JP2006515197A - 硬化性整形外科用支持具 - Google Patents
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Abstract
整形外科用支持具アセンブリは、硬化性材料(例えば、水硬化性ウレタン)を含浸された可撓性材料から形成される。この整形外科用支持具は、起毛材料(例えば、連続的なループ材料)の外側層を備え得、この層は、硬化性材料の移動を減少させる。この整形外科用支持具はまた、発泡体パッドの内側層を備え、患者の快適さを増加させ得る。1つの実施態様において、可撓性材料が、間隔を空けた織り混ぜた層を有する、二重層のニット布を備え、繊維の透かしマトリックスが、該織り混ぜた層を相互接続している。
Description
関連出願の引用
本特許出願は米国特許出願第09/823,968号、出願日2001年3月29日の優先権を主張するとともにその一部継続出願であり、これは、その全体が本明細書中に参考として援用される。
本特許出願は米国特許出願第09/823,968号、出願日2001年3月29日の優先権を主張するとともにその一部継続出願であり、これは、その全体が本明細書中に参考として援用される。
技術分野
本発明は、改良された硬化性整形外科用支持具、例えば副子あるいはギプス包帯に関する。
本発明は、改良された硬化性整形外科用支持具、例えば副子あるいはギプス包帯に関する。
背景
整形外科用支持具は、患者の解剖学的構造の一部を構造的に支持するため、および/またはその動きを制限するために使用される。一般に硬化性の副子およびギプス包帯は、硬化性材料からなるストリップ状または「テープ状」の層を患部の周りに巻き付けるか、さもなくば配し、材料を所定部位で硬化させることにより形成される。多年にわたりガーゼを焼き石膏で被覆したものが使用されてきたが、より最新の硬化性支持具は他の布、例えばニット繊維ガラスで形成され、焼き石膏に代わり硬化性有機樹脂が用いられる。例えば、1991年3月5日付与の米国特許第4,996,979号および1987年8月4日付与の米国特許第4,683,877号は、この関連で使用される水硬化性有機樹脂を開示している。この分野で使用される他の硬化性樹脂には、エポキシ樹脂や紫外線硬化型樹脂が含まれる。
整形外科用支持具は、患者の解剖学的構造の一部を構造的に支持するため、および/またはその動きを制限するために使用される。一般に硬化性の副子およびギプス包帯は、硬化性材料からなるストリップ状または「テープ状」の層を患部の周りに巻き付けるか、さもなくば配し、材料を所定部位で硬化させることにより形成される。多年にわたりガーゼを焼き石膏で被覆したものが使用されてきたが、より最新の硬化性支持具は他の布、例えばニット繊維ガラスで形成され、焼き石膏に代わり硬化性有機樹脂が用いられる。例えば、1991年3月5日付与の米国特許第4,996,979号および1987年8月4日付与の米国特許第4,683,877号は、この関連で使用される水硬化性有機樹脂を開示している。この分野で使用される他の硬化性樹脂には、エポキシ樹脂や紫外線硬化型樹脂が含まれる。
整形外科用支持具を形成するのにこのようなテープを使用する際、テープは何層にもなって患者の肢部あるいは別の解剖学的構造の患部の周りに巻き付けられるか、あるいはそこに配される。テープを使用してギプス包帯をする際は、例えば硬化段階の発熱期に、層が強固に係合し、積層したギプス包帯全体あるいはアセンブリが確実に一体に固着するように注意しなければならない。例えば損傷した肢部の周りにギプス包帯をする際、患者に痛みや不安を与えないようにして層を適切に確実に固着させるためには、この処置は注意と専門知識が必要になる。繊維ガラス製のテープを使用して副子あるいは支持具の水硬化性芯部を形成するためには、副子あるいは支持具を特定の用途にとって必要であり得る厚さ、あるいは望ましくあり得る厚さに多様に形成させるための相当な技術と訓練が要求される。このように、例えばギプス包帯を足部や下腿部に施す際に、ギプス包帯の下部では厚めにし、使用者の脛部あるいはふくらはぎの近傍では薄めにするのが望ましいことがある。繊維ガラス布の層を施すには、適切に層間接着し適切な強度が出るように、ギプス包帯あるいは支持具の積層する厚さを多様に形成させるには相当な熟練が要求される。
全ての硬化性整形外科用支持具が細長いストリップ状のテープを肢部あるいは他の解剖学的構造の周りに巻き付けて形成されるわけではない。例えば2001年2月13日付与の米国特許第6,186,966号、「Hardenable Orthopaedic Support With Improved Configuration」(この全体は、本明細書中に参考として援用される)は、一構造において、解剖学的構造、例えば手掌、手根、前腕の上に確実に配されるように予め形成することのできる支持具を提案する。ある実施態様では離間して織り合わせた一対の層が含まれ、この層は、層を相互に結合するフィラメントあるいは撚り糸がオープンマトリックス(open matrix)を備えた高強力素材から形成されている。この支持具は弾力性があり、皺が寄ることなく対象の解剖学的構造に馴染むことができるが、その仕上がりの外観は不体裁で、患者に不快感をもたらすことがある。この手法でも、テープを何層も巻き、テープが肢部に適切にフィットするように形をつけ、層同士を圧迫して層間剥離が起こらないようにする必要は回避されている。
この分野で直面する別の問題は、繊維ガラス織物など布を裁断した時に材料の端部がほつれることである。硬化性樹脂が硬化するとほつれた端面が固くなり得、患者に不快感を与えたり、あるいは近傍の軟部組織を擦り剥いたりすることがある。この問題は多くの場合、予め形成された硬化性支持具などの整形外科用支持具に付きまとう。一般に樹脂を担持する材料は、連続するプロセスにおいて、例えば材料を樹脂にスプレーするか、あるいは樹脂浴に浸漬し、対になったローラーの間で余分な樹脂を搾除することにより被覆される。市販されている多くの硬化性樹脂、例えばウレタン樹脂は、ダイカット機あるいはその他の裁断機器に付着しうる粘着性のある粘液であり、そのことが所望の形状に裁断するのを非常に困難にする。結果として、現在までのところ商業的に最も成功している硬化性整形外科用支持具は連続テープまたは一定寸法の方形布片の形状で販売されているため、後に患者の肢部の上で段取りをしなければならない。
硬化性整形外科用支持具には、硬化性樹脂および単数または複数の外層を担持する内部構造を採用しているものもある。例えば、上述の米国特許第6,186,966号で提案される副子構造の一つは、透水性外層および患者の皮膚を乾燥させておくようになっている内層を含む。水硬化性整形外科用支持具は多くの場合、例えばプラスチック製ブリスター包装など密封された不透水性の包装容器で保管され出荷される。保管および出荷の間、樹脂は外層と接触しており、時間が経過すると樹脂が片側または両側の外層を通ってマイグレーションが生じることもある。この製品を包装容器から取り出し、(必要に応じて)含水して患者に使用すると、製品の外側の樹脂が医師あるいは技師の手の上で硬化することがあり、また患者の皮膚の上で硬化することもある。これによって表面が不整正になったり斑紋が入ったりすることになり、そのことで支持具として一層見栄えがせず、専門家による仕上がりらしくなくなってしまう。
要旨
本発明の態様は、整形外科用支持具およびこのような支持具を製造する方法を提供する。1つの実施態様は、硬化性整形外科用支持具アセンブリを提供し、このアセンブリは、外側縁部を有する可撓性の第一の層、起毛材料の第二の層、および第一の層と第二の層との間に位置するブランクを備える。起毛材料の第二の層は、起毛面および外側縁部を有する。第二の層の外側縁部は、第一の層の外側縁部に少なくとも部分的に張り合わせられる。ブランクは、硬化性材料を少なくとも部分的に含浸された、可撓性材料を含む。
本発明の態様は、整形外科用支持具およびこのような支持具を製造する方法を提供する。1つの実施態様は、硬化性整形外科用支持具アセンブリを提供し、このアセンブリは、外側縁部を有する可撓性の第一の層、起毛材料の第二の層、および第一の層と第二の層との間に位置するブランクを備える。起毛材料の第二の層は、起毛面および外側縁部を有する。第二の層の外側縁部は、第一の層の外側縁部に少なくとも部分的に張り合わせられる。ブランクは、硬化性材料を少なくとも部分的に含浸された、可撓性材料を含む。
本発明のより特定の実施態様に従う、硬化性整形外科用支持具アセンブリは、外側縁部を有するパッド材料の層、起毛材料の層、および起毛材料の層とパッド材料の層との間に位置するブランクを備え得る。起毛材料の層は、実質的に平滑な面、起毛面、および外側縁部を有し得る。実質的に平滑な面は、パッド材料の層の反対側に面し得、そして起毛材料の層の外側縁部およびパッド材料の層の外側縁部は、少なくとも部分的に張り合わせられ得る。このブランクは、硬化性材料を少なくとも部分的に含浸された、可撓性材料を含み得る。1つの適用において、パッド材料の層および起毛材料の層およびブランクは、患者の解剖学的構造の少なくとも一部を覆うような形状にされる。この形状は、2つ以上の出張り部および1つ以上の狭窄接合領域を備え得、この出張り部は、患者の解剖学的構造の特定の部分の近くに位置するように適合される。
本発明の他の実施態様は、種々の整形外科方法を提供する。1つのこのような方法において、一体的な二重層の布が形成され、この二重層の布は、間隔を空けた折混ぜられた層を融資、そしてフィラメントの透かしマトリックスが、これらの織り混ぜられた層を相互接続している。この布は、少なくともいくらかの高強度フィラメントを含み得、そしてこの透かしマトリックスは、活性化剤に対して透過性であり得る。フィラメントの透かしマトリックスおよび2つの表面層は、活性化剤に対するマトリックスの透過性を維持しながら、硬化性材料を含浸され得る。二重層の布は、材料の2つの層の間に封入され得、これらの材料の少なくとも1つは、起毛材料である。1つの特定の構成において、起毛材料は、ブランクの方に面して配向する、起毛面を有する。この2つの層は、これらの層の縁部の実質的に近くで接続されて、二重層の布を完全に封入し、支持構造体を形成する。
詳細な説明
本発明の様々な実施態様において、整形外科用支持具と、このような支持具のためのサブアセンブリと、整形外科用支持具の製造方法と、整形外科用支持具の製造に用いる装置とを提供する。以下の詳細な説明により、図説する本発明の幾つかの実施態様による具体的な詳細を、これらの実施態様の理解を徹底するために提供する。一方で、本発明を付加的な実施態様に反映することができ、また以下の説明における細部のいくらかがなくとも本発明が実施され得るということが理解されるべきである。理解しやすく、また読みやすくするために、抜粋した数形態を議論した後は幾つかの実施態様の内部構造のより詳細な分析を続け、さらに他の諸実施態様による方法を記述する。
本発明の様々な実施態様において、整形外科用支持具と、このような支持具のためのサブアセンブリと、整形外科用支持具の製造方法と、整形外科用支持具の製造に用いる装置とを提供する。以下の詳細な説明により、図説する本発明の幾つかの実施態様による具体的な詳細を、これらの実施態様の理解を徹底するために提供する。一方で、本発明を付加的な実施態様に反映することができ、また以下の説明における細部のいくらかがなくとも本発明が実施され得るということが理解されるべきである。理解しやすく、また読みやすくするために、抜粋した数形態を議論した後は幾つかの実施態様の内部構造のより詳細な分析を続け、さらに他の諸実施態様による方法を記述する。
一実施態様において、患者に整形外科用ケアを提供するための硬化性整形外科用支持具を開示する。この実施態様では、支持具は外側部分を含むパッド材料の層と、起毛材層と、透過性の弾力性材料からなるブランクとを有する。起毛材層は実質的に平滑な面と、起毛面と、外縁部とを有してもよく、この起毛面がブランクに面している。起毛材層の外側部分とパッド材料層の外側部分は少なくとも部分的に貼り合わせることができる。ブランクは少なくとも部分的に硬化性材料を含浸させることができ、そのブランクを起毛材層とパッド材層との間に配置することができる。
別の実施態様において、硬化性整形外科用支持具を用いた方法を開示する。この実施態様で本方法は、活性化剤に対して少なくとも部分的に透過性であるブランクを形成するステップと、少なくともブランクの一部に、活性化剤が適用されていることに反応して硬化する硬化性材料を含浸させるステップとを含む。この方法はブランクを材料の二層間に封入するステップを含むこともでき、これらの層では材料の少なくとも一つが起毛材であり、この起毛材がブランクに面する起毛面を有する。この方法はまた、これら二層を実質的にその縁部付近で結合し、ブランクを完全に封入して支持具構造を形成するステップを含むこともできる。
代表的な設計
図1A〜図1Dは、患者の肢部に副子固定あるいはキャスティング作用を提供するための、一実施態様による整形外科用支持具10を示す。図1に示す整形外科用支持具10は、患者の腕などの上肢に使用するのに特にうまく適合されており、2つの狭窄接合領域14a、14bにより分離された横方向に延びる3つの出張り部12a〜12cを含む。この具体的な実施態様では、出張り部12および接合領域14は長手方向に延びる軸Aの周りで概ね対称的である。図示する実施態様において各出張り部12の幅(横方向に最大幅地点で測定したもの)は、隣接するその接合領域14、または複数あるうちの各接合領域14の幅(横方向に最小幅地点で測定したもの)の少なくとも約1.3倍である。一実施態様において各出張り部12は隣接する少なくとも一つの接合領域14の幅の少なくとも約1.5倍の幅を有する。図1の支持具10において、遠位の接合領域14aは第一の幅W1を有し、近位の接合領域14bは第二の幅W2を有し、中央の出張り部12bは第三の幅W3を有する。第三の幅W3は、第一の幅W1と第二の幅W2双方の少なくとも約1.3倍であり、第一の幅W1の少なくとも約1.5倍である。
図1A〜図1Dは、患者の肢部に副子固定あるいはキャスティング作用を提供するための、一実施態様による整形外科用支持具10を示す。図1に示す整形外科用支持具10は、患者の腕などの上肢に使用するのに特にうまく適合されており、2つの狭窄接合領域14a、14bにより分離された横方向に延びる3つの出張り部12a〜12cを含む。この具体的な実施態様では、出張り部12および接合領域14は長手方向に延びる軸Aの周りで概ね対称的である。図示する実施態様において各出張り部12の幅(横方向に最大幅地点で測定したもの)は、隣接するその接合領域14、または複数あるうちの各接合領域14の幅(横方向に最小幅地点で測定したもの)の少なくとも約1.3倍である。一実施態様において各出張り部12は隣接する少なくとも一つの接合領域14の幅の少なくとも約1.5倍の幅を有する。図1の支持具10において、遠位の接合領域14aは第一の幅W1を有し、近位の接合領域14bは第二の幅W2を有し、中央の出張り部12bは第三の幅W3を有する。第三の幅W3は、第一の幅W1と第二の幅W2双方の少なくとも約1.3倍であり、第一の幅W1の少なくとも約1.5倍である。
整形外科用支持具10は、患者の肢部を被覆するように、またギプス包帯あるいは副子の仕上がりにおいて皺を最小限にするように設計されている。というのも、皺は圧点の原因となることがあり、最終的には患者に不快感や負傷をもたらすことがあるためである。各出張り部12および各接合領域14が患者の解剖学的構造の特定部分に一致するので、支持具10は、支持具10を患者に配する際の医療専門家のガイドともなる。例えば遠位の出張り部12aが拇指の遠位にある患者の手部の部分の周りに延びてもよい。遠位の接合領域14aを拇指に位置合わせして、支持具10の遠位の出張り部12aと中央の出張り部12bとの間に拇指とその指間部を配置してもよい。中央の出張り部12bが拇指と手根との間で延びてもよい。尺骨茎状突起を楽に受け止めるために、近位の接合領域14bを手根と位置合わせしてもよい。また、近位の出張り部12cが少なくとも部分的に前腕の長さを取り囲むように近位で延びてもよい。
支持具10を適切な一般的位置に容易に配置できることに加えて、図1に示す設計では支持具10の連結部をより適切に患者の各解剖学的構造に合致させることができる。より詳細には、接合領域14が狭くなれば横のねじれにさらにうまく順応することができ、例えば図1AのA軸が非直線形状に曲がって患者の解剖学的構造にさらに適切に順応する。この点で支持具10の形状は、より一般的になってきた方形支持具とは異なり、各患者の要求を満たすように曲げたり形をつけたりすることができる。整形外科用支持具10の複数の出張り設計も、これらの出張り部が患者をより「掴む」ような寸法にされ、したがって患者に過度の不快感を与えることなく支持具をより安定的に保持するという点で、有益となりうる。
以下でより詳細に説明するように、整形外科用支持具10は、支持具10が容易に患者の肢部を被覆できるように、図10〜図13に関して詳述するような弾力性材料および/または伸縮性材料、例えば含浸硬化性ダブルニット材料でできていてもよい。支持具10のこの被覆能力および複数出張り形状によって、硬化したギプス包帯あるいは副子の仕上がりに皺ができる恐れを減らすことができる。従来のテープ型副子を使用する場合だと、十分に注意しながら専門技術が施されなければこのような副子は極めて容易に皺になり、患者に不快感あるいは損傷を引き起こし得る圧点が生じることがある。
整形外科用支持具10は一旦適切に配置すれば、例えば伸縮包帯、面テープ(例えばVELCRO(登録商標)のテープ)、ガーゼ、バイヤスのストッキネット、あるいはその他適当な手段で一時的に補助することによって所定部位で保持することができる。支持具10の本来の被覆効果は、伸縮包帯を巻いている間、あるいはその他の一時的補助を当てている間、支持具を安定させるのにも役立てることができる。整形外科用支持具10は単独で使用することができ、あるいは下記で議論するように、より複雑な支持具(例えば、ブランク10として外被50内で図1のデバイスを採用し、使い方によっては有益な特徴を有する図12の支持具15)のサブアセンブリとして使用することもできる。
図2〜図9は代替の実施態様による異なる整形外科用支持具を幾つか示す。図2〜図9に描く整形外科用支持具100〜170は、以下に概略を説明するものと同様の材料から、同様の方法で形成されてもよく、図1に示して上述した整形外科用支持具10と同様に機能してもよい。しかしこれらの代替の支持具100〜170は、図1の支持具10とは異なる形状をしている。
図2の整形外科用支持具100は、単一の狭い接合領域104によって分離した一対の出張り部102a、102bを有する。出張り部が2つあるこのような設計は腕部を支持するのに使用してもよいが、他の解剖学的構造、例えば脚部のほうにふさわしいことがある。出張り部102a、102bの幅はどちらも接合領域104の幅の少なくとも約1.5倍である。図示する具体的な形状において、遠位の出張り部102aの幅は接合領域104の幅の少なくとも約1.75倍であり、近位の出張り部102bの幅は接合領域104の幅の少なくとも約2.5倍である。
図3の整形外科用支持具110は、一対の出張り部112a、112bと、遠位の出張り部112aの遠位に延びる遠位の狭長部114aと、遠位の出張り部112aと近位の出張り部112bとの間に狭い接合領域114bとを有する。図4の整形外科用支持具120は、遠位の出張り部122aと近位の出張り部122bとの間に細長い接合領域124を有する。この実施態様における接合領域124は、実質的に幅が一定の近位の長さ部分124bと、この近位の長さ部分124bを遠位の出張り部122aに結合する狭窄頚状部124aとを有する。図5では、狭い接合領域134aによって分離した、遠位の出張り部132aおよび近位の出張り部132bと、近位の出張り部132bから近位に延びてこれよりも狭い近位の長さ部分134bとを有する整形外科用支持具130を図示する。図6では、整形外科用支持具140は遠位の出張り部142aと細長い近位の出張り部142bとを含み、近位の出張り部は概ね矩形の形状であってもよく、近位の方向へ外向きに先細になっていてもよい。狭い接合領域144は2つの出張り部142を結合してもよい。
図1〜図6の出っ張り部が複数ある設計とは異なり、図7の整形外科用支持具150は単一の幅広近位領域152と概ね矩形の遠位領域154とを有し、近位領域は近位に広がっていてもよく、遠位領域はこの近位領域152よりも狭い。この形状は有用性があるが(例えば、下肢を支持するため)、前述した実施態様の幾つか、例えば図1の支持具10ほど有益になるとはみなされてはいない。図8は、横に延びる舌状部163を備えた遠位の長さ部分162と、遠位の接合領域164aと、遠位の広がり領域166aと、近位の接合領域164bと、近位の広がり領域166bとを有する設計を図示する。図9の整形外科用支持具170は、横に延びる舌状部173を備えた遠位の長さ部分172と、狭い接合領域174と、細長い近位領域とを有する。図8および図9の非対称設計は、使い方によっては有利であり得るが、例えば図1に示す対称設計ほど広範に有益ではない場合もある。
代表的な構造
図1を振り返ってみると、整形外科用支持具10は、中央に配置された構造領域20と、この構造領域を越えて外方へ延びる周縁領域22とを含んでもよい。図示する実施態様において、周縁領域22は構造領域20の周縁部全体の周りに延び、かつ周縁部全体の周りで実質的に一定の幅を有する。結果として構造領域20は支持具10全体と同様の、全体的に複数の出張り部がある非矩形の形状を有する。別の実施態様において、周縁領域22は構造領域20の境界線部分の周りだけに延び、この構造領域20はその周囲の剰余部に沿って支持具10の端部まで延びている。周縁領域22の幅は所望する通りに変化させることができる。周縁領域22の幅が約1/8インチ〜約1/2インチ、例えば約1/8インチ〜約1/4インチであれば、大抵の使用目的に十分であることが予想される。
図1を振り返ってみると、整形外科用支持具10は、中央に配置された構造領域20と、この構造領域を越えて外方へ延びる周縁領域22とを含んでもよい。図示する実施態様において、周縁領域22は構造領域20の周縁部全体の周りに延び、かつ周縁部全体の周りで実質的に一定の幅を有する。結果として構造領域20は支持具10全体と同様の、全体的に複数の出張り部がある非矩形の形状を有する。別の実施態様において、周縁領域22は構造領域20の境界線部分の周りだけに延び、この構造領域20はその周囲の剰余部に沿って支持具10の端部まで延びている。周縁領域22の幅は所望する通りに変化させることができる。周縁領域22の幅が約1/8インチ〜約1/2インチ、例えば約1/8インチ〜約1/4インチであれば、大抵の使用目的に十分であることが予想される。
支持具10のうちのあるもの、あるいは全ての支持具は硬化性材料を含浸させることができる。硬化性材料は特定の活性化剤に反応して硬化するようになっている。例えば、水硬化性材料、例えばプレポリマー化したウレタン材料を使用することができる。水硬化性材料は水に接触すると硬化する。水硬化性材料は公知であり、これまで整形外科用デバイスに使用されてきた。例えば、米国特許第4,996,979号および第4,683,877号(どちらもその全体が本明細書中に参考として援用される)を参照されたい。当分野で公知のように、他の硬化性材料、例えば紫外線硬化型樹脂あるいは二液型エポキシのうちの一成分を代わりに使用してもよい。
一実施態様において、支持具10の構造領域20に硬化性材料を含浸させるが、周縁領域は硬化性材料を付けていなくてもよい。結果として、支持具10を所定部位に置き、水あるいは他の薬剤を使って硬化性材料を活性化させると、構造領域が硬化して、支持具の適用された肢部あるいは他の解剖学的構造を支持する。周縁領域22には硬化性材料が付いていないので、この周縁領域が水に接触しても硬化しない。結果として周縁領域は患者の動きに合わせて撓むことができ、これによって患者の快適性を増加することも、従来のキャスティングテープなどが硬く突き出した縁部で起こり得る擦傷あるいは他の損傷を防止することもできる。
図1の整形外科用支持具10には様々な断面構造が好適なものとなり得る。図10は図1の線10−10に沿って切り取ったこのような一実施態様における整形外科用支持具10の断面略図である。図10に示すように、支持具10は、表面ニット(surface knit)34、36とスペーサヤーン38とを含むダブルニット布32を備えていてもよい。表面ニット34、36はニットパターンが同じでもよく、あるいは異なっていてもよい。これらのパターンは、平滑で本質的に連続的な表面ニットからメッシュおよびその他のより複雑なニットに至るまであらゆる方面に使用することができる。これらはポリエステル、ナイロンのような材料、さらに繊維ガラス、アラミド繊維および/または炭素繊維を含む様々な高強力繊維材料から編むことができる。スペーサヤーン38は表面ニット34、36を特定の距離で離間させ、表面の個別の動きを可能にする。スペーサヤーン38はモノフィラメント糸からなっていてもよいが、マルチフィラメント糸であってもよい。スペーサヤーン38は所望の直径の糸へと延伸可能なポリエステル、ナイロン、あるいはその他の熱可塑性材料からできていてもよい。また、これらはガラス繊維あるいはアラミド繊維からできていてもよい。ダブルニット型材料の厚さは約1/16インチ厚から約3/4インチ厚の範囲にわたってもよいが、約1/8インチから約3/8インチであるのが好ましい。別の実施態様(図示せず)において、スペーサヤーンの代わりに透水性の発泡材料を使用し、表面ニット34、36を別々のニット層として形成し、引き続き発泡体の両表面と例えば接着剤でボンディングすることができる。
一実施態様において、ダブルニット型材料はかなりの割合の高強力素材、例えば繊維ガラス、KEVLARなどのアラミド繊維、あるいは炭素繊維を含有する。繊維ガラス、KEVLAR、炭素繊維は全て、多くの熱可塑性材料、例えばLDPEの引張強度よりも1桁以上大きい引張強度を有し得ることに注目する。より一般的には、ある実施態様で使用する高強度繊維は、500MPaよりも大きい引張強度、例えば1,000Mpa以上の引張強度を有する。また、これらはかなり剛性のあるものであってもよい。この剛性によりうまく順応するために、ダブルニット型布はかなり緩く編んだものでもよい。
1つの好適なダブルニット布では、上層34と下層36は繊維ガラスからなり、これらを相互に結合している繊維38のオープンマトリックスは熱可塑性材料である30デニールのポリエステルモノフィラメントから形成される。このアセンブリの約71重量%(wt.%)を繊維ガラスが構成し、残り29重量%をポリエステルが構成する。このタイプのアセンブリを比較的剛性のある高強力素材および熱可塑性材料と共に使用すれば、ダブルニット型布を同時に裁断・加熱して熱可塑性材料を繊維ガラスの中へ溶融・融着させることができ、このことによって裁ち目のほつれやほぐれを抑制することができる。上記の記述を実行するための超音波裁断・密封装置が、例えばBranson Ultrasonics社(41 Eagle Road,Danbury,Conn.06813−1961)から入手可能である。より一般的には、繊維ガラス、あるいは他のより剛性のある高強度フィラメントの量はダブルニット布の10重量%〜100重量%の範囲であってもよく、例えばこれを約20重量%〜80重量%の範囲とし、残りの部分は用途に適合するのに望ましい任意のフィラメントからなるものとして、熱可塑性物質を用いることにより上述した裁ち目処理を一層可能にすることもできる。
図11は、ガラスニットまたは他の高強度織物でダブルニット布を強化してその強度を増大させる支持具10aの変更実施態様を概略的に図示する。この具体的な実施態様において、繊維ガラス織物40、42はそれぞれ接着ウェブ44、46によって表面ニット34、36にボンディングしてもよい。このボンディングは、具体例としてフレームボンディング、あるいは縫製などその他の公知の技術によっても達成することができる。接着層44、46によりガラスニット布40、42をダブルニット材料へラミネート加工することによっても、アセンブリが裁断された時のガラスニットのほつれを低減し、後続する処理の間アセンブリ全体を損なわずにおくことができる。
図1に示す支持具10は、所望するならば外被内に保持されるキャスティングのブランクとして使用してもよい。図12はこのような一実施態様による整形外科用支持具15を図示する。支持具15は図1および図10の支持具10として図示するブランクを含み、このブランクは弾力性の外被50内に配置される。所望するならば、ブランクはその他の好適な構造をしていてもよい。例えば、ブランクあるいは中心体の材料は、図11に関して記述したような強化ダブルニット材料10a、ダブルニット材料の多層膜、ダブルニット材料を発泡ラミネートあるいは他の仕切りで分離した多層膜、シングルニット材料を両面に貼り付けた発泡材料(例えばギプス包帯テープ)、布を貼り付けていない発泡体層、シングルニット材料の多層膜を含んでもよい。ニット材料の代わりに、織布、フェルト材料、あるいは他の不織材料が使用されてもよい。具体的な一実施態様において、図12のブランク10は弾力性のある透水性発泡材料層を含み、この層は、発泡体の少なくとも中央支持領域に水硬化性材料を含浸させてある。
図12の整形外科用支持具15は外面層60および内面層52を含み、これらは共に、実質的にブランク10を封入することのできる外被50を形成する。外面層60は使用時に整形外科用支持具15の外側にくるように設計される一方、内面層52は患者の皮膚近傍にくるように(そしておそらく、布、包帯その他のものによって可能な限り分離されるように)設計される。一実施態様において外面層60は比較的平滑な外表面62とバルキー性のある内起毛64とを有する材料からできている。ある実施態様において、外面層60はVELCRO(登録商標)などの咬合する面ファスナーシステムのループ型材料あるいはフック材料を含む。好適な一実施態様では、外面層は、咬合する面ファスナーの「ソフト」で「毛羽立った」ループ型材料に相当する連続的なループ材(「UBL」)を含む。具体的な一実施態様において、UBLは片面が起毛面である弾力性のニット布を含む。外面層60は、起毛面64がブランク10に面するように、また、より平滑な裏当て62が外側を向くように配置してもよい。また、外面層60は他の任意の起毛材、例えばテリー織物などのニット材料から形成してもよい。この実施態様において、この材料の起毛面はブランク10に面するように配置されることになる。別の代替実施態様において、適当に弾力性および/または伸縮性のあるバルキー性の高い任意の材料、通常はブランク10に面する面がバルキー性の高い材料を使用してもよい。連続的なループ材を含む起毛材はGehring Textiles社(New York,New York)などの供給源から入手可能である。
内面層52は、フォームパディング、例えば連続気泡型のポリウレタンからできていてもよい。恐らく内面層52が患者の解剖学的構造に触れる層となるので、フォームパディングなら患者に快適性を提供しうる。内面層52が広く多様な材料、例えば布、UBL材料、起毛材、他のパディング等からできていてもよいことを、当業者であれば理解する。
外面層60および内面層52はその外縁部54、66で、熱溶着、永久接着、超音波溶接、縫合、あるいはその他の望ましい方法で、共にボンディングされてもよい。ボンディングは複数の連続する点あるいは線でなされてもよく、あるいは切れ目がなくてもよい。したがって含浸したブランク10は外面層60と内面層52との間の外被50内に含まれるので、出荷および保管中の樹脂のマイグレーションあるいは漏出が阻止される。一実施態様において、ブランク10は含浸直後に外面層60と内面層52との間に配置される。一旦外面層60と内面層52を共にボンディングすれば、整形外科用支持具15を水蒸気不透性包装容器(図示せず)に密封してもよい。整形外科用支持具15を包装容器に迅速に密封すると空気中に含まれる水分への露出を低減することができる。支持具10を所定部位で一度硬化するために、代わりに紫外線硬化型樹脂等が使用される場合は、包装容器は水蒸気不透性である必要はないが、紫外線放射に対して不透明であるべきである。
水蒸気不透性包装容器は金属処理したmylar、アルミニウム箔、あるいは公知である任意の水蒸気不透性材料から形成してもよく、これらの物質はブランク10に含浸したウレタンあるいは他の水硬化性材料の早期活性化および硬化の機会を低減する。好適な1つの水蒸気不透性シート材料はプラスチックで両面を被覆したアルミニウム箔からなり、これはRichmond Tech Inc(1897 Colton Avenue,Redlands, Calif. 92374−9797)から市販されている。この材料は一日当り約0.0006グラム/100平方インチの低い水蒸気透過率を有する。
一実施態様において、ブランク材料に水硬化性材料をまず含浸し、次に繊維製品(soft good product)、テープ、あるいはブランクの全体を水蒸気不透性包装容器に包装する。製品を患者に使用する時には、包装容器を開けて製品を水に浸漬するかまたはこれに水を塗布して、製品を支持具あるいは副子固定の必要な解剖学的構造の部分に装着する。例えばダブルニット材料がオープンワークマトリックスを備えていれば、水が迅速かつ十分に浸透し、ウレタンの活性化が起こる。製品が繊維製品タイプの場合、支持具を解剖学的構造の負傷した部位に堅固に装着するのにストラップを使用してもよく、水を塗布あるいは注入すると水硬化性材料が患者の構造体に順応する。他の実施態様において、ブランクを水に浸漬して、硬化が始まらないうちに即座に負傷した解剖学的構造の部位に適用してもよい。
起毛材を使用すれば、時間の経過と共に生じる樹脂(あるいは他の硬化性材料)のマイグレーションが防止され、あるいは遅れる。この効果は樹脂を含浸した材料の近傍にUBLなどの起毛材の起毛面を配置すると一層強くなるようである。上述したように、出荷中または保管中など時間が経つにつれ、樹脂には整形外科用支持具から漏出あるいは移行しようとする傾向がある。最終的に整形外科用支持具が活性化されると、漏出した樹脂により整形外科用支持具の外面が不完全なものとなったり、あるいはそこに隆起が生じたりする。UBLは長期的な出荷あるいは保管中でも樹脂のマイグレーションを阻止あるいは遅延させるのに有益であることがわかった。UBLなどの起毛材を外面層60として使用することにより、図12の整形外科用支持具15も仕上がった支持具の外面がより平滑かつきれいになる。というのも起毛材の裏当て62の表面が平滑であり、また裏当てを通る硬化性材料のマイグレーションが減少するからである。
選択した実施態様で使用したUBL材料により、皺を最小限にした平滑な外表面が得られる。多くのUBL材料は本来表面が比較的平滑であるので、UBL材料が伸縮し弾力性をもつことによって、整形外科用支持具15の不体裁な皺の数を減少することができる。さらにUBL材料は概して速乾性であるので、例えば整形外科用支持具15を水に浸漬して樹脂を活性化させると、UBL材料60は(したがって支持具15の外側も)急速に乾燥する。またUBL材料は代替の材料と比較すると相対的に軽量かつ丈夫であり、掻き傷あるいは裂傷などの損傷に対してもより抵抗力がある。このことは具体的にフォームパディングと比較した場合にも言える。UBL材料はまた、幾分かさ高になりがちなフォームパディングよりもすっきりした構造になることができる。
一実施態様において、よりバルキー性の大きいUBLあるいは起毛材を使用してもよい。バルキー性とは、連続的なループ材の「毛羽立った」または起毛した部分の厚さのことである。バルキー性が厚くなれば、樹脂の流動あるいはマイグレーションに対する抵抗力を付加することができると考えられる。このことは実際にバルキー性が布とブランク10との間に空気層を発生することに関係することがあり、この空気層は、樹脂と起毛布の外側本体との接触を制限し、樹脂または他の硬化性材料が布厚を通して外面へ移行するのを制限すると考えられる。
上述したように、一実施態様において、内面層52はフォームパディングあるいは他のパディングからできていてもよい。UBL材料のようなフォームパディングは樹脂の流動あるいはマイグレーションに対する抵抗力を与える。この点で独立気泡型フォームは連続気泡型フォームよりも優れていることがある。しかし、フォームパディングは容易に傷がついたり損傷したりするため、外面層60に使用するには最適でない。フォームパディングは満足のいくレベルで患者を緩衝することができ、整形外科用支持具15を一層快適にする。一実施態様において、フォームパディングの厚さは1インチの8分の1(1/8”)〜1インチの8分の5(5/8”)の間である。例として、内面層52にUBL材料を使用する、外面層60としてフォームパディングを使用する、両層が同一の材料から形成されるものを使う、あるいはいずれの層にも布、プラスチックシート、または他の材料を使用するなど、内面層52にも外面層60にも多くの代替物が存在することを当業者であれば理解する。好適な発泡体は、Foamex International(Linwood,Pennsylvania)を含む多くの供給源から市販されている。
一実施態様において、整形外科用支持具15は(したがって内面層52、外面層60、およびブランク10も)、図1に関して詳述したブランク10と実質的に同一の形状である。この実施態様では、内面層52および外面層60はブランク10よりも僅かに大きめにしてもよく、その結果これらの層をその端部54および66で共に密封して整形外科用支持具15の外被50を作製することができる。図2〜図9に関して詳述したような他の形状もまた好適であり、本発明の範囲内であることを、当業者であれば理解する形状を有する。別の実施態様において、支持具15の外被50の形状はブランク10の形状とは異なる別の形状を有する。
図13は図12の整形外科用支持具15の分解斜視図である。図13において、内面層52および外面層60は整形外科用支持具15の外側の外被(図12の50)を形成する。ブランク10は僅かに小さいので、内層52および外層60に収まっている。所望するならば、整形外科用支持具15に剛性および/または強度を付加するために補強材70を含めてもよい。補強材70はブランク10に(例えば接着剤等により)貼り付けてもよく、あるいは別の方法で整形外科用支持具15の外被50の外表面の内側あるいは面上に配置してもよい。この実施態様では、硬化性材料を含浸した補強材70を使用する。この補強材70は使用にあたって整形外科用支持具15を硬化する際に剛性を付加する。また補強材70は整形外科用支持具15に繊維ガラスなどの高強度繊維を付加することもでき、これによって支持具15にも強度および剛性が付加される。一実施態様において、補強材70はシングルニットガラスの1以上の層を含んでもよく、矩形の形状をしていてもよいが、代わりに他の形状が採用されてもよい。別の実施態様において、補強材70は、ダブルニット型布の中央領域と、外面層と、内面層と、糸あるいは繊維の中間オープンワークマトリックスとを有する含浸したキャスティングテープを含有してもよく、この中間オープンワークマトリックスは布に一体に編まれ、あるいは織られており、この二層の間を延びている。そしてこのテープの両端部では、二層が合体して一重の布になっている。補強材70には他の多くの材料、形状、設計を使用することができ、全てが本発明の範囲内であることを当業者であれば理解する。
一実施態様において、補強材70は少なくとも構造領域の部位(例えば図1および図12の20)に沿って長手方向に延びるが、周縁領域22内へは延びていない。2つ以上の狭窄接合領域(例えば図1の14)を使用するならば、補強材は接合領域全てを通り長手方向に延びてもよい。図1Aを注目すると、補強材70(図1Aには示さず)は遠位の出張り部12aの遠位端から近位の出張り部12cの近位端へ軸Aに沿って近位の方向に延びてもよい。例えば、含浸した矩形の3インチ(3’’)幅のストリップ状のテープを、別の形状および寸法のものと同様に使用することもできる。この補強材70を付加することにより、仕上がった商品の強度および剛性を過度に犠牲にすることなく接合領域14を狭くして使用することができる。
図示する実施態様において、補強材70は細長い長方形である。代わりに他の好適な形状が採用されてもよい。所望するならば、補強材70の形状は非矩形である。一実施態様(図示せず)において補強材70は、概ねブランクの配置に対応して複数の出張り部がある設計を有し、より幅広の出張り部はブランクの1以上の出張り部12に配置されており、より狭小の部分は1以上の接合領域14に受容されている。しかしこのような実施態様における補強材70は、周辺部がブランク10の周縁領域22から一定あるいは多様な距離で離間しているブランクよりも小さくなると予想される。
補強材70は所定部位に接着剤あるいは他の接着方法によって保持してもよく、あるいは被覆材料(例えば外面層60)によって所定部位に保持してもよい。一実施態様において、硬化性材料が硬化して補強材70とブランク10とが共にラミネートされるにつれてこれら二つが接着するが、このことは補強材70とブランク10との間の相対運動の防止、さらに硬化した支持具の強化にも役立つ。
代表的な製造方法
本発明の実施態様による整形外科用支持具は多様な方法で製造することができる。わかりやすくするために、以下の議論では具体的な支持具あるいはブランク10と、図1と図10〜図13に示す支持具15とを参照する。しかし本発明の態様が他の形状および構造を有するブランクあるいは支持具の製造にも同様に使用できることが理解されるべきである。
本発明の実施態様による整形外科用支持具は多様な方法で製造することができる。わかりやすくするために、以下の議論では具体的な支持具あるいはブランク10と、図1と図10〜図13に示す支持具15とを参照する。しかし本発明の態様が他の形状および構造を有するブランクあるいは支持具の製造にも同様に使用できることが理解されるべきである。
一実施態様において、支持具あるいはブランク10を形成する材料に好適な硬化性材料が適用され、次にこの材料を望ましい非矩形形状に裁断する。所望するならば、裁断したこのブランク10を付加的な層のない支持具として使用してもよい。あるいはブランク10を外被50内で受容することができ、またこのアセンブリを支持具15として使用することができる。
しかし上述したように、整形外科用処置に使用される多くの硬化性材料は粘着性のある粘性材料であり、これは商業生産環境においてブランク10を次々に裁断するのに貢献するものではない。連続的にコーティングされた材料から所望の形状を裁断するには、本来ブランク10全体が硬化性材料を担持している必要があり、硬化性材料のない周縁領域を製造することは(仮にこのような周縁領域を所望すれば)問題になってくる。
本発明の別の実施態様による方法では、硬化性材料を成形要素内で圧力下に圧接して、支持具あるいはブランクへと形成される弾力性材料の少なくとも一部を含浸する。これにより、まだ硬化性材料で処理していない布から比較的複雑な形状を形成することができる。これらの形状をしたものに、続けて成形要素を用いて硬化性材料を含浸することができる。あるいは、支持具10の形成に使用した弾力性材料の余剰分を成形要素に配置してもよい。成形要素の成形形状に対応した形状のみに硬化性材料を含浸する。その後、含浸した所望の形状のブランク10を残しながら布の余剰部分をトリミングすることができる。この適用においてブランク10全体に硬化性材料を含浸させることができる。
代替の一実施態様において、構造領域20は硬化性材料を含浸されて周縁領域22は硬化性材料の付いていない、ブランク10を製造する。図14は、商業規模であるこのようなブランク10を製造するのに十分適した成形要素200を図示する。成形要素200は第一成形部材210および第二成形部材250を含む。図示する第一成形部材210は、相互の配向が180°オフセットである二つの同一凹部212a、212bを含む。同様に、図示する第二成形部材250は相互の配向が180°オフセットである二つの同一突出部252a、252bを含む。第二の整形部材250の突出部252aおよび252bの各々は、第一の整形部材210における対応する凹部212aまたは212bに、それぞれ受容されるように適合される。このことにより、二つの支持具10を成形要素200の単一工程で製造することができる。成形要素200は、対になる凹部212および突出部252を具体的な数に限定されない。しかし1以上の凹部/突出部の対を有する成形要素は同様に本発明の範囲内である。一実施態様において、成形要素210および250はいずれもアルミニウム製であるが、他の材料、例えばステンレスまたは他の金属、あるいはHDPEなど好適なプラスチック材料を使用してもよい。
第一成形部材210は、凹部212が中に形成されている第一対接面214を有し、第二成形部材250は、突出部252がそこから延びる第二対接面254を有する。凹部212は硬化性材料、例えば水硬化性樹脂あるいは紫外線硬化型樹脂を中で受容するように適合されている。周縁段部220aおよび220bはそれぞれ凹部212aおよび212bの周縁部の周りに延びる。これらの周縁段部220は関連する凹部212の周縁部全体の周りに延びてもよい。あるいは、周縁段部は凹部の周縁部全体より小さめに周りに延びてもよい。同様に、第二成形部材の突出部252aは少なくとも突出部周縁の一部の周りに延びる周縁段部260aを有し、また突出部252bは少なくとも突出部周縁の一部の周りに延びる周縁段部260aを有する。
図15は、並置して使用する二つの成形部材210および250を概略的に図示する。一方の凹部212aおよび相補的な突出部252aのみを示し、もう一方の凹部212bおよび突出部252bは実質的に同一の形状を有することができるので、図解を容易にするため省略する。図15に示すように、第一成形部材210の周縁段部220は対接面214の奥に埋め込まれており、凹部212の境界を包囲し、またブランク10の周縁領域22を支持するために使用される。後述するように、周縁段部220は、製造中に凹部212内に樹脂または他の硬化性材料を収容するのに役立つ。段部220の外縁は、実質的に垂直な側壁224により対接面214に連結されている。側壁224は意図するブランク10の境界に接近している。対接面214は概ね平面状で一つの面を画定してもよく、段部220が対接面214の奥に埋め込まれていてもよい。その結果、段部220がこの第一の平面に平行かつここから離間した第二の平面内にある。凹部212は、これら第一および第二の平面から離間した第三の平面にあるように、段部220の奥に埋め込まれている。外面214、段部220、凹部212はそれぞれ平面内にあり、これらの平面は実質的に相互に平行であってもよく、これらの平面に実質的に垂直な第一成形部材210の部分によって連結されていてもよい。
突出部252は第二成形部材250の対接面254から突出する。第二成形部材250の周縁段部260は対接面254から離間しており、ブランク10製造中は第一成形部材210上で段部220と並置されている。突出部252の押圧面は段部260から離間しており、対接面254からさらに段部260よりも奥に分離されている。対接面254と、周縁段部260と、突出部252の押圧面とは実質的に相互に平行な三つの異なる平面内にあってもよく、これらの平面に実質的に垂直な第二成形部材250の複数部分によって連結されていてもよい。第二成形部材250の面252、254、260は、それぞれ第一成形部材210の面212、214、220に寸法および間隔において対応している。使用に際してこれらの面は実質的に平坦であってもよい。代替の一実施態様において、第二成形部材250は、第一成形部材210の対接面214に接近して並置するように適合されている連続的な対接面254を備える連続した単一の本体を含む必要は無い。例えば第二成形部材250は、二つに分かれた本体を含んでもよく、これらの各本体は図示する実施態様の突出部252のうちの一つの寸法および形状を有する。このような独立した部材250を、パンチおよびダイ加工での打ち抜きと同様の方法で使用してもよい。
使用に際して、含浸すべき弾力性材料を凹部212の一方もしくは両方、および/または突出部252の一方もしくは両方に対して配置してもよい。所望するならば、弾力性材料は複数の凹部212のうちの一つのみの側壁224の形状に適合させて既に裁断しておいてもよい。あるいは、弾力性材料は側壁224を越えて外に向かって延びていてもよく、例えばこの弾力性材料は、凹部212のうちの一方あるいは両方を完全に被覆できる大きさの、十分に大きい矩形の形状をしていてもよい。第一成形部材210および第二成形部材250のそれぞれの対接面214および254が並置されている場合、各凹部212の凹状段部220は、対応している突出部252より一段高い段部260に対接することになる。弾力性材料シートにはみ出した部分があればこれらの段部220・260間で受容される。この材料のこの部分は弾力性合成セメントなど弾力性接着剤で処理することができ、これは、その全体が本明細書に参考として援用される同時係属中の米国特許出願第09/823,968号、「Cast Blank Edge Treatment」にて説明している。布のこの部分を弾力性接着剤等で処理すれば、ブランク10の端部から布の余剰部分をトリミングするガイドを与えることができ、裁ち目を繊維のほつれや抜け落ちから保護するのに役立つ。弾力性接着剤が使用されるため、ブランク10の周縁領域22の弾力性を維持する目的を損なうことはない。
バルキー性のある布を成形部材210および250に対して配置する前あるいは後に、多量の硬化性材料、例えば水硬化性樹脂を第一成形部材の各凹部212内へと分配することができる。容器に配する樹脂の量を正確に測り、構造領域20を適切に含浸するのに必要な樹脂の量ちょうどを供給してもよい。樹脂の性質によっては、例えば成形部材210および250の一方あるいは両方を加熱することにより、樹脂の粘度を減少するためにこれを加熱すると有利なことがある。図15では、各成形部材210および250の熱源をそれぞれ電気抵抗加熱器225および265として概略的に図示するが、任意の好適な熱源を使用してもよい。樹脂をスペーサの中へ含浸するために、第二成形部材250の突出部252を、対応する、第一成形部材210の凹部212に位置合わせし、第一成形部材210と第二成形部材250を互いに圧接させ合う。これにより突出部252とそれに対応する凹部212との間にある樹脂が圧迫され、樹脂を布へと含浸する。これら二つの成形部材を共に圧迫することにより樹脂を圧力下に置く必要が無くなる。別の実施態様(図示せず)において、第一成形部材210の周縁段部220および凹部212の上を弾力性膜が延びてもよく、この弾力性膜が対接面214に対して密封されていてもよい。凹部212で真空吸引すればこの膜は凹部の底部へと引き込まれるので、樹脂を十分な圧力下に置きながら布を含浸することができる。
図示する成形要素200において、布の周縁領域22は周縁段部220と260との間で受容されるので、成形部材210および250を相互に圧接すると、この領域はこれらの周縁段部の間で圧迫することができる。これは凹部212から周縁領域22への樹脂の進入を制限する。周縁領域22に弾力性接着剤等を適用した場合、上述したように、成形部材210および250を相互に押圧すると、弾力性接着剤をも圧迫してこれを布の周縁領域へと追いやることになる。代替の一実施態様において、周縁領域22に接着剤を適用して、前に硬化させてもよく、布は、成形要素200に配置する前に所望するブランク寸法にトリミングしてもよい。弾力性接着剤の存在により、硬化性樹脂が凹部212からブランク10の周縁領域22へ移動するのをさらに制限することができる。
例として、患者の上肢用整形外科用支持具10を製造する際に、約43グラムの樹脂プラス・マイナス1グラムを支持具10の各縁部処理および裁断に使用することができる。しかし樹脂の量は整形外科用支持具10の寸法によって変化させることができる。成形部材210および250と樹脂とを華氏140〜160度間で加熱するのが好ましいが、他の温度範囲もまた本発明の範囲内である。第一成形部材210の凹部212へ弾力性のある布を配置し、この布の構造領域を樹脂の近傍で、あるいはこれと接触させて保持する。成形部材210および250を、約70ポンド/平方インチ(“psi”)の力を付与する機械で30〜60秒間共に圧迫してもよい。他の圧力範囲および時間範囲は本発明の範囲内である。これによって樹脂の大部分が布の構造領域20へと圧迫され、結局樹脂はこれにより硬化したとき剛性が備わる。
割り当てられた時間の経過後、成形部材210および250を分離することができ、樹脂を含浸したブランク10を例えば手袋をした手で成形要素200から取り除くことができる。ブランク10を支持具として使用すべき場合には、これを水不透性包装容器に包装してもよい。ブランク10を、図12の支持具15のブランクなど比較的複雑な構造のものを製造するのに使用すべき場合には、内面層52と外面層60との間にブランク10を配置してもよく、これら2つの層52および60を相互にボンディングして、ブランク10を受容する外被50を生成させてもよい。
前述の詳細な説明および添付の図面は本発明の潜在的な諸実施態様のいくつかに関するということが理解されるべきである。本発明のさらなる改変および変更態様が予測される。例えば使用可能な材料に関して、ダブルニット型材料の外層の一方あるいは両方は、高強力素材、例えば繊維ガラス、ケブラーなどのアラミド、またはその他の高強度繊維あるいは高強度材料からできていてもよい。スペーサヤーンおよび2つの外層のうちの1つをポリプロピレン、ポリエステル、ナイロン、あるいは高強力素材、例えば繊維ガラスまたはケブラーなどのアラミドから形成してもよい。他の材料および糸を使用することもできる。
さらに、ダブルニット型ニットタイプのキャスティング材料の特性を、所望の通りに、(1)表面ヤーンあるいはスペーサヤーンのフィラメント寸法を変更することにより、(2)表面ニットのタイプを変化させることにより、(3)スペーサヤーンの密度を変化させることにより、(4)ライクラ(登録商標)などストレッチヤーンを織り交ぜて適合性および回復性を増加させることにより、さらに、(5)選択的に高強度繊維、例えば炭素繊維、ケブラー等を挿入することにより、変化させてもよいことに注目する。平坦な、あるいは形のついたキャスティングブランクを完成した形状に編んでもよく、その結果、材料を裁断し、またほつれを防ぐという工程を回避することができることにも注目する。さらに、水硬化性材料以外の硬化性材料を適当な活性化剤、例えば紫外線硬化型材料用の紫外放射線、あるいはエポキシの第二成分または他の公知の2液型ポリマー(two−part polymer)硬化系と組み合わせて使用してもよい。ダブルニット型材料の厚さに関しては、1インチの1/32から1/2インチに、あるいは、要求または所望される適合性および強度によっては1インチ厚に及ぶことができる。
さらに、開示した全ての実施態様は多様な厚さを有して、選択領域の強度を増大し、あるいは本体の構造の適合性を増大してもよい。本発明の全ての実施態様には、保管・販売中など使用前の支持具あるいは副子が硬化するのを回避するために湿潤不透性包装を提供してもよいことにも注目する。
詳細な説明および特許請求の範囲を通して、明らかに文脈に別段の必要がない場合は、語句「含む(有する)」、「含んでいる」等は排他的あるいは網羅的意味とは対照的な包括的な意味において、すなわち「含むが、これに限定されない」という意味において解釈されるべきである。また、単数で表した語句は複数形も含み、複数で表した語句は単数形も含む。さらに、語句「本明細中に」、「上記」、「以下」および同様の趣旨の語句が本願に使用されている場合は本願を全体として参照すべきであり、本願の任意の具体的部分を参照すべきではない。用語句「または(もしくは)」の使用は、2つ以上の項目の列挙に関して本願中に使用しているが、列挙した中の任意の項目、全ての項目、あるいは項目の任意の組み合わせを包含すると解釈されるべきである。
本発明の具体的な実施態様を本明細書中に解説する目的で詳述したが、本発明の精神および範囲から逸脱することなく多様な改変も可能であることが上記のことから理解される。したがって、本発明は付属する特許請求の範囲による以外に限定されるものではない。
全体が参考として援用される、本願の譲受人に譲渡されるのは以下の米国特許出願である:本明細書と同時に出願され、整理番号第386798002US号により分類される出願番号第______号、発明の名称「Hardenable Orthopaedic Supports」、および本明細書と同時に出願され、整理番号第386798003US号により分類される出願番号第______号、発明の名称「Hardenable Orthopaedic Supports」。本発明の諸態様を適宜変更して、上述した多様な特許および出願のシステム、機能、および概念を採用し、本発明の一層さらなる実施態様を提供することができる。
本発明の実施態様の上述した詳細な説明は、網羅的であること、あるいは本発明を上で開示した厳密な形態に限定することを意図するものではない。本発明の具体的な諸実施態様、および本発明の実施例を解説する目的で上述したが、様々な同等の改変が本発明の範囲内で可能であり、このことは当業者ならば理解する。例えば複数の工程を所定の順序で示したが、代替の実施態様では順序の異なる工程を有する手順を実行してもよい。本明細書中に提供した本発明の教示は他のデバイスおよび/またはシステムに適用することができ、必ずしも本明細書に記載したシステムでなくてもよい。これらおよびその他の変更を、詳細な説明に照らして本発明に行うことができる。上述した様々な実施態様の要素および作用を組み合わせて、さらなる実施態様を提供することが可能である。
これらおよびその他の変更を、上記の詳細な説明に照らして本発明に行うことができる。一般に、以下の特許請求の範囲に使用する用語は、上記の詳細な説明が明確にそのような用語を定義していない限りは本発明を本明細書中に開示した特定の実施態様に限定するように解釈すべきではない。したがって、本発明の実際の範囲は、開示した実施態様、および本発明を特許請求の範囲の下で実行あるいは履行する全ての同等な方法を包含する。
本発明の特定の諸態様を以下で特定の請求項の形態において提示するが、本発明者らは本発明の多様な態様が極めて多数の請求項形態においてあり得ると考える。したがって、発明者らは本願出願後に追加請求項を追加して本発明の他の態様についてのこのような追加請求項の形態を追求する権利を留保する。
Claims (30)
- 硬化性整形外科用支持具アセンブリであって、以下:
外側縁部を有する可撓性の第一の層;
起毛面および外側縁部を有する、起毛材料の第二の層であって、該起毛面は、パッド材料の層の方に面し、該第二の層の該外側縁部は、該第一の層の該外側縁部に少なくとも部分的に張り合わせられている、第二の層;ならびに
可撓性材料を含むブランクであって、該可撓性材料は、硬化性材料を少なくとも部分的に含浸されており、該ブランクは、該第一の層と該第二の層との間に位置する、ブランク、
を備える、整形外科用支持具アセンブリ。 - 前記可撓性材料が、間隔を空けた織り混ぜた層を有する、二重層のニット布を備え、繊維の透かしマトリックスが、該織り混ぜた層を相互接続しており、該繊維の透かしマトリックスが、前記硬化性材料を含浸されている、請求項1に記載の整形外科用支持具アセンブリ。
- 前記二重層布の前記繊維の透かしマトリックスが、硬化性材料の硬化から生じる支持を提供する、請求項2に記載の整形外科用支持具アセンブリ。
- 前記可撓性材料が布を含む、請求項1に記載の整形外科用支持具アセンブリ。
- 水蒸気不透過性の包装容器をさらに備え、該包装容器は、前記パッド材料の層および前記起毛材料の層および前記ブランクを封入するように適合されている、請求項1に記載の整形外科用支持具アセンブリ。
- 前記可撓性材料が、間隔を空けた織り混ぜられた層を有する、二重層のニット布を備え、繊維の透かしマトリックスが、該織り混ぜられた層を相互接続しており、そしてさらに、該二重層布の織り混ぜられた層の少なくとも1つが、少なくとも部分的に、高強度繊維からなる、請求項1に記載の整形外科用支持具アセンブリ。
- 前記可撓性材料が、間隔を空けた織り混ぜられた層を有する、二重層のニット布を備え、繊維の透かしマトリックスが、該織り混ぜられた層を相互接続しており、そしてさらに、該二重層布の層の少なくとも1つが、少なくとも部分的に、ガラス繊維からなる、請求項1に記載の整形外科用支持具アセンブリ。
- 前記可撓性材料が、間隔を空けた織り混ぜられた層を有する、二重層のニット布を備え、繊維の透かしマトリックスが、該織り混ぜられた層を相互接続しており、そしてさらに、該二重層布の層の少なくとも1つが、少なくとも部分的に、アラミド繊維からなる、請求項1に記載の整形外科用支持具アセンブリ。
- 前記可撓性材料が、間隔を空けた織り混ぜられた層を有する、二重層のニット布を備え、繊維の透かしマトリックスが、該織り混ぜられた層を相互接続しており、そしてさらに、該二重層布の層の少なくとも1つが、少なくとも部分的に、炭素繊維からなる、請求項1に記載の整形外科用支持具アセンブリ。
- 前記パッド材料の層が、発泡体パッドである、請求項1に記載の整形外科用支持具アセンブリ。
- 前記パッド材料の層が、0.1インチと0.5インチとの間の厚さの発泡体パッドである、請求項1に記載の整形外科用支持具アセンブリ。
- 前記起毛材料の層と前記パッド材料との間に位置する強化材をさらに備える、請求項1に記載の整形外科用支持具アセンブリ。
- 前記起毛材料の層と前記パッド材料との間に位置する強化材をさらに備え、該強化剤が、少なくとも部分的に、第二の二重層布からなり、該第二の二重層布は、間隔を空けた第二の織り混ぜられた層を有し、そして第二の繊維の透かしマトリックスが、該第二の織り混ぜられた層を相互接続している、請求項1に記載の整形外科用支持具アセンブリ。
- 前記起毛材料の層と前記パッド材料との間に位置する強化材をさらに備え、該強化材が、単一のニット布ガラス材料からなる、請求項1に記載の整形外科用支持具アセンブリ。
- 前記起毛材料の層と前記パッド材料との間に位置する強化材をさらに備え、該強化材が、硬化性材料を含浸されている、請求項1に記載の整形外科用支持具アセンブリ。
- 前記起毛材料が、連続的なループ材料である、請求項1に記載の整形外科用支持具アセンブリ。
- 前記起毛材料が、実質的に平滑な面を有し、該実質的に平滑な面が、前記ブランクとは反対に面する、請求項1に記載の整形外科支持具アセンブリ。
- 硬化性整形外科用支持具アセンブリであって、以下:
外側縁部を有する、可撓性の第一の層;
高バルキー性材料の第二の層であって、該第二の層は、高バルキー性の面および外側縁部を有し、該高バルキー性の面は、パッド材料の層の方に面し、該第二の層の該外側縁部は、少なくとも部分的に、該第一の層の該外側縁部に張り合わせられている、第二の層;ならびに
可撓性材料を含むブランクであって、該可撓性材料は、硬化性材料を少なくとも部分的に含浸されており、該ブランクは、該第一の層と該第二の層との間に位置している、ブランク、
を備える、整形外科用支持具アセンブリ。 - 硬化性整形外科用支持具アセンブリであって、以下:
二重層布を備える非矩形の本体であって、該二重層布は、第一の織り混ぜられた層、該第一の層から間隔を空けた、第二の織り混ぜられた層、および該第一の織り混ぜられた層と該第二の織り混ぜられた層とを相互接続するフィラメントのマトリックスを有し、該布の少なくとも一部が、水硬化性材料を含浸されている、本体;ならびに
該本体上に備えられる、別に形成される強化材であって、該強化材は、繊維および水硬化性材料を含み、該強化材は、該第一の織り混ぜられた層の前表面積未満を覆う、強化材、
を備える、硬化性整形外科用支持具アセンブリ。 - 前記二重層布の前記織り混ぜられた層のうちの少なくとも1つが、少なくとも部分的に、高強度繊維からなる、請求項19に記載の硬化性整形外科用支持具アセンブリ。
- 前記強化材の前記布が、少なくとも部分的に、高強度繊維からなる、請求項19に記載の硬化性整形外科用支持具アセンブリ。
- 前記強化材の前記布が、前記二重層布のフィラメントより強い材料を含む、請求項19に記載の硬化性整形外科用支持具アセンブリ。
- 前記非矩形の本体が、狭窄接合領域によって接続された少なくとも1つの出張り部を備え、そして前記強化材が、矩形の形状を有する、請求項19に記載の硬化性整形外科用支持具アセンブリ。
- 硬化性整形外科用支持具アセンブリであって、以下:
外側縁部を有する、パッド材料の層;
連続的なループ材料の層であって、該ループ材料の層は、実質的に平滑な面、起毛面、および外側縁部を有し、該実質的に平滑な面は、該パッド材料の層の反対側に面し、該連続的なループ材料の層の該外側縁部、および該パッド材料の層の該外側縁部は、少なくとも部分的に張り合わせられている、ループ材料の層;
透過性の可撓性材料から作製される部案区であって、該可撓性の材料は、間隔を空けた織り混ぜられた層を有する二重層のニット布を含み、繊維の透かしマトリックスが、該織り混ぜられた層を相互接続しており、さらに、該透かしマトリックスは、少なくとも部分的に、硬化性材料を含浸されている、ブランク、
を備え;
該ブランクは、該連続的なループ材料の層と、該パッド材料の層との間に位置している、硬化性整形外科用支持具アセンブリ。 - 整形外科方法であって、以下:
一体的な二重層布を形成する工程であって、該布は、間隔を空けた織り混ぜられた層、および該織り混ぜられた層を相互接続するフィラメントの透かしマトリックスを有し、該布は、少なくともいくらかの高強度フィラメントを含み、該透かしマトリックスが、活性化剤に対して透過性である、工程;
該フィラメントの透かしマトリックスの、活性化剤に対する透過性を維持しながら、該マトリックスを、硬化性材料で含浸する工程;
該二重層の布を、材料の2つの層の間に封入する工程であって、該材料の少なくとも1つは、起毛材料である、工程;ならびに
該2つの層を、該層の縁部の実質的に近くで接続して、該二重層の布を完全に封入し、支持構造体を形成する工程、
を包含する、方法。 - 請求項25に記載の整形外科方法であって、さらに、以下:
前記支持構造体を、水蒸気に対して実質的に不透過性の包装容器内にパッケージする工程;
引き続いて、該包装容器を開く工程;
活性化剤を、前記透かしマトリックスに供給して、前記硬化性材料を硬化させる工程;および
該支持構造体を、患者の解剖学的構造の選択された部分に隣接させて配置する工程であって、その結果、該支持構造体が、該解剖学的構造の該選択された部分の構成に実質的に一致し、1層の封入層が、該二重層の布と、該解剖学的構造の選択された部分との間に位置する、工程、
を包含する、方法。 - 整形外科方法であって、以下:
ブランクを形成する工程であって、該ブランクは、活性化剤に対して少なくとも部分的に透過性である、工程;
該ブランクの、活性化剤に対する透過性を維持しながら、該ブランクの少なくとも一部を、硬化性材料で含浸する工程;
該ブランクを、材料の2つの層の間に封入する工程であって、該材料の少なくとも1つは、起毛材料であり、該起毛材料は、該ブランクに面する起毛面を有する、工程;および
該2つの層を、該層の縁部の実質的に近くで接続して、該ブランクを完全に封入し、支持構造体を形成する工程、
を包含する、方法。 - 請求項27に記載の整形外科方法であって、さらに、以下:
活性化剤を前記ブランクに供給して、硬化性材料を硬化させる工程;および
前記支持構造体を、患者の解剖学的構造の選択された部分に隣接させて配置する工程であって、その結果、該支持構造体が、該解剖学的構造の選択された部分の構成に実質的に一致する、工程、
を包含する、方法。 - 前記材料の2つの層のうちの1つが、起毛材料を含み、そして該材料の2つの層の他方が、パッド材料を含み、前記方法が、さらに、該パッド材料を患者の皮膚に最も近付けて、前記支持構造体を、患者の解剖学的構造の選択された部分に隣接して配置する工程を包含し、その結果、該支持構造体が、該解剖学的構造の選択された部分の構成に実質的に一致する、工程をさらに包含する、請求項27に記載の整形外科方法。
- 硬化性整形外科用支持具アセンブリであって、以下:
外側縁部を有するパッド材料の層;
起毛材料の層であって、該層は、実質的に平滑な面、起毛面、および外側縁部を有し、該実質的に平滑な面は、該パッド材料の層の反対側に面し、該起毛材料の層の該外側縁部および該パッド材料の層の外側縁部が、少なくとも部分的に張り合わせられている、起毛材料の層;
可撓性材料を含むブランクであって、該可撓性材料は、硬化性材料を少なくとも部分的に含浸されており、該ブランクは、該起毛材料の層と、該パッド材料の層との間に位置している、ブランク、
を備え、ここで;
該パッド材料の層および該起毛材料の層および該ブランクが、患者の解剖学的構造の少なくとも一部を覆うような形状にされており、そしてさらに、該形状が、2つ以上の出張り部、および1つ以上の狭窄接合領域を備え、該出張り部が、該患者の解剖学的構造の特定の部分の近くに配置されるように適合されている、硬化性整形外科用支持構造体。
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