JP2004533286A - エッジがシールされた整形外科用ギブス包帯技術 - Google Patents
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- A61F13/04—Plaster of Paris bandages; Other stiffening bandages
Abstract
【課題】ギブス用包帯のエッジが患者の皮膚を刺したり、痛みを与えたりしないようにする。
【解決手段】整形外科用添え木またはサポートを形成するための方法は、ギブス用材料のエッジを非剛性接合材料で含浸する工程と、その後、ギブス材料に水硬性材料、例えばウレタンを含浸させる工程とを含む。エッジ処理材(16)は、患者の皮膚の痛みを防止するためにエッジを比較的クッション状態、すなわち非剛性状態に維持する。これらブランクは、ギブス用ブランク(12)のアウトラインを構成する溝、およびギブス用布(20)への接合材料のビードの含浸を実現するための畝を有するモールドを使って成形できる。ギブス用ブランク(12)の材料は、スペーサーまたは二重ニットタイプの材料から形成してもよいし、高強度フィラメントを含む布(20)のいくつかの層から形成してもよいし、または1つの層として、パッド材料を有するものとしてもよい。
【選択図】図6
【解決手段】整形外科用添え木またはサポートを形成するための方法は、ギブス用材料のエッジを非剛性接合材料で含浸する工程と、その後、ギブス材料に水硬性材料、例えばウレタンを含浸させる工程とを含む。エッジ処理材(16)は、患者の皮膚の痛みを防止するためにエッジを比較的クッション状態、すなわち非剛性状態に維持する。これらブランクは、ギブス用ブランク(12)のアウトラインを構成する溝、およびギブス用布(20)への接合材料のビードの含浸を実現するための畝を有するモールドを使って成形できる。ギブス用ブランク(12)の材料は、スペーサーまたは二重ニットタイプの材料から形成してもよいし、高強度フィラメントを含む布(20)のいくつかの層から形成してもよいし、または1つの層として、パッド材料を有するものとしてもよい。
【選択図】図6
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、添え木またはサポート用ギブス包帯技術に関する。
【背景技術】
【0002】
整形外科用固定集合体、例えば添え木およびサポートの分野では、高い強度の布、例えば添え木またはサポートを含浸する硬化性材料、特に水硬性材料を使用することは周知である。患者に対し、添え木またはサポートをあてながら、これら添え木またはサポートを水に沈め、解剖学的構造の傷部分に貼り付けると、数分内に硬化する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
この場合に生じるやっかいな問題は、含浸された材料のエッジにおいて、布がほぐれたり、糸またはフィラメントが外側に突出したりすることが多いことである。これらほぐれた端部または外側に突出した糸またはフィラメントは、ウレタンが硬化するにつれ、極めて剛質かつ鋭利になり、この鋭利なエッジは、ギブス包帯、すなわち、サポートが所定位置に長期にわたって固定されている患者の皮膚を、こすったり、痛みを与えたりすることが多い。
【0004】
これらについて完全に理解するには、1989年1月31日に発行された米国特許第4,800,872号を参照されたい。この米国特許は、整形外科用ギブス包帯に極めて低濃度の結合剤(1平方メートル当たり90グラム以下)を塗布することを開示している。しかし、包帯の広い面に結合剤を塗布すると、水硬性材料の含浸が阻害される傾向があり、極めて低濃度の結合剤では、患者に対して望ましいレベルの保護をエッジで行うことはできない。
【0005】
非医療用の材料のエッジをもつれれないようにするために処理することも、これまで知られている。しかし、水硬性材料が含浸される整形外科用ギブスブランク、すなわち包帯では、水硬性材料が一旦活性化され、ブランクが硬化すると、もつれの問題は生じない。また、エッジ処理材料が剛性でないエッジを形成したり、この材料を皮膚の接触に適合した材料から形成したりして、皮膚をこすったり、痛みを与えたりしないよう十分軟質にすることも、整形外科的用途にとって重要である。
【0006】
従って、本発明の主な目的は、エッジが患者の皮膚を刺したり、痛みを与えたりしない、より快適なギブス用包帯またはサポートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の図示された実施例によれば、ギブス用布を水硬性材料で含浸する前に、ギブス用ブランク、ストリップまたは包帯のエッジまたは端部を非剛性材料で処理または含浸する。ギブス用材料は、グラスファイバーまたは他の高強度ファイバーを含む単層または多層の布のいずれかでよい。
【0008】
単一または二重層布の多数の層、または二重ニットタイプのスペーサー材料を使用することも可能である。非剛性エッジ材料としては、シリコーン、ゴム、接着剤、ウレタンまたは他の非剛性または比較的軟質の材料が挙げられる。可撓性材料は一旦硬化すると、ギブス用布のフィラメントを一体に結合し、よって、平滑で快適なシールされたエッジを形成する。
【0009】
好ましいタイプの非剛性材料とは、硬化後、ギブス用材料の有益な性質(例えば運動性、成形可能性など)を制限したり、またはマスクすることがない材料のことである。所定のエッジ処理を行うと、水硬性材料をギブスまたは添え木のエッジからブロックし、ユーザーをより快適とし、あるタイプの「屈曲エッジ」特性を生じさせることができる。
【0010】
本発明の別の図示された実施例では、ギブス用ブランクを解剖学的構造の特定部分に当接できるような不規則な構造に成形してもよく、このブランクの一部またはすべてのエッジに、非剛性接合材料のビードを含浸させることができる。
【0011】
ギブス用ブランクの布は「スペーサー」でよいし、ニット(編物)または織物の2つの離間した層から形成された二重タイプの材料でもよい。この場合、フィラメントが2つの層の間に延び、これら2つの層を離間させるとともに、これらフィラメントは2つの離間した層の双方に一体的に編まれるか、または織られる。ギブス用材料としては、グラスファイバーまたは他の高強度ファイバーを挙げることができる。
【0012】
ギブス用ブランクの成形、および非剛性接合材料の塗布の際に、多数の技術のうちのいずれも使用できる。従って、ブランクを最初に所望の形状にカットし、その後、エッジを好ましい非剛性接合材料のビードでコーティングすることができる。
【0013】
接合材料が実質的に十分である場合、エッジ処理材は、ギブス材料のエッジを越えて延びてもよい。この一例として、所定のクッション性も提供できる発泡材料を挙げることができる。この接合材料は、任意の多くの方法、例えば噴霧、ブラシがけ、加圧、浸漬などの方法により塗布することができる。
【0014】
しかし、カット時に布が実質的にほぐれる可能性がある場合、ギブス用ブランクを、高強度で、かなり剛質のファイバーから形成することが好ましいので、別の方法が好ましい。この方法では、ギブス用材料の長方形ブランクを受けるための2つのほぼ平坦な嵌合表面を有するモールドを使用する。
【0015】
2つの嵌合表面の一方には、非剛性クッションまたは接合材料を受けるための溝が設けられ、更にギブス用ブランクの所望するアウトラインに対応する溝全体の構造が設けられる。モールドの他方の半分は、モールドの他方の表面上の溝と同じ構造の嵌合リブを有する。
【0016】
実際には、エッジクッション材料または処理材料、例えばシリコーン、ゴム、接着剤、ウレタンまたは非水硬性プラスチックを溝に塗布し、モールド内に長方形のギブス用ブランクを入れ、モールドを密に閉じる。この場合、リブがギブス用ブランクの布を下方のクッション材料内に押し、よって長方形のギブス用ブランクは、最終ギブス用ブランクの所望する不規則な形状の布に可撓性材料を含浸させる。
【0017】
溶剤が硬化するか、または蒸発するかのいずれかによって、非剛性材料が硬化した後に、ブランクの周辺のほぐれていない非剛性のエッジが残るように、シールされた領域を切断して、ブランクを形成する。次に、不規則な形状のブランクに硬化性材料を含浸させる。選択された接合材料および塗布方法によっては、ブランクのエッジの2つの表面層だけが接合材料を保持し、二重ニット材料の内側基材内に空隙を残すようにすることも可能である。
【0018】
不規則な形状のブランクの外側エッジのまわりを快適にするために、エッジ処理を行う他に、ギブス材料の切り欠き部による皮膚の痛みを防止するのに、ギブス材料の別の位置、およびギブス材料のストリップの長手方向エッジに非剛性接合材料を塗布してもよい。別の利点として、接合材料は、水硬性材料がシールされた領域へ含浸するのをを防止でき、これにより、最終的なサポートのエッジを可撓性にできるということが挙げられる。
【0019】
ギブス材料のエッジをシールするのに有効なほかに、可撓性エッジ材料を使って、ギブス材料の片側または両側へパッド材料を固定することもできる。実際には、エッジ材料を塗布する前に、ギブス材料に、パッドタイプの材料の単一層または多層を重ねる。次に、層のすべてを一体に固定するように働く非剛性材料でエッジを処理する。
【0020】
ギブス用ブランクまたは包帯のエッジにエッジ処理材を塗布する際に、エッジ処理材がエッジに浸透し、これをシールするが、ブランクまたは包帯の残りの広い面積にわたって内側に延びないように、エッジ処理材を、かなり高濃度で直接塗布することが好ましい。この濃度は、1平方メートル当たり少なくとも400グラム、1平方メートル当たり10000グラムまで、好ましくは1平方メートル当たり600〜3500グラムの大きさとすることが好ましい。通常、エッジ処理材は、エッジから内側に10mmまたは6mm(4分の1インチ)もしくは13mm(半インチ)より長く内側に延びることはない。
【0021】
次の詳細な説明を検討し、図面を見れば、本発明の上記以外の目的、特徴および利点が明らかとなると思う。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
図1は、スペーサーまたはダブルニットタイプの材料から形成できる主要本体領域14と、非剛性接合材料のエッジ処理材16を有するギブス包帯用ブランク12を示す。図2、図3および図4は、図1のブランクの構造がほぼ平坦であることを示すよう追加された、図1のギブス用ブランクの側面図および端面図である。
【0023】
使用できる材料に関し、ギブスまたは固定ブランク12を、上記のようにスペーサーまたは二重ニットタイプの材料から形成できる。また、グラスファイバーまたはその他の高強度材料の1枚または数枚の層から形成してもよい。ギブス用ブランク12の周辺にエッジ処理材16を塗布した後に、このブランクに、ウレタンのような水硬性材料を含浸させることができる。
【0024】
これとは異なり、熱または化学反応により活性化できる材料を含む他のタイプの硬化材料で含浸してもよい。水硬性ウレタンは、極めて剛性の強固な構造を形成する。エッジ処理材16がない場合、ギブス用ブランクを水に沈め、サポートまたは添え木を必要とする解剖学的構造部分に貼り付けると、水硬性ウレタンが患者の皮膚の痛みの原因となる、切断されたブランク12から延びたフィラメント、またはもつれていないエッジを硬化させるような結果を生じさせる。
【0025】
エッジ処理材16は、非水硬性プラスチック、例えば可撓性ウレタンでもよいし、または非剛性のクッション性に加えて、多少可撓性のシリコーンゴムのような別の材料でもよい。実際には、エッジ処理材の最初の塗布により、フィラメントが結合し、カット時にギブス材料がほぐれないようにする。
【0026】
図5および図8に示されるように、エッジ処理材は、ギブス用ブランクのエッジに沿ってビードを形成できる。このビードは、クッション性があって、柔らかく、弾性的となり得るので、ギブスのエッジが患者の皮膚をこすったり、痛みを与えたりすることはない。
【0027】
図6は、ユーザーの前腕18に対して使用されたブランク12を示す。図6には、ギブス用ブランクの中心領域14だけでなく、図1〜図5を参照して上に説明したエッジ処理材16が示されている。
【0028】
ギブス用ブランク12の下には、パッド材料、例えばストッキング状布20がある。このストッキング状材料は、スリーブ状とすることができる。パッドタイプの材料をギブス用材料の片側または両側に取り付け、図2に示すように、かつ下記に説明するように、集合体全体を解剖学的構造に貼り付けることができる。ギブスの前方において、親指22のまわりにギブス24の一部が延び、この部分は、親指22を囲み、別のサポートおよび拘束部となるように、オプションとして自らの上に折り曲げられている。
【0029】
図1〜図6に示されているようなブランクの構造は、下方の広い領域23と、手首の小さい横断面上の骨状突起を収納するための小さい横断面のゾーン25と、手の甲の広い部分27と、狭い別の横断面ゾーン29と、最後の親指のまわりに巻かれ、親指を支持するための拡大領域24とを含むことが理解できると思う。なお、通常は、このブランクは、図6に示すように、折り曲げられることなく親指のまわりに延びる。
【0030】
次に、図7を参照する。ここには、下方部分32および上方部分34を有する二部品式モールドが示されている。これら下方部分と上方部分とは、適当なヒンジ構造体36により一体となるようにヒンジ付けされている。従って、上方部分34を、モールドの下方部分32に対して下方へ折りたたみ、重ねることができるようになっている。
【0031】
実際には、溝34のまわり全体にエッジ処理材を塗布し、モールドの下方部分32上に、成形材料の長方形部分を重ねる。次に、リブ40が布をエッジ処理材に押した状態で、モールド32の下方部分にモールド34の上方部分が重なるよう、下方に折りたたむと、エッジ処理材が長方形のギブス材料のフィラメント内に進入し、フィラメントは接合される。
【0032】
この処理の後、シールされた領域16を切断することにより、長方形ギブス材料をトリミングすると、その結果得られるギブス材料は、図1の不規則な形状のギブスブランクとなり、このブランクでは、エッジ処理材のビードが、ギブス用ブランク12の外周部を形成する。
【0033】
このようなギブス用ブランクのエッジに含浸させる技術を、有形ブランクだけでなく他の装置にも使用でき、エッジおよび端部がシールされたギブス材料のスラブまたはストリップを成形できる。
【0034】
これまでに説明したように、ギブス用ブランクの主要部分14の好ましい形態は、添付図面のうちの図8により詳細に示されているように、スペーサーまたは二重ニットタイプの材料である。二重ニット材料は、1994年2月8日に付与された米国特許第5,284,031号にも開示されている。
【0035】
より詳細に説明するために、図8の説明に戻ると、このスペーサー材料は、織られたか、または編まれた(ニット)上方の層52と、編まれたか、または織られた下方の層54と、一連のフィラメント56とを含み、フィラメント56は、上方の層52と下方の層54とを離間させるだけでなく、ファイバーの中心基材を形成するように働く。このスペーサー集合体は、水硬性材料、現在では、ギブスおよびサポートに広く使用されている水硬性ウレタンによって含浸できる。
【0036】
エッジ処理材16は、材料60による周辺または不規則形状のギブス用ブランクの周辺となる周辺部の含浸を必要とする。周辺材料60は、エッジ処理材16を形成するよう、短い距離だけ、エッジからギブス用ブランク内に延びる。これによって、スペーサー材料または他のギブス用ブランク材料のエッジのほぐれが防止される。
【0037】
このような含浸を行わないと、鋭利なエッジが生じたり、硬化したフィラメントが外側に突出し、これらエッジまたはフィラメントが硬化した後に、患者の皮膚をこすったり、痛みを与えたりするようになる。
【0038】
ギブス用ブランクを形成するのに使用される他のタイプのギブス材料としては、高強度ファイバーから構成された単一層布の1枚の層、この同じ布の多数の層、または好ましい二重ニットタイプ材料の多数の層を挙げることができる。
【0039】
次に図9を参照する。この図は、親指用の孔64を含む、前腕用のギブス用ブランク62を示す。68で示すように、ブランク全体の周辺66、および親指用の孔64のまわりの双方に、上記のようなエッジ処理材が設けられている。
【0040】
図10は、前に説明したように、例えば二重ニット材料、または他のギブス用ブランク材料から形成できるギブス用ブランク72を示す。発泡エッジ処理材74を設けてもよい。使用できる材料としては、米国カリフォルニア州サンタモニカのヘイスティングプラスティックカンパニーから入手できる、二成分ポリウレタン発泡体が挙げられる。
【0041】
図11は、上記のようなエッジ処理材80が設けられたギブス用スラブまたはストリップ78を示す。このストリップは、ギブス用包帯のロールから巻き戻したある長さのギブス用包帯でよい。
【0042】
図11の鎖線12−12によって示されている平面に沿って見た図12に示されるように、ギブス用スラブまたはストリップ78は、ギブス材料の一連の層82から構成できる。このギブス用材料は、グラスファイバーまたは他の高強度布から形成できる。最も下方の層84は、パッド材料、例えば密に織られた軟質の布とすることができ、エッジ処理材80は、多数の層82、84を、1つの一体的なギブスまたは添え木用スラブまたはテープ部分78内に固定するように働く。
【0043】
次に図13を参照する。図13には、ギブス用包帯92のロールが示されている。外側の長手方向部分94の一部は、包帯ロール92から巻き戻された状態で示されている。96で示すように、ロールの端部に沿って、オプションとして、再度エッジ98に沿って、エッジ処理材を設けることができる。横方向領域100にも、本明細書に説明したような非剛性含浸部分を設けることができ、ギブスまたは添え木用のスラブまたは包帯部分94を形成するように、ライン102に沿って包帯をカットできる。
【0044】
スラブまたはストリップ78および包帯部分94の寸法は、35.56cm×38.1cm(4インチ×15インチ)とすることができる。ニーズに応じて、多少大きい寸法にしたり、小さい寸法にして、異なるサイズのテープを提供できる。包帯ロール92の長手方向に沿って、一連の横方向の含浸ゾーンを設け、次々に一部を切り落とす際に、ほぐれたエッジまたは鋭利な鋭利が生じないようにすることができる。
【0045】
結論として、これまでの詳細な説明および添付図面は、本発明の好ましい実施例に関するものである。本発明の要旨および範囲から逸脱する事なく、種々の代替例および変形例を思い付くことができる。
【0046】
例えば、本発明を限定することなく、図7に示されたモールドを使用する代わりに、ギブス用ブランクを意図する最終形状にカットし、その後、エッジ処理材をブランクのエッジに塗布することができる。更に、二重ニットタイプ材料としても、説明したスペーサー材料を使用する代わりに、グラスファイバーまたはその他の高強度ギブス用材料のいくつかの層を使用してもよい。
【0047】
また、本発明の原理を特定の例として、体の他の部分、例えば脚または上腕用のギブスに適用できることもできる。エッジ処理材に関し、この材料は、多少軟質であり、剛性が低いだけでなく、ギブスの本体のための含浸材料を形成する硬化性ウレタン材料よりもクッション性のある任意の材料からも形成できる。
【0048】
使用できる代表的な材料としては、シリコーン、ゴム、接着剤、発泡体、TPE、ビニール非水硬性ウレタンおよびその他のプラスチック材料が挙げられる。このエッジ処理材は、可撓性とすることができるし、また、一般に非剛性的であり、水硬性ウレタン材料よりも若干軟質にすることができる。
【0049】
水硬性材料による含浸を含むギブス集合体の製造後に、この集合体を添え木などに実際に使用するまで、水蒸気を透過しないパッケージ内にシールしてもよいことも理解できよう。
【0050】
「高強度フィラメント」なる用語は、例えばグラスファイバー、ケブラー(Kevlar(登録商標))またはアラミドおよび2000年10月31日に付与された米国特許第6,139,513号、および2003年2月13日に付与された米国特許第6,186,966号に記載されているような、相当な高強度を有する材料を意味する。従って、本発明は、図面に示し、これまで詳細に説明した実施例だけに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本発明の原理を示すギブス用ブランクの平面図である。
【図2】図1のギブス用ブランクの左側面図である。
【図3】図1のギブス用ブランクの平面図である。
【図4】図1のギブス用ブランクの平面図である。
【図5】図1の5−5線に沿った略横断面図である。
【図6】サポートまたは添え木用の患者の前腕に使用する際に当接される、図1のギブス用ブランクを示す図である。
【図7】ギブス用ブランクにエッジ処理材を塗布するためのモールドを示す略図である。
【図8】エッジ処理材を示す、本発明の一実施例のより詳細な断面図である。
【図9】ほぐれ防止エッジ処理材が内側開口部に設けられた、本発明の一実施例を示す図である。
【図10】発泡材料を使用した別のエッジ処理材を示す図である。
【図11】エッジ処理材が設けられたギブス材料のスラブまたはストリップを示す図である。
【図12】図11の点線12−12によって示された平面に沿う断面図である。
【符号の説明】
【0052】
12 ギブス用ブランク
14 主要本体領域
16 エッジ処理材
20 下方領域
24 拡大領域
25 狭い横断面ゾーン
27 より広い部分
29 狭い別の横断面ゾーン
32 下方部分
34 上方ゾーン
36 ヒンジ構造体
38 溝
40 リブ
52 上方のニット層
54 下方のニット層
56 フィラメント
62 ギブス用部分
64 親指用の孔
66 周辺
72 ギブス用ブランク
74 エッジ処理材
78 ギブス用スラブまたはストリップ
80 エッジ処理材
82 層
84 最も下方の層
92 ギブス用包帯
94 包帯部分
98 サイドエッジ
100 横方向領域
【0001】
本発明は、添え木またはサポート用ギブス包帯技術に関する。
【背景技術】
【0002】
整形外科用固定集合体、例えば添え木およびサポートの分野では、高い強度の布、例えば添え木またはサポートを含浸する硬化性材料、特に水硬性材料を使用することは周知である。患者に対し、添え木またはサポートをあてながら、これら添え木またはサポートを水に沈め、解剖学的構造の傷部分に貼り付けると、数分内に硬化する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
この場合に生じるやっかいな問題は、含浸された材料のエッジにおいて、布がほぐれたり、糸またはフィラメントが外側に突出したりすることが多いことである。これらほぐれた端部または外側に突出した糸またはフィラメントは、ウレタンが硬化するにつれ、極めて剛質かつ鋭利になり、この鋭利なエッジは、ギブス包帯、すなわち、サポートが所定位置に長期にわたって固定されている患者の皮膚を、こすったり、痛みを与えたりすることが多い。
【0004】
これらについて完全に理解するには、1989年1月31日に発行された米国特許第4,800,872号を参照されたい。この米国特許は、整形外科用ギブス包帯に極めて低濃度の結合剤(1平方メートル当たり90グラム以下)を塗布することを開示している。しかし、包帯の広い面に結合剤を塗布すると、水硬性材料の含浸が阻害される傾向があり、極めて低濃度の結合剤では、患者に対して望ましいレベルの保護をエッジで行うことはできない。
【0005】
非医療用の材料のエッジをもつれれないようにするために処理することも、これまで知られている。しかし、水硬性材料が含浸される整形外科用ギブスブランク、すなわち包帯では、水硬性材料が一旦活性化され、ブランクが硬化すると、もつれの問題は生じない。また、エッジ処理材料が剛性でないエッジを形成したり、この材料を皮膚の接触に適合した材料から形成したりして、皮膚をこすったり、痛みを与えたりしないよう十分軟質にすることも、整形外科的用途にとって重要である。
【0006】
従って、本発明の主な目的は、エッジが患者の皮膚を刺したり、痛みを与えたりしない、より快適なギブス用包帯またはサポートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の図示された実施例によれば、ギブス用布を水硬性材料で含浸する前に、ギブス用ブランク、ストリップまたは包帯のエッジまたは端部を非剛性材料で処理または含浸する。ギブス用材料は、グラスファイバーまたは他の高強度ファイバーを含む単層または多層の布のいずれかでよい。
【0008】
単一または二重層布の多数の層、または二重ニットタイプのスペーサー材料を使用することも可能である。非剛性エッジ材料としては、シリコーン、ゴム、接着剤、ウレタンまたは他の非剛性または比較的軟質の材料が挙げられる。可撓性材料は一旦硬化すると、ギブス用布のフィラメントを一体に結合し、よって、平滑で快適なシールされたエッジを形成する。
【0009】
好ましいタイプの非剛性材料とは、硬化後、ギブス用材料の有益な性質(例えば運動性、成形可能性など)を制限したり、またはマスクすることがない材料のことである。所定のエッジ処理を行うと、水硬性材料をギブスまたは添え木のエッジからブロックし、ユーザーをより快適とし、あるタイプの「屈曲エッジ」特性を生じさせることができる。
【0010】
本発明の別の図示された実施例では、ギブス用ブランクを解剖学的構造の特定部分に当接できるような不規則な構造に成形してもよく、このブランクの一部またはすべてのエッジに、非剛性接合材料のビードを含浸させることができる。
【0011】
ギブス用ブランクの布は「スペーサー」でよいし、ニット(編物)または織物の2つの離間した層から形成された二重タイプの材料でもよい。この場合、フィラメントが2つの層の間に延び、これら2つの層を離間させるとともに、これらフィラメントは2つの離間した層の双方に一体的に編まれるか、または織られる。ギブス用材料としては、グラスファイバーまたは他の高強度ファイバーを挙げることができる。
【0012】
ギブス用ブランクの成形、および非剛性接合材料の塗布の際に、多数の技術のうちのいずれも使用できる。従って、ブランクを最初に所望の形状にカットし、その後、エッジを好ましい非剛性接合材料のビードでコーティングすることができる。
【0013】
接合材料が実質的に十分である場合、エッジ処理材は、ギブス材料のエッジを越えて延びてもよい。この一例として、所定のクッション性も提供できる発泡材料を挙げることができる。この接合材料は、任意の多くの方法、例えば噴霧、ブラシがけ、加圧、浸漬などの方法により塗布することができる。
【0014】
しかし、カット時に布が実質的にほぐれる可能性がある場合、ギブス用ブランクを、高強度で、かなり剛質のファイバーから形成することが好ましいので、別の方法が好ましい。この方法では、ギブス用材料の長方形ブランクを受けるための2つのほぼ平坦な嵌合表面を有するモールドを使用する。
【0015】
2つの嵌合表面の一方には、非剛性クッションまたは接合材料を受けるための溝が設けられ、更にギブス用ブランクの所望するアウトラインに対応する溝全体の構造が設けられる。モールドの他方の半分は、モールドの他方の表面上の溝と同じ構造の嵌合リブを有する。
【0016】
実際には、エッジクッション材料または処理材料、例えばシリコーン、ゴム、接着剤、ウレタンまたは非水硬性プラスチックを溝に塗布し、モールド内に長方形のギブス用ブランクを入れ、モールドを密に閉じる。この場合、リブがギブス用ブランクの布を下方のクッション材料内に押し、よって長方形のギブス用ブランクは、最終ギブス用ブランクの所望する不規則な形状の布に可撓性材料を含浸させる。
【0017】
溶剤が硬化するか、または蒸発するかのいずれかによって、非剛性材料が硬化した後に、ブランクの周辺のほぐれていない非剛性のエッジが残るように、シールされた領域を切断して、ブランクを形成する。次に、不規則な形状のブランクに硬化性材料を含浸させる。選択された接合材料および塗布方法によっては、ブランクのエッジの2つの表面層だけが接合材料を保持し、二重ニット材料の内側基材内に空隙を残すようにすることも可能である。
【0018】
不規則な形状のブランクの外側エッジのまわりを快適にするために、エッジ処理を行う他に、ギブス材料の切り欠き部による皮膚の痛みを防止するのに、ギブス材料の別の位置、およびギブス材料のストリップの長手方向エッジに非剛性接合材料を塗布してもよい。別の利点として、接合材料は、水硬性材料がシールされた領域へ含浸するのをを防止でき、これにより、最終的なサポートのエッジを可撓性にできるということが挙げられる。
【0019】
ギブス材料のエッジをシールするのに有効なほかに、可撓性エッジ材料を使って、ギブス材料の片側または両側へパッド材料を固定することもできる。実際には、エッジ材料を塗布する前に、ギブス材料に、パッドタイプの材料の単一層または多層を重ねる。次に、層のすべてを一体に固定するように働く非剛性材料でエッジを処理する。
【0020】
ギブス用ブランクまたは包帯のエッジにエッジ処理材を塗布する際に、エッジ処理材がエッジに浸透し、これをシールするが、ブランクまたは包帯の残りの広い面積にわたって内側に延びないように、エッジ処理材を、かなり高濃度で直接塗布することが好ましい。この濃度は、1平方メートル当たり少なくとも400グラム、1平方メートル当たり10000グラムまで、好ましくは1平方メートル当たり600〜3500グラムの大きさとすることが好ましい。通常、エッジ処理材は、エッジから内側に10mmまたは6mm(4分の1インチ)もしくは13mm(半インチ)より長く内側に延びることはない。
【0021】
次の詳細な説明を検討し、図面を見れば、本発明の上記以外の目的、特徴および利点が明らかとなると思う。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
図1は、スペーサーまたはダブルニットタイプの材料から形成できる主要本体領域14と、非剛性接合材料のエッジ処理材16を有するギブス包帯用ブランク12を示す。図2、図3および図4は、図1のブランクの構造がほぼ平坦であることを示すよう追加された、図1のギブス用ブランクの側面図および端面図である。
【0023】
使用できる材料に関し、ギブスまたは固定ブランク12を、上記のようにスペーサーまたは二重ニットタイプの材料から形成できる。また、グラスファイバーまたはその他の高強度材料の1枚または数枚の層から形成してもよい。ギブス用ブランク12の周辺にエッジ処理材16を塗布した後に、このブランクに、ウレタンのような水硬性材料を含浸させることができる。
【0024】
これとは異なり、熱または化学反応により活性化できる材料を含む他のタイプの硬化材料で含浸してもよい。水硬性ウレタンは、極めて剛性の強固な構造を形成する。エッジ処理材16がない場合、ギブス用ブランクを水に沈め、サポートまたは添え木を必要とする解剖学的構造部分に貼り付けると、水硬性ウレタンが患者の皮膚の痛みの原因となる、切断されたブランク12から延びたフィラメント、またはもつれていないエッジを硬化させるような結果を生じさせる。
【0025】
エッジ処理材16は、非水硬性プラスチック、例えば可撓性ウレタンでもよいし、または非剛性のクッション性に加えて、多少可撓性のシリコーンゴムのような別の材料でもよい。実際には、エッジ処理材の最初の塗布により、フィラメントが結合し、カット時にギブス材料がほぐれないようにする。
【0026】
図5および図8に示されるように、エッジ処理材は、ギブス用ブランクのエッジに沿ってビードを形成できる。このビードは、クッション性があって、柔らかく、弾性的となり得るので、ギブスのエッジが患者の皮膚をこすったり、痛みを与えたりすることはない。
【0027】
図6は、ユーザーの前腕18に対して使用されたブランク12を示す。図6には、ギブス用ブランクの中心領域14だけでなく、図1〜図5を参照して上に説明したエッジ処理材16が示されている。
【0028】
ギブス用ブランク12の下には、パッド材料、例えばストッキング状布20がある。このストッキング状材料は、スリーブ状とすることができる。パッドタイプの材料をギブス用材料の片側または両側に取り付け、図2に示すように、かつ下記に説明するように、集合体全体を解剖学的構造に貼り付けることができる。ギブスの前方において、親指22のまわりにギブス24の一部が延び、この部分は、親指22を囲み、別のサポートおよび拘束部となるように、オプションとして自らの上に折り曲げられている。
【0029】
図1〜図6に示されているようなブランクの構造は、下方の広い領域23と、手首の小さい横断面上の骨状突起を収納するための小さい横断面のゾーン25と、手の甲の広い部分27と、狭い別の横断面ゾーン29と、最後の親指のまわりに巻かれ、親指を支持するための拡大領域24とを含むことが理解できると思う。なお、通常は、このブランクは、図6に示すように、折り曲げられることなく親指のまわりに延びる。
【0030】
次に、図7を参照する。ここには、下方部分32および上方部分34を有する二部品式モールドが示されている。これら下方部分と上方部分とは、適当なヒンジ構造体36により一体となるようにヒンジ付けされている。従って、上方部分34を、モールドの下方部分32に対して下方へ折りたたみ、重ねることができるようになっている。
【0031】
実際には、溝34のまわり全体にエッジ処理材を塗布し、モールドの下方部分32上に、成形材料の長方形部分を重ねる。次に、リブ40が布をエッジ処理材に押した状態で、モールド32の下方部分にモールド34の上方部分が重なるよう、下方に折りたたむと、エッジ処理材が長方形のギブス材料のフィラメント内に進入し、フィラメントは接合される。
【0032】
この処理の後、シールされた領域16を切断することにより、長方形ギブス材料をトリミングすると、その結果得られるギブス材料は、図1の不規則な形状のギブスブランクとなり、このブランクでは、エッジ処理材のビードが、ギブス用ブランク12の外周部を形成する。
【0033】
このようなギブス用ブランクのエッジに含浸させる技術を、有形ブランクだけでなく他の装置にも使用でき、エッジおよび端部がシールされたギブス材料のスラブまたはストリップを成形できる。
【0034】
これまでに説明したように、ギブス用ブランクの主要部分14の好ましい形態は、添付図面のうちの図8により詳細に示されているように、スペーサーまたは二重ニットタイプの材料である。二重ニット材料は、1994年2月8日に付与された米国特許第5,284,031号にも開示されている。
【0035】
より詳細に説明するために、図8の説明に戻ると、このスペーサー材料は、織られたか、または編まれた(ニット)上方の層52と、編まれたか、または織られた下方の層54と、一連のフィラメント56とを含み、フィラメント56は、上方の層52と下方の層54とを離間させるだけでなく、ファイバーの中心基材を形成するように働く。このスペーサー集合体は、水硬性材料、現在では、ギブスおよびサポートに広く使用されている水硬性ウレタンによって含浸できる。
【0036】
エッジ処理材16は、材料60による周辺または不規則形状のギブス用ブランクの周辺となる周辺部の含浸を必要とする。周辺材料60は、エッジ処理材16を形成するよう、短い距離だけ、エッジからギブス用ブランク内に延びる。これによって、スペーサー材料または他のギブス用ブランク材料のエッジのほぐれが防止される。
【0037】
このような含浸を行わないと、鋭利なエッジが生じたり、硬化したフィラメントが外側に突出し、これらエッジまたはフィラメントが硬化した後に、患者の皮膚をこすったり、痛みを与えたりするようになる。
【0038】
ギブス用ブランクを形成するのに使用される他のタイプのギブス材料としては、高強度ファイバーから構成された単一層布の1枚の層、この同じ布の多数の層、または好ましい二重ニットタイプ材料の多数の層を挙げることができる。
【0039】
次に図9を参照する。この図は、親指用の孔64を含む、前腕用のギブス用ブランク62を示す。68で示すように、ブランク全体の周辺66、および親指用の孔64のまわりの双方に、上記のようなエッジ処理材が設けられている。
【0040】
図10は、前に説明したように、例えば二重ニット材料、または他のギブス用ブランク材料から形成できるギブス用ブランク72を示す。発泡エッジ処理材74を設けてもよい。使用できる材料としては、米国カリフォルニア州サンタモニカのヘイスティングプラスティックカンパニーから入手できる、二成分ポリウレタン発泡体が挙げられる。
【0041】
図11は、上記のようなエッジ処理材80が設けられたギブス用スラブまたはストリップ78を示す。このストリップは、ギブス用包帯のロールから巻き戻したある長さのギブス用包帯でよい。
【0042】
図11の鎖線12−12によって示されている平面に沿って見た図12に示されるように、ギブス用スラブまたはストリップ78は、ギブス材料の一連の層82から構成できる。このギブス用材料は、グラスファイバーまたは他の高強度布から形成できる。最も下方の層84は、パッド材料、例えば密に織られた軟質の布とすることができ、エッジ処理材80は、多数の層82、84を、1つの一体的なギブスまたは添え木用スラブまたはテープ部分78内に固定するように働く。
【0043】
次に図13を参照する。図13には、ギブス用包帯92のロールが示されている。外側の長手方向部分94の一部は、包帯ロール92から巻き戻された状態で示されている。96で示すように、ロールの端部に沿って、オプションとして、再度エッジ98に沿って、エッジ処理材を設けることができる。横方向領域100にも、本明細書に説明したような非剛性含浸部分を設けることができ、ギブスまたは添え木用のスラブまたは包帯部分94を形成するように、ライン102に沿って包帯をカットできる。
【0044】
スラブまたはストリップ78および包帯部分94の寸法は、35.56cm×38.1cm(4インチ×15インチ)とすることができる。ニーズに応じて、多少大きい寸法にしたり、小さい寸法にして、異なるサイズのテープを提供できる。包帯ロール92の長手方向に沿って、一連の横方向の含浸ゾーンを設け、次々に一部を切り落とす際に、ほぐれたエッジまたは鋭利な鋭利が生じないようにすることができる。
【0045】
結論として、これまでの詳細な説明および添付図面は、本発明の好ましい実施例に関するものである。本発明の要旨および範囲から逸脱する事なく、種々の代替例および変形例を思い付くことができる。
【0046】
例えば、本発明を限定することなく、図7に示されたモールドを使用する代わりに、ギブス用ブランクを意図する最終形状にカットし、その後、エッジ処理材をブランクのエッジに塗布することができる。更に、二重ニットタイプ材料としても、説明したスペーサー材料を使用する代わりに、グラスファイバーまたはその他の高強度ギブス用材料のいくつかの層を使用してもよい。
【0047】
また、本発明の原理を特定の例として、体の他の部分、例えば脚または上腕用のギブスに適用できることもできる。エッジ処理材に関し、この材料は、多少軟質であり、剛性が低いだけでなく、ギブスの本体のための含浸材料を形成する硬化性ウレタン材料よりもクッション性のある任意の材料からも形成できる。
【0048】
使用できる代表的な材料としては、シリコーン、ゴム、接着剤、発泡体、TPE、ビニール非水硬性ウレタンおよびその他のプラスチック材料が挙げられる。このエッジ処理材は、可撓性とすることができるし、また、一般に非剛性的であり、水硬性ウレタン材料よりも若干軟質にすることができる。
【0049】
水硬性材料による含浸を含むギブス集合体の製造後に、この集合体を添え木などに実際に使用するまで、水蒸気を透過しないパッケージ内にシールしてもよいことも理解できよう。
【0050】
「高強度フィラメント」なる用語は、例えばグラスファイバー、ケブラー(Kevlar(登録商標))またはアラミドおよび2000年10月31日に付与された米国特許第6,139,513号、および2003年2月13日に付与された米国特許第6,186,966号に記載されているような、相当な高強度を有する材料を意味する。従って、本発明は、図面に示し、これまで詳細に説明した実施例だけに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本発明の原理を示すギブス用ブランクの平面図である。
【図2】図1のギブス用ブランクの左側面図である。
【図3】図1のギブス用ブランクの平面図である。
【図4】図1のギブス用ブランクの平面図である。
【図5】図1の5−5線に沿った略横断面図である。
【図6】サポートまたは添え木用の患者の前腕に使用する際に当接される、図1のギブス用ブランクを示す図である。
【図7】ギブス用ブランクにエッジ処理材を塗布するためのモールドを示す略図である。
【図8】エッジ処理材を示す、本発明の一実施例のより詳細な断面図である。
【図9】ほぐれ防止エッジ処理材が内側開口部に設けられた、本発明の一実施例を示す図である。
【図10】発泡材料を使用した別のエッジ処理材を示す図である。
【図11】エッジ処理材が設けられたギブス材料のスラブまたはストリップを示す図である。
【図12】図11の点線12−12によって示された平面に沿う断面図である。
【符号の説明】
【0052】
12 ギブス用ブランク
14 主要本体領域
16 エッジ処理材
20 下方領域
24 拡大領域
25 狭い横断面ゾーン
27 より広い部分
29 狭い別の横断面ゾーン
32 下方部分
34 上方ゾーン
36 ヒンジ構造体
38 溝
40 リブ
52 上方のニット層
54 下方のニット層
56 フィラメント
62 ギブス用部分
64 親指用の孔
66 周辺
72 ギブス用ブランク
74 エッジ処理材
78 ギブス用スラブまたはストリップ
80 エッジ処理材
82 層
84 最も下方の層
92 ギブス用包帯
94 包帯部分
98 サイドエッジ
100 横方向領域
Claims (14)
- エッジがシールされたギブス用ブランク、ストリップまたは包帯を形成する方法において、
ギブス用布材料の少なくとも1枚の層の拡張された領域を形成する工程と、
1平方メートル当たり400グラムより多い量で、かつギブス用布材料のエッジにその後、硬化性材料が含浸するのを大幅にブロックするのに十分なレベルで非剛性材料を塗布することにより、この非剛性材料により、前記ギブス用布材料の少なくとも1つのエッジを処理し、この材料をギブス用布材料のエッジ内に浸透させて、これらエッジをシールする工程と、
前記ギブス用布材料の少なくとも一部に水硬性材料を含浸させる工程とを有し、前のエッジ処理工程により、前記水硬性材料を前記処理済みエッジから大幅にブロックするようになっている、ギブス用ブランク、ストリップまたは包帯を形成する方法。 - 前記拡張された領域を形成する工程が、二重ニット包帯スペーサー材料のギブス用布材料に離間した上方および下方布層、および該上方布層と下方布層との間に延び、これらの層内に、一体的にニットまたは編まれたフィラメントの開放作用基材を形成する工程を含む、請求項1記載の方法。
- サポートまたは添え木を必要とする解剖学的構造部分と一致する不規則な形状のブランクの構造となるように、前記ギブス用布材料を成形する工程を含む、請求項1記載の方法。
- 前記ギブス用布材料が前腕用に形成されており、手首および前腕のまわりに延びるための広い領域と、狭い領域と親指のまわりに延びるための更に広くなっている別の領域とを有する、請求項3記載の方法。
- 前記ギブス用布材料のエッジを非剛性材料で処理する前記工程が、嵌合する溝とリブの構造を有する二部品式モールドを使用する、請求項1記載の方法。
- 前記非剛性材料が前記溝内に置かれ、前記モールドを閉じる際に、前記布がリブによって前記非剛性材料で完全に含浸される、請求項5記載の方法。
- 前記ギブス用布が最初に前記溝を越えて外側に延び、非剛性材料による含浸後に、前記ギブス用布の外側部分をトリミングで除く、請求項6記載の方法。
- 前記ギブス用布を、当初、包帯構造に成形する、請求項1記載の方法。
- 前記ギブス用布材料の片側にパッド材料の層を設け、非剛性材料を塗布することにより、前記パッド材料を前記ギブス用布材料に接合する、請求項1記載の方法。
- エッジを有するギブス用布材料の少なくとも1枚の層と、
1平方メートル当たり400グラムより多い量で、かつ前記ギブス用布材料のエッジへの硬化性材料のその後の含浸を大幅にブロックするのに十分なレベルで、前記ギブス用布材料の少なくとも1つのエッジに塗布された非剛性エッジ処理材と、
前記ギブス用布材料材料の少なくとも一部に含浸された水硬性材料とを備え、前のエッジ処理材が、水硬性材料を前記処理されたエッジから大幅にブロックするように働くようになっている、整形外科用ギブス集合体。 - 前記ギブス用布材料が、離間した上下布層および該上方布層と下方布層との間に延び、これら上下層内に一体的に、ニットまたは編まれたフィラメントの開放作用基材を備える、二重ニットタイプのスペーサー材料で形成されている、請求項10記載の集合体。
- 支持または添え木を必要とする解剖学的構造部分と一致した不規則な形状を有する、請求項10記載の整形外科用ギブス集合体。
- 手首および前腕のまわりに延びるための広い領域と、狭い領域と、親指のまわりに延びるための更に広い別の領域とを含む、前腕用の、請求項12に記載された整形外科用ギブス集合体。
- 前記ギブス用布材料の片側に設けられたパッド材料を更に含み、該パッド材料が、前記非剛性エッジ処理材によって前記ギブス用布材料に固定されている、請求項10記載の整形外科用ギブス集合体。
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