のある医療包帯用製品
JP2004533286A (ja) エッジがシールされた整形外科用ギブス包帯技術
JP2005523769A (ja) 硬化性整形外科用支持具
JP2005523768A (ja) 硬化性整形外科用支持具
EP2057974B1 (en) Medical device for pressurizing limbs and trunk
JP6936334B2 (ja) 医療用患部固定装置
CA2563724A1 (en) Splint or support with quick location technique
KR200486618Y1 (ko) 의료용 스플린트
KR101866978B1 (ko) 의료용 캐스트
JP3840592B2 (ja) 医療用包帯製品・医療用包帯製品の製造方法及び包帯具システム
US20040147859A1 (en) Orthopedic cast construction
JP5974015B2 (ja) 多段階整形外科的システム及び取外し可能なギプス
US20040002671A1 (en) Orthopedic cast or splint
JP6993553B2 (ja) 関節用装具
US20210100692A1 (en) Medical fixation apparatus for lesion
KR102555573B1 (ko) 붕대
GB2131697A (en) Supporting bandage for hand injuries
JP2006515197A (ja) 硬化性整形外科用支持具
KR20110048155A (ko) 착탈이 용이한 신체 정형용 원통형 부목
WO2002067832A1 (en) Orthopedic cast construction

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191003

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200929

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201020

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210803

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210826

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6936334

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150