JP6934356B2 - 柱用コンクリート基礎補強構造 - Google Patents

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本発明は、柱用コンクリート基礎補強構造に関する。
鉄筋コンクリート造(以下、「RC造」という)の既存柱の側面に補強鋼板を巻き付ける既存柱の補強構造が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
また、既存壁から突出するRC造の既存柱の側面に、断面C字形状の補強鋼板を取り付ける既存柱の補強構造が知られている(例えば、特許文献3参照)。特許文献3に開示された補強構造では、既存柱に貫通孔を形成し、当該貫通孔に貫通された通しボルトに補強鋼板が取り付けられている。
特開平9−256327号公報 特開平10−331436号公報 特開平10−196132号公報
ところで、既存柱の柱脚部を支持する柱用コンクリート基礎部の補強構造としては、既存柱の柱脚部及び柱用コンクリート基礎部の周囲に、根巻コンクリートを打設する根巻コンクリート補強がある。
しかしながら、根巻コンクリート補強では、根巻コンクリートに補強筋を埋設する必要がある。また、鉄骨柱の柱脚部の周囲に、根巻コンクリート用の型枠を仮設する必要があるため、施工に手間がかかる。
本発明は、上記の事実を考慮し、施工の手間を低減することを目的とする。
第1態様に係る柱用コンクリート基礎補強構造は、柱用コンクリート基礎部と、前記柱用コンクリート基礎部を囲むとともに、該柱用コンクリート基礎部の上方に充填空間を形成する鋼製筒状体と、前記鋼製筒状体及び前記充填空間を横方向に貫通するとともに、前記鋼製筒状体に接合される線状部材と、前記充填空間に充填され、上面に柱が固定される充填コンクリートと、を備える。
第1態様に係る柱用コンクリート基礎補強構造によれば、鋼製筒状体は、柱用コンクリート基礎部を囲むとともに、当該柱用コンクリート基礎部の上方に充填空間を形成する。この鋼製筒状体及び充填空間には、線状部材が横方向に貫通される。この線状部材は、鋼製筒状体に接合される。また、充填空間には、充填コンクリートが充填される。この充填コンクリートの上面に柱が固定される。
ここで、鋼製筒状体は、柱用コンクリート基礎部及び充填コンクリートを囲む。これにより、鋼製筒状体によって、柱用コンクリート基礎部及び充填コンクリートが補強される。
また、鋼製筒状体と充填コンクリートとは、線状部材を介して一体化される。これにより、鋼製筒状体による柱用コンクリート基礎部及び充填コンクリートの補強効果が高められる。
さらに、鋼製筒状体は、柱用コンクリート基礎部の上方に充填空間を形成する。つまり、鋼製筒状体は、充填コンクリートの型枠として機能する。
このように本発明では、鋼製筒状体が、柱用コンクリート基礎部及び充填コンクリートを補強する補強部材として機能するとともに、充填コンクリートの型枠としても機能する。これにより、充填コンクリートに埋設する補強筋等が低減されるとともに、充填コンクリート用の型枠の仮設及び撤去作業が不要になる。したがって、施工の手間が低減される。
第2態様に係る柱用コンクリート基礎補強構造は、第1態様に係る柱用コンクリート基礎補強構造において、前記柱用コンクリート基礎部に設けられ、上端部が前記充填コンクリートの前記上面から突出するアンカー部材を備え、前記柱は、前記アンカー部材に固定される。
第2態様に係る柱用コンクリート基礎補強構造によれば、柱用コンクリート基礎部には、アンカー部材が設けられる。アンカー部材の上端部は、充填コンクリートの上面から突出される。このアンカー部材に柱を固定することにより、充填コンクリートの上面に柱を容易に固定することができる。したがって、施工性がさらに向上する。
第3態様に係る柱用コンクリート基礎補強構造は、第1態様又は第2態様に係る柱用コンクリート基礎補強構造において、前記線状部材は、前記柱に接合される梁の材軸方向に沿って配置される。
第3態様に係る柱用コンクリート基礎補強構造によれば、線状部材は、柱に接合される梁の材軸方向に沿って配置される。これにより、本発明では、線状部材が梁の材軸方向と直交する方向に沿って配置される場合と比較して、地震時における柱及び梁のせん断変形に線状部材が効率的に抵抗する。したがって、柱用コンクリート基礎部の補強効果を高めることができる。
以上説明したように、本発明に係る柱用コンクリート基礎補強構造によれば、施工の手間を低減することができる。
一実施形態に係る柱用コンクリート基礎補強構造が適用される前の既存架構を示す立面図である。 図1に示される基礎部を示す一部拡大立面図である。 一実施形態に係る柱用コンクリート基礎補強構造が適用された基礎部の立上がり部を示す縦断面図である。 図3の4−4線断面図である。 一実施形態に係る柱用コンクリート基礎補強構造の施工過程を示す図3に相当する縦断面図である。 一実施形態に係る柱用コンクリート基礎補強構造の施工過程を示す図3に相当する縦断面図である。
以下、図面を参照しながら、一実施形態に係る柱用コンクリート基礎補強構造について説明する。
(既存架構)
先ず、本実施形態に係る柱用コンクリート基礎補強構造10が適用される既存架構12の構成について説明する。
図1には、本実施形態に係る柱用コンクリート基礎補強構造10(図3参照)が適用される前の既存架構12が示されている。既存架構12は、一対の柱14と、一対の柱14に架設された梁16と、ブレース20とを備えている。
一対の柱(既存柱)14は、例えば、H形鋼や鋼管鋼等の鉄骨部材で形成されている。この柱14の柱梁仕口部14Sには、梁16の端部が接合されている。梁(既存梁)16は、H形鋼等の鉄骨部材で形成されている。この一対の柱14及び梁16によって構成された既存架構12の開口内には、ブレース20が設けられている。
ブレース20は、マンサード型ブレースとされている。このブレース20は、屈曲ブレース材22と、座屈補剛材24とを有している。屈曲ブレース材22は、柱14の柱脚部と梁16の中央部とに連結されている。
屈曲ブレース材22は、柱梁仕口部14S側へ向けて凸状に屈曲されている。この屈曲ブレース材22の屈曲部22Kと柱梁仕口部14Sとは、座屈補剛材24によって連結されている。これにより、座屈補剛材24によって、屈曲ブレース材22の座屈が抑制されている。
ここで、柱14は、地盤Gに設けられた基礎部30上に立てられている。基礎部30は、例えば、鉄筋コンクリート造の布基礎とされている。この基礎部30は、フーチング部32と、立上がり部34とを有している。なお、地盤G上には、スラブ(土間スラブ)18が敷設されている。
フーチング部32は、地盤Gに埋設されている。立上がり部34は、フーチング部32から立ち上げられており、その上部が地盤Gから突出されている。この立上がり部34は、断面矩形の柱状に形成されている。なお、立上がり部34は、柱用コンクリート基礎部の一例である。
図2に示されるように、立上がり部34には、複数のアンカー部材36が埋設されている。アンカー部材(既存アンカー部材)36は、立上がり部34の上面から上方へ突出している。これらのアンカー部材36に、柱14の柱脚部が固定されている。
具体的には、柱14の下端部には、ベースプレート15が設けられている。ベースプレート15は、例えば、矩形状に形成されている。このベースプレート15にアンカー部材36の上端部が、ナット38をよって固定されている。これにより、柱14の柱脚部が、基礎部30の立上がり部34の上面に固定されている。
(柱用コンクリート基礎補強構造)
次に、柱用コンクリート基礎補強構造10について説明する。
図2には、地震等によって、立上がり部34の上部34Aに亀裂W等が入った状態が示されている。このように破損した基礎部30に、本実施形態に係る柱用コンクリート基礎補強構造10が適用されている。
図3に示されるように、柱用コンクリート基礎補強構造10は、立上がり部34と、鋼製筒状体40と、複数の通しボルト60と、充填コンクリート52とを有している。
前述したように、立上がり部34の上部34Aには、亀裂W(図2参照)が入っている。そのため、本実施形態では、破損した立上がり部34の上部が切除(撤去)されている。また、残存した立上がり部34の残存部34Bの周囲には、鋼製筒状体40が配置されている。
なお、立上がり部34の上部34Aを切除する際には、アンカー部材36は切除されず、アンカー部材36は、立上がり部34の残存部34Bから上方へ延出された状態とされる。また、立上がり部34の残存部34Bは、例えば、亀裂等が入っていない健全部とされている。
鋼製筒状体40は、断面矩形の筒状に形成されている。また、鋼製筒状体40の高さ(長さ)は、立上がり部34の残存部34Bよりも高くされている。さらに、鋼製筒状体40は、立上がり部34の残存部34Bを囲んでいる。この鋼製筒状体40によって、立上がり部34の残存部34Bが補強されている。
鋼製筒状体40は、複数の補強鋼板42を有している。各補強鋼板42は、矩形の板状に形成されており、立上がり部34の側面34Sに沿って配置されている。また、隣り合う鋼製筒状体40の端部同士は、立上がり部34の各角部において突き合わされ、溶接等によって接合されている。これらの補強鋼板42によって、筒状の鋼製筒状体40が形成されている。また、各補強鋼板42は、鋼製筒状体40の側壁部を形成している。
鋼製筒状体40の上部は、立上がり部34の残存部34Bよりも上方へ延出されている。これにより、立上がり部34の残存部34Bの上方に、充填コンクリート52が充填される充填空間50が形成されている。つまり、鋼製筒状体40の上部は、充填コンクリート52の型枠としても機能する。また、鋼製筒状体40の上部は、残存部34Bの上面から上方へ延出するアンカー部材36を囲んでいる。
図4に示されるように、充填空間50及び鋼製筒状体40の上部には、複数の通しボルト60が横方向に貫通されている。各通しボルト60は、柱14に接合された梁16の材軸方向(矢印X方向)に沿って配置されている。また、複数の通しボルト60は、既存架構12の面外方向(矢印Y方向)に間隔を空けて配置されている。
通しボルト60の両端部には、ネジ部がそれぞれ設けられている。この通しボルト60の両端部は、梁16の材軸方向に互いに対向する一対の補強鋼板(側壁部)42に貫通されている。なお、一対の鋼製筒状体40には、通しボルト60の両端部が貫通される貫通孔44が形成されている。
また、一対の補強鋼板42に貫通された通しボルト60の両端部には、ナット62がそれぞれ締め込まれている。これにより、通しボルト60の両端部が、鋼製筒状体40に接合されている。換言すると、通しボルト60を介して、一対の補強鋼板42が連結されている。これにより、立上がり部34に対する鋼製筒状体40の補強効果が高められている。
また、充填空間50には、立上がり部34の残存部34Bから立ち上げられた複数のアンカー部材36が配置されている。これらのアンカー部材36は、鋼製筒状体40よりも上方へ延出されている。この状態で、充填空間50に充填コンクリート52が充填されている。
充填空間50に充填された充填コンクリート52は、複数のアンカー部材36及び複数の通しボルト60に付着し、これらのアンカー部材36及び通しボルト60と一体化されている。なお、充填空間50には、せん断補強筋等の補強筋を適宜埋設しても良い。
充填コンクリート52の上面52Uからは、複数のアンカー部材36が上方へ突出されている。これらのアンカー部材36の上端部に、柱14のベースプレート15がナット38によって固定されている。これにより、柱14の柱脚部が、複数のアンカー部材36を介して充填コンクリート52の上面52Uに固定されている。
(柱用コンクリート基礎補強構造の施工方法)
次に、本実施形態に係る柱用コンクリート基礎補強構造10の施工方法について説明する。
先ず、図5に示されるように、亀裂W(図2参照)等が入った立上がり部34の上部34Aを切除する。この際、アンカー部材36は、切除せずに、残存する立上がり部34の残存部34Bから上方へ延出した状態にする。
また、立上がり部34の残存部34Bの周囲のスラブ18を斫って溝部19を形成し、残存部34Bの側面34Sを露出させる。
次に、図6に示されるように、残存部34Bの各側面34Sに沿って補強鋼板42に配置するとともに、隣り合う補強鋼板42の端部を溶接等によって接合する。これにより、残存部34Bを囲む筒状の鋼製筒状体40が形成される。
また、各補強鋼板42の上部は、残存部34Bよりも上方へ延出させておく。これにより、鋼製筒状体40の上部によって、残存部34Bの上方に充填空間50が形成される。また、鋼製筒状体40の上部によって、残存部34Bの上面から延出する複数のアンカー部材36が囲まれる。
次に、鋼製筒状体40の上部及び充填空間50に、複数の通しボルト60を梁16の材軸方向(矢印X方向)に貫通させる。この状態で、通しボルト60の両端部にナット62を締め込む。これにより、通しボルト60の両端部が、鋼製筒状体40に接合される。換言すると、通しボルト60によって、梁16の材軸方向に互いに対向する一対の補強鋼板42が連結される。
次に、図3に示されるように、充填空間50に充填コンクリート52を打設する。次に、充填コンクリート52の上面52Uから突出する複数のアンカー部材36の上端部に、ナット38をそれぞれ締め込み、柱14のベースプレート15を充填コンクリート52の上面52Uに固定する。これにより、鋼製筒状体40、複数の通しボルト60、及び充填コンクリート52によって、柱14の基礎部30が補強される。
なお、ベースプレート15と充填コンクリート52の上面52Uとの間には、モルタル、グラウト等の充填材を適宜充填しても良い。
(作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
本実施形態に係る柱用コンクリート基礎補強構造10によれば、鋼製筒状体40は、立上がり部34の残存部34B及び充填コンクリート52を囲んでいる。これにより、鋼製筒状体40によって、残存部34B及び充填コンクリート52が補強される。
また、鋼製筒状体40と充填コンクリート52とは、複数の通しボルト60を介して一体化されている。これにより、充填コンクリート52及び残存部34Bに対する鋼製筒状体40の補強効果が高められる。
さらに、鋼製筒状体40は、残存部34Bの上方に充填空間50を形成する。つまり、鋼製筒状体40は、充填コンクリート52の型枠として機能する。
このように本実施形態では、鋼製筒状体40が、残存部34B及び充填コンクリート52を補強する補強部材として機能するとともに、充填コンクリート52の型枠としても機能する。これにより、充填コンクリート52に埋設する補強筋等が低減されるとともに、充填コンクリート52用の型枠の仮設及び撤去作業が不要になる。したがって、施工の手間が低減される。
また、充填コンクリート52の上面52Uからは、複数のアンカー部材36が突出されている。これらのアンカー部材36の上端部に、柱14のベースプレート15を固定することにより、充填コンクリート52の上面52Uに柱14の柱脚部を容易に固定することができる。したがって、施工性がさらに向上する。
さらに、通しボルト60は、梁16の材軸方向(矢印X方向)に沿って配置されている。これにより、本実施形態では、通しボルト60が梁16の材軸方向と直交する方向(矢印Y方向)に沿って配置される場合と比較し、地震時における既存架構12のせん断変形に対して通しボルト60が効率的に抵抗する。したがって、通しボルト60の補強効果を高めることができる。
(変形例)
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態では、通しボルト60が梁16の材軸方向に沿って配置されるが、上記実施形態はこれに限らない。通しボルト60の配置(向き)は、適宜変更可能であり、例えば、既存架構12の面外方向(矢印Y方向)に沿って配置されても良い。
また、上記実施形態では、鋼製筒状体40及び充填空間50に複数の通しボルト60が貫通されるが、通しボルト60の本数は、適宜変更可能である。また、鋼製筒状体40及び充填空間50に貫通される線状部材は、通しボルトに限らず、鉄筋やPC鋼棒、PC鋼線等であっても良い。また、線状部材は、鋼製筒状体40に溶接等によって接合しても良い。
また、上記実施形態では、鋼製筒状体40を構成する各補強鋼板42が、立上がり部34の残存部34Bの側面34Sに沿って配置されるが、上記実施形態はこれに限らない。例えば、残存部34Bの側面34Sから離れた位置に補強鋼板42を配置し、残存部34Bの側面34Sと補強鋼板42との間に充填コンクリートを充填(打設)しても良い。
また、上記実施形態では、鋼製筒状体40の断面形状が矩形状とされるが、鋼製筒状体の断面形状は、例えば、円形状等であっても良い。また、鋼製筒状体は、角形鋼管や丸形鋼管によって形成しても良い。
また、上記実施形態では、残存部34Bをそのまま残存させたが、上記実施形態はこれに限らない。例えば、残存部34Bの外周部を斫り取り(削り取り)、残存部34Bを細くしても良い。
また、上記実施形態では、残存部34Bに残された既存のアンカー部材36に、柱14のベースプレート15を固定したが、上記実施形態はこれに限らない。柱14の柱脚部は、例えば、充填コンクリート52に新たに埋設されたアンカー部材や、充填コンクリート52に設けられた後施工アンカー等に固定しても良い。
また、上記実施形態では、柱用コンクリート基礎部としての立上がり部34の断面形状が矩形状とされるが、柱用コンクリート基礎部の断面形状は、例えば、円形状等であっても良い。
また、上記実施形態は、柱用コンクリート基礎部としての立上がり部34に適用されるが、上記実施形態は、柱14を支持する種々の形状、構造の柱用コンクリート基礎部に適用可能である。
また、上記実施形態は、ブレース20が設けられていない既存架構の柱の柱用コンクリート基礎部や、梁が接合されない柱の柱用コンクリート基礎部にも適宜適用可能である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に限定されるものでなく、一実施形態及び各種の変形例を適宜組み合わせて用いても良いし、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
10 柱用コンクリート基礎補強構造
16 梁
34 立上がり部(柱用コンクリート基礎部)
36 アンカー部材
40 鋼製筒状体
50 充填空間
52 充填コンクリート
52U 上面(充填コンクリートの上面)

Claims (3)

  1. フーチングから立ち上げられた柱用コンクリート基礎部と、
    前記柱用コンクリート基礎部を囲むとともに、該柱用コンクリート基礎部の上方に充填空間を形成する鋼製筒状体と、
    前記鋼製筒状体及び前記充填空間を横方向に貫通するとともに、前記鋼製筒状体に接合される線状部材と、
    前記充填空間に充填され、上面に柱が固定される充填コンクリートと、
    を備える柱用コンクリート基礎補強構造。
  2. 前記柱用コンクリート基礎部に設けられ、上端部が前記充填コンクリートの前記上面から突出するアンカー部材を備え、
    前記柱は、前記アンカー部材に固定される、
    請求項1に記載の柱用コンクリート基礎補強構造。
  3. 前記線状部材は、前記柱に接合される梁の材軸方向に沿って配置される、
    請求項1又は請求項2に記載の柱用コンクリート基礎補強構造。
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